JPWO2013094597A1 - 鞍乗型電動車両 - Google Patents

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Abstract

本発明の目的の一つは、屋根が無い場所に車両を載置した場合であっても、可搬型充電器を防水した状態でバッテリの充電が可能な鞍乗型電動車両を提供することである。
可搬型充電器(40)が第2収容部(S2)に収容された状態でバッテリ(6)の充電を行う場合、シート(29)、第2収容部(S2)の開口部(30)、ロック機構(70)、及び可搬型充電器(40)の換気口(49)が換気部として機能して、第2収容部(S2)の内部を換気する。このため、充電の際に可搬型充電器(40)から発生する熱を第2収容部(S2)の内部から外部に効率良く逃がすことができる。よって、シート(29)が第2収容部(S2)の開口部(30)を覆い、可搬型充電器(40)をシート(29)で防水した状態でありながら、第2収容部(S2)の内部が高熱に達することを回避しつつバッテリ(6)の充電を行うことができる。

Description

本発明は、電動モータを動力源として用いる鞍乗型電動車両に関するものである。
従来、車両から取り外すことが可能な可搬型充電器を備える電動二輪車がある。このような電動二輪車によれば、可搬型充電器を取り外して車両を軽くした状態で走行することができる。また、長距離運転する場合には、必要に応じてバッテリを充電するために、シートカバーの下に設けられた収容部等に充電器を収容した状態で走行することもできる。
しかし、可搬型充電器を用いてバッテリの充電を行う際には、可搬型充電器を安定して載置できる場所が必要となる。そこで、例えば、バッテリの充電を行う際に、可搬型充電器を取り付ける取付け部を電動二輪車のステップフロア上に設けた電動二輪車が提案されている(特許文献1参照)。
国際公開第2011/024326号
しかしながら、電動二輪車のバッテリを充電できる場所は限られているのが現状であり、屋根が無い場所に電動二輪車を載置した状態で充電を行うことも考えられる。ステップフロア上に設けた取付け部に可搬型充電器を取り付けた状態でバッテリの充電を行う構成では、電動二輪車を屋根が無い場所に載置した状態で充電を行う場合、可搬型充電器が雨水に晒される恐れがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、屋根が無い場所に車両を載置した場合であっても、可搬型充電器を防水した状態でバッテリの充電が可能な鞍乗型電動車両を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1発明の鞍乗型電動車両は、開口部と、その開口部を開閉可能な蓋とを有する収容部と、前記収容部に収容可能な可搬型充電器と、車載されたバッテリに接続されるレセプタクルと、を備え、前記可搬型充電器は、充電器本体と、電源に接続される電源プラグと、前記電源プラグと前記充電器本体とを接続する電源ケーブルと、前記レセプタクルに接続される充電用プラグと、前記充電器本体と前記充電用プラグとを接続する充電ケーブルとを有し、前記収容部は、前記可搬型充電器を前記収容部に収容した状態で、前記電源ケーブルを前記収容部の内部から外部に導出する電源ケーブル導出部と、前記可搬型充電器を前記収容部に収容した状態で、前記収容部の内部を換気するための換気部と、を有し、前記蓋は、前記電源ケーブルが前記電源ケーブル導出部を介して前記収容部の内部から外部に導出されていないとき、前記収容部の前記開口部を閉じることが可能であり、前記電源ケーブルが前記電源ケーブル導出部を介して前記収容部の内部から外部に導出されているとき、前記換気部により前記収容部の内部を換気するものである。
第1発明の鞍乗型電動車両によれば、蓋は、電源ケーブルが電源ケーブル導出部を介して収容部の内部から外部に導出されていないとき、すなわち通常の車両使用状態のとき、収容部の開口部を閉じることが可能なため、雨水や埃などが収容部内に浸入することを防ぐことができる。また、可搬型充電器が収容部に収容されて、電源ケーブルが電源ケーブル導出部を介して収容部の内部から外部に導出された状態でバッテリの充電を行う場合、換気部が収容部の内部を換気するので、充電の際に可搬型充電器から発生する熱を収容部の内部から外部に効率良く逃がすことができる。よって、蓋が収容部の開口部を覆った状態であっても、収容部の内部が高熱に達することを回避しつつバッテリの充電を行うことができる。従って、蓋が収容部の開口部を覆ったまま、収容部に収容された可搬型充電器を用いてバッテリを充電することができる。例えば、屋根が無い場所に車両を載置した場合であっても、可搬型充電器を蓋で防水した状態でバッテリを充電することができる。
また、第2発明の鞍乗型電動車両は、第1発明の鞍乗型電動車両において、前記レセプタクルは、その接続口が前記収容部の内部に開口し、前記充電用プラグを接続した状態で前記可搬型充電器を前記収容部に収容可能な位置に設けられているものである。
第2発明の鞍乗型電動車両によれば、レセプタクルの接続口と充電用プラグとの接続部分が収容部の内部に収まり、外部に露出しないため、接続部分を外部の塵や水滴から保護することができる。
また、第3発明の鞍乗型電動車両は、第1発明の鞍乗型電動車両において、前記レセプタクルは、その接続口が前記収容部の外部に開口する位置に設けられ、前記収容部は、前記可搬型充電器を前記収容部に収容した状態で、前記充電ケーブルを前記収容部の内部から外部に導出する充電ケーブル導出部を有するものである。
