JPWO2012073355A1 - 車両用情報処理装置及びデータベース - Google Patents

車両用情報処理装置及びデータベース Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012073355A1
JPWO2012073355A1 JP2012546627A JP2012546627A JPWO2012073355A1 JP WO2012073355 A1 JPWO2012073355 A1 JP WO2012073355A1 JP 2012546627 A JP2012546627 A JP 2012546627A JP 2012546627 A JP2012546627 A JP 2012546627A JP WO2012073355 A1 JPWO2012073355 A1 JP WO2012073355A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deceleration
vehicle
point
end point
deceleration end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012546627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5660139B2 (ja
Inventor
友希 山田
友希 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Publication of JPWO2012073355A1 publication Critical patent/JPWO2012073355A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5660139B2 publication Critical patent/JP5660139B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/28Databases characterised by their database models, e.g. relational or object models
    • G06F16/284Relational databases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/14Adaptive cruise control
    • B60W30/143Speed control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W40/00Estimation or calculation of non-directly measurable driving parameters for road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub unit, e.g. by using mathematical models
    • B60W40/02Estimation or calculation of non-directly measurable driving parameters for road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub unit, e.g. by using mathematical models related to ambient conditions
    • B60W40/06Road conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2555/00Input parameters relating to exterior conditions, not covered by groups B60W2552/00, B60W2554/00
    • B60W2555/60Traffic rules, e.g. speed limits or right of way
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2720/00Output or target parameters relating to overall vehicle dynamics
    • B60W2720/10Longitudinal speed
    • B60W2720/106Longitudinal acceleration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

走行支援装置10のECU30及びDB40は、車両Vの減速終了地点Seを地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報により特定して記憶する。このため、ナビゲーションシステムを搭載していない車両において、地図情報データベースにおけるリンクIDやノードといった地図情報が無くとも減速終了地点Seを特定して記憶することができる。また、走行支援装置10のECU30及びDB40は、減速終了地点Seから所定範囲内を減速終了エリアAeとして記憶する。このため、ドライバーの操作の変化する地点である減速終了地点Seを基準として所定範囲を一つの操作エリアである減速終了エリアAeとしてデータベース化することになり、運転支援により適用し易くなる。

Description

本発明は、車両用情報処理装置及びデータベースに関し、特にドライバーの運転操作を記憶する車両用情報処理装置及びデータベースに関する。
ドライバーの運転操作を学習することにより、得られたデータを様々な用途に利用する提案がなされている。例えば、特許文献1には、車両を運転するドライバーのドライバー操作の変化を検出するドライバー操作変化検出手段と、ドライバー操作変化検出手段がドライバー操作の変化を検出したときに、緯度及び経度等の車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、ドライバー操作の変化と、そのドライバー操作の変化があったときの位置情報とを関連づけて記憶する地図情報作成手段とを備える地図情報作成装置が開示されている。
特開2009−103570号公報
ところで、この従来技術の記憶方法では、ドライバーの運転支援等を行う上では、精度を確保することができず、データベースの作り方に改善の余地がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、より運転支援に適用し易い車両用情報処理装置及びデータベースを提供することにある。
