JPWO2013012058A1 - 固体酸化物形燃料電池用電気的接続材、固体酸化物形燃料電池用接合材および固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池用電気的接続材、固体酸化物形燃料電池用接合材および固体酸化物形燃料電池 Download PDF

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Abstract

好適な電気的接続が可能な固体酸化物形燃料電池用の電気的接続材を提供する。
固体酸化物形燃料電池用電気的接続材は、多孔質金属層3aを含む。

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池用電気的接続材、固体酸化物形燃料電池用接合材、固体酸化物形燃料電池の製造方法、固体酸化物形燃料電池モジュールの製造方法、固体酸化物形燃料電池及び固体酸化物形燃料電池モジュールに関する。
近年、新たなエネルギー源として、燃料電池に対する注目が大きくなってきている。燃料電池には、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)、溶融炭酸塩形燃料電池、リン酸形燃料電池、固体高分子形燃料電池等がある。これらの燃料電池の中でも、固体酸化物形燃料電池では、液体の構成要素を用いる必要が必ずしもなく、炭化水素燃料を用いるときに内部での改質も可能である。このため、固体酸化物形燃料電池に対する研究開発が盛んに行われている。
例えば特許文献1には、固体酸化物形燃料電池用のインターコネクタとして、一般式:Ln1−xAeMO3−δ (1)(ここで、Lnはランタノイドから選択される少なくとも1種の元素であり、Aeは、Sr、BaおよびCaからなる群から選択される1種または2種以上の元素であり、Mは、Ti,Zr,Al,Ga,Nb,Ta,Fe,Co,Ni,Cu,Mn,Mg,Rh,Pd,PtおよびAuからなる群から選択される1種または2種以上の元素であり、0≦x≦1、δは電荷中性条件を満たすように定まる値である。)で表わされるペロブスカイト型酸化物と、シリカとから形成されており、インターコネクタ全体のうちの前記シリカの含有率が5質量%〜14質量%であるインターコネクタが記載されている。特許文献1においては、インターコネクタは、燃料電池同士を電気的に接続する機能を有している。特許文献1には、特許文献1に記載のインターコネクタは、緻密な構造を有しているため、このインターコネクタを用いることによって酸化剤ガスや燃料ガスの漏れを抑制できる旨が記載されている。
特開2010−186645号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインターコネクタでは、電気的接続を好適に行えず、電気抵抗が大きくなってしまう場合がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、好適な電気的接続が可能な固体酸化物形燃料電池用の電気的接続材を提供することにある。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材は、固体酸化物形燃料電池用の電気的接続材である。本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材は、多孔質金属層を含む。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材のある特定の局面では、多孔質金属層は、発泡金属からなる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材の他の特定の局面では、多孔質金属層における気孔率は、10体積%〜95体積%である。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材の別の特定の局面では、多孔質金属層は、銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた金属、または銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属を含む合金からなる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材は、接合材本体と、電気的接続部とを備えている。電気的接続部は、接合材本体とは平面視において異なる位置に配されている。電気的接続部は、多孔質金属層を含む。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材のある特定の局面では、多孔質金属層は、発泡金属からなる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の他の特定の局面では、多孔質金属層における気孔率が、10体積%〜95体積%である。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の別の特定の局面では、多孔質金属層は、銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた金属、または銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属を含む合金からなる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の別の特定の局面では、拘束層は、ガラスセラミック層の焼結温度において焼結または融解しない。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材のさらに別の特定の局面では、固体酸化物形燃料電池用接合材は、接合材本体と電気的接続部との間に設けられており、ガラスセラミックスからなる接着部をさらに備えている。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材のまた他の特定の局面では、接合材本体は、ガラスセラミックを含むガラスセラミック層と、ガラスセラミック層の上に設けられている拘束層とを有する。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材のまた別の特定の局面では、拘束層は、アルミナとガラスとを含む。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材のさらにまた他の特定の局面では、拘束層におけるアルミナの含有率は、30質量%〜90質量%である。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材のさらにまた別の特定の局面では、拘束層は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成された金属板からなる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材のさまたらに他の特定の局面では、拘束層は、エキスパンドメタル、パンチングメタル、金網または発泡金属からなる。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材のまたさらに別の特定の局面では、拘束層の融点が900℃以上である。
