JPWO2013042285A1 - 電圧検出回路及びそれを備えた電圧レギュレータ装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の電圧検出回路(1)は、一方の端子は第1の電圧入力端子(2)と接続されている第1の電流源(11)と、一方の端子はグランド電位VSSと接続されている第2の電流源(12)と、一方の主端子は第1の電流源(11)の他方の端子と接続され、他方の主端子は第2の電流源(12)の一方の端子並びに検出出力端子(4)と接続され、且つ制御端子は第2の電圧入力端子(3)と接続されている第1のトランジスタ(M1)と、を備え、第1の電圧入力端子(2)に印加された一方の電圧と、第2の電圧入力端子(3)に印加された他方の電圧に対し第1のトランジスタ(M1)の一方の主端子と制御端子との間の電圧差を加算した電圧との高低により検出出力信号(VOUT)の論理レベルが定まるように、第1の電流源(11)及び第2の電流源(12)が構成されている。

Description

本発明は、電圧検出回路及びそれを備えた電圧レギュレータ装置に関し、特に電源電圧の電圧低下を検出する電圧検出回路及びそれを備えた電圧レギュレータ装置に関する。
携帯情報端末などに代表される携帯機器はその電源に電池を用いて動作している。携帯機器内部の電子回路は、電池の電圧低下による誤動作を防止するため、電源電圧を検出するとともにその検出した電源電圧が正常動作に必要な電圧を下回るか否かを判定し、電源電圧が正常動作に必要な電圧を下回った場合には、動作を停止している。そのため、携帯機器には電源電圧の電圧低下を検出する電圧検出回路を備えることが必要である。
図10は特許文献1に開示された従来の電圧検出回路の構成を示した回路図である。図10に示す電圧検出回路10は、電圧入力端子2に印加される電源電圧VDDに応じた電圧と、電圧入力端子3に印加される基準電圧Vrefとを比較した結果に応じた検出出力電圧VOUTを検出出力端子4を介して出力している。電源電圧VDDに応じた電圧が基準電圧Vrefよりも高い場合には検出出力電圧VOUTはハイレベルとして定義される電源電圧VDDとなる。電源電圧VDDに応じた電圧が基準電圧Vrefよりも低い場合には検出出力電圧VOUTはローレベルとして定義されるグランド電位VSSとなる。
検出対象電圧入力端子20は電圧入力端子2と短絡されており、検出対象電圧入力端子20には電圧入力端子2に印加された電源電圧VDDがそのまま印加される。検出対象電圧入力端子20に印加される電源電圧VDDは、抵抗R10,R11で構成された抵抗分圧部において分圧される。そして、MOSトランジスタM16,M17,M12,M13と電流源CS10とにより構成される差動比較部において、上記抵抗分圧部の分圧により得られた電圧と基準電圧Vrefとが比較される。上記差動比較部の出力は、MOSトランジスタM14,M15で構成される出力部から出力され、インバータ回路INV1を介して検出出力端子4から出力される。
以上、図10に示すような電圧検出回路10を用いることにより、電源電圧VDDに応じた電圧が基準電圧Vrefを下回るか否かを検出することができる。
特開2009−198476号公報
従来の電圧検出回路10では、電源電圧VDDが抵抗R10,R11で構成される抵抗分圧部で分圧された後、この分圧により得られた電圧が差動比較部の一方の入力端へと印加されるように構成されている。すると、抵抗分圧部を構成する抵抗R10,R11の抵抗値には元々ばらつきがあるので、この抵抗値のばらつきによって電圧検出精度が低下することになる。
そこで、抵抗値のばらつきの影響を低減すべく、抵抗R10,R11抵抗幅を大きく設定することが考えられる。しかしながら、そうすることによって、抵抗R10,R11の素子面積は増大してしまい、ひいては電圧検出回路が搭載される半導体集積回路の面積が増大することになる。さらに、電圧検出回路10の低消費電流化を実現するために、抵抗R10,R11の抵抗値を大きく設定することが考えられる。しかしながら、そうすることによって、抵抗R10,R11の素子面積はさらに増大してしまい、ひいては半導体集積回路の面積がさらに増大することになる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的は、電圧検出の精度を低下させることなく面積の削減が可能な電圧検出回路及びそれを備えた電圧レギュレータ装置を提供することである。
前述した従来の課題を解決するために、本発明のある形態に係る電圧検出回路は、検出対象電圧又は基準電圧のうち一方の電圧が印加される第1の電圧入力端子と、前記検出対象電圧又は前記基準電圧のうち他方の電圧が印加される第2の電圧入力端子と、前記検出対象電圧が前記基準電圧より低いか否かの論理を表す検出出力信号を出力する検出出力端子と、一方の端子は前記第1の電圧入力端子と接続されている第1の電流源と、一方の端子はグランドと接続されている第2の電流源と、一方の主端子は前記第1の電流源の他方の端子と接続され、他方の主端子は前記第2の電流源の一方の端子並びに前記検出出力端子と接続され、且つ制御端子は前記第2の電圧入力端子と接続されている第1のトランジスタと、を備え、前記第1の電圧入力端子に印加された前記一方の電圧と、前記第2の電圧入力端子に印加された前記他方の電圧に対し前記第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧を加算した電圧との高低により前記検出出力信号の論理レベルが定まるように、前記第1の電流源及び前記第2の電流源が構成されている、ものである。
この構成によれば、検出対象電圧の閾値が基準電圧に対し第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差を加算した電圧となり、検出対象電圧がその閾値を下回るか否かを検出することができる。なお、検出対象電圧を分圧する抵抗分圧部が存在しないので、抵抗分圧部を構成する抵抗値のばらつきによる電圧検出精度の低下は発生し得ない。また、抵抗分圧部に流れていた電流値が不要となる分、低消費電流化を実現することができる。さらに、抵抗分圧部を設けなくて済む分、半導体集積回路の素子面積を削減することができる。
上記の電圧検出回路において、前記第1の電流源は、一方の主端子は前記第1の電圧入力端子と接続され、他方の主端子は前記第1のトランジスタの一方の主端子と接続され、当該一方の主端子と制御端子との間に第1のバイアス電圧が印加されている第2のトランジスタで構成され、前記第2の電流源は、一方の主端子は前記第1のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の主端子はグランドと接続され、当該他方の主端子と制御端子との間に第2のバイアス電圧が印加されている第3のトランジスタで構成され、前記第3のトランジスタの電流駆動能力に対する前記第2のトランジスタの電流駆動能力の比率として、前記第3のトランジスタのゲートのアスペクト比と前記第2のバイアス電圧と前記第3のトランジスタのしきい値電圧の差の2乗との積に対する、前記第2のトランジスタのゲートのアスペクト比と前記第1のバイアス電圧と前記第2のトランジスタのしきい値電圧の差の2乗との積の比率に、所定の係数を掛け合せた値が、1より大きい、としてもよい。
この構成によれば、第3のトランジスタの電流駆動能力に対する第2のトランジスタの電流駆動能力の比率として、前記第3のトランジスタのゲートのアスペクト比と前記第2のバイアス電圧と前記第3のトランジスタのしきい値電圧の差の2乗との積に対する、前記第2のトランジスタのゲートのアスペクト比と前記第1のバイアス電圧と前記第2のトランジスタのしきい値電圧の差の2乗との積の比率に所定の係数を掛け合せた値が、1よりも大きいという関係が成立できていれば、第2、第3のトランジスタの電流駆動能力を任意に設定することができる。このため、第3のトランジスタの電流駆動能力に対する第3のトランジスタの電流駆動能力の比率が1よりも大きいという関係を維持しつつ、第2、第3のトランジスタの電流駆動能力をともに小さく設定することによって、更なる低消費電流化を実現できる。
