JPWO2013108527A1 - 絶縁物状態判定アセンブリおよび方法 - Google Patents

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Abstract

直流電源を使用して、絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出することが可能なアセンブリ等を提供する。本発明のアセンブリは、絶縁物の状態を判定するためのアセンブリであって、直流電源と、第1抵抗体と、スイッチと、電圧測定器と、算出部とを備える。第1抵抗体は、直流電源および絶縁物に直列に接続され、既知の第1抵抗を有する。スイッチは、充電状態と、放電状態とを切り替える。充電状態とは、絶縁物および第1抵抗体に直流電源から直流電圧が印加され、絶縁物が充電される状態である。放電状態とは、絶縁物および第1抵抗体に直流電源から直流電圧が印加されず、絶縁物が放電される状態である。電圧測定器は、スイッチが充電状態から放電状態に切り替えられた後に、第1抵抗体に印加される電圧を測定する。算出部は、第1抵抗および電圧の測定値に基づいて、絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出する。【選択図】図4

Description

本発明は、絶縁物状態判定アセンブリおよび方法に関する。
従来より、半導体の製造工程では、ウェハのエッチング等の加工処理時、ウェハを固定するための機構として、静電チャックが使用されることがある。静電チャックは、静電気力によりウェハを吸着し、固定する機構である。一般に、静電チャックのウェハとの接触面上には、絶縁性の皮膜が形成される等し、絶縁物が配置される。特許文献1は、静電チャックの吸着性能を評価するべく、絶縁物の静電容量を測定する技術を開示している。
静電チャックを例として述べたが、電気的なデバイスに組み込まれた絶縁性の部品の電気的な性質を評価することは重要であり、絶縁物の静電容量を測定することが求められる場面は多い。そして、絶縁物の静電容量の測定には、慣習的に交流電源が使用されている。交流電源の使用については、JIS(日本工業規格)でもJISC2138で規格化されている。
特開2000−228440号公報
しかしながら、絶縁物の静電容量の測定において、交流電源を使用することに問題が生じる場合がある。例えば、弱い電磁波の影響を受けたり、繰り返し精度が低いことがある等である。また、絶縁物の静電容量を測定するアセンブリが組み込まれる元の装置が、直流電源を使用していることがある。上記例では、元の装置とは、静電チャックを含むウェハの吸着装置に該当するが、静電チャックの駆動源は、特許文献1に示されるとおり、通常、直流電源である。かかる場合、絶縁物の静電容量の測定時にも、元の装置と同じく直流電源を使用することが望まれる場合がある。
本発明は、直流電源を使用して、絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出することが可能な絶縁物状態判定アセンブリおよび方法を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係るアセンブリは、絶縁物の状態を判定するためのアセンブリであって、直流電源と、第1抵抗体と、スイッチと、電圧測定器と、算出部とを備える。第1抵抗体は、直流電源および絶縁物に直列に接続され、既知の第1抵抗を有する。スイッチは、充電状態と、放電状態とを切り替える。充電状態とは、絶縁物および第1抵抗体に直流電源から直流電圧が印加され、絶縁物が充電される状態である。放電状態とは、絶縁物および第1抵抗体に直流電源から直流電圧が印加されず、絶縁物が放電される状態である。電圧測定器は、スイッチが充電状態から放電状態に切り替えられた後に、第1抵抗体に印加される電圧を測定する。算出部は、第1抵抗および電圧の測定値に基づいて、絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出する。
ここでは、絶縁物の静電容量を算出するために、絶縁物を含む回路に直流電圧が印加される。具体的には、絶縁物は、直流電源、第1抵抗体およびスイッチを含む回路に組み込まれる。スイッチは、絶縁物の直流電圧による充電状態と絶縁物の放電状態とを切り替えるために使用される。充電状態から放電状態へ切り替えた後の第1抵抗体の電圧の測定値から、絶縁物の静電容量が算出される。これにより、直流電源を使用して、絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出することができる。
本発明の第2観点に係るアセンブリは、第1観点に係るアセンブリであって、算出部は、電圧の測定値に基づいて、等価回路の抵抗をさらに算出する。
ここでは、絶縁物の静電容量だけでなく、絶縁物の抵抗も算出される。従って、絶縁物の漏れ電流を評価することができる。
本発明の第3観点に係るアセンブリは、第1観点又は第2観点に係るアセンブリであって、等価回路は、直列に接続されたコンデンサおよび抵抗器を含む回路と仮定したものである。
ここでは、絶縁物の等価回路として、コンデンサおよび抵抗器の直列回路を含むものが仮定される。
本発明の第4観点に係るアセンブリは、第3観点に係るアセンブリであって、第2抵抗体をさらに備える。第2抵抗体は、放電状態で、絶縁物および第1抵抗体に直列に接続される。
ここでは、第2抵抗体が、放電状態で第1抵抗体に直列に接続される態様で、絶縁物を含む回路に組み込まれる。従って、放電状態に切り替えられた直後、第1抵抗体に印加される電圧の急激な立ち上がりが抑制される。その結果、第1抵抗体の電圧の測定値から、絶縁物の静電容量がより安定的に算出される。
本発明の第5観点に係るアセンブリは、第3観点又は第4観点に係るアセンブリであって、算出部は、Eを直流電源の直流電圧とし、Cを等価回路の静電容量とし、Rを第1抵抗、又は第1抵抗と電圧測定器用のプローブの抵抗との合成抵抗とし、Vを電圧とし、tを時間としたときに、電圧を、