本発明に係る第1の固体酸化物形燃料電池の製造方法では、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材を用いて複数の発電セルを電気的に接続する。
本発明に係る第2の固体酸化物形燃料電池の製造方法では、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材を用いて複数の発電セルを接合すると共に電気的に接続する。
本発明に係る第1の固体酸化物形燃料電池モジュールの製造方法では、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材を用いて発電セルと、他の発電セルまたは筐体とを電気的に接続する。
本発明に係る第2の固体酸化物形燃料電池モジュールの製造方法では、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材を用いて発電セルと、他の発電セルまたは筐体とを接合すると共に電気的に接続する。
本発明に係る第1の固体酸化物形燃料電池は、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材により電気的に接続された複数の発電セルを備えている。
本発明に係る第2の固体酸化物形燃料電池は、接合層と、複数の発電セルとを備えている。接合層は、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材が焼成されてなる。複数の発電セルは、接合層により接合されると共に電気的に接続されている。
本発明に係る第1の固体酸化物形燃料電池モジュールは、上記本発明に係る第1または第2の固体酸化物形燃料電池を備えている。
本発明に係る第2の固体酸化物形燃料電池モジュールは、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用電気的接続材により互いに電気的に接続された燃料電池及び筐体を備えている。
本発明に係る第3の固体酸化物形燃料電池モジュールは、接合層と、燃料電池と、筐体とを備えている。接合層は、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材が焼成されてなる。筐体は、接合層により燃料電池と接合されると共に電気的に接続されている。
本発明によれば、好適な電気的接続が可能な固体酸化物形燃料電池用の電気的接続材を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の略図的斜視図である。 図2は、図1の線II−IIにおける略図的断面図である。 図3は、第2の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の略図的斜視図である。 図4は、第3の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の略図的斜視図である。 図5は、第4の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の接合材本体の略図的断面図である。 図6は、第5の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の接合材本体の略図的断面図である。 図7は、第6の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の接合材本体の略図的断面図である。 図8は、第7の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の接合材本体の略図的断面図である。 図9は、第8の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の電気的接続部の略図的断面図である。 図10は、第9の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの模式的側面図である。 図11は、第9の実施形態における発電セルの略図的分解斜視図である。 図12は、第9の実施形態における燃料電池の略図的分解斜視図である。 図13は、第9の実施形態における燃料電池モジュールの一部分の略図的分解斜視図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の略図的斜視図である。図2は、図1の線II−IIにおける略図的断面図である。
固体酸化物形燃料電池用接合材1は、固体酸化物形燃料電池モジュールに用いられる接合材である。具体的には、例えば、発電セル同士を接合すると共に電気的に接続する用途や、燃料電池の発電セルと筐体とを接合すると共に電気的に接続する用途等に使用することができる。
固体酸化物形燃料電池用接合材1は、接合材本体2と、電気的接続材としての電気的接続部3とを備えている。
(接合材本体2)
接合材本体2は、被接合部材同士を接合する機能を主として担うものである。このため、接合材本体2は、被接合部材同士を好適に接合可能なものである限りにおいて特に限定されない。接合材本体2は、例えばガラスセラミックスにより構成することもできる。本実施形態では、接合材本体2が、ガラスセラミック層10と、ガラスセラミック層10の上に設けられている拘束層11との積層体により構成されている例について説明する。なお、ガラスセラミック層10と拘束層11との両方を設ける必要は必ずしもない。ガラスセラミック層10と拘束層11とのうちの一方が設けられていてもよい。
ガラスセラミック層10は、ガラスセラミックスを含む。ガラスセラミック層10は、ガラスセラミックスのみからなるものであってもよいし、ガラスセラミックスに加えて、例えば、非晶質ガラス等を含んでいてもよい。
ここで、「ガラスセラミックス」とは、ガラスとセラミックスとの混合材料系である。
