JPWO2012056585A1 - 熱交換器および磁気冷凍システム - Google Patents

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忠彦 小林
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Abstract

本発明の実施形態に係る熱交換器は、熱輸送媒体が導入される容器と、前記容器の内部に所定の間隔をあけて設けられた複数の熱交換要素と、を備え、前記複数の熱交換要素は、前記熱輸送媒体が流れる方向から見て少なくとも一部が重ならないように、前記熱輸送媒体が流れる方向の前後に設けられている。

Description

本発明の実施形態は、熱交換器および磁気冷凍システムに関する。
近年、環境配慮型でかつ効率の高い冷凍技術として、磁気熱量効果を利用して、磁気冷凍サイクルを構成し、高温部と低温部とを生成する磁気冷凍技術への期待が高まり、室温域を対象とした研究開発が活発化してきている。
このような磁気冷凍技術の一つとして、磁気熱量効果を利用した磁気冷凍作業を磁気熱量効果材料を含んだ熱交換要素に行わせるとともに、この磁気冷凍作業により生成された冷熱を蓄える蓄熱効果を同時に担わせるAMR(Active Magnetic Regenerative Refrigeration)方式と呼ばれる冷凍技術が提案されている。 AMR方式によれば、気体の圧縮・膨張サイクルを利用した気体冷凍技術と比べて高い熱交換効率を得ることができる。
しかしながら、省エネルギー化などの観点からさらなる熱交換効率の向上が望まれていた。
特開2002−356748号公報 特開2007−155237号公報
本発明の実施形態は、熱交換効率の向上を図ることができる熱交換器および磁気冷凍システムを提供する。
実施形態によれば、熱輸送媒体が導入される容器と、前記容器の内部に所定の間隔をあけて設けられた複数の熱交換要素と、を備え、前記複数の熱交換要素は、前記熱輸送媒体が流れる方向から見て少なくとも一部が重ならないように、前記熱輸送媒体が流れる方向の前後に設けられたことを特徴とする熱交換器が提供される。
(a)、(b)は、第1の実施形態に係る熱交換器を例示するための模式断面図である。 比較例に係る熱交換器を例示するための模式断面図である。(a)は磁気熱量効果材料を含んだ球状の熱交換要素を備えた熱交換器、(b)、(c)は磁気熱量効果材料を含んだ板状の熱交換要素を備えた熱交換器の模式断面図である。 (a)〜(c)は、熱交換要素の配設を例示するための模式断面図である。 (a)〜(e)は、熱交換要素のxy面に平行な面における断面形状について例示をするための模式断面図である。 熱輸送媒体が流動した際に生じる乱流状態を例示をするための模式図である。(a)は円形の断面形状を有する熱交換要素を正格子状に配設した場合、(b)は円形の断面形状を有する熱交換要素を千鳥格子状に配設した場合である。 熱交換要素の配設形態を例示するための模式図である。(a)は本実施の形態に係る熱交換要素の配設形態の一例(実施例1)、(b)は比較例1に係る熱交換要素の配設形態を例示するための模式図である。 実施例の熱交換量と比較例の熱交換量との比較を例示するためのグラフ図である。(a)は実施例1の熱交換量と比較例1の熱交換量との比較、(b)は実施例2の熱交換量と比較例2の熱交換量との比較を例示するためのグラフ図である。 (a)〜(d)は、熱交換要素の配設方法を例示するための模式図である。 (a)〜(d)は、熱交換要素の配設方法を例示するための模式図である。 (a)、(b)は、熱交換要素の配設方法を例示するための模式図である。 異なる磁気熱量効果材料により形成された熱交換要素を配設する場合を例示するための模式断面図である。(a)は、y方向に沿って異なる磁気熱量効果材料により形成された熱交換要素の群を設ける場合である。(b)は、異なる磁気熱量効果材料により形成された熱交換要素を混在させる場合である。 第2の実施形態に係る磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。 第2の実施形態に係る磁気冷凍システムの模式系統図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、各図において、矢印x、y、zは互いに直交する三方向(軸)を表している。そして、z方向を磁場の方向としている。
また、熱輸送媒体20が流れる方向は磁気冷凍システムの運転中にy方向となったり、y方向の逆方向となったりする場合があるが、一例として、y方向に熱輸送媒体20が流れる場合を例示する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る熱交換器を例示するための模式断面図である。
図2は、比較例に係る熱交換器を例示するための模式断面図である。なお、図2(a)は磁気熱量効果材料を含んだ球状の熱交換要素を備えた熱交換器、図2(b)、(c)は磁気熱量効果材料を含んだ板状の熱交換要素を備えた熱交換器の模式断面図である。