上記の電圧検出回路において、前記第2の電圧入力端子と前記第1のトランジスタの制御端子との間には、電圧シフト部が設けられ、前記電圧シフト部は、一方の主端子は前記第2の電圧入力端子と接続され、他方の主端子は制御端子並びに前記第1のトランジスタの制御端子と接続されている第4のトランジスタと、一方の端子が前記第4のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の端子がグランドと接続され、前記第4のトランジスタの一方の主端子と他方の主端子との間に電位差を生じさせるように構成された電位差生成部と、を備える、としてもよい。
この構成によれば、検出対象電圧の閾値(第1のトランジスタの一方の主端子の電圧)は、基準電圧から第4のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧を減じた後、第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧を加えたものとなる。よって、第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧と、第4のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧とは相殺されるので、検出対象電圧の閾値は基準電圧となる。ここで、第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧は一般的には誤差要因であるため、検出対象電圧の閾値から当該誤差要因がキャンセルされたことにより、電圧検出精度が向上する。
上記の電圧検出回路において、前記第4のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差と、前記第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との電圧差とが等しくなるように、前記第1のトランジスタ及び前記第4のトランジスタのゲートのアスペクト比が設定されている、としてもよい。
この構成によれば、第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧と、第4のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧とは確実に相殺され、更に電圧検出精度が向上する。
上記の電圧検出回路において、前記電圧シフト部の前記電位差生成部は抵抗で構成されている、としてもよい。
この構成によれば、電位差生成部を構成する抵抗の抵抗値を基準電圧に応じて設定することにより、第4のトランジスタの電流値を任意に設定できる。それ故に、第4のトランジスタの電流値を小さく設定することにより、更なる低消費電流化を実現可能となる。
上記の電圧検出回路において、前記第1の電流源の前記第2のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間に前記第1のバイアス電圧を印加させ、前記第2の電流源の前記第3のトランジスタの他方の端子と制御端子との間に前記第2のバイアス電圧を印加させるように構成されたバイアス回路をさらに備え、前記バイアス回路は、一方の主端子は前記第2のトランジスタの一方の主端子と接続され、他方の主端子は制御端子と前記第2のトランジスタの制御端子と接続されている第5のトランジスタと、一方の主端子は制御端子と前記第3のトランジスタの制御端子と接続され、他方の主端子は前記第3のトランジスタの他方の主端子と接続されている第6のトランジスタと、前記第5のトランジスタの他方の主端子と前記第6のトランジスタの一方の端子との間に接続された抵抗と、を備え、 前記第3のトランジスタの電流駆動能力に対する前記第2のトランジスタの電流駆動能力の比率が1よりも大きくなるように、前記第5のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧と、前記第6のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧と、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第5のトランジスタ及び前記第6のトランジスタのゲートのアスペクト比とが設定されている、としてもよい。
この構成によれば、第2,第3のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間にバイアス電圧を印加させるための定電圧源が不要になる。また、第3のトランジスタの電流駆動能力に対する第2のトランジスタの電流駆動能力の比率が1よりも大きくなるように、第5のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差と、第6のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差と、第2のトランジスタ、第3のトランジスタ、第5のトランジスタ及び第6のトランジスタのゲートのアスペクト比とが設定されている。このため、抵抗の値を大きくして、第2、第3のトランジスタ双方の電流駆動能力を小さくしても、第2、第3のトランジスタの電流駆動能力の大小関係は不変である。よって、電圧検出回路としての回路動作(機能)を補償しながら、抵抗の値を大きくすることによって更なる低消費電流化を実現可能となる。
上記の電圧検出回路において、前記第1の電流源は、一方の主端子は前記第1の電圧入力端子と接続され、他方の主端子は前記第1のトランジスタの一方の主端子と接続される第2のトランジスタと、一方の主端子が前記第2のトランジスタの一方の主端子と接続され、他方の主端子は制御端子と接続され、当該制御端子は前記第2のトランジスタの制御端子と接続されている第7のトランジスタと、から成る第1のカレントミラー回路で構成され、前記第2の電流源は、一方の主端子は前記第1のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の主端子はグランドと接続される第3のトランジスタと、一方の主端子が電流源と接続され、他方の主端子がグランドと接続され、制御端子が当該一方の主端子と接続された第8のトランジスタと、一方の主端子が前記第7のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の主端子がグランドと接続され、制御端子が前記第3のトランジスタの制御端子及び前記第8のトランジスタの制御端子と接続された第9のトランジスタと、から成る第2のカレントミラー回路で構成され、前記第3のトランジスタの電流駆動能力に対する前記第2のトランジスタの電流駆動能力の比率が1よりも大きくなるように、前記第1のカレントミラー回路を構成する前記第2のトランジスタ及び前記第7のトランジスタのミラー比と、前記第2のカレントミラー回路を構成する前記第3のトランジスタ、前記第8のトランジスタ及び前記第9のトランジスタのミラー比が設定されている、としてもよい。
この構成によれば、第2,第3のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間にバイアス電圧を印加させるための定電圧源が不要になる。また、第2、第3のトランジスタの電流駆動能力の大小関係は第1、第2のカレントミラー回路を構成するトランジスタのゲートのアスペクト比で決定されている。このため、電流源の電流値を可変させても、第2、第3の電流駆動能力の大小関係は不変である。よって、電圧検出回路としての回路動作を補償しながら、電流源の電流値を小さくすることにより、更なる低消費電流化が実現可能となる。
上記の電圧検出回路において、前記第2のカレントミラー回路は、一方の主端子は前記第4のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の主端子はグランドと接続され、制御端子は前記第8のトランジスタの制御端子と接続されている第10のトランジスタを更に含み、前記電圧シフト部の前記電位差生成部は、前記第10のトランジスタで構成されている、としてもよい。
この構成によれば、第3のトランジスタの電流値は基準電圧の電圧値によらずに一定とすることができる。
前述した従来の課題を解決するために、本発明の他の形態に係る電圧レギュレータ装置は、上記の電圧検出回路と、電圧レギュレータ回路とを備え、前記電圧レギュレータ回路は、前記電圧検出回路の前記検出出力端子から出力される検出出力信号に応じて出力が制御されるように構成されている、ものである。あるいは、上記の電圧検出回路を複数備え、前記複数の電圧検出回路は前記第1の電圧入力端子又は前記第2の電圧入力端子のいずれかに印加される基準電圧が異なり、前記電圧レギュレータ回路は、前記複数の電圧検出回路の前記検出出力端子から出力される検出出力信号に応じて出力が複数の状態に制御されるように構成されている、ものである。
この構成によれば、上記の効果を奏した電圧検出回路を用いた電圧レギュレータ装置を提供することができる。
本発明によれば、電圧検出精度を低下させることなく面積の削減が可能な電圧検出回路及びそれを備えた電圧レギュレータ装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る電圧検出回路の構成例を示した回路図である。 本発明の実施の形態1に係る電圧検出回路のその他の構成例を示した回路図である。 本発明の実施の形態2に係る電圧検出回路の構成例を示した回路図である。 本発明の実施の形態3に係る電圧検出回路の構成例を示した回路図である。 本発明の実施の形態3に係る電圧検出回路のその他の構成例を示した回路図である。 本発明の実施の形態4に係る電圧検出回路の構成例を示した回路図である。 本発明の実施の形態4に係る電圧検出回路のその他の構成例を示した回路図である。 本発明の実施の形態5に係る電圧レギュレータ装置の構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る電圧レギュレータ装置のその他の構成例(変形例)を示したブロック図である。 従来の電圧検出回路の構成を示した回路図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
[電圧検出回路の構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る電圧検出回路の構成例を示した回路図である。
図1に示す電圧検出回路1は、電源電圧VDD(検出対象電圧)が印加される電圧入力端子2(第1の電圧入力端子)と、基準電圧Vrefが印加される電圧入力端子3(第2の電圧入力端子)と、電圧入力端子2に印加された電源電圧VDDの検出結果を表す検出出力信号を出力する検出出力端子4と、を有する。
また、図1に示す電圧検出回路1は、一方の端子は電圧入力端子2と接続されている電流源11(第1の電流源)と、一方の端子はグランド電位VSSと接続されている電流源12(第2の電流源)と、ソース端子(一方の主端子)は電流源11の他方の端子と接続され、ドレイン端子(他方の主端子)は電流源12の一方の端子並びに検出出力端子4と接続され、且つゲート端子(制御端子)は電圧入力端子3と接続されているPMOSトランジスタM1(第1のトランジスタ)と、を備えている。
電流源11は、ソース端子(一方の主端子)は電圧入力端子2と接続され、ドレイン端子(他方の主端子)はPMOSトランジスタM1のソース端子と接続され、ソース端子とゲート端子(制御端子)との間に定電圧源V2の電圧(第1のバイアス電圧)が印加されているPMOSトランジスタM2(第2のトランジスタ)で構成されている。
電流源12は、ドレイン端子(一方の主端子)はPMOSトランジスタM1のドレイン端子と接続され、ソース端子(他方の主端子)はグランド電位VSSと接続され、ソース端子とゲート端子との間に定電圧源V3の電圧(第2のバイアス電圧)が印加されているNMOSトランジスタM3(第3のトランジスタ)で構成されている。
なお、電流源11並びに電流源12は、電圧入力端子2に印加された電源電圧VDD(一方の電圧)と、電圧入力端子3に印加された基準電圧Vref(他方の電圧)に対しPMOSトランジスタM1のゲート−ソース間電圧(VGS1)を加算した電圧(VS1)との比較により検出出力電圧VOUTの論理レベルが定まるように構成されている。
具体的には、NMOSトランジスタM3の電流駆動能力に対するPMOSトランジスタM2の電流駆動能力の比率が1よりも大きくなるように、バイアス電圧V2,V3や、PMOSトランジスタM2及びNMOSトランジスタM3のゲートのアスペクト比が設定されている。なお、ゲートのアスペクト比とは、トランジスタのゲート幅(W)とトランジスタのゲート長(L)との比のことであり、W/Lで表される。
換言すると、PMOSトランジスタM2に流れることが可能なドレイン電流値(I2)はNMOSトランジスタM3に流れることが可能なドレイン電流値(I3)よりも大きくなるように、PMOSトランジスタM2のゲート−ソース間に印加されるバイアス電圧V2、NMOSトランジスタM3のゲート−ソース間に印加されるバイアス電圧V3あるいはPMOSトランジスタM2、NMOSトランジスタM3のゲートのアスペクト比が設定されている。
ところで、MOSトランジスタの非飽和領域におけるドレイン電流Idは、一般的に次式のように表現される。
Id=(1/2)×μs×Cox×(W/L)×(VGS−VTH)^2・・・(式1)
なお、「Cox」はMOSトランジスタのゲート酸化膜容量、「μs」は多数キャリアの表面移動度、「W/L」はゲートのアスペクト比、「VGS」はゲート−ソース間電圧、「VTH」はしきい値電圧である。したがって、電流駆動能力を調整するパラメータとしては、多数キャリアの表面移動度μs、ゲート酸化膜容量Cox、ゲートのアスペクト比(W/L)、ゲート−ソース間電圧VGSであるバイアス電圧と、しきい値電圧VTHである。ここで、多数キャリアの表面移動度μs、ゲート酸化膜容量Cox、及びしきい値電圧VTは、電圧検出回路を作製する際に適用される半導体プロセスによってそれらの設計値が定められる。また、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの違いによって、多数キャリアの表面移動度μs、ゲート酸化膜容量Cox、及びしきい値電圧VTは異なっている。
よって、NMOSトランジスタM3の電流駆動能力に対するPMOSトランジスタM2の電流駆動能力の比率については、NMOSトランジスタM3のゲートのアスペクト比とバイアス電圧V3とNMOSトランジスタM3のしきい値電圧VTH3の差(V3−VTH)の2乗との積に対する、PMOSトランジスタM2のゲートのアスペクト比とバイアス電圧V2とPMOSトランジスタM2のしきい値電圧の差(V2−VTH)の2乗との積の比率に所定の係数を掛け合せた値によって簡略的に検証することができる。なお、所定の係数とは、NMOSトランジスタM3の電子の表面移動度μsとゲート酸化膜容量Coxの積に対する、PMOSトランジスタM2の正孔の表面移動度μsとゲート酸化膜容量Coxの積の比に応じた値であって、上記のとおり、電圧検出回路を作製する際に適用される半導体プロセスによって定めることができる。
なお、図10に示す従来の電圧検出回路10のように、検出出力端子4にインバータ回路を接続してもよい。
[電圧検出回路の動作]
電圧検出回路1の動作の概要について説明する。電圧検出回路1は、電圧入力端子2に印加される電源電圧VDDと、電圧入力端子3に印加される基準電圧Vrefに応じた検出対象電圧(電源電圧VDD)の閾値と、をPMOSトランジスタM2のソース−ドレイン間電圧の関係を用いて比較し、その比較結果に応じた検出出力電圧VOUTを検出出力端子4から出力している。電源電圧VDDが基準電圧Vrefに応じた閾値よりも高い場合には検出出力電圧VOUTはハイレベルとして定義される電源電圧VDDとなり、電源電圧VDDが基準電圧Vrefに応じた閾値以下の場合には検出出力電圧VOUTはローレベルとして定義されるグランド電位VSSとなる。