本発明は、車両の減速終了地点を地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報である絶対位置情報により特定して記憶し、減速終了地点から所定範囲内を減速エリアとして記憶する記憶ユニットを備えた車両用情報処理装置である。
この構成によれば、記憶ユニットは、車両の減速終了地点を地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報である絶対位置情報により特定して記憶する。また、記憶ユニットは、減速終了地点から所定範囲内を減速エリアとして記憶する。このため、ドライバーの操作の変化する地点である減速終了地点を基準として所定範囲を一つの操作エリアである減速エリアとしてデータベース化することになり、運転支援により適用し易くなる。
この場合、記憶ユニットは、車両の減速開始地点及び車両の減速終了地点から所定範囲外への退出地点の少なくともいずれかを絶対位置情報により特定して記憶し、減速終了地点と、減速開始地点及び退出地点の少なくともいずれかとに基づいて減速エリアを特定するものとできる。
この構成によれば、記憶ユニットは、車両の減速開始地点及び車両の減速終了地点から所定範囲外への退出地点の少なくともいずれかを絶対位置情報により特定して記憶し、減速終了地点と、減速開始地点及び退出地点の少なくともいずれかとに基づいて減速エリアを特定する。このため、減速終了地点が同じであっても、減速開始地点や退出地点が異なるドライバーの操作ごとに減速エリアをより詳細に細分化してデータベース化することができる。なお、本発明において、上記減速エリアの境界と上記退出地点とは必ずしも重複する必要は無い。
この場合、記憶ユニットは、車両の現在の減速終了地点と過去に記憶した減速エリアの減速終了地点との距離、車両の現在の減速開始地点と過去に記憶した減速エリアの減速開始地点との距離、及び車両の現在の退出地点と過去に記憶した減速エリアの退出地点との距離の少なくともいずれかが所定値以上であるときは、車両の現在の減速終了地点から所定範囲内を新たな減速エリアとして記憶するものとできる。
この構成によれば、記憶ユニットは、車両の現在の減速終了地点と過去に記憶した減速エリアの減速終了地点との距離、車両の現在の減速開始地点と過去に記憶した減速エリアの減速開始地点との距離、及び車両の現在の退出地点と過去に記憶した減速エリアの退出地点との距離の少なくともいずれかが所定値以上であるときは、車両の現在の減速終了地点から所定範囲内を新たな減速エリアとして記憶する。このため、減速終了地点が同じであっても、減速開始地点や退出地点が異なるドライバーの操作ごとに減速エリアをより詳細に細分化してデータベース化することができる。
この場合、記憶ユニットは、車両の現在の減速終了地点と過去に記憶した減速エリアの減速終了地点との距離、及び車両の現在の減速開始地点と過去に記憶した減速エリアの減速開始地点との距離が所定値未満であり、車両の現在の退出地点と過去に記憶した減速エリアの退出地点との距離が所定値以上であるときは、車両の現在の減速終了地点における車速と過去に記憶した減速エリアの減速終了地点における車速との差が所定値未満であるとき、及び車両の現在の減速終了地点における車速が0km/h近傍であるときの少なくともいずれかのときは、車両の現在の減速終了地点から所定範囲内を新たな減速エリアとして記憶しないものとできる。
車両の現在の減速終了地点と過去に記憶した減速エリアの減速終了地点との距離、及び車両の現在の減速開始地点と過去に記憶した減速エリアの減速開始地点との距離が所定値未満であり、車両の現在の退出地点と過去に記憶した減速エリアの退出地点との距離が所定値以上であるときであって、現在及び過去の退出地点のみが異なっている場合であっても、現在及び過去における減速終了地点における車速に差が見られない場合や、現在の減速終了地点における車速が0km/hに近い場合は、退出地点の相違があるものの同じ減速挙動とみなしてもドライバーに違和感を与えないものと考えられる。そのため、この構成によれば、ドライバーに違和感を与えずに、退出地点が異なるドライバーの操作を細分化しすぎることを防止することができる。
あるいは、記憶ユニットは、過去に記憶した減速エリアの減速開始地点を含み、過去に記憶した減速エリアの減速開始地点それぞれにおける車両の平均方位に平行な二辺を有する長方形のエリアにおいて、減速エリアから最も離れた一辺を基準線として設定するものとできる。
この構成によれば、記憶ユニットは、過去に記憶した減速エリアの減速開始地点を含み、過去に記憶した減速エリアの減速開始地点それぞれにおける車両の平均方位に平行な二辺を有する長方形のエリアにおいて、減速エリアから最も離れた一辺を基準線として設定する。このため、簡易な手法により、ドライバーの減速操作の開始の基準となる基準線を設定することができ、運転支援により適用しやすくなる。
また、絶対位置情報は、緯度及び経度に関する情報を含むものとできる。
この構成によれば、絶対位置情報は、緯度及び経度に関する情報を含む。このため、記憶ユニットは、地表面上の構造物に関するリンクIDやノードといった地図情報が無くとも、GPS等により当該地点の緯度及び経度を取得することにより減速終了地点を特定して記憶することができる。
また、本発明は、車両の減速終了地点を地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報である絶対位置情報により特定して記憶し、減速終了地点から所定範囲内を減速エリアとして記憶するデータベースである。
本発明の車両用情報処理装置及びデータベースによれば、地図情報を用いずに、より運転支援に適用し易くすることが可能となる。
第1実施形態に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る運転支援装置の減速終了エリアを記憶する動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る運転支援装置の基準線を設定する際の車両、減速終了エリア、減速開始地点及び基準線を示す平面図である。 第1実施形態に係る運転支援装置の基準線を設定する動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る運転支援装置の減速場所を記憶する動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る運転支援装置の減速場所を記憶する際の減速開始地点、減速終了地点及び退出地点を示す平面図である。 第3実施形態に係る情報処理センターの構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る車両用情報処理装置について説明する。図1に示すように、本発明の第1実施形態の車両用情報処理装置は、車両に搭載される運転支援装置10として構成される。本実施形態の運転支援装置10は、本実施形態の運転支援装置10は、例えば、燃費向上のために、エンジンブレーキを適切なタイミングでかけるようにドライバーの減速操作を誘導する等の運転支援を行なうための装置である。本実施形態の運転支援装置10は、GPS21、車載カメラ22、ミリ波レーダ23、通信装置24、車速センサ25、ディスプレイ26、ACCスイッチ27、PCSスイッチ28、ECU30、DB40、カーナビゲーションシステム51、ブレーキアクチュエータ52、アクセルアクチュエータ53及びスピーカ54を備えている。