第3発明の鞍乗型電動車両によれば、レセプタクルと充電プラグとは収容部の外部で接続されるため、収容部の内部空間を広く確保することができる。
また、第4発明の鞍乗型電動車両は、第1から第3発明のいずれかの鞍乗型電動車両において、前記電源ケーブル導出部と前記換気部の少なくとも一部は、前記蓋および前記開口部で構成され、前記電源ケーブルは、前記蓋および前記開口部の間から導出され、前記収容部は、前記蓋および前記開口部の間を介して換気されるものである。
第4発明の鞍乗型電動車両によれば、蓋と収容部の開口部との間の隙間を利用して収容部の内部を換気することができる。
また、第5発明の鞍乗型電動車両は、第1から第4発明のいずれかの鞍乗型電動車両において、前記蓋は、前記収容部の開口部を閉じる閉位置と、前記収容部の開口部を開口する開位置と、前記蓋と前記開口部との間に隙間を形成する隙間形成位置との間を移動可能に構成されており、前記収容部は、前記蓋部を前記隙間形成位置に支持する蓋支持機構を含み、前記蓋部と前記開口部および前記蓋支持機構が前記換気部の少なくとも一部を構成しているものである。
第5発明の鞍乗型電動車両によれば、蓋が隙間形成位置に支持されるため、蓋と開口部との間に形成された隙間を介して熱を収容部の内部から外部に効率良く逃がすことができる。
また、第6発明の鞍乗型電動車両は、第5発明の鞍乗型電動車両において、前記蓋支持機構は、前記蓋が前記閉位置と前記隙間形成位置にある時に前記蓋をロックするロック機構であるものである。
第6発明の鞍乗型電動車両によれば、可搬型充電器が収容部に収容された状態でバッテリの充電を行う場合、蓋が隙間形成位置にロックされるため、収容部の内部を換気するとともに、収容部の内部に収容された可搬型充電器が盗難されるのを予防することができる。
また、第7発明の鞍乗型電動車両は、第1から第6発明のいずれかの鞍乗型電動車両において、前記可搬型充電器は、ファン装置を有し、前記ファン装置は、前記可搬型充電器が前記収容部に収容された状態で作動可能に構成され、前記収容部の内部の換気を促進する換気促進装置であるものである。
第7発明の鞍乗型電動車両によれば、充電の際にファン装置を駆動することで、熱を収容部の内部から外部に効率良く逃がすことができる。
また、第8発明の鞍乗型電動車両は、第1から第7発明のいずれかの鞍乗型電動車両において、前記蓋は、シートであるものである。
第8発明の鞍乗型電動車両によれば、鞍乗型電動車両の車体の設計において、限られた設計空間を有効活用することができるとともに、収容部の空間を広く確保することができる。
本発明に係る第1実施形態の電動二輪車の左側面図である。 第1実施形態に係る電動二輪車の車体カバーなどの一部の部品を取り外した状態の左側面図である。 第1実施形態に係るシートを閉じた状態の収容部の前後方向における部分拡大断面図である。 第1実施形態に係るシートを開いた状態の収容部の部分拡大斜視図である。 第1実施形態に係る可搬型充電器を用いてバッテリを充電している状態を示す、収容部の前後方向における部分拡大断面図である。 第2実施形態に係るシートを閉じた状態の収容部の前後方向における部分拡大断面図である。 第2実施形態に係る可搬型充電器を用いてバッテリを充電している状態を示す、収容部の前後方向における部分拡大断面図である。 第2実施形態の変形例に係るシートを開いた状態の収容部の部分拡大斜視図である。
以下、本発明に係る鞍乗型電動車両の複数の実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る鞍乗型電動車両の第1実施形態について、図1から図5を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態の鞍乗型電動車両である電動二輪車1の左側面図である。本実施形態においては、鞍乗型電動車両として、スクータからなる電動二輪車1を例示して説明する。電動二輪車1は、前部及び後部に荷物を載せて走行することが可能であり、荷役車両としての用途に適している。
なお、以下の説明における前後、上下及び左右の各方向は、電動二輪車1が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、且つ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。また、垂直に起立し、前輪3及び後輪4が路面A1に接地し、且つ運転者が乗車していない状態の電動二輪車1を基準として、電動二輪車1の構成を説明する。
電動二輪車1は、車体フレーム2、前輪3、後輪4、電動モータ5、バッテリ6、可搬型充電器40、及び車体カバー8を備えている。そして、バッテリ6は充電可能な二次電池であり電動モータ5の電源として動作する。即ち、バッテリ6から供給される電力によって電動モータ5が駆動されて、電動モータ5の出力によって後輪4が駆動され、これにより電動二輪車1は前後方向に走行することができる。また、バッテリ6の電力の充電は可搬型充電器40を用いて行われる。
以下、電動二輪車1の全体の構造を車体前方から順に説明する。
図2は、本実施形態に係る電動二輪車1の車体カバー8などの一部の部品を取り外した状態の左側面図である。
電動二輪車1は、この電動二輪車1の前上部に配置されたヘッドパイプ9を有している。ヘッドパイプ9内には、ステアリング軸10が回動自在に挿入されている。ステアリング軸10の下端部には、左右一対のフロントフォーク11が取り付けられている。そして、前輪3は、フロントフォーク11に取り付けられている。
