JPWO2012153607A1 - 自動二輪車の同乗者用把持部構造 - Google Patents

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岩田 茂行
茂行 岩田
寿行 西原
寿行 西原
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Abstract

構造の簡素化を図るとともに、車体から突出させず、外観性を向上させた、自動二輪車の同乗者用把持部構造を提供する。自動二輪車(1)の同乗者把持部構造において、運転者が着座する前シート部(12)と同乗者が着座する後シート部(13)とを前後に有する自動二輪車のシートと、前シート部(12)と後シート部(13)との間に、車体内部に向かって凹む凹部(150)と、を有し、凹部(150)内に、同乗者用の把持部が配置されることを特徴とする。

Description

本発明は、自動二輪車の同乗者用把持部構造に関するものである。
従来、自動二輪車では、同乗者は、図18に示すように、運転者用のシート91の後方に配置された同乗者用のシート92に着座し、同乗者用シート92に取り付けられたベルト93を把持するようになっていた。この場合、ベルト93と同乗者用シート92との間に指が入れにくく、また、自動二輪車の急発進時には、ベルト93が伸びてしまうことが考えられる。
そこで、特許文献1には、シートカウリングの側面のうち、運転者用シートと同乗者用シートとの間に位置する部分に、同乗者用把持ハンドルを設けた構成が開示されている。
特開平8−324472号公報
特許文献1に示すような同乗者用把持ハンドルは、車体の側方に突出しており、同乗者の乗降や走行時の妨げになる可能性がある。また、車体の側方に突出しているので、外観性が損なわれることも考えられる。そこで、本発明では、構造の簡素化を図るとともに、車体から突出させず、外観性を向上させた、自動二輪車の同乗者用把持部構造を提供することを目的とする。
本発明は、自動二輪車の同乗者用把持部構造において、運転者が着座する前シート部と同乗者が着座する後シート部とを前後に有する自動二輪車のシートと、前記前シート部と前記後シート部との間に、車体内部に向かって凹む凹部と、を有し、前記凹部内に、同乗者用の把持部が配置されることを特徴とする。
前記構成によれば、同乗者用把持部の構造を簡素化することができ、また、同乗者用把持部構造を車体から突出させず、その外観を向上させることができる。
本発明は、更に、次のような構成を備えるのが好ましい。
(1)前記凹部は、車幅方向に並んで、2つ形成されている。
(2)前記前シート部と前記後シート部とは、前後で分離されており、前記後シート部は、前記前シート部より上方に位置している。
(3)前記前シート部及び前記後シート部は、前記自動二輪車のリヤフレームに取り付けられるようになっており、前記凹部は、前記リヤフレームを覆うリヤカウルに形成される。
(4)前記凹部が、前記把持部を形成する。
(5)前記構成(4)において、前記前シート部及び前記後シート部は、前記自動二輪車のリヤフレームに取り付けられるようになっており、前記凹部は、前記リヤフレームに支持される第1ブラケットによって形成されている。
(6)前記後シート部の前端部が、前記把持部を形成する。
(7)前記構成(6)において、前記把持部は、前記後シート部の底板によって形成されている。
(8)前記構成(6)において、前記把持部は、前記後シート部の底板の前端部に形成された第2ブラケットによって形成されている。
(9)前記構成(8)において、前記第2ブラケットは、円柱部材である。
(10)前記構成(8)において、前記第2ブラケットは、前端部において下方に湾曲する湾曲部を有する板部材である。
前記構成(1)によれば、凹部が車幅方向に並んで2つ形成されているので、同乗者が凹部内の把持部を両手で容易に把持できる。
前記構成(2)によれば、前シート部と後シート部とが前後で分離され、後シート部が前シート部より上方に位置しているので、前シート部と後シート部との間に凹部を容易に形成することができる。
前記構成(3)によれば、凹部がリヤカウルに形成されるので、凹部によってリヤカウルの意匠性を向上させることができる。
前記構成(4)によれば、凹部自身が把持部を形成するので、別途把持部を設ける必要がなく、把持部の構造を簡素化できる。
前記構成(5)によれば、凹部を形成する第1ブラケットはリヤフレームに支持されているので、第1ブラケットの構造強度を向上させることができる。
前記構成(6)によれば、後シート部の前端部が把持部を形成するので、別途把持部を設ける必要がなく、把持部の構造を簡素化できる。
前記構成(7)は、後シート部が把持部を形成する具体的構成であり、本構成によれば、後シート部で容易に把持部を形成できる。
