JPWO2013031972A1 - カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット並びにこのポンプユニットを適用したカプセル剤の製造装置並びに製造方法並びにこれによって製造されるカプセル剤 - Google Patents

カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット並びにこのポンプユニットを適用したカプセル剤の製造装置並びに製造方法並びにこれによって製造されるカプセル剤 Download PDF

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Abstract

[課題] 内包液を外皮部で被覆して成るカプセル剤を製造するにあたり、内包液を吐出(充填)するポンプを高速で稼働させた際に発生する衝撃や振動を防止し、また内包液の吐出時間や実充填可能領域を拡大させることができ、従来、高速回転時において過大となりがちな吐出圧を抑制可能とした新規なポンプユニット等を提供する。[解決手段] 本発明のポンプユニットは、プランジャーピンの一端がポンプ室外部に突出するように延長形成され、その延長外部においてシフタによる駆動を受け、ポンプ室内を往復動するように形成されるものであり、このシフタは、回動する振り子レバーを具えて成り、この振り子レバーの往復回動によってプランジャーピンをポンプ室内で往復動させるようにしたことを特徴とする。

Description

本発明は、例えば医薬成分や保健成分等の材料液(内包液)を、ゼラチン等の外皮部で内包状態に被覆して成るカプセル剤やその製造手法に関するものであって、特に内包液を送り出すポンプを高速で稼働させた際に発生する衝撃や振動を防止し、また内包液の吐出時間及び実充填可能領域を拡大させることができ、従来、高速運転時において過大となりがちな吐出圧を抑制可能とした新規なポンプユニットと、これを適用したカプセル剤の製造手法、並びにこれによって製造されたカプセル剤に係るものである。
従来より医薬品成分や健康食品材エキス等を服用しやすくするため、このような材料液(内包液)をゼラチン等の柔らかな外皮素材で皮膜・保護して成るカプセル剤が市場に提供されている。このようなソフトカプセル剤を製造するにあたっては、例えばゼラチン等によって外皮部をほぼ一定厚さのシート状に形成した後、この外皮シートを一対のダイロール間に拝み合わせ状態に送り込むとともに、外皮シートに内包液の定量供給を行い、内包液を外皮シートによって包み込むように縫合(接合)する製造手法が一般的である。
そして、このような製造工程において、内包液を外皮シートに向けて移送(供給)するにあたり、従来は専らクランク(クランクシャフト)方式による動力伝達が行われていた(例えば、本出願人による特許文献1、2参照)。
この特許文献1、2では、例えば図17に示すように、いわゆるプランジャーポンプの構造を採るものであり、まずは本体ブロック60′内に、プランジャーピン62′を設けたポンプ室61′を左右同数ずつ形成し、その上方にスライドシャッター91′(シャッター機構90′)を設けるものである。なお、左右の各ポンプ室61′には導入路I(ポンプ室61′に内包液Nを取り込む経路)と、吐出路D(ポンプ室61′から内包液Nを送り出す経路)とが同じ奥行き寸法位置に直列状に形成されるが、ポンプ室61′の上方を往復動(これを前後方向の往復動とする)するスライドシャッター91′(シャッター機構90′)には導入路Iと吐出路Dとが奥行き方向(前後方向)に互い違い状に形成されるものである。
このシャッター機構90′の作動状況について説明すると、左右のプランジャーピン62′は、図17(b)・(c)に示すように、連結体74′により連結されて成り、一体となって左右交互に移動する(作動する)ものである。具体的には、例えば図17(a)に示すように、スライドシャッター91′を前後方向奥側に往動スライドさせた場合、右側のポンプ室61R′では、導入路Iのみが接続される一方、左側のポンプ室61L′では、吐出路Dのみが接続される。
また、このときプランジャーピン62′については、例えば図17(b)・18(a)に示すように、右側のプランジャーピン62R′を当該ポンプ室61R′から抜く方向に作動させるとともに、左側のプランジャーピン62L′を当該ポンプ室61L′に対し押し込み方向に作動させるものである(これを左右方向の往復動とする)。このような作動により、右側のポンプ室61R′では、原液ホッパ40′から導入路Iを通して一定量の内包液Nがポンプ室61R′内に導入(吸引)されるものであり、また左側のポンプ室61L′では、ポンプ室61L′内に導入されていた内包液Nが吐出路Dを通して吐出(送出)されるものである。なお、図18中の「●(黒丸)」は導入路Iまたは吐出路Dが連通接続した状態を示し、「○(白丸)」は、この連通が解除された遮断状態(非連通状態)を示している(これは後述する図6も同様)。
その後、スライドシャッター91′を逆方向(復動方向)にスライドさせると(例えば図17(a)においては手前側)、今度は図17(c)、図18(b)に示すように、右側のポンプ室61R′では、吐出路Dのみが接続される一方、左側のポンプ室61L′では、導入路Iのみが接続される。これにより右側のポンプ室61R′では、室内に導入されていた内包液Nが吐出路Dを通して吐出され、左側のポンプ室61L′では、原液ホッパ40′から導入路Iを通して一定量の内包液Nが室内に導入されるものである。
このように内包液Nを外皮シートS(外皮部G)に向けて送り出すにあたっては、プランジャーピン62′を左右方向に往復動させながら、スライドシャッター91′を前後方向に往復動させるものであり、左右のポンプ室61′から交互に内包液Nの定量吐出(送出)を行うものであり、結果として左右いずれかのポンプ室61′から絶えず内包液Nが吐出されるものであった。
また、連結体74′により左右一体化されたプランジャーピン62′を往復動(駆動)させるにあたっては、上述したようにクランクシャフトCSの回転により行っている(クランク方式)。すなわち、当該機構は一例として図19(a)に示すように、回転するクランクシャフトCSの偏心軸部分(以下、偏心軸にもクランクシャフトCSと同様の符号を付す)を、適宜の間隔(クリアランス)を設けながら挟設部HBで挟み(挟み込む幅寸法は可変)、シャフトの回転に伴い偏心軸CSが挟設部HBに当接した際に、プランジャーピン62′(連結体74′)を左または右に動かすものである。
ここで、上記クランク方式において挟設部HBの挟み込み寸法を可変としたのは、偏心軸CSの当接によるプランジャーピン62′に移動量(ストローク量)を適宜変更し、内包液Nの吐出量を調整するためである。
また、左右のプランジャーピン62′を連結体74′で連結し、左右のポンプ室61′から交互に内包液Nを吐出したのは、ダイロール32′上に形成された成形突起32p′(外皮シートSの縫合を行うための突起)が千鳥配置であるためである。ここで千鳥配置とは、ダイロール32′の同一列上(同一周面上)に位置する成形突起同士の間に、隣の列の成形突起32′が位置する互い違い状の配置であり、このように配置することで、同一表面積の外皮シートSから、極力多くのカプセル剤Aが得られるものである。
以下、このようなクランク方式の問題点について説明する。
まず、上記クランク方式は、回転する偏心軸CSを連結体74′(挟設部HB)に当接させて(ぶつけて)プランジャーピン62′を移動させる構造であるため、偏心軸CSが挟設部HBにぶつかる際に生じる衝撃や振動が大きいことがあり、これが問題であった。特に高速運転時には、クランクシャフト(偏心軸)CSが高速で回転することになり、挟設部HBに当接する際の衝撃や振動も極めて大きかった。
またクランク方式では、図19(a)に示すように、クランクシャフト(偏心軸)CSが左右の挟設部HBに当接したときのみ、プランジャーピン62′を移動させる駆動構造であることから、非当接時の回転中はプランジャーピン62′を移動させない、いわゆる「遊び」となり、この「遊び」が偏心軸CSの回転のほとんどを占めていた。このため、偏心軸CSが一回転する間、実際にプランジャーピン62′を移動させる実有効運動領域は極めて小さい区間となり(角度となり)、その結果、同期にて回転しているダイロール32′の成形突起32p′(ポケットP)に対する実充填領域も極端に短くなってしまっていた。このためクランク方式では、回転するダイロール32′に対し、極短時間で規定量の内包液Nを吐出(充填)しなければならず、また瞬時に規定量の内包液Nの吐出を行うために内包液Nの吐出圧も上昇することとなり、特に高速運転時(高速回転時)には、より一層この吐出圧が高まり、外皮シートSの接合不良を増加させる要因となっていた。
なお、ダイロール32′の回転数は、通常、1.5〜2.5rpmが一般的であり、3.0rpm以上で高速運転(高速回転)に分類される。
因みに、図19(b)は、ダイロール32′の同一列上(同一周面上)に形成される成形突起32p′が29等配8列であり、ダイロール直径が103mm、プランジャーピン62′のストロークが3mm(左右合計のストローク寸法であるため、片側1.5mmのストロークとなる)である場合の偏心軸CSの実有効運動領域や、ダイロール32′上の成形突起32p′における実充填領域を具体的に示したものである。
すなわち、この場合のダイロール32′上の成形突起32p′のピッチは、
103×3.14/29=11.16mm となる。
なお、クランクシャフトCS(ポンプ軸)が1回転する間に、成形突起32p′のピッチに合わせた吐出(充填)が行われるため、この数値(11.16mm)が、ポンプ軸の1回転の長さにも相当する。
また、偏心軸CSの実有効運動領域は36.87°であり、これがダイロール32′上の成形突起32p′では、どの程度の長さ(実充填領域)になるのかを見ると、
11.16mm×(36.87/360)=1.14mm となる。
また、同様にスライドシャッター91′の切換えに要する部分を偏心軸CSの角度で示すと37°であり、これがダイロール32′上の成形突起32p′では
11.16mm×(37.0/360)=1.15mm となる。
そして、このような実充填領域や切換え部分をダイロール32′上の成形突起32p′で見た場合を図19(b)に併せ示すものであり、従来のクランク方式では、成形突起32p′における実充填領域が極めて短いこと(狭いこと)が分かる。
特開2006−246919号公報 特開2010−268910号公報
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、カプセル剤の製造時に内包液を定量吐出するにあたり、従来のクランク方式で発生することが多かった衝撃や振動の問題を防止し、内包液の吐出時間及び実充填可能領域を拡大することで、高速運転時における吐出圧を抑制できるようにした新規なポンプユニットとこれを適用した新規なカプセル剤の製造手法の開発を試みたものである。
すなわち請求項1記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、
本体ブロックに、一または複数のポンプ室を設けるとともに、このポンプ室には、適宜のタイミングで開閉制御される導入路と吐出路とが形成され、更にこのポンプ室には、内部を往復動するプランジャーピンが組み込まれて成り、このプランジャーピンの往復動により、内包液を導入路からポンプ室内に取り込んだ後、これを吐出路から送出し、内包液を外皮部によって内包状態に被覆して成るカプセル剤に一定量の内包液を供給する装置であって、
前記プランジャーピンは、その一端がポンプ室外部に突出するように延長形成され、その延長外部においてシフタによる駆動を受け、ポンプ室内を往復動するように形成されるものであり、
このシフタは、回動する振り子レバーを具えて成り、この振り子レバーの往復回動によってプランジャーピンをポンプ室内で往復動させるようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項2記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項1記載の要件に加え、
前記振り子レバーには、その長手方向である回動支点〜回動自由端にわたって摺動自在に形成される調整体が設けられ、
前記プランジャーピンの延長外部は、この調整体に直接または間接的に連結され、
この調整体を介して、振り子レバーの往復回動がプランジャーピンに伝達され、プランジャーピンをポンプ室内で往復動させるようにしたことを特徴として成るものである。
更に、また請求項3記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項1または2記載の要件に加え、
前記ポンプユニットには、プランジャーピンのストローク量を読み取る非接触式のリニアゲージを設け、これによりプランジャーピンの移動量をパルスから換算し、操作画面上に表示させるようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項4記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、
前記シフタは、振り子レバーに加え、溝カムを具えて成るものであり、
且つ前記振り子レバーには、この溝カムのプロファイル溝に嵌まるカムフォロワが設けられるものであり、
振り子レバーを往復回動させるにあたっては、溝カムの回転によりカムフォロワをプロファイル溝に従って移動させることによって生じさせることを特徴として成るものである。
また請求項5記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項2、3または4記載の要件に加え、
前記振り子レバーは、ベース上において回動自在に設けられるものであり、
