JPWO2012091066A1 - 非接触搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触搬送装置によって非接触で搬送される対象物に対して作用する浮揚力を調整する。【解決手段】対象物(2)を非接触で搬送する非接触搬送装置(1)は、凹部(15)と、吸気口(16)と、対象物(2)と対向する開口縁(113)とを有するカップ状部材(11)と、カップ状部材(11)の凹部(15)内に設けられ、その回転によって凹部(15)内に吸気口(16)から空気を吸い込み、凹部(15)内に旋回流を発生せしめるファン(12)と、カップ状部材(11)に設けられ、吸気口(16)から吸い込まれる空気の量を調整する調整部材とを備える。
Description
本発明は、非接触搬送装置に関する。
近年、半導体ウェーハやガラス基板等の対象物を非接触で搬送するための装置が開発されている。例えば、特許文献1では、ベルヌーイの定理を用いて対象物を非接触で搬送する装置が提案されている。この装置では、装置下面に開口する円筒室内に旋回流を発生させ、当該旋回流の中心部の負圧によって対象物を吸引する一方、当該円等室から流出する流体によって当該装置と対象物との間に一定の距離を保つことで、対象物の非接触での搬送を可能としている。
本発明は、非接触搬送装置によって非接触で搬送される対象物に対して作用する浮揚力を調整することを目的とする。
本発明は、対象物を非接触で搬送する非接触搬送装置であって、凹部と、吸気口と、前記対象物と対向する開口縁とを有するカップ状部材と、前記カップ状部材の前記凹部内に設けられ、その回転によって前記凹部内に前記吸気口から空気を吸い込み、前記凹部内に旋回流を発生せしめるファンと、前記カップ状部材に設けられ、前記吸気口から吸い込まれる空気の量を調整する調整部材とを備えることを特徴とする非接触搬送装置を提供する。
本発明によれば、非接触搬送装置の吸気口から吸い込まれる空気の量を調整する調整部材を設けない場合と比較して、非接触搬送装置によって非接触で搬送される対象物に対して作用する浮揚力を調整することができる。
1,1a,1b,1c,1d,1e…非接触搬送装置、2…対象物、3…非接触搬送装置、11,11a,11b…カップ、12…ファン、13,21…モータ、14…シャッタ、15,15a,15b…凹部、16…吸気口、17…留め具、18,22…回転軸、19,23…回転軸用穴、20…ニードルバルブ、センサ…24、制御部…25、111…底部、112…周壁、113…開口縁、114…支持台、121…円筒部材、122…羽根
(1)実施形態
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本実施の形態に係る非接触搬送装置1の構成を示す部分断面図である。非接触搬送装置1は、カップ状部材(以下、単にカップという)11、ファン12、モータ13、シャッタ14を備える。非接触搬送装置1は、半導体ウェーハやガラス基板等の対象物2を非接触で搬送するための装置である。図2(a)は、図1の非接触搬送装置1のA−A線断面図を、図2(b)は図1の非接触搬送装置1の平面図を示す。
カップ11は、円板状の底部111と、当該底部111の周縁部から垂直方向に延びる周壁112とを有する。カップ11は、底部111と周壁112とに囲まれた凹部15を有する。凹部15の、底部111に対して平行な断面の形状は、後述する旋回流に対する抵抗が小さくなるように円形となっている。しかし、この断面の形状は、円形に限らず、楕円形や多角形であってもよい。カップ11の外観形状は図1及び図2に示す円柱体に限定されず、その内部に凹部15が存在すれば、例えば角柱等のいかなる形状であってもよい。
図1の非接触搬送装置1においてカップ11は、その底部111において吸気口16を有する。図2(b)に示される例では、カップ11は、同一円周上に等間隔に設けられた4個の吸気口16を有する。しかし、カップ11に設けられる吸気口16の個数は4に限定されず、その個数は任意であるが、2〜8個が好適である。また、吸気口16は、カップ11の周壁112に設けられてもよい。
カップ11の底部111には、図2(b)に示されるようにシャッタ14が設けられる。シャッタ14は円形の板状部材であり、吸気口16ごとに設けられる。シャッタ14は、留め具17により、当該留め具17を中心として回動可能なように底部111に固定される。非接触搬送装置1のユーザは、シャッタ14の位置を変化させることにより、シャッタ14が吸気口16を覆う面積を変化させることができる。なお、図2(b)に示される例では、シャッタ14は底部111の、モータ13が設けられている側に配置されているが、モータ13が設けられていない側(すなわち、凹部15に面する側)に配置するようにしてもよい。また、吸気口16がカップ11の周壁112に設けられた場合には、シャッタ14も周壁112に設けられてもよい。また、図2(b)に示される例では、すべての吸気口16において、シャッタ14により覆われる面積が同一となっているが、この面積は吸気口16ごとに異ならせてもよい。
