JPWO2012096247A1 - 電動ファン - Google Patents

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Abstract

この電動ファンは、ステータ(11)に対して回転自在に設けられた回転軸(13)と、回転軸(13)に設けられ、ステータ(11)をその前面から覆うように有底筒状に形成されたロータヨーク(14)と、ステータ(11)の後面を覆うように形成され、ステータ(11)をファンシュラウド(4)に固定するためのブラケット(12)とを有し、回転軸(13)、およびロータヨーク(14)と一体に回転するようにファン本体(3)が設けられている。ファン本体(3)は、ロータヨーク(14)をその前面から覆うように有底筒状に形成されたファンボス(34)と、ファンボス(34)の外周面から放射状に突設された複数のブレード(35)とを有する。ファンボス(34)の開口部(34d)とファンシュラウド(4)との間には、第1ラビリンス部(46)が設けられる。

Description

この発明は、例えば自動車のラジエータ冷却用等に用いられる電動ファンに関する。本願は、2011年1月11日に、日本に出願された特願2011−002953号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来から、自動車のラジエータ冷却用の電動ファンとして、アウタロータ型の電動ブラシレスモータが用いられる場合がある。この種の電動モータは、複数のティースにコイルが巻かれて形成されるステータと、ステータをその前面から覆う有底筒状のロータヨークと、ロータヨークの内周面に配置された永久磁石と、ステータの径方向の中央に設けられ、ロータヨークを回転自在に枢支する回転軸とを備えている。
また、ロータヨークの外周にはファンブレードが設けられている。そして、コイルに電流が供給されるとステータのティースに磁界が形成される。その結果、ステータのティースとロータヨークの永久磁石との間に磁気的な吸引力や反発力が生じてロータヨークが回転し、ファンブレードによって回転軸の軸方向に冷却風が発生する。
上記の電動モータでは、ステータの外側でロータヨークが回転するので、内部の水密性を確保するためには、別途カバーが必要となり、電動モータが大型化する。このため、電動モータは、通常、ロータヨークが露出した開放型で構成される場合が多く、結果として必然的に外部から水が浸入し易い。
例えば、特許文献1に記載されたモータは、内部を冷却するために設けられたロータヨークの前面の空気取り入れ口から水が浸入することを防止するために防水壁が設けられ、水が浸入した際にこの水を外部に排出するための水抜き孔が設けられた構造を備える。
また、ステータには、ロータヨークの開口部を閉塞するようにモータホルダが設けられている。モータホルダによって、ロータヨークの内部への水の浸入が抑制される。
特開2004−40934号公報
しかしながら、上述の従来技術に係るモータは、モータホルダに対してロータヨークが回転する構造を備えるため、モータホルダとロータヨークの開口部との間に隙間が形成される必要がある。この隙間から内部に水が浸入すると共に、浸入経路が単純に形成されているためロータヨークの内部への水の浸入を効果的に抑制できない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、モータ内部への水の浸入を効果的に抑制することができる電動ファンを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第一の態様によれば、電動ファンは、電動モータと、前記電動モータに取り付けられるファン本体と、前記電動モータを固定するためのファンシュラウドとを備える。前記電動モータは、コイルが巻かれて形成されるステータと、前記ステータの径方向中央に設けられ、前記ステータに対して回転自在に設けられた回転軸と、回転軸に設けられ、前記ステータをその前面から覆うように有底筒状に形成されたロータヨークと、前記ステータの後面を覆うように形成され、前記ステータを前記ファンシュラウドに固定するためのブラケットとを有し、前記回転軸、および前記ロータヨークと一体に回転するように前記ファン本体が設けられている。前記ファン本体は、前記ロータヨークをその前面から覆うように有底筒状に形成されたファンボスと、前記ファンボスの外周面から放射状に突設された複数のブレードとを有する。そして、前記ファンボスの開口部と前記ファンシュラウドとの間には、第1ラビリンス部が設けられている。
上記構成により、ファンボスとファンシュラウドとにより電動モータを覆うことができる。また、ファンボスとファンシュラウドとの間に第1ラビリンス部が形成されることで、水の電動モータ内部への浸入経路が複雑化される。このため、電動モータ内部への水の浸入を効果的に抑制することができる。
