JPWO2013114619A1 - 荷電粒子線照射装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、荷電粒子線を被照射体へ照射する荷電粒子線照射装置1であって、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する加速器2と、荷電粒子線を被照射体に照射する照射部が配置されたガントリ4と、被照射体が配置される治療台5と、加速器2から出射された荷電粒子線のエネルギーを調整するためのエネルギー選択システム11を有し、加速器2から照射部3へ荷電粒子線を輸送する輸送ライン6と、を備え、輸送ライン6は、加速器2からガントリ4にかけて直線状に形成されると共に、エネルギー選択システム11の少なくとも一部がガントリ4に配置され、ガントリ4に配置されたエネルギー選択システム11と治療台5との間には、治療台5へ向かう放射線を遮蔽する遮蔽部材18が設けられている。

Description

本発明は、被照射体に向けて荷電粒子線を照射する荷電粒子線照射装置に関する。
従来、がんに対する放射線治療等に用いられる荷電粒子線照射装置として、例えば国際公開第2011/036254号パンフレットに記載のものが知られている。このような荷電粒子線照射装置は、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する加速器と、荷電粒子線を患者に対して照射する照射部と、照射部が配置されたガントリと、加速器から出射された荷電粒子線を照射部へ輸送する輸送ラインと、を備えている。
また、荷電粒子線照射装置の輸送ラインは、加速器から出射される荷電粒子線のエネルギーを調整するためのエネルギー選択システムを有している。エネルギー選択システムは、放射線の悪影響を避けるために、ガントリが配置される照射室と壁を挟んだ別室(例えば、加速器が配置された加速器室)に配置されることが一般的である。
国際公開第2011/036254号パンフレット
ところで、上述した荷電粒子線照射装置においては、コスト削減や敷地面積縮小の観点から小型化が強く望まれている。一方で、エネルギー選択システム等から生じる放射線が患者に悪影響を与えることを避けるため、適切な対策を行う必要がある。
そこで、本発明は、小型化を図りつつ、エネルギー選択システムから被照射体へ向かう放射線を適切に遮蔽することができる荷電粒子線照射装置を提供することを目的とする。
本発明は、荷電粒子線を被照射体へ照射する荷電粒子線照射装置であって、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する加速器と、荷電粒子線を被照射体に照射する照射部が配置されたガントリと、被照射体が配置される照射台と、加速器から出射された荷電粒子線のエネルギーを調整するためのエネルギー選択システムを有し、加速器から照射部へ荷電粒子線を輸送する輸送ラインと、を備え、輸送ラインは、加速器からガントリにかけて直線状に形成されると共に、エネルギー選択システムの少なくとも一部がガントリに配置され、ガントリに配置されたエネルギー選択システムと照射台との間には、照射台へ向かう放射線を遮蔽する遮蔽部材が設けられていることを特徴とする。
上記荷電粒子線照射装置によれば、加速器からガントリにかけて輸送ラインが直線状に形成されているので、輸送ラインが湾曲するように形成される場合と比べて、輸送ラインを短くすることができ、装置の小型化を図ることができる。しかも、上記荷電粒子線照射装置では、エネルギー選択システムの少なくとも一部をガントリに配置することで、エネルギー選択システムの全体が照射室と壁を隔てた別室に配置される従来の場合と比べて、輸送ラインをより短くすることができ、装置の更なる小型化を達成することができる。更に、上記荷電粒子線照射装置によれば、ガントリに配置されたエネルギー選択システムと照射台との間に遮蔽部材が設けられているので、エネルギー選択システムから照射台に向かう放射線を適切に遮蔽することができる。
上記遮蔽部材は、ガントリに対して固定されていても良い。
この構成によれば、ガントリが回転する際にエネルギー選択システムと一体となって遮蔽部材も回転するので、ガントリとは別体で遮蔽部材を設ける場合と比べて小型の遮蔽部材でも照射台に向かう放射線の遮蔽を達成することができる。従って、この構成によれば、遮蔽部材の小型化及びコスト低減に有利である。
上記遮蔽部材は、エネルギー選択システムの照射台側を覆うように設けられていても良い。
この構成によれば、エネルギー選択システムから出る放射線が照射台側へ拡がる前に遮蔽することができるので、小型の遮蔽部材であっても広範囲にわたって放射線の届かない領域を確保することができる。このことは、患者や医者、及びメンテナンス作業者の安全性の向上に寄与する。
或いは、上記遮蔽部材は、ガントリとは別体で設置されていても良い。
