JPWO2012127740A1 - 伝送路推定装置、伝送路推定方法、及び受信装置 - Google Patents

伝送路推定装置、伝送路推定方法、及び受信装置 Download PDF

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Abstract

既知信号系列長がフィルタのタップ長と同等又はタップ長よりも短い場合であっても、所望の性能が得られる伝送路推定装置、伝送路推定方法、受信装置を提供する。伝送路推定装置においては、トランスバーサルフィルタ部2が記憶されている既知信号系列及びタップ係数から推定受信信号を生成し、受信信号と推定受信信号との差から誤差信号を生成し、既知信号系列、タップ係数、及び誤差信号から更新されたタップ係数を生成し、トランスバーサルフィルタ部2の複数のタップの中の所定数のタップから形成される有効区間を指定し、センタータップを含むように設定された第1の区間と第2の区間とを指定し、推定受信信号の生成及び更新されたタップ係数の生成は、第1の区間についての推定受信信号及び更新されたタップ係数の生成を行い及び第2の区間についての推定受信信号及び更新されたタップ係数の生成を行うことによって実行される。

Description

本発明は、既知信号系列が所定の区間に挿入されている受信信号から伝送路を推定する伝送路推定装置及び伝送路推定方法、並びに、伝送路推定装置を含む受信装置に関するものである。
デジタル伝送システムでは、信号の伝送路歪み、信号の反射、及び移動体による無線通信や放送受信システムにおける伝送路特性の変動などの様々な要因によって、送信信号に歪みが発生する。このため、受信装置では、波形等化による歪み補償技術、伝送路の状態を推定する伝送路推定技術、及び誤り訂正技術などによって送信信号の歪みを補償し、所望の信号を再生することが求められる。
受信装置において受信信号の同期再生及び波形等化を安定的又は効率的に行うため、送信信号に所定の既知信号を挿入して信号を伝送する伝送システムが放送及び通信の分野で実用化されている。これらの既知信号は、信号系列長が長いほど、受信装置における同期再生、波形等化、及び伝送路推定などを精度よく実現できる反面、送信したい情報の伝送速度が相対的に下がる。このため、所望の情報伝送速度を確保しながら、安定した送受信を行うことができる送受信システムを構築することが必要となる。
一般に、既知信号を教師信号として使用する波形等化器や、既知信号から伝送路のCIR(Channel Impulse Response)を推定するCIR検出器では、トランスバーサルフィルタや判定帰還型等化器などのデジタルフィルタが使用される。一般的に、波形等化器では、既知信号は、受信信号をフィルタリングして得られた出力を既知信号に近づけるための教師信号として使用される。また、CIR検出器では、既知信号は、フィルタの入力信号として使用されるのが一般的である。フィルタの係数は、LMS(Least Mean Square)などの適応アルゴリズムで逐次更新されるが、既知信号系列長が短い場合は、フィルタの係数が最適値まで収束できず、波形等化器やCIR検出器において、所望の性能が得られないという問題がある。
このような問題の対策として、同じ既知信号系列を繰り返し使用して見かけ上、既知信号系列長を長くする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−235511号公報(図1)
特許文献1に記載の方法は、既知信号系列長がフィルタのタップ長よりもある程度長い場合には有効であるが、既知信号系列長がフィルタのタップ長と同等の場合には十分な効果が得られず、また、既知信号系列長がフィルタのタップ長よりも短い場合は、フィルタ係数の更新自体が実行できないという問題がある。
例えば、米国のモバイル向け地上DTV(Digital Television)規格であるATSC−M/H(Advanced Television Systems Committee−Mobile/Handheld)では、既知信号としてFS(Field Sync)とTRS(Training Sequence)の2種類の信号を使用する。FSは、700から800シンボル程度、TRSは、1424シンボルの長さを持つ既知信号系列である。シンボルレート10.76MHzに対して、CIRの検出範囲を90μsとした場合、フィルタのタップ長は、970シンボル程度必要となる。このフィルタを使用した場合、TRSを既知信号としたタップ係数の更新は可能であるが、FSを既知信号としたタップ係数の更新は不可能となる。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、既知信号系列長がフィルタのタップ長と同等又はフィルタのタップ長よりも短い場合であっても、所望の性能が得られる伝送路推定装置及び伝送路推定方法、並びに、この伝送路推定装置を含む受信装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る伝送路推定装置は、既知信号系列が挿入され、送信データがデジタル変調された信号である受信信号から伝送路を推定する伝送路推定装置であって、前記受信信号を記憶する受信信号記憶部と、前記受信信号に挿入される既知信号系列と同じ既知信号系列を記憶している既知信号系列記憶部と、タップ係数を記憶するタップ係数記憶部と、複数のタップを有し、前記既知信号系列記憶部に記憶されている既知信号系列及び前記タップ係数から推定受信信号を生成するトランスバーサルフィルタ部と、前記受信信号と前記推定受信信号との差から、誤差信号を生成する減算部と、前記既知信号系列、前記タップ係数、及び前記誤差信号から、更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直すタップ係数更新部と、前記トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の所定数のタップから形成される有効区間を指定するタップ区間設定部とを備え、前記タップ区間設定部は、前記トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の前記有効区間として、センタータップを含むように設定された第1の区間と前記センタータップを含むように設定された第2の区間とを指定し、前記トランスバーサルフィルタ部による前記推定受信信号の生成は、前記第1の区間についての推定受信信号の生成を行い、及び、前記第2の区間についての推定受信信号の生成を行うことによって実行されることを特徴としている。
本発明の他の態様に係る伝送路推定方法は、受信信号に挿入される既知信号系列と同じ既知信号系列を記憶している既知信号系列記憶部と、複数のタップを有するトランスバーサルフィルタ部と、タップ係数を記憶するタップ係数記憶部とを備えた装置によって実行される伝送路推定方法であって、既知信号系列が挿入され、送信データがデジタル変調された信号である受信信号から伝送路を推定する前記伝送路推定方法において、受信信号記憶部が前記受信信号を記憶するステップと、前記既知信号系列記憶部に記憶されている既知信号系列及び前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数から推定受信信号を生成するステップと、前記受信信号と前記推定受信信号との差から、誤差信号を生成するステップと、前記既知信号系列、前記タップ係数、及び前記誤差信号から、更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直すステップと、前記トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の所定数のタップから形成される有効区間を指定するステップとを有し、前記トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の前記有効区間として、センタータップを含むように設定された第1の区間と前記センタータップを含むように設定された第2の区間とを指定し、前記推定受信信号を生成するステップにおける前記推定受信信号の生成は、前記第1の区間についての推定受信信号の生成を行い、及び、前記第2の区間についての推定受信信号の生成を行うことによって実行されることを特徴としている。
本発明の他の態様に係る受信装置は、信号を受信する受信部と、前記受信部によって受信された信号について伝送路を推定する伝送路推定部と、前記伝送路推定部の推定結果に基づいて前記受信部が受信した信号を補償する補償部とを備え、前記伝送路推定部は上記伝送路推定装置であることを特徴としている。
本発明に係る伝送路推定装置及び伝送路推定方法によれば、既知信号系列長nがタップ数mに対して性能を得るに十分なほどに長くない場合でも更新回数を十分に得ることができ、より精度の高い伝送路推定が可能となる。
また、本発明に係る伝送路推定装置及び伝送路推定方法によれば、既知信号系列長がタップ数よりも短い場合にも第1の区間と第2の区間を適切に選ぶことにより伝送路の推定を行うことができる。
また、本発明に係る伝送路推定装置及び伝送路推定方法によれば、伝送路推定において重要となるセンタータップ付近のタップ係数については、第1及び第2の区間の両区間で更新を行うことにより、更新回数を十分に得ることができるためより精度の高い伝送路推定結果を得ることができる。
また、本発明に係る受信装置によれば、精度の高い伝送路推定結果に基づいて受信信号を補償することができるので、受信データの品質を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係る伝送路推定装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示されるトランスバーサルフィルタ部の構成の一例を示す図である。 図1に示されるタップ係数更新部の構成の一例を示す図である。 図2に示されるトランスバーサルフィルタ部の第1の区間のタップによる1回目の処理を示す図である。 図2に示されるトランスバーサルフィルタ部の第1の区間のタップによる2回目の処理を示す図である。 図2に示されるトランスバーサルフィルタ部の第1の区間のタップによる(n−m1+1)回目の処理を示す図である。 図2に示されるトランスバーサルフィルタ部の第2の区間のタップによる1回目の処理を示す図である。 図2に示されるトランスバーサルフィルタ部の第2の区間のタップによる2回目の処理を示す図である。 図2に示されるトランスバーサルフィルタ部の第2の区間のタップによる(n−m2+1)回目の処理を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る伝送路推定装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2に係る伝送路推定装置における誤差信号の絶対値の時間的な変化を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態3に係る伝送路推定装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態5に係る伝送路推定装置における誤差信号の絶対値の時間的な変化を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態6に係る受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態7に係る受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る伝送路推定装置(すなわち、実施の形態1に係る伝送路推定方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態1に係る伝送路推定装置11は、送信側及び受信側の双方で既知の信号系列が所定の区間に挿入され、送信データがデジタル変調された信号を受信し、この受信信号から伝送路を推定する装置である。図1に示されるように、伝送路推定装置11は、送信側及び受信側の双方で既知の信号系列である既知信号系列を記憶する既知信号系列記憶部としての既知信号系列メモリ1と、デジタルフィルタであるトランスバーサルフィルタ部2と、トランスバーサルフィルタ部2のタップ係数を更新するために、更新されたタップ係数を生成し、タップ係数メモリ5に記憶されているタップ係数を更新されたタップ係数に書き直すタップ係数更新部3と、既知信号系列が挿入された受信信号を記憶する受信信号記憶部としての受信信号メモリ4とを有している。また、伝送路推定装置11は、タップ係数更新部3によって更新されたタップ係数を記憶するタップ係数記憶部としてのタップ係数メモリ5と、受信信号と推定受信信号との差を算出する減算部6と、トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の所定数のタップから形成される有効区間を指定するタップ区間設定部7とを有している。
図2は、図1に示されるトランスバーサルフィルタ部2の構成の一例を示す図である。図2に示されるように、トランスバーサルフィルタ部2は、(m−1)個の遅延素子21〜21m−2と、m個の乗算器22〜22m−1と、加算器23とを有している。ここで、mは、タップ長(トランスバーサルフィルタ部2のタップ数)を示す整数である。図において、(m−1)個の遅延素子21〜21m−2の内、タップ番号を示す整数(下付の数字)がkである第kタップ(「タップ(k)」とも記す。)の遅延素子は、21(0≦k≦(m−2))で示す。また、m個の乗算器22〜22m−1の内、タップ(k)の遅延素子は、22(0≦k≦(m−1))で示す。また、タップ(k)のタップ係数は、C(0≦k≦(m−1))で示し、タップ係数C〜Cm−1の中央のセンタータップのタップ係数は、Ccentで示す。また、既知信号系列は、(X,X,…,Xn−1)で示し、既知信号系列の中の第k番の既知信号は、X(0≦k≦(n−1))で示す。ここで、nは、既知信号系列長を示す整数である。
タップ区間設定部7は、トランスバーサルフィルタ部2のm個のタップの中からセンタータップを含むm1個のタップを指定する。ここで、m1は、1≦m1≦mを満たす整数である。この指定されたm1個のタップを含む区間を、第1の区間100とする。図2では、第1の区間100を形成するタップとして、タップ(0)からタップ(m1−1)までを選択しているが、第1の区間100が必ずしもタップ(0)を含む必要はない。トランスバーサルフィルタ部2においては、選択された第1の区間100に含まれないタップは、休止状態となり、トランスバーサルフィルタ部2の第1の区間100は、見かけ上、タップ数m1のトランスバーサルフィルタとなる。なお休止状態となったタップでは、乗算器からの出力が0になる。
図3は、LMS法を用いたタップ係数更新部3の構成の一例を示す図である。また、図4から図6までは、トランスバーサルフィルタ部2の第1の区間100による処理を示す図である。図4に示されるように、トランスバーサルフィルタ部2は、タップ区間設定部7によって指定された第1の区間100に含まれるタップについてのタップ係数をタップ係数メモリ5から読み出し、読み出されたm1個のタップ係数をそれぞれ、第1の区間100に含まれるタップのm1個の乗算器22〜22m1−1に入力されるタップ係数C〜Cm1−1とする。この処理と並行して、トランスバーサルフィルタ部2は、既知信号系列メモリ1から既知信号系列(X,X,…,Xn−1)を読み出し、遅延素子21〜21m1−2に既知信号系列を構成する既知信号Xm1−2〜Xをそれぞれセットし、既知信号Xm1−1を乗算器22の入力にセットする。このとき、トランスバーサルフィルタ部2からの出力として、次式(1)に示す推定受信信号Yが得られる。
Figure 2012127740
受信信号メモリ4には、既知信号系列を含む受信信号が記憶されている。受信信号メモリ4から読み出したセンタータップに対応する受信信号とトランスバーサルフィルタ部2の出力である推定受信信号を減算器6に入力し、その差分を誤差信号としてタップ係数更新部3に入力する。ここで、センタータップに対応する受信信号とは、遅延素子21cent−1にセットされ、乗算器22centに入力される既知信号Xm1−cent−1に対応する受信信号のことである。
次に、図3を参照してタップ係数の更新について説明する。タップ係数の更新方法としては、様々な方式が提案されているが、代表的なものとしてLMS(Least Mean Square)法と呼ばれる方式があり、係数更新後の第kタップのタップ係数C(i+1)は、次式(2)に示す演算によって算出される。
Figure 2012127740
ここで、C(i)は、i回目の係数更新時における第kタップのタップ係数を示し、μは、ステップサイズを示す。また、E(i)は、i回目のタップ係数更新時における誤差信号を示し、X(i)は、i回目のタップ係数更新時における第kタップに対応する既知信号を示し、kは、タップ番号を示す整数である。ステップサイズμとしては、適切な値を選ぶ必要があり、これが大き過ぎると、収束速度は速くなるが精度が低くなり、これが小さすぎると、収束速度は遅くなるが精度が高くなる。なお、タップ係数の更新に用いる適応アルゴリズムはLMS法に限らず、ステップサイズを用いる他の適応アルゴリズムを採用してもよい。
図3に示されるように、タップ係数更新部3は、乗算器31と、m個の乗算器32(0≦k≦(m−1))と、m個の減算器33(0≦k≦(m−1))とを有している。タップ係数更新部3は、タップ区間設定部7によって指定された第1の区間100に含まれるタップについてのタップ係数C〜Cm1−1についてのみ、タップ係数メモリ5からタップ係数を読み出し、上記の式(2)に従ってタップ係数更新動作を行い、更新されたタップ係数C(0≦k≦(m1−1))、すなわち、C(i+1)〜Cm1−1(i+1)を、タップ係数メモリ5に書き戻す。ここで、「書き戻す」とは、i回目の係数更新時により得られたタップ係数C(i)〜Cm1−1(i)をタップ係数メモリ5から削除し、(i+1)回目の係数更新時により得られたタップ係数C(i+1)〜Cm1−1(i+1)をタップ係数メモリ5に書き込むことを言う。