前記構成(8)は、後シート部が把持部を形成する具体的構成であり、本構成によれば、後シート部で容易に把持部を形成できる。
前記構成(9)によれば、把持部が円柱部材で形成されているので、同乗者が把持部を容易に把持することができる。
前記構成(10)によれば、把持部が湾曲部を有する板部材で形成されているので、同乗者が把持部を容易に把持することができる。
要するに本発明によると、構造の簡素化を図るとともに、車体から突出させず、外観性を向上させた、自動二輪車の同乗者用把持部構造を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。 図1の上面図である。 図1の自動二輪車1の同乗者用のシート13部分の斜視図である。 図3の同乗者用のシート13を取り外した状態を示す図である。 図2のV−V断面図である。 同乗者用のシート13の拡大断面図である。 図6の同乗者用のシート13の分解図である。 リヤフレーム14による同乗者用のシート13の支持構造を示す断面図である。 第1実施形態の変形例1に係る、同乗者用のシート13の拡大断面図である。 図9の同乗者用のシート13の分解図である。 第1実施形態の変形例2に係る、同乗者用のシート13の拡大断面図である。 図11の同乗者用のシート13の分解図である。 本発明の第2実施形態に係る同乗者把持部構造の斜視図である。 図13において、同乗者用のシート13を取り付けた状態における、XIV−XIV断面図である。 図13において、第1ブラケット152を取り外した状態の斜視図である。 第2実施形態の変形例に係る同乗者把持部構造の斜視図である。 図16において、同乗者用のシート13及び第1ブラケット154を取り付けた状態における、XVII−XVII断面図である。 従来の同乗者用把持部構造を示す、自動二輪車の後部斜視図である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の右側面図であり、図2は、図1の上面図である。なお、本実施形態で用いる方向の概念は、自動二輪車の運転者から見た方向の概念と一致するものとして説明する。
図1及び図2に示すように、自動二輪車1は前輪2と後輪3とを備え、前輪2は略上下方向に延びるフロントフォーク4の下部にて回転自在に支持されている。フロントフォーク4は、ステアリングシャフト5に支持されている。ステアリングシャフト5は、ヘッドパイプ6によって回転自在に支持されている。フロントフォーク4の上端部に設けられたアッパーブラケット(図示せず)には、左右に延びるバー型のステアリングハンドル7が取り付けられている。従って、運転者がステアリングハンドル7を左右に揺動させることによって、ステアリングシャフト5を回転軸として、前輪2が操舵される。
メインフレーム8は、左右一対となっており、ヘッドパイプ6から後方に延設されている。メインフレーム8の後下端部には、スイングアーム9の前端部がピボットボルト10で軸支されており、スイングアーム9の後端部には後輪3が回転自在に支持されている。メインフレーム8の上方であって、ステアリングハンドル7の後方には、燃料タンク11が配置され、燃料タンク11の後方には、運転者用のシート12が配置されている。運転者用のシート12の後方には、同乗者用のシート13が配置されている。左右一対のメインフレーム8の後端部には、それぞれ、左右一対のリヤフレーム14が連結されており、リヤフレーム14はリヤカウル15で覆われている。
ステアリングハンドル7の前方には、ヘッドランプ16が配置されており、ヘッドランプ16は、フロントカウル17で覆われている。フロントカウル17は、その上部がヘッドランプ16を覆い、その下部がエンジン(図示せず)等の左右側方を覆った、フルカウル型である。
図3は、図1の自動二輪車1の同乗者用のシート13部分の斜視図であり、図4は、図3の同乗者用のシート13を取り外した状態を示す図である。図5は、図2のV−V断面図である。図3〜図5に示すように、同乗者用のシート13は前方の運転者用のシート12と分離されており、同乗者用のシート13は、運転者用のシート12よりも上方に位置している。運転者用のシート12と同乗者用のシート13との間には、車体内部、すなわち、下方後方に凹む凹部150が、車幅方向に並んで2つ、リヤカウル15に形成されている。そして、図5に示すように、凹部150がリヤカウル15に形成されることによって、同乗者は、同乗者用のシート13の前端部を把持するようになっている。
図6は、同乗者用のシート13の拡大断面図であり、図7は、図6の同乗者用のシート13の分解図である。同乗者用のシート13は、下方から上方に向かって順に、底板部131と、クッション部132と、表皮部133と、を有している。底板部131はアルミ等の金属でできており、クッション部132はウレタン等、表皮部133は皮等でできている。同乗者は、表皮部133の上面に着座することになる。底板部131の前端部は、下方に湾曲する湾曲部131aが形成されており、ボルト21a、ナット21b、ワッシャ21cによって、補強ブラケット21は、湾曲部131aの上面に取り付けられるようになっている。補強ブラケット21は、車幅方向中央部が前方に突出するくの字形状の円柱部材を有している。同乗者は、同乗者用のシート13の前端部に形成された湾曲部131aを把持するようになっている。
図8は、リヤフレーム14による同乗者用のシート13の支持構造を示す断面図である。リヤフレーム14の上面には、支持ブラケット141が取り付けられ、支持ブラケット141には、ロック台143が固着されている。ロック台143には、連結ボルト142の下端部が挿入されるボルト挿入部143aが形成されている。また、同乗者用のシート13の底板部131には、湾曲部131aより後方において、ボルト固定孔131bが形成され、ボルト固定孔131bに連結ボルト142の上端部が挿入され溶着されている。そして、連結ボルト142の下端部が、ボルト挿入部143aに挿入され、ロック片143bで連結ボルト142のロック溝を係止することによって、同乗者用のシート13は、リヤフレーム14に固定支持されるようになっている。
前記構成の同乗者用把持部構造によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)リヤカウル15に形成された凹部150内に、同乗者用の把持部が配置されるので、同乗者用把持部の構造を簡素化することができ、また、同乗者用把持部構造が車体から車幅方向外方に突出することを防止できる。その結果、自動二輪車への乗り降りや自動二輪車の走行時において同乗者用の把持部が妨げとなることなく、また、自動二輪車の外観性を向上させることができる。
(2)凹部150が車幅方向に並んで2つ形成されているので、同乗者が凹部150内の把持部を両手で容易に把持できる。
(3)運転者用のシート12と同乗者用のシート13とが前後で分離され、同乗者用のシート13が運転者用のシート12より上方に位置しているので、運転者用のシート12と同乗者用のシート13との間に凹部150を容易に形成することができる。
(4)凹部150がリヤカウル15に形成されるので、凹部150によってリヤカウル15の意匠性を向上させることができる。
(5)同乗者用のシート13の底板部131の前端部である湾曲部131aが把持部を形成するので、別途把持部を設ける必要がなく、把持部の構造を簡素化できる。
(6)湾曲部131aに補強ブラケット21が取り付けられているので、把持部となる湾曲部131aの構造強度を向上させることができる。
(第1実施形態の変形例1)
図9は、第1実施形態の変形例1に係る、同乗者用のシート13の拡大断面図であり、図10は、図9の同乗者用のシート13の分解図である。本実施形態と前記第1実施形態とは、同乗者用のシート13の構造が異なっており、その他の構成は同じである。このため、本実施形態の説明においては、同乗者用のシート13の構造のみ説明する。
同乗者用のシート13は、下方から上方に向かって順に、底板部131と、クッション部132と、表皮部133と、を有している。底板部131はアルミ等の金属でできており、クッション部132はウレタン等、表皮部133は皮等でできている。同乗者は、表皮部133の上面に着座することになる。底板部131の前端部の下面には、ボルト22a、ナット22b、ワッシャ22cによって、第2ブラケット22が取り付けられている。第2ブラケット22は、車幅方向中央部が前方に突出するくの字形状の円柱部材を有している。
前記構成の同乗者用把持部構造によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)把持部が円柱部材で形成されているので、同乗者が把持部を容易に把持することができる。
(2)第2ブラケット22が同乗者用のシート13の底板部131の前端部に取り付けられているので、該前端部の構造強度を向上させることができる。
(第1実施形態の変形例2)
図11は、第1実施形態の変形例2に係る、同乗者用のシート13の拡大断面図であり、図12は、図11の同乗者用のシート13の分解図である。本実施形態と前記第1実施形態とは、同乗者用のシート13の構造が異なっており、その他の構成は同じである。このため、本実施形態の説明においては、同乗者用のシート13の構造のみ説明する。
同乗者用のシート13は、下方から上方に向かって順に、底板部131と、クッション部132と、表皮部133と、を有している。底板部131はアルミ等の金属でできており、クッション部132はウレタン等、表皮部133は皮等でできている。同乗者は、表皮部133の上面に着座することになる。底板部131の前部の下面には、ボルト23a、ナット23bによって、第2ブラケット23が取り付けられている。第2ブラケット23は、車幅方向中央部が前方に突出するくの字形状を有する板部材であり、その前端部において下方に湾曲する湾曲部23dを有している。
前記構成の同乗者用把持部構造によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)把持部である第2ブラケット23が、その前端部において下方に湾曲する湾曲部23dを有しているので、同乗者が第2ブラケット23を容易に把持することができる。
(2)第2ブラケット23が同乗者用のシート13の底板部131の前部に取り付けられているので、該前部の構造強度を向上させることができる。
(第2実施形態)
図13は、本発明の第2実施形態に係る同乗者把持部構造の斜視図である。図13では、同乗者用のシート13を取り外した状態が示されている。図14は、図13において、同乗者用のシート13を取り付けた状態における、XIV−XIV断面図である。本実施形態は、前記第1実施形態に対して、同乗者用のシート13の前端部ではなく凹部が把持部を形成する点で異なっており、その他の構成は前記第1実施形態と同じである。このため、本実施形態の説明においては、前記第1実施形態と同じ部品及び部分には同じ符号を付し、それらの内容については詳しい説明を省略する。
図13及び図14に示すように、同乗者用のシート13は前方の運転者用のシート12と分離されており、同乗者用のシート13は、運転者用のシート12よりも上方に位置している。運転者用のシート12と同乗者用のシート13との間には、車体内部、すなわち、下方後方に凹む凹部151が、車幅方向に並んで2つ、第1ブラケット152に形成されている。そして、図14に示すように、同乗者は、第1ブラケット152の凹部151を把持するようになっている。
図14に示すように、リヤフレーム14の上面には、支持ブラケット144が取り付けられ、支持ブラケット144の上面には、第1ブラケット152の後面の一部を支持する補強ブラケット153が取り付けられている。図15は、図13において、第1ブラケット152を取り外した状態の斜視図である。補強ブラケット153は、第1ブラケット152の凹部151に対応するように、前方に開口を有するコの字形状を有している。
前記構成の同乗者用把持部構造によれば、次のような効果を発揮できる。
第1ブラケット152の凹部151自身が把持部を形成するので、別途把持部を設ける必要がなく、把持部の構造を簡素化できる。
凹部151を形成する第1ブラケット152は、補強ブラケット153及び支持ブラケット144を介してリヤフレーム14に支持されているので、第1ブラケット152の構造強度を向上させることができる。なお、第1ブラケット152は、補強ブラケット153及び支持ブラケット144を介さず、直接リヤフレームに支持されても良い。
(第2実施形態の変形例)
図16は、第2実施形態の変形例に係る同乗者把持部構造の斜視図である。図16では、同乗者用のシート13及び第1ブラケット155を取り外した状態が示されている。図17は、図16で同乗者用のシート13及び第1ブラケット155を取り付けた状態における、XVII−XVII断面図である。本実施形態と前記第2実施形態とは、第1ブラケットの構造及びリヤフレーム14による第1ブラケットの支持構造が異なっており、その他の構成は同じである。このため、本実施形態の説明においては、上記異なる部分のみ説明する。
図16及び図17に示すように、同乗者用のシート13は前方の運転者用のシート12と分離されており、同乗者用のシート13は、運転者用のシート12よりも上方に位置している。運転者用のシート12と同乗者用のシート13との間には、車体内部、すなわち、下方後方に凹む凹部154が、車幅方向に並んで2つ、第1ブラケット155に形成されている。そして、図17に示すように、同乗者は、第1ブラケット155の凹部154を把持するようになっている。
図17に示すように、リヤフレーム14の上面には、支持ブラケット145が取り付けられている。第1ブラケット155は、取付ボルト145aによって、支持ブラケット145の上面に取り付けられるようになっている。その結果、第1ブラケット155は、リヤフレーム14に支持されるようになっている。
前記構成の同乗者用把持部構造によれば、次のような効果を発揮できる。
第1ブラケット155が支持ブラケット145に取り付けられるので、第2実施形態での補強ブラケット153を不要とすることができ、把持部の構造を簡素化できる。この場合、第1ブラケット155の構造強度を担保するために、第1ブラケット155は、第2実施形態の第1ブラケット152に比べて、厚肉に形成される。
凹部154を形成する第1ブラケット155は、支持ブラケット145を介してリヤフレーム14に支持されているので、第1ブラケット155の構造強度を向上させることができる。なお、第1ブラケット155は、支持ブラケット145を介さず、直接リヤフレーム14に支持されても良い。
[他の実施形態]
上記実施形態では、同乗者用のシート13の前端部又はリヤカウル15に形成された凹部が、同乗者用把持部を構成したが、シート13や凹部ではなく、別に、同乗者把持部構造を有する部材を凹部内に配置しても良い。
上記実施形態では、同乗者が両手で把持部を把持できるように、凹部は車幅方向に2つ形成されたが、凹部は車幅方向に延びる形状で1つのみ形成されても良い。また、上記実施形態では、凹部は下方後方に向かうよう形成されたが、凹む方向は下方後方に限定されず、車体内部に向かって凹めば良い。また、凹部は、上記形状及び個数に限定されず、意匠性を考慮した形状及び個数に基づいて形成されても良い。
上記実施形態では、運転者用のシート12と同乗者用のシート13とは前後で分離されているが、運転者用のシートと同乗者用のシートが一体となっており、運転者が着座する前シート部と同乗者が着座する後シート部との間に凹部が形成されても良い。
上記実施形態では、凹部が、リヤカウルやリヤフレームに取り付けられる第1ブラケットに形成されているが、凹部は、これらに限定されず、シートやその他の構成部材に形成されても良い。
特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
本発明の同乗者用把持部構造では、構造の簡素化を図るとともに、車体から突出させず、外観性を向上させることができるので、産業上の利用価値が大である。
1 自動二輪車
2 前輪 3 後輪 4 フロントフォーク 5 ステアリングシャフト
6 ヘッドパイプ 7 ステアリングハンドル 8 メインフレーム
9 スイングアーム 10 ピボットボルト 11 燃料タンク
12 運転者用のシート
13 同乗者用のシート
131 底板部 131a 湾曲部 131b ボルト固定孔
132 クッション部 133 表皮部
14 リヤフレーム
141 支持ブラケット
142 連結ボルト
143 ロック台 143a ボルト挿入部 143b ロック片
144 支持ブラケット
145 支持ブラケット 145a 取付ボルト
15 リヤカウル
150 凹部
151 凹部 152 第1ブラケット 153 補強ブラケット
154 凹部 155 第1ブラケット
16 ヘッドランプ 17 フロントカウル
21 補強ブラケット
21a ボルト 21b ナット 21c ワッシャ
22 第2ブラケット
22a ボルト 22b ナット 22c ワッシャ
23 第2ブラケット
23a ボルト 23b ナット
91 運転者用のシート 92 同乗者用のシート 93 ベルト

Claims (11)

  1. 運転者が着座する前シート部と同乗者が着座する後シート部とを前後に有する自動二輪車のシートと、
    前記前シート部と前記後シート部との間に、車体内部に向かって凹む凹部と、を有し、
    前記凹部内に、同乗者用の把持部が配置されることを特徴とする、自動二輪車の同乗者用把持部構造。
  2. 前記凹部は、車幅方向に並んで、2つ形成されている、請求項1記載の同乗者把持部構造。
  3. 前記前シート部と前記後シート部とは、前後で分離されており、
    前記後シート部は、前記前シート部より上方に位置している、請求項1又は2に記載の同乗者用把持部構造。
  4. 前記前シート部及び前記後シート部は、前記自動二輪車のリヤフレームに取り付けられるようになっており、
    前記凹部は、前記リヤフレームを覆うリヤカウルに形成される、請求項1〜3のいずれか1つに記載の同乗者用把持部構造。
  5. 前記凹部が、前記把持部を形成する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の同乗者用把持部構造。
  6. 前記前シート部及び前記後シート部は、前記自動二輪車のリヤフレームに取り付けられるようになっており、
    前記凹部は、前記リヤフレームに支持される第1ブラケットによって形成されている、請求項5記載の同乗者用把持部構造。
  7. 前記後シート部の前端部が、前記把持部を形成する、請求項1〜4のいずれか1つに記載の同乗者用把持部構造。
  8. 前記把持部は、前記後シート部の底板によって形成されている、請求項7記載の同乗者用把持部構造。
  9. 前記把持部は、前記後シート部の底板の前端部に形成された第2ブラケットによって形成されている、請求項7記載の同乗者用把持部構造。
  10. 前記第2ブラケットは、円柱部材である、請求項9記載の同乗者用把持部構造。
  11. 前記第2ブラケットは、前端部において下方に湾曲する湾曲部を有する板部材である、請求項9記載の同乗者用把持部構造。
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