JP2015173706A - 荷電粒子線治療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射エリアへのアクセス性が向上した荷電粒子線治療装置を提供する。
【解決手段】荷電粒子線治療装置1では、寝台30の固定部33が従来の床面91とは離間した位置、すなわち、前室9Bの天井92に対して固定されている。これにより、回転ガントリ7の正面の入口付近、具体的には放射線遮蔽壁51の開口52前、特に床面91に固定される部品等が減るため、回転ガントリ7内の照射エリア7Aへのアクセス性が向上する。したがって、より大きな部品又は装置等を回転ガントリ7内に搬入することが可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、荷電粒子線を被照射体に照射する荷電粒子線治療装置に関する。
従来、放射線治療に利用される荷電粒子線治療装置として、特許文献1記載の装置が知られている。特許文献1の荷電粒子線治療装置は、荷電粒子線を照射する粒子線照射部が取り付けられた回転ガントリと、回転ガントリへの入口側の建屋床面に寝台基部が固定されると共に寝台が回転ガントリ内の荷電粒子線の照射エリアへ移動可能な治療用ベッドと、を備えている。
特開2013−106978号公報
しかしながら、特許文献1記載の荷電粒子線治療装置では、治療用ベッドの寝台基部が回転ガントリへの入口となる建屋床面に固定されているため、回転ガントリ内の照射エリアへのアクセス性が不十分であった。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、照射エリアへのアクセス性が向上した荷電粒子線治療装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る荷電粒子線治療装置は、回転軸周りに回転可能な回転部を有し、前記回転部の内側に粒子加速器で生成された荷電粒子線を照射する照射エリアを有する回転照射装置と、前記回転照射装置を設置する照射室を有する建屋と、前記照射室に設けられる寝台と、を備える荷電粒子線治療装置であって、前記寝台は、前記荷電粒子線が照射される被照射体が載置され、前記照射エリアの入口から前記照射エリア内に移動可能な治療台と、前記照射エリアの前記入口前の床面とは異なる位置で、前記治療台を前記建屋に対して固定する固定部と、を有することを特徴とする。
上記の荷電粒子線治療装置によれば、従来は床面に固定されている寝台の固定部が床面とは離間した位置固定されている。これにより、従来の荷電粒子線治療装置の寝台の固定方法と比較して、回転ガントリの照射エリアへの入口付近の特に床面に固定される部品等が減るため、回転ガントリ内の照射エリアへのアクセス性が向上し、より大きな部品又は装置等を回転ガントリ内に搬入することが可能となる。
ここで、前記固定部は、前記照射室の天井に取り付けられる態様とすることができる。
上記のように、固定部を照射室の天井に取り付けられる態様とすることで、照射エリアへの入口付近の床面の空間を広く確保することができるため、照射エリアへのアクセス性が向上する。
また、前記固定部は、前記照射室の側壁に取り付けられる態様とすることができる。
上記のように、固定部を照射室の側壁に取り付けられる態様とすることで、照射エリアへの入口付近の床面の空間を広く確保することができるため、照射エリアへのアクセス性が向上する。
また、前記固定部は、前記照射エリアに対して前記入口側とは逆側に取り付けられる態様とすることができる。
上記のように、固定部を照射エリアへの入口側とは逆側に取り付けられる態様とすることで、照射エリアへの入口側に固定部が設けられることがなくなり、照射エリアへのアクセス性が向上する。
また、前記固定部は、前記照射室の前記入口前の床面に形成された凹部に取り付けられ、前記凹部に前記寝台が収容可能である態様とすることができる。
上記のように、床面に形成された凹部内に固定部が取り付けられ、寝台が凹部に収容可能な構成とすることで、照射エリアへの入口付近の床面に固定部が設けられることがなくなり、照射エリアへのアクセス性が向上する。
