JPWO2012105037A1 - 飛行機の車輪回転駆動装置 - Google Patents

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Abstract

ゴム等の材料から成り、リング状基板21の外側面上にフィン22を、タイヤの上側の部位のフィンが受ける着地後の回転方向と反対方向の回転トルクよりもタイヤの下側の部位のフィンが受ける着地後の回転方向と同一方向の回転トルクの方が大きくなるように上記フィンを斜めに取付けるようにし、このような回転駆動板20を予め用意しておく。そして回転駆動板20をタイヤの外側面上に、ゴム系の接着剤を用いて接合する。引出された飛行機の車輪は、回転駆動板によって、着地前の飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動されるようになり、着地時点における車輪の回転数の変化を少なくし、あるいは無くすことによって、着地の際におけるタイヤの摩耗や損傷を防止し、あるいはまたタイヤの残渣が滑走路の路面上に付着するのを軽減し、防止する。

Description

本発明は、飛行機の車輪回転駆動装置に係り、とくに着陸前の飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動する飛行機の車輪回転駆動装置に関する。
飛行機は、着陸、離陸、および駐機のために、胴体の下部、あるいは翼の下部に車輪を備えており、この車輪によって車体を支えながら飛行場の滑走路上を走行移動できるようにしている。離陸の際には、エンジンの推力を利用して、車輪によって滑走路上を次第に速度を上げながら走行し、やがて翼が受ける揚力によって車体を浮かせて車輪を地面から離し、十分な高さまで上昇したところで車輪を胴体内に収納するようにしている。
これに対して着陸の際には、その前に余裕をもって車輪を引出し、次第に高度を下げながらやがて車輪を滑走路上に着地させ、着地後においては主として車輪によって車体の荷重を支えながら滑走路上を走行してその速度を徐々に減速し、やがて停止するようにしている。
ここで通常の飛行機の車輪は、一般に回転駆動手段を備えておらず、アクスルに対して回転自在な構成になっているものが多い。従って、車体を支える車輪は、着陸時においては、車輪が滑走路の所定の位置に着地するまでは回転しておらず、停止状態にある。これに対して着地の瞬間に、車輪は摩擦によってその下面が滑走路の路面から接線方向に大きな力を受け、これによって回転駆動される。すなわち、飛行機の車輪は、着地の瞬間に回転数ゼロから、着地時の飛行速度に見合った回転数まで急激に上昇するような衝撃的な力を受けることになる。ジェット旅客機の着陸時の速度は、200〜300Km/hの速さである。このような着陸時の回転速度の変化による衝撃的な力によって、車輪のとくにタイヤの部分が大きな力を受けて摩耗し、あるいはまたタイヤの一部が滑走路の路面との間の摺動抵抗によって剥離されて白煙を生ずる問題がある。また滑走路の着地位置に、タイヤの残渣が層状にこびりつく。このようなタイヤの残渣の層を、剥離装置等によって滑走路から除去しなければならず、滑走路の管理が非常に面倒になっている。
そこで特開平5−178290号公報、特開平8−254176号公報、特開2001−146199号公報等に開示されているように、着地前の飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を着地後の回転方向と同一の方向に予め回転駆動する車輪回転駆動装置が提案されている。
ところが特開平5−178290号公報に開示されている構成は、タイヤの側部に円周方向に沿って所定のピッチで複数の、例えば6個の突部を突設するようにするものである。このような構成は、飛行機のタイヤの製造を非常に難しくするとともに、タイヤのコストを増大させる欠点がある。また突部がタイヤに対して軸線方向に突出して形成されているために、車輪の上部に位置する突部が受ける逆方向のトルクと車輪の下部に位置する突部が受ける正方向のトルクが互いに相殺されることによって、車輪に対して十分な回転力を与えることができない。
