JP2011134663A - 密閉型二次電池 - Google Patents

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拓也 岡本
Yoshiyuki Toritsubo
悦幸 鳥坪
Yoshinori Matsuura
義典 松浦
Kazuhiro Uchiyama
和宏 内山
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Abstract

【課題】渦巻状電極群の端部の電極芯体との溶接が強固で、かつ外装缶底部の膨れも生じることなく、底部集電体と外装缶底部との接触が良好で、内部抵抗が低減した密閉型二次電池を提供する。
【解決手段】本発明の密閉型二次電池においては、底部集電体11は四角形状の板状体により形成されており、四角形状の板状体の相対向する一組の端縁はL字状に折り曲げられていて、この板状体より突出する突起部11aが形成されているとともに、この突起部11aが電極群の一方極より延出した電極芯体の端部に溶接されており、有底の外装缶35の底面には外装缶の内部に向けて突出する凹部35aが形成されていて、この凹部35aと底部集電体11とが直接電気接続されている。
【選択図】 図2

Description

本発明はニッケル−カドミウム蓄電池やニッケル−水素蓄電池などのアルカリ二次電池あるいはリチウムイオン電池などに係わり、特に、正極と負極とセパレータとからなる渦巻状電極群が有底の一方極の端子を兼ねる外装缶内に収容され、この外装缶との開口部が絶縁体を介して配置された他方極の端子を兼ねる封口体により封止された密閉型二次電池に関する。
密閉型二次電池においては、一般的に、図17(なお、図17においては、理解を容易にするために、上・下を逆にして示している)、図18に示すように、セパレータ33を間にして負極31と正極32とが積層された電極群を渦巻状に巻回して形成された渦巻状電極群b1が有底の外装缶35内に収容されている。そして、この渦巻状電極群b1の下端部に一方の電極(この場合は負極31)の芯体31aが、上端部に他方の電極(この場合は正極32)の芯体32aがそれぞれ突出して形成されていて、電池内部で発生した電気エネルギーを効率的に外部に取り出すため、通常、一方の電極(この場合は負極31)の芯体31aに底部集電体21が溶接され、他方の電極(この場合は正極32)の芯体32aに上部集電体34が溶接されている。
ここで、例えば、底部集電体21は他方の外部端子(この場合は負極端子となる)を兼ねる外装缶35の内底面に電気接続がなされ、上部集電体34は一方の外部端子(この場合は正極端子となる)を兼ねる封口体36の下端面に電気接続がなされて、集電経路が形成されるようになされている。この場合、底部集電体21や上部集電体34においては、渦巻状電極群b1の下端部や上端部に突出する各芯体31a,32aに良好に溶接できるようにするために、底部集電体21を渦巻状電極群b1の径と略同一な円形状に形成され、かつ、バーリング加工により内部に多数の開孔21aが形成されているとともに、こらの開孔21aの縁にフランジ(環状突起)21b(図7(b)参照)が形成されている。同様に、上部集電体34においてもバーリング加工により内部に多数の開孔が形成されているとともに、これらの開孔の縁にフランジが形成されている。
そして、底部集電体21の中央部には本体部に連接された状態で舌状に切り出された舌状部21cが形成されていて、この舌状部21cの先端部が本体部より下方に突出して外装缶35の内底面に接触して電気接続がなされることとなる。一方、上部集電体34においては、この上部集電体34より外方に延出して集電タブ34aが形成されていて、この集電タブ34aの先端部が折り曲げられて封口体36の下端面に溶接されて電気接続がなされることとなる。なお、上述のようなバーリング加工により形成された多数の開孔が内部に配設された底部集電体21や上部集電体34を用いることは、例えば、特許文献1などにおいて開示されている。
特開2008−84650号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されるような底部集電体21を金属板Xをプレス加工して円形状に打ち抜いて作製しようとすると、図19に示すように、材料ロスとなる部分Y部が生じる(例えば、図19の場合の理論材料ロス率は15.8%となる)こととなり、材料コストが高くなるという問題を生じた。この場合、コスト低減のために、単に集電体の面積や厚みを減少させた場合、電池内部抵抗が高くなって電池性能が低下するという新たな問題が生じるようになる。
また、バーリング加工により多数の開孔およびその縁のフランジを形成するためには、高精度のプレス金型が必要になるとともに、金型メンテナンスや消耗部品交換等の維持コストが必要になるため、この種の集電体のコストが高価になるという問題も生じた。さらに、バーリング加工された集電体と渦巻状電極群より突出した電極芯体とを溶接する場合、渦巻状電極群の形状や突出した電極芯体の配置間隔、あるいはバーリング加工された集電体の配置状態や製造バラツキなどが生じることとなる。これにより、電極芯体と集電体に形成された多数の開孔縁のフランジとの溶接点数や溶接面積などが不均一となって、溶接強度にバラツキが生じたり、溶接スパッタ(爆飛)に起因する電池内部短絡や集電体焼け切れ等が発生するという問題も生じるようになる。
一方、この種の密閉型二次電池の高容量化による電池内部の高密度化に伴い、電池作製後の充放電時や充放電サイクル時に電池内部圧力が増加して、外装缶の底部が膨れるという現象が生じるようになった。ここで、外装缶の底部が膨れると、底部集電体と外装缶の内底面との接触抵抗が増大して電池の内部抵抗が増大したり、最悪の場合は、底部集電体と外装缶との溶接部が外れて電池として機能しなくなったりするという問題も生じた。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、材料ロスが生じないような集電体形状として材料コストを低減させるとともに、渦巻状電極群の端部の電極芯体との溶接が強固でしかも溶接品質に優れ、かつ外装缶底部の膨れも生じることがなく、底部集電体と外装缶底部との接触が良好で、内部抵抗が低減して、信頼性に優れかつ大電流放電が可能な密閉型二次電池を提供することを目的とするものである。
本発明の密閉型二次電池は、正極と負極とセパレータとからなる渦巻状電極群の一方極より延出した電極芯体の端部に底部集電体が溶接され、他方極より延出した電極芯体の端部に上部集電体が溶接された電極体が一方極の端子を兼ねる金属製で有底の外装缶内に収容され、当該外装缶との開口部が絶縁体を介して配置された他方極の端子を兼ねる封口体により封止されている。そして、上記目的を達成するため、底部集電体は四角形状の板状体により形成されており、この四角形状の板状体の相対向する一組の端縁はL字状に折り曲げられていて、この板状体より突出する突起部が形成されているとともに、この突起部が電極群の一方極より延出した電極芯体の端部に溶接されており、有底の外装缶の底面には外装缶の内部に向けて突出する凹部が形成されていて、該凹部と底部集電体とが直接電気接続されていることを特徴とする。
このように、四角形状の板状体の相対向する一組の端縁はL字状に折り曲げられていて、この板状体より突出する突起部が形成されているとともに、この突起部が電極群の一方極より延出した電極芯体の端部に溶接されていると、集電ロスを伴うことなく、一方極より底部集電体に集電されることとなる。そして、有底の外装缶の底面には外装缶の内部に向けて突出する凹部が形成されていて、この凹部と底部集電体とが直接電気接続されていると、底部集電体に集電ロスを伴うことなく集電された電気が、集電ロスを伴うことなく、一方極の端子を兼ねる外装缶に集電されることとなる。これにより、内部抵抗が低減するとともに品質が向上し、かつ大電流放電が可能な密閉型二次電池を提供することができる。
この場合、凹部は外装缶底面の中央部に円形状に形成されているのが望ましい。また、凹部は外装缶底面の中央部に底部集電体の外形形状と略同一形状に形成されていると、さらに好ましい。また、底部集電体のL字状に折り曲げられて板状体より突出する突起部の少なくとも一方は渦巻状に巻回された電極群の一方極の最外周に溶接されているのが望ましい。さらに、底部集電体の四角形状の板状体の相対向する一組の端縁間の長さ(幅)をlとし、渦巻状に巻回された電極群の一方極の最外周に形成された円の長径をLとした場合、(1/4)L≦l≦(1/2)Lの関係を有するのが望ましい。
本発明においては、集電ロスを伴うことなく、一方極より底部集電体に集電でき、かつ底部集電体より集電ロスを伴うことなく一方極の端子を兼ねる外装缶に集電することが可能であるので、内部抵抗が低下し、信頼性に優れかつ大電流放電が可能な密閉型二次電池を提供することが可能となる。
本発明をニッケル−カドミウム二次電池に適用して構成した密閉型二次電池を模式的に示す断面図である。 本発明の実施例1の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す実施例1の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 本発明の実施例2の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す実施例2の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 本発明の実施例3の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す実施例3の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 本発明の実施例4の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す実施例4の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 本発明の実施例5(実施例2)の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す実施例5(実施例2)の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 比較例1(従来例)の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す比較例1の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 比較例2の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す比較例2の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 比較例3の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す比較例3の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 比較例4の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す比較例4の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 比較例5の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す比較例5の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 比較例6の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す比較例6の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 比較例7(比較例1)の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す比較例7(比較例1)の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 底部集電体が溶接された渦巻状電極群を解体して負極板を板状に広げたときの底部集電体に形成された突起部と負極板の芯体端部との溶接点を模式的に示す図であり、(a)は比較例1及び比較例7の電池の溶接点を示す図であり、(b)は比較例2の電池の溶接点を示す図であり、(c)は実施例1及び比較例3の電池の溶接点を示す図であり、(d)は実施例2、実施例5及び比較例4の電池の溶接点を示す図であり、(e)は実施例3及び比較例5の電池の溶接点を示す図であり、(f)は実施例4及び比較例6の電池の溶接点を示す図である。 本発明の変形例1の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す変形例1の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 本発明の変形例2の底部集電体を模式的に示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A'断面を示す断面図であり、(c)は(a)(b)に示す変形例2の底部集電体を外装缶の底部内に配置した状態を模式的に示す図であり、(d)は外装缶の底部とこの底部内に配置された底部集電体との接続状態を模式的に示すB−B'断面図である。 渦巻状電極群に底部集電体及び上部集電体が溶接された状態を模式的に示す斜視図である。 従来例のニッケル−カドミウム二次電池を模式的に示す断面図である。 従来例の底部集電体を金属板より打ち抜く状態を模式的に示す平面図である。
以下に、本発明をニッケル−カドミウム二次電池に適用した場合の一実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
1.底部集電体(負極集電体)
(1)実施例1〜4
実施例1〜4の底部集電体(負極集電体)11,12,13,14は、ニッケル鍍金鋼板をプレス機での打ち抜き成型により作製されており、図2(a)(b)、図3(a)(b)、図4(a)(b)、図5(a)(b)に示すように、平面形状が長方形状に形成されているとともに、一対(一組)の長辺側の端辺は折り曲げ加工により本体より突出する突起部11a,12a,13a,14aが形成されている。この場合、長辺側の端辺の両端部は、後述する渦巻状電極群a1の最外周(図2(c)、図3(c)、図4(c)、図5(c)参照)に位置するカドミウム負極板31(図1参照)の端部に露出した芯体31aに交差するまでの長さとなされている。
ここで、渦巻状電極群a1の中心部を通って最外周に位置するカドミウム負極板31間の長さ(直径)をLとした場合、図2に示すように、短辺の長さが(2/3)Lである底部集電体(負極集電体)を実施例1の底部集電体11とした。同様に、図3に示すように、短辺の長さが(1/2)Lである底部集電体(負極集電体)を実施例2の底部集電体12とした。また、図4に示すように、短辺の長さが(1/4)Lである底部集電体(負極集電体)を実施例3の底部集電体13とした。また、図5に示すように、短辺の長さが(1/6)Lである底部集電体(負極集電体)を実施例4の底部集電体14とした。
(2)比較例1
一方、比較例1(従来例)の底部集電体(負極集電体)21は、ニッケル鍍金鋼板をプレス機での打ち抜き成型により作製されており、図7(a)(b)に示すように、平面形状が円形状に形成されているとともに内部に多数の開孔21aが形成され、かつ中心部に舌状部21cが形成されている。なお、開孔21aの周縁にはバーリング加工により突起部21bが形成されている。
(3)比較例2
また、比較例2の底部集電体(負極集電体)22は、ニッケル鍍金鋼板をプレス機での打ち抜き成型により作製されており、図8(a)(b)に示すように、平面形状が長方形状に形成されているとともに内部に多数の開孔22aが形成され、かつ中心部に舌状部22cが形成されている。なお、開孔22aの周縁にはバーリング加工により突起部22bが形成されている。
(4)比較例3〜6
比較例3〜6の底部集電体(負極集電体)23,24,25,26は、ニッケル鍍金鋼板をプレス機での打ち抜き成型により作製されており、図9(a)(b)、図10(a)(b)、図11(a)(b)、図12(a)(b)に示すように、平面形状が長方形状に形成されているとともに、一対(一組)の長辺側の端辺は折り曲げ加工により本体より突出する突起部23a,24a,25a,26aが形成されている。この場合、長辺側の端辺の両端部は、後述する渦巻状電極群b1の最外周(図9(c)、図10(c)、図11(c)、図112(c)参照)に位置するカドミウム負極板31(図18参照)の端部に露出した芯体31aに交差するまでの長さとなされている。なお、底部集電体(負極集電体)23,24,25,26の中心部に舌状部23c,24c,25c,26cが形成されている。
ここで、渦巻状電極群b1の中心部を通って最外周に位置するカドミウム負極板31間の長さ(直径)をLとした場合、図9に示すように、短辺の長さが(2/3)Lである底部集電体(負極集電体)を比較例3の底部集電体23とした。同様に、図10に示すように、短辺の長さが(1/2)Lである底部集電体(負極集電体)を比較例4の底部集電体24とした。また、図11に示すように、短辺の長さが(1/4)Lである底部集電体(負極集電体)を比較例5の底部集電体25とした。また、図12に示すように、短辺の長さが(1/6)Lである底部集電体(負極集電体)を比較例6の底部集電体26とした。
