JPWO2013069615A1 - 4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体の製造方法 - Google Patents

4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

ハロゲン化剤、およびヒドリド型還元剤の共存下で、一般式(II)で示される化合物のスルホニルオキシ基の結合したメチレン部を還元して、4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体を製造する。【化1】

Description

本発明は、農薬等の中間体として使用される4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体の新規な製造方法に関する。
農園芸用薬剤および工業用材料保護剤等の有効成分として利用できる化合物として、特許文献1には、ある種の2−(ハロゲン化炭化水素置換)−5−ベンジル−1−アゾリルメチルシクロペンタノール誘導体が記載されている。同文献には、当該誘導体の製造方法の一工程として、2,2−ビスヒドロキシメチルシクロペンタノール誘導体をオキセタン環化するとともにスルホン酸エステル化し、得られたスルホン酸エステル化オキセタン誘導体を還元することにより、4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体(中間体化合物)を得る方法が記載されている。
国際公開WO2011/070771号(2011年6月16日公開)
しかし、2−(ハロゲン化炭化水素置換)−5−ベンジル−1−アゾリルメチルシクロペンタノール誘導体を、より安価で大量に製造するためには、上記スルホン酸エステル化オキセタン誘導体を還元して4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体を得る工程における収率をさらに向上させることが求められる。
本願発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、中間体化合物である4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体を、より収率よく製造する方法を提供することである。
本願発明者は、これらの問題点を解決すべく種々検討を重ねた結果、上記スルホン酸エステル化オキセタン誘導体を、ハロゲン化剤、およびヒドリド型還元剤の共存下において、還元することで、4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体の収率が大幅に向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(I)で示される化合物の製造方法であって、
Figure 2013069615
(式(I)中、Yは、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロアルコキシ基、またはフェニル基を示し、mは、0〜5の整数を示し、mが2以上の整数の場合、Yは同一でも異なっていてもよく、Aは、窒素原子またはメチン基を示す。)
下記一般式(II)
Figure 2013069615
(式(II)中、Y、m、およびAは、それぞれ、式(I)中のY、m、およびAと同一のものを示し、Rは、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のハロアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、または置換されていてもよいナフチル基を示す。)
で示される化合物を、ハロゲン化剤、およびヒドリド型還元剤の共存下において還元することを特徴とする。
本発明によれば、4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体を、より収率よく製造できるという効果を奏する。
以下、本発明に係る4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体の製造方法について説明する。
(製造方法の概要)
本発明に係る製造方法は、下記一般式(I)で示される化合物の製造方法であって、
Figure 2013069615
ハロゲン化剤、およびヒドリド型還元剤の共存下において、下記一般式(II)で示される化合物を還元する方法である。
Figure 2013069615
以下、この製造方法に係る化合物等、および製造方法について詳細に説明する。
(一般式(I)で示される化合物)
上記一般式(I)で示される化合物(以下、化合物(I)という)は、4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体に相当する。当該化合物は、例えば、溶媒中でハロゲン酸と混合し、そのオキセタン環を開環することで、農園芸用薬剤および工業用材料保護剤の有効成分として好適に利用されうる(特許文献1の記載も参照)。
式(I)中におけるYは、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロアルコキシ基、またはフェニル基を示す。
Yにおけるハロゲン原子は、具体的には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられる。なかでも、フッ素原子、塩素原子および臭素原子が好ましく、塩素原子がより好ましい。
Yにおける炭素数1〜4のアルキル基は、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基およびtert−ブチル基が挙げられる。なかでも、炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、炭素数1〜2のアルキル基がより好ましく、メチル基がさらに好ましい。
