JPWO2012169061A1 - 電池制御装置、電池システム - Google Patents
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Abstract
電池の充電状態を精度よく演算することのできる電池制御装置を提供する。本発明に係る電池制御装置は、単電池の開回路電圧が、単電池の充電状態の変化に対して単電池の開放電圧が所定量以上大きく変化する高感度領域内にあるか否かを判定し、高感度領域内にある場合はあらかじめ保持しておいた電池の充電状態と開放電圧の対応関係テーブルを用いて充電状態を演算し、高感度領域内にない場合は、記憶部に記憶しておいた前回の充電状態演算結果を用いる(図7参照)。
Description
本発明は、電池の充電状態を演算する技術に関するものである。
電気を動力として走行する車両には、鉛電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの蓄電池が搭載される。ハイブリッド自動車や電気自動車が走行する際に必要となる電力は、これらの蓄電池によって賄われる。蓄電池の動作を制御するためには、特に電池の充電状態を演算し、その値に応じて充放電電流などを適正に制御する必要がある。
下記特許文献1には、分極電圧の影響を考慮して、電池の充電状態を演算する技術が記載されている。
電池の開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)と充電状態(SOC:State of Charge)との対応関係は、必ずしも比例関係にあるわけではない。電池の特性によっては、充電状態の変化に対して開回路電圧があまり変化しない場合もある。この場合、開回路電圧と充電状態の対応関係から充電状態を演算する方法では、電圧検出誤差により生じるSOC演算誤差が大きくなる。
この点において上記特許文献1に記載されている技術では、充電状態の変化に対する開回路電圧の変化を考慮していないため、充電状態の演算を開始する位置によっては、十分な演算精度が得られない可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電池の充電状態を精度よく演算することのできる電池制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電池制御装置は、電池の開回路電圧(もしくはSOC)が、電池の充電状態の変化に対して電池の開回路電圧が所定量以上大きく変化する高感度領域内にあるか否かを判定し、高感度領域内にある場合はあらかじめ保持しておいた対応関係テーブルを用いて充電状態を演算し、高感度領域内にない場合は前回のSOC演算最終値を用いる。
本発明に係る電池制御装置によれば、テーブルを用いて充電状態を演算する精度が十分に高いと想定されるときはテーブルを用い、そうでない場合は前回のSOC演算最終値を用いるので、SOC演算を開始する際の電池状態に応じてより精度よくSOCを演算することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)の電源を構成する電池システムに対して本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。
また、以下の実施形態では、リチウムイオン電池を採用した場合を例に挙げて説明するが、他にもニッケル水素電池、鉛電池、電気二重層キャパシタ、ハイブリッドキャパシタなどを用いることもできる。なお、以下の実施形態では単電池を直列に接続して組電池を構成しているが、単電池を並列接続したものを直列接続して組電池を構成してもよいし、直列接続した単電池を並列接続して組電池を構成してもよい。
<実施の形態1:システム構成>
図1は、本発明の実施形態1に係る電池システム100とその周辺の回路構成を示す図である。電池システム100はリレー300と310を介してインバータ400に接続され、リレー320と330を介して充電器420に接続される。電池システム100は、組電池110、単電池管理部120、電流検知部130、電圧検知部140、組電池制御部150、記憶部180を備える。
図1は、本発明の実施形態1に係る電池システム100とその周辺の回路構成を示す図である。電池システム100はリレー300と310を介してインバータ400に接続され、リレー320と330を介して充電器420に接続される。電池システム100は、組電池110、単電池管理部120、電流検知部130、電圧検知部140、組電池制御部150、記憶部180を備える。
組電池110は、複数の単電池111から構成される。単電池管理部120は、単電池111の状態を監視する。電流検知部130は、電池システム100に流れる電流を検知する。電圧検知部140は、組電池110の総電圧を検知する。組電池制御部150は、組電池110を制御する。
組電池制御部150は、単電池管理部120が送信する単電池111の電池電圧や温度、電流検知部130が送信する電池システム100に流れる電流値、電圧検知部140が送信する組電池110の総電圧値を受け取る。組電池制御部150は、受け取った情報をもとに組電池110の状態を検知し、動作を制御する。組電池制御部150による処理結果は、単電池管理部120や車両制御部200に送信される。