このベースは、振り子レバーの長手方向に摺動自在に形成され、この摺動によって調整体の回動支点からの距離が変更できるようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項6記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、
前記ポンプ室及びプランジャーピンは、本体ブロックの左右に設けられるものであり、
またプランジャーピンを往復動させるシフタも、左右のプランジャーピンに対応して別々に設けられ、
左右のポンプ室から内包液を送出するにあたっては、内包液の定量送出の吐出タイミング及び吐出量を左右独立して制御できるようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項7記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項6記載の要件に加え、
前記ポンプユニットは、ポンプ室の導入路と吐出路とのうち、いずれか一方の経路が連通接続された際には、残りのもう一方の経路を遮断するスライドシャッターを具えるものであり、
このスライドシャッターについても、左右のポンプ室に対応して別々に設けられ、連通接続または遮断の制御も左右独立して行われることを特徴として成るものである。
また請求項8記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項1、2、3、4、5、6または7記載の要件に加え、
前記カプセル剤の外皮部を形成するにあたっては、対向する一対の外皮シートを出発素材とし、これを一対のダイロールによって拝み合わせ状態に一体化して成るものであり、
このダイロールには、このものの回転位置情報を検出するロータリーエンコーダが具えられ、
また前記シフタは、このロータリーエンコーダの出力信号によってプランジャーピンを駆動させるサーボモータを具えることを特徴として成るものである。
また請求項9記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項6、7または8記載の要件に加え、
前記シフタは、内包液の吐出量に係わらず、吐出時間及び実充填領域を、左右のポンプ室において独立して制御するようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項10記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項4、5、6、7、8または9記載の要件に加え、
前記プランジャーピンの往復動作において、プランジャーピンがポンプ室に内包液を取り込む導入時間と、プランジャーピンがポンプ室から内包液を吐出する吐出時間とを、前記溝カムのプロファイル溝によって調整するようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項11記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニットは、前記請求項4、5、6、7、8、9または10記載の要件に加え、
前記溝カムのプロファイル溝には、ポンプ室から内包液を吐出した直後のプランジャーピンを逆方向に戻すリターン部分を設けるようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項12記載の、カプセル剤の製造装置は、
溶融状態の外皮原料からほぼ一定厚さの外皮シートを形成するシート成形部と、
一対のダイロールの突き合わせ作用によって、ダイロール間に拝み合わせ状態に供給される外皮シートの接合を担うカプセル成形部と、
外皮シートの接合に伴い外皮シートに内包液を供給する内包液供給部とを具え、
外皮シートから成る外皮部によって内包液を被覆したカプセル剤を製造する装置において、
前記内包液供給部には、前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の供給用ポンプユニットが適用されることを特徴として成るものである。
また請求項13記載の、カプセル剤の製造方法は、
一対のダイロール間に外皮シートを対向的に拝み合わせ状態に供給し、ダイロールの突き合わせ作用によって外皮シートの接合を図るとともに、接合に合わせて内包液を外皮シートに供給し、外皮シートから成る外皮部の内側に内包液を収容したカプセル剤を製造する方法において、
前記外皮シートに内包液を供給するにあたっては、前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の供給用ポンプユニットを適用して行われることを特徴として成るものである。
また請求項14記載のカプセル剤は、
対向する一対の外皮シートを出発素材とし、これを一対のダイロールによって拝み合わせ状態に一体化して成る外皮部と、この外皮部によって包み込まれる内包液とを具えたカプセル剤において、
前記カプセル剤に収容する内包液を供給するにあたっては、前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の供給用ポンプユニットによって供給されることを特徴として成るものである。
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1、12、13、14記載の発明によれば、振り子レバーの往復回動をプランジャーピンに伝達し、プランジャーピンをポンプ室内で往復動させる構造であるため、従来の一般的な駆動構造(クランク方式)において発生していた衝撃や振動という問題を解消することができる。すなわち、従来のクランク方式は、左右のプランジャーピンを連結するとともに、この連結部材の一部でクランクシャフトを挟むように構成しておき(これを挟設部とする)、クランクシャフトを回転させ、このものの偏心軸を前記挟設部に当てることにより、左右のプランジャーピンを一挙に且つ交互に往復動させていたため、偏心軸が挟設部にぶつかる際の衝撃や振動が大きいという問題があった。これに対し、本願発明は、プランジャーピンを作動させる際に、特に何かを当接させるものではないため、極めて静かな稼働状態を得ることができる。
また、本発明は振り子レバーの往復回動によりプランジャーピンを動かす構造であるため、振り子レバーを左右のプランジャーピンに対し別個に設ければ、左右のプランジャーピンを独立して稼働させることができ、ダイロール上において千鳥状態に配置されるのが一般的な成形突起に対し、実充填領域を拡大させることができるという格別な効果を奏する。この点、従来のクランク方式は、上述したように左右のプランジャーピンを連結しておき、これを一挙に且つ交互に動かすものであったため、実充填領域も極めて限定されていたものである。換言すれば、従来のクランク方式は、左右のポンプ室から交互に内包液を吐出するという既成概念が根底にあったからこそ、左右のプランジャーピンを一体化して往復動させていたものと考えられ、本願発明の振り子レバー式は、このような技術思想を根本的に覆した全く新規な作動機構と言える。
また請求項2、12、13、14記載の発明によれば、振り子レバーには摺動自在の調整体が設けられ、この調整体とプランジャーピンとが直接または間接的に連結されるため、調整体を摺動(振り子レバーに対する相対的な摺動)させることで、回動支点からの距離が変更でき、プランジャーピンのストローク調整(変更)を無段階で行うことができる。もちろん、調整体が回動支点から遠ざかった際に、当該位置での振り幅(回動幅)が大きくなるため、プランジャーピンのストロークも大きくなり、カプセル剤に充填する内包液の量が多くなるものである。
また請求項3、12、13、14記載の発明によれば、非接触式のリニアゲージにより、プランジャーピンのストローク量を読み取るため、高速運転を行った場合であっても、プランジャーピンのストローク量を正確に読み取ることができる。因みに、従来は、接触式タイプのダイヤルゲージでプランジャーピンのストローク量を読み取るのが一般的であったが、この手法では、高速運転を行った場合、プランジャーピンの動きが速すぎてダイヤルゲージの針が読み取れない、もしくはダイヤルゲージそのものがプランジャーピンの動きに追従できないことがあり、高速運転が想定される本発明のポンプユニットには適応できなかった。
更にまた請求項4、12、13、14記載の発明によれば、振り子レバーの往復回動は、溝カムとカムフォロワとの組み合わせ(構成)により生じさせるものであるため、振り子レバーを往復回動させる構造ひいてはポンプユニット全体をコンパクトに実現することができる。
また請求項5、12、13、14記載の発明によれば、振り子レバーをベース上に設けるとともに、このベースを前後方向に摺動自在に設けて、調整体を摺動自在(振り子レバーに対する相対的な摺動)としたため、プランジャーピンに連結され、このプランジャーピンに対しては前後方向に移動し得ない調整体であっても、ベースが前後方向に摺動することにより、調整体と回動支点との離開距離を変更することができるものである(プランジャーピンのストローク調整が行えるものである)。
また請求項6、12、13、14記載の発明によれば、左右のプランジャーピンに対応して、シフタが別々に設けられ、左右のポンプ室からの吐出タイミング及び吐出量が各々独立して制御できるため、ダイロール上に形成される成形突起の千鳥配置の制約を受けずに、一つの成形突起に対し、そのエリアを充分に活かした広い実充填領域を確保することができる。
また請求項7、12、13、14記載の発明によれば、導入路及び吐出路の開閉(連通接続/遮断)を制御するスライドシャッターも左右のポンプ室に対応し別々に設けられ且つ左右で独立制御されるため、左右のポンプ室から内包液を全く別々のタイミングで、あるいは全く異なった量で送出する等、種々の制御が行える。
また請求項8、12、13、14記載の発明によれば、ダイロールには、このものの回転位置情報を検出するロータリーエンコーダが具えられ、またシフタは、このロータリーエンコーダの出力信号によってプランジャーピンを駆動させるサーボモータを具えるため、ロータリーエンコーダによりダイロールに形成された成形突起の位置を正確に検出できるともに、サーボモータにより、この位置情報に合わせた的確な内包液の充填(吐出)が行えるものである。すなわち、ロータリーエンコーダとサーボモータとを設けることにより、成形突起の位置情報に合わせた正確な充填が行え、広く獲得できる実充填領域をより有効に活用することができるものである。
また請求項9、12、13、14記載の発明によれば、内包液の吐出量に係わらず、吐出時間及び実充填領域を、左右のポンプ室において独立して制御するようにしたため、より一層多彩な充填形態(吐出形態)が採り得る。
また請求項10、12、13、14記載の発明によれば、プランジャーピンが内包液を導入する導入時間と、内包液を吐出する吐出時間(充填時間)とを、溝カムのプロファイル溝の形成状況によって設定するため、これを制御するための格別な部材や制御機構を要することなく、極めてシンプルな構造で実現することができる。
また請求項11、12、13、14記載の発明によれば、プランジャーピン駆動用の溝カムのプロファイル溝には、内包液を吐出した直後のプランジャーピンを、逆方向(導入方向)に戻すリターン部分を設けるため、溝カムのプロファイル溝によって、つまり格別な制御機構を要せずに、吐出完了時点での液垂れを防止することができる。
本発明を適用したカプセル剤の製造装置を示す斜視図(a)、並びに本発明のポンプユニット(振り子レバー式)の概略構成を拡大して併せ示す説明図(b)である。 本発明のポンプユニットにおいて振り子レバー周辺を拡大して示す斜視図である。 本発明のポンプユニットの一実施例(一構成例)を概略的に示す説明図(a)、並びにこの実施例において一つの成形突起に対する実充填領域を示す説明図(b)である。 本発明の振り子レバー式ポンプユニットをシャッター機構と併せて示す骨格的平面図である。 本発明の振り子レバー式ポンプユニットが、ベースによって前後方向に摺動自在に形成される様子を示す三面図である。 本発明の振り子レバー式ポンプユニットにおけるシャッター機構の一作動状況を示す骨格的平面図である。 本発明の振り子レバー式ポンプユニットにおいて調整体の摺動(振り子レバーに対する相対的な摺動)によってプランジャーピンのストローク調整を行う様子を示す説明図である。 本発明のポンプユニットの他の実施例(構成例)を概略的に示す説明図(a)、並びにこの実施例において一つの成形突起に対する実充填領域を示す説明図(b)である。 プランジャーピン駆動用の溝カムにおける一般的な(ノーマルな)プロファイル溝を示す説明図(プロファイル溝を一回転分(360度)にわたって展開した状態で示す説明図)(a)、並びに内包液を吐出し終えた直後のプランジャーピンを逆方向に戻し、液ダレ現象を防止するようにしたプロファイル溝の形成状況を示す説明図(b)である。 溝カム及びカムフォロワの組み合わせ以外の構成により、振り子レバーに往復回動を生じさせる二種の実施例を示す説明図である。 プランジャーピンのストローク調整を段階的に行うようにした調整体の他の実施例を示す説明図である。 カプセル剤の製造装置を示す側面図である。 同上、正面図である。 ダイヘッド周辺を拡大して示す平面図(部分的に破断した平面図)である。 ダイヘッド周辺を拡大して示す斜視図である。 一対のダイロールによってカプセル化を図る様子を示す正面断面図である。 従来のクランク式ポンプユニットを概略的に示す分解斜視図(a)、並びに当該ポンプユニットをシャッター機構と併せ示す説明図(b)・(c)である。 従来のクランク式ポンプユニットにおけるシャッター機構の作動状況(スライドシャッターとプランジャーピンとの作動)を示す骨格的平面図である。 従来のクランク式ポンプユニットの構成を概略的に示す説明図(a)、並びにこのポンプユニットの問題点、すなわち一つの成形突起に対する実充填領域を示す説明図(b)である。
1 カプセル製造装置
2 シート成形部
3 カプセル成形部
4 内包液供給部
5 カプセル取出部

