JPWO2013047306A1 - プレス成形装置、プレス成形方法、プレス成形用の載置板 - Google Patents

プレス成形装置、プレス成形方法、プレス成形用の載置板 Download PDF

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Abstract

本発明のプレス成形装置は、ガラス素材をプレス成形するプレス成形装置であって、ガラス素材を載置する載置板と、載置板上のガラス素材をプレス成形可能な温度まで加熱する加熱機構と、加熱機構により加熱されたガラス素材を、載置板との間でプレス成形する金型と、を備える。

Description

本発明は、ガラスのプレス成形に関し、特に、携帯端末のカバーガラスとして使用されるガラスのプレス成形装置、プレス成形方法及びプレス成形用の載置板に関する。
ガラスを成形するために、従来より種々の手法が開発されている。その中でも、量産に適した手法として、ガラスを所望の温度にまで昇温し、この加熱したガラスを金型でプレスするものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示される手法では、板ガラスを所定温度まで加熱した後、この加熱された板ガラスを搬送ローラでプレス機構まで搬送してプレス成形している。
特開2005−1919号公報
しかしながら、引用文献1に記載された手法では、搬送する板ガラスの片面が搬送ローラと接するため、板ガラスが搬送ローラに熱を奪われる。このため、プレス成形する際に板ガラスの温度分布が不均一となり、成形後のガラスの品質が低下したり、ガラスの品質が安定しない虞がある。また、搬送するガラスの粘性が低いと、ガラスが搬送ローラに巻き込まれたり、搬送ローラ間から流出する虞がある。このため、粘性の低いガラスを搬送することができず、搬送できるガラスの種類や温度が制限されてしまう。
本発明は、粘性の低いガラスをプレス成形できるプレス成形装置、プレス成形方法及びプレス成形用の載置板を提供することを目的とする。
本発明のプレス成形装置は、ガラス素材をプレス成形するプレス成形装置であって、ガラス素材を載置する載置板と、載置板上のガラス素材をプレス成形可能な温度まで加熱する加熱機構と、加熱機構により加熱されたガラス素材を、載置板との間でプレス成形する金型と、を備える。
本発明によれば、載置板上に載置した状態でガラス素材を加熱した後、この加熱されたガラス素材を載置板との間でプレス成形するので、粘性の低いガラスをプレス成形することができる。
実施形態に係るプレス成形装置の構成図。 搬送機構の構成図。 加熱機構の加熱面を示した図。 プレス機構の構成図。 その他の実施形態に係るプレス成形装置の構成図。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るプレス成形装置1の構成図である。プレス成形装置1は、搬送機構10と、載置機構20と、加熱機構30と、プレス機構40と、徐冷機構50と、取出機構60とを備える。
図2は、搬送機構10の構成図である。図2(a)は、搬送機構10の正面図である。図2(b)は、図2(a)での線分X−Xにおける断面図である。なお、図2では、駆動手段14の図示を省略している。搬送板11は、プレス成形用の金型(下型)を兼ねており、一度のプレス成形で複数個のガラス成型品を得ることができる程度の大きさ(例えば、縦300mm、横600mm)となっている。
搬送機構10は、プレス成形の対象であるガラス素材Gを搬送する搬送板(載置板)11と、搬送板11の両端を支持する支持部材12a,12bと、この支持部材12a,12bを載置機構20と取出機構60との間で駆動させるためのガイドレール13a,13b及び駆動手段14とを備える。駆動手段14は、例えば、ステッピングモータである。
搬送板11は、プレス成形時に使用する金型の下型を兼ねていることから、耐摩耗性や耐熱性、強度等が求められる。また、大気下で高温に曝されることから耐酸化性を持つことが好ましい。さらに、搬送板11には、上面側と下面側とで温度差が生じるが、この温度差による反りが発生しないことが好ましい。
搬送板11に反りが発生すると、プレス機構40においてプレス成形対象であるガラス素材Gに均一に圧力を付与することができず転写が不十分となる虞があるためである。プレス成形の際に、搬送板11が約1200℃まで昇温されることを考慮すると、搬送板11の反りにより転写が不十分となることを防止するには、搬送板11を構成する物質の線膨張係数が12×10−6/K以下であることが好ましい。
耐摩耗性、耐熱性、強度性等に優れ、線膨張係数が12×10−6/K以下の物質には、例えば、以下の表1に示すものがある。
Figure 2013047306
上述したように、搬送板11は、複数個の成型品を一度にプレス成形するため、ある程度の大きさ(面積)を有している。また、プレス成形に耐えるだけの強度を確保するために厚みも必要となる。この場合、搬送板11全体を高価な物質で作成すると搬送板11の製作費が非常に高価なものとなる。
このため、この実施形態では、図2(b)に示すように、比較的高価でない物質で構成される基材11a(例えば、グラファイト(C))を、耐摩耗性、耐熱性、耐酸化性及び離型性に優れる被膜11b(例えば、炭化ケイ素(SiC))で被覆して搬送板11を構成している。なお、被膜11bの線膨張係数が基材11aの線膨張係数以下であると、ガラス素材Gを搬送板11上で加熱する際に、被膜11bよりも基材11aのほうが大きくなる。その結果、表面に形成された被膜11bに亀裂やクラック等が生じる虞がある。このため、被膜11bを構成する物質の線膨張係数が基材11aを構成する物質の線膨張係数以下とならないよう留意が必要である。
