JPWO2012127699A1 - カラー撮像素子、撮像装置、及び撮像プログラム - Google Patents

カラー撮像素子、撮像装置、及び撮像プログラム Download PDF

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Abstract

位相差検出用画素の補間精度を向上させることができる。撮像素子(14)は、第1のフィルタが3×3画素の正方配列の四隅及び中央の画素上に、第2のフィルタが正方配列の水平方向における中央のラインに、第3のフィルタが、正方配列の垂直方向における中央のラインに各々配置された第1の配列パターンと、第1の配列パターンと第1のフィルタの配置が同一で第2のフィルタの配置と第3のフィルタの配置とを入れ替えた第2の配列パターンと、が点対称で配置された基本配列パターンが繰り返し配置されたカラーフィルタ(30)と、基本配列パターンを構成する2組の第1の配列パターン及び第2の配列パターンのうち、少なくとも1組のパターンの中央の位置に対応する画素に配置された位相差検出用画素と、を備える。

Description

本発明は、カラー撮像素子、撮像装置、及び撮像プログラムに係り、特に、位相差検出用画素を含むカラー撮像素子、撮像装置、及び撮像プログラムに関する。
デジタルカメラ等の撮像装置に搭載される固体撮像素子には、AF(オートフォーカス)性能を高めるために、固体撮像素子受光面上に形成される多数の画素のうちの一部画素を位相差検出用画素としたものがある(例えば特許文献1〜7参照)。
位相差検出用画素は、例えば下記の特許文献1〜7に記載されている様に、ペアとなる同色フィルタを搭載した近隣2画素で構成され、通常画素に設けられる遮光膜開口に比べて夫々小さな遮光膜開口が設けられる。そして更に、ペアを組む一方の位相差検出用画素に設ける遮光膜開口は、他方の位相差検出用画素から離れる方向(例えば左側)に偏心して設けられ、他方の位相差検出用画素の遮光膜開口は、反対方向(例えば右側)に偏心して設けられる。
撮像装置でAF動作を行うとき、固体撮像素子の位相差検出用画素から信号を読み出し、遮光膜開口が右側に偏心した画素の検出信号と左側に偏心した画素の検出信号とから焦点のずれ量を求め、撮影レンズの焦点位置を調整する。
このAF動作は、位相差検出用画素が多いほど精度が高くなるが、通常の被写体画像を本撮像する場合、位相差検出用画素は、遮光膜開口が狭く感度が低いため、通常画素と同じに取り扱えないという問題がある。
このため、全画素から信号を読み出して被写体画像を生成するときは、位相差検出用画素の検出信号を通常画素の感度と同程度に利得補正したり、あるいは、位相差検出用画素を欠陥画素として取り扱い、周りの通常画素の検出信号で補間演算補正したりする必要がある。
特開2000−156823号公報 特開2007−155929号公報 特開2009−89144号公報 特開2009−105682号公報 特開2010−66494号公報 特開2008−312073号公報 特許第3592147号公報
位相差検出用画素について、周囲の通常画素の検出信号で補間演算補正する場合、位相差検出用画素の位置によっては補間の精度が劣化し、画質が劣化する場合がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、位相差検出用画素の補間精度を向上させることができるカラー撮像素子、撮像装置、及び撮像プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明のカラー撮像素子は、水平方向及び垂直方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子と、前記複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタが、3×3画素の正方配列の四隅及び中央の画素上に配置され、前記第1の色と異なる第2の色に対応する第2のフィルタが、前記正方配列の前記水平方向における中央のラインに配置され、前記第1の色及び前記第2の色と異なる第3の色に対応する第3のフィルタが、前記正方配列の前記垂直方向における中央のラインに配置された第1の配列パターンと、前記第1の配列パターンと前記第1のフィルタの配置が同一で且つ前記第2のフィルタの配置と前記第3のフィルタの配置とを入れ替えた第2の配列パターンと、が点対称で配置された6×6画素の基本配列パターンが繰り返し配置されたカラーフィルタと、前記基本配列パターンを構成する2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンのうち、少なくとも1組のパターンの中央の位置に対応する前記画素に配置された位相差検出用画素と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、基本配列パターンを構成する2組の第1の配列パターン及び第2の配列パターンのうち、少なくとも1組のパターンの中央の位置に対応する画素に配置された位相差検出用画素を備えた構成としたので、位相差検出用画素の補間精度を向上させることができる。
なお、請求項2に記載したように、前記位相差検出用画素には、当該画素の一部の領域を遮光し他の領域を透過する第1の遮光膜又は当該画素の一部を遮光し前記第1の遮光膜が透過する領域と対になる領域を透過する第2の遮光膜を含む遮光手段が設けられた構成としてもよい。
また、請求項3に記載したように、前記遮光手段における前記第1の遮光膜が画素の水平方向の左半分の領域を遮光するものであり、前記第2の遮光膜が画素の水平方向の右半分の領域を遮光するものである構成としてもよい。
また、請求項4に記載したように、前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に各々設けられ、かつ、前記撮像素子の少なくとも所定の領域内においては全ての前記基本配列パターンにおいて前記中央の位置に対応する画素に配置された構成としてもよい。
また、請求項5に記載したように、前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に各々設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項6に記載したように、前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンのうち、前記水平方向における一方の側の組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項7に記載したように、前記位相差検出用画素が、前記基本配列パターンの一方の対角上に配置された2つの前記第1の配列パターン及び他方の対角上に配置された2つの前記第2の配列パターンのうち、何れかの対角上に配置された2つの配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記撮像素子の少なくとも所定の領域内においては全ての基本配列パターンにおいて前記中央の位置に対応する画素に配置された構成としてもよい。
また、請求項8に記載したように、前記位相差検出用画素が、前記基本配列パターンの一方の対角上に配置された2つの前記第1の配列パターン及び他方の対角上に配置された2つの前記第2の配列パターンのうち、何れかの対角上に配置された2つの配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記基本配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記基本配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項9に記載したように、前記第1の遮光膜が前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記第2の遮光膜が前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項10に記載したように、前記第1の遮光膜及び前記第2の遮光膜の順に前記水平方向に交互に配置された配列ラインと、前記第2の遮光膜及び前記第1の遮光膜の順に前記水平方向に交互に配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項11に記載したように、前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色であり、前記第3の色は、青(B)色であり、前記第1の遮光膜の前記水平方向における左側の画素及び前記第2の遮光膜の前記水平方向における右側の画素が、前記R色の画素となるように前記遮光手段が配置されている構成としてもよい。
また、請求項12に記載したように、前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色及び青(B)色の一方の色であり、前記第3の色は、赤(R)色及び青(B)色の他方の色である構成としてもよい。