2 シート成形部
20 供給ホース
21 スプレダーボックス
22 キャスティングドラム
23 フィードロール

3 カプセル成形部
30 ダイヘッド
31 ダイロールフレーム
32 ダイロール
32F 固定側ダイロール
32M 可調側ダイロール
32p 成形突起
32h 吸引孔
33 軸受部
34D 板バネ(ダイロール側)
34P 板バネ(プッシュロッド側)
35 中央接触部
36P 調整プッシュロッド
36D 調整ダイヤル

4 内包液供給部
40 原液ホッパ
41 ポンプユニット
42 デリバリーパイプ
42R デリバリーパイプ(右)
42L デリバリーパイプ(左)
43 内包液ノズル
44 タイミングマーク

5 カプセル取出部
50 掻取ブラシ
51 前送コンベヤ
52 フリーローラ
53 コンベヤ

41 ポンプユニット
60 本体ブロック
61 ポンプ室
61R ポンプ室(右)
61L ポンプ室(左)
62 プランジャーピン
62R プランジャーピン(右)
62L プランジャーピン(左)
64 磁気スケール
65 磁気検出ヘッド

70 シフタ
71 振り子レバー
71c 回動支点
71f 回動自由端
72 レバー受け
73 調整体
73A 位置決め用突起
73B 回動許容孔
73C 抜け防止体
74 連結体
75 溝カム
75g プロファイル溝
75r リターン部分
76 カムフォロワ
77 ベース
77D アリ溝
77L 固定レバー
78 スプライン軸
79 ベベルギヤ
79D 駆動入力側ベベルギヤ
79V 出力側ベベルギヤ

81 カム(一般的なカム)
82 当接付勢スプリング

84 平歯車
85 楕円歯車
86 噛合付勢スプリング

90 シャッター機構
91 スライドシャッター
91R スライドシャッター(右)
91L スライドシャッター(左)
92 溝カム
92g プロファイル溝
93 カムフォロワ
94 平歯車
94A 平歯車
94B 平歯車
94C 平歯車
94D 平歯車