図2(a)に示すように、ファン12は、円筒部材121と、当該円筒部材121の周面からその中心軸に対して垂直な方向に延びる複数の羽根122とを有する。各羽根122は、矩形状の板を、その上端側(カップ11の底部111に近い側)において回転方向に湾曲させてなる。羽根122の湾曲角度θ(図1参照)は、0.5°〜2°の値をとる。羽根122は湾曲させられることにより、吸気口16から空気を吸い込み易くなる。なお、羽根122は、径方向に湾曲させてもよい。また、羽根122の形状も矩形に限定されず、その他の形状であってもよい。
図3(a)、(b)は、ファンの別の構成例を示す図である。図1では、羽根122が緩やかに曲げられているのに対し、図3(a)では羽根122aがある高さにおいて折り曲げられている。図3(b)では羽根122bは湾曲しておらず、平らな板であり、円筒部材121の中心軸に対して回転方向に傾斜して取り付けられている。なお、ファンは、プロペラファンに限らず、シロッコファンであってもよい。ここでシロッコファンとは、円筒状のファンであって、より具体的には、円筒体の周壁がその軸方向に延びる複数の羽根によって構成されるファンである。
図2(a)に示すように、羽根122とカップ11の内壁の間には、ファン12の回転が空気抵抗によって妨げられないように所定のクリアランスΔrを設けることが望ましい。また、羽根122の枚数は、少なくとも4枚あれば足りるが、旋回流を効率的に発生させるためには、6〜20枚の範囲であることが好ましい。
モータ13はカップ11の外部に設けられ、その回転軸18は、回転軸用穴19を介してファン12の円筒部材121と連結される。ファン12は、モータ13の回転に応じて、矢印Bの方向に回転する。ファン12が回転することにより、吸気口16から凹部15内に空気が吸い込まれ、矢印Cに示されるように旋回流が発生する。カップ11の開口縁113は、凹部15から排出される空気に対する抵抗を低減するために、面取りされてもよい。
以上が非接触搬送装置1の構成である。続いてその動作について説明する。対象物2は、カップ11の開口縁113と対向するように配置される。この状態でモータ13を例えば1000〜3000rpm程度の回転数で回転させると、ファン12が回転し、吸気口16を介して凹部15内に空気が吸い込まれ、凹部15内に旋回流が発生する。旋回流が発生すると、遠心力によって凹部15内の空気が外側へと引っ張られ、空気の密度が低くなり、凹部15内の圧力は大気圧よりも低くなる(すなわち、負圧になる)。図4は、図1の非接触搬送装置1が発生する圧力の分布図である。横軸は対象物2の径方向の位置rを、縦軸は圧力を示す。
このとき、カップ11の開口縁113と対向するように対象物2が配置されていると、対象物2の上表面に作用する圧力は負圧となる。圧力の分布は、図4に示される通りであり、対象物2の上表面のうち、中心部において最も圧力が低くなる。対象物2は、その上下表面の圧力の差によって発生する浮揚力により浮揚する。
図5は、カップ11の開口縁113と対象物2との間の間隔hと浮揚力との関係を示す図である。同図に示されるように、間隔hは、一定の値に達するまでは、浮揚力が上昇するにつれて大きくなる。同図においてn1は、対象物2の重量の一例を示している。この重量を有する対象物2は、同図によれば、間隔h1の地点において安定的に浮揚することになる。
なお、対象物2に対して作用する浮揚力は、シャッタ14の位置を変化させることによって調整することができる。例えば、図2(b)に示されるように、吸気口16の一部を覆うようにシャッタ14が配置された場合には、吸気口16を全く覆わないように配置された場合と比較して、凹部15内に流入する空気の流量が少なくなる。その結果、凹部15内に発生する負圧が大きくなり、対象物2に作用する浮揚力が大きくなる。一般に、対象物2に作用する浮揚力は、吸気口16がシャッタ14により覆われる面積が増大するにつれて大きくなり、逆に当該面積が減少するにつれて小さくなる。
なお、対象物2に作用する浮揚力は、図5に示されるように間隔hとの間に相関関係を有することから、シャッタ14の位置を変化させることにより、間隔hを調整することもできる。一般に、間隔hは、吸気口16がシャッタ14により覆われる面積が増大するにつれて小さくなり、逆に当該面積が減少するにつれて大きくなる。
以上が非接触搬送装置1の動作についての説明である。
以上が非接触搬送装置1の動作についての説明である。
(2)変形例
以上、実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。以下、変形の一例について説明する。なお、下記の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
以上、実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。以下、変形の一例について説明する。なお、下記の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
