JPWO2013111435A1 - 涙道チューブ - Google Patents

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Abstract

涙道内に留置され、挿入補助具(36)を着脱可能に挿通可能な一体のチューブを備える涙道チューブ(31)であって、前記チューブ(31)の末端には末端開口部(33)が形成されており、前記開口部(33)の近傍には、挿入補助具(36)を当止する当て止め部(32a、32b、32c、32d)が前記チューブ(31)に内挿されており、前記当て止め部(32a、32b、32c、32d)は、前記チューブの軸方向の両端が開口し、且つ、挿入補助具(36)を案内して当止する内壁面(37a、37b、37c、37d)を備えた筒状構造を有する。

Description

本発明は、涙道閉塞治療に用いる涙道チューブに関する。
流涙症をもたらす涙道閉塞の治療には、(i)涙道ブジーによるプロービング、(ii)涙道内挿管器具の留置、(iii)涙嚢鼻腔吻合術(DCR)、(iv)涙小管形成術、(v)鼻涙管形成術、(vi)涙丘移動術などある。
前記(i)の涙道ブジーによるプロービングは、ブジーと呼ばれる細管を涙道内に挿入することで閉塞部位を開通させ、涙液の流路を再建するものである。容易で低侵襲であることから第一治療として行われる場合が多い。(iii)涙嚢鼻腔吻合術(DCR)、(iv)涙小管形成術、(v)鼻涙管形成術、(vi)涙丘移動術は、効果は高いが、顔に切開を入れたり骨に穴をあけたりするので相対的に侵襲度が高く、最終手段として行われる。
前記(ii)の涙道内挿管器具の留置において使用する涙道内挿管器具(涙道チューブなど)は、前記(i)の涙道ブジーによるプロービングの後、流路の維持と組織の再建を図るために留置するものである。前記(ii)の涙道内挿管器具の留置は前述の(iii)〜(vi)の各治療方法と比して容易で低侵襲、かつ効果が高いので、世界中で広く実施されている。その中でも特許文献1に示されるような、チューブの中央部分が細く柔らかいチューブやロッドで形成され、その両側が固く太いチューブでできている、いわゆるヌンチャク型涙道チューブ(例えば、図1参照。)が広く普及している。
当該ヌンチャク型涙道チューブは、チューブと、該チューブの両側の切れ目から挿入された一対のブジーからなり、ブジーを操作してチューブを涙道内へと誘導し留置する。尚、図2に示すように、涙道は、涙点(21、22)、涙小管(23、24)、総涙小管(25)、涙嚢(26)、鼻涙管(27)などからなっている。この涙道内にヌンチャク型涙道チューブが挿入される。
ところが、特許文献1に示されるようなチューブは、先端が盲端構造となっており、涙液や診察時の通水確認用の薬液等が、涙道チューブに溜まり、排出されることがないという問題点があった。
また、前記のヌンチャク型涙道チューブを挿入するためには、涙道内操作を手探り状態で行わねばならず、ブジーは盲目的に操作されるため、チューブを突き破ってしまったり、また正常な涙道以外に穴を開けたりする(仮道)こともあり、治療成績は不良であった。
それらの問題点を解決するための手段として、例えば特許文献2に示されるような、涙液や薬液等を排出できるようにするために、末端を開口させた涙道内挿管器具が提案されている。また、この涙道内挿管器具は、ブジーに替えて涙道内視鏡をチューブに挿入し、涙道内の状況を目視により確認しながら、チューブを涙道内へ誘導していくことが可能である。
また、特許文献2に記載の涙道内挿管器具では、チューブ末端近傍に補強体を配することにより、挿入時にブジーや涙道内視鏡などがチューブ末端から突出することを防止することを可能としている。この補強体は、実施形態としては、リング状の形状が例示されているものの、リング状の形状の中空部にブジーや涙道内視鏡を案内するものではなく、ブジーなどの先端がリングの端面に当接することで、それらの突出を防止する構造となっている。
