JPWO2013038946A1 - 円筒形電池 - Google Patents
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Abstract
本発明は、円筒形電池において、正極又は負極を押圧しやすくして、放電効率(一次電池の場合)又は充放電効率(二次電池の場合)を向上させるものであり、円筒状の電池ケース2と、電池ケース2内に配置され、正極31及び負極32をセパレータ33を介して構成される円筒状の極群3とを備え、正極31又は負極32が、周方向において複数の電極片(31A、31B等)に分割されている。
Description
本発明は、例えばアルカリ蓄電池やリチウムイオン二次電池等の円筒形電池に関するものである。
ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池等のアルカリ蓄電池における円筒形電池としては、例えば特許文献1に示すように、帯状の正極板と負極板とをセパレータを介して渦巻き状に巻いて構成した極板群を円筒形の電池ケース(電池外装缶、電槽缶等ともいう。)に収納して密封したものがある。この円筒形電池では、高容量化を図るために、帯状の正極板と負極板とをセパレータを介してほぼ中実となるように渦巻き状に巻いて円柱状とした極板群を電池ケース内に収納して構成されている。
一方、本出願人は、近年の高容量化が進んでいる円筒形電池において、用途に応じた低容量の円筒形電池の開発を進めている。具体的には、例えば帯状の正極板と負極板を渦巻き状に巻く回数を減らして円筒状として電池ケース内に収容すること等を考えている。
そして、正極板及び負極板をそれぞれ少数巻き(例えば1周巻き)にして構成して円筒状とした極板群を電池ケースに収容するものでは、充放電効率を低下させないために、特に極板群の最内周に位置する正極又は負極を極板群に押圧させる必要がある。
しかしながら、本願発明者は、上記のように円筒状とした極板群を電池ケースに収容するものでは、以下のような問題点があることを見出した。つまり、正極又は負極が帯状の極板を巻回して構成されているため、内側からセパレータの内側周面に向かって押圧した場合に、当該押圧力によって正極又は負極が外側に拡径しにくく、極群を押圧させにくいという問題がある。これにより、正極及び負極の押圧が不十分となり充放電効率が低下するという問題もある。
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決すべくなされたものであり、円筒形電池において、正極及び負極を押圧しやすくして、放電効率(一次電池の場合)又は充放電効率(二次電池の場合)を向上させることをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に係る円筒形電池は、円筒状の電池ケースと、正極、負極及びセパレータを有する円筒状の極群とを備え、前記極群の内側に空間が形成されており、前記正極又は前記負極が、周方向において複数の電極片に分割されていることを特徴とする。
このようなものであれば、極群の内側に空間が形成されているので、極群を径方向内側から径方向外側に向かって押圧させ易くすることができる。また、正極又は負極が周方向において複数の電極片に分割されているので、それらの電極片を径方向内側から径方向外側に向かって押圧した際に、各電極片が個別に移動することから極群を押圧させ易くすることができる。これにより、円筒形電池の放電効率(一次電池の場合)又は充放電効率(二次電池の場合)を向上させることができる。また正極及び負極を1周巻きとした場合は、正極及び負極の基材及びセパレータの使用量を大幅に削減することができ、それらの巻き込み等の製造の工数を削減することもできる。
また、極群の内側に空間が形成されている場合には、正極又は負極の緩みが問題となる場合がある。このため、本発明の円筒形電池においては、前記極群の内側空間に配置されて、前記極群を内側から押圧して保持する保持部材を有することが望ましい。これならば、保持部材が極群を内側から押圧していることから、正極又は負極が内側に緩むことによる活物質脱落の防止により集電効率の低下を防ぐことができる。また、保持部材が、極群の外側周面と電池ケースの内側周面とが互いに押圧した状態を保持することによって、放電効率(一次電池の場合)又は充放電効率(二次電池の場合)の低下を防止することができる。さらに円筒状に巻く極群の巻数を減らすことによって、正極及び負極の集電体及びセパレータの使用量を大幅に削減することができ、それらの巻き込み等の製造の工数を削減することもできる。