本発明によれば、照射エリアへのアクセス性が向上した荷電粒子線治療装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る荷電粒子線治療装置の構成を説明する図である。 荷電粒子線治療装置の回転ガントリの概略斜視図である。 荷電粒子線治療装置の回転ガントリの軸心に沿う断面を示す横断面図である。 回転ガントリの照射エリアへの入口付近の概略斜視図である。 寝台の取り付け位置を説明する図である。 第1の変形例に係る寝台の取り付け位置を説明する図である。 第2の変形例に係る寝台の取り付け位置を説明する図である。 第3の変形例に係る寝台の取り付け位置を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る荷電粒子線治療装置の構成を説明する図である。以下の実施形態では、荷電粒子線治療装置1が陽子線を照射する陽子線治療装置である場合について説明する。荷電粒子線治療装置1は、例えば、患者(検査対象)の内部の病巣(例えば、腫瘍等)に対して、陽子線を照射する装置である。なお、荷電粒子線としては、本実施形態で説明する陽子線の他に、例えば、重粒子(重イオン)線等が挙げられ、これらの荷電粒子線を用いた治療に対しても本実施形態に係る荷電粒子線治療装置を適用することができる。
図1に示すように、荷電粒子線治療装置1は、イオン源(図示省略)で生成されたイオンを加速して陽子線を出射するサイクロトロン(粒子加速器)2、サイクロトロン2から出射された陽子線を輸送する輸送ライン3を有する。なお、粒子加速器としては、上記のサイクロトロンに限定されず、シンクロトロン、シンクロサイクロトロン、ライナック(線形加速器)等を用いることもできる。
サイクロトロン2で加速された陽子線は、輸送ライン3に沿って偏向され、固定照射式の陽子線照射ユニット4、及び回転ガントリ7の陽子線照射ユニットに供給される。輸送ライン3には、陽子線を偏向させるための偏向磁石や、ビーム成形を行う四重極電磁石等が設けられている。荷電粒子線を調整するための電磁石としては、ビーム成形を行う四重極電磁石、ビームを偏向させる偏向磁石などが含まれる。
荷電粒子線治療装置1は、建屋5内に収容されている。建屋5には、放射線の透過を抑制する放射線遮蔽壁によって構成された複数の照射室(検査室)6A,6Bが設けられている。照射室6Aには、陽子線照射ユニットを一体として回転させる回転ガントリ7(回転照射装置)が設置されている。
本実施形態の建屋5は、例えば3つの照射室6Aと、1つの照射室6Bとを備えている。輸送ライン3は、所定の位置で分岐され、照射室6Aへ導入されるライン3aと、照射室6Bへ導入されるライン3bを有する。以下の実施形態では、照射室6Aに設けられた回転ガントリ7及び回転ガントリ7を用いた陽子線照射に関して説明する。粒子加速器1つに対する照射室の数は適宜変更でき、例えば粒子加速器1つに対して照射室が1つであってもよい。
照射室6Aは、放射線遮蔽壁51によって、回転ガントリ7が設置される側のガントリ室9Aと前室9Bとに区切られている。患者は、通常は前室9B側から照射室6Aに入室し、前室9B側からガントリ室9A内の回転ガントリ7内に移動して、陽子線ビームの照射を受ける。
図2は、回転ガントリの構造を説明する概略斜視図である。また、図3は、回転ガントリの一部破断上面図である。なお、図3では、図2,3の回転ガントリを90度回転させた構成について示している。
図2及び図3に示すように、回転ガントリ7は、治療台31を囲むように設けられた回転部10、回転部10内に配置されて内側の照射エリア7Aに対して陽子線を照射する照射部(照射ノズル)12、ライン3aによって誘導された陽子線を照射部12へ導入する導入ライン13を備えている。患者(被照射体)が横たわる治療台31(図3参照)が回転部10の内側の照射エリア7Aへ移動可能な寝台が設けられている。寝台については後述する。
回転ガントリ7は、図示されていないモータによって回転駆動され、図示されていないブレーキ装置によって回転が停止される。なお、以下の説明において、回転ガントリ7の正面とは、治療台31が設置されて患者の出入りが可能になるように回転部10が開放されている側(入口側)の側面を意味し、背面とは、その裏側の側面を意味する。