Yにおける炭素数1〜4のハロアルキル基は、1または2以上の同一または異なるハロゲン原子で置換されているアルキル基であり、例えば、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基、2−クロロエチル基、1−クロロエチル基、2,2−ジクロロエチル基、1,2−ジクロロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、3−クロロプロピル基、2,3−ジクロロプロピル基、1−クロロ−1−メチルエチル基、2−クロロ−1−メチルエチル基、2−クロロプロピル基、4−クロロブチル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、1−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、1,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、2,3−ジフルオロプロピル基、1−フルオロ−1−メチルエチル基、2−フルオロ−1−メチルエチル基、2−フルオロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、ジブロモメチル基、トリブロモメチル基、2−ブロモエチル基、2,2−ジブロモエチル基、1,2−ジブロモエチル基、2,2,2−トリブロモエチル基、3−ブロモプロピル基、2,3−ジブロモプロピル基、1−ブロモ−1−メチルエチル基、2−ブロモ−1−メチルエチル基、2−ブロモプロピル基、ジヨードメチル基、2,2−ジヨードエチル基、1,2−ジヨードエチル基、2,2,2−トリヨードエチル基、2,3−ジヨードプロピル基、1−ヨード−1−メチルエチル基、2−ヨード−1−メチルエチル基等が挙げられる。なかでも、炭素数1〜3のハロアルキル基が好ましく、炭素数1〜2のハロアルキル基がより好ましく、炭素数1のトリハロアルキル基がさらに好ましい。
Yにおける炭素数1〜4のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基およびn−プロポキシ基等が挙げられる。なかでも、炭素数1〜3のアルコキシ基が好ましく、炭素数1〜2のアルコキシ基がより好ましく、メトキシ基がさらに好ましい。
Yにおける炭素数1〜4のハロアルコキシ基は、1または2以上の同一または異なるハロゲン原子で置換されているアルコキシ基であり、例えば、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエトキシ基および2,2,2−トリフルオロエトキシ基等が挙げられる。なかでも、炭素数1〜3のハロアルコキシ基が好ましく、炭素数1〜2のハロアルコキシ基がより好ましく、炭素数1のジハロメトキシ基およびトリハロメトキシ基がさらに好ましい。
Yは、上記の定義中、さらに好ましくはハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基およびジフルオロメトキシ基であり、なかでも、より好ましくはハロゲン原子であり、特に好ましくは塩素原子である。
式(I)中、mは、0〜5の整数を示す。mは、好ましくは0〜3の整数であり、より好ましくは0〜2の整数であり、さらに好ましくは0または1である。mが2以上の整数の場合、Yは同一でも異なっていてもよい。また、mが1以上の整数の場合、Yはベンゼン環の2〜6位の何れに位置していてもよい。
式(I)中、Aは、窒素原子またはメチン基であり、好ましくは窒素原子である。
化合物(I)は、式(I)中、mが、0〜3の整数であり、mが1以上の整数の場合、Yは、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のハロアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、または炭素数1〜3のハロアルコキシ基を示し、Aは、窒素原子を示すことが好ましい。化合物(I)はまた、式(I)中、mが、0〜2の整数であり、mが1以上の整数の場合、Yは、ハロゲン原子を示し、Aは、窒素原子を示すことがより好ましい。
(一般式(II)で示される化合物)
上記一般式(II)で示される化合物(以下、化合物(II)という)は、後に詳述する還元反応によりそのスルホニルオキシ基の結合したメチレン部が還元されて、化合物(I)になる。したがって、式(II)中、Y、m、およびAは、それぞれ、式(I)中のY、m、およびAと同一のものを示す。
式(II)中、Rは、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のハロアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、または置換されていてもよいナフチル基を示す。
における炭素数1〜3のアルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、およびイソプロピル基が挙げられる。なかでも、メチル基が好ましい。
における炭素数1〜3のハロアルキル基は、1または2以上の同一または異なるハロゲン原子で置換されているアルキル基であり、当該ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、およびヨウ素原子が挙げられる。なかでも、フッ素原子または塩素原子であることが好ましい。Rにおける炭素数1〜3のハロアルキル基としては、例えば、トリフルオロメチル基等が挙げられる。
におけるフェニル基およびナフチル基が有する水素原子は、ハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基、ニトロ基またはアミノ基で置換されていてもよい。置換し得るハロゲン原子として、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、およびヨウ素原子が挙げられる。置換される位置および個数は特に限定されない。水素原子が置換されたフェニル基として、例えば、4−メチルフェニル基、2−メチルフェニル基、および4−クロロフェニル基等が挙げられる。なかでも、4−メチルフェニル基が好ましい。
は、好ましくはメチル基または4−メチルフェニル基である。
スルホニルオキシ基(−OSO)としては、上記定義に従うものであれば特に制限されないが、例えば、メタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基、プロパンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、4−クロロベンゼンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基、ナフタレンスルホニルオキシ基、およびジメチルアミノナフチルスルホニルオキシ基等が挙げられる。なかでも、メタンスルホニルオキシ基、およびp−トルエンスルホニルオキシ基等が好ましく、ハロゲン化剤およびヒドリド型還元剤の共存下で還元反応が著しく進行しやすくなるとの観点でp−トルエンスルホニルオキシ基が特に好ましい。
