JPWO2012085961A1 - 金属製パイプ、金属製パイプの加工方法及び加工装置 - Google Patents

金属製パイプ、金属製パイプの加工方法及び加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012085961A1
JPWO2012085961A1 JP2012502373A JP2012502373A JPWO2012085961A1 JP WO2012085961 A1 JPWO2012085961 A1 JP WO2012085961A1 JP 2012502373 A JP2012502373 A JP 2012502373A JP 2012502373 A JP2012502373 A JP 2012502373A JP WO2012085961 A1 JPWO2012085961 A1 JP WO2012085961A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal pipe
mold
pipe
stress concentration
thick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012502373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5734950B2 (ja
Inventor
直之 小林
直之 小林
宣男 鳥岡
宣男 鳥岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirotec Corp
Original Assignee
Hirotec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirotec Corp filed Critical Hirotec Corp
Publication of JPWO2012085961A1 publication Critical patent/JPWO2012085961A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5734950B2 publication Critical patent/JP5734950B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D9/00Bending tubes using mandrels or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K21/00Making hollow articles not covered by a single preceding sub-group
    • B21K21/12Shaping end portions of hollow articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/06Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor for performing particular operations
    • B21J5/08Upsetting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

金属製パイプ(1)の軸線方向の一部が他の部位に比べて厚い厚肉部(10)となるように金属製パイプ(1)を加工する金属製パイプの加工方法において,金属製パイプ(1)の軸線方向中間部に,金属製パイプ(1)が軸線方向の加圧力を受けた際に応力を集中させるための段差部を形成する応力集中部形成工程と,金属製パイプ(1)を外型(20)にセットするパイプセット工程と,応力集中部形成工程及びパイプセット工程を経た後,金属製パイプ(1)の内部に内型(25)を挿入して内型(25)と外型(20)との間に厚肉部(10)を形成するための空間(S)を設け,金属製パイプ(1)の端部に軸線方向の加圧力を加えて段差部に応力を集中させて変形させ,この変形を起点にして厚肉部(10)を形成する厚肉部形成工程とを備えている。

Description

本発明は、ある部位の肉厚が他の部位に比べて厚くなるように形成された金属製パイプ、その加工方法及び加工装置に関するものである。
従来から、例えば、自動車に搭載される内燃機関の排気系の一部は金属製パイプで構成されている。この金属製パイプには排気ガスの熱が繰り返し加わり、さらに、金属製パイプの他の部品との接合部位には、内燃機関及び車体の振動による応力集中が起こる。その結果、金属製パイプの特に接合部位に破損が起こりやすいという問題がある。この破損の防止策としては、例えば、肉厚を厚くしたり、高強度の材質に変更する方法等がある。