本実施形態において、ガラスセラミックスは、シリカ、バリウム酸化物及びアルミナを含んでいる。ガラスセラミックスは、SiをSiO換算で48質量%〜75質量%と、BaをBaO換算で20質量%〜40質量%と、AlをAl換算で5質量%〜20質量%とを含むものであることが好ましい。ガラスセラミックスは、さらに、MnをMnOに換算して2質量%〜10質量%、TiをTiOに換算して0.1質量%〜10質量%、及びFeをFeに換算して0.1質量%〜10質量%を更に含んでいてもよい。ガラスセラミックスは、実質的にCr酸化物やB酸化物を含まないことが好ましい。この場合、例えば、1100℃以下という温度で焼成可能なガラスセラミックスを得ることができる。
ガラスセラミック層10の厚みは、特に限定されないが、例えば、10μm〜150μmであることが好ましく、20μm〜50μmであることがより好ましい。
ガラスセラミック層10の上には、拘束層11が積層されている。本実施形態では、拘束層11と、ガラスセラミック層10とは直接触している。
拘束層11は、ガラスセラミック層10の焼成温度において焼成したり、融解したりしないものである。すなわち、拘束層11は、拘束層11が実質的に焼成したり、融解したりしない状態でガラスセラミック層10を焼成させることができるような性質を有するものである。拘束層11は金属板やセラミックスからなるものであることが好ましい。
例えば、拘束層11はガラスセラミックスの焼結温度では焼結しない、アルミナなどの無機材料を含むことが好ましい。この場合、拘束層11が実質的に収縮しない状態でガラスセラミックス層10を焼結させることができるような性質を有する。また、拘束層11は、ガラスを含むことが好ましい。この場合、接合材1を焼結した際に拘束層11とガラスセラミックス層10が焼結されてなる層との接合強度を高めることができる。なお、無機材料の中心粒径は、5μm以下であることが好ましい。無機材料の中心粒径が5μmより大きいと、ガラスセラミック層の焼成時の収縮を抑制する効果が低減される場合がある。
拘束層11において、アルミナとガラスとの総体積に対し、ガラスの体積が10〜70%であることが好ましい。ガラスの体積が10%を下回ると、拘束層におけるガラス量が不足して、これらを緻密化することができない場合がある。ガラスの体積が70%を上回ると、ガラスセラミックス層の焼成時の収縮抑制効果が弱くなる場合がある。拘束層11に含まれるガラスは、非晶質ガラスであっても、焼成時にその少なくとも一部が結晶化するガラスからなるものであってもよい。
また、拘束層11は、厚み方向(z方向)に貫通する複数の貫通孔が形成された金属板によって構成されていてもよい。具体的には、拘束層11は、エキスパンドメタル、パンチングメタル、金網、発泡金属等により構成されていてもよい。
ここで、「エキスパンドメタル」とは、一の方向に延び、かつ一の方向に沿って間隔をおいて配列された複数の線状の切り込みを有する切り込み群が、一の方向に対して垂直な他の方向に沿って間隔をおいて複数配列されており、切り込みが他の方向に沿って千鳥状である金属板を、他の方向に延伸してなるものであり、四辺形状や多角形状の開口が斜方行列状に形成された金属板をいう。
エキスパンドメタルは、空隙率が、30%〜86%で、線幅が、30μm〜250μmで、厚みが30μm〜500μmであるものであることが好ましい。
「パンチングメタル」とは、所定の間隔をおいてマトリクス状に形成された複数の開口が形成された金属板をいう。
パンチングメタルは、空隙率が、10%〜60%で、開口の直径が、50μm〜1000μmで、厚みが30μm〜250μmであるものであることが好ましい。
「金網」とは、一の方向に延び、一の方向に対して垂直な他の方向に沿って相互に間隔をおいて配列された複数の第1の金属線と、他の方向に延び、一の方向に沿って相互に間隔をおいて配列されており、複数の第1の金属線と交差している複数の第2の金属線とを有し、複数の第1の金属線と複数の第2の金属線とが一の方向及び他の方向に垂直な厚み方向において固定されている部材をいう。「金網」には、複数の第1の金属線と、複数の第2の金属線とが編まれた部材と、複数の第1の金属線と、複数の第2の金属線とが溶接等によって固定されており、編まれていない部材との両方が含まれる。
金網は、空隙率が、50%〜85%で、線径が50μm〜200μmであるものであることが好ましい。
「発泡金属」とは、内部に複数の気孔を有する金属部材をいう。発泡金属は、3次元網目状構造を有するものであってもよい。気孔は、連続気孔であってもよいし、閉気孔であってもよい。
発泡金属は、空隙率が、10%〜70%であるものであることが好ましい。
拘束層11を複数の貫通孔が形成された金属板によって構成する場合は、拘束層11は、融点が900℃以上であり、ガラスセラミック層10の焼成温度において融解しないものであることが好ましい。このため、拘束層11は、例えば、ステンレス、銀、金、ニッケル等の高融点金属からなることが好ましい。拘束層11の融点は、1100℃以上であることがより好ましい。
拘束層11の厚みは、0.5μm〜500μmであることが好ましく、1μm〜300μmであることがより好ましい。拘束層11の厚みが0.5μm未満であると、面方向への収縮抑制効果が低減してしまう場合がある。拘束層11の厚みが500μmを超えると、固体酸化物形燃料電池の低背化に対して不利である。
(電気的接続部3)
電気的接続部3は、接合材本体2とは平面視において(固体酸化物形燃料電池用接合材1の厚み方向から視た際に)異なる位置に配されている。上記接合材本体2が被接合部材同士の接合する機能を主として担っているのに対して、電気的接続部3は、導電性を有しており、被接合部材同士を電気的に接続する機能を担っている。このため、電気的接続部3は、一方の被接合部材の端子部と他方の被接合部材の端子部との間に位置するように配されていればよい。すなわち、電気的接続部3の配置は、一方の被接合部材の端子部と他方の被接合部材の端子部との配置に応じて適宜設定することができる。本実施形態では、電気的接続部3は、固体酸化物形燃料電池用接合材1の中央部から、固体酸化物形燃料電池用接合材1の一端辺部に至るように設けられている。
電気的接続部3は、多孔質金属層3aを含む。具体的には、本実施形態では、電気的接続部3は、多孔質金属層3aのみにより構成されている。多孔質金属層3aは、発泡金属からなるものであってもよい。