このような構造の補強体を配することで、ブジーや涙道内視鏡のチューブ先端からの突出を防止する効果は期待できるが、補強体の端面は平面状であり、当接したブジー等の先端が補強体の端面上を滑走し易い構造であることから、涙道チューブを屈曲したり、閉塞している涙道内に誘導する際に無理な力がかかった場合に、ブジー等の先端が補強体の端面上を横滑りし、ブジーなどの先端がチューブの側面を突き破ることで、涙道を傷つけたり仮道を形成したりすることが懸念された。
特許第2539325号公報 国際公開第2011/049198号公報
上記のような事情に鑑み、本発明の目的は、先端が開口していても、ブジーや内視鏡などの挿入補助具の先端がチューブ先端の開口部から突出することを防止することが可能であるとともに、涙道内に挿入する際に、ブジーや内視鏡などの挿入補助具の先端がチューブ側面を突き破る可能性をも低減された涙道チューブを提供することにある。
発明者らは、鋭意検討を進めた結果、開口部を形成したチューブを備えた涙道チューブの開口部近傍に、ブジーや内視鏡などの挿入補助具の先端を案内して当止する内壁面を備えた当て止め部をチューブに内挿することで、上記課題を解決することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の要旨は以下の通りである。
〔1〕涙道内に留置され、挿入補助具を着脱可能に挿通可能な一体のチューブを備える涙道チューブであって、前記チューブの末端には開口部が形成されており、前記開口部の近傍には、挿入補助具を当止する当て止め部が前記チューブに内挿されており、前記当て止め部は、前記チューブの軸方向の両端が開口し、且つ、挿入補助具を案内して当止する内壁面を備えた筒状構造を有する、ことを特徴とする涙道チューブ。
〔2〕前記当て止め部の内壁面は、前記チューブ軸方向に垂直方向の幅が、前記チューブの末端側に向かって連続的に減少するテーパー部を備える前記〔1〕記載の涙道チューブ。
〔3〕前記当て止め部の内壁面は、前記チューブ軸方向に垂直方向の幅が、前記チューブの末端側に向かって段階的に減少する段差部を備える前記〔1〕記載の涙道チューブ。
〔4〕前記当て止め部の内壁面は、その相対する内壁面へ向かう突起部を備える前記〔1〕記載の涙道チューブ。
本発明の涙道チューブによれば、挿入補助具を用いて涙道チューブを涙道内に挿入する際に、挿入補助具の先端部が涙道チューブの筒状構造の当て止め部に案内され、当止されることにより、挿入補助具が当て止め部に当接した時に大きく横滑りすることがなく、挿入補助具が涙道チューブの先端から突出したり、チューブの側面を突き破る可能性を効果的に低減することが可能となる。
従来の一般的なヌンチャク型涙道チューブを示す概略図である。 涙道の解剖学的な構造を示す説明図である。 (a)本発明の涙道チューブの留置部の一例を示す断面図である。(b)図3(a)の一例において、挿入補助具を挿入した状態の先端部分を示す断面図である。(c)本発明の涙道チューブの留置部の先端部分の他の例を示す断面図である。(d)本発明の涙道チューブの留置部の先端部分の他の例を示す断面図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明でいう涙道とは、図2に示すように、上/下涙点(21/22)、上/下涙小管(23/24)、総涙小管(25)、涙嚢(26)、鼻涙管(27)、鼻腔管(図示せず)、Hasner’s valve(図示せず)から構成され、涙腺(図示せず)から産出された涙液を眼表面から下鼻道(28)へと導く管(眼球付属器)である。図2は、涙道の解剖学的な構造を模式的に示したものである。尚、上涙点(21)から、上涙小管(23)、総涙小管(25)を経て下鼻道(28)へと導く管を上涙道といい、下涙点(22)から下涙小管(24)、総涙小管(25)、を経て下鼻道(28)へと導く管を下涙道という。
本発明の涙道チューブは、涙道内に留置される一体のチューブから成る。「一体の」とは、上/下涙道のそれぞれに挿入される2本のチューブが、全体として1本となっていることを意味する。前記一体のチューブとは、涙道の再建治療を目的として挿入される所定長さを有する柔軟な挿管器具を意味する。
前記一体のチューブの両末端には開口部が形成されている。このようにチューブに開口を設けているので、この開口を経て涙道内視鏡からの視野確保および通水検査が出来る。