しかしながら、肉厚を厚くすると、応力の集中しない部位、即ち破損しにくい部位の肉厚も厚くなるので、金属製パイプ自体が無用に重くなり、また、材質を変更した場合も金属製パイプ自体の重量は殆ど変わらないものとなる。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、金属製パイプの応力が集中しやすい部位の肉厚を他の部位に比べて厚くすることによって破損を防止しながら、金属製パイプの軽量化を図ることが行われている。この特許文献1では、均一な肉厚の金属製パイプを1200℃程度の高温に加熱して変形抵抗を小さくした後、ダイスとマンドレルとを使用して軸線方向に加圧し、金属製パイプの一部に厚肉部を形成している。
特開平8−10889号公報
しかしながら、特許文献1では、金属製パイプを高温に加熱しなければならないので、加熱に時間を要して生産効率が低く、また、加工時のエネルギ消費が大きいという問題があった。
また、高温下で加工した後、常温まで冷却すると熱収縮が均一に起こるわけではないので、金属製パイプの寸法精度が低下してしまうという問題もあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一部に厚肉部が形成された金属製パイプを、生産効率良く高精度に、かつ、エネルギ消費を低減しながら得ることができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、第1の発明では、金属製パイプの加工方法として、金属製パイプの軸線方向中間部に応力集中部を設けておき、この金属製パイプに軸線方向の加圧力を加えて応力集中部に応力を集中させて変形させ、この変形を起点にして厚肉部を形成するようにした。
第1の発明は、金属製パイプの軸線方向の一部が他の部位に比べて厚い厚肉部となるように該金属製パイプを加工する金属製パイプの加工方法において、上記金属製パイプの軸線方向中間部に、該金属製パイプが軸線方向の加圧力を受けた際に応力を集中させるための応力集中部を形成する応力集中部形成工程と、上記金属製パイプを、該金属製パイプの外周面を保持する外型にセットするパイプセット工程と、上記応力集中部形成工程及び上記パイプセット工程を経た後、上記金属製パイプの内部に内型を挿入して該内型と上記外型との間に上記厚肉部を形成するための空間を設け、上記金属製パイプに軸線方向の加圧力を加えて上記応力集中部に応力を集中させて変形させ、この変形部位を起点にして上記厚肉部を形成する厚肉部形成工程とを備えていることを特徴とするものである。
この構成によれば、金属製パイプに加圧力を加えると、金属製パイプの応力集中部に応力が集中するので、従来例のように加熱によって変形抵抗を低減しなくても、金属製パイプが変形し始める。金属製パイプの変形は、その変形し始めた部位を起点として外型と内型との間の空間内で起こり、外型と内型との間で金属製パイプに厚肉部が形成されることになる。
第2の発明は、第1の発明において、応力集中部形成工程では、金属製パイプに段差部を形成し、該段差部を応力集中部とすることを特徴とするものである。
この構成によれば、段差部が形成されることで、軸線方向に加圧力が作用した際に確実に応力集中を起こさせることが可能になる。
第3の発明は、第2の発明において、応力集中部形成工程では、金属製パイプに拡管加工を施すことによって段差部を形成することを特徴とするものである。
この構成によれば、段差部が拡管加工によって簡単に得られるようになる。
第4の発明では、金属製パイプの加工装置として、応力集中部形成装置により金属製パイプの軸線方向中間部に応力集中部を形成し、内型を駆動装置により金属製パイプの軸線方向に押し、金属製パイプの端部に軸線方向の加圧力を作用させるようにした。
第4の発明は、金属製パイプの軸線方向の一部が他の部位に比べて厚い厚肉部となるように該金属製パイプを加工する金属製パイプの加工装置において、上記金属製パイプの軸線方向中間部に、軸線方向の加圧力を受けた際に応力を集中させるための応力集中部を形成する応力集中部形成装置と、上記金属製パイプの外周面を保持する外型と、上記金属製パイプの内部に挿入され、上記外型との間に上記厚肉部を形成するための空間を設けるとともに、上記金属製パイプの端部に接するように構成された内型と、上記内型を上記金属製パイプの軸線方向に押して該金属製パイプの端部に軸線方向の加圧力を作用させる駆動装置とを備えていることを特徴とするものである。
この構成によれば、応力集中部が形成された金属製パイプを外型に保持し、この金属製パイプに内型を挿入して金属製パイプの端部に駆動装置によって軸線方向の加圧力を作用させることが可能になる。これにより、金属製パイプの応力集中部に応力が集中して変形し、この変形部位を起点にして外型と内型との間で金属製パイプに厚肉部が形成されることになる。
第5の発明は、第4の発明において、内型は、金属製パイプの厚肉部を形成する部位以外の部位に挿入される第1型と、該第1型とは分離され、該金属製パイプの厚肉部を形成する部位に挿入される第2型とを備え、上記第2型が駆動装置により駆動されることを特徴とするものである。