組電池110は、電気エネルギーの蓄積および放出(直流電力の充放電)が可能な複数の単電池111を電気的に直列に接続して構成している。組電池110を構成する単電池111は、状態の管理・制御を実施する上で、所定の単位数にグループ分けされている。グループ分けされた単電池111は、電気的に直列に接続され、単電池群112a、112bを構成している。単電池群112を構成する単電池111の個数は、全ての単電池群112において同数でもよいし、単電池群112毎に単電池111の個数が異なっていてもよい。
単電池管理部120は、組電池110を構成する単電池111の状態を監視する。単電池管理部120は、単電池群112毎に設けられた単電池制御部121を備える。図1では、単電池群112aと112bに対応して、単電池制御部121aと121bが設けられている。単電池制御部121は、単電池群112を構成する単電池111の状態を監視および制御する。
本実施形態1では、説明を簡略化するために、4個の単電池111を電気的に直列接続して単電池群112aと112bを構成し、単電池群112aと112bをさらに電気的に直列接続して合計8個の単電池111を備える組電池110とした。
組電池制御部150と単電池管理部120は、フォトカプラに代表される絶縁素子170および信号通信手段160を介して信号を送受信する。
組電池制御部150と、単電池管理部120を構成する単電池制御部121aおよび121bとの間の通信手段について説明する。単電池制御部121aおよび121bは、それぞれが監視する単電池群112aおよび112bの電位の高い順にしたがって直列に接続されている。組電池制御部150が単電池管理部120に送信した信号は、絶縁素子170および信号通信手段160を介して単電池制御部121aに入力される。単電池制御部121aの出力は信号通信手段160を介して単電池制御部121bに入力され、最下位の単電池制御部121bの出力は絶縁素子170および信号通信手段160を介して組電池制御部150へと伝送される。本実施形態1では、単電池制御部121aと単電池制御部121bの間は絶縁素子170を介していないが、絶縁素子170を介して信号を送受信することもできる。
記憶部180は、組電池110、単電池111、単電池群112の内部抵抗特性、満充電時の容量、分極特性、劣化特性、個体差情報、SOCと開回路電圧の対応関係などの情報を格納する。なお、本実施形態では、記憶部180は組電池制御部150または単電池管理部120の外部に設置されている構成としたが、組電池制御部150または単電池管理部120が記憶部を備える構成とし、これに上記情報を格納してもよい。
組電池制御部150は、単電池管理部120、電流検知部130、電圧検出部140、車両制御部200から受け取った情報、記憶部180が格納している情報などを用いて、1つ以上の単電池111のSOC、劣化状態(SOH:State of Health)、入出力可能な電流や電力の演算などを実行する。そして、各種演算結果を単電池管理部120や車両制御部200に送信する。
車両制御部200は、組電池制御部150から受信する情報を用いて、リレー300と310を介して電池システム100と接続されるインバータ400を制御する。また、リレー320と330を介して電池システム100に接続される充電器420を制御する。車両走行中には、電池システム100はインバータ400と接続され、組電池110が蓄えているエネルギーを用いて、モータジェネレータ410を駆動する。充電の際には、電池システム100は充電器420と接続され、家庭用の電源または電気スタンドからの電力供給によって充電される。
充電器420は、家庭または電気スタンドに代表される外部の電源を用いて組電池110を充電する際に用いられる。本実施形態1では、充電器420は組電池制御部150または車両制御部200からの指令に基づき充電電圧や充電電流などを制御する。
電池システム100を搭載した車両システムが始動して走行する場合には、車両制御部200の管理のもと、電池システム100はインバータ400に接続され、組電池110が蓄えているエネルギーを用いてモータジェネレータ410を駆動し、回生時はモータジェネレータ410の発電電力により組電池110が充電される。電池システム100を備える車両が家庭用または電気スタンドに代表される外部の電源と接続された際には、車両制御部200が発信する情報に基づき電池システム100と充電器420とが接続され、組電池110が所定の条件になるまで充電される。充電によって組電池110に蓄えられたエネルギーは、次回の車両走行時に利用されるか、車両内外の電装品等を動作させるためにも利用される。
図2は、単電池制御部121の回路構成を示す図である。単電池制御部121は、電圧検出回路122、制御回路123、信号入出力回路124、温度検知部125を備える。電圧検出回路122は、各単電池111の端子間電圧を測定する。温度検知部125は、単電池群112の温度を測定する。制御回路123は、電圧検出回路122および温度検知部125からの測定結果を受け取り、信号入出力回路124を介して組電池制御部150に送信する。なお、単電池制御部121に一般的に実装される、自己放電や消費電流ばらつき等に伴い発生する単電池111間の電圧やSOCばらつきを均等化する回路構成は、周知のものであると判断して記載を省略した。