電圧検出回路1の内部の詳細な動作について説明する。PMOSトランジスタM1のソース端子の電圧(VS1)は、基準電圧Vrefに対しPMOSトランジスタM1のゲート―ソース間電圧(VGS1)を加えたものであり、次式のように表される。
VS1=Vref+VGS1・・・(式2)
基準電圧Vrefに応じた検出対象電圧の閾値は、PMOSトランジスタM1のソース端子の電圧(VS1)であるので、上式のとおり「Vref+VGS1」である。
まず、次式のように、電源電圧VDDが閾値Vref+VGS1よりも高い場合とする。
VDD>Vref+VGS1・・・(式3)
この場合、PMOSトランジスタM2のソース−ドレイン間電圧が正の値となる。また、PMOSトランジスタM2のドレイン電流I2はPMOSトランジスタM1を介してNMOSトランジスタM3のドレイン電流I3として流れようとする。ここで、PMOSトランジスタM2に流れるドレイン電流値(I2)がNMOSトランジスタM3に流れるドレイン電流値(I3)よりも大きくなるように各種のトランジスタ定数が設定されているので、NMOSトランジスタM3はPMOSトランジスタM2から自己の能力を超える電流を引き込もうとすることに相俟って、検出出力端子4の電位は上昇してゆきハイレベルとして定義される電源電圧VDDに近づいていく。
つぎに、次式のように、電源電圧VDDが閾値Vref+VGS1以下の場合とする。
VDD≦Vref+VGS1・・・(式4)
この場合、PMOSトランジスタM2のソース−ドレイン間電圧が零または負の値となり、PMOSトランジスタM2のドレイン電流I2は流れなくなる。すなわちPMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)は零となり、PMOSトランジスタM1のドレイン電流値も同様に零となる。この結果、検出出力端子4の電位は下降していきローレベルとして定義されるグランド電位VSSに近づいていく。
以上のように、図1に示す電圧検出回路1を採用することにより、電源電圧VDDが閾値Vref+VGS1を下回るか否かを検出することが可能となる。また、図1に示す電圧検出回路1には、図10に示す従来の電圧検出回路10の電源電圧VDDのような検出対象電圧を分圧する抵抗分圧部(R10,R11)が存在しないので、従来の電圧検出回路10において課題であった抵抗値のばらつきによる電圧検出精度の低下は発生し得ない。また、抵抗分圧部(R10,R11)が存在しないことで、抵抗分圧部(R10,R11)に流れていた電流値が不要となる分、低消費電流化が実現できる。さらに、抵抗分圧部(R10,R11)が存在しないことで、半導体集積回路の素子面積を削減できる。
なお、「I2>I3」の関係が成立できれば、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)とをそれぞれ任意に設定できる。このため、「I2>I3」の関係を維持しつつ、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)及びNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)をともに小さく設定することによって、更なる低消費電流化を実現できる。
(実施の形態1の変形例)
図2は、本発明の実施の形態1に係る電圧検出回路のその他の構成例(変形例)を示した回路図である。図2に示す電圧検出回路1の内部構成は図1に示す実施の形態1に係る電圧検出回路と同一であるが、電圧入力端子2,3に印加される電圧を逆にしている点が相違している。つまり、電圧入力端子2には基準電圧Vrefが印加され、電圧入力端子3には電源電圧VDDが印加されている。
図2に示す電圧検出回路1の動作の概要について説明する。図2に示す電圧検出回路1は、電圧入力端子2に印加される基準電圧Vrefに応じた検出対象電圧の閾値と、電圧入力端子3に印加される電源電圧VDDとを比較し、その比較結果に応じた検出出力電圧VOUTを検出出力端子4から出力している。なお、電源電圧VDDが基準電圧Vrefに応じた閾値以上の場合には、検出出力電圧VOUTはローレベルとして定義されるグランド電位VSSとなる。電源電圧VDDが基準電圧Vrefに応じた閾値よりも低い場合には、検出出力電圧VOUTはハイレベルとして定義される電源電圧VDDとなる。すなわち、実施の形態1の検出出力電圧VOUTの論理を反転したものとなる。
図2に示す電圧検出回路1の内部の詳細な動作について説明する。PMOSトランジスタM1のソース端子の電圧(VS1)は、電源電圧VDDに対しPMOSトランジスタM1のゲート―ソース間電圧(VGS1)を加えたものであり、次式のように表される。
VS1=VDD+VGS1・・・(式5)
PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)との関係は図1に示す実施の形態1と同一である。
次式のように、PMOSトランジスタM1のソース端子の電圧(VS1=VDD+VGS1)が基準電圧Vref以上の場合とする。
VDD+VGS1≧Vref・・・(式6)
この場合、PMOSトランジスタM2のソース―ドレイン間電圧が零または負の値となり、PMOSトランジスタM2のドレイン電流I2は流れなくなる。すなわち、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値は零となり、PMOSトランジスタM1のドレイン電流値も同様に零となる。そのため、検出出力端子4の電位は下降していきローレベルとして定義されるグランド電位VSSに近づいていく。なお、(式6)を変形すると、次式のように表すことができる。
VDD≧Vref−VGS1・・・(式7)
つまり、電源電圧VDDが閾値Vref−VGS1以上となる場合には、検出出力電圧VOUTはローレベルとして定義されるグランド電位VSSとなる。
次式のように、PMOSトランジスタM1のソース端子の電圧(VS1=VDD+VGS1)が基準電圧Vrefよりも低い場合とする。
VDD+VGS1<Vref・・・(式8)
この場合、PMOSトランジスタM2のソース―ドレイン間電圧が正の値となり、PMOSトランジスタM2のドレイン電流I2はPMOSトランジスタM1を介してNMOSトランジスタM3のドレイン電流I3として流れようとする。ここで、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)はNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)よりも大きくなるように各種のトランジスタ定数が設定されているので、NMOSトランジスタM3はPMOSトランジスタM2から自己の能力を超える電流を引き込もうとすることに相俟って、検出出力端子4の電位は上昇してゆきハイレベルとして定義される電源電圧VDDに近づいていく。なお、(式8)を変形すると、次式のように表すことができる。
VDD<Vref−VGS1・・・(式9)
つまり、電源電圧VDDが閾値Vref−VGS1よりも低くなる場合には、検出出力電圧VOUTはハイレベルとして定義される電源電圧VDDとなる。
このように、図2に示す電圧検出回路1を採用することにより、電源電圧VDDが閾値Vref−VGS1を下回ったことを検出することが可能となる。なお、図1に示す実施の形態1とは、電源電圧VDDの閾値と、検出出力電圧VOUTの論理レベルを反転した点とが異なっている。図1に示す実施の形態1と同様の効果を奏する。
なお、図10に示す従来の電圧検出回路10のように、検出出力端子4にインバータ回路を接続してもよい。すると、検出出力端子4の検出出力電圧VOUTの論理が反転するので、図1に示す実施の形態1の検出出力電圧VOUTと同じ論理となる。
