JP5728489B2 - 磁気冷凍システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気冷凍システムに関する。
近年、環境配慮型でかつ効率の高い冷凍技術の一つとして、磁気熱量効果を利用して、磁気冷凍サイクルを構成し、高温部と低温部とを生成する磁気冷凍技術への期待が高まり、研究開発が活発化してきている。
このような磁気冷凍技術の一つとして、極低温域における磁気冷凍にとって阻害要因と位置付けられていた格子エントロピーを、むしろ積極的に利用し、磁気熱量効果を利用した磁気冷凍作業を磁気熱量効果材料を含んだ要素に行わせるとともに、この磁気冷凍作業により生成された冷熱を当該要素に蓄える蓄熱効果を同時に担わせるAMR(Active Magnetic Regenerative Refrigeration)方式と呼ばれる冷凍技術が提案されている。
AMR方式によれば、気体の圧縮・膨張サイクルを利用した気体冷凍技術と比べて高い熱交換効率を得ることができる。
しかしながら、省エネルギー化などの観点からさらなる熱交換効率の向上が望まれていた。
米国特許第4,332,135号明細書 特開2009−210165号公報
本発明の実施形態は、熱交換効率の向上を図ることができる磁気冷凍システムを提供する。
実施形態によれば、磁気熱量効果材料を含む第1の熱交換部と、前記第1の熱交換部に対する磁場を変化させる磁場変化部と、第1の熱輸送媒体と、前記第1の熱輸送媒体とは分離され、単位体積あたりの比熱が異なる第2の熱輸送媒体と、前記第1の熱輸送媒体と、前記第2の熱輸送媒体と、を前記第1の熱交換部に順次導入する輸送部と、を備え、前記第1の熱輸送媒体は配管で形成される流路を循環し、前記第2の熱輸送媒体は前記第1の熱輸送媒体とは分離されて前記流路を循環し、前記磁場変化部は、前記輸送部により前記第1の熱交換部に前記第1の熱輸送媒体が導入された場合に、前記第1の熱交換部に磁場を印加し、前記輸送部により前記第1の熱交換部に前記第2の熱輸送媒体が導入された場合に、前記第1の熱交換部に対して前記磁場の印加を除去することを特徴とする磁気冷凍システムが提供される。
第1の実施形態に係る磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。 第1の実施形態に係る熱交換部を例示するための模式断面図である。 第1の実施形態に係る熱交換部の作用を例示するためのフローチャートである。 第1の実施形態に係る熱交換部における熱交換の様子を例示するための模式断面図である。(a)は熱交換部に磁場が印加される場合、(b)は熱交換部に印加していた磁場が除去された場合である。 第2の実施形態に係る磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。 第3の実施形態に係る磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。(a)は磁気熱量効果材料の発熱のみを利用する磁気冷凍システム、(b)は磁気熱量効果材料の吸熱のみを利用する磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。 本実施の形態に係る磁気冷凍システムの熱交換部を例示するための模式断面図である。(a)は磁場が印加された場合を表し、(b)は印加された磁場が除去された場合を表している。 比較例に係るAMR式磁気冷凍システムの熱交換部を例示するための模式断面図である。 実施例1における熱輸送効率と、比較例1における熱輸送効率との比較を示すグラフ図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。
図1に示すように、磁気冷凍システム100には、熱交換部(ARM bed)1(第1の熱交換部)、磁場発生部2、移動部3、高温側熱交換部4(第2の熱交換部)、低温側熱交換部5(第2の熱交換部)、配管6、配管7、熱輸送媒体8、熱輸送媒体9、輸送部10、輸送部11、制御部24が設けられている。
図2は、熱交換部を例示するための模式断面図である。
図2においては、熱輸送媒体8、9の移動方向をx方向とし、それと垂直な方向をy方向としている。
磁気熱量効果材料を含む熱交換部1には、領域14と、配管6と接続された領域12(第1の領域)と、配管7と接続された領域13(第2の領域)と、が設けられている。
領域14は、磁気熱量効果材料を含んだものとされている。領域14は、例えば、Gd(ガドリニウム)などの磁気熱量効果材料を含んだものとすることができる。
領域12は、領域14を貫通するようにして設けられている。そのため、領域12の外周面が領域14と接している。領域12は、例えば、領域14を貫通する流路とすることができる。
そして、配管6を介して導入された熱輸送媒体8が領域12を流通できるようになっている。
領域13は、領域14を貫通するようにして設けられている。そのため、領域13の外周面が領域14と接している。領域13は、例えば、領域14を貫通する流路とすることができる。
