JPWO2012117452A1 - 電子機器、スピーカー、通信システム、電子機器の通信制御方法およびプログラム - Google Patents

電子機器、スピーカー、通信システム、電子機器の通信制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

複数台のソース機器から転送されるコンテンツの切り替えを、データ品質を劣化させることなく迅速に行うことを課題とする。本発明のシンク機器1は、コンテンツ再生機能を有する複数のソース機器2と無線通信可能であって各ソース機器2から受信したコンテンツをコンテンツ出力部57に伝送するための機能であると共に、複数のソース機器2の各々と1対1で無線通信による接続を確立する複数のソフトウェアブロック56と、各ソース機器2の再生/停止を制御する再生制御部54と、再生制御部54の制御に基づき、複数のソフトウェアブロック56の中から、再生対象となるソース機器2に対応するソフトウェアブロック56である対象ブロックを選択する対象ブロック選択部55と、を備え、コンテンツ出力部57は、対象ブロックによって伝送されたコンテンツを出力することを特徴とする。

Description

本発明は、コンテンツ再生機能を有する複数のソース機器と無線通信可能な電子機器、スピーカー、通信システム、電子機器の通信制御方法およびプログラムに関する。
従来、1対1接続における機器間でデータを伝送するデータ転送システムであって、伝送環境が劣化した場合、その伝送エラー量に応じてデータの圧縮率を変更することで確実にデータを転送可能な技術が提案されている。当該技術を、Bluetooth通信による音声ストリーミングに適用することで、再生中の音切れや遅延量の少ないリアルタイム再生を実現できる(例えば、特許文献1)。
特開2003−309541号公報
ところで、上記の技術を、複数台のソース機器と1台のシンク機器から成る通信システムに適用した場合、複数台のソース機器からの音声ストリーミングをシンク機器に確実に転送するために(無線帯域の圧迫を避けるために)、その接続数に応じてデータを圧縮することが考えられる。しかしながら、データの圧縮率を上げると音質劣化が避けられないため、音のクオリティが求められるオーディオ機器(例えば、スピーカー)への適用は困難である。
また、Bluetooth通信により、複数台のソース機器がそれぞれ保有する音声データを1台のシンク機器に対して楽曲ごとに連続再生させようとした場合、1対1での接続しかできないため、異なるソース機器間における楽曲の切り替わりごとに接続→切断→接続といった認証の手続きが必要となる。このため、楽曲の切り替わりに時間がかかり、ユーザーに違和感を与えてしまうといった問題がある。これを解決する方法として、シンク機器内に、Bluetooth受信モジュールを複数個備えることが考えられるが、製品コスト上昇といったユーザへの不利益を考えると現実的ではない。
本発明は、上記の問題に鑑み、複数台のソース機器から転送される音声データ(コンテンツ)の切り替えを、音質(データ品質)を劣化させることなく迅速に行い得る電子機器、スピーカー、通信システム、電子機器の通信制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、コンテンツ再生機能を有する複数のソース機器と無線通信可能な電子機器であって、各ソース機器から受信したコンテンツをコンテンツ出力部に伝送するための機能であると共に、複数のソース機器の各々と1対1で無線通信による接続を確立する複数のソフトウェアブロックと、各ソース機器の再生/停止を制御する再生制御部と、再生制御部の制御に基づき、複数のソフトウェアブロックの中から、再生対象となるソース機器に対応するソフトウェアブロックである対象ブロックを選択する対象ブロック選択部と、を備え、コンテンツ出力部は、対象ブロックによって伝送されたコンテンツを出力することを特徴とする。
本発明の電子機器の通信制御方法は、コンテンツ再生機能を有する複数のソース機器と無線通信可能な電子機器の通信制御方法であって、電子機器は、各ソース機器から受信したコンテンツをコンテンツ出力部に伝送するための機能であると共に、複数のソース機器の各々と1対1で無線通信による接続を確立する複数のソフトウェアブロックを有し、各ソース機器の再生/停止を制御する再生制御工程と、再生制御工程の制御に基づき、複数のソフトウェアブロックの中から、再生対象となるソース機器に対応するソフトウェアブロックである対象ブロックを選択する対象ブロック選択工程と、コンテンツ出力部により、対象ブロックによって伝送されたコンテンツを出力するコンテンツ出力工程と、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、各ソース機器と1対1で接続を確立し、各ソース機器から受信したコンテンツをコンテンツ出力部に伝送するためのソフトウェアブロックを複数備えているため、複数台のソース機器との接続を保持することができる。これにより、異なるソース機器間におけるコンテンツの切り替え時でも、接続→切断→接続といった認証の手続きが不要となるため、コンテンツの切り替えをスムーズに行うことができる。また、複数台のソース機器との同時接続を実現するために、受信モジュールを複数備えるなどのハードウェア構成を必要としないため、極端に装置コストが上がることもない。さらに、電子機器(シンク機器)側で、各ソース機器の再生/停止を制御可能であるため、複数台のソース機器から同時に複数のコンテンツが転送されて無線帯域を圧迫し、データ転送が途切れてしまうなどの不具合を解消できる。
なお、「コンテンツ」とは、音声データ、映像データ、画像データ、テキストデータ等のデジタルデータ、並びにこれらの混合物を含む概念である。
上記の電子機器において、再生制御部は、コンテンツの再生順序を示すプレイリストおよび各ソース機器からの要求の少なくとも一方にしたがって、各ソース機器の再生/停止を制御することを特徴とする。
この構成によれば、プレイリストにしたがってコンテンツを順次再生させたり、各ソース機器からの要求(例えば、再生スキップ要求や割り込み再生要求など)にしたがってコンテンツを再生させたりすることができる。
上記の電子機器において、再生制御部は、任意のソース機器によるコンテンツの再生中に、他のソース機器によるコンテンツの再生が行われた場合、当該他のソース機器に対して停止命令を行うことを特徴とする。
この構成によれば、任意のソース機器によるコンテンツの再生中に、他のソース機器によるコンテンツの再生が行われると、無線帯域を圧迫してしまう可能性があるため、それを防止することができる。
上記の電子機器において、複数のソース機器のリンク切れを検出するリンク切れ検出部をさらに備え、再生制御部は、リンク切れが検出されたソース機器以外のソース機器に対して再生命令を行うと共に、対象ブロック選択部による、リンク切れが検出されたソース機器に対応するソフトウェアブロックの選択を禁止することを特徴とする。
この構成によれば、ソース機器が無線通信環境外に持ち出された場合や電源が切られた場合など、ソース機器のリンク切れが検出された場合、リンク切れが検出されていないソース機器に対して再生命令を行うため、コンテンツの再生が中断され、ユーザーに不快感を与えるといった不具合がない。また、リンク切れが検出されたソース機器に対応するソフトウェアブロックの選択を禁止するため、誤って当該ソフトウェアブロックを選択したことによりコンテンツの再生が途切れしまうといった問題を解消できる。