請求項13記載の発明の撮像装置は、前記請求項1〜12の何れか1項に記載のカラー撮像素子と、前記位相差検出用画素から位相差検出用画素データを読み出すように前記カラー撮像素子を駆動する駆動手段と、前記位相差検出用画素データに基づいて焦点調整する焦点調整手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項14記載の発明の撮像装置は、前記請求項5、6、8の何れか1項に記載のカラー撮像素子と、前記位相差検出用画素から位相差検出用画素データを読み出すと共に前記位相差検出用画素以外の通常画素から動画作成用画素データを読み出すように前記カラー撮像素子を駆動する駆動手段と、前記位相差検出用画素データに基づいて焦点調整する焦点調整手段と、前記動画作成用画素データに基づいて動画データを作成する作成手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項15記載の発明の撮像装置は、前記請求項1〜12の何れか1項に記載のカラー撮像素子と、前記基本配列パターンの中央に2×2の第1のフィルタが配置された方向判別用画素の画素データを読み出すように前記カラー撮像素子を駆動する駆動手段と、前記方向判別用画素から読み出した画素データに基づいて、輝度の相関方向を検出する検出手段と、検出した前記相関方向に基づいて、各画素について、対応する色以外の色の画素データを周囲の画素の画素データから補間する補間手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項16記載の発明の撮像プログラムは、コンピュータを、請求項13〜請求項15の何れか1項に記載の撮像装置を構成する各手段として機能させるための撮像プログラムである。
本発明によれば、位相差検出用画素の補間精度を向上させることができる、という効果を有する。
撮像装置の概略ブロック図である。 本発明に係るカラーフィルタの構成図である。 第1実施形態に係る遮光部の配置を示す図である。 制御部で実行される処理のフローチャートである。 第1実施形態のカラー撮像素子のカラーフィルタ配列に含まれる6×6画素の基本配列パターンを3×3画素のA配列とB配列に分割し、これらを配置した様子を示す図である。 輝度の相関方向の判別方法と同時化処理時の画素補間方法を説明するための図である。 斜めの高周波画像がカラー撮像素子に入射した場合の相関方向の判定方法を説明するための図である。 斜めの高周波画像がカラー撮像素子に入射した場合の相関方向の判定方法を説明するための図である。 遮光膜の配置パターンについて説明するための図である。 遮光膜の配置パターンについて説明するための図である。 第2実施形態に係る遮光部の配置を示す図である。 第3実施形態に係る遮光部の配置を示す図である。 第4実施形態に係る遮光部の配置を示す図である。 第4実施形態に係る遮光部の配置を示す図である。 第5実施形態に係る遮光部の配置を示す図である。 第5実施形態に係る遮光部の配置を示す図である。 位相差検出用画素の変形例について説明するための図である。 カラーフィルタに含まれる基本配列パターンの概念を説明するための図である。 位相差検出用画素の画素データを平均値補正で補正する場合について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1には、本実施形態に係る撮像装置10の概略ブロック図を示した。撮像装置10は、光学系12、撮像素子14、撮像処理部16、画像処理部20、駆動部22、及び制御部24を含んで構成されている。
光学系12は、例えば複数の光学レンズから成るレンズ群、絞り調整機構、ズーム機構、及び自動焦点調節機構等を含んで構成されている。
撮像素子14は、水平方向及び垂直方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子上にカラーフィルタが配置された構成の所謂単板式の撮像素子である。
図2には、本実施形態に係るカラーフィルタ30の一部を示した。なお、画素数は一例として(4896×3264)画素であり、アスペクト比は3:2であるが、画素数及びアスペクト比はこれに限られるものではない。同図に示すように、カラーフィルタ30は、輝度信号を得るために最も寄与するG(緑)に対応する第1のフィルタG(以下、Gフィルタと称する)が、3×3画素の正方配列の四隅及び中央の画素上に配置され、R(赤)に対応する第2のフィルタR(以下、Rフィルタと称する)が、正方配列の水平方向における中央のラインに配置され、B(青)に対応する第3のフィルタB(以下、Bフィルタと称する)が、正方配列の垂直方向における中央のラインに配置された第1の配列パターンAと、第1の基本配列パターンAとGフィルタの配置が同一で且つRフィルタの配置とBフィルタの配置とを入れ替えた第2の配列パターンBと、が点対称で配置された6×6画素の基本配列パターンCが繰り返し配置されたカラーフィルタである。
すなわち、カラーフィルタ30は、下記の特徴(1)、(2)、(3)、(4)、及び(5)を有している。
〔特徴(1)〕
図2に示すカラーフィルタ30は、6×6画素に対応する正方配列パターンからなる基本配列パターンCを含み、この基本配列パターンCが水平方向及び垂直方向に繰り返し配置されている。即ち、このカラーフィルタ配列は、R、G、Bの各色のフィルタ(Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ)が所定の周期性をもって配列されている。
このようにRフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタが所定の周期性をもって配列されているため、カラー撮像素子から読み出されるR、G、B信号の同時化(補間)処理等を行う際に、繰り返しパターにしたがって処理を行うことができる。
また、基本配列パターンPの単位で間引き処理して画像を縮小する場合、間引き処理した縮小画像のカラーフィルタ配列は、間引き処理前のカラーフィルタ配列と同じにすることができ、共通の処理回路を使用することができる。
〔特徴(2)〕
図2に示すカラーフィルタ30は、輝度信号を得るために最も寄与する色(この実施形態では、Gの色)に対応するGフィルタが、カラーフィルタ配列の水平、垂直、及び斜め方向の各ライン内に配置されている。
輝度系画素に対応するGフィルタが、カラーフィルタ配列の水平、垂直、及び斜め方向の各ライン内に配置されるため、高周波となる方向によらず高周波領域での同時化処理の再現精度を向上させることができる。
〔特徴(3)〕
図2に示すカラーフィルタ30は、上記Gの色以外の2色以上の他の色(この実施形態では、R,Bの色)に対応するRフィルタ、Bフィルタが、カラーフィルタ配列の水平、及び垂直方向の各ライン内に配置されている。
Rフィルタ、Bフィルタが、カラーフィルタ配列の水平、及び垂直方向の各ライン内に配置されるため、色モワレ(偽色)の発生を抑圧することができる。これにより、偽色の発生を抑制するための光学ローパスフィルタを光学系の入射面から撮像面までの光路に配置しないようにすることができる。また、光学ローパスフィルタを適用する場合でも、偽色の発生を防止するための高周波数成分をカットする働きの弱いものを適用することができ、解像度を損なわないようにすることができる。
図2に示すように基本配列パターンCは、破線の枠で囲んだ3×3画素の第1の配列パターンAと、一点鎖線の枠で囲んだ3×3画素の第2の配列パターンBとが、水平、垂直方向に交互に並べられた配列となっていると捉えることもできる。
第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBは、それぞれ輝度系画素であるGフィルタが4隅と中央に配置され、両対角線上に配置されている。また、第1の配列パターンAは、中央のGフィルタを挟んでBフィルタが水平方向に配列され、Rフィルタが垂直方向に配列され、一方、第2の配列パターンBは、中央のGフィルタを挟んでRフィルタが水平方向に配列され、Bフィルタが垂直方向に配列されている。即ち、第1の配列パターンAと第2の配列パターンBとは、RフィルタとBフィルタとの位置関係が逆転しているが、その他の配置は同様になっている。
また、第1の配列パターンAと第2の配列パターンBの4隅のGフィルタは、図16に示すように第1の配列パターンAと第2の配列パターンBとが水平、垂直方向に交互に配置されることにより、2×2画素に対応する正方配列のGフィルタとなる。
〔特徴(4)〕
図2に示すカラーフィルタ30は、Gフィルタからなる2×2画素に対応する正方配列を含んでいる。
図5に示すように、Gフィルタからなる2×2画素を取り出し、水平方向のG画素の画素値の差分絶対値、垂直方向のG画素の画素値の差分絶対値、斜め方向(右上斜め、左上斜め)のG画素の画素値の差分絶対値を求めることにより、水平方向、垂直方向、及び斜め方向のうち、差分絶対値の小さい方向に相関があると判断することができる。
即ち、このカラーフィルタ配列によれば、最小画素間隔のG画素の情報を使用して、水平方向、垂直方向、及び斜め方向のうちの相関の高い方向判別ができる。この方向判別結果は、周囲の画素から補間する処理(同時化処理)に使用することができる。
〔特徴(5)〕
図2に示すカラーフィルタ30の基本配列パターンCは、その基本配列パターンCの中心(4つのGフィルタの中心)に対して点対称になっている。また、図2に示したように、基本配列パターンC内の第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBも、それぞれ中心のGフィルタに対して点対称になっている。