(実施の形態2)
[電圧検出回路の構成]
図3は、本発明の実施の形態2に係る電圧検出回路の構成例を示した回路図である。図1に示す実施の形態1に係る電圧検出回路の構成と異なる点は、電圧入力端子3とPMOSトランジスタM1のゲート端子との間に電圧シフト部13が介挿された点である。
電圧シフト部13は、ソース端子(一方の主端子)は電圧入力端子3(第2の電圧入力端子)と接続され、ドレイン端子(他方の主端子)はゲート端子(制御端子)並びにPMOSトランジスタM1(第1のトランジスタ)のゲート端子と接続されているPMOSトランジスタM4(第4のトランジスタ)と、一方の端子がPMOSトランジスタM4のドレイン端子(他方の主端子)と接続され、他方の端子がグランド電位VSSと接続され、PMOSトランジスタM4のソース−ドレイン間に電位差を生じさせるように構成された電位差生成部14と、を備えている。電位差生成部14は、抵抗R1により構成されているが、電流源で構成されてもよい。さらに、PMOSトランジスタM4のゲート−ソース間電圧(VGS2)と、PMOSトランジスタM1のゲート−ソース間電圧(VGS1)とが等しくなるように、PMOSトランジスタM1,M4のゲートのアスペクト比が設定されている。
[電圧検出回路の動作]
図3に示す電圧検出回路1の動作の概要について説明する。
図1に示す実施の形態1の動作と異なる点は検出対象電圧の閾値に関する点である。PMOSトランジスタM1のソース端子の電圧(VS1)は、基準電圧Vrefから電圧シフト部13のPMOSトランジスタM4のゲート―ソース間電圧(VGS2)を減ずるとともに、PMOSトランジスタM1のゲート―ソース間電圧(VGS1)を加えたものであり、次式のように表される。
VS1=Vref−VGS2+VGS1・・・(式10)
ここで、PMOSトランジスタM4のゲート―ソース間電圧(VGS2)と、PMOSトランジスタM1のゲート―ソース間電圧(VGS1)とが等しくなるように、PMOSトランジスタM1,M4のゲートのアスペクト比が設定されているので、(式10)は次式のように表される。
VS1=Vref・・・(式11)
つまり、PMOSトランジスタM1のソース端子の電圧VS1、つまり検出対象電圧の閾値は基準電圧Vrefのみとなる。
電源電圧VDDが閾値Vrefよりも高い場合には、PMOSトランジスタM2のソース―ドレイン間電圧が正の値となり、PMOSトランジスタM2のドレイン電流I2はPMOSトランジスタM1を介してNMOSトランジスタM3のドレイン電流I3として流れようとする。ここで、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)はNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)よりも大きくなるように各種のトランジスタ定数が設定されているので、NMOSトランジスタM3はPMOSトランジスタM2から自己の能力を超える電流を引き込もうとすることに相俟って、検出出力端子4の電位は上昇してゆきハイレベルとして定義される電源電圧VDDに近づいていく。
電源電圧VDDが閾値Vref以下の場合には、PMOSトランジスタM2のソース―ドレイン間電圧が零または負の値となり、PMOSトランジスタM2のドレイン電流I2は流れなくなる。すなわち、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)は零となり、MOSトランジスタM1のドレイン電流値も同様に零となる。そのため、検出出力端子4の電位は下降していきローレベルとして定義されるグランド電位VSSに近づいていく。
以上のように、図3に示す電圧検出回路1を採用することにより、電源電圧VDDが閾値Vrefを下回るか否かを検出することが可能となる。また、図1に示す実施の形態1と同様の効果を奏することになる。なお、電位差生成部14としてPMOSトランジスタM4のドレイン端子に接続された抵抗R1は、PMOSトランジスタM4のドレイン電流値を設定するためのものである。つまり、基準電圧Vrefに応じて抵抗R1の抵抗値を設定することで、PMOSトランジスタM4のドレイン電流値を任意に設定することができる。そこで、PMOSトランジスタM4のドレイン電流値を小さく設定することにより、更なる低消費電流化が可能である。
[変形例]
PMOSトランジスタM4のゲート―ソース間電圧(VGS2)と、PMOSトランジスタM1のゲート―ソース間電圧(VGS1)とが等しくなるように、PMOSトランジスタM1,M4のゲートのアスペクト比が設定されているが、これらのゲートのアスペクト比は固有な値ではない。PMOSトランジスタM4のゲート―ソース間電圧(VGS2)と、PMOSトランジスタM1のゲート―ソース間電圧(VGS1)とが等しくなる関係が成立するのであれば、PMOSトランジスタM1,M4のゲートのアスペクト比をそれぞれ任意に設定することができ、検出対象電圧の閾値をVrefから任意の値に設定することができる。
その他に、図2に示す実施の形態1の変形例のように、電圧入力端子2に基準電圧Vrefが印加されるとともに、電圧入力端子3に電源電圧VDDが印加されるようにしてよい。また、図10に示す従来の電圧検出回路10のように、検出出力端子4にインバータ回路を接続してもよい。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る電圧検出回路の構成例を示した回路図である。図1に示す実施の形態1に係る電圧検出回路の構成と相違する点は、PMOSトランジスタM2のゲート―ソース間にバイアス電圧を印加する定電圧源V2と、NMOSトランジスタM3のゲート―ソース間にバイアス電圧を印加する定電圧源V3とを、バイアス回路7に置き換えた点である。つまり、バイアス回路7は、電流源11(第1の電流源)のPMOSトランジスタM2(第2のトランジスタ)のゲート−ソース間にバイアス電圧(第1のバイアス電圧)を印加させるとともに、電流源12(第2の電流源)のNMOSトランジスタM3(第3のトランジスタ)のゲート−ソース間にバイアス電圧(第2のバイアス電圧)を印加させるように構成されている。
具体的には、バイアス回路7は、ソース端子(一方の主端子)はPMOSトランジスタM2(第2のトランジスタ)のソース端子と接続され、ドレイン端子(他方の主端子)はゲート端子(制御端子)とPMOSトランジスタM2のゲート端子と接続されているPMOSトランジスタM5(第5のトランジスタ)と、ドレイン端子(一方の主端子)はゲート端子(制御端子)とNMOSトランジスタM3のゲート端子と接続され、ソース端子(他方の主端子)はNMOSトランジスタM3のソース端子(他方の主端子)と接続されているNMOSトランジスタM6(第6のトランジスタ)と、PMOSトランジスタM5のドレイン端子とNMOSトランジスタM6のドレイン端子との間に接続された抵抗R2と、を備えている。以上の構成により、PMOSトランジスタM2のゲート−ソース間にはPMOSトランジスタM5のゲート−ソース電圧がバイアス電圧として印加され、NMOSトランジスタM3のゲート−ソース間にはNMOSトランジスタM6のゲート−ソース間電圧がバイアス電圧として印加されている。
さらに、バイアス回路7では、NMOSトランジスタM3の電流駆動能力に対するPMOSトランジスタM2の電流駆動能力の比率が1よりも大きくなるように、PMOSトランジスタM5のゲート−ソース間電圧と、NMOSトランジスタM6のゲート−ソース間電圧と、PMOSトランジスタM2、NMOSトランジスタM3、PMOSトランジスタM5及びNMOSトランジスタM6のゲートのアスペクト比とが設定されている。具体的には、PMOSトランジスタM5のゲート−ソース間電圧の絶対値がNMOSトランジスタM6のゲート−ソース間電圧の絶対値よりも大きくなるように、PMOSトランジスタM5及びNMOSトランジスタM6のゲートのアスペクト比が設定される。次に、PMOSトランジスタM5及びPMOSトランジスタM2のゲートのアスペクト比が1:1と設定され、NMOSトランジスタM6及びNMOSトランジスタM3のゲートのアスペクト比が1:1と設定される。