図2における単電池制御部121が備える温度検知部125は、単電池群112の温度を測定する機能を有する。温度検知部125は、単電池群112全体として1つの温度を測定し、単電池群112を構成する単電池111の温度代表値としてその温度を取り扱う。温度検知部125が測定した温度は、単電池111、単電池群112、または組電池110の状態を検知するための各種演算に用いられる。図2はこれを前提とするため、単電池制御部121に1つの温度検知部125を設けた。単電池111毎に温度検知部125を設けて単電池111毎に温度を測定し、単電池111毎の温度に基づいて各種演算を実行することもできるが、この場合は温度検知部125の数が多くなる分、単電池制御部121の構成が複雑となる。
図2では、簡易的に温度検知部125を示した。実際は温度測定対象に温度センサが設置され、設置した温度センサが温度情報を電圧として出力し、これを測定した結果が制御回路123を介して信号入出力回路124に送信され、信号入出力回路124が単電池制御部121の外に測定結果を出力する。この一連の流れを実現する機能が単電池制御部121に温度検知部125として実装され、温度情報(電圧)の測定には電圧検出回路122を用いることもできる。
以上、電池システム100の構成について説明した。次に、電池システム100が単電池111のSOCを演算する手法について説明する。
<実施の形態1:充電状態を演算する手法>
図3は、記憶部180が格納しているSOCテーブル181の例を示す図である。SOCテーブル181は、単電池111のOCVと、単電池111のSOCとの対応関係を記述したデータテーブルである。データ形式は任意でよいが、ここでは説明の便宜上、グラフ形式でデータ例を示す。なお、本実施例の説明ではデータテーブルを用いたが、OCVとSOCとの対応関係を数式などで表現してもよく、データテーブルという形に限定されるものではない。また、OCVとSOCの対応関係が電池の温度に応じて変化する場合は、温度に応じてOCVとSOCの対応関係を表現するようにしてもよい。
図3は、記憶部180が格納しているSOCテーブル181の例を示す図である。SOCテーブル181は、単電池111のOCVと、単電池111のSOCとの対応関係を記述したデータテーブルである。データ形式は任意でよいが、ここでは説明の便宜上、グラフ形式でデータ例を示す。なお、本実施例の説明ではデータテーブルを用いたが、OCVとSOCとの対応関係を数式などで表現してもよく、データテーブルという形に限定されるものではない。また、OCVとSOCの対応関係が電池の温度に応じて変化する場合は、温度に応じてOCVとSOCの対応関係を表現するようにしてもよい。
OCVは、単電池111の無負荷時の電圧である。リレー300、310、320、330が閉じる前、またはリレー300、310、320、330が閉じられているが組電池110の充放電が開始されていない状態、などのタイミングにおいて取得される単電池111の端子電圧をOCVとみなすことができる。また、組電池110の充電または放電を実施しているがその電流値が微弱な場合にも、単電池111の電圧をOCVとして取り扱ってもよい。
組電池制御部150は、単電池制御部121が検出した単電池111のOCVとSOCテーブル181を用いることにより、単電池111のSOCを得ることができる。また、単電池111のOCVの合計値を求め、組電池110のSOCを求めることもできる。単電池111毎にSOC特性が異なる場合は、各単電池111についてSOCテーブル181を設けてもよい。
ここで、SOCテーブル181を用いた場合のSOC検出精度について検討する。単電池111のOCVを用いてSOCを精度よく演算するためには、SOCの変化に対してOCVが大きく変化する方が望ましい。SOCの変化に対してOCVの変化が小さいと、僅かな電圧検出誤差によって全く異なるSOCの値を導く可能性があるからである。図3では、SOC≧SOCthresh_upperの領域とSOC≦SOCthresh_lowerの領域が、SOCの変化に対してOCVが大きく変化する高感度領域に相当する。高感度領域は電池特性によって異なるので、どの領域が高感度領域に相当するかをあらかじめ実験などによって把握し、SOCテーブル181に記録しておく必要がある。
以上述べた通り、OCVの値に対応するSOCを取得する場合は、SOCの変化に対してOCVができる限り大きく変化する高感度領域の範囲内でSOCテーブル181を用いることが望ましい。そこで、電池システム100起動時に取得したOCVの値(またはSOCテーブル181から求めたSOCの値)が高感度領域にあるか否かを判定し、高感度領域にあると判断された場合は、SOCテーブル181から求めたSOCをSOC演算の初期値として採用する。いったんSOCの初期値を取得すれば、取得したSOC初期値に、電池電流の積分値と電池の満充電容量に基づいて算出したSOCの変化量を加算することにより、電池のSOCを逐次演算することができる。
一方、OCVの値が高感度領域の範囲内にない場合は、SOCテーブル181からSOCを取得しても、OCVの検出誤差などに起因してSOCの値に大きな誤差が含まれる可能性がある。そこでこの場合は、SOCテーブル181は用いず、前回までのSOC演算結果を初期値として採用する。以後は取得したSOC初期値に、電池電流の積分値と電池の満充電容量に基づいて算出したSOCの変化量を加算することにより、電池のSOCを逐次演算することができる。
一方、前回までのSOC演算結果には、SOC演算の際に電流の積分処理により累積する誤差(累積誤差)が含まれる。電池システム100起動時のOCVが高感度領域にない場合が続いた場合、上記累積誤差が拡大し続け、誤差が発散する恐れがある。そこで、本実施形態では、電池システム100起動時にSOCテーブル181から取得したSOCと前回までのSOC演算結果を比較し、所定値以上の乖離がある場合は、前回までのSOC演算結果に含まれる累積誤差が拡大していると判断し、SOC演算の初期値にSOCテーブル181から取得したSOCを採用し、SOCを演算することとした。
上述した所定値としては、例えばSOCテーブル181から求めたSOCに生じ得る誤差の値を設定すればよい。SOCテーブル181から求めるSOCに生じ得る誤差は、SOCとOCVの対応関係と電圧検出誤差から求めることができる。電池システム100起動時に上述したSOC誤差を求めてもよいし、あらかじめ求めておいたSOCの誤差を記憶部180に記憶しておいてもよい。
図4は、組電池制御部150が単電池111のSOCを演算する全体手順を制御ブロックで表した図である。組電池制御部150は、起動時SOC演算部151、SOC変化量演算部152を備える。
起動時SOC演算部151は、単電池111の開回路電圧と温度を単電池制御部121から入力として受け取り、後述の図7で説明する処理フローにしたがって、SOCの初期演算値SOC0を演算する。SOC変化量演算部152は、単電池111に流れる電池電流と単電池111の満充電容量を入力として受け取り、電池電流の積分値と電池の満充電容量に基づいて単電池111のSOCの変化量ΔSOCを演算する。そして、式(1)に示すように、初期値SOC0に対してSOC変化量ΔSOCを逐次加算することにより、各時点におけるSOCを演算することができる。
SOC=SOC0+ΔSOC ・・・式(1)
SOC=SOC0+ΔSOC ・・・式(1)
図5は、起動時SOC演算部151とSOC変化量演算部152の詳細構成を示す図である。以下、各部の詳細について説明する。
起動時SOC演算部151は、SOCv演算部1511、SOCold演算部1512、状態決定部1513を備える。
SOCv演算部1511は、単電池111の開回路電圧と温度を単電池制御部121から入力として受け取り、SOCテーブル181を用いてSOCの演算値SOCvを演算する。SOCold演算部1512は、記憶部180が格納している前回のSOC演算値SOColdに適当な変換処理などを施して出力する。ここで前回のSOC演算最終値SOColdとは、過去に初期値SOC0をいったん取得した後、電流を積算して以後のSOCを演算した結果である。
状態決定部1513は、後述の図7で説明する処理フローにしたがって、SOCvとSOColdのいずれかをSOC0として採用するかを決定する。
SOC変化量演算部152は、電流積算部1521を備える。電流積算部1521は、単電池111の電流を積算する。SOC変化量演算部152は、電流積算部1521の演算結果と単電池111の満充電容量から以下の式(2)に従って、SOCの変化量ΔSOCを算出する。
ΔSOC=100×∫Idt/Qmax ・・・式(2)
ΔSOC=100×∫Idt/Qmax ・・・式(2)
ここで、Iは電池に流れる電流値[A]、Qmaxは電池の満充電容量[Ah]である。
図6は、SOCv演算部1511とSOCold演算部1512の詳細構成を示す図である。SOCv演算部1511は、単電池111の開回路電圧を単電池制御部121から入力として受け取り、対応するSOCの値をSOCテーブル181から取得する。図3では説明の簡易のためOCVとSOCの対応関係のみを示したが、さらに単電池111の温度によってOCVとSOCの対応関係が変わる場合は、OCV、温度、SOCの対応関係をSOCテーブル181に記憶しておき、これらの入力値を用いてSOCを取得するようにしてもよい。SOCold演算部1512は、記憶部180が格納している前回のSOC演算値に適当な変換処理などを施す。
<実施の形態1:システムの動作手順>
図7は、電池システム100が各単電池111のSOCを演算する動作手順を説明するフローチャートである。以下、図7の各ステップについて説明する。
図7は、電池システム100が各単電池111のSOCを演算する動作手順を説明するフローチャートである。以下、図7の各ステップについて説明する。
(図7:ステップS701)
組電池制御部150は、起動するよう指示する起動信号を待ち受ける。起動信号を受信すると、以下のステップを実行する。
組電池制御部150は、起動するよう指示する起動信号を待ち受ける。起動信号を受信すると、以下のステップを実行する。
(図7:ステップS702)