上記の電子機器において、再生制御部は、再生対象となるソース機器に対し、コンテンツの出力レベル調整指令を行うことを特徴とする。
この構成によれば、電子機器側からの制御により、出力レベルを調整できる。これにより、フェードイン、フェードアウト、並びに複数台のソース機器によるクロスフェードなどのエフェクト効果を実現できる。
上記の電子機器において、再生制御部は、2以上のソース機器が再生対象となる場合、これら各ソース機器に対して圧縮指令が必要か否かを判別し、必要と判定したソース機器に対して、コンテンツの圧縮指令を行うことを特徴とする。
この構成によれば、2台以上のソース機器が再生対象となる場合、必要に応じてコンテンツの圧縮指令を行うため、コンテンツのデータ品質の劣化を極力防止しつつ、無線帯域の圧迫を避けることができる。
なお、本構成の適用は、電子機器に2つ以上のデコード処理部を備えていることが前提となる。
上記の電子機器において、圧縮指令には、圧縮指令が必要と判定したソース機器に対し、当該ソース機器が再生するコンテンツの出力レベルに応じて、当該コンテンツの圧縮率を変更する圧縮率変更指令が含まれることを特徴とする。
この構成によれば、コンテンツの出力レベルに応じてその圧縮率を変更するため、例えばコンテンツの出力レベルに反比例して圧縮率を変更することで、データ品質の劣化を目立たなくすることができる。具体的には、音量の大きい第1の音声データと、音量の小さい第2の音声データが同時に転送される場合、前者の圧縮率を小さくし、後者の圧縮率を大きくすることで、音質の劣化をユーザーに感じさせないようにすることができる。
上記の電子機器において、無線通信は、Bluetooth通信であり、複数のソフトウェアブロックは、それぞれ独立した伝送プロファイルと通信プロトコルを有することを特徴とする。
この構成によれば、汎用性の高いBluetooth機器に、本発明を適用できる。
なお、コンテンツが音声データの場合、伝送プロファイルとしてA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)を用い、通信プロトコルとしてAVDTP(Audio Video Distribution Transport Protocol)を用いることが好ましい。
本発明のスピーカーにおけるコンテンツは、音声データであり、上記の電子機器における複数のソフトウェアブロックおよび各部と、コンテンツ出力部として機能し、音声を出力する音声出力部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、複数台のソース機器から転送される音声データの切り替えを、音質を劣化させることなく迅速に行い得るスピーカーを実現できる。
本発明の通信システムは、上記の電子機器と、複数のソース機器と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、シンク機器となる電子機器により、複数台のソース機器から転送されるコンテンツの切り替えを、データ品質を劣化させることなく迅速に行い得る通信システムを実現できる。
上記の通信システムにおいて、各ソース機器は、プレイリストへのコンテンツの追加および削除を含むプレイリスト更新要求を行うプレイリスト更新要求部を備え、電子機器は、各ソース機器からのプレイリスト更新要求にしたがってプレイリストを更新するプレイリスト更新部をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ソース機器側の操作により、プレイリストの作成・更新を行うことができる。これにより、例えば複数人でソース機器を持ち合って、コンテンツの再生を楽しむなどの用途に本発明を適用できる。
上記の電子機器において、各ソース機器は、コンテンツの再生スキップおよび割り込み再生を含む再生要求を行う再生要求部をさらに備え、プレイリスト更新部は、各ソース機器からの再生要求にしたがって、プレイリストを更新することを特徴とする。
この構成によれば、ソース機器側の操作により、再生スキップおよび割り込み再生を行うことができる。
上記の電子機器において、電子機器は、プレイリストの更新ごとに、当該更新後のプレイリストを各ソース機器に送信するプレイリスト送信部をさらに備え、各ソース機器は、送信されたプレイリストを表示する表示部をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ソース機器側の表示部により、ユーザーがプレイリストを確認することができる。
上記の電子機器において、各ソース機器は、プレイリストの履歴であるエントリーログを記憶するエントリーログ記憶部と、プレイリストにコンテンツが追加された場合のみ、エントリーログを更新するエントリーログ更新部と、をさらに備え、表示部は、エントリーログを表示することを特徴とする。
この構成によれば、ソース機器に、エントリーログを記憶しておくことで、ソース機器のユーザーが、後日(コンテンツの再生終了後に)、再生されたコンテンツ(コンテンツ名)の確認、保有していないコンテンツの視聴および購入などを行うことができる。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の電子機器の通信制御方法における各工程を実行させることを特徴とする。
このプログラムを用いることにより、複数台のソース機器から転送されるコンテンツの切り替えを、データ品質を劣化させることなく迅速に行い得る電子機器の通信制御方法を実現できる。
本実施形態に係る通信システムのシステム構成図である。 シンク機器の制御ブロック図である。 ソース機器の制御ブロック図である。 通信システムの機能ブロック図である。 Bluetooth規格によるプロファイルおよびプロトコルの概念図である。 音声ストリーミングの出力概念図である。 複数台のソース機器との接続時における再生動作を示すフローチャートである。 リンク切れ発生時における動作を示すフローチャートである。 ソース機器の操作を示す画面遷移図である。 ソース機器の操作を示す画面遷移図である。 ソース機器の操作を示す画面遷移図である。 ソース機器の操作を示す画面遷移図である。 ソース機器の操作を示す画面遷移図である。 第2実施形態に係るクロスフェード処理時における動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る電子機器、スピーカー、通信システム、電子機器の通信制御方法およびプログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、電子機器として、ワイヤレススピーカーを例に挙げ、複数の携帯音楽プレーヤーから転送された音声データを、ワイヤレススピーカーから出力する通信システムSYについて説明する。なお、以下の説明において、ワイヤレススピーカーを「シンク機器1」、携帯音楽プレーヤーを「ソース機器2」と称する。
図1は、本発明の通信システムSYのシステム構成図である。同図に示すように、通信システムSYは、ワイヤレススピーカーであるシンク機器1と、Bluetooth(登録商標)規格に基づいて当該シンク機器1と無線通信を行なうソース機器2(同図では、3台の携帯機器2a、2b、2cを例示)と、により構成されている。