回転部10は、軸心Pの周りに回転自在とされ、正面側から順に筒状部14及びコーン部15を備える。筒状部14、コーン部15は、同軸に配置され互いに固定されている。また、回転部10より背面側に設けられる円筒部16は、コーン部15と同軸に配置されるがコーン部15に対して回転可能とされている。
照射部12は、筒状部14の内面に配置され、筒状部14の軸心方向に向けられている。筒状部14の内側の軸心(回転軸線)P近傍には、治療台31が配置される。円筒部16は、筒状部14より小径とされる。また、コーン部15は、一端側の径は筒状部14と同じくされ、他端側で円筒部16と連結するように円錐状に形成されている。また、コーン部15と筒状部14の後端側とは、筒状部14の外周に沿って設けられた軸線方向及び軸線方向に対して交差する方向に伸びる複数本の支柱によって接続されている。
筒状部14の前端の外周部には外方に突出するリング部21が設けられる。また、コーン部15の前端外周部においても外方に突出するリング部22が設けられる。筒状部14及びコーン部15は、筒状部14のリング部21の下方に配置されたローラ装置25(図2参照)と、コーン部15のリング部22の下方に配置されたローラ装置26(図2参照)によって、回転可能に支持されている。リング部21の外周部がローラ装置25と当接すると共に、リング部22の外周部がローラ装置26と当接することにより、ローラ装置25,26によって筒状部14及びコーン部15に対して回転力が付与される。
導入ライン13は、回転ガントリ7の背面側で輸送ライン3から分岐されたライン3aに連結されている。導入ライン13は、45度の偏向電磁石を1セット備えると共に、135度の偏向電磁石を1セット備えている。導入ライン13は、ライン3a(図1参照)に連絡して軸心Pに沿って径方向外方に向かって延在する軸方向導入ライン13aと、この軸方向導入ライン13aの後段に連続し、径方向に延在する径方向導入ライン13bを有する。なお、導入ライン13には、陽子線をその内部に通過させて輸送する真空管であるビーム輸送管(図示省略)が設けられている。
軸方向導入ライン13aは、円筒部16内の軸心P上でライン3aに連絡する始端部から、コーン部15内で軸心Pに対して45度湾曲して径方向に延在し、終端部が筒状部14の外部に張り出している経路部分である。また、径方向導入ライン13bは、軸方向導入ライン13aの終端部に連絡する始端部から回転部10の径方向の内側へ向けて135度湾曲して終端部が照射部12に連絡する経路部分である。
上記の回転ガントリ7では、ローラ装置41,42の駆動により、筒状部14、コーン部15、導入ライン13が軸心Pを中心に一体的に回転する。これらが回転することで治療台31に対する照射部12の位置を変更させた上で照射部12から治療台31上の患者に対して陽子線を出射することで、患者の内部の病巣(例えば腫瘍等)に対して、任意の方向から陽子線(荷電粒子線)が照射される。すなわち、被照射体に対して陽子線を照射する照射エリア7Aが回転ガントリ7の筒状部14の内部に形成される。
次に、図4及び図5を参照しながら、照射室6A内に設置される回転ガントリ7の照射エリア7Aへの入口付近について説明する。回転ガントリ7が設けられるガントリ室9A(図1参照)と、前室9Bとは放射線遮蔽壁51によって区切られている。そして、回転ガントリ7への入口となる部分には放射線遮蔽壁51の開口52が設けられ、この開口52が回転ガントリ7の照射エリア7Aと前室9Bとを接続している。前室9Bには、治療台31を含んで構成される寝台30が取り付けられている。
寝台30は、治療台31と、治療台31を支持する可動式の支持部32と、治療台31及び支持部32を建屋5に対して固定する固定部33とを含んで構成される。
支持部32は、例えば6軸型のロボットアーム等によって実現される。支持部32は、治療時には、照射エリア7Aの内側に治療台31を移動させると共に、非治療時には、前室9B側に移動させることができる。図5に示すように、固定部33は、照射室6Aのうち、前室9Bの天井92において建屋5に対して固定される。このため、回転ガントリ7の筒状部14の回転とは関連がなく治療台31を移動させることができる。