ステアリング軸10の上端部には、ハンドル12が取り付けられている。運転者は、ハンドル12を操作することにより、ステアリング軸10、フロントフォーク11、及び前輪3をステアリング軸10の軸線回りに回動することが可能である。
ハンドル12の左右両端部には、それぞれ、グリップ13が設けられている(図中では左側のグリップのみを図示)。右側のグリップはスロットルグリップで構成される。このため、運転者は、このスロットルグリップを回すことにより、電動モータ5の出力を調整することができる。
図1に示すように、ハンドル12の中央付近にはメータ14が設けられている。メータ14の下方には、荷台15が配置されている。荷台15は、ヘッドパイプ9に固定されている。荷台15に積まれた荷物の荷重は、ヘッドパイプ9及びステアリング軸10などを介して、主に前輪3に作用する。また、荷台15の下部には、ヘッドランプ16が固定されている。
図2に示すように、電動二輪車1は、ヘッドパイプ9から後方に延びる車体フレーム2を含んでいる。車体フレーム2は、鋼鉄製のパイプ部材などを用いて形成されている。車体フレーム2は、ダウンチューブ19と、ダウンチューブ19の後方に配置されたフレーム本体20と、を含んでいる。ダウンチューブ19は、ヘッドパイプ9の下部から後斜め下方に延びている。側面視において、フレーム本体20は、ダウンチューブ19の下端部から後方に延びており、車両の前後方向X1の途中部が略S字状に形成されている。
フレーム本体20は、左右一対設けられている。フレーム本体20は、第1フレーム部21と、第2フレーム部22と、第3フレーム部23と、第4フレーム部24と、を含んでいる。第1フレーム部21は、ダウンチューブ19の下端部から後方に略真っ直ぐに延びており、わずかに後斜め上方に傾斜している。
第2フレーム部22は、側面視において略S字状に形成されている。第2フレーム部222は、下端部22aと、中間部22bと、上端部22cと、を含んでいる。第2フレーム部22の下端部22aは、湾曲形状に形成されており、第1フレーム部21の後端部に連結されている。第2フレーム部22の中間部22bは、下端部22aから斜め後上方に真っ直ぐに延びている。側面視において、第1フレーム部21に対する中間部22bの傾斜角度は、例えば、45度程度である。第2フレーム部22の上端部22cは、湾曲形状に形成されており、中間部22bに接続されている。
第3フレーム部23は、上端部22cから直線状に延びており、わずかに後斜め上方に傾斜している。第4フレーム部24は、第2フレーム部22の中間部22bから後方に延び、途中で後斜め上方へ湾曲され、第3フレーム部23の中間部に接続されている。
図1に示すように、電動二輪車1は、車体フレーム2に取り付けられた車体カバー8を含んでいる。車体カバー8は、ヘッドパイプ9を覆う前カバー25と、前カバー25の下部から後方に延びる下カバー26と、前カバー25の後方に配置された後カバー27と、を含んでいる。
前カバー25は、ステアリング軸10の一部及びヘッドパイプ9を取り囲み、且つダウンチューブ19を取り囲んでいる。下カバー26は、前カバー25の下部25aから後方に延びており、第1フレーム部21と、第2フレーム部22の下端部22aとを、下方及び左右両側方から覆っている。下カバー26上端部には、足載せ部28が配置されている。足載せ部28は、運転者が足を載せるために設けられており、略平坦に形成されている。
後カバー27は、全体として、下カバー26の後部26aから後斜め上方に延びた形状に形成されている。後カバー27は、第2フレーム部22のうち、下端部22aを除く領域を前方及び左右両側方から覆っている。また、後カバー27は、第3フレーム部23及び第4フレーム部24を、前方及び左右両側方から覆っている。
後カバー27の上方には、蓋としてのシート29が配置されている。電動二輪車1の走行中、シート29に座った運転者の足は、足載せ部28に載せられる。前後方向X1において、足載せ部28は、前カバー25の後面25bと、シート29の前端部29aとの間に配置されている。また、シート29は、第2フレーム部22の上方に配置され、且つ第3フレーム部23の一部の上方に配置され、且つ第4フレーム部24の一部の上方に配置されている。そして、シート29と、左右の一対の後カバー27と、によって囲まれた部分は、収容部Sとされる。即ち、収容部Sは、左右一対の後カバー27と、車体フレーム2の第3フレーム部23及び第4フレーム部24と、を少なくとも含んで、バッテリ6及び可搬型充電器40が収納される内部空間を有する車体の一部分とされる。
図2に示すように、シート29は、第1ブラケット31及び支持ブラケット37によって支持されている。第1ブラケット31は、第2フレーム部22の中間部22bに取り付けられている。第1ブラケット31は、中間部22bから上向きに延びている。第1ブラケット31の上端部には、ヒンジ部38が設けられている。シート29は、このヒンジ部38を介して第1ブラケット31に支持されている。第1ブラケット31は、シート29を下方から支持している。シート29は、ヒンジ部38回りに回動することが可能となっている。
なお、ヒンジ部38を省略し、シート29を直接第1ブラケット31に固定してもよい。
シート29の後部29bは、支持ブラケット37によって支持されている。支持ブラケット37は、車体フレーム2の第3フレーム部23に固定されており、第3フレーム部23から上向きに突出した形状とされ、収容部Sの後方に位置する。また、支持ブラケット37の近傍には、蓋支持機構としてのロック機構70のロックピン72が設けられている(図3参照)。
図3は、本実施形態に係るシート29を閉じた状態の収容部Sの前後方向における部分拡大断面図である。