多孔質金属層3aの構成材料は、導電性を有するものである限りにおいて特に限定されない。多孔質金属層3aは、例えば、銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた金属、または銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属を含む合金により構成することができる。なかでも、多孔質金属層3aは、銀により構成されていることが好ましい。この場合、接合材本体2の収縮量に追従して変形しやすい上、導電率が高いためである。
多孔質金属層3aは、連続気孔を有するものであってもよいし、閉気孔を有するものであってもよい。
多孔質金属層3aにおける気孔率は、10体積%〜95体積%であることが好ましく、20体積%〜60体積%であることがより好ましい。
多孔質金属層3aの厚みは、接合材本体2の厚みと同じであってもよいし、異なっていてもよい。多孔質金属層3aの厚みは、接合材本体2の厚みの0.5倍〜1.5倍であることが好ましく、0.9倍〜1.1倍であることがより好ましい。
ところで、例えば、接合材を用いて2つの発電セルを接合するために接合材を加熱した際における接合材の収縮量と発電セルの収縮量とは異なる。通常は、接合材は、発電セルよりも大きく収縮する。接合時においては、この接合材と発電セルとの収縮量の相違に起因して、接合材に応力が加わる。
よって、例えば特許文献1に記載のような導電性ペーストを接合材として用いて接合及び電気的接続を行う場合、導電性ペーストから形成される接合層と被接合材とが好適に接合されず、よって、好適に電気的に接続できない場合がある。
このことから、接合しようとしている2つの被接合部材の電気的に接続しようとしている部分の間に金属部材を配置し、その他の部分に接合材を配置することにより、接合と電気的接続を行うことも考えられる。
しかしながら、この場合は、加熱接合時において、接合材は厚み方向に収縮するものの、金属部材は、厚み方向において収縮しない。このため、接合材の厚み方向における収縮に伴って金属部材により被接合部材同士が接近することが規制される。よって、接合材の厚み方向における収縮に起因して、接合材と少なくとも一方の被接合部材との間に隙間が生じる。その結果、被接合部材同士を好適に接合できないこととなる。
それに対して本実施形態では、電気的接続部3は、多孔質金属層3aからなる。このため、加熱接合時において接合材本体2が厚み方向に収縮すると、それに伴い、接合材本体2の厚み方向における収縮量だけ、多孔質金属層3aも厚み方向に収縮する。よって、接合材本体2が被接合部材から離間しにくく、かつ、電気的接続部3も被接合部材から離間しにくい。従って、本実施形態の固体酸化物形燃料電池用接合材1を用いることにより、被接合部材間の接合及び電気的接続を好適に行うことができる。
被接合部材間の接合及び電気的接続をより好適に行えるようにする観点からは、多孔質金属層3aにおける気孔率は、10体積%〜95体積%であることが好ましく、20体積%〜60体積%であることがより好ましい。多孔質金属層3aにおける気孔率が低すぎると、加熱接合時において、厚み方向に収縮しにくくなる場合がある。一方、多孔質金属層3aにおける気孔率が高すぎると、加熱接合時において多孔質金属層3aが厚み方向に大きく収縮しすぎる場合がある。
また、多孔質金属層3aの厚みは、接合材本体2の厚みの0.5倍〜1.5倍であることが好ましく、0.9倍〜1.1倍であることがより好ましい。多孔質金属層3aの厚みが接合材本体2の厚みに対して小さすぎると、確実な電気的接続が困難となる場合がある。一方、多孔質金属層3aの厚みが接合材本体2の厚みに対して大きすぎると、確実な接合が困難となる場合がある。
ところで、燃料電池の製造に際しては、焼成工程において、セパレータが収縮する。それに伴い、セパレータの表面に凹凸が形成される。このため、例えば特許文献1に記載のインターコネクタのように、ペロブスカイト型酸化物を含み、緻密な電気的接続材を用いた場合は、セパレータに設けられたビアホール電極と電気的接続材との接触面積が小さくなり、接触抵抗が増大する。これに伴い、燃料電池間の電気抵抗が増大する。
それに対して、本実施形態では、電気的接続材を構成している電気的接続部3は、多孔質金属層3aを含む。このため、電気的接続部3の接続対象の表面に凹凸が形成された場合には、電気的接続部3の表面は、その凹凸の形状寸法に対して変形する。よって、電気的接続部3と接続対象との間の接触面積の減少を抑制することができる。従って、燃料電池同士を好適に電気的に接続することができる。
なお、本実施形態では、電気的接続部3の全体が多孔質金属層3aにより構成されている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。電気的接続材を構成している電気的接続部3は、少なくともひとつの多孔質金属層3aと、少なくともひとつの緻密層との積層体により構成されていてもよい。その場合、電気的接続部3の表層は、多孔質金属層3aにより構成されていることが好ましい。
また、本実施形態では、ガラスセラミック層10の上に拘束層11が積層されている。この拘束層11により、ガラスセラミック層10の焼成時の面方向に沿った収縮が抑制される。このため、本実施形態の接合材1を用いた場合は、接合材1の焼成時においても、それほど面方向に沿って収縮しない。よって、接合材本体2が被接合材から剥離することをより効果的に抑制することができる。従って、被接合材同士をより確実に接合することができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の他の例について説明する。以下の説明において、第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
《第2及び第3の実施形態》
図3は、第2の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の略図的斜視図である。図4は、第3の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の略図的斜視図である。
第1の実施形態では、電気的接続部3が固体酸化物形燃料電池用接合材1の一端縁にまで至っている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、図3及び図4に示すように、電気的接続部3は、固体酸化物形燃料電池用接合材1の中央部に、固体酸化物形燃料電池用接合材1の端縁に至らないように設けられていてもよい。
また、図4に示す第3の実施形態では、接合材本体2と電気的接続部3との間にガラスセラミックスからなる接着部4が設けられている。この接着部4によって接合材本体2と電気的接続部3との接着強度が高められている。