以上により、図1に示す実施の形態1に係る電圧検出回路1と同様の機能を実現可能となる。なお、定電圧源V2と定電圧源V3とをバイアス回路7に置き換えたことにより、定電圧源V2と定電圧源V3とが不要となっている。また、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)との大小関係は、PMOSトランジスタM2、NMOSトランジスタM3、PMOSトランジスタM5、NMOSトランジスタM6のゲートのアスペクト比で決定されている。このため、抵抗R2の値を大きくして、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)とをそれぞれ小さくしても、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)との大小関係は不変である。よって、電圧検出回路1の回路動作(機能)を補償しながら、抵抗R2の値を大きくすることによって低消費電流化を実現することが可能である。
(実施の形態3の変形例)
図5は、本発明の実施の形態3に係る電圧検出回路のその他の構成例(変形例)を示した回路図である。
図4に示す実施の形態3の構成と相違する点は、図3に示す実施の形態2と同様に、電圧入力端子3とPMOSトランジスタM1のゲート端子との間に電圧シフト部13が介挿された点である。なお、電圧シフト部13の構成は、図3に示す電圧シフト部13と同様である。図4に示す電圧検出回路1は図3に示す電圧検出回路1と同様の効果を奏する。
なお、PMOSトランジスタM5のゲート−ソース間電圧、NMOSトランジスタM6のゲート−ソース間電圧およびPMOSトランジスタM2、NMOSトランジスタM3、PMOSトランジスタM5、NMOSトランジスタM6のゲートのアスペクト比は固有な値でなく、NMOSトランジスタM3の電流駆動能力に対するPMOSトランジスタM2の電流駆動能力の比率が1よりも大きくなる関係が成立すれば、任意に設定することができる。
また、図2に示す実施の形態1の変形例のように、電圧入力端子2に基準電圧Vrefが印加されるとともに、電圧入力端子3に電源電圧VDDが印加されるようにしてもよい。
また、図4、図5の構成では、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値I2とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値I3とを抵抗R2で設定しているが、抵抗の代わりに電流源で設定してもよい。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係る電圧検出回路の構成例を示した回路図である。図3に示す実施の形態2の構成と相違する点は、PMOSトランジスタM2と定電圧源V2とにより構成されていた電流源11を、PMOSトランジスタM2(第2のトランジスタ)とPMOSトランジスタM7(第7のトランジスタ)とにより構成されるカレントミラー回路5(第1のカレントミラー回路)に置き換えた点と、NMOSトランジスタM3と定電圧源V3とにより構成されていた電流源12をNMOSトランジスタM3(第3のトランジスタ)とNMOSトランジスタM8,M9(第8,第9のトランジスタ)とにより構成されるカレントミラー回路6(第2のカレントミラー回路)に置き換えた点である。
具体的には、カレントミラー回路5は、ソース端子(一方の主端子)は電圧入力端子2と接続され、ドレイン端子(他方の主端子)はPMOSトランジスタM1のソース端子と接続されているPMOSトランジスタM2と、ソース端子(一方の主端子)がPMOSトランジスタM2のソース端子と接続され、ドレイン端子(他方の主端子)はゲート端子と接続され、当該ゲート端子はPMOSトランジスタM2のゲート端子と接続されているPMOSトランジスタM7と、から構成されている。
カレントミラー回路6は、ドレイン端子(一方の主端子)はPMOSトランジスタM1のドレイン端子と接続され、ソース端子(他方の主端子)はグランド電位VSSと接続されているNMOSトランジスタM3と、ドレイン端子(一方の主端子)が電流源CS3と接続され、ソース端子(他方の主端子)がグランド電位VSSと接続され、ゲート端子(制御端子)がドレイン端子と接続されたNMOSトランジスタM8と、ドレイン端子(一方の主端子)がPMOSトランジスタM7のドレイン端子と接続され、ソース端子(他方の主端子)がグランド電位VSSと接続され、ゲート端子(制御端子)がNMOSトランジスタM3,M8のゲート端子と接続されたNMOSトランジスタM9と、から構成されている。
さらに、カレントミラー回路5,6では、NMOSトランジスタM3の電流駆動能力に対するPMOSトランジスタM2の電流駆動能力の比率が1よりも大きくなるように、カレントミラー回路5のミラー比(PMOSトランジスタM2,M7のゲートのアスペクト比)と、カレントミラー回路6のミラー比(NMOSトランジスタM3、M8,M9ゲートのアスペクト比)とが設定されている。
例えば、カレントミラー回路6を構成するNMOSトランジスタM8,M9,M3のゲートのアスペクト比を次式のとおり設定する。
M8:M9:M3=1:1:1 ・・・(式12)
また、カレントミラー回路5を構成するPMOSトランジスタM7,M2のゲートのアスペクト比を次式のとおり設定する。
M7:M2=1:2 ・・・(式13)
この場合、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)はNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)の2倍となっている。なお、NMOSトランジスタM8、M9、M3のゲートのアスペクト比と、PMOSトランジスタM7、M2のゲートのアスペクト比の設定は、上記の設定に限定されるものではなく、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)がNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)よりも大きくなるような設定であれば良い。
以上、PMOSトランジスタM2と定電圧源V2とにより構成された電流源11とNMOSトランジスタM3と定電圧源V2とにより構成された電流源12とをカレントミラー回路5とカレントミラー回路6とに置き換えたことにより、定電圧源V2と定電圧源V3とが不要になる。また、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)とはカレントミラー回路5,6を構成するトランジスタのゲートのアスペクト比でそれぞれ決定されている。このため、電流源CS3の電流値を可変させても、PMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)との大小関係は不変である。よって、図6に示す電圧検出回路1の回路動作を補償しながら、電流源CS3の電流値を小さくすることにより低消費電流化が実現可能である。
(実施の形態4の変形例)
図7は、本発明の実施の形態4の変形例における電圧検出回路の構成を示した回路図である。図6に示す実施の形態4の構成と相違する点は、図3に示す実施の形態2に係る電圧検出回路1と同様に、電圧入力端子3とPMOSトランジスタM1のゲート端子との間に電圧シフト部13が介挿された点である。但し、図3に示す電圧シフト部13とは異なり、PMOSトランジスタM4のドレイン端子に接続された抵抗R1がカレントミラー回路6を構成するNMOSトランジスタM10(第10のトランジスタ)に置き換えられている。