収容部Sは、仕切壁17により前後方向に区画されて、前方向に位置する第1収容部S1と、後方向に位置する第2収容部S2と、を有する。
また、仕切壁17は、断面略L字状に形成されており、上下方向に延びて収容部Sを前後に隔てる側壁部17aと、この側壁部17aの上端部で前方向に延びる上壁部17bと、を有する。そして、上壁部17bは、第1収容部S1を上方向から覆っている。一方、第2収容部S2は、シート29がヒンジ38で回動されたときに、上方に開口部30を有した空間とされる。また、シート29の裏部には、第2収容部S2内に収納されて載置された可搬型充電器40の上部を保持するための押さえ部29cと、開口部30の外周に沿った形状を有するシール部材200とが設けられている。シール部材200は、シート29が閉じられる際に開口部30の外周の上端部にその外周の全周にわたって接触し、開口部30を閉じた状態にすることが可能である。なお、シート29の裏部にシート部材200を設けずに、シート29の裏部と第2収容部S2の上端部とを接触させたり、シート29の裏部と第2収容部S2の上端部とをラビリンス構造とすることで、開口部30を閉じた状態にする構成としても良い。
押さえ部29cは断面略逆L字形状に形成されて、段部29dが設けられている。この段部29dが、シート29が閉じられた状態において、可搬型充電器40の上部の所定の角部分に接触して可搬型充電器40を支持する。
なお、押さえ部29cは可搬型充電器40の上部を押さえることができれば良く、例えば、クッション体等によって形成しても良い。
第1収容部S1には、バッテリ6が左右一対の第2フレーム部22の間に位置するように収納されている。また、バッテリ6は、側面視において略矩形状に形成されており、前後方向X1の長さ(幅)よりも車両の上下方向Z1の長さ(高さ)が長くされている。そして、バッテリ6は、その上部6aが第1ブラケット31と支持ブラケット37との間に位置された状態で、後斜め上方に傾斜した姿勢に配置されており、車体フレーム2により固定支持されている(図2参照)。また、バッテリ6は、仕切壁17の上壁部17bにより上部6aが覆われているため、保守点検時以外の通常の状態では容易に取り出せないようにされている。
第2収容部S2は、上部が開口部30とされる有底の角筒形状に形成されている。そして、第2収容部S2には、可搬型充電器40が載置されている。
可搬型充電器40は略箱形状に形成されている。そして、可搬型充電器40は、図5に示すように、充電器本体41と、充電器本体41の上部に設けられるハンドル部42と、充電器本体41の後側面部に設けられるケーブル格納部43と、充電器本体41内部に搭載される充電回路44と、充電回路44に取り付けられるファン装置45と、後述するレセプタクル60の接続口61に接続される充電用プラグ46と、電源に接続される電源プラグ(不図示)と、充電回路44と充電用プラグ46とを接続する充電ケーブル47と、充電回路44と電源とを接続する電源ケーブル48と、充電器本体41の底面部及び後側面部にそれぞれ設けられる換気部としての換気口(換気部)49と、充電器本体41の底面部の角部4箇所に立設される脚部50と、を備える。
ファン装置45は、可搬型充電器40が第2収容部S2に収納された状態で作動可能に構成されており、第2収容部S2の内部の換気を促進する換気促進装置として機能する。また、ケーブル格納部43は、上端部が開口するようにポケット形状に形成されており、このポケット形状の内部空間にケーブル47,48を使用しない場合に格納する。また、充電器本体41の底面部に脚部50が設けられているので、充電器本体41の下方に隙間空間が設けられている。
また、仕切壁17の上壁部17bの中央位置に、レセプタクル60が設けられている。レセプタクル60は、可搬型充電器40の充電用プラグ46(図5参照)が接続される接続口61を有し、そして、接続口61は上方に開口するように設けられている。このため、充電用プラグ46は、第2収容部S2に可搬型充電器40が収納された状態でも、レセプタクル60の接続口61に接続することができる。更に、レセプタクル60は接続ケーブル62を有し、接続ケーブル62はバッテリ6に接続されている。また、バッテリ6の充電が行われていないときには、レセプタクル60の接続口61にはカバー(不図示)が装着されており、レセプタクル60の外部衝撃による変形又は粉塵の内部侵入を防止している。
また、ロック機構70は、シート29が閉じられた状態で、第2収容部S2の後方、且つ側面視でブラケット37に重ねるようにシート29の裏部後方及びブラケット37の近傍に設けられている。即ち、ロック機構70は、伝達部(不図示)と、ロック部71と、から構成されている。伝達部はワイヤーを含んで構成され、このワイヤーの一端部がキーシリンダ(不図示)の作用部に固定されており、他端部が後述するロックピン72に固定されている。
ロック部71は、図3に示すように、収容部Sの後方縁部に設けられるロックピン72と、シート29の裏部後方に設けられるロック軸73と、を有して構成される。ロックピン72は先端部がフック形状に形成されており、伝達部のワイヤーが引っ張られるとロック位置からロック解除位置に移動するように構成されている。また、ロック軸73は、先端部が円弧状に形成される略逆A字形状の金具部材であり、基端部でシート29に接続固定されている。そして、ロック軸73の先端部に位置する円弧部分が第1ロック部74とされ、ロック軸73の上下中間部に位置する軸棒部分が第2ロック部75とされる。