V=m{exp(mt)−exp(mt)}
の式にフィッティングすることにより、変数m、変数mおよび変数mを算出し、変数m、変数mおよび変数mを、
=m(m−m)/mER
の式に代入することにより、等価回路の静電容量を算出する。
ここでは、絶縁物の静電容量が精度よく算出される。
本発明の第6観点に係るアセンブリは、第1観点又は第2観点に係るアセンブリであって、等価回路は、並列に接続されたコンデンサおよび抵抗器を含む回路と仮定したものである。
ここでは、絶縁物の等価回路として、コンデンサおよび抵抗器の並列回路を含むものが仮定される。
本発明の第7観点に係るアセンブリは、第6観点に係るアセンブリであって、算出部は、Eを直流電源の直流電圧とし、Cを等価回路の静電容量とし、Cを電圧測定器用のプローブの静電容量とし、Rを第1抵抗、又は第1抵抗とプローブの抵抗との合成抵抗とし、Vを電圧とし、tを時間としたときに、電圧を、
V=mexp(mt)
の式にフィッティングすることにより、変数mおよび変数mを算出し、変数mおよび変数mを、
=−C+(1+mRC)E/m
の式に代入することにより、等価回路の静電容量を算出する。
ここでは、絶縁物の静電容量が精度よく算出される。
本発明の第8観点に係るアセンブリは、第1観点から第7観点のいずれかに係るアセンブリであって、第1抵抗は、電圧測定器用のプローブの抵抗である。
ここでは、プローブの内部抵抗が、第1抵抗体の役割を担う。従って、回路を簡略化することができる。
本発明の第9観点に係るアセンブリは、第1観点から第8観点のいずれかに係るアセンブリであって、絶縁物は、直流電源に接続された状態で使用される。
ここでは、絶縁物が、直流電源に接続された状態で使用される。つまり、絶縁物の静電容量を測定するアセンブリも、そのアセンブリが組み込まれる元の装置も、同じく直流電源を使用する。従って、元の装置の駆動時と同様の条件下で、絶縁物の静電容量を測定することができる。
本発明の第10観点に係るアセンブリは、第9観点に係るアセンブリであって、絶縁物は、基台上に配置され、ウェハのエッチング時に絶縁物にウェハが静電気力により吸着されるように、直流電圧が印加される。
ここでは、静電チャックのウェハとの接触面である絶縁物の静電容量を測定することができる。
本発明の第11観点に係るアセンブリは、第1観点から第10観点のいずれかに係るアセンブリであって、金属柱をさらに備える。金属柱は、絶縁物の上に配置される。金属柱は、絶縁物を直流電源、第1抵抗体およびスイッチを含む回路に接続する。
ここでは、絶縁物の電極として、金属柱が使用される。金属柱は、絶縁物の上に配置される。従って、絶縁物の電極を簡便に形成することができる。
本発明の第12観点に係る方法は、絶縁物の状態を判定する方法であって、回路形成ステップと、充電状態保持ステップと、切り替えステップと、測定ステップと、第1算出ステップとを備える。回路形成ステップは、測定用回路を形成するステップである。測定用回路は、絶縁物と、第1抵抗体とを含む。第1抵抗体は、絶縁物に直列に接続され、既知の第1抵抗を有する。充電状態保持ステップは、絶縁物および第1抵抗体に直流電圧が印加され、絶縁物が充電される充電状態に保持するステップである。切り替えステップは、充電状態から、絶縁物および第1抵抗体に直流電圧が印加されず、絶縁物が放電される放電状態に切り替えるステップである。測定ステップは、充電状態から放電状態に切り替えられた後に、第1抵抗体に印加される電圧を測定するステップである。第1算出ステップは、第1抵抗および電圧の測定値に基づいて、絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出するステップである。
ここでは、絶縁物の静電容量を算出するために、絶縁物を含む回路に直流電圧が印加される。具体的には、絶縁物は、直流電源、第1抵抗体およびスイッチを含む回路に組み込まれる。スイッチは、絶縁物の直流電圧による充電状態と絶縁物の放電状態とを切り替えるために使用される。充電状態から放電状態へ切り替えた後の第1抵抗体の電圧の測定値から、絶縁物の静電容量が算出される。これにより、直流電源を使用して、絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出することができる。
本発明の第13観点に係る方法は、第12観点に係る方法であって、抵抗算出ステップをさらに備える。抵抗算出ステップは、電圧の測定値に基づいて、等価回路の抵抗を算出するステップである。
ここでは、絶縁物の静電容量だけでなく、絶縁物の抵抗も算出される。従って、絶縁物の漏れ電流を評価することができる。
本発明の第14観点に係る方法は、第12観点又は第13観点に係る方法であって、等価回路は、直列に接続されたコンデンサおよび抵抗器を含む回路と仮定したものである。
ここでは、絶縁物の等価回路として、コンデンサおよび抵抗器の直列回路を含むものが仮定される。
本発明の第15観点に係る方法は、第14観点に係る方法であって、測定用回路は、第2抵抗体をさらに含む。第2抵抗体は、放電状態で、絶縁物および第1抵抗体に直列に接続される。
ここでは、第2抵抗体が、放電状態で第1抵抗体に直列に接続される態様で、絶縁物を含む回路に組み込まれる。従って、放電状態に切り替えられた直後、第1抵抗体に印加される電圧の急激な立ち上がりが抑制される。その結果、第1抵抗体の電圧の測定値から、絶縁物の静電容量がより安定的に算出される。
本発明の第16観点に係る方法は、第14観点又は第15観点に係る方法であって、第1算出ステップは、変数算出ステップと、静電容量算出ステップとを含む。変数算出ステップは、Eを直流電圧とし、Cを等価回路の静電容量とし、Rを第1抵抗、又は第1抵抗と電圧を測定する電圧測定器用のプローブの抵抗との合成抵抗とし、Vを電圧とし、tを時間としたときに、電圧を、
