JPWO2013008472A1 - 軸流送風機および空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

回転軸周りに配置された複数の羽根と、複数の羽根を囲んで配置されるオリフィスリングとを備え、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通路構造の吸い込み通路に適用される軸流送風機であって、回転軸周りの異なる位置におけるオリフィスリングの高さが、それぞれの吸い込み通風抵抗の大きさに合わせて異ならせることにより、通風抵抗の大小に対応でき、送風性能の適正化が図れる。

Description

本発明は、軸流送風機に関するものであり、特に空気調和機の室外機の送風機等に使用される軸流送風機に関する。
従来、この種の軸流送風機は様々な用途を有しており、例えば特許文献1に示すように空気調和機の室外機に用いられている。ここで、空気調和機の室外機に用いられている従来の軸流送風機について、図7および図8を用いて説明する。なお、図7は従来の室外機を上方から見たときの断面図であり、図8は、従来の室外機に用いられている軸流送風機の拡大断面図である。
図7に示すように、従来の室外機50は、外気の吸い込み口51aと吹き出し口51bとを有するケーシング51と、ケーシング51内の吹き出し口51bの近傍に配置された軸流送風機52と、ケーシング51内の吸い込み口51aに配置された熱交換器56とを備える。さらに、室外機50のケーシング51内の図示右側には、圧縮機が配置されている圧縮機室57が設けられている。軸流送風機52は、回転軸53に取り付けられた複数の羽根54と、回転軸53を介してそれぞれの羽根54を回転駆動させるモータ55とを備える。ケーシング51内において、軸流送風機52のそれぞれの羽根54を囲むように、略円筒形状のオリフィスリング58が備えられている。図8に示すように、それぞれの羽根54を囲むオリフィスリング58は一定の高さ(回転軸53沿いの方向の長さ)H3に形成されている。
ここで、図7の室外機50において、軸流送風機52の吹き出し側を正面(図7の下側)とし、これに対向する吸い込み側を背面(図7の上側)とし、図7の左側を左側面、右側を右側面とする。
このような従来の室外機50では、軸流送風機52を回転駆動させると、背面側および左側面側の吸い込み口51aを通して外気がケーシング51内に取り込まれ、それぞれの熱交換器56を通過することにより、外気との間で熱交換が行われる。その後、ケーシング51内に取り込まれた外気は、オリフィスリング58の内面に沿うようにして吹き出し口51bを通してケーシング51外へと吹き出される。
このような構成では、それぞれの羽根54の回転駆動によって形成された空気の流れ(気流)を、オリフィスリング58により吹き出し側へと方向付けることができる。これにより、軸流送風機の送風性能の向上と騒音低減という効果を得ることができる。
特開平9−170786号公報
しかしながら、このような従来の室外機50では、ケーシング51内の右側面側に圧縮機室57が配置されているため、軸流送風機52により形成される吸い込み側の気流が、回転軸53に関して非軸対称流れとなる。そのため、軸流送風機52の回転軸53に対して左側面側の吸い込み空間と、右側面側の吸い込み空間とでは、吸い込み側通風抵抗が異なる。このような場合にあっては、オリフィスリング58を設けた場合であっても、軸流送風機における適正な送風性能を発揮できないという課題がある。
本発明は、上述の課題を解決するものであって、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通風構造の吸い込み通路に適用され、適正な送風性能を実現できる軸流送風機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の一の態様によれば、回転軸周りに配置された複数の羽根と、前記複数の羽根を囲んで配置されるオリフィスリングとを備え、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通路構造の吸い込み通路に適用される軸流送風機であって、前記回転軸周りの異なる位置における前記オリフィスリングの高さが、それぞれの吸い込み通風抵抗の大きさに合わせて異なる、軸流送風機を提供する。
本発明によれば、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通風構造の吸い込み通路に適用可能であって、適正な送風性能を実現できる軸流送風機を提供できる。
本発明の一の実施の形態に係る室外機の上方から見たとき断面図 図1の軸流送風機およびオリフィスの詳細断面図 (A)は室外機の上方から見た断面図であり、(B)は室外機を正面側から見た図であり、軸流送風機とオリフィスリングとの関係を示す図 定性的通風抵抗を示す図 軸流送風機の送風特性と、位置A、Cにおける通風抵抗特性を示す図 図1のオリフィスの部分断面図 従来の室外機の上方から見たとき断面図 図7のオリフィスの詳細断面図