そして、配管7を介して導入された熱輸送媒体9が領域13を流通できるようになっている。
なお、領域12を流通する熱輸送媒体8と、領域13を流通する熱輸送媒体9とは、領域14によって相互に分離されており熱輸送媒体8と熱輸送媒体9とが混合しないようになっている。
後述するように、領域14においては発熱と吸熱とが生じる。そして、領域14と、領域12にある熱輸送媒体8との間において熱交換が行われる。また、領域14と、領域13にある熱輸送媒体9との間において熱交換が行われる。
この場合、例えば、領域12に熱輸送媒体80aが導入される場合には、領域13に熱輸送媒体90bが導入され、領域12に熱輸送媒体80bが導入される場合には、領域13に熱輸送媒体90aが導入される。
また、前述した領域14は、熱輸送媒体8、9が透過し、各熱輸送媒体が混合しないような構成(例えば、空隙などのない板状体)とされていることが好ましいが、これに限定されるわけではない。
例えば、領域14と領域12との間、領域14と領域13との間に熱輸送媒体が透過しないような図示しない仕切り部を設けるようにすることもできる。例えば、図示しない仕切り部として管状体を設け、管状体の内部を領域12、13とし、管状体の外部を領域14とすることができる。この様にすれば、領域14を空隙を有する焼結体から形成されたものとしたり、粒状体を充填することで形成されたものとしたりすることができる。
なお、磁気熱量効果材料は、前述したGd(ガドリニウム)に限定されるわけではなく、磁気熱量効果を発現する材料であればよい。磁気熱量効果材料は、例えば、Gd(ガドリニウム)に各種元素を混合したGd化合物、各種希土類元素と遷移金属元素からなる金属間化合物、NiMnGa合金、GdGeSi化合物、LaFe13系化合物、LaFe13Hなどの各種磁性体を用いることができる。
磁場発生部2は、熱交換部1の外部に配置されており、熱交換部1に磁場を印加する。
磁場発生部2は、例えば、永久磁石などとすることができる。永久磁石としては、NdFeB(ネオジム・鉄・ホウ素)磁石、SmCo(サマリウムコバルト)磁石、フェライト磁石などを例示することができる。
移動部3は、磁場発生部2と接続され、熱交換部1と磁場発生部2との相対位置を変化させる。
ここで、相対位置を変化させるとは、磁場発生部2が熱交換部1に磁場を印加する位置22(ON位置)と、熱交換部1に磁場を印加しない位置23(OFF位置)とが切り替えられるように、熱交換部1と磁場発生部2との相対位置を変化させることを意味する。
そのため、移動部3により熱交換部1と磁場発生部2との相対位置を変化させることで、熱交換部1に磁場を印加したり、熱交換部1に印加されていた磁場を除去したりすることができる。熱交換部1においては、磁場の印加と磁場の除去により発熱と吸熱とが生じるが、熱交換部1の作用に関する詳細は後述する。
移動部3は、例えば、熱交換部1と磁場発生部2との相対位置を変化させるために磁場発生部2に機械的変動を印加するものとすることができる。
図1に例示をしたものの場合には、磁場発生部2と移動部3とが熱交換部1に対する磁場を変化させる磁場変化部となる。
図1に例示をしたものの場合には、移動部3と磁場発生部2とを接続し磁場発生部2に機械的変動を与えているが、移動部3と熱交換部1とを接続し熱交換部1に機械的変動を与えても良い。
移動部3は、例えば、モータなどの駆動手段を備えたものとすることができる。
なお、磁場発生部2として永久磁石を例示したが、例えば、磁場発生部2として電磁石などを用いることもできる。磁場発生部2として電磁石を用いる場合には、磁場発生部2に機械的変動を与える移動部3とすることもできるが、電磁石への通電と通電の停止とを切り替えるスイッチなどを移動部3とすることもできる。
高温側熱交換部4は、熱交換部1において加熱された熱輸送媒体8と図示しない熱交換先との間における熱交換を行う。高温側熱交換部4としては、例えば、高温の熱輸送媒体8と空気との間における熱交換を行うことで、空気を加熱するようなものを例示することができる。
低温側熱交換部5は、熱交換部1において吸熱された熱輸送媒体9と図示しない熱交換先との間における熱交換を行う。低温側熱交換部5としては、例えば、低温の熱輸送媒体9と空気との間における熱交換を行うことで、空気を冷却するようなものを例示することができる。
配管6は、熱交換部1、高温側熱交換部4、輸送部10を閉ループ状に接続する。そのため、熱交換部1、高温側熱交換部4、輸送部10、配管6で形成される閉ループの流路に熱輸送媒体8を循環させることができる。
配管7は、熱交換部1、低温側熱交換部5、輸送部11を閉ループ状に接続する。そのため、熱交換部1、低温側熱交換部5、輸送部11、配管7で形成される閉ループの流路に熱輸送媒体9を循環させることができる。
熱輸送媒体8は、単位体積あたりの比熱が異なる2つ以上の熱輸送媒体から構成されるものとすることができる。熱輸送媒体8は、例えば、熱輸送媒体80a(第1の熱輸送媒体)と、熱輸送媒体80aよりも単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体80b(第2の熱輸送媒体)とから構成される。
熱輸送媒体9は、単位体積あたりの比熱が異なる2つ以上の熱輸送媒体から構成されるものとすることができる。熱輸送媒体9は、例えば、熱輸送媒体90a(第1の熱輸送媒体)と、熱輸送媒体90aよりも単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体90b(第2の熱輸送媒体)とから構成される。
また、熱輸送媒体80aと熱輸送媒体80bとは相互に分離されている。熱輸送媒体90aと熱輸送媒体90bとは相互に分離されている。
ここで、分離されているとは、単位体積あたりの比熱が異なる熱輸送媒体が、熱輸送媒体の移動方向に対して各々の相を形成することを意味する。
相を形成する時、各々の熱輸送媒体に異なる熱輸送媒体が混入しないことが好ましい。ただし、ある特定の熱輸送媒体に、異なる熱輸送媒体が体積比率で30%以下混入する場合も、各々の相を形成するとしても良い。
例えば、熱輸送媒体が、水と、水よりも単位体積あたりの比熱が低い空気である場合には、水の中に空気が一部溶け込むことがある。しかしながら、空気の水への溶解度は0vol%以上、30vol%以下であるため、各々の相を形成することができる。すなわち、水の相と空気の相とが分離されているとすることができる。
また、熱輸送媒体は、気体、液体、固体のいずれでも良く、単位体積あたりの比熱の異なるものを適宜選択して用いることができる。
この場合、単位体積あたりの比熱の差が大きくなる様な組み合わせとすることが好ましく、例えば、気体−液体、固体−液体、固体−気体などの組み合わせとすることができる。
気体の熱輸送媒体としては、例えば、空気、窒素ガスなどを例示することができる。気体の熱輸送媒体とすれば、輸送時の圧力損失を低減させることができる。また、液体の熱輸送媒体としては、例えば、水、鉱油やシリコンなどのオイル系媒体、アルコール類(例えば、エチレングリコールなど)などの溶剤系媒体などとすることができる。
この場合、水は最も比熱が高く安価である。ただし、0℃以下の温度域では凍結するおそれがあるのでオイル系媒体、溶剤系媒体、水とオイル系媒体との混合液、水と溶剤系媒体との混合液などとすることが好ましい。そのため、磁気冷凍システム100の運転温度域に応じて液体の種類や混合比などを適宜変更することができる。
固体の熱輸送媒体としては、例えば、樹脂、金属、セラミックスなどの無機物などとすることができる。
この場合、例えば、一体的に構成された固体の熱輸送媒体とすることもできるし、粒状の固体の集合体を熱輸送媒体とすることもできる。ただし、一体的に構成された固体の熱輸送媒体とすれば、異なる熱輸送媒体が混入することを抑制することができる。
なお、熱輸送媒体8と熱輸送媒体9とを同じ構成とすることもできるし、異なる構成とすることもできる。
輸送部10は、熱交換部1、高温側熱交換部4、輸送部10、配管6で形成される閉ループの流路に熱輸送媒体8を循環させる。すなわち、熱輸送媒体80aと熱輸送媒体80bとを熱交換部1に順次導入し、熱交換部1において加熱された熱輸送媒体80a、熱輸送媒体80bを高温側熱交換部4に送り、高温側熱交換部4において図示しない熱交換先との間で熱交換された熱輸送媒体80a、熱輸送媒体80bを再び熱交換部1に送るようにする。
輸送部11は、熱交換部1、低温側熱交換部5、輸送部11、配管7で形成される閉ループの流路に熱輸送媒体9を循環させる。すなわち、熱輸送媒体90aと熱輸送媒体90bとを熱交換部1に順次導入し、熱交換部1において吸熱された熱輸送媒体90a、熱輸送媒体90bを低温側熱交換部5に送り、低温側熱交換部5において図示しない熱交換先との間で熱交換された熱輸送媒体90a、熱輸送媒体90bを再び熱交換部1に送るようにする。
輸送部10、11としては、例えば、各種ポンプを用いることができる。
制御部24は、移動部3、輸送部10、輸送部11の動作を制御する。
すなわち、制御部24は、熱交換部1に熱輸送媒体80a、熱輸送媒体90bが導入された場合には熱交換部1に磁場が印加されるように移動部3、輸送部10、輸送部11の動作を制御する。また、制御部24は、熱交換部1に熱輸送媒体80b、熱輸送媒体90aが導入された場合には熱交換部1に印加されていた磁場が除去されるように移動部3、輸送部10、輸送部11の動作を制御する。
例えば、発熱を行う際には、輸送部10を制御して熱輸送媒体80bよりも単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体80aを熱交換部1に導入し、磁場変化部を構成する移動部3を制御して熱交換部1に対して磁場を印加する。
また、例えば、吸熱を行う際には、輸送部11を制御して熱輸送媒体90bよりも単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体90aを熱交換部1に導入し、磁場変化部を構成する移動部3を制御して熱交換部1に対して磁場を除去する。
なお、熱交換部1における磁場の印加、磁場の除去と、単位体積あたりの比熱が異なる熱輸送媒体との関係に関しては後述する。
次に、磁気冷凍システム100の作用について例示をする。
図3は、第1の実施形態に係る熱交換部の作用を例示するためのフローチャートである。
図4は、第1の実施形態に係る熱交換部における熱交換の様子を例示するための模式断面図である。なお、図4(a)は熱交換部1に磁場が印加される場合、図4(b)は熱交換部に印加していた磁場が除去された場合である。
まず、図3に示すように、熱交換部1に熱輸送媒体80a、熱輸送媒体90bを導入する(ステップS1)。
すなわち、制御部24により輸送部10を制御して熱交換部1の領域12に熱輸送媒体80aを導入する。また、制御部24により輸送部11を制御して熱交換部1の領域13に熱輸送媒体90bを導入する。
次に、制御部24により移動部3を制御して、熱交換部1に磁場を印加する位置22(ON位置)に磁場発生部2を移動させる(ステップS2)。
この際の状態は図4(a)に例示をしたもののようになる。
熱交換部1に磁場が印加されると、領域14を形成する磁気熱量効果材料が発熱する。そのため、発生した熱は、領域12に導入された輸送媒体80aと、領域13に導入された輸送媒体90bとに吸収される。
次に、制御部24により輸送部10を制御して熱交換部1の領域12に熱輸送媒体80bを導入する。また、制御部24により輸送部11を制御して熱交換部1の領域13に熱輸送媒体90aを導入する(ステップS3)。
これにより、輸送媒体80aは領域12から高温側熱交換部4へ向けて排出される。輸送媒体90bは領域13から低温側熱交換部5へ向けて排出される。
次に、制御部24により移動部3を制御して、熱交換部1に磁場を印加しない位置23(OFF位置)に磁場発生部2を移動させる(ステップS4)。
この際の状態は図4(b)に例示をしたもののようになる。
熱交換部1に印加されていた磁場が除去されると領域14を形成する磁気熱量効果材料が吸熱する。そのため、領域12に導入された熱輸送媒体80bと、領域13に導入された熱輸送媒体90aとから熱が奪われる。
ステップS4の後はステップS1に戻る。
すなわち、制御部24により輸送部10を制御して熱交換部1の領域12に熱輸送媒体80aを導入する。また、制御部24により輸送部11を制御して熱交換部1の領域13に熱輸送媒体90bを導入する。
これにより、輸送媒体80bは領域12から高温側熱交換部4へ向けて排出される。輸送媒体90aは領域13から低温側熱交換部5へ向けて排出される。
以上の手順を繰り返すことで、熱輸送媒体8(熱輸送媒体80a、80b)は高温側熱交換部4へと送られる。熱輸送媒体9(熱輸送媒体90a、90b)は低温側熱交換部5へと送られる。
そして、例えば、高温側熱交換部4において熱輸送媒体8から取り出した熱を暖房に利用することができる。また、例えば、低温側熱交換部5において熱輸送媒体9に熱を吸収させることで冷房に利用することができる。
なお、磁場を印加することで磁気熱量効果材料が発熱することや、印加されていた磁場が除去されることで磁気熱量効果材料が吸熱することは既知の現象であるため、これに関する説明は省略する。
次に、単位体積あたりの比熱が異なる熱輸送媒体が熱交換部1の領域12、13に導入されることに関してさらに説明する。
磁場を印加して磁気熱量効果材料を発熱させ、単位体積あたりの比熱が異なる熱輸送媒体に熱を吸収させる場合、同じ温度環境下であっても単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体の方が熱を多く吸収する。
また、磁場の印加を除去して磁気熱量効果材料に吸熱をさせ、単位体積あたりの比熱が異なる熱輸送媒体から熱を奪う場合、同じ温度環境下であっても単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体の方が熱を多く奪われる。
ここで、磁気熱量効果材料が発熱するステップS2においては、単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体80aが熱交換部1の領域12に導入され、単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体90bが熱交換部1の領域13に導入される。
そのため、磁気熱量効果材料からの熱は単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体80aにより多く吸収される。すなわち、熱輸送媒体80aに選択的に熱が与えられる。
一方、磁気熱量効果材料が吸熱するステップS4においては、単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体80bが熱交換部1の領域12に導入され、単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体90aが熱交換部1の領域13に導入される。
そのため、単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体90bからより多くの熱量が奪われる。すなわち、熱輸送媒体90bから選択的に熱が奪われる。