換言すると、カレントミラー回路6は、NMOSトランジスタM8,M9,M3の他に、ドレイン端子(一方の主端子)はPMOSトランジスタM4のドレイン端子と接続され、ソース端子(他方の主端子)はグランド電位VSSと接続され、ゲート端子(制御端子)はNMOSトランジスタM8のゲート端子と接続されているNMOSトランジスタM10を更に含んでいる。そして、電圧シフト部13の電位差生成部14は、カレントミラー回路6のNMOSトランジスタM10で構成されている。NMOSトランジスタM10のドレイン電流値は、NMOSトランジスタM10のゲートのアスペクト比と、カレントミラー回路6を構成するNMOSトランジスタM8のゲートのアスペクト比と、電流源CS3の電流値とに基づいて設定される。
図3に示す実施の形態2の構成では抵抗R1を用いてNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)を設定していたため、電圧入力端子3に印加される基準電圧Vrefの電圧値に応じてNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)が変動していた。一方、図7に示す構成によれば、NMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)は基準電圧Vrefの電圧値によらずに一定とすることができる。
なお、図2に示す実施の形態1の変形例のように、電圧入力端子2に基準電圧Vrefが印加されるとともに、電圧入力端子3に電源電圧VDDが印加されてもよい。
また、図7の構成ではPMOSトランジスタM2のドレイン電流値(I2)とNMOSトランジスタM3のドレイン電流値(I3)とを電流源CS3で設定しているが、電流源に限定されるものではなく、NMOSトランジスタM8のドレイン端子に電流を流し込むような手段であればよい。例えば、電流源CS3の代わりに抵抗を用いてもよい。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5に係る電圧レギュレータ装置の構成例を示したブロック図である。図8に示す電圧レギュレータ装置9は、上記の実施の形態1乃至4のいずれかである電圧検出回路1と、その電圧検出回路1の検出出力端子4から出力される検出出力電圧VOUTから所定のレギュレータ電圧VREGを生成して出力する電圧レギュレータ回路21とを備えている。なお、図8に示す電圧レギュレータ回路21は、電圧入力端子22に印加される電源電圧VDDと出力制御端子23に印加される制御電圧とに基づいて所定のレギュレータ電圧を生成して出力電圧端子24から出力するように構成されている。例えば、出力制御端子23に印加される制御電圧に応じて出力電圧端子24の電力供給が制御される。出力制御端子23に印加される制御電圧がハイレベルの場合(例えばVDD)、出力電圧端子24からレギュレータ電圧VREGが出力される。一方、出力制御端子23に印加される電圧がローレベルの場合(例えばVSS)、出力電圧端子24から供給される電流値が制限される。
次に、電圧レギュレータ装置9の動作について説明する。電源電圧VDDが電圧検出回路1における検出対象電圧の閾値よりも高い場合には、電圧検出回路1の検出出力端子4から出力される検出出力電圧VOUTは電源電圧VDDとなり、この電源電圧VDDが電圧レギュレータ回路21の出力制御端子23に印加される。よって、この場合、電圧レギュレータ回路21は所定のレギュレータ電圧VREGを出力する。一方、電源電圧VDDが低下してゆき、電源電圧VDDが電圧検出回路1における検出対象電圧の閾値よりも低い場合には、電圧検出回路1の検出出力端子4から出力される検出出力電圧VOUTはグランド電位VSSとなり、このグランド電位VSSが電圧レギュレータ回路21の出力制御端子23に印加される。よって、電圧レギュレータ回路21の出力電圧端子24から供給される電流値が制限される。
(実施の形態5の変形例)
図9は、本発明の実施の形態5における電圧レギュレータ装置の別の構成例を示したブロック図である。図8に示す実施の形態5の構成と相違する点は、上記の実施の形態1乃至4のいずれか1つである電圧検出回路1が3つ設けられた点である。なお、図8に示す3つの電圧検出回路1a,1b,1cは、上記の実施の形態1乃至4のいずれか1つの場合の他に、上記の実施の形態1乃至4のうち2つ以上の実施の形態を組み合わせた場合であってもよい。但し、電圧検出回路1a,1b,1cは検出対象電圧の閾値が互いに異なっている。
電圧レギュレータ回路21は、出力制御端子23a、23b、23cに印加される電圧検出回路1a,1b,1cの検出出力電圧VOUT_a、VOUT_b、VOUT_cに応じて動作状態が変化する。電源電圧VDDが低下して、最初に電圧検出回路1aの検出出力電圧VOUT_aが変化した場合には、例えば、電圧レギュレータ回路21の出力電圧端子24から直接的に電源電圧VDDをレギュレータ電圧VREGとして出力する。電源電圧VDDがさらに低下して、つぎに電圧検出回路1bの検出出力電圧VOUT_bが変化した場合には、例えば、出力電圧端子24から供給される電流値が制限される。電源電圧VDDがさらに低下して、つぎに検出出力電圧VOUT_cが変化した場合には、例えば、出力電圧端子24を開放端として電力供給が停止される。
以上のように、図9に示す構成では、電源電圧VDDの低下に応じて、複数の閾値ごとに電圧レギュレータ回路21の動作状態を切り替えている。上記の動作状態は、ただの一例であり、これらに限定するものではない。また、電圧検出回路および閾値の数を3として説明したが、これらの数に限定するものではない。また、電圧検出回路1a,1b,1cの基準電圧VrefをそれぞれVref_a,Vref_b,Vref_cと個別に設定しているが、1つの基準電圧を共用しても良い。
なお、電圧レギュレータ回路21は、入力電圧から所定の電圧を生成して出力するものであればよく、スイッチングレギュレータやボルテージレギュレータなどに限定されるものではない。また、電圧検出回路1の検出出力電圧VOUTおよび電圧レギュレータ回路21の出力制御端子23に印加される電圧の論理は上記の仕様に限定されるものではない。
また、以上の説明では、M1〜M10の符号が付された要素がMOSトランジスタである場合を例示しているが、MOSトランジスタに限定されず、バイポーラトランジスタであってもよい。なお、「トランジスタ」とは、一般的に、二つの「主端子」と一つの「制御端子」とを備える三端子の信号増幅素子のことである。「主端子」とは、例えば、電界効果トランジスタにおけるソース及びドレインや、バイポーラトランジスタにおけるエミッタ及びコレクタのように、動作電流が流れる2つの端子のことを指す。「制御端子」とは、例えば、電界効果トランジスタにおけるゲートや、バイポーラトランジスタにおけるベースのように、バイアス電圧が印加される端子のことを指す。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、電源電圧の電圧低下を検出する電圧検出回路として有用である。
1,1a,1b,1c…電圧検出回路
2…電圧入力端子
3…検出出力端子
5…カレントミラー回路(第1のカレントミラー回路)
6…カレントミラー回路(第2のカレントミラー回路)
7…バイアス回路
9…電圧レギュレータ装置
11…電流源(第1の電流源)
12…電流源(第2の電流源)
13…電圧シフト部
14…電位差生成部
V2,V3…定電圧源
M1…PMOSトランジスタ(第1のトランジスタ)
M2…PMOSトランジスタ(第2のトランジスタ)
M3…NMOSトランジスタ(第3のトランジスタ)
M4…PMOSトランジスタ(第4のトランジスタ)
M5…PMOSトランジスタ(第5のトランジスタ)
M6…NMOSトランジスタ(第6のトランジスタ)
M7…PMOSトランジスタ(第7のトランジスタ)
M8…NMOSトランジスタ(第8のトランジスタ)
M9…NMOSトランジスタ(第9のトランジスタ)
M10…NMOSトランジスタ(第10のトランジスタ)
R1,R2…抵抗
21…電圧レギュレータ回路
22…電圧入力端子
23…出力制御端子
24…出力電圧端子

Claims (10)

  1. 検出対象電圧又は基準電圧のうち一方の電圧が印加される第1の電圧入力端子と、
    前記検出対象電圧又は前記基準電圧のうち他方の電圧が印加される第2の電圧入力端子と、
    前記検出対象電圧が前記基準電圧より低いか否かの論理を表す検出出力信号を出力する検出出力端子と、
    一方の端子は前記第1の電圧入力端子と接続されている第1の電流源と、
    一方の端子はグランドと接続されている第2の電流源と、
    一方の主端子は前記第1の電流源の他方の端子と接続され、他方の主端子は前記第2の電流源の一方の端子並びに前記検出出力端子と接続され、且つ制御端子は前記第2の電圧入力端子と接続されている第1のトランジスタと、を備え、
    前記第1の電圧入力端子に印加された前記一方の電圧と、前記第2の電圧入力端子に印加された前記他方の電圧に対し前記第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差を加算した電圧との高低により前記検出出力信号の論理レベルが定まるように、前記第1の電流源及び前記第2の電流源が構成されている、電圧検出回路。
  2. 前記第1の電流源は、一方の主端子は前記第1の電圧入力端子と接続され、他方の主端子は前記第1のトランジスタの一方の主端子と接続され、当該一方の主端子と制御端子との間に第1のバイアス電圧が印加されている第2のトランジスタで構成され、
    前記第2の電流源は、一方の主端子は前記第1のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の主端子はグランドと接続され、当該他方の主端子と制御端子との間に第2のバイアス電圧が印加されている第3のトランジスタで構成され、
    前記第3のトランジスタの電流駆動能力に対する前記第2のトランジスタの電流駆動能力の比率として、前記第3のトランジスタのゲートのアスペクト比と前記第2のバイアス電圧と前記第3のトランジスタのしきい値電圧の差の2乗との積に対する、前記第2のトランジスタのゲートのアスペクト比と前記第1のバイアス電圧と前記第2のトランジスタのしきい値電圧の差の2乗との積の比率に、所定の係数を掛け合せた値が、1より大きい、請求項1に記載の電圧検出回路。
  3. 前記第2の電圧入力端子と前記第1のトランジスタの制御端子との間には、電圧シフト部が設けられ、
    前記電圧シフト部は、
    一方の主端子は前記第2の電圧入力端子と接続され、他方の主端子は制御端子並びに前記第1のトランジスタの制御端子と接続されている第4のトランジスタと、
    一方の端子が前記第4のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の端子がグランドと接続され、前記第4のトランジスタの一方の主端子と他方の主端子との間に電位差を生じさせるように構成された電位差生成部と、
    を備える、請求項1又は2に記載の電圧検出回路。
  4. 前記第4のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差と、前記第1のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差とが等しくなるように、前記第1のトランジスタ及び前記第4のトランジスタのゲートのアスペクト比が設定されている、請求項3に記載の電圧検出回路。
  5. 前記電圧シフト部の前記電位差生成部は抵抗で構成されている、請求項3に記載の電圧検出回路。
  6. 前記第1の電流源の前記第2のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間に前記第1のバイアス電圧を印加させ、前記第2の電流源の前記第3のトランジスタの他方の端子と制御端子との間に前記第2のバイアス電圧を印加させるように構成されたバイアス回路をさらに備え、
    前記バイアス回路は、
    一方の主端子は前記第2のトランジスタの一方の主端子と接続され、他方の主端子は制御端子と前記第2のトランジスタの制御端子と接続されている第5のトランジスタと、
    一方の主端子は制御端子と前記第3のトランジスタの制御端子と接続され、他方の主端子は前記第3のトランジスタの他方の主端子と接続されている第6のトランジスタと、
    前記第5のトランジスタの他方の主端子と前記第6のトランジスタの一方の端子との間に接続された抵抗と、を備え、
    前記第3のトランジスタの電流駆動能力に対する前記第2のトランジスタの電流駆動能力の比率が1よりも大きくなるように、前記第5のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差と、前記第6のトランジスタの一方の主端子と制御端子との間の電圧差と、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第5のトランジスタ及び前記第6のトランジスタのゲートのアスペクト比とが設定されている、請求項2に記載の電圧検出回路。
  7. 前記第1の電流源は、
    一方の主端子は前記第1の電圧入力端子と接続され、他方の主端子は前記第1のトランジスタの一方の主端子と接続される第2のトランジスタと、一方の主端子が前記第2のトランジスタの一方の主端子と接続され、他方の主端子は制御端子と接続され、当該制御端子は前記第2のトランジスタの制御端子と接続されている第7のトランジスタと、から成る第1のカレントミラー回路で構成され、
    前記第2の電流源は、
    一方の主端子は前記第1のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の主端子はグランドと接続される第3のトランジスタと、一方の主端子が電流源と接続され、他方の主端子がグランドと接続され、制御端子が当該一方の主端子と接続された第8のトランジスタと、一方の主端子が前記第7のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の主端子がグランドと接続され、制御端子が前記第3のトランジスタの制御端子及び前記第8のトランジスタの制御端子と接続された第9のトランジスタと、から成る第2のカレントミラー回路で構成され、
    前記第3のトランジスタの電流駆動能力に対する前記第2のトランジスタの電流駆動能力の比率が1よりも大きくなるように、前記第1のカレントミラー回路を構成する前記第2のトランジスタ及び前記第7のトランジスタのミラー比と、前記第2のカレントミラー回路を構成する前記第3のトランジスタ、前記第8のトランジスタ及び前記第9のトランジスタのミラー比が設定されている、請求項2に記載の電圧検出回路。
  8. 前記第2のカレントミラー回路は、一方の主端子は前記第4のトランジスタの他方の主端子と接続され、他方の主端子はグランドと接続され、制御端子は前記第8のトランジスタの制御端子と接続されている第10のトランジスタを更に含み、
    前記電圧シフト部の前記電位差生成部は、前記第10のトランジスタで構成されている、請求項7に記載の電圧検出回路。
  9. 請求項1に記載の電圧検出回路と、
    電圧レギュレータ回路とを備え、
    前記電圧レギュレータ回路は、前記電圧検出回路の前記検出出力端子から出力される検出出力信号に応じて出力が制御されるように構成されている、電圧レギュレータ装置。
  10. 請求項1に記載の複数の電圧検出回路と、
    電圧レギュレータ回路とを有し、
    前記複数の電圧検出回路は前記第1の電圧入力端子又は前記第2の電圧入力端子のいずれかに印加される基準電圧が異なり、
    前記電圧レギュレータ回路は、前記複数の電圧検出回路の前記検出出力端子から出力される検出出力信号に応じて出力が複数の状態に制御されるように構成されている、電圧レギュレータ装置。
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