(2−1)変形例1
図1の非接触搬送装置1を単体で用いる場合、旋回流によって対象物2が回転するおそれがある。これを防止するために、複数の非接触搬送装置を用いることとしてもよい。図6は、複数の非接触搬送装置を備える非接触運搬装置3の構成を示す部分断面図である。図7は、この非接触運搬装置3の底面図である。同図に示される非接触搬送装置3は、4個の非接触搬送装置1a〜1dを備えている。各非接触搬送装置1a〜1dのカップ11は、その周壁112同士が連結され、一体として基体31が構成される。
図1の非接触搬送装置1を単体で用いる場合、旋回流によって対象物2が回転するおそれがある。これを防止するために、複数の非接触搬送装置を用いることとしてもよい。図6は、複数の非接触搬送装置を備える非接触運搬装置3の構成を示す部分断面図である。図7は、この非接触運搬装置3の底面図である。同図に示される非接触搬送装置3は、4個の非接触搬送装置1a〜1dを備えている。各非接触搬送装置1a〜1dのカップ11は、その周壁112同士が連結され、一体として基体31が構成される。
各非接触搬送装置1a〜1dが発生させる旋回流の回転方向は、各非接触搬送装置1a〜1dが対象物2に対して与える回転トルクがキャンセルされるように決定される。図7に示される例では、4個の非接触搬送装置1a〜1dのうち、非接触搬送装置1aと1bとが、第1の向きの旋回流を発生させ、非接触搬送装置1cと1dとが、これとは逆の第2の向きの旋回流を発生させる。もちろん、4個の非接触搬送装置1a〜1dのうち、非接触搬送装置1aと1cとに、第1の向きの旋回流を発生させ、非接触搬送装置1bと1dとに、これとは逆の第2の向きの旋回流を発生させるようにしてもよい。なお、非接触搬送装置を構成する非接触搬送装置の個数は4個に限定されず、2個、6個、8個など任意の偶数であってもよい。
(2−2)変形例2
非接触搬送装置1の凹部15の形状は、図1及び図2に示されるような円柱形状に限らず、例えば略半球状や円柱台状であってもよい。図8(a)は、略半球状の凹部15aを有するカップ11aの断面図であり、図8(b)は、円柱台状の凹部15bを有するカップ11bの断面図である。各ケースにおいて、ファン12の羽根122の形状は、凹部に非接触にて嵌合するように定められる。
非接触搬送装置1の凹部15の形状は、図1及び図2に示されるような円柱形状に限らず、例えば略半球状や円柱台状であってもよい。図8(a)は、略半球状の凹部15aを有するカップ11aの断面図であり、図8(b)は、円柱台状の凹部15bを有するカップ11bの断面図である。各ケースにおいて、ファン12の羽根122の形状は、凹部に非接触にて嵌合するように定められる。
(2−3)変形例3
上記の非接触搬送装置1において吸気口16の形状は、図2(b)に示されるような円形に限らず、楕円形や多角形であってもよい。また、シャッタ14の形状も、図2(b)に示されるような円形に限らず、楕円形や多角形であってもよい。留め具17を中心とするシャッタ14の回転角と、シャッタ14により覆われる吸気口の面積との関係は、例えばシャッタ14の回転角が0°のときにその面積が0となる場合において、線形的であっても、指数関数的であっても、対数関数的であってもよい。
上記の非接触搬送装置1において吸気口16の形状は、図2(b)に示されるような円形に限らず、楕円形や多角形であってもよい。また、シャッタ14の形状も、図2(b)に示されるような円形に限らず、楕円形や多角形であってもよい。留め具17を中心とするシャッタ14の回転角と、シャッタ14により覆われる吸気口の面積との関係は、例えばシャッタ14の回転角が0°のときにその面積が0となる場合において、線形的であっても、指数関数的であっても、対数関数的であってもよい。
(2−4)変形例4
上記の非接触搬送装置1では、シャッタ14は、留め具17を中心として回動可能なように固定されているが、このシャッタ14は、ねじ止めされてもよい。この場合、シャッタ14の位置を変化させるときは、その都度、止めねじを外すことになる。
上記の非接触搬送装置1では、シャッタ14は、留め具17を中心として回動可能なように固定されているが、このシャッタ14は、ねじ止めされてもよい。この場合、シャッタ14の位置を変化させるときは、その都度、止めねじを外すことになる。
(2−5)変形例5
上記の非接触搬送装置1において、シャッタ14は、円形の板状部材ではなく、カメラのレンズシャッタのように、複数枚のシャッタ羽根を円形に組み合わせた構成としてもよい。
また、上記の非接触搬送装置1において、シャッタ14に代えてニードルバルブ20のような弁を設置するようにしてもよい。図9は、シャッタ14に代えてニードルバルブ20を設置した非接触搬送装置1eの部分断面図を示す図である。この場合、ニードルバルブ20のハンドルを回転させることにより、カップ11の凹部15内に流入する空気の流量を調整する。