本発明の第二の態様によれば、前記ファンシュラウドは、前記ブラケットが取り付けられるベース部と、前記ベース部の外周部に前記ファン本体側に向かって立ち上がるように形成され、前記ファンボスの開口部を径方向外側から覆う筒状の第1浸入規制壁とを有する。前記ファンボスの周壁、および前記第1浸入規制壁は、互いに径方向で重なるように形成されている。ファンボスの周壁、および第1浸入規制壁によって前記第1ラビリンス部が構成されている。
上記構成により、簡素な構造で第1ラビリンス部を形成することができ、安価に電動モータ内部への水の浸入を確実に抑制できる。
本発明の第三の態様によれば、前記ベース部には、前記第1浸入規制壁よりも径方向内側に、筒状の第2浸入規制壁が前記ファンボスの周壁の手前に至るまで延出するように立ち上がって形成されている。
上記構成により、ファンシュラウドのベース部、第1浸入規制壁、および第2浸入規制壁により袋小路が形成される。この袋小路が形成される分、水の浸入経路が長く、複雑に形成され、さらに電動モータ内部への水の浸入を抑制することができる。
本発明の第四の態様によれば、前記ファンシュラウドと前記ブラケットとの間に、第2ラビリンス部が設けられる。
上記構成により、ファンシュラウドの後方からの電動モータ内部への水の浸入を防止できる。また、仮にファンボスの外周部からファンボスの内部に水が浸入した場合でも、第2ラビリンス部を利用して水を外部に排水することができる。このため、ファンボスの内部に水が溜まることを防止できる。
本発明の第五の態様によれば、前記ファンシュラウドの前記ベース部が、中央部が大きく開口するように、かつ前記ブラケットの外周部と軸方向で重なるように略環状に形成される。さらに、前記ベース部と前記ブラケットとの間に隙間が形成されるように前記ファンシュラウドが設けられ、前記ブラケット、および前記ベース部によって第2ラビリンス部が構成される。
上記構成により、簡素な構造で第2ラビリンス部を形成することができる。そのため、安価に電動モータ内部への水の浸入を抑制できると共に、内部に浸入した水を外部に排水することができる。さらに、隙間が形成されることにより、ブラケットの冷却が促進され、電動モータへの熱害を抑制することができる。
本発明の第六の態様によれば、前記第一の態様から前記第五の態様において、前記ロータヨークは、底壁と、底壁から軸方向に向かって立ち上がるように形成された周壁とを有する。そして、前記ロータヨークの径方向中央には、前記周壁と同側に突出するボス部が一体的に形成される。さらに、前記ボス部の周囲には、前記底壁の内側面側から前記ステータに近接してウォータシールドリングが取付けられ、ウォータシールドリングと前記ステータとの間に第3ラビリンス部が設けられる。
上記構成により、ロータヨークの内部に水が浸入した場合でも、軸受が被水することを防止できる。そのため、軸受の潤滑材の流出が抑制され、音振性能及び耐久性が向上する。
本発明によれば、ファンボスとファンシュラウドとにより電動モータを覆うことができる。また、ファンボスとファンシュラウドとの間に第1ラビリンス部が形成されることで、水の電動モータ内部への浸入経路が複雑化される。このため、電動モータ内部への水の浸入を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態における電動ファンのファンボスの一部を取り除いた平面図である。 本発明の一実施形態における電動ファンを鉛直方向に沿って切った断面図である。 本発明の一実施形態におけるファンシュラウドの斜視図である。 本発明の一実施形態におけるファンシュラウドの外周部に水がかかった場合の水の挙動についての説明図である。 本発明の一実施形態におけるブラケットの斜視図である。
(電動ファン)
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動ファンの一部を切り欠いた平面図、図2は、電動ファンを鉛直方向に沿って切った断面図である。なお、図2における矢印Fは、車両の前方側を指している。以下の説明においては、矢印Fの指す方向(図2における左方向)を「前」、矢印Fの指す方向と逆の方向(図2における右方向)を「後」などと表現して説明する。
図1、図2に示すように、電動ファン1は、例えば車両のラジエータ冷却用として用いられる部材であって、ラジエータ(不図示)の前方側に設置される。電動ファン1は、駆動部である電動モータ2と、電動モータ2によって回転駆動されるファン本体3とを備える。電動ファン1では、電動モータ2がファンシュラウド4を介して不図示のラジエータに取り付けられるように構成されている。
(電動モータ)
電動モータ2は、アウタロータ型のブラシレスモータによって構成され、励磁用の複数のコイル10が巻装されたステータ11と、ステータ11を支持するブラケット12と、ブラケット12に回転自在に支持される回転軸13と、鋼板材をプレス成形してなり、回転軸13に一体回転可能に結合されたロータヨーク14と、ロータヨーク14の回転をフィードバックしてコイル10の通電を制御する制御ユニット15とを備えている。
ステータ11は、複数の金属板が積層されて形成された環状のステータコア18を有している。ステータコア18には、径方向の外側に向かって放射状に突出する複数のティース18aが設けられている。これらティース18aには、絶縁部材であるインシュレータ19を介してコイル10が巻かれている。なお、ステータコア18は、軟磁性の粉末を加圧して形成することもできる。
