JPWO2013011575A1 - 変速機 - Google Patents

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裕之 長坂
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雄輝 汲川
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Abstract

シンクロナイザリングの仕事量を低減させて摩擦によるトルク損失を低減させるクラッチ装置を備えた変速機を提供するために、回転部材とクラッチカバーとの間またはクラッチカバーとセンタプレートとの間にエンジンの回転変動を吸収するダンパを設け、クラッチディスクを径小化したときの押圧装置が押圧する押圧圧力を、クラッチディスクを径小化する前の径に対応して設定する押圧圧力より増大させる。

Description

本発明は、変速機に関し、特にマニュアルトランスミッションをベースとし変速段の切替えやクラッチ操作が自動化された変速機に関する。
従来、内燃機関(エンジン)を駆動源とする自動車における自動化された変速機として、既存のマニュアルトランスミッションにアクチュエータを取り付け、運転者の意思、若しくは自動車状態により一連の変速操作(クラッチの断接、ギヤシフト、およびセレクト)を自動的に行なうAMT(オートメイテッドマニュアルトランスミッション)が知られている。また近年、よりスムーズな変速フィーリングを求めてクラッチ、入力軸をそれぞれ2つずつ備えるDCT(デュアルクラッチトランスミッション)も現れている(特許文献1参照)。
これらの自動変速機の変速段の切替えの方式として、多くが同期噛み合い方式を採用している。同期噛み合い方式では、例えば入力軸に入力軸と一体回転する歯車が固定され、出力軸には、各変速段において入力軸の歯車と対になる歯車が出力軸と相対回転可能に支承されて対応する入力軸歯車と常時噛合している。そしてこのような各変速段を形成する各歯車対によって所望の変速段に変更するときには、出力軸に支承される所望の変速段の歯車と出力軸との間に配置されるシンクロ機構によって所望の変速段の歯車と出力軸とを同期させ回転連結している。これによって入力軸と出力軸とは所望の変速段の歯車対を介してスムーズに回転連結され変速が完了する。
特表2007−534899号公報
しかしながら、特許文献1に示すものでは、ドライバの変速に対するフィーリングの要求を満足させるために入力軸と出力軸とをスムーズに、かつ短時間で連結させる必要がある。このためシンクロ機構部ではクラッチのクラッチディスクで発生する慣性力を効果的に吸収しながら歯車と出力軸とを連結させるために、摩擦面を大きくし摩擦力(仕事量)を増して対応している。これにより背反事項としてシンクロ機構部では過大な摩擦力によるトルク損失が発生しエンジン効率が悪化してしまう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ドライバの変速に対するフィーリングの要求を満足させつつ、シンクロ機構部の仕事量を低減させて摩擦によるトルク損失を低減させるクラッチ装置を備えた変速機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る変速機は、ケースと、前記ケース内に軸線方向に軸承された入力軸および出力軸と、エンジンによって回転される回転部材に回転連結され前記回転部材によって回転されるクラッチカバーと、前記入力軸に回転を規制されて軸線方向に移動可能に支承されたクラッチディスクと、前記クラッチカバーに回転を規制され軸線方向に移動可能に支承され前記クラッチディスクを押圧するプレッシャプレートと、前記クラッチカバーに設けられたセンタプレートと、前記プレッシャプレートを押圧して前記クラッチディスクを前記センタプレートとの間で挟持する押圧装置と、を備え前記エンジンと前記入力軸とを係脱するクラッチ装置と、前記回転部材と前記クラッチカバーとの間または前記クラッチカバーと前記センタプレートとの間に設けられ前記エンジンの回転変動を吸収するダンパと、互いに噛合された歯車対のうちの一方歯車が前記入力軸および前記出力軸の一方軸に固定され、前記歯車対の他方歯車が前記入力軸および前記出力軸の他方軸に回転可能に支承され、シフトクラッチが有するシンクロナイザリングにより前記入力軸および前記出力軸の他方軸が回転連結する複数の歯車対と、を備え、前記クラッチディスクを径小化したときの前記押圧装置が押圧する押圧圧力を、前記クラッチディスクを径小化する前の径に対応して設定する押圧圧力より増大させる。
上記の課題を解決するために、請求項2に係る変速機は、請求項1において、増大させる押圧圧力の大きさは、前記径小化する前の径に対応して設定される押圧圧力に対して+3〜+40%の範囲である。
上記の課題を解決するために、請求項3に係る変速機は、請求項1または2において、前記プレッシャプレート、および前記センタプレートのうちの少なくとも一部材の板厚は、当該一部材の体積を前記入力軸に伝達する前記エンジンの駆動トルクと前記径小化する前の前記クラッチディスクの径とに応じて設定される一部材の体積より増大させるよう設定される。
上記の課題を解決するために、請求項4に係る変速機は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記複数の歯車対のうち最も低速段の歯車対の減速比を、前記入力軸に伝達する前記エンジンの駆動トルクと前記径小化する前の前記クラッチディスクの径とに応じて設定される1速段の歯車対の減速比より増大させる。
上記の課題を解決するために、請求項5に係る変速機は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記入力軸は、前記ケースに同軸で回転可能に軸承された第1入力軸および第2入力軸であり、前記出力軸は、前記ケースに前記第1入力軸および前記第2入力軸とそれぞれ平行で回転可能に軸承された第1出力軸および第2出力軸であり、前記複数の歯車対のうちの各駆動側の前記一方歯車は前記第1および第2入力軸に固定され、前記複数の歯車対のうちの各従動側の前記他方歯車は前記第1および第2出力軸に支承され、前記クラッチ装置の前記プレッシャプレートが第1プレッシャプレートおよび第2プレッシャプレートであり、前記クラッチディスクが前記第1プレッシャプレートと前記センタプレートとの間に挟持される第1クラッチディスクおよび前記第2プレッシャプレートと前記センタプレートとの間に挟持される第2クラッチディスクである。