この構成によれば、金属製パイプの厚肉部を形成する部位以外の部位に第1型を挿入した状態で、この第1型とは分離した第2型を金属製パイプの厚肉部を形成する部位に挿入して加圧力を作用させることになる。これにより、金属製パイプの厚肉部を形成する部位以外の部位では、第1型を静止させておくことが可能になるので、厚肉部を形成する部位以外の部位で第1型が金属製パイプの内周面に軸線方向に擦れることはない。従って、内型が軸線方向に擦れることに起因して金属製パイプの内面が損傷、変形してしまうのを防止することが可能になる。
第6の発明は、第1から3のいずれか1つの加工方法により加工された金属製パイプである。
第1の発明によれば、金属製パイプの軸線方向中間部に応力集中部を形成して外型にセットした後、内型を金属製パイプに挿入して軸線方向に加圧力を加えて応力集中部に応力を集中させて変形させ、この変形部位を起点にして厚肉部を形成するようにしたので、金属製パイプを変形抵抗の抑制のために高温に加熱する必要はなく、生産効率及び寸法精度を高めることができるとともに、エネルギ消費を低減できる。よって、必要な部位に必要な強度を持った軽量で高精度な金属製パイプを低コストで得ることができる。
第2の発明によれば、金属製パイプに段差部を形成し、この段差部を応力集中部としたので、加圧力を加えた際に応力集中を確実に起こさせて変形させることができ、狙い通りに厚肉部を形成できる。
第3の発明によれば、金属製パイプに拡管加工を施すことによって段差部を形成するようにしたので、段差部を簡単に得ることができ、金属製パイプをより低コストなものとすることができる。
第4の発明によれば、第1の発明と同様に、金属製パイプを変形抵抗の抑制のために高温に加熱することなく厚肉部を形成できるので、生産効率及び寸法精度を高めることができるとともに、エネルギ消費を低減できる。よって、必要な部位に必要な強度を持った軽量で高精度な金属製パイプを低コストで得ることができる。
第5の発明によれば、金属製パイプの厚肉部を形成する部位以外の部位に第1型を挿入し、金属製パイプの厚肉部を形成する部位に第2型を挿入し、この第2型を駆動装置により駆動するようにしたので、金属製パイプの厚肉化に伴って金属製パイプの内面が損傷、変形してしまうのを防止できる。
実施形態にかかる金属製パイプがフランジ構成部材に固定された状態を示す断面図である。 金属製パイプの上流側を拡大して示す断面図である。 加工装置の断面図である。 加工前の金属製パイプの断面図である。 拡管工程を経た金属製パイプの断面図である。 外型の断面図である。 第1型の側面図である。 第2型の側面図である。 拡管工程を経た金属製パイプをセットした状態の図3相当図である。 厚肉部の形成が完了した状態の図3相当図である。 加工が終了した金属製パイプの断面図である。 変形例にかかる内型の側面図である。 変形例にかかる応力集中部を形成した状態の金属製パイプの断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる金属製パイプ1をフランジ構成部材2に固定した状態を示すものである。この金属製パイプ1は、図示しない自動車に搭載される内燃機関の排気系の一部であるエキゾーストマニホールドの管部を構成するものである。
尚、この実施形態の説明では、説明の便宜を図るために、金属製パイプ1の排気流れ方向上流側を単に上流側といい、排気流れ方向下流側を単に下流側というものとする。
図2にも示すように、金属製パイプ1の上流側は、フランジ構成部材2に形成された貫通孔2aに挿入されている。金属製パイプ1の上流側の外周面とフランジ構成部材2の貫通孔2aの周縁部とは全周に亘って溶接されている。図1及び図2における符号Cは溶接ビードである。フランジ構成部材2は、金属製パイプ1にフランジを形成するためのものであり、他の部品に接合されるようになっている。
金属製パイプ1の素材となる管は鋼管である。図4に示すように、加工前の金属製パイプ1の肉厚は、両端に亘って同じであり、本実施形態では、肉厚は1.2mmである。
図1に示すように、金属製パイプ1の上流側の所定範囲は、他の部位に比べて肉厚が厚い厚肉部10とされている。この厚肉部10は後述する加工方法によって得られたものである。尚、厚肉部10の肉厚は2.0mmである。
金属製パイプ1の外径は、厚肉部10に対応する部位が他の部位に比べて大きくなるように設定されている。従って、厚肉部10は、金属製パイプ1の外側に盛り上がるようにして形成されている。図2に示すように、金属製パイプ1の外周面のうち、厚肉部10の形成始め(厚肉部10の下流端)の領域には、上流側に向かって拡径するテーパー面からなる拡径部10aが形成されている。この拡径部10aの形成により、金属製パイプ1の肉厚が徐々に増すことになる。
また、金属製パイプ1の外周面のうち、拡径部10aよりも上流側の領域の面10bは軸線と略平行に延びている。拡径部10aの軸線方向の寸法は、面10bの軸線方向の寸法よりも十分に短く設定されている。