A カプセル剤
N 内包液
G 外皮部
S 外皮シート
S′ ブランクシート
M サーボモータ
P ポケット部
F フレーム
I 導入路
D 吐出路

CS クランクシャフト(偏心軸)
DG ダイヤルゲージ
HB 挟設部
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に述べるものをその一つとするとともに、更にその技術思想内において改良し得る種々の手法を含むものである。
なお説明にあたっては、カプセル剤Aの一般的な構成について説明した後、このようなカプセル剤Aの製造装置について説明しながら併せてポンプユニットについて説明する。
また本発明では、プランジャーピン62を往復動させるにあたり、従来のクランク方式ではなく、後述する振り子レバー71を往復回動させ、この回動動作によってプランジャーピン62を往復動させることが大きな特徴である。また、振り子レバー71から駆動を得ることから、例えば左右のプランジャーピン62に対し別々に振り子レバー71を設ければ、左右のプランジャーピン62を分離・独立して駆動させることができ、この点も本発明の大きな特徴の一つである。
まずカプセル剤Aについて説明する。カプセル剤Aは、一例として図16に示すように、完成状態では例えばゼラチン等を主成分とする外皮部Gと、これにより包み込まれる材料液(以下、内包液Nとする)とを具えて成るものである。
外皮部Gは、例えば対向的に供給された一対の外皮シートSが最中状に拝み合わせ状態に融着されて成るものである。この外皮部Gとしては、上述したゼラチンの他、澱粉等の植物性原料を主要素材とすることも可能である。
また内包液Nとしては、従来と同様に、医薬品、栄養剤、健康食品エキス、調味料などを用いることができる。また、内包液Nの収容状態(状況)としては、図示したように完全な液体状のほか、溶液中に別の粉粒体を適宜混入させた、言わば粉体含有懸濁液等の適用も可能である。なお本明細書中の「内包液」とは、このような状態のものも包含するものである。
次に、このようなカプセル剤Aの製造装置(以下、カプセル製造装置1とする)について説明する。カプセル製造装置1は、一例として図1、図12、図13に示すように、溶融状態の外皮原料(例えばゼラチンを主成分とする)を冷却しながら、これを適宜の厚さや粘性等のシート状に形成するシート成形部2と、成形した外皮シートSによって内包液Nを包み込み、カプセル状に形成するカプセル成形部3と、外皮シートSをカプセル状に成形する際、外皮シートSに対して内包液Nを送り込む内包液供給部4と、完成製品としてのカプセル剤Aを取り出すカプセル取出部5とを具え、これら各部材がフレームFに対し組み付けられて成るものである。以下、各構成部について説明する。
まずシート成形部2について説明する。このものは、外皮原料から外皮シートSを得る部位であり、一例として左右一対のシート成形機が、カプセル成形部3を挟むように設けられて成るものである。このように本実施例では、これら二基のシート成形機によって成形された二枚の外皮シートSを、カプセル成形部3に対して拝み合わせ状態に供給するものである。もちろん、シート成形部2は、必ずしもこのような形態に限定されるものではなく、例えば一基のシート成形機によって構成することも可能であり、この場合には、一基のシート成形機によって成形された一枚の外皮シートSを、カプセル成形部3に至らせる間に二枚に切断し、カプセル成形部3の両側から対向的に供給する形態が採り得る。
そして前記シート成形部2の上方等には、溶融した外皮原料を収納するための原料タンク(図示省略)を設けるとともに、この原料タンクから供給ホース20を引き出すものである(図1参照)。なお、原料タンク内には外皮原料の溶融状態を確保するためのヒータを設けるものであり、タンク内において溶融状態となった外皮原料は、供給ホース20を介してスプレダーボックス21に供給される。その後、外皮原料は、スプレダーボックス21の下方に設けられたキャスティングドラム22上に送られ、ここで適宜の温度に冷却されながら適宜の厚さや粘性を有するシート状に成形される。
以上述べた部位がシート成形部2であり、この後、外皮シートSが供給されて行く側にカプセル成形部3が設けられるものであって、両成形部を中継するようにフィードロール23が設けられる。すなわちキャスティングドラム22を巡って冷却された外皮シートSは、複数のフィードロール23の間をジグザグ状に通過しながらカプセル成形部3に投入される。この際、フィードロール23の近傍には、カプセル成形部3に投入される外皮シートSの厚さを計測する厚さセンサを設けることが可能である。
次にカプセル成形部3について説明する。このものは、前記外皮シートSからカプセル化を図る部位であり、一例として図14、図15に示すようにダイロールフレーム31に対し一対のダイロール32を設けて成るダイヘッド30を主要部材として構成される。この一対のダイロール32は、一方が固定され、他方がこの固定されたダイロール32に対し接近・離反自在に構成されるものであって、両者を区別して示す必要がある場合には、固定された方を固定側ダイロール32F、接近・離反自在の方を可調側ダイロール32Mとして区別する。
また各ダイロール32には、その表面に適宜の形状の成形突起32pが形成されるものであって、例えば、ほぼ紡錘状を呈するカプセル剤Aを成形する場合には、中央部が凹陥した長円状の成形突起32pが形成される。そして一対のダイロール32は、互いの成形突起32pをほぼ一致させる接合状態で回転し合うことにより、外皮シートSをタイミング良く突き合わせ、カプセル周囲の縫合(接合)を行うものである。
なお本実施例では、外皮部Gに内包する材料(薬剤)が液体状(内包液N)であるため、内包液Nを外皮シートSに向けて送り込む際の噴射圧力が外皮シートSを副次的に膨張させ得るものである。このため、外皮シートSの縫合に合わせて、適宜のタイミングで内包液Nを噴出することにより、内包液Nを受け入れるポケット部Pが形成される。もちろん、内包液Nを噴出(充填)する前の段階で、外皮シートSにポケット部Pを形成したい場合には、例えば図16に併せ示すように、各成形突起32pの内周部(底部)に吸引孔32hを形成することも可能である。すなわち、その場合には、吸引孔32hからの吸い込みにより、供給されてくる外皮シートSを積極的に吸引し、内包液Nを受け入れるポケット部Pを湾曲形成するものである。なお、ポケット部Pを積極的に形成する他の形態としては、例えば内包液Nを供給する以前の段階で、外皮シートSにエンボス加工等を行うことによってポケット部Pを形成することも可能である。
ここで左右のダイロール32F、32Mの接触圧力の調整機構について説明する。可調側ダイロール32Mの軸受部33は、一例として図14、図15に併せ示すように、ダイロールフレーム31に対して他の固定側ダイロール32F側に摺動自在に形成されるものであって、この軸受部33に対して押圧用の前後一対の板バネ34D・34Pが作用するように構成されている。すなわち一対の板バネ34D・34Pは中央が突出した中央接触部35によって互いに接触し合い、且つ軸受部33に近い側の板バネ34Dが、その両端を軸受部33に接触させることにより軸受部33を固定側ダイロール32F側に押し込むように作用している。
そして他方の板バネ34Pの両端には調整プッシュロッド36Pが当接するものであって、この調整プッシュロッド36Pはダイロールフレーム31に対し螺合するように構成されており、その操作端に調整ダイヤル36Dを有し、この調整プッシュロッド36Pの捻じ込みをきつくした場合に、より強い接触圧が得られるように構成される。
また、前記一対のダイロール32を含むカプセル成形部3には、ダイロール32の周方向の位置ズレの発生を検知する位置ズレ検出機構を設けることが可能である。
次に内包液供給部4について説明する。このものは、カプセル化途中(接合途中)の外皮シートSに対して、内包液Nを適量吐出(充填)するものであり、その吐出タイミングは、一対のダイロール32の突き合わせ作用によって、外皮シートSの縫合がされ始めてから縫合が完了するまでの間に行われる。なお、内包液Nの吐出時には、上述したように、その噴射圧力によって、外皮シートSを成形突起32pの内周面になじむように膨張させ得るものである。
内包液供給部4は、一例として図1、図12、図13、図17(a)に示すように、カプセル成形部3の上方に原液ホッパ40を具えて成り、この内部に内包液Nが貯留される。そして原液ホッパ40のすぐ下方に、本発明の主要部であるポンプユニット41が設けられる。このポンプユニット41は、プランジャーピン62等が多数組み合わされて成るプランジャーポンプ(ピストンポンプ)の構造を採るものであり、複数の経路から所定のタイミングや圧力等で内包液Nを吐出し、デリバリーパイプ42を経由して、内包液ノズル43から外皮シートSに噴射するものである。なお、内包液ノズル43は、その先端がダイロール32の間に充分に入り込むよう先窄まり状に形成され、外皮シートSの縫合に合わせて、タイミング良く内包液Nの供給が行えるように形成されている。
因みに、図中符号42Rは、図中右側のデリバリーパイプ42に付した便宜的な符号であり、また図中符号42Lは、図中左側のデリバリーパイプ42に付した便宜的な符号である。
またカプセル剤Aの外周を正確且つ効率的に縫合するには、既に述べたように、ダイロール32における左右の成形突起32p同士を、ほぼ合致させるように、ダイヘッド30の位置合わせ設定を行うものである。このため内包液ノズル43とダイロール32とには、位置合わせのためのタイミングマーク44が付与されている。具体的には、例えば図15に併せ示すように、内包液ノズル43においては、窄まり状の先端部付近に直線状のタイミングマーク44が形成され、ダイロール32においては、周縁部に放射線状のタイミングマーク44が複数形成されている。そしてダイロール32の位置合わせを行うにあたっては、これらのタイミングマーク44をほぼ合致させるように、双方のダイロール32をインチング(寸動)等させて、位置合わせを行うものである。
次に、カプセル取出部5について説明する。カプセル取出部5は、完成製品としてのカプセル剤Aをダイロール32の下方において取り出す部位である。
成形後のカプセル剤Aは、例えば図16中に二点鎖線で示すようにダイロール32の成形突起32p内に嵌まり込むことが多いため、このようなカプセル剤Aを、ダイロール32に接触するように設けた掻取ブラシ50で掻き落とすとともに、掻き落としたカプセル剤Aをダイロール32の回転軸方向に沿うように設けた一対の前送コンベヤ51によって、装置前面に搬送して取り出すものである(図1、図13参照)。また一対の前送コンベヤ51の間には、一例として図1に示すように、カプセル剤Aが打ち抜かれた後のブランクシートS′を、両側から挟み込み、そのまま下方に送り込む、フリーローラ52(挟み込み幅が調節自在)を設けるものである。なおこのフリーローラ52は、カプセル剤AがブランクシートS′にも残留し得ることを考慮して、ブランクシートS′上にとどまったカプセル剤Aを、どちらかの前送コンベヤ51上に排出し得る構成であることが好ましい。またカプセル剤Aは、前送コンベヤ51によって装置前面まで搬送された後、更に他のコンベヤ53に移載等され、次の乾燥工程に送られる。
以上述べたように、本実施例では、コンベヤ搬送によってカプセル剤Aを取り出すものであるが、必ずしもこの形態に限定されるものではなく、例えばダイロール32の下方から装置前面に傾斜状態に設けたトラフ(シュート)によって、カプセル剤Aを滑落させて、取り出すことも可能である。
次に、ポンプユニット41について説明する。ポンプユニット41は、上述したように原液ホッパ40から取り出した適量の内包液Nを、内包液ノズル43から外皮シートS(成形突起32p)に吐出(充填)するものであり、一例として図1、図3に示すように、本体ブロック60を主要部材として成る。この本体ブロック60には、例えば内部に左右対称のポンプ室61が形成され、各ポンプ室61内に設けられたプランジャーピン62を往復動させることにより(これを左右方向の往復動とする)、ポンプ室61への内包液Nの定量導入(計量)と、ポンプ室61からの内包液Nの定量吐出(充填)とが行えるようにしている。すなわち、ポンプ室61内においてプランジャーピン62を抜き方向に作動させる往動行程においては、内包液Nを原液ホッパ40からポンプ室61内に導入(吸引)するものであり、その後、プランジャーピン62をポンプ室61内において押し込み方向に作動させる復動行程において、前記内包液N(ポンプ室61内に導入されたもの)が内包液ノズル43に向けて吐出(送出)されるものである。
なお、本体ブロック60の左右に対向的に形成されるポンプ室61を各々区別する必要がある場合には、便宜上、図中において右側のものをポンプ室61R、左側のものをポンプ室61Lとする。また、このような末尾符号「R」、「L」を付しての区別は、ポンプ室61以外の種々の部材、例えば上記プランジャーピン62やデリバリーパイプ42、あるいは後述するスライドシャッター91等においても同様である。
また、本実施例では、左右対称に設けられるポンプ室61が基本的に五セット、つまり計十室のポンプ室61が形成されるものとする。
以下、上記ポンプ室61について更に説明する。左右の各ポンプ室61には、例えば図3、図6に示すように、原液ホッパ40から内包液Nを取り込むための導入路Iが、本体ブロック60の中央寄りの位置に形成されるとともに、各導入路Iの外側に(左右のサイド側に)吐出路Dが形成されるものであり、この吐出路Dは、ポンプ室61内に導入した内包液Nを内包液ノズル43に向けて送り出すための経路である(最終的には上記デリバリーパイプ42により内包液ノズル43に移送される)。
なお、上述した左右各々のポンプ室61からの内包液Nの吐出(充填)は、従来のクランク方式と同様に左右のポンプ室61から交互に行うこともできるし、左右各々のポンプ室61において独立して行うこと、例えば内包液Nを左右のポンプ室61にほぼ同時に導入し、左右のポンプ室61からほぼ同時に内包液Nを吐出すること、また左右のポンプ室61からの吐出量を異ならせること等もでき、このような多彩な機構が可能となる点が本発明の大きな特徴の一つである。
またプランジャーピン62は、ポンプ室61の外部に突出するように形成された端部側において、シフタ70による駆動を受けるものであり、これにより左右のプランジャーピン62が適宜のタイミングでポンプ室61内を往復動するように構成されており、以下、このシフタ70について説明する。
シフタ70は、一例として図1、図2に示すように、回動自在に設けられた振り子レバー71を主要部材として成り、この振り子レバー71を往復回動させることによりプランジャーピン62をポンプ室61内で往復動させるものである。
ここで振り子レバー71の回動中心を回動支点71cとし、本実施例では、この回動支点71cが振り子レバー71の一方の端部近くに形成され、他端側が円弧状の軌跡を描きながら回動する回動自由端71fとなる。なお、振り子レバー71は、一例として図1、図2に併せ示すように、回動自由端71fが、例えば断面「コ」の字状を成すレバー受け72の内側空間に収められる。
また本実施例では、振り子レバー71には、このものの長手方向に沿って摺動自在の調整体73が設けられ、この調整体73とプランジャーピン62とが連結体74を介して間接的に連結されている。ここで振り子レバー71の長手方向とは、回動支点71c〜回動自由端71fの方向であり、カプセル製造装置1では前後方向に相当する。すなわち振り子レバー71上において調整体73の設置位置を変更することによって、調整体73の回動支点71cからの相対的距離が変わり、プランジャーピン62の往復動距離(ストローク)の調整が行えるものである。もちろん、連結体74は、複数のプランジャーピン62(左側または右側の複数のプランジャーピン62)を、一挙に往復動(左右動)させる作用を併せ持つものでもある。
なお、本実施例では上述したように、調整体73とプランジャーピン62とを連結体74によって間接的に連結するものであるが、調整体73とプランジャーピン62とを直接連結することも可能である。
また調整体73を摺動(相対的摺動)させて、プランジャーピン62のストローク調整を行うのは、例えばカプセル剤Aの大きさ等により、内包液Nの充填量を異ならせるためである。具体的には、例えば図7(a)→(b)に示すように、調整体73を回動自由端側71fに相対的に近づけた場合には、調整体73が回動中心となる回動支点71cから遠ざかるため、当該位置での振り幅(回動幅)が大きくなり、プランジャーピン62のストロークも大きくなり、ポンプ室61から外皮シートSに吐出される充填量も多くなる。一方、調整体73を回動支点71c側に相対的に近づけた場合には(図7では(b)→(a)への移動となる)、調整体73が回動中心(回動支点71c)に近くなるので、当該位置での振り幅(回動幅)が小さくなり、プランジャーピン62のストロークも小さくなり、ポンプ室61から外皮シートSに吐出される充填量も少なくなる。
ここで、調整体73の摺動(移動)を「相対的」としたのは、実際には調整体73つまりプランジャーピン62は前後方向に対しては動かず、振り子レバー71を調整体73に対して前後方向に摺動させるためであり、これについては後述する。
因みに、従来、プランジャーピン62のストローク量は、例えば図7に仮想線で示すようなダイヤルゲージDGで検出し、これを作業者が読み取っていた。この点、本発明のポンプユニット41は、高速運転も想定しており、このような高回転域では、プランジャーピン62の動きが速すぎて、ダイヤルゲージDGの針が読み取れない、もしくはダイヤルゲージDGそのものがプランジャーピン62の動きに追従できないことがあった。
このため、本実施例では、磁気検出方式の非接触リニアゲージを設け、その移動量をパルスから換算し、操作画面上に数値化して表示させるものである。ここで図7中の磁気スケール64と磁気検出ヘッド65とが、上記非接触リニアゲージを構成する部材である。
なお、上記磁気スケール64としては、一例として株式会社マグネスケール社製の型式「SL110」を適用し、磁気検出ヘッド65としては、一例として同社製の型式「PL82」を適用するが、これらの機器はパルス発振器であり、移動量分のパルスを外部に出すだけであるため、独自のプログラムに取り込み、移動量(パルス)の変化をサンプリングして、mm単位に変換してオペレート画面に表示するものである。
次に、振り子レバー71を左右方向に往復回動させるための構成について説明する。