請求項1に係る発明によれば、ダンパを回転部材とクラッチカバーとの間またはクラッチカバーとセンタプレートとの間に設けたので、クラッチディスクの内径部にダンパを設ける必要がなくクラッチディスクを径小化できる。そして、このときクラッチディスクを径小化することによって低下するエンジン駆動トルクの入力軸への伝達量は、押圧装置の押圧圧力を、径小化する前のクラッチディスクの径に対応して設定する押圧圧力に対して増加させることによって補償する。これによりクラッチディスクは小径、軽量となり回転慣性力が低減し、シンクロナイザリングの仕事量を低減することができるのでエンジン効率が向上するとともに変速機の小型化を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1において、増加させる押圧圧力を+3〜+40%の範囲とするので、通常の押圧装置をそのまま利用でき低コストに対応できる。
請求項3に係る発明によれば、請求項1または2において、センタプレートおよびプレッシャプレートのうちの少なくとも一部材の板厚は、該一部材の体積が、少なくとも入力軸に伝達するエンジンの駆動トルクと径小化する前のクラッチディスクの径とに応じて設定される一部材の体積より大きくなるよう設定される。これにより、少なくとも一部材はクラッチディスクが径小化する前に設定された一部材より大きなヒートマスを備えるので、発生する熱によって一部材が過熱し摩擦力が大きく低下することを抑制できる。
請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至3のいずれか1項において、最も低速段の歯車対の減速比を入力軸に伝達するエンジンの駆動トルクと径小化する前のクラッチディスクの径とに応じて設定される1速段の歯車対の減速比より増大させて設定する。このためクラッチディスク、プレッシャプレートおよびセンタプレートにおいて、最も発熱の可能性が高い発進時のエンジントルクは低減されるのでクラッチ係合時において発熱が抑制される。これによりクラッチディスク、プレッシャプレートおよびセンタプレートの少なくとも1つの部材の外径が低減されても、外径が低減された部材が過熱し摩擦力が大きく低下することが抑制される。また請求項3の板厚の増大を同時に実施する場合には、さらに効果的に発熱に対する抑制効果が得られる。
請求項5に係る発明によれば、変速機は、デュアルクラッチ式の自動変速機である。これにより2つのクラッチディスク、センタプレート、および2つのプレッシャプレートを径小化することができるので、小型化、および軽量化の効果を良好に得ることができる。
第1の実施形態にかかる変速機1の全体構造を示すスケルトン図である。 ダンパの模式図である。 第2の実施形態にかかる変速機の全体構造を示すスケルトン図である。 第3の実施形態にかかる変速機の全体構造を示すスケルトン図である。
以下、本発明を具体化した変速機の第1の実施形態について、変速機のスケルトン図である図1、およびダンパ24の模式図である図2を参照し説明する。第1の実施形態である変速機1は、エンジン横置き自動車用の変速機である。なお、このとき横置きとは、エンジンENGの出力軸が自動車の幅方向と平行になるエンジンの配置方法をいう。変速機1は、図1に示すように、フライホイール23(本発明の回転部材に相当する)を介して回転駆動力(駆動トルク)を発生させるエンジンENGと連結される前進7速、および後進1速を有するデュアルクラッチ式自動変速機(DCT;DualClutchTransmission)である。なお、本実施形態においては、エンジンENGの排気量は自然吸気式(NA)の1.5Lとし、発生する最大エンジン駆動トルクが150N・mであるとする。
変速機1はケース10と、一方軸である第1入力軸21、および第2入力軸22(本発明の入力軸に相当する)と、他方軸である第1出力軸31、および第2出力軸32(本発明の出力軸に相当する)と、デュアルクラッチ40(本発明のクラッチ装置に相当する)と、ダンパ24と、後進ギヤ70と、複数の歯車対71〜77と、を有している。
ケース10は、図1に示すようにミッションケース11とクラッチハウジング12とを有する。ミッションケース11およびクラッチハウジング12は、複数の軸受けにより第1入力軸21、第2入力軸22、第1出力軸31、および第2出力軸32の各軸を支承している。支承する第1、第2入力軸21、22は1速段〜7速段の各変速段の駆動ギヤ51〜57(本発明の「駆動側の一方歯車」に相当する)を一体回転可能に固定している。支承する第1、第2出力軸31、32は、最終減速駆動ギヤ58、68を一体回転可能に固定し、1速段〜7速段の各変速段の従動ギヤ61〜67(本発明の「従動側の他方歯車」に相当する)、後進ギヤ70を回転(遊転)可能に支承している。また各駆動ギヤ51〜57と各従動ギヤ61〜67とはそれぞれ符号の小さい方から順にそれぞれ対応して常時噛合されており1速段〜7速段の歯車対71〜77を夫々形成している。なお以降、第1入力軸21、第2入力軸22、第1出力軸31、および第2出力軸32と同一軸方向を入出力軸方向と称す。
第1入力軸21は、軸受によりミッションケース11に対して回転可能に支承されている。また、第1入力軸21の外周面には、軸受けを支持する部位と複数の外歯スプラインが形成されている。そして、第1入力軸21には、1速駆動ギヤ51および大径の3速駆動ギヤ53が直接形成されている。5速駆動ギヤ55および7速駆動ギヤ57は、第1入力軸21の外周面に形成された外歯スプラインにスプライン嵌合により圧入されている。また、第1入力軸21には、デュアルクラッチ40が有する後述する第1クラッチディスク41に連結される連結部が形成されている。
第2入力軸22は、中空軸状に形成されており、第1入力軸21の一部の外周に複数の軸受を介して回転可能に支承され、且つ、軸受によりクラッチハウジング12に対して回転可能に支承されている。つまり、第2入力軸22は、第1入力軸21に対して同軸で相対回転可能に配置されている。また、第2入力軸22の外周面には、第1入力軸21と同様に、軸受けを支持する部位と複数の外歯歯車が同軸に形成されている。第2入力軸22には、2速駆動ギヤ52、4速駆動ギヤ54および6速駆動ギヤ56が同軸に形成されているとともにデュアルクラッチ40が有する後述する第2クラッチディスク42に連結される連結部が形成されている。
第1出力軸31は、軸受によりミッションケース11およびクラッチハウジング12に対して回転可能に支承され、ミッションケース11内において第1入力軸21に平行に配置されている。また、第1出力軸31の外周面には、最終減速駆動ギヤ58が形成されるとともに、軸受けを支持する部位と複数の外歯スプラインが形成されている。第1出力軸31の外歯スプラインには、シフトクラッチ101、103の各ハブ201がスプライン嵌合により圧入されている。
最終減速駆動ギヤ58は、ディファレンシャル(差動機構)のリングギヤ80に噛合している。第1出力軸31には、1速従動ギヤ61、および3速従動ギヤ63、4速従動ギヤ64、および後進ギヤ70を遊転(相対回転)可能に支承する支持部が形成されている。1速従動ギヤ61は第1入力軸21に形成された1速駆動ギヤ51と常時噛合され本発明に係る最も低速段の歯車対である1速段歯車対71を形成している。