図3は、熱交換要素の配設を例示するための模式断面図である。
まず、比較例に係る熱交換器について例示をする。
図2(a)は、第1の比較例に係る熱交換器について例示をするための模式断面図である。
図2(a)に示すように、熱交換器(ARM bed)50には、容器51、熱交換要素52、仕切り部53が設けられている。
容器51は、y方向から見た断面形状が矩形の筒となっている。
熱交換要素52は、球状を呈し、Gd(ガドリニウム)などの磁気熱量効果材料を含んだものとされている。熱交換要素52は、容器51の内部に60%以上の容積充填率で充填されている。
仕切り部53は、メッシュ状を呈し、容器51の両端部近傍に設けられている。仕切り部53のメッシュサイズは熱交換要素52の大きさよりも小さくされており、容器51から熱交換要素52が脱離することを防止するようになっている。熱交換器50においては、一方の仕切り部53を介して熱輸送媒体20が容器51の内部に導入され、他方の仕切り部53を介して導入された熱輸送媒体20が容器51の外部に排出されるようになっている。なお、一方の方向からの容器51への熱輸送媒体20の導入と排出、これとは逆の方向からの容器51への熱輸送媒体20の導入と排出、とが1磁気冷凍サイクルとなる。
ここで、熱交換要素52の粒子径を小さくすると容器51の内部に熱交換要素52を高い充填率、且つ表面積が大きい状態で充填することができる。この場合、充填率が高いほど磁気冷凍作業で生成される熱量が大きく、表面積が大きいほど生成された熱を効率良く熱輸送媒体20に受け渡す(熱交換する)ことができる。
しかしながら、冷凍出力増大のために磁気冷凍サイクルを高周波数化する場合(単位時間当たりの磁気冷凍サイクルの回数を増加させる場合)、周波数が高くなるにつれて熱輸送媒体20の圧力損失が増大し、冷凍性能の低下をまねいたり、熱交換器50を備えた磁気冷凍システムの運転が阻害されたりするおそれがある。
すなわち、球状の熱交換要素52を充填してなる熱交換器50においては、粒子径が小さい場合には高周波数化による圧力損失の増大によって熱交換器50を備えた磁気冷凍システムの運転が困難となるおそれがある。一方、粒子径が大きい場合には圧力損失を低減することができるが、表面積の減少により熱交換効率が低下して冷凍性能の低下を招くおそれがある。
図2(b)、(c)は、第2の比較例に係る熱交換器について例示をするための模式断面図である。
図2(b)、(c)に示すように、熱交換器(ARM bed)60には、容器51、熱交換要素62が設けられている。
熱交換要素62は、板状を呈し、Gd(ガドリニウム)などの磁気熱量効果材料を含んだものとされている。熱交換要素62は、容器51の内部に複数設けられ、熱交換要素62同士の間、熱交換要素62と容器51の内壁との間が熱輸送媒体20の流路となっている。
この様に、板状の熱交換要素62を熱輸送媒体20の流れに平行に設けるようにすれば、熱輸送媒体20の圧力損失を低減させることができるので、磁気冷凍サイクルの周波数を高くすることが可能となる。
しかしながら、容器51の内部に導入された熱輸送媒体20は、熱交換要素62同士の間、熱交換要素62と容器51の内壁との間の流抵抗の低い部位を高速で流れてしまうため、磁気冷凍サイクルの周波数が高くなると、熱交換要素62と熱輸送媒体20との間における熱交換効率が低下し、ひいては、冷凍性能が低下するおそれがある。
また、AMR方式の磁気冷凍システムにおいては、熱交換器の両端(高温端と低温端)の間に温度勾配が形成された状態で運転が行われる。すなわち、磁気熱量効果材料を含んだ熱交換要素の蓄熱効果によって温度勾配が形成され、温度勾配が形成された状態で運転が行われる。そして、高温端における発熱と、低温端における吸熱とを利用するようにしている。そのため、高温端と低温端との間に大きな温度差を生成し、両端に形成される温度勾配を安定して保持する必要がある。形成される温度勾配を安定して保持するためには、熱交換要素62の高温端側に位置する部分と、熱交換要素62の低温端側に位置する部分との間における熱伝導が低くなるようにすればよい。
ところが、板状の熱交換要素62とすれば高温端側に位置する部分と低温端側に位置する部分とが一体化されることになるので、熱伝導が高くなってしまう。 次に、図1、図3に戻って、第1の実施形態に係る熱交換器について例示をする。
図1(a)、(b)に示すように、熱交換器(ARM bed)1には、熱輸送媒体20が導入される容器11、熱交換要素12が設けられている。
容器11は、y方向から見た断面形状が矩形の筒とすることができる。ただし、y方向から見た断面形状は矩形に限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、y方向から見た断面形状が円形の円筒容器とすることで、容器内の圧力を等方的に分散させることができる。また、容器内壁に接した熱交換要素12と熱輸送媒体20との間の熱交換効率の観点からも、円筒容器とすることが好ましい。断面形状が矩形の筒の場合、角部に、熱輸送媒体20と熱交換要素12との間の熱交換効率が筒中心部よりも低い領域ができるが、円筒容器とすることで、これを改善することが可能となるからである。
