JP6394254B2 - 拡径管部品の製造方法および製造装置 - Google Patents
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(1)金属製の素材である筒体の内部にパンチを該筒体の軸方向に押し込むことによって、所定の傾斜角の傾斜部を備える径が変化する変化部と、径が変化しない一般部とを軸方向へ並んで有する拡径管部品の製造方法において、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記筒体の内径よりも大きい外径を有する拡管パンチを前記筒体の軸方向へ押し込むことにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、中間成形品を製造する少なくとも一つの拡管工程と、
前記変化部の形状と合致する形状を有する成形パンチを前記中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形工程と
を含むことを特徴とする拡径管部品の製造方法。
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記筒体の内径よりも大きい外径を有する第1の拡管パンチを前記筒体の軸方向へ押し込むことにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、第1の中間成形品を製造する第1の拡管工程と、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記第1の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有する第2の拡管パンチを前記第1の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより、前記第1の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第2の中間成形品を製造する第2の拡管工程と、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記第2の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有する第3の拡管パンチを前記第2の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより、前記第2の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第3の中間成形品を製造する第3の拡管工程と、
前記変化部の形状と合致する形状を有する成形パンチを前記第3の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形工程と
を含むことを特徴とする前記(1)項に記載された拡径管部品の製造方法。
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記筒体の内径よりも大きい外径を有する第1の拡管パンチを前記筒体の軸方向へ押し込むことにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、第1の中間成形品を製造する第1の拡管工程と、
該第1の拡管パンチとパンチ半角が同じであるとともに前記第1の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有する第2の拡管パンチを前記第1の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより、前記第1の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第2の中間成形品を製造する第2の拡管工程と、
該第1の拡管パンチとパンチ半角が同じであるとともに前記第2の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有する第3の拡管パンチを前記第2の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより、前記第2の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第3の中間成形品を製造する第3の拡管工程と、
前記変化部の形状と合致する形状を有する成形パンチを前記第3の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形工程と
を含むことを特徴とする前記(1)項に記載された拡径管部品の製造方法。」とすることも本発明で好ましく用いられる態様の一つである。
前記拡径管部品が偏心拡径管部品となることを特徴とする前記(1)項または(2)項に記載された拡径管部品の製造方法。
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記筒体の内径よりも大きい外径を有し、前記筒体の軸方向へ押し込まれることにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、中間成形品を製造する少なくとも一つの拡管パンチと、