そして、本発明においては1速段歯車対71の減速比を、通常、同排気量(自然吸気1.5L)、および同エンジン駆動トルクを有するエンジンENGに対して設定される1速ギヤの減速比よりも大きくなるよう設定している。これにより1速段での発進時における必要エンジントルクを低減させることができる。そして後述する本発明において径小化した第1、第2クラッチディスク41、42、第1、第2プレッシャプレート43、44、およびセンタプレート45の発熱を抑制できる。
このとき減速比の大きさをどのように設定してもよいが、例えば後述の本実施形態において径小化する第1、第2プレッシャプレート43、44、およびセンタプレート45の各部材のうち少なくとも一部材の体積を基準として設定してもよい。具体的には、エンジン排気量およびエンジン駆動トルクによって設定される通常のサイズのクラッチディスクに対応する通常のサイズのプレッシャプレートの体積と、実際に使用する第1、および第2プレッシャプレート43、44の体積とを比較する。そして比較結果が逆比例するよう減速比を決定すればよい。つまり使用する第1、第2プレッシャプレート43、44の体積が、通常のサイズのプレッシャプレートの体積と同じであれば、減速比は変更しない。しかし使用する第1、第2プレッシャプレート43、44の体積が通常のサイズのプレッシャプレートの体積よりも小さくなれば、減速比を小さくなった体積に逆比例させて大きくすればよい。ただし、この態様に限らず、使用する第1、第2プレッシャプレート43、44の体積が通常のサイズのプレッシャプレートの体積よりも大きくなった時であっても減速比を大きく設定してもよい。
なお、ここでいうクラッチディスク、プレッシャプレート(およびセンタプレート)の通常のサイズについて説明する。通常のサイズとは、エンジンENGのエンジン排気量およびエンジン駆動トルクの大きさに対応して一般的に採用されるクラッチディスクの直径(呼び径)、および該クラッチディスクの直径と入力軸に伝達するエンジンENGの駆動トルクとに対応して設定されるプレッシャプレートおよびセンタプレートの直径および体積の大きさをいう。また以降の説明においても、通常のサイズ(径、体積)という場合には上記の説明の通りエンジンENGの排気量および駆動トルクの大きさに対応して一般的に採用されるクラッチディスクの直径(呼び径)と、該クラッチディスクの直径に対応するプレッシャプレートおよびセンタプレートのサイズ(径、体積)のことをいうものとする。なお、本実施形態においては、本発明に係るクラッチディスクを径小化する前の径として、一例として上記で説明した通常のサイズ(径)を基準として説明している。しかしこれに限らずクラッチディスク等を径小化する前の径はどのように設定されたものであってもよい。例えば、実際に使用しているクラッチディスクがあれば、該クラッチディスクの径を、径の設定の仕方に関わらず本発明に係る径小化する前の径としてもよい。
また各部材の体積とは関係なく、一律に例えば3%〜40%の範囲で減速比を大きくしてもよい。なお、本実施形態においては各部材の体積とは関係なく、1速段歯車対71の減速比を一律に10%だけ大きくするようにする。
上記により半クラッチ状態を多用し、第1クラッチディスク41、第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45に大きな負荷がかかり熱を発生させやすい1速段での発進時において必要エンジントルクを低減させることができ、発熱を抑制できる。つまり、たとえ第1クラッチディスク41、第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45の各ディスク径が径小化して小さくなり、各体積、すなわちヒートマスが小さくなっても第1クラッチディスク41、第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45の熱の蓄積は良好に抑制され昇温が好適に防止される。
第2出力軸32は、軸受によりミッションケース11およびクラッチハウジング12に対して回転可能に軸承され、ミッションケース11内において第1入力軸21に平行に配置されている。また、第2出力軸32の外周面には、第1出力軸31と同様に、最終減速駆動ギヤ68が形成されるとともに、軸受けを支持する部位と複数の外歯スプラインが形成されている。第2出力軸32の外歯スプラインには、シフトクラッチ102、104の各ハブ201がスプライン嵌合により圧入されている。最終減速駆動ギヤ68は、ディファレンシャルのリングギヤ80に噛合している。さらに、第2出力軸32には、2速従動ギヤ62、5速従動ギヤ65、6速従動ギヤ66、7速従動ギヤ67、を相対回転(遊転)可能に支承する支持部が形成されている。
後進ギヤ70は、第1出力軸31に形成された後進ギヤ70の支持部に相対回転(遊転)可能に設けられている。また、本実施形態において、後進ギヤ70は、2速従動ギヤ62に一体的に形成された小径ギヤ62aに常に噛合している。
次に、第1〜第4シフトクラッチ101〜104について説明する。第1シフトクラッチ101は、第1出力軸31の軸方向において1速従動ギヤ61と3速従動ギヤ63との間に配置されている。第2シフトクラッチ102は、第2出力軸32の軸方向において2速従動ギヤ62と6速従動ギヤ66との間に配置されている。また第3シフトクラッチ103は、第1出力軸31の軸方向において4速従動ギヤ64と後進ギヤ70との間に配置されている。さらに第4シフトクラッチ104は、第2出力軸32の軸方向において5速従動ギヤ65と7速従動ギヤ67との間に配置されている。
まず第1シフトクラッチ101は、第1出力軸31にスプライン固定されたクラッチハブ201と、1速従動ギヤ61に圧入固定された1速係合部材205と、3速従動ギヤ63に圧入固定された3速係合部材205と、クラッチハブ201と左右の各係合部材205、205の間にそれぞれ介在されたシンクロナイザリング203と、クラッチハブ201の外周に軸線方向へ移動自在にスプライン係合されたスリーブ202よりなり、各従動ギヤ61、63を交互に第1入力軸21に離脱可能に接続する周知のシンクロメッシュ機構である。
第1シフトクラッチ101のスリーブ202は、中立位置では係合部材205、205の何れにも係合されていない。しかし図略のシフト操作装置の作動によってスリーブ202が1速従動ギヤ61側にシフトされれば、スリーブ202は1速従動ギヤ61側のシンクロナイザリング203のチャンファ(図略)を押しつけ、シンクロナイザリング203の接触面(図略)を1速従動ギヤ61のテーパ面(図略)上に押しつける。次にスリーブ202とシンクロナイザリング203と1速従動ギヤ61との回転が同期すると、スリーブ202が更にシフト方向へ移動し1速係合部材205と噛合する。これによって第1出力軸31と1速従動ギヤ61とを同期させて連結し1速段を形成する。またシフト操作装置によりスリーブ202を3速従動ギヤ63側にシフトさせれば、同様にして第1出力軸31と3速従動ギヤ63の回転を同期させた後にこの両者を一体的に連結して3速段を形成する。