V=m{exp(mt)−exp(mt)}
の式にフィッティングすることにより、変数m、変数mおよび変数mを算出するステップである。静電容量算出ステップは、変数m、変数mおよび変数mを、
={m(m−m)}/mER
の式に代入することにより、等価回路の静電容量を算出するステップである。
ここでは、絶縁物の静電容量が精度よく算出される。
本発明の第17観点に係る方法は、第12観点又は第13観点に係る方法であって、等価回路は、並列に接続されたコンデンサおよび抵抗器を含む回路と仮定したものである。
ここでは、絶縁物の等価回路として、コンデンサおよび抵抗器の並列回路を含むものが仮定される。
本発明の第18観点に係る方法は、第17観点に係る方法であって、第1算出ステップは、変数算出ステップと、静電容量算出ステップとを含む。変数算出ステップは、Eを直流電圧とし、Cを等価回路の静電容量とし、Cを電圧を測定する電圧測定器用のプローブの静電容量とし、Rを第1抵抗、又は第1抵抗とプローブの抵抗との合成抵抗とし、Vを電圧とし、tを時間としたときに、電圧を、
V=mexp(mt)
の式にフィッティングすることにより、変数mおよび変数mを算出するステップである。静電容量算出ステップは、変数mおよび変数mを、
=−C+(1+mRC)E/m
の式に代入することにより、等価回路の静電容量を算出するステップである。
ここでは、絶縁物の静電容量が精度よく算出される。
本発明の第19観点に係る方法は、第12観点から第18観点のいずれかに係る方法であって、第1抵抗は、電圧測定器用のプローブの抵抗である。電圧測定器は、充電状態から放電状態に切り替えられた後に、電圧を測定する。
ここでは、プローブの内部抵抗が、第1抵抗体の役割を担う。従って、回路を簡略化することができる。
本発明の第20観点に係る方法は、第12観点から第19観点のいずれかに係る方法であって、絶縁物は、直流電源に接続された状態で使用される。
ここでは、絶縁物が、直流電源に接続された状態で使用される。つまり、絶縁物の静電容量を測定するアセンブリも、そのアセンブリが組み込まれる元の装置も、同じく直流電源を使用する。従って、元の装置の駆動時と同様の条件下で、絶縁物の静電容量を測定することができる。
本発明の第21観点に係る方法は、第20観点に係る方法であって、絶縁物は、基台上に配置され、ウェハのエッチング時に絶縁物にウェハが静電気力により吸着されるように、直流電圧が印加される。
ここでは、静電チャックのウェハとの接触面である絶縁物の静電容量を測定することができる。
本発明によれば、直流電源を使用して、絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出することができる。
半導体製造装置を示す図。 直列等価回路の回路図。 並列等価回路の回路図。 本発明の一実施形態に係る直列モデルアセンブリを示す図。 本発明の一実施形態に係る並列モデルアセンブリを示す図。 コンピュータのブロック図。 直列等価回路モデルの測定用回路の回路図。 図7Aの回路図を簡略化した回路図。 直列等価回路モデルでシャント抵抗器に印加される電圧の測定値をプロットしたグラフ。 並列等価回路モデルの測定用回路の回路図。 図9Aの回路図を簡略化した回路図。 並列等価回路モデルでシャント抵抗器に印加される電圧の測定値をプロットしたグラフ。 直列等価回路モデルおよび並列等価回路モデルで静電容量および抵抗を測定した結果を示す表である。 直列等価回路モデルで静電容量および抵抗を繰り返し測定した結果を示す表である。 本発明の変形例に係る皮膜の別の等価回路の回路図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る皮膜状態判定アセンブリおよび方法を半導体製造装置に適用した場合について説明する。
<1.半導体製造装置>
図1に示す半導体製造装置1は、シリコンウェハW1にエッチング処理、アッシング処理、成膜処理等の加工処理を施す装置である。半導体製造装置1は、上部電極80と、静電チャック90とを有する。シリコンウェハW1は、静電チャック90上に載置された状態で加工処理される。半導体製造装置1は、減圧雰囲気にある真空チャンバ内に配置され、減圧雰囲気下で、上部電極80と静電チャック90との間にプラズマを発生させ、シリコンウェハW1をプラズマ処理する。
静電チャック90は、シリコンウェハW1と概ね同じ外径を有する円盤形状に形成され、導電性の基台15と、絶縁性の皮膜10と、導電性の内部電極10aとを有する。基台15は、アルミニウム等の金属からなり、上部電極80と対をなす下部電極となる。皮膜10は、基台15の表面にAlセラミックス等を溶射することにより形成された溶射皮膜である。内部電極10aは、タングステン等の金属からなる。内部電極10aは、皮膜10の内部に形成されている。
図1に示すとおり、プラズマは、交流電圧により発生させられる。シリコンウェハW1のプラズマ処理時には、直流電源PSから内部電極10aに直流電圧が印加される。その結果、シリコンウェハW1は、静電気力により皮膜10に吸着され、固定される。
図1には示されないが、半導体製造装置1には、本発明の一実施形態に係る皮膜状態判定アセンブリ5が組み込まれる。皮膜状態判定アセンブリ5は、皮膜10の状態を定量的に判定するためのツールである。その結果、静電チャック90の吸着性能を把握することが可能になる。
<2.皮膜状態判定アセンブリ>
皮膜状態判定アセンブリ5は、静電チャック90の皮膜10の状態を定量的に判定するツールである。皮膜状態判定アセンブリ5は、皮膜10の電気的な等価回路を、直列等価回路L1(図2参照)又は並列等価回路L2(図3参照)と仮定し、皮膜10の静電容量および抵抗を算出することで、皮膜10の状態を判定する。直列等価回路L1は、コンデンサおよび抵抗器を直列に接続した回路である。並列等価回路L2は、コンデンサおよび抵抗器を並列に接続した回路である。以下、直列等価回路L1のコンデンサの静電容量をCcsとし、直列等価回路L1の抵抗器の抵抗をRcsとし、並列等価回路L2のコンデンサの静電容量をCcpとし、並列等価回路L2の抵抗器の抵抗をRcpとする。
図4は、皮膜10の等価回路を直列等価回路L1と仮定したモデルの皮膜状態判定アセンブリ5(以下、直列モデルアセンブリ5aと呼ぶ。)を示す。図5は、皮膜10の等価回路を並列等価回路L2と仮定したモデルの皮膜状態判定アセンブリ5(以下、並列モデルアセンブリ5bと呼ぶ。)を示す。図4および図5を比較すると分かるように、直列モデルアセンブリ5aと並列モデルアセンブリ5bとは、抵抗器60を有するか否かの点のみにおいて相違する。従って、以下では、直列モデルアセンブリ5aについて説明した後、並列モデルアセンブリ5bについて、両者の差異を中心として説明する。
<2−1.直列モデルアセンブリ>
図4に示すように、直列モデルアセンブリ5aは、直流電源PSと、スイッチSWと、シャント抵抗器20と、高圧プローブ30と、オシロスコープ40と、金属円柱50と、抵抗器60と、コンピュータ70と、これらを接続する配線とを有する。直流電源PSは、半導体製造装置1と共用される。
<2−1−1.測定用回路の準備>
図2に示す皮膜10の直列等価回路L1の静電容量Ccsおよび抵抗Rcsの算出時、まず、測定者は、静電チャック90が組み込まれた測定用回路2を形成する。測定用回路2は、静電チャック90と、直列モデルアセンブリ5aの直流電源PS、スイッチSW、シャント抵抗器20、高圧プローブ30、オシロスコープ40、金属円柱50および抵抗器60とを図4のとおり接続することにより、後述する充電用回路2aおよび放電用回路2bを有するように形成される。
金属円柱50は、ステンレス鋼製であり、皮膜10の電極として、静電チャック90の皮膜10上に載置される。皮膜10との接触面である金属円柱50の下面は、皮膜10と金属円柱50との接触面積を広くすべく、鏡面加工されている。また、金属円柱50の下面の周縁部は、丸め加工(R加工)されておらず、金属円柱50の縦断面視形状の左下および右下の角は、概ね90°である。金属円柱50と皮膜10との接触面の周縁部が丸め加工されていると、その近傍の空間の電界強度が強くなり、絶縁破壊(大気放電)し易くなってしまうからである。金属円柱50の上部は、スイッチSWの軸側に接続される。スイッチSWの第1端子は、直流電源PSのマイナス極に接続される。直流電源PSのプラス極は、シャント抵抗器20の第1端子に接続される。また、直流電源PSのプラス極側は、接地される。シャント抵抗器20の第2端子は、静電チャック90の基台15に接続される。その結果、直流電源PS、スイッチSW、金属円柱50、静電チャック90およびシャント抵抗器20がこの順番で直列に接続された充電用回路2aが形成される。
さらに、スイッチSWの第2端子は、抵抗器60の第1端子に接続される。抵抗器60の第2端子は、シャント抵抗器20の第1端子と直流電源のプラス極との間に接続される。その結果、スイッチSW、金属円柱50、静電チャック90、シャント抵抗器20および抵抗器60がこの順番で直列に接続された放電用回路2bが形成される。
スイッチSWは、充電用回路2aが閉じた状態(以下、充電状態と呼ぶ。)と、放電用回路2bが閉じた状態(以下、放電状態と呼ぶ。)とを切り替えるスイッチである。充電状態は、皮膜10およびシャント抵抗器60に直流電源PSから直流電圧が印加される状態である。従って、充電状態は、皮膜10の直列等価回路L1のコンデンサが充電される状態と考えることができる。放電状態は、皮膜10およびシャント抵抗器60に直流電源PSから直流電圧が印加されない状態である。従って、放電状態は、皮膜10の直列等価回路L1のコンデンサが放電される状態と考えることができる。なお、スイッチSWは、絶縁耐力の高い不活性ガスが充填されたガス封入リレーとすることが好ましい。高電圧下でも、スイッチSWのオン/オフの切替時に、絶縁破壊しないようにするためである。
さらに、シャント抵抗器20に印加される電圧V(t)を測定できるよう、高圧プローブ30およびオシロスコープ40が接続される。tは、時間である。オシロスコープ40は、デジタル式であり、コンピュータ70に接続される。オシロスコープ40で測定された電圧V(t)の測定値は、コンピュータ70に入力される。
<2−1−2.コンピュータの準備>
図6に示すコンピュータ70は、汎用のパーソナルコンピュータであり、解析プログラム8がインストールされている。解析プログラム8は、コンピュータ70に後述する演算処理に含まれる各ステップを実行させる。
コンピュータ70は、ディスプレイ71、入力部72、記憶部73、制御部74およびスピーカ75を有し、これらは互いにバス線7で接続されており、相互に通信可能である。入力部72は、マウスおよびキーボート等から構成される。記憶部73は、ハードディスク等から構成される。解析プログラム8は、記憶部73内に格納されている。制御部74は、CPU、ROMおよびRAM等から構成される。
測定者は、コンピュータ70に後述する演算処理で利用されるパラメータを設定する。ここで設定されるパラメータは、シャント抵抗器20の抵抗R、抵抗器60の抵抗R、高圧プローブ30の抵抗R、高圧プローブ30の静電容量Cおよび直流電源の直流電圧Eである。なお、高圧プローブ30の電気的な等価回路は、コンデンサと抵抗器とを並列に接続したものと仮定される。従って、抵抗Rとは、高圧プローブ30の等価回路に含まれる抵抗器の抵抗である。静電容量Cとは、高圧プローブ30の等価回路に含まれるコンデンサの静電容量である。
<2−1−3.電圧の測定>
測定用回路2およびコンピュータ70の上述の準備が終わると、測定者は、シャント抵抗器20に印加される電圧V(t)を測定する。まず、測定者は、スイッチSWを切り替え、測定用回路2が定常状態に達するまで、測定用回路2を充電状態に維持する。その後、測定者は、スイッチSWを切り替え、測定用回路2を放電状態にする。測定者は、測定用回路2を放電状態に切り替えた直後の、測定用回路2が過渡状態にある間、シャント抵抗器20に印加される電圧V(t)をオシロスコープ40により測定する。オシロスコープ40は、電圧V(t)の測定値を、逐次コンピュータ70に出力する。
<2−1−4.静電容量および抵抗の算出>
コンピュータ70の制御部74は、オシロスコープ40から受信された電圧V(t)の測定値に基づいて、皮膜10の静電容量Ccsおよび抵抗Rcsを算出する。これらの測定値は、時系列に並ぶ離散的な電圧の値である。以下、皮膜10の静電容量Ccsおよび抵抗Rcsを算出する解析プログラム8のアルゴリズムについて説明する。
図7Aに示す直列等価回路L1を含む測定用回路2は、図7Bに示すように簡略化される。図7Bの抵抗Rは、抵抗Rcsと抵抗Rの合成抵抗であり、図7Bの抵抗Rは、抵抗Rと抵抗Rの合成抵抗である。従って、
=Rcs+R (式1)
=R/(R+R) (式2)
となる。
抵抗Rの抵抗器を流れる電流をI、抵抗Rの抵抗器を流れる電流をI、静電容量Cのコンデンサを流れる電流をIとすると、以下の3つの回路方程式が成り立つ。
=I+I (式3)
また、
V(t)=R (式6)
である。式3〜式6をV(t)について解くと、
V(t)=m{exp(mt)−exp(mt)} (式7)
となる。ただし、変数m、変数mおよび変数mには、以下の関係が成り立つ。
=−E/C(m−m) (式8)
cs=m(m−m)/mER (式9)
なお、式1および式8より、
cs=−E/C(m−m)−R (式10)
となる。
制御部74は、オシロスコープ40からの電圧V(t)の測定値を式7にフィッティングすることにより、変数m、変数mおよび変数mを算出する。続いて、制御部74は、パラメータとして記憶部73内に保存されている抵抗Rおよび抵抗Rを式2に代入することにより、抵抗Rを算出する。これに続いて、制御部74は、変数m、変数mおよび変数mと、抵抗Rと、パラメータとして記憶部73内に保存されている抵抗R、静電容量Cおよび直流電圧Eとを式9および式10に代入することにより、静電容量Ccsおよび抵抗Rcsを算出する。
制御部74は、測定者の入力部72を介した操作に応じて、算出された静電容量Ccsおよび抵抗Rcsの値をディスプレイ71に表示させる。これに代えて又は加えて、制御部74は、静電容量Ccsおよび抵抗Rcsの値を所定の閾値と比較する等して、皮膜10の劣化のレベルを判定し、その判定された劣化のレベルをディスプレイ71に表示させる。さらに、制御部74は、皮膜10の劣化が所定のレベルに達したと判定された場合、ディスプレイ71に所定の画面を表示させたり、スピーカ75から所定の音声を出力したり等することにより、皮膜10が劣化している旨の警告を出す。それにより、測定者は、皮膜10の劣化のレベルを把握することができる。
なお、本実施形態において、測定用回路2の接地ラインに抵抗Rの抵抗器60を組み込んだ理由は、以下のとおりである。抵抗器60が存在しない場合、時間t=0で測定用回路2が放電状態に切り替えられた後、限りなく0に近い時間tで電圧V(t)がピークを迎える。電圧の立ち上がり速度が速くなりすぎるからである。その結果、電圧V(t)の測定値を理論式7にフィッティングさせることが困難になり、静電容量Ccsおよび抵抗Rcsの算出が困難になる。なお、抵抗器60が存在しない場合も、電圧V(t)の理論式7自体は変化しない。一方、抵抗器60が存在する場合、電圧V(t)がピークを迎える時間がやや遅れる。その結果、電圧V(t)の測定値は、図8に示すような挙動を示し、電圧V(t)の測定値を理論式7にフィッティングさせ易くなる。
<2−2.並列モデルアセンブリ>
以下、並列モデルアセンブリ5bについて、直列モデルアセンブリ5aとの差異を中心に説明する。なお、並列モデルアセンブリ5bの要素の中で、直列モデルアセンブリ5aと共通の参照符号が付された要素については、特に説明がない限り、直列モデルアセンブリ5aと同様の構成を有するものとする。
<2−2−1.測定用回路の準備から電圧の測定まで>
図3に示す皮膜10の並列等価回路L2の静電容量Ccpおよび抵抗Rcpの算出時、まず、測定者は、測定用回路3を形成する。測定用回路3は、測定用回路2から抵抗器60を省略したものである。従って、スイッチSWの第2端子は、シャント抵抗器20の第1端子と直流電源のプラス極との間に接続される。スイッチSWは、充電用回路3aが閉じた状態である充電状態と、放電用回路3bが閉じた状態である放電状態とを切り替える。充電用回路3aは、充電用回路2aと同様の回路であり、放電用回路3bは、放電用回路2bから抵抗器60を省略したものである。充電状態は、皮膜10の並列等価回路L2のコンデンサが充電される状態である。放電状態は、皮膜10の並列等価回路L2のコンデンサが放電される状態である。
測定者は、直列モデルアセンブリ5aを使用する場合に設定するパラメータのうち、抵抗器60の抵抗R以外のパラメータをコンピュータ70に設定する。続いて、測定者は、直列モデルアセンブリ5aを使用する場合と同様に、測定用回路3を充電した後、放電しつつ、シャント抵抗器20に印加される電圧V(t)をオシロスコープ40により測定する。
<2−2−2.静電容量および抵抗の算出>
コンピュータ70の制御部74は、オシロスコープ40から受信された電圧V(t)の測定値に基づいて、皮膜10の静電容量Ccpおよび抵抗Rcpを算出する。以下、皮膜10の静電容量Ccpおよび抵抗Rcpを算出する解析プログラム8のアルゴリズムについて説明する。
図9Aに示す並列等価回路L2を含む測定用回路3は、図9Bに示すように簡略化される。図9Bの抵抗Rは、抵抗Rと抵抗Rの合成抵抗である。従って、
=R/(R+R) (式11)
となる。
抵抗Rcpの抵抗器を流れる電流をI、静電容量Ccpのコンデンサを流れる電流をI、抵抗Rの抵抗器を流れる電流をI、静電容量Cのコンデンサを流れる電流をIとすると、以下の4つの回路方程式が成り立つ。
+I=I+I (式12)
cp+R=0 (式15)
また、
V(t)=R (式16)
である。式12〜式16をV(t)について解くと、
V=mexp(mt) (式17)
となる。ただし、変数mおよび変数mには、以下の関係が成り立つ。
cp=−C+(1+m)E/m (式18)
cp=−m/{(1+m)E+m} (式19)
となる。
制御部74は、オシロスコープ40からの電圧V(t)の測定値を式17にフィッティングすることにより、変数mおよび変数mを算出する。続いて、制御部74は、パラメータとして記憶部73内に保存されている抵抗Rおよび抵抗Rを式11に代入することにより、抵抗Rを算出する。これに続いて、制御部74は、変数mおよび変数mと、抵抗Rと、パラメータとして記憶部73内に保存されている静電容量Cおよび直流電圧Eとを式18および式19に代入することにより、静電容量Ccpおよび抵抗Rcpを算出する。
その後、制御部74は、算出された静電容量Ccpおよび抵抗Rcpの値を、ディスプレイ71に表示させる等、静電容量Ccsおよび抵抗Rcsの場合と同様の態様で利用する。
なお、本実施形態では、測定用回路2とは異なり、測定用回路3の接地ラインに抵抗Rの抵抗器60が組み込まれていない。従って、時間t=0で測定用回路3が放電状態に切り替えられた後、限りなく0に近い時間tで電圧V(t)がピークを迎える。その結果、電圧V(t)の測定値は、図10に示すような挙動を示す。
<3.特徴>
<3−1>
上記実施形態では、皮膜10の静電容量Ccs,Ccpを算出するために、皮膜10を含む回路に直流電圧が印加される。具体的には、皮膜10は、直流電源PS、シャント抵抗器20およびスイッチを含む回路に組み込まれる。スイッチSWは、皮膜10の直流電圧V(t)による充電状態と皮膜10の放電状態とを切り替えるために使用される。そして、充電状態から放電状態へ切り替えた後のシャント抵抗器20の電圧V(t)の測定値から、皮膜10の静電容量Ccs,Ccpが算出される。これにより、直流電源PSを使用して、皮膜10の電気的な等価回路L1,L2の静電容量Ccs,Ccpを算出することができる。
<3−2>
上記実施形態では、皮膜10の静電容量Ccs,Ccpだけでなく、皮膜10の抵抗Rcs,Rcpも算出される。従って、皮膜10の漏れ電流を評価することができる。
<3−3>
直列モデルアセンブリ5aは、抵抗器60を有する。抵抗器60は、放電状態で、皮膜10およびシャント抵抗器20に直列に接続される。
すなわち、抵抗器60は、放電状態でシャント抵抗器20に直列に接続される態様で、皮膜10を含む回路に組み込まれる。従って、放電状態に切り替えられた直後、シャント抵抗器20に印加される電圧V(t)の急激な立ち上がりが抑制される。その結果、シャント抵抗器20の電圧V(t)の測定値から、皮膜10の静電容量Ccsがより安定的に算出される。
<3−4>
半導体製造装置1において、皮膜10が形成されている基台15は、内部電極10aに直流電源PSに接続された状態で、シリコンウェハW1を載置するために使用される。つまり、皮膜10の静電容量Ccs,Ccpを測定する皮膜状態判定アセンブリ5も、皮膜状態判定アセンブリ5が組み込まれた半導体製造装置1も、同じ直流電源PSを使用する。従って、半導体製造装置1の駆動時と同様の条件下で、皮膜10の静電容量Ccs,Ccpを測定することができる。
<3−5>
上記実施形態では、皮膜10の電極として、金属円柱50が使用される。金属円柱50は、単に皮膜10の上に配置され、ねじ等により固定される。従って、従来の態様、例えば、金属箔を皮膜10上に張り付ける方法に比べて、皮膜10の電極を簡便に形成することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<4−1>
直列モデルアセンブリ5aから抵抗器60を省略してもよいし、並列モデルアセンブリ5bに抵抗器60を追加してもよい。かかる場合、それぞれ回路方程式を立て直し、電圧V(t)の測定値をフィッティングするためのV(t)の式を新たに求め、新たなV(t)の式を解析プログラム2に与えればよい。
<4−2>
皮膜10の等価回路は、直列等価回路L1および並列等価回路L2に限定されない。例えば、皮膜10の等価回路として、図13に示すような直列回路および並列回路を組み合わせた等価回路L3を仮定してもよい。かかる場合も、回路方程式を立て直し、電圧V(t)の測定値をフィッティングするためのV(t)の式を新たに求め、新たなV(t)の式を解析プログラム2に与えればよい。
<4−3>
皮膜状態判定アセンブリ5を利用して、半導体製造装置1の稼働中に、皮膜10の状態をリアルタイムに判定してもよい。それにより、測定者は、半導体製造装置1の稼働中に、半導体製造装置1を停止させたり、半導体製造装置1の稼働時のパラメータを変更したりする等の適切な処置をリアルタイムに取ることができる。あるいは、制御部74が、半導体製造装置1の稼働中に、皮膜10の劣化のレベルに従って、半導体製造装置1を停止させたり、半導体製造装置1の稼働時のパラメータを変更したりする等の適切な処理をリアルタイムに実行するようにしてもよい。
<4−4>
皮膜10の電極として、金属円柱50以外を利用してもよい。例えば、JIS規格(JISC2138)に従って、金属箔を貼り付けたり、スパッタリングしたりしてもよい。しかし、上記実施形態のように、皮膜状態判定アセンブリ5を半導体製造装置1に組み込む場合には、金属円柱50を皮膜10上に載置する方法が特に簡便である。また、金属円柱50には、ガードリングを装着することがさらに好ましい。ガードリングの内径は、金属円柱50の外径よりも数mm程度大きなサイズとすることが好ましい。なお、金属円柱50の代わりに、角柱等、他の形状の金属柱を使用してもよい。金属円柱50を使用する場合でも、その形状は、完全に円柱形状である必要はなく、概ね円柱形状であればよい。
<4−5>
皮膜状態判定アセンブリ5からシャント抵抗器20を省略してもよい。かかる場合、回路を簡略化することができる。シャント抵抗器20を省略した場合、式2および式11が、
=R (式20)
となるが、他の式1、式3〜式10および式12〜式19は、変わらない。従って、シャント抵抗器20を省略したとしても、上記実施形態と同様に、静電容量Ccs,Ccpおよび抵抗Rcs,Rcpを算出可能である。
ただし、シャント抵抗器20は、省略しないことが好ましい。シャント抵抗器20を省略すると、万が一皮膜10が破壊された場合、高圧プローブ30に大きな電流が流れ込み、高圧プローブ30が故障する可能性が高くなるからである。また、高圧プローブ30の代わりに、低圧プローブを使用することも可能であるが、プローブを保護する同様の観点から、高圧プローブ30を使用することが好ましい。
しかし、本変形例では、高圧プローブ30の内部抵抗が、シャント抵抗器20の役割を担う。従って、測定用回路2,3を簡略化することができる。
<4−6>
上記実施形態では、皮膜状態判定アセンブリ5を、静電チャック90の皮膜10の静電容量Ccs,Ccpおよび抵抗Rcs,Rcpを測定するのに使用したが、静電チャック90の皮膜10に限らず、その他の皮膜の静電容量および抵抗の測定にも使用することができる。
<4−7>
上記実施形態では、皮膜状態判定アセンブリ5による静電容量および抵抗の測定の対象は、溶射により形成された皮膜10であったが、これに限定されない。測定の対象は、例えば、セラミックス焼結板等であってもよく、アセンブリ5は、様々な絶縁物の静電容量および抵抗を測定するのに適用可能である。
<5.評価>
以下、本発明の実施例について説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されない。本実施例では、図4および図5の測定用回路2,3を使用して、静電容量Ccs,Ccpおよび抵抗Rcs,Rcpを以下の条件下で測定した。
=10MΩ、R=3MΩとした。高圧プローブ30としては、R=100MΩ、C=3pFで、Tektronix社製の6015Aを使用した。直流電源PSとしては、E=1kVで、ムサシインテック社製の耐電圧試験器IP−701Gを使用した。スイッチSWとしては、Kilovac社製のガス封入リレーHC−6を使用した。皮膜10としては、アルミナ(TS5116−HP)から形成され、平面研磨#400仕上げされており、膜厚が250μmのものを使用した。金属円柱50としては、SUS304ステンレス鋼製のものを使用した。また、金属円柱50としては、直径20mm×高さ30mmと直径30mm×高さ30mmのサイズのものを2つ用意し、それぞれの場合について測定を行った。
上記条件下で静電容量Ccs,Ccpおよび抵抗Rcs,Rcpを算出したところ、図11に示す結果が得られた。
ところで、静電容量は、電極の面積に比例する。そうすると、{C(φ30)/C(φ20)}0.5の値は、理論的には、{30/200.5=1.5となるはずである。なお、C(φ20)、C(φ30)は、それぞれ直径20mm、直径30mmの金属円柱50を使用した場合の静電容量Ccs,Ccpである。図11に示すとおり、本実施例における{C(φ20)/C(φ30)}0.5は、直列等価回路L1のモデルで、1.383となり、並列等価回路L2のモデルで、1.351となった。従って、理論値からのずれが10%未満となり、本発明に係る静電容量および抵抗の算出方法の妥当性が認められる。
また、上記条件下で静電容量Ccsおよび抵抗Rcsをさらに4回算出し、その後、測定用回路2,3を組み直し、さらに5回算出したところ、図12に示す結果が得られた。図12から分かるように、本発明に係る静電容量および抵抗の算出方法では、概ね繰り返し精度が確保されている。その点からも、本発明に係る静電容量および抵抗の算出方法の妥当性が認められる。
2,3 測定用回路
5 皮膜状態判定アセンブリ(アセンブリ)
5a 直列モデルアセンブリ(アセンブリ)
5b 並列モデルアセンブリ(アセンブリ)
10 皮膜(絶縁物)
15 基台
20 シャント抵抗器(第1抵抗体)
30 高圧プローブ(第1抵抗体、プローブ)
40 オシロスコープ(電圧測定器)
50 金属円柱(金属柱)
60 抵抗器(第2抵抗体)
70 コンピュータ
74 制御部(算出部)
L1 直列等価回路(等価回路)
L2 並列等価回路(等価回路)
L3 等価回路
PS 直流電源
SW スイッチ
W1 シリコンウェハ(ウェハ)

Claims (21)

  1. 絶縁物の状態を判定するためのアセンブリであって、
    直流電源と、
    前記直流電源および前記絶縁物に直列に接続され、既知の第1抵抗を有する第1抵抗体と、
    前記絶縁物および前記第1抵抗体に前記直流電源から直流電圧が印加され、前記絶縁物が充電される充電状態と、前記絶縁物および前記第1抵抗体に前記直流電源から直流電圧が印加されず、前記絶縁物が放電される放電状態とを切り替えるスイッチと、
    前記スイッチが前記充電状態から前記放電状態に切り替えられた後に、前記第1抵抗体に印加される電圧を測定する電圧測定器と、
    前記第1抵抗および前記電圧に基づいて、前記絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出する算出部と
    を備える、アセンブリ。
  2. 前記算出部は、前記電圧に基づいて、前記等価回路の抵抗をさらに算出する、
    請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記等価回路は、直列に接続されたコンデンサおよび抵抗器を含む回路と仮定したものである、
    請求項1又は2に記載のアセンブリ。
  4. 前記放電状態で、前記絶縁物および前記第1抵抗体に直列に接続される第2抵抗体、
    をさらに備える、
    請求項3に記載のアセンブリ。
  5. 前記算出部は、Eを前記直流電源の直流電圧とし、Cを前記等価回路の静電容量とし、Rを前記第1抵抗、又は前記第1抵抗と前記電圧測定器用のプローブの抵抗との合成抵抗とし、Vを前記電圧とし、tを時間としたときに、前記電圧を、
    V=m{exp(mt)−exp(mt)}
    の式にフィッティングすることにより、変数m、変数mおよび変数mを算出し、前記変数m、前記変数mおよび前記変数mを、
    ={m(m−m)}/mER
    の式に代入することにより、前記等価回路の静電容量を算出する、
    請求項3又は4に記載のアセンブリ。
  6. 前記等価回路は、並列に接続されたコンデンサおよび抵抗器を含む回路と仮定したものである、
    請求項1又は2に記載のアセンブリ。
  7. 前記算出部は、Eを前記直流電源の直流電圧とし、Cを前記等価回路の静電容量とし、Cを前記電圧測定器用のプローブの静電容量とし、Rを前記第1抵抗、又は前記第1抵抗と前記プローブの抵抗との合成抵抗とし、Vを前記電圧とし、tを時間としたときに、前記電圧を、
    V=mexp(mt)
    の式にフィッティングすることにより、変数mおよび変数mを算出し、前記変数mおよび前記変数mを、
    =−C+(1+mRC)E/m
    の式に代入することにより、前記等価回路の静電容量を算出する、
    請求項6に記載のアセンブリ。
  8. 前記第1抵抗は、前記電圧測定器用のプローブの抵抗である、
    請求項1〜7いずれかに記載のアセンブリ。
  9. 前記絶縁物は、直流電源に接続された状態で使用される、
    請求項1〜8のいずれかに記載のアセンブリ。
  10. 前記絶縁物は、基台上に配置され、前記ウェハのエッチング時に前記絶縁物に前記ウェハが静電気力により吸着されるように、直流電圧が印加される、
    請求項9に記載のアセンブリ。
  11. 前記絶縁物の上に配置され、前記絶縁物を前記直流電源、前記第1抵抗体および前記スイッチを含む回路に接続する金属柱、
    をさらに備える、
    請求項1〜10のいずれかに記載のアセンブリ。
  12. 絶縁物の状態を判定する方法であって、
    前記絶縁物と、前記絶縁物に直列に接続され、既知の第1抵抗を有する第1抵抗体とを含む測定用回路を形成するステップと、
    前記絶縁物および前記第1抵抗体に直流電圧が印加され、前記絶縁物が充電される充電状態を保持するステップと、
    前記充電状態から、前記絶縁物および前記第1抵抗体に直流電圧が印加されず、前記絶縁物が放電される放電状態に切り替えるステップと、
    前記充電状態から前記放電状態に切り替えられた後に、前記第1抵抗体に印加される電圧を測定するステップと、
    前記第1抵抗および前記電圧に基づいて、前記絶縁物の電気的な等価回路の静電容量を算出するステップと
    を備える、方法。
  13. 前記電圧に基づいて、前記等価回路の抵抗を算出するステップ、
    をさらに備える、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記等価回路は、直列に接続されたコンデンサおよび抵抗器を含む回路と仮定したものである、
    請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記測定用回路は、前記放電状態で、前記絶縁物および前記第1抵抗体に直列に接続される第2抵抗体をさらに含む、
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記等価回路の静電容量を算出するステップは、
    Eを前記直流電圧とし、Cを前記等価回路の静電容量とし、Rを前記第1抵抗、又は前記第1抵抗と前記電圧を測定する電圧測定器用のプローブの抵抗との合成抵抗とし、Vを前記電圧とし、tを時間としたときに、前記電圧を、
    V=m{exp(mt)−exp(mt)}
    の式にフィッティングすることにより、変数m、変数mおよび変数mを算出するステップと、
    前記変数m、前記変数mおよび前記変数mを、
    =m(m−m)/mER
    の式に代入することにより、前記等価回路の静電容量を算出するステップと
    を含む、
    請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記等価回路は、並列に接続されたコンデンサおよび抵抗器を含む回路と仮定したものである、
    請求項12又は13に記載の方法。
  18. 前記等価回路の静電容量を算出するステップは、
    Eを前記直流電圧とし、Cを前記等価回路の静電容量とし、Cを前記電圧を測定する電圧測定器用のプローブの静電容量とし、Rを前記第1抵抗、又は前記第1抵抗と前記プローブの抵抗との合成抵抗とし、Vを前記電圧とし、tを時間としたときに、前記電圧を、
    V=mexp(mt)
    の式にフィッティングすることにより、変数m1および変数m2を算出するステップと、
    前記変数m1および前記変数m2を、
    =−C+(1+mRC)E/m
    の式に代入することにより、前記等価回路の静電容量を算出するステップと、
    を含む、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1抵抗は、前記充電状態から前記放電状態に切り替えられた後に、前記電圧を測定する電圧測定器用のプローブの抵抗である、
    請求項12〜18いずれかに記載の方法。
  20. 前記絶縁物は、直流電源に接続された状態で使用される、
    請求項12〜19のいずれかに記載の方法。
  21. 前記絶縁物は、基台上に配置され、前記ウェハのエッチング時に前記絶縁物に前記ウェハが静電気力により吸着されるように、直流電圧が印加される、
    請求項20に記載の方法。
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