JPWO2012081068A1 - 制御装置一体型回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換回路の複数のパワーモジュールに加わる電位差を低減し、通電電流のバラつきを低減することとともに、電力入出力用端子やターミナル等の強度を向上させる。【解決手段】この発明の制御装置一体型回転電機は、電力変換回路を構成する複数のパワーモジュールを搭載するヒートシンクと、直流電源に電気的に接続されるバスバーに固定され直流電源とバスバーとに電気的に接続される電力入出力導体と、ヒートシンクに固定されバスバーと複数のパワーモジュールとに電気的に接続されるターミナルを備えた絶縁物製のケースとを備え、バスバーは、一箇所の電気的接続部と、この電気的接続部以外の少なくとも一箇所の機械的接続部とを備え、一箇所の電気的接続部によりターミナルに電気的に接続され、前記少なくとも一箇所の機械的接続部により絶縁物を介してヒートシンクまたはブラケットに機械的に接続されるようにした。

Description

この発明は、回転電機とこの回転電機を制御する制御装置とが一体に構成された制御装置一体型回転電機に関するものである。
自動車等の車両に搭載される制御装置一体型回転電機は、回転電機の電機子巻線と回転電機の外部に設けられたバッテリとの間で電力変換を行なう電力変換回路を備える。この電力変換回路は、通常、半導体からなるスイッチング素子を内蔵した複数のパワーモジュールを備え、これ等のスイッチング素子のゲートに加えるゲート信号の制御により、インバータ、或いはコンバータとして動作する。回転電機を電動機として動作させるときは、電力変換回路をインバータとして動作させ、バッテリの直流電力をインバータにより交流電力に変換して回転電機の電機子巻線に供給する。一方、回転電機を発電機として動作させるときは、電力変換回路をコンバータとして動作させ、回転電機の電機子巻線に誘起された交流電力をコンバータにより直流電力に変換してバッテリに供給する。
このように構成された制御装置一体型回転電機において、回転電機の電機子巻線の電力入出力用端子と電力変換回路を構成するパワーモジュールの交流側端子である電力入出力用端子との間、及びパワーモジュールの直流側端子を構成する電力入出力用端子と外部のバッテリの端子との間は、それぞれターミナルを用いて相互に接続される(例えば、特許文献1参照)。
特表2008−543261号公報
特許文献1に示されたような従来の車両用回転電機においては、スイッチング素子が内臓されたパワーモジュールに電力を入出力するための電気的接続箇所が複数存在するため、これらの電気的接続箇所における接触電圧ドロップや接続部の抵抗のバラつきにより、各パワーモジュールに加わる電位に差が生じ、各パワーモジュールに流れる通電電流にバラツキが生じることがあった。
また、前述の従来の車両用回転電機において、電力入出力用端子の固定は、1箇所で行なわれ、そのため電力入出力端子は片持ち支持され、電力入出力用端子および電力を分散させるためのターミナルを含んだ部品の強度が弱く、電力入出力用端子や電力入出力用端子に取付けられるハーネス等の振動により、電力入出力用端子や電力を分散させるためのターミナルが折損するという課題があった。
この発明は、従来の回転電機に於ける前述のような課題を解決するためになされたもので、電力変換装置を構成する各パワーモジュールに加わる電位の差を低減し、通電電流のバラつきを低減することとともに、電力入出力用端子やターミナル等の強度を向上させた制御装置一体型回転電機を得ることを目的としたものである。
この発明による制御装置一体型回転電機は、交流電力を発生し若しくは交流電力が供給される固定子巻線を備えた固定子と、前記固定子巻線と磁気的に結合する回転子磁極を備えた回転子と、前記固定子に固定され、前記回転子を回動自在に支持するブラケットと、前記固定子巻線と外部の直流電源との間に接続され、前記直流電力と前記交流電力との間の電力変換を行なう電力変換回路を構成する複数のパワーモジュールと、前記複数のパワーモジュールを搭載し、前記パワーモジュールを冷却するヒートシンクと、前記直流電源に電気的に接続されるバスバーと、前記バスバーに固定されると共に、前記直流電源と前記バスバーとに電気的に接続される電力入出力導体と、前記ヒートシンクに固定され、前記前記バスバーと複数のパワーモジュールとに電気的に接続されるターミナルを備えた絶縁物製のケースとを備え、前記バスバーは、一箇所の電気的接続部と、前記電気的接続部以外の少なくとも一箇所の機械的接続部とを備え、前記一箇所の電気的接続部により前記ターミナルに電気的に接続され、前記少なくとも一箇所の機械的接続部により絶縁物を介して前記ヒートシンクに機械的に接続されていることを特徴とする。
なお、この発明において、バスバーがその機械的接続部によりケースを介してヒートシンクに機械的に接続される場合をも当然に含むものである。