GPS21は、GPS衛星からの信号を受信することにより、自車両の測位を行うためのものである。車載カメラ22は、自車両周囲の状況を検出するために自車両周囲の映像を撮像するカメラである。ミリ波レーダ23は、自車両周囲に放射されたミリ波の反射波を検出することにより、自車両周囲の状況を検出するためのものである。通信装置24は、他車両や情報処理センター等の施設と通信を行なうためのものである。車速センサ25は、自車両の車輪の回転速度を検出することにより、自車両の車速を検出するセンサである。
ディスプレイ26は、自車両のドライバーにエンジンブレーキを適切なタイミングでかけるための減速操作等に関する情報を表示する。ACC(Adaptive Cruse Control)スイッチ27は、ミリ波レーダ23により前方車両との距離を監視し、アクセル量制御及びブレーキ量制御を行い、車速及び車間距離の制御を行なうACCシステムを操作するためのスイッチである。PCS(Pre-Crash Safety)スイッチ28は、自車両周囲の障害物との衝突を回避し、衝突時の被害を軽減するPCSシステムを操作するためのスイッチである。
ECU(Electronic Control Unit)30は、後述するように、運転支援装置10全体の制御を行うためのものである。ECU30は、例えばCPUを主体として構成され、ROM、RAM、入力信号回路、出力信号回路、電源回路などを備えている。
DB(Data Base)40は、運転支援装置10が学習した自車両のドライバーのアクセルOFF等の減速操作の開始時の車両の位置、減速操作終了時の車両の位置及びノード番号の情報を関連付けて記憶する。
カーナビゲーションシステム51は、GPS21の測位情報を利用して自車両のドライバーに経路案内を行なう。
ブレーキアクチュエータ52及びアクセルアクチュエータ53は、ECU30からの指令信号に基づき、自車両のドライバーがエンジンブレーキ等を適切なタイミングでかけるようにブレーキペダルやアクセルペダルに反力を与えて、ドライバーの運転操作を誘導する。また、ブレーキアクチュエータ52及びアクセルアクチュエータ53は、自車両がエンジンブレーキ等を適切なタイミングでかけて走行するように、ブレーキ量やアクセル量を調整する。さらに、ブレーキアクチュエータ52及びアクセルアクチュエータ53は、センサによりドライバーのブレーキ踏量及びアクセル踏量を検出し、ECU30に検出値を送出する。
スピーカ54は、自車両のドライバーにエンジンブレーキを適切なタイミングでかけるための減速操作に関する情報を音声で報知する。
以下、本実施形態の運転支援装置10の動作について説明する。本実施形態の運転支援装置10は、ドライバーが普段運転操作をしている走行データを学習し、運転支援を行なうシステムにおいて、走行データと位置とを精度良く関連付けるためのものである。
以下に示すように、本実施形態では走行データと位置とを関連付けるために、基準となる地点からの走行距離を算出する。本実施形態では、その基準となる地点に関する情報として、GPS21による緯度及び経度により特定される所定範囲のエリアを用いる。
以下、減速行動の学習の動作について説明する。減速行動の位置を学習する場合、下記の工程で処理を行なう。
(工程1):学習に適した減速行動、すなわち、ある程度同じ場所で行なわれる減速に関する操作の位置を抽出する。工程1では、減速行動において安定する傾向のある減速終了位置に着目し、その緯度及び経度の範囲が一定値以下であれば、同じ減速行動とする。
(工程2):工程1の減速行動を学習し、運転支援を行なうにあたり、使用する基準を特定する。すなわち、同一の減速終了基準の減速行動を抽出し、それらの減速開始位置より減速開始の基準を算出する。
(工程3):工程2で決定した基準からの距離と走行データとを関連付けて学習する。すなわち、開始基準となる緯度及び経度の位置を通過してからの走行距離を算出し、各ドライバーのアクセルOFF等の操作位置を学習する。
まず、(工程1)について説明する。図2に示すように、運転支援装置10のECU30は、車速センサ25、ブレーキアクチュエータ52、アクセルアクチュエータ53あるいはトランスミッションに装備されたシフト位置センサ等により、車速が上がった、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ、アクセルペダルを放した、あるいはトランスミッションのシフト位置を下げた等の減速行動が終了したか否かを判定する(S101)。
減速行動が終了したときは(S101)、ECU30は、当該減速終了地点Seの緯度、経度、及び減速終了地点Seにおける車両の進行角度である方位をDB40に登録する(S102)。ECU30は、DB40を参照し、学習した走行データの内、減速終了地点Se近辺の減速終了地点の登録数が一定数以上あるか否か判断する(S103)。
減速終了地点Se近辺の減速終了地点の登録数が一定数以上あるときは(S104)、ECU30は、減速終了地点Seを含み、減速終了地点Seから所定距離内の一定範囲を減速終了エリアAeとしてDB40に登録する(S105)。なお、ECU30は、減速終了地点Seから所定距離内の一定範囲を車両の減速挙動の安定性で変更しても良い。例えば、一時停止交差点等の減速する位置や車速が他の場所よりも安定している場合は、減速終了地点Seから減速終了エリアAeとして登録する範囲を他の場所よりも小さくしても良い。
次に、(工程2)について説明する。図3に示すように、車両Vは登録した減速終了エリアAeに向かっているものとする。図4に示すように、運転支援装置10のECU30は、車両Vが減速終了エリアAeに進行中であるか否かを判定する(S201)。車両Vが減速終了エリアAeに進行中であると判定されたときは(S201)、ECU30は、車速センサ25、ブレーキアクチュエータ52、アクセルアクチュエータ53あるいはトランスミッションに装備されたシフト位置センサ等により、車速が下がった、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ、アクセルペダルを放した、あるいはトランスミッションのシフト位置を下げた等の減速行動が開始されたか否かを判定する(S202)。