前記正極又は前記負極が、半周以下の周方向長さを有する複数の電極片に分割されていることが望ましい。これならば、電極片の周方向の長さを半周以下にすることにより、極板をプレス成形することができる。電極片の周方向の長さが半周よりも長い電極では、金型によるプレス成形が困難であるので、捲回により成形する必要があり、巻ずれなどにより不良が多くなってしまう。
正極又は前記負極が、周方向の辺より前記極群の巻回軸方向の辺の方が長いことが望ましい。これならば、電極形状が巻物とされる長い帯状から正方形に近づくので、製作時のハンドリングや巻き込みの工程を容易にすることができる。また、極群の押圧も容易となり、円筒形電池の放電効率(一次電池の場合)又は充放電効率(二次電池の場合)を向上させることができる。
正極又は負極が、多数の貫通孔を有する金属板を基材とするものであることが望ましい。集電端子は外部に接続される導電体と溶接するので、強度が必要となる。多孔質体を用いた電極では、溶接に必要な強度を得るために圧縮工程が用いられる。それに対し、金属板を基材として用いていれば、圧縮工程を経ずにそのまま溶接することができる。
電極片の分割数を増やし過ぎると巻き込み作業が煩雑になる恐れがある。このため、前記正極又は負極が、2つの電極片に分割されていることが望ましい。
前記正極又は前記負極が、周方向に分割された複数の電極片部及び互いに隣接する電極片部の一部同士を連結する連結部を有することが望ましい。これならば、電極片部を内側からセパレータの内側周面に向かって押圧した際に、各電極片部が個別に移動することから極群を押圧させ易くすることができる。また、電極片部が連結部により連結されて一体とされていることから、製造時のハンドリングや巻き込み工程を容易にすることができる。これにより、また正極及び負極を1周巻きとした場合は、正極及び負極の基材及びセパレータの使用量を大幅に削減することができ、それらの巻き込み等の製造の工数を削減することもできる。
正極又は負極の構成を簡単にして、その電極の基材の使用量を一層削減するとともに部品点数を削減するためには、前記連結部が集電端子を兼ねていることが望ましい。また、連結部において集電をとるので、活物質への集電距離は短くなり、抵抗が小さくなるので好ましい。
より一層部品点数を削減する観点から、正極又は負極を単一基材から構成することが考えられる。単一基材から構成することによって、その分の溶接工程を省くことができる。連結部が集電端子を兼ねている場合には、集電端子に至るまでに溶接部が無い構成とすることができ、抵抗が高くなることもないという利点がある。
前記正極又は前記負極が、多数の貫通孔を有する金属板を基材とするものであり、前記電極片及び前記連結部が一体成形されていることが望ましい。これならば、連結部において電極を折り返すだけで、容易に円形の電極を作製できる。
前記電極片の周方向の辺が前記連結部により連結されていることが望ましい。これならば、連結部を折り返すことで、連結部が集電端子となるだけでなく、その集電端子を円筒軸方向の上端又は下端とすることができ、その後の電池ケース又は封口体への溶接を簡単にすることができる。
また、連結部は電極群の巻回軸と垂直であることが好ましい。電極群の巻回軸と平行に連結部が配置されれば、その部分は電極反応が可能な領域であるので、電極反応に寄与する容積を狭めてしまう。巻回軸と垂直な面では電極反応はあまり起こらないので、連結部を配置することによって、電極反応に寄与する部分を狭める容積を少なくすることができる。
連結部を容易に折り曲げることができるようにするためには、前記連結部にスリットが設けられていることが望ましい。
正極又は負極が、展開した状態において、複数の電極片部及びこれら電極片部において互いに隣接する隣接辺の上端部同士を連結するとともに上方向外側に延設された矩形状をなす連結部を有し、前記電極片部の上下寸法と前記連結部の上下寸法とが等しいことが望ましい。このように構成することによって、活物質が塗工される部分である電極片部(塗工部)と活物質が塗工されない部分である集電端子(未塗工部)との長さが等しくなり、連続塗工時に極板の打ち抜きによるロスをほぼ無くすことができる。
このように構成した本発明によれば、円筒形電池において、正極及び負極を押圧しやすくして、放電効率(一次電池の場合)又は充放電効率(二次電池の場合)を向上させることができる。
100・・・二次電池(アルカリ蓄電池)
2・・・電池ケース
3・・・極板群(極群)
31・・・正極板(正極)
31A、31B・・・正極板の電極片
32・・・負極板(負極)
32A、32B・・・負極板の電極片