被膜11bの線膨張係数が基材11aの線膨張係数よりも大きくなる物質の組み合わせとしては、例えば、以下の表2に示す組み合わせが考えられる。なお、表2に示す組み合わせは、一例であり、被膜11bの線膨張係数が基材11aの線膨張係数よりも大きくなる物質の組み合わせであれば、他の組み合わせでもよい。
Figure 2013047306
載置機構20は、ガラス素材Gを搬送板11の所定の位置へ載置する。なお、載置機構20を備える代わりに、ユーザ又はオペレータがガラス素材Gを搬送板11上へ載置するようにしてもよい。
加熱機構30は、互いに対向して配置された上側加熱手段31a及び下側加熱手段31bと、上側加熱手段31aを垂直方向に駆動する駆動手段32とを備える。駆動手段32は、例えば、エアシリンダであり、搬送板11上に載置されたガラス素材Gの厚みに応じて、上側加熱手段31aを垂直方向(上下方向)に駆動する。
図3は、上側加熱手段31a及び下側加熱手段31bの加熱面を示した図である。図3(a)は、上側加熱手段31aの加熱面(下面)を示した図である。上側加熱手段31aの加熱面は、搬送板11と同程度もしくはひと回り大きな面積を有している。上側加熱手段31aの加熱面は、9つのエリアA〜Iに分割されている(各エリアを鎖線で示した)。各エリアA〜I内には、加熱用の電熱線(図示せず)及び温度測定用のTCゲージ(図示せず)が埋設されており、エリアA〜Iごとに独立した温度調節(以下、温調と記載する)が可能となっている。
図3(b)は、下側加熱手段31bの加熱面(上面)を示した図である。下側加熱手段31bの加熱面も、搬送板11と同程度もしくはひと回り大きな面積を有している。また、下側加熱手段31bの加熱面(上面)も、9つのエリアA〜Iに分割されている。各エリアA〜I内には、加熱用の電熱線(図示せず)及び温度測定用のTCゲージ(図示せず)が埋設されており、エリアA〜Iごとに独立した温調が可能となっている。電熱線は、例えば、ニクロム線(ニッケルとクロムの合金)である。
なお、上側加熱手段31a及び下側加熱手段31bの加熱面の分割数は、9つに限られない。例えば、分割エリア数を2つとしてもよい。この場合、搬送板11の周端部からの放熱が多いことを考慮し、搬送板11の周端部を加熱する外周エリアと、搬送板11の内側加熱する内側エリアとに分割することが好ましい。
図4は、プレス機構40の構成図である。プレス機構40は、ガラス素材Gを所望の形状にプレス成形するための上金型41と、搬送板11を垂直方向(上下方向)に駆動する昇降手段42と、昇降手段42の上部に設けられ、搬送板11の下面と当接して搬送板11を押し上げる均熱板43とを備える。上金型41内には、それぞれ独立して温度を調整することが可能な複数のカートリッジヒータ41aが埋設されている。また、上金型41のガラス素材Gとの当接面には、ガラス素材Gを所望の形状にプレス成形するためのキャビティ(空間)41bが形成されている。
昇降手段42は、例えば、エアシリンダであり、外部から供給される高圧エアにより後述の均熱板43を垂直方向(上下方向)に駆動する。均熱板43は、熱伝導率の高い物質、例えば、ステンレス鋼(SUS)から構成される。均熱板43には、それぞれ独立して温度を調整することが可能な複数のカートリッジヒータ43aが埋設されている。なお、昇降手段42を上金型41に設け、上金型41を垂直方向(上下方向)に駆動してガラス素材Gをプレス成形するように構成してもよい。
また、搬送板11と均熱板43の温度差が大きい場合、搬送板11(特に被膜11b)に割れ等の不具合が発生する虞があることに留意する。例えば、搬送板11の被膜11bが炭化ケイ素(SiC)の場合、搬送板11と均熱板43との温度差が700℃を超えると、熱衝撃により被膜11bに割れ等が生じる虞がある。
徐冷機構50は、所望形状(例えば、スマートフォンやタブレットPC等の携帯機器のカバーガラス)にプレス成形されたガラス素材Gを所望の温度にまで徐冷する。
取出機構60は、徐冷機構50で徐冷された所望形状のガラス素材Gを搬送板11上から取り出す。なお、取出機構60を備える代わりに、ユーザ又はオペレータが所望形状となったガラス素材Gを搬送板11上から取り出すようにしてもよい。
次に、プレス成形装置1の動作について説明する。
載置機構20は、プレス成形の対象であるガラス素材Gを搬送板11上に載置する。搬送機構10の駆動手段14は、搬送板11を加熱機構30の位置まで搬送する。
搬送機構10の駆動手段14は、搬送板11を上側加熱手段31aと下側加熱手段31bとの間で一定時間停止させる。ガラス素材G及び搬送板11は、上側加熱手段31a及び下側加熱手段31bにより所望の温度にまで加熱される。
一定時間が経過すると、搬送機構10の駆動手段14は、搬送板11をプレス機構40の位置まで搬送する。プレス機構40の位置まで搬送板11が搬送されると、プレス機構40の昇降手段42が均熱板43を押し上げる。均熱板43は、搬送板11の下面と当接して、搬送板11を上金型41まで押し上げる。
搬送板11上のガラス素材Gは、プレス機構40の上金型41と搬送板11との間でカバーガラスCの形状にプレス成形される。プレス成形後、昇降手段42は、搬送板11を下降させる。搬送板11は、支持部材12a,12b上に載置される。