2.ニッケル−カドミウム二次電池
(1)カドミウム負極板
カドミウム負極板31は、パンチングメタルからなる極板芯体31aの両面に酸化カドミウムを主体とする負極活物質と導電剤と結着剤とからなる負極活物質スラリーが塗布され、乾燥後、所定の厚みになるまで圧延された後、所定の寸法になるように切断されて作製されている。なお、作製後のカドミウム負極板31の下端部には極板芯体31aが露出していて、後に、この露出した極板芯体31aに底部集電体(負極集電体)11〜14,21〜26が溶接されることとなる。
(2)ニッケル正極板
ニッケル正極板32は、極板芯体32aに水酸化ニッケルを主体とする正極活物質が充填され、所定の寸法になるように圧延や切断などがなされて作製されている。なお、作製後のニッケル正極板32の上端部には極板芯体32aが露出していて、後に、この露出した極板芯体32aに上部集電体(正極集電体)34が溶接されることとなる。
(3)渦巻状電極群
これらのカドミウム負極板31とニッケル正極板32との間に、ポリプロピレン製不織布からなるセパレータ33を介在させて重ね合わせ、渦巻状に巻回することにより渦巻状電極群a1,b1となされている。この場合、図1、図18に示すように、カドミウム負極板31の露出した極板芯体31aがセパレータ33の下端部より突出し、ニッケル正極板32の露出した極板芯体32aがセパレータ33の上端部より突出するように積層して配置した後、渦巻状に巻回するようになされている。なお、渦巻状電極群a1,b1の中心部には、巻芯軸が除去されて形成された空間部を備えている。
(4)上部集電体(正極集電体)
上部集電体(正極集電体)34は、ニッケル鍍金鋼板をプレス機での打ち抜き成型により作製されており、図1、図18に示すように、平面形状が略円形状の本体部と、この本体部から延出して形成された平面形状が略長方形状の集電タブ部34aとを備えている。そして、本体部の中心部には中心開口が形成されている。
ついで、上述のような構成となる渦巻状電極群a1,b1と、底部集電体(負極集電体)11〜14,21〜26と、上部集電体(正極集電体)34とを用いて電極体a,bを作製する例について、以下に詳述する。この場合、渦巻状電極群a1,b1のカドミウム負極板33の露出した芯体31aの下端面に底部集電体(負極集電体)11〜14,21〜26を配置した。ついで、底部集電体(負極集電体)11〜14,21〜26に一対の溶接電極を当接させた後、一対の溶接電極間に溶接電源(60Hzの交流電源)から溶接電流(例えば、3.0kAあるいは3.6kAで1サイクル)を印加してカドミウム負極板31の露出した芯体31aと底部集電体(負極集電体)11〜14,21〜26との接触部を抵抗溶接した。
一方、渦巻状電極群のニッケル正極板32の露出した芯体32aの上端面に上部集電体(正極集電体)34を配置した。この場合、渦巻状電極群a1,b1の中心部に形成された空間部と、上部集電体(正極集電体)34の中心部に形成された中心開口とが一致するように配置した。ついで、上部集電体(正極集電体)34の上に一対の溶接電極を載置した後、一対の溶接電極間に溶接電源(60Hzの交流電源)から溶接電流(例えば、3.0kAで2サイクル)を印加した。これにより、ニッケル正極32の露出した芯体32aと上部集電体(正極集電体)34とが抵抗溶接され、渦巻状電極群a1,b1の上端面に上部集電体(正極集電体)34が溶接されることとなる。これにより実施例の電極体a(実施例の底部集電体11〜14を用いたもの)と、比較例の電極体b(比較例の底部集電体21〜26を用いたもの)とが作製される。
この後、上述のようにして作製された各電極体a,bにおいて、カドミウム負極板31の露出した芯体31aと底部集電体(負極集電体)11〜14,21〜26との溶接部の溶接強度を求めたところ、表1に示すような結果が得られた。ここで、表1の溶接強度において、Avgは平均の溶接強度を表し、σはその標準偏差を表し、Cpkは工程能力指数を表し、いずれも比較例1の値を100とし、他のものはそれとの比較で表している。
なお、工程能力指数であるCpkは、製造バラツキを考慮して、規格値に対する余裕度を統計的に表す指標であり、Cpkが大きいほど生産性が良いということになる。