各ソース機器2には、音声データ(楽曲コンテンツ)が格納されており、ユーザーは各自のソース機器2を持ち寄って、楽曲再生を行う。この際、各ソース機器2からは、シンク機器1に対し、楽曲再生の予約操作を行うことができる。シンク機器1は、各ソース機器2による予約操作にしたがってプレイリストを作成し、当該プレイリストにしたがって各ソース機器2の再生/停止を制御する。これにより、各ソース機器2内の楽曲を、再生元となるソース機器2を切り替えながら順次音声出力する、つまり、ユーザー同士で各自が保有している楽曲を聴き合うといった再生方法を実現できる。以下、このような楽曲再生方法を「パーティ再生」と称する。なお、各ソース機器2は、楽曲の再生予約(プレイリストへの楽曲の追加)だけでなく、プレイリストからの楽曲の削除、再生中の楽曲のスキップ、割り込み再生、シンク機器1の音量(出力レベル)調整、再生中の楽曲の再生/停止なども行い得るようになっている。詳細については後述する。
なお、本実施形態のシンク機器1は、同時に最大3台のソース機器2との接続を確立できるようになっているが、その台数は任意である。但し、複数台のソース機器2との接続を保持しておくために、複数の認証キーの保持と各ソース機器に対する同期およびPOLL/NULL動作(Bluetooth規格で同期を行うために、POLL信号とNULL信号をやり取りする動作)を行い得るようになっている。また、同図では、ソース機器2として携帯音楽プレーヤーを例示しているが、これに限るものではなく、例えば、Bluetooth規格に対応したパーソナルコンピューターや電子機器であっても良い。
次に、図2および図3を参照し、シンク機器1およびソース機器2の制御構成について説明する。図2は、シンク機器1の制御ブロック図である。同図に示すように、シンク機器1は、Bluetooth送受信部11、アンテナ12、DSP部13、音声出力部14、操作部15、制御部16、記憶部17を備えている。
Bluetooth送受信部11は、アンテナ12を介し、Bluetooth規格に基づいて各ソース機器2との間で無線通信を行う。DSP部13は、音声処理を行うためのマイクロプロセッサである。なお、DSP部13は、ソース機器2から圧縮された音声データが転送された場合、これをデコードするデコード処理部を有している。音声出力部14は、DSP部13から出力された音声データを、音声として外部出力するものであり、アンプおよびスピーカー(いずれも、図示省略)が含まれる。
操作部15は、電源のON/OFFや音量の調節など、シンク機器1に対する各種操作を行う。なお、操作部15は、シンク機器1本体に設けられた操作キーや、リモートコントローラーによって実現される。制御部16は、CPU16a(Central Processing Unit)およびRAM16b(Random Access Memory)を有している。CPU16aは、各種演算処理を行う中央処理装置であり、記憶部17に記憶された制御プログラムや各種データに基づいてシンク機器1内の各部を制御する。RAM16bは、CPU16aが各種演算処理を実行する際のワークエリアとして用いられる。
記憶部17は、不揮発性のメモリにより構成され、プログラム領域17aおよびデータ格納領域17bを有している。プログラム領域17aは、ソース機器2との通信を行うための通信制御プログラム、ソース機器2の再生/停止を制御するための再生制御プログラムなどの制御プログラムを記憶する。また、データ格納領域17bは、上記のプレイリストなど各種データを記憶する。なお、プレイリストについては、揮発性のメモリに格納しても良い。
続いて、図3を参照し、ソース機器2の制御構成について説明する。ソース機器2は、Bluetooth送受信部21、アンテナ22、タッチパネル23、制御部25、記憶部26を備えている。なお、制御部25および記憶部26については、簡略化して図示する。
Bluetooth送受信部21は、アンテナ22を介し、Bluetooth規格に基づいてシンク機器1との間で無線通信を行う。タッチパネル23は、楽曲再生を行うための操作画面(図9ないし図13参照)をはじめ、各種情報を表示すると共に、ユーザーが各種操作を行うための操作部として機能する。制御部25は、CPUおよびRAM(いずれも、図示省略)によって構成され、ソース機器2内の各部を制御する。
記憶部26は、各種制御プログラムおよび各種データを記憶する。制御プログラムとしては、パーティ再生を実現するための専用アプリケーションを記憶している。ソース機器2は、インターネット等を介して当該専用アプリケーションをインストール(ダウンロード)可能である。また、記憶部26は、楽曲再生のための楽曲コンテンツも記憶している。なお、当該楽曲コンテンツには、音声データの他、楽曲に関連するアートワーク(楽曲アートワーク、アルバムアートワークなど)、楽曲のタイトル名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名などの情報を含むメタデータも含まれる。但し、楽曲ストリーミングに用いられるのは、このうち音声データであり、請求項における「コンテンツ」も、この音声データを指す。但し、シンク機器1に表示部が設けられている場合は、ソース機器2から音声データ以外のメタデータも転送し、シンク機器1の表示部に、メタデータに基づく各種情報を表示させても良い。
次に、図4を参照し、通信システムSYの機能構成について説明する。シンク機器1は、主な機能構成として、プレイリスト記憶部51、プレイリスト生成・更新部52、リンク切れ検出部53、再生制御部54、対象ブロック選択部55、3つのソフトウェアブロック56、コンテンツ出力部57、プレイリスト送信部58を備えている。このうち、プレイリスト生成・更新部52、リンク切れ検出部53、再生制御部54、対象ブロック選択部55、ソフトウェアブロック56は、主に図2の制御部16および記憶部17によって構成される。
プレイリスト記憶部51は、生成されたプレイリストを記憶するものであり、図2のデータ格納領域17bに相当する。本実施形態では、プレイリストとして最大10曲分の楽曲を保持する。プレイリスト生成・更新部52は、各ソース機器2からのプレイリスト更新要求にしたがって、プレイリストの生成および更新を行う。プレイリスト更新要求には、プレイリストへの楽曲の追加および削除に関する要求が含まれる。また、プレイリスト生成・更新部52は、各ソース機器2から再生要求(楽曲の再生スキップおよび割り込み再生に関する要求)があった場合も、プレイリストを更新する。また、プレイリスト生成・更新部52は、再生中の楽曲が終了したときも、プレイリストの更新を行う。
リンク切れ検出部53は、接続状態にある各ソース機器2のリンク切れを検出する。リンク切れの原因としては、ソース機器2が無線通信圏内から外に持ち出された、ソース機器2の電源が切断された、などが考えられる。また、ソース機器2のシステムがシングルタスクの場合、専用アプリケーションが終了されたことによっても、リンク切れが検出される。
再生制御部54は、プレイリスト記憶部51に記憶されているプレイリストにしたがって、各ソース機器2の再生/停止を制御する。例えば、プレイリストに、「ソース1の楽曲A」、「ソース2の楽曲B」と記憶されている場合、最初に「ソース1」のソース機器2(以下、単に「ソース1」と記載する)に対して再生指令を行い、その後「ソース2」に対して再生指令を行う。また、仮に「ソース1」の再生中に「ソース2」の再生が行われた場合、「ソース2」に対して停止指令を行う。このように、再生制御部54は、楽曲ストリーミングによって無線帯域が圧迫されないように、帯域コントロールを行う。なお、帯域コントロールの一種として、複数のソース機器2から音声データが転送される場合、データ圧縮率を変更する処理も行う。当該圧縮処理については、第2実施形態にて説明する。