第2〜第4シフトクラッチ102〜104は、第1シフトクラッチ101と実質的に同一構造で取り付け位置が異なるのみである。第2シフトクラッチ102は2速従動ギヤ62、および6速従動ギヤ66を第2出力軸32に選択的に連結して2速段、および6速段を形成し、第3シフトクラッチ103は4速従動ギヤ64、および後進ギヤ70を第1出力軸31に選択的に連結して4速段、および後進段を形成し、第4シフトクラッチ104は5速従動ギヤ65、および7速従動ギヤ67を第1出力軸31に選択的に連結して5速段、および7速段を形成する。
クラッチハウジング12は、ミッションケース11の端面と対向する端面を有し、ミッションケース11とボルト締結(図示しない)により固定される。このクラッチハウジング12は、複数の軸受けにより各軸を支承するとともに、内部にデュアルクラッチ40(本発明のクラッチ装置に相当する)を収容している。
デュアルクラッチ40は、乾式の摩擦式クラッチ装置であり、回転軸が第1入力軸21、および第2入力軸22と同軸に設けられている。デュアルクラッチ40は、クラッチカバー47と、第1、および第2クラッチディスク41、42(本発明のクラッチディスクに相当する)と、第1、および第2プレッシャプレート43、44(本発明のプレッシャプレートに相当する)と、センタプレート45と、クラッチアクチュエータ46(本発明の押圧装置に相当する)と、を備え、エンジンENGと、第1入力軸21、および第2入力軸22とを係脱する。そして第1、および第2プレッシャプレート43、44と、センタプレート45とはそれぞれ本発明の一部材に相当する。なお、エンジンENGと第1入力軸21とを係脱する第1クラッチディスク41、第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45を合わせて第1クラッチC1とする。またエンジンENGと第2入力軸22とを係脱する第2クラッチディスク42、第2プレッシャプレート44、およびセンタプレート45を合わせて第2クラッチC2とする。クラッチアクチュエータ46の作動によってそれぞれ係合する第1クラッチC1、および第2クラッチC2はそれぞれ独立して作動される様、構成されている。
クラッチカバー47は、有底円筒状に形成され回転軸線が第1入力軸21、および第2入力軸22と同軸に配置されている。クラッチカバー47は、エンジンENGによって回転されるフライホイール23にダンパ24(図2参照)を介して回転連結されて回転される。これによってエンジンENGの回転変動等がダンパ24によって吸収され、第1入力軸21、および第2入力軸22に影響を与えない。
第1、および第2クラッチディスク41、42は、円板状部材である。第1、および第2クラッチディスク41、42は、円板中心部において、それぞれが第1入力軸21、および第2入力軸22と同軸に、かつそれぞれの連結部にスプライン係合されて相対回転を規制され軸線方向に移動可能に支承されている。このとき第1クラッチディスク41は図1におけるクラッチカバー47内の右方に配置され第1入力軸21の連結部に連結されている。また第2クラッチディスク42は図1におけるクラッチカバー47内の左方に配置され第2入力軸22の外周に形成された連結部に連結されている。
本実施形態においては、第1、および第2クラッチディスク41、42のディスク径を8インチとした。通常、クラッチディスクの径(呼び径)はエンジンENGの排気量やエンジン駆動トルク等に対応して0.5インチ毎に区分され設定される。そして、本実施形態と同様のエンジン排気量(1.5L)、および最大エンジン駆動トルク(150N・m程度)を備えるエンジンENGにおいては、通常、エンジン駆動トルクの伝達量を考慮してクラッチディスクの呼び径を8.5インチ(本発明の径小化する前の径に相当する)程度とすることが適当とされる。
しかし本発明においては発明者が実験を重ね、径小化する前の径から1サイズ(0.5インチ)径小化した8インチのクラッチディスクによっても、所定の条件(クラッチアクチュエータ46の押圧圧力を増加する等)によっては充分150N・mの駆動トルクを第1、および第2入力軸21、22に伝達できることを見いだした。そして本実施形態においては、従来、クラッチディスクの内径部に備えたダンパ24を、フライホイール23とクラッチカバー47との間に設けたことにより第1、および第2クラッチディスク41、42の径を8.5インチ(径小化する前の径)→8インチに径小化した。
このような第1、および第2クラッチディスク41、42の径小化によって第1、および第2クラッチディスク41、42は小径、軽量となって回転による慣性トルクは良好に低減される。このためシフトクラッチ102〜104が有する各シンクロナイザリング203の各歯車対71〜77と各出力軸31、32とを連結するための必要仕事量は低減され、これにより各シンクロナイザリング203の摩擦面で損失が発生しエンジン効率が低下する虞は低く効率を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、エンジン排気量を1.5Lとし、最大エンジン駆動トルクを150N・m程度とした。しかし発明者はこれ以外にも、エンジン排気量を1.3L〜1.5Lの範囲に拡張し、加給器を備えて実験を行ない、最大エンジン駆動トルクが250N・mまでの条件について本発明が適用可能であることを見いだした。これにより、本発明においては、最大排気量が1.3L〜1.5Lであり最大駆動トルクが150N・m〜250N・mまでの条件のエンジンに使用する変速機において実施可能である。なお、実験の結果より、250N・m時の径小化する前のクラッチディスクの径(呼び径)は、通常、10インチが適当とされるが、ここから3サイズ(0.5×3)径小化して8.5インチとする。これによって、良好に慣性力が低減できるとともに、好適にエンジン駆動トルクの伝達を行なうことができる。
次に、一部材である第1、および第2プレッシャプレート43、44について説明する。第1、および第2プレッシャプレート43、44は円環状部材でありセンタプレート45と外周を板ばねによって係合されて回転を規制され軸線方向に移動可能に支承されている。第1プレッシャプレート43は図1におけるクラッチカバー47内の第1クラッチディスク41よりも右方で、かつ第1、第2入力軸21、22と同軸に配置されている。第1プレッシャプレート43はクラッチアクチュエータ46の駆動によって入出力軸方向を第1クラッチディスク41に向かって押動されたり離間されたりする。そして第1クラッチディスク41に向かって押動されたときに第1クラッチディスク41をセンタプレート45との間で挟持する。これにより第1プレッシャプレート43、第1クラッチディスク41、およびセンタプレート45が初め半クラッチ状態で滑りながらやがて完全に係合し連結されて一体回転し、エンジン駆動トルクを第1入力軸21に伝達する。
また第2プレッシャプレート44は図1におけるクラッチカバー47内の第2クラッチディスク42よりも左方で、かつ第1、第2入力軸21、22と同軸に配置されている。第2プレッシャプレート44はクラッチアクチュエータ46の駆動によって入出力軸方向を第2クラッチディスク42に向かって押動されたり離間されたりする。そして第2クラッチディスク42に向かって押動されたときに第2クラッチディスク42をセンタプレート45との間で挟持する。これにより第2プレッシャプレート44、第2クラッチディスク42、およびセンタプレート45が、半クラッチ状態で初め滑りながらやがて完全に係合し連結されて一体回転し、エンジン駆動トルクを第2入力軸22に伝達する。
第1、および第2プレッシャプレート43、44の直径は、径小化した第1、および第2クラッチディスク41、42に適合させて径小化する。つまり、径小化する前のクラッチディスクの径に対応して設定された径小化前のプレッシャプレートの径に対して所定量だけ径小化する。これによって小型化を図ることができる。
また、第1、第2プレッシャプレート43、44の厚さ(板厚)は、第1、第2プレッシャプレート43、44の体積が、少なくとも、径小化する前のクラッチディスクの直径と入力軸に伝達するエンジン駆動トルクとに応じて通常設定されるプレッシャプレートの体積より増大するように設定される。このため径小化した第1、第2プレッシャプレート43、44は少なくとも通常の径および体積で設定されるプレッシャプレートより大きなヒートマスを備える。これにより第1、第2クラッチディスク41、42との係合時において、摩擦で発生する熱により第1、第2プレッシャプレート43、44が過熱し第1、第2クラッチディスク41、42との係合面の摩擦力が大きく低下する虞はない。
別の一部材であるセンタプレート45は、円環状部材であり、入出力軸方向において第1クラッチディスク41と第2クラッチディスク42との間に配置されている。センタプレート45は、外周部をクラッチカバー47の内周面に固定されクラッチカバー47と一体回転可能に形成されている。またセンタプレート45の内径部は、第2入力軸22にボールベアリング26を介し、第2入力軸22に対して同軸に軸承され相対回転可能となっている。
またセンタプレート45の直径は、径小化した第1、第2クラッチディスク41、42、および径小化した第1、第2プレッシャプレート43、44に適合させて径小化するものとする。これによって小型化を図ることができる。そしてセンタプレート45の厚さ(板厚)を、第1、第2プレッシャプレート43、44と同様、センタプレート45の体積が少なくとも径小化する前のクラッチディスクと入力軸に伝達するエンジンENGのエンジン駆動トルクとに対応して通常設定されるセンタプレートの体積より増大するように設定する。このため径小化したセンタプレート45は少なくとも通常の径および体積で設定されるセンタプレートより大きなヒートマスを備える。これにより第1、第2クラッチディスク41、42との係合時において、摩擦で発生する熱によりセンタプレート45が過熱し第1、第2クラッチディスク41、42との係合面の摩擦力が大きく低下する虞はない。
なお、本実施形態においては、第1、第2プレッシャプレート43、44、およびセンタプレート45の板厚を増大させた。しかしこの態様に限らず、いずれか一つの部材のみの板厚を増大させるだけでもよい。これによっても相応の効果が得られる。
また第1、第2プレッシャプレート43、44、およびセンタプレート45の板厚を増大させるときに、本実施形態と同様のエンジン排気量(1.5L)、およびエンジン駆動トルク(150N・m程度)を備えるエンジンENGにおいて、各部材43、44、45の各体積が通常設定される各部材の体積を越えるよう各板厚を設定した。しかしこれに限らず、通常設定される各部材の体積と同じ体積でもよい。これによっても充分効果は得られる。
ダンパ24は、フライホイール23(回転部材)とデュアルクラッチ40のクラッチカバー47との間に設けられエンジンENGの回転変動を吸収する。ダンパ24は、一般的に変速機の入力軸とエンジンとの間に搭載されている一般的なダンパである。本実施形態においては、図2に示すように、フライホイール23の外周縁に設けられた例えば8個の凹部23aに圧縮スプリング25がそれぞれ等間隔で配置されている。そして圧縮スプリング25の一端を凹部23aの一端、つまりフライホイール23が受け、圧縮スプリング25の他端をクラッチカバー47から延出された支持腕47aが受けている。これによってエンジンENGの回転変動等をダンパ24の圧縮スプリング25が良好に吸収する。また通常回転時においては圧縮スプリング25を介してフライホイール23とクラッチカバー47とを一体回転可能としている。ただしダンパ24の構造は上述したものに限らずどのような構造のものでもよい。また圧縮スプリング25は8個に限らず、円周上に均等に配置できればいくつでもよい。
クラッチアクチュエータ46は、第1、第2プレッシャプレート43、44にそれぞれ設けられた各ダイヤフラムスプリング46aにそれぞれ油圧配管で接続されている。そして油圧が発生されていない状態において各ダイヤフラムスプリング46aは外周部に発生するスプリング力が解除されるよう構成されている。これにより第1、第2プレッシャプレート43、44と第1、第2クラッチディスク41、42とはそれぞれ係合を解除されている。
クラッチアクチュエータ46は、自動車の制御指令に基づき図略の電動モータを回転作動させることによって油圧を発生させる。そして該油圧を各ダイヤフラムスプリング46aに付与すると、各ダイヤフラムスプリング46aに付勢力が発生し、第1、または第2プレッシャプレート43、44を第1、または第2クラッチディスク41、42方向に向かってそれぞれ押圧する。そして第1、または第2プレッシャプレート43、44は、第1、または第2クラッチディスク41、42をセンタプレート45との間でそれぞれ挟持し係合する。
このようにしてクラッチアクチュエータ46は、油圧の大きさを調整することにより第1、第2プレッシャプレート43、44が第1、第2クラッチディスク41、42をそれぞれ押圧する押圧圧力を調整し係合力を制御する。なお、油圧の大きさと押圧圧力との関係は予め取得され、制御装置の図略のROMに記憶されている。そしてクラッチアクチュエータ46は制御装置の指令によって第1、第2プレッシャプレート43、44を入出力軸方向に所定の押圧圧力でそれぞれ押圧する。
押圧圧力は、第1、第2クラッチディスク41、42の各ディスク径と、第1、第2入力軸21、22に伝達すべきエンジン駆動トルクの大きさとに基づいて決定される。本発明では、発明者による実験の結果を基に第1、第2クラッチディスク41、42の各ディスク径(呼び径)を通常の8.5インチ(径小化する前の径)から8インチに径小化した。発明者は該8インチの第1、第2クラッチディスク41、42に対する適切な押圧圧力を実験によって求め、径小化する前の径である8.5インチのクラッチディスクに対して付与するクラッチアクチュエータ46の押圧圧力に対して+3%〜+40%、好適には+10%の押圧圧力を付与することとした。これにより第1入力軸21、および第2入力軸22に対して、エンジンENGの駆動トルク150N・mを良好に伝達することができる。