減速行動が開始されたときは(S202)、ECU30は、減速開始地点Ssの緯度、経度、及び減速開始地点Ssにおける車両Vの進行角度である方位をDB40に登録する(S203)。ECU30は、DB40を参照し、学習した減速行動の走行データの内、減速終了地点Seが登録された減速終了エリアAeに含まれるデータ数が一定数以上あるか否かを判断する(S204)。
図3及び4に示すように、ECU30は、減速終了地点Seが登録された減速終了エリアAeに含まれるデータについて、減速開始地点Ssにおける車両Vの平均の方位Dを算出し、減速開始地点Ssを全て含む長方形のエリアであって、方位Dに平行な二辺を有する減速開始エリアAsを算出する(S205)。ECU30は、減速開始エリアAsの方位Dに垂直な二辺の内で減速終了エリアAeにより離れた辺を基準線LとしてDB40に登録する(S206)。
次に、(工程3)について説明する。運転支援装置10のECU30は、減速開始地点Ss及び減速終了地点Seと、(工程2)で算出した基準線Lを車両Vが通過してから減速開始地点Ss及び減速終了地点Seそれぞれに到達するまでの走行距離とを関連つけてDB40に記憶する。ただし、ECU30は、減速終了位置Seが減速終了エリアAeに含まれていない走行データは無効として、上記処理に含めない。
これにより、走行支援装置10は、次回にGPS21により車両Vが基準線Dを通過し、減速開始地点Ssあるいは減速終了地点Seに到達したと判定したときは、ドライバーにそれぞれ減速開始あるいは減速終了等の運転操作をスピーカ54による音声やブレーキアクチュエータ52及びアクセルアクチュエータ53の反力による運転介入により促す等の運転支援を行なうことができる。
本実施形態によれば、走行支援装置10のECU30及びDB40は、車両Vの減速終了地点Seを地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報により特定して記憶する。このため、ナビゲーションシステムを搭載していない車両において、地図情報データベースにおけるリンクIDやノードといった地図情報が無くとも減速終了地点Seを特定して記憶することができる。また、走行支援装置10のECU30及びDB40は、減速終了地点Seから所定範囲内を減速終了エリアAeとして記憶する。このため、ドライバーの操作の変化する地点である減速終了地点Seを基準として所定範囲を一つの操作エリアである減速終了エリアAeとしてデータベース化することになり、運転支援により適用し易くなる。
また、本実施形態によれば、走行支援装置10のECU30及びDB40は、過去に記憶した減速終了エリアSeの減速開始地点Asを全て含み、過去に記憶した減速終了エリアAeの減速開始地点Ssそれぞれにおける車両Vの平均の方位Dに平行な二辺を有する長方形のエリアにおいて、減速終了エリアAeから最も離れた一辺を基準線Lとして設定する。このため、簡易な手法により、ドライバーの減速操作の開始の基準となる基準線Lを設定することができ、運転支援により適用し易くなる。
また、本実施形態によれば、地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報は、緯度及び経度に関する情報を含む。このため、走行支援装置10のECU30及びDB40は地表面上の構造物に関するリンクIDやノードといった地図情報が無くとも、GPS等により当該地点の緯度及び経度を取得することにより減速終了地点Seを特定して記憶することができる。
本実施形態では、GPS21の緯度、経度及び方位のみで判別するため、簡易な構造でシステムを構築することが可能であり、ナビゲーションシステムを搭載していない車両でも実施が可能である。しかし、地図データ等が無い場合には、減速行動の対象が同一か否かの判定が困難になる場合が考えられる。つまり、一時停止交差点における減速であるのか、先行車に対する減速であるのかを判別する必要がある。このため、本実施形態では、最も安定する減速終了位置の緯度、経度及び車速をもとに減速行動を判別している。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、上記(工程1)において、より減速挙動の種類を分解する精度を向上させるために、減速終了地点Seの緯度及び経度だけではなく、減速開始地点Ss及び減速終了地点Seから所定範囲外への退出地点の緯度及び経度も併せて判定する。
図5及び図6に示すように、運転支援装置10のECU30は、車速センサ25、ブレーキアクチュエータ52、アクセルアクチュエータ53あるいはトランスミッションに装備されたシフト位置センサ等により、車速が下がった、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ、アクセルペダルを放した、あるいはトランスミッションのシフト位置を下げた等の減速行動が開始されたか否かを判定する(S301)。減速行動が開始されたときは(S301)、ECU30は、減速開始地点Ssの緯度、経度、及び減速開始地点Ssにおける車両Vの進行角度である方位をDB40に登録する(S302)。
ECU30は、車速センサ25、ブレーキアクチュエータ52、アクセルアクチュエータ53あるいはトランスミッションに装備されたシフト位置センサ等により、車速が上がった、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ、アクセルペダルを放した、あるいはトランスミッションのシフト位置を下げた等の減速行動が終了したか否かを判定する(S303)。減速行動が終了したときは(S303)、ECU30は、当該減速終了地点Seの緯度、経度、及び減速終了地点Seにおける車両の進行角度である方位をDB40に登録する(S304)。
ECU30は、減速終了地点Seからの車両の移動距離が一定値d以上であるか否かを判定する(S305)。減速終了地点Seからの車両の移動距離が一定値d以上であるときは(S305)、ECU30は、当該退出地点Soの緯度、経度、及び退出地点Soにおける車両の進行角度である方位をDB40に登録する(S306)。
ECU30は、DB40を参照し、過去に学習した走行データの内で、現在の減速開始地点Ssと過去の減速開始地点Xとの距離が所定の閾値α未満であり、現在の減速終了地点Seと過去の減速終了地点Yとの距離が所定の閾値β未満であり、且つ現在の退出地点Soと過去の退出地点Zとの距離が所定の閾値γ未満である過去の走行データ(X,Y,Z)が有るか否かを判定する(S307)。この場合、ECU30は、現在の減速開始地点Ss、減速終了地点Se及び退出地点Soそれぞれの方位と、過去に減速開始地点X、減速終了地点Y及び退出地点Zそれぞれの方位との差が所定の閾値δ未満であるか否かについて判定しても良い。
減速開始地点Ssと過去の減速開始地点Xとの距離が所定の閾値α未満であり、現在の減速終了地点Seと過去の減速終了地点Yとの距離が所定の閾値β未満であり、且つ現在の退出地点Soと過去の退出地点Zとの距離が所定の閾値γ未満である過去の走行データ(X,Y,Z)が有るときは(S307)、ECU30は、現在の減速開始地点Ss、減速終了地点Se及び退出地点Soを過去の走行データ(X,Y,Z)にそれぞれ重畳して登録する(S308)。一方、減速開始地点Ssと過去の減速開始地点Xとの距離が所定の閾値α未満であり、現在の減速終了地点Seと過去の減速終了地点Yとの距離が所定の閾値β未満であり、且つ現在の退出地点Soと過去の退出地点Zとの距離が所定の閾値γ未満である過去の走行データ(X,Y,Z)が無いときは(S307)、ECU30は、現在の減速開始地点Ss、減速終了地点Se及び退出地点Soと、当該減速終了地点Seから所定距離内の一定範囲を減速終了エリアAeとしてDB40に登録する(S309)。
なお、上記S307において、閾値α、β、γあるいはδは実験等により算出された値が利用されても良い。あるいは、上記S307において、閾値α、β、γあるいはδは同一の値が利用されても良い。上記S307において、閾値α、β、γあるいはδは、ドライバーの傾向によって値が変更されても良い。例えば、運転技術が未熟なドライバーの場合は、閾値α、β、γあるいはδは大きめの値に設定されても良い。また、上記S301〜S309において、現在及び過去の減速開始地点Ss,X、減速終了地点Se,Y及び退出地点So,Z以外にも、現在及び過去の車両の操舵開始地点を考慮して判定されても良い。
また、現在及び過去の減速開始地点Ss,X、減速終了地点Se,Y及び退出地点So,Zについては、現在及び過去の退出地点So,Zが閾値γ以上に異なった場合でも、減速終了地点Seの位置及び車速に差がほとんど見られない場合や、減速終了地点Seでの車速が0km/h(例えば0〜5km/h)に近いほど低速である場合は、ECU30は、退出地点So,Zの相違は考慮しないものとできる。これらの場合は、同じ減速挙動としてもドライバーに違和感を与えないからである。
本実施形態によれば、走行支援装置10のECU30及びDB40は、車両の減速開始地点Ss及び車両の減速終了地点Seから所定範囲外への退出地点の少なくともいずれかを地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報により特定して記憶し、減速終了地点Seと、減速開始地点Ss及び退出地点Soに基づいて減速終了エリアAeを特定する。このため、減速終了地点Seが同じであっても、減速開始地点Ssや退出地点Soが異なるドライバーの操作ごとに減速終了エリアAeをより詳細に細分化してデータベース化することができる。
また、本実施形態によれば、走行支援装置10のECU30及びDB40は、車両の現在の減速開始地点Ssと過去に記憶した減速エリアの減速開始地点Xとの距離、車両の現在の減速終了地点Seと過去に記憶した減速エリアの減速終了地点Yとの距離、及び車両の現在の退出地点Soと過去に記憶した減速エリアの退出地点Zとの距離の少なくともいずれかが所定値以上であるときは、車両の現在の減速終了地点Seから所定範囲内を新たな減速終了エリアAeとして記憶する。このため、減速終了地点Seが同じであっても、減速開始地点Ssや退出地点Soが異なるドライバーの操作ごとに減速エリアをより詳細に細分化してデータベース化することができる。
車両の現在の減速終了地点Seと過去に記憶した減速エリアの減速終了地点Yとの距離、及び車両の現在の減速開始地点Ssと過去に記憶した減速エリアの減速開始地点Xとの距離が所定値未満であり、車両の現在の退出地点Soと過去に記憶した減速エリアの退出地点Zとの距離が所定値以上であるときであって、現在及び過去の退出地点So,Zのみが異なっている場合であっても、現在及び過去における減速終了地点Se,Yにおける車速に差が見られない場合や、現在の減速終了地点Seにおける車速が0km/hに近い場合は、退出地点So,Zの相違があるものの同じ減速挙動とみなしてもドライバーに違和感を与えないものと考えられる。そのため、本実施形態では、このような場合に、車両の現在の減速終了地点Seから所定範囲内を新たな減速終了エリアAeとして記憶しないものとする。これにより、ドライバーに違和感を与えずに、退出地点が異なるドライバーの操作を細分化しすぎることを防止することができる。
以下、本発明の第3実施形態について説明する。図7に示すように、本実施形態では、本発明の車両用情報処理装置を情報処理センター100として構成している。情報処理センター100では、通信装置24により複数の車両から必要なデータを受信し、ECU30は上記第1〜第2実施形態の車載の運転支援装置10と同様の情報処理を行い、その結果をDB40に記憶する。さらに、通信装置24は、DB40内に記憶された情報を複数の車両に送信する。
本実施形態によれば、情報処理センター100のECU30及びDB40が、車両の減速終了地点Seを地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報により特定して記憶し、減速終了地点Seから所定範囲内を減速終了エリアAeとして記憶する。このため、データベースを情報処理センター等で利用することにより、地図情報データベースにおけるリンクIDやノードといった地図情報が無くとも減速終了地点Seを特定することができる。また、ドライバーの操作の変化する地点である減速終了地点Seを基準として所定範囲を一つの操作エリアである減速終了エリアAeとしたデータベースを構築することにより、各車両は当該データベースを運転支援により適用し易くなる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。
本発明の車両用情報処理装置及びデータベースによれば、地図情報を用いずに、より運転支援に適用することが可能となる。
10 運転支援装置
21 GPS
22 車載カメラ
23 ミリ波レーダ
24 通信装置
25 車速センサ
26 ディスプレイ
27 ACCスイッチ
28 PCSスイッチ
30 ECU
40 DB
51 カーナビゲーションシステム
52 ブレーキアクチュエータ
53 アクセルアクチュエータ
54 スピーカ
100 情報処理センター
【0007】
[0030]
以下に示すように、本実施形態では走行データと位置とを関連付けるために、基準となる地点からの走行距離を算出する。本実施形態では、その基準となる地点に関する情報として、GPS21による緯度及び経度により特定される所定範囲のエリアを用いる。
[0031]
以下、減速行動の学習の動作について説明する。減速行動の位置を学習する場合、下記の工程で処理を行なう。