また、再生制御部54は、各ソース機器2から再生要求が行われた場合、プレイリスト生成・更新部52に更新命令を出し、更新後のプレイリストにしたがって再生制御を行う。また、再生制御部54は、リンク切れ検出部53によりリンク切れが検出された場合、リンク切れが検出されたソース機器2以外のソース機器2に対して再生命令を行うと共に、対象ブロック選択部55による、リンク切れが検出されたソース機器2に対応するソフトウェアブロック56の選択を禁止する。
ソフトウェアブロック56は、各ソース機器2と1対1で接続を確立し、各ソース機器2から受信した音声データをコンテンツ出力部57に伝送するための機能である。本実施形態のシンク機器1は、3つのソフトウェアブロック56を有している。各ソフトウェアブロック56は、Bluetooth規格に対応した伝送プロファイルと通信プロトコルから成る(図6参照)。また、対象ブロック選択部55は、再生制御部54の制御に基づき、これら3つのソフトウェアブロック56の中から、再生対象となるソース機器2に対応するソフトウェアブロック(以下、「対象ブロック」と称する)を選択する。なお、対象ブロック選択部55および4つのソフトウェアブロック56を含めて、以下「伝送処理部50」と称する。
コンテンツ出力部57は、対象ブロックによって伝送された音声データを音声出力するものであり、図2の音声出力部14に相当する。なお、本実施形態では、コンテンツ出力部57をシンク機器1内に備えた構成としたが、コンテンツ出力部57を別体とする構成であっても良い。すなわち、アンプやスピーカーを外部接続する構成とし、シンク機器1をレシーバーとして機能させる構成であっても良い。
プレイリスト送信部58は、主にBluetooth送受信部11およびアンテナ12により構成され、プレイリスト生成・更新部52によるプレイリストの更新時に、更新後のプレイリストを、接続状態にある各ソース機器2に送信する。つまり、いずれかのソース機器2によって、プレイリストへの楽曲の追加や削除、再生スキップ、割り込み再生操作が行われた場合、更新後のプレイリストを各ソース機器2に送信する。このとき、変化したプレイリストの差分のみを送信する構成としても良い。
一方、ソース機器2は、主な機能構成として、プレイリスト更新要求部61、再生要求部62、コンテンツ再生部63、コンテンツ送信部64、プレイリスト受信・更新部65、プレイリスト記憶部66、エントリーログ更新部67、エントリーログ記憶部68、表示部69を備えている。このうち、プレイリスト更新要求部61、再生要求部62、コンテンツ再生部63、プレイリスト受信・更新部65、エントリーログ更新部67は、主に制御部25および記憶部26によって実現される。
プレイリスト更新要求部61は、シンク機器1に対し、プレイリストへの楽曲の追加および削除を含むプレイリスト更新要求を行う。また、再生要求部62は、シンク機器1に対し、楽曲の再生スキップおよび割り込み再生を含む再生要求を行う。
コンテンツ再生部63は、シンク機器1(再生制御部54)からの再生指令、およびプレイリスト記憶部66に記憶されているプレイリストに基づいて楽曲の再生を行う。つまり、シンク機器1からの再生指令ごとに、プレイリストに記憶されている自ソース機器2に対応する楽曲(自ソース機器2が予約した楽曲であって、図10D11に示す予約リスト画面内の符号107が付加された楽曲)を順次再生する。なお、シンク機器1から、再生指令と共に楽曲識別情報(記憶部26内の楽曲コンテンツを特定する情報)を取得し、当該楽曲識別情報に基づいて楽曲を再生しても良い。
コンテンツ送信部64は、主にBluetooth送受信部21およびアンテナ22によって実現され、パーティ再生時において、コンテンツ再生部63により再生された音声データをシンク機器1に送信する。なお、パーティ再生時ではない場合(専用アプリケーションが起動されていない場合であって、他の音楽再生アプリケーションが起動されている場合)、コンテンツ送信部64は音声データを送信しない。この場合、コンテンツ再生部63により再生された音声データは、ソース機器2に備えられた不図示の音声出力部から出力される。
プレイリスト受信・更新部65は、シンク機器1のプレイリスト送信部58から送信されたプレイリストを受信すると共に、プレイリスト記憶部66内のプレイリストを更新する。プレイリストが更新されるのは、専用アプリケーションが起動されている間のみであり、シンク機器1側のプレイリストの内容が変化したときに更新を行う。
エントリーログ更新部67は、エントリーログ記憶部68内のエントリーログを更新する。当該エントリーログは、プレイリストの履歴であり、最大1000曲分を保持できるようになっている。エントリーログ更新されるのは、専用アプリケーションが起動されている間のみであり、プレイリストの更新のタイミングで更新を行う(但し、エントリーログ記憶部68に記憶されていない楽曲が追加されたときのみ)。なお、パーティ再生が行われている途中で参加した場合、シンク機器1が保持しているプレイリストの情報(最大10曲分)が、エントリーログ記憶部68に記憶される。
表示部69は、図3のタッチパネル23に相当し、専用アプリケーションの操作画面を表示する。また、専用アプリケーションによる操作画面内で、プレイリスト記憶部66内のプレイリストやエントリーログ記憶部68内のエントリーログを表示する(図9〜図13参照)。
次に、図5および図6を参照し、シンク機器1における音声データの伝送処理について説明する。図5は、Bluetooth規格によるプロファイルおよびプロトコルの概念図である。同図に示すプロファイルおよびプロトコルのうち、主に本実施形態に関係するものは、Baseband層71、LMP(Link Manager Protocol)72、L2CAP(Logical Link Control & Adaptation Protocol)73、AVDTP(Audio Video Distribution Transport Protocol)75、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)76、AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)81、SPP(Serial Port Profile)82である。つまり、シンク機器1およびソース機器2は、少なくともこれらのプロファイルおよびプロトコルをサポートしている。
図6は、シンク機器1における音声ストリーミングの出力概念図である。同図に示すように、Bluetooth送受信部11によって受信された音声データは、ソフトウェアスタック70およびセレクター78を介し、DSP部13に向けて伝送される。なお、ソフトウェアスタック70およびセレクター78は、上記の伝送処理部50に相当し、制御部16の制御下で伝送処理を行う。ソフトウェアスタック70は、受信した音声データをLC(Link Controller)21a、LMP72、L2CAP73の順に伝送し、各ソフトウェアブロック56(56a,56b,56c)に入力する。なお、実際には、L2CAP73の上に、AVRCP81(AV機器のリモートコントロール機能を実現するためのプロファイル)やSPP82(Bluetooth機器を仮想シリアルポート化するためのプロファイル)が実装されるが、図示を省略する。
LC21aは、Baseband層71の下位に存在し、フレームのエンコード・デコード、およびフロー制御を担当する。LMP72は、ソース機器2との接続の確立、接続の制御を行う。なお、リンク切れの検出も、当該LMP72によって行う。L2CAP73は、ソース機器2との間のデータ伝送路(論理チャンネル)を設定するプロトコルである。