起動時SOC演算部151は、図5〜図6で説明したSOCvとSOColdを取得してその差分の絶対値を求める。求めた差分の絶対値が所定の誤差判定閾値ΔSOCthresh以上である場合はステップS705へスキップし、ΔSOCthresh未満である場合はステップS703へ進む。
起動時SOC演算部151は、図5〜図6で説明したSOCvとSOColdを取得してその差分の絶対値を求める。求めた差分の絶対値が所定の誤差判定閾値ΔSOCthresh以上である場合はステップS705へスキップし、ΔSOCthresh未満である場合はステップS703へ進む。
(図7:ステップS703)
状態決定部1513は、SOCテーブル181から取得したSOCの値が、図3で説明した高感度領域の範囲内にあるか否かを判断する。図3で説明した例では、SOCv≧SOCthresh_upperまたはSOCv≦SOCthresh_lowerである場合は、SOCvが高感度領域の範囲内にあることになる。SOCvが高感度領域の範囲内にある場合はステップS705へ進み、ない場合はステップS704へ進む。
状態決定部1513は、SOCテーブル181から取得したSOCの値が、図3で説明した高感度領域の範囲内にあるか否かを判断する。図3で説明した例では、SOCv≧SOCthresh_upperまたはSOCv≦SOCthresh_lowerである場合は、SOCvが高感度領域の範囲内にあることになる。SOCvが高感度領域の範囲内にある場合はステップS705へ進み、ない場合はステップS704へ進む。
(図7:ステップS704〜S705)
状態決定部1513は、SOCvが高感度領域の範囲内にある場合は初期値SOC0としてSOCvを採用し、高感度領域の範囲内にない場合は初期値SOC0としてSOColdを採用する。
状態決定部1513は、SOCvが高感度領域の範囲内にある場合は初期値SOC0としてSOCvを採用し、高感度領域の範囲内にない場合は初期値SOC0としてSOColdを採用する。
(図7:ステップS706)
SOC変化量演算部152は、電流を積算することによってSOC変化量ΔSOCを演算する。組電池制御部150は、初期値SOC0とSOC変化量ΔSOCを用いてSOCを演算する。
SOC変化量演算部152は、電流を積算することによってSOC変化量ΔSOCを演算する。組電池制御部150は、初期値SOC0とSOC変化量ΔSOCを用いてSOCを演算する。
(図7:ステップS707)
組電池制御部150は、停止するよう指示する停止信号を受け取るまで、ステップS706を繰り返す。停止信号を受け取った場合は、ステップS708へ進む。
組電池制御部150は、停止するよう指示する停止信号を受け取るまで、ステップS706を繰り返す。停止信号を受け取った場合は、ステップS708へ進む。
(図7:ステップS708〜S709)
組電池制御部150は、以上のステップによって得られたSOCの演算値を記憶部180に書き込む(S708)。この値は、組電池制御部150が次回起動してSOCを演算するとき、SOColdとして用いられる。組電池制御部150は、記憶部180に演算結果を書き込んだ後、動作を停止する(S709)。
組電池制御部150は、以上のステップによって得られたSOCの演算値を記憶部180に書き込む(S708)。この値は、組電池制御部150が次回起動してSOCを演算するとき、SOColdとして用いられる。組電池制御部150は、記憶部180に演算結果を書き込んだ後、動作を停止する(S709)。
<実施の形態1:まとめ>
以上のように、本実施形態1に係る電池システム100は、単電池111のSOCを演算するとき、まず単電池111のOCVおよびSOCが高感度領域の範囲内にあるか否かを判定し、範囲内にある場合はSOCテーブル181を用いて初期値SOC0を演算し、範囲内にない場合は前回演算値を初期値SOC0とする。これにより、より演算精度の高い初期値SOC0を用いてSOC演算を開始することができるので、結果としてSOCの演算精度を高めることができる。
以上のように、本実施形態1に係る電池システム100は、単電池111のSOCを演算するとき、まず単電池111のOCVおよびSOCが高感度領域の範囲内にあるか否かを判定し、範囲内にある場合はSOCテーブル181を用いて初期値SOC0を演算し、範囲内にない場合は前回演算値を初期値SOC0とする。これにより、より演算精度の高い初期値SOC0を用いてSOC演算を開始することができるので、結果としてSOCの演算精度を高めることができる。
また、本実施形態1に係る電池システム100は、SOCvとSOColdが大きく乖離している場合は、SOColdに含まれる誤差が拡大していると判断し、SOCが高感度領域にない場合でもSOColdを採用せず、SOCテーブル181から取得したSOCvを初期値SOC0に採用する。これにより、電流積算によるSOC演算の累積誤差をリセットする効果が発揮されるため、累積誤差の発散を防止することができる。
<実施の形態2>
本発明の実施形態2では、実施形態1で説明した手法において、単電池111が電力を供給していない無負荷期間をさらに加味してSOCを演算する手法を説明する。本実施形態における電池システム100の構成を図8に示す。本実施形態では、単電池111が電力を供給していない無負荷期間を計測するための無負荷期間計測部190を図1に示した実施形態1における電池システム100に追加した構成となっている。その他の構成に関しては、実施形態1と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