特開平8−254176号公報や特開2001−146199号公報においては、飛行機の車輪のタイヤの溝形状を工夫し、タイヤのトレッドの縦溝内に羽根を設けたり、あるいはまたトレッドの溝形状を工夫して楔状にし、飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を回転駆動させるようにしている。しかるにこのような構成は、とくにタイヤの溝の部分の形状を工夫することによってなされるものであって、タイヤの溝の部分の深さを十分に深くしなければならず、このためにタイヤのトレッドの部分の厚みを増大させることを要し、飛行機の車輪の重量が増大する欠点をもたらす。またタイヤが摩耗すると、空気流を利用して回転力を発生する部位の構造が摩耗したり破壊したりすることによって、回転しなくなる問題がある。またこのような構成は、タイヤの外周面上の溝の構造を特殊な構造とするために、タイヤのコストが増大する欠点がある。
特開平5−178290号公報 特開平8−254176号公報 特開2001−146199号公報
本願発明の課題は、飛行機の従来の車輪の構造をそのまま維持しながらしかも着地の前に車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動するようにした飛行機の車輪回転駆動装置を提供することである。
本願発明の別の課題は、予め用意された回転駆動部材を、必要に応じてタイヤの外側部に接合することによって飛行機の車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動する飛行機の車輪回転駆動装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、離着陸等の際におけるタイヤの変形にかかわらず、回転駆動装置が脱落したり損傷したりすることがない飛行機の車輪回転駆動装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、必要に応じてこの回転駆動装置を構成する回転駆動部材を取外し、繰返して使用できるようにした飛行機の車輪回転駆動装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、同一の構造の回転駆動部材を用いてしかも車輪の互いに対称な外側部に取付けることができるようにした飛行機の車輪回転駆動装置を提供することである。
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術的思想およびその実施の形態によって明らかにされる。
本願の主要な発明は、着陸前の飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動する飛行機の車輪回転駆動装置において、
平板状であって、タイヤの外側部に対する接合手段を兼ねるリング状基板と、
前記リング状基板の外側面上に円周方向に沿って所定のピッチで配列され、タイヤの上側の部位のフィンが受ける前記着地後の回転方向と反対方向の回転トルクよりもタイヤの下側の部位のフィンが受ける前記着地後の回転方向と同一方向の回転トルクの方が大きくなるように前記リング状基板の外側面上に斜めに設けられたフィンと、
を有する回転駆動板の前記リング状基板を接着手段によって前記タイヤの外側部に接合した飛行機の車輪回転駆動装置に関するものである。
ここで、前記回転駆動板のフィンであって前記タイヤの上側に位置するフィンが着陸前の飛行に伴う空気流によって閉じる力を受け、前記タイヤの下側に位置するフィンが着陸前の飛行に伴う空気流によって開く力を受けるように変形してよい。また前記フィンが前記リング状基板とは別部材から構成され、該フィンの基端側の内表面が前記リング状基板に接着されて接合され、前記フィンの先端側の内表面と前記リング状基板との間に隙間が存在し、風をはらむと先端側の前記リング状基板との間の隙間が大きくなるように前記フィンが変形してよい。また前記フィンが前記リング状基板と一体に成形され、前記フィンは前記リング状基板と結合される基端側が前記リング状基板から離れている先端側よりも大きな肉厚に構成され、しかも先端側に行くに従って前記リング状基板との間の隙間が次第に大きくなっており、風をはらむと先端側が前記リング状基板から離間するように前記フィンが変形してよい。また前記フィンの基端側の内表面が前記リング状基板に接着されて接合されるか、前記リング状基板と一体に成形され、しかも前記フィンの前記基端側よりも先端側の内表面と前記リング状基板との間に隙間が存在し、前記リング状基板との間に隙間が存在する部位における前記フィンの幅方向であって前記リング状基板の半径方向の断面形状が中間部が外側に突出する湾曲形状であってよい。