熱交換要素12は、磁気熱量効果材料を含んだものとされている。磁気熱量効果材料としては、例えば、Gd(ガドリニウム)、Gd(ガドリニウム)に各種元素を混合したGd化合物、各種希土類元素と遷移金属元素からなる金属間化合物、NiMnGa合金、GdGeSi化合物、LaFe13系化合物、LaFe13Hなどを例示することができる。ただし、磁気熱量効果材料は、例示をしたものに限定されるわけではなく、磁気熱量効果を発現する材料を適宜選択することができる。
熱交換要素12は、容器11の内部に所定の間隔をあけて複数設けられている。熱交換要素12は、容器11の内部に互いに平行となるように配設されている。熱交換要素12の最長辺12aは磁場の方向(z方向)に平行となるようにされている。最長辺12aに垂直な面内における一方の辺12bはy方向に平行となるようにされている。
また、図1(a)、図3(a)〜(c)に例示をするように、複数の熱交換要素12は、熱輸送媒体20が流れる方向(y方向)から見て少なくとも一部が重ならないように、熱輸送媒体20が流れる方向の前後に設けられている。
なお、本明細書において熱輸送媒体20が流れる方向とは、容器11内の熱輸送媒体20の流線をいい、容器11への熱輸送媒体20の導入方向ではない。
ここで、流線とは、y方向の中心点をY0,xとし、Y0,xと同じx位置におけるy方向の端点(容器11の壁面と接する点)をYr,x、Y−r,x、とした場合、Y0,xとYr,xとの距離が等距離となる軌跡を書いた線L1、および、Y0,xとY−r,xとの距離が等距離となる軌跡を描いた線L2、で定義する。例えば、容器11の断面が図1のような長方形の場合、L1、L2はx軸方向に平行である。
この場合、図1(a)、図3(a)〜(c)に例示をするように、xy面に平行な面において千鳥格子状となるように配設することができる。ただし、千鳥格子状の配設に限定されるわけではなく、各列毎に熱交換要素12の配設ピッチが異なっていたり、一つの列において熱交換要素12の配設ピッチが変化したりしていてもよい。
また、図1(a)、図3(b)に例示をするように、x方向における熱交換要素12同士の間の寸法dが、同方向における熱交換要素12の寸法aに対してd≦aとなるように配設することができる。
また、この様な寸法関係を有する列をy方向に複数列、列間に空隙を設けて配設することができる。
そして、y方向に隣接する列において、互いの列の熱交換要素12と、熱交換要素12同士の間の領域12cとが相補関係となるようにすることができる。すなわち、y方向から見て、手前側の列にある熱交換要素12同士の間の領域12cを、後ろ側の列にある熱交換要素12で遮るようにすることができる。また、y方向から見て、後ろ側の列にある熱交換要素12同士の間の領域12cを、手前側の列にある熱交換要素12で遮るようにすることができる。
つまり、熱輸送媒体20が流れる方向の前側に設けられた熱交換要素12同士の間の領域12cは、熱輸送媒体20が流れる方向から見て、熱輸送媒体20が流れる方向の後側に設けられた熱交換要素12により遮られる。
なお、本明細書において、平行とは、完全な平行のほか、後述する作用効果を実質的に得ることができる誤差範囲をも含むものである。また、垂直とは、完全な垂直のほか、後述する作用効果を実質的に得ることができる誤差範囲をも含むものである。
以上のような熱交換要素12の配設形態とすれば、容器11の内部において熱輸送媒体20が流動した際に乱流状態となる部分を多く形成することができる。そのため、熱交換要素12の近傍において熱交換に寄与する熱輸送媒体20を増加させることができる。その結果、熱交換要素12と熱輸送媒体20との間における熱交換効率の向上を図ることができる。なお、熱輸送媒体20が流動した際に生じる乱流状態に関する詳細は後述する。
また、熱交換要素12は、y方向に平行に配設されているため、磁気冷凍システムの運転中における熱輸送媒体20の圧力損失を抑制することができる。
熱交換要素12の最長辺12aは磁場の方向(z方向)に平行となるようにされているので、熱交換要素12に磁場を印加する際に反磁場の影響を抑制することができる。そのため、実効的な磁場を高めることができるので、冷凍性能の高い磁気冷凍システムを提供することができる。
この場合、実効的な磁場を高めるためには、熱交換要素12のアスペクト比は高いほど良いが、例えば、熱交換要素12が短冊状の形状を有する場合には、最短辺と最長辺(z方向の辺)との比は1:4以上とすることができ、より好ましくは1:7以上とすることができる。
次に、熱交換要素のxy面に平行な面における断面形状について例示をする。
図4は、熱交換要素のxy面に平行な面における断面形状について例示をするための模式断面図である。
図1(a)、図3(a)〜(c)に例示をした熱交換要素12のxy面に平行な面における断面形状は長方形であるがこれに限定されるわけではない。
例えば、図4(a)に例示をするように、熱交換要素22のxy面に平行な面における断面形状を正方形とすることができる。
また、図4(b)に例示をするように、熱交換要素23のxy面に平行な面における断面形状を三角形とすることができる。この場合、磁気冷凍システムの運転中に熱輸送媒体20が流れる方向が変化することを考慮して、熱交換要素23aと熱交換要素23bとの向きを異なるものとすることができる。例えば、図4(b)に例示をするように、熱交換要素23aの頂点がy方向とは逆方向を向くように配設し、熱交換要素23bの頂点がy方向を向くように配設することができる。
また、図4(c)に例示をするように、熱交換要素24のxy面に平行な面における断面形状を六角形とすることができる。
また、図4(d)に例示をするように、熱交換要素25のxy面に平行な面における断面形状を円形とすることができる。
なお、熱交換要素のxy面に平行な面における断面形状は、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。例えば、五角形などの他の多角形とすることもできるし、楕円などとすることもできる。また、任意の曲線から形成された形状、任意の曲線と任意の直線とから形成された形状などとすることもできる。
この場合、熱交換要素12、22のように四角形の断面形状を有するものの場合には、熱輸送媒体20の圧力損失を低く抑えることができる。また、容器11の内部において熱輸送媒体20が流動した際に乱流状態となる部分を多く形成することができる。そのため、熱交換要素12、22の近傍において熱交換に寄与する熱輸送媒体20を増加させることができる。その結果、熱交換要素12、22と熱輸送媒体20との間における熱交換効率の向上を図ることができる。
また、熱交換要素12、22の形状加工が簡便となるので、精度の高い熱交換要素12、22の製造が可能となる。また、容器11の内部に熱交換要素12、22を配設する際の作業性を向上させることができる。
また、熱交換要素24のように六角形の断面形状を有するもの、熱交換要素25のように円形の断面形状を有するものなどのように輪郭がより滑らかな断面形状を有するものとすれば、熱輸送媒体20の圧力損失をより低く抑えることができる。例えば、熱輸送媒体20の粘度が高いものほどより輪郭が滑らかな断面形状を選択するようにすることもできる。
また、後述するように熱交換要素同士の間に安定した乱流状態を形成することができる。そのため、熱交換要素の近傍において熱交換に寄与する熱輸送媒体20を増加させることができる。また、熱交換要素の角が90度より大きい、または、角がない輪郭が滑らかな断面形状とすれば、熱輸送媒体20の流動線を滑らかにすることができるので、デッドボリューム(熱交換への寄与が少ない熱輸送媒体20の体積)をより低く抑えることができる。その結果、熱交換要素と熱輸送媒体20との間における熱交換効率の向上を図ることができる。
また、断面形状、断面積、配設ピッチなどが異なる熱交換要素を配設することもできる。
例えば、図4(e)に例示をするように、断面形状、断面積、配設ピッチが異なる熱交換要素12、熱交換要素22を配設することができる。
この場合、容器11の熱輸送媒体20の流入側に設けられる熱交換要素22の配設ピッチを、熱交換要素12の配設ピッチよりも小さくすれば、熱交換要素22が設けられた領域の圧力損失を熱交換要素12が設けられた領域の圧力損失より高くすることができ、配管から容器11内へ熱輸送媒体20が流入した際に不均一になる熱輸送媒体20の流れを整流することができる。また、流入後はより大きな配設ピッチを有する熱交換要素12により圧力損失を低減することができる。この場合、磁気冷凍システムの運転中に熱輸送媒体20が流れる方向が変化することを考慮して、容器11の両端側に小さな配設ピッチを有する熱交換要素22を設けるようにすることができる。
なお、熱交換要素の形状、寸法、配設形態(配設ピッチや位置など)、数などは、熱輸送媒体20の粘度、磁気冷凍システムの運転温度などに応じて適宜変更することができる。
次に、熱輸送媒体20が流動した際に生じる乱流状態に関してさらに例示をする。
図5は、熱輸送媒体20が流動した際に生じる乱流状態を例示をするための模式図である。
図5(a)は円形の断面形状を有する熱交換要素25を正格子状に配設した場合、図5(b)は円形の断面形状を有する熱交換要素25を千鳥格子状に配設した場合である。
なお、同体積の空間に同じ流量の熱輸送媒体20が流れるものとしている。また、流速分布をモノトーン色の濃淡で表し、流速vがある閾値vcより速い領域である領域201を濃い色で、閾値vcより遅い領域である領域202を淡い色で表示した。
図5(a)に示すように、熱交換要素25を正格子状に配設した場合には、y方向に平行な方向に流速の速い領域201からなる部分が連なる様にして、熱輸送媒体20の導入から導出まで連続した流速の速い領域を形成している。すなわち、流路抵抗の低い部分を熱輸送媒体20が選択的、かつ高速で流れていることが分かる。
一方、図5(b)に示すように、熱交換要素25を千鳥格子状に配設した場合には、熱輸送媒体20の導入から導出まで連続した流速の速い領域が形成されておらず、比較的流速の遅い領域202からなる部分が大半を占めている。
また、図5(b)に示すように、乱流が発生している地点203が多く認められた。
すなわち、熱交換要素25を正格子状に配設した場合には、流路抵抗の低い部分を熱輸送媒体20が選択的、かつ高速で流れる。また、デッドボリューム(熱交換への寄与が少ない熱輸送媒体20の体積)となる部分27が多くなる。そのため、熱交換要素25と熱輸送媒体20との間における熱交換効率が低下してしまうことになる。
これに対して、熱交換要素25を千鳥格子状に配設した場合には、熱交換要素25を正格子状に配設した場合に比べて、流速を全体的に遅くすることができる。また、熱交換要素25同士の間に乱流が発生する地点203を多く形成することができ、この乱流は隣り合う熱交換要素25同士の間の大きな領域で生じるため、デッドボリュームとなる部分27を少なくすることができる。そのため、熱交換要素25同士の間における熱交換も促されることになる。その結果、実効的な熱交換効率を高くすることができる。
なお、図5(a)に示すように、熱交換要素25を正格子状に配設した場合には、乱流は熱交換要素25の端部で僅かに小さな渦を形成するのみであり、隣り合う熱交換要素25同士の間における熱交換には寄与しないことが分かる。
次に、熱交換要素の配設形態と熱交換量との関係について例示をする。
図6は、熱交換要素の配設形態を例示するための模式図である。なお、図6(a)は本実施の形態に係る熱交換要素の配設形態の一例(実施例1)、図6(b)は比較例1に係る熱交換要素の配設形態を例示するための模式図である。
図6(a)に示すように、実施例1に係る熱交換要素の配設形態としては、熱交換要素22を千鳥格子状に周期配列したものとした。熱交換要素22は、y方向に対して平行、且つ互いに平行となるように配設した。x方向における熱交換要素22同士の間の寸法d1、y方向における熱交換要素22同士の間の寸法d2、熱交換要素22の寸法a1は、「d1=0.7×a1」、「d2=0.5×a1」となるようにした。そして、互いに隣接した列をx方向に半位相だけずらして、熱交換要素22が千鳥格子状に周期配列するようにした。
図6(b)に示すように、比較例1に係る熱交換要素の配設形態としては、熱交換要素22を正格子状に周期配列したものとした。熱交換要素22は、y方向に対して平行、且つ互いに平行となるように配設した。x方向における熱交換要素22同士の間の寸法d1、y方向における熱交換要素22同士の間の寸法d2、熱交換要素22の寸法a1は、「d1=0.7×a1」、「d2=0.5×a1」となるようにした。
そして、熱交換要素22以外の部分に熱輸送媒体20を満たして流動させた場合における熱交換要素22と熱輸送媒体20との間の熱交換量をシミュレーションを行うことで求めた。
この場合、熱輸送媒体20を水、環境温度を25℃、磁気冷凍サイクルの周波数を1Hz、熱輸送媒体20の流動距離を10×a1とし、単位時間当たりにおける熱交換要素22と熱輸送媒体20との間の熱交換量を算出した。
なお、図6(a)、(b)に例示をした周期構造が無限に繰り返されるものと仮定して熱交換量を算出した。この場合、図6(a)、(b)に例示をしたものにおいては、同じ容積中における熱交換要素22の体積は等しいものとなる。
またさらに、実施例2として、実施例1における寸法関係を「d1=0.8×a1」、「d2=0.2×a1」となるようにした。
また、比較例2として、比較例1における寸法関係を「d1=0.8×a1」、「d2=0.2×a1」となるようにした。
なお、実施例2、比較例2におけるその他の条件は、実施例1、比較例1とそれぞれ同様とした。
図7は、実施例の熱交換量と比較例の熱交換量との比較を例示するためのグラフ図である。なお、図7(a)は実施例1の熱交換量と比較例1の熱交換量との比較、図7(b)は実施例2の熱交換量と比較例2の熱交換量との比較を例示するためのグラフ図である。
図7(a)から分かるように、実施例1によれば比較例1と比べて熱交換量を多くすることができる。
また、図7(b)から分かるように、実施例2によれば比較例2と比べて熱交換量を2割以上多くすることができる。
このように、同じ容積中における熱交換要素の体積が等しく、且つ熱交換要素同士の間隔も等しくなるように配置する場合においても、正格子状に周期配列した場合と比べて、千鳥格子状に周期配列した場合には熱交換要素と水との間における熱交換量を多くすることができることが確認できた。
すなわち、複数の熱交換要素を容器内に規則的に配列し、さらに水などの熱輸送媒体20を容器内に満たして流動させながら熱交換要素と熱輸送媒体20との間で熱交換を行わせる場合、本実施の形態に係る熱交換要素の配設形態とすれば熱交換量を多くすることができる。