また、この発明による制御装置一体型回転電機は、交流電力を発生し若しくは交流電力が供給される固定子巻線を備えた固定子と、前記固定子巻線と磁気的に結合する回転子磁極を備えた回転子と、前記固定子に固定され、前記回転子を回動自在に支持するブラケットと、前記固定子巻線と外部の直流電源との間に接続され、前記直流電力と前記交流電力との間の電力変換を行なう電力変換回路を構成する複数のパワーモジュールと、前記複数のパワーモジュールを搭載し、前記パワーモジュールを冷却するヒートシンクと、前記直流電源と前記ターミナルとにそれぞれ電気的に接続されるバスバーと、前記バスバーに固定されると共に、前記直流電源と前記バスバーとに電気的に接続される電力入出力導体と、前記ヒートシンクに固定され、前記前記バスバーと複数のパワーモジュールとに電気的に接続されるターミナルを備えた絶縁物製のケースとを備え、前記バスバーは、一箇所の電気的接続部と、前記電気的接続部以外の少なくとも一箇所の機械的接続部とを備え、前記一箇所の電気的接続部により前記ターミナルに電気的に接続され、前記少なくとも一箇所の機械的接続部により絶縁物を介して前記ブラケットに機械的に接続されていることを特徴とする。
この発明による制御装置一体型回転電機によれば、バスバーは、一箇所の電気的接続部と、前記電気的接続部以外の少なくとも一箇所の機械的接続部とを備え、前記一箇所の電気的接続部により前記ターミナルに電気的に接続され、前記少なくとも一箇所の機械的接続部により絶縁物を介して前記ヒートシンクに機械的に接続されるように構成されているので、複数のパワーモジュールにかかる電位に差が生じることがなく、通電電流の誤差を低減することができる。また、電気的接続部以外の機械的接続部によりバスバーをヒートシンクに機械的に接続するので、電気的接続部にかかる荷重を小さくすることができ、電気的接続部の信頼性を向上することができる。
また、この発明による制御装置一体型回転電機によれば、バスバーは、一箇所の電気的接続部と、前記電気的接続部以外の少なくとも一箇所の機械的接続部とを備え、前記一箇所の電気的接続部により前記ターミナルに電気的に接続され、前記少なくとも一箇所の機械的接続部により絶縁物を介して前記ブラケットに機械的に接続されるように構成されているので、複数のパワーモジュールにかかる電位に差が生じることがなく、通電電流の誤差を低減することができる。また、電気的接続部以外の機械的接続部によりバスバーをブラケットに機械的に接続するので、電気的接続部にかかる荷重を小さくすることができ、電気的接続部の信頼性を向上することができると共に、バスバー、ケース、及びヒートシンクをより強固にブラケットに固定することができる。
この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機の縦断面図である。 この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機のパワー回路部の構成を示すリヤ側の一部破断側面図である。 この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーの構成を示すリヤ側の側面図である。 発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーの要部を示す縦断面図である。 発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーのフロント側の側面図である。 発明の実施の形態2による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーの要部を示す縦断面図である。 発明の実施の形態2による制御装置一体型回転電機のパワー回路部の要部を示すフロント側の部分側面図である。 発明の実施の形態3による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーの要部を示す縦断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機の縦断面図である。図1に於いて、車両用の制御装置一体型回転電機100は、フロントブラケット1とリヤブラケット2により支持された固定子鉄心3と、この固定子鉄心3の内側空間内に挿入された回転子鉄心4を備えている。回転子鉄心4は、固定子鉄心3の内周面に空隙を介して対向する複数の回転子磁極を備える。
コイル片が固定子鉄心3のスロット内に挿入された電機子巻線としての固定子巻線301は、固定子鉄心3に固定されている。この実施の形態1では、固定子巻線30は6相Y結線されている。界磁巻線としての回転子巻線7は、回転子鉄心4に固定されている。固定子鉄心3と固定子巻線301は、回転電機の固定子を構成し、回転子鉄心4と回転子巻線7は、回転電機の回転子を構成している。フロントブラケット1とリヤブラケット2は、複数のボルト101により互いに接近する方向に締め付けられ、固定子鉄心3を強固に挟持している。
回転子鉄心4の中心部を貫通した回転子軸6は、フロントブラケット1に支持されたフロント側軸受61と、リヤ側ブラケット2の中央軸方向延出部221に支持されたリヤ側軸受62により、回動自在に支持されている。回転子鉄心4のフロント側端面及びリヤ側端面にそれぞれ固定されたフロント側冷却ファン51及びリヤ側冷却ファン52は、回転子鉄心4と共に回転してフロントブラケット1及びリヤブラケット2の外部から内部に空気を流入させ、回転電機の内部を冷却する。
回転子軸6のフロント側端部に固定されたプーリ12は、図示していない内燃機関の出力軸に固定されているプーリにベルトを介して連結される。回転子軸6の周面に固定された一対のスリップーリング8は、リヤ側ブラケット2の内側に固定されたブラシホルダー90に支持されている一対のブラシ9と摺動接触している。