第1の発明の軸流送風機は、回転軸周りに配置された複数の羽根と、前記複数の羽根を囲んで配置されるオリフィスリングとを備え、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通路構造の吸い込み通路に適用される軸流送風機であって、前記回転軸周りの異なる位置における前記オリフィスリングの高さが、それぞれの吸い込み通風抵抗の大きさに合わせて異なるように構成されている。
このような構成によれば、非軸対称流れが形成される通風構造に伴う回転軸周りの回転方向における吸い込み側通風抵抗の大きさの大小を、回転軸周りのそれぞれの位置におけるオリフィスリングの高さを異ならせることにより調整することができる。よって、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通風構造の吸い込み通路に適用可能であって、適正な送風性能を実現できる軸流送風機を提供できる。
第2の発明は、第1の発明の軸流送風機において、前記オリフィスリングにおいて、前記吸い込み通風抵抗の大きい部分の前記オリフィスリングの高さが、前記吸い込み通風抵抗の小さい部分の前記オリフィスリングの高さよりも大きく設定されるようにしている。
これにより、オリフィスリングの回転方向のそれぞれの位置における高さを、通風抵抗の大小に応じて設定できる。よって、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通風構造の吸い込み通路に適用可能であって、適正な送風性能を実現できる軸流送風機を提供できる。
第3の発明は、第1または第2の発明の軸流送風機において、前記オリフィスリングは、吸い込み側に向かって拡径する吸い込み側リング部分と、吹き出し側に向かって拡径する吹き出し側リング部分と、前記吸い込み側および前記吹き出し側リング部分をつなぐストレート円筒状の中間リング部分とにより構成され、それぞれの吸い込み通風抵抗の大きさに合わせて、前記中間リング部分の高さを異ならせるようにしている。
これにより、騒音低減に寄与する部分である吸い込み側リング部分および吹き出し側リング部分の高さ(長さ)を一定としながら、通風抵抗の大きさに応じて中間リング部分の高さを調整することができる。よって、軸流送風機の送風性能を適正なものとしながら、騒音低減効果を高めることができる。
第4の発明は、第3の発明の軸流送風機において、前記吸い込み側リング部分は、吸い込み側に向かって拡径するとともに一定の曲率の略円弧状断面を有し、前記吹き出し側リング部分は、吹き出し側に向かって拡径するとともに一定の曲率の略円弧状断面を有するようにしている。これにより、軸流送風機の送風性能を適正としながら、騒音低減効果を高めることができる。
第5の発明の空気調和機の室外機は、第1から第4の発明の軸流送風機と、圧縮機と、熱交換器と、前記軸流送風機とを収容するケーシングとを備え、前記ケーシングは、前記軸流送風機の吸い込み側に非軸対称流れが形成される通路構造の吸い込み通路を内部に形成するものである。これにより、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通風構造の吸い込み通路を有する空気調和機の室外機に適用される軸流送風機において、適正な送風性能を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の一の実施の形態に係る空気調和機の室外機を上方から見た断面図であり、図2はこの室外機に用いられる軸流送風機の詳細断面図である。
図1に示すように、空気調和機の室外機10は、外気の吸い込み口1aと吹き出し口1bとを有するケーシング1と、ケーシング1内の吹き出し口1bの近傍に配置された軸流送風機2と、ケーシング1内の吸い込み口1aに配置された熱交換器6とを備える。さらに、室外機10のケーシング1内の図示右側には、圧縮機が配置されている圧縮機室7が設けられている。
軸流送風機2は、回転軸3に取り付けられた複数の羽根4(あるいは羽根車)と、回転軸3を介してそれぞれの羽根4を回転駆動させるモータ5とを備える。ケーシング1内において、軸流送風機2のそれぞれの羽根4を囲むように、略円筒形状のオリフィスリング8が備えられている。
ここで、図1の室外機10において、軸流送風機2の吹き出し側を正面(図1の下側)とし、これに対向する吸い込み側を背面(図1の上側)とし、図1の左側を左側面、右側を右側面とする。
このような本実施の形態の室外機10では、軸流送風機2を回転駆動させると、背面側および左側面側の吸い込み口1aを通して外気がケーシング1内に取り込まれ、それぞれの熱交換器6を通過することにより、外気との間で熱交換が行われる。その後、ケーシング1内に取り込まれた外気は、オリフィスリング8の内面に沿うようにして吹き出し口1bを通してケーシング1外へと吹き出される。
図2に示すように、本実施の形態では、軸流送風機2のそれぞれの羽根4を囲むオリフィスリング8は、回転軸3周り(回転方向あるいは円周方向)のそれぞれの位置において異なる高さ(H1、H2など)を有している点において、従来のオリフィスリング58とは異なる構成を有している。