このような対称性により、後段の処理回路の回路規模を小さくしたり、簡略化することが可能になる。
図16に示すように基本配列パターンCにおいて、水平方向の第1から第6のラインのうちの第1及び第3のラインのカラーフィルタ配列は、GRGGBGであり、第2のラインのカラーフィルタ配列は、BGBRGRであり、第4及び第6のラインのカラーフィルタ配列は、GBGGRGであり、第5のラインのカラーフィルタ配列は、RGRBGBとなっている。
いま、図16において、基本配列パターンCを水平方向、及び垂直方向にそれぞれ1画素ずつシフトした基本配列パターンをC’、それぞれ2画素ずつシフトした基本配列パターンをC”とすると、これらの基本配列パターンC’、C”を水平方向及び垂直方向に繰り返し配置しても、同じカラーフィルタ配列になる。
即ち、基本配列パターンを水平方向及び垂直方向に繰り返し配置することで、図16に示すカラーフィルタ配列を構成することができる基本配列パターンは複数存在する。本実施形態では、基本配列パターンが点対称になっている基本配列パターンCを、便宜上、基本配列パターンという。
撮像装置10は、所謂位相差方式のAF制御を行うため、撮像素子14は、位相差検出用画素が予め定めたパターンで配置されている。この位相差検出用画素上には、図3に示すように、水平方向の左半分の画素を遮光する遮光膜40A及び水平方向の右半分の画素を遮光する遮光膜40Bを含む遮光部40が形成されている。位相差AF制御では、遮光膜40Aが設けられた位相差検出用画素の画素データと遮光膜40Bが設けられた位相差検出用画素の画素データとに基づいて位相のずれ量を検出し、これに基づいて撮影レンズの焦点位置を調整する。
この遮光部40は、本実施形態では、図3に示すように、2組の第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に各々設けられ、かつ、全ての基本配列パターンCに対して配置されている。例えば、水平方向の位置をX、垂直方向の位置をYとして画素位置を(X,Y)で表した場合、図3において左上の基本配列パターンCの(2,2)の位相差検出用画素には遮光膜40Aが設けられ、(5,5)の位相差検出用画素には遮光膜40Bが設けられている。また、(5,2)の位相差検出用画素に遮光膜40Aが設けられ、(2,5)の位相差検出用画素に遮光膜40Bが設けられている。このように、基本配列パターンCの対角上の第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBをペアとして、2組の第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に各々遮光膜40A及び遮光膜40Bが形成されている。このような基本配列パターンCが水平方向及び垂直方向に並んで配置されている。なお、図3では、全ての基本配列パターンCに遮光部40が設けられているが、これに限らず、撮像素子の一部の所定の領域内の基本配列パターンCにのみ設けるようにしてもよい。これは以下の実施形態でも同様である。
このように、第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBのGフィルタが配置された中央の画素を位相差検出用画素として、この画素上に遮光膜40A又は遮光膜40Bを配置している。そして、この位相差検出用画素の周囲には、4個のGフィルタが配置されている。ここで、位相差検出用画素の画素データを画像として用いる場合、位相差検出用画素の画素データは周囲の画素から補間する必要があるが、周囲に4個のGフィルタが配置されている。このため、例えば位相差AF制御を行いながら動画撮影するような場合や静止画撮影において、補間の精度を向上させることができる。
撮像処理部16は、撮像素子14から出力された撮像信号に対して増幅処理や相関二重サンプリング処理、A/D変換処理等の予め定めた処理を施し、画素データとして画像処理部20に出力する。
画像処理部20は、撮像処理部16から出力された画素データに対して所謂同時化処理を施す。すなわち、全画素について、対応する色以外の色の画素データを周囲の画素の画素データから補間して、全画素のR,G,Bの画素データを生成する。そして、生成したR,G,Bの画素データに対して所謂YC変換処理を施し、輝度データY、色差データCr、Cbを生成する。そして、これらの信号を撮影モードに応じたサイズにリサイズするリサイズ処理を行う。
駆動部22は、制御部24からの指示に応じて撮像素子14からの撮像信号の読み出し駆動等を行う。
制御部24は、撮影モード等に応じて駆動部22及び画像処理部20等を統括制御する。詳細は後述するが、制御部24は、駆動部22に対して、撮影モードに応じた読み出し方法で撮像信号を読み出すように指示したり、画像処理部20に対して、撮影モードに応じた画像処理を行うよう指示したりする。
撮影モードによっては、撮像素子14からの撮像信号を間引いて読み出す必要があるため、制御部24は、指示された撮影モードに応じた間引き方法で間引いて撮像信号を読み出すように駆動部22に指示する。
撮影モードとしては、静止画を撮影する静止画モードや、撮像した画像を間引いて比較的高解像度のHD(高精細)動画データを生成して図示しないメモリーカード等の記録媒体に記録するHD動画モード、撮影した画像を間引いて比較的低解像度のスルー動画を図示しない表示部に出力するスルー動画モード(ライブビューモード)等の動画モードがある。
次に、本実施形態の作用として、制御部24で実行される処理について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、図4に示す処理は、撮影モードに応じた撮影を実行するように指示された場合に実行される。
まず、ステップ100では、撮影モードに応じた間引き方法で画素データを読み出すように駆動部22に指示する。
例えば、HD動画モードやスルー動画モード等の動画モードの場合、位相差AF制御しながら、動画データを生成するので、遮光膜40A及び遮光膜40Bが設けられた少なくとも一部の位相差検出用画素、すなわち、図3では垂直方向における(3n+2)番目、(n=0,1,2,・・・)のラインのうち少なくとも一部の遮光膜40A及び遮光膜40Bを含むラインを読み出して、そのラインの画素データに基づいて位相差AF制御を行うと共に、それ以外のライン、すなわち通常画素のラインの少なくとも一部のラインを読み出して、動画データを作成する。この動画データを作成する際、位相差検出用画素については、その周囲の通常画素の画素データから補間する。
図3に示すように、位相差検出用画素は、第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBのGフィルタが配置された中央の画素上に配置され、その周囲には4個のGフィルタが配置されている。このため、例えば位相差AF制御を行いながら動画撮影するような場合や静止画撮影において、位相差検出用画素の画素データを周囲の画素から補間する場合に、補間の精度を向上させることができる。また、位相差検出用画素上に配置されたフィルタは、人間の目に敏感なGに対応したフィルタであるので、位相差AF制御の精度を向上させることができる。
ステップ102では、撮影モードに応じた画像処理(同時化処理及びYC変換処理)及びリサイズ処理を実行するよう画像処理部20に指示する。
次に、画像処理部20の同時化処理回路の処理内容について説明する。
撮像素子14は単板式のカラー撮像素子であるため、その出力画像はRAW画像(モザイク画像)であり、欠落している色の画素を、周囲の画素から補間する処理(同時化処理)により多チャネル画像を得る必要がある。この場合に問題となるのが、高周波の画像信号の再現特性である。
また、図3に示すように、カラーフィルタ30は、基本配列パターンCの中央に2×2のGフィルタが配置されており、その画素は位相差検出用画素ではなく通常画素である。
そこで、本実施形態では、モザイク画像から抽出される同時化処理の対象画素の画素位置における他の色の画素値を算出する際に、上記2×2のGフィルタが配置された通常画素であるG画素の画素データに基づいて輝度の相関方向を判別し、方向判別した相関方向に存在する他の色の画素の画素値を使用することにより、他の色の画素の画素値を精度よく推定し、高周波部の偽色の発生を抑圧する。以下、具体的に説明する。
図5に示すように、撮像素子14から出力されるモザイク画像からGフィルタに対応する2×2画素のG画素を取り出し、各G画素の画素値を、左上から右下の順にG1、G2、G3、G4とした場合、同時化処理回路に含まれる方向判別回路は、各方向別の差分絶対値を算出する。
即ち、垂直方向の差分絶対値は(|G1−G3|+|G2−G4|)/2、水平方向の差分絶対値は(|G1−G2|+|G3−G4|)/2、右上斜め方向の差分絶対値は|G2−G3|、左上斜め方向の差分絶対値は|G1−G4|となる。
方向判別回路は、これらの4つの相関絶対値のうち最小となる差分絶対値をとる方向に相関(相関方向)があると判別する。
いま、図6に示すように中央に3×3画素のA配列(図2参照)が位置するように、モザイク画像から5×5画素の局所領域を抽出した場合、4隅に2×2画素のG画素が配置されることになる。したがって、上記局所領域内のA配列の3×3画素を同時化処理の対象画素とした場合、4隅の各方向別の相関絶対値の総和(又は平均値)を求め、各方向別の相関絶対値の総和(又は平均値)のうち最小となる値をとる方向を、同時化処理の対象画素における輝度の相関方向として判別する。