この構成によれば、遮蔽部材がガントリに固定される場合と比べて、ガントリが遮蔽部材を支持する必要がないので、ガントリの小型化及び軽量化に有利である。
上記遮蔽部材は、照射台のエネルギー選択システム側を覆うように設けられていても良い。
この構成によれば、エネルギー選択システムから照射台に向かう放射線を適切により確実に遮蔽することができる。
本発明によれば、小型化を図りつつ、エネルギー選択システムから被照射体へ向かう放射線を遮蔽することができる。
第1の実施形態に係る荷電粒子線照射装置を示す概略平面図である。 図1のガントリを90°回転した状態を示す概略側面図である。 第2の実施形態に係る荷電粒子線照射装置を示す概略平面図である。 図3のIV−IV線に沿った端面図である。 第3の実施形態に係る荷電粒子線照射装置を示す概略平面図である。 図5のガントリを90°回転した状態を示す概略側面図である。
以下、本発明に係る荷電粒子線照射装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る荷電粒子線照射装置1を示す概略平面図である。図1に示されるように、荷電粒子線照射装置1は、患者Aの腫瘍(被照射体)に対して荷電粒子線を照射する放射線治療に利用される装置である。荷電粒子線照射装置1は、複数の部屋を有する建屋内に収容されている。
荷電粒子線照射装置1は、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する加速器2と、荷電粒子線を患者Aの腫瘍に向けて照射する照射部3が配置されたガントリ4と、患者Aが配置される治療台(照射台)5と、加速器2から出射された荷電粒子線を照射部3へ輸送する輸送ライン6と、を備えている。
加速器2は、荷電粒子線として陽子線、重粒子(重イオン)線等を出射する。加速器2としては、例えばサイクロトロン、シンクロトロン、シンクロサイクロトロン、線形加速器を用いることができる。加速器2は、ガントリ4に対して建屋の壁7を隔てた位置に配置されており、壁7は加速器2から出る放射線を遮蔽している。以下の説明において、ガントリ4が配置された部屋を照射室、加速器2が配置された部屋を加速器室と呼ぶ。
ガントリ4は、中心軸線CLを中心として360度回転可能に構成されており、中心軸線CL周りで治療台5を囲むように設けられている。ガントリ4の内側には、治療台5に向けて荷電粒子線を照射するように照射部3が取り付けられている。照射部3は、ガントリ4と一体となって回転することで、治療台5上の患者Aに対する照射角度を自在に変更することができる。
患者Aが配置される治療台5は、ロボットアーム5aによって移動可能に支持されている。ロボットアーム5aは、治療時に治療台5を水平方向及び鉛直方向に移動させ、治療台5をガントリ4内に配置する。ロボットアーム5aの根本部分は、ガントリ4の外側に設置されており、建屋の床面に対して固定されている。
輸送ライン6は、加速器2と照射部3とを繋ぐように形成されている。輸送ライン6は、加速器2からガントリ4にかけて直線状に形成され、ガントリ4の内部を通って照射部3に接続されている。輸送ライン6は、加速器室と照射室とを隔てる壁7を貫いて設けられ、加速器2とガントリ4との間で直線状に延在している。
輸送ライン6は、荷電粒子線の通り道となる真空ダクト8を備えている。真空ダクト8の上流側(加速器2側)には、加速器2から出射された荷電粒子線のビーム径を収束させる加速器側収束磁石9が二つ配置されている。加速器側収束磁石9の下流側(照射部3側)には、荷電粒子線のエネルギーを減衰させるためのデグレーダ10が配置されている。加速器側収束磁石9及びデグレーダ10は、加速器2と同じ加速器室内に配置されている。
輸送ライン6は、デグレーダ10を構成要素とするエネルギー選択システム[ESS(Energy selection system)]11を有している。エネルギー選択システム11は、加速器2から出射される一定エネルギーの荷電粒子線を減衰させることで、治療計画に応じた所望のエネルギーとなるように調整するためのものである。エネルギー選択システム11は、治療計画に応じて輸送ライン6の輸送する荷電粒子線のエネルギー範囲を選択する。
エネルギー選択システム11には、デグレーダ10の他、ガントリ側収束磁石12、第一偏向磁石13、スリット14、第二偏向磁石15が含まれる。エネルギー選択システム11は、デグレーダ10を除いて、全てガントリ4内に配置されている。
ガントリ側収束磁石12は、照射室内に配置された収束磁石であり、合計七つ設けられている。七つのガントリ側収束磁石12のうちの二つは、デグレーダ10の一つ下流側に並んで配置されており、二つのガントリ側収束磁石12の更に下流側に第一偏向磁石13が配置されている。残りのガントリ側収束磁石12は、第一偏向磁石13の下流側に五つ並んで配置されている。
第一偏向磁石13は、荷電粒子線の進行方向を偏向するための電磁石である。第一偏向磁石13は、中心軸線CLに沿って直線状に進んで来た荷電粒子線をガントリ4の外側へ傾けるように偏向させる。
スリット14は、五つ並んだガントリ側収束磁石12の下流側に配置されている。スリット14は、通過する荷電粒子線の一部を遮蔽することで、荷電粒子線のエネルギーを選択する。スリット14の下流側には、第二偏向磁石15が配置されている。第二偏向磁石15は、ガントリ4の外側に沿って進んで来た荷電粒子線を中心軸線CLに近づく方向へと偏向させる。
第二偏向磁石15の下流側には、スキャニングマグネット16が配置されている。スキャニングマグネット16は、治療計画に応じて荷電粒子線の走査制御を行う。スキャニングマグネット16の下流側には、第三偏向磁石17が配置されている。第三偏向磁石17は、荷電粒子線を照射部3に向かって偏向させる。これらのスキャニングマグネット16及び第三偏向磁石17も輸送ライン6を構成する部材である。
図2は、ガントリ4を90°回転した状態を示す概略側面図である。図2では、照射部3が患者Aの上方に来るようにガントリ4を回転させている。図1及び図2に示されるように、荷電粒子線照射装置1は、患者A(治療台5)へ向かう放射線を遮蔽するL字板状の遮蔽部材18を備えている。
L字板状の遮蔽部材18は、ガントリ4に対して固定されており、ガントリ4と一体的に回転する。このため、ガントリ4内のエネルギー選択システム11と遮蔽部材18との位置関係は、ガントリ4の回転により変化しない。L字板状の遮蔽部材18は、エネルギー選択システム11から出た放射線が遮るための十分な幅を有している。遮蔽部材18は、例えば鉛や鉄やタングステンから形成されている。
以上説明した第1の実施形態に係る荷電粒子線照射装置1によれば、加速器2からガントリ4にかけて輸送ライン6が直線状に形成されているので、輸送ライン6が湾曲するように形成される場合と比べて、輸送ライン6を短くすることができ、装置の小型化を図ることができる。しかも、荷電粒子線照射装置1では、エネルギー選択システム11の一部をガントリ4に配置することで、エネルギー選択システム11の全体を加速器室に配置する従来の場合と比べて、輸送ライン6をより短くすることができ、装置の更なる小型化を実現することができる。更に、荷電粒子線照射装置1によれば、ガントリ4に配置されたエネルギー選択システム11と治療台5との間に遮蔽部材18が設けられているので、エネルギー選択システム11から治療台5上の患者Aに向かう放射線を適切に遮蔽することができる。
また、荷電粒子線照射装置1によれば、ガントリ4が回転する際に遮蔽部材18もエネルギー選択システム11と一体となって回転するので、遮蔽部材18をガントリ4と別体で設ける場合と比べて、小型の遮蔽部材18でも治療台5に向かう放射線の遮蔽を達成することができる。従って、荷電粒子線照射装置1によれば、遮蔽部材18の小型化及びコスト低減を図ることができる。
[第2の実施形態]
図3は、第2の実施形態に係る荷電粒子線照射装置20を示す概略平面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿った端面図である。
図3及び図4に示されるように、第2の実施形態に係る荷電粒子線照射装置20は、第1の実施形態と比べて、遮蔽部材の形状及び位置が異なっている。
具体的には、第2の実施形態に係る荷電粒子線照射装置20は、ガントリ4内の輸送ライン6に沿って延在する樋状の遮蔽部材21を備えている。樋状の遮蔽部材21は、ガントリ4内の輸送ライン6に沿って全体的に湾曲するように形成されている。なお、樋状の遮蔽部材21は、輸送ライン6全体ではなく、エネルギー選択システム11の部分にのみ沿うように形成されていても良い。
図4に示されるように、樋状の遮蔽部材21は、ガントリ4内のエネルギー選択システム11の治療台5側を覆うように設けられている。具体的には、遮蔽部材21は、エネルギー選択システム11(収束磁石12)から見て治療台5側に位置する底部21aと、エネルギー選択システム11(収束磁石12)を挟むように位置する一対の側壁部21b、21cと、によって樋状に構成されている。なお、図4に示す12aは磁極であり、12bはコイルである。
以上説明した第2の実施形態に係る荷電粒子線照射装置20によれば、エネルギー選択システム11から出る放射線が治療台5側へ拡がる前に遮蔽することができるので、遮蔽部材21が小型であっても広範囲にわたって放射線の届かない領域を確保することができる。従って、荷電粒子線照射装置20によれば、患者や医者、メンテナンス作業者の安全性の向上を図ることができる。
[第3の実施形態]
図5は、第3の実施形態に係る荷電粒子線照射装置30を示す概略平面図である。図6は、図5のガントリ4を90°回転させた状態を示す概略側面図である。
図5及び図6に示されるように、第3の実施形態に係る荷電粒子線照射装置30は、第1の実施形態と比べて、遮蔽部材の形状及び位置、遮蔽部材の支持構造が異なっている。
具体的には、第3の実施形態に係る荷電粒子線照射装置30は、ガントリ4とは別体に設置された遮蔽部材31を備えている。遮蔽部材31は、360度回転可能なガントリ4と切り離されており、ガントリ4の回転により位置が変化することはない。遮蔽部材31は、荷電粒子線照射装置30を収容する建屋に対して固定されている。遮蔽部材31は、荷電粒子線照射装置30の正面から中心軸線CLに沿って延びる連結部材(図示せず)を介して建屋に連結されている。
遮蔽部材31は、治療台5のエネルギー選択システム11側を覆うように形成されている。遮蔽部材31は、ガントリ4の正面側(治療台5側)に向かって開口する箱形状に構成され、その内側は治療台5が移動するためのスペースとなっている。具体的には、遮蔽部材31は、ガントリ4の正面から見て奥側の側壁31aと、治療台5の左右の側壁31b,31cと、天井31dと、床面31eと、によって箱形状に構成されている。遮蔽部材31は、治療台5が移動するためのスペースを十分に確保しつつ、治療台5上の患者Aに向かう放射線を確実に遮蔽するように形成されている。
以上説明した第3の実施形態に係る荷電粒子線照射装置30によれば、遮蔽部材がガントリ4に固定される場合と比べて、ガントリ4が遮蔽部材31を支持する必要がないので、ガントリ4の小型化及び軽量化に有利である。しかも、荷電粒子線照射装置30では、遮蔽部材31が治療台5のエネルギー選択システム11側を覆うように設けられているので、エネルギー選択システム11から治療台5上の患者Aに向かう放射線をより確実に遮蔽することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、遮蔽部材の位置や形状は上述したものに限られず、患者へ向かう放射線を遮蔽できるものであれば良い。
また、遮蔽部材をガントリ4に固定する場合には、遮蔽部材がガントリ4のフレームとして機能する態様であっても良い。すなわち、遮蔽部材がガントリ4のフレームと兼用であっても良い。また、遮蔽部材は必ずしも剛性のあるものに限られず、シート状のものであっても良く、複数枚のシート状部材から構成されても良い。
なお、本発明は、荷電粒子線の照射方式がワブラー方式であるかスキャニング方式であるかに関わらず有効に適用することができる。
また、ガントリ4は、中心軸線CLを中心として360度回転可能なものに限られず、360度未満(例えば200度)で揺動可能な構成であってもよい。この構成においては、中心軸線CLの周囲でガントリ4の移動範囲外となったスペースに建屋の床部を形成することができる。この場合、第3の実施形態に係る遮蔽部材31は、中心軸線CLの周囲の建屋の床部に直接設けられる構成であってもよい。また、この床部にはロボットアーム5aの根本部分を設けることもできる。また、床面31eも不要とすることができる。
本発明は、被照射体に対して荷電粒子線を照射する荷電粒子線照射装置に利用可能である。
1,20,30…荷電粒子線照射装置 2…加速器 3…照射部 4…ガントリ 5…治療台(照射台) 5a…ロボットアーム 6…輸送ライン 7…壁 8…真空ダクト 9…加速器側収束磁石 10…デグレーダ 11…エネルギー選択システム 12…ガントリ側収束磁石 13…第一偏向磁石 14…スリット 15…第二偏向磁石 16…スキャニングマグネット 17…第三偏向磁石 18,21,31…遮蔽部材 A…患者 CL…中心軸線

Claims (5)

  1. 荷電粒子線を被照射体へ照射する荷電粒子線照射装置であって、
    荷電粒子を加速して前記荷電粒子線を出射する加速器と、
    前記荷電粒子線を前記被照射体に照射する照射部が配置されたガントリと、
    前記被照射体が配置される照射台と、
    前記加速器から出射された前記荷電粒子線のエネルギーを調整するためのエネルギー選択システムを有し、前記加速器から前記照射部へ前記荷電粒子線を輸送する輸送ラインと、
    を備え、
    前記輸送ラインは、前記加速器から前記ガントリにかけて直線状に形成されると共に、前記エネルギー選択システムの少なくとも一部が前記ガントリに配置され、
    前記ガントリに配置された前記エネルギー選択システムと前記照射台との間には、前記照射台へ向かう放射線を遮蔽する遮蔽部材が設けられていることを特徴とする荷電粒子線照射装置。
  2. 前記遮蔽部材は、前記ガントリに対して固定されている請求項1に記載の荷電粒子線照射装置。
  3. 前記遮蔽部材は、前記エネルギー選択システムの前記照射台側を覆うように設けられている請求項2に記載の荷電粒子線照射装置。
  4. 前記遮蔽部材は、前記ガントリとは別体で設置されている請求項1に記載の荷電粒子線照射装置。
  5. 前記遮蔽部材は、前記照射台の前記エネルギー選択システム側を覆うように設けられている請求項4に記載の荷電粒子線照射装置。
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