ついで、上述のようにして作製された各電極体a,bを用いてニッケル−カドミウム二次電池を作製する例を図1及び図18に基づいて以下に説明する。まず、ニッケル鍍金鋼板をプレス機での打ち抜き成型により作製した円筒状外装缶35を用意する。ついで、上述のようにして作製された各電極体a,bを外装缶35内に挿入し、底部集電体(負極集電体)11〜14,21〜26と外装缶35の内底面とを溶接した。ここで、電極体bの場合は、底部集電体(負極集電体)21〜26の中心部に形成された舌状部21c〜26cを外装缶35の底部に溶接した。この後、封口蓋36aと正極キャップ36bとからなる封口体36を用意し、上部集電体(正極集電体)34から延出する集電タブ部34aを封口体36に設けられた封口蓋36aの底部に溶接した。なお、封口蓋36aと正極キャップ36bとからなる封口体36内には、弁体36cと、この弁体36cを付勢するスプリング36dとが配置されている。
ついで、電極体a,bの上部外周部にリング状のスペーサ38を配置した後、外装缶35の上部外周面に溝入れ加工を施して環状溝部35bを形成した。この後、金属製外装缶35内に電解液(例えば、30質量%の水酸化カリウム(KOH)水溶液)を注液し、封口体36の外周部に装着された封口ガスケット37を外装缶35の環状溝部35bの上に載置するとともに、外装缶35の先端部35cを封口体36側にカシメて封口した。この後、外装缶35の外周面全体を絞り加工して、ニッケル−カドミウム二次電池A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,Lをそれぞれ組み立てた。
この場合、電極体aの場合は、外装缶35の外周面全体を絞り加工する前に外装缶35の底部中心部を円形状に押圧加工した。これにより、凹部35aを底部集電体(負極集電体)11〜14および底部集電体(負極集電体)21に密着させた。なお、底部集電体(負極集電体)12を用いたものは2種類とし、1種類は底部集電体12の外形形状と等しい凹部35b(図6(c)(d)参照)が形成されるように外装缶35の底部を長方形状に押圧加工した。
ここで、底部集電体11を用い、外装缶35の底部中心部を円形状に押圧加工したものを実施例1の電池Aとした。同様に、底部集電体12を用い、外装缶35の底部中心部を円形状に押圧加工したものを実施例2の電池Bとし、底部集電体13を用い、外装缶35の底部中心部を円形状に押圧加工したものを実施例3の電池Cとし、底部集電体14を用い、外装缶35の底部中心部を円形状に押圧加工したものを実施例4の電池Dとし、底部集電体12を用い、外装缶35の底部を長方形状に押圧加工したものを実施例5の電池Eとした。
一方、底部集電体21を用い、舌状部21cを外装缶35の底部に溶接して形成したものを比較例1の電池Fとした。同様に、底部集電体22を用い、舌状部22cを外装缶35の底部に溶接して形成したものを比較例2の電池Gとし、底部集電体23を用い、舌状部23cを外装缶35の底部に溶接して形成したものを比較例3の電池Hとし、底部集電体24を用い、舌状部24cを外装缶35の底部に溶接して形成したものを比較例4の電池Iとし、底部集電体25を用い、舌状部25cを外装缶35の底部に溶接して形成したものを比較例5の電池Jとし、底部集電体26を用い、舌状部26cを外装缶35の底部に溶接して形成したものを比較例6の電池Kとした。さらに、底部集電体21を用い、外装缶35の底部中心部を円形状に押圧加工したものを比較例7の電池Lとした。
なお、これらの電池A〜LはSCサイズで、電池容量は1.9Ahである。
3.試験
(1)活性化処理
この後、以下のような電池試験を行うと下記の表1に示すような結果となった。まず、各電池A〜Lをそれぞれ25℃の温度雰囲気下で、2.3Aの充電電流で1.5時間充電し、その後、1時間放置し、2.3Aの電流値で電池電圧が0.8Vになるまで放電を行い、活性化処理を行った。
(2)電池全高差
ついで、上述のように充放電(活性化処理)した後の電池A〜Lの全高を測定し、電池作製直後(活性化処理前)に測定した電池A〜Lの全高との差(全高差)を求めると、下記の表1に示すような結果が得られた。
(3)電池内部抵抗
ついで、上述のように作製した電池A〜Lを用いて、25℃の温度雰囲気で、交流インピーダンス(内部抵抗)を測定すると、下記の表1に示すような結果が得られた。
(4)放電容量、放電時作動電圧