搬送機構10の駆動手段14は、搬送板11を徐冷機構50の位置まで搬送する。搬送機構10の駆動手段14は、搬送板11を徐冷機構50内で一定時間停止させる。徐冷機構50は、所望の形状にプレス成形されたガラス素材Gを所望の温度にまで徐冷する。
一定時間が経過すると、搬送機構10の駆動手段14は、搬送板11を取出機構60の位置まで搬送する。取出機構60は、所望の形状にプレス成形されたガラス素材Gを搬送板11上から取り出す。
以上のように、実施形態に係るプレス成形装置1は、ガラス素材Gの搬送に搬送板11を使用し、この搬送板11と上金型41との間で加熱したガラス素材Gをプレス成形している。このため、粘性の低いガラス(例えば、粘度η(Pa・s)が1×10以下のガラス)でも搬送することができる。
なお、ガラスの成型に適当な粘度域(作業点)は10〜10(Pa・s)程度とされており、非常に粘性が低い。この粘度域のガラスはかなり流動性があるためガラス単体での搬送は不可能であるが、本実施形態では、上述のように、ガラス素材Gの搬送に搬送板11を使用し、この搬送板11と上金型41との間で加熱したガラス素材Gをプレス成形しているので、このような粘性の低いガラスであっても容易にプレス成形を行うことができる。
このため、搬送ローラでは、ガラス素材Gの搬送が困難であるが、上述したように、この実施形態に係るプレス成形装置1は、粘性の低いガラスでも搬送することができるので、スマートフォンやタブレットPC等の携帯機器のカバーガラスのプレス成形に好適である。
さらに、搬送板11により加熱後のガラス素材Gが保温されるので、温度ばらつきに起因するプレス成形時の不具合の発生を抑制することができる。
また、加熱機構30の上側加熱手段31a及び下側加熱手段31bの加熱面を複数のエリアA〜Iに分けて、エリアA〜Iごとに独立して温調することができるので、ガラス素材G及び搬送板11をより均一に加熱することができる。このため、温度ばらつきに起因するプレス成形時の不具合の発生を抑制することができる。
また、プレス機構40に、搬送板11の下面と当接し、搬送板11を冷却する均熱板43を備えているので、プレス成形後のガラス素材Gの冷却時間を短くすることができる。
(その他の実施形態)
図5は、その他の実施形態に係るプレス成形装置2の構成図である。実施形態に係るプレス成形装置1では、加熱機構30と徐冷機構50をそれぞれ1つだけ備えていたが、加熱機構30と徐冷機構50を複数備えるようにしてもよい(図5では、2つずつ)。ガラス素材のプレス成形では、ガラス素材の昇温と冷却に最も時間を取られるため、プレス成形装置2のように加熱機構30と徐冷機構50を複数備えることで、単位時間当たりのプレス成形回数を増加することができる。
次に、実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
発明者らは、図1を参照して説明したプレス成形装置1を使用して、ガラス素材からスマートフォンやタブレットPC等の携帯機器のカバーガラスをプレス成形した。なお、この実施例で使用したプレス成形装置1は、載置機構20及び取出機構60を備えておらず、ガラス素材の載置及び成形後のカバーガラスの取り出しは、ユーザ(発明者ら)が行った。以下、該実施例におけるプレス成形の各条件について説明する。
(ガラス素材G)
実施例においてプレス成形したガラス素材Gの熱物性の値を以下に示す。なお、プレス成形したガラス素材Gの大きさは、縦50mm、横105mm、厚さ2mmである。
作業点(Log10η=2) 1000℃。
軟化点(Log10η=7.6) 710℃。
ガラス転移点 520℃。
(搬送板11)
グラファイト(C)を主成分とする基材11aの表面に、炭化ケイ素(SiC)を主成分とする被膜11bを形成したものを搬送板11とした。なお、ここで言う主成分とは、該主成分の物性(特に、線膨張係数)が変化しない程度に不純物が含まれていても良いとの意味である。
(加熱機構30)
上側加熱手段31a及び下側加熱手段31bを、980℃にそれぞれ温調して、搬送板11上に載置されたガラス素材Gを加熱した。この際の、ガラス素材の粘度ηは、約1×10(Pa・s)であった。
(プレス機構40)
上金型41を530℃、均熱板43を400℃にそれぞれ温調して、搬送板11上に載置された加熱後のガラス素材Gをプレス成形した。ガラス素材は、25kNの力でプレス成形した。
なお、プレス成形後のカバーガラスには、曇りや割れがなく、所望の形状のガラスを得ることができた。以上、実施例からは、粘性の低いガラスに関して問題なくプレス成形が可能なことがわかった。
本発明のガラスの成形方法は、ガラス表面が平滑な状態で効率よく成形できるので、意匠性が求められるガラス、例えば、スマートフォン等の携帯端末やLCD等のモニタのカバーガラスに使用されるガラスの成形に好適である。
なお、本出願は、2011年9月28日に、日本国特許庁に出願された特願2011−212486号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
1…プレス成形装置、10…搬送機構、11…搬送板(載置板)、11a…基材、11b…被膜、12a,12b…支持部材、13a,13b…ガイドレール、14…駆動手段、20…載置機構、30…加熱機構、31a…上側加熱手段、31b…下側加熱手段、32…駆動手段、40…プレス機構、41…上金型、41a,43a…カートリッジヒータ、42…昇降手段、43…均熱板、50…徐冷機構、60…取出機構、A〜I…エリア、G…ガラス素材。

Claims (16)

  1. ガラス素材をプレス成形するプレス成形装置であって、
    前記ガラス素材を載置する載置板と、
    前記載置板上の前記ガラス素材をプレス成形可能な温度まで加熱する加熱機構と、
    前記加熱機構により加熱された前記ガラス素材を、前記載置板との間でプレス成形する金型と、
    を備えることを特徴とするプレス成形装置。
  2. 前記載置板の線膨張係数が、12×10−6/K以下であることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形装置。
  3. 前記載置板は、表面に被膜が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプレス成形装置。
  4. 前記被膜の線膨張係数は、前記載置板の線膨張係数よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載のプレス成形装置。
  5. 前記載置板の主成分が炭素であり、前記被膜の主成分が炭化ケイ素であることを特徴とする請求項3乃至請求項4のいずれか1項に記載のプレス成形装置。
  6. 前記加熱機構は、複数の加熱手段を備え、前記載置板を複数のエリアごとに独立して加熱することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のプレス成形装置。
  7. 前記ガラス素材を前記載置板との間でプレス成形する際に、前記載置板を前記金型まで押し上げる昇降手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のプレス成形装置。
  8. 前記昇降手段の上部に設けられ、前記載置板の下面と当接して、前記載置板を冷却する均熱板をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のプレス成形装置。
  9. ガラス素材をプレス成形するプレス成形方法であって、
    載置板上に前記ガラス素材を載置する第1の工程と、
    前記載置板上の前記ガラス素材をプレス成形可能な温度まで加熱する第2の工程と、
    前記加熱された前記ガラス素材を、前記載置板との間でプレス成形する第3の工程と、
    を有することを特徴とするプレス成形方法。
  10. 前記第2の工程は、
    前記載置板を複数のエリアごとに独立して加熱することを特徴とする請求項9に記載のプレス成形方法。
  11. 前記第3の工程は、
    前記載置板の下面を支持しながら行うことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のプレス成形方法。
  12. 前記第3の工程は、
    前記載置板を冷却しながら行うことを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載のプレス成形方法。
  13. ガラス素材をプレス成形する際に使用するプレス成形用の載置板であって、
    前記載置板の線膨張係数が、12×10−6/K以下であることを特徴とするプレス成形用の載置板。
  14. 前記載置板は、表面に被膜が形成されていることを特徴とする請求項13に記載のプレス成形用の載置板。
  15. 前記被膜の線膨張係数は、前記載置板の線膨張係数よりも大きいことを特徴とする請求項14に記載のプレス成形用の載置板。
  16. 前記載置板の主成分が炭素であり、前記被膜の主成分が炭化ケイ素であることを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれか1項に記載のプレス成形用の載置板。
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