化合物(II)は、例えば、下記一般式(IV)で示される化合物を、溶媒中、スルホニルクロライド類と塩基との存在下で、オキセタン化すると同時にスルホニル化することによって製造することができる(特許文献1の記載も参照)。特に化合物(II)のスルホニルオキシ基がp−トルエンスルホニルオキシ基である場合においては、好ましい方法である。
Figure 2013069615
式(IV)中、Y、m、およびAは、それぞれ、式(I)中のY、m、およびAと同一のものを示す。
また、化合物(II)は、他にも例えば、下記一般式(IV)で示される化合物を、溶媒中、スルホニルクロライド類と好ましくは塩基との存在下で、ジスルホニル化し、次いで溶媒中で塩基と反応させてオキセタン化することによっても製造することができる(特許文献1の記載も参照)。特に化合物(II)のスルホニルオキシ基がメタンスルホニルオキシ基である場合においては、好ましい方法である。
Figure 2013069615
式(IV)および(V)中、Y、m、およびAは、それぞれ、式(I)中のY、m、およびAと同一のものを示す。また、式(V)中、Rは、式(II)中のRと同一のものを示す。
(ハロゲン化剤)
本発明に係る製造方法で用いるハロゲン化剤は、化合物(II)が有するスルホニルオキシ基をハロゲン化しうるものである。ハロゲン化剤としては、例えば、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化リチウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化リチウム等のハロゲン化アルカリ金属等が挙げられ、なかでも、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、およびヨウ化リチウムが好ましく、ヨウ化ナトリウムおよびヨウ化リチウムがより好ましい。
(ヒドリド型還元剤)
本発明の製造方法で用いるヒドリド型還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化トリメトキシホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水素化トリエチルホウ素リチウム、水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素亜鉛、アセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、ボラン−テトラヒドロフラン錯体、ジボラン等の水素化ホウ素化合物、および、水素化アルミニウムリチウム、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム、水素化アルミニウムナトリウム、水素化ジイソブチルアルミニウム等の水素化アルミニウム化合物等が挙げられる。なかでも、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化トリメトキシホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムが好ましく、水素化ホウ素ナトリウムがより好ましい。
また、ハロゲン化剤とヒドリド型還元剤との組合せとしては、上記ハロゲン化剤がヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウムであり、上記ヒドリド型還元剤が水素化ホウ素ナトリウムであることが好ましい。
(製造方法の詳細)
本発明に係る製造方法は、ハロゲン化剤、およびヒドリド型還元剤の共存下において、化合物(II)のスルホニルオキシ基の結合したメチレン部を還元するものである。一連の反応は、下記の反応スキーム(1)に示すように、上記ハロゲン化剤によって化合物(II)のスルホニルオキシ基をハロゲン原子に置換し、次いで、上記ヒドリド型還元剤による還元がなされると推定される。
Figure 2013069615
式(III)中、Y、m、およびAは、それぞれ、式(I)中のY、m、およびAと同一のものを示し、Xは、上記ハロゲン化剤におけるハロゲン原子と同一のものである。
化合物(II)と同様に、式(III)で示される化合物(以下、化合物(III)という)は不安定であるため、化合物(II)のハロゲン化と、生じた化合物(III)の還元とをより迅速に行う方が、化合物(I)を収率よく合成することができる。そのため、本発明に係る製造方法では、上記ハロゲン化剤、およびヒドリド型還元剤を反応系中に共存させた状態で還元反応を行う。なお、収率を向上させる観点では、ハロゲン化剤、およびヒドリド型還元剤は実質的に同時に反応系中に添加されるか、ハロゲン化された化合物(III)の方が化合物(II)よりも不安定と予想されるため、ヒドリド型還元剤を先に反応系中に添加した後でハロゲン化剤を添加することが好ましい。
反応に用いる溶媒は、ハロゲン化剤および還元剤の組み合わせに応じて適宜選択すればよい。溶媒としては、例えば、ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルtert−ブチルエーテル、1,4−ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルプロピレンウレア等のアミド系溶媒、イソプロパノール、tert−ブタノール等のアルコール系溶媒、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒、ペンタン、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素系溶媒、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン系溶媒等が挙げられる。上記溶媒は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、エーテル系溶媒、アミド系溶媒、およびこれらを一成分とする上述溶媒との混合溶媒が好ましく、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルアセトアミド、およびN−メチルピロリドン等がより好ましい。