ついで、以下のようにして放電容量と放電時作動電圧の測定を行った。まず、25℃の温度雰囲気下で、電池A〜Lを1Itの充電々流で、電池電圧が最大値から10mV低下する時点まで充電(いわゆる−ΔV充電)した。その後、1時間放置し、10Aの電流値で電池電圧が0.8Vになるまで放電を行った。このときの放電時間から放電容量を求めるとともに、放電が終了するまでの時間の半分の時点での放電電圧を放電作動電圧として求めると、下記の表1に示すような結果が得られた。なお、表1においては、電池Fの放電容量および放電作動電圧を100とし、他の電池A〜E,G〜Lの放電容量、作動電圧をそれとの比(放電容量比、作動電圧比)で示している。
Figure 2011134663
上記表1の結果から明らかなように、比較例2の電池Gのように底部集電体22の形状を長方形状に変更して開孔22aの個数を減らすと、比較例1の電池Fに比較して、負極31との集電性が低下するとともに、底部集電体22自体の面積が小さいことも影響して、内部抵抗も高くなって電池性能が低下していることが分かる。一方、比較例3〜6の電池H〜Kのように底部集電体23,24,25,26の長辺側の両端辺に突起部23a,24a,25a,26aが形成されていると、溶接性が向上していることが分かる。これらの電池H〜Kのように溶接性が向上して、溶接強度バラツキが低減すると、溶接スパッタによる電池内部短絡や底部集電体23,24,25,26の焼け切れなどの不具合の発生割合が低減することとなる。
この場合、比較例4,5の電池I,Jにおいては、底部集電体24,25と負極31との集電性が比較例1の電池Fとほぼ同等であるが、比較例3の電池Hにおいては、図14(c)に示すように、電極群の中心側には溶接点がないため、中心側での集電性が悪くなって電池性能が低下する。さらに、比較例6の電池Kにおいては、底部集電体26の面積が小さいことに起因して電池性能が低下することとなる。なお、比較例1〜6の電池F〜Kの外装缶35の底部においては、機械的強度が小さいことに起因して、電池作製後の充放電(活性化処理)によるガス発生に伴い、外装缶35の底部に膨れを生じることとなる。
これらに対して、実施例1〜5の電池A〜E及び比較例7の電池Lにおいては、外装缶35の底部に凹部35aあるいは凹部35bが設けられていて強度補強がなされているため、電池作製後の充放電によるガス発生が生じても、充放電後の全高は充放電前と比較してほぼ同等で、品質が向上していることが分かる。
また、実施例1〜5の電池A〜Eは、比較例3〜6の電池H〜Kと比較して内部抵抗が低下していることが分かる。これは、実施例1〜5の電池A〜Eにおいては、電池作製後の充放電(活性化処理)による外装缶35の底部の膨れが小さく、底部集電体11,12,13,14は外装缶底面に形成された凹部35aあるいは凹部35bと強く接触し、比較例3〜6の電池H〜Kの底部集電体と外装缶底面との接触面積よりも大きいためである。
ここで、実施例1〜4の電池A〜Dの内で、実施例2,3の電池B,Cの内部抵抗が小さいことが分かる。これは、実施例1の電池Aにおいては、図14(c)に示すように、電極群の中心側には溶接点がないため、中心側での集電性が悪くなっているためである。また、実施例4の電池Dにおいては、底部集電体14の幅が小さくてその面積が小さいため、外装缶35の底部に形成された凹部35aと底部集電体14との接触面積が比較的小さいためである。これらのことを考慮すると、底部集電体の四角形状の板状体の相対向する一組の端縁間の長さ(幅)をlとし、渦巻状電極群のカドミウム負極31の最外周に形成された円の直径をLとした場合、(1/4)L≦l≦(1/2)Lの関係を有するのが望ましいということができる。
また、実施例1〜3の電池A〜Cは、比較例7の電池Lよりも内部抵抗が小さいことが分かる。これは、比較例7の電池Lにおいては、開孔21aが形成されている底部集電体21を用いているため、底部集電体21と外装缶35の底部に形成された凹部35aとの接触面積にロスが生じ、実施例1〜3の電池A〜Cの底部集電体11〜13と外装缶35の底部に形成された凹部35aとの接触面積よりも小さくなつているためである。
さらに、実施例5の電池Eは、実施例1〜3の電池A〜Cよりも内部抵抗が小さいことが分かる。これは、実施例5の電池Eにおいては、外装缶35の底部に形成された凹部35bの形状が底部集電体12とほぼ同一形状であるため、凹部35bと底部集電体12との接触面積が増大し、相対的に接触抵抗が低下したためである。