《第4〜第7の実施形態》
図5は、第4の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の接合材本体の略図的断面図である。図6は、第5の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の接合材本体の略図的断面図である。図7は、第6の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の接合材本体の略図的断面図である。図8は、第7の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の接合材本体の略図的断面図である。
第1の実施形態では、1層のガラスセラミック層10と、1層の拘束層11との積層体により接合材本体2が構成されている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。
例えば図5〜図8に示すように、接合材本体2は、ガラスセラミック層10と拘束層11とのうちの少なくとも一方を複数備えていてもよい。
図5に示す例では、拘束層11の一の主面の上に第1のガラスセラミック層10aが設けられており、他の主面の上に第2のガラスセラミック層10bが設けられている。よって、接合材の両表面が、ガラスセラミック層により構成されている。従って、接合材の一の主面に接合される被接合材と接合材との接合強度と、接合材の他の主面に接合される被接合材と接合材との接合強度との両方をより高めることができる。
図6に示す例では、ガラスセラミック層10の両側に拘束層11a、11bが設けられている。すなわち、ガラスセラミック層10が拘束層11a、11bにより狭持されている。従って、ガラスセラミック層10の焼成時における収縮をより効果的に抑制することができる。
図7に示す例では、3つのガラスセラミック層10a〜10cの間に2つの拘束層11a、11bが配されている。このため、接合材の両表面が、ガラスセラミック層により構成されている。従って、接合材の一の主面に接合される被接合材と接合材との接合強度と、接合材の他の主面に接合される被接合材と接合材との接合強度との両方をより高めることができる。また、ガラスセラミック層の数に対する拘束層の数が、図5に示す接合材よりも多いため、ガラスセラミック層10a〜10cの焼成時における収縮をより効果的に抑制することができる。
図8に示す例では、2つのガラスセラミック層10a、10bと、2つの拘束層11a、11bとが交互に積層されている。この場合であっても、第1の実施形態と同様の効果が奏される。
《第8の実施形態》
図9は、第8の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池用接合材の電気的接続部の略図的断面図である。
第1の実施形態では、電気的接続部3が多孔質金属層3aのみからなる例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、電気的接続部3は、多孔質金属層と、実質的に気孔を有さない金属層との積層体により構成されていてもよい。
図9に示すように、本実施形態では、電気的接続部3は、2つの多孔質金属層3a1,3a2と、多孔質金属層3a1,3a2の間に配されており、実質的に気孔を有さない金属層3bとにより構成されている。
また、金属層3bに代えて、他の導電材からなる層を設けてもよい。例えば、LSM(Lanthanum Strontium Manganite)等からなる層を設けてもよい。
《第9の実施形態》
図10は、第9の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの模式的側面図である。
図10に示すように、固体酸化物形燃料電池モジュール(ホットモジュールとも言う。)6は、筐体6aを備えている。筐体6aの内部には、固体酸化物形燃料電池5が配置されている。
燃料電池5は、複数の発電セル20を有する。具体的には、燃料電池5は、2つの発電セル20を有する。
図11は、第9の実施形態における発電セルの略図的分解斜視図である。図11に示すように、発電セル20は、第1のセパレータ40と、発電要素46と、第2のセパレータ50とを有する。発電セル20では、第1のセパレータ40と、発電要素46と、第2のセパレータ50とがこの順番で積層されている。
発電セル20には、貫通孔である有酸素ガス供給用マニホールド44と燃料ガス供給用マニホールド45とが形成されている。
(発電要素46)
発電要素46は、酸化剤ガス供給用マニホールド44から供給される酸化剤ガスと、燃料ガス供給用マニホールド45から供給される燃料ガスとが反応し、発電が行われる部分である。ここで、酸化剤ガスは、例えば、空気や酸素ガスなどの酸化剤ガスにより構成することができる。また、燃料ガスは、水素ガス、都市ガス、液化石油ガスや、気化灯油などの炭化水素ガス等を含むガスとすることができる。
(固体酸化物電解質層47)
発電要素46は、固体酸化物電解質層47を備えている。固体酸化物電解質層47は、イオン導電性が高いものであることが好ましい。固体酸化物電解質層47は、例えば、安定化ジルコニアや、部分安定化ジルコニアなどにより形成することができる。安定化ジルコニアの具体例としては、10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)、11mol%スカンジア安定化ジルコニア(11ScSZ)等が挙げられる。部分安定化ジルコニアの具体例としては、3mol%イットリア部分安定化ジルコニア(3YSZ)、等が挙げられる。また、固体酸化物電解質層47は、例えば、SmやGd等がドープされたセリア系酸化物や、LaGaOを母体とし、LaとGaとの一部をそれぞれSr及びMgで置換したLa0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.2(3−δ)などのペロブスカイト型酸化物などにより形成することもできる。
固体酸化物電解質層47は、空気極層48と燃料極層49とにより挟持されている。すなわち、固体酸化物電解質層47の一主面の上に空気極層48が形成されており、他主面の上に燃料極層49が形成されている。
(空気極層48)