33・・・セパレータ
2・・・電池ケース
3・・・極板群(極群)
31・・・正極板(正極)
31A、31B・・・正極板の電極片
32・・・負極板(負極)
32A、32B・・・負極板の電極片
33・・・セパレータ
<第1実施形態>
以下に本発明に係る二次電池の第1実施形態について図面を参照して説明する。
以下に本発明に係る二次電池の第1実施形態について図面を参照して説明する。
第1実施形態に係る二次電池100は、ニッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・水素蓄電池等のアルカリ蓄電池である。具体的にこのものは、例えば単3形の容量が1800mAh以下、又は単4形の容量が650mAh以下である低容量タイプの円筒型電池であり、図1及び図2に示すように、有底円筒状をなす金属製の電池ケース2と、この電池ケース2内に配置され、正極板31、負極板32及びセパレータ33からなる円筒状の極板群3とを有するものである。
電池ケース2は、ニッケルめっきを施した有底円筒状をなすものであり、図1に示すように、上部開口は絶縁体4を介して封口体5により封止されている。また、封口体5の裏面には、正極板31の上端部に突出して設けられた集電端子311が例えば溶接により接続されて、封口体5が正極端子となる。なお、後述するように、電池ケース2の内側周面2mに極板群3の最外周に位置する負極板32の外側周面3nが接触して、電池ケース2自体が負極端子となる(図2の部分拡大図参照)。
極板群3は、2周巻きの正極板31及び2周巻きの負極板32を例えばポリオレフィン製の不織布からなるセパレータ33を介して同心円状に配置して構成される円筒形状をなすものである。なおセパレータには例えば水酸化カリウム等の電解液が含侵される。その他、ポリエチレン製の袋状をなすものを用いても良い。
正極板31は、例えばニッケルめっきを施した二次元基材である穿孔鋼板からなる正極集電体と、この正極集電体上に塗布された正極活物質とからなる。なお正極活物質としては、ニッケル・カドミウム蓄電池の場合には、例えば水酸化ニッケルであり、ニッケル・水素蓄電池の場合には、例えば水酸化カルシウムを添加した水酸化ニッケルである。
負極板32は、前記正極板31と同様にニッケルめっきを施した穿孔鋼板からなる負極集電体と、この負極集電体上に塗布された負極活物質からなる。なお負極活物質としては、ニッケル・カドミウム蓄電池の場合には、例えば酸化カドミウム粉末と金属カドミウム粉末との混合物であり、ニッケル・水素蓄電池の場合には、例えば主にAB5型(希土類系)又はAB2型(Laves相)の水素吸蔵合金の粉末である。なお、正極板31及び負極板32をニッケル孔体等の発泡状基材ではなく、穿孔鋼板といった二次元基材を用いて構成していることから、活物質の脱落が起こりやすい。
そして、図2に示すように、正極板31が周方向に2等分割された2つの電極片31A、31Bを有し、負極板32が周方向に2等分割された2つの電極片32A、32Bを有する。
具体的に各電極片31A、31B、32A、32Bは、図3に示すように、平面視において概略矩形状をなすものであり、当該電極片31A、31B、32A、32Bが配置される位置の円周において略半周の周方向長さを有するものである。つまり本実施形態では、電池ケース2内に配置された各電極片31A、31B、32A、32Bは、軸方向から見て概略1/2円弧状をなすものである。また、周方向において隣接する2つの電極片(例えば31Aと31B)との間には軸方向に沿ったスリットが形成される。
また、図3に示すように、各電極片31A、31B、32A、32Bの上端部にはそれぞれ集電端子311、321が設けられており、電池ケース2内に収容された後に、正極板31の集電端子311は封口体5に接続され、負極板32の集電端子321は電池ケース2に接続される。なお、各電極片31A、31B、32A、32B及び当該電極片31A、31B、32A、32Bに設けられる集電端子311、321は、穿孔鋼板により一体成形されている。
そして本実施形態のアルカリ蓄電池100は、図1及び図2に示すように、極板群3の中空部3X内に配置され、極板群3の内側周面3mに接触するとともに、極板群3の外側周面3nが電池ケース2の内側周面2mに接触した状態を保持する保持部材6を備えた方が好ましい。