シンクロレゾルバにより構成された磁極位置検出センサー10は、回転子軸6のリヤ側端部に固定されたセンサー回転子111と、このセンサー回転子111に対向してリヤ側ブラケット2に固定されたセンサー固定子112と、このセンサー固定子112に固定されたセンサー巻線113とを備える。
制御回路を備えた制御回路基板40は、樹脂製の基板収納ケース41内に収納されている。制御回路基板40に設けられた制御回路は、後述するパワーモジュール21のスイッチング動作を制御する。基板収納ケース41は、リヤ側ブラケット2の外側面部に固定されている。
パワー回路部20は、リヤ側ブラケット2の内部に固定されており、電機子巻線である固定子巻線301と図示していないバッテリとの間の電力変換を行なう電力変換回路を備える。この電力変換回路は、後述する6個のパワーモジュール21により構成され、6相インバータ若しくは6相コンバータとして動作する。
この実施の形態1では、それぞれのパワーモジュール21は、直列接続された2個の半導体スイッチング素子と、それぞれの半導体スイッチング素子に逆並列接続された2個のダイオードが樹脂に封入されて1個のパッケージとして構成されている。1個のパワーモジュール21に封入された2個の半導体スイッチング素子は、前述したように直列接続されており、一方の半導体スイッチング素子とこれに逆並列接続されたダイオードが6相ブリッジ回路のうちの1相分の正極側アームを構成し、他方の半導体スイッチング素子とこれに逆並列接続されたダイオードが前記1相分の負極側アームを構成する。そしてその2個の半導体スイッチング素子の直列接続点が6相固定子巻線のうちの1相の固定子巻線に接続される。
したがって、前述のように構成された6個のパワーモジュール21は、それぞれ後述のBターミナル24に接続されるターミナル22a、後述の接地ターミナル26a1に接続されるターミナル22b、後述の巻線接続ターミナル26bに接続されるターミナル22cを有している。
次に、パワー回路部20の構成について詳細に説明する。図2は、この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機のパワー回路部の構成を示すリヤ側の一部破断側面図、図3は、この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーの構成を示すリヤ側の側面図、図4は、この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーの要部を示す縦断面図、図5は、この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーのフロント側の側面図である。
図1乃至図5において、パワー回路部20は、6相電力変換回路を構成し固定子巻線301の通電を制御する6個のパワーモジュール21と、これ等のパワーモジュール21が絶縁層(図示せず)を介して搭載された環状のヒートシンク23と、外部に設けられたバッテリの正極側に電気的に接続される第1のターミナルとしてのBターミナル24と、接地電位に接続される第2のターミナルとしての接地ターミナル26a、26a1と、固定子巻線301とそれぞれのパワーモジュール21を電気的接続するための第3のターミナルとしての巻線接続ターミナル26bと、バッテリの正極側に電気的に接続される電力入出力導体としての電力入出力用ボルト11と、この電力入出力用ボルトとBターミナル24とを接続するバスバーとしてのBバスバー30と、パワー回路ケース25とを備える。
環状のヒートシンク23は、アルミダイキャスト等の金属材料により形成され、図5に良く示されているように、中央部に貫通穴231を備えている。このヒートシンク23のフロント側表面には、回転電機の固定子側に軸方向に延びる多数の冷却フィン23aが一体に形成されている。ヒートシンク23の貫通穴231は、リヤブラケット2の中央軸方向延出部221、および回転子軸6により貫通される。
パワー回路ケース25は、樹脂により形成され、図3に良く示されているように、環状の外側ケース部251と、環状の内側ケース部252と、外側ケース部251と内側ケース部252とを一部において連結するケース連結部253とを備える。外側ケース部251には、その貫通穴254を包囲する外壁255が形成されている。この外壁255は、パワー回路ケース25の外壁を構成する。内側ケース部253は、前述の外壁255の軸方向長さと同一の軸方向長さに形成されると共に、ヒートシンク23の貫通穴231と同一形状の貫通穴256を備えている。内側ケース部252は、パワー回路ケース25の内壁を構成する。
パワー回路ケース25は、前述のヒートシンク23のリヤ側表面に固定されている。その結果、パワー回路ケース25の外側ケース部251および内側ケース部252と、ヒートシンク23のリヤ側表面とにより包囲されるパワーモジュール収納部257が形成される。
前述の6個のパワーモジュール21は、図2に良く示されているように、パワーモジュール収納部257内に収納され、互いに間隔を介して放射状に配置されている。また、パワーモジュール収納部257内には、前述の制御回路基板40に接続された制御回路基板接続部260が挿入されている。この制御回路基板接続部260は、制御回路基板40に形成されている制御回路からのゲート信号を、それぞれのパワーモジュール21の半導体スイッチング素子のゲートに与えるためのものである。