ブラケット12は、ステータ11の後面を覆うように略円盤状に形成されたベース部51と、ベース部51の外周縁から前方に向かって立ち上がるように形成される略円筒状の浸入規制壁52とが一体的に成形された部材である。浸入規制壁52は、ロータヨーク14の内部への水の浸入を抑制するための部材である。浸入規制壁52の開口縁52aには、径方向の外側に向かって外フランジ部53が一体的に成形されている。なお、本実施形態においては、外フランジ部53の一部は、外フランジ部53の径方向外側への張り出し幅の位置に浸入規制壁52と平行にベース部51から前方に向かって立ち上がるように形成される壁部からなる2重の浸入規制壁で形成されており、後述するように、ファンボス34の周壁34bと外フランジ部53との間の隙間が一定になるよう構成されている。
図5は、ブラケット12の単品を前方側から見た斜視図である。ブラケット12の最外周側に配置される浸入規制壁52は、鉛直下方領域を除く内周面の全域が円形曲面状に形成されている。ブラケット12には、円形曲面を形成する内周面の領域(内周面の一般部)に対して付け根部側が所定深さdだけ段差状に窪む凹部51aが形成されている。浸入規制壁52の内周面は、図2に示すように、ロータヨーク14がブラケット12に組み付けられた状態において、ロータヨーク14の周壁29の開口側の端縁(外フランジ部33を含む)に隙間を有して対向する部分である。一方、鉛直下方領域に形成される凹部51aは、一般部に対して径方向外側に窪んで形成されているため、凹部51aとロータヨーク14の開口側の縁部との離間幅が他の部位(一般部)に対して部分的に拡大する。
凹部51aは、水浸入規制壁52の付け根部(ブラケット12の垂立面から略水平に立ち上がる部位)から延出端にわたる範囲に溝状に形成されている。この凹部51aの底面51bは、付け根部から延出端に向かって下方に傾斜する傾斜面で形成されている。
したがって、浸入規制壁52の内周側に回り込んだ水滴は、浸入規制壁52の内周面やブラケット12の垂立面、円筒壁26の外周面等を伝って下方に流れ落ちる。そして、下方領域の凹部51aに流れ込んだ後にロータヨーク14の開口側の縁部と凹部51aとの間の隙間を通して外部に排出される。
ここで、水浸入規制壁52に形成される凹部51aの窪みの深さdは、凹部51aの水浸入規制壁52の付け根部側のコーナに水滴が表面張力によって付着し、その水滴が凍結して氷塊となった場合に、その氷塊がロータヨーク14の開口側の縁部と接触することがない深さに設定されている。
なお、浸入規制壁52を天地方向の地側にて外周でファンボス34の周壁34bとの間の隙間が若干大きくなるように形成し、周壁34bの内側の下方領域に流れ込んだ水滴をファンボス34の外部に排出しやすくしてもよい。
なお、図5において、符号54,55は、各円筒壁26、27の内周面の各鉛直下方領域に形成された水滴排出用のテーパ面を示す。
一方、ベース部51には、外周縁から径方向の外側に向かって延びるように固定アーム12aが設けられている。固定アーム12aは、ブラケット12をファンシュラウド4に締結固定するための部材である。
また、ベース部51の前面側には、径方向の中央に円筒状のボス部12bが突設されている。ボス部12bには、外周側でステータ11を固定する略円筒状のステータ固定パイプ17が取り付けられている。
ステータ固定パイプ17は、一端側がボス部12bの内部に圧入されて固定され、他端側がボス部12bの前端部から前方に突出して設けられている。ステータ固定パイプ17のボス部12bから前方に突出した領域の外周面に、ステータコア18が嵌め合わされて固定されている。
また、ベース部51の前面には、外径が浸入規制壁52よりも小さい2つの円筒壁26,27がボス部12bと同軸に形成されている。円筒壁26,27は、ロータヨーク14の内部に浸入し、ブラケット12の上部の外周側から、電気接点や制御ユニット15の配置されている中心側に流入する水滴を、ブラケット12の外周面に沿わせて下方に滴下させるための部材である。
回転軸13は、車体の前後方向に沿うように略水平に延びて設けられ、一対の軸受20a,20bを介してブラケット12のボス部12bとステータ固定パイプ17とに回転自在に支持されている。回転軸13の後端部は軸受20aから後方側に突出し、その突出端に回転検出用のセンサリング21が取り付けられている。センサリング21を用いて検出された回転軸13の回転は、ロータヨーク14の回転情報として制御ユニット15に出力される。
制御ユニット15は、不図示のビスを介してブラケット12に固定されたセンサケース55を有している。センサケース55には、センサリング21から発生する磁界の変化を検出するホール素子(不図示)が実装されている制御基板56等が収納されている。制御基板56には、ホール素子の他に所定のコイル10に順次電流を供給するスイッチング素子や整流回路などを含むドライブ回路も設けられている。