次に、上述の第1の実施形態の構成における作動について説明する。変速機1が始動されると、図略の制御装置は、アクセル開度、エンジン回転速度、車速などの自動車の作動状態に応じて、デュアルクラッチ40の第1および第2クラッチC1、C2並びに各シフトクラッチ101〜104を作動させギヤ段を適宜切替える。エンジンENGが始動した後の自動車不作動状態ではデュアルクラッチ40の第1および第2クラッチC1、C2はともに解除されており、各シフトクラッチ101〜104は中立位置にある。そこで代表として停車状態から1速段で発進する場合、および1速段から2速段に変速する場合について説明する。
まず、停車状態から1速段で発進する場合について説明する。このとき、デュアルクラッチ40の第1、および第2クラッチC1、C2はともに解除されている。次に停車状態において変速機1のシフトレバー(図示省略)を前進位置とすれば、制御装置は、1速段と3速段との切替え用の第1シフトクラッチ101を駆動させるため、シフト操作装置(図略)を駆動させる。これにより第1シフトクラッチ101のスリーブ202が1速従動ギヤ61の方向にスライドされる。そしてスライドされたスリーブ202は、1速従動ギヤ61側のシンクロナイザリング203のチャンファ(図略)を押しつけ、シンクロナイザリング203の接触面(図略)を1速従動ギヤ61のテーパ面(図略)上に押しつける。次にスリーブ202とシンクロナイザリング203と1速従動ギヤ61との回転が同期すると、スリーブ202が更にシフト方向へ移動し1速係合部材205と噛合して1速段を形成する。なお、このとき、1速駆動ギヤ51が軸承される第1入力軸21は回転していない。
そしてアクセル開度が増大してエンジンENGが所定の回転速度を越えると制御装置(図略)はアクセル開度に合わせてデュアルクラッチ40のクラッチアクチュエータ46を作動させ油圧をデュアルクラッチ40に供給する。
クラッチアクチュエータ46は押圧圧力を徐々に増加させてダイヤフラムスプリング46aのスプリング力が大きくなるよう制御しダイヤフラムスプリング46aによって第1プレッシャプレート43を押動する。そして第1プレッシャプレート43はセンタプレート45との間で挟持する通常の径である径小化する前の径(8.5インチ)のクラッチディスクより小径(8インチ)に形成された第1クラッチディスク41と半クラッチ状態で係合しながらやがて完全係合し一体回転する。このときのクラッチアクチュエータ46の押圧圧力はディスク径が8.5インチ(径小化する前の径)で形成される通常のクラッチディスクに付与する押圧圧力に対して+3%〜+40%の範囲(本実施形態においては好ましくは+10%)で増加するよう付与する。これによりエンジンENGの駆動トルクは第1クラッチディスク41が径小化する前の径(8.5インチ)よりも小径(8インチ)でありながらも第1クラッチC1から第1入力軸21に良好に伝達され、第1入力軸21、1速段歯車対71、第1シフトクラッチ101、第1出力軸31、最終減速駆動ギヤ58を介してディファレンシャルのリングギヤ80に伝達され、自動車は1速で走行し始める。
このとき、径小化前の通常の径から径小化した第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45は、少なくとも通常の径によって形成されたプレッシャプレートおよびセンタプレートの体積より大きくなるように板厚が設定され形成されている。これにより第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45は、径小化前の通常の径のプレッシャプレートおよびセンタプレートを越えるヒートマスを備えているので効果的に過熱、および過熱による摩擦力の低下が抑制される。
また、1速段歯車対71の減速比が、クラッチディスクのディスク径が径小化する前の径である8.5インチで形成された場合の1速段における通常の減速比よりも10%だけ大きく設定されている。本実施形態においては、第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45は通常のプレッシャプレート、およびセンタプレートより大きな体積を有しているため減速比を大きくしなくてもよい。しかし、さらに効果を上げるため1速段の通常の減速比に対し、+10%の減速比とした。これにより第1クラッチディスク41、第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45において最も発熱の可能性が高い発進時のエンジン駆動トルクは低減されるので、第1クラッチディスク41、第1プレッシャプレート43、およびセンタプレート45の係合時においても発熱が良好に抑制される。
次に1速段から2速段に変速する場合について説明する。アクセル開度が増大するなどして1速段で走行中の自動車の作動状態が2速走行に適した状態となれば、制御装置は、スロットルバルブを戻し、第1シフトクラッチ101を作動させて第1速歯車対71と出力軸31との係合を解除する。このとき、第1速歯車対71と出力軸31との係合を解除する以前に、第1速歯車対71と出力軸31とを係合させたのと同様の制御によって第2速段である第2速歯車対72と出力軸32との係合が完了している。つまり制御装置は、上記の第1シフトクラッチ101のときと同様に、第2速段と第6速段との切替え用第2シフトクラッチ102を駆動させるためにシフト操作装置(図略)を作動させ第2シフトクラッチ102が有するスリーブ202を2速従動ギヤ62側にスライドさせる。このとき、2速従動ギヤ62が相対回転(遊転)可能に支承される第2出力軸32は走行中の自動車の車速に応じた車輪の回転によって所定の回転数で回転されている。そこでスリーブ202をスライドさせながらシンクロナイザリング203によって第2出力軸32と2速従動ギヤ62とを滑らせながら徐々に同期させて係合させ2速段を形成する。このように、DCTにおいては1速段の解除を行なう前に2速段が形成されている。
次に、制御装置はデュアルクラッチ40のクラッチアクチュエータ46を作動させ、第1プレッシャプレート43の押圧圧力を減少させる。これにより制御装置は、第1プレッシャプレート43を第1クラッチディスク41から離間させて第1クラッチC1の係合を解除させながら、同時にクラッチアクチュエータ46を作動させ第2プレッシャプレート44を所定の押圧圧力で押圧する。そして半クラッチ状態を経由させながら通常のクラッチディスク(径小化する前のクラッチディスク)に対して径小化し8インチで形成された第2クラッチディスク42を、径小化した第2プレッシャプレート44とセンタプレート45との間に挟持し第2クラッチC2を係合状態とし一体回転させる。
このとき第2クラッチディスク42は通常のクラッチディスク(径小化する前のクラッチディスク)に対して小径で形成されているので、回転を阻止する方向への大きな慣性力が発生することはなくシンクロナイザリング203の摩擦面に大きな負荷が発生する虞はない。これによってシンクロナイザリング203の摩擦面の摩耗や滑り、およびエンジン駆動トルクの損失等が抑制される。