4.変形例
本発明は上述した各実施例に限らず、各種の変形が可能であるので、以下において、変形例について説明する。まず、図15に示す第1変形例の底部集電体41においては、ニッケル鍍金鋼板をプレス機での打ち抜き成型により作製されており、図15(a)(b)に示すように、平面形状が台形状に形成されていて、平行な短辺側および長辺側の端辺は折り曲げ加工により本体より突出する突起部41aが形成されている。この場合、長辺側の端辺の端部は、渦巻状電極群a1の最外周に位置するカドミウム負極板31(図1参照)の端部に露出した芯体31aに交差するまでの長さとなされている。
一方、図16に示す第2変形例の底部集電体42においては、ニッケル鍍金鋼板をプレス機での打ち抜き成型により作製されており、図16(a)(b)に示すように、平面形状が長方形状に形成されていて、その幅方向の中心部にVビード42bが形成されているとともに、長辺側の両端辺は折り曲げ加工により本体より突出する突起部42aが形成されている。この場合、長辺側の端辺の両端部は、渦巻状電極群a1の最外周に位置するカドミウム負極板31(図1参照)の端部に露出した芯体31aに交差するまでの長さとなされている。
これらの第1変形例の底部集電体41および第2変形例の底部集電体42においては、渦巻状電極群の中心部側での集電性が向上することとなる。
なお、上述した実施の形態においては、本発明をニッケル−カドミウム二次電池に適用する例について説明したが、本発明はニッケル−カドミウム二次電池以外にも、ニッケル−水素二次電池などのアルカリ二次電池やリチウムイオン電池などの芯体に集電体が溶接されるタイプの密閉型二次電池に適用しても同様の効果が得られることは明らかである。
11,12,13,14・底部集電体(負極集電体)、11a,12a,13a,14a・突起部、31・カドミウム負極、31a・負極芯体、32・ニッケル正極、32a・正極芯体、33・セパレータ、34・上部集電体(正極集電体)、34a・集電タブ部、35・外装缶、35a,35b・凹部、35b・環状溝部、35c・先端部、36・封口体、36a・正極蓋、36b・正極キャップ、36c・弁体、36d・スプリング、37・封口ガスケット、38・リング状のスペーサ

Claims (5)

  1. 正極と負極とセパレータとからなる渦巻状電極群の一方極より延出した電極芯体の端部に底部集電体が溶接され、他方極より延出した電極芯体の端部に上部集電体が溶接された電極体が一方極の端子を兼ねる金属製で有底の外装缶内に収容され、当該外装缶との開口部が絶縁体を介して配置された他方極の端子を兼ねる封口体により封止された密閉型二次電池であって、
    前記底部集電体は四角形状の板状体により形成されており、該四角形状の板状体の相対向する一組の端縁はL字状に折り曲げられていて、該板状体より突出する突起部が形成されているとともに、当該突起部が前記電極群の一方極より延出した電極芯体の端部に溶接されており、
    前記有底の外装缶の底面には外装缶の内部に向けて突出する凹部が形成されていて、該凹部と前記底部集電体とが直接電気接続されていることを特徴とする密閉型二次電池。
  2. 前記凹部は外装缶底面の中央部に円形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型二次電池。
  3. 前記凹部は外装缶底面の中央部に前記底部集電体の外形形状と略同一形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型二次電池。
  4. 前記底部集電体のL字状に折り曲げられて板状体より突出する突起部の少なくとも一方は前記渦巻状に巻回された電極群の一方極の最外周の電極芯体に溶接されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の密閉型二次電池。
  5. 前記底部集電体の四角形状の板状体の相対向する一組の端縁間の長さ(幅)をlとし、前記渦巻状に巻回された電極群の一方極の最外周に形成された円の長径をLとした場合、(1/4)L≦l≦(1/2)Lの関係を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の密閉型二次電池。
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