ここで、制御基板56とコイル10とは、互いに接続端子57を介して電気的に接続されている。センサケース55のブラケット12側には、接続端子57を導く導通部58が突出して形成されている。導通部58には、センサケース55の厚さ方向に貫通する挿通孔59が形成されている。挿通孔59には接続端子57が挿通されている。
また、センサケース55には、制御基板56からの出力信号を外部の制御機器(不図示)等に出力するためのコネクタ部59a,59bが径方向の外側に向かって突出して設けられている。コネクタ部59a,59bに外部の制御機器(不図示)から延びるハーネスが接続されることにより、制御機器に制御基板56からの出力信号が出力される。
一方、回転軸13の前端部は軸受20bから前方側に突出し、その突出部分にロータヨーク14とファン本体3とが取り付けられている。
具体的には、回転軸13の前部側の突出領域には、軸受20bに隣接してロータ支持部22が拡径して形成されるとともに、そのロータ支持部22に隣接してロータ支持部22よりも径が小さいファン固定部23が形成されている。そして、回転軸13のファン固定部23よりも先端側にはファン固定部23よりも径が小さい雄ねじ部24が形成されている。
ロータヨーク14は、ステータ11をその前面から覆うように有底筒状に形成された部材である。ロータヨーク14は、底壁28と、底壁28から軸方向の後方に向かって立ち上がるように形成された周壁29とを有している。底壁28の外周側には、複数の水抜き孔61が周方向に等間隔で形成されている。水抜き孔61は、ロータヨーク14の内部に浸入した水を排出する機能を有する。この他に、水抜き孔61は、ロータヨーク14の内部から空気を排出する機能も有している。
また、底壁28の径方向中央には、周壁29と同側に突出するボス部28aが一体的に形成されている。そして、ボス部28aが回転軸13のロータ支持部22の外周に圧入されて固定されている。
図2、図4に示すように、ロータヨーク14の底壁28のボス部28aの周囲には、ボス部28aと同芯状に底壁28の内側面(裏面)側からウォータシールドリング60がスポット溶接等により取付けられている。
ウォータシールドリング60は、ロータヨーク14と同じ材質で形成され、内輪部60aと内輪部60aより軸方向に偏心して形成された外輪部60bとで構成される環状部材である。外輪部60bの周縁部は、ステータ11のインシュレータ19の周壁内側であって高さ方向の中途部に近接して設けられている。そして、底壁28と外輪部60bとで環状の凹溝が形成されている。この構成により、ウォータシールドリング60の外輪部60bとインシュレータ19の周壁との間に第3ラビリンス部61が形成される。
そのため、ウォータシールドリング60の部位まで水が浸入した場合でも、水は、底壁28とウォータシールドリング60の間の凹溝を伝って下方に誘導され、前述の水抜き孔61を介してロータヨーク14の外部に排出される。その結果、軸受20a、20b部分への水の浸入が防止される。したがって、ロータヨーク14の内部に浸入した水の軸受20a,20bへの侵入は、第3ラビリンス部61によって防止される。そのため、軸受20a,20bにおける潤滑材の流出が抑制され、軸受20a,20bの潤滑性能が維持され、音振性能及び耐久性が向上する。
一方、ロータヨーク14の周壁29には、内面に複数のマグネット30が円周方向に沿って取り付けられている。これらマグネット30は、ステータ11のティース18aの先端と対峙した状態で取り付けられている。また、ロータヨーク14の周壁29には、開口縁(後端縁)29aに径方向外側に屈曲した外フランジ部33が突出して設けられている。
外フランジ部33を含むロータヨーク14の開口縁29aは、ロータヨーク14が回転軸13と軸受20a,20bとを介してブラケット12に組み付けられた状態において、ブラケット12の浸入規制壁52と円筒壁26の間のスペースに配置されている。そして、ロータヨーク14の開口縁29aは、浸入規制壁52と円筒壁26に対して径方向に所定量だけ重なり合うように構成されている。そして、ロータヨーク14と浸入規制壁52と円筒壁26とでラップ領域R1(ハッチ部参照)が形成される。
なお、外フランジ部33は、ロータヨーク14の周壁29の外周面に滴下した水滴が、開口縁29a側に流れ込むのを規制する規制壁としての機能を有するとともに、ロータヨーク14の補強部としての機能も有する。
一方、ファン本体3は、ロータヨーク14をその前面から覆うように有底筒状に形成されたファンボス34と、ファンボス34の外周面から放射状に突出して設けられた複数のブレード35とを備えている。ファンボス34とブレード35とは樹脂によって一体的に形成されている。
ファンボス34は、底壁34aと、底壁34aから後方に向かって立ち上がるように形成された周壁34bとが一体的に成形された部材である。底壁34aの中央には開口部36が形成される。さらに、底壁34aには、開口部36を閉塞するように別体の金属プレート37が後面側から取り付けられている。