そして、キーシリンダの作用部は、所定の鍵挿入部(不図示)に鍵が挿入されて回動されると、この回動に連動するように動作する。即ち、キーシリンダの作用部が回動すると、ワイヤーがキーシリンダの作用部によって引っ張られて、その結果、ロックピン72がロック位置からロック解除位置に移動する。これにより、ロックピン72と、ロック軸73の第1ロック部74又は第2ロック部75と、の係合が解除され、ロックが解除されることになる。
このようにロック機構70が設けられているため、ロックピン72がロック軸73の第2ロック部75に係合する場合には、シート29は第2収容部S2の開口部30を閉じる閉位置の状態をとることができる。また、ロックピン72がロック軸73の第1ロック部74に係合する場合には、シート29は、シート29と第2収容部S2との間に隙間が形成される隙間形成位置の状態(シート29が開口部30を覆った状態)をとることができる。また、ロックが解除されてシート29がヒンジ部38で回動される場合には、シート29は第2収容部S2の開口部30を開口する開位置の状態をとることができる。即ち、シート29は、第2収容部S2の後方に配設されるロック機構70により、閉位置と、開位置と、隙間形成位置と、の間を移動可能に構成されている。
シート29が隙間形成位置の状態となるときには、シート29の後部が付勢機構(不図示)により上方向に付勢されて、その隙間が広く確保されつつ、シート29が開口部30を覆った状態となるように構成されている。
また、図1に示すように、シート29の後方には、荷台45が配置されている。荷台45は、第3フレーム部23の上方に配置され、この第3フレーム部23に支持されている。荷台45の上方に、荷物を載せることが可能となっている。荷台45に載せられた荷物の荷重は、主に後輪4によって受けられる。
このように、荷台14、重量物であるバッテリ6、可搬型充電器40、荷台45は、前後方向X1に並んで配置されている。従って、荷台14及び荷台45に荷物を載せたときに、前後方向X1における電動二輪車1の荷重のバランスを、均等にすることができる。従って、荷台14及び荷台45に荷物を載せた状態でも、電動二輪車1の高い操縦性を維持することができる。
図4は、本実施形態に係るシート29を開いた状態の第2収容部S2の部分拡大斜視図である。
図4に示すように、ヒンジ部38でシート29が回動されることにより、第2収容部S2の上方に開口した開口部30が開放される。また、ヒンジ部38でシート29を開くときと逆方向へシート29を回動させて閉じることにより、シート29が開口部30を閉じた状態となる。このように、シート29は、第2収容部S2を閉じることが可能な蓋体とされている。シート29が開口部30を閉じることにより、雨水や埃などが第2収容室S2内に浸入することが防止される。
次に、図5を参照しながら、本実施形態の電動二輪車1におけるバッテリ6の充電動作について説明する。
なお、本実施形態では第2収容部S2に可搬型充電器40が収納された状態で充電を行う。また、充電作業を行う者として乗員がまず想定されるが、これに限らず、その他の関係者が行なっても良い。
図5は、本実施形態に係る可搬型充電器40を用いてバッテリ6を充電している状態を示す部分拡大斜視図である。
まず、シート29の開位置の状態(図4参照)で、可搬型充電器40のケーブル格納部43に格納されているケーブル47,48が引き出される。そして、電源プラグは電源タップ(不図示)に挿し込まれて電源に接続される。一方、レセプタクル60の接続口61に装着されているカバーが外され、充電用プラグ46はレセプタクル60の接続口61に挿し込まれる。これにより、レセプタクル60と充電用プラグ46とが接続される。接続状態が乗員により確認された後、可搬型充電器40が駆動されて、電源からの電力が可搬型充電器40を介してバッテリ6に給電されて、バッテリ6の充電が開始される。
そして、充電中において雨水などの外部環境の影響を避けるため、ロック機構70によってシート29は隙間形成位置の状態にされて、シート29と第2収容部S2の開口部30との間に隙間空間が形成されつつ、シート29が開口部30を覆った状態となる。これにより、この隙間空間を介して換気が可能となっている。即ち、本実施形態では、シート29、第2収容部S2の開口部30、及びロック機構70によって車両の外部と内部で換気を行う換気部として機能している。また、このとき、電源ケーブル48が、シート29と第2収容部S2の開口部30との間の隙間空間から引き出されている。この隙間空間が、可搬型充電器40を第2収容部S2に収納した状態で電源ケーブル48を第2収容部S2の内部から車両外部に導出する電源ケーブル導出部として機能している。
そして、バッテリ6の充電中は、可搬型充電器40のファン装置45が駆動しており、シート29と第2収容部S2の開口部30との間の隙間空間からまず空気が取り込まれる。次に、その空気は充電器本体41の下方の隙間空間を通り、充電器本体41の底面部の換気口49を介して、充電器本体41の内部に取り込まれる。そして、充電器本体41の内部に取り込まれた空気はファン装置45を通過して、充電器本体41の後側面部の換気口49を介して充電器本体41の外部に放出され、最終的には、シート29と第2収容部S2の開口部30との間の隙間空間から車両外部に放出される。
そして、バッテリ6の充電が完了した場合には、可搬型充電器40の動作が停止したことが確認された後、ロック機構70によるロックが解除される。そして、シート29が開く方向にヒンジ部38で回動されることにより、シート29は隙間形成位置から開位置の状態にされる(図4参照)。その状態で、電源タップから電源プラグが抜かれる。また、レセプタクル60の接続口61から充電用プラグ46が抜かれる。電源プラグ及び充電用プラグ46が抜かれた状態で、ケーブル47,48がケーブル収容部43の内部に引き戻される。その後、他の場所で保管されていたカバーはレセプタクル60の接続口61に装着され、再び接続口61が閉塞される。これにより、レセプタクル60がカバーによって保護される。
次に、シート29がヒンジ38で閉じる方向に回動されて第2収容室S2の開口部30が閉じた状態となり、シート29がロック機構70によりロックされる。このとき、シート29の押さえ部29cが可搬型充電器40の上部を押さえて、可搬型充電器40は第2収容部S2内に安定した状態で搭載されることになる。また、同時に、第2収容部S2がシート29によって閉じた状態となるため、第2収容部S2への雨水や埃の浸入が防止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、可搬型充電器40が第2収容部S2に収容された状態でバッテリ6の充電を行う場合、シート29、第2収容部S2の開口部30、ロック機構70、及び可搬型充電器40の換気口49が換気部として機能して、第2収容部S2の内部を換気する。このため、充電の際に可搬型充電器40から発生する熱を第2収容部S2の内部から外部に効率良く逃がすことができる。よって、シート29が第2収容部S2の開口部30を覆った状態であっても、第2収容部S2の内部が高熱に達することを回避しつつバッテリ6の充電を行うことができる。従って、シート29によって開口部30を覆った状態のまま、第2収容部S2に収容された可搬型充電器40を充電することができるため、屋根が無い場所に車両を載置した場合であっても、可搬型充電器40をシート29で防水した状態でバッテリ6を充電することができる。
また、本実施形態によれば、レセプタクル60の接続口61と充電用プラグ46との接続部分が第2収容部S2の内部に収まり、外部に露出しないため、接続部分を外部の塵や水滴から保護することができる。
また、本実施形態によれば、シート29と第2収容部S2の開口部30との間の隙間を利用して第2収容部S2の内部を換気することができる。
また、本実施形態によれば、シート29が隙間形成位置に支持されるため、シート29と第2収容部S2の開口部30との間に形成された隙間を介して熱を第2収容部S2の内部から外部に効率良く逃がすことができる。
また、本実施形態によれば、可搬型充電器40が第2収容部S2に収容された状態でバッテリ6の充電を行う場合、シート29が隙間形成位置にロックされるため、第2収容部S2の内部を換気するとともに、第2収容部S2の内部に収容された可搬型充電器40が盗難されるのを予防することができる。
また、本実施形態によれば、充電の際にファン装置45を駆動することで、熱を第2収容部S2の内部から外部に効率良く逃がすことができる。
また、本実施形態によれば、第2収容部S2を閉じることが可能な蓋としてシート29を用いるので、鞍乗型電動車両の車体の設計において、限られた設計空間を有効活用することができるとともに、第2収容部S2の空間を広く確保することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る鞍乗型電動車両の第2実施形態について、図6及び図7を参照しながら説明する。
なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一或いは同等符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図6は、本実施形態に係るシート29を閉じた状態の収容部Sの前後方向における部分拡大断面図である。
本実施形態の電動二輪車1Aでは、上述の第1実施形態とは異なり、ロック機構170は、シート29が、第2収容部S2の開口部30を閉じる閉位置と、第2収容部S2の開口部30を開口する開位置との間を移動可能に構成されている。
また、本実施形態では、仕切壁117の側壁部117aの中央位置に、レセプタクル160が設けられている。レセプタクル160は、可搬型40の充電用プラグ146(図7参照)が接続される接続口161を有し、そして、接続口161は第2収容部S2側に開口するように設けられている。また、充電用プラグ146の下方側面部には、レセプタクル160の接続口161に接続された状態で下方に突出する突起部146aが設けられている。
また、仕切壁117の側壁部117aにおいて、矩形状の通気口117cがレセプタクル160の接続口161の下方位置に形成されている。そして、通気口117cを第2収容部S2側から覆うように、可動蓋118が仕切壁117の側壁部117aに取り付けられている。
可動蓋118は、通気口117cを直接覆う矩形状の蓋本体118aと、蓋本体118aの上端部に設けられる蓋ヒンジ部118bと、更に蓋ヒンジ部118bから上方且つ後方に延びる断面湾曲状の蓋爪部118cと、を有して構成されている。蓋ヒンジ部118bは仕切壁117の側壁部117aに連結されており、これにより、可動蓋118は蓋ヒンジ部118bで通気口117cを開くように回動することができる。また、蓋爪部118cは、充電用プラグ146がレセプタクル160の接続口161に接続された状態で、その背部で充電用プラグ146の突起部146aと接触するように形成されている。
更に、本実施形態では、電源ケーブル48に断面円筒状の筒部材100が通され、筒部材100が電源ケーブル48に取り付けられた状態とされる。筒部材100は長手方向の途中部から略S字状に形成されている。また、筒部材100の内径寸法は電源ケーブル48の外径よりも大きくなるように設けられており、これにより、筒部材100は、電源ケーブル48に対して長手方向にスライド自在に移動することができる。
次に、図7を参照しながら、本実施形態の電動二輪車1におけるバッテリ6の充電動作について説明する。
なお、本実施形態でも第2収容部S2に可搬型充電器40が収納された状態で充電を行う。
図7は、本実施形態に係る可搬型充電器40を用いてバッテリ6を充電している状態を示す、収容部Sの前後方向における部分拡大断面図である。
まず、シート29の開位置の状態(図4参照)で、可搬型充電器40のケーブル格納部43に格納されている充電用ケーブル47、及び筒部材100が取り付けられた電源ケーブル48が引き出される。そして、電源プラグ(不図示)は電源タップ(不図示)に挿し込まれて電源に接続される。一方、充電用プラグ146はレセプタクル160の接続口161に挿し込まれる。これにより、レセプタクル160と充電用プラグ146とが接続される。接続状態が乗員により確認された後、可搬型充電器40が駆動されて、電源からの電力が可搬型充電器40を介してバッテリ6に給電されて、バッテリ6の充電が開始される。
ここで、充電用プラグ146がレセプタクル160の接続口161に挿し込まれるに従い、充電用プラグ146の突起部146aが可動蓋118の蓋爪部118cの背部に接触する。そして、可動蓋118は蓋ヒンジ部118bで回動して、通用口117cが開口する。これにより、通気口117cは開口されて第2収容部S2の外部の空気を取り込むことができる。
なお、本実施形態ではバッテリ6が収納される第1収容部S1は車両外部の空間と連通している。
そして、筒部材100は電源ケーブル48の長手方向にスライド移動されて、第2収容部S2の後縁部に配置される。この状態で、シート29は閉じる方向にヒンジ38で回動されて第2収容室S2の開口部30が覆われた状態とされ、シート29がロックされる。このとき、筒部材100はシート29と第2収容部S2の後縁部によって挟持され固定される。また、このときには、筒部材100の内径寸法は電源ケーブル48の外径よりも大きく設定されているため、第2収容部S2の開口部30がシート29によって覆われた状態でも、筒部材100の隙間空間を介して第2収容部Sの内部空間と車両外部の空間とは連通された状態を維持することができる。即ち、本実施形態では、筒部材100、仕切壁117の通気口117c、及び可動蓋118によって車両の外部と内部で換気を行う換気部として機能している。
また、このとき、電源ケーブル48が筒部材100の内径部を通過して引き出されている。つまり、筒部材100は、電源ケーブル48を、可搬型充電器40を第2収容部S2に収納した状態で第2収容部S2の内部から車両外部に導出する電源ケーブル導出部として機能している。
そして、バッテリ6の充電中は、可搬型充電器40のファン装置45は駆動しており、仕切壁117の通気口117cから空気がまず取り込まれ、次に、その空気は充電器本体41の下方の隙間空間を通り、充電器本体41の底面部の換気口49を介して、充電器本体41の内部に取り込まれる。そして、充電器本体41の内部に取り込まれた空気はファン装置45を通過して、充電器本体41の後側面部の換気口49を介して充電器本体41の外部に放出され、最終的には、筒部材100の隙間空間から車両外部に放出されることになる。
その他の構成について上述の第1実施形態と同様である。
以上説明したように、本実施形態に係る鞍乗型電動車両である電動二輪車1Aによれば、可搬型充電器40が、収容部としての第2収容部S2に収容された状態でバッテリ6の充電を行う場合、筒部材100、仕切壁117の通気口117c、可動蓋118、及び可搬型充電器40の換気口49が換気部として機能して、第2収容部S2の内部を換気する。このため、充電の際に可搬型充電器40から発生する熱を第2収容部S2の内部から外部に効率良く逃がすことができる。
その他の構成及び作用効果については、上述の第1実施形態と同様である。
次に、第2実施形態に係る一変形例について図8を参照しながら説明する。
なお、第2実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一或いは同等符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図8は、本変形例に係るシート29を開いた状態の収容部Sの部分拡大斜視図である。
本変形例では、収容部S内部ではなく、車両本体の側面部にレセプタクル260の接続口261が設けられている。即ち、接続口261が収容部Sの外部に開口する位置に設けられている。
ここで、上述の第2実施形態では筒部材100が電源ケーブル48に取り付けられたが(図7参照)、本変形例では充電ケーブル47にも筒部材100Aが取り付けられる。
このように、本変形例では、筒部材100,100Aが車両の外部と内部で換気を行う換気部とともに、充電ケーブル47及び電源ケーブル48を、可搬型充電器40を第2収容部S2に収納した状態で第2収容部S2の内部から車両外部に導出する充電ケーブル導出部及び電源ケーブル導出部として機能している。
その他の構成について上述の第2実施形態と同様である。
以上説明したように、本変形例によれば、レセプタクル261と充電プラグ246とは収容部Sの外部で接続されるため、収容部Sの内部空間を広く確保することができる。
その他の構成及び作用効果については、上述の第2実施形態と同様である。
以上、本発明について上述の第1及び第2実施形態を例に挙げて説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。
例えば、上述の第1及び第2実施形態では、第2収容部が車両の上方に向かって開口する開口部を有する例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されない。開口部を車両の前方又は後方に向かって開口するようの第2収容部を形成しても良い。また、上述の第1及び第2実施形態では、可搬型充電器を収納する第2収容部がシートの下に設けられる例を挙げて説明したが、可搬型充電器を収納できれば車両の他の箇所に設けても良い。
また、上述の実施形態では、電動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明は、鞍乗型の車両であれば、電動三輪車等の電動二輪車以外に適用しても良い。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2011年12月22日出願の日本特許出願・出願番号2011-280767、2012年12月14日出願の日本特許出願・出願番号2012-273284に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1,1A:電動二輪車(鞍乗型電動車両の一例)、6:バッテリ、17,117:仕切壁、17a,117a:側壁部、17b,117b:上壁部、29:シート(蓋、換気部の一例)、29c:押さえ部、30:開口部(換気部の一例)、40:可搬型充電器、41:充電器本体、42:ハンドル部、43:ケーブル収容部、44:充電回路、45:ファン装置、46:充電用プラグ、47:充電ケーブル、48:電源ケーブル、49:換気口(換気部の一例)、60,160,260:レセプタクル、61,161,261:接続口、70:ロック機構(換気部、蓋支持機構の一例)、71:ロック部、72:ロックピン、73:ロック軸、74:第1ロック部、75:第2ロック部、100,100A:筒部材(換気部、電源ケーブル導出部、充電ケーブル導出部の一例)、117c:通気口(換気部の一例)、118:可動蓋(換気部の一例)、118a:蓋本体、118b:蓋ヒンジ部、118c:蓋爪部、S:収容部、S1:第1収容部、S2:第2収容部(収容部の一例)

Claims (8)

  1. 開口部と、その開口部を開閉可能な蓋とを有する収容部と、
    前記収容部に収容可能な可搬型充電器と、
    車載されたバッテリに接続されるレセプタクルと、
    を備え、
    前記可搬型充電器は、充電器本体と、電源に接続される電源プラグと、前記電源プラグと前記充電器本体とを接続する電源ケーブルと、前記レセプタクルに接続される充電用プラグと、前記充電器本体と前記充電用プラグとを接続する充電ケーブルとを有し、
    前記収容部は、前記可搬型充電器を前記収容部に収容した状態で、前記電源ケーブルを前記収容部の内部から外部に導出する電源ケーブル導出部と、前記可搬型充電器を前記収容部に収容した状態で、前記収容部の内部を換気するための換気部と、を有し、
    前記蓋は、前記電源ケーブルが前記電源ケーブル導出部を介して前記収容部の内部から外部に導出されていないとき、前記収容部の前記開口部を閉じることが可能であり、
    前記電源ケーブルが前記電源ケーブル導出部を介して前記収容部の内部から外部に導出されているとき、前記換気部により前記収容部の内部を換気する鞍乗型電動車両。
  2. 前記レセプタクルは、その接続口が前記収容部の内部に開口し、前記充電用プラグを接続した状態で前記可搬型充電器を前記収容部に収容可能な位置に設けられている請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  3. 前記レセプタクルは、その接続口が前記収容部の外部に開口する位置に設けられ、
    前記収容部は、前記可搬型充電器を前記収容部に収容した状態で、前記充電ケーブルを前記収容部の内部から外部に導出する充電ケーブル導出部を有する、請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  4. 前記電源ケーブル導出部と前記換気部の少なくとも一部は、前記蓋および前記開口部で構成され、
    前記電源ケーブルは、前記蓋および前記開口部の間から導出され、
    前記収容部は、前記蓋および前記開口部の間を介して換気される請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗型電動車両。
  5. 前記蓋は、前記収容部の開口部を閉じる閉位置と、前記収容部の開口部を開口する開位置と、前記蓋と前記開口部との間に隙間を形成する隙間形成位置との間を移動可能に構成されており、
    前記収容部は、前記蓋部を前記隙間形成位置に支持する蓋支持機構を含み、
    前記蓋部と前記開口部および前記蓋支持機構が前記換気部の少なくとも一部を構成している請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型電動車両。
  6. 前記蓋支持機構は、前記蓋が前記閉位置と前記隙間形成位置にある時に前記蓋をロックするロック機構である請求項5に記載の鞍乗型電動車両。
  7. 前記可搬型充電器は、ファン装置を有し、
    前記ファン装置は、前記可搬型充電器が前記収容部に収容された状態で作動可能に構成され、前記収容部の内部の換気を促進する換気促進装置である請求項1から6のいずれか一項に記載の鞍乗型電動車両。
  8. 前記蓋は、シートである請求項1から7のいずれか一項に記載の鞍乗型電動車両。
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