当該一体のチューブの構造としては、例えば、両末端に開口部が形成され、それらが連通した中空部を有する筒形状のものが挙げられる。また筒形状としては、全長に亘り略一定の内外径を有するものや、中央部が略一定の小径部分を有するものなどが挙げられる。
また、当該一体のチューブの構造の他の例としては、チューブの中央部にはロッド形状の部分を有し、その両側に、各末端が開口部を有し、該開口部に連通する中空部を有する筒形状の部分を備えるものが挙げられる。この場合、当該一体のチューブの全長に亘り外径が略一定であっても良いし、中央部のロッド形状の部分に略一定の小径部分を有するものであっても良い。
また、上記に例示した前記一体のチューブのうち、中央部が略一定の小径部分を有するものの場合は、より具体的には、涙嚢から鼻涙管に留置される部分として両側の筒形状を採用し、涙点から涙小管に留置される部分としてロッド形状を採用してもよい。このような形状、構造を有し、しかも中央部がその両側部より柔軟である涙道内挿管器具は、上述したように、いわゆるヌンチャク型涙道チューブと称される。
前記ヌンチャク型涙道チューブとは、中国の武術でみられるヌンチャクとその形が似ていることから名づけられた涙道チューブを意味する。チューブの長さ方向の中心点で支持して持ち上げると逆U字型となる程度に、中央部が柔軟であるものが好適である。
前記一体のチューブの前記両末端の形状は特に限定はないが、涙道損傷防止の観点から、エッジの無い形状であるのが好ましい。例えば、末端部の外部形状が略円錐状、角錐状などの尖った形状ではないものや、末端部の端面が面取りされた形状や、アール形状が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
本発明における挿入補助具とは、涙道チューブを涙道に挿入、留置する際に涙道チューブに挿入した状態で涙道チューブを涙道内に誘導し、その後、抜去する器具のことをいい、例えばブジーがこれに該当する。また、涙道内を目視により観察しながら挿入する際には、ブジーに替えて涙道内視鏡を使用するが、このような内視鏡も、挿入補助具に該当する。
本発明では、前記一体のチューブに、ブジーや涙道内視鏡を挿入するための挿入部を設けても良い。特に、上述のいわゆるヌンチャク型涙道チューブの場合は、一般に、前記の中央部にブジーや涙道内視鏡を挿通することができないことが多い。従って、中央部の両側に設けられる筒形状の部分の中空部に涙道内視鏡等を挿入するには、外部と前記中空部とを連通する挿入部を設ける必要がある。当該挿入部は、筒形状の部分の側壁部分などに設けると良い。また挿入部の構造は特に限定はなく、小孔、切れ目、など適宜選択すれば良い。
前記一体のチューブの構成材料(材質)は、特に限定はなく、例えばシリコーン、ポリウレタン、イソブチレン系共重合体、およびこれらのアロイ等を含む樹脂組成物が挙げられるが、これらに限定されない。本発明では、上記アロイとしては特に限定はないが、例えば、熱可塑性ポリウレタン系樹脂とイソブチレン系共重合体のアロイを用いる場合、前記イソブチレン系共重合体(A)と、熱可塑性ポリウレタン系樹脂(B)との割合を調整することで、チューブの硬さを調整できる。熱可塑性ポリウレタン系樹脂(B)の割合を大きく設定するほど、チューブの硬度を大きくすることができる。尚、抗血栓性、表面滑り性、柔軟性の観点から考えると、イソブチレン系共重合体(A)が1重量%以上含まれていることが好ましい(即ち、イソブチレン系共重合体(A)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂(B)の割合が、重量比で(A)/(B)=1/99〜99/1)。中でも、耐摩耗性の観点から考えると、イソブチレン系共重合体(A)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂(B)の割合が、重量比で(A)/(B)=1/99〜70/30であることが好ましい。特に、圧縮応力の観点から考えると、イソブチレン系共重合体(A)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂(B)の割合が、重量比で(A)/(B)=1/99〜50/50であることが好ましい。本発明に用いられる一体のチューブ用の樹脂組成物はイソブチレン系共重合体(A)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂(B)のみからなるものでもよいが他の成分を混合してもよい。
イソブチレン系共重合体(A)として、スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体(以下、SIBSという場合がある)であるカネカ社製の「SIBSTAR(登録商標)102T」が好ましい。熱可塑性ポリウレタン系樹脂(B)(以下、TPUという場合がある)として、エーテル系芳香環式ポリウレタンである日本ミラクトラン社製の「ミラクトランE385PNAT」、Lubrizol社製「テコタンTT1074A」または、エーテル系脂環式ポリウレタンであるLubrizol社製の「テコフレックスEG100A」、「テコフレックスEG85A」、または、ポリカーボネート系ポリウレタンであるLubrizol社製「カルボタンPC3575A」などが好ましい。
本発明では、前記一体のチューブの末端に形成されている開口部の近傍には、当て止め部がチューブに内挿されている。そして、前記当て止め部は、前記一体のチューブの両末端に開口部が形成されている場合は、両開口部のうちの少なくとも一方の近傍に内挿されていれば良い。即ち、前記当て止め部は、前記一体のチューブのうちの一方の開口部の近傍に内挿されていても良いし、両末端の開口部の近傍に内挿されていても良い。例えば、上/下涙小管のいずれか一方のみを経由して涙道チューブを留置する場合や、上/下涙小管が瘢痕化している場合に総涙小管から挿入して涙道チューブを留置する場合には、前記一体のチューブの両末端に形成されている開口部のうちの一方の近傍に当て止め部を内挿すれば良いし、上/下涙小管の両方を経由して1つの涙道チューブを留置する場合には、前記一体のチューブの両末端に形成されている開口部の近傍にそれぞれ当て止め部を内挿すると良い。尚、前者の場合は、内視鏡などを挿入するための挿入部は、当て止め部を配置していない方の開口部から挿入するように構成しても良い。また、前記一体のチューブの両末端に形成されている開口部の近傍にそれぞれ当て止め部を内挿する場合は、後述する当て止め部の配置位置などと相俟って、1つの涙道チューブを用いて容易に上/下涙道にチューブを留置することが可能となる。
当て止め部の形状は、少なくとも、一体のチューブの開口部の近傍に配置可能であり、挿入補助具のストッパーの役目を果たすとともに、挿入補助具を案内して、当止する内壁面を備えることが可能な形状である必要がある。また、当て止め部とチューブが概ね同軸状に配されたうえで、当て止め部はその軸方向(チューブの軸方向と一致する)の両端が開口する筒状構造とする。これにより、チューブ内の涙液や薬液等の排出を可能にし、挿入補助具として内視鏡を使用した際には、内視鏡の視野も確保することができる。
さらに、当て止め部の筒状構造は、チューブと同軸状に配され、チューブを涙道内に挿入していく際に、挿入補助具がチューブの先端および側壁より突出するのを防止し、前記筒状構造の内壁面に挿入補助具の先端を当止できるような構造である。
このための構造としては、特に限定はないが、例えば、当て止め部とチューブの軸方向に対して垂直方向にある幅が、チューブの基端側から末端側に移行するにつれて連続的に減少するような構造が好ましい。このような構造の場合、当て止め部と挿入補助具との当接面が小さく、基端側の幅が大きくなっているため、涙道チューブから挿入補助具を抜去することが比較的容易になるという効果も期待できる。このような構造としては、例えば、図3(b)に示されるような、前記軸方向と垂直方向にある面が基端側から末端側に向かうにつれて縮径されるような構造、いわゆるテーパー形状であるものが好ましい。これによりブジーや内視鏡は当て止め部に挟持されるような形となり、ブジーや内視鏡がチューブを突き破るリスクを回避することができる。図3(b)の例では、内壁面が、その断面において一定角度で傾斜したものであるが、これに限られず、内壁面の構造が、例えばお椀状のように傾斜角度が連続的に変化して縮径したものであってもよい。また、本発明の効果が得られる範囲で、内壁面の上記の幅が連続的に減少する構造や、内壁面が連続的に縮径する構造を採用することが可能である。
他の構造としては、当て止め部がチューブと同軸状に配され、当て止め部とチューブの軸方向に対して垂直方向の当て止め部の幅が、段階的に減少する段差部を備えるような構造も望ましい。このような構造の場合、段差部に至るまでの内壁面と挿入補助具の側壁面とが並行するため、当て止め部内部に案内された挿入補助具が安定し易い傾向にある。また、段差部が、チューブの末端側近傍に配された場合は、段差部からチューブ末端までの距離を短くすることが可能なため、挿入補助具として内視鏡を用いた場合により広い視野の確保が可能となる。このような構造としては、例えば、図3(c)の断面図に示したように、チューブの末端側に段差部を備えた構造が挙げられる。このような構造にすることにより、挿入補助具を用いて涙道チューブを挿入する際に、挿入補助具の先端が当て止め部の段差部に当接して係止され、挿入補助具がチューブの先端から突出したり、側壁を突き破るおそれを低減することができる。尚、図3(c)の例では、当て止め部の段差部は、その末端側(図の上側)に配されているが、これに限られず、例えば軸方向の全長に対して中間部に位置していても良いし、その他の位置でも良い。また、段差部は1つだけに限らず、2つ以上複数設けても良い。
また、他の構造としては、内壁面の所定位置において、その相対する内壁面に向かって突設された突起部を備えた構造とすることも好ましい。突起部は、内壁面の周方向の一部分に配されていても良いし、内壁面の全周に配されていても良い。また、突起部は、挿入補助具を当て止め部の内部に案内できる位置に配されていれば特に限定はなく、チューブの軸方向(当て止め部の軸方向)の何れの位置でもよい。例えば、軸方向のチューブ末端側の末端に配されていてもよし、当て止め部軸方向全長に対して中間の位置に配されていても良いし、その他の位置でも良い。
さらに、他の構造としては、図3(d)の断面図に示したように、図3(c)における当て止め部の末端において、内壁面が基端側から末端側に移行するにつれて増径されるようなテーパー形状を有するような構造も好ましい。こうすることにより、挿入補助具として内視鏡を使用した際に、内視鏡の視野を広く確保することが可能となる。
前記当て止め部の配置位置は、チューブ末端の開口部の近傍で、当該開口部(開口部の最末端部)から所定距離となるように構成されているのが好ましい。該所定距離としては、挿入補助具として涙道内視鏡を用いる場合は、涙道内視鏡に対するストッパーとしての役目と、涙道内視鏡の視野確保の観点から、決定される。内視鏡の視野確保に際しては、前記所定距離は短い方がよく、内視鏡の外径との関係を考慮し、前記所定距離は内視鏡の外径の2倍の長さ以内とするのが好ましい。
また、涙道内視鏡の視野範囲は、涙道内視鏡のいわゆる視野角を別にすれば、開口部の径(特に開口部の末端の径)の大きさによっても影響を受け得る。そして、開口部の径(開口径とも称する)は、涙道内視鏡の視野確保の観点からは、大きいほど好ましい。一方、開口径を大きくすると、末端部のチューブの肉厚が小さくなり、当て止め部を保持することが困難となり、涙道内視鏡にかかる力を利用してチューブを涙道へ挿入する際に、開口部から当て止め部が突き抜ける可能性がある。そのため、挿入補助具として涙道内視鏡を用いる場合は、当て止め部を保持し、その突き抜け防止と涙道内視鏡の視野確保の観点から、例えば、チューブの外径が1.1〜2.0mmの場合は、開口部の径(開口径)は0.6〜1.0mmであるのが好ましく、0.7〜0.9mmがより好ましい。尚、挿入補助具として内視鏡を使用しない場合は、涙液や薬液などの排出、通水性などを考慮して、決定すればよい。
上記のように、チューブの末端の開口部の近傍で、開口部から所定距離になるように当て止め部を配していることによって、涙道内視鏡の視野を確保しつつ、涙道内視鏡に係る力を利用してのチューブの涙道への挿入が円滑になる。さらに不慮の開口部からの涙道内視鏡の突き抜けリスクも当て止め部がストッパーの役目となり、低減できる。このような効果は、開口部からの距離に加え、開口部の開口径を上記のように調整することにより、さらに向上することが可能である。また、涙道内視鏡を用いている間は、チューブが通されている経路を知ることが確実であり、チューブが仮道を作ったりして、粘膜等を傷つけ出血を引き起こす等の問題を避けることができる。また、当該当て止め部によりチューブ末端部近傍が補強されることで、開口加工が後加工でも可能となる。
前記当て止め部の構成材料としては、特に限定はないが、挿入補助具を案内して当止する観点からは、硬質の材料であることが好ましく、例えば、各種硬質樹脂、ステンレスなどの金属が挙げられる。体液や薬液などとの接触による腐食防止の観点から、ステンレスが好ましい。
涙道内挿管器具の涙道への挿入性を高めるために、チューブの外側に親水性のコーティングを設けても良い。当該コーティングにより、血液と接触した際に潤滑性が発現し、挿入時の抵抗が低減される。親水性のコーティングの種類は特に限定されず、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等の親水性ポリマー、またはこれらのブレンド等が好適に使用される。
以下に本発明に係る涙道チューブを、図面に示した一実施形態に基づき説明するが、本発明はこの実施態様により何ら制限されるものではない。
図1は、従来の一般的なヌンチャク型涙道チューブ(ブジーを挿入した状態のもの)の一例を示したものであり、図3(a)は、本発明の涙道内チューブのうち、涙道内の下鼻道などに留置されるチューブ部分の一実施形態を模式的に示した断面図である。図3(b)は、図3(a)に示した例において、チューブ部分の中空部に涙道内視鏡を挿入した状態を模式的に示す末端部分の断面図である。図3(c)は、チューブ部分の末端部分の他の例を模式的に示す断面図である。図3(c)も、図3(b)と同様に、チューブ部分の中空部に涙道内視鏡が挿入されている状態を示したものである。
先ず、図1に示す従来の一般的なヌンチャク型涙道チューブについて説明する。従来のヌンチャク型涙道チューブ1は、略中央部分に、涙点、涙小管、総涙小管、涙嚢に留置される部位となる、筒形状またはロッド形状の中央部4、中央部4の一端に連設され、涙嚢、鼻涙管、Hasner’s valve、下鼻道に留置される部位となる、筒形状の第1筒状部5a、中央部4の他端に連設され、涙嚢、鼻涙管、Hasner’s valve、下鼻道に留置される部位となる、筒形状の第2筒状部5bから構成される。中央部4は、第1筒状部5aおよび第2筒状部5bよりも細く形成され、いわゆるヌンチャク型を形成している。
第1筒状部5aの第1末端6および第2筒状部5bの第2末端8は盲端となっており、その先端はとがった形状となっている。また、第1末端6を含む先端部分は、第2末端8を含む先端部分と術者が見分けることを容易にするために、着色されている。また、第1筒状部5aの第1末端6から所定位置に2つのマーク9aが付されており、挿入深度を術者が視認できるようになっている。第2筒状部5bにも、同様に、マーク9bが付されている。
また、第1筒状部5aおよび第2筒状部5bの中央部4の近傍の側壁には、それぞれブジー挿入用の切れ目7aおよび7bが配され、切れ目7aおよび7bを介して、挿入補助具としての第1ブジー2aおよび第2ブジー2bが、それぞれ第1筒状部5aおよび第2筒状部5bの中空部に挿通されている。
中央部4には、ヌンチャク型涙道チューブの略中央となる位置に中点3を設け、挿入位置や留置位置の確認を容易とする。
本発明に係る涙道チューブの基本的構造としては、図1に示すヌンチャク型涙道チューブと同様である。相違点は、第1筒状部5aおよび第2筒状部5bの構造である。そこで、この相違点について以下に説明する。また、相違点以外の構成、例えば、図1におけるマーク9a(9b)や、末端部の着色などは、本発明に係る涙道チューブにおいても採用することができる。
本発明の一実施形態である涙道チューブは、図1に示した従来のヌンチャク型涙道チューブ1において、第1筒状部5aおよび第2筒状部5bに代えて、図3(a)に示すような筒状の構造のチューブを採用したものである。即ち、図3(a)に示すチューブを図1に示す中央部4の両端にそれぞれ定法に従って連設することで、本発明に係る一体のチューブを備える涙道チューブとなる。尚、図3(a)は、一体のチューブのうちの一方の筒状の構造のチューブの断面図を示したものであるが、他方のチューブの構造も実質的に同じ構造を有するものであり、ここでは説明を省略する。
図3(a)に示すように、本発明の一実施形態である涙道チューブ31においては、筒状部35の末端には末端開口部33が設けられるとともに、末端開口部33の近傍には、末端開口部33から所定の位置に、筒状部35と同軸状に当て止め部32aが内挿されている。さらに、筒状部35の中央部に近接する位置の側壁には外部と中空部とを連通する切れ目34を設け、ブジーや涙道内視鏡などの挿入補助具を挿入可能としている。
本例では、当て止め部32aは、軸方向の両末端が開口した円筒状の形状を有している。また、内壁面37a及び外壁面38aは、筒状部35の末端側(図では上側)に向かって、所定の一定のテーパー角度を有するように連続的に縮径した構造を有している。また、内壁面37aの末端側には筒状部35の軸方向に並行した内壁面を有している。また、内壁面37aの基端側(図の下側)は筒状部35の内壁面と一致するように連続していてもよい。このように、本例では、筒状部35の末端開口部33の近傍に当該当て止め部32aの筒状構造に対応する凹部が形成され、当該凹部に当て止め部32aが内挿され、筒状部35に保持されている。
また、本例では、当て止め部32aの末端側(図の上側)の開口部の内径は、筒状部35の末端開口部33の内径と一致しているが、末端開口部33の内径をより小さくしても良い(図示せず)。このようにすることで、当て止め部32aを筒状部35内により強固に固定することが可能となり、当て止め部32aが末端開口部33からより突き抜けにくくすることができる。但し、挿入補助具として内視鏡を使用する場合は、内視鏡の視野を極力妨げないようにすることが好ましく、例えば、筒状部35の末端開口部33の内径を当て止め部32aの末端側の内径より僅かに小さくするとよい。
図3(b)に示すように、本例では、当て止め部32bが、円筒状であり、その内部にブジーや内視鏡などの挿入補助具36を案内して、その先端を当止する内壁面37を有するとともに、内壁面37bを基端側(図の下側)から先端側(図の上側)に向かって連続的に縮径した所定のテーパー形状を有している。このように、挿入補助具36の先端部が円筒状の当て止め部32bの内部に配されているため、挿入補助具36を用いて涙道チューブを涙道内に挿入する際に、挿入補助具36が当て止め部の当接面を横滑りして、筒状部35の側壁を突き破る可能性を効果的に低減することができる。また、内壁面が所定のテーパー形状を有しているため、当て止め部36の内壁面と挿入補助具36の接触面積が比較的小さく、挿入補助具36を抜去する際に、当て止め部36に引っかかりが小さく、抜去が比較的容易となることが期待できる。
図3(c)は、本発明の一実施形態である涙道チューブ31における当て止め部の構造の他の例を示したものである。本例では、当て止め部の構造が、図3(b)とは異なるが、その他の構成は同じである。
本例では、当て止め部32cは、軸方向の両末端が開口した円筒状の形状を有し、外壁面38cは筒状部35の軸方向に並行して形成されている。また、内壁面37cは、筒状部35の軸方向に並行する第1段目の内壁面と、第1段目の内壁面の内径よりも縮径し、同じく筒状部35の軸方向に並行し、第1段目より末端側に位置する第2段目の内壁面と、これらの内壁面に連続し、筒状部35の軸方向に垂直方向に並行する内壁面とからなる。筒状部35の軸方向に垂直方向に並行する内壁面が段差部を形成するとともに、この内壁面に、挿入補助具36の先端が、当接して係止される(当止する)。また、第1段目の内壁面の部分に挿入補助具36が案内される。