金属プレート37は、ファン本体3を回転軸13に直接固定するための軸固定部を構成する部材である。金属プレート37の中央部には、回転軸13のファン固定部23が嵌め込まれる嵌合孔38が形成されている。ファン本体3は、金属プレート37が座金39とともに回転軸13のファン固定部23に嵌合され、金属プレート37から突出した回転軸13の雄ねじ部24にナット40が締め込まれることによって回転軸13に一体的に結合されている。
また、金属プレート37とともにファン固定部23に嵌合された座金39は、回転軸13上のファン固定部23よりも大径のロータ支持部22の近傍部に当接して形成されている。そのため、ロータヨーク14の底壁28と金属プレート37の間には、軸方向に離間する隙間S1が確保されている。
本実施形態の場合、軸固定部である金属プレート37はファンボス34の底壁に複数のビス31によって固定されている。ただし、ファンボス34に対する金属プレート37の固定はビス止めに限らず、金属プレート37がファンボス34の内周縁部にインサート成形によって埋め込まれて固定されてもよい。
一方、ファンボス34の周壁34bにおける開口部34dの縁部は、回転軸13に金属プレート37を介してファン本体3が組み付けられた状態において、ブラケット12における浸入規制壁52の外フランジ部53よりも径方向外側に配置されている。そして、ファンボス34の周壁34bにおける開口部34dの縁部は、浸入規制壁52に対して径方向に所定量だけ重なり合うように構成されており、ファンボス34の周壁34bと外フランジ部53との間の隙間が一定になるよう構成されている。そして、周壁34bと浸入規制壁52とでラップ領域R2(ハッチ部参照)が形成される。この構成により、ロータヨーク14の開口部側(後端側)は、ファンボス34の周壁34bとブラケット12の浸入規制壁52とで覆われる。
また、ファンボス34の底壁34aには、周壁34bよりも径方向内側に第2の周壁34cが後方側に向かって立ち上がるように形成されている。第2の周壁34cは、底壁34aからブラケット12の浸入規制壁52の手前に至るまで延出して設けられている。このように形成された第2の周壁34cに加え、ファンボス34の底壁34a、および周壁34bによって、袋小路部62が形成される。
また、ファンボス34の周壁34bと、ブラケット12の浸入規制壁52と、浸入規制壁52に形成されている外フランジ部53とにより外部からロータヨーク14の内部への水の浸入を抑制するためのラビリンス部63が構成される。
(ファンシュラウド)
図3は、ファンシュラウドの斜視図である。
図1〜図3に示すように、電動モータ2を固定するためのファンシュラウド4は、ラジエータの前方側に固定して設置されるように構成された部材である。ファンシュラウド4は、ブラケット12の周囲を取り込むように略C字状に形成されたベースフレーム41を有している。ベースフレーム41の開口側には、制御ユニット15の一側を取り囲むように、保護フレーム42が一体成形されている。すなわち、ファンシュラウド4は、全体として平面視略環状に形成されている。
保護フレーム42は、制御ユニット15に設けられているコネクタ部59a,59bとの干渉を回避しつつ、コネクタ部59a,59bと外部の部品との接触を回避できるように保護するための部材である。
また、ベースフレーム41の外周縁には、段差により後方に向かって張り出すようにフランジベース43が一体成形されている。フランジベース43の外周縁に、ファン本体3側に向かって立ち上がるように形成された筒状の第1浸入規制壁44が設けられている。第1浸入規制壁44は、ファンシュラウド4に電動モータ2を取り付けた状態において、ファンボス34の周壁34bよりも径方向外側に位置するように形成されている。
そして、第1浸入規制壁44は、開口縁44a側が、ファンボス34の周壁34bと径方向で所定量だけ重なり合うように形成されている。この構成により、第1浸入規制壁44とファンボス34の周壁34bとでラップ領域R3(図2におけるハッチ部参照)が形成される。
その結果、ファンボス34とファンシュラウド4とで電動モータ2が覆われる。また、ファンボス34の周壁34bと、ファンシュラウド4の第1浸入規制壁44とでラップ領域R3が形成されることにより、内部への水の浸入を抑制するための第1ラビリンス部46が構成される。
また、第1浸入規制壁44の周囲には、ベースフレーム41の剛性を高めるための補強フレーム71が一体成形されている。補強フレーム71は、複数のリブ71aを有している。そして、これら複数のリブ71aが第1浸入規制壁44の外周面に設けられることにより、ベースフレーム41の全体の剛性が高まる。
さらに、ベースフレーム41には、フランジベース43との間に形成されている段差部43a、つまり、フランジベース43の内周縁からファン本体3に向かって延出する筒状の第2浸入規制壁45が一体成形されている。第1浸入規制壁44と第2浸入規制壁45との間には、複数のリブ72が周方向に等間隔で設けられている。その結果、第1浸入規制壁44と第2浸入規制壁45との剛性が高まる。
また、第2浸入規制壁45は、ベースフレーム41からファンボス34の周壁34bの手前に至るまで延出して形成される。このように第2浸入規制壁45が形成されることにより、第2浸入規制壁45と第1浸入規制壁44とがフランジベース43とにより袋小路部47が形成される。
さらに、第2浸入規制壁45は、ファンシュラウド4に電動モータ2が取り付けられた状態において、ファンボス34の周壁34bよりも径方向内側に位置するように形成されている。換言すれば、ファンボス34の開口部34dは、ファンシュラウド4に電動モータ2が取り付けられ、さらに電動モータ2にファン本体3が取り付けられた状態において、第1浸入規制壁44と第2浸入規制壁45との間の袋小路部47に配置される。
また、ベースフレーム41には、ブラケット12の固定アーム12aに対応する部位に、固定アーム12aを載置可能な台座部48が形成されている。台座部48に固定アーム12aが載置された状態でブラケット12が固定されると、ベースフレーム41とブラケット12のベース部51との間に隙間S2が形成される。
さらに、ベースフレーム41、およびブラケット12のベース部51は、互いに軸方向で重なり合うように構成されており、ベースフレーム41とベース部51とでラップ領域R4(図2におけるハッチ部参照)が形成される。そして、ベースフレーム41と、ブラケット12のベース部51とにより、第2ラビリンス部49が構成される。
上記構成のもと、電動ファン1のコイル10に電流が供給されるとティース18aに磁界が形成される。そして、ロータヨーク14のマグネット30との間に磁気的な吸引力や反発力が生じてロータヨーク14が回転する。その結果、ファン本体3によって回転軸13の軸方向に冷却風が発生する。
このとき、電動ファン1のロータヨーク14、およびファンボス34は、ステータ11を前面から覆っているので、ステータ11の前側からの水の浸入が阻止される。一方、ファンボス34の外周部に水がかかった場合であっても、ファンボス34の周壁34bと、ファンシュラウド4の第1浸入規制壁44とにより第1ラビリンス部46が構成されていると共に、ベースフレーム41と、ブラケット12のベース部51とにより、第2ラビリンス部49が構成されているので、電動モータ2内部への水の浸入が抑制される。
(第1ラビリンス部、および第2ラビリンス部、第3ラビリンス部の作用)
より詳しく、図4に基づいて、第1ラビリンス部46、第2ラビリンス部49、および第3ラビリンス部61の作用について説明する。
図4は、ファンシュラウドの外周部に水がかかった場合の水の挙動についての説明図である。
同図に示すように、ファンシュラウド4の外周部に水がかかった場合であっても、ファンシュラウド4とファンボス34の周壁34bとの間に第1ラビリンス部46が形成されているので、ファンシュラウド4とファンボス34の周壁34bとの間から内部に水が浸入しにくい(図4における矢印Y1参照)。
なお、第1ラビリンス部46が形成されるラップ領域R3(図2参照)は、できるかぎり大きく設定されることが望ましい。ラップ領域R3が大きく設定されることにより、より効果的に水の浸入が抑制される。
ここで、仮にファンシュラウド4とファンボス34の周壁34bとの間から内部に水が浸入した場合であっても、ファンシュラウド4の第1浸入規制壁44、第2浸入規制壁45、およびフランジベース43により袋小路部47が形成されているので、電動モータ2までの水の浸入経路が複雑に、かつ長く形成される。このため、電動モータ2の内部に水が浸入しにくい。
また、ファンシュラウド4に袋小路部47が形成されているので、ファンシュラウド4の後方(図4における右方)から電動モータ2内部への水の浸入が防止される(図4における矢印Y2参照)。
さらに、仮に袋小路部47を伝って内部に水が浸入した場合であっても、ブラケット12のベース部51に浸入規制壁52が一体的に成形されており、さらに浸入規制壁52の開口縁52aに外フランジ部53が一体的に成形されているので、ブラケット12から電動モータ2側に水が回り込みにくい。
また、ベースフレーム41とブラケット12のベース部51との間に隙間S2が形成されているので、ファンシュラウド4を介して内部に浸入し、ブラケット12の浸入規制壁52に垂れ落ちた水は、隙間S2を通って外部に排水される。
さらに、隙間S2が形成されることにより、ブラケット12の冷却が促進される。すなわち、ブラケット12には、電動モータ2のステータ11が取り付けられているので、電動モータ2の熱がブラケット12に伝達され易い。このとき、ブラケット12とファンシュラウド4との間に隙間S2が形成されているので、この隙間S2を空気が通り、ブラケット12の冷却が促進される。この結果、ブラケット12の電動モータ2に対する放熱性能も向上する。
また、ベースフレーム41とブラケット12のベース部51とが、隙間S2を介して軸方向で重なり合うように形成され、第2ラビリンス部49が形成されているので、ファンシュラウド4の後方からブラケット12側の内部へ水が浸入しにくい(図4における矢印Y3参照)。
なお、第2ラビリンス部49が形成されるラップ領域R4(図2参照)は、できるかぎり大きく設定されていることが望ましい。ラップ領域R4が大きく設定されることにより、より効果的に水の浸入が抑制される。
また、ロータヨーク14の底壁28のボス部28aの周囲には底壁28の裏面側からウォータシールドリング60が取付けられている。そして、その外周部の周縁部がインシュレータ19の周壁の内側であって高さ方向の中途部に近接して設けられることにより、第3ラビリンス部61が形成されている。そのため、ロータヨーク14の内部に浸入した水が軸受20a,20bに至ることを防止できる。
(効果)
上述の実施形態によれば、ファンシュラウド4の第1浸入規制壁44とファンボス34の周壁34bとによりラップ領域R3(図2におけるハッチ部参照)が形成され、第1ラビリンス部46が形成される。そのため、ファンボス34とファンシュラウド4とで電動モータ2を覆うことができる。その結果、ファンシュラウド4の内部、つまり、電動モータ2の内部への水の浸入を効果的に抑制することができる。
ファンシュラウド4の第1浸入規制壁44とファンボス34の周壁34bとによりラップ領域R3が形成されることにより、簡素な構造で第1ラビリンス部46を形成することができる。このため、安価に電動モータ2の内部への水の浸入を抑制することができる。
また、ファンシュラウド4のベースフレーム41に、第1浸入規制壁44が立ち上がるように形成されると共に、第1浸入規制壁44の径方向内側に第2浸入規制壁45が立ち上がるように形成され、第1浸入規制壁44と、第2浸入規制壁45と、フランジベース43とにより袋小路部47が形成されている。このため、電動モータ2までの水の浸入経路が複雑で、かつ長く形成され、電動モータ2の内部への水の浸入をより確実に抑制することができる。
さらに、ブラケット12のベース部51とファンシュラウド4のベースフレーム41との間に隙間S2が設けられつつ、ベース部51とベースフレーム41とが軸方向で重なり合うように形成され、第2ラビリンス部49が形成されている。このため、簡素な構造でファンシュラウド4の後方からのファンシュラウド4内部への水の浸入を抑制しつつ、ファンシュラウド4の内部に浸入した水を速やかに排水することができる。よって、内部に水が溜まることを防止できる。これに加え、ブラケット12の冷却を促進することができ、電動モータ2への熱害を抑制することができる。
また、ロータヨーク14の内部に水が浸入した場合でも、第3ラビリンス部61によって水が軸受20a,20bに至ることを防止できる。そのため、軸受20a,20bにおける潤滑材の流出が抑えられ、軸受20a,20bの潤滑性能が維持され、音振性能及び耐久性が向上する。
このように、本実施の形態の冷却ファン1は、第1ラビリンス部46、第2ラビリンス部49、第3ラビリンス部61により三重の水の浸入防止構造を備えるため、確実に、軸受20a,20bへの被水を防止することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、ファンボス34の周壁34bと、ファンシュラウド4の第1浸入規制壁44とでラップ領域R3が形成されることにより、内部への水の浸入を抑制するための第1ラビリンス部46が構成される場合について説明した。しかしながら、上記構成に限られず、ファンシュラウド4とファンボス34の周壁34bとの間にラビリンス部が形成されていればよく、特にラビリンス部の形状は特定されない。
また、上述の実施形態では、ベースフレーム41、およびブラケット12のベース部51は、互いに軸方向で重なり合うように形成されており、ベースフレーム41とベース部51とでラップ領域R4(図2におけるハッチ部参照)が形成され、ベースフレーム41と、ブラケット12のベース部51とにより、第2ラビリンス部49が構成される場合について説明した。しかしながら、上記構成に限られず、ブラケット12とファンシュラウド4との間にラビリンス部が形成されていればよく、特にラビリンス部の形状は特定されない。
本発明によれば、ファンボスとファンシュラウドとにより電動モータを覆うことができる。また、ファンボスとファンシュラウドとの間に第1ラビリンス部が形成されることで、水の電動モータ内部への浸入経路が複雑化される。このため、電動モータ内部への水の浸入を効果的に抑制することができる。
1 電動ファン
2 電動モータ
3 ファン本体
4 ファンシュラウド
10 コイル
11 ステータ
12 ブラケット
13 回転軸
14 ロータヨーク
34 ファンボス
34b 周壁
34d 開口部
35 ブレード
41 ベースフレーム(ベース部)
42 保護フレーム(ベース部)
43 フランジベース(ベース部)
44 第1浸入規制壁
45 第2浸入規制壁
46 第1ラビリンス部
49 第2ラビリンス部
51 ベース部
60 ウォータシールドリング
61 第3ラビリンス部
上記構成により、ファンシュラウドのベース部、第1浸入規制壁、および第2浸入規制壁により袋小路が形成される。この袋小路が形成される分、水の浸入経路が長く、複雑に形成され、さらに電動モータ内部への水の浸入を抑制することができる。
本発明の第四の態様によれば、前記ブラケットは、前記ステータの後面を覆うように略円盤状に形成されたベース部と、該ベース部の外周縁から前方に向かって立ち上がるように形成される略円筒状の浸入規制壁と、前記浸入規制壁の開口縁に形成されている外フランジ部とが一体的に形成され、前記ファンシュラウドに前記電動モータの前記ブラケットが締結固定されると共に、前記ロータヨークと一体回転するように前記ファン本体が設けられ、前記ファン本体の前記ファンボスの周壁と、前記浸入規制壁と、前記外フランジ部とにより、ラビリンス部が構成されている。
本発明の第の態様によれば、前記ファンシュラウドと前記ブラケットとの間に、第2ラビリンス部が設けられる。
本発明の第の態様によれば、前記ファンシュラウドの前記ベース部が、中央部が大きく開口するように、かつ前記ブラケットの外周部と軸方向で重なるように略環状に形成される。さらに、前記ベース部と前記ブラケットとの間に隙間が形成されるように前記ファンシュラウドが設けられ、前記ブラケット、および前記ベース部によって第2ラビリンス部が構成される。
本発明の第の態様によれば、前記第一の態様から前記第の態様において、前記ロータヨークは、底壁と、底壁から軸方向に向かって立ち上がるように形成された周壁とを有する。そして、前記ロータヨークの径方向中央には、前記周壁と同側に突出するボス部が一体的に形成される。さらに、前記ボス部の周囲には、前記底壁の内側面側から前記ステータに近接してウォータシールドリングが取付けられ、ウォータシールドリングと前記ステータとの間に第3ラビリンス部が設けられる。
1 電動ファン
2 電動モータ
3 ファン本体
4 ファンシュラウド
10 コイル
11 ステータ
12 ブラケット
13 回転軸
14 ロータヨーク
34 ファンボス
34b 周壁
34d 開口部
35 ブレード
41 ベースフレーム(ベース部)
42 保護フレーム(ベース部)
43 フランジベース(ベース部)
44 第1浸入規制壁
45 第2浸入規制壁
46 第1ラビリンス部
49 第2ラビリンス部
51 ベース部
52 浸入規制壁
60 ウォータシールドリング
61 第3ラビリンス部

Claims (6)

  1. 電動モータと、
    前記電動モータに取り付けられるファン本体と、
    前記電動モータを固定するためのファンシュラウドとを備え、
    前記電動モータは、
    コイルが巻装されているステータと、
    前記ステータの径方向中央に設けられ、前記ステータに対して回転自在に設けられた回転軸と、
    前記回転軸に設けられ、前記ステータをその前面から覆うように有底筒状に形成されたロータヨークと、
    前記ステータの後面を覆うように形成され、前記ステータを前記ファンシュラウドに固定するためのブラケットとを有し、
    前記回転軸、および前記ロータヨークと一体に回転するように前記ファン本体が設けられている電動ファンであって、
    前記ファン本体は、
    前記ロータヨークをその前面から覆うように有底筒状に形成されたファンボスと、
    前記ファンボスの外周面から放射状に突出して設けられた複数のブレードとを有し、
    前記ファンボスの開口部と前記ファンシュラウドとの間に第1ラビリンス部が設けられた電動ファン。
  2. 前記ファンシュラウドは、
    前記ブラケットが取り付けられるベース部と、
    前記ベース部の外周部に前記ファン本体側に向かって立ち上がるように形成され、前記ファンボスの開口部を径方向外側から覆う筒状の第1浸入規制壁とを有し、
    前記ファンボスの周壁、および前記第1浸入規制壁は、互いに径方向で重なるように形成され、
    前記ファンボスの周壁、および前記第1浸入規制壁によって前記第1ラビリンス部が構成されている請求項1に記載の電動ファン。
  3. 前記ベース部には、前記第1浸入規制壁よりも径方向内側に、筒状の第2浸入規制壁が前記ファンボスの周壁の手前に至るまで延出するように立ち上がって形成されている請求項2に記載の電動ファン。
  4. 前記ファンシュラウドと前記ブラケットとの間に、第2ラビリンス部が設けられた請求項1〜請求項3の何れかに記載の電動ファン。
  5. 前記ファンシュラウドの前記ベース部が、中央部が大きく開口するように、かつ前記ブラケットの外周部と軸方向で重なるように略環状に形成され、
    前記ベース部と前記ブラケットとの間に隙間が形成されるように前記ファンシュラウドが設けられ、
    前記ブラケット、および前記ベース部によって第2ラビリンス部が構成されている請求項4に記載の電動ファン。
  6. 前記ロータヨークは、底壁と、前記底壁から軸方向に向かって立ち上がるように形成された周壁とを有し、
    前記ロータヨークの径方向中央には、前記周壁と同側に突出するボス部が一体的に形成され、
    前記ボス部の周囲には、前記底壁の内側面側から前記ステータに近接してウォータシールドリングが取付けられ、前記ウォータシールドリングと前記ステータとの間に第3ラビリンス部が設けられた請求項1に記載の電動ファン。
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