本実施の形態の室外機10では、非軸対称流れが形成される通風構造に伴う回転軸3周りの回転方向における吸い込み側通風抵抗の大きさの大小に応じて、回転軸3周りのそれぞれの位置におけるオリフィスリング8の高さを異ならせている。具体的には、オリフィスリング8において、吸い込み通風抵抗の大きい部分のオリフィスリング8の高さが、吸い込み通風抵抗の小さい部分のオリフィスリング8の高さよりも大きくなるように、オリフィスリング8の高さを設定している。図2に示す例では、左側面側のオリフィスリング8の高さH1よりも、右側面側のオリフィスリング8の高さH2が大きく設定されている。
ここで、室外機10内における軸流送風機2の吸い込み側通風抵抗とオリフィス8の高さとの関係について、図3および図4を用いて説明する。なお、図3(A)は室外機10の上方から見た断面図であり、図3(B)は室外機10を正面側から見た図であり、軸流送風機2とオリフィスリング8との関係を示す図である。また、図4は、オリフィスリング8の回転方向(円周方向)の位置と吸い込み側通風抵抗との関係を示す図である。
図3(A)に示すように、室外機10では、ケーシング1内の右側面側に圧縮機室7が配置されているため、軸流送風機2により形成される吸い込み側の気流が、回転軸3に関して非軸対称流れとなる。そのため、軸流送風機2の回転軸3に対して左側面側の吸い込み空間と、右側面側の吸い込み空間とでは、吸い込み側通風抵抗が異なる。具体的には、室外機10のケーシング1において、左側面および背面に吸い込み口51aおよび熱交換器6が配置されているのに対して、右側面側には圧縮機室7が配置されている。そのため、軸流送風機2の左側面側の吸い込み空間における通風抵抗よりも、右側面側の吸い込み空間における通風抵抗が大きくなる。なお、本実施の形態では、ケーシング1内において、軸流送風機2の吸い込み側であって、圧縮機室7を除く空間が、吸い込み側通路となっている。
ここで、図3(B)に示すように、オリフィスリング8の内周面近傍における右側面側の位置Aを基点(角度θが0(deg))として、反時計方向の角度θが90(deg)の位置をB、角度θが180(deg)の位置をC、角度θが−90(deg)の位置をD(すなわち、角度θが270(deg))とする。オリフィスリング8の内周面近傍における回転軸3周りのそれぞれの位置と、吸い込み側通風抵抗(定性的通風抵抗)との関係は、図4のように表される。
まず、圧縮機室7に最も近い位置A(θ=0deg)では、吸い込み側通風抵抗Rが最大値となっており、位置B(θ=90deg)あるいは位置D(θ=−90deg)に向かうにしたがって吸い込み側通風抵抗R、Rは徐々に小さくなっている(すなわち、連続的に小さくなっている)。回転軸3に関して、位置Aと対称の位置にある位置C(θ=180deg)では、吸い込み側通風抵抗Rが最小値となっている。なお、図3(B)に示すオリフィスリング8の内周面近傍の測定点Sにおいて静圧を測定し、測定された静圧の大きさに応じて、通風抵抗を推定したものを定性的通風抵抗として図4に示している。
本実施の形態のオリフィスリング8では、回転軸3周りの位置による通風抵抗の大きさに応じて、通風抵抗が大きい位置については、オリフィスリング8の高さを大きく設定し、通風抵抗が小さい位置については、オリフィスリング8の高さを小さく設定している。具体的には、図2に示すように、通風抵抗Rが最小値となる位置Cにおけるオリフィスリング8の高さH1よりも、通風抵抗Rが最大値となる位置Aにおけるオリフィスリング8の高さH2が大きく設定されている(すなわち、H1<H2)。
次に、オリフィスリング8の高さH(H1、H2など)と、軸流送風機2の送風特性との関係について説明する。軸流送風機2の送風特性として、P(静圧)−Q(風量)の特性と、位置Aおよび位置Cにおける通風抵抗特性(吸い込み側通路の通風抵抗と風量との関係)とについて、図5に示す。なお、図5のグラフでは、縦軸に静圧(あるいは通風抵抗)Pを示し、横軸に風量Qを示している。
図5において、軸流送風機2にてオリフィスリングの高さをH1(H1<H2)とした場合のP−Q特性を点線にて示す(P−Q特性H1)。位置Aの通風抵抗特性曲線および位置Cの通風抵抗特性曲線と、P−Q特性H1との交点、すなわち動作点X1、X2が軸流送風機2にて発揮される特性となる。具体的には、オリフィスリングの高さをH1とした場合には、位置A(動作点X1)にて風量Q1が得られ、位置C(動作点X2)にて風量Q2が得られる。
次に、図5において、軸流送風機2にてオリフィスリングの高さをH2(H1<H2)とした場合のP−Q特性を実線にて示す(P−Q特性H2)。位置Aの通風抵抗特性曲線と、P−Q特性H2との交点、すなわち動作点X3が、軸流送風機2にて発揮される特性となる。具体的には、オリフィスリングの高さをH2とした場合には、位置A(動作点X3)にて風量Q3(Q1<Q3<Q2)が得られる。
ここで、軸流送風機2全体として送風性能を適正化するためには、位置Aと位置Cとの間の風量の差が小さい方が良い。位置Aにおいて、オリフィスリング8の高さをH1からH2へと変えることにより、風量をQ1からQ3へと増加させることができ、位置Aの風量Q3と位置Cの風量Q2との差を小さくできる。
なお、図5を用いた説明では、オリフィスリング8における位置Aと位置Cとを例としたが、その他の位置についても同様な考え方を適用できる。すなわち、それぞれの位置において通風抵抗の大きさに応じてオリフィスリング8の高さを調整することにより、それぞれの位置間における風量差を低減できる。
このように本実施の形態では、軸流送風機2の回転軸3周りの位置における吸い込み側通風抵抗の大きさに応じて、オリフィスリング8の高さを連続的に変化させることにより、各位置(A〜D)における風量を所定の風量に近づけることにより、送風性能の適正化を図ることができる。
ここで、オリフィスリング8の部分拡大断面図を図6に示す。図6に示すように、オリフィスリング8は、吸い込み側に向かって拡径する(開口径が拡大する)吸い込み側リング部分11と、吹き出し側に向かって拡径する吹き出し側リング部分12と、吸い込み側リング部分11および吹き出し側リング部分12をつなぐストレート円筒状の中間リング部分13とにより構成されている。
さらに、吸い込み側リング部分11は、吸い込み側に向かって拡径するとともに一定の曲率(例えば曲率R1)の略円弧状断面を有し、吹き出し側リング部分12は、吹き出し側に向かって拡径するとともに一定の曲率(例えばR2)の略円弧状断面を有する。
このような構成のオリフィスリング8において、それぞれの位置における吸い込み通風抵抗の大きさに合わせて、中間リング部分13の高さ(長さ)Lを変えることにより、オリフィスリング8の高さを変えている。
このように、オリフィスリング8に、一定の曲率の略円弧状断面を有する吸い込み側リング部分11および吹き出しリング部分12が備えられていることにより、軸流送風機2の送風騒音を低減できる。なお、このように略円弧状断面を有するオリフィスリングは、徐変オリフィスと呼ぶことができる。また、吸い込み側リング部分11および吹き出しリング部分12の形状(曲率や高さなど)を変えることなく、中間リング部分13の高さLを変えることで、オリフィスリング8の高さを変えるようにすることで、送風騒音の低減効果を得ることができるとともに、送風性能を適正化できる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
以上のように、本発明にかかる軸流送風機は、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通路構造の吸い込み通路に適用でき、送風性能の適正化を図ることができるため、様々な冷熱機器の軸流送風機に適用できる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2011年7月13日に出願された日本国特許出願No.2011−154534号の明細書、図面、及び特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。
1 ケーシング
2 軸流送風機
3 回転軸
4 羽根
5 モータ
6 熱交換器
7 圧縮機室
8 オリフィスリング
10 室外機

Claims (5)

  1. 回転軸周りに配置された複数の羽根と、前記複数の羽根を囲んで配置されるオリフィスリングとを備え、吸い込み側に非軸対称流れが形成される通路構造の吸い込み通路に適用される軸流送風機であって、
    前記回転軸周りの異なる位置における前記オリフィスリングの高さが、それぞれの吸い込み通風抵抗の大きさに合わせて異なる、軸流送風機。
  2. 前記オリフィスリングにおいて、前記吸い込み通風抵抗の大きい部分の前記オリフィスリングの高さが、前記吸い込み通風抵抗の小さい部分の前記オリフィスリングの高さよりも大きく設定されている、請求項1に記載の軸流送風機。
  3. 前記オリフィスリングは、吸い込み側に向かって拡径する吸い込み側リング部分と、吹き出し側に向かって拡径する吹き出し側リング部分と、前記吸い込み側および前記吹き出し側リング部分をつなぐストレート円筒状の中間リング部分とにより構成され、
    それぞれの吸い込み通風抵抗の大きさに合わせて、前記中間リング部分の高さを異ならせている、請求項1または2に記載の軸流送風機。
  4. 前記吸い込み側リング部分は、吸い込み側に向かって拡径するとともに一定の曲率の略円弧状断面を有し、
    前記吹き出し側リング部分は、吹き出し側に向かって拡径するとともに一定の曲率の略円弧状断面を有する、請求項3に記載の軸流送風機。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の軸流送風機と、
    圧縮機と、熱交換器と、前記軸流送風機とを収容するケーシングとを備え、
    前記ケーシングは、前記軸流送風機の吸い込み側に非軸対称流れが形成される通路構造の吸い込み通路を内部に形成する、空気調和機の室外機。
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