また、クラッチアクチュエータ46が押圧する押圧圧力は、径小化する前の呼び径8.5インチで形成される通常のクラッチディスクに付与する押圧圧力に対して+3%〜+40%の範囲(本実施形態においては好ましくは+10%)で増加させて付与される。これによりエンジンENGの駆動トルクは第2クラッチディスク42が径小化する前のクラッチディスクより小径でありながらも第2クラッチC2から第2入力軸22に良好に伝達され、第2入力軸22、2速段歯車対72、第2シフトクラッチ102、第2出力軸32、最終減速駆動ギヤ68を介してディファレンシャルのリングギヤ80に伝達され、自動車は第2速で走行する。
なお、このとき、エンジンENGの駆動トルクが最大トルク(150N・m)であってもクラッチアクチュエータ46の押圧圧力は上述の通り、通常の径小化する前のクラッチディスクに付与する駆動圧力に対して+3%〜+40%の範囲(本実施形態においては好ましくは+10%)で増加させて付与されるので、エンジンENGの最大駆動トルクは第2クラッチC2から第2入力軸22に良好に伝達される。
また第2プレッシャプレート44も板厚が通常の設定で形成されるプレッシャプレートの体積より大きくなるように設定されて通常のプレッシャプレートを越えるヒートマスを有している。これによって第2プレッシャプレート44が過熱し摩擦力が大きく低下する虞はない。なお、このときセンタプレート45が通常の設定で形成される径小化前のセンタプレートより大きなヒートマスを有していることについては1速変速時に説明したので、説明を省略する。
同様にして制御装置は、3速段〜7速段において各シフト操作装置の作動によって自動車の作動状態に応じた変速段を順次選択するとともに第1クラッチC1と第2クラッチC2を交互に且つ迅速に切替えて、その状態に適した変速段での走行が行われるようにする。
また、エンジンENGを起動させた停車状態において変速機1の図略のシフトレバーを後進位置とすれば、制御装置はそれを検出する。そして制御装置は上記と同様に、第4速段と後進段との切替え用の第3シフトクラッチ103を駆動させるために第3シフトクラッチ103用のシフト操作装置によってスリーブ202を後進ギヤ70方向にスライドさせる。そしてシンクロナイザリング203によって回転を同期させながら後進ギヤ70を噛合させ後進段を形成する。このとき後進ギヤ70は、変速段の2速従動ギヤ62と一体的に形成された小径ギヤ62aと常時噛合されている。これによってエンジン駆動トルクは第2クラッチC2から第2入力軸22、2速段歯車対72(2速駆動ギヤ52、2速従動ギヤ62)、小径ギヤ62a、後進ギヤ70、第3シフトクラッチ103、第1出力軸31、最終減速駆動ギヤ58を介してディファレンシャルのリングギヤ80に伝達され、自動車は後進を開始する。
なお、本実施形態においては、第1、および第2クラッチディスク41、42の呼び径を径小化する前の径(8.5インチ)から8インチに径小化したのに適合させて、第1、第2プレッシャプレート43、44、およびセンタプレート45を径小化した。このため発熱の抑制を目的として、第1、第2プレッシャプレート43、44、およびセンタプレート45の板厚を通常の使用において選択されるプレッシャプレートおよびセンタプレートの体積より大きくなるように設定した。また同時に、最も低速段(1速段)の1速段歯車対71の減速比を通常設定される1速段の減速比よりも大きくなるよう設定した。しかしこの態様に限らず板厚を増大させることと、低速段の歯車対の減速比を増大することとを別々に実施してもよい。これによっても相応の効果は得られる。
また、本実施形態においては、エンジンENGの排気量は自然吸気式の1.5Lとし、最大エンジン駆動トルクが150N・mであるとした。しかしこれに限らず最大排気量は1.3L〜1.5Lの範囲とし、加給器を搭載した場合の最大エンジントルクを250N・mまでとしたエンジンに適用してもよい。このときにもクラッチアクチュエータ46(押圧装置)が第1、または第2プレッシャプレート43、44を介して第1、または第2クラッチディスク41、42を押圧する押圧圧力を、通常のクラッチディスクの径(径小化する前の径)に対応して設定される通常の押圧圧力に対して+3〜+40%の範囲で加算してやればよい。
また、本実施形態においては、第1、第2入力軸21、22に駆動側の一方歯車51〜57を固定し、第1、第2出力軸31、32に従動側の他方歯車61〜67を回転可能に支承した。しかしこれに限らず、第1、第2入力軸21、22に駆動側の歯車51〜57を回転可能に支承し、第1、第2出力軸31、32に従動側の歯車61〜67を固定してもよい。
また、本実施形態においては、第1、第2クラッチディスク41、42、第1、第2プレッシャプレート43、44、およびセンタプレート45をすべて径小化したが、第1、および第2クラッチディスク41、42を径小化するだけでもよい。これによって第1、第2入力軸21、22に対する回転慣性力を好適に低減できる。
上述の説明から明らかなように、第1の実施形態によれば、ダンパ24をフライホイール23(回転部材)とクラッチカバー47との間に設けた。このため第1、および第2クラッチディスク41、42の内径部にダンパを設ける必要がなく第1、および第2クラッチディスク41、42を通常設定される8.5インチ(径小化する前の径)から8インチに径小化できる。そして、このとき第1、および第2クラッチディスク41、42を径小化することによって低下するエンジン駆動トルクの第1、および第2入力軸21、22への伝達量を、クラッチアクチュエータ46(押圧装置)の押圧圧力を、第1、第2クラッチディスク41、42の径小化する前の径(8.5インチ)に対応して通常設定される押圧圧力に対して増加させることによって補償する。これにより第1、第2クラッチディスク41、42の回転慣性力が低減し、シンクロナイザリング203の仕事量を低減させることができるのでシンクロナイザリング203の小型化、簡素化ができエンジン効率が向上するとともに変速機1の小型化を図ることができる。
また、第1の実施形態によれば、第1、第2クラッチディスク41、42に対するクラッチアクチュエータ46(押圧装置)の押圧圧力は、径小化する前のクラッチディスク径(8.5インチ)に対応して通常設定する押圧圧力に対し、+3〜+40%の範囲で増加する。これにより通常のクラッチアクチュエータ46をそのまま利用でき低コストに対応できる。
また、第1の実施形態によれば、センタプレート45、第1および第2プレッシャプレート43、44のうちの少なくとも一部材の板厚は、該一部材の体積が、少なくとも第1および第2入力軸21、22に伝達するエンジンENGの駆動トルクと、径小化する前のクラッチディスクの径と、に応じて通常設定される一部材の体積より大きくなるよう設定される。これにより、少なくとも一部材はクラッチディスクが径小化される前に設定された一部材より大きなヒートマスを備えるので、発生する熱によって該一部材が過熱し摩擦力が大きく低下する虞はない。
また、第1の実施形態によれば、複数の歯車対71〜77のうち最も低速段の歯車対の減速比を径小化する前のクラッチディスクの径とエンジンENGの駆動トルクとに応じて設定される1速段の歯車対の減速比より増大させて設定する。このため第1、第2クラッチディスク41、42、第1、第2プレッシャプレート43、44およびセンタプレート45において、最も発熱の可能性が高い発進時のエンジン駆動トルクが低減されるのでクラッチC1、C2係合時において発熱が抑制される。これにより第1、第2クラッチディスク41、42、第1、第2プレッシャプレート43、44およびセンタプレート45の少なくとも1つの部材が径小化され外径が低減されても、径小化された部材が過熱し摩擦力が大きく低下することが抑制される。また減速比の増大を上記の板厚の増大と同時に実施することによって、さらに効果的に発熱に対する抑制効果が得られる。
さらに、第1の実施形態によれば、変速機1は、デュアルクラッチ式の自動変速機(DCT)である。これにより2つの第1、第2プレッシャプレート43、44、センタプレート45、および2つの第1、第2クラッチディスク41、42を径小化することができるので、小型化、および軽量化の効果を良好に得ることができる。
なお、第2の実施形態として、図3に示すようにダンパ24をデュアルクラッチ40のクラッチカバー47とセンタプレート45との間に配置してもよい。これによっても第1の実施形態と同様の効果が得られる。図3の変速機は前進6速、後進1速のDCTであり、第1の実施形態の7速段の歯車対77の位置に後進歯車対を配置したものである。なお、第1の実施形態と同じ部品に対しては同じ符号を付与しており詳細な説明は省略する。
また、第3の実施形態として、図4に示すようにエンジン縦置き自動車用の変速機に対して第1の実施形態のように、ダンパ24をクラッチカバー47とフライホイール23との間に配置するようにしてもよい。これによっても第1の実施形態と同様の効果が得られる。なお、第1の実施形態と同じ部品に対しては同じ符号を付与しており詳細な説明は省略する。
また、第1乃至第3の実施形態において、クラッチ装置(クラッチアクチュエータ46)は油圧によって駆動するものだけでなく、電動モータによって駆動する形態のものでも適用可能である。
さらに、第1乃至第3の実施形態においては、デュアルクラッチ式自動変速機(DCT)によって発明を具体化したが、これに限らず手動式変速機(MT)のクラッチを自動化したオートメーテッドマニュアルトランスミッション(AMT)に適用してもよい。また、トルクコンバータを備えた一般的な自動変速機のクラッチ部に適用してもよい。
本発明に係るシンクロナイザリングの仕事量を低減してエンジン効率を向上させるクラッチ装置を有した変速機は、変速機構を有する様々な車両に用いるのに適している。
1・・・変速機、10・・・ケース、11・・・トランスミッションケース、12・・・クラッチハウジング、21・・・入力軸(第1入力軸)、22・・・入力軸(第2入力軸)、24・・・ダンパ、31・・・出力軸(第1出力軸)、32・・・出力軸(第2出力軸)、40・・・デュアルクラッチ、41・・・第1クラッチディスク、42・・・第2クラッチディスク、43・・・第1プレッシャプレート、44・・・第2プレッシャプレート、45・・・センタプレート、46・・・クラッチ装置(クラッチアクチュエータ)、47・・・クラッチカバー、51〜57・・・駆動側の一方歯車、58、68・・・最終減速駆動ギヤ、61〜67・・・従動側の他方歯車、62a・・・小径ギヤ、70・・・後進ギヤ、71〜77・・・歯車対、80・・・リングギヤ。

Claims (5)

  1. ケースと、
    前記ケース内に軸線方向に軸承された入力軸および出力軸と、
    エンジンによって回転される回転部材に回転連結され前記回転部材によって回転されるクラッチカバーと、前記入力軸に回転を規制されて軸線方向に移動可能に支承されたクラッチディスクと、前記クラッチカバーに回転を規制され軸線方向に移動可能に支承され前記クラッチディスクを押圧するプレッシャプレートと、前記クラッチカバーに設けられたセンタプレートと、前記プレッシャプレートを押圧して前記クラッチディスクを前記センタプレートとの間で挟持する押圧装置と、を備え前記エンジンと前記入力軸とを係脱するクラッチ装置と、
    前記回転部材と前記クラッチカバーとの間または前記クラッチカバーと前記センタプレートとの間に設けられ前記エンジンの回転変動を吸収するダンパと、
    互いに噛合された歯車対のうちの一方歯車が前記入力軸および前記出力軸の一方軸に固定され、前記歯車対の他方歯車が前記入力軸および前記出力軸の他方軸に回転可能に支承され、シフトクラッチが有するシンクロナイザリングにより前記入力軸および前記出力軸の他方軸が回転連結する複数の歯車対と、
    を備え、
    前記クラッチディスクを径小化したときの前記押圧装置が押圧する押圧圧力を、前記クラッチディスクを径小化する前の径に対応して設定する押圧圧力より増大させる変速機。
  2. 請求項1において、増大させる押圧圧力の大きさは、前記径小化する前の径に対応して設定される押圧圧力に対して+3〜+40%の範囲である変速機。
  3. 請求項1または2において、前記プレッシャプレート、および前記センタプレートのうちの少なくとも一部材の板厚は、当該一部材の体積を前記入力軸に伝達する前記エンジンの駆動トルクと前記径小化する前の前記クラッチディスクの径とに応じて設定される一部材の体積より増大させるよう設定される変速機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記複数の歯車対のうち最も低速段の歯車対の減速比を、前記入力軸に伝達する前記エンジンの駆動トルクと前記径小化する前の前記クラッチディスクの径とに応じて設定される1速段の歯車対の減速比より増大させる変速機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記入力軸は、前記ケースに同軸で回転可能に軸承された第1入力軸および第2入力軸であり、
    前記出力軸は、前記ケースに前記第1入力軸および前記第2入力軸とそれぞれ平行で回転可能に軸承された第1出力軸および第2出力軸であり、
    前記複数の歯車対のうちの各駆動側の前記一方歯車は前記第1および第2入力軸に固定され、前記複数の歯車対のうちの各従動側の前記他方歯車は前記第1および第2出力軸に支承され、
    前記クラッチ装置の前記プレッシャプレートが第1プレッシャプレートおよび第2プレッシャプレートであり、前記クラッチディスクが前記第1プレッシャプレートと前記センタプレートとの間に挟持される第1クラッチディスクおよび前記第2プレッシャプレートと前記センタプレートとの間に挟持される第2クラッチディスクである変速機。
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