パワー回路防水用樹脂28は、パワーモジュール21と接続部260とを収納したパワーモジュール収納部257内に充填される。その結果、パワーモジュール21と接続部260は、パワー回路防水用樹脂28内に埋設され、パワー回路防水用樹脂28により防水保護される。
外部のバッテリの正極に電気的に接続される第1のターミナルとしてのBターミナル24は、パワー回路ケース25の内側ケース部252とケース連結部253にモールディングされており、図3に良く示されているように、内側ケース部252の外側壁面の7箇所において露出している。これらの露出したBターミナル24は、それぞれ6個のパワーモジュール21のターミナル22a、および制御回路基板接続部260のターミナル260aに、溶接若しくは半田付けなどにより電気的および機械的に接続される。なお、Bターミナル24は、パワー回路ケース25のケース連結部253の上面部に露出している。
接地電位に接続される第2のターミナルとしての接地ターミナルは、図2に良く示されているように、パワー回路ケース25の外側ケース部251における外壁255に接して設けられた4個の接地ターミナル26aと、外壁255にモールディングされこの外壁255の内側壁面に露出する7個の接地ターミナル26a1を備える。これらの7個の接地ターミナル26a1のうち6個は、6個のパワーモジュール21のそれぞれのターミナル22bに溶接もしくは半田付けにより電気的および機械的に接続され、他の1個の接地ターミナル26a1は、接続部260のターミナル260bに電気的および機械的に接続される。
第3のターミナルとしての巻線接続ターミナル26bは、図2に良く示されているように、パワー回路ケース25の外側ケース部251における外壁255にモールディングされており、この外壁255の内側壁面に6箇所において露出すると共に、パワー回路ケース25の外側ケース部251の外周縁部に6箇所において露出する。外壁255の内側壁面に6箇所において露出する巻線接続ターミナル26bは、6個のパワーモジュール21のターミナル22cにそれぞれ溶接若しくは半田付けにより電気的および機械的に接続され、外側ケース部251の外周縁部に6箇所において露出する巻線接続ターミナル26bは、コネクティングボード50に接続された6相の固定子巻線301の各相巻線にそれぞれ接続される。また、外壁255の内側側面の2箇所において露出したターミナル26bは、接続部260の2個のターミナル260cに溶接若しくは半田付けにより電気的および機械的に接続される。
外部のバッテリの正極に電気的に接続されるバスバー(以下、Bバスバーと称する)30は、図3に良く示されているように、3角形の頂点に相当する3個の頂点部301、302、303を備え、それぞれの頂点部301、302、303がBバスバー30の固定支持部となる。これらの頂点部301、302、303がネジ31、32により、ヒートシンク23に固定される。Bバスバー30は、パワーモジュール21に対してヒートシンク23と反対側に配置されている。Bバスバー30は、アルミニウム製の金属部材により形成されている。
すなわち、図4に示すように、Bバスバー30の頂点部301は、それに形成された雌ネジがヒートシンク23のフロント側表面から絶縁部材33を介して挿入されたネジ31と螺合することにより、絶縁部材33、パワー回路ケース25、ブッシュ27a、およびBターミナル24を介して、ヒートシンク23に固定されている。同様に、Bバスバー30の頂点部302は、それに形成された雌ネジがヒートシンク23のフロント側表面から絶縁部材33を介して挿入されたネジ32と螺合することにより、絶縁部材33、パワー回路ケース25、ブッシュ27bを介して、ヒートシンク23に固定されている。図4にはバスバー30の頂点部303は表示されていないが、この頂点部303も頂点部302と同様に、頂点部303に形成された雌ネジがヒートシンク23のフロント側表面から挿入されたネジ32と螺合することにより、絶縁部材33、パワー回路ケース25、ブッシュ27bを介して、ヒートシンク23に固定されている。このとき、ヒートシンク23がバッテリ電位とならないように、ヒートシンク23とネジ31、32の間には絶縁部材33が介在されている。
前述のブッシュ27a、27bは、パワー回路ケース25にモールディングされている。パワー回路ケース25とBバスバー30の頂点部301、302、303との間にブッシュ27a、27bを介在させることにより、ネジ31、32の締め付け力によりパワー回路ケース25がブッシュ27a、27bを介して圧縮されてパワー回路部25の厚みが少なくなり、パワー回路ケース25を形成する樹脂の熱枯れが減少する。
パワー回路ケース25の連結部253に設けられているBターミナル24は、前述のようにネジ31の締め付け力によりBバスバー30の頂点部301に圧接され、Bバスバー30と電気的に接続される。Bバスバー30は、その頂点部301の1箇所のみによってBターミナル24と電気的に接続される。また、Bバスバー30は、前述したように、その頂点部301、302、及び303がネジ31、ネジ32と螺合することにより、3箇所に於いてパワー回路ケース25を介してヒートシンク23に機械的に固定支持される。Bバスバー30の各頂点部301、302、303は、それぞれ三角形の頂点を形成している。
図3に良く示されているように、電力入出力導体を構成する電力入出力用ボルト11は、Bバスバー30における前述の三角形の一辺、すなわち頂点部301と302と結ぶ線上のほぼ中央部に配置されてBバスバー30に固定されている。すなわち、電力入出力用ボルト11は、Bバスバー30の固定支持部と同軸上にないように配置されており、Bバスバー30の固定支持部と電力入出力用ボルト11のBバスバーによる固定支持部は略同一平面上に配置されている。
具体的には、図4に示すように、電力入出力用ボルト11は、その頭部がBバスバー30に当接してBバスバー30に設けられた貫通孔に圧入され、かつリヤブラケット2に設けられた貫通孔を貫通している。そして電力入出力用ボルト11は、リヤブラケット2の外側に設けられたナット36と螺合し、ブッシュ35および樹脂製の絶縁部材34を介してBバスバー30およびリヤブラケット2に固定されている。なお、電力入出力用ボルト11は、Bバスバー30の各頂点部301、302、303により形成される三角形の頂点の内側に配置されていても良い。
前述のように構成されたパワー回路部20は、第2のターミナルとしての接地ターミナル26a、26a1とリヤブラケット2とが互いに接触して電気的に接続され、リヤブラケット2にボルト(図示せず)により固定されている。また、パワー回路部20のパワー回路ケース25およびヒートシンク23は、図示していないボルト等の手段によりリヤブラケット2の内部に固定されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機100において、電力入出力用ボルト11は、回転電機の外部に設けられたバッテリの正極側にバッテリハーネス等(図示せず)を介して電気的に接続される。また、プーリ12は、内燃機関の出力軸に設けられた内燃機関側のプーリ(図示せず)にベルトを介して連結される。
いま、制御装置一体型回転電機100を電動機として動作させるとすれば、各パワーモジュール21により構成された電力変換回路をインバータとして動作させるように、制御回路基板40に設けられている制御回路からのゲート信号により各パワーモジュール21の半導体スイッチング素子がスイッチング制御される。これにより、バッテリから電力入出力用ボルト11、Bバスバー30、およびBターミナル24を介して各パワーモジュール21のターミナル22aに入力された直流電力は、パワーモジュール21により構成されたインバータにより6相交流電力に変換され、各パワーモジュール21のターミナル22bを介して6相固定子巻線301の各相巻線に供給される。その結果、固定子巻線301が発生する回転磁界と回転子4に設けられた界磁巻線7の発生する磁界との相互作用により、回転子4が駆動され、プーリ12からベルトを介して内燃機関に動力を伝達することになる。
一方、制御装置一体型回転電機100を発電機として動作させるときは、内燃機関の動力がベルトを介してプーリ12に伝達されて回転子4が駆動されている状態にあり、各パワーモジュール21により構成された電力変換回路をコンバータとして動作させるように、制御回路基板40に設けられている制御回路からのゲート信号により各パワーモジュール21の半導体スイッチング素子がスイッチング制御される。固定子巻線301の各相巻線に誘起された交流電力は、各パワーモジュール21のターミナル22bを介して各パワーモジュール21に印加され、各パワーモジュール21により構成されたコンバータにより直流電力に変換されて各パワーモジュール21のターミナル22aからBターミナル24、Bバスバー30、および電力入出力用ボルト11を介してバッテリに供給されることになる。
この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機は、前述のように構成されているので、Bバスバー30とBターミナル24との電気的接続箇所が1箇所であるため、各パワーモジュール21に加わる電位に差が生じることがなく、通電電流の誤差を低減することができる。また、Bバスバー24の固定箇所が電気的接続部以外でも固定されているので、電気的接続部にかかる荷重を小さくすることができ、電気的接続部の信頼性を向上することができる。
バッテリハーネスやバッテリハーネスが接続される部材を電気接続、保持するための電力入出力用ボルト11は、車両および回転電機の振動により振動するため、電力入出力用ボルト11からBバスバー30に大きな荷重がかかるが、Bバスバー30の固定支持部を三角形の各頂点に対応させ、さらに、電力入出力用ボルト11をバスバー30の固定支持部の作る三角形の一辺上もしくはその一辺の内側に配置することで、電力入出力用ボルトにかかる荷重をBバスバー30の各固定支持部に分散して受けることができるため、Bバスバー30にかかる応力を低減することができ、Bバスバー30の破損を防止することができる。
また、Bバスバー30とネジ31、32によりヒートシンク23とパワー回路ケース25とを挟み込むように構成しているので、Bバスバー30とヒートシンク23とパワー回路ケース25とを強固に固定・支持することができる。
さらに、電力入出力用ボルト11は、Bバスバー30の固定支持部と同軸上にないように配置されており、Bバスバー30の固定支持部と電力入出力用ボルト11のBバスバーによる固定支持部は略同一平面上に配置されている。このように電力入出力用ボルト11とBバスバーの固定支持部を同軸上に配置しないことにより、Bバスバーの軸方向の長さを短くすることができ、回転電機の軸長を短縮することができる。
なお、電力入出力用ボルト11をBバスバー30の固定子時部で形成される多角形の重心付近に配置すれば、Bバスバー30にかかる応力をさらに低減することが可能である。
また、Bバスバー30の固定支持は三角形の頂点に対応する位置で強固に支持されていることにより、Bバスバー30の固定ネジ31、32のネジサイズは、電力入出力用ボルト11のネジサイズよりも小さく構成することができる。この実施の形態1では、電力入出力用ボルト11のネジサイズはM8、Bバスバー30を固定するネジ31、32のネジサイズはM5を用いており、固定支持部のスペースを小さくし、回転電機を小型化している。
また、実施の形態1では、Bバスバー30はリヤブラケット2に内包されると共に回転電機の固定子3および回転子4よりもリヤ側に配置され、ヒートシンク23はパワーモジュール21よりフロント側に配置され、Bバスバー30はパワーモジュール21よりリヤ側に配置されている。前述したようにリヤブラケット2には、Bバスバー30の貫通孔に圧入された電気入出力用ボルト11を外部に導出するための穴が構成されており、外側が樹脂などの絶縁部材34に覆われた電気導通用のブッシュ35がナット36によってBバスバー30に固定されている。電力入出力用ボルト11により構成されるバッテリ端子は、リヤブラケット2の外部(後部)に位置している。
このように、Bバスバー30は、回転電機の外部からの飛来物に対してブラケット2で保護されているため、飛来物によるBバスバー30の破損や、異なる電位間の短絡を防止することができる。また、車両が衝突した場合においても、回転電機の外部からの衝突物に対しては、ブラケット2で衝撃をうけるため、Bバスバー30の破損を防止することや、外部の電位差のあるものと接触、短絡することを防止することができ、回転電機の信頼性を向上することができる。
なお、この実施の形態1では、Bバスバー30の固定支持部は三角形の頂点に対応するように形成されているが、三角形以外の多角形の頂点に対応させるようにしてもよい。また、この実施の形態1では、Bバスバー30をアルミニウム製の金属部材により形成したが、銅系、鉄系の金属部材により形成しても良い。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による制御装置一体型回転電機について説明する。図6は、この発明の実施の形態2による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーの要部を示す縦断面図、図7は、この発明の実施の形態2による制御装置一体型回転電機のパワー回路部の要部を示すフロント側の部分側面図である。
図6および図7に於いて、Bバスバー30は、実施の形態1の場合と同様に、3角形の頂点に相当する3個の頂点部を備え、それぞれの頂点部がBバスバー30の固定支持部となる。Bバスバー30は、パワーモジュールに対してヒートシンク23と反対側に配置されている。Bバスバー30は、アルミニウム製の金属部材により形成されている。内側にネジ穴が施されたブッシュ27a、27bは、樹脂製のパワー回路ケース25にモールディングされている。パワー回路ケース25のBターミナル24への電気的接続およびリヤブラケット2への機械的固定支持は、リヤブラケット2に設けられた貫通孔にリヤブラケット2の外部から挿入したネジ31、32をブッシュ27a、27bに螺合させることにより行なわれる。
すなわち、Bバスバー30は、一箇所の接続点31Aによりパワー回路ケース25のBターミナル24に電気的に接続されると共に、リヤブラケット2に絶縁部材37を介して、ネジ31により固定支持され、また、Bバスバー30は、接続点31A以外に、2箇所32A、32Bにおいてリヤブラケット2に絶縁部材37を介して、ネジ32により固定支持されている。Bバスバー30はリヤブラケット2に内包されている。
ヒートシンク23は、実施の形態1の場合と異なり、Bバスバー30の支持固定に直接関与することはなく、Bバス30を支持固定するネジ31、32と直接結合はしていない。したがって、ヒートシンク23は、パワー回路ケース25に一体に固定され、このパワー回路ケース25を介してリヤブラケット2に固定される。その他の構成は、実施の形態1の場合と同様である。
以上述べた実施の形態2による制御装置一体型回転電機によれば、Bバスバー30をリヤブラケット2に機械的に固定保持することにより、Bバスバー30をヒートシンク23に固定支持する必要がなく、したがって、ヒートシンク23のフィン23aを構成するスペースを増加することができるため、冷却性が向上され、パワーモジュール21の温度上昇を抑えることが可能となる。また、リヤブラケット2にBバスバー30を直接固定支持できるため、Bバスバー30を強固に支持固定することができる。
なお、この実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、Bバスバー30の電気的接続箇所は1箇所であり、かつBバスバー30の機械的固定箇所はこの電気的支持箇以外に2箇所存在している。そして、Bバスバー30の固定支持部は三角形の頂点に対応しており、電力入出力用ボルト11は、その三角形の一辺の上、もしくはその一辺の内側に配設されている。
この実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、Bバスバー30は、回転電機の外部からの飛来物に対してブラケット2で保護されているため、飛来物によるBバスバー30の破損や、異なる電位間の短絡を防止することができる。また、車両が衝突した場合においても、回転電機の外部からの衝突物に対しては、ブラケット2で衝撃をうけるため、Bバスバー30の破損を防止することや、外部の電位差のあるものと接触、短絡することを防止することができ、回転電機の信頼性を向上することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による制御装置一体型回転電機について説明する。図8は、この発明の実施の形態3による制御装置一体型回転電機のパワー回路部およびBバスバーの要部を示す縦断面図である。図8において、この実施の形態3においては、アルミニウム製の金属部材により形成されたBバスバー30は、樹脂38で覆われてリヤブラケット2に対して電気的に絶縁されると共に、リヤブラケット2の外部に固定されることを特徴とする。
内側にネジ穴が施されたブッシュ27aは、樹脂製のパワー回路ケース25にモールディングされている。ヒートシンク23およびパワー回路ケース25は、図示していないネジ等によりリヤブラケット2の内面に固定支持されている。また、リヤブラケット2に設けられた貫通孔にリヤブラケット2の外部から挿入したネジ31をブッシュ27aに螺合させることにより、Bバスバー30とパワー回路ケース25及びヒートシンク23とは機械的に固定されている。Bターミナル24は、その一部分がブッシュ27aの上面に露出するように形成されており、その露出部がBバスバー30に当接する状態でネジ31がブッシュ27aに締結されて接続点31Aが構成され、この接続点Aの1箇所においてBターミナル24とBバスバー30との電気的接続が行なわれる。
また、Bバスバー30は、前述の接続点31A以外に、3本のネジ32(図8には、1本のネジのみが示されている)により、相互に間隔を介した3箇所の接続点32A、32B、32C(図8には、接続点32Aのみが示されている)において、リヤブラケット2の外部に絶縁物38を介して固定支持されている。その他の構成は、実施の形態1および2と同様である。
なお、実施の形態3においては、Bバスバー30は必ずしも実施の形態1および2の場合のように三角形の頂点に対応する3個の頂点部を備える必要はなく、任意の形状に形成することができる。
以上述べた実施の形態3による制御装置一体型回転電機によれば、Bバスバー30をリヤブラケット2に機械的に固定保持することにより、ヒートシンク23に固定支持する箇所を少なくでき、フィン23aを構成するスペースを増加することができるため、冷却性が向上され、パワーモジュール21の温度上昇を抑えることが可能となる。
また、Bバスバー30を樹脂37で覆うことにより、異なる電位間の短絡や、外部の電位差のあるものと接触、短絡することを防止することができる。
さらに、Bバスバー30をリヤブラケットの外側に配設し、リヤブラケット2の外側からネジにより固定することで、パワー回路部20をリヤブラケット2に組み付けた後にBバスバー30を組み付けることが可能となり、組立ての作業性が向上する。
この発明による制御装置一体型回転電機は、例えば、自動車等の車両用回転電機に分野に利用することができる。
100 制御装置一体型回転電機 1 フロントブラケット
2 リヤブラケット 3 固定子鉄心 4 回転子鉄心
301 固定子巻線 7 回転子巻線 101 ボルト
6 回転子軸 61 フロント側軸受
221 リヤ側ブラケットの中央軸方向延出部 62 リヤ側軸受
51 フロント側冷却ファン 52 リヤ側冷却ファン
12 プーリ 8 スリップリング 90 ブラシホルダー
9 ブラシ 10 磁極位置検出センサー
111 センサー回転子 112 センサー固定子
113 センサー巻線 40 制御回路基板 41 基板収納ケース
20 パワー回路部 21 パワーモジュール 24 Bターミナル
26a1 接地ターミナル 26b、22c ターミナル
23 ヒートシンク 11 電力入出力用ボルト
231 ヒートシンの貫通穴 25 パワー回路ケース
251 外側ケース部 252 内側ケース部
253 ケース連結部 254 貫通穴 255 外壁
257 パワーモジュール収納部 260 制御回路基板接続部
40 制御回路基板 28 パワー回路防水用樹脂
22a、22b、22c ターミナル 260a ターミナル
26a1 接地ターミナル 30 Bバスバー
301、302、303 Bバスバーの頂点部
31、32 ネジ 33、34、37、38 絶縁部材
27a、27b、35 ブッシュ 36 ナット
50 コネクティングボード

Claims (11)

  1. 交流電力を発生し若しくは交流電力が供給される固定子巻線を備えた固定子と、
    前記固定子巻線と磁気的に結合する回転子磁極を備えた回転子と、
    前記固定子に固定され、前記回転子を回動自在に支持するブラケットと、
    前記固定子巻線と外部の直流電源との間に接続され、前記直流電力と前記交流電力との間の電力変換を行なう電力変換回路を構成する複数のパワーモジュールと、
    前記複数のパワーモジュールを搭載し、前記パワーモジュールを冷却するヒートシンクと、
    前記直流電源に電気的に接続されるバスバーと、
    前記バスバーに固定されると共に、前記直流電源と前記バスバーとに電気的に接続される電力入出力導体と、
    前記ヒートシンクに固定され、前記バスバーと複数のパワーモジュールとに電気的に接続されるターミナルを備えた絶縁物製のケースと、
    を備え、
    前記バスバーは、一箇所の電気的接続部と、前記電気的接続部以外の少なくとも一箇所の機械的接続部とを備え、前記一箇所の電気的接続部により前記ターミナルに電気的に接続され、前記少なくとも一箇所の機械的接続部により絶縁物を介して前記ヒートシンクに機械的に接続されている、
    ことを特徴とする制御装置一体型回転電機。
  2. 交流電力を発生し若しくは交流電力が供給される固定子巻線を備えた固定子と、
    前記固定子巻線と磁気的に結合する回転子磁極を備えた回転子と、
    前記固定子に固定され、前記回転子を回動自在に支持するブラケットと、
    前記固定子巻線と外部の直流電源との間に接続され、前記直流電力と前記交流電力との間の電力変換を行なう電力変換回路を構成する複数のパワーモジュールと、
    前記複数のパワーモジュールを搭載し、前記パワーモジュールを冷却するヒートシンクと、
    前記ヒートシンクに固定され、前記複数のパワーモジュールに電気的に接続されるターミナルを備えた絶縁物製のケースと、
    前記直流電源と前記ターミナルとにそれぞれ電気的に接続されるバスバーと、
    前記バスバーに固定されると共に、前記直流電源と前記バスバーとに電気的に接続される電力入出力導体と、
    を備え、
    前記バスバーは、一箇所の電気的接続部と、前記電気的接続部以外の少なくとも一箇所の機械的接続部とを備え、前記一箇所の電気的接続部により前記ターミナルに電気的に接続され、前記少なくとも一箇所の機械的接続部により絶縁物を介して前記ブラケットに機械的に接続されている、
    ことを特徴とする制御装置一体型回転電機。
  3. 前記バスバーは、前記機械的接続部を少なくとも2箇所に備え、
    前記一箇所の電気的接続部と前記少なくとも2箇所の機械的接続部とは、多角形の各頂点部に対応する位置にそれぞれ分散して前記バスバーに配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置一体型回転電機。
  4. 前記電力入出力導体は、前記多角形の一辺の上、若しくは前記多角形の各辺の内側で前記ブスバーに固定されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置一体型回転電機。
  5. 前記電力入出力導体は、前記バスバーの前記電気的接続部及び前記機械的接続部以外の位置において前記バスバーに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  6. 前記電力入出力導体は、ボルトにより構成され、
    前記バスバーの前記機械的接続部による前記機械的接続はネジにより行なわれ、
    前記ネジは、前記ボルトのネジ径よりの小さいネジ径を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  7. 前記複数のパワーモジュールを搭載した前記ヒートシンクと、前記絶縁物製のケースと、前記バスバーは、前記ブラケットの内側に配置され、
    前記バスバーに固定された前記電力入出力導体は、前記ブラケットを貫通して前記ブラケットの外部に導出されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  8. 前記複数のパワーモジュールを搭載した前記ヒートシンクと、前記絶縁物製のケースは、前記ブラケットの内側に配置され、
    前記バスバーは、前記ブラケットの外側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項2乃至6のうちの何れか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  9. 前記ヒートシンクは、中央部に貫通穴を備えた環状に形成され、
    前記複数のパワーモジュールは、前記貫通穴の周りに放射状に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  10. 前記ケースは、環状の外側ケース部と、前記外側ケース部の内側に配置された環状の内側ケース部と、前記外側ケース部と前記内側ケース部とを連結するケース連結部とを備え、
    前記複数のパワーモジュールは、前記外側ケース部と前記内側ケース部との間に放射状に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のうちの何れか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  11. 前記ターミナルは、前記ケースのケース連結部の表面に少なくとも一部が露出しており、
    前記バスバーは、前記電気的接続部が前記ケース連結部の表面において前記露出したターミナルに当接することにより、前記ターミナルに電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の制御装置一体型回転電機。
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