本発明の実施形態2では、実施形態1で説明した手法において、単電池111が電力を供給していない無負荷期間をさらに加味してSOCを演算する手法を説明する。本実施形態における電池システム100の構成を図8に示す。本実施形態では、単電池111が電力を供給していない無負荷期間を計測するための無負荷期間計測部190を図1に示した実施形態1における電池システム100に追加した構成となっている。その他の構成に関しては、実施形態1と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
単電池111が充放電を行うと分極現象が発生する。分極が発生すると、電池電圧の正確な値を取得することが難しくなるため、分極が解消するのに十分な時間だけ待機してから電池電圧を取得することが望ましい。本実施形態2では、この点を考慮し、分極が解消されるのに十分な無負荷時間が経過している場合はSOCテーブル181を用いて初期値SOC0を演算し、そうでなければ前回SOC演算値を初期値SOC0とする。
図9は、本実施形態2において、組電池制御部150が単電池111のSOCを演算する全体手順を制御ブロックで表した図である。本実施形態2において、起動時SOC演算部151´は、単電池111の開回路電圧、温度に加え、タイマーなどの無負荷期間計測部190から出力される無負荷期間を入力として受け取り、後述の図11で説明する処理フローにしたがって、SOCの初期値SOC0を演算する。なお、本実施形態では、図8に示すように無負荷期間を計測する無負荷期間計測部190が組電池制御部150または単電池管理部120の外部に設置されている構成としたが、組電池制御部150または単電池管理部120が無負荷期間計測部190を備える構成としてもよい。
図10は、本実施形態2におけるSOCv演算部1511とSOCold演算部1512の詳細構成を示す図である。状態決定部1513は、単電池111の無負荷期間を受け取り、後述の図11で説明する処理フローにしたがって、SOCvとSOColdのいずれを初期値SOC0として採用するかを決定する。
図11は、本実施形態2において、電池システム100が各単電池111のSOCを演算する動作手順を説明するフローチャートである。以下、図11の各ステップについて説明する。
(図11:ステップS1101〜S1102、S1104〜S1109)
これらのステップは、図7のステップS701〜S702、S704〜S709と同様である。
これらのステップは、図7のステップS701〜S702、S704〜S709と同様である。
(図11:ステップS1103)
状態決定部1513は、SOCテーブル181から取得したSOCの値が、図3で説明した高感度領域の範囲内にあるか否かを判断する。さらに、単電池111の無負荷期間が所定の分極判定閾値Timethresh以上であるか否かを判定する。両者の条件をともに満たす場合はステップS1105へ進み、少なくともいずれかの条件を満たさない場合はステップS1104へ進む。
状態決定部1513は、SOCテーブル181から取得したSOCの値が、図3で説明した高感度領域の範囲内にあるか否かを判断する。さらに、単電池111の無負荷期間が所定の分極判定閾値Timethresh以上であるか否かを判定する。両者の条件をともに満たす場合はステップS1105へ進み、少なくともいずれかの条件を満たさない場合はステップS1104へ進む。
<実施の形態2:まとめ>
以上のように、本実施形態2に係る電池システム100は、分極が解消されていると想定される十分な無負荷時間(=分極判定閾値Timethresh)が経過し、かつ単電池111のOCVが高感度領域にある場合はSOCテーブル181を用いて初期値SOC0を演算し、そうでなければ、記憶部180に記憶されている前回SOC演算値を初期値SOC0とする。これにより、分極による影響を回避し、SOCを精度よく演算することができる。
以上のように、本実施形態2に係る電池システム100は、分極が解消されていると想定される十分な無負荷時間(=分極判定閾値Timethresh)が経過し、かつ単電池111のOCVが高感度領域にある場合はSOCテーブル181を用いて初期値SOC0を演算し、そうでなければ、記憶部180に記憶されている前回SOC演算値を初期値SOC0とする。これにより、分極による影響を回避し、SOCを精度よく演算することができる。
<実施の形態3>
以上の実施形態1〜2において、記憶部180から前回までのSOC演算結果を取得することができない場合は、SOColdを初期値SOC0として用いることができない。SOColdを取得できない例として、工場出荷直後で記憶部180に前回演算結果が格納されていない場合や、格納している値にエラーが生じている場合などが挙げられる。
以上の実施形態1〜2において、記憶部180から前回までのSOC演算結果を取得することができない場合は、SOColdを初期値SOC0として用いることができない。SOColdを取得できない例として、工場出荷直後で記憶部180に前回演算結果が格納されていない場合や、格納している値にエラーが生じている場合などが挙げられる。
そこで本発明の実施形態3では、前回演算結果SOColdを取得できない場合には、その他の条件が成立するか否かによらず、SOCテーブル181からSOCを取得することとする。電池システム100の構成は実施形態1〜2と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。なお、以下の説明では実施形態2で説明した動作例に上記手法を加味した例を取り上げるが、同様の手法を実施形態1に適用することもできる。
図12は、本実施形態3において、電池システム100が各単電池111のSOCを演算する動作手順を説明するフローチャートである。以下、図12の各ステップについて説明する。
(図12:ステップS1201)
本ステップは、図10のステップS1201と同様である。ただし、本ステップで組電池制御部150が起動信号を受信した後は、本実施形態3で新たに設けたステップS1202へ進む。
本ステップは、図10のステップS1201と同様である。ただし、本ステップで組電池制御部150が起動信号を受信した後は、本実施形態3で新たに設けたステップS1202へ進む。
(図12:ステップS1202)
組電池制御部150は、記憶部180に有効な前回演算値SOColdが格納されているか否かを判断する。記憶部180に格納されているSOColdが有効でない例としては、工場出荷直後で記憶部180に前回SOC演算値SOColdが格納されていない場合、組電池110が交換されていることを検知した場合、記憶部180が破損した場合が挙げられる。有効でない場合はステップS1206へスキップし、有効である場合はステップS1203へ進む。
組電池制御部150は、記憶部180に有効な前回演算値SOColdが格納されているか否かを判断する。記憶部180に格納されているSOColdが有効でない例としては、工場出荷直後で記憶部180に前回SOC演算値SOColdが格納されていない場合、組電池110が交換されていることを検知した場合、記憶部180が破損した場合が挙げられる。有効でない場合はステップS1206へスキップし、有効である場合はステップS1203へ進む。
(図12:ステップS1203〜S1210)
これらのステップは、図11のステップS1102〜S1109と同様である。
これらのステップは、図11のステップS1102〜S1109と同様である。
<実施の形態3:まとめ>
以上のように、本実施形態3に係る電池システム100は、記憶部180に有効な前回演算値SOColdが格納されていない場合はSOCテーブル181を用いて初期値SOC0を演算し、有効な値が格納されている場合は実施形態1〜2と同様の手法を用いる。これにより、工場出荷時やメモリエラー発生時などにおいても、SOC演算を適正に実施することができる。
以上のように、本実施形態3に係る電池システム100は、記憶部180に有効な前回演算値SOColdが格納されていない場合はSOCテーブル181を用いて初期値SOC0を演算し、有効な値が格納されている場合は実施形態1〜2と同様の手法を用いる。これにより、工場出荷時やメモリエラー発生時などにおいても、SOC演算を適正に実施することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各構成、機能、処理部などは、それらの全部または一部を、例えば集積回路で設計することによりハードウェアとして実現することもできるし、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを実行することによりソフトウェアとして実現することもできる。各機能を実現するプログラム、テーブルなどの情報は、メモリやハードディスクなどの記憶装置、ICカード、DVDなどの記憶媒体に格納することができる。
100:電池システム、110:組電池、111:単電池、112:単電池群、120:単電池管理部、121:単電池制御部、122:電圧検出回路、123:制御回路、124:信号入出力回路、125:温度検知部、130:電流検知部、140:電圧検知部、150:組電池制御部、151:起動時SOC演算部(実施形態1)、151´:起動時SOC演算部(実施形態2)、1511:SOCv演算部、1512:SOCold演算部、1513:状態決定部、152:SOC変化量演算部、1521:電流積算部、160:信号通信手段、170:絶縁素子、180:記憶部、181:SOCテーブル、200:車両制御部、190:無負荷期間計測部、300〜330:リレー、400:インバータ、410:モータジェネレータ、420:充電器
充電器420は、家庭用電源または電気スタンドに代表される外部の電源を用いて組電池110を充電する際に用いられる。本実施形態1では、充電器420は組電池制御部150または車両制御部200からの指令に基づき充電電圧や充電電流などを制御する。
電池システム100を搭載した車両システムが始動して走行する場合には、車両制御部200の管理のもと、電池システム100はインバータ400に接続され、組電池110が蓄えているエネルギーを用いてモータジェネレータ410を駆動し、回生時はモータジェネレータ410の発電電力により組電池110が充電される。電池システム100を備える車両が家庭用電源または電気スタンドに代表される外部の電源と接続された際には、車両制御部200が発信する情報に基づき電池システム100と充電器420とが接続され、組電池110が所定の条件になるまで充電される。充電によって組電池110に蓄えられたエネルギーは、次回の車両走行時に利用されるか、車両内外の電装品等を動作させるためにも利用される。
組電池制御部150は、単電池制御部121が検出した単電池111のOCVとSOCテーブル181を用いることにより、単電池111のSOCを得ることができる。また、単電池111のOCVの合計値を求め、組電池110のSOCを求めることもできる。単電池111毎にOCVとSOCの対応関係が異なる場合は、各単電池111についてSOCテーブル181を設けてもよい。
図10は、本実施形態2における起動時SOC演算部151’とSOC変化量演算部152の詳細構成を示す図である。状態決定部1513は、単電池111の無負荷期間を受け取り、後述の図11で説明する処理フローにしたがって、SOCvとSOColdのいずれを初期値SOC0として採用するかを決定する。
(図12:ステップS1201)
本ステップは、図11のステップS1101と同様である。ただし、本ステップで組電池制御部150が起動信号を受信した後は、本実施形態3で新たに設けたステップS1202へ進む。
本ステップは、図11のステップS1101と同様である。ただし、本ステップで組電池制御部150が起動信号を受信した後は、本実施形態3で新たに設けたステップS1202へ進む。
Claims (5)
- 単電池が複数接続された組電池を制御する制御部と、
前記単電池または前記組電池の端子間電圧を測定する電圧測定部と、
前記単電池または前記組電池の電流を測定する電流測定部と、
前記単電池の開回路電圧と充電状態の対応関係を示す電池特性情報を格納する記憶部と、
を備え、
前記制御部は、
前記単電池の開回路電圧が、前記記憶部に格納された前記対応関係のうち、前記単電池の充電状態の変化に対して前記単電池の開放電圧の変化が所定量以上大きく変化する高感度領域内にあるか否かを判定し、
前記単電池の開回路電圧が前記高感度領域内にある場合は、
前記電圧測定部が測定した前記端子間電圧と前記電池特性情報を用いて取得した前記単電池の充電状態を初期値として採用した後、前記電流測定部が測定した電流を積分して前記単電池の充電状態の変化量を演算し、その演算値と前記電池特性情報を用いて前記単電池の充電状態を演算し、その演算結果を前記記憶部に格納し、
前記単電池の開回路電圧が前記高感度領域内にない場合は、
前記記憶部に保存されている前記充電状態を初期値として採用した後、前記電流測定部が測定した電流を積分して前記単電池の充電状態の変化量を演算し、その演算値と前記記憶部に保存されている前記充電状態を用いて前記単電池の充電状態を演算する
ことを特徴とする電池制御装置。 - 前記制御部は、
前記電圧測定部が測定した前記端子間電圧と前記電池特性情報を用いて取得した前記単電池の充電状態と、前記記憶部に保存されている前記充電状態との間の差を算出し、
前記差が所定の誤差判定閾値以上である場合は、前記電圧測定部が測定した前記端子間電圧と前記電池特性情報を用いて取得した前記単電池の充電状態を前記初期値として採用する
ことを特徴とする請求項1記載の電池制御装置。 - 前記制御部は、
前記記憶部に保存されている前記充電状態が有効でない場合は、前記電圧測定部が測定した前記端子間電圧と前記電池特性情報を用いて取得した前記単電池の充電状態を前記初期値として採用する
ことを特徴とする請求項1記載の電池制御装置。 - 前記制御部は、
前記単電池の開回路電圧が前記高感度領域内にあり、かつ前記単電池および前記組電池が電力を供給していない期間が所定の閾値以上である場合は、前記電圧測定部が測定した前記端子間電圧と前記電池特性情報を用いて取得した前記単電池の充電状態を前記初期値として採用し、
前記単電池の開回路電圧が前記高感度領域内にないか、または前記単電池および前記組電池が電力を供給していない期間が前記閾値未満である場合は、前記記憶部に保存されている前記充電状態を前記初期値として採用する
ことを特徴とする請求項1記載の電池制御装置。 - 請求項1記載の電池制御装置と、
単電池が複数接続された組電池と、
を有し、
前記電池制御装置は、前記単電池および前記組電池を制御する
ことを特徴とする電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013519326A JPWO2012169061A1 (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | 電池制御装置、電池システム |
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- 2011-06-10 JP JP2013519326A patent/JPWO2012169061A1/ja active Pending
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