このように、挿入補助具36の先端部が円筒状の当て止め部32cの内部に配されているため、挿入補助具36を用いて涙道チューブを涙道内に挿入する際に、挿入補助具36が当て止め部の当接面を横滑りして、筒状部35の側壁を突き破る可能性を効果的に低減することができる。また、本例における当て止め部32cを使用することにより、段差部に至るまでの第1段目の内壁面と挿入補助具36の側壁面とが並行するため、当て止め部32cの内部に案内された挿入補助具36が安定し易い傾向にある。また、段差部が、筒状部35の末端側に近い位置に配されていることから、段差部から筒状部35の開口部33の末端までの距離を短くすることが可能なため、挿入補助具として涙道内視鏡を用いた場合により広い視野の確保が可能となる。
また、本例でも、図3(a)の場合と同様に、当て止め部32cの末端側(図の上側)の開口部の内径は、筒状部35の末端開口部33の内径と一致していても良いし、末端開口部33の内径をより小さくしても良い(図示せず)。後者の場合、当て止め部32cを筒状部35内により強固に固定することが可能となり、当て止め部32cが末端開口部33からより突き抜けにくくすることができる。但し、挿入補助具として内視鏡を使用する場合は、内視鏡の視野を極力妨げないようにすることが好ましく、例えば、筒状部35の末端開口部33の内径を当て止め部32cの末端側の内径より僅かに小さくするとよい。
図3(d)は、本発明の一実施形態である涙道チューブにおける当て止め部の構造の他の例を示したものである。本例では、図3(c)の構造において、更に、第2段目の内壁面から連続する、当て止め部32dの末端における内壁面37dが、基端側から末端側に向かうにつれて増径されるようなテーパー形状を有するような構造を有している。本例では、図3(c)における段差部は、本発明における段差部でもあり、突起部でもある。
また、本例では、前述の所定距離の長さLを短くすることにより、挿入補助具として内視鏡を使用した際に、内視鏡のレンズをチューブ末端により近づけることが可能となり、内視鏡の視野をより広く確保することを可能としている。また、本例では、図3(d)に示したように、当て止め部32dの末端側(図の上側)の開口部の内径は、筒状部35の末端開口部33の内径と同じにしてもよいが、前記のように、当て止め部32dが筒状部35により強固に固定され、当て止め部32dが末端開口部33からより突き抜けにくくするために、筒状部35の末端開口部33の内径を当て止め部32dの末端側(図の上側)の開口部の内径より、わずかに小さくしても良い(図示せず)。これにより、挿入補助具として内視鏡用いた場合に、その視野の確保も可能となる。
1.涙道内挿管器具(ヌンチャク型涙道チューブ)
2a.第1ブジー
2b.第2ブジー
3.中点
4.中央部
5a.第1筒状部
5b.第2筒状部
6.第1末端
7.ブジー挿入用の切れ目
8.第2末端
21.上涙点
22.下涙点
23.上涙小管
24.下涙小管
25.総涙小管
26.涙嚢
27.鼻涙管
28.下鼻道
31.涙道チューブ
32a.当て止め部
32b.当て止め部
32c.当て止め部
32d.当て止め部
33.末端開口部
34.切れ目
35.筒状部
36.挿入補助具
37a.内壁面
37b.内壁面
37c.内壁面
37d.内壁面
38a.外壁面
38c.外壁面
L.所定距離

Claims (4)

  1. 涙道内に留置され、挿入補助具を着脱可能に挿通可能な一体のチューブを備える涙道チューブであって、前記チューブの末端には末端開口部が形成されており、前記開口部の近傍には、挿入補助具を当止する当て止め部が前記チューブに内挿されており、前記当て止め部は、前記チューブの軸方向の両端が開口し、且つ、挿入補助具を案内して当止する内壁面を備えた筒状構造を有する、ことを特徴とする涙道チューブ。
  2. 前記当て止め部の内壁面は、前記チューブ軸方向に垂直方向の幅が、前記チューブの末端側に向かって連続的に減少するテーパー部を備える請求項1記載の涙道チューブ。
  3. 前記当て止め部の内壁面は、前記チューブ軸方向に垂直方向の幅が、前記チューブの末端側に向かって段階的に減少する段差部を備える請求項1記載の涙道チューブ。
  4. 前記当て止め部の内壁面は、その相対する内壁面へ向かう突起部を備える請求項1記載の涙道チューブ。


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