前記変化部の形状と合致する形状を有するとともに、前記中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形パンチと
を備えることを特徴とする拡径管部品の製造装置。
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記筒体の内径よりも大きい外径を有し、前記筒体の軸方向へ押し込まれることにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、第1の中間成形品を製造する第1の拡管パンチと、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記第1の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有し、前記第1の中間成形品の軸方向へ押し込まれることにより、前記第1の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第2の中間成形品を製造する第2の拡管パンチと、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記第2の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有し、前記第2の中間成形品の軸方向へ押し込まれることにより、前記第2の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第3の中間成形品を製造する第3の拡管パンチと、
前記変化部の形状と合致する形状を有するとともに、前記第3の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形パンチと
を備えることを特徴とする前記(8)項に記載の拡径管部品の製造装置。
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記筒体の内径よりも大きい外径を有し、前記筒体の軸方向へ押し込まれることにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、第1の中間成形品を製造する第1の拡管パンチと、
該第1の拡管パンチとパンチ半角が同じであるとともに前記第1の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有し、前記第1の中間成形品の軸方向へ押し込まれることにより、前記第1の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第2の中間成形品を製造する第2の拡管パンチと、
該第1の拡管パンチとパンチ半角が同じであるとともに前記第2の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有し、前記第2の中間成形品の軸方向へ押し込まれることにより、前記第2の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第3の中間成形品を製造する第3の拡管パンチと、
前記変化部の形状と合致する形状を有するとともに、前記第3の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形パンチと
を備えることを特徴とする前記(8)項に記載の拡径管部品の製造装置。」とすることも本発明で好ましく用いられる態様の一つである。
図1は、拡管工程前の状態を示す説明図である。
(1)拡管パンチ1
図2(a)に示すように、拡管パンチ1は、本発明において製造される所望の拡径管部品の変化部4cにおける所定の傾斜角αよりも大きな傾斜角(以下、「パンチ半角」という)βとなる傾斜部1cを筒体圧入側先端に有する。また、拡管パンチ1は、筒体Pの内径d0よりも大きい外径d1を有する。拡管パンチ1は、筒体Pの拡管加工孔側の端部Pa側から筒体Pの軸方向へ押し込まれることにより、筒体Pを拡管加工して、中間成形品P1を製造する。
図2(b)に示すように、成形パンチ2は、所望の拡径管部品の変化部の形状と合致する外面形状を有する。成形パンチ2は、中間成形品P1の端部P1aから中間成形品P1の軸方向へ押し込むことにより最終成形品である拡径管部品P2を製造する。拡径管部品P2の変化部の減肉率は20%未満である。
金型4は、筒体P、中間成形品P1を内部に配置でき、拡径管部品(最終製品の形状)の外面形状に一致する内面形状を有する。
図3に示すように、第1の拡管パンチ11は、本発明において製造される所望の拡径管部品の変化部4cにおける所定の傾斜角αよりも大きなパンチ半角β1となる傾斜部11cを筒体圧入側先端に有する。また、第1の拡管パンチ11は、筒体Pの内径d0よりも大きい外径d11を有する。第1の拡管パンチ11は、筒体Pの拡管加工孔側の端部Pa側から筒体Pの軸方向へ押し込まれることにより、筒体Pを拡管加工して、第1の中間成形品P11を製造する。
第2の拡管パンチ12は、本発明において製造される所望の拡径管部品の変化部4cにおける所定の傾斜角αよりも大きなパンチ半角β2となる傾斜部12cを第1の中間成形品P11圧入側先端に有する。また、第2の拡管パンチ12は、第1の中間成形品P11の軸方向端部P11aにおける内径d11よりも大きい外径d12を有する。第2の拡管パンチ12は、第1の中間成形品P11の端部P11aから第1の中間成形品P11の軸方向へ押し込まれることにより、第1の中間成形品P11を拡管加工して、第2の中間成形品P12を製造する。