ここで、熱輸送媒体8においては、磁気熱量効果材料が発熱するステップS2の場合に単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体80aが熱交換部1の領域12に導入され、磁気熱量効果材料が吸熱するステップS4の場合に単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体80bが熱交換部1の領域12に導入される。
そのため、磁気熱量効果材料が発熱した際の熱量が選択的に熱輸送媒体80aに与えられる。一方、磁気熱量効果材料が吸熱する際には熱輸送媒体80bから奪われる熱量を抑制することができる。その結果、生成した温熱を高温側熱交換部4へ効率よく送ることができる。
また、熱輸送媒体9においては、磁気熱量効果材料が吸熱するステップS4の場合に単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体90aが熱交換部1の領域13に導入され、磁気熱量効果材料が発熱するステップS2の場合に単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体90bが熱交換部1の領域13に導入される。
そのため、磁気熱量効果材料が吸熱する際には熱輸送媒体90aから選択的に熱量が奪われ、磁気熱量効果材料が発熱した際には熱輸送媒体90bから吸収される熱量を抑制することができる。その結果、生成した冷熱を低温側熱交換部5へ効率よく送ることができる。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態に係る磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。
図5に示すように、磁気冷凍システム101には、熱交換部1、磁場発生部2、移動部3、高温側熱交換部4、低温側熱交換部5、配管6、配管7、熱輸送媒体8、熱輸送媒体9、輸送部10、輸送部11、高温側排出部16、低温側排出部17、導入部18、制御部34が設けられている。
前述した磁気冷凍システム100の場合と同様に高温側熱交換部4は、熱交換部1において加熱された熱輸送媒体8と図示しない熱交換先との間における熱交換を行う。また、低温側熱交換部5は、熱交換部1において吸熱された熱輸送媒体9と図示しない熱交換先との間における熱交換を行う。
この際、熱輸送媒体8、9が高温側熱交換部4、低温側熱交換部5の内部で滞留すると熱交換効率が低下するおそれがある。
ここでは、一例として、熱輸送媒体80a、90aが液体(例えば、水など)、熱輸送媒体80b、90bが気体(例えば、空気など)の場合について説明する。
例えば、気体である熱輸送媒体80b、90bが高温側熱交換部4、低温側熱交換部5の内部で滞留すると、熱輸送媒体80a、90aの流入が阻害され高温側熱交換部4、低温側熱交換部5における熱交換効率が低下するおそれがある。また、加熱されることで熱輸送媒体80aの温度が上昇した場合、液体である熱輸送媒体80aの一部が蒸発し、熱輸送媒体80aの中に蒸発による気体が共存(浮遊)するおそれがある。この様な場合、熱輸送媒体80aと熱輸送媒体80bの相が混合してしまうほか、高温側熱交換部4における熱交換効率が低下するおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、高温側排出部16、低温側排出部17を設けて、熱交換に対する寄与が低い気体が高温側熱交換部4、低温側熱交換部5に流入する前に大気中へ排出するようにしている。
すなわち、高温側熱交換部4の流入側(上流側)において熱輸送媒体80bを排出する高温側排出部16を設け、低温側熱交換部5の流入側(上流側)において熱輸送媒体90bを排出する低温側排出部17を設けている。
高温側排出部16、低温側排出部17としては、例えば、気液分離膜を備えた気液分離器などを例示することができる。
高温側排出部16、低温側排出部17を設ける様にすれば、前記課題を解決することができる。
なお、図5に例示をした高温側排出部16、低温側排出部17は、高温側熱交換部4、低温側熱交換部5とは別個に設けられるものとしたがこれに限定されるわけではない。例えば、高温側熱交換部4の内部に高温側排出部16を設け、低温側熱交換部5の内部に低温側排出部17を設けても良い。
また、熱輸送媒体90aには蒸発による気体が共存しているおそれが少ないので低温側排出部17を省略して高温側排出部16のみを設けても良い。
導入部18は、熱輸送媒体8、9を再構成する。
例えば、導入部18は、高温側排出部16により排出された熱輸送媒体80bが高温側熱交換部4の流出側(下流側)で再度形成されるようにする。また、導入部18は、低温側排出部17により排出された熱輸送媒体90bが低温側熱交換部5の流出側(下流側)で再度形成されるようにする。
前述したものの場合には、熱輸送媒体80aが高温側熱交換部4を通過した後、導入部18により所定量の熱輸送媒体80bを配管6内に導入し、熱輸送媒体80aと熱輸送媒体80bとから構成される熱輸送媒体8を再構成する。また、熱輸送媒体90aが低温側熱交換部5を通過した後、導入部18により所定量の熱輸送媒体90bを配管7内に導入し、熱輸送媒体90aと熱輸送媒体90bとから構成される熱輸送媒体9を再構成する。
制御部34は、移動部3、輸送部10、輸送部11、導入部18の動作を制御する。
すなわち、制御部34は、熱交換部1に熱輸送媒体80a、熱輸送媒体90bが導入された場合には熱交換部1に磁場が印加されるように移動部3、輸送部10、輸送部11の動作を制御する。また、制御部34は、熱交換部1に熱輸送媒体80b、熱輸送媒体90aが導入された場合には熱交換部1に印加していた磁場が除去されるように移動部3、輸送部10、輸送部11の動作を制御する。また、制御部34は、熱輸送媒体8、9が再構成されるように導入部18の動作を制御する。
次に、磁気冷凍システム101の作用について例示をする。
熱交換部1の作用に関しては、図3に例示をしたものと同様とすることができる。
つまり、熱交換部1に磁場を印加して発熱させる時には、領域12に単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体80aが導入され、領域13に単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体90bが導入される。
前述したように、熱輸送媒体90bの方が単位体積あたりの比熱が低いため、同じ温度環境下において発熱した熱量は単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体80aに多く吸収される。よって、発熱による熱量は、熱輸送媒体80aに選択的に吸収され、熱輸送媒体80aが効率よく加熱される。
一方、熱交換部1に印加されていた磁場を除去して吸熱させる時には、領域12に単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体80bが導入され、領域13に単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体90aが導入される。
前述したように、熱輸送媒体80bの方が単位体積あたりの比熱が低いため、同じ温度環境下において単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体90aの方がより多くの熱量を磁気熱量効果材料に奪われる。よって、熱輸送媒体90aから磁気熱量効果材料に選択的に熱が奪われ、熱輸送媒体90aが効率よく冷却される。
そして、熱輸送媒体8(熱輸送媒体80a、80b)は高温側熱交換部4へと送られる。熱輸送媒体9(熱輸送媒体90a、90b)は低温側熱交換部5へと送られる。
この際、高温側排出部16により、熱輸送媒体80bが高温側熱交換部4に流入する前に除去される。また、低温側排出部17により、熱輸送媒体90bが低温側熱交換部5に流入する前に除去される。
高温側熱交換部4においては、例えば、熱輸送媒体80aから取り出した熱を暖房に利用することができる。また、低温側熱交換部5においては、例えば、熱輸送媒体90aに熱を吸収させることで冷房に利用することができる。
そして、導入部18により高温側熱交換部4の流出側(下流側)において熱輸送媒体8が再構成される。また、導入部18により低温側熱交換部5の流出側(下流側)において熱輸送媒体9が再構成される。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態に係る磁気冷凍システムを例示するための模式構成図である。なお、図6(a)は磁気熱量効果材料の発熱のみを利用する磁気冷凍システム100a、図6(b)は磁気熱量効果材料の吸熱のみを利用する磁気冷凍システム100bを例示するための模式構成図である。
図6(a)に示すように、磁気冷凍システム100aには、熱交換部1、磁場発生部2、移動部3、高温側熱交換部4、配管6、熱輸送媒体8、輸送部10、制御部24aが設けられている。
制御部24aは、移動部3、輸送部10の動作を制御する。
すなわち、制御部24aは、熱交換部1に熱輸送媒体80aが導入された場合には熱交換部1に磁場が印加されるように移動部3、輸送部10の動作を制御する。また、制御部24aは、熱交換部1に熱輸送媒体80bが導入された場合には熱交換部1に印加していた磁場が除去されるように移動部3、輸送部10の動作を制御する。
そのため、磁気熱量効果材料が発熱した場合には、単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体80aにより熱を効率よく吸収することができる。また、磁気熱量効果材料が吸熱した場合には、単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体80bにより磁気熱量効果材料に熱が奪われることを抑制することができる。その結果、熱交換効率の向上を図ることができる。
図6(b)に示すように、磁気冷凍システム100bには、熱交換部1、磁場発生部2、移動部3、低温側熱交換部5、配管7、熱輸送媒体9、輸送部11、制御部24bが設けられている。
制御部24bは、移動部3、輸送部11の動作を制御する。
すなわち、制御部24bは、熱交換部1に熱輸送媒体90bが導入された場合には熱交換部1に磁場が印加されるように移動部3、輸送部11の動作を制御する。また、制御部24bは、熱交換部1に熱輸送媒体90aが導入された場合には熱交換部1に印加していた磁場が除去されるように移動部3、輸送部11の動作を制御する。
そのため、磁気熱量効果材料が発熱した場合には、単位体積あたりの比熱が低い熱輸送媒体90bにより熱を吸収することが抑制される。また、磁気熱量効果材料が吸熱した場合には、単位体積あたりの比熱が高い熱輸送媒体90aにより磁気熱量効果材料に熱が効率よく奪われる。その結果、熱交換効率の向上を図ることができる。
なお、磁気冷凍システム100aに図5において例示をした高温側排出部16、導入部18を設けるようにすることもできる。また、100bに図5において例示をした低温側排出部17、導入部18を設けるようにすることもできる。
以上に例示をした実施形態においては、単位体積あたりの比熱が異なる熱輸送媒体の相をそれぞれ形成し、形成された熱輸送媒体の相を熱交換部1に順次導入する場合を例示したがこれに限定されるわけではない。
例えば、切換弁などを用いて、熱交換部1に導入される熱輸送媒体を切り替えることで、単位体積あたりの比熱が異なる熱輸送媒体が熱交換部1に順次導入されるようにしても良い。
すなわち、単位体積あたりの比熱が異なる熱輸送媒体が熱交換部1に順次導入されるようにすれば良い。
[実施例]
次に、本実施の形態に係る磁気冷凍システムの効果を検討するために行った比較例に係るAMR式磁気冷凍システムとの比較について説明する。
(実施例1)
図7は、本実施の形態に係る磁気冷凍システムの熱交換部1を例示するための模式断面図である。なお、図7(a)は磁場が印加された場合を表し、図7(b)は印加された磁場が除去された場合を表している。
図7に例示をする熱交換部1の領域14は、Gd(ガドリニウム)板から形成されている。Gd板の重量は100g、z方向厚みは3mm、x方向長さは115mmとした。領域12、領域13は、前記Gd板上に、z方向深さ3mm、y方向幅2mm、x方向長さ115mmの直線状の流路を各々形成した。そして、領域12と配管6、領域13と配管7にはそれぞれ水の相と空気の相を交互に形成した。また、水の相と空気の相との体積比率が等しくなるようにした。それぞれの相一つあたりの占有体積は、前記流路体積と同じになるようにした。
まず、図7(a)に示すように領域12に水の相が位置するようにし、領域13に空気の相が位置するようにした。その後、熱交換部1に磁場を印加することで磁気熱量効果材料(Gd(ガドリニウム))を発熱させた。
次に、図7(b)に示すように領域12から水の相を排出し、領域12に空気の相が位置するようにした。また、領域13から空気の相を排出し、領域13に水の相が位置するようにした。その後、熱交換部1に印加されていた磁場を除去することで磁気熱量効果材料に吸熱させた。
以上の過程を1サイクルとし、1サイクル中に領域12を流れた空気と水の温度Tを領域12内の空気、水と接する熱電対で測定した。その際の温度変化、水の相の重量、空気の相の重量から吸熱量を求め、熱輸送効率を測定した。
この場合、熱輸送効率は、式(1)で定義した。

熱輸送効率=(領域12における水の吸熱量+空気の吸熱量)/1サイクル中の磁場印加時におけるGd(ガドリニウム)100gの理論発熱量 ・・・(1)

ここで、水の吸熱量は、水の比熱(4.2kJ/kg/k)×水の密度(1000kg/m)×領域12の体積(m)×水の最大温度上昇量(ΔTH2O)、空気の吸熱量は、空気の比熱(1kJ/kg/k)×空気の密度(1.29kg/m)×領域12の体積(m)×空気の温度上昇量(ΔTair)である。また、1サイクル中の磁場印加時におけるGd100gの理論発熱量(QGd)は、QGd=T(298k)×磁気エントロピー変化(ΔS:2.5kJ/kg/k)×0.1(kg−Gd)より求めた。
(比較例1)
図8は、比較例に係るAMR式磁気冷凍システムの熱交換部51を例示するための模式断面図である。
まず、磁気熱量効果を有する直径1mmのGd(ガドリニウム)粒子100gを、内径15mm、長さ115mmの円筒容器52に充填率60%で充填し、端部には金属メッシュから成る仕切り板53を設けた。そして、熱交換部51内部の残りの空間に水を満し、熱交換部51を作成した。
熱交換部51に対し、実施例1と同じ強度の磁場を印加することでGd(ガドリニウム)粒子を発熱させた。
その後、X軸方向に+1cm仕切り板53を移動させることで、水を移動させた。移動速度は、0.4cm/sとした。
次に、印加された磁場を除去し、除去後、X軸方向に−1cm仕切り板53を移動させることで、水を移動させた。移動速度は、0.4cm/sとした。
以上の過程を1サイクルとし、1サイクル中における水の温度の経時変化を水中に配置した熱電対で測定した。そして、その温度変化と水の重量から発熱時の熱輸送効率を測定した。
この場合、熱輸送効率の算出には、以下の式(2)を用いた。

熱輸送効率=水の吸熱量/1サイクル中の磁場印加時におけるGd100gの理論発熱量 ・・・(2)

ここで、水の吸熱量は、水の比熱(4.2kJ/kg/k)×水の密度(1000kg/m)×円筒容器52中への水の充填体積(m)×水の最大温度上昇量(ΔTH2O)である。また、1サイクル中の磁場印加時におけるGd100gの理論発熱量(QGd)は、QGd=T(298k)×磁気エントロピー変化(ΔS:2.5kJ/kg/k)×0.1(kg−Gd)より求めた。
図9は、実施例1における熱輸送効率と、比較例1における熱輸送効率との比較を示すグラフ図である。
なお、温度の測定においては、水の初期温度、空気の初期温度を環境温度と等しい25℃とした。
図9に示すように、実施例1における熱輸送効率は50%、比較例1における熱輸送効率は2.6%となった。すなわち、比較例1に比べて実施例1の方が格段に高い熱輸送効率を得られることが確認された。
以上説明した実施形態によれば、熱交換効率の向上を図ることができる磁気冷凍システムを実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びそれと等価とみなされるものの範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
例えば、磁気冷凍システム100、磁気冷凍システム101、磁気冷凍システム100a、磁気冷凍システム100bなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
1 熱交換部
2 磁場発生部
3 磁場移動部
4 高温側熱交換部
5 低温側熱交換部
6 配管
7 配管
8 熱輸送媒体
9 熱輸送媒体
10 輸送部
11 輸送部
12 領域
13 領域
14 領域
16 高温側排出部
17 低温側排出部
18 導入部
24 制御部
24a 制御部
24b 制御部
34 制御部
80a 熱輸送媒体
80b 熱輸送媒体
90a 熱輸送媒体
90b 熱輸送媒体
100 磁気冷凍システム
100a 磁気冷凍システム
100b 磁気冷凍システム
101 磁気冷凍システム

Claims (6)

  1. 磁気熱量効果材料を含む第1の熱交換部と、
    前記第1の熱交換部に対する磁場を変化させる磁場変化部と、
    第1の熱輸送媒体と、
    前記第1の熱輸送媒体とは分離され、単位体積あたりの比熱が異なる第2の熱輸送媒体と、
    前記第1の熱輸送媒体と、前記第2の熱輸送媒体と、を前記第1の熱交換部に順次導入する輸送部と、
    を備え、
    前記第1の熱輸送媒体は配管で形成される流路を循環し、前記第2の熱輸送媒体は前記第1の熱輸送媒体とは分離されて前記流路を循環し
    前記磁場変化部は、前記輸送部により前記第1の熱交換部に前記第1の熱輸送媒体が導入された場合に、前記第1の熱交換部に磁場を印加し、前記輸送部により前記第1の熱交換部に前記第2の熱輸送媒体が導入された場合に、前記第1の熱交換部に対して前記磁場の印加を除去することを特徴とする磁気冷凍システム。
  2. 前記輸送部は、前記第2の熱輸送媒体よりも単位体積あたりの比熱が高い前記第1の熱輸送媒体を前記第1の熱交換部に導入し、
    前記磁場変化部は、前記第1の熱交換部に対して磁場を印加することにより、前記熱交換部が発熱することを特徴とする請求項1記載の磁気冷凍システム。
  3. 前記輸送部は、前記第2の熱輸送媒体よりも単位体積あたりの比熱が高い前記第1の熱輸送媒体を前記第1の熱交換部に導入し、
    前記磁場変化部は、前記第1の熱交換部に対して磁場の印加を除去することにより、前記熱交換部が吸熱することを特徴とする請求項1記載の磁気冷凍システム。
  4. 前記第1の熱交換部は、熱輸送媒体を流通させる第1の領域と、第2の領域と、を有し、
    前記第1の領域に前記第1の熱輸送媒体が導入される場合には、前記第2の領域に前記第2の熱輸送媒体が導入され、
    前記第1の領域に前記第2の熱輸送媒体が導入される場合には、前記第2の領域に前記第1の熱輸送媒体が導入されることを特徴とする請求項1記載の磁気冷凍システム。
  5. 前記第1の熱輸送媒体と前記第2の熱輸送媒体は、いずれか一方が液体であり、他方が気体であることを特徴とする請求項1記載の磁気冷凍システム。
  6. 前記第1の熱交換部から流出した前記第1の熱輸送媒体と、熱交換先との間における熱交換を行う第2の熱交換部と、
    前記第2の熱交換部の流入側において前記第2の熱輸送媒体を排出する排出部と、
    前記第2の熱交換部の流出側において前記第2の熱輸送媒体を導入する導入部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の磁気冷凍システム。
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