本実施例における当該構成は、一例として図1、図2に示すように、溝カム75とカムフォロワ76との組み合わせにより実現している。すなわち、振り子レバー71にはカムフォロワ76を設け、これを溝カム75のプロファイル溝75g内に常に収容するようにしており、これにより溝カム75の回転運動に伴いカムフォロワ76(つまり振り子レバー71)がプロファイル溝75gに従って(沿って)、左右方向に往復動するものである。なお、このような構成上、振り子レバー71の回動角度(回動自由端71fの振り幅)は、常に一定に構成される。
次に、振り子レバー71を調整体73に対し前後方向に摺動させる構成について説明する。本実施例における当該構成は、一例として図1、図2、図4、図5に併せ示すように、調整体73以外の部材、例えば振り子レバー71、レバー受け72、溝カム75等をベース77上に設け、このベース77を装置基部やフレームF等の不動部(定盤)に対し摺動自在に形成することにより実現するものである。
なお、図5中の符号77Dは、振り子レバー71を具えた(背負った)ベース77を、前後方向に摺動させるためのアリ溝であり、図中符号77Lは、摺動後のベース77を不動部(定盤)に締め付けて、その位置を固定するための固定レバーである。
またベース77を前後方向に摺動させるにあたっては、一例として図2、図4に示すように、サーボモータMを適用するものであり、この駆動をスプライン軸78と、噛合し合う一対のベベルギヤ79とを介して前記溝カム75に伝達するものである。
ここで、一対のベベルギヤ79のうち、上記スプライン軸78上を摺動しながらもスプライン軸78と共回りするように設けられるものを駆動入力側ベベルギヤ79Dとし、溝カム75側に固定されるもの(当然、溝カム75と共回りする)を出力側ベベルギヤ79Vとするものであり、これら一対のベベルギヤ79D・79Vも一例として上記図2に示すように、ベース77上に設けられる。
なお、駆動入力側ベベルギヤ79Dは、上述したようにスプライン軸78に対し摺動(相対的摺動)自在に設けられており、ベース77が前後方向に摺動しても、出力側ベベルギヤ79Vとの噛合状態を常に維持するように構成される。逆に言えば、このような摺動を許容しながら回転が伝達できるようにするためにスプライン軸78とベベルギヤ79(駆動入力側ベベルギヤ79D)とを適用したものである。
また、上述したダイロール32には、このものの回転位置情報を検出するロータリーエンコーダを具えることが好ましく(図示略)、且つ前記シフタ70のサーボモータMは、このロータリーエンコーダの出力信号によってプランジャーピン62を駆動させることが好ましい。これはロータリーエンコーダによってダイロール32に形成された成形突起32pの位置が正確に検出できるとともに、サーボモータMにより、この位置情報に合わせた、より的確な内包液Nの充填(吐出)が行えるためである。すなわち、ロータリーエンコーダとサーボモータMとを設けることにより、成形突起32pの位置情報に合わせた正確な内包液Nの吐出(充填)が行え、広く獲得できる実充填領域をより有効に活用することができるものである。もちろんダイロール32にロータリーエンコーダを設けることにより、上述した左右のダイロール32に付されたタイミングマーク44の合致も、より短時間に且つ正確に行えるものである。
次に、プランジャーピン62のストロークを調整するにあたっての、実際の作動状況について詳細に説明する。これには、上述したように調整体73を振り子レバー71に対し摺動させるというよりは、ベース77つまり振り子レバー71を調整体73に対して摺動させるものである。具体的には、例えばプランジャーピン62のストローク量を大きくしたい場合には、図7(a)→(b)に示すように、ベース77を回動支点71c側(図7では下側)に摺動させる。この作動によりベース77上に設置された振り子レバー71、レバー受け72、溝カム75、出力側ベベルギヤ79V等も同方向に移動する。これに対し調整体73は、プランジャーピン62と直接または間接的に連結されているため、実際には前後方向には動かないが(左右方向の往復動のみ許容)、振り子レバー71が上記のように摺動することで、結果的に調整体73が、回動支点71cから遠ざかるように摺動することになり(回動自由端71fに接近する摺動とも言える)、摺動終了後の位置では回動幅つまりプランジャーピン62のストローク量が大きくなる。
もちろん、プランジャーピン62のストローク量を小さくしたい場合には、ベース77つまり振り子式レバー71を反対側の回動自由端71f側(図7では(b)→(a)の方向)に摺動させるものである。
また、プランジャーピン62の往復動(左右方向)に伴い、ポンプ室61の導入路Iと吐出路Dとを適切なタイミングで開閉するものであり、これを制御する機構が、本体ブロック60の上方に設けられるシャッター機構90である。シャッター機構90は、一例として図6に示すように、細長状を成すスライドシャッター91を主要部材として成るものである。ここで、本実施例では、左右のプランジャーピン62を別々に駆動させることに伴い、スライドシャッター91も左右のポンプ室61に対し別々に独立して設けるものであり、これらを上記のように便宜的に右側スライドシャッター91R、左側スライドシャッター91Lとする。
各スライドシャッター91には、導入路Iと吐出路Dとが互い違い状に形成され、導入路Iが装置中央側に形成され、吐出路Dがその外側(振り子レバー71が設けられるサイド側)に形成される。もちろんスライドシャッター91における導入路I及び吐出路Dも、ポンプ室61の導入路I及び吐出路Dと同じ作用を担い、導入路Iは、内包液Nを原液ホッパ40からポンプ室61に導入するための経路であり、吐出路Dは、内包液Nをポンプ室61からデリバリーパイプ42を介して内包液ノズル43に吐出するための経路である。
次に、スライドシャッター91を前後方向に往復動させる構成について説明する。スライドシャッター91の前後方向への往復動は、プランジャーピン62の左右方向への往復動と同期させながら行う必要があり、本実施例では溝カム92とカムフォロワ93とによって実現している。すなわち、本実施例における当該構成は、一例として図6に示すように、スライドシャッター91の一端部にカムフォロワ93を設け、これを溝カム92のプロファイル溝92gに常に収容するようにしており、これにより溝カム92の回転運動に伴い、カムフォロワ93(つまりスライドシャッター91)がプロファイル溝92gに従って(沿って)、前後方向に往復動するものである。
また溝カム92を回転させるにあたっては、一例として図4に示すように、プランジャーピン62を駆動する前記サーボモータMから駆動を得るものであり、これはスライドシャッター91(溝カム92)の動作をプランジャーピン62の動作と同期させ易いためである。また、本実施例では、サーボモータMからスライドシャッター91用の溝カム92までの間に複数の平歯車94を設け、歯車により駆動を伝達するものである。因みに、図中符号94A、94B、94C、94Dは、これらの平歯車に個別に付した符号であり、平歯車94の数はこれより多くても少なくても構わないし、あるいはベルト等の他の伝達機構を用いても構わない。
次に、振り子レバー71の往復回動によってプランジャーピン62を往復動させる本発明(振り子レバー式)の効果について説明する。
まず本発明では、プランジャーピン62の連結体74(挟設部HB)にクランクシャフト(偏心軸)CSを当接させてプランジャーピン62を作動させるものではないため、作動時の衝撃や振動がなく、極めて静かにカプセル剤Aを製造することができるものであり、これは特に高速運転(ダイロール32の回転数で3.0〜5.5rpm)した場合において顕著である。
また、例えば図3に示すように、振り子レバー71を左右のプランジャーピン62に対して別々に設け、各々独立して駆動させた場合には、ダイロール32上に形成された成形突起32pの千鳥配置に縛られることなく(制約されることなく)、一つの成形突起32pに対する実充填領域を拡大させることができ、内包液Nをゆっくり充填することができる。特に、カプセル製造装置1を高速運転させた場合には、より短時間で規定量の内包液Nを吐出(充填)しなければならず、従来のクランク方式では、より一層、吐出圧が高まる傾向にあったが、本実施例ではこのような吐出圧の上昇を抑えることができる。
なお、本実施例ではカムフォロワ76がプロファイル溝75gに従って移動し、振り子レバー71を左右方向に往復動させるため、プロファイル溝75gの形成状況により、内包液Nの吐出時間・吐出タイミング(充填時間・充填タイミング)あるいは導入時間・導入タイミング等を調整することができるものである。
ここで、一つの成形突起32pに対するプランジャーピン62の作動は、ポンプ室61に規定量の内包液Nを取り込む「導入」と、導入した内包液Nをポンプ室61から成形突起32pに吐出する「吐出(充填)」とであるが、その間にスライドシャッター91の「切換え」動作が入るものであり、図3(b)中の「吐出(充填)」、「導入」、「切換え」は、これらの動作を示すものである。換言すれば、「吐出(充填)」以外にも、「導入」と「切換え」の動作を行わなければならないため、成形突起32p内を全て「吐出(充填)」動作に使用することはできないが、少なくとも、従来のクランク方式に比べれば、成形突起32pの千鳥配置の制約を受けないため、図3(b)に示すように、格段に大きな実充填領域が得られるものである。このため、内包液Nの吐出(充填)を、比較的遅い速度でゆっくりと行うことができ、吐出圧も抑制することができるものである。もちろん、「導入」に要する時間(導入時間)は、溝カム75のプロファイル溝75gの形成状況によって、できる限り短くすることができ(「導入」動作は短時間で済ませても何ら支障はない)、また「切換え」に要する時間も、溝カム92のプロファイル溝92gの形成状況によって、できる限り短くすることができるものであり(「切換え」動作も短時間で済ませても何ら支障はない)、これらも吐出時間や実充填領域を拡大させ得ることに寄与している。