次に、図5に示されるように、トランスバーサルフィルタ部2は、タップ区間設定部7によって指定された第1の区間100に含まれるタップについて、タップ係数更新部3によって更新されたタップ係数をタップ係数メモリ5より読み出し、第1の区間100のタップの乗算器22〜22m1−1に入力されるタップ係数C〜Cm1−1としてセットする。この処理と並行して、トランスバーサルフィルタ部2は、既知信号系列メモリ1から既知信号系列を読み出し、遅延素子21〜21m1−2に既知信号系列を構成する既知信号Xm1−1〜Xをセットし、既知信号Xm1を乗算器22の入力にセットする。このとき、トランスバーサルフィルタ部2からの出力として次式(3)に示す推定受信信号Yが得られる。
Figure 2012127740
タップ係数更新部3は、タップ区間設定部7によって指定された第1の区間100に含まれるタップについてのタップ係数C〜Cm1−1のみについて、タップ係数メモリ5からタップ係数を読み出し、上記の式(2)に従ってタップ係数更新動作を行い、更新されたタップ係数を再びタップ係数メモリ5に書き戻す。
第1の区間100に関するタップ係数更新動作を、図6に示されるように、最後の既知信号Xn−1が乗算器22の入力となり、次式(4)に示す推定受信信号Yn−m1が得られるまで(n−m1+1)回繰り返し、第1の区間100についてのタップ係数更新動作を終える。ここまでの一連の動作を、第1の区間100についての1更新区間とする。
Figure 2012127740
引き続き、タップ区間設定部7は、トランスバーサルフィルタ部2のm個のタップの中からセンタータップを含むm2個のタップを指定する。ここで、m2は、1≦m2≦mを満たす整数である。このm2個のタップを、第2の区間200とする。図2では、タップ(m−m2)からタップ(m−1)までを選択しているが、第2の区間200が必ずしもタップ(m−1)を含む必要はない。トランスバーサルフィルタ部2においては、選択された第2の区間200に含まれないタップは、休止状態となり、トランスバーサルフィルタ部2の第2の区間200は、見かけ上、タップ数m2のトランスバーサルフィルタとなる。
図7から図9までは、トランスバーサルフィルタ部2の第2の区間200による処理を示す図である。図7に示されるように、トランスバーサルフィルタ部2は、タップ区間設定部7によって指定された第2の区間200に含まれるタップについてのタップ係数をタップ係数メモリ5から読み出し、読み出されたm2個のタップ係数をそれぞれ、第2の区間200に含まれるタップのm2個の乗算器22m−m2〜22m−1に入力されるタップ係数Cm−m2〜Cm−1とする。この処理と並行して、トランスバーサルフィルタ部2は、既知信号系列メモリ1から既知信号系列(X,X,…,Xn−1)を読み出し、遅延素子21m−m2〜21m−2に既知信号系列を構成する既知信号Xm2−2〜Xをそれぞれセットし、既知信号Xm2−1を乗算器22m−m2の入力にセットする。このとき、トランスバーサルフィルタ部2からの出力として、次式(5)に示す推定受信信号Yが得られる。
Figure 2012127740
タップ係数更新部3は、タップ区間設定部7によって指定された第2の区間200に含まれるタップについて、タップ係数更新部3によって更新されたタップ係数をタップ係数メモリ5より読み出し、第2の区間200のタップの乗算器22m−m2〜22m−1に入力されるタップ係数Cm−m2〜Cm−1についてのみ、タップ係数メモリ5からタップ係数を読み出し、上記の式(2)に従ってタップ係数更新動作を行い、更新されたタップ係数C((m−m2)≦k≦(m−1))、すなわち、Cm−m2(i+1)〜Cm−1(i+1)を、再びタップ係数メモリ5に書き戻す。
次に、図8に示されるように、トランスバーサルフィルタ部2は、タップ区間設定部7によって指定された第2の区間200に含まれるタップについて、タップ係数更新部3によって更新されたタップ係数をタップ係数メモリ5より読み出し、第2の区間200のタップの乗算器22m2−2〜22m−1に入力されるタップ係数Cm−m2〜Cm−1としてセットする。この処理と並行して、トランスバーサルフィルタ部2は、既知信号系列メモリ1から既知信号系列を読み出し、遅延素子21m−m2〜21m−2に、既知信号系列を構成する既知信号Xm2−1〜Xをセットし、既知信号Xm2を乗算器22m−m2の入力にセットする。このとき、トランスバーサルフィルタ部2からの出力として次式(6)に示す推定受信信号Yが得られる。
Figure 2012127740
タップ係数更新部3は、タップ区間設定部7によって指定された第2の区間200に含まれるタップについてタップ係数Cm−m2からタップ係数Cm−1のみについて、タップ係数メモリ5からタップ係数を読み出し、上記の式(2)に従ってタップ係数更新動作を行い、再びタップ係数メモリ5に書き戻す。
第2の区間200に関するタップ係数更新動作を、図9に示されるように、最後の既知信号Xn−1が乗算器22m−m2の入力となり、次式(7)に示す推定受信信号Yn−m2が得られるまで(n−m2+1)回繰り返し、第2の区間200についてのタップ係数更新動作を終える。ここまでの一連の動作を第2の区間200についての1更新区間とする。
Figure 2012127740
その後、第1の区間100に関するタップ係数更新動作と第2の区間200に関するタップ係数更新動作の組を複数回繰り返し、一連のタップ係数更新動作を終える。
上記説明中、タップ係数更新のアルゴリズムは、例としてLMS法を用いて説明を行ったが、RLS(Recursive Least Square)法等の他の方式を用いてもよい。
また、受信信号、既知信号系列、タップ係数が複素数の形態を取る場合には、加算、減算、及び乗算等の演算は、全て複素数を対象とした演算となる。
以上に説明したように、実施の形態1に係る伝送路推定装置11又は伝送路推定方法によれば、タップ係数の更新を、それぞれがセンタータップを含むように設定された第1の区間100と第2の区間200において実行することにより、見かけ上のタップ数を減らすことができるため、既知信号系列長nがタップ数mに対して性能を得るに十分なほどに長くない場合であっても、更新回数を十分に得ることができ、より精度の高い伝送路推定が可能となる。
また、実施の形態1に係る伝送路推定装置11又は伝送路推定方法によれば、既知信号系列長nがタップ数mよりも短い場合であっても、第1の区間100と第2の区間200を適切に選ぶことにより(各区間のタップ数をnより小さく選ぶことにより)伝送路の推定を行うことができる。
また、実施の形態1に係る伝送路推定装置11又は伝送路推定方法によれば、伝送路推定において重要となるセンタータップ付近のタップ係数については、第1の区間100及び第2の区間200の両区間で更新を行うことにより、更新回数を十分に得ることができるため、より精度の高い伝送路推定結果を得ることができる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る伝送路推定装置12(すなわち、実施の形態2に係る伝送路推定方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。図10に示される構成において、図1(実施の形態1)に示される構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。実施の形態2に係る伝送路推定装置12は、タップ係数更新判定部8を備えた点において、実施の形態1に係る伝送路推定装置11と相違する。
次に、実施の形態2に係る伝送路推定装置12の動作について説明する。実施の形態2に係る伝送路推定装置12は、トランスバーサルフィルタ部2において、第1の区間100と第2の区間200とを設定し、それぞれの区間についてタップ係数を更新する動作を行う点に関して、実施の形態1に係る伝送路推定装置11と同じである。実施の形態2に係る伝送路推定装置12においては、タップ係数更新判定部8は、第1の区間100及び第2の区間200のそれぞれの1更新区間内において、1更新区間の開始時点から所定の回数だけ誤差信号の絶対値を加算して得られた和と1更新区間における終了時点直前の所定の回数だけ誤差信号の絶対値を加算して得られた和とを保持し、これらを用いて、タップ係数の更新を実行するか又は実行しないかの判定を行う。
タップ係数更新判定部8の詳細な動作を説明する。図11は、誤差信号の絶対値(|誤差信号|)の時間的な変化を模式的に示す図である。図11において、横軸は時間を示し、縦軸は誤差信号の絶対値を示す。図11において、51,53,55は、第1の区間100の伝送路推定期間であり、52,54,56は、第2の区間200の伝送路推定期間である。また、図11において、51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b,55a,55b,56a,56bのそれぞれは、誤差信号の絶対値を加算するための加算期間であり、予め決められた期間である。各加算期間は、タップ係数更新判定部8がその期間における誤差信号の絶対値の和を算出するために用いる期間である。
まず、タップ係数更新判定部8は、第1の区間100の伝送路推定期間51において、推定を終了した時点において、加算期間51aの誤差信号の絶対値の和と加算期間51bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、加算期間51bにおける絶対値の和は加算期間51aの誤差信号の絶対値の和よりも小さいと判断し、第1の区間100にのみ属するタップ(以下「第1タップ群に属するタップ」と言う。)のタップ係数と第1の区間100及び第2の区間200の両方に属するタップ(以下「共通タップ群に属するタップ」と言う。)のタップ係数とを更新すると判定すると共に、加算期間51bの誤差信号の絶対値の和を最小残留誤差として保持する。
次に、タップ係数更新判定部8は、第2の区間200の伝送路推定期間52において、推定を終了した時点において、加算期間52aの誤差信号の絶対値の和と加算期間52bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、加算期間52bにおける絶対値の和は加算期間52aの誤差信号の絶対値の和より大きいため、発散したと見なし、第2の区間200にのみ属するタップ(以下「第2タップ群に属するタップ」と言う。)のタップ係数を更新しないと判定する。また、タップ係数更新判定部8は、加算期間52bの誤差信号の絶対値の和と最小残留誤差とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、最小残留誤差の方が加算期間52bの誤差信号の絶対値の和より小さいため、共通タップ群に属するタップのタップ係数を更新しないと判定する。
次に、タップ係数更新判定部8は、第1の区間100の伝送路推定期間53について、推定を終了した時点において、加算期間53aの誤差信号の絶対値の和と加算期間53bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、加算期間53bにおける絶対値の和は加算期間53aの誤差信号の絶対値の和より小さいため、第1タップ群に属するタップのタップ係数を更新すると判定する。また、タップ係数更新判定部8は、加算期間53bの誤差信号の絶対値の和と最小残留誤差とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、最小残留誤差が加算期間53bの誤差信号の絶対値の和より大きいため、共通タップ群に属するタップのタップ係数を更新すると判定すると共に、さらに、最小残留誤差を加算期間53bの誤差信号の絶対値の和に更新する。
次に、タップ係数更新判定部8は、第2の区間200の伝送路推定期間54について、推定を終了した時点において、加算期間54aの誤差信号の絶対値の和と加算期間54bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、加算期間54bにおける絶対値の和は加算期間54aの誤差信号の絶対値の和より小さいため、第2タップ群に属するタップのタップ係数を更新すると判定する。また、タップ係数更新判定部8は、加算期間54bの誤差信号の絶対値の和と最小残留誤差とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、最小残留誤差が加算期間54bの誤差信号の絶対値の和より小さいため、共通タップ群に属するタップのタップ係数を更新しないと判定する。
次に、タップ係数更新判定部8は、第1の区間100の伝送路推定期間55について、推定を終了した時点において、加算期間55aの誤差信号の絶対値の和と加算期間55bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、加算期間55bにおける絶対値の和は加算期間55aの誤差信号の絶対値の和より大きいため、第1タップ群に属するタップのタップ係数を更新しないと判定する。また、タップ係数更新判定部8は、加算期間55bの誤差信号の絶対値の和と最小残留誤差とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、最小残留誤差が加算期間55bの誤差信号の絶対値の和より小さいため、共通タップ群に属するタップのタップ係数を更新しないと判定する。
次に、タップ係数更新判定部8は、伝第2の区間200の送路推定期間56について、推定を終了した時点において、加算期間56aの誤差信号の絶対値の和と加算期間56bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、加算期間56bにおける絶対値の和は加算期間56aの誤差信号の絶対値の和より小さいため、第2タップ群に属するタップのタップ係数を更新すると判定する。また、タップ係数更新判定部8は、加算期間56bの誤差信号の絶対値の和と最小残留誤差とを比較する。タップ係数更新判定部8は、図11からわかるように、最小残留誤差が加算期間56bの誤差信号の絶対値の和より大きいため、共通タップ群に属するタップのタップ係数を更新すると判定する。
タップ係数更新部3は、タップ係数更新判定部8によって更新すると判定されたタップに対しては、上記の式(2)に従いタップ係数の更新を行い、更新しないと判定されたタップに対しては、タップ係数の更新を行わず、前値を保持する。
なお、タップ係数更新部3は、誤差信号の絶対値の和を用いてタップ係数更新部3で使用するステップサイズμを制御することも可能である。例えば、加算期間53aの誤差信号の絶対値の和が、予め決められたしきい値より小さくなった場合には、その推定区間53においては、ステップサイズμとして小さな値を使用することによって、収束速度を高速化するよりも、精度の向上を重視する等の方法が考えられる。
以上に説明したように、実施の形態2に係る伝送路推定装置12又は伝送路推定方法においては、更新開始から所定の回数の誤差信号の絶対値の和と、終了時点直前の所定の回数の誤差信号の絶対値の和と、最小残留誤差との3つの値の比較を行うことにより、第1タップ群に属するタップ、第2タップ群に属するタップ、及び共通タップ群に属するタップについてそれぞれ更新を実行するか又は実行しないかを判定する。このため、実施の形態2に係る伝送路推定装置12又は伝送路推定方法によれば、適切なタップのタップ係数のみを更新することが可能になる。
また、実施の形態2に係る伝送路推定装置12又は伝送路推定方法によれば、所定の回数の誤差信号の絶対値の和を用いてステップサイズμを制御することにより、より精度の高い伝送路推定が可能になる。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3に係る伝送路推定装置13(すなわち、実施の形態3に係る伝送路推定方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。図12に示される構成において、図1(実施の形態1)に示される構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図12に示される実施の形態3に係る伝送路推定装置13は、タップ区間制御部9を備えた点において、図1に示される実施の形態1に係る伝送路推定装置11と相違する。なお、タップ区間制御部9を、図10に示される実施の形態2に係る伝送路推定装置12に備えてもよい。
次に、実施の形態3に係る伝送路推定装置13の動作について説明する。伝送路推定装置13は、トランスバーサルフィルタ部2に第1の区間100と第2の区間200とを設定し、それぞれの区間についてタップ係数を更新する動作に関しては、実施の形態1に係る伝送路推定装置11と同じである。実施の形態3においては、タップ区間制御部9が、タップ係数メモリ5に記憶されているタップ係数に応じて、より具体的には、受信信号が準拠している方式(システム)(例えば、テレビ放送)や受信状況に応じて、第1の区間100及び第2の区間200を動的に変更する。
以下に、タップ区間制御部9の動作を説明する。まず、受信信号が準拠している方式(システム)が、受信信号に複数の長さが異なる既知信号系列が含まれている方式である場合について説明する。既知信号系列長nがトランスバーサルフィルタ部2のタップ数mより十分に長い場合、タップ区間制御部9は、第1及び第2の区間100及び200を共にタップ数mの全てを含む区間に設定する。既知信号系列長nがタップ数mよりも十分に長くない、あるいは、短い場合、タップ区間制御部9は、第1及び第2の区間100及び200のそれぞれを、センタータップを含むような適切な区間に設定する。
次に、受信状況に応じて第1及び第2の区間100及び200を変更する場合について説明する。タップ係数メモリ5に記憶されているタップ係数は、そのまま推定CIRになる。タップ区間制御部9は、タップ係数メモリ5からタップ係数を読み出し、遅延プロファイルを解析し、遅延プロファイルが広がっている場合は、タップ係数の更新回数よりも遅延プロファイルの広がりによる影響を軽減することを重視して第1及び第2の区間100及び200をそれぞれ広く設定する。また、タップ区間制御部9は、遅延プロファイルがセンタータップ付近に集まっている場合には、第1及び第2の区間100及び200をそれぞれ狭く設定し、センタータップ付近のタップ係数の更新回数を増やす。タップ区間制御部9によるこのような制御により、精度の高い伝送路推定が可能となる。
以上に説明したように、実施の形態3に係る伝送路推定装置及び伝送路推定方法によれば、受信信号が準拠している方式(システム)や受信状況に応じて第1及び第2の区間100及び200を動的に変更するようにしているため、受信信号が準拠している方式(システム)の変化や受信状況の変化に応じて、タップ係数の更新範囲や更新回数を最適化でき、より精度の高い伝送路推定が可能となる。
実施の形態4.
図13は、本発明の実施の形態4に係る伝送路推定装置16(すなわち、実施の形態4に係る伝送路推定方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。図13に示される構成において、図1(実施の形態1)に示される構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図13に示される実施の形態4に係る伝送路推定装置16は、タップ係数合成部14を備え、トランスバーサルフィルタ部(第1及び第2のトランスバーサルフィルタ部)2a,2bと減算器(第1及び第2の減算器)6a,6bとタップ係数更新部(第1及び第2のタップ係数更新部)3a,3bとを備えた点において、図1に示される実施の形態1に係る伝送路推定装置11と相違する。
次に、実施の形態4に係る伝送路推定装置16の動作について説明する。実施の形態1ではトランスバーサルフィルタ部2、減算器6、タップ係数更新部3を用いて第1の区間100についてタップ係数の更新を行い、その後に第2の区間200についてタップ係数の更新を行うという一連の動作を繰り返し行うことにより伝送路の推定を行う。伝送路推定装置16は、トランスバーサルフィルタ部2aに第1の区間100を設定し、トランスバーサルフィルタ部2bに第2の区間200を設定し、トランスバーサルフィルタ部2a、減算器6a、タップ係数更新部3a(以下「系統a」又は「第1系統」と言う。)を用いて第1タップ群に属するタップのタップ係数を更新し、これと並行して、トランスバーサルフィルタ部2b、減算器6b、タップ係数更新部3b(以下「系統b」又は「第2系統」と言う。)を用いて第2タップ群に属するタップのタップ係数を更新する。実施の形態4におけるトランスバーサルフィルタ部2a,2b、減算器6a,6b、タップ係数更新部3a,3bの構成は、実施の形態1におけるトランスバーサルフィルタ部2、減算器6、タップ係数更新部3とそれぞれ同じものである。また、これら2系統のタップ係数更新動作、第1の区間100及び第2の区間200の設定方法は、それぞれ実施の形態1で説明したものと同じである。
これら2系統の一連のタップ係数更新動作が完了した後、タップ係数合成部14は、系統aを用いて更新された共通タップ群に属する共通タップのタップ係数と、系統bを用いて更新された共通タップ群に属する共通タップのタップ係数とをタップ係数メモリ5から読み出し、その電力の和の比に応じてタップ係数を合成し、タップ係数メモリ5に書き戻す。例えば、系統aを用いて更新された共通タップ群に属する共通タップの電力の和をPaとし、m番目のタップ係数をCa(m)とし、系統bを用いて更新された共通タップ群に属する共通タップの電力の和をPbとし、m番目のタップ係数をCb(m)とした場合、
(Pa×Ca(m)+Pb×Cb(m))/(Pa+Pb)
を、共通タップ群に属する共通タップのm番目のタップ係数として、タップ係数メモリ5に書き戻す。
以上に説明したように、実施の形態4に係る伝送路推定装置16又は伝送路推定方法においては、系統aと系統bを用いて並行してタップ係数の更新を行う。このため、実施の形態4に係る伝送路推定装置16又は伝送路推定方法によれば、処理時間を短縮できる、あるいは、同じ処理時間であれば一連のタップ係数更新動作の繰り返し回数を増やすことが可能となる。
実施の形態5.
図14は、本発明の実施の形態5に係る伝送路推定装置17(すなわち、実施の形態5に係る伝送路推定方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。図14に示される構成において、図13(実施の形態4)に示される構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図14に示される実施の形態5に係る伝送路推定装置17は、タップ係数更新判定部8aを備えた点において、図13に示される実施の形態4に係る伝送路推定装置16と相違する。
次に、実施の形態5に係る伝送路推定装置17の動作について説明する。伝送路推定装置17は、トランスバーサルフィルタ部2aに第1の区間100を設定し、トランスバーサルフィルタ部2bに第2の区間200を設定し、2系統でそれぞれ並行してタップ係数更新を行う点においては、実施の形態4に係る伝送路推定装置16と同じである。実施の形態5においては、タップ係数更新判定部8aは、系統a及び系統bのそれぞれの1更新区間内において、1更新区間の開始時点から所定の回数だけ誤差信号の絶対値を加算して得られた和と、1更新区間における終了時点直前の所定の回数だけ誤差信号の絶対値を加算して得られた和とを保持し、これらを用いて、タップ係数の更新を実行するか又は実行しないかの判定を行い、更新完了時点で保持されている系統a及び系統bのそれぞれの誤差信号の絶対値の和の最小値を最小残留誤差としてタップ係数合成部14に対して出力する。
タップ係数合成部14は、系統aを用いて更新された共通タップ群に属するタップのタップ係数と、系統bを用いて更新された共通タップ群に属するタップのタップ係数とをタップ係数メモリ5から読み出し、タップ係数更新判定部8aから入力された系統a及び系統bのそれぞれの最小残留誤差の比に応じてタップ係数を合成し、タップ係数メモリ5に書き戻す。
以下に、タップ係数更新判定部8aとタップ係数合成部14の詳細な動作を説明する。図15は、系統a及び系統bの誤差信号の絶対値(|誤差信号|)の時間的な変化を模式的に示す図である。図15において、横軸は時間を示し、縦軸は誤差信号の絶対値を示す。図15において、61,62,63は、伝送路推定期間である。また、図15において、61a,61b,62a,62b,63a,63bのそれぞれは、誤差信号の絶対値を加算するための加算期間であり、予め決められた期間である。各加算期間は、タップ係数更新判定部8aがその期間における誤差信号の絶対値の和を算出するために用いる期間である。図15では、簡単のために、系統aと系統bの伝送路推定期間61,62,63を同じ長さとして描いているが、設定される第1の区間100と第2の区間200によっては、系統aにおける伝送路推定期間と系統bにおける伝送路推定期間とに違いが生じる場合もある。
まず、タップ係数更新判定部8aは、伝送路推定期間61における推定を終了した時点において、系統aと系統bのそれぞれについて加算期間61aの誤差信号の絶対値の和と加算期間61bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8aは、図15から理解できるように、系統a及び系統bのいずれにおいても、加算期間61bにおける絶対値の和は加算期間61aの誤差信号の絶対値の和よりも小さいと判断し、系統aについては第1の区間100に属するタップのタップ係数を、系統bについては第2の区間200に属するタップのタップ係数を更新すると判定すると共に、加算期間61bの誤差信号の絶対値の和を最小残留誤差として保持する。
次に、タップ係数更新判定部8aは、伝送路推定期間62における推定を終了した時点において、系統aと系統bのそれぞれについて加算期間62aの誤差信号の絶対値の和と加算期間62bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8aは、図15から理解できるように、系統aについては加算期間62bにおける絶対値の和は加算期間62aの誤差信号の絶対値の和よりも大きいため発散したと判断し、系統aについては第1の区間100に属するタップのタップ係数を更新しないと判定すると共に、加算期間61bの誤差信号の絶対値の和を最小残留誤差としてそのまま保持する。タップ係数更新判定部8aは、系統bについては、加算期間62bにおける絶対値の和は加算期間62aの誤差信号の絶対値の和よりも小さいと判断し、系統bについては第2の区間200に属するタップのタップ係数を更新すると判定すると共に、加算期間62bの誤差信号の絶対値の和を最小残留誤差として保持する。
次に、タップ係数更新判定部8aは、伝送路推定期間63における推定を終了した時点において、系統aと系統bのそれぞれについて加算期間63aの誤差信号の絶対値の和と加算期間63bの誤差信号の絶対値の和とを比較する。タップ係数更新判定部8aは、図15から理解できるように、系統aについては加算期間63bにおける絶対値の和は加算期間63aの誤差信号の絶対値の和よりも大きいため発散したと判断し、系統aについては第1の区間100に属するタップのタップ係数を更新しないと判定すると共に、加算期間61bの誤差信号の絶対値の和を最小残留誤差としてそのまま保持する。タップ係数更新判定部8aは、系統bについては、加算期間63bにおける絶対値の和は加算期間63aの誤差信号の絶対値の和よりも小さいと判断し、系統bについては第2の区間200に属するタップのタップ係数を更新すると判定すると共に、加算期間63bの誤差信号の絶対値の和を最小残留誤差として保持する。
なお、全更新区間において一度もタップ係数の更新が行われなかった場合は、加算期間61aの誤差信号の絶対値の和を最小残留誤差として保持する。
伝送路推定期間63における推定を終了した時点において、系統aと系統bの保持している最小残留誤差はそれぞれ、加算期間61bの誤差信号の絶対値の和(以下|Ea|と言う。)と加算期間63bの誤差信号の絶対値の和(以下|Eb|と言う。)である。タップ係数更新判定部8aは、この2つの最小残留誤差|Ea|と|Eb|を、タップ係数合成部14に出力する。
タップ係数合成部14は、タップ係数更新判定部8aから入力された最小残留誤差|Ea|と|Eb|の比に応じてタップ係数を合成し、タップ係数メモリ5に書き戻す。例えば、タップ係数合成部14は、系統aを用いて更新された共通タップ群に属するタップのm番目のタップ係数をCa(m)、系統bを用いて更新された共通タップ群に属するタップのm番目のタップ係数をCb(m)とした場合、
(|Eb|×Ca(m)+|Ea|×Cb(m))/(|Ea|+|Eb|)
を、共通タップ群に属するタップのm番目のタップ係数とし、タップ係数メモリ5に書き戻す。
以上に説明したように、実施の形態5に係る伝送路推定装置17又は伝送路推定方法においては、系統aと系統bを用いて並行してタップ係数の更新を行い、系統aと系統bのそれぞれの最小残留誤差を用いて共通タップ群に属するタップ係数の合成比を決定するため、より精度の高い伝送路推定が可能となる。
実施の形態6.
図16は、本発明の実施の形態6に係る伝送路推定装置18(すなわち、実施の形態6に係る伝送路推定方法を実施することができる装置)の構成を概略的に示すブロック図である。図16に示される構成において、図13(実施の形態4)に示される構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。図16に示される実施の形態6に係る伝送路推定装置18は、タップ区間制御部9を備えた点において、図13に示される実施の形態4に係る伝送路推定装置16と相違する。なお、タップ区間制御部9を、図14に示される実施の形態5に係る伝送路推定装置17に備えてもよい。
次に、実施の形態6に係る伝送路推定装置18の動作について説明する。伝送路推定装置18は、トランスバーサルフィルタ部2aに第1の区間100を設定し、トランスバーサルフィルタ部2bに第2の区間200を設定し、2系統でそれぞれ並行してタップ係数更新を行う点においては、実施の形態4に係る伝送路推定装置16と同じである。実施の形態6においては、タップ区間制御部9が、タップ係数メモリ5に記憶されているタップ係数に応じて、より具体的には、受信信号が準拠している方式(システム)(例えば、テレビ放送)や受信状況に応じて、第1の区間100及び第2の区間200を動的に変更する。
タップ区間制御部9の動作は、実施の形態3で説明したものと同じである。
以上に説明したように、実施の形態6に係る伝送路推定装置18及び伝送路推定方法によれば、受信信号が準拠している方式(システム)や受信状況に応じて第1及び第2の区間100及び200を動的に変更するようにしているため、受信信号が準拠している方式(システム)の変化や受信状況の変化に応じて、タップ係数の更新範囲や更新回数を最適化でき、より精度の高い伝送路推定が可能となる。
実施の形態7.
図17は、本発明の実施の形態7に係る受信装置40の構成を概略的に示すブロック図である。図13に示されるように、受信装置40では、アンテナ41に接続された無線受信部42において、信号が受信される。無線受信部42において受信された信号は、FFT(Fast Fourier Transform)部43及び伝送路推定部44に入力される。伝送路推定部44は、パイロットを使用して伝送路推定を行う。伝送路推定部44としては、実施の形態1,2,3の伝送路推定装置11,12,13のいずれかを使用する。伝送路推定結果はFFT部43に入力される。FFT部43は、入力された信号に対して、高速フーリエ変換を行う。FFT部43において高速フーリエ変換が行われた受信信号及び伝送路推定結果は、補償部45に入力される。補償部45は、高速フーリエ変換された伝送路推定結果に基づいて、高速フーリエ変換された受信信号に対して補償を行う。伝送路推定結果に基づいて補償された信号は、復号部46に入力される。復号部46は、入力された信号を復号する。復号部46において復号されたデータは、受信データとして使用される。
実施の形態7に係る受信装置40によれば、実施の形態1,2,3,4,5,6のいずれかの伝送路推定装置11,12,13,16,17,18により得られた精度の高い伝送路推定結果に基づいて受信信号を補償することができるので、受信データの品質を高めることができる。
実施の形態1,2,3,4,5,6の変形例.
上記実施の形態1,2,3,4,5,6は、本発明の例示であり、上記以外の様々な形態を採用することもできる。例えば、本発明の実施の形態に係る伝送路推定装置の機能の全部又は一部を、CPUなどのマイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び入出力インタフェースを含む制御回路、又は、制御用コンピュータで実行可能なソフトウェアプログラムで実現することも可能である。
1 既知信号系列メモリ、 2,2a,2b トランスバーサルフィルタ部、 3,3a,3b タップ係数更新部、 4 受信信号メモリ、 5 タップ係数メモリ、 6,6a,6b 減算器、 7 タップ区間設定部、 8,8a タップ係数更新判定部、 9 タップ区間制御部、 11,12,13,16,17,18 伝送路推定装置、 14 タップ係数合成部、 21〜21m−2 遅延素子(T)、 21cent センタータップの遅延素子(T)、 22〜22m−1 乗算器、 22cent センタータップの乗算器、 23 加算器、 31 乗算器、 32〜32m−1 乗算器、 33〜33m−1 減算器、 40 受信装置、 44 伝送路推定部、 45 補償部、 51,53,55 第1の区間の伝送路推定期間、 52,54,56 第2の区間の伝送路推定期間、 51a,51b,53a,53b,55a,55b 第1の区間の誤差信号の絶対値の加算期間、 52a,52b,54a,54b,56a,56b 第2の区間の誤差信号の絶対値の加算期間、 61,62,63 伝送路推定期間、 61a,61b,62a,62b,63a,63b 誤差信号の絶対値の加算期間、 C〜Cm−1 タップ係数、 Ccent センタータップのタップ係数、 (X,X,…,Xn−1) 既知信号系列。

Claims (17)

  1. 既知信号系列が挿入され、送信データがデジタル変調された信号である受信信号から伝送路を推定する伝送路推定装置であって、
    前記受信信号を記憶する受信信号記憶部と、
    前記受信信号に挿入される既知信号系列と同じ既知信号系列を記憶している既知信号系列記憶部と、
    タップ係数を記憶するタップ係数記憶部と、
    複数のタップを有し、前記既知信号系列記憶部に記憶されている既知信号系列及び前記タップ係数から推定受信信号を生成するトランスバーサルフィルタ部と、
    前記受信信号と前記推定受信信号との差から、誤差信号を生成する減算部と、
    前記既知信号系列、前記タップ係数、及び前記誤差信号から、更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直すタップ係数更新部と、
    前記トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の所定数のタップから形成される有効区間を指定するタップ区間設定部と
    を備え、
    前記タップ区間設定部は、前記トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の前記有効区間として、センタータップを含むように設定された第1の区間と前記センタータップを含むように設定された第2の区間とを指定し、
    前記トランスバーサルフィルタ部による前記推定受信信号の生成と前記タップ係数更新部による更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとは、前記第1の区間についての推定受信信号の生成と更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとを行い、並びに、前記第2の区間についての推定受信信号の生成と更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとを行うことによって実行される
    ことを特徴とする伝送路推定装置。
  2. 前記誤差信号からタップ係数の更新を実行するか又は実行しないかを判定するタップ係数更新判定部をさらに備え、
    前記タップ係数更新判定部は、複数回の更新処理を含む1更新区間の開始時点から所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和と、前記1更新期間の終了時点直前の所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和と、前記1更新期間の更新終了の時点までに得られた所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和のうちの最小値とを保持し、前記3つの保持した値を用いて、前記第1の区間にのみ属するタップ、前記第2の区間にのみ属するタップ、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属するタップのそれぞれについて、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数の更新を実行するか又は実行しないかを判定し、
    前記タップ係数更新部は、前記タップ係数更新判定部によって更新を実行すると判定された区間のタップについて前記タップ係数記憶部に記憶されている前記タップ係数の更新を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送路推定装置。
  3. 前記タップ係数更新部は、ステップサイズを用いる適応アルゴリズムを用いて前記タップ係数の更新を行い、
    前記誤差信号の絶対値の和が、予め決められたしきい値より小さくなった場合に、前記ステップサイズを小さくすること
    ことを特徴とする請求項2に記載の伝送路推定装置。
  4. 前記タップの有効区間を動的に変更するタップ区間制御部をさらに備え、
    前記タップ区間制御部は、前記タップ係数記憶部に記憶された前記更新されたタップ係数に応じて、前記タップ区間設定部に前記有効区間を変更させる
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の伝送路推定装置。
  5. 前記タップ区間制御部による有効区間の動的な変更は、前記受信信号が準拠している方式及び前記受信信号の受信状況の少なくとも一方に応じて行われることを特徴とする請求項4に記載の伝送路推定装置。
  6. 前記トランスバーサルフィルタ部は、複数のタップを有し、前記既知信号系列記憶部に記憶されている既知信号系列及び前記タップ係数から第1系統の推定受信信号を生成する第1系統のトランスバーサルフィルタ部であり、
    前記減算部は、前記受信信号と前記第1系統の推定受信信号との差から、第1系統の誤差信号を生成する第1系統の減算部であり、
    前記タップ係数更新部は、前記既知信号系列、前記タップ係数、及び前記第1系統の誤差信号から、更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直す第1系統のタップ係数更新部であり、
    前記伝送路推定装置は、
    複数のタップを有し、前記既知信号系列記憶部に記憶されている既知信号系列及び前記タップ係数記憶部が記憶する前記タップ係数から第2系統の推定受信信号を生成する第2系統のトランスバーサルフィルタ部と、
    前記受信信号と前記第2系統の推定受信信号との差から、第2系統の誤差信号を生成する第2系統の減算部と、
    前記既知信号系列、前記タップ係数、及び前記第2系統の誤差信号から、更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直す第2系統のタップ係数更新部と、
    タップ係数合成部とをさらに備え、
    前記タップ区間設定部は、
    前記第1系統及び第2系統のトランスバーサルフィルタ部の一方に前記複数のタップの中の前記有効区間として、前記センタータップを含むように設定された第1の区間を指定し、
    前記第1系統及び第2系統のトランスバーサルフィルタ部の他方に前記複数のタップの中の前記有効区間として、前記センタータップを含むように設定された第2の区間を指定し、
    前記第1系統のトランスバーサルフィルタ部について設定された前記第1及び第2の区間の一方についての前記第1系統のトランスバーサルフィルタ部による前記第1系統の推定受信信号の生成と、前記第1系統のタップ係数更新部によって更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとを実行させ、
    これと並行して、前記第2系統のトランスバーサルフィルタ部について設定された前記第1及び第2の区間の他方についての前記第2系統のトランスバーサルフィルタ部による前記第2系統の推定受信信号の生成と、前記第2系統のタップ係数更新部によって更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとを実行させ、
    前記タップ係数合成部は、
    前記第1の区間について更新された、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属する共通タップのタップ係数の電力の和と、
    前記第2の区間について更新された、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属する共通タップのタップ係数の電力の和と
    の比率を算出し、
    前記第1の区間について更新された、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属する共通タップのタップ係数と
    前記第2の区間について更新された、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属する共通タップのタップ係数と
    を前記電力の和の前記比率に応じて合成して、前記共通タップのタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部への書き直しを行う
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の伝送路推定装置。
  7. 前記第1系統及び第2系統の誤差信号からタップ係数の更新を実行するか又は実行しないかを判定するタップ係数更新判定部をさらに備え、
    前記タップ係数更新判定部は、
    前記第1の区間と前記第2の区間それぞれについて、
    複数回の更新処理を含む1更新期間の開始時点から所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和である第1の値と、
    前記1更新期間の終了時点直前の所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和である第2の値とを保持し、
    前記第1の値と前記第2の値を用いて、前記第1の区間に属するタップ、前記第2の区間に属するタップのそれぞれについて、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数の更新を実行するか又は実行しないかを判定し、
    さらに、前記第1の区間と前記第2の区間それぞれについて、前記1更新期間の更新終了の時点までに得られた所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和のうちの最小値を保持し、
    前記タップ係数合成部は、
    前記第1の区間と前記第2の区間それぞれについての前記2つの最小値の比率を算出し、
    前記第1の区間について更新された前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属するタップのタップ係数と、
    前記第2の区間について更新された前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属するタップのタップ係数と
    を、前記最小値の比率に応じて合成して、前記共通タップのタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部への書き直しを行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の伝送路推定装置。
  8. 前記第1の区間のタップ数及び前記第2の区間のタップ数は、前記既知信号系列長よりも小さいことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の伝送路推定装置。
  9. 受信信号に挿入される既知信号系列と同じ既知信号系列を記憶している既知信号系列記憶部と、複数のタップを有するトランスバーサルフィルタ部と、タップ係数を記憶するタップ係数記憶部とを備えた伝送路推定装置によって実行される伝送路推定方法であって、
    既知信号系列が挿入され、送信データがデジタル変調された信号である受信信号から伝送路を推定する前記伝送路推定方法において、
    受信信号記憶部が前記受信信号を記憶するステップと、
    前記既知信号系列記憶部に記憶されている既知信号系列及び前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数から推定受信信号を生成するステップと、
    前記受信信号と前記推定受信信号との差から、誤差信号を生成するステップと、
    前記既知信号系列、前記タップ係数、及び前記誤差信号から、更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直すステップと、
    前記トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の所定数のタップから形成される有効区間を指定するステップと
    を有し、
    前記トランスバーサルフィルタ部の前記複数のタップの中の前記有効区間として、センタータップを含むように設定された第1の区間と前記センタータップを含むように設定された第2の区間とを指定し、
    前記推定受信信号を生成するステップにおける前記推定受信信号の生成と前記更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直すステップにおける前記更新されたタップ係数の生成とは、前記第1の区間についての推定受信信号の生成と更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとを行い、並びに、前記第2の区間についての推定受信信号の生成と更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとを行うことによって実行される
    ことを特徴とする伝送路推定方法。
  10. 前記誤差信号からタップ係数の更新を実行するか又は実行しないかを判定するステップをさらに有し、
    前記判定するステップは、
    複数回の更新処理を含む1更新区間の開始時点から所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和と、前記1更新期間の終了時点直前の所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和と、前記1更新期間の更新終了の時点までに得られた所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和のうちの最小値とを保持するステップと、
    前記3つの保持した値を用いて、前記第1の区間にのみ属するタップ、前記第2の区間にのみ属するタップ、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属するタップのそれぞれについて、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数の更新を実行するか又は実行しないかを判定するステップと
    を含み、
    前記更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直すステップは、前記判定するステップにおいて、更新を実行すると判定された区間のタップについて実行する
    ことを特徴とする請求項9に記載の伝送路推定方法。
  11. 前記タップ係数の更新は、ステップサイズを用いる適応アルゴリズムを用いて行われ、
    前記誤差信号の絶対値の和が、予め決められたしきい値より小さくなった場合に、前記ステップサイズを小さくすること
    ことを特徴とする請求項10に記載の伝送路推定方法。
  12. 前記タップの有効区間を動的に変更するステップをさらに有し、
    前記動的に変更するステップにおいては、前記タップ係数記憶部に記憶された前記更新されたタップ係数に応じて、前記有効区間を変更させる
    ことを特徴とする請求項9から11までのいずれか1項に記載の伝送路推定方法。
  13. 前記有効区間の動的な変更は、前記受信信号が準拠している方式及び前記受信信号の受信状況の少なくとも一方に応じて行われることを特徴とする請求項12に記載の伝送路推定方法。
  14. 前記伝送路推定装置は、
    複数のタップを有し、前記既知信号系列記憶部に記憶されている既知信号系列及び前記タップ係数から第1系統の推定受信信号を生成する第1系統のトランスバーサルフィルタ部と、
    前記受信信号と前記第1系統の推定受信信号との差から、第1系統の誤差信号を生成する第1系統の減算部と、
    前記既知信号系列、前記タップ係数、及び前記第1系統の誤差信号から、更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直す第1系統のタップ係数更新部と、
    複数のタップを有し、前記既知信号系列記憶部に記憶されている既知信号系列及び前記タップ係数記憶部が記憶する前記タップ係数から第2系統の推定受信信号を生成する第2系統のトランスバーサルフィルタ部と、
    前記受信信号と前記第2系統の推定受信信号との差から、第2系統の誤差信号を生成する第2系統の減算部と、
    前記既知信号系列、前記タップ係数、及び前記第2系統の誤差信号から、更新されたタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数を前記更新されたタップ係数に書き直す第2系統のタップ係数更新部と
    を備えた装置であり、
    前記伝送路推定方法は、
    前記タップの有効区間を動的に変更するステップと、
    タップ係数を合成するステップとを有し、
    前記タップの有効区間を動的に変更する前記ステップにおいて、
    前記第1系統及び第2系統のトランスバーサルフィルタ部の一方に前記複数のタップの中の前記有効区間として、前記センタータップを含むように設定された第1の区間を指定し、
    前記第1系統及び第2系統のトランスバーサルフィルタ部の他方に前記複数のタップの中の前記有効区間として、前記センタータップを含むように設定された第2の区間を指定し、
    前記第1系統のトランスバーサルフィルタ部について設定された前記第1及び第2の区間の一方についての前記第1系統のトランスバーサルフィルタ部による前記第1系統の推定受信信号の生成と、前記第1系統のタップ係数更新部によって更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとを実行させ、
    これと並行して、前記第2系統のトランスバーサルフィルタ部について設定された前記第1及び第2の区間の他方についての前記第2系統のトランスバーサルフィルタ部による前記第2系統の推定受信信号の生成と、前記第2系統のタップ係数更新部によって更新されたタップ係数の生成及び前記タップ係数記憶部への書き直しとを実行させ、
    前記タップ係数を合成する前記ステップにおいて、
    前記第1の区間について更新された、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属する共通タップのタップ係数の電力の和と、前記第2の区間について更新された、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属する共通タップのタップ係数の電力の和と
    の比率を算出し、
    前記第1の区間について更新された、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属する共通タップのタップ係数と
    前記第2の区間について更新された、前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属する共通タップのタップ係数と
    を前記電力の和の前記比率に応じて合成して、前記共通タップのタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部への書き直しを行う
    ことを特徴とする請求項9から13までのいずれか1項に記載の伝送路推定方法。
  15. 前記第1系統及び第2系統の誤差信号からタップ係数の更新を実行するか又は実行しないかを判定するタップ係数更新を判定するステップをさらに有し、
    前記タップ係数更新を判定する前記ステップにおいて、
    前記第1の区間と前記第2の区間それぞれについて、
    複数回の更新処理を含む1更新期間の開始時点から所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和である第1の値と、
    前記1更新期間の終了時点直前の所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和である第2の値とを保持し、
    前記第1の値と前記第2の値を用いて、前記第1の区間に属するタップ、前記第2の区間に属するタップのそれぞれについて、前記タップ係数記憶部に記憶されているタップ係数の更新を実行するか又は実行しないかを判定し、
    さらに、前記第1の区間と前記第2の区間それぞれについて、前記1更新期間の更新終了の時点までに得られた所定の回数の更新処理における誤差信号の絶対値の和のうちの最小値を保持し、
    前記タップ係数を合成する前記ステップにおいて、
    前記第1の区間と前記第2の区間それぞれについての前記2つの最小値の比率を算出し、
    前記第1の区間について更新された前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属するタップのタップ係数と、
    前記第2の区間について更新された前記第1の区間と前記第2の区間の両方に属するタップのタップ係数と
    を、前記最小値の比率に応じて合成して、前記共通タップのタップ係数を生成し、前記タップ係数記憶部への書き直しを行う
    ことを特徴とする請求項14に記載の伝送路推定方法。
  16. 前記第1の区間のタップ数及び前記第2の区間のタップ数は、前記既知信号系列長よりも小さいことを特徴とする請求項9から15までのいずれか1項に記載の伝送路推定方法。
  17. 信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された信号について伝送路を推定する伝送路推定部と、
    前記伝送路推定部の推定結果に基づいて前記受信部が受信した信号を補償する補償部と
    を備え、
    前記伝送路推定部は、請求項1から16までのいずれか1項に記載の伝送路推定装置である
    ことを特徴とする受信装置。
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