上記の非接触搬送装置1において、シャッタ14は、円形の板状部材ではなく、カメラのレンズシャッタのように、複数枚のシャッタ羽根を円形に組み合わせた構成としてもよい。
また、上記の非接触搬送装置1において、シャッタ14に代えてニードルバルブ20のような弁を設置するようにしてもよい。図9は、シャッタ14に代えてニードルバルブ20を設置した非接触搬送装置1eの部分断面図を示す図である。この場合、ニードルバルブ20のハンドルを回転させることにより、カップ11の凹部15内に流入する空気の流量を調整する。
(2−6)変形例6
上記の非接触搬送装置1では、シャッタ14は、手動でその位置を変化させる構成となっているが、モータによりその位置を変化させる構成としてもよい。図10は、シャッタ14を回動させるためのモータ21を備えた非接触搬送装置1fの部分断面図を示す図である。同図に示される例では、カップ11の底部111に、支持台114が設けられ、この支持台114上にモータ21が設置される。モータ21から延びる回転軸22は、回転軸用穴23を介してシャッタ14と連結される。シャッタ14は、モータ21の回転に応じて、回転軸22を中心として回動する。なおここで、モータ21は、例えばステッピングモータである。
なお、図10に示される例では、シャッタ14ごとにモータ21が設けられているが、非接触搬送装置につき1つのモータ21のみを設け、ギア等を介して、当該1つのモータ21のみにより、すべてのシャッタ14を回動させるようにしてもよい。
上記の非接触搬送装置1では、シャッタ14は、手動でその位置を変化させる構成となっているが、モータによりその位置を変化させる構成としてもよい。図10は、シャッタ14を回動させるためのモータ21を備えた非接触搬送装置1fの部分断面図を示す図である。同図に示される例では、カップ11の底部111に、支持台114が設けられ、この支持台114上にモータ21が設置される。モータ21から延びる回転軸22は、回転軸用穴23を介してシャッタ14と連結される。シャッタ14は、モータ21の回転に応じて、回転軸22を中心として回動する。なおここで、モータ21は、例えばステッピングモータである。
なお、図10に示される例では、シャッタ14ごとにモータ21が設けられているが、非接触搬送装置につき1つのモータ21のみを設け、ギア等を介して、当該1つのモータ21のみにより、すべてのシャッタ14を回動させるようにしてもよい。
(2−7)変形例7
上記の変形例6に係る構成において、非接触搬送装置にさらに、当該搬送装置と対象物2との距離を計測するセンサを設け、このセンサの計測結果に基づいて、シャッタ14の位置を変化させる構成としてもよい。図11は、当該変形例に係る非接触搬送装置1gの部分断面図を示す図である。同図に示される例では、非接触搬送装置1gと対象物2との距離を測定する手段として、センサ24が設けられている。このセンサ24は、例えば超音波センサである。
上記の変形例6に係る構成において、非接触搬送装置にさらに、当該搬送装置と対象物2との距離を計測するセンサを設け、このセンサの計測結果に基づいて、シャッタ14の位置を変化させる構成としてもよい。図11は、当該変形例に係る非接触搬送装置1gの部分断面図を示す図である。同図に示される例では、非接触搬送装置1gと対象物2との距離を測定する手段として、センサ24が設けられている。このセンサ24は、例えば超音波センサである。
このセンサ24は、制御部25と接続され、測定した距離を示す信号を制御部25に出力する。制御部25は、出力された信号により示される距離と、所定の距離とを比較し、その差に基づいてモータ21を制御する。具体的には、制御部25は、信号により示される距離が、その所定の距離よりも長い場合には、シャッタ14により覆われる吸気口16の面積が大きくなるようにモータ21を制御する。その結果、凹部15内に流入する空気の流量が少なくなり、凹部15内に発生する負圧が大きくなり、対象物2に作用する浮揚力が大きくなる。
反対に、信号により示される距離が、その所定の距離よりも短い場合には、シャッタ14により覆われる吸気口16の面積が小さくなるようにモータ21を制御する。その結果、凹部15内に流入する空気の流量が大きくなり、凹部15内に発生する負圧が小さくなり、対象物2に作用する浮揚力が小さくなる。モータ21に出力される駆動パルス数は、差の大きさに比例する。なおここで、制御部25は、例えばマイクロコンピュータである。
Claims (1)
- 対象物を非接触で搬送する非接触搬送装置であって、
凹部と、吸気口と、前記対象物と対向する開口縁とを有するカップ状部材と、
前記カップ状部材の前記凹部内に設けられ、その回転によって前記凹部内に前記吸気口から空気を吸い込み、前記凹部内に旋回流を発生せしめるファンと、
前記カップ状部材に設けられ、前記吸気口から吸い込まれる空気の量を調整する調整部材と
を備えることを特徴とする非接触搬送装置。
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