なお、図3(b)は、左右のプランジャーピン62を独立して駆動させるとともに、左側のプランジャーピン62Lからはダイロール32における同一列上の成形突起32pのみに内包液Nを吐出するようにした場合を示しており、このときの一つの成形突起32pに対する実充填領域(吐出領域)を示したものである。
ここで、図3(a)は、図1、図2からするとプランジャーピン62用の溝カム75やプロファイル溝75gの見え方が異なるが(一見、整合が取れていないように見えるが)、これは図3(a)がポンプユニット41やシフタ70の構成全般を概略的に示したためであり、この点は後述する図8も同様である。
また、左右のプランジャーピン62を左右別々に独立して駆動させた場合には、例えば図6に示すように、左右両側のポンプ室61(プランジャーピン62)とも導入または吐出(充填)という、従来のクランク方式では到底行い得なかった運転制御が可能となる。因みに、従来のクランク方式では、あくまでも左右のポンプ室61から交互に内包液Nを吐出(充填)する形態のみであった。もちろん、左右のプランジャーピン62を独立して駆動させる本実施例の場合においても、左右のポンプ室61から交互に内包液Nを吐出(充填)することは当然行い得るものである。
〔他の実施例〕
本発明は以上述べた実施例を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
まず、上述した実施例では、基本的に上記図3に示したように、左右のプランジャーピン62を各々別々の振り子レバー71で独立して駆動させるものであった。しかし、振り子レバー71は、必ずしも二基必要ではなく、例えば図8に示すように、一基つまり左右のプランジャーピン62を共通の振り子レバー71で駆動させることも可能である。もちろん、この場合には、図8に併せ示すように、左右のプランジャーピン62は連結され、一体的に形成されるものである。つまり、この場合には、プランジャーピン62と調整体73とを連結する連結体74が、左右のプランジャーピン62を連結する作用も担うものである(因みに、このようなことから従来例を示す図17、図19では、左右のプランジャーピン62を連結する連結体に符号「74′」を付したものである)。
なお、図8の場合、左ポンプ室61Lが吐出のときは、右ポンプ室61Rが導入となり、左右のポンプ室61から交互に吐出が行われるものであり(この吐出形態に限定されるものであり)、この点は、従来のクランク方式と同様である。
また、このため上記図8に示す実施例では、ダイロール32に形成される成形突起32pの千鳥配置の制約(規制)を受けることになるが、従来のクランク方式に比べれば、「遊び」がない機構であるため、実充填領域を広く獲得することができるものである。因みに、ここでは一例として図8(b)に示すように、溝カム75(プロファイル溝75g)において90度の角度範囲で充填領域を確保した場合を示しており、他の条件は全て上述した図19と同じ設定で比較したものである。すなわち、クランク方式の場合の充填領域は1.14mmであったところ(図19参照)、振り子レバー方式では約2.4倍の充填領域(一例として2.79mm)が確保できるものである。もちろん、図8の場合には、振り子レバー方式であるため、クランク方式で発生していた衝撃や振動は生じないものである。
また、通常、ポンプ室61〜内包液ノズル43までは離れており(ある程度の距離があり)、本実施例でもこの間はデリバリーパイプ42で接続している。このためかポンプ室61から内包液Nを吐出(送出)し終わり、スライドシャッター91が吐出路Dを閉鎖した状態となっても、内包液ノズル43から吐出(充填)された内包液Nがすぐに止まらないことがある(いわゆる液ダレ現象でありカプセル剤Aの成形不良につながることが多い)。この傾向は、特に短時間で内包液Nの吐出(充填)を行った場合に出現し易いものであり、これは短時間で吐出(充填)を行うと、噴射圧力が高く、この高い圧力がスライドシャッター91を閉鎖しても、ポンプ室61〜内包液ノズル43までの経路中に残存するためと考えられる。
このような液ダレ現象を防止するには、例えば図9(b)に示すように、プロファイル溝75gの形成状況によって、吐出(充填)を終えた直後のプランジャーピン62を、逆側(導入側)に少し戻し、内包液ノズル43の先端に負圧を掛けることで、ノズル先端部の内包液Nを少し吸い込んでやることが有効である。ここで図9(a)は、プランジャーピン62駆動用の溝カム75におけるノーマルなプロファイル溝75g(液ダレ現象を特に防止しない一般的な溝)を示すものであり、これと比較すると図9(b)に示すプロファイル溝75gには、リターン部分75rが形成され、これにより液ダレ現象を防止すること(吐出し終えた直後のプランジャーピン62を導入側に戻すこと)が分かる。なお、図9に示す図は、(a)・(b)いずれもプロファイル溝75gを一回転分(360度)にわたって展開状態で示した図であり、単に溝カム75を側面(側周面)から投影したも図ではない。
また、先に述べた基本の実施例では、溝カム75とカムフォロワ76との組み合わせによって、振り子レバー71を往復回動させるものであったが、振り子レバー71の往復回動は、必ずしも当該手法(構造)に限定されるものではない。
すなわち、振り子レバー71を往復回動させるにあたっては、上記手法以外にも例えば図10(a)に示すように、一般的なカム81(溝カムではない)と当接付勢スプリング82とを用いた手法が可能である。ここで当接付勢スプリング82は、回転するカム81を、常に振り子レバー71に当接(接触)させておくための部材である。
更に、振り子レバー71を往復回動させる他の手法としては、例えば図10(b)に示すように、一般的な平歯車84と楕円歯車85との組み合わせに加え、噛合付勢スプリング86を用いた手法が可能である。ここで図10(b)に示す楕円歯車85は、振り子レバー71に対し回転自在に設けられるものであり(いわゆるフリー回転状態)、振り子レバー71が回動自在であることから、楕円歯車85は、歯車の回転中心位置が回動(移動)しながら、噛合部分が回転するものである。これに対し、平歯車84は、歯車の回転中心位置が所定の位置に定められた状態で回転するものである。
また噛合付勢スプリング86は、定位置で回転する平歯車84に対して、常に楕円歯車85が噛合状態を維持するためのものである。つまり図10(b)の噛合付勢スプリング86は、楕円歯車85が平歯車84から離反しないようにするための部材である。
そして、このような構成により振り子レバー71が往復回動を行う経緯について説明すると、平歯車84が定位置で回転しており、この平歯車84に対し楕円歯車85が噛合付勢スプリング86により常に噛み合った状態で回転するため、平歯車84に対する楕円歯車85の噛合部分が、楕円歯車85の短軸部分から長軸部分に変移して行った場合に、プランジャーピン62がポンプ室61に向かって押し込まれる動作つまり充填(吐出)動作となる。一方、楕円歯車85の噛合部分が、楕円歯車85の長軸部分から短軸部分に変移して行った場合に、プランジャーピン62がポンプ室61から引き抜かれる動作つまり導入(吸引・計量)動作となるものである。
このように溝カム75とカムフォロワ76との組み合わせ以外の手法によっても振り子レバー71を往復回動させることができるものである。
また、先に述べた基本の実施例では、調整体73を振り子レバー71に対し摺動(相対的摺動)自在に構成することによって、プランジャーピン62のストローク調整を無段階で行えるようにしたものである。すなわち、基本の実施例では、調整体73を振り子レバー71に対し摺動させることで、回動支点71cからの離反距離を変更させ、プランジャーピン62のストローク量を無段階で調整するものであった。これはプランジャーピン62のストローク調整(設定)が任意の位置で行えるという点で極めて格別な効果を奏するが、ストローク調整が段階的な調整(設定)でも構わない場合には、例えば図11に示すように、回動支点71cからの距離を異ならせた幾つかの位置決め用突起73Aを振り子レバー71に形成しておき、且つ連結体74には位置決め用突起73Aに嵌まる回動許容孔73Bを形成しておくことでも、調整体73(ストローク変更機構としての調整体73)を実現することが可能である。また、この場合、図中符号73Cで示す部材は、位置決め用突起73Aに嵌め込んだ連結体74(回動許容孔73B)が不用意に抜けないようにするための抜け防止体であり、例えばネジ等を適用することができる。
このように、調整体73は、必ずしも振り子レバー71に対して摺動自在に設けられる必要はないものである。
本発明は、「医薬品」、「特定保健用食品」、「いわゆる健康食品」及び食品の分野のほか、内容物の選択により、例えば工業用調剤を内包したものなど工業の分野において利用することができる。