(工程1):学習に適した減速行動、すなわち、ある程度同じ場所で行なわれる減速に関する操作の位置を抽出する。工程1では、減速行動において安定する傾向のある減速終了位置に着目し、その緯度及び経度の範囲が一定値以下であれば、同じ減速行動とする。
(工程2):工程1の減速行動を学習し、運転支援を行なうにあたり、使用する基準を特定する。すなわち、同一の減速終了基準の減速行動を抽出し、それらの減速開始位置より減速開始の基準を算出する。
(工程3):工程2で決定した基準からの距離と走行データとを関連付けて学習する。すなわち、開始基準となる緯度及び経度の位置を通過してからの走行距離を算出し、各ドライバーのアクセルOFF等の操作位置を学習する。
[0032]
まず、(工程1)について説明する。図2に示すように、運転支援装置10のECU30は、車速センサ25、ブレーキアクチュエータ52、アクセルアクチュエータ53あるいはトランスミッションに装備されたシフト位置センサ等により、車速が下がった、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ、アクセルペダルを放した、あるいはトランスミッションのシフト位置を下げた等の減速行動が終了したか否かを判定する(S101)。
[0033]
減速行動が終了したときは(S101)、ECU30は、当該減速終了地点Seの緯度、経度、及び減速終了地点Seにおける車両の進行角度である方位をDB40に登録する(S102)。ECU30は、DB40を参照し、学習した走行データの内、減速終了地点Se近辺の減速終了地点の登録数が一定数以上あるか否か判断する(S103)。
【0008】
[0034]
減速終了地点Se近辺の減速終了地点の登録数が一定数以上あるときは(S104)、ECU30は、減速終了地点Seを含み、減速終了地点Seから一定値dの距離内の一定範囲を減速終了エリアAeとしてDB40に登録する(S105)。なお、ECU30は、減速終了地点Seから一定値dの距離内の一定範囲を車両の減速挙動の安定性で変更しても良い。例えば、一時停止交差点等の減速する位置や車速が他の場所よりも安定している場合は、減速終了地点Seから減速終了エリアAeとして登録する範囲を他の場所よりも小さくしても良い。
[0035]
次に、(工程2)について説明する。図3に示すように、車両Vは登録した減速終了エリアAeに向かっているものとする。図4に示すように、運転支援装置10のECU30は、車両Vが減速終了エリアAeに進行中であるか否かを判定する(S201)。車両Vが減速終了エリアAeに進行中であると判定されたときは(S201)、ECU30は、車速センサ25、ブレーキアクチュエータ52、アクセルアクチュエータ53あるいはトランスミッションに装備されたシフト位置センサ等により、車速が下がった、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ、アクセルペダルを放した、あるいはトランスミッションのシフト位置を下げた等の減速行動が開始されたか否かを判定する(S202)。
[0036]
減速行動が開始されたときは(S202)、ECU30は、減速開始地点Ssの緯度、経度、及び減速開始地点Ssにおける車両Vの進行角度である方位をDB40に登録する(S203)。ECU30は、DB40を参照し、学習した減速行動の走行データの内、減速終了地点Seが登録された減速終了エリアAeに含まれるデータ数が一定数以上あるか否かを判断する(S204)。
[0037]
図3及び4に示すように、ECU30は、減速終了地点Seが登録された減速終了エリアAeに含まれるデータについて、減速開始地点Ssにおける車両Vの平均の方位Dを算出し、減速開始地点Ssを全て含む長方形のエリアであって、方位Dに平行な二辺を有する減速開始エリアAsを算出する(
【0009】
S205)。ECU30は、減速開始エリアAsの方位Dに垂直な二辺の内で減速終了エリアAeにより離れた辺を基準線LとしてDB40に登録する(S206)。
[0038]
次に、(工程3)について説明する。運転支援装置10のECU30は、減速開始地点Ss及び減速終了地点Seと、(工程2)で算出した基準線Lを車両Vが通過してから減速開始地点Ss及び減速終了地点Seそれぞれに到達するまでの走行距離とを関連つけてDB40に記憶する。ただし、ECU30は、減速終了位置Seが減速終了エリアAeに含まれていない走行データは無効として、上記処理に含めない。
[0039]
これにより、走行支援装置10は、次回にGPS21により車両Vが基準線Lを通過し、減速開始地点Ssあるいは減速終了地点Seに到達したと判定したときは、ドライバーにそれぞれ減速開始あるいは減速終了等の運転操作をスピーカ54による音声やブレーキアクチュエータ52及びアクセルアクチュエータ53の反力による運転介入により促す等の運転支援を行なうことができる。
[0040]
本実施形態によれば、走行支援装置10のECU30及びDB40は、車両Vの減速終了地点Seを地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報により特定して記憶する。このため、ナビゲーションシステムを搭載していない車両において、地図情報データベースにおけるリンクIDやノードといった地図情報が無くとも減速終了地点Seを特定して記憶することができる。また、走行支援装置10のECU30及びDB40は、減速終了地点Seから所定範囲内を減速終了エリアAeとして記憶する。このため、ドライバーの操作の変化する地点である減速終了地点Seを基準として所定範囲を一つの操作エリアである減速終了エリアAeとしてデータベース化することになり、運転支援により適用し易くなる。
[0041]
また、本実施形態によれば、走行支援装置10のECU30及びDB40は、過去に記憶した減速終了エリアAeの減速開始地点Ssを全て含み、過去に記憶した減速終了エリアAeの減速開始地点Ssそれぞれにおける車両
【0011】
おける車両Vの進行角度である方位をDB40に登録する(S302)。
[0046]
ECU30は、車速センサ25、ブレーキアクチュエータ52、アクセルアクチュエータ53あるいはトランスミッションに装備されたシフト位置センサ等により、車速が下がった、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ、アクセルペダルを放した、あるいはトランスミッションのシフト位置を下げた等の減速行動が終了したか否かを判定する(S303)。減速行動が終了したときは(S303)、ECU30は、当該減速終了地点Seの緯度、経度、及び減速終了地点Seにおける車両の進行角度である方位をDB40に登録する(S304)。
[0047]
ECU30は、減速終了地点Seからの車両の移動距離が一定値d以上であるか否かを判定する(S305)。減速終了地点Seからの車両の移動距離が一定値d以上であるときは(S305)、ECU30は、減速終了地点Seからの車両の移動距離が一定値dの地点である退出地点Soの緯度、経度、及び退出地点Soにおける車両の進行角度である方位をDB40に登録する(S306)。
[0048]
ECU30は、DB40を参照し、過去に学習した走行データの内で、現在の減速開始地点Ssと過去の減速開始地点Xとの距離が所定の閾値α未満であり、現在の減速終了地点Seと過去の減速終了地点Yとの距離が所定の閾値β未満であり、且つ現在の退出地点Soと過去の退出地点Zとの距離が所定の閾値γ未満である過去の走行データ(X,Y,Z)が有るか否かを判定する(S307)。この場合、ECU30は、現在の減速開始地点Ss、減速終了地点Se及び退出地点Soそれぞれの方位と、過去に減速開始地点X、減速終了地点Y及び退出地点Zそれぞれの方位との差が所定の閾値δ未満であるか否かについて判定しても良い。
[0049]
減速開始地点Ssと過去の減速開始地点Xとの距離が所定の閾値α未満であり、現在の減速終了地点Seと過去の減速終了地点Yとの距離が所定の閾値β未満であり、且つ現在の退出地点Soと過去の退出地点Zとの距離が所定の閾値γ未満である過去の走行データ(X,Y,Z)が有るときは(S307)、ECU30は、現在の減速開始地点Ss、減速終了地点Se及び退

Claims (7)

  1. 車両の減速終了地点を地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報である絶対位置情報により特定して記憶し、前記減速終了地点から所定範囲内を減速エリアとして記憶する記憶ユニットを備えた車両用情報処理装置。
  2. 前記記憶ユニットは、前記車両の減速開始地点及び前記車両の前記減速終了地点から所定範囲外への退出地点の少なくともいずれかを前記絶対位置情報により特定して記憶し、前記減速終了地点と、前記減速開始地点及び前記退出地点の少なくともいずれかとに基づいて前記減速エリアを特定する、請求項1に記載の車両用情報処理装置。
  3. 前記記憶ユニットは、
    前記車両の現在の前記減速終了地点と過去に記憶した前記減速エリアの前記減速終了地点との距離、前記車両の現在の前記減速開始地点と過去に記憶した前記減速エリアの前記減速開始地点との距離、及び前記車両の現在の前記退出地点と過去に記憶した前記減速エリアの前記退出地点との距離の少なくともいずれかが所定値以上であるときは、
    前記車両の現在の前記減速終了地点から所定範囲内を新たな前記減速エリアとして記憶する、請求項2に記載の車両用情報処理装置。
  4. 前記記憶ユニットは、
    前記車両の現在の前記減速終了地点と過去に記憶した前記減速エリアの前記減速終了地点との距離、及び前記車両の現在の前記減速開始地点と過去に記憶した前記減速エリアの前記減速開始地点との距離が所定値未満であり、前記車両の現在の前記退出地点と過去に記憶した前記減速エリアの前記退出地点との距離が所定値以上であるときは、
    前記車両の現在の前記減速終了地点における車速と過去に記憶した前記減速エリアの前記減速終了地点における車速との差が所定値未満であるとき、及び前記車両の現在の前記減速終了地点における車速が0km/h近傍であるときの少なくともいずれかのときは、前記車両の現在の前記減速終了地点から所定範囲内を新たな前記減速エリアとして記憶しない、請求項3に記載の車両用情報処理装置。
  5. 前記記憶ユニットは、過去に記憶した前記減速エリアの減速開始地点を含み、過去に記憶した前記減速エリアの前記減速開始地点それぞれにおける前記車両の平均方位に平行な二辺を有する長方形のエリアにおいて、前記減速エリアから最も離れた一辺を基準線として設定する、請求項1に記載の車両用情報処理装置。
  6. 前記絶対位置情報は、緯度及び経度に関する情報を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用情報処理装置。
  7. 車両の減速終了地点を地表面上の構造物によらない絶対的な位置に関する情報である絶対位置情報により特定して記憶し、前記減速終了地点から所定範囲内を減速エリアとして記憶するデータベース。
JP2012546627A 2010-12-01 2010-12-01 車両用情報処理装置及びデータベース Expired - Fee Related JP5660139B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/071477 WO2012073355A1 (ja) 2010-12-01 2010-12-01 車両用情報処理装置及びデータベース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012073355A1 true JPWO2012073355A1 (ja) 2014-05-19
JP5660139B2 JP5660139B2 (ja) 2015-01-28

Family

ID=46171340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012546627A Expired - Fee Related JP5660139B2 (ja) 2010-12-01 2010-12-01 車両用情報処理装置及びデータベース

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9177040B2 (ja)
JP (1) JP5660139B2 (ja)
CN (1) CN103229220B (ja)
WO (1) WO2012073355A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5655107B2 (ja) * 2013-03-29 2015-01-14 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 減速終了地点記憶システム、運転支援システム、運転支援方法及びコンピュータプログラム
KR101736104B1 (ko) * 2015-10-28 2017-05-16 현대자동차주식회사 차량 및 그 제어방법
US10053093B2 (en) * 2015-11-24 2018-08-21 Bendix Commercial Vehicle Systems Llc Method and system for controlling a cruise control system
JP6859720B2 (ja) * 2017-01-24 2021-04-14 いすゞ自動車株式会社 車両制御装置及び管理システム
US10482787B2 (en) * 2017-03-21 2019-11-19 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Selective presentation of coasting coach indicator for consecutive learned deceleration areas in close proximity
JP6847885B2 (ja) * 2018-03-20 2021-03-24 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3272960B2 (ja) * 1996-08-19 2002-04-08 株式会社データ・テック ドライビングレコーダ及び車両の運行解析装置
JP3314686B2 (ja) * 1997-09-18 2002-08-12 トヨタ自動車株式会社 車両最短停止距離予測方法および車両最短停止距離予測装置
JP3965803B2 (ja) * 1998-10-23 2007-08-29 トヨタ自動車株式会社 車両の車速制御装置
JP4715170B2 (ja) * 2003-11-21 2011-07-06 日産自動車株式会社 道路情報作成・配信装置、車載装置、道路情報作成・配信システム
JP2005174282A (ja) * 2003-11-21 2005-06-30 Nissan Motor Co Ltd 交差点状況検出装置および交差点状況検出方法
JP2005165423A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Denso Corp 車両運転支援装置
JP4296940B2 (ja) * 2004-01-13 2009-07-15 トヨタ自動車株式会社 車両運転支援装置および車両運転支援方法
JP2006347531A (ja) * 2005-05-16 2006-12-28 Xanavi Informatics Corp 車載端末装置、自動車の走行制御システム、及び自動車の制御方法
JP4541973B2 (ja) * 2005-06-09 2010-09-08 富士通テン株式会社 運転支援装置および運転支援方法
JP2007041916A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用停止線検出システム
JP4650283B2 (ja) 2006-01-25 2011-03-16 株式会社デンソー 運転者適応型運転行動推定装置
JP4911453B2 (ja) * 2006-08-03 2012-04-04 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP4992661B2 (ja) * 2007-10-23 2012-08-08 株式会社デンソー 車両の操作特性変更システム
JP5133137B2 (ja) * 2008-05-29 2013-01-30 富士通テン株式会社 運転評価装置および運転評価方法
JP5401971B2 (ja) * 2008-12-17 2014-01-29 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
US8565964B2 (en) * 2009-08-27 2013-10-22 Luna Co., Ltd. Driving evaluation method
WO2012039026A1 (ja) 2010-09-22 2012-03-29 トヨタ自動車株式会社 車両用情報処理装置及びデータベース

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012073355A1 (ja) 2012-06-07
US9177040B2 (en) 2015-11-03
CN103229220A (zh) 2013-07-31
JP5660139B2 (ja) 2015-01-28
US20130246421A1 (en) 2013-09-19
CN103229220B (zh) 2015-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9849832B2 (en) Information presentation system
US9522700B2 (en) Driving support apparatus for vehicle and driving support method
JP5703597B2 (ja) 運転支援装置
JP2018202966A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
US9315191B2 (en) Driving assistance device
JPWO2017154070A1 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム
US11524688B2 (en) Apparatus and method for assisting turn of vehicle at intersection
JP6252399B2 (ja) 車線変更支援装置
JP5660139B2 (ja) 車両用情報処理装置及びデータベース
JP2020019392A (ja) 自動運転システム
CN109720343B (zh) 车辆控制设备
JP2018083516A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
WO2016194168A1 (ja) 走行制御装置及び方法
JP2018030531A (ja) 自動運転車両の制御システム及び制御方法
WO2016189727A1 (ja) 走行制御装置及び方法
JP5614079B2 (ja) 運転支援装置
JP2019059262A (ja) 車両走行制御方法及び装置
JP2017073059A (ja) 車線変更支援装置
JP2019156355A (ja) 車両制御装置
US20230311891A1 (en) Driving assistance apparatus and driving assistance method
JP5353745B2 (ja) 運転支援システム
JP5700047B2 (ja) 車両用情報処理装置及びデータベース
CN116890831A (zh) 车辆控制装置、车辆控制方法及存储介质
JP2019131128A (ja) 車両の制御装置
JP5454689B2 (ja) 車両用情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141117

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees