JPWO2013065736A1 - 電動モータ装置及びその組み立て方法 - Google Patents

電動モータ装置及びその組み立て方法 Download PDF

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Abstract

電動モータ13と、電動モータ13の動力が伝達される減速機構14と、減速機構14及び電動モータ13を収容するハウジング15と、ハウジング15の外部に固定されたヨーク16aとを備えた電動モータ装置であって、ハウジング15に、凹部21及び保持孔18a及び収容室15aが設けられており、コネクタユニット25が第1方向に沿って移動して凹部21に取り付けられ、ブラシホルダ26が第2方向に沿って移動されて保持孔18aに取り付けられ、減速機構14が第1方向に沿って移動されて収容室15aに収容され、ヨーク16aが第2方向に沿って移動されてハウジング15に固定されている。よって、コネクタユニット25に接続される外部コネクタの取り回しが制約を受けない。

Description

本発明は、電力が供給されて駆動する電動モータと、電動モータに連結された動力伝達機構とを、ハウジングに取り付けてユニット化した電動モータ装置及びその組み立て方法に関する。
従来、車両には、ワイパ装置、パワーウィンド装置、パワースライドドア装置等の車載用電装機器が搭載されている。この車載用電装機器においては、動力源として電動モータが設けられており、その電動モータの動力により、ワイパアーム、ドアガラス、ドアなどの動作部材が動作するように構成されている。また、電動モータの動力を伝達する経路には減速機構(動力伝達機構)が設けられており、減速機構を構成する要素同士の間に異物が侵入することを防止するため等の理由から、減速機構は中空のハウジング内に収容されている。そして、電動モータを収容したヨークをハウジングの外部に取り付け、その電動モータの出力軸をハウジングの内部に挿入するように構成されている。
このような構成の電動モータ装置の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたモータ装置はワイパモータに用いられるものである。ワイパモータは、モータ装置を構成するモータサブアッセンブリ(電動モータ)と減速部アッセンブリとを備えている。モータサブアッセンブリは、有底形状に構成されたヨークと、ヨーク内に収容された電機子としてのアーマチュアと、アーマチュアと一体的に回転するアーマチュアシャフトと、アーマチャシャフトに設けられたコミュテータと、コミュテータを介してアーマチュアに給電するブラシホルダユニットとを含んで構成されている。ヨークには、開口端から外周側へ延出する第1フランジ部が形成されている。ブラシホルダユニットは、ブラシホルダと一対のブラシと内部配線とを主要部として構成されている。
ブラシホルダユニットを構成するブラシホルダは、筒状を成すホルダ本体部と、ホルダ本体部から径方向外向きに延設された第2フランジ部とを有している。また、ブラシホルダは、第2フランジ部から幅方向に延設された平板部と、平板部の先端側に形成されたコネクタボックス(コネクタユニット)とを含んで構成されている。さらに、ブラシホルダは、樹脂材の射出成形によって各部が一体に形成されている。また、コネクタボックスには、外部電源と操作スイッチ等に、内部配線を導通するための外部コネクタが着脱可能に接続されるようになっている。
一方、減速部アッセンブリはギヤハウジング(ハウジング)を備えており、ギヤハウジングには、ヨーク側の端部から外周側へ延出する第3フランジ部が一体的に形成されている。この第3フランジ部は、第2フランジ部を間に挟んだ状態で、第1フランジ部の端面へ突き当てられ、複数のビスにて第1フランジ部に締結固定されている。これにより、アーマチュアの軸線に沿った方向が、ヨークに対するブラシホルダユニットの組み付け方向とされ、また、ブラシホルダユニットに対する減速部アッセンブリの組み付け方向とされている。
減速部アッセンブリはギヤハウジング内に配置されており、ギヤハウジングは底面側が開口されており、その開口部がカバー部材にて閉止されるようになっている。減速部アッセンブリは、減速機構(動力伝達機構)を構成する第1ギヤとしてのウォームギヤおよび第2ギヤとしてのウォームホイールを備えている。ウォームは、アーマチュアシャフトと同軸的に配置されており、モータアッセンブリと減速部アッセンブリとが互いに結合された状態で、カップリングを介してアーマチュアシャフトにトルク伝達可能に連結されている。
一方、特許文献2に記載されたリヤワイパモータ(電動モータ装置)は、金属製のブラケットを介して車両のバックドアに取り付けられている。このリヤワイパモータは、通電により回転するアーマチュアと、アーマチュアを収容した平筒状のヨークと、ヨークに結合されるとともに、減速機構を介して回転するピボット軸の先端にネジ部が形成されたワイパ軸を外側に突設させたギヤケースとで構成されている。このギヤケースの周りには、複数の締結部を厚肉のフランジ形状に形成してある。そして、ブラケットによりギヤケースの開口を覆った状態で、複数の締結部を、ネジを介してブラケットに締結固定している。この特許文献2には、リヤワイパモータに電力を供給する回路の一部を構成するコネクタなどの部品が、ギヤケースにどのように設けられているかについての記述はない。
特開2008−236995号公報(図1〜図4) 特開2008−199695号公報(図1、図2)
しかしながら、特許文献1に記載されたモータ装置においては、コネクタボックスを含むブラシホルダが、樹脂材の射出成形によって一体に形成されている。このため、ギヤハウジングとヨークとの間にブラシホルダを挟み付けて固定した状態において、モータ装置全体におけるコネクタボックスの配置位置は、ブラシホルダの配置位置に基づき一義的に決まる。したがって、モータ装置の取付け対象となる車両において、外部コネクタの取り回しが制約を受ける問題があった。
本発明の目的は、電動モータ装置の取り付け対象において、コネクタユニットに接続される外部コネクタの取り回しが制約を受けることのない電動モータ装置及びその組み立て方法を提供することにある。
本発明の電動モータ装置は、電力が供給されて駆動する電動モータと、前記電動モータから動力が伝達される動力伝達機構と、この動力伝達機構及び前記電動モータの一部を収容するハウジングとを有し、前記電動モータは、前記ハウジングの外部から内部に亘って配置され、かつ、軸線を中心として回転可能なアーマチュア軸と、前記アーマチュア軸における前記ハウジングの外部に配置された部分に取り付けられた通電用のコイルと、前記アーマチュア軸に取り付けられ、かつ、前記コイルに流れる電流を切り替えるコミュテータと、前記ハウジングの外部に固定され、かつ、前記電動モータのうち前記ハウジングの外部にある部分を収容した筒形状のヨークとを備えており、前記ハウジングに、前記コミュテータに接触する給電用のブラシを保持したブラシホルダと、前記ブラシと通電可能に接続され、かつ、外部コネクタが着脱されるコネクタユニットとが取り付けられている電動モータ装置であって、前記ハウジングに、前記軸線と平行な平面内で開口された第1開口部を有する凹部と、前記軸線と垂直な平面内で開口された第2開口部を有し、かつ、前記軸線に沿った方向に貫通された保持孔と、前記第1開口部と平行に開口された第3開口部を有し、かつ、前記保持孔が連通された収容室とが設けられており、前記コネクタユニットが、前記第1開口部を通して前記凹部に取り付けられるとともに、前記ブラシホルダが、前記第2開口部を通して前記保持孔に取り付けられることにより、前記ブラシと前記コネクタユニットとが給電可能に接続されており、前記アーマチュア軸のうち前記ハウジングの内部に収容される部分は、前記保持孔を通して前記収容部に収容されており、前記動力伝達機構が、前記第3開口部を通り前記収容室に収容されており、前記ヨークは前記第2開口部を覆うように前記ハウジングに固定されていることを特徴とする。
本発明の電動モータ装置は、前記動力伝達機構は、前記アーマチュア軸に備えられたウォームと、このウォームに噛み合い、かつ、支持軸を中心として回転可能なウォームホイールとを有し、この動力伝達機構は、前記アーマチュア軸から前記ウォームホイールに動力を伝達するときに、前記アーマチュア軸の回転数よりも前記ウォームホイールの回転数の方が低回転数となる減速機構であることを特徴とする。
本発明の電動モータ装置は、前記ブラシホルダには、前記ブラシと通電可能に接続された第1端子が設けられており、前記コネクタユニットには、前記外部コネクタに接続される第2端子が設けられており、前記コネクタユニットが前記凹部に取り付けられ、かつ、前記ブラシホルダが前記保持孔に取り付けられた状態で、前記第1端子と前記第2端子とが、前記保持孔の内部で接続されていることを特徴とする。
本発明の電動モータ装置は、前記軸線に沿った方向で、前記支持軸よりも前記ヨーク側に前記凹部が設けられていることを特徴とする。
本発明の電動モータ装置は、前記保持孔に保持された前記ブラシホルダが、前記ハウジングと前記ヨークとの間に挟まれて固定されており、前記第1開口部を塞ぐ蓋部材が設けられており、前記凹部に装着されたコネクタユニットが、前記ハウジングと前記蓋部材とにより挟まれて固定されていることを特徴とする。