次に、熱交換要素の配設方法に関して例示をする。
図1(b)に例示をしたように、熱交換要素は、z方向の端部において固定するようにすることができる。
この際、容器11の外部において熱交換要素の群を形成し、これを容器11の内部に設置するようにすれば生産性を向上させることができる。
図8は、熱交換要素の配設方法を例示するための模式図である。
図8(a)に示すように、z方向の一方の端部が固定された熱交換要素22aの群と、z方向の他方の端部が固定された熱交換要素22bの群と、を形成し、これを交互に容器11の内部に設置するようにすることができる。なお、図8は、y方向に沿って熱交換要素の群を形成する場合である。
例えば、図8(b)、(c)、(d)に例示をするような熱交換要素22a、22bの群を形成し、これを交互に容器11の内部に設置するようにすることができる。
図9も、熱交換要素の配設方法を例示するための模式図である。
図9(a)に示すように、z方向の一方の端部が固定された熱交換要素22aの群と、z方向の他方の端部が固定された熱交換要素22bの群と、を形成し、これを交互に容器11の内部に設置するようにすることができる。なお、図9は、x方向に沿って熱交換要素の群を形成する場合である。
例えば、図9(b)、(c)、(d)に例示をするような熱交換要素22a、22bの群を形成し、これを交互に容器11の内部に設置するようにすることができる。
図10も、熱交換要素の配設方法を例示するための模式図である。
図10(a)に示すように、z方向の一方の端部が固定された熱交換要素22a、22bの群を形成し、これを容器11の内部に設置するようにすることができる。
例えば、図10(b)に例示をするような熱交換要素22a、22bの群を形成し、これを容器11の内部に設置するようにすることができる。
なお、前述した実施形態に係る熱交換要素は、z方向に一体化されたものであるがz方向に分割されたものとすることもできる。
以上は、同一の磁気熱量効果材料から形成された熱交換要素を配設する場合であるが、これに限定されるわけではない。
磁気熱量効果材料の特性は、キュリー温度Tc(Curie temperature)近傍が最も高くなる。そして、キュリー温度Tcから余り離れた温度領域になると特性が著しく低下したり、磁気熱量効果が発揮されなくなったりするおそれがある。
前述したように、AMR方式の磁気冷凍システムにおいては、熱交換器の両端(高温端と低温端)の間に温度勾配が形成された状態で運転が行われる。そのため、同一の磁気熱量効果材料から形成された熱交換要素を配設するようにすると、部分的に特性が低くなる部分が生ずるおそれがある。
図11は、異なる磁気熱量効果材料により形成された熱交換要素を配設する場合を例示するための模式断面図である。
図11(a)は、y方向に沿って異なる磁気熱量効果材料により形成された熱交換要素の群を設ける場合である。すなわち、熱交換要素は、熱輸送媒体20が流れる方向に沿って設けられた領域毎に異なる磁気熱量効果材料により形成されている。
例えば、図11(a)は温度勾配に適合するキュリー温度Tcを有する磁気熱量効果材料を選定し、選定された磁気熱量効果材料から形成された熱交換要素の群を設ける場合である。
例えば、図11(a)における熱輸送媒体20の流入側が低温端、流出側が高温端の場合には、低温端の温度に適合するキュリー温度Tcaを有する磁気熱量効果材料を選定し、選定された磁気熱量効果材料から熱交換要素32aを形成するようにする。高温端の温度に適合するキュリー温度Tccを有する磁気熱量効果材料を選定し、選定された磁気熱量効果材料から熱交換要素32cを形成するようにする。低温端と高温端の間の場合にはその領域における温度に適合するキュリー温度Tcbを有する磁気熱量効果材料を選定し、選定された磁気熱量効果材料から熱交換要素32bを形成するようにする。
この様にすれば、部分的な特性の劣化を抑制することができるので熱交換効率の向上を図ることができる。
なお、熱交換要素の群を設ける領域の数は例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
また、図11(b)は異なるキュリー温度Tcを有する磁気熱量効果材料から形成された熱交換要素を混在させる場合である。
この様にすれば、磁気冷凍システムの運転温度領域を拡げることができる。
なお、例えば、図10や図11に例示をしたように熱交換要素の群を形成した場合でも、磁場の印加方向が、(それぞれの熱交換要素の最長辺と平行)z方向となるように磁場発生部を設けることが好ましい。
[第2の実施形態]
図12は、第2の実施形態に係る磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。
図13は、第2の実施形態に係る磁気冷凍システムの模式系統図である。
なお、図12、図13は、一例として、熱交換部1において吸熱された熱輸送媒体20を低温側熱交換部125に送り、低温側熱交換部125において図示しない熱交換先との間で熱交換を行わせる場合を例示するものである。