また前記回転駆動板がゴム系の材料から成り、ゴム系の接着剤によって前記タイヤの外側部に接着によって接合されてよい。また前記回転駆動板が前記タイヤの外側部の変形に応じて一緒に変形してよい。また前記リング状基板の中心部の開口が車輪の着脱のための操作用開口であってよい。
上述の発明によると、平板状をなすリング状基板をタイヤの外側部に接着手段を用いて接合することによって、車輪回転駆動装置が組立てられる。このような回転駆動装置は、飛行に伴ってタイヤの上側の部位のフィンが受ける着地後の回転方向と反対方向の回転トルクよりもタイヤの下側の部位のフィンが受ける着地後の回転方向と同一方向の回転トルクの方が大きいために、車輪が着陸前に着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動されることになる。すなわち着地前に、車輪が着地後の回転方向と同一の方向に回転しているために、着地の瞬間における車輪の回転速度の変化が緩和され、着地時における車輪のタイヤの摩耗や損傷を少なくすることができる。またタイヤの一部が剥離して滑走路の路面上にゴムの残渣が付着するのを軽減できる。これによって滑走路のメインテナンスが容易になり、あるいは不要になる。
本願の別の主要な発明は、着陸前の飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動する飛行機の車輪回転駆動装置において、
平板状であって、軸線方向に互いに所定の間隔をおいて平行に設けられ、タイヤの外側部に対する選択的接合手段を兼ねる一対のリング状基板と、
前記一対のリング状基板間において円周方向に沿って所定のピッチで配列され、タイヤの上側の部位のフィンが受ける前記着地後の回転方向と反対方向の回転トルクよりもタイヤの下側の部位のフィンが受ける前記着地後の回転方向と同一の方向の回転トルクの方が大きくなるように半径方向に対して斜めに設けられたフィンと、
を有する回転駆動板をその一対の前記リング状基板の内の一方を接着手段によって前記タイヤの外側部に接合した飛行機の車輪回転駆動装置に関するものである。
ここで、前記回転駆動板のフィンであって前記タイヤの上側に位置するフィンが着陸前の飛行に伴う空気流を半径方向外周側に誘導し、前記タイヤの下側に位置するフィンが着陸前の飛行に伴う空気流を半径方向中心側に誘導するようにしてよい。また前記回転駆動部材がゴム系の材料から成り、ゴム系の接着剤、例えばニトリルゴム系の接着剤によって前記タイヤの外側部に接着によって接合されてよい。また前記回転駆動板は軸線方向の前記一対の基板の中間位置を中心として左右対称であってよい。また前記一対のリング状基板を選択的に接着して同一のタイヤの互いに反対側の外側部にそれぞれ接合してよい。また前記一対のリング状基板を選択的に接合して複輪を構成する一対のタイヤの互いに反対側の外側部にそれぞれ接合してよい。
本願の上記の別の発明によると、回転駆動板をタイヤに取付けることによって、飛行機の車輪回転駆動装置が組立てられる。このような回転駆動装置によって、上記の発明と同様に、着陸前の飛行に伴って受ける空気流を利用して、車輪を着地後の回転方向と同一方向に予め回転駆動することが可能になり、タイヤの摩耗や損傷が防止され、あるいはまたタイヤのゴムの残渣が滑走路上に付着するのを防止できる。また一対のリング状基板が両側に設けられているために、これら一対のリング状基板の内の一方のリング状基板を選択的にタイヤの外側面上に接着手段を用いて接合することが可能になり、1種類の回転駆動板によってタイヤの互いに反対側の外側部に取付けたり、あるいはまた複輪を構成する一対のタイヤの互いに反対側の外側部にそれぞれ接合することが可能なる。よって回転駆動板を1種類だけ用意すればよく、左右対称な2種類の回転駆動板を用意する必要がなくなる。
第1の実施の形態の飛行機の車輪を示す分解斜視図である。 同車輪に取付けられる回転駆動板の外観斜視図である。 同回転駆動板を取付けた飛行機の車輪の縦断面図である。 回転駆動板上に配列されるフィンの平面図である。 同フィンのリング状基板に対する取付けを示す円周方向の断面図であって図4における切断指示線断面図である。 フィンがリング状基板に一体に成形された変形例の回転駆動板の円周方向に沿った断面図である。 別の形態のフィンの外観斜視図である。 同フィンの幅方向であって図7における切断指示線断面図である。 第2の実施の形態の回転駆動板の外観斜視図である。 同回転駆動板の正面図および縦断面図である。
11 脚柱
12 アクスルハウジング
15 車輪
16 ホイール
17 タイヤ
20 回転駆動板
21 リング状基板
22 フィン
23 円形の開口
25 基端部
26 湾曲面
30 回転駆動板
31、32 リング状基板
33 フィン
35、36 円形の開口
以下本願発明を図示の実施の形態によって説明する。図1は第1の実施の形態の飛行機の車輪の部分を示したものであって、図示を省略している飛行機の車体の下側の部分から突出するように、脚柱11が収納および引出し自在に取付けられている。図1は引出された脚柱11を示している。脚柱11の下端側の部分には、左右に突出するようにアクスルハウジング12が設けられており、脚柱11とアクスルハウジング12とによって逆T字状の構造を構成している。そしてアクスルハウジング12の両端にはそれぞれ車輪15が取付けられる。車輪15は取付け枠を構成するホイール16と、タイヤ17とから構成されている。ホイール16はアクスルハウジング12の両端部に設けられている軸受を介して回転自在に取付けられる。
本実施の形態の車輪の特徴は、両側のタイヤ17の外側部にそれぞれ取付けられている回転駆動板20にある。回転駆動板20は、タイヤと同じゴム系の材料から成るリング状基板21と、このリング状基板21の外側部に円周方向に沿って所定のピッチで設けられた複数のフィン22とを備えている。また回転駆動板20のリング状基板21の中心部には円形の開口23が設けられている。円形の開口23は、車輪20の着脱のために用いられる。
フィン22のリング状基板21に対する取付けは、フィン22をリング状基板21と一体に成形してよく、あるいはまた別々に成形した後にフィン22をリング状基板21の外側面上に円周方向に所定のピッチで配列するように接合してよい。
フィン22は、着陸前の飛行によって受ける空気流を利用して車輪15を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動するためのものである。車輪15のタイヤ17の上側の部分に位置するフィン22が着地前の飛行に伴う空気流によって閉じる力を受け、タイヤ17の下側に位置するフィン22が着陸前の飛行に伴う空気流によって開く力を受けるように、リング状基板21に対してフィンが斜めに設けられている。
図4は、上記リング状基板21上に円周方向に沿って所定のピッチで配列され、これによって回転駆動板20を組立てるためのフィン22の平面図である。このフィン22は、回転駆動板20と同様のゴム系の材料によって、しかも回転駆動板20とは別部材から成形される。フィン22は基端部25が厚く、先端に行くに従って次第に薄くなっている。そしてこのようなフィン22はその基端部25が図5に示すように、リング状基板21の表面に接着されて接合される。なお支持アームが車輪のタイヤ17の外側部に延びている場合には、円周方向の所定の位置を切断したリング状基板21を有する回転駆動板20を用いるようにする。ここでフィン22のリング状基板21に対する接着は、ゴム系の接着剤、例えばニトリルゴム系の接着剤を用いて行なわれる。フィン22は、上述の如く基端部25の内表面がリング状基板21に接着される。これに対してフィン22の先端部はリング状基板21から離間しており、図5に示すように断面形状がほぼV字状をなすようにフィン22がリング状21に接合される。このようにフィン22はその先端側の部分に行くに従ってリング状基板21との間の隙間が次第に大きくなるように構成されている。従って、フィン22は風をはらむと同図において鎖線で示すように側方に突出するように変形されることになり、大きな抵抗を生じ、車輪15に対して回転力を与える。
図6に示すフィン22は、リング状基板21と一体に成形されている。フィン22はその基端部25の部位においてリング状基板21に一体的に連結されている。またリング状基板21はその厚さが基端側において厚く、先端側において次第に薄くなるようになっている。またこのフィン22は、基端部25側においてはリング状基板21との間の隙間が小さく、これに対して肉厚が薄くなるフィン22の先端側の部分においてリング状基板21との間の隙間が次第に大きくなるように成形される。従ってフィン22は、風をはらむと図6において鎖線で示すように外側に突出するように変形することになり、これによって風によって大きな抵抗力を受けてこの回転駆動板20を通して車輪15を回転駆動するようになる。
次にさらに別の構成のフィン22について図7および図8によって説明する。このフィン22は、リング状基板21と別体に製作され、その基端部25においてリング状基板21にゴム系の接着剤によって接着されてよい。あるいはまたフィン22がリング状基板21に一体に連設されてよい。そしてこのフィン22の特徴は、図8に示すように、このフィン22の幅方向であってリング状基板21の半径方向の断面形状が湾曲形状をなしていることである。すなわちリング状基板21に接合されるかあるいは一体に連結される部位よりも先端側の部分においては、下面が凹になるような湾曲面26に湾曲されており、このような湾曲面26がフィン22の先端部まで連続して形成されている。従ってこのような湾曲面26によって風をはらみ易くし、これによって外側への変形を容易にしている。
次にこのような回転駆動板20を用いた車輪回転駆動装置の動作について説明する。図2に示すように、外側面上にフィン22を円周方向に沿って所定のピッチで配列したリング状基板21から成る回転駆動板20を予め用意しておく。この回転駆動板20は、上述の如く車輪15のタイヤ17と同じゴム系の材料から構成される。そしてこのような回転駆動板20を図3に示すようにタイヤ17の外側面に接合する。接合は、ニトリルゴム系の接着剤を用いて、リング状基板21のフィン22を設けていない反対側の側面をタイヤ17の外側面に接着することによって行なわれる。図1に示すように車輪15が複輪の場合には、両側の車輪15の互いに反対側の側面にそれぞれ回転駆動板20を接着によって接合しておけばよい。このときに、左右の回転駆動板20は軸線方向に対して互いに対称な位置関係にあるために、左側の回転駆動板20と右側の回転駆動板20とは、互いに対称な形状になっている。すなわちここでは、左側の回転駆動板20と右側の回転駆動板20とをそれぞれ別々に用意しておき、これらをそれぞれ対応する車輪15のタイヤ17の外周面に接合すればよい。
このような回転駆動板20を車輪15に取付けると、着陸前の飛行に伴う空気流によって回転駆動板20のタイヤ17の下側の部分に位置するフィン22が開き、タイヤ17を着陸後の回転方向と同一の方向に回転駆動するようなトルクを発生する。車輪15のタイヤ17の上側の部分に位置するフィン22は、飛行に伴って受ける空気流によって閉じるようになるために、着陸後の回転方向と反対方向のトルクをほとんど発生しない。
このように本実施の形態は、回転駆動板20を構成するフィン22のリング状基板21に対する弾性変形を利用して、車輪15が着地後の回転方向と同一の回転方向になるように回転駆動することが可能になる。従って、着地の前に車輪15は、着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動されることになり、着地時点における回転数の変化が軽減され、あるいは無くなる。従って着地時における回転数の変化に伴うタイヤ17に対する衝撃を緩和しあるいは軽減できる。よって着地時に路面との間で受けるタイヤ17の衝撃や損傷を防止し、あるいはまたタイヤ17のトレッドの部分の一部が剥離して滑走路の路面にこびり付く現象を防止し、軽減できるようになる。従ってタイヤ17の損傷や破損が防止され、長寿命化が可能になる。また滑走路の路面のメインテナンスが軽減され、あるいは不要になる。
次に別の実施の形態を図9および図10によって説明する。この実施の形態は、同一の形状のリング状基板31、32を組合わせた回転駆動板30を用いるようにしている。リング状に成形された一対のリング状基板31、32を軸線方向に互いに所定の間隔で並べ、これらの間の空間に、図9および図10に示すようなフィン33を円周方向に所定のピッチで配列している。またリング状基板31、32にはそれぞれその中心側の部分に円形の開口35、36が形成されている。なおこれらの開口35、36は、車輪15の装着あるいは交換のための作業用の開口である。
このような構成の回転駆動板において、左右一対のリング状基板31、32間のフィン33は、タイヤ17の上側のフィンが、着陸前の飛行に伴う空気流を半径方向外周側に誘導するように湾曲され、タイヤ17の下側に位置するフィン33が着陸前の飛行に伴う空気流を半径方向中心側に誘導するように湾曲されている。このために、着陸前の飛行に伴う空気流によって、車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動するための下側のフィン33が受けるトルクの方が、車輪を着地後の回転方向と反対方向に回転する上側のフィンによるトルクよりも大きくなる。従って車輪を着地後の回転方向と同一の方向に、着地前に予め回転駆動することが可能になり、着地時における車輪の回転数の変化を軽減し、あるいは無くすことが可能になる。これによってタイヤ17の着地時の衝撃や損傷が軽減され、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
しかもこの実施の形態に係る回転駆動板30は、両側にリング状基板31、32を備えており、図10Bに示す軸線方向の中間位置に対して左右の形状が対称になっている。従って同一の車輪15のタイヤ17の互いに反対側の側面に回転駆動板30を取付ける場合には、リング状基板31、32をそれぞれ選択的に利用してタイヤ17の両側の面にそれぞれ回転駆動板30を取付けることができる。すなわち同一の回転駆動板30によって、タイヤ17の互いに反対側の側面に回転駆動板30を取付けることができる。また図1に示すような複輪から成る車輪15であっても、その両側の車輪の互いに反対側の外側部に対して、同一の回転駆動板30を用いて、リング状基板31、32を選択的に接合することによって、同一の回転駆動板30によって互いに反対側の部位に回転駆動板30を取付けることができる。よって回転駆動板30として、互いに対称な2種類の回転駆動板を用意する必要がなく、部品管理が容易になる。
またこのような回転駆動板30は、そのリング状基板31、32およびフィン33が何れもゴム系の材料から構成されている。しかもこのような回転駆動板30はゴム系の接着材、例えばニトリルゴム系の接着剤を用いてタイヤ17の外側面に取付けられる。従ってタイヤ17と一緒に変形するようになり、タイヤ17からの剥離が防止される。しかもタイヤ17が摩耗した場合には、タイヤ17から取外し、新しいタイヤに接合することによって、回転駆動板30を繰返し使用することが可能になる。またフィン33が外側部に露出していないために、フィン33がベラベラせず、干渉が防止され、安全性が高い。
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記2つの実施の形態におけるフィンの数やその形状については、各種の設計変更が可能である。また回転駆動板を製造するためのゴム系の材料や接着用のゴム系接着剤についても、接合される車輪のタイヤの性状に応じて各種の材料のものが選定可能である。
以上のように、本発明に係る飛行機の車輪の回転駆動装置は、着陸前の飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動する車輪回転駆動装置として利用することが可能であって、タイヤの摩耗や損傷を防止するとともに、滑走路の路面へのタイヤの残渣の付着を防止するのに有用である。

Claims (14)

  1. 着陸前の飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動する飛行機の車輪回転駆動装置において、
    平板状であって、タイヤの外側部に対する接合手段を兼ねるリング状基板と、
    前記リング状基板の外側面上に円周方向に沿って所定のピッチで配列され、タイヤの上側の部位のフィンが受ける前記着地後の回転方向と反対方向の回転トルクよりもタイヤの下側の部位のフィンが受ける前記着地後の回転方向と同一方向の回転トルクの方が大きくなるように前記リング状基板の外側面上に斜めに設けられたフィンと、
    を有する回転駆動板の前記リング状基板を接着手段によって前記タイヤの外側部に接合した飛行機の車輪回転駆動装置。
  2. 前記回転駆動板のフィンであって前記タイヤの上側に位置するフィンが着陸前の飛行に伴う空気流によって閉じる力を受け、前記タイヤの下側に位置するフィンが着陸前の飛行に伴う空気流によって開く力を受けるように変形する請求の範囲第1項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  3. 前記フィンが前記リング状基板とは別部材から構成され、該フィンの基端側の内表面が前記リング状基板に接着されて接合され、前記フィンの先端側の内表面と前記リング状基板との間に隙間が存在し、風をはらむと先端側の前記リング状基板との間の隙間が大きくなるように前記フィンが変形する請求の範囲第2項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  4. 前記フィンが前記リング状基板と一体に成形され、前記フィンは前記リング状基板と結合される基端側が前記リング状基板から離れている先端側よりも大きな肉厚に構成され、しかも先端側に行くに従って前記リング状基板との間の隙間が次第に大きくなっており、風をはらむと先端側が前記リング状基板から離間するように前記フィンが変形する請求の範囲第2項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  5. 前記フィンの基端側の内表面が前記リング状基板に接着されて接合されるか、前記リング状基板と一体に成形され、しかも前記フィンの前記基端側よりも先端側の内表面と前記リング状基板との間に隙間が存在し、前記リング状基板との間に隙間が存在する部位における前記フィンの幅方向であって前記リング状基板の半径方向の断面形状が中間部が外側に突出する湾曲形状である請求の範囲第2項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  6. 前記回転駆動板がゴム系の材料から成り、ゴム系の接着剤によって前記タイヤの外側部に接着によって接合される請求の範囲第1項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  7. 前記回転駆動板が前記タイヤの外側部の変形に応じて一緒に変形する請求の範囲第2項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  8. 前記リング状基板の中心部の開口が車輪の着脱のための操作用開口である請求の範囲第1項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  9. 着陸前の飛行に伴って受ける空気流を利用して車輪を着地後の回転方向と同一の方向に回転駆動する飛行機の車輪回転駆動装置において、
    平板状であって、軸線方向に互いに所定の間隔をおいて平行に設けられ、タイヤの外側部に対する選択的接合手段を兼ねる一対のリング状基板と、
    前記一対のリング状基板間において円周方向に沿って所定のピッチで配列され、タイヤの上側の部位のフィンが受ける前記着地後の回転方向と反対方向の回転トルクよりもタイヤの下側の部位のフィンが受ける前記着地後の回転方向と同一の方向の回転トルクの方が大きくなるように半径方向に対して斜めに設けられたフィンと、
    を有する回転駆動板をその一対の前記リング状基板の内の一方を接着手段によって前記タイヤの外側部に接合した飛行機の車輪回転駆動装置。
  10. 前記回転駆動板のフィンであって前記タイヤの上側に位置するフィンが着陸前の飛行に伴う空気流を半径方向外周側に誘導し、前記タイヤの下側に位置するフィンが着陸前の飛行に伴う空気流を半径方向中心側に誘導するように湾曲する請求の範囲第9項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  11. 前記回転駆動部材がゴム系の材料から成り、ゴム系の接着剤によって前記タイヤの外側部に接着によって接合される請求の範囲第9項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  12. 前記回転駆動板は軸線方向の前記一対の基板の中間位置を中心として左右対称である請求の範囲第9項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  13. 前記一対のリング状基板を選択的に接着して同一のタイヤの互いに反対側の外側部にそれぞれ接合する請求の範囲第9項の飛行機の車輪回転駆動装置。
  14. 前記一対のリング状基板を選択的に接合して複輪を構成する一対のタイヤの互いに反対側の外側部にそれぞれ接合する請求の範囲第9項の飛行機の車輪回転駆動装置。
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