化合物(II)に対するハロゲン化剤の使用量は、通常0.5〜10倍モルであり、好ましくは0.8〜5倍モルである。
また、化合物(II)に対する還元剤の使用量は、通常0.2〜20倍モルであり、好ましくは0.3〜10倍モルである。還元剤として水素化ホウ素ナトリウムを使用する場合は、通常0.2〜10倍モルであり、好ましくは0.3〜5倍モルである。
反応温度は、用いられる溶媒、ハロゲン化剤、還元剤等によって適宜設定することができるが、−50℃〜150℃であることが好ましく、−10℃〜100℃であることがより好ましい。反応時間は、用いられる溶媒、ハロゲン化剤、還元剤等によって適宜設定することができるが、0.1時間〜3日であることが好ましく、0.5時間〜2日であることがより好ましい。
なお、上記のように、一般式(IV)で示される化合物を、溶媒中、スルホニルクロライド類と塩基との存在下で、オキセタン化すると同時にスルホニル化することで化合物(II)を得る場合には、反応液から化合物(II)を単離することなく、当該反応液にハロゲン化剤および還元剤を添加して化合物(I)を得る反応を行うことが好ましい。化合物(II)は不安定であるため、濃縮工程および単離工程を省くことで、化合物(I)の収率をより向上させることができる。なお、この場合、溶媒としては、エーテル系溶媒、特にジメトキシエタンおよびテトラヒドロフラン、ならびにアミド系溶媒、特にN,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等を使用することができる。
還元反応は、プロトンが供給されることで完了(クエンチ)する。プロトン源の供給を反応の進行中に行う場合、プロトン源は、化合物(II)、化合物(III)、および還元剤との反応性が低いものが好ましい。プロトン源としては、水、アルコール、もしくは酸、またはこれらの混合物を利用すればよい。アルコールとしては、例えば、イソプロパノール、およびtert−ブタノール等が挙げられる。酸としては、例えば、硫酸、塩酸等の無機酸、および、酢酸、炭酸、ギ酸、クエン酸等の有機酸が挙げられる。
プロトン源の添加量は、還元剤の使用量等に応じて、適宜設定することができる。例えば、還元剤に対するプロトン源の添加量は、通常0.5〜1000倍モルであり、好ましくは0.8〜100倍モルである。還元剤として水素化ホウ素ナトリウムを使用する場合は、通常0.5〜50倍モルであり、好ましくは1〜20倍モルである。また、プロトン源の添加は、反応中に数回にわたって行ってもよい。
上記で得られた反応液から化合物(I)は、例えば、そのオキセタン環の開環反応を行う等の工程を経て、農園芸用薬剤および工業用材料保護剤の有効成分として利用し得る。
以下、実施例により、本発明を具体的に説明する。
〔実施例1〕
4−(4−クロロベンジル)−1−メチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン(化合物(3))の合成1
本実施例では、以下の化学反応を行った。
Figure 2013069615
5−(4−クロロベンジル)−2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチルシクロペンタノール(化合物(1),0.50g,0.00142mol)を1,2−ジメトキシエタン(DME,15ml)に溶解し、NaH(0.22g(ca.60% in mineral oil),0.00142×3.9mol)を加え、室温下で10分間撹拌した。この溶液を氷冷した後、p−トルエンスルホニルクロリド(TsCl,0.677g,0.00142×2.5mol)を加え、同温度で0.5時間撹拌後、氷浴を除き、1時間攪拌した。次に、NaBH(0.16g,0.00142×3.0mol)およびNaI(0.234g,0.00142×1.1mol)を加え、室温下で19時間撹拌した後、還流下で3.5時間反応させた。反応後、イソプロパノール(2ml)を加え、還流下で2時間さらに反応させた後、放冷した。この反応液にアセトン(3ml)を加え、20分間撹拌した後、48重量%硫酸水溶液(1ml)と水(4ml)を加え、約10分間撹拌した。次に、飽和重曹水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、この有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた濃縮物をシリカゲルカラムで精製して目的物(化合物(3))を得た。
収量:0.255g(0.000802mol)
収率:57%
白色固体。
〔実施例2〕
化合物(3)の合成2
本実施例では、以下の化学反応を行った。
Figure 2013069615
化合物(1)(0.50g,0.00142mol)を1,2−ジメトキシエタン(DME,15ml)に溶解し、NaH(0.22g(ca.60% in mineral oil),0.00142×3.9mol)を加え、室温下で10分間撹拌した。この溶液を氷冷した後、p−トルエンスルホニルクロリド(TsCl,0.677g,0.00142×2.5mol)を加え、同温度で0.5時間撹拌後、氷浴を除き、1時間攪拌した。次に、NaBH(0.16g,0.00142×3.0mol)およびNaI(0.234g,0.00142×1.1mol)を加え、室温下で23時間撹拌した後、還流下で3.5時間反応させた。反応液を放冷した後、アセトン(3ml)を加え、20分間撹拌した。その後、48重量%硫酸水溶液(1ml)と水(4ml)を加え、約10分間撹拌した。次に、飽和重曹水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、この有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた濃縮物をシリカゲルカラムで精製して目的物(化合物(3))を得た。
収量:0.299g(0.000941mol)
収率:66%
白色固体。
〔実施例3〕
化合物(3)の合成3
本実施例では、以下の化学反応を行った。
Figure 2013069615
(1)化合物(4)の合成