図12、図13に示すように、磁気冷凍システム100には、熱交換器1、導入配管103、排出配管104、磁場発生部105a、磁場発生部105b、回転盤106a、回転盤106b、低温側熱交換部125、放熱部126が設けられている。
図12に示すように、2つの熱交換部1を間に挟むように、一対の回転盤106a、106bが設けられている。回転盤106a、106bは共通の軸107で支持されている。この軸107は2つの熱交換部1の中央に位置している。回転盤106a、106bの周縁近傍の内側には、それぞれ磁場発生部105a、105bが保持されている。磁場発生部105a、105bは、互いに対向するとともに、ヨーク(図示せず)を介して互いに結合されている。これによって、互いに対を成す磁場発生部105a、105bの間隙部分に、磁場空間が形成される。
磁場発生部105a、105bは、例えば、永久磁石などとすることができる。永久磁石としては、NdFeB(ネオジム・鉄・ホウ素)磁石、SmCo(サマリウム・コバルト)磁石、フェライト磁石などを例示することができる。回転盤106a、106bを90度回転させる毎に、磁場発生部105a、105bが熱交換部1に対して接近及び離反を繰り返す。各一対の磁場発生部105a、105bが各熱交換部1に最も接近した状態では、磁場発生部105a、105bの間に形成された磁場空間の中に熱交換部1が入り、容器11の内部に設けられた熱交換要素に磁場が印加される。熱交換要素に対して磁場が印加された状態から、除去された状態に切り替わる際、電子磁気スピン系のエントロピーが増加し、格子系と電子磁気スピン系の間でエントロピーの移動が起こる。それによって、熱交換要素の温度が低下し、それが熱輸送媒体20に伝達され、熱輸送媒体20の温度が低下する。このようにして温度が低下した熱輸送媒体20は、熱交換部1から排出配管104を通って排出され、低温側熱交換部125に冷媒として供給される。
熱輸送媒体20は、例えば、空気、窒素ガスなどの気体、水、鉱油やシリコンなどのオイル系媒体、アルコール類(例えば、エチレングリコールなど)などの溶剤系媒体などとすることができる。
この場合、水は最も比熱が高く安価である。ただし、0℃以下の温度域では凍結するおそれがあるのでオイル系媒体、溶剤系媒体、水とオイル系媒体との混合液、水と溶剤系媒体との混合液などとすることができる。そのため、磁気冷凍システム100の運転温度域に応じて液体の種類や混合比などを適宜変更することができる。
図12に例示をしたものの場合には、磁場発生部105a、105b、回転盤106a、106b、軸107などが熱交換器1に対する磁場を変化させる磁場変化部となる。
図12に例示をしたものの場合には、磁場発生部105a、105b側に機械的変動を与えているが、熱交換器1側に機械的変動を与えても良い。
なお、磁場発生部105a、105bとして永久磁石を例示したが、例えば、磁場発生部105a、105bとして電磁石などを用いることもできる。磁場発生部105a、105bとして電磁石を用いる場合には、磁場発生部105a、105bに機械的変動を与えるものを接続することもできるが、電磁石への通電と通電の停止とを切り替えるスイッチなどを設けるようにすることもできる。
導入配管103の上流側には、熱輸送媒体20が貯えられるタンク121が設けられ、導入配管103の途中には輸送部122が設けられている。輸送部122は熱交換部1に熱輸送媒体20を導入する。排出配管104は、熱交換部1から出た後に2つの系統に分けられ、2つの循環ラインが構成されている。一方の循環ライン(冷却ライン123)の途中には、バルブ131、低温側熱交換部125及びバルブ133が設けられ、冷却ライン123の末端はタンク121に接続されている。もう一方の循環ライン(予冷ライン124)の途中には、バルブ132、放熱部126及びバルブ134が設けられ、予冷ライン124の末端はタンク121に接続されている。
また、回転盤106a、106bの動作、バルブ131〜134の開閉動作などを制御する図示しない制御部が設けられている。
次に、磁気冷凍システム100の運転について例示をする。
磁気冷凍システム100は、予冷工程及び冷却工程を交互に繰り返すことによって運転される。
まず、予冷工程では、バルブ131及びバルブ133を閉じた状態で、バルブ132及び134を開き、熱輸送媒体20を予冷ライン124内で循環させる。この状態で、熱交換部1に磁場発生部105a、105bを近付ける。容器11の内部に設けられた熱交換要素に磁場が印加されると、熱交換要素の温度が上昇し、それが熱輸送媒体20に伝達され、熱輸送媒体20の温度が上昇する。このようにして暖められた熱輸送媒体20は、熱交換部1から排出配管104を通って排出され、バルブ132を通って放熱部126に導入され、そこで冷却される。冷却された熱輸送媒体20は、バルブ134を通ってタンク121内へ戻る。
