JP5903029B2 - 絶縁検査装置 - Google Patents

絶縁検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5903029B2
JP5903029B2 JP2012254176A JP2012254176A JP5903029B2 JP 5903029 B2 JP5903029 B2 JP 5903029B2 JP 2012254176 A JP2012254176 A JP 2012254176A JP 2012254176 A JP2012254176 A JP 2012254176A JP 5903029 B2 JP5903029 B2 JP 5903029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
partial discharge
voltage
measurement
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012254176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014102148A (ja
Inventor
脇本 亨
亨 脇本
友和 久田
友和 久田
由紀子 中野
由紀子 中野
弘樹 加藤
弘樹 加藤
佐藤 秀行
秀行 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012254176A priority Critical patent/JP5903029B2/ja
Publication of JP2014102148A publication Critical patent/JP2014102148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5903029B2 publication Critical patent/JP5903029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Description

本発明は、部分放電開始電圧の測定により絶縁検査を行う絶縁検査装置に関する。
回転電機のコイル間などの絶縁体に高電圧が加わると、絶縁体内の空間(ボイド)や絶縁体同士が接する隙間の空間で、部分放電と呼ばれる微小な放電が発生する。印加電圧が交流の場合には、電圧の極性が反転する度に発生する部分放電が、絶縁体を継続的に浸食しやがては絶縁破壊に至らしめる。この部分放電は、平行な電極間で火花放電の生じる電圧がガス圧と電極の間隔との積の関数になるというパッシェンの法則に従って、空間の距離と電界強度とが一定条件を満たすと発生することが知られている。このため、機器内で放電の発生が許されない高電圧機器の製造にあたっては、放電発生条件を満たさないように、印加電圧と絶縁体の厚さ・誘電率等を決定するような設計が行われている。また、設計または製造の段階で、絶縁体の厚さがどの程度あるのかを判断する必要があり、一般的に非破壊検査である部分放電の測定が行われている。これは、部分放電が発生し始める時の印加電圧は、膜厚によって変わることを利用するものである。
特許文献1に開示された技術は、上述の部分放電開始電圧を測定するものであって、印加電圧の周波数や極性を予め定めた値で変化させて測定することにより、部分放電の発生個所を判別するものである。
特開昭64−16971号公報
しかしながら、上述した部分放電開始電圧の測定方法によれば、部分放電開始電圧の測定値には、コイル表面の汚れや環境湿度に基づく大きなばらつきが発生する。また、印加電圧の周波数によっても部分放電開始電圧の変動量は異なる。例えば、本明細書の図6は、湿度環境を変えて同一試料の部分放電開始電圧を所定時間間隔で繰り返し測定した例を示す。この測定結果に示されるように、部分放電開始電圧の測定値にばらつきが存在する場合、コイル皮膜厚の推定精度が悪くなる。その結果、製造ライン検査においては不良品流出が惹起されるのみならず、この問題に対する対策のため、あらかじめ皮膜厚をより厚く設計する必要があるので、回転電機のコスト増加や占積率低下による回転電機の性能低下を招くことになる。この部分放電開始電圧のばらつきは、図6にも示されるように、特に高湿度環境下で大きく現れる傾向がある。このため、測定環境の湿度をコントロールし、高湿環境を避けることによりばらつきの抑制は可能となるが、この場合、湿度をコントロールするための空調機が必要となるため、設備が大掛かりとなりコスト上昇を招く。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、被測定物の表面の汚れや環境湿度によらず部分放電開始電圧を高精度に測定可能な絶縁検査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、被測定物(13)に印加する交流電圧の周波数を変更可能な交流電源(7)と、前記交流電源(7)より交流電圧を印加することによって前記被測定物(13)に生じる部分放電を検出する検出部(10)とを有し、前記検出部(10)による部分放電開始電圧の検出結果に基づいて前記被測定物(13)の絶縁不良を検出する絶縁検査装置であって、前記検出部(10)による部分放電の検出に先立って、前記交流電源(7)より前記被測定物(13)に印加する交流電圧の周波数を、所定の条件に基づいて決定する測定周波数判定処理部(1)を備え、前記測定周波数判定処理部(1)は、交流電圧の周波数に対する前記被測定物(13)の静電容量特性を測定する静電容量測定部(3)を備え、前記静電容量測定部(3)によって測定された静電容量特性に基づいて周波数を決定すると共に、前記測定周波数判定処理部(1)によって決定された周波数にて前記検出部(10)による部分放電の検出を行うことを特徴とする。
この構成によれば、測定周波数判定処理部(1)が、検出部(10)による部分放電の検出に先立って、前記交流電源(7)より前記被測定物(13)に印加する交流電圧の周波数を、交流電圧の周波数に対する被測定物(13)の静電容量特性に基づいて決定し、その決定された周波数にて前記検出部(10)による部分放電の検出を行う。よって、被測定物の表面の汚れや環境湿度によらず部分放電開始電圧を高精度に測定し、正確な絶縁検査を行うことができるという優れた効果を奏する。例えば、回転電機のコイル間の絶縁検査に適用した場合は、コイル間の部分放電開始電圧の測定値が変動する条件を予測し、印加電圧の周波数を最適化することができる。それにより、コイル表面の汚れや環境湿度によらず部分放電開始電圧を高精度に測定することができるので、コイル皮膜厚の推定精度が向上して皮膜厚をより薄く設計することができ、回転電機のコスト削減や占積率上昇による回転電機の性能向上が図れるという優れた効果を奏する。
本発明に係る絶縁検査装置の第1実施態様の構成を示すブロック図である。 本発明に係る絶縁検査装置の第2実施態様の構成を示すブロック図である。 本発明に係る絶縁検査装置の第3実施態様の構成を示すブロック図である。 被測定物の静電容量と被測定物に印加する交流電源の周波数との関係を示すグラフである。 被測定物の部分放電開始電圧と被測定物に印加する交流電源の周波数との関係を示すグラフである。 被測定物の部分放電開始電圧と環境湿度との関係を示すグラフである。 本発明に係る絶縁検査装置の第1実施態様の作動を示す流れ図である。 本発明に係る絶縁検査装置の第2実施態様の作動を示す流れ図である。 本発明に係る絶縁検査装置の第3実施態様の作動を示す流れ図である。 本発明に係る絶縁検査装置の第4実施態様の作動を示す流れ図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分又は同一機能を有する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
(第1実施態様)
図1に示すように、第1実施態様の絶縁検査装置は、測定周波数判定処理部1及び部分放電測定部2からなる。部分放電測定部2は、公知の構成を有し、交流電源7、インピーダンス素子8、結合コンデンサ9、検出部10、出力部11、リレースイッチ12及び被測定物13を備える。
交流電源7の交流電圧は、インピーダンス素子8とリレースイッチ12を介して被測定物13に印加される。被測定物13としての回転電機のコイル導体間には、絶縁体内の空間(ボイド)や絶縁体同士が接する隙間の空間が存在する。その空間には、コイル間の印加電圧による電界が集中するため、部分放電が発生する。部分放電電流は、鋭いパルス状であって高い周波数成分を含むので、そのパルス信号はリレースイッチ12が閉状態のとき、高周波を遮断するインピーダンス素子8に阻止され、高周波を導通させる結合コンデンサ9を通じて検出部10に入力される。
検出部10としては、パルス信号を様々な方式で計測する装置が市販されており、回転電機の絶縁検査に適したものを選択することができる。検出部10の計測結果は出力部11で処理され目的に応じた態様で出力される。
測定周波数判定処理部1は、リレースイッチ6を介して被測定物13に接続される静電容量測定部3と、静電容量測定部3が測定した静電容量値に基づいて測定周波数を判定する測定周波数判定部4と、測定周波数判定部4が判定し決定した周波数情報を受信して交流電源7に電圧と周波数の値を指令する周波数・電圧指令部5とを備える。静電容量測定部3は、被測定物13に通電する交流電流とその位相角により静電容量を測定するなどの方式のものである。
第1実施態様の絶縁検査装置の作動を図7の流れ図により説明する。リレースイッチ6をONにし、リレースイッチ12をOFFにする(S11)。これにより、部分放電測定部2は無効となり、測定周波数判定処理部1が有効となる。そして、図4に示すような静電容量の周波数特性を測定する(S12)。
図4及び図5において、静電容量特性14は、コイル表面が油脂等で汚染された被測定物13のものであり、部分放電開始電圧の測定値変動が大きい。一方、静電容量特性15は、コイル表面が油脂等で汚染されていない被測定物13のものであり、部分放電開始電圧の測定値変動は小さい。また、周波数Aは、従来一般的に絶縁検査が実施されている商用周波数(50HZ)である。図4及び図5から明らかなように、周波数Aによる測定においては、各被測定物13によってその静電容量が大きく異なるとともに、部分放電開始電圧の測定値変動が大きい。なお、各被測定物13によって静電容量が変化するのは、皮膜表面の汚れ状態と湿度条件が変わることで皮膜表面の濡れ性(表面抵抗)が変化し、コイル間表面の電荷移動量が変化するためと考えられる。このとき、低周波ほど静電容量が大きくなるのは、低周波ほど電荷の移動量が多いためと推定される。また、静電容量が大きくなる条件としては湿度が高いほど顕著に発生する傾向がある。このように、部分放電開始電圧が変動するのは、コイル表面の濡れ性が変わることでコイル間の電位差が変動するためと推定される。
図4及び図5において、周波数Bは、周波数Aの周波数からより高い周波数に移行したものである。グラフで示された周波数に対する静電容量の周波数Bにおける傾き(変化量)は、グラフで示された周波数に対する静電容量の周波数Aにおける傾き(変化量)よりも小さくなっている。そして、周波数Bによる測定においては、各被測定物13によってその静電容量の変化は周波数Aのときより小さくなるとともに、部分放電開始電圧の測定値変動も小さくなる。このように、コイル間静電容量の増加率が急変しない条件にまで印加電圧の周波数を増加させることにより部分放電開始電圧の測定ばらつきを低減させることができる。
測定周波数判定部4は、周波数Bにおける静電容量の変化量を周波数決定条件の所定値として格納している。また、部分放電はコイルの皮膜を僅かずつ損傷し、印加電圧の周波数が高いほど時間当たりの放電数が多くなって損傷を拡大させるので、測定時の印加電圧の周波数はできる限り低くする必要がある。それらの兼ね合いを考慮して、測定周波数判定部4は、グラフで示された周波数に対する静電容量の変化量が所定値以下となる周波数Bを測定周波数として判定する(S13)。
リレースイッチ6をOFFにし、リレースイッチ12をONにする(S14)。そして、S13で決定された周波数の電圧を周波数・電圧指令部5から交流電源7に指令して部分放電開始電圧の検査を実施する(S15)。部分放電開始電圧の検査結果が出力部11から出力される(S16)。
(第2実施態様)
図2に示すように、第2実施態様の絶縁検査装置は、測定周波数判定処理部1及び部分放電測定部2からなる。部分放電測定部2は、公知の構成を有し、交流電源7、インピーダンス素子8、結合コンデンサ9、検出部10、出力部11及び被測定物13を備える。
交流電源7の交流電圧は、インピーダンス素子8を介して被測定物13に印加される。被測定物13としての回転電機のコイル導体間には、絶縁体内の空間(ボイド)や絶縁体同士が接する隙間の空間が存在する。その空間には、コイル間の印加電圧による電界が集中するため、部分放電が発生する。部分放電電流は、鋭いパルス状であって高い周波数成分を含むので、そのパルス信号は高周波を遮断するインピーダンス素子8に阻止され、高周波を導通させる結合コンデンサ9を通じて検出部10に入力される。
測定周波数判定処理部1は、被測定物13周辺の環境温度及び環境湿度を検出する温・湿度検出部16と、温・湿度検出部16が測定した湿度値に基づいて測定周波数を決定する測定周波数決定部17と、測定周波数決定部17が決定した周波数情報を受信して交流電源7に電圧と周波数の値を指令する周波数・電圧指令部5とを備える。
第2実施態様の絶縁検査装置の作動を図8の流れ図により説明する。温・湿度検出部16は、被測定物13周辺の環境湿度を検出してその情報を測定周波数決定部17へ送信する(S21)。測定周波数決定部17は、予め湿度と部分放電開始電圧との関係を記録して示す図6のようなグラフや、予め湿度を関数とし周波数と部分放電開始電圧との関係を記録して示す図5のようなグラフのデータに基づいて作成したマップデータによって、検出した湿度において部分放電開始電圧のばらつきが少なくなる最適な測定周波数を決定する(S22)。そして、S22で決定された周波数の電圧を周波数・電圧指令部5から交流電源7に指令して部分放電開始電圧の検査を実施する(S23)。部分放電開始電圧の検査結果が出力部11から出力される(S24)。
(第3実施態様)
図3に示すように、第3実施態様の絶縁検査装置は、測定周波数判定処理部1及び部分放電測定部2からなる。部分放電測定部2は、公知の構成を有し、交流電源7、インピーダンス素子8、結合コンデンサ9、検出部10及び被測定物13を備える。部分放電測定部2の作用は、第2実施態様のものと同一であるから重複を避けるため、その記載を省略する。
測定周波数判定処理部1は、検出部10からの部分放電検出信号を受信して部分放電開始電圧が安定する周波数を判定する部分放電開始電圧判定部18と、部分放電開始電圧判定部18が判定した周波数情報を受信して交流電源7に電圧と周波数の値を指令する周波数・電圧指令部5と、部分放電開始電圧判定部18が検出部10から受信した部分放電検出信号に基づいて適宜な処理を行って絶縁検査結果を出力する出力部11とを備える。
第3実施態様の絶縁検査装置の作動を図9の流れ図により説明する。周波数・電圧指令部5は、商用周波数からそれ以上の周波数まで所定のステップで周波数を上げた電圧が被測定物13に印加されるよう、交流電源7に指令を出力する(S31)。部分放電測定部2は、周波数毎による部分放電開始電圧の測定を所定の全周波数について行う(S32、S33)。部分放電開始電圧判定部18は、部分放電開始電圧の測定値が安定したか否かを判定する(S34)。部分放電開始電圧の検査結果が出力部11から出力される(S35)。
(第4実施態様)
第4実施態様の絶縁検査装置の作動を図10の流れ図により説明する。第4実施態様は、第1実施態様における警報機能に関するものである。したがって、第4実施態様の絶縁検査装置の構成は図1に示される。
リレースイッチ6をONにし、リレースイッチ12をOFFにする(S41)。これにより、部分放電測定部2は無効となり、測定周波数判定処理部1が有効となる。そして、図4に示すような静電容量の周波数特性を測定する(S42)。測定周波数判定部4は、グラフで示された周波数に対する静電容量の変化量が所定値以下となる周波数Bを測定周波数として判定する(S43)。判定された周波数が所定の上限周波数より大きいか否かが判断される(S44)。上限周波数は、交流電源7の仕様能力が周波数の高域まで達していないときや、静電容量の周波数特性がグラフ上での周波数に対する静電容量の大きな変化を周波数の高域まで有する劣等なものであるときに、ばらつきのあるデータの取得を未然に防止するため設けられる。
判定された周波数が所定の上限周波数より大きいときには、警告を出力する(S45)。判定された周波数が所定の上限周波数より大きくないときには、リレースイッチ6をOFFにし、リレースイッチ12をONにする(S46)。そして、S43で決定された周波数の電圧を周波数・電圧指令部5から交流電源7に指令して部分放電開始電圧の検査を実施する(S47)。部分放電開始電圧の検査結果が出力部11から出力される(S48)。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態に係る絶縁検査装置は、被測定物13に印加する交流電圧の周波数を変更可能な交流電源7と、交流電源7より交流電圧を印加することによって被測定物13に生じる部分放電を検出する検出部10とを有し、検出部10による部分放電開始電圧の検出結果に基づいて被測定物13の絶縁不良を検出するものであって、検出部10による部分放電の検出に先立って、交流電源7より被測定物13に印加する交流電圧の周波数を、所定の条件に基づいて決定する測定周波数判定処理部1を備え、測定周波数判定処理部1によって決定された周波数にて検出部10による部分放電の検出を行う。これにより、コイル間の部分放電開始電圧の測定値が変動する条件が予測でき、印加電圧の周波数を最適化することができるので、部分放電開始電圧を高精度に測定することができる。そのため、コイル皮膜厚の推定精度が向上して皮膜厚をより薄く設計することができ、回転電機のコスト削減や占積率上昇による回転電機の性能向上が図れるという優れた効果を奏する。
また、測定周波数判定処理部1は、被測定物13の交流電圧の周波数に対する静電容量特性を測定する静電容量測定部3によって測定された静電容量特性に基づいて周波数を決定し、被測定物13に印加する交流電圧の周波数の変化量に対する被測定物13の静電容量の変化量が所定値以下となる条件で周波数を決定するので、部分放電開始電圧を測定する交流電源7の周波数を的確かつ容易に判定することができる。
また、測定周波数判定処理部1にて決定された周波数が所定の上限周波数を超えたとき警告を出力するので、ばらつきのあるデータの取得を未然に防止することができ、高効率に絶縁検査を行うことができる。
また、測定周波数判定処理部1は、被測定物13の環境湿度と、部分放電開始電圧との関係に基づいて周波数を決定するので、部分放電開始電圧を測定する交流電源7の周波数を的確かつ容易に判定することができる。
また、測定周波数判定処理部1は、被測定物13における部分放電開始電圧の安定度合に基づいて周波数を決定するので、静電容量や湿度の測定を要せず、部分放電開始電圧を測定する交流電源7の周波数を的確かつ容易に判定することができる。
なお、本発明は、当業者の知識に基づいて様々な変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものを含む。また、前記変更等を加えた実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りいずれも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1 測定周波数判定処理部
2 部分放電測定部
4 測定周波数判定部
5 周波数・電圧指令部
7 交流電源
10 検出部
13 被測定物
14、15 静電容量特性

Claims (3)

  1. 被測定物(13)に印加する交流電圧の周波数を変更可能な交流電源(7)と、前記交流電源(7)より交流電圧を印加することによって前記被測定物(13)に生じる部分放電を検出する検出部(10)とを有し、前記検出部(10)による部分放電開始電圧の検出結果に基づいて前記被測定物(13)の絶縁不良を検出する絶縁検査装置であって、
    前記検出部(10)による部分放電の検出に先立って、前記交流電源(7)より前記被測定物(13)に印加する交流電圧の周波数を、所定の条件に基づいて決定する測定周波数判定処理部(1)を備え、
    前記測定周波数判定処理部(1)は、交流電圧の周波数に対する前記被測定物(13)の静電容量特性を測定する静電容量測定部(3)を備え、前記静電容量測定部(3)によって測定された静電容量特性に基づいて周波数を決定すると共に、
    前記測定周波数判定処理部(1)によって決定された周波数にて前記検出部(10)による部分放電の検出を行うことを特徴とする絶縁検査装置。
  2. 前記測定周波数判定処理部(1)は、前記被測定物(13)に印加する交流電圧の周波数の変化量に対する前記被測定物(13)の静電容量の変化量が所定値以下となる条件で周波数を決定することを特徴とする請求項に記載の絶縁検査装置。
  3. 前記測定周波数判定処理部(1)にて決定された周波数が所定の上限周波数を超えたとき警告を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の絶縁検査装置
JP2012254176A 2012-11-20 2012-11-20 絶縁検査装置 Active JP5903029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012254176A JP5903029B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 絶縁検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012254176A JP5903029B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 絶縁検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014102148A JP2014102148A (ja) 2014-06-05
JP5903029B2 true JP5903029B2 (ja) 2016-04-13

Family

ID=51024771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012254176A Active JP5903029B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 絶縁検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5903029B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021076544A (ja) * 2019-11-13 2021-05-20 富士電機株式会社 放電検出装置
CN113030732B (zh) * 2021-05-27 2021-09-24 北京德风新征程科技有限公司 电机监控预警方法、装置、电子设备和计算机可读介质

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6255571A (ja) * 1985-09-03 1987-03-11 Hitoshi Terase 自動絶縁特性解析装置
JP2860335B2 (ja) * 1990-09-25 1999-02-24 矢崎総業株式会社 放電管
US7030621B2 (en) * 2004-05-04 2006-04-18 General Electric Company Low current AC partial discharge diagnostic system for wiring diagnostics
JP2007327786A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Kawamura Electric Inc 湿潤劣化検出装置、及び検出方法
JP5525768B2 (ja) * 2009-06-30 2014-06-18 株式会社東芝 回転電機の試験方法及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014102148A (ja) 2014-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107505540B (zh) 用于电力设备的诊断系统
AU2012289811B2 (en) Method and device for detecting a deterioration in the state of an insulation in an operating electric machine
CN103339481B (zh) 电容式测量料位的设备和方法
TWI522629B (zh) Winding test device
JP5315814B2 (ja) 絶縁被覆導体検査方法及び装置
US10444273B2 (en) Partial discharge measurement device
US10191114B2 (en) System for analysis of partial discharge defects of gas insulated switchgear
JP2013089596A (ja) 電気コンタクトを監視するためのシステム及び方法
KR102158551B1 (ko) 절연 검사 장치 및 절연 검사 방법
KR20130014999A (ko) 동기 기기를 모니터링하기 위한 방법 및 시스템
JP7112157B2 (ja) 巻線試験装置
JP5903029B2 (ja) 絶縁検査装置
JP2022524264A (ja) 直流バスと保護接地との間の絶縁を監視する方法及び装置
JP6164022B2 (ja) 巻線機器の巻線層間絶縁診断方法
Nussbaumer et al. Online detection of insulation degradation in inverter fed drive systems based on high frequency current sampling
US20160290851A1 (en) Electrode-type liquid level detection device and electrode-type liquid level detection method
JP6588261B2 (ja) 絶縁監視装置およびインバータ装置
JP5844015B1 (ja) 電力開閉制御装置
JP2014013164A (ja) 避雷装置の故障判定方法
KR20160121642A (ko) 인버터 구동 전동기의 절연 상태 진단 방법 및 장치
KR101145995B1 (ko) 계자 권선 절연 상태 진단 장치 및 방법
JP4802302B2 (ja) 電力ケーブルの水トリー劣化診断方法
AU2022222030B2 (en) Partial discharge measurement system and partial discharge measurement method
JP6378585B2 (ja) 過渡電流測定方法、過渡電流測定可能な商用配電系判定方法、並びに過渡電流測定不可能な商用配電系への対策方法及びそのための装置
KR101792950B1 (ko) 발전기 고정자 권선의 정전 용량 측정 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5903029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250