本発明の電動モータ装置の組み立て方法は、通電用のコイルが巻かれ、かつ、コイルに流れる電流を切り替えるコミュテータが取り付けられたアーマチュア軸と、筒形状のヨークとを有する電動モータを用意し、前記コミュテータに通電するブラシが取り付けられたブラシホルダと、前記ブラシに給電可能に接続され、かつ、外部コネクタが着脱されるコネクタユニットと、前記アーマチュア軸の動力が伝達される動力伝達機構と、この動力伝達機構及び前記アーマチュア軸の一部が収容される収容室を備えたハウジングとを用意し、
前記コネクタユニット及び前記ブラシホルダを前記ハウジングに対して位置決めし、前記アーマチュア軸の一部をハウジングの内部に挿入するとともに、前記アーマチュア軸のうち前記ハウジングの外部に配置されている部分および前記コイルを、前記ヨークの内部に収容した状態とし、そのヨークを前記ハウジングに固定し、前記動力伝達機構を前記ハウジングの内部に収容する電動モータ装置の組み立て方法であって、前記コネクタユニットを第1方向に沿って移動させることにより、前記コネクタユニットを、前記ハウジングに設けられた第1開口部を通して凹部に装着する第1工程と、前記ブラシホルダを、前記第1方向に対して直角な第2方向に沿って移動させることにより、前記ブラシホルダを、前記ハウジングに設けられた保持孔に取り付けて、前記コネクタユニットと前記ブラシとを給電可能に接続する第2工程と、前記アーマチュア軸を前記第2方向に沿って移動させることにより、そのアーマチュア軸の一部を、前記保持孔を通過させて前記収容室に配置するとともに、前記コミュテータと前記ブラシとを接触させる第3工程と、前記動力伝達機構を前記第1方向に沿って移動させることにより、前記動力伝達機構を前記収容室に配置する第4工程と、前記ヨークを前記第2方向に沿って移動させることにより、前記コミュテータおよび前記コイルを前記ヨークの内部に収容した状態で、前記ヨークを前記ハウジングに固定する第5工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ハウジングの凹部に装着されるコネクタユニットと、ハウジングの保持孔に取り付けられるブラシホルダとが別体で構成されている。つまり、電動モータ装置におけるコネクタユニットの配置位置を、ブラシホルダの配置位置とは無関係に決定できる。したがって、電動モータ装置の取り付け対象において、コネクタユニットに接続される外部コネクタの取り回しが制約を受けにくくなる。
本発明によれば、アーマチュア軸からウォームホイールに動力を伝達するときに、アーマチュア軸の回転数よりもウォームホイールの回転数の方が低くなり、トルクを増幅することができる。
本発明によれば、コネクタユニットを凹部に取り付け、かつ、ブラシホルダを保持孔に取り付けることにより、第1端子と第2端子とを保持孔の内部で接続することができる。
本発明によれば、軸線に沿った方向で、支持軸とヨークとの間の空間を利用して凹部を設けることができる。
本発明によれば、蓋部材が、第1開口部を塞ぐ機能と、コネクタユニットをハウジングに固定する機能とを兼備しているため、コネクタユニットを固定するために専用の固定部材を設ける必要がない。
本発明によれば、電動モータ装置を組み立てる際に、コネクタユニットを、軸線と直角な方向に移動させて凹部に装着することができ、動力伝達機構を、軸線と直角な方向に移動させて収容室に収容することができる。一方、ブラシホルダを、軸線に沿った方向に移動させて保持孔に挿入するとともに、アーマチュア軸を軸線に沿った方向に移動させることにより、アーマチュア軸の一部を収容室に配置させることができる。したがって、ハウジングに対する部品の移動方向が2つの方向となり、電動モータ装置の組み立て作業性が向上する。特に、自動機を用いて電動モータ装置を組み立てる際に、ハウジングを反転させずに電動モータ装置を組み立てることができ、組み立てラインの構築が容易となる。
本発明の電動モータ装置を、車両に取り付けた状態の一例を示す正面図である。 本発明の電動モータ装置を分解して、各部品を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の電動モータ装置の断面図である。 本発明の電動モータ装置を構成する部品のうち、ハウジング単体を示す斜視図である。 本発明の電動モータ装置を構成する部品のうち、ハウジング単体を示す平面図である。 本発明の電動モータ装置を構成する部品のうち、ハウジング単体を示す側面図である。 本発明の電動モータ装置を構成する部品のうち、ストッパ単体を示す斜視図である。 本発明の電動モータ装置を組み立て、ハウジングにブラケットを取り付ける前の平面図である。 本発明の電動モータ装置を構成する部品のうち、コネクタユニット単体を示す斜視図である。 本発明の電動モータ装置を構成する部品のうち、ブラシホルダ単体を示す側面図である。 本発明の電動モータ装置を構成する部品のうち、ブラシホルダ単体を図10とは反対側から見た側面図である。 本発明の電動モータ装置を示す平面図である。 図12のハウジング単体を示す側面図である。 図12のハウジングに取り付けられるコネクタユニットの斜視図である。 図12のハウジングに取り付けられるコネクタユニットの斜視図である。 図12のコネクタユニットの平面図である。 図12のコネクタユニットの部分的な斜視図である。 図12のコネクタユニットに取付けられる端子及びコネクタユニットの接続状態を示す斜視図である。 図12のコネクタユニットの部分的な斜視図である。 図12のコネクタユニットに取り付けられるブラシユニットの斜視図である。 図12のコネクタユニットに取り付けられるブラシユニットの斜視図である。 図21、図22のブラシユニットの断面図である。 本発明の電動モータ装置の他の実施形態を示す部分的な平面図である。
本発明における電動モータ装置は、車両用のワイパ装置、パワーウィンド装置、パワースライドドア装置などのように、動作部材を有する装置の動力源として用いることが可能である。以下、本発明における電動モータ装置を、ワイパ装置の動作部材であるワイパアームを動作させる動力源として用いる実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、電動モータ装置10は、車体の一部を構成するパネル11の下方に設けられる。具体的には、ワイパアーム(図示せず)が連結されるピボット軸12の先端が上方に向けられており、ピボット軸12がパネル11の軸孔11aに挿入された状態で、電動モータ装置10が取り付けられる。電動モータ装置10は、図2、図3に示すように、電力が供給されて動力を発生する電動モータ13と、この電動モータ13の動力を、ピボット軸12に伝達する経路に設けられた減速機構14とを有する。減速機構14は、中空に構成されたハウジング15の内部に収容されており、電動モータ13は、主としてハウジング15の外部に配置されている。
まず、電動モータ13の構成について説明すると、図2、図3に示すように、電動モータ13は、ステータ(固定子)アッセンブリ16と、ロータ(電機子)アッセンブリ17とを備えている。ステータアッセンブリ16は、円筒形状に構成されたヨーク16aと、ヨーク16aの内周に固定された複数の永久磁石16bとを有している。ヨーク16aは金属材料、例えば、鉄などにより構成されている。このヨーク16aにおける軸線Aに沿った方向の一端には底部16hが形成されており、ヨーク16aの他端には開口部16cが形成されている。そして、底部16hにより軸受16dの外輪が支持されている。ヨーク16aにおける開口部16c側の端部の外周には、ヨーク16aの半径方向で外側に向けて突出されたフランジ部16eが形成されている。このフランジ部16eには、軸線Aに沿った方向に貫通する孔16fが設けられている。
一方、ロータアッセンブリ17は、アーマチュア軸17aと、アーマチュア軸17aと共に一体回転するアーマチュアコア17bと、アーマチュアコア17bに電線を巻き付けて形成されたコイル17cとを有している。アーマチュア軸17aは、その長手方向の半分程度がヨーク16aの内部に配置され、長手方向における残りの半分程度がハウジング15の内部に配置されている。また、アーマチュアコア17bは、複数の永久磁石16bの内側に配置されている。つまり、ハウジング15にヨーク16aを固定した状態において、アーマチュアコア17bは、ヨーク16aの内部に位置している。さらに、アーマチュア軸17aにおいてハウジング15の内部に配置された箇所にはウォーム(ねじ歯車)17dが形成されている。また、アーマチュア軸17aにおけるハウジング15の内部に配置された箇所のうち、アーマチュアコア17bとウォーム17dとの間に相当する部分が軸受17eにより支持されている。軸受17eの内輪(図示せず)はアーマチュア軸17aの外周に嵌合固定されている。さらに、アーマチュア軸17aにおける軸受17eとアーマチュアコア17bとの間には、コミュテータ(整流子)17fが取り付けられている。