各ソフトウェアブロック56は、AVDTP75およびA2DP76から成る。AVDTP75は、AVストリームの伝送を行うための通信プロトコルである。また、A2DP76は、音声を音声出力部14に伝送するための伝送プロファイルである。同図に示す3つのソフトウェアブロック56a,56b,56cは、ソース機器2a,2b,2cにそれぞれ対応している(接続許可によって対応付けられる)。したがって、例えばセレクター78が、再生対象となる対象ブロックとしてソフトウェアブロック56aを選択すると、ソース機器2aから転送された音声データが、ソフトウェアブロック56aを介してDSP部13に出力され、音声出力部14から出力される。
次に、図7のフローチャートを参照し、複数台のソース機器2との接続時における再生動作について説明する。なお、以下に示すフローチャートでは、特に断らない限り、シンク機器1を主体として説明する(図8,図14も同様)。図7に示すように、シンク機器1は、各ソース機器2と接続可能な環境が整うと(S11)、各ソース機器2との接続許可を開始する(S12)。具体的には、各ソース機器2とペアリングを行い(S13)、A2DP76をオープンし、各ソース機器2が再生状態であるか否かを判別する(S15)。ここで、再生中の場合は(S15:Yes)、停止指令を行い(S16)、各ソース機器2との接続許可を終了して(S17)、再生待ち状態(S18)となる。このように、S15,S16の工程を実行することで、A2DP76のオープン直後に再生開始するような携帯音楽プレーヤーをソース機器2とした場合でも、再生待ち状態(S18)を作り上げることができる。なお、再生待ち状態(S18)の間に、各ソース機器2からプレイリストの予約操作が行われ、プレイリストを作成したものとして、以下説明を進める。
シンク機器1は、プレイリストに基づき、どのソース機器2に対して再生指令を行うかを判別する(S19)。例えば、「ソース1」に対して再生指令を行うと判別した場合は(S19:ソース1)、「ソース1」に対して再生指令を行い(S20)、「ソース1」に対応するソフトウェアブロック56を選択する(S21)。また、「ソース1」の再生中に、他のソース機器2が再生状態になった場合は(S22:Yes)、それが「ソース2」であるか否かを判別し(S23)、「ソース2」である場合は(S23:Yes)、「ソース2」に対して停止指令を行う(S24)。同様に、再生状態になったソース機器2が「ソース3」であるか否かを判別し(S25)、「ソース3」である場合は(S25:Yes)、「ソース3」に対して停止指令を行う(S26)。なお、停止命令は、AVRCP81やSPP82などのBluetooth規格上のA2DP76以外のプロファイル、またはLAN、赤外線などの異なる無線規格の通信方法を用いて行う。
一方、「ソース1」の再生中に、他のソース機器2が再生状態にならなかった場合は(S22:No)、「ソース1」の再生が終了または中断するまで再生を継続し(S27)、その後再生待ち状態となる(S18)。なお、「ソース2」,「ソース3」に対して再生指令を行うと判別した場合については(S19:ソース2,ソース3)、S21以降の「ソース1」の工程と同様であるため、説明を省略する。また、S20〜S27の工程によって、各ソース機器2との楽曲ストリーミングを実現する。
次に、図8のフローチャートを参照し、リンク切れ発生時における動作について説明する。ここでは、複数のソース機器2とのリンクが接続されており、その中のいずれか一つのソース機器2に対して再生指令を行い、楽曲再生を開始した状態であるものとして説明を進める。シンク機器1は、再生中のソース機器2のリンクが切断されたことを検出すると(S31,リンク切れ検出部53)、再生制御部54により、プレイリストから、リンクが切れたソース機器2に関する登録を削除すると共に、対象ブロック選択部55による、リンクが切れたソース機器2に対応するソフトウェアブロック56の選択を不可にする制御を行う(S32)。
その後、プレイリスト記憶部51を参照して、リンクが切れたソース機器2以外のソース機器2から再生すべき楽曲があるか否かを判別し(S33)、再生すべき楽曲がある場合は(S33:Yes)、対象となるソース機器2に対して再生指令を行う(S34)。また、再生すべき楽曲がない場合は(S33:No)、処理を終了する。一方、リンク切れが検出されることなく(S31:No)、再生中の楽曲が終了した場合も(S35:Yes)、そのまま処理を終了する。
なお、上記のフローチャートでは、再生中のソース機器2に対するリンク切れを検出する場合について説明したが、楽曲再生中であるか否かにかかわらず、接続中の各ソース機器2のリンク切れを検出可能である(リンク切れ検出部53)。この場合も、再生制御部54は、プレイリストに、リンクが切れたソース機器2に関する登録がある場合、それを削除し、リンクが切れたソース機器2に対応するソフトウェアブロック56の選択を不可にする制御を行う。
次に、図9ないし図13の画面遷移図を参照し、ソース機器2側の操作について説明する。これらは、ソース機器2のタッチパネル23上の表示を示したものである。符号D01の画面(以下、単に「画面D**」のように記載する)は、専用アプリケーションを起動した直後の初期画面である。初期画面には、パーティ再生を行うためのパーティ領域101と、エントリーログを表示するための履歴領域102と、を表示する。
パーティ再生が行われていない状態でパーティ領域101がタッチされると、画面D02に示すように、モード選択画面103を表示する。なお、パーティ再生中にパーティ領域101がタッチされた場合は、画面D11に遷移する(図10参照)。モード選択画面103には、「予約モード」、「オート(シャッフル)モード」、「CANCEL」の3つの選択肢の中からいずれかを選択可能となっている。ここで、「予約モード」とは、ユーザー自身が選曲し楽曲再生予約を行うためのモードであり、「オートモード」とは、ソース機器2により自動で選曲された楽曲の再生を行うためのモードである。また、「CANCEL」が選択された場合は、画面D01に戻る。
画面D02において「予約モード」または「オートモード」が選択されると、画面切り替え表示(画面D03)を行い、予約モードに入った旨のメッセージを表示する画面(画面D04)またはオートモードに入った旨のメッセージを表示する画面(画面D05)のいずれかに遷移する。いずれのモードに遷移するかは、最初にモード選択をした人の選択に基づく。つまり、パーティ再生前の状態で、最初にモード選択をした人が「予約モード」を選択した場合は、画面D04に遷移し、「オートモード」を選択した場合は、画面D05に遷移する。なお、ソース機器2は、モード選択時にシンク機器1との通信を行い、シンク機器1から現在のモード情報を取得することにより、いずれのモードに遷移すべきかを決定する。
ここで、オートモードに入った場合は、画面切り替え表示(画面D06)を経て、オートモードの予約リスト(プレイリスト)画面を表示する(D07)。オートモードでは、1台のソース機器2について1曲の登録しかできないため、本実施形態では、最大3曲までが登録可能である。また、自動選曲数は複数の楽曲を登録可能としても良い。なお、登録操作(予約操作)については後述する。また、同図において符号104は、初期画面(画面D01)に戻るためのホームボタンを示し、各楽曲表示領域に表示される符号107は、自ソース機器2が予約した楽曲であることを示している。また、各楽曲表示領域には、楽曲アートワーク、アーティスト名、楽曲タイトル名などを表示する。