ここで、従来の荷電粒子線治療装置では、回転ガントリ7内の照射エリア7Aへ移動することができる可動式の寝台は、回転ガントリ7の正面であって、前室9Bの床面91に対して固定されていることが一般的であった。この場合、放射線遮蔽壁51の開口52の近傍に寝台の固定部が配置されることになり、回転ガントリ7の照射エリア7A内へのアクセス性が低下する可能性があった。
照射エリア7A内へのアクセス性に関して、患者の治療時には、患者が横たわった治療台が回転ガントリ7の照射エリア7Aへ移動すればよいので概ね問題にはならない。しかしながら、回転ガントリ7内の部品を設置又は交換する場合、或いは、品質管理等を目的として回転ガントリ7内に測定装置を配置する場合等に、寝台があることによって回転ガントリ7内に搬入することができる部品及び装置等の大きさに制限が生じていた。従来の荷電粒子線治療装置において用いられる寝台においても治療台は可動式であるため、治療台を回転ガントリ7の正面から退避させることはできる。しかし、治療台を回転ガントリ7の正面から退避させたとしても、建屋5に対して寝台を固定するための固定部を床面91から移動させることはできず、アクセス性という課題を十分に解消することはできていなかった。
これに対して、本実施形態の荷電粒子線治療装置1では、寝台30の固定部33が従来の床面91とは離間した位置、すなわち、前室9Bの天井92に対して固定されている。これにより、回転ガントリ7の正面の入口付近、具体的には放射線遮蔽壁51の開口52前、特に床面91に固定される部品等が減るため、回転ガントリ7内の照射エリア7Aへのアクセス性が向上する。したがって、より大きな部品又は装置等を回転ガントリ7内に搬入することが可能となる。また、回転ガントリ7内へ搬入することが必要な部品又は装置の大きさと、回転ガントリ7内へのアクセス性とによって回転ガントリ7の照射エリア7Aを大きくせざるを得なかった場合には、本実施形態の構成を採用することにより回転ガントリ7内へのアクセス性が向上するため、照射エリア7Aの小型化を実現することもできる。
なお、固定部33の設置位置は、アクセス性の観点から、回転ガントリ7の照射エリア7Aへの入口から離間していることが好ましいが、特に限定されない。また、回転ガントリ7の照射エリア7Aの天井及び放射線遮蔽壁51の開口52の天井よりも前室9Bの天井92が十分に高い場合には、固定部33が回転ガントリ7の照射エリア7Aへの入口付近に設けられたとしても、アクセス性の向上が妨げられる可能性を低減させることができる。
上記実施形態では、寝台30の固定部33が前室9Bの天井92に取り付けられる場合について説明したが、少なくとも前室9Bの床面91から離間した位置で寝台30を建屋5に対して固定する固定部33が設けられていればよい。以下では、天井92とは異なる位置に固定部33を設ける例について説明する。
図6は、第1の変形例を説明する図であり、回転ガントリ7の照射エリア7Aへの入口付近の上面図である。図6に示す寝台30Aでは、前室9Bの天井ではなく前室9Bの側壁に相当する放射線遮蔽壁51に固定部33が取り付けられている。これにより、放射線遮蔽壁51に固定された状態で、支持部32を介して治療台31が回転ガントリ7の照射エリア7A内に移動可能に支持されている。このように、寝台30Aの固定部33が前室9Bの側壁に設けられた場合にも、床面91に設けられる場合と比較して、照射エリア7Aへの入口付近に固定される部材を減らすことができるため、照射エリア7Aへのアクセス性が向上する。
なお、固定部33を取り付ける位置は、照射室6A内に設けられた放射線遮蔽壁51ではなく、前室9Bを含む照射室6A自体の側壁(例えば、図6に示す側壁61等)であってもよい。
図7は、第2の変形例を説明する図であり、前室9Bから回転ガントリ7の照射エリア7Aへの入口方向を見た図である。図7に示す寝台30Bは、前室9Bの床面91に設けられた凹部95に固定部33が取り付けられ、治療台31及び支持部32を含む寝台30全てが凹部95内に収納可能とされている。凹部95は、寝台30Bを使用しない場合は、板状の蓋部材(図示せず)によって上面が覆われることで、床面91の一部を形成する。そして、寝台30Bを使用する際には、凹部95の底面を移動させて、図7において破線で示すように固定部33を含む寝台30Bを床面91上まで移動させる構成とすることができる。その他、凹部95及び固定部33は移動させずに、支持部32の形状を変更することで治療台31を床面91よりも上方まで移動させる構成としてもよい。このように、寝台30Bの固定部33が前室9Bの床面91より下方の凹部95内に設けられると共に凹部95内に寝台30Bが収容可能な構成とすることで、床面91に設けられる場合と比較して、照射エリア7Aへの入口付近に固定される部材を減らすことができるため、照射エリア7Aへのアクセス性が向上する。
なお、凹部95を形成する位置は、前室90Bの床面91であれば特に限定されず、例えば回転ガントリ7の正面付近としてもよいし、照射エリア7Aへの入口からは離間した位置としてもよい。
図8は、第3の変形例を説明する図であり、回転ガントリ7の照射エリア7Aへの入口付近の上面図である。図8に示す寝台30Cでは、前室9Bの天井ではなく、照射エリア7Aに対して入口側とは逆側、すなわち、ガントリ室9Aにおいて、建屋5に対して固定部33が取り付けられている。この場合、照射エリア7Aの背面側の壁面14aを開閉可能とすることで、寝台30Cを使用しない場合には、照射エリア7Aの背面側に寝台30Bを格納することができる。このように、寝台30Cの固定部33が照射エリア7Aの入口側とは逆側に設けられた場合にも、前室9Bの床面91に設けられる場合と比較して、照射エリア7Aへの入口付近に固定される部材を減らすことができるため、照射エリア7Aへのアクセス性が向上する。なお、固定部33をガントリ室9Aに設ける場合、回転ガントリ7と寝台30Cとが干渉しないように、回転ガントリ7の形状を適宜変更することができる。
なお、建屋5に対して固定部33を取り付ける位置は、照射エリア7Aの入口側とは逆側であれば特に限定されず、回転ガントリ7の形状に応じて適宜変更することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、寝台の治療台、支持部及び固定部の形状は上記実施形態において説明したものに限定されない。また、回転ガントリ7についても上記の構成に限定されない。
1…荷電粒子線治療装置、2…サイクロトロン(粒子加速器)、3…輸送ライン、5…建屋、6A,6B…照射室、7…回転ガントリ、7A…照射エリア、9A…ガントリ室、9B…前室、10…回転部、12…照射部、13…導入ライン、14…筒状部、15…コーン部、16…円筒部、21,22…リング部、25,26…ローラ装置、30…寝台、31…治療台、32…支持部、33…固定部、51…放射線遮蔽壁、61…側壁、91…床面、92…天井。

Claims (5)

  1. 回転軸周りに回転可能な回転部を有し、前記回転部の内側に粒子加速器で生成された荷電粒子線を照射する照射エリアを有する回転照射装置と、
    前記回転照射装置を設置する照射室を有する建屋と、
    前記照射室に設けられる寝台と、
    を備える荷電粒子線治療装置であって、
    前記寝台は、
    前記荷電粒子線が照射される被照射体が載置され、前記照射エリアの入口から前記照射エリア内に移動可能な治療台と、
    前記照射エリアの前記入口前の床面とは異なる位置で、前記治療台を前記建屋に対して固定する固定部と、
    を有する荷電粒子線治療装置。
  2. 前記固定部は、前記照射室の天井に取り付けられる請求項1記載の荷電粒子線治療装置。
  3. 前記固定部は、前記照射室の側壁に取り付けられる請求項1記載の荷電粒子線治療装置。
  4. 前記固定部は、前記照射エリアに対して前記入口側とは逆側に取り付けられる請求項1記載の荷電粒子線治療装置。
  5. 前記固定部は、前記照射室の前記入口前の床面に形成された凹部に取り付けられ、
    前記凹部に前記寝台が収容可能である請求項1記載の荷電粒子線治療装置。
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