第3の拡管パンチ13は、本発明において製造される所望の拡径管部品の変化部4cにおける所定の傾斜角αよりも大きなパンチ半角β3となる傾斜部13cを第2の中間成形品P12圧入側先端に有する。また、第3の拡管パンチ13は、第2の中間成形品P12の軸方向端部P12aにおける内径d12よりも大きい外径d13を有する。第3の拡管パンチ13の外径d13はまた、最終成形品の変化部端部P2aの内径d2よりも小さい。第3の拡管パンチ13は、第2の中間成形品P12の端部P12aから第2の中間成形品P12の軸方向へ押し込まれることにより、第2の中間成形品P12を拡管加工して、第3の中間成形品P13を製造する。
成形パンチ2は、所望の拡径管部品の変化部の形状と合致する外面形状を有する。成形パンチ2は、第3の中間成形品P13の端部P13aから第3の中間成形品P13の軸方向へ押し込むことにより最終成形品である拡径管部品P2を製造する。拡径管部品P2の変化部の減肉率は20%未満である。
なお、本発明の装置で用いる拡管パンチ1、11、12、13、成形パンチ2は、図2〜4に記載された形に限定されるものではない。例えば、図3において第4のパンチ5として記載のパンチのように、パンチの先端に筒体P内径d1に合致する外径となる円筒形状のガイド部(図3の2d部)を有していてもよい。
図4に示すように、製造する拡径管部品を偏心拡径管部品とする場合には、金型4に替えて、金型41(以下、下型と記載する)と、金型42(以下、上型と記載する)を好ましく用いることができる。下型41、上型42は、下型41と上型42を組み合わせることによって、所望の偏心形状(製品最終形状)の外面形状に合致する内面形状となるように構成されている。
上型42は、中間成形品P1を下型41と押圧することによって、拡径された変化部を筒体の中心軸から偏心方向に沿って所定の偏心量だけ軸をずらした偏心拡径部を管端に有する形状を製造するための形状を備える。
本発明に係る製造方法は、拡管工程、成形工程を含む。
図2(a)に示すように、拡管工程では、本発明において製造される所望の拡径管部品の変化部4cにおける所定の傾斜角αよりも大きなパンチ半角βとなる傾斜部1cを有するとともに、素管である筒体Pの内径d0よりも大きい外径d1を有する拡管パンチ1を用いる。端部Pa側から、筒体Pの軸方向へ、拡管パンチ1を押し込むことにより、筒体を拡管加工して、中間成形品P1を製造する。
(2)成形工程
図2(b)に示すように、成形工程では、所望の拡径管部品の外面形状と合致する内面形状を有する金型4と、所望の拡径管部品の変化部の内面形状と合致する外面形状を有する成形パンチ2を用いる。金型4の内部に配置された中間成形品P1の端部P1aから軸方向へ、成形パンチ2を押し込むことにより、製品最終形状となる拡径管部品P2を製造する。
図3(a)に示すように、第1の拡管工程では、本発明において製造される所望の拡径管部品の変化部4cにおける所定の傾斜角αよりも大きなパンチ半角β1となる傾斜部11cを有するとともに、素管である筒体Pの内径d0よりも大きい外径d11を有する第1の拡管パンチ11を用いる。筒体Pの端部Pa側から、筒体Pの軸方向へ、第1の拡管パンチ11を押し込むことにより、筒体を拡管加工して、中間成形品P11を製造する。
(1−2)第2の拡管工程
図3(b)に示すように、第2の拡管工程では、本発明において製造される所望の拡径管部品の変化部4cにおける所定の傾斜角αよりも大きなパンチ半角β2となる傾斜部12cを有するとともに第1の中間成形品P11の軸方向端部P11aにおける内径d11よりも大きい外径d12を有する第2の拡管パンチ12を用いる。第1の中間成形品P11の端部P11aから軸方向へ、第2の拡管パンチ12を押し込むことにより、第1の中間成形品P11を拡管加工して、第2の中間成形品P12を製造する。
図3(c)に示すように、第3の工程では、本発明において製造される所望の拡径管部品の変化部4cにおける所定の傾斜角αよりも大きなパンチ半角β3となる傾斜部13cを有するとともに第2の中間成形品P12の軸方向端部P12aにおける内径d12よりも大きい外径d13を有する第3の拡管パンチ13を用いる。第2の中間成形品P12の端部P12aから軸方向へ、第3の拡管パンチ13を押し込むことにより、第2の中間成形品P12を拡管加工して、第3の中間成形品P13を製造する。
図3(d)に示すように、拡管工程では、所望の拡径管部品の外面形状と合致する内面形状を有する金型4と、所望の拡径管部品の変化部の内面形状と合致する外面形状を有する成形パンチ2を用いる。金型4の内部に配置された第3の中間成形品P13の端部P13aから軸方向へ、成形パンチ2を押し込むことにより、製品最終形状となる拡径管部品P2を製造する。
図4(a)に示すように、偏心拡管工程では、金型4の代わりに、所望の偏心形状(製品最終形状)に合致する形状を構成する下型41と上型42と、偏心成形パンチ3とを好ましく用いることができる。
本発明は、例えば、
(a)口広げ成形前素材鋼管の平均肉厚をt0とし、外径をDとした場合に、比(t0/D)が0.005〜0.3の範囲、かつt0=0.5〜30mm、D=15〜700mmの範囲で、
(b)口広げ成形前の素材鋼管の肉厚をt0とし、端部口広げ鋼管の軸方向端部における口広げ成形後の肉厚をt1とした場合の減肉率{(t1−t0)/t0}×100(%)が0〜40で、
(c)端部口広げ鋼管の軸方向端部への口広げ成形した拡径部分の長さL(mm)が0D〜10Dの範囲で、
(d)端部口広げ鋼管の加工硬化係数(歪み効果指数)n値は0.005〜0.4の範囲で、
(e)端部口広げ鋼管の深絞り性を表す特性値であるr値は0.3〜4.0の範囲で、
それぞれ適用することができる。特に、口広げ成形においては、n値は小さすぎると成形荷重が大きくなるため座屈し易くなり、一方、r値は小さすぎると材料が流入しづらくなるため成形性に劣る(成形できる拡管率が低下する)。
本発明に用いられる金属材は特に限定されないが、ステンレス鋼や高張力鋼のような、強度の高い金属材であっても、好ましく用いることができる。
本発明によれば、このような強度が高い素材であっても、座屈や割れなしで拡径管部品を製造することができる。
(1)供試材
素管は、フェライト系ステンレス鋼管SUS409L、素管径22.2mm、板厚1.2mmを用いた。ビッカース硬さは160〜180Hvであった。
金型は、上型と下型に分割されたものを用いた。上型と下型からなる金型の形状は、拡径部のパンチ半角(「傾斜角」ともいう)30°、拡管部の最大径が40.00mmであった。
パンチは、第1の同心拡管パンチ、第2の同心拡管パンチ、第3の同心拡管パンチ、偏心成形パンチの4つを用いた。各工程における同心拡管パンチ径は、各工程において拡管率25%となるように拡径できる形状のものであった。
第1の工程で、下型に配置された素管に、第1の同心拡管パンチを素管の軸方向に押し込むことにより、第1の中間成形品を製造した。
作成した拡径管部品について、FEM解析によって肉厚評価を行った。
実施例1において、金型を最終形状に合致する、下型上型一体型の形状のものに変更し、使用するパンチを下記に示す第1の偏心拡管パンチ〜第4の偏心拡管パンチと、第5の偏心成形パンチに変更した以外は、実施例1と同様にして偏心拡径管部品を作成し、同様に評価した。
実施例1において、使用する同心拡管パンチを下記に示す同心拡管パンチに変更した以外は、実施例1と同様にして偏心拡径管部品を作成し、同様に評価した。
比較例1のFEM解析の結果、口広げ成形における最大減肉箇所は管端薄肉部となり、最小肉厚は0.69mm(減肉率43%)であった。さらに、成形後の管端面の形状から、最大偏心部での材料流入が大きく、部品端面が真っすぐに成形できないことがわかった。
1c:傾斜部
11:第1の拡管パンチ
11c:傾斜部
12:第2の拡管パンチ
12c:傾斜部
13:第3の拡管パンチ
13c:傾斜部
2:成形パンチ
2d:ガイド部
3:偏心成形パンチ
4:金型
4c:変化部
41:下型
42:上型
5:プレート
Claims (14)
- 金属製の素材である筒体の内部に拡管パンチを該筒体の軸方向に押し込むことによって、所定の傾斜角の傾斜部を備える径が変化する変化部と、径が変化しない一般部とを軸方向へ並んで有する拡径管部品の製造方法において、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記一般部の内径よりも大きい外径を有する拡管パンチを前記筒体の軸方向へ押し込むことにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、中間成形品を製造する少なくとも一つの拡管工程と、
前記変化部の形状と合致する形状を有する成形パンチを前記中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形工程と
を含むことを特徴とする拡径管部品の製造方法。 - 前記拡管工程が、第1の拡管工程、第2の拡管工程、第3の拡管工程からなり、前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記一般部の内径よりも大きい外径を有する第1の拡管パンチを前記筒体の軸方向へ押し込むことにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、第1の中間成形品を製造する第1の拡管工程と、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記第1の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有する第2の拡管パンチを前記第1の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより、前記第1の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第2の中間成形品を製造する第2の拡管工程と、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記第2の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有する第3の拡管パンチを前記第2の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより、前記第2の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第3の中間成形品を製造する第3の拡管工程と、
前記変化部の形状と合致する形状を有する成形パンチを前記第3の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形工程と
を含むことを特徴とする請求項1に記載された拡径管部品の製造方法。 - 前記拡管工程と前記成形工程との間、または成形工程と同時に、組み合わせることで所望の偏心拡径管部品を形成する形状を持つ少なくとも2種類以上の部材から構成される金型によって、拡径された前記中間成形品の変化部を偏心させる偏心工程を含み、
前記拡径管部品が偏心拡径管部品となることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された拡径管部品の製造方法。 - 前記素材がステンレス鋼であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された拡径管部品の製造方法。
- 前記素材が強度590MPa以上であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載された拡径管部品の製造方法。
- 前記拡径管部品が自動車または自動二輪車の触媒ケースであることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載された拡径管部品の製造方法。
- 前記拡径管部品の変化部における減肉率が20%未満であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載された拡径管部品の製造方法。
- 金属製の素材である筒体に口広げ加工を行うことにより、所定の傾斜角の傾斜部を備える径が変化する変化部と、径が変化しない一般部とを軸方向へ並んで有する拡径管部品の製造装置において、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記一般部の内径よりも大きい外径を有し、前記筒体の軸方向へ押し込まれることにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、中間成形品を製造する少なくとも一つの拡管パンチと、
前記変化部の形状と合致する形状を有するとともに、前記中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形パンチと、
前記拡径管部品の外面形状に一致する内面形状を有する金型と
を備えることを特徴とする拡径管部品の製造装置。 - 前記拡管パンチが、第1の拡管パンチ、第2の拡管パンチ、第3の拡管パンチからなり、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記一般部の内径よりも大きい外径を有し、前記筒体の軸方向へ押し込まれることにより、前記筒体を拡管率25%以下で拡管加工して、第1の中間成形品を製造する第1の拡管パンチと、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記第1の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有し、前記第1の中間成形品の軸方向へ押し込まれることにより、前記第1の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第2の中間成形品を製造する第2の拡管パンチと、
前記傾斜角よりもパンチ半角が大きいとともに前記第2の中間成形品の軸方向端部における内径よりも大きい外径を有し、前記第2の中間成形品の軸方向へ押し込まれることにより、前記第2の中間成形品を拡管率25%以下で拡管加工して、第3の中間成形品を製造する第3の拡管パンチと、
前記変化部の形状と合致する形状を有するとともに、前記第3の中間成形品の軸方向へ押し込むことにより前記拡径管部品を製造する成形パンチと
を備えることを特徴とする請求項8に記載の拡径管部品の製造装置。 - 組み合わせることで所望の偏心拡径管部品を形成する形状を持つ少なくとも2種類以上の部材から構成され、前記拡管工程と前記成形工程との間、または成形工程と同時に、前記中間成形品を押圧することによって、拡径された前記変化部を前記筒体の中心軸から偏心方向に沿って所定の偏心量だけ軸をずらした偏心拡径部を管端に有する形状を製造する金型を備えることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の拡径管部品の製造装置。
- 前記素材がステンレス鋼であることを特徴とする請求項8から請求項10までのいずれか1項に記載された拡径管部品の製造装置。
- 前記素材が強度590MPa以上であることを特徴とする請求項8から請求項11までのいずれか1項に記載された拡径管部品の製造装置。
- 前記拡径管部品が自動車または自動二輪車の触媒ケースであることを特徴とする請求項8から請求項12までのいずれか1項に記載された拡径管部品の製造装置。
- 前記拡径管部品の変化部の減肉率が20%未満であることを特徴とする請求項8から請求項13までのいずれか1項に記載された拡径管部品の製造装置。
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