また、図7Aに示すようなパターンの入力があった場合(黒が0、白が255)、図7Bに示す4隅の2×2画素のG画素の画素値の垂直方向の差分絶対値の総和は、|0−255|×8=2040となり、水平方向の差分絶対値の総和も、|0−255|×8=2040になる。一方、右上斜め方向の差分絶対値の総和は、|255−255|×2+|0−0|×2=0となり、左上斜め方向の差分絶対値の総和は、|0−0|×2+|255−255|×2=0となる。したがって、差分絶対値の総和が最小になる方向は、右上斜め方向と左上斜め方向の2方向となるが、図7Aのパターンの場合は、斜めの最大周波数の入力であるため、斜め方向のどちらを採用しても問題はない。
上記のように互いに隣接する2×2画素のG画素から相関方向を判別するため、最小画素間隔で相関方向を判別することができる。即ち、高周波の影響を受けずに精度よく相関方向を判別することができる。
次に、画像処理部20の同時化処理回路によりRGBのモザイク画像を同時化処理する方法について説明する。
同時化処理の対象画素における相関方向が判別されると、同時化処理回路は、同時化処理の対象画素の画素位置における、他の色の画素値を算出する際に、前記判別された相関方向に存在する他の色の画素の画素値を使用する。
図3に示すように、水平方向及び垂直方向にはR画素、G画素、B画素の全ての色の画素が存在するため、水平方向又は垂直方向に相関方向があると判別されると、水平方向又は垂直方向に存在する、対象画素の近傍の他の色の画素の画素値を取得する。そして、取得した1画素の画素値、又は複数の画素の画素値の補間した値を、対象画素の画素位置における他の色の画素値とする。
例えば、相関方向が水平方向と判別された場合、図6において、G22の画素の画素位置におけるRの画素値は、R12又はR32の画素値をそのまま画素値とする、または、R12及びR32の画素値から補間することにより決定する。
同様に、G22の画素の画素位置におけるBの画素値は、B02又はB42の画素値をそのまま画素値とする、または、B02及びB42の画素値から補間することにより決定する。
また、B02の画素の画素位置におけるRの画素値は、R12の画素値をそのまま画素値とする、または、R12及びR32の画素値から補間することにより決定する。
更に、B02の画素の画素位置におけるGの画素値は、G22の画素値をそのまま画素値とする、または、隣接するB配列の同じ水平位置にあるG画素の画素値とG22の画素値から補間することにより決定する。
尚、相関方向が垂直方向と判別された場合も、上記と同様に垂直方向に存在する他の色の画素値を使用することができる。
また、カラーフィルタ30のフィルタ配列は、3×3画素のA配列のG画素を中心とする斜め方向(対角方向)には、G画素しか存在しないため、相関方向がG画素の連続する斜め方向と判別されると、Gの画素値が算出されている近傍のR,B画素の画素値の色差により、対象画素の画素値を補間して他の色の画素値を算出する。
図6に示すように、方向判別結果により左斜め上に相関方向があると判別された場合、G11の画素の補間方向には、R,B画素が存在しない。そこで、G11の画素の近傍のR12,B21の画素の画素値R12,R21と、これらの画素の画素位置におけるGの画素値G12’,G21’の色差を用いてG11の画素値G11を補間し、G11の画素の画素位置におけるR,Gの画素値R11’,B11’を算出する。
具体的には、以下の式で補間を行う。
R11’=G11+(R12−G12’) …(a)
B11’=G11+(B21−G21’) …(b)
上記式(a)及び(b)において、G12’=G01、G21’=G10である。即ち、画素値G12’,G21’は、左斜め方向の方向判別により推定したR12,B21の画素の画素位置におけるGの画素値である。
同様に、G22の画素の画素位置のR,B画素の画素値R22’,B22’は、その近傍のR12,R32の画素と,B21,B23の画素の各画素位置の色差を用いて、G22の画素値G22を補間し、G22の画素の画素位置におけるR,Gの画素値R22’,B22’を算出する。
具体的には、以下の式で補間を行う。
R22’=G22+{(R12+R32)/2−(G12’+G32’)/2} …(c)
B22’=G22+{(B21+B23)/2−(G21’+G23’)/2} …(d)
尚、G32’=G43,G23’=G34である。
上記のようにして3×3画素(A配列)の全ての画素の同時化処理が終了すると、隣接する3×3画素(B配列)の対象画素に対して、上記と同じ処理(方向判別と同時化処理)を行い、これを3×3画素単位で移動させながら繰り返す。
前述したように、カラー撮像素子12のカラーフィルタ配列の場合、同時化処理の対象画素がG画素で、この画素位置におけるR,Bの画素値を算出する際に、斜め方向にG画素しか存在しないものがあるが、カラーフィルタ配列によっては、同時化処理の対象画素がR画素で、この画素位置におけるG,Bの画素値を算出する際に、斜め方向にG画素,又はB画素が存在しない場合や、同時化処理の対象画素がB画素で、この画素位置におけるG,Rの画素値を算出する際に、斜め方向にG画素,又はR画素が存在しない場合が考えられる。
この場合にも、上記式(a)〜(d)と同様にして、RGBの画素値が算出された近傍の画素の画素値の色差により、対象画素の画素値を補間して他の色の画素値を算出することができる。
近傍の画素の色差により対象画素の画素値を補間して他の色の画素値を算出する方法をまとめると、下記のようになる。
同時化処理の対象画素がG画素、その画素値がGであり、方向判別回路により判別された相関方向にR、又はB画素が存在しない場合、前記G画素の近傍のR、B画素の画素値をR,B、これらの画素の画素位置におけるGの画素値をGR、GBとすると、前記対象画素の位置におけるR、B画素の画素値RG,BGを、次式により算出する。
RG=G+(R−GR),BG=G+(B−GB) …(1)
この式(1)は、前述した式(a),(b)に相当するものである。
同様に、同時化処理の対象画素がR画素、その画素値がRであり、方向判別回路により判別された相関方向にG、又はB画素が存在しない場合、前記R画素の近傍のG、B画素の画素値をG,B、これらの画素の画素位置におけるRの画素値をRG、RBとすると、前記対象画素の位置におけるG、B画素の画素値GR,BRを、次式により算出する。
GR=R+(G−RG),BR=R+(B−RB) …(2)
また、同時化処理の対象画素がB画素、その画素値がBであり、方向判別回路により判別された相関方向にG、又はR画素が存在しない場合、前記B画素の近傍のG、R画素の画素値をG,R、これらの画素の画素位置におけるBの画素値をBG、BRとすると、前記対象画素の位置におけるG、R画素の画素値GB,RBを、次式により算出する。
GB=B+(G−BG),RB=B+(R−BR) …(3)
尚、上記式(1)〜(6)に限らず、同時化処理の対象画素の近傍に、補間して求めようとする色と同じ色の画素が複数存在する場合には、式(c)〜(d)と同様に、複数の画素の平均の色差を使用して補間してもよい。
また、本実施形態では、同時化処理の対象画素に対し、判別された相関方向に他の色の画素が存在しない場合には、近傍の他の色の画素の色差により対象画素の画素値を補間して他の色の画素値を算出するようにしたが、これに限らず、近傍の他の色の画素の色比により対象画素の画素値を補間して他の色の画素値を算出するようにしてもよい。
近傍の画素の色比により、対象画素の画素値を補間して他の色の画素値を算出する方法の具体例を下記に示す。
同時化処理の対象画素がG画素、その画素値がGであり、方向判別回路により判別された相関方向にR、又はB画素が存在しない場合、前記G画素の近傍のR、B画素の画素値をR,B、これらの画素の画素位置におけるGの画素値をGR、GBとすると、前記対象画素の位置におけるR、B画素の画素値RG,BGを、次式により算出する。
RG=G×(R/GR),BG=G×(B/GB) …(4)
同様に、同時化処理の対象画素がR画素、その画素値がRであり、方向判別回路により判別された相関方向にG、又はB画素が存在しない場合、前記R画素の近傍のG、B画素の画素値をG,B、これらの画素の画素位置におけるRの画素値をRG、RBとすると、前記対象画素の位置におけるG、B画素の画素値GR,BRを、次式により算出する。
GR=R×(G/RG),BR=R×(B/RB) …(5)
また、同時化処理の対象画素がB画素、その画素値がBであり、方向判別回路により判別された相関方向にG、又はR画素が存在しない場合、前記B画素の近傍のG、R画素の画素値をG,R、これらの画素の画素位置におけるBの画素値をBG、BRとすると、前記対象画素の位置におけるG、R画素の画素値GB,RBを、次式により算出する。
GB=B×(G/BG),RB=B×(R/BR) …(6)
また、水平、垂直、及び斜め(NE,NW)方向に隣接するG画素の画素値の差分絶対値がそれぞれ等しい場合(差分絶対値が全ての方向で0の場合、又はほぼ0の場合)には、方向判別回路は相関方向がないと判別する。この場合、同時化処理の対象画素の画素位置における他の色の画素値は、その画素位置の近傍に存在する他の色の画素の画素値を使用する。
なお、制御部24は、CPU、ROM、RAM、不揮発性ROM等を含むコンピュータで構成することができる。この場合、上記の処理の処理プログラムを例えば予め不揮発性ROMに記憶しておき、これをCPUが読み込んで実行することができる。
また、本実施形態では、図3、図8Aに示すように、遮光膜40Aが水平方向に沿って配置された配列ラインと、遮光膜40Bが水平方向に沿って配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置された場合について説明したが、図8Bに示すように、遮光膜40A及び遮光膜40Bの順に水平方向に交互に配置された配列ラインと、遮光膜40B及び遮光膜40Aの順に水平方向に交互に配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。なお、図8では、位相差検出用画素のみ示している。同図Bに示す配置の場合、遮光膜40A及び遮光膜40Bともに斜めに配置されることになるため、例えば斜め線を含む被写体を撮影した場合に、精度よくピントを合わせることが可能となる。これは、以下の実施形態でも同様である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9には、本実施形態に係る遮光膜40A、40Bの配置を示した。本実施形態が第1実施形態と異なる点は、遮光膜40A、40Bの配置である。
図9に示すように、本実施形態では、遮光部40が、基本配列パターンCを構成する2組の第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に各々設けられ、かつ、遮光部40が配置された第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBが水平方向に沿って配置された配列ラインと、遮光部40が配置されない第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBが水平方向に沿って配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置されている。すなわち、図9の例では、垂直方向において(2n+1)番目の基本配列パターンCのラインに遮光膜40A、40Bが配置され、(2n+2)番目の基本配列パターンCのラインには遮光膜40A、40Bが配置されていない。
この場合、制御部24は、撮影モードが動画モードの場合、垂直方向における(2n+1)番目の基本配列パターンCのラインに遮光膜40A、40Bが配置された位相差検出用画素の画素データを読み出して位相差AF制御すると共に、垂直方向における(2n+2)番目の基本配列パターンCのラインの通常画素の画素データを読み出して動画データを作成する。
このように、本実施形態では、位相差検出用画素の画素データは位相差AF制御にのみ使用し、動画データの作成には使用しないので、周囲の画素から補間する必要がない。また、動画データは、通常画素の画素データから作成する。このため、位相差検出用画素を動画データの作成に基いる場合と比較して、位相差AF制御の処理速度を向上させることができる。また、補間して動画データを作成する場合と比較して、動画データ作成の処理速度を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10には、本実施形態に係る遮光膜40A、40Bの配置を示した。本実施形態が第1実施形態と異なる点は、遮光膜40A、40Bの配置である。間引き駆動については第2実施形態と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、遮光部40が、基本配列パターンCを構成する2組の第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBのうち、水平方向における一方の側の第1の配列パターンC及び第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、遮光部40が配置された第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBが水平方向に沿って配置された配列ラインと、遮光部40が配置されない第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBが水平方向に沿って配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置されている。すなわち、図10の例では、垂直方向において(2n+1)番目の基本配列パターンCのラインに遮光膜40A、40Bが配置され、(2n+2)番目の基本配列パターンCのラインには遮光膜40A、40Bが配置されていない。また、水平方向においては、6画素おきに遮光膜40A、40Bが配置されている。すなわち、水平方向においては、(6m+2)番目(m=0,1,2,・・・)のラインに遮光膜40A、40Bが配置されている。
このため、第2実施形態と比較すると、位相差検出用画素の周囲に通常画素が増えるため、補間精度を向上させることができ、画質を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図11には、本実施形態に係る遮光膜40A、40Bの配置を示した。本実施形態が上記実施形態と異なる点は、遮光膜40A、40Bの配置である。間引き駆動については第1実施形態と同様である。
図11に示すように、本実施形態では、遮光部40が、基本配列パターンCの一方の対角上に配置された2つの第1の配列パターンAの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、全ての基本配列パターンに対して配置されている。
この場合、動画モードにおいて、位相差AF制御しながら動画データを表示等する場合、位相差検出用画素については、周囲の画素から補間して動画データを作成する。
ところで、水平方向に隣接する画素においては、隣の画素からの光が漏れ込むことで混色が発生する場合がある。これに対し、本実施形態においては、図11に示すように、遮光膜40Aが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Aが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、遮光膜40Bが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Bが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、が共にB画素で同一となっている。このため、混色の影響を相殺することができ、遮光膜40Aが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Aが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、遮光膜40Bが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Bが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、が同一でない場合と比較して、画質を向上させることができる。
なお、図12に示すように、基本配列パターンCの他方の対角上に配置された2つの第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、全ての基本配列パターンに対して配置された構成としてもよい。この場合、遮光膜40Aが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Aが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、遮光膜40Bが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Bが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、が共にR画素で同一となっている。特に、Rの波長は隣接する画素に届きやすいため、混色をより効果的に防ぐことができ、画質を向上させることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図13には、本実施形態に係る遮光膜40A、40Bの配置を示した。本実施形態が上記実施形態と異なる点は、遮光膜40A、40Bの配置である。間引き駆動については、第2、3実施形態と同様である。
図13に示すように、本実施形態では、遮光部40が、基本配列パターンCの一方の対角上に配置された2つの第1の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、遮光部40が配置された基本配列パターンCが水平方向に沿って配置された配列ラインと、遮光部40が配置されない基本配列パターンCが水平方向に沿って配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置されている。
このように、本実施形態においては、遮光膜40Aが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Aが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、遮光膜40Bが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Bが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、が共にB画素で同一となっている。このため、混色の影響を相殺することができ、遮光膜40Aが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Aが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、遮光膜40Bが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Bが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、が同一でない場合と比較して、画質を向上させることができる。
また、制御部24は、撮影モードが動画モードの場合、垂直方向における(2n+1)番目の基本配列パターンCのラインに遮光膜40A、40Bが配置された位相差検出用画素の画素データを読み出して位相差AF制御すると共に、垂直方向における(2n+2)番目の基本配列パターンCのラインの通常画素の画素データを読み出して動画データを作成する。
このように、位相差検出用画素の画素データは位相差AF制御にのみ使用し、動画データの作成には使用しないので、周囲の画素から補間する必要がない。また、動画データは、通常画素の画素データから作成する。このため、位相差検出用画素を動画データの作成に基いる場合と比較して、位相差AF制御の処理速度を向上させることができる。また、補間して動画データを作成する場合と比較して、動画データ作成の処理速度を向上させることができる。
なお、図14に示すように、他方の対角上に配置された2つの第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、遮光部40が配置された基本配列パターンCが水平方向に沿って配置された配列ラインと、遮光部40が配置されない基本配列パターンCが水平方向に沿って配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
この場合、遮光膜40Aが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Aが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、遮光膜40Bが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Bが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、が共にR画素で同一となっている。特に、Rの波長は隣接する画素に届きやすいため、混色をより効果的に防ぐことができ、画質を向上させることができる。
また、上記各実施形態では、RGBの3原色のカラーフィルタのカラーフィルタ配列について説明したが、カラーフィルタの種類は、これに限定されるものではない。
また、上記各実施形態では、位相差検出用画素に、水平方向の左半分の画素を遮光する遮光膜40A又は水平方向の右半分の画素を遮光する遮光膜40Bが設けられた構成について説明したが、遮光する領域はこれに限られるものではなく、遮光膜40Aが位相差検出用画素の一部の領域を遮光し他の領域を透過するものであり、遮光膜40Bが位相差検出用画素の一部を遮光し遮光膜40Aが透過する領域と対になる領域を透過するものであればよい。
また、上記各実施形態では、位相差検出用画素に遮光膜が設けられた構成について説明したが、これに限らず、例えば特願2009−227338号に記載されたような構成とすることにより、位相差検出用画素を形成してもよい。すなわち、撮像素子を、トップマイクロレンズ、インナーマイクロレンズ、及び同一形状の受光素子で構成し、撮影レンズ瞳の全域を通る光線を受光する第1の画素D1、撮影レンズ瞳の半分の領域の一部を通る光線のみを受光する第2の画素D2、撮影レンズ瞳の半分の領域の一部で第2の画素D2とは異なる領域を通る光線のみを受光する第3の画素D3を含んで構成する。そして、図15に示すように、第2の画素D2、第3の画素D3については、第1の画素D1のトップマイクロレンズL1よりも直径が小さいトップマイクロレンズL2、L3を、インナーマイクロレンズの光軸に対して各々異なる方向にシフトして各々配置する。また、トップマイクロレンズと受光素子とはシフトして配置する。これにより、第2の画素D2、第3のD3を位相差検出用画素として形成することができる。このような構成においても、本発明は適用可能である。さらに、撮像素子の構成によってはインナーレンズを設けない形態でも良い。また、位相差画素の構成としては上記構成に限られず、瞳分割できるものであれば代替可能である。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
位相差検出用画素は、通常画素と比較して感度が低い等、その特性が異なるため、位相差検出用画素の画素データを静止画像や動画像の画像データとして用いる場合、位相差検出用画素の画素データは補正する必要がある。そこで、本実施形態では、位相差検出用画素の画素データの補正方法について説明する。
補正方法としては、平均値補正及びゲイン補正の2種類の方法が知られており、何れを用いてもよい。平均値補正は、位相差検出用画素の周囲の通常画素の画素値を平均し、これを位相差検出用画素の画素データとする方法である。一方、ゲイン補正は、位相差検出用画素の画素データに、通常画素と位相差検出用画素とのレベル差に相当する所定のゲインを乗じることにより、位相差検出用画素の画素データを引き上げる方法である。
以下、位相差検出用画素の画素データを平均値補正で補正する場合について具体的に説明する。
図17には、A配列及びB配列の中央のG画素を中心とした3×3画素内のG画素の配置を示した。同図においては、中心のG画素をG1、その周囲のG画素を左上から時計回りにそれぞれG2、G3、G4、G5としている。
図3、9〜14に示すように、位相差検出用画素は、何れも図17においてG1画素に配置されている。
従って、位相差検出用画素であるG1画素の画素データを画像データとして用いる場合には、その周囲の通常画素であるG2、G3、G4、G5の各画素の画素データの平均値をG1画素の画素データとする。
以上のようにして、位相差検出用画素の画素データを、周囲の通常画素の画素データに基づいて平均値補正する。
なお、撮影画像の内容によっては、ゲイン補正及び平均値補正の何れを行う方が良好な画像が得られるかが異なる場合がある。従って、撮影画像の内容に応じてゲイン補正と平均値補正とを使い分けるようにしてもよい。
10 撮像装置
12 光学系
14 撮像素子
16 撮像処理部
20 画像処理部
22 駆動部
24 制御部
30 カラーフィルタ
40 遮光部
40A、40B 遮光膜
また、請求項11に記載したように、前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色であり、前記第3の色は、青(B)色であり、前記第1の遮光膜の前記水平方向における左側の画素及び前記第2の遮光膜の前記水平方向における右側の画素が、前記赤(色の画素となるように前記遮光手段が配置されている構成としてもよい。
図2には、本実施形態に係るカラーフィルタ30の一部を示した。なお、画素数は一例として(4896×3264)画素であり、アスペクト比は3:2であるが、画素数及びアスペクト比はこれに限られるものではない。同図に示すように、カラーフィルタ30は、輝度信号を得るために最も寄与するG(緑)に対応する第1のフィルタG(以下、Gフィルタと称する)が、3×3画素の正方配列の四隅及び中央の画素上に配置され、R(赤)に対応する第2のフィルタR(以下、Rフィルタと称する)が、正方配列の水平方向における中央のラインに配置され、B(青)に対応する第3のフィルタB(以下、Bフィルタと称する)が、正方配列の垂直方向における中央のラインに配置された第1の配列パターンAと、第1の列パターンAとGフィルタの配置が同一で且つRフィルタの配置とBフィルタの配置とを入れ替えた第2の配列パターンBと、が点対称で配置された6×6画素の基本配列パターンCが繰り返し配置されたカラーフィルタである。
また、基本配列パターンの単位で間引き処理して画像を縮小する場合、間引き処理した縮小画像のカラーフィルタ配列は、間引き処理前のカラーフィルタ配列と同じにすることができ、共通の処理回路を使用することができる。
いま、図6に示すように中央に3×3画素の配列(図2参照)が位置するように、モザイク画像から5×5画素の局所領域を抽出した場合、4隅に2×2画素のG画素が配置されることになる。したがって、上記局所領域内のA配列の3×3画素を同時化処理の対象画素とした場合、4隅の各方向別の相関絶対値の総和(又は平均値)を求め、各方向別の相関絶対値の総和(又は平均値)のうち最小となる値をとる方向を、同時化処理の対象画素における輝度の相関方向として判別する。
図6に示すように、方向判別結果により左斜め上に相関方向があると判別された場合、G11の画素の補間方向には、R,B画素が存在しない。そこで、G11の画素の近傍のR12,B21の画素の画素値R12,21と、これらの画素の画素位置におけるGの画素値G12’,G21’の色差を用いてG11の画素値G11を補間し、G11の画素の画素位置におけるR,Gの画素値R11’,B11’を算出する。
同様に、G22の画素の画素位置のR,B画素の画素値R22’,B22’は、その近傍のR12,R32の画素と,B21,B23の画素の各画素位置の色差を用いて、G22の画素値G22を補間し、G22の画素の画素位置におけるR,の画素値R22’,B22’を算出する。
上記のようにして3×3画素(配列)の全ての画素の同時化処理が終了すると、隣接する3×3画素(配列)の対象画素に対して、上記と同じ処理(方向判別と同時化処理)を行い、これを3×3画素単位で移動させながら繰り返す。
前述したように、カラー撮像素子14のカラーフィルタ配列の場合、同時化処理の対象画素がG画素で、この画素位置におけるR,Bの画素値を算出する際に、斜め方向にG画素しか存在しないものがあるが、カラーフィルタ配列によっては、同時化処理の対象画素がR画素で、この画素位置におけるG,Bの画素値を算出する際に、斜め方向にG画素,又はB画素が存在しない場合や、同時化処理の対象画素がB画素で、この画素位置におけるG,Rの画素値を算出する際に、斜め方向にG画素,又はR画素が存在しない場合が考えられる。
尚、上記式(1)〜()に限らず、同時化処理の対象画素の近傍に、補間して求めようとする色と同じ色の画素が複数存在する場合には、式(c)〜(d)と同様に、複数の画素の平均の色差を使用して補間してもよい。
また、水平、垂直、及び斜め(右上左上)方向に隣接するG画素の画素値の差分絶対値がそれぞれ等しい場合(差分絶対値が全ての方向で0の場合、又はほぼ0の場合)には、方向判別回路は相関方向がないと判別する。この場合、同時化処理の対象画素の画素位置における他の色の画素値は、その画素位置の近傍に存在する他の色の画素の画素値を使用する。
図10に示すように、本実施形態では、遮光部40が、基本配列パターンCを構成する2組の第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBのうち、水平方向における一方の側の第1の配列パターン及び第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、遮光部40が配置された第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBが水平方向に沿って配置された配列ラインと、遮光部40が配置されない第1の配列パターンA及び第2の配列パターンBが水平方向に沿って配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置されている。すなわち、図10の例では、垂直方向において(2n+1)番目の基本配列パターンCのラインに遮光膜40A、40Bが配置され、(2n+2)番目の基本配列パターンCのラインには遮光膜40A、40Bが配置されていない。また、水平方向においては、6画素おきに遮光膜40A、40Bが配置されている。すなわち、水平方向においては、(6m+2)番目(m=0,1,2,・・・)のラインに遮光膜40A、40Bが配置されている。
なお、図12に示すように、遮光部40が、基本配列パターンCの他方の対角上に配置された2つの第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、全ての基本配列パターンに対して配置された構成としてもよい。この場合、遮光膜40Aが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Aが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、遮光膜40Bが設けられた位相差検出用画素の遮光膜40Bが設けられた側に水平方向に隣接する画素と、が共にR画素で同一となっている。特に、Rの波長は隣接する画素に届きやすいため、混色をより効果的に防ぐことができ、画質を向上させることができる。
図13に示すように、本実施形態では、遮光部40が、基本配列パターンCの一方の対角上に配置された2つの第1の配列パターンの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、遮光部40が配置された基本配列パターンCが水平方向に沿って配置された配列ラインと、遮光部40が配置されない基本配列パターンCが水平方向に沿って配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置されている。
なお、図14に示すように、遮光部40が、他方の対角上に配置された2つの第2の配列パターンBの中央の位相差検出用画素上に設けられ、かつ、遮光部40が配置された基本配列パターンCが水平方向に沿って配置された配列ラインと、遮光部40が配置されない基本配列パターンCが水平方向に沿って配置された配列ラインと、が垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、位相差検出用画素に遮光膜が設けられた構成について説明したが、これに限らず、例えば特願2009−227338号に記載されたような構成とすることにより、位相差検出用画素を形成してもよい。すなわち、撮像素子を、トップマイクロレンズ、インナーマイクロレンズ、及び同一形状の受光素子で構成し、撮影レンズ瞳の全域を通る光線を受光する第1の画素D1、撮影レンズ瞳の半分の領域の一部を通る光線のみを受光する第2の画素D2、撮影レンズ瞳の半分の領域の一部で第2の画素D2とは異なる領域を通る光線のみを受光する第3の画素D3を含んで構成する。そして、図15に示すように、第2の画素D2、第3の画素D3については、第1の画素D1のトップマイクロレンズL1よりも直径が小さいトップマイクロレンズL2、L3を、インナーマイクロレンズの光軸に対して各々異なる方向にシフトして各々配置する。また、トップマイクロレンズと受光素子とはシフトして配置する。これにより、第2の画素D2、第3の画素D3を位相差検出用画素として形成することができる。このような構成においても、本発明は適用可能である。さらに、撮像素子の構成によってはインナーレンズを設けない形態でも良い。また、位相差画素の構成としては上記構成に限られず、瞳分割できるものであれば代替可能である。
また、請求項4に記載したように、前記第1の遮光膜が前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記第2の遮光膜が前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項5に記載したように、前記第1の遮光膜及び前記第2の遮光膜の順に前記水平方向に交互に配置された配列ラインと、前記第2の遮光膜及び前記第1の遮光膜の順に前記水平方向に交互に配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項6に記載したように、前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色であり、前記第3の色は、青(B)色であり、前記第1の遮光膜の前記水平方向における左側の画素及び前記第2の遮光膜の前記水平方向における右側の画素が、前記赤(R)色の画素となるように前記遮光手段が配置されている構成としてもよい。
また、請求項7に記載したように、前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色及び青(B)色の一方の色であり、前記第3の色は、赤(R)色及び青(B)色の他方の色である構成としてもよい。
また、請求項8に記載したように、前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に各々設けられ、かつ、前記撮像素子の少なくとも所定の領域内においては全ての前記基本配列パターンにおいて前記中央の位置に対応する画素に配置された構成としてもよい。
また、請求項9に記載したように、前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に各々設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項10に記載したように、前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンのうち、前記水平方向における一方の側の組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
また、請求項11に記載したように、前記位相差検出用画素が、前記基本配列パターンの一方の対角上に配置された2つの前記第1の配列パターン及び他方の対角上に配置された2つの前記第2の配列パターンのうち、何れかの対角上に配置された2つの配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記撮像素子の少なくとも所定の領域内においては全ての基本配列パターンにおいて前記中央の位置に対応する画素に配置された構成としてもよい。