化合物(1)(0.50g,0.00142mol)とトリエチルアミン(0.70ml,0.00142×3.5mol)とをDME(15ml)に溶解した。氷冷下でメシルクロリド(0.30ml,0.00142×2.7mol)を加えた後、氷浴を除き、室温下で5時間撹拌した。攪拌終了後、反応液に1N塩酸水溶液(30ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。シリカゲルカラムを用いて精製して、白色粘ちゅう物の[3−(4−クロロベンジル)−2−ヒドロキシ−1−メチルスルホニルオキシメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチル]メチルメタンスルホネート(化合物(4))を得た。
収量:0.688g(収率:95%)
(2)化合物(4)から化合物(3)の合成
化合物(4)(0.75g,0.00148mol)を1,2−ジメトキシエタン(DME,5ml)に溶解し、NaH(0.066g(ca.60% in mineral oil),0.00148×1.1mol)を加え、室温下で0.5時間撹拌した。この反応液にNaBH(0.168g,0.00148×3.0mol)およびNaI(0.243g,0.00148×1.1mol)を加え、室温下で27時間攪拌した後、約60℃で1時間反応させた。反応液を放冷した後、48重量%硫酸水溶液(2ml)と水(4ml)を加え、約4時間撹拌した。反応液を重曹水で中和した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、この有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた濃縮物をシリカゲルカラムで精製して目的物(化合物(3))を得た。
収量:0.268g(0.000843mol)
収率:57%
白色固体。
〔実施例4〕
化合物(3)の合成4
本実施例では、以下の化学反応を行った。
Figure 2013069615
アルゴン雰囲気下で、化合物(4)(0.80g,0.00157mol)を1,2−ジメトキシエタン(DME,15ml)に溶解し、tBuONa(0.17g,0.00157×1.1mol)を加え、室温下で1時間撹拌した。この反応液にNaI(0.260g,0.00157×1.1mol)とLiAlH(0.18g、0.00157×3.0mol)を加え、室温下18時間撹拌した。
反応液を25重量%硫酸水溶液(20ml)に注ぎ、反応を停止した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得られた濃縮物をシリカゲルカラムで精製して化合物(3)を得た。
収量:0.156g(0.00049mol)
収率:31%
白色固体
本発明は、農薬等の原料となる4−ベンジル−1−メチル−6−オキサビシクロ[3,2,0]ヘプタン誘導体の製造に利用可能である。

Claims (8)

  1. 下記一般式(I)で示される化合物の製造方法であって、
    Figure 2013069615
    (式(I)中、Yは、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のハロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロアルコキシ基、またはフェニル基を示し、
    mは、0〜5の整数を示し、mが2以上の整数の場合、Yは同一でも異なっていてもよく、
    Aは、窒素原子またはメチン基を示す。)
    下記一般式(II)
    Figure 2013069615
    (式(II)中、Y、m、およびAは、それぞれ、式(I)中のY、m、およびAと同一のものを示し、
    は、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のハロアルキル基、置換されていてもよいフェニル基、または置換されていてもよいナフチル基を示す。)
    で示される化合物を、ハロゲン化剤、およびヒドリド型還元剤の共存下において還元することを特徴とする製造方法。
  2. 上記ハロゲン化剤が、ハロゲン化アルカリ金属であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 上記ヒドリド型還元剤が、水素化ホウ素化合物または水素化アルミニウム化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 上記ヒドリド型還元剤が、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化トリメトキシホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム、または水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムであることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
  5. 上記ハロゲン化剤がヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウムであり、上記ヒドリド型還元剤が水素化ホウ素ナトリウムであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の製造方法。
  6. 上記一般式(I)中、
    mは、0〜3の整数であり、mが1以上の整数の場合、Yは、ハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のハロアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、または炭素数1〜3のハロアルコキシ基を示し、Aは、窒素原子を示す、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の製造方法。
  7. 上記一般式(I)中、
    mは、0〜2の整数であり、mが1以上の整数の場合、Yは、ハロゲン原子を示し、Aは、窒素原子を示す、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の製造方法。
  8. 上記一般式(II)中、Rは、メチル基または4−メチルフェニル基を示すことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の製造方法。
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