一方、予約モードに入った場合は、画面D04の後、図10に示すように、予約モードの予約リスト画面を表示する(画面D11)。同画面において、符号105は、各種編集を行うための編集ボタンを示し、符号108は、楽曲を追加するための追加ボタンを示す。また、予約リスト中において再生中の楽曲については、符号106に示すように色分けして表示する。また、画面下部には、予約リストボタン111、Playingボタン112、コントロールボタン113を表示する。なお、画面D11は、これらのうち予約リストボタン111が選択された状態を示している。
画面D11において、追加ボタン108がタッチされると、予約画面(画面D12)に遷移する。同画面において、符号121は、前画面に戻るための戻るボタンを示す。また、画面下部のボタン群122は、楽曲を、プレイリスト名、アーティスト名、楽曲名、アルバム名、その他のうち、いずれにしたがった順序で表示するかを選択するために用いられる。「その他」が選択された場合は、再生履歴、お気に入りなどから目的の楽曲を選択可能である。なお、同画面は、ボタン群122から「アーティスト」が選択された場合を示している。
画面D12において、任意の楽曲が選択されると(楽曲表示領域がタッチされると)、画面D13に示すように、処理選択画面123を表示する。処理選択画面123には、「予約」、「割込み」、「CANCEL」の3つの選択肢の中からいずれかを選択可能となっている。ここで、「予約」が選択されると、画面D14に示すように、予約リストの最後に楽曲の追加が行われる。また、処理選択画面123にて「割込み」が選択されると、画面D15に示すように、予約リストの最初に楽曲の追加が行われる。これらの操作が行われた場合、その操作結果がシンク機器1に送信され、シンク機器1内のプレイリストの更新が行われる。また、処理選択画面123にて「CANCEL」が選択された場合は、画面D12に戻る。なお、処理選択画面123にて「割込み」が選択された場合、シンク機器1は、再生中の楽曲の再生元となるソース機器2に対して停止指令を行い、その後「割込み」を選択したソース機器2に対して再生指令を行う。
続いて、予約リストの削除操作について説明する。図11に示すように、画面D11において、編集ボタン105がタッチされると、予約リスト編集画面(画面D16)に遷移し(各楽曲に先頭マーク109が表示される)、任意の楽曲の先頭マーク109がタッチされ、先頭マーク109が90度回転した状態で再度同楽曲の削除ボタン110がタッチされると(画面D17)、当該楽曲を予約リストから削除する(画面D18)。また、画面D18において、完了ボタン119がタッチされると、画面D19に示すように、予約リスト画面に戻る。なお、画面D16〜画面D18に示したように楽曲の削除操作が行われた場合は、完了ボタン119がタッチされたときに、その操作結果がシンク機器1に送信され、シンク機器1内のプレイリストの更新が行われる。なお、画面D16または画面D17の状態で、完了ボタン119がタッチされた場合は、予約リストに変更が行われることなく、画面D11に戻る。
続いて、予約リスト画面の画面下部の予約リストボタン111以外のボタンが選択された場合について説明する。予約リスト画面(例えば、画面D11の状態)にて、Playingボタン112が選択された場合は、Playing画面(画面D21)を表示する。Playing画面は、楽曲に関連付けられたアートワーク、楽曲タイトル名、アルバム名、アーティスト名、ジャンル名の他、再生進行状況を示すプログレスバー114や、スキップ要求を行うためのスキップボタン115を表示する。ここで、スキップボタン115が選択された場合、シンク機器1に対してスキップ要求が行われ、再生中の楽曲のスキップ(プレイリストの更新)が行われる。
また、予約リスト画面にて、コントロールボタン113が選択された場合は、コントロール画面(画面D31)を表示する。コントロール画面は、シンク機器1の電源をOFFするPower OFFボタン116、シンク機器1に対する各種操作を行うためのコントロールキー群117(ファンクション切り替えなど)、シンク機器1の音量調整を行うための音量ボタン118を表示する。
続いて、エントリーログの表示について説明する。図9に示した画面D01にて履歴領域102がタッチされると、図12の画面D41に示すように、履歴画面に遷移する。当該履歴画面は、エントリーログを表示する画面である。画面D41の状態で、編集ボタン105がタッチされると、履歴編集画面(画面D42)に遷移する(各楽曲に先頭マーク109が表示される)。また、履歴編集画面にて、任意の楽曲の先頭マーク109がタッチされると、先頭マーク109が90度回転した状態となり、削除ボタン110を表示する(画面D43)。この状態で、削除ボタン110がタッチされると(画面D44)、当該楽曲をエントリーログから削除する(画面D45)。また、画面D45において、完了ボタン119がタッチされると、画面D46に示すように、履歴画面に戻る。なお、画面D42、D43にて完了ボタン119がタッチされた場合、並びに画面D44の削除ボタン110のタッチ前の状態で、完了ボタン119がタッチされた場合は、エントリーログに変更が行われることなく、画面D41に戻る。
また、エントリーログは、並べ替えを行うことができる。図13に示すように、画面D41の状態において、編集ボタン105がタッチされ、履歴編集画面(画面D51)を表示した状態で、楽曲情報の右側に表示される並べ替えボタン130に対してスライド操作が行われると(並べ替えボタン130に指がタッチされたまま上方向にスライドされると)(画面D51)、楽曲の表示位置が上側に移動する(画面D52)。なお、画面D51の状態で、完了ボタン119がタッチされた場合は、エントリーログの並べ替えが行われることなく、画面D41に戻る。
また、エントリーログから、音楽販売サイトにジャンプさせることもできる。例えば、画面D41にて、任意の楽曲が選択されると、Tag Search画面に遷移する(画面D61)。Tag Search画面には、検索キーワードとして、選択した楽曲のアーティスト名およびタイトル名を自動入力し、該当する楽曲やアルバムを一覧表示する。Tag Search画面にて、任意の楽曲が選択されると、画面D62に示すように、アプリケーション終了画面131を表示する。また、Tag Search画面にて、Backボタン126が選択されると、画面D41に戻る。
アプリケーション終了画面131には、アプリケーションを終了させて良いかを問うメッセージと共に、「YES」および「NO」の選択肢を表示する。ここで、「YES」が選択されると、音楽販売サイトにジャンプし、選択した楽曲を購入可能なページを表示する(画面D63)。当該ページには、選択した楽曲以外にも、同アーティストの別の楽曲タイトルを表示し、これらの購入も行えるようになっている。なお、アプリケーション終了画面131にて、「NO」が選択されると、画面D61に戻る。
なお、上記の例では、Tag Search画面から楽曲販売サイトにジャンプできるものとしたが、楽曲視聴サイトや、アーティストの個人サイトにジャンプするなど、種々のサイトにジャンプできるようにしても良い。また、複数のジャンプ先候補の中からいずれかを選択できる構成としても良い。
