JPWO2012144437A1 - 薬液アプリケータ - Google Patents

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直 林
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Abstract

本発明は、所定量の薬液を保持させ、無駄なく皮膚や粘膜に塗る。把持用のグリップ部10と、グリップ部10に連続し、弾性的に変形可能なネック部12と、ネック部12に連続し、供給された薬液を保持するスリット14を有するヘッド部13とを備え、ヘッド部13を皮膚や粘膜に押し当てることにより、ネック部12を弾性的に変形させながら薬液を塗り付ける構成とする。

Description

本発明は、薬液を塗るための薬液アプリケータに関し、特に、睫毛周辺の皮膚をはじめ、その他の皮膚や唇、口腔粘膜などの塗付部位への薬液塗付に好適に使用可能なものである。
特許文献1には、睫毛を発毛・育毛する薬液を塗るためのアプリケータが記載されている。このアプリケータは、棒状のグリップ部の先端に、樹脂毛からなるブラシを備えている。このブラシは、先端を斜めにカットすることにより、睫毛周辺の皮膚に薬液を塗る際の接触面積を大きくし、作業性の向上を図っている。
しかしながら、このアプリケータは、毛細管現象の作用によってブラシの内部に多くの薬液が染み込み、その染み込んだ薬液の多くは睫毛周辺の皮膚に塗ることができない。そのため、所定量の薬液を塗るには、更に多くの薬液をブラシに浸透保持させる必要がある。その結果、高価な薬液を無駄に消費するという問題がある。
PCT出願国際公開第WO2010/065487号
本発明は、所定量の薬液を保持させ、無駄なく塗付部位に塗ることが可能な薬液アプリケータを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の薬液アプリケータは、把持用のグリップ部と、前記グリップ部に連続し、弾性的に変形可能なネック部と、前記ネック部に連続し、供給された薬液を保持するスリットを有するヘッド部とを備えている。そのため、この薬液アプリケータは、前記ヘッド部を塗付部位(睫毛周辺の皮膚をはじめ、その他の皮膚や唇、口腔粘膜など)に押し当てることにより、前記ネック部を弾性的に変形させながら薬液を塗り付けることができる。
本発明の薬液アプリケータは、ヘッド部を塗付部位に押し当てると、ネック部が弾性的に変形するため、ヘッド部が塗付部位に当接することによる塗付部位への負担を軽減できるうえ、薬液の塗付作業性を向上できる。また、表面張力の作用によってスリットを有するヘッド部に所定量の薬液を確実に保持できる。しかも、ヘッド部の表面に供給した薬液を塗付部位へ無駄なく塗ることができる。そして、所定量の薬液を特定の塗付部位に効率的に塗るということは、医薬品の使用に際し、用法容量の準拠として非常に重要である。
この薬液アプリケータでは、前記ネック部は、前記グリップ部から前記ヘッド部に向けて肉厚を徐々に薄くすることが好ましい。このようにすれば、グリップ部を使用者が持ち易い肉厚に形成する一方、ネック部の先端側を柔らかくし、確実に弾性的に変形させることができる。
また、前記ヘッド部の外周部に、薬液の垂れ落ちを防止するリブを設けることが好ましい。このようにすれば、確実に所定量の薬液をヘッド部に保持することができる。
本発明の薬液アプリケータは、ヘッド部を塗付部位に押し当てることによりネック部が弾性的に変形するため、塗付部位への負担を軽減できるうえ、薬液の塗付作業性を向上できる。また、表面張力の作用によってスリットを有するヘッド部に所定量の薬液を確実に保持することができる。しかも、ヘッド部の表面に保持させた薬液を塗付部位へ無駄なく塗ることができる。
本発明に係る第1実施形態の薬液アプリケータの使用状態を示す斜視図である。 第1実施形態の薬液アプリケータを示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は断面図である。 (A),(B)は第1実施形態の薬液アプリケータの変形例を示す平面図である。 第2実施形態の薬液アプリケータを示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は断面図である。 本発明の薬液アプリケータの所定部位の設定条件を示す図表である。 実験を行った本発明品の構成を示す図表である。 実験結果を示す図表である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1および図2(A),(B),(C)は、本発明の第1実施形態に係る薬液アプリケータを示す。この薬液アプリケータは、睫毛用の発毛・育毛剤を塗付部位である睫毛の周辺の皮膚に塗り付けるためのものである。この薬液アプリケータは、図2(A)に示すように、把持用のグリップ部10と、このグリップ部10に連続したネック部12と、このネック部12に連続したヘッド部13とを備え、これらを樹脂によって一体的に成形した樹脂成形品である。
グリップ部10は、略矩形状をなし、その外周部にリブ11を立設したものである。図2(C)に示すように、グリップ部10の肉厚t1およびリブ11の高さHは、使用者が持ち易く、塗付操作に必要な剛性が得られるような寸法設定としている。また、図2(B)に示すように、グリップ部10は、全長および長手方向と直交する横幅w1を、使用者が持ち易い寸法設定としている。
ネック部12は、グリップ部10の長手方向に沿って突出するように、グリップ部10の先端縁に連続されている。このネック部12は、弾性的に変形可能な肉厚で形成されている。具体的には、図2(C)に示すように、ネック部12の肉厚は、グリップ部10の側から先端のヘッド部13に向けて徐々に薄くなる先細形状とし、先端側が柔らかくなるように構成している。なお、図中右側に位置する基端側の肉厚は、グリップ本体の肉厚t1と同一であり、図中左側に位置する先端側の肉厚は、ヘッド部13の肉厚t2と同一である。また、図2(B)に示すように、ネック部12は、先端のヘッド部13に向けて横幅が徐々に狭くなる先細形状に形成されている。そして、このネック部12の全長は、ヘッド部13がグリップ部10に対して十分に変形できる寸法設定とする。
ヘッド部13は、グリップ部10の長手方向に沿って略長円形状をなすように延び、表面張力の作用によってスリット14内に薬液を保持するヘラ状のものである。スリット14は、ヘッド部13の長手方向に沿って延びるように一対設けられている。ヘッド部13の肉厚t2は、図2(C)に示すように、グリップ部10の肉厚t1より薄く、弾性的に変形可能な寸法設定とする。また、図2(B)に示すように、スリット14の溝幅Dは、表面張力の作用によって薬液が垂れ落ちず保持可能な寸法設定とする。ヘッド部13の横幅w2は、溝幅Dのスリット14を形成でき、薬液塗付領域以外の部位への薬液の塗り付けを防止できる寸法設定としている。そして、ヘッド部13の全長L1およびスリット14の全長L2は、薬液を保持させる容量に応じた寸法設定とする。
この薬液アプリケータを使用して睫毛の周辺の皮膚に発毛・育毛剤を塗り付ける際には、グリップ部10を持って、点眼用容器などに充填された薬液をヘッド部13に滴下する。その後、図1に示すように、ヘッド部13が水平方向に延びるように睫毛上に位置させ、ヘッド部13を睫毛周辺の瞼(皮膚)に押し当てる。そうすると、ネック部12が弾性的に変形して適度に湾曲する。この状態では、瞼にヘッド部13を押し付けているが、ネック部12が弾性的に変形するため、皮膚への負担が軽減される。
次に、グリップ部10を水平方向にスライドさせることにより、ヘッド部13を瞼に沿って移動させる。この際、スリット14内を睫毛が貫通するため、これらが塗付操作のガイドの役割をなす。そして、このスライド操作により、スリット14を有するヘッド部13の表面に保持させた薬液を睫毛周辺の皮膚へ無駄なく塗り付けることができる。
このように、本発明の薬液アプリケータは、ヘッド部13を塗付部位に押し当てることにより、ネック部12が弾性的に変形するため、塗付部位への負担を軽減できるうえ、薬液の塗付作業性を向上できる。また、表面張力の作用によって、ヘッド部13のスリット14に所定量の薬液を確実に保持することができる。しかも、ヘッド部13の表面に保持させた薬液を塗付部位へ無駄なく塗ることができる。そして、所定量の薬液を特定の部位に効率的に塗るということは、医薬品の使用に際し、用法容量の準拠として非常に重要であり、特に好適である。
なお、第1実施形態の薬液アプリケータのヘッド部13は、横幅w2や、スリット14の全長L2および形成数を種々変更でき、このように変更しても同様の作用および効果を得ることができる。例えば、図3(A)に示すように、ヘッド部13の横幅w2を狭くし、スリット14の全長L2を短くしてもよい。また、図3(B)に示すように、ヘッド部13の横幅w2を狭くし、スリット14をヘッド部13の中心に1本のみ設けてもよい。
図4(A),(B),(C)は第2実施形態の薬液アプリケータを示す。この第2実施形態では、グリップ部10の肉厚t1を厚くし、リブ11を形成しない構成としている。また、ヘッド部13は、外周部に薬液の垂れ落ちを防止するリブ15を設けている。このようにすれば、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることができるうえ、ヘッド部13に保持させた薬液の垂れ落ちを確実に防止できる。よって、確実に所定量の薬液をヘッド部13に保持させ、その薬液を特定の塗付部位に塗り付けることができる。
なお、各実施形態のグリップ部10、ネック部12およびヘッド部13の寸法や数などの構成は、図5の一例に示すように、適宜変更が可能である。そして、いずれの場合にも、ヘッド部13を塗付部位に押し当てることにより、ネック部12を弾性的に変形させながら薬液を塗り付けることを可能とする。
グリップ部10の肉厚t1は、薄くし過ぎても厚くし過ぎても使用者が持ち難くなる。そのため、0.5mmより厚く、5.0mmより薄くすることが好ましい。また、グリップ部10の横幅w1は、狭くし過ぎても広くし過ぎても使用者が持ち難くなる。そのため、2.0mmより広く、11.0mmより狭くすることが好ましい。
リブ11は、グリップ部10の肉厚t1により十分な剛性が得られるならば設ける必要はなく、剛性が不十分であれば設ける必要がある。しかし、リブ11の高さH(肉厚)は、高くし過ぎると段差が大きくなって持ち難くなる。そのため、0.0mmより大きく、3.0mmより小さくすることが好ましい。また、リブ11の横幅は、狭くし過ぎると十分な剛性が得られない。一方、広くし過ぎるとグリップ部10の面積に対してリブ11が締める割合が高くなるため、持った時の感触としてリブ11が判り難くなり、指に引っかかって持ち易いというメリットを相殺する。そのため、0.2mmより広く、4.0mmより狭くすることが好ましい。
ネック部12は、先端側を柔らかくして、塗付時にヘッド部13をしなやかに肌に馴染ませる必要がある。また、グリップ部10、ネック部12およびヘッド部13を視覚的に区別できるようにし、使い方(持つところや薬液を滴下し、塗付部位に当てる位置など)を判り易くする必要がある。そのため、ネック部12は、括れた先細形状とすることが好ましい。また、ネック部12の全長は、1.5mmより長く、10.0mmより短くすることが好ましい。
ヘッド部13の肉厚t2は、薄くし過ぎると成形が困難になる一方、厚くし過ぎると弾性的に変形し難くなって押し付けた際に塗付部位への負担が増大する。そのため、0.3mmより厚く、4.0mmより薄くすることが好ましい。また、ヘッド部13の横幅w2は、狭くし過ぎると所定数のスリット14を設けることができず、広くし過ぎると塗付部位の余計な部分まで薬液と塗り付けることになる。そのため、2.0mmより広く、8.0mmより狭くすることが好ましい。さらに、ヘッド部13の全長L1は、短くし過ぎるとスリット14を十分な全長L2で設けることができず、長くし過ぎると塗付部位にフィットせず塗り難くなる。そのため、3.0mmより長く、13.0mmより短くすることが好ましい。
スリット14の溝幅Dは、狭くし過ぎると表面張力による保持作用を十分に得ることができず、広くし過ぎると薬液が垂れ落ちてしまう。そのため、0.2mmより広く、3.0mmより狭くすることが好ましい。また、スリット14の全長L2は、短くし過ぎると薬液の保持量が不十分になり、長くし過ぎるとヘッド部13の全長L1が長くなる。そのため、2.0mmより長く、10.0mmより短くすることが好ましい。さらに、スリット14の本数は、少な過ぎると薬液の保持量が不十分になり、多すぎるとヘッド部13の横幅w2が広くなる。そのため、1〜3本が好ましい。
本願の発明者らは、本発明の薬液アプリケータの効果を確認するために、図6に示すように、ヘッド部13の寸法、スリット14の本数、材料、および、製造方法を種々変更して、複数のサンプル(本発明品)を作成した。そして、後述するように実験を行った。
具体的には、本発明品1は、ヘッド部13の横幅w2を5.4mm、ヘッド部13の肉厚t2を0.6mm、スリット14の全長L2を7.6mm、溝幅Dが1.0mmのスリット14を2本とした。他の本発明品2〜7の寸法設定は図6の通りである。なお、本発明品1−1〜1−4は、異なる樹脂によって4種の樹脂で成形した点でのみ相違する。また、本発明品2−1〜2−4および本発明品3−1〜3−4も同様である。さらに、本発明品1〜3は、金型に溶融樹脂を射出して形成する射出成形により製造し、本発明品4〜7は、樹脂を噴射して敷き詰めていくことによる積層造形により製造した。
また、比較品1として、多数の樹脂毛からなるブラシを備えた特許文献1のアプリケータを用意した。さらに、比較品2として、植毛繊維からなるヘッド部を備えた綿棒の如き植毛スティックと、この比較品2より植毛密度を疎にした比較品3を用意した。
これら比較品1〜3および本発明品1〜7を用いた実験は次の通りである。ヘッド部13に薬液を供給し、その供給量を測定する。次に、前述のようにしてヘッド部13に保持させた薬液を睫毛周辺の皮膚に塗り付け、その1回目の塗付量を測定する。そして、薬液供給量と1回目の塗付量によって、1回の塗り付けによる塗付効率(%)を確認する。次に、ヘッド部13には薬液を供給することなく、2回目および3回目の塗り付けを行い、3回目までのトータル塗付量を測定する。そして、薬液供給量と3回目までの塗付量によって、3回の塗り付けによる塗付効率(%)を確認する。その実験結果を図7に示す。
比較品1は、ブラシに供給した薬液量28.6mgに対して、皮膚への1回目の塗付量は4.6mgであった。これは、薬液供給量28.6mgの16.0%を皮膚へ塗り付けたことを意味する。3回の総計で考えると、トータル塗付量は8.0mgであるため、最初の薬液供給量28.6mgに対して27.9%を皮膚へ塗り付けたことを意味する。因みに、この比較品1では、皮膚に塗り付けると余分な薬液が皮膚を伝って垂れ流れた。その量は2.5mgである。これは、最初の薬液供給量28.6mgに対して8.7%が無駄になったことを意味する。その他の比較品2,3の結果は、図7に示す通りである。
これらの結果から、従来のアプリケータ(比較品1〜3)は、約72%以上の薬液の無駄が発生することが解る。
一方、本発明品1−1は、ブラシに供給した薬液量33.9mgに対して、皮膚への1回目の塗付量は31.6mgであった。これは、薬液供給量33.9mgの93.2%を皮膚へ塗り付けたことを意味する。3回の総計で考えると、トータル塗付量は33.7mgであるため、最初の薬液供給量33.9mgに対して99.4%を皮膚へ塗り付けたことを意味する。他の本発明品1−2〜7の結果は、図7に示す通りである。
これらの結果から、本発明品1〜7は、3塗り目までの合計塗付量を見れば、全て80%以上の塗付効率であり、薬液アプリケータのヘッド部13の形状や樹脂材料の違いで大きな差は生じないことが解る。但し、積層造形による本発明品4〜7は、スリット14の数および全長が増えるにつれて塗付量が低下しているのが解る。これは、積層造形では層間に僅かな隙間が生じ、その隙間に薬液が浸透するためであると考えられる。そのため、薬液アプリケータは、射出成形によって一体に製造することが好ましい。しかし、比較品1〜3と比べると、積層造形であっても塗付効率は大幅に向上するため、十分に使用できる。
そして、これらの結果からすると、本発明の薬液アプリケータは、この分野で一般的な製法および材料を用いて製造することができる。
製法としては、例えば、注型法、圧縮法、トランスファー法、射出法、押し出し法、インフレーション法、カレンダー加工法、吹き込み法、真空法、積層法、スプレーアップ法、発泡法などにより成形することができる。
また、可塑物質としては、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン(PS)、ポリ酢酸ビニル(PVAc)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、AS樹脂、アクリル樹脂(PMMA)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE、変性PPE、PPO)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グラスファイバー強化ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)、環状ポリオレフィン(COP)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリテトラフロロエチレン(PTFE)、ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルサルフォン(PES)、非晶ポリアリレート(PAR)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、熱可塑性ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)などを用いることができる。
なお、以上の説明では、本発明の薬液アプリケータを発毛・育毛用の薬液を睫毛周辺の瞼に塗るために用いたが、その使用目的は睫毛に限定されるものではない。例えば、眉毛周辺の皮膚に塗り付けるために使用してもよいうえ、口内炎に薬液を塗り付けるために使用してもよい。即ち、本発明の薬液アプリケータは、様々な部位の皮膚や唇、口腔粘膜などに塗り付けるために使用することができる。
また、本発明の薬液アプリケータは、粘性が増したゲル状の薬液を皮膚や粘膜に塗り付ける際にも使用できる。しかも、第2実施形態の薬液アプリケータでは、薬液の垂れ落ちを防止するリブ15を設けているため、垂れ落ちる程度(500cP程度の粘度溶液)の流動性のある薬液を塗り付ける際にも好適に使用できる。そして、薬液は、水溶液製剤でも油性製剤でも好適に使用できる。
10…グリップ部
11…リブ
12…ネック部
13…ヘッド部
14…スリット
15…リブ

Claims (3)

  1. 把持用のグリップ部と、
    前記グリップ部に連続し、弾性的に変形可能なネック部と、
    前記ネック部に連続し、供給された薬液を保持するスリットを有するヘッド部と、
    を備え、前記ヘッド部を塗付部位に押し当てることにより、前記ネック部を弾性的に変形させながら薬液を塗り付けるようにしたことを特徴とする薬液アプリケータ。
  2. 前記ネック部は、前記グリップ部から前記ヘッド部に向けて肉厚を徐々に薄くしたことを特徴とする請求項1に記載の薬液アプリケータ。
  3. 前記ヘッド部の外周部に、薬液の垂れ落ちを防止するリブを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薬液アプリケータ。
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