空気極層48は、空気極48aを有する。空気極48aは、カソードである。空気極48aにおいては、酸素が電子を取り込んで、酸素イオンが形成される。空気極48aは、多孔質で、電子伝導性が高く、かつ、高温において固体酸化物電解質層47等と固体間反応を起こしにくいものであることが好ましい。空気極48aは、例えば、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、Snをドープした酸化インジウム、PrCoO系酸化物、LaCoO系酸化物、LaMnO系酸化物、La0.8Sr0.2Co0.2Fe .8(通称:LSCF)などにより形成することができる。LaMnO系酸化物の具体例としては、例えば、La0.8Sr0.2MnO(通称:LSM)や、La0. Ca0.4MnO(通称:LCM)等が挙げられる。空気極48aは、上記材料の2種以上を混合した混合材料により構成されていてもよい。
(燃料極層49)
燃料極層49は、燃料極49aを有する。燃料極49aは、アノードである。燃料極49aにおいては、酸素イオンと燃料ガスとが反応して電子を放出する。燃料極49aは、多孔質で、電子伝導性が高く、かつ、高温において固体酸化物電解質層47等と固体間反応を起こしにくいものであることが好ましい。燃料極49aは、例えば、NiO、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)・ニッケル金属の多孔質サーメットや、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)・ニッケル金属の多孔質サーメット等により構成することができる。燃料極層49は、上記材料の2種以上を混合した混合材料により構成されていてもよい。
(第1のセパレータ40)
発電要素46の空気極層48の上には、第1のセパレータ本体41と、第1の流路形成部材42とにより構成されている第1のセパレータ40が配置されている。第1のセパレータ40には、空気極48aに酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス流路43が形成されている。この酸化剤ガス流路43は、有酸素ガス供給用マニホールド44からx方向のx1側からx2側に向かって延びている。
第1のセパレータ40の構成材料は、特に限定されない。第1のセパレータ40は、例えば、イットリア安定化ジルコニアなどの安定化ジルコニアや、部分安定化ジルコニア等により形成することができる。
(第2のセパレータ50)
発電要素46の燃料極層49の上には、第2のセパレータ本体51と、第2の流路形成部材52とにより構成されている第2のセパレータ50が配置されている。第2のセパレータ50には、燃料極49aに燃料ガスを供給するための燃料ガス流路53が形成されている。この燃料ガス流路53は、燃料ガス供給用マニホールド45からy方向のy1側からy2側に向かって延びている。
第2のセパレータ50の構成材料は、特に限定されない。第2のセパレータ50は、例えば、安定化ジルコニアや、部分安定化ジルコニア等により形成することができる。
図12は、第9の実施形態における燃料電池の略図的分解斜視図である。図12に示すように、本実施形態では、2つの発電セル20は、第1の実施形態において説明した接合材1を用いて接合されている。すなわち、固体酸化物形燃料電池モジュール6は、2つの発電セル20を第1の実施形態において説明した接合材1を用いて接合することにより製造する。このため、2つの発電セル20を好適に接合すると共に、好適に電気的に接続することができる。
具体的には、2つの発電セル20は、接合材1が焼成されてなる第1の接合層21aによって接合されている。より具体的には、第1の接合層21aは、ガラスセラミック層10が焼成されることにより形成された焼成層22と、拘束層11との積層体からなる接合層本体21a1と、厚み方向に収縮した多孔質金属層3aからなる電気的接続部3とにより構成されている。
図13は、第9の実施形態における燃料電池モジュールの一部分の略図的分解斜視図である。なお、図13では、筐体6aの一部のみを描画し、他の部分の描画を省略している。
図13に示すように、燃料電池5は、第2の接合層21bによって筐体6aに接合されている。この第2の接合層21bも、第1の接合層21aと同様に、接合材1が焼成されてなるものである。すなわち、固体酸化物形燃料電池モジュール6は、筐体6aと燃料電池5の発電セル20とを第1の実施形態において説明した接合材1を用いて接合することにより製造する。このため、発電セル20と筐体6aとを好適に接合すると共に、好適に電気的に接続することができる。
(実験例1)
実験例1では、ガラスセラミックス層を作製した。まず、SiO:57.0質量%、BaO:31.0質量%、Al:12.0質量%の組成のガラスセラミックスに対して、バインダとしてポリビニルブチラールと可塑剤としてジ−n−ブチルフタレートと、溶剤としてトルエンおよびイソプロピレンアルコールとを加えることによりスラリーを作製した。そのスラリーを用いて、ドクターブレード法によりガラスセラミックス層のセラミックグリーンシートを作製した。ガラスセラミックス層のセラミックグリーンシートの厚みは60μmとした。そのガラスセラミックス層のセラミックグリーンシートを積層することにより得た積層体を50℃の温度で500kgf/cmの圧力でプレスし、ガラスセラミックス層を得た。
ガラスセラミックスの焼結温度では焼結しない無機材料として、中心粒径が0.5μmのアルミナ、ガラスとして、中心粒径が1.3μmのホウ珪酸ガラスを用いた。アルミナとガラスを6:4の体積比で混合した後、バインダとしてポリビニルブチラールと可塑剤としてジ−n−ブチルフタレートと、溶剤としてトルエンおよびイソプロピレンアルコールとを加えることによりスラリーを作製した。そのスラリーを用いて、ドクターブレード法により拘束層のセラミックグリーンシートを作製した。なお、拘束層のセラミックグリーンシートの厚みは10μmとした。この拘束層のセラミックグリーンシート2枚と作製したガラスセラミックス層のセラミックグリーンシート3枚を積層することにより得た積層体を50℃の温度で500kgf/cmの圧力でプレスし、ガラスセラミックス層と拘束層の積層体である接合材本体を作製した。なお、上述のホウ珪酸ガラスは、SiOが55モル%、Alが4モル%、Bが10モル%、BaOが20モル%、CaOが5.5モル%、MgOが0.5モル%、およびSrOが5モル%含まれる組成の物を用いた。
なお、本実験例ではガラスセラミック層と拘束層を別々に作製、積層することによって接合材本体を作製したが、ガラスセラミック層上で、拘束層をシート成形してもよい。
また、ガラスセラミック層と拘束層の積層構造は、シートの積層に限定されるものではなく、ペースト工法、印刷工法、エアロゾルデポジション等であっても同様の効果が得られる。
電気的接続部として、空隙率95%の厚み200μmの発泡銀シートを所定の大きさに切取り使用した。