Claims (14)

  1. 本体ブロックに、一または複数のポンプ室を設けるとともに、このポンプ室には、適宜のタイミングで開閉制御される導入路と吐出路とが形成され、更にこのポンプ室には、内部を往復動するプランジャーピンが組み込まれて成り、このプランジャーピンの往復動により、内包液を導入路からポンプ室内に取り込んだ後、これを吐出路から送出し、内包液を外皮部によって内包状態に被覆して成るカプセル剤に一定量の内包液を供給する装置であって、
    前記プランジャーピンは、その一端がポンプ室外部に突出するように延長形成され、その延長外部においてシフタによる駆動を受け、ポンプ室内を往復動するように形成されるものであり、
    このシフタは、回動する振り子レバーを具えて成り、この振り子レバーの往復回動によってプランジャーピンをポンプ室内で往復動させるようにしたことを特徴とする、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  2. 前記振り子レバーには、その長手方向である回動支点〜回動自由端にわたって摺動自在に形成される調整体が設けられ、
    前記プランジャーピンの延長外部は、この調整体に直接または間接的に連結され、
    この調整体を介して、振り子レバーの往復回動がプランジャーピンに伝達され、プランジャーピンをポンプ室内で往復動させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  3. 前記ポンプユニットには、プランジャーピンのストローク量を読み取る非接触式のリニアゲージを設け、これによりプランジャーピンの移動量をパルスから換算し、操作画面上に表示させるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  4. 前記シフタは、振り子レバーに加え、溝カムを具えて成るものであり、
    且つ前記振り子レバーには、この溝カムのプロファイル溝に嵌まるカムフォロワが設けられるものであり、
    振り子レバーを往復回動させるにあたっては、溝カムの回転によりカムフォロワをプロファイル溝に従って移動させることによって生じさせることを特徴とする請求項1、2または3記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  5. 前記振り子レバーは、ベース上において回動自在に設けられるものであり、
    このベースは、振り子レバーの長手方向に摺動自在に形成され、この摺動によって調整体の回動支点からの距離が変更できるようにしたことを特徴とする請求項2、3または4記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  6. 前記ポンプ室及びプランジャーピンは、本体ブロックの左右に設けられるものであり、
    またプランジャーピンを往復動させるシフタも、左右のプランジャーピンに対応して別々に設けられ、
    左右のポンプ室から内包液を送出するにあたっては、内包液の定量送出の吐出タイミング及び吐出量を左右独立して制御できるようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  7. 前記ポンプユニットは、ポンプ室の導入路と吐出路とのうち、いずれか一方の経路が連通接続された際には、残りのもう一方の経路を遮断するスライドシャッターを具えるものであり、
    このスライドシャッターについても、左右のポンプ室に対応して別々に設けられ、連通接続または遮断の制御も左右独立して行われることを特徴とする請求項6記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  8. 前記カプセル剤の外皮部を形成するにあたっては、対向する一対の外皮シートを出発素材とし、これを一対のダイロールによって拝み合わせ状態に一体化して成るものであり、
    このダイロールには、このものの回転位置情報を検出するロータリーエンコーダが具えられ、
    また前記シフタは、このロータリーエンコーダの出力信号によってプランジャーピンを駆動させるサーボモータを具えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  9. 前記シフタは、内包液の吐出量に係わらず、吐出時間及び実充填領域を、左右のポンプ室において独立して制御するようにしたことを特徴とする請求項6、7または8記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  10. 前記プランジャーピンの往復動作において、プランジャーピンがポンプ室に内包液を取り込む導入時間と、プランジャーピンがポンプ室から内包液を吐出する吐出時間とを、前記溝カムのプロファイル溝によって調整するようにしたことを特徴とする請求項4、5、6、7、8または9記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  11. 前記溝カムのプロファイル溝には、ポンプ室から内包液を吐出した直後のプランジャーピンを逆方向に戻すリターン部分を設けるようにしたことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9または10記載の、カプセル製造装置における内包液の供給用ポンプユニット。
  12. 溶融状態の外皮原料からほぼ一定厚さの外皮シートを形成するシート成形部と、
    一対のダイロールの突き合わせ作用によって、ダイロール間に拝み合わせ状態に供給される外皮シートの接合を担うカプセル成形部と、
    外皮シートの接合に伴い外皮シートに内包液を供給する内包液供給部とを具え、
    外皮シートから成る外皮部によって内包液を被覆したカプセル剤を製造する装置において、
    前記内包液供給部には、前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の供給用ポンプユニットが適用されることを特徴とする、カプセル剤の製造装置。
  13. 一対のダイロール間に外皮シートを対向的に拝み合わせ状態に供給し、ダイロールの突き合わせ作用によって外皮シートの接合を図るとともに、接合に合わせて内包液を外皮シートに供給し、外皮シートから成る外皮部の内側に内包液を収容したカプセル剤を製造する方法において、
    前記外皮シートに内包液を供給するにあたっては、前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の供給用ポンプユニットを適用して行われることを特徴とする、カプセル剤の製造方法。
  14. 対向する一対の外皮シートを出発素材とし、これを一対のダイロールによって拝み合わせ状態に一体化して成る外皮部と、この外皮部によって包み込まれる内包液とを具えたカプセル剤において、
    前記カプセル剤に収容する内包液を供給するにあたっては、前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載の供給用ポンプユニットによって供給されることを特徴とするカプセル剤。
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