以上説明したとおり、本実施形態の通信システムSYによれば、シンク機器1が、複数台のソース機器2と1対1で無線通信接続を確立するための複数のソフトウェアブロック56を備えているため、複数台のソース機器2との常時接続を実現できる。これにより、異なるソース機器2間における楽曲の切り替え時でも認証の手続きが不要となるため、楽曲の切り替えをスムーズに行うことができる。また、複数台のソース機器2との同時接続を実現するために、受信モジュールを複数備えるなどのハードウェア構成を必要としないため、装置コストの上昇も抑えることができる。さらに、シンク機器1側で、各ソース機器2の再生/停止を制御するため、複数台のソース機器2から同時に複数の音声データが転送さることにより無線帯域を圧迫し、音切れが発生してしまうなどの不具合を解消できる。
また、複数台のソース機器2との常時接続が実現できたことにより、ソース機器2のリンク切れが検出された場合にも、迅速に他のソース機器2に対して再生命令を行うことができるため、リンク切れにより楽曲の再生が中断され、ユーザーに不快感を与えることがない。
また、各ソース機器2の操作に基づいて、シンク機器1側でプレイリストを作成できるため、皆でソース機器2を持ち合って楽曲を再生するパーティ再生を実現できる。また、各ソース機器2は、再生スキップ、割り込み再生の他、シンク機器1に対する各種操作を行うことができ、シンク機器1のリモートコントローラーとして利用することができる。また、各ソース機器2は、プレイリストの履歴であるエントリーログを記憶するため、これに基づいて音楽販売サイトにアクセスすることができる。これにより、ユーザーがパーティ再生で聴いた楽曲を購入したり映像視聴サイトで視聴したりするなど、ビジネスモデルの更なる展開が期待できる。
[第2実施形態]
次に、図14を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、基本的に1台のソース機器2のみを再生対象としたが、本実施形態では、2台以上のソース機器2を再生対象とすることを特徴とする。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
なお、本実施形態に係る通信システムSYの制御構成や機能構成は、第1実施形態と同じである。但し、本実施形態では、以下の構成が前提となる。本実施形態のソース機器2(コンテンツ送信部64)は、再生中の楽曲が残り所定時間となった場合(数秒程度となった場合)、シンク機器1に対し、再生中楽曲終了信号を送信する。また、シンク機器1の再生制御部54は、再生対象となるソース機器2に対し、音声データの音量調整指令(出力レベル調整指令)を行う。また、複数のソース機器2による同時音声ストリーミングを行うため、圧縮指令を含む帯域コントロール処理を行う。さらに、シンク機器1(DSP部13)は、制御構成として2つ以上のデコード処理部を備える。本実施形態では、これらの構成により、2つの楽曲の同時再生を行うことができ、楽曲の切り替わり時におけるクロスフェード処理を実現可能である。
図14は、シンク機器1のクロスフェード処理時における動作を示すフローチャートである。ここでは、「ソース1」と「ソース2」がリンク接続中であり、「ソース1」が再生中の状態であるものとして説明する。シンク機器1は、「ソース1」から、再生中楽曲終了信号を受信すると(S41:Yes)、非圧縮で2つの音声ストリーミングが可能か否かを判別する(S42)。つまり、2台のソース機器2から音声データを受信するにあたり、圧縮指令が必要か否かを判別する。ここで、非圧縮で2つの音声ストリーミングが可能であると判定した場合は(S42:Yes)、帯域コントロール処理を省略して「ソース2」からのストリーミングを開始する(S43)。
非圧縮で2つの音声ストリーミングが不可能と判定した場合は(S42:No)、同時音声ストリーミングのための圧縮率を決定し(S44)、「ソース1」および「ソース2」に対して、圧縮率変更指令を行う(S45,S46)。これに対し、「ソース1」および「ソース2」は、圧縮率の変更されたストリーミングを開始する。以上、S44〜S46が、帯域コントロール処理である。その後(S43,S45,S46の後)、クロスフェード処理を開始する(S47)。
クロスフェード処理は、「ソース1」に対して徐々に音量をダウンさせるように指令を行うと共に、「ソース2」に対して徐々に音量をアップさせるように指令を行う(出力レベル調整指令)。その後、クロスフェード処理が終了したか否かを判別し(S48)、終了した場合は(S48:Yes)、「ソース2」のストリーミングは非圧縮か否かを判別し(S49)、非圧縮でない場合は(S49:No)、「ソース2」に対して非圧縮命令を行う(S50)。その後、「ソース2」から非圧縮のストリーミングが開始される。また、「ソース2」のストリーミングが非圧縮の場合は(S49:Yes)、非圧縮命令を行うことなく、処理を終了する。この時点において、「ソース1」と「ソース2」はリンク接続中であり、「ソース2」は非圧縮で再生中の状態となる。
以上説明したとおり、第2実施形態によれば、2台以上のソース機器2が再生対象となる場合、必要に応じて音声データ(音声ストリーミング)の圧縮指令を行うため、音質の劣化を防止しつつ、無線帯域の圧迫を避けることができる。さらに、シンク機器1側からの制御により、各ソース機器2の音量調整を行うことができるため、2台のソース機器2によるクロスフェードを実現できる。
なお、上記のフローチャートのS47では、「ソース1」および「ソース2」に対して徐々に音量をダウン/アップさせることによりクロスフェードを実現するものとしたが、シンク機器1側で受信した定音量のストリーミングに対してミックス処理を行うことにより同等の効果を実現しても良い。
また、上記のフローチャートのS44において、各音声ストリーミングの音量に応じた圧縮率の変更処理を行っても良い。例えば、各音声ストリーミングの出力レベルに反比例して圧縮率を変更することが考えられる。これにより、音質の劣化をユーザーに感じさせることなく、クロスフェード処理を行うことができる。
また、上記のフローチャートでは、楽曲の切り替え時におけるクロスフェード処理を示したが、楽曲の切り替え時のみならず、楽曲のミックス処理を行う場合にも、本実施形態の処理を適用可能である。
以上2つの実施形態を示したが、以下のような変形例を採用しても良い。例えば、上記の実施形態では、シンク機器1としてワイヤレススピーカーを例示したが、これに限るものではなく、ヘッドセット等の他の音声出力機器にも適用可能である。また、音声出力機器のみならず、複数のソース機器2と無線通信が可能な電子機器に本実施形態を適用可能である。例えば、ソース機器2が、映像コンテンツを転送可能なものであれば、シンク機器1として表示装置(テレビ、プロジェクターなど)を適用可能である。また、シンク機器1が、ソース機器2から各種ファイル(テキストファイル、画像ファイルなど)を受信し、これらを表示する構成でも良い。また、シンク機器1がコンテンツを出力する手段としては、音声出力や表示以外に、電子メールによる送信や、データ通信であっても良い。さらに、シンク機器1は、必ずしも情報出力機器である必要はなく、単なるデータ伝送機器であっても良い。すなわち、音声データ、映像データ、テキストデータ、画像データなどを、他の装置に対して伝送する電子機器(レシーバー)に、本実施形態のシンク機器1を適用しても良い。
また、上記の実施形態では、プレイリスト記憶部51を、シンク機器1内部に備える構成としたが、シンク機器1の外部にプレイリスト記憶部51を備えても良い。同様に、ソース機器2についても、コンテンツ再生部63、プレイリスト記憶部66、エントリーログ記憶部68、表示部69などを外部に備えても良い。
また、上記の実施形態では、シンク機器1およびソース機器2がサポートするプロトコル、プロファイルとして、AVDTP75やA2DP76などを例示したが、これ以外のプロトコル、プロファイルをサポートする場合においても、本実施形態と同様の手順で制御が可能である。
また、上記の実施形態では、無線通信方式として、Bluetoothを例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、他の無線通信方式を適用することも可能である。
また、上記の各実施形態に示した通信システムSY(シンク機器1またはソース機器2)における各部および各機能をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターを、シンク機器1またはソース機器2の各部として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。また、上記の実施例によらず、通信システムSYのシステム構成、シンク機器1およびソース機器2の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1…シンク機器 2…ソース機器 13…DSP部 14…音声出力部 15…操作部 16…制御部 17…記憶部 23…タッチパネル 25…制御部 26…記憶部 50…伝送処理部 70…ソフトウェアスタック 78…セレクター SY…通信システム

Claims (16)

  1. コンテンツ再生機能を有する複数のソース機器と無線通信可能な電子機器であって、
    各ソース機器から受信した前記コンテンツをコンテンツ出力部に伝送するための機能であると共に、前記複数のソース機器の各々と1対1で無線通信による接続を確立する複数のソフトウェアブロックと、
    各ソース機器の再生/停止を制御する再生制御部と、
    前記再生制御部の制御に基づき、前記複数のソフトウェアブロックの中から、再生対象となる前記ソース機器に対応するソフトウェアブロックである対象ブロックを選択する対象ブロック選択部と、を備え、
    前記コンテンツ出力部は、前記対象ブロックによって伝送された前記コンテンツを出力することを特徴とする電子機器。
  2. 前記再生制御部は、前記コンテンツの再生順序を示すプレイリストおよび各ソース機器からの要求の少なくとも一方にしたがって、各ソース機器の再生/停止を制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記再生制御部は、任意のソース機器による前記コンテンツの再生中に、他のソース機器による前記コンテンツの再生が行われた場合、当該他のソース機器に対して停止命令を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記複数のソース機器のリンク切れを検出するリンク切れ検出部をさらに備え、
    前記再生制御部は、リンク切れが検出されたソース機器以外のソース機器に対して再生命令を行うと共に、前記対象ブロック選択部による、リンク切れが検出されたソース機器に対応する前記ソフトウェアブロックの選択を禁止することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記再生制御部は、再生対象となる前記ソース機器に対し、前記コンテンツの出力レベル調整指令を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記再生制御部は、2以上の前記ソース機器が再生対象となる場合、これら各ソース機器に対して圧縮指令が必要か否かを判別し、必要と判定したソース機器に対して、前記コンテンツの圧縮指令を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記圧縮指令には、前記圧縮指令が必要と判定したソース機器に対し、当該ソース機器が再生する前記コンテンツの出力レベルに応じて、当該コンテンツの圧縮率を変更する圧縮率変更指令が含まれることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記無線通信は、Bluetooth通信であり、
    前記複数のソフトウェアブロックは、それぞれ独立した伝送プロファイルと通信プロトコルを有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記コンテンツは、音声データであり、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子機器における前記複数のソフトウェアブロックおよび各部と、
    前記コンテンツ出力部として機能し、音声を出力する音声出力部と、を備えたことを特徴とするスピーカー。
  10. 請求項2に記載の電子機器と、前記複数のソース機器と、を備えたことを特徴とする通信システム。
  11. 各ソース機器は、
    前記プレイリストへの前記コンテンツの追加および削除を含むプレイリスト更新要求を行うプレイリスト更新要求部を備え、
    前記電子機器は、
    各ソース機器からの前記プレイリスト更新要求にしたがって前記プレイリストを更新するプレイリスト更新部をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 各ソース機器は、
    前記コンテンツの再生スキップおよび割り込み再生を含む再生要求を行う再生要求部をさらに備え、
    前記プレイリスト更新部は、各ソース機器からの前記再生要求にしたがって、前記プレイリストを更新することを特徴とする請求項11に記載の通信システム。
  13. 前記電子機器は、
    前記プレイリストの更新ごとに、更新後のプレイリストを各ソース機器に送信するプレイリスト送信部をさらに備え、
    各ソース機器は、
    送信された前記プレイリストを表示する表示部をさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の通信システム。
  14. 各ソース機器は、
    前記プレイリストの履歴であるエントリーログを記憶するエントリーログ記憶部と、
    前記プレイリストに前記コンテンツが追加された場合のみ、前記エントリーログを更新するエントリーログ更新部と、をさらに備え、
    前記表示部は、前記エントリーログを表示することを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
  15. コンテンツ再生機能を有する複数のソース機器と無線通信可能な電子機器の通信制御方法であって、
    前記電子機器は、
    各ソース機器から受信した前記コンテンツをコンテンツ出力部に伝送するための機能であると共に、前記複数のソース機器の各々と1対1で無線通信による接続を確立する複数のソフトウェアブロックを有し、
    各ソース機器の再生/停止を制御する再生制御工程と、
    前記再生制御工程の制御に基づき、前記複数のソフトウェアブロックの中から、再生対象となる前記ソース機器に対応するソフトウェアブロックである対象ブロックを選択する対象ブロック選択工程と、
    前記コンテンツ出力部により、前記対象ブロックによって伝送された前記コンテンツを出力するコンテンツ出力工程と、を実行することを特徴とする電子機器の通信制御方法。
  16. コンピューターに、請求項15に記載の電子機器の通信制御方法における各工程を実行させるためのプログラム。
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