(実験例2)
電気的接続部として以下の方法で作製した銀とLSMの混合シートを用いたこと以外は、実験例1と同様にしてサンプルを作製した。
LSMと炭素粉末と銀粉末とを体積比0.5:1:1で混合し混合粉末を得た。混合粉末に、バインダとしてポリビニルブチラール、可塑剤としてジ−n−ブチルフタレート、溶剤としてトルエンおよびイソプロピレンアルコールとを加えることによりスラリーを作製した。そのスラリーを用いて、ドクターブレード法により厚さ40μmの電気的接続部のグリーンシートを作製した。電気的接続部のグリーンシート5枚を積層することにより得た積層体を50℃の温度で500kgf/cmの圧力でプレスし、銀とLSMの混合シートを作製し、所定の大きさに切取り使用した。なお、作製した電気的接続部の空隙率は40%であった。
(実験例3)
電気的接続部として板状の銀(気孔率<1%)を用いたこと以外は、実験例1と同様にしてサンプルを作製した。
(実施例1)
下記に示す条件で、上記第9の実施形態に係る発電セルと実質的に同様の構成を有する発電セルを下記に示す構成部材を一体焼成することにより作製した。
セパレータの構成材料:3YSZ(添加量3モル%のYで安定化されたZrO
固体酸化物電解質層の構成材料:ScSZ(添加量10モル%のSc、1モル%のCeO安定化されたZrO
空気極の構成材料:La0.8Sr0.2MnO粉末60質量%と、ScSZ40質量%との混合物に対してカーボン粉末を30質量%添加したもの
燃料極の構成材料:NiO 65質量%と、ScSZ 35質量%との混合物に対してカーボン粉末を30質量%添加したもの
燃料極側のインターコネクタの構成材料:NiO 70質量%と、TiO 30質量%との混合物
空気極側のインターコネクタの構成材料:Pdの含有量が30質量%であるPd−Ag合金
ビアホールの直径:0.2mm
燃料極の厚み:30μm
空気極の厚み:30μm
固体酸化物電解質層の厚み:30μm
流路形成部の高さ:240μm
セパレータ本体の厚み:360μm
上記の条件で作製した発電セルを2つ用意し、発電セルの間に実験例1で作製した接合材本体と電気的接続部を介在させ1kg重の荷重をかけながら1000℃で1時間焼成した。上記第9の実施形態に係る燃料電池と実質的に同様の構成を有する燃料電池を作製した。
(実施例2)
実験例2で作製した電気的接続部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして燃料電池を作製した。
(比較例1)
実験例3で作製した電気的接続部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして燃料電池を作製した。
(評価)
実施例1および2、比較例1で作製した燃料電池を900℃に加熱し、燃料極側に加湿水素を流して燃料極を還元した後、インピーダンスアナライザで燃料電池全体のIR抵抗を測定した。得られたIR抵抗から発電セルのIR抵抗分を除いた値を電気的接続部のIR抵抗とした。その結果、実施例1、実施例2、比較例1では5mΩ以下のIR抵抗が得られた。
また、燃料電池の燃料ガス供給用マニホールドと酸化剤ガス供給用マニホールドにそれぞれ室温でNガスを流し、マニホールド内の圧力が10kPaのときのガスリークの有無を市販の界面活性剤からなるリークチェッカー評価し、固体酸化物燃料電池用接合材のシール性を評価したところ、実施例1および2でガスリークはみられなかった。比較例1ではガスリークが生じた。電気的接続部に使用した板状の銀が接合材本体の収縮に追従せず、接合材本体の厚みよりも電気的接続部の厚みが厚くなりすぎたため、燃料電池のマニホールドから接合材本体が離れてしまったと考えられる。
1…固体酸化物形燃料電池用接合材
2…接合材本体
3…電気的接続部
3a…多孔質金属層
3b…金属層
4…接着部
5…固体酸化物形燃料電池
6…固体酸化物形燃料電池モジュール
6a…筐体
10、10a〜10c…ガラスセラミック層
11、11a、11b…拘束層
20…発電セル
21a1…接合層本体
21a…第1の接合層
21b…第2の接合層
22…焼成層
40…第1のセパレータ
41…第1のセパレータ本体
42…第1の流路形成部材
43…酸化剤ガス流路
44…酸化剤ガス供給用マニホールド
45…燃料ガス供給用マニホールド
46…発電要素
47…固体酸化物電解質層
48…空気極層
48a…空気極
49…燃料極層
49a…燃料極
50…第2のセパレータ
51…第2のセパレータ本体
52…第2の流路形成部材
53…燃料ガス流路
本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材は、接合材本体と、前記接合材本体とは平面視において異なる位置に配されており、かつ多孔質金属層を含む電気的接続部とを備える。前記接合材本体は、シリカ、バリウム酸化物及びアルミナを含むガラスセラミック層と、前記ガラスセラミック層の上に設けられており、かつアルミナとガラスとを含む拘束層とを有する。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池の製造方法では、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材を用いて複数の発電セルを接合すると共に電気的に接続する。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの製造方法では、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材を用いて発電セルと、他の発電セルまたは筐体とを接合すると共に電気的に接続する。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池は、接合層と、複数の発電セルとを備えている。接合層は、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材が焼結体からなる。複数の発電セルは、接合層により接合されると共に電気的に接続されている。
本発明に係る第1の固体酸化物形燃料電池モジュールは、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池を備えている。
本発明に係る第の固体酸化物形燃料電池モジュールは、接合層と、燃料電池と、筐体とを備えている。接合層は、上記本発明に係る固体酸化物形燃料電池用接合材が焼結体からなる。筐体は、接合層により燃料電池と接合されると共に電気的に接続されている。

Claims (25)

  1. 固体酸化物形燃料電池用の電気的接続材であって、
    多孔質金属層を含む、固体酸化物形燃料電池用電気的接続材。
  2. 前記多孔質金属層は、発泡金属からなる、請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池用電気的接続材。
  3. 前記多孔質金属層における気孔率が、10体積%〜95体積%である、請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池用電気的接続材。
  4. 前記多孔質金属層は、銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた金属、または銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属を含む合金からなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用電気的接続材。
  5. 接合材本体と、
    前記接合材本体とは平面視において異なる位置に配されている電気的接続部と、
    を備え、
    前記電気的接続部は、多孔質金属層を含む、固体酸化物形燃料電池用接合材。
  6. 前記多孔質金属層は、発泡金属からなる、請求項5に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  7. 前記多孔質金属層における気孔率が、10体積%〜95体積%である、請求項5または6に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  8. 前記多孔質金属層は、銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた金属、または銀、金、パラジウム、ニッケル及びステンレスからなる群から選ばれた少なくとも一種の金属を含む合金からなる、請求項5〜7のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  9. 前記接合材本体は、ガラスセラミックを含むガラスセラミック層と、前記ガラスセラミック層の上に設けられている拘束層とを有する、請求項5〜8のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  10. 前記拘束層は、前記ガラスセラミック層の焼結温度において焼結または融解しない、請求項9に記載の固体酸化物燃料電池用接合材。
  11. 前記拘束層は、アルミナとガラスとを含む、請求項10に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  12. 前記拘束層における前記アルミナの含有率は、30質量%〜90質量%である、請求項11に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  13. 前記拘束層は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成された金属板からなる、請求項12に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  14. 前記拘束層は、エキスパンドメタル、パンチングメタル、金網または発泡金属からなる、請求項13に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  15. 前記拘束層の融点が900℃以上である、請求項13または14に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  16. 前記接合材本体と前記電気的接続部との間に設けられており、ガラスセラミックスからなる接着部をさらに備える、請求項5〜15のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材。
  17. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用電気的接続材を用いて複数の発電セルを電気的に接続する、固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  18. 請求項5〜16のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材を用いて複数の発電セルを接合すると共に電気的に接続する、固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  19. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用電気的接続材を用いて発電セルと、他の発電セルまたは筐体とを電気的に接続する、固体酸化物形燃料電池モジュールの製造方法。
  20. 請求項5〜16のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材を用いて発電セルと、他の発電セルまたは筐体とを接合すると共に電気的に接続する、固体酸化物形燃料電池モジュールの製造方法。
  21. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用電気的接続材により電気的に接続された複数の発電セルを備える、固体酸化物形燃料電池。
  22. 請求項5〜16のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材が焼成されてなる接合層と、
    前記接合層により接合されると共に電気的に接続された複数の発電セルと、
    を備える、固体酸化物形燃料電池。
  23. 請求項21または22に記載の固体酸化物形燃料電池を備える、固体酸化物形燃料電池モジュール。
  24. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用電気的接続材により互いに電気的に接続された燃料電池及び筐体を備える、固体酸化物形燃料電池モジュール。
  25. 請求項5〜16のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池用接合材が焼成されてなる接合層と、
    燃料電池と、
    前記接合層により前記燃料電池と接合されると共に電気的に接続された筐体と、
    を備える、固体酸化物形燃料電池モジュール。
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