この保持部材6は、図1及び図2に示すように、極板群3の内側周面3m、本実施形態では最内周に位置する正極板31の内側周面の全体に接触するものであり、弾性を有する例えばポリプロピレンもしくはナイロンなどの樹脂製又は金属製の1枚の平板又はそれらを積層した平板からなる。この平板からなる保持部材6は、円筒状に湾曲して変形されて極板群3の中空部3Xに配置されることにより、その弾性復帰力によって、保持部材6の外側周面6nが極板群3の内側周面3mに押圧接触するとともに、極板群3の外側周面3nが電池ケース2の内側周面2mに押圧接触する(図2の部分拡大図参照)。より詳細に保持部材6は、極板群3の内側周面3m全体に押圧接触するために、その長さ寸法は極板群3の中空部3Xの内周長以上であることが望ましく、その幅寸法は、極板群3の中空部3Xの軸方向長さとほぼ同等であることが望ましい。この保持部材6により、保持部材6が極板群3の内側周面3mに押圧接触していることから、最内周に位置する正極板31の正極活物質の脱落を防止するだけでなく、負極板32の負極活物質の脱落も防止できる。これにより集電効率の低下を防止することができる。また、保持部材6が、極板群3の外側周面3nと電池ケース2の内側周面2mとが接触した状態を保持することから、極板群3の外側周面3nと電池ケース2の内側周面2mとの接触を確実にして充放電効率の低下を防止することができる。また、1枚の板を円筒状に変形させて保持部材6を構成していることから、電池100内の空間を大きくすることができ、電池内圧の上昇を防ぐことができる。
次に本実施形態のアルカリ蓄電池100の製造方法について簡単に説明する。
まず負極板32の2枚の電極片32A、32Bを、プレス金型を用いてそれぞれ半円筒状に変形させ(図4参照)、電池ケース2内に収容する。そして、円筒状に巻かれたセパレータ33を電極片32A、32Bの径方向内側に収容する。次に、正極板31の2枚の電極片31A、31Bを、プレス金型を用いてそれぞれ半円筒状に変形させ(図4参照)、それぞれ半円筒状に変形させて電池ケース2内においてセパレータ33の径方向内側に収容する。この作業を繰り返すことにより、2周巻きの正極板31及び2周巻きの負極板32をセパレータ33を介して同心円状に電池ケース2内に収容する。そして、電解液を注液する。その後、極板群3の中空部3X内に、当該中空部3Xの内径よりも小さい円筒状に変形された保持部材6を配置する。これにより極板群3を電池ケース2に固定させることができる。そして負極板32の電極片32A、32Bの集電端子321を電池ケース2の底面に接続し、正極板31の電極片31A、31Bの集電端子311を封口体5の裏面に接続するとともに当該封口体5を絶縁体4を介して電池ケース2の上部開口にかしめ等により固定する。なお、極板群3を電池ケース2に収容し保持部材6を配置した後に、電解液を注液しても良い。
まず負極板32の2枚の電極片32A、32Bを、プレス金型を用いてそれぞれ半円筒状に変形させ(図4参照)、電池ケース2内に収容する。そして、円筒状に巻かれたセパレータ33を電極片32A、32Bの径方向内側に収容する。次に、正極板31の2枚の電極片31A、31Bを、プレス金型を用いてそれぞれ半円筒状に変形させ(図4参照)、それぞれ半円筒状に変形させて電池ケース2内においてセパレータ33の径方向内側に収容する。この作業を繰り返すことにより、2周巻きの正極板31及び2周巻きの負極板32をセパレータ33を介して同心円状に電池ケース2内に収容する。そして、電解液を注液する。その後、極板群3の中空部3X内に、当該中空部3Xの内径よりも小さい円筒状に変形された保持部材6を配置する。これにより極板群3を電池ケース2に固定させることができる。そして負極板32の電極片32A、32Bの集電端子321を電池ケース2の底面に接続し、正極板31の電極片31A、31Bの集電端子311を封口体5の裏面に接続するとともに当該封口体5を絶縁体4を介して電池ケース2の上部開口にかしめ等により固定する。なお、極板群3を電池ケース2に収容し保持部材6を配置した後に、電解液を注液しても良い。
このように構成した第1実施形態に係るアルカリ蓄電池100によれば、正極板31及び負極板32が、周方向に2つの電極片31A、31B、32A、32Bに分割されているので、それらの電極片31A、31B、32A、32Bを内側からセパレータ33の内側周面に向かって押圧した際に、各電極片31A、31B、32A、32Bが個別に移動することからセパレータ33の内側周面に接触させ易くすることができる。これにより、アルカリ畜電池100の充放電効率を向上させることができる。
また、正極板31の電極片31A、31Bにより形成されるスリットと、負極板32の電極片32A、32Bにより形成されるスリットとが周方向において同一位置に設けられており、これらスリットにより極板群3を拡縮させ易くすることができる。
なお、本発明は前記第1実施形態に限られるものではない。
例えば、前記第1実施形態では、正極板及び負極板を2等分割するものであったが、2つの電極片の左右寸法が互いに異なるものであっても良い。また、正極板又は負極板を3分割以上したものであっても良い。ここで、3分割した場合(電極片31A〜31C及び電極片32A〜32C)を図5に示す。このように電極片の分割数を増加させると、各電極片とセパレータとの接触をより一層確実にすることができる。
例えば、前記第1実施形態では、正極板及び負極板を2等分割するものであったが、2つの電極片の左右寸法が互いに異なるものであっても良い。また、正極板又は負極板を3分割以上したものであっても良い。ここで、3分割した場合(電極片31A〜31C及び電極片32A〜32C)を図5に示す。このように電極片の分割数を増加させると、各電極片とセパレータとの接触をより一層確実にすることができる。
また、図6に示すように、正極板31の電極片31A、31Bにより形成されるスリットと、負極板32の電極片32A、32Bにより形成されるスリットとを周方向において互いに異なる位置に配置しても良い。これならば、極板群3の外側周面を電池ケース2の内側周面に押圧接触又は極板群3を構成する正極板31及び負極板32をセパレータ33を介して押圧させた状態とした後に正極板31及び負極板32を緩みにくくすることができる。したがって、電池の充放電効率の低下又は正極又は負極の活物質の脱落を長期間にわたって防止することができる。なお、図6においては、2つの正極板31の電極片31A、31Bにより形成されるスリットが周方向において同一方向を向き、2つの負極板32の電極片32A、32Bにより形成されるスリットが周方向において同一方向を向いて構成されているが、これらを周方向において互いに異なる位置に配置しても良い。
さらに、前記第1実施形態の極板群は2重の構造であったが、1重の構造又は3重以上の構造としても良い。特に1重の構造、つまり、正極板31及び負極板32を1周巻きとすることで、正極板31及び負極板32の基材及びセパレータ33の使用量を大幅に削減することができ、それらの巻き込み等の製造の工数を削減することもできる。
その上、前記第1実施形態では、正極板及び負極板を複数の電極片に分割した場合を示したが、いずれか一方を複数の電極片に分割するものであっても良い。特に、セパレータの内側に位置する正極板を分割した場合には、内側から正極板をセパレータに押圧させ易くすることができ、極板群を圧迫させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る二次電池の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部材には、同一の符号を付している。
次に、本発明に係る二次電池の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部材には、同一の符号を付している。
第2実施形態に係る二次電池100は、前記実施形態とは、極板群3の構成が異なり、特に正極板31の構成が異なる。
本実施形態の極板群3は、図7及び図8に示すように、1周巻きの正極板31及び1周巻きの負極板32を例えばポリオレフィン製の不織布からなるセパレータ33を介して同心円状に配置して構成される円筒形状をなす1重の構造を有するものである。なおセパレータには例えば水酸化カリウム等の電解液が含侵される。
そして、セパレータ33の内側周面に接触する正極板31が、図7〜図9に示すように、周方向に2等分割された2つの電極片部31A、31B及びこれら電極片部31A、31Bにおいて互いに隣接する一方の隣接辺31A1、31B1の上端部同士を連結する集電端子311として機能する連結部31Cを有し、軸方向から見て概略C字形状をなす。この正極板31は、上述したように穿孔鋼板を基材とするものであり、電極片部31A、31Bの集電体部31A2、31B2及び連結部31Cが穿孔鋼板により一体成形されている。
具体的に正極板31は、図9に示すように、電池ケース2に収容する前の展開した状態において、左右に隣接する矩形状の同一形状をなす2枚の電極片部31A、31B及びこれら電極片部31A、31Bにおいて互いに隣接する隣接辺31A1、31B1の上端部同士を連結するとともに上方向外側に延設された矩形状をなす連結部31Cを有する。これら電極片部31A、31Bは、周方向の辺となる上下方向に沿った左右辺よりも軸方向の辺となる左右方向に沿った上下辺の方が長く構成されている。この正極板31は、連結部31Cの中心軸に対して左右対称な形状をなすものである。そして、電極片部31A、31Bの上下寸法L1と連結部31Cの上下寸法L2とが等しく(L1=L2)なるように構成されている。
なお、本実施形態のアルカリ蓄電池100は、図7及び図8に示すように、極板群3の中空部3X内に配置され、極板群3の内側周面3mに接触するとともに、極板群3の外側周面3nが電池ケース2の内側周面2mに接触した状態を保持する保持部材6を備えていることが好ましい。
この保持部材6は、図7及び図8に示すように、極板群3の内側周面3m、本実施形態では最内周に位置する正極板31の内側周面の全体に接触するものであり、弾性を有する例えばポリプロピレンもしくはナイロンなどの樹脂製又は金属製の1枚の平板又はそれらを積層した平板からなる。この平板からなる保持部材6は、円筒状に湾曲して変形されて極板群3の中空部3Xに配置されることにより、その弾性復帰力によって、保持部材6の外側周面6nが極板群3の内側周面3mに押圧接触するとともに、極板群3の外側周面3nが電池ケース2の内側周面2mに押圧接触する(図8の部分拡大図参照)。より詳細に保持部材6は、極板群3の内側周面3m全体に押圧接触するために、その長さ寸法は極板群3の中空部3Xの内周長以上であることが望ましく、その幅寸法は、極板群3の中空部3Xの軸方向長さとほぼ同等であることが望ましい。このように1枚の板を円筒状に変形させて保持部材6を構成していることから、電池100内の空間を大きくすることができ、電池内圧の上昇を防ぐことができる。
次にこのように構成した正極板31の製造方法について簡単に説明する。
まず、図10に示すように、長尺形状をなす母材Xに対して、その長手方向に沿って中心部に集電端子311となる直線状の未塗工部X1を残して、その両側に正極活物質を塗工して塗工部X2、X3を形成する。そして、前記正極板31の展開状態と同一形状をなす金型を用いて打ち抜いていく。なお、図10において太線が打ち抜き形状を示している。ここで、電極片部31A、31Bの上下寸法L1と連結部31Cの上下寸法L2とが等しいことから、各正極板31をその打ち抜き領域が連続するように打ち抜くことができ、打ち抜きのロスをほぼ無くすことができる。
まず、図10に示すように、長尺形状をなす母材Xに対して、その長手方向に沿って中心部に集電端子311となる直線状の未塗工部X1を残して、その両側に正極活物質を塗工して塗工部X2、X3を形成する。そして、前記正極板31の展開状態と同一形状をなす金型を用いて打ち抜いていく。なお、図10において太線が打ち抜き形状を示している。ここで、電極片部31A、31Bの上下寸法L1と連結部31Cの上下寸法L2とが等しいことから、各正極板31をその打ち抜き領域が連続するように打ち抜くことができ、打ち抜きのロスをほぼ無くすことができる。
次に本実施形態のアルカリ蓄電池100の製造方法について簡単に説明する。
まず1枚の負極板32を円筒状に変形させて電池ケース2内に収容する。また、上記のとおり製造した正極板31を、図11に示すように、正極板31の電極片部31A、31Bをプレス金型により上下方向に湾曲させて半円状にするとともに、連結部31C(集電端子311)を中心として左右方向に折り畳むことによって、概略円筒状にする。このように変形させた正極板31を集電端子311が上側に位置するように袋状のセパレータ33に収容して負極板32内に収容する。その後、極板群3の中空部3X内に、当該中空部3Xの内径よりも小さい円筒状に変形された保持部材6を配置する。これにより極板群3を電池ケース2に固定させることができる。そして、電解液を注液する。そして正極板31の集電端子311を封口体5の裏面に接続するとともに、当該封口体5を絶縁体4を介して電池ケース2の上部開口にかしめ等により固定する。なお、極板群3を電池ケース2に収容し保持部材6を配置した後に、電解液を注液しても良い。また、セパレータ33が袋状のものでない場合には、セパレータ33を予め負極板32内に配置した後に、円筒状の正極板31を配置するようにしても良い。
まず1枚の負極板32を円筒状に変形させて電池ケース2内に収容する。また、上記のとおり製造した正極板31を、図11に示すように、正極板31の電極片部31A、31Bをプレス金型により上下方向に湾曲させて半円状にするとともに、連結部31C(集電端子311)を中心として左右方向に折り畳むことによって、概略円筒状にする。このように変形させた正極板31を集電端子311が上側に位置するように袋状のセパレータ33に収容して負極板32内に収容する。その後、極板群3の中空部3X内に、当該中空部3Xの内径よりも小さい円筒状に変形された保持部材6を配置する。これにより極板群3を電池ケース2に固定させることができる。そして、電解液を注液する。そして正極板31の集電端子311を封口体5の裏面に接続するとともに、当該封口体5を絶縁体4を介して電池ケース2の上部開口にかしめ等により固定する。なお、極板群3を電池ケース2に収容し保持部材6を配置した後に、電解液を注液しても良い。また、セパレータ33が袋状のものでない場合には、セパレータ33を予め負極板32内に配置した後に、円筒状の正極板31を配置するようにしても良い。
このように構成した本実施形態に係るアルカリ蓄電池100によれば、セパレータ33の内側周面に接触する正極板31が、周方向に2つの電極片部31A、31Bに分割されているので、それらの電極片部31A、31Bを内側からセパレータ33の内側周面に向かって押圧した際に、各電極片部31A、31Bが個別に移動することから極板群3を押圧(圧迫)させ易くすることができる。これにより、アルカリ畜電池100の充放電効率を向上させることができる。また正極板31及び負極板32を1周巻きとしていることから、正極板31及び負極板32の基材及びセパレータ33の使用量を大幅に削減することができ、それらの巻き込み等の製造の工数を削減することもできる。
なお、本発明は前記第2実施形態に限られるものではない。
例えば、前記第2実施形態では、正極板を2等分割するものであったが、2つの電極片部の左右寸法が互いに異なるものであっても良い。また、正極板を3分割以上したものであっても良い。ここで、4分割した場合を図12に示す。図12に示すように、互いに隣接する電極片部31D〜31Gの一部を連結部31H〜31J(連結部31Hを集電端子311とする)により連結して、軸方向から見て概略C字形状をなすように構成する。このように電極片部の分割数を増加させると、各電極片部がより一層移動し易くなり極板群の押圧を一層確実にすることができる。
例えば、前記第2実施形態では、正極板を2等分割するものであったが、2つの電極片部の左右寸法が互いに異なるものであっても良い。また、正極板を3分割以上したものであっても良い。ここで、4分割した場合を図12に示す。図12に示すように、互いに隣接する電極片部31D〜31Gの一部を連結部31H〜31J(連結部31Hを集電端子311とする)により連結して、軸方向から見て概略C字形状をなすように構成する。このように電極片部の分割数を増加させると、各電極片部がより一層移動し易くなり極板群の押圧を一層確実にすることができる。
ここで4分割した場合の正極板31の製造方法について簡単に説明する。まず、図13に示すように、長尺形状をなす母材Xに対して、その長手方向に沿って中心部に連結部31H〜31Jとなる直線状の未塗工部X11〜X13を残して、その両側に正極活物質を塗工して塗工部X2〜X5を形成する。そして、正極板31の展開状態と同一形状をなす金型を用いて打ち抜いていく。なお、図13において太線が打ち抜き形状を示している。そして、図14に示すように、この正極板31の電極片部31D〜31Gを上下方向に湾曲させて部分円弧状にするとともに、各連結部31H〜31Jを中心としてジグザグ状に折り畳むことによって概略円筒状にする。
また、図15に示すように、正極板31を左右方向に湾曲させて半円状にするとともに、集電端子311を中心として左右方向に折り畳むことにより概略円筒形状にして電池ケース2内に収容するように構成しても良い。このような構成であれば、正極板の巻き込み作業をより一層簡単にすることができる。
さらに、前記第2実施形態では、連結部31Cが集電端子311を兼ねるものであったが、連結部31Cとは別に電極片部31A又は31Bに集電端子311を形成しても良い。この場合、連結部31Cを設ける位置は、隣接辺31A1、31B1において上端部に限られないが、隣接辺31A1、31B1において端部に設けた場合に電極片部が最も移動しやすい。
その上、前記第2実施形態では、セパレータの内側に位置する正極板を分割した場合について説明したが、負極板を正極板同様に分割しても良い。これならば、負極板が周方向に複数の電極片部に分割されているので、各電極片部が個別に移動することから、各電極片部を電池ケースの内側周面に接触させ易くすることができる。
また、集電端子311にスリットを形成して、集電端子311を折り曲げやすく構成しても良い。このスリットは、集電端子311の長手方向に直交する幅方向に沿って複数形成することが考えられる。
加えて、前記第2実施形態では、極板群が、内側から正極板、セパレータ及び負極板の順に構成されているが、内側から負極板、セパレータ及び正極板の順に構成したものであっても良い。この場合、負極板を前記実施形態のように複数の電極片部に分割して構成する。
前記第2実施形態の正極及び負極は、穿孔鋼板に活物質を塗工して構成されるものであったが、その他、ニッケル孔体等の発泡状基材に活物質を充填させて構成したものであっても良い。また、正極を活物質粉末を所定の形(複数の電極片部からなる円筒状)に圧縮形成し、集電板を通じて集電を行うようにしても良い。
さらに、保持部材に関して言うと、電池ケースの内側周面に極板群の外側周面が接触した状態における極板群の内側周面に嵌合する形状の外側周面を有するものであっても良い。具体的には、極板群の内側周面と略同一形状をなす(内側周面とほぼ同一径の外径を有する)樹脂製又は金属製円筒体又は円柱体であっても良い。このようなものであれば、電池ケースに収容された電極群の中空部に保持部材を嵌合させることによって前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
加えて、前記実施形態では、極板群が、内側から正極板、セパレータ及び負極板の順に構成されているが、内側から負極板、セパレータ及び正極板の順に構成したものであっても良い。
前記実施形態の正極及び負極は、穿孔鋼板に活物質を塗工して構成されるものであったが、その他、ニッケル孔体等の発泡状基材に活物質を充填させて構成したものであっても良い。また、正極を活物質粉末を所定の形(複数の電極片からなる円筒状)に圧縮形成し、集電板を通じて集電を行うようにしても良い。
さらに、保持部材に関して言うと、電池ケースの内側周面に極板群の外側周面が接触した状態における極板群の内側周面に嵌合する形状の外側周面を有するものであっても良い。具体的には、極板群の内側周面と略同一形状をなす(内側周面とほぼ同一径の外径を有する)樹脂製又は金属製円筒体又は円柱体であっても良い。このようなものであれば、電池ケースに収容された電極群の中空部に保持部材を嵌合させることによって前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、アルカリ蓄電池の他、リチウムイオン二次電池等の二次電池に適用することも可能であり、又は一次電池に適用しても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
本発明によれば、円筒形電池において、正極又は負極を押圧しやすくして、放電効率(一次電池の場合)又は充放電効率(二次電池の場合)を向上させることができる。
Claims (12)
- 円筒状の電池ケースと、
正極、負極及びセパレータを有する円筒状の極群とを備え、
前記極群の内側に空間が形成されており、
前記正極又は前記負極が、周方向において複数の電極片に分割されていることを特徴とする円筒形電池。 - 前記正極又は前記負極が、半周以下の周方向長さを有する複数の電極片に分割されている請求項1記載の円筒形電池。
- 前記正極又は前記負極が、周方向の辺より前記極群の巻回軸方向の辺の方が長い請求項1又は2記載の円筒形電池。
- 前記正極又は前記負極が、多数の貫通孔を有する金属板を基材とするものである請求項1乃至3の何れかに記載の円筒形電池。
- 前記正極又は前記負極が、2つの電極片に分割されている請求項1乃至4の何れかに記載の円筒形電池。
- 前記正極又は前記負極が、周方向に分割された複数の電極片部及び互いに隣接する電極片部の一部同士を連結する連結部を有する請求項1乃至5の何れかに記載の円筒形電池。
- 前記連結部が集電端子を兼ねている請求項6記載の円筒形電池。
- 前記正極又は前記負極が、多数の貫通孔を有する金属板を基材とするものであり、
前記電極片及び前記連結部が一体成形されている請求項6又は7記載の円筒形電池。 - 前記電極片の周方向の辺が前記連結部により連結されている請求項6乃至8の何れかに記載の円筒形電池。
- 前記極群の巻回軸に対して、前記連結部が垂直に配置されている請求項6乃至9の何れかに記載の円筒形電池。
- 前記連結部にスリットが設けられている請求項6乃至10の何れかに記載の円筒形電池。
- 前記正極又は前記負極が、展開した状態において、複数の電極片部及びこれら電極片部において互いに隣接する隣接辺の上端部同士を連結するとともに上方向外側に延設された矩形状をなす連結部を有し、
前記電極片部の上下寸法と前記連結部の上下寸法とが等しい請求項6乃至11の何れかに記載の円筒形電池。
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