また、請求項12に記載したように、前記位相差検出用画素が、前記基本配列パターンの一方の対角上に配置された2つの前記第1の配列パターン及び他方の対角上に配置された2つの前記第2の配列パターンのうち、何れかの対角上に配置された2つの配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記基本配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記基本配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された構成としてもよい。
請求項14記載の発明の撮像装置は、前記請求項9、10、12の何れか1項に記載のカラー撮像素子と、前記位相差検出用画素から位相差検出用画素データを読み出すと共に前記位相差検出用画素以外の通常画素から動画作成用画素データを読み出すように前記カラー撮像素子を駆動する駆動手段と、前記位相差検出用画素データに基づいて焦点調整する焦点調整手段と、前記動画作成用画素データに基づいて動画データを作成する作成手段と、を備えたことを特徴とする。

Claims (16)

  1. 水平方向及び垂直方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子と、
    前記複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタが、3×3画素の正方配列の四隅及び中央の画素上に配置され、前記第1の色と異なる第2の色に対応する第2のフィルタが、前記正方配列の前記水平方向における中央のラインに配置され、前記第1の色及び前記第2の色と異なる第3の色に対応する第3のフィルタが、前記正方配列の前記垂直方向における中央のラインに配置された第1の配列パターンと、前記第1の配列パターンと前記第1のフィルタの配置が同一で且つ前記第2のフィルタの配置と前記第3のフィルタの配置とを入れ替えた第2の配列パターンと、が点対称で配置された6×6画素の基本配列パターンが繰り返し配置されたカラーフィルタと、
    前記基本配列パターンを構成する2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンのうち、少なくとも1組のパターンの中央の位置に対応する前記画素に配置された位相差検出用画素と、
    を備えたカラー撮像素子。
  2. 前記位相差検出用画素には、当該画素の一部の領域を遮光し他の領域を透過する第1の遮光膜又は当該画素の一部を遮光し前記第1の遮光膜が透過する領域と対になる領域を透過する第2の遮光膜を含む遮光手段が設けられた
    請求項1記載のカラー撮像素子。
  3. 前記遮光手段における前記第1の遮光膜が画素の水平方向の左半分の領域を遮光するものであり、前記第2の遮光膜が画素の水平方向の右半分の領域を遮光するものである
    請求項2記載のカラー撮像素子。
  4. 前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に各々設けられ、かつ、前記撮像素子の少なくとも所定の領域内においては全ての前記基本配列パターンにおいて前記中央の位置に対応する画素に配置された
    請求項1〜3の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  5. 前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に各々設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された
    請求項1〜3の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  6. 前記位相差検出用画素が、2組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンのうち、前記水平方向における一方の側の組の前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記第1の配列パターン及び前記第2の配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された
    請求項1〜3の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  7. 前記位相差検出用画素が、前記基本配列パターンの一方の対角上に配置された2つの前記第1の配列パターン及び他方の対角上に配置された2つの前記第2の配列パターンのうち、何れかの対角上に配置された2つの配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記撮像素子の少なくとも所定の領域内においては全ての基本配列パターンにおいて前記中央の位置に対応する画素に配置された
    請求項1〜3の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  8. 前記位相差検出用画素が、前記基本配列パターンの一方の対角上に配置された2つの前記第1の配列パターン及び他方の対角上に配置された2つの前記第2の配列パターンのうち、何れかの対角上に配置された2つの配列パターンの中央の位置に対応する画素に設けられ、かつ、前記位相差検出用画素が配置された前記基本配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記位相差検出用画素が配置されない前記基本配列パターンが前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された
    請求項1〜3の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  9. 前記第1の遮光膜が前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、前記第2の遮光膜が前記水平方向に沿って配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された
    請求項2〜8の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  10. 前記第1の遮光膜及び前記第2の遮光膜の順に前記水平方向に交互に配置された配列ラインと、前記第2の遮光膜及び前記第1の遮光膜の順に前記水平方向に交互に配置された配列ラインと、が前記垂直方向に交互に配置された
    請求項2〜8の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  11. 前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色であり、前記第3の色は、青(B)色であり、
    前記第1の遮光膜の前記水平方向における左側の画素及び前記第2の遮光膜の前記水平方向における右側の画素が、前記R色の画素となるように前記遮光手段が配置されている
    請求項3〜10の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  12. 前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色及び青(B)色の一方の色であり、前記第3の色は、赤(R)色及び青(B)色の他方の色である
    請求項1〜10の何れか1項に記載のカラー撮像素子。
  13. 前記請求項1〜12の何れか1項に記載のカラー撮像素子と、
    前記位相差検出用画素から位相差検出用画素データを読み出すように前記カラー撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記位相差検出用画素データに基づいて焦点調整する焦点調整手段と、
    を備えた撮像装置。
  14. 前記請求項5、6、8の何れか1項に記載のカラー撮像素子と、
    前記位相差検出用画素から位相差検出用画素データを読み出すと共に前記位相差検出用画素以外の通常画素から動画作成用画素データを読み出すように前記カラー撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記位相差検出用画素データに基づいて焦点調整する焦点調整手段と、
    前記動画作成用画素データに基づいて動画データを作成する作成手段と、
    を備えた撮像装置。
  15. 前記請求項1〜12の何れか1項に記載のカラー撮像素子と、
    前記基本配列パターンの中央に2×2の第1のフィルタが配置された方向判別用画素の画素データを読み出すように前記カラー撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記方向判別用画素から読み出した画素データに基づいて、輝度の相関方向を検出する検出手段と、
    検出した前記相関方向に基づいて、各画素について、対応する色以外の色の画素データを周囲の画素の画素データから補間する補間手段と、
    を備えた撮像装置。
  16. コンピュータを、請求項13〜請求項15の何れか1項に記載の撮像装置を構成する各手段として機能させるための撮像プログラム。
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