金属製パイプ1の外周面のうち、厚肉部10以外の部位の面1aは、軸線と略平行に延びている。この面1aと、拡径部10aとの間には円弧面1bが形成されており、この円弧面1bを介して面1aと拡径部10aとが連続している。円弧面1bの曲率半径は5mm以上15mm以下に設定されている。円弧面1bを形成することで応力集中が起こりにくくなる。円弧面1bの曲率半径が5mmよりも小さいと円弧面1bの近傍に発生する応力が大きくなり金属製パイプ1の信頼性が低下し、15mmよりも大きいと金属製パイプ1の全長が長くなってレイアウト性が悪化するからである。
また、金属製パイプ1の面1aの延長線(図2に破線で示す)と、拡径部10aとのなす角度αは、5゜以上25゜以下に設定されている。角度αが5゜未満であると、肉厚が徐々に変化していく部分(肉厚徐変部)が長くなり、金属製パイプ1のレイアウト性が悪化し、25゜を越えるとA部への応力集中が大きくなり過ぎて、A部に発生する応力がB部に発生する応力を越えることになるため、この範囲での設定が好ましい。
金属製パイプ1の上流端部の内周面には、下流側に比べて大径の大径部1cが形成されている。また、大径部1cよりも下流側には、下流側へ向かって縮径するテーパー面からなる縮径部1dが大径部1cに連続して形成されている。縮径部1dの形成により、金属製パイプ1の上流端部の肉厚は、大径部1cに近づくにつれて徐々に薄くなる。このように、縮径部1dを形成して肉厚を徐々に変化させているので、応力集中が起こり難くなる。大径部1c及び縮径部1dの軸線方向の寸法は、厚肉部10全体の軸線方向の寸法よりも大幅に短く設定されている。
次に、上記厚肉部10を有するように金属製パイプ1を加工する加工方法について説明する。
加工前の金属製パイプ1の断面は円形である。加工前の金属製パイプ1の肉厚は1.2mmであり、外径は40mm程度である。また、加工前の金属製パイプ1の長さは、120mm程度である。尚、上記した加工前の金属製パイプ1の肉厚、外径、長さは一例であり、これに限られるものではない。
始めに、図5に示すように、金属製パイプ1に拡管加工を施す。拡管加工を施す領域は、厚肉部10を形成する領域と等しい。従って、拡管加工を施す領域の始点の位置は、拡径部10a(図2に示す)の形成部位と同じ位置であり、終点の位置は、金属製パイプ1の上流端部である。
拡管加工は、周知の拡管装置15を用いて施す。これにより、金属製パイプ1の軸線方向中間部に段差部100が形成される。段差部100は本発明の応力集中部となる部位である。以上が応力集中部形成工程であり、拡管装置15が応力集中部形成装置である。
次に、拡管加工が施された金属製パイプ1を図9に示すように外型20にセットする。外型20は、第1分割部材21と第2分割部材22とを備えている。第1分割部材21には、金属製パイプ1の外周面の径方向半分に沿うように形成された凹面21aが形成されている。一方、第2分割部材22にも、金属製パイプ1の外周面の径方向半分に沿うように形成された凹面22aが形成されている。第1分割部材21及び第2分割部材22は、凹面21a及び凹面22aの開放側を合わせた状態で図示しない締結部材を用いて締結されて一体化している。この状態で、凹面21a及び凹面22aにより、上下方向に延びる貫通孔20aが形成されることになる。貫通孔20aの約上半分の内径は、金属製パイプ1の拡管部分の外径と同じであり、また、約下半分の内径は、金属製パイプ1の拡管部分以外の外径と同じである。
図3に示すように、外型20の下端部はベース板23に固定されている。ベース板23には、外型20の貫通孔20aの下端部と連通する貫通孔23aが上下に貫通するように形成されている。ベース板23の貫通孔23aの内径は、外型20の貫通孔20aの下半部の内径よりも小径とされており、図9に示すように金属製パイプ1の下流端部がベース板23の貫通孔23aの周縁部に上方から当接するようになっている。この状態で金属製パイプ1はベース板23に支持される。また、ベース板23には、外型20の下端部が嵌る凹部23bが形成されている。
金属製パイプ1を、その拡管側を上にして外型20の内部に挿入することで、金属製パイプ1の外周面全体が外型20により保持されることになる。これがパイプセット工程である。
拡管工程及びパイプセット工程を経た後、内型25を金属製パイプ1に挿入する。
尚、拡管工程とパイプセット工程の順番はどちらが先であってもよい。すなわち、パイプセット工程の後に拡管工程を行うことも可能である。
図3及び図9に示すように、内型25は、金属製パイプ1の厚肉部10を形成する部位以外の部位に挿入される第1型27と、該第1型27とは分離され、該金属製パイプ1の厚肉部10を形成する部位に挿入される第2型28と、第1型27及び第2型28の間に配置されるスプリング29とを備えている。
第1型27は、上下に延びる円柱状に形成されている。図7にも示すように、第1型27の外径は、上端部から下端部に亘って略同じであり、金属製パイプ1の拡管加工されていない部分の内径と略同じに設定されている。従って、図3に示すように、第1型27の下端部はベース板23の貫通孔23aに挿入される。また、第1型27の長さは、金属製パイプ1の拡管加工されていない部分の長さよりも長く設定されている。
図7に示すように、第1型27の下端部には、先細となるようにテーパー面27aが形成されている。また、第1型27には、軸線に沿って延びる中心孔27bが形成されている。中心孔27bは、第1型27を上下に貫通するように形成されている。中心孔27bの内周面の上下方向中央部近傍には、スプリング29の下端部を受ける受け部27cが中心孔27bの内方へ突出するように形成されている。
第2型28も円柱状に形成されている。図8に示すように、第2型28の下端部には、第1小径部28aが設けられている。第1小径部28aの外径は、第1型27の外径と略同じに設定されている。第2型28の第1小径部28aよりも上側には、下側に向けて縮径し、第1小径部28aに連なるテーパー面部28bが形成されている。第2型28のテーパー面部28bよりも上側には、第2小径部28cが形成されている。第2小径部28cは第1小径部28aよりも大径となっている。
第2型28の第2小径部28cよりも上側の本体部28dの外径は、外型20の貫通孔20aの上側部分の内径と略同じに設定されている。本体部28dと第2小径部28cとの間には段部28eが形成されている。この段部28eに金属製パイプ1の上流端部が嵌るようになっている。
また、第2型28には、軸線に沿って延びるねじ孔28fが形成されている。このねじ孔28fは、第2型28の上端面に開口している。第2型28の下部には、スプリング29が挿入されるスプリング挿入孔28gが形成されている。スプリング挿入孔28gの底面にスプリング29の上端部が当たるようになっている。
図3に示すように、第2型28の上端部には板材30がボルト31により締結固定されている。板材30の中心部には、ボルト31が挿通するボルト挿通孔30aが形成されている。ボルト挿通孔30aに挿通したボルト31が第2型28のねじ孔28fに螺合するようになっている。
板材30には、駆動装置33が連結されている。駆動装置33は、第2型28を上下方向に移動させるためのものである。
内型25を金属製パイプ1に挿入する際には、まず、第1型27を金属製パイプ1に挿入し、その後、第2型28を挿入する。第2型28を挿入していくと、スプリング29が下に押され、これにより、第1型27が下に押されることになり、第1型27の下端部はベース板23の貫通孔23aに挿入される。
図9に示すように、内型25を金属製パイプ1に挿入した状態では、内型25と外型20との間に厚肉部10を形成するための空間Sが設けられる。
そして、図9に白抜矢印で示すように、駆動装置33により第2型28を下方へ押すと、金属製パイプ1の上端部には下向きの加圧力が作用する。加圧力を受けた金属製パイプ1には圧縮応力が発生するが、金属製パイプ1が一様断面ではなく、拡管加工によって段差部100が形成されて断面形状が変化した部分があるので、その部分に大きな応力が集中して発生することになる。その結果、段差部100が変形し始める。この変形を始めるのに要する力は、段差部100が形成されていることにより、段差部100が無い場合に比べて小さくて済む。よって、従来例のように加熱によって変形抵抗を低減しなくても、金属製パイプ1を変形させることが可能になる。つまり、300℃程度以上に昇温し加工性を向上させる必要がなく、いわゆる冷間加工が行える。
駆動装置33により第2型28を更に下方へ移動させると、段差部100よりも上側の部分が段差部100の変形部位を基点として変形する。この変形は外型20と内型5との間の空間S内で起こり、金属製パイプ1の変形部位は、外型20の内周面と内型25の外周面とにより成形されて厚肉部10となる。加工後の金属製パイプ1を図11に示す。
尚、金属製パイプ1の拡管部分以外の部分は、次の理由から肉厚が大きく変化することはない。すなわち、外型20と金属製パイプ1の外面との間、及び内型25と金属製パイプ1の内面との間には、成形性を考慮して微小なクリアランスが設けられているが、応力集中部である段差部100を成形する際に加工力がその段差部100の成形に利用されることになり、これにより、金属製パイプ1における段差部100よりも下側部分に発生する応力が小さくなり、よって、金属製パイプ1の拡管部分以外の部分の肉厚変化が抑制されることになる。
駆動装置33で移動させるのは第2型28のみであり、第1型27は静止している。従って、厚肉部10を形成する部分以外で第1型27が金属製パイプ1の内周面に対して軸線方向に擦れることはない。これにより、金属製パイプ1の厚肉部10を形成する部分以外で金属製パイプ1の内面が損傷、変形してしまうのを回避できる。
本発明の加工装置は、拡管装置15、外型20、内型25、ベース板23、板材30及び駆動装置33で構成されている。
図1に示すように、上記のようにして加工された金属製パイプ1の上流端をフランジ構成部材2の貫通孔2aに挿入し、フランジ構成部材2の貫通孔2aの周縁部に溶接する。