容器11の内部に設けられた熱交換要素の温度が、導入配管103を通って熱交換部1に供給される熱輸送媒体20の温度の近傍まで低下したところで、バルブ132、134を閉じ、予冷工程を終了させて冷却工程に移る。
冷却工程では、まず、熱交換部1から磁場発生部105a、105bを遠ざける。次いで、バルブ131、バルブ133を開き、熱輸送媒体20を冷却ライン123内で循環させる。熱交換要素から磁場が除去されると、熱交換要素の温度が低下し、それが熱輸送媒体20に伝達され、熱輸送媒体20の温度が低下する。このようにして冷却された熱輸送媒体20は、熱交換部1から排出配管104を通って排出され、バルブ131を通って低温側熱交換部125に導入される。低温側熱交換部125においては、熱交換器1において吸熱された熱輸送媒体20と図示しない熱交換先との間における熱交換を行う。低温側熱交換部125としては、例えば、低温の熱輸送媒体20と空気との間における熱交換を行うことで、空気を冷却するようなものを例示することができる。
熱輸送媒体20は、低温側熱交換部125で熱交換されて温度が上昇した後、バルブ133を通ってタンク121内へ戻る。
容器11の内部に設けられた熱交換要素の温度が、導入配管103を通って熱交換部1に供給される熱輸送媒体20の温度の近傍まで上昇したところで、バルブ131、133を閉じ、冷却工程を終了させて、再び予冷却工程に移る。
この場合、図示しない制御部は、回転盤106a、106bの動作、バルブ131〜134の開閉動作などを制御し、前述した予冷工程及び冷却工程を交互に繰り返す。
また、一例として、熱交換部1における吸熱作用を利用する磁気冷凍システムを例示したがこれに限定されるわけではない。例えば、熱交換部1における発熱作用を利用する磁気冷凍システムとすることもできるし、熱交換部1における吸熱作用と発熱作用を利用する磁気冷凍システムとすることもできる。例えば、磁気冷凍システム100に設けられた放熱部126を高温側熱交換部として高温の熱輸送媒体20と空気との間における熱交換を行うことで、空気を加熱するようなものを例示することができる。
なお、熱輸送媒体20で冷熱や温熱が輸送された低温側熱交換部や高温側熱交換部から、被冷却部や放熱部への熱輸送は、空気、ヘリウム、二酸化炭素などの気体とすることが好ましい。
以上説明した実施形態によれば、熱交換効率の向上を図ることができる熱交換器および磁気冷凍システムを実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びそれと等価とみなされるものの範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
例えば、熱交換器1、磁気冷凍システム100などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、数などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
1 熱交換器
11 容器
12 熱交換要素
12c 領域
20 熱輸送媒体
22 熱交換要素
23 熱交換要素
24 熱交換要素
25 熱交換要素
32a〜32e 熱交換要素
100 磁気冷凍システム
105a、105b 磁場発生部
106a、106b 回転盤
122 輸送部
125 低温側熱交換部

Claims (5)

  1. 熱輸送媒体が導入される容器と、
    前記容器の内部に所定の間隔をあけて設けられた複数の熱交換要素と、
    を備え、
    前記複数の熱交換要素は、前記熱輸送媒体が流れる方向から見て少なくとも一部が重ならないように、前記熱輸送媒体が流れる方向の前後に設けられたことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記熱輸送媒体が流れる方向の前側に設けられた前記熱交換要素同士の間の領域は、前記熱輸送媒体が流れる方向から見て、前記熱輸送媒体が流れる方向の後側に設けられた前記熱交換要素により遮られることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記複数の熱交換要素のいずれかは、前記複数の熱交換要素の他のいずれかとは異なる磁気熱量効果材料により形成されたことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  4. 前記複数の熱交換要素は、前記熱輸送媒体が流れる方向に沿って設けられた領域毎に互いに異なる磁気熱量効果材料により形成されたことを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  5. 請求項1に記載された熱交換器と、
    前記熱交換部に対する磁場を変化させる磁場変化部と、
    前記熱交換部に熱輸送媒体を導入する輸送部と、
    を備えたことを特徴とする磁気冷凍システム。
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