次に、ハウジング15の構成を、図2〜図5を参照して説明する。ハウジング15は導電性の金属材料、例えばアルミニウム合金などより形成されている。このハウジング15は、減速機構14の全部、電動モータ13の一部を収容する要素である。ハウジング15は、減速機構14を収容する収容室15aを有している。収容室15aは、段差部15bを介して連続して形成された2つの底部15c,15dと、その底部15c,15dの周囲に形成された側壁15eとにより取り囲まれた空間である。その収容室15aとハウジング15の外部との間に開口部15fが形成されている。この開口部15fは、軸線Aと平行な平面(図示せず)内で開口されている。また、底部15cには支持軸15gが設けられている。この支持軸15gは、後述するウォームホイールを回転可能に支持するために設けられている。支持軸15gは、ハウジング15の開口部15fの形成基準となる平面に対して垂直な方向に沿って設けられている。さらに、底部15dに連続してスリーブ15hが設けられており、スリーブ15hには軸孔15iが形成されている。この軸孔15iの中心線(図示せず)は支持軸15gの中心線(図示せず)と平行である。この軸孔15iにピボット軸12が回転可能に挿入されている。
また、図2、図4、図6に示すように、ハウジング15における底部15c側には、後述するブラシホルダを支持する筒形状の保持部18が設けられている。保持部18はハウジング15の一部を構成している。この保持部18には、軸線Aに沿った方向に貫通する保持孔18aが形成されている。この保持孔18aの内周には、軸線Aに沿った方向に延ばされた溝18bが形成されている。また、保持孔18aにおける底部15cとは反対側の端部には開口部18cが形成されている。また、保持部18における開口部18c側の端部には、円周方向に沿って複数の係止溝18dが形成されている。さらに、保持部18の外周には、外側に向けて突出された突出部18eが設けられており、その突出部18eにはネジ孔18fが形成されている。そして、ヨーク16aの開口端を保持部18の開口端に接触させるとともに、フランジ部16eの孔16fにネジ部材16gが挿入されて締め付けられ、ヨーク16aとハウジング15とが固定されている。
さらに、ハウジング15における保持部18と底部15cとの間には、支持壁19が設けられており、その支持壁19には軸孔19aが形成されている。この軸孔19aは、軸線Aに沿った方向に貫通されており、軸孔19aにより収容室15aと保持孔18aとが連通されている。そして、図3に示すように、アーマチュア軸17aのうち、ハウジング15の内部に配置された部分は、保持孔18a及び軸孔19a及び収容室15aに亘って配置されている。また、軸孔19aに軸受17eが配置されており、その軸受17eの外輪(図示せず)が支持壁19により支持されている。この軸受17eと軸受16dとは同軸上に配置されており、軸受16dによりアーマチュア軸17aの一端がヨーク16aの内部で支持され、軸受17eによりアーマチュア軸17aの一部がハウジング15の内部で支持されている。このようにして、アーマチュア軸17aは、2個の軸受16d,17eにより軸線Aを中心として回転可能に支持されている。
さらに、図3、図5に示すように、支持壁19の内周には円弧形状の取付溝19bが設けられている。また、支持壁19を半径方向に貫通するスリット19cが設けられており、スリット19cは軸孔19aに連通されている。スリット19c及び取付溝19bにストッパ20が差し込まれている。このストッパ20は、図2、図7に示すようにU字形状を備えており、板ばねにより構成されている。すなわち、ストッパ20は、平行に延ばされた2本の脚部20aと、その2本の脚部20aを接続した接続部20bとを備えている。2本の脚部20aの間には空間が形成されている一方、接続部20bの上端には脚部20aと直角な方向に延ばされた接触部20cが形成されている。接続部20bはスリット19c内に配置され、接触部20cは支持壁19の外部に配置されている。
そして、アーマチュア軸17aの一部がハウジング15の収容室15aに配置されるとともに、軸受17eの端面が支持壁19の端面に接触した状態で、スリット19cを通して取付溝19b内にストッパ20が差し込まれ、接触部20cが支持壁19の上面に接触して、ストッパ20が停止している。ストッパ20の取り付け状態では、2本の脚部20aの間にアーマチュア軸17aの一部が配置されている。このようにして、ストッパ20と支持壁19の端面とにより軸受17eを挟み付け、アーマチュア軸17aが軸線Aに沿った方向に位置決め固定されている。
次に、図2、図3、図4、図5、図8を参照して、ハウジング15の一部を構成する凹部21について説明する。凹部21は、後述するコネクタユニットを嵌め込むために設けられた溝部である。ハウジング15のうち、軸線Aに沿った方向において、保持部18と支持壁19との間に、凹部21が設けられている。凹部21は、軸線Aと垂直な平面方向に沿って設けられた第1収容部21aと、第1収容部21aに連続して形成された第2収容部21bとを有している第1収容部21aは、軸線Aに沿った方向で、支持壁19と保持部18との間に設けられている。第1収容部21aは軸線Aと交差するように延ばされた溝であり、軸孔19aと保持孔18aとが、第1収容部21aを介して連通されている。また、軸線Aを中心とする半径方向で、第2収容部21bは支持壁19よりも外側に配置されている。第2収容部21bは直方体形状の空間である。第1収容部21aおよび第2収容部21bは、共通の開口部21cを備えている。開口部21cは、軸線Aと平行な平面方向に沿って形成されている。より具体的に説明すると、開口部21cと開口部15fとが平行に配置されている。
次に、図2、図3、図8を参照して減速機構14の構成を説明する。減速機構14は、アーマチュア軸17aに形成されたウォーム17dと、ウォーム17dと噛み合うウォームホイール(はす歯歯車)14aとを有している。減速機構14は、アーマチュア軸17aからウォームホイール14aに動力を伝達するときに、アーマチュア軸17aの回転数よりもウォームホイール14aの回転数の方が低回転数となる減速機構である。このように、電動モータ13のトルクがウォームホイール14aに伝達される際に、トルクが増幅される。
ウォーム17dは、アーマチュア軸17aのうち、底部15c側に位置する部分に形成されている。また、ウォームホイール14aは底部15c側に配置されており、ウォームホイール14aの軸孔14bに支持軸15gが挿入されている。さらに、ウォームホイール14aにおいて、支持軸15gから偏心した位置に複数の孔14cが形成されている。これらの孔14cは、支持軸15gからの偏心量が異なっている。
次に、ウォームホイール14aとピボット軸12との間の動力伝達経路の構成を、図2、図8を参照して説明する。ピボット軸12のうち、収容室15a側の端部には、リンク22の一端が固定されている。つまり、ピボット軸12とリンク22とは一体回転するように連結されている。また、リンク22の他端にはコンロッド23の一端が、相対回転可能に連結されている。このコンロッド23の他端には、ピン23aが取り付けられており、ピン23aが、ウォームホイール14aの孔14cの何れかに挿入されている。ピン23aが孔14cに挿入された状態で、ウォームホイール14aと相対回転可能である。そして、ピン23aを差し込む孔14cを変更することにより、ワイパアームの揺動角度の範囲を変更することができる。これらのウォームホイール14a、コンロッド23、リンク22、ピボット軸12は、アーマチュア軸17aの回転運動を、ワイパアームの揺動運動に変換する動力変換機構である。このように、軸線Aに沿った方向で、ヨーク16aとピボット軸12との間に、減速機構14が配置されている。
次に、図1、図2、図8を参照して、ハウジング15の収容室15aを構成を説明する。ハウジング15の側壁15eには、外側に向けて突出する突出部15jが形成されており、その突出部15jにはネジ孔15kが形成されている。そして、開口部15fを塞ぐ板形状のブラケット24が設けられている。ブラケット24は金属材料をプレス加工して成形したものである。ブラケット24には厚さ方向に貫通する孔24aが形成されており、孔24aに挿入されたネジ部材24bを締め付けることにより、ブラケット24がハウジング15に固定されている。つまり、ブラケット24は開口部15fを塞ぐカバーである。なお、ブラケット24は図示しないネジ部材により、車体に固定される。
次に、図2、図3、図8、図9を参照して、コイル17cに給電する要素の一部を構成するコネクタユニット25について説明する。コネクタユニット25は、コネクタボックス25aと、コネクタボックス25aに連続して形成されたプレート部25bとを有している。コネクタボックス25aおよびプレート部25bは、主として樹脂材料を射出成形して一体的に構成されている。そして、プレート部25bが第1収容部21aに嵌め込まれ、コネクタボックス25aが第2収容部21bに嵌め込まれている。
コネクタボックス25aは、平面形状が四角形の箱型に構成されており、そのコネクタボックス25aの底部には3本の端子25c,25d,25eが取り付けられている。そのうちの2本の端子25c,25eは、プレート部25b側まで伸ばされているとともに、保持孔18a側に向けて突出されている。残りの端子25dはプレート部25bの平面方向に沿って延ばされている。前記プレート部25bには、導電性の2本の板ばね25f,25gが取り付けられており、その板ばね25f,25gの先端には、それぞれコンタクトプレート(図示せず)が設けられている。
このコンタクトプレートおよび板ばね25f,25gは、ウォームホイール14aの回転位相(回転位置)を検出するための機構である。コンタクトプレートはハウジング15の収容室15aの内部、具体的にはウォームホイール14aの下方に設けられている。また、端子25cは板ばね25gに電気的に接続され、端子25dは板ばね25fに電気的に接続されている。さらに、プレート部25bには軸線Aに沿った方向に貫通する軸孔25hが形成されており、その軸孔25h内にアーマチュア軸17aが挿入されている。
そして、コネクタユニット25がハウジング15の凹部21に嵌め込まれた状態において、プレート部25bと支持壁19とが接触し、プレート部25bと保持部18とが接触し、コネクタボックス25aの外面が、第2収容部21bの内面と接触する。このようにして、軸線Aを含む平面方向において、コネクタユニット25とハウジング15とが、軸線Aに沿った方向および軸線Aと直角な方向で位置決めされている。
また、コネクタユニット25が凹部21に挿入されるともに、ブラケット24がハウジング15に固定された状態では、図8のように、ブラケット24の一部がプレート部25bの上面に接触している。つまり、コネクタユニット25は、ハウジング15とブラケット24とにより挟み付けられており、コネクタユニット25が凹部21から抜け出すことはない。さらに、ブラケット24の平面形状は、ブラケット24をハウジング15に固定したときに、コネクタボックス25aがブラケット24により覆われないような形状になっている。このため、ブラケット24がハウジング15に固定された状態で、ブラケット24を取り外すことなく、外部コネクタをコネクタボックス25aに着脱することができる。
つぎに、コイル17cに給電する要素の一部を構成するブラシホルダ26について、図2、図3、図10、図11を参照して説明する。ブラシホルダ26は、保持部18に取り付けられており、ブラシホルダ26は、樹脂材料により構成された筒形状のステー26aを有している。このステー26aには軸孔26bが形成されており、軸孔26b内に、アーマチュア軸17aのコミュテータ17fが位置している。また、ステー26aには2個のブラシ26c,26dが取り付けられており、このブラシ26c,26dは軸孔26bの半径方向に移動可能に構成されている。そして、2個のブラシ26c,26dはバネ26pによりそれぞれアーマチュア軸17aに向けて押し付けられている。
一方のブラシ26cには、チョークコイル26eを介して端子26fが接続されている。その端子26fにはキャパシタ26gを介してアース端子26hが接続されており、そのアース端子26hはステー26aの外周に取り付けられている。他方のブラシ26dには、チョークコイル26iを介して端子26jが通電可能に(電気的に)接続されている。端子26f,26jは導電性の金属材料を板形状にプレス加工したものである。その端子26jにはキャパシタ26kを介してアース端子26hが通電可能に接続されている。また、ブラシ26dには、別のアース端子26mが通電可能に接続されており、そのアース端子26mはステー26aの外周に取り付けられている。そして、ステー26aの外周には、周方向に沿って複数の係止爪26nが設けられている。
そして、保持部18の保持孔18aにブラシホルダ26が挿入された状態において、係止爪26nが係止溝18dに係止して、保持部18とブラシホルダ26とが軸線Aを中心とする円周方向に位置決めされている。さらに、係止爪26nが係止溝18dに係止され、かつ、ヨーク16aがハウジング15に固定された状態において、係止爪26nがヨーク16aと保持部18とにより挟み付けられて、軸線Aに沿った方向において、ブラシホルダ26が保持部18に固定されている。また、保持部18とブラシホルダ26とが位置決め固定された状態において、2個のブラシ26c,26dがコミュテータ17fに接触している。
さらに、2個のアース端子26h,26mがそれぞれ溝18b内に位置しており、2個のアース端子26h,26mが、保持部18と通電可能に接続されている。さらに、コネクタユニット25が凹部21に嵌め込まれ、ブラシホルダ26が保持部18に取り付けられた状態では、端子25eと端子26fとが接続され、端子25cと端子26jとが接続されている。そして、ブラシホルダ26が保持部18に位置決め固定された状態において、端子25eと端子26fとの接続部分、端子25cと端子26jとの接続部分は、共に保持孔18a内に位置している。
上記のように構成された電動モータ装置10が、車両に取り付けられた状態において、外部コネクタがコネクタユニット25のコネクタボックス25aに接続される。この外部コネクタには電線(図示せず)が接続されており、その電線は、接続・遮断される切替スイッチ(図示せず)に接続されている。
電動モータ装置10が取り付けられた車両において、ワイパスイッチがオンされると、切替スイッチが接続される。すると、車両に搭載された電源(バッテリ、キャパシタ等)の電力が、電線、各端子、ブラシ26c,26dを経由してコイル17cに供給されて、コイル17cと永久磁石16bとの間に回転磁界が形成され、アーマチュア軸17aが所定方向に回転する。そして、アーマチュア軸17aのトルクがウォームホイール14aに伝達されると、ウォームホイール14aが支持軸15gを中心として回転する。ウォームホイール14aの回転に伴いコンロッド23が動作し、リンク22がピボット軸12を中心として揺動運動する。このため、ピボット軸12に連結されたワイパアームが、所定角度の範囲内で揺動運動する。
次に、電動モータ装置10の組み立て方法を、図2、図3、図8を参照しながら説明する。電動モータ装置10の組立は、図示しない自動機を使用して行われる。まず、図1、図4に示すように、開口部15fを上向きとした状態でハウジング15を支持する。ついで、プレート部25bを略垂直に立てた状態としたコネクタユニット25を、開口部15fを含む平面に対して垂直な方向(第1方向)に沿って移動させる。つまり、コネクタユニット25をハウジング15に向けて下降させ、凹部21にコネクタユニット25を挿入する。コネクタユニット25を凹部21に挿入すると、コネクタユニット25の下端が、凹部21の底面に接触して停止する。また、プレート部25bの両端面の一部が、支持壁19および保持部18に接触して、コネクタユニット25が軸線Aに沿った方向に位置決めされる。このように、コネクタユニット25を凹部21に取り付けると、プレート部25bの上端と、ハウジング15の側壁15eの上端とが同一平面上に位置した状態となる。上記のように、コネクタユニット25を凹部21に取り付ける工程が、本発明の第1工程である。
この第1工程に次いで、図1に示すように、ブラシホルダ26の軸孔26bの中心線を略水平として、ブラシホルダ26を支持する。そして、軸線Aに沿った方向(第2方向)にブラシホルダ26を移動させ、ブラシホルダ26を保持孔18aに挿入する。ここで、係止爪26nを係止溝18dに差し込むと、保持部18とブラシホルダ26とが、軸線Aを中心とする円周方向に位置決めされる。保持部18とブラシホルダ26とが、円周方向に位置決めされると、端子25eと端子26fとが接触し、端子25cと端子26jとが接触した状態となる。このように、ブラシホルダ26を保持孔18aに取り付けて、コネクタユニット25の端子25c,25eとブラシ26c,26dとを給電可能に接続する工程が、本発明の第2工程である。
この第2工程に次いで、ロータアッセンブリ17を、軸線Aに沿った方向、つまり、第2方向に沿って移動させて、アーマチュア軸17aの先端を、軸孔26b,19aを通過させてハウジング15の収容室15aまで進入させる。そして、軸受17eの端面が支持壁19の端面に接触した時点で、ロータアッセンブリ17を停止する。さらに、ストッパ20を第1方向に沿って移動させて、スリット19cを通して取付溝19bに差し込むと、アーマチュア軸17aとハウジング15とが軸線Aに沿った方向で位置決め固定される。アーマチュア軸17aとハウジング15とが軸線Aに沿った方向で位置決めされると、ブラシ26c,26dがコミュテータ17fに接触する。このように、アーマチュア軸17aを第2方向に沿って移動させて、アーマチュア軸17aのうちウォーム17dが形成された部分を収容室15aに配置し、ブラシ26c,26dをコミュテータ17fに接触させる工程が、本発明の第3工程である。
この第3工程に次いで、ウォームホイール14aを、軸孔14bの中心線(図示せず)が垂直となるようにするとともに、そのウォームホイール14aを垂直な方向(第1方向)に下降させて、ウォームホイール14aをハウジング15の収容室15aに収容する。ここで、支持軸15gを軸孔14bに通し、かつ、ウォーム17dとウォームホイール14aのギヤとを噛み合わせる。さらに、ピボット軸12の先端を下に向け、そのピボット軸12をハウジング15の軸孔15iに挿入するとともに、リンク22とウォームホイール14aとをコンロッド23により連結する。このように、ウォームホイール14a、リンク22、コンロッド23を収容室15aに配置して相互に動力伝達可能に連結する工程が、本発明の第4工程である。
一方、ヨーク16aを軸線Aに沿った方向、つまり、第2方向に移動させるとともに、フランジ部16eを保持部18に接触させ、ネジ部材16gを締め付けてヨーク16aをハウジング15に固定する。ヨーク16aをハウジング15に固定すると、ブラシホルダ26の係止爪26nが、保持部18とフランジ部16eとにより挟み付けられて、ブラシホルダ26がハウジング15に対して位置決め固定される。このように、ヨーク16aを第2方向に沿って移動させ、ヨーク16aをハウジング15に固定する工程が、本発明の第5工程である。なお、電動モータ装置10を組み立てる際に、本発明の第4工程および第5工程は、何れの工程を先に行ってもよいし、2つの工程を同時に行ってもよい。
その後、ハウジング15の開口部15fをブラケット24で塞ぐとともに、ネジ部材24bを締め付けてブラケット24をハウジング15に固定する。ブラケット24をハウジング15に固定すると、図8に示すように、ブラケット24の一部がプレート部25bの上端に接触する。すると、コネクタユニット25が、ハウジング15とブラケット24とにより挟み付けられる。その結果、コネクタユニット25が、凹部21から抜け出さないように固定される。
上記のように、本実施形態の電動モータ装置10は、ハウジング15に取り付けられるコネクタユニット25と、ハウジング15の保持孔18aに取り付けられるブラシホルダ26とが物理的に別体で構成されている。このため、電動モータ装置10が組み立てられた状態では、コネクタユニット25の配置位置を、ブラシホルダ26の配置位置とは無関係に決定することができる。つまり、車両に取り付ける電動モータ装置10の構成を、予めコネクタユニット25と外部コネクタ(図示せず)との接続位置を、周囲の部品との位置関係を考慮して任意に決めておくことができる。したがって、電動モータ装置10の取り付け対象である車両側で、外部コネクタの取り回しが制約を受けることはない。
また、本実施形態における電動モータ装置10は、ブラケット24によりハウジング15の開口部15fを塞ぎ、ネジ部材24bを締め付けてブラケット24をハウジング15に固定すると、ブラケット24によりコネクタユニット25がハウジング15に固定されるように構成されている。つまり、ブラケット24が、開口部15fを塞ぐカバーとしての機能と、コネクタユニット25をハウジング15に固定する機能とを兼備している。したがって、コネクタユニット25をハウジング15に固定するために専用の固定要素、例えばネジ部材を別途用意する必要がなく、部品点数の増加を抑制できる。
本実施形態における電動モータ装置10の組み立て方法においては、減速機構14、コネクタユニット25、ストッパ20などの要素が、第1方向に沿って移動されてハウジング15に取り付けられる。これに対して、ブラシホルダ26、ロータアッセンブリ17、ヨーク16aなどの要素が、第2方向に沿って移動されてハウジング15に取り付けられる。つまり、ハウジング15に対して、相互に直角な2つの方向に部品を移動してハウジングに取り付けることにより、電動モータ装置10を組み立てることができる。したがって、ハウジング15の開口部15fを上に向けて自動機により支持し、ハウジング15の上下を反転させることなく、電動モータ装置10を組み立てることができる。そのため、電動モータ装置10を組み立てるラインの構築を容易に行うことができる。
また、本実施形態における電動モータ装置10は、ブラシホルダとコネクタユニットとが別体として構成されている。つまり、電動モータ装置10の部品を製造する工程、具体的には射出成形工程において、別々の金型に樹脂材料を注入して、ブラシホルダ26およびコネクタユニット25を成形加工できる。このため、ブラシホルダ26およびコネクタユニット25を、車両で必要とされる条件に適合するように、別個に成形することができる。例えば、必要トルクに適合する実トルクが得られるように、軸線を中心とする円周方向で、複数個のブラシ同士の配置位相(ブラシ同士の配置角度)を変更するとき、或は、ブラシの個数を変更するときに、コネクタユニット25の形状、寸法に関りなく、ブラシホルダ26の形状、寸法を単独で変更することができる。また、ブラシホルダ26の形状、寸法に関りなく、外部コネクタの形状、寸法に合わせてコネクタユニット25の形状、寸法を単独で変更すること、あるいは、外部コネクタの端子の数の変更に合わせてコネクタユニット25の端子の数を変更することができる。
さらに、本実施形態の電動モータ装置10は、コネクタユニット25とブラシホルダ26とが別体で構成されている。このため、電動モータ装置10の部品を製造する工程で、コネクタユニット25およびブラシホルダ26を別々の金型で射出成形するにあたり、1個の金型で複数のコネクタユニット25をインサート成形し、かつ、1個の金型で複数のブラシホルダ26をインサート成形することができる。その結果、1個の金型から取り出す成形品の数(取り個数)をなるべく多くすることができ、各部品の生産性が向上する。また、コネクタユニット25またはブラシホルダ26の何れか一方の形状、寸法を変更するにあたり、その部品を成形する金型を設計変更すればよく、形状、寸法を変更しない部品を成形する金型の設計変更を行わずに済む。したがって、金型の製造コストの上昇を抑制できる。特に、コネクタユニットの成形時において、キャビティ(図示せず)内にインサートされる端子は3次元方向に屈曲されているため、ブラシホルダのみの形状、寸法を変更するにあたり、コネクタユニットを成形する金型を変更せずに済み、製造コストの上昇を抑制できる。
さらに、本実施形態における電動モータ装置10は、保持孔18aに保持されたブラシホルダ26が、ハウジング15とヨーク16aとの間に挟まれて固定されている。このとき、ブラシホルダ26の外周に複数の係止爪26nが設けられており、複数の係止爪26nがハウジング15の係止溝18dに係止され、ブラシホルダ26のステー26aがハウジング15に収容されている。そのため、少なくともブラシホルダ26の外周は、ヨーク16aの内側に配されていないこととなる。つまり、ブラシホルダ26の略全体がハウジング15に収容され、略一部分のみがヨーク16aの内側に配される。そのため、ヨーク16aの開口側の形状を、ブラシホルダ26を収容するための特別な形状とする必要がなく、ヨーク16aの成形性を向上させている。また、ヨーク16aにブラシホルダ26を収容するものに比べ、ヨーク16aの軸方向長さを短くすることができ、軽量化を図ることができる。
ここで、本実施形態において説明した構成と、本発明の構成との対応関係を説明すると、減速機構14、リンク22、コンロッド23などの要素が、本発明の動力伝達機構に相当し、開口部21cが、本発明の第1開口部に相当し、開口部18cが、本発明の第2開口部に相当し、開口部15fが、本発明の第3開口部に相当し、収容室15aが、本発明の収容室に相当し、端子26f,26jが、本発明の第1端子に相当し、端子25c,25eが、本発明の第2端子に相当し、ブラケット24が、本発明の蓋部材に相当する。
また、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。本発明の電動モータ装置は、動作部材を動作させる動力源として使用することができ、例えば、本発明の電動モータ装置をパワーウィンド装置に用いることもできる。パワーウィンド装置は、ドア内部に設けた電動モータの回転運動を、ドアガラス(動作部材)の昇降運動(直線運動)に変換する機構である。このパワーウィンド装置は、特開2011−132685号公報、特開2011−140787号公報などに記載されているように公知であるため、具体的な構成の説明を省略する。
また、上記実施形態においては、コネクタユニット25の端子25c,25eをブラシホルダ26方向へ突出する形状とし、端子25c,25eと接続される端子26f,26jをブラシホルダ26に設けた構造を示したが、本発明はこれに限らず、端子25c,25eと端子26f,26jとの形状関係は逆としてもよい。つまり、端子26f,26jを突出する形状とし、端子25c,25eが突出していない形状であってもよい。さらには、コネクタユニット25の端子25c,25eを突出させ、かつ、ブラシホルダ26の端子26f,26jを突出させるようにしてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態の電動モータ装置を説明する。第2実施形態の電動モータ装置の概略構成を、図12に基づいて説明する。第2実施形態の電動モータ装置10も、第1実施形態の電動モータ装置10と同様に、電動モータ13、減速機構14、ハウジング15、ブラケット24、コネクタユニット25、ブラシホルダ26等の要素を備えている。なお、図12ではブラケット24を省略してある。第2実施形態の電動モータ装置10を組み立てる際に、これらの要素同士の移動方向は、図2により説明した第1実施形態の電動モータ装置10における要素同士の移動方向と同じである。したがって、第2実施形態の電動モータ装置10においても、第1実施形態の電動モータ装置10と同様の効果を得ることができる。
次に、第1実施形態の電動モータ装置10の構成と、第2実施形態の電動モータ装置10の構成との相違点を、図12〜図22を参照して説明する。第2実施形態の電動モータ装置10は、第1収容部21aに対してコネクタユニット25を取り付ける構造に特徴を有する。ハウジング15にはコネクタユニット25を保持する保持面30が設けられている。保持面30は、軸線Aに対して垂直な平坦面である。保持面30は第1収容部21aに臨み設けられている。また、保持面30は軸線Aを挟むように2箇所に箇所に設けられている。保持面30は、第1収容部21aの壁面を形成している。
一方、コネクタユニット25のプレート部25bには、突起31が複数個設けられている。複数個の突起31は、プレート部25bにおける保持部18側に設けられている。また、コネクタボックス25aの下部には端子ホルダ32が取り付けられている。端子ホルダ32は絶縁性の材料、例えば樹脂により一体成形されている。端子ホルダ32は、端子25c,25d,25eを保持している。端子25c,25d,25eは導電性の金属材料を棒状成形し、棒状の金属材料を屈曲して形成されたものである。端子25c,25d,25eの長手方向の一部が、端子ホルダ32により保持されている。端子25c,25d,25eの長手方向の端部が、コネクタボックス25a内に挿入されている。さらに、端子ホルダ32には突起33が設けられている。突起33は保持部18に向けて突出されている。さらに、コネクタボックス25aには突起34が設けられている。突起34は保持部18に向けて突出されている。コネクタユニット25が第1収容部21aに収容されて、突起31,33,34が保持面30に接触する。すなわち、コネクタユニット25は、軸線Aに沿った方向でハウジング15に対して移動することが規制される。
また、コネクタユニット25のプレート部25bには複数の突起35が設けられている。複数の突起35は、プレート部25bにおける突起33,34が設けられている側とは反対側に設けられている。また、複数の突起35は、軸孔25hの周りに配置されている。コネクタユニット25が第1収容部21aに取り付けられると、複数の突起35が支持壁19に接触する。コネクタユニット25はハウジング15に対して、軸線Aに沿った方向に位置決めされる。
さらに、プレート部25bの先端には、突き当て部36が2箇所に設けられている。ここで、プレート部25bの先端とは、コネクタユニット25を第1収容部21aに挿入する際の先端である。開口部21cが上方を向いている場合を仮定すると、2箇所の突き当て部36は水平な平面で構成されている。また、2箇所の突き当て部36に連続して、他の突き当て部37がそれぞれ設けられている。開口部21cが上方を向いている場合を仮定すると、2箇所の突き当て部37は垂直な平面で構成されている。そして、突き当て部36と突き当て部37とがL字形に連続されている。
一方、前記ハウジング15には突起部38が2箇所に設けられている。突起部38は、軸線Aに沿った方向で、軸孔25hの内面から第1収容部21aの底部に亘って配置されている。すなわち、開口部21cが上方を向いているとき、突起部38は、軸線Aよりも下方に配置されている。また、2箇所の突起部38は、軸線Aを中心とする円周方向で異なる位置に配置されている。突起部38はストッパ面38a及び規制面38bを有する。開口部21cが上方を向いている場合を仮定すると、ストッパ面38aは略水平であり、かつ、規制面38bは略垂直である。また、規制面38b同士は対向して設けられている。
そして、コネクタユニット25が第1収容部21aに挿入されると、2箇所の突き当て部36が、2箇所のストッパ面38aに別々に接触して、コネクタユニット25が停止する。すなわち、第1収容部21aに対するコネクタユニット25の挿入が完了する。また、2箇所の突き当て部37が、2箇所の規制面38bに別々に接触することで、コネクタユニット25がハウジング15に対して水平方向に移動することが規制される。さらに、軸孔25hの内面には突起部53が設けられている。突起部53は、軸孔25hの円周方向における異なる2箇所に設けられている。突起部53は、突起部38とは異なる位置に設けられている。
さらに、端子ホルダ32の底面には、3個の突起39が設けられている。3個の突起39は、コネクタユニット25を第1収容部21aに挿入するときの先端に設けられている。端子ホルダ32を平面視すると、端子25c,25d,25eの真下に、3個の突起39が配置されている。第1収容部21aに対するコネクタユニット25の挿入が完了した状態で、外部コネクタがコネクタボックス25aに挿入されると、外部コネクタの3個の端子と、3個の端子25c,25d,25eとがそれぞれ単独で接続される。外部コネクタをコネクタボックス25aに挿入するときに、コネクタユニット25に加わる力の一部は、3個の端子25c,25d,25eに伝達される。ここで、3個の端子25c,25d,25eに伝達された力は、端子ホルダ32の3個の突起39を経由してハウジング15で受け止められる。したがって、3個の端子25c,25d,25eが、外部コネクタの3個の端子に対して、外部コネクタの挿入方向に位置ずれすることを抑制できる。
さらに、プレート部25bの上面には、2箇所に突起40が設けられている。コネクタユニット25が第1収容部21aに挿入され、かつ、ブラケット24がハウジング15に取り付けられると、2箇所の突起40がブラケット24の内面に接触する。したがって、コネクタユニット25が、ハウジング15に対して上下方向に位置決めされる。さらに、プレート部25bを貫通する位置決め孔56が設けられている。
さらに、コネクタユニット25のプレート部25bには、端子取付け孔41が2箇所に設けられている。2箇所の端子取付け孔41には、端子42,43が単独で挿入して固定されている。また、2箇所の端子取付け孔41内には、係止爪44,45が別個に設けられている。そして、係止爪44が端子42に係止して、端子42がプレート部25bから抜け出さないように固定されている。つまり、係止爪44は、端子42が端子取付け孔41から抜け出すことを防止する機構である。さらに、係止爪45が端子43に係止して、端子42がプレート部25bから抜け出さないように固定されている。つまり、係止爪45は、端子43が端子取付け孔41から抜け出すことを防止する機構である。また、端子42は端子25eと接続され、端子43は端子25cと接続されている。
コネクタユニット25の組み立て工程においては、端子42が端子取付け孔41に挿入される。すると、係止爪44が弾性変形した後、係止爪44が端子42に係止して、端子42が固定される。さらに、端子43が端子取付け孔41に挿入されると、係止爪45が弾性変形した後、係止爪45が端子43に係止して、端子42が固定される。このように、コネクタユニット25は、係止爪44,45が弾性変形し、端子42,43がプレート部25bに固定される構造、つまり、スナップフィット構造を有する。また、端子42,43がプレート部25bへ確実に固定することができる。したがって、プレート部25bに対する端子42,43の取り付け不良を防ぐことができる。さらに、コネクタユニット25は、端子42と端子25eとが確実に接触し、端子43と端子25cとが確実に接触している。
さらに、コネクタユニット25のプレート部25bには、3本のコンタクトプレート46,47,48が取り付けられている。コンタクトプレート46,47,48は、導電性の金属材料により一体成形されている。コンタクトプレート46は、導電ワイヤ49を介して端子25cに接続されている。コンタクトプレート47は、導電ワイヤ50を介して端子25dに接続されている。コンタクトプレート48は、ハウジング15に接触している。このコンタクトプレート46,47,48は、ウォームホイール14aの回転位相(回転位置)を検出するための機構である。
コンタクトプレート47は接触片47aを有する。接触片47aは、コンタクトプレート47の一部を切り起こして形成されている。接触片47aは保持部18に向けて起こされている。コネクタユニット25を第1収容部21aに取り付ける前の状態で、接触片47aはプレート部25bの表面よりも突出している。プレート部25bの表面は、図で垂直方向の表面である。コネクタユニット25を第1収容部21aに取り付けた状態で、接触片47aはハウジング15に対して接触する。すなわち、コンタクトプレート47とハウジング15との間で電流の流通が可能である。
次に、コンタクトプレート46,47をプレート部25bに取り付ける構造を説明する。図19のように、プレート部25bには凹部51,52が設けられており、凹部51には係止爪51aが設けられている。また、凹部52には係止爪52aが設けられている。一方、コンタクトプレート46には係止爪46aが設けられており、コンタクトプレート47には係止爪47bが設けられている。コンタクトプレート46を凹部51へ一方向から挿入すると、係止爪46aが係止爪51aに係止する。すなわち、プレート部25bに対してコンタクトプレート46を固定することができる。コンタクトプレート47を凹部52へ一方向から挿入すると、接触片47aが係止爪52aに係止する。すなわち、プレート部25bに対してコンタクトプレート47を固定することができる。
つぎに、第2実施形態におけるブラシホルダ26の構成を図20〜図22に基づいて説明する。ステー26aにおけるコネクタユニット25に近い部位には、係止爪54が4個設けられている。係止爪54は軸線Aを中心とする円周方向で異なる位置に設けられている。係止爪54は、軸線Aに対して垂直な平面内でL字形を有している。さらに、ステー26aにおけるコネクタユニット25側の位置には、位置決めピン55が設けられている。ブラシホルダ26が保持孔18aに取り付けられた状態で、位置決めピン55が位置決め孔56に挿入されている。また、ステー26aが突起部53に接触している。さらに、2個の係止爪54が突起部53に接触し、2個の係止爪54が突起部38に接触することで、ブラシホルダ26が、ハウジング15に対して軸線Aを中心とする円周方向で位置決めされている。
ここで、コネクタユニット25が取り付けられているハウジング15に対して、ブラシホルダ26を取り付ける工程を説明する。まず、ステー26aの軸孔26bと、コネクタユニット25の軸孔25hとを同軸とし、かつ、位置決めピン55と位置決め孔56とを円周方向で同じ位置として、ブラシホルダ26を保持孔18aに挿入する。すると、位置決めピン55が位置決め孔56に挿入されるとともに、ステー26aが突起部53に接触してブラシホルダ26が停止し、ブラシホルダ26がハウジング15に取付けられる。このように、第2実施形態では、ステー26aに設けられた係止爪54と、ハウジング15の保持孔18aの内周面に設けた突起部53,38とが接触して、ブラシホルダ26がハウジング15に対して軸線Aを中心とする円周方向に位置決めされる構成である。したがって、保持部18の端面を平坦な形状とすることができる。
ステー26aにはブラシ26c,26dが取り付けられている。また、ステー26aにはチョークコイル26eが取り付けられている。図21の例では、チョークコイル26eのコイル部の軸心(図示せず)は、軸線Aと平行である。チョークコイル26eの一端は、導電ワイヤ61を介してブラシ26cに接続されている。チョークコイル26eのコイル部の軸心が軸線Aと平行であるため、チョークコイル26eの一端を、コイル部の半径方向に延ばすことで、導電ワイヤ61とチョークコイル26eの一端とが接続されている。さらに、ブラシ26dには、接続部材63を介してチョークコイル26iの一端が接続されている。さらにまた、ブラシホルダ26には端子26f,26jが取り付けられている。端子26f,26jは、軸線Aに沿った方向に延ばされた長尺形状の要素である。端子26fには、チョークコイル26eの他端が接続されている。端子26jには、チョークコイル26iの他端が接続されている。
ステー26aには、軸線Aに沿った方向に貫通する取付け孔57,58が設けられている。取付け孔57に端子26fが取り付けられ、取付け孔58に端子26jが取り付けられている。図21は取付け孔57,58の両方を含む平面内におけるステー26aの断面図である。取付け孔57,58の両方を含む平面内における取付け孔58の形状を説明する。取付け孔57は、幅広部57a及び幅狭部57bを有する。幅広部57aの幅は、幅狭部57bの幅よりも広い。また、幅広部57aと幅狭部57bとを連続する段部57cが設けられている。幅狭部57bには2個の突起57dが設けられている。2個の突起57dは、取付け孔57の幅方向で両側に設けられている。端子26fは、幅広部59a及び幅狭部59bを有する。幅広部59aの幅は、幅狭部59bの幅よりも広い。また、幅狭部59bには、幅方向に突出した2個の突起59dが設けられている。
一方、取付け孔58は、幅広部58a及び幅狭部58bを有する。幅広部58aの幅は、幅狭部58bの幅よりも広い。また、幅広部58aと幅狭部58bとを連続する段部58cが設けられている。幅狭部58bには2個の突起58dが設けられている。2個の突起58dは、取付け孔58の幅方向で両側に設けられている。端子26jは、幅広部60a及び幅狭部60bを有する。幅広部60aの幅は、幅狭部60bの幅よりも広い。また、幅狭部60bには、幅方向に突出した2個の突起60dが設けられている。
ブラシホルダ26の組み立て工程では、端子26fが取付け孔57へ挿入され、端子26jが取付け孔58へ挿入される。まず、端子26fは、幅狭部59bを挿入方向の先端として、取付け孔57へ挿入される。また、端子26fの幅狭部59bは、先に幅広部57aを通過し、その後、幅狭部57bへ進入する。そして、突起59dと突起57dとが接触すると、ステー26aの一部が弾性変形する。具体的には、2個の突起57d同士の間隔が広くなるように、ステー26aの一部が弾性変形する。そして、端子26fの幅広部59aが段部57cに接触すると、ステー26aに対する端子26fの取り付けが完了する。端子26fがステー26aに取付けられると、端子26fに取付け孔57から抜け出す向きの力が加わっても、突起59dと突起57dとが接触することで、端子26fが取付け孔57から抜け出すことが防止される。
一方、端子26jは、幅狭部60bを挿入方向の先端として、取付け孔58へ挿入される。また、端子26jの幅狭部60bは、先に幅広部58aを通過し、その後、幅狭部58bへ進入する。そして、突起58dと突起60dとが接触すると、ステー26aの一部が弾性変形する。具体的には、2個の突起58d同士の間隔が広くなるように、ステー26aの一部が弾性変形する。そして、端子26jの幅広部60aが段部58cに接触すると、ステー26aに対する端子26jの取り付けが完了する。端子26jがステー26aに取付けられると、端子26jに取付け孔58から抜け出す向きの力が加わっても、突起60dと突起58dとが接触することで、端子26jが取付け孔58から抜け出すことが防止される。
上記のように、ブラシホルダ26は、端子26f,26jをステー26aに取り付ける工程で、ステー26aの一部が弾性変形して、ステー26aに端子26f,26jが取り付けられる構造、つまり、スナップフィット構造を有する。このため、ブラシホルダ26の組み立て工程において、圧入機を使わずに、手作業でブラシホルダ26を組み立てることができる。
また、端子26fの幅広部59aと、取付け孔57の幅広部57aの内面との間には、端子26fの幅方向の隙間が形成されるように、予め、端子26fの寸法、ステー26aの寸法が設計されている。さらに、端子26jの幅広部60aと、取付け孔58の幅広部58aの内面との間には、端子26jの幅方向の隙間が形成されるように、予め、端子26jの寸法、ステー26aの寸法が設計されている。さらに、ステー26aと端子26f,26jとの間に、端子26f,26jの厚さ方向の隙間が形成されるように、予め、端子26f,26jの寸法、ステー26aの寸法が設計されている。したがって、端子26f,26jの加工精度、ステー26aの加工精度にばらつきがあったり、ステー26aに対する端子26f,26jの組み付け精度にばらつきがあったりしても、端子26f,26jとステー26aとのコジリを防止できる。したがって、ブラシホルダ26の生産性が向上する。
さらに、ブラシホルダ26のステー26aの外周に複数の接触片62が設けられている。複数の接触片62が、図21では4個設けられている。複数の接触片62は、軸線Aに沿った方向でヨーク16aに近づく向きで突出されている。ブラシホルダ26が保持孔18aに挿入されて位置決めされた状態で、複数の接触片62の端面と、保持部18の端面とが同一平面上に位置する。また、複数の接触片62の端面には突起62aがそれぞれ設けられている。ヨーク16aがハウジング15に固定されていない状態で、突起62aは接触片62の端面から軸線Aに沿った方向に突出されている。ヨーク16aをハウジング15に固定する工程では、まず、突起62aがヨーク16aのフランジ部16eに接触し、複数の接触片62はフランジ部16eには接触しない。ついで、ネジ部材16gを締め付けると、フランジ部16eにより突起62aが加圧されて弾性変形し、複数の接触片62の端面がフランジ部16eに接触し、ヨーク16aがハウジング15に固定される。
(第3実施形態)
第3実施形態の電動モータ装置10の構成を、図23に基づいて説明する。第3実施形態の電動モータ装置10では、軸線Aに沿った方向で減速機構14の配置スペース内にピボット軸12が配置されている。具体的には、軸線Aに対して直角な方向で、ピボット軸12とアーマチュア軸17aとの間にウォームホイール14aが配置されている。ウォームホイール14aにおいて支持軸15gから偏心した位置にピン64が取り付けられている。ピン64には連結腕65が回転可能に取り付けられている。連結腕65にはセクタギヤ65aが設けられている。また、連結腕65にはピン65bが設けられている。
一方、ピボット軸12を中心として、ピボット軸12と共に一体回転するピニオンギヤ66が設けられている。そして、ピニオンギヤ66とセクタギヤ65aとが噛み合わされている。また、ピボット軸12とピン65bとを連結するリンク67が設けられている。リンク67は、ピボット軸12及びピン65bに対して回転可能に連結されている。つまり、リンク67はピニオンギヤ66とセクタギヤ65aとの軸間距離を一定に保持する要素である。
第3実施形態の電動モータ装置10においては、電動モータの動力でアーマチュア軸17aが所定角度の範囲内で正逆回転する。アーマチュア軸17aの動力がウォームホイール14aに伝達されて、ウォームホイール14aが正逆回転すると、ウォームホイール14aの動力は、セクターギヤ65a及びピニオンギヤ66を介してピボット軸12に伝達される。したがって、ピボット軸12が所定角度の範囲内で正逆回転する。第3実施形態の電動モータ装置10は、軸線Aに沿った方向で減速機構14の配置スペース内にピボット軸12が配置されている。このため、電動モータ装置10の軸線Aに沿った方向における占有スペースを短くすることができる。なお、第3実施形態の電動モータ装置10において、その他の構成は第1実施形態の電動モータ装置10、または第2実施形態の電動モータ装置10と同様である。
また、上記実施形態においては、アーマチュア軸17aにウォーム17dが一体に形成された構造を示したが、本発明はこれに限らず、ウォームが形成されるウォーム軸とアーマチュア軸とを別体としてもよい。つまり、それぞれ別体として形成されたアーマチュア軸とウォーム軸とを、ハウジング内において連結する構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、ハウジング15にブラシホルダ26の略全体を収容する構成としているが、本発明はこれに限らず、ハウジング15とヨーク16aとで、ブラシホルダ26を収容する構成としてもよい。
また、本発明の電動モータ装置を、パワースライドドア装置の動力源として用いることもできる。このパワースライドドア装置は、ドアに取り付けた電動モータの回転運動を、ドア(動作部材)の開閉動作(直線運動)に変換する機構である。このパワースライドドア装置は、特開2006−333691号公報、特開2009−24387号公報などに記載されているように公知であるため、具体的な構成の説明を省略する。さらに、本発明の電動モータ装置において、電動モータの動力が伝達される動作部材の動作は、回転運動、揺動運動、直線運動、往復運動などのいずれでもよい。
本発明における動力伝達機構は、電動モータの動力を動作部材に伝達する機構であり、動力伝達機構には、ギヤ、プーリ、ベルト、ローラ、回転軸などの回転要素が含まれる。また、本発明における減速機構には、ウォームとウォームホイールとの組み合わせの他、平歯車同士の組み合わせ、はずば歯車同士の組み合わせ、ピニオンギヤとリングギヤとの組み合わせ、一対のプーリとベルトとの組み合わせなども含まれる。
さらに、上記の実施形態においては、ハウジング15の開口部15fが上側に向くように支持して、電動モータ装置10を組み立てる工程を説明したが、電動モータ装置10を組み立てるにあたり、ハウジング15の開口部15fが側方に向くように自動機で支持し、上記第1工程〜第5工程を行うこともできる。この場合、各工程で説明した上下方向(垂直方向)が水平方向となり、水平方向が上下方向(垂直方向)となるが、各要素をハウジング15に対して相互に直角な2つの方向から移動させて組み付けるという、原理原則は同じである。
本発明は、電力が供給されて駆動する電動モータと、電動モータに連結された動力伝達機構とを、ハウジングに取り付けてユニット化した電動モータ装置に利用可能である。

Claims (6)

  1. 電力が供給されて駆動する電動モータと、前記電動モータから動力が伝達される動力伝達機構と、この動力伝達機構及び前記電動モータの一部を収容するハウジングとを有し、
    前記電動モータは、前記ハウジングの外部から内部に亘って配置され、かつ、軸線を中心として回転可能なアーマチュア軸と、前記アーマチュア軸における前記ハウジングの外部に配置された部分に取り付けられた通電用のコイルと、前記アーマチュア軸に取り付けられ、かつ、前記コイルに流れる電流を切り替えるコミュテータと、前記ハウジングの外部に固定され、かつ、前記電動モータのうち前記ハウジングの外部にある部分を収容した筒形状のヨークとを備えており、
    前記ハウジングに、前記コミュテータに接触する給電用のブラシを保持したブラシホルダと、前記ブラシと通電可能に接続され、かつ、外部コネクタが着脱されるコネクタユニットとが取り付けられている電動モータ装置であって、
    前記ハウジングに、前記軸線と平行な平面内で開口された第1開口部を有する凹部と、前記軸線と垂直な平面内で開口された第2開口部を有し、かつ、前記軸線に沿った方向に貫通された保持孔と、前記第1開口部と平行に開口された第3開口部を有し、かつ、前記保持孔が連通された収容室とが設けられており、
    前記コネクタユニットが、前記第1開口部を通して前記凹部に取り付けられるとともに、前記ブラシホルダが、前記第2開口部を通して前記保持孔に取り付けられることにより、前記ブラシと前記コネクタユニットとが給電可能に接続されており、前記アーマチュア軸のうち前記ハウジングの内部に収容される部分は、前記保持孔を通して前記収容部に収容されており、前記動力伝達機構が、前記第3開口部を通り前記収容室に収容されており、前記ヨークは前記第2開口部を覆うように前記ハウジングに固定されていることを特徴とする電動モータ装置。
  2. 請求項1に記載された電動モータ装置において、
    前記動力伝達機構は、前記アーマチュア軸に備えられたウォームと、このウォームに噛み合い、かつ、支持軸を中心として回転可能なウォームホイールとを有し、この動力伝達機構は、前記アーマチュア軸から前記ウォームホイールに動力を伝達するときに、前記アーマチュア軸の回転数よりも前記ウォームホイールの回転数の方が低回転数となる減速機構であることを特徴とする電動モータ装置。
  3. 請求項1に記載された電動モータ装置において、
    前記ブラシホルダには、前記ブラシと通電可能に接続された第1端子が設けられており、前記コネクタユニットには、前記外部コネクタに接続される第2端子が設けられており、前記コネクタユニットが前記凹部に取り付けられ、かつ、前記ブラシホルダが前記保持孔に取り付けられた状態で、前記第1端子と前記第2端子とが、前記保持孔の内部で接続されていることを特徴とする電動モータ装置。
  4. 請求項2に記載された電動モータ装置において、
    前記軸線に沿った方向で、前記支持軸よりも前記ヨーク側に前記凹部が設けられていることを特徴とする電動モータ装置。
  5. 請求項1に記載された電動モータ装置において、
    前記保持孔に保持された前記ブラシホルダが、前記ハウジングと前記ヨークとの間に挟まれて固定されており、前記第1開口部を塞ぐ蓋部材が設けられており、前記凹部に装着されたコネクタユニットが、前記ハウジングと前記蓋部材とにより挟まれて固定されていることを特徴とする電動モータ装置。
  6. 通電用のコイルが巻かれ、かつ、コイルに流れる電流を切り替えるコミュテータが取り付けられたアーマチュア軸と、筒形状のヨークとを有する電動モータを用意し、
    前記コミュテータに通電するブラシが取り付けられたブラシホルダと、前記ブラシに給電可能に接続され、かつ、外部コネクタが着脱されるコネクタユニットと、前記アーマチュア軸の動力が伝達される動力伝達機構と、この動力伝達機構及び前記アーマチュア軸の一部が収容される収容室を備えたハウジングとを用意し、
    前記コネクタユニット及び前記ブラシホルダを前記ハウジングに対して位置決めし、前記アーマチュア軸の一部をハウジングの内部に挿入するとともに、前記アーマチュア軸のうち前記ハウジングの外部に配置されている部分および前記コイルを、前記ヨークの内部に収容した状態とし、そのヨークを前記ハウジングに固定し、前記動力伝達機構を前記ハウジングの内部に収容する電動モータ装置の組み立て方法であって、
    前記コネクタユニットを第1方向に沿って移動させることにより、前記コネクタユニットを、前記ハウジングに設けられた第1開口部を通して凹部に装着する第1工程と、
    前記ブラシホルダを、前記第1方向に対して直角な第2方向に沿って移動させることにより、前記ブラシホルダを、前記ハウジングに設けられた保持孔に取り付けて、前記コネクタユニットと前記ブラシとを給電可能に接続する第2工程と、
    前記アーマチュア軸を前記第2方向に沿って移動させることにより、そのアーマチュア軸の一部を、前記保持孔を通過させて前記収容室に配置するとともに、前記コミュテータと前記ブラシとを接触させる第3工程と、
    前記動力伝達機構を前記第1方向に沿って移動させることにより、前記動力伝達機構を前記収容室に配置する第4工程と、
    前記ヨークを前記第2方向に沿って移動させることにより、前記コミュテータおよび前記コイルを前記ヨークの内部に収容した状態で、前記ヨークを前記ハウジングに固定する第5工程と、
    を有することを特徴とする電動モータ装置の組み立て方法。
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