金属製パイプ1をフランジ構成部材2に固定した状態で、金属製パイプ1の下流端部に下向きの荷重を加えた場合には、各部に応力が発生することになる。このとき、大きな応力が発生しやすいのは、図2に符号Aで示す円内の部位と、符号Bで示す円内の部位である。ここで、金属製パイプ1の拡径部10aと面1aとのなす角度αを25゜以下に設定したことで、円A内の応力の方が円B内の応力よりも小さくなる。すなわち、金属製パイプ1の溶接部位(円B内の部位)の応力よりも他の部位(円A内の部位)の応力の方が小さくなるので、使用時において溶接部位よりも他の部位の方が早く破損することはない。
以上説明したように、この実施形態によれば、金属製パイプ1の軸線方向中間部に段差部100を形成して外型20にセットした後、内型25を金属製パイプ1に挿入して軸線方向に加圧力を加えて段差部100に応力を集中させて変形させ、この変形部位を起点にして厚肉部10を形成するようにしている。これにより、従来のように金属製パイプ1を変形抵抗の抑制のために高温に加熱する必要はなくなるので、生産効率及び寸法精度を高めることができるとともに、エネルギ消費を低減できる。よって、必要な部位に必要な強度を持った軽量で高精度な金属製パイプ1を低コストで得ることができる。
また、金属製パイプ1に段差部100を形成し、この段差部100を応力集中部としたので、加圧力を加えた際に確実に応力集中を起こさせて変形させることができ、狙い通りに厚肉部10を形成できる。
また、金属製パイプ1に拡管加工を施すことによって段差部100を形成するようにしたので、段差部100を簡単に得ることができ、金属製パイプ1をより低コストなものとすることができる。
尚、上記実施形態では、内型25を第1型27と第2型28とに分割しているが、これに限らず、図12に示す変形例のように、第1型27と第2型28とを一体成形したような形状であってもよい。この内型25にも、金属製パイプ1の上流端部が嵌る段部25aが形成されている。この変形例のように内型25を一体成形品にすることで構成部品点数を削減して低コスト化を図ることができ、また、第1型27と第2型28とのずれが起こることがないので金属製パイプ1の成形精度を向上できる。
また、上記実施形態では、金属製パイプ1に段差部100を形成し、この段差部100を応力集中部としたが、これに限らず、例えば、図13に示すように凸部101を形成し、この凸部101を応力集中部としてもよい。凸部101の代わりに凹部であってもよい。また、薄肉部を形成し、この薄肉部を応力集中部としてもよい。
また、上記実施形態では、金属製パイプ1の外側に盛り上がるように厚肉部10を形成した場合について説明したが、これに限らず、厚肉部10を金属製パイプ1の内側に盛り上がるように形成してもよい。
また、金属製パイプ1の材料としては塑性加工を行うことができる材料であればよく、各種材料を用いることができる。
また、金属製パイプ1は、自動車の排気系部品だけでなく、例えば送気管や送液管等に用いることができる。
また、金属製パイプ1の径は特に限定されるものではなく、例えば数十cm程度の大径のものであってもよい。
以上説明したように、本発明は、例えば、自動車の排気系を構成する金属製パイプに適用することができる。
1 金属製パイプ
2 フランジ構成部材
10 厚肉部
15 拡管装置(応力集中部形成装置)
20 外型
25 内型
27 第1型
28 第2型
29 スプリング
33 駆動装置
100 段差部(応力集中部)
101 凸部(応力集中部)

Claims (6)

  1. 金属製パイプの軸線方向の一部が他の部位に比べて厚い厚肉部となるように該金属製パイプを加工する金属製パイプの加工方法において、
    上記金属製パイプの軸線方向中間部に、該金属製パイプが軸線方向の加圧力を受けた際に応力を集中させるための応力集中部を形成する応力集中部形成工程と、
    上記金属製パイプを、該金属製パイプの外周面を保持する外型にセットするパイプセット工程と、
    上記応力集中部形成工程及び上記パイプセット工程を経た後、上記金属製パイプの内部に内型を挿入して該内型と上記外型との間に上記厚肉部を形成するための空間を設け、上記金属製パイプに軸線方向の加圧力を加えて上記応力集中部に応力を集中させて変形させ、この変形部位を起点にして上記厚肉部を形成する厚肉部形成工程とを備えていることを特徴とする金属製パイプの加工方法。
  2. 請求項1に記載の金属製パイプの加工方法において、
    応力集中部形成工程では、金属製パイプに段差部を形成し、該段差部を応力集中部とすることを特徴とする金属製パイプの加工方法。
  3. 請求項2に記載の金属製パイプの加工方法において、
    応力集中部形成工程では、金属製パイプに拡管加工を施すことによって段差部を形成することを特徴とする金属製パイプの加工方法。
  4. 金属製パイプの軸線方向の一部が他の部位に比べて厚い厚肉部となるように該金属製パイプを加工する金属製パイプの加工装置において、
    上記金属製パイプの軸線方向中間部に、軸線方向の加圧力を受けた際に応力を集中させるための応力集中部を形成する応力集中部形成装置と、
    上記金属製パイプの外周面を保持する外型と、
    上記金属製パイプの内部に挿入され、上記外型との間に上記厚肉部を形成するための空間を設けるとともに、上記金属製パイプの端部に接するように構成された内型と、
    上記内型を上記金属製パイプの軸線方向に押して該金属製パイプの端部に軸線方向の加圧力を作用させる駆動装置とを備えていることを特徴とする金属製パイプの加工装置。
  5. 請求項4に記載の金属製パイプの加工装置において、
    内型は、金属製パイプの厚肉部を形成する部位以外の部位に挿入される第1型と、該第1型とは分離され、該金属製パイプの厚肉部を形成する部位に挿入される第2型とを備え、
    上記第2型が駆動装置により駆動されることを特徴とする金属製パイプの加工装置。
  6. 請求項1から3のいずれか1つに記載の加工方法により加工された金属製パイプ。
JP2012502373A 2010-12-20 2010-12-20 金属製パイプの加工方法及び加工装置 Expired - Fee Related JP5734950B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/007385 WO2012085961A1 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 金属製パイプ、金属製パイプの加工方法及び加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012085961A1 true JPWO2012085961A1 (ja) 2014-05-22
JP5734950B2 JP5734950B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=46313269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012502373A Expired - Fee Related JP5734950B2 (ja) 2010-12-20 2010-12-20 金属製パイプの加工方法及び加工装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20130269408A1 (ja)
EP (1) EP2546005A4 (ja)
JP (1) JP5734950B2 (ja)
CN (1) CN102712031B (ja)
WO (1) WO2012085961A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103586382B (zh) * 2013-11-12 2015-06-03 重庆大学 一种半轴套管坯一次双件局部电镦制备装置及方法
DE102016103824A1 (de) * 2016-03-03 2017-09-07 Schmittergroup Ag Stoßdämpferrohr und Verfahren zu dessen Herstellung
RU2652931C1 (ru) * 2017-04-20 2018-05-03 Общество с ограниченной ответственностью Управляющая компания "Алтайский завод прецизионных изделий" Штамп для высадки концов трубок высокого давления
JP6844791B2 (ja) * 2018-11-21 2021-03-17 株式会社ニチリン 二重管式熱交換器の製造方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57134229A (en) * 1981-02-10 1982-08-19 Riken Corp Manufacture of joint
JPS5976638A (ja) * 1982-10-26 1984-05-01 Kawasaki Steel Corp 管体のアプセツト加工方法
JPS59201619A (ja) * 1983-04-30 1984-11-15 松下電工株式会社 コネクタの製法
JPS60166137A (ja) * 1984-02-07 1985-08-29 Kawasaki Steel Corp 管体端部のアプセツト加工方法
JPS63149038A (ja) * 1986-12-15 1988-06-21 Nippon Steel Corp 外アツプセツト・プレスによる鋼管端部の加工方法
US4930338A (en) * 1989-02-14 1990-06-05 Kyoshin Kogyo Kaburshiki Kaisha Pipe expanding mandrel
JPH06117242A (ja) * 1992-08-21 1994-04-26 Sango Co Ltd 内燃機関における排気系の接続構造
DE4437395A1 (de) * 1994-10-19 1996-05-02 Werdau Fahrzeugwerk Verfahren zum Anstauchen von Rohrenden und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
JP3719481B2 (ja) * 1998-08-24 2005-11-24 豊田工機株式会社 等速形自在軸継手における外輪部の製造方法
US7322091B2 (en) * 2001-07-11 2008-01-29 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Vibration isolating bushing and its manufacturing method
CN100506423C (zh) * 2006-06-30 2009-07-01 宝山钢铁股份有限公司 一种超长加厚端钻杆的制造方法
US7647802B2 (en) * 2006-08-30 2010-01-19 Sunspring America, Inc. One-piece flexible tube connector and method of making the same
CN100586607C (zh) * 2008-07-25 2010-02-03 山东墨龙石油机械股份有限公司 钻杆管端加厚的加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20130269408A1 (en) 2013-10-17
CN102712031A (zh) 2012-10-03
EP2546005A4 (en) 2014-01-01
WO2012085961A1 (ja) 2012-06-28
JP5734950B2 (ja) 2015-06-17
EP2546005A1 (en) 2013-01-16
CN102712031B (zh) 2016-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3509217B2 (ja) 異形断面管の成形方法並びに成形装置
JP5734950B2 (ja) 金属製パイプの加工方法及び加工装置
JP6394254B2 (ja) 拡径管部品の製造方法および製造装置
JP4582887B2 (ja) 偏心拡径管端部をもつ金属管の製造方法
JP5136998B2 (ja) 液圧バルジ方法および液圧バルジ製品
US10124397B2 (en) Method for producing a camshaft for an internal-combustion engine
JP6576058B2 (ja) パイプの増肉成形方法
CN107306502B (zh) 具有镊子形状的皱纹部的波纹管及其制作方法
WO2008130056A1 (ja) ハイドロフォーム加工品
JP2010051977A (ja) 中空管体の製造方法
EP3006133B1 (en) Method for producing steel pipe
KR101406633B1 (ko) 조관 장치 및 조관 방법
JP6665643B2 (ja) 拡径管部品の製造方法および製造装置
KR20090083050A (ko) 압축 및 확관 공정을 이용한 롱넥 플랜지 성형방법
JP2007260762A (ja) ハイドロフォーミング装置及びその装置を用いた成形方法
US11207821B2 (en) Method of making 3D tube and 3D tube made thereby
RU2182055C2 (ru) Способ закрепления труб в трубных решетках
JP4077749B2 (ja) 拡管要素と枝張出要素の両要素を有する部品のハイドロフォーミング方法
JP4442973B2 (ja) 鋼管管端の拡管方法
JP4319115B2 (ja) 金属製成形体の成形方法
JP2023092420A (ja) フランジ部及び環状凸部が管端に一体的に形成された筒状体の成形方法
JP2011231729A (ja) Egr配管、egr装置、及びegr配管の製造方法
JP6665644B2 (ja) 拡径管部品の製造方法および製造装置
JP2001140638A (ja) 排気管のベローズとパイプとの継手構造及びベローズとパイプとを連結した排気管の製造方法
JP2021105377A (ja) 消音器及び消音器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5734950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees