JPWO2012050180A1 - 優先回路及び電力供給システム - Google Patents
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Abstract
系統電源100と二次電池部30のうちから一つを選択供給源とし、他を非選択供給源として選択し、電源部52に対して選択供給源から優先的に電力を供給させるための優先回路60であって、非選択供給源は、電圧降下を生じさせるダイオード素子74を介して電源部52に接続され、選択供給源は、ダイオード素子84を介さずに電源部52に電力を供給することを特徴とする。
Description
本発明は、優先回路及び電力供給システムに関する。
二次電池等の蓄電装置を利用することで、エネルギーの有効活用がなされている。例えば、近年、環境に優しいクリーンエネルギーとして太陽光発電システムの開発が盛んに行なわれているが、太陽光を電力に変換する太陽電池モジュールは蓄電機能を備えていないため、二次電池と組み合わせて使用されることがある。例えば、太陽電池モジュールにより発電された電力を一旦二次電池に充電して、外部負荷の要求等に応じて二次電池から放電する充放電制御によってエネルギーの有効活用が行なわれている。
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、太陽電池と、この太陽電池で充電される複数の二次電池と、各々の二次電池と太陽電池との間に接続されて二次電池の充電を制御する充電スイッチと、各々の二次電池と負荷との間に接続してなる放電スイッチと、充電スイッチと放電スイッチとを制御する制御回路とを備える太陽電池の電源装置が開示されている。ここでは、制御回路が、複数の充電スイッチを制御して充電する二次電池の優先順位を特定し、優先順位の高い二次電池を優先順位の低い二次電池よりも先に充電し、優先順位の高い二次電池が所定容量充電されると、優先順位の低い二次電池を充電するようにしてなることが開示されている。
上記制御回路は、動作電源として系統および二次電池から電力供給を受けることが可能である。このとき、複数の動作電源のうち1つを選択し他を非選択として、選択された動作電源からの電力を優先的に供給することが望ましい。
本発明に係る優先回路は、複数の電力供給源から一つを選択供給源とし、他を非選択供給源として選択し、供給対象に対して選択供給源から優先的に電力を供給させるための優先回路であって、非選択供給源は、電圧降下を生じさせる電圧降下発生部を介して供給対象に接続され、選択供給源は、電圧降下発生部よりも電圧降下の小さい経路を介して供給対象に電力を供給することを特徴とする。
上記構成によれば、選択された一つをメインの電力供給源とし、残りをバックアップ用の電力供給源とすることができる。
以下に図面を用いて、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。以下では、二次電池は、リチウムイオン二次電池であるものとして説明するが、これ以外の充放電可能な蓄電池であってもよい。例えば、ニッケル水素二次電池、ニッケルカドミウム蓄電池、鉛蓄電池、金属リチウムイオン二次電池等であってもよい。
また、以下では、全ての図面において、同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
(第1実施形態)
図1は、電力供給システム10を示す図である。電力供給システム10は、ブレーカ部28と、二次電池部30と、充電用スイッチ回路24と、ダイオード素子25と、放電用スイッチ回路38と、ダイオード素子26と、切替回路40と、充放電制御部50と、復帰回路60と、優先回路65と、DC/DC変換回路70と、AC/DC変換回路80とを備える。電力供給システム10は、太陽電池モジュール20と、系統電源100と、負荷99とに接続されている。電力供給システム10は、太陽電池モジュール20により発電された電力、二次電池部30に蓄電された電力を、負荷99に供給するためのものである。なお、負荷99へは、系統電源からの電力を供給することもできる。
図1は、電力供給システム10を示す図である。電力供給システム10は、ブレーカ部28と、二次電池部30と、充電用スイッチ回路24と、ダイオード素子25と、放電用スイッチ回路38と、ダイオード素子26と、切替回路40と、充放電制御部50と、復帰回路60と、優先回路65と、DC/DC変換回路70と、AC/DC変換回路80とを備える。電力供給システム10は、太陽電池モジュール20と、系統電源100と、負荷99とに接続されている。電力供給システム10は、太陽電池モジュール20により発電された電力、二次電池部30に蓄電された電力を、負荷99に供給するためのものである。なお、負荷99へは、系統電源からの電力を供給することもできる。
太陽電池モジュール20は、太陽光(自然エネルギー)を電力に変換する光電変換装置(発電機)である。太陽電池モジュール20の出力側端子は、充電用スイッチ回路24の第1端子24aに接続されている。なお、太陽電池モジュール20によって発電された発電電力は直流電力である。電力供給システム10では、太陽電池モジュール20の代わりに、風力発電機や、太陽熱発電機等の自然エネルギーを利用した種々の発電機を用いることができる。
二次電池部30は、太陽電池モジュール20の発電電力を蓄電するものであり、複数の二次電池を直列/並列に接続して構成されている。次電池部30の正極側端子30aは、ブレーカ部28の第2端子28bに接続され、負極側端子30bは接地されている。また、二次電池部30は、蓄電量に対応した蓄電状態を示すSOC(Stage Of Charge)が所定の範囲内(例えば、20%〜80%)に入るように充放電制御がなされる。ここで、SOC(充放電状態)とは、電力を最大に貯蔵した状態におけるSOCを100とし、それを基準にして電力の各貯蔵状態でのSOCを百分率で表したものであり、二次電池部30の電圧等に基づいて算出することができる。なお、二次電池部30から放電される放電電力は直流電力である。
ブレーカ部28は、二次電池部30を保護する必要がある時に、二次電池部30と太陽電池モジュール20または負荷99との接続を遮断する装置である。ブレーカ部28は、第1端子28aおよび第2端子28bを有しており、第1端子28aが充電用スイッチ回路24の第2端子24bおよび放電用スイッチ回路38の第1端子38aに接続され、第2端子28bは二次電池部30の正極側端子30aに接続される。
充電用スイッチ回路24は、充放電制御部50の指示または太陽電池モジュール20の出力電圧に応じて、太陽電池モジュール20から二次電池部30への充電経路のオン/オフを切り替えるスイッチ(第1スイッチ部)である。充電用スイッチ回路24は、太陽電池モジュール20の発電電力を二次電池部30に充電する場合にはオンされ、充電を停止させる場合にはオフされる。充電用スイッチ回路24は、第1端子24aと、第2端子24bと、制御端子24cとを有する。第1端子24aは、太陽電池モジュール20の出力側端子に接続されている。第2端子24bは、放電用スイッチ回路38の第1端子38aおよびブレーカ部28の第1端子28aに接続されている。また、制御端子24cは、切替回路40の第3端子40cに接続されており、第3端子40cは充放電制御部50および太陽電池モジュール20のいずれかに接続される。充電用スイッチ回路24は、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成されている。
充電用スイッチ回路24は、切替回路40の第3端子40cが充放電制御部50に接続されている場合には、充放電制御部50から制御端子24cにオンまたはオフの制御信号が送信されるため、指示に応じて太陽電池モジュール20から二次電池部30への充電経路のオンまたはオフを制御する。また、充電用スイッチ回路24は、第3端子40cが太陽電池モジュール20に接続されている場合には、太陽電池モジュール20の出力電圧が制御端子24cに印加されるため、出力電圧が所定値以上になったときに充電経路がオンされ、所定値以下のときは充電経路がオフされる。
ダイオード素子25は、アノード端子が充電用スイッチ回路24の第2端子24bに接続され、カソード端子が充電用スイッチ回路24の第1端子24aに接続されるダイオードである。なお、ダイオード素子25は、充電用スイッチ回路24が設けられる際に形成される寄生ダイオードであるが、もちろん、特別にダイオード素子を取り付けるようにしてもよい。
切替回路40は、第1端子40aと、第2端子40bと、第3端子40cとを有し、第1端子40aは充放電制御部50に接続され、第2端子40bは太陽電池モジュール20の出力側端子に接続され、第3端子40cは充電用スイッチ回路24の制御端子24cに接続されている回路(第2スイッチ部)である。切替回路40は、復帰回路60からの指示に応じて、第3端子40cの接続先を第1端子40aあるいは第2端子40bのいずれか一方に切り替える。
第3端子40cが第1端子40aに接続された場合には、充電用スイッチ回路24は、充放電制御部50からの制御信号に基づき、オン/オフが制御される。また、第3端子40cが第2端子40bに接続された場合には、充電用スイッチ回路24は、太陽電池モジュール20の出力電圧に応じて、オン/オフが制御される。
放電用スイッチ回路38は、充放電制御部50の指示に応じて、二次電池部30から負荷99への放電経路のオン/オフを切り替えるスイッチである。放電用スイッチ回路38は、二次電池部30に蓄電された電力を負荷99に放電する場合にはオンされ、放電を停止させる場合にはオフされる。放電用スイッチ回路38は、第1端子38aと、第2端子38bと、制御端子38cとを有する。第1端子38aは充電用スイッチ回路24の第2端子24bおよびブレーカ部28の第1端子28aに接続され、第2端子38bは負荷99に接続される。また、制御端子38cは、充放電制御部50に接続されている。放電用スイッチ回路38は、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成されている。
放電用スイッチ回路38は、充放電制御部50から制御端子38cにオンまたはオフの制御信号が送信されるため、指示に応じて二次電池部30から負荷99への放電経路のオンまたはオフを制御する。
ダイオード素子26は、アノード端子が放電用スイッチ回路38の第2端子38bに接続され、カソード端子が放電用スイッチ回路38の第1端子38aに接続されるダイオードである。なお、ダイオード素子26は、放電用スイッチ回路38が設けられる際に形成される寄生ダイオードであるが、もちろん、特別にダイオード素子を取り付けるようにしてもよい。
負荷99は、放電用スイッチ回路38の第2端子38bに接続される負荷装置である。ここでは、負荷99は、直流電力で動作する負荷を用いることができ、例えば、パーソナルコンピュータ等が接続されている。
DC/DC変換回路70は、電力供給源として機能する二次電池部30の出力電力(例えば、96V)を、電源部52に供給するために、異なる電力(例えば、12V)に変換する。DC/DC変換回路70は、入力側端子70aが二次電池部30の正極側端子30aと接続され、出力側端子70bが優先回路65の第1スイッチ回路72の第1端子72aと接続される。
系統電源100は、電力会社から供給され、電力供給源として機能する交流電源である。また、AC/DC変換回路80は、電源部52に供給するために、電力会社から供給される交流電力(例えば、200V)を直流電力(例えば、12V)に変換する。AC/DC変換回路80は、入力側端子80aが系統電源100と接続され、出力側端子80bが第2スイッチ回路82の第1端子82aと接続される。
優先回路65は、充放電制御部50からの指示に基づき、二次電池部30および系統電源100のいずれか一方を選択供給電源、他方を非選択供給電源として、選択供給源を非選択供給電源に対して優先させ、選択供給源から電力の供給対象である充放電制御部50の電源部52に電力を供給する。優先回路65は、充放電制御部50からの指示によらずに、電源から電源部52への電力供給が遮断された場合には、二次電池部30および系統電源100のうち、遮断された電源とは異なる電源と接続が切り替わる。優先回路65は、第1スイッチ回路72と、第1ダイオード素子74と、第2スイッチ回路82と、第2ダイオード素子84とを含んで構成される。
第1スイッチ回路72は、充放電制御部50からの指示に応じて、二次電池部30から電源部52への電力供給経路のオン/オフを切り替えるスイッチである。第1スイッチ回路72は、第1端子72aと、第2端子72bと、制御端子72cとを有する。第1端子72aは、DC/DC変換回路70の出力側端子70bに接続され、第2端子72bは、第2スイッチ回路82の第2端子82bと接続点79で合流して充放電制御部50の電源部52と接続されている。また、制御端子72cは、充放電制御部50に接続されている。第1スイッチ回路72は、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成されている。第1スイッチ回路72は、充放電制御部50から制御端子72cにオンまたはオフの制御信号が送信されるため、指示に応じて二次電池部30から電源部52への電力供給経路のオンまたはオフを制御する。また、第1スイッチ回路72がオンされた状態では、電圧降下がほぼゼロの状態であるため、後述する第1ダイオード素子74における電圧降下よりも小さい経路となる。
第1ダイオード素子74は、カソード端子が第1スイッチ回路72の第2端子72bに接続され、アノード端子が第1スイッチ回路72の第1端子72aに接続されるダイオード(順方向接続の整流素子)である。なお、第1ダイオード素子74は、第1スイッチ回路72が設けられる際に形成される寄生ダイオードであるが、もちろん、特別にダイオード素子を取り付けるようにしてもよい。第1ダイオード素子74は、順方向に電圧を降下させる電圧降下発生部として機能する。
第2スイッチ回路82は、充放電制御部50からの指示に応じて、系統電源100から電源部52への電力供給経路のオン/オフを切り替えるスイッチである。第1スイッチ回路82は、第1端子82aと、第2端子82bと、制御端子82cとを有する。第1端子82aは、AC/DC変換回路80の出力側端子80bに接続され、第2端子82bは、第1スイッチ回路72の第2端子72bと接続点79で合流して充放電制御部50の電源部52と接続されている。また、制御端子82cは、充放電制御部50に接続されている。第2スイッチ回路82は、電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成されている。第2スイッチ回路82は、充放電制御部50から制御端子82cにオンまたはオフの制御信号が送信されるため、指示に応じて系統電源100から電源部52への電力供給経路のオンまたはオフを制御する。また、第2スイッチ回路82がオンされた状態では、電圧降下がほぼゼロの状態であるため、後述する第2ダイオード素子84における電圧降下よりも小さい経路となる。
第2ダイオード素子84は、カソード端子が第2スイッチ回路82の第2端子82bに接続され、アノード端子が第2スイッチ回路82の第1端子82aに接続されるダイオード(順方向接続の整流素子)である。なお、第2ダイオード素子84は、第2スイッチ回路82が設けられる際に形成される寄生ダイオードであるが、もちろん、特別にダイオード素子を取り付けるようにしてもよい。第2ダイオード素子84は、順方向に電圧を降下させる電圧降下発生部として機能する。
充放電制御部50は、二次電池部30の充放電状態を検出するとともに、充電用スイッチ回路24および放電用スイッチ回路38のオン/オフを切り替えることにより充放電制御を行う。充放電制御部50は、電源部52と、充放電処理部502と、電池保護処理部504と、優先選択処理部506とを含んで構成される。なお、充放電制御部50の各処理部構成は、ハードウェアで構成してもよく、ソフトウェアで構成することも可能である。
電源部52は、充放電処理部502、電池保護処理部504および優先選択処理部506に電力を供給する。電源部52は、第1スイッチ回路72の第2端子72bおよび第2スイッチ回路82の第2端子82bと接続されており、DC/DC変換回路70あるいはAC/DC変換回路80を介して二次電池部30あるいは系統電源100から供給された電力を、充放電制御部50の各要素に供給する。
充放電制御部50は、通常時は、第2スイッチ回路82の制御端子82cにスイッチをオンするための制御信号を送り、第2スイッチ回路82をオンさせて、系統電源100から電源部52に電力を供給するものとする。この場合に、通常時から停電時に移行すると、系統電源100から電源部52に電力を供給できなくなるが、ダイオード74を介して、二次電池部30から電源部52への電力が供給されるようになる。そして、第1スイッチ回路72をオンさせることで、第1スイッチ回路72を介して、二次電池部30から電源部52への電力が供給される。したがって、優先回路65を介して電源部52へ電力を供給することにより、電源部52への電力供給が途絶えることを防止することができる。
充放電処理部502は、二次電池部30のSOCを取得し、SOCと所定の充電上限値または放電下限値とを比較し、その比較結果に基づいて充電用スイッチ回路24および放電用スイッチ回路38のオン/オフ制御を行う。なお、所定の充電上限値および放電下限値とは、二次電池部30が過充電状態および過放電状態になるのを防止するための基準値である。充電上限値としては、例えば、SOC:90%としてもよいし、SOC:70%としてもよい。また、放電下限値としては、例えば、SOC:10%としてもよいし、SOC:30%としてもよい。充放電処理部502は、太陽電池モジュール20によって発電された発電電力を二次電池部30に充電するために、充電用スイッチ回路24の制御端子24cにスイッチをオンするための制御信号を送り、充電用スイッチ回路24をオンする。また、充放電処理部502は、二次電池部30に蓄電された電力を負荷99に供給するために、放電用スイッチ回路38の制御端子38cにスイッチをオンするための制御信号を送り、放電用スイッチ回路38をオンする。
さらに、充放電処理部502は、二次電池部30のSOCが充電上限値よりも大きくなったと判断したときに、充電用スイッチ回路24の制御端子24cにスイッチをオフするための制御信号を送り、充電用スイッチ回路24をオフする。
また、充放電処理部502は、二次電池部30のSOCが放電下限値よりも低いと判断したときに、放電用スイッチ回路38の制御端子38cにスイッチをオフするための制御信号を送り、放電用スイッチ回路38をオフする。
電池保護処理部504は、停電時に二次電池部30の出力電圧が所定の保護基準電圧値よりも低くなった場合に、二次電池部30から電源部52へ電力供給を停止させる。具体的には、電池保護処理部504は、停電時に二次電池部30から電源部52に電力を供給している場合、二次電池部30の出力電圧を取得し、出力電圧の値が所定の保護基準電圧値よりも低いかどうかを判断する。電池保護処理部504は、二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも低いと判断した場合に、DC/DC変換回路70の作動を停止させる。これにより、二次電池部30から電源部52への電力供給が停止されるため、二次電池部30が過放電状態になることを防止することができる。なお、保護基準電圧値は、二次電池部30が過放電状態となる電圧値よりも高い電圧値であればよい。
なお、充電上限値、放電下限値および保護基準電圧値は、充放電制御部50や電池保護処理部504に設けられる記憶部に格納し、適宜読み出すことができる。
なお、充電上限値、放電下限値および保護基準電圧値は、充放電制御部50や電池保護処理部504に設けられる記憶部に格納し、適宜読み出すことができる。
優先選択処理部506は、二次電池部30および系統電源100のいずれから、他方に優先して電力を電源部52に供給するかを決定し、優先回路65に制御信号を送信する。例えば、系統電源100からの電力供給を優先する場合には、第1スイッチ回路72をオフし、第2スイッチ回路82をオンする。
復帰回路60は、二次電池部30の出力電圧を取得し、出力電圧と保護基準電圧値とを比較するとともに、比較結果に基づき切替回路40の第3端子40cを第1端子40aまたは第2端子40bのいずれかに接続させる。具体的には、復帰回路60は、二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも高いときは、切替回路40の第3端子40cの接続先を第1端子40aとする切替信号を切替回路40に出力する。また、二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも低いときは、切替回路40の第3端子40cの接続先を第1端子40aから第2端子40bへと切り替える切替信号を切替回路40に出力する。停電時に、二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも低くなった場合、電池保護処理部504により二次電池部30から電源部52への電力供給が遮断されるため、充放電制御部50の指示によらずに太陽電池モジュール20から二次電池部30への充電を行う必要がある。そのため、復帰回路60により切替回路40の第3端子40cを第2端子40bに接続することにより、太陽電池モジュール20の出力電圧の値により自動的に二次電池部30に電力を蓄電することができる。
なお、復帰回路60の動作電源は、充放電制御部50の電源部52へ供給されるものとは別の経路から供給されており、例えば、二次電池部30とは別の二次電池から電源を供給したり、太陽電池モジュール20より電源が供給されている。また、太陽電池モジュール20と切替回路40の第2端子40bとの間には、充電用スイッチ回路24の制御に適切な電圧にするための回路が備わっている(不図示)。例えば、太陽電池モジュール20の出力電圧を適切な電圧まで降圧させる降圧回路等が備わっている。
次に、電力供給システム10の作用について説明する。電力供給システム10では、通常時は、二次電池部30および系統電源100のうち、系統電源100から優先的に充放電制御部50の電源部52へ電力が供給される。具体的には、充放電制御部50の優先選択処理部506の制御により、優先回路65において、第1スイッチ回路72がオフされ、第2スイッチ回路82がオンされている。
このとき、二次電池部30および系統電源100からDC/DC変換回路70およびAC/DC変換回路80を介して出力された出力電圧が、例えば12Vである場合には、スイッチ回路82のみがオンされており、第2スイッチ回路82の接続点79側の電圧は12Vとなる。一方、第1スイッチ回路72はオフされているが、ダイオード74は、DC/DC変換回路70から接続点79に向かって順方向に接続されているため、電流が流れようとする。この場合、ダイオード74による電圧降下(例えば0.7V)が生じるため、第1スイッチ回路72の接続点79側の電圧は11.3Vになり、第2スイッチ回路82の接続点79側の電圧12Vよりも小さい。したがって、DC/DC変換回路70から電力が供給されることはない。
また、第2スイッチ回路82がオンされている場合、すなわち系統電源100から電源部52に電力が供給されている場合に、系統電源100からの電力供給が断たれると、第2スイッチ回路82の接続点79側の電圧は0Vに向かって降下しようとする。一方、上記の通り、第1スイッチ回路72の接続点79側の電圧は11.3Vであり、第2スイッチ回路82の接続点79側の電圧がこれより小さくなった時点で、DC/DC変換回路70から電源部52に向かって電力が供給されるようになる。
以上のように、系統電源100から電源部52への電力供給が優先されている場合に、停電等で電力供給が遮断されたとしても、自動的に二次電池部30からDC/DC変換回路70を介して電源部52に電力供給が行われる。
以上のように、系統電源100から電源部52への電力供給が優先されている場合に、停電等で電力供給が遮断されたとしても、自動的に二次電池部30からDC/DC変換回路70を介して電源部52に電力供給が行われる。
以下に、電力供給システム10の作用効果について説明する。電力供給システム10では、通常の状態では、系統電源100からAC/DC変換回路80を介して電源部52に電力が供給されている。しかし、停電等の非常時には、系統電源100からの電力供給が停止するため、二次電池部30からDC/DC変換回路70を介して電源部52に電力が供給される。
さらに、二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも低くなった場合は、電池保護処理部504により二次電池部30から電源部52への電力供給が遮断される。すなわち、停電時であって、二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも低くなった場合には、二次電池部30および系統電源100のいずれからも電源部52に対して電力供給されなくなり、充電制御部50の状態がノーマル状態からスリープ状態へと移行する。このとき、充電用スイッチ回路24および放電用スイッチ回路38はオフとなる。充放電制御部50をスリープ状態からノーマル状態に復帰させるためには、系統電源100が復帰するか、あるいは二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも高くなっている必要がある。しかし、充電制御部50がスリープ状態のときは、充電スイッチ回路24がオフとなっているため、太陽電池モジュール20から二次電池部30に対して電力を供給することができない。
そこで、電力供給システム10では、復帰回路60によって切替回路40の第3端子40cを第1端子40aに接続させ、充電用スイッチ回路24の制御端子24cと太陽電池モジュール20の出力端子とを接続している。これにより、太陽電池モジュール20の出力電圧が所定値以上の場合には、自動的に充電用スイッチ回路24がオンとなり、太陽電池モジュール20の発電電力を二次電池部30に蓄電することができる。そして、二次電池部30の蓄電量が十分な量になった場合、すなわち、二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも高くなったときに、充放電制御部50はスリープ状態からノーマル状態へと復帰することが可能である。このように、電力供給システム10では、二次電池部30の出力電圧が保護基準電圧値よりも低くなった場合には、太陽電池モジュール20の出力電圧によって充電用スイッチ回路24のオン/オフを制御することができるため、停電時であっても太陽電池モジュール20により発電されていれば二次電池部30を充電することが可能である。
第1実施形態では、優先回路65において、第1スイッチ回路72と第1ダイオード素子74とによって構成される電源供給経路と、第2スイッチ回路82と第2ダイオード素子84とによって構成される電源供給経路の2経路の電源供給経路を有していたが、電源供給経路の数は、これに限られない。優先回路65は、これらの電源供給回路と同様の構成を有する他の電源供給経路を、更に含むことができる。ここで、上記各電源供給経路は、上記ダイオード素子以外の要素を含んでもよい。例えば、上記各電源供給経路は、他のダイオード素子を含んで構成することもできる。具体的には、第1ダイオード素子74にアノード端子側に第1ダイオード素子74と同じ方向となるように別のダイオード素子を直列接続することができる。また、第2ダイオード素子84についても同様に別のダイオード素子を直列接続することができる。これにより、仮に選択供給源からの電力供給ができなくなった場合であっても、非選択供給源から選択供給源側に向かって電流が流れ込むことを防止することができる。
第1実施形態では、優先回路65において、第1スイッチ回路72と第1ダイオード素子74とによって構成される電源供給経路と、第2スイッチ回路82と第2ダイオード素子84とによって構成される電源供給経路の2経路の電源供給経路を有していたが、電源供給経路の数は、これに限られない。優先回路65は、これらの電源供給回路と同様の構成を有する他の電源供給経路を、更に含むことができる。ここで、上記各電源供給経路は、上記ダイオード素子以外の要素を含んでもよい。例えば、上記各電源供給経路は、他のダイオード素子を含んで構成することもできる。具体的には、第1ダイオード素子74にアノード端子側に第1ダイオード素子74と同じ方向となるように別のダイオード素子を直列接続することができる。また、第2ダイオード素子84についても同様に別のダイオード素子を直列接続することができる。これにより、仮に選択供給源からの電力供給ができなくなった場合であっても、非選択供給源から選択供給源側に向かって電流が流れ込むことを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、電力供給システム10の変形例である電力供給システム11について説明する。図2は、電力供給システム11を示す図である。電力供給システム11と電力供給システム10の主な相違点は、優先回路66であるため、その相違点を中心に説明する。
次に、電力供給システム10の変形例である電力供給システム11について説明する。図2は、電力供給システム11を示す図である。電力供給システム11と電力供給システム10の主な相違点は、優先回路66であるため、その相違点を中心に説明する。
優先回路66は、充放電制御部50からの指示に基づき、二次電池部30および系統電源100のいずれか一方を選択供給電源、他方を非選択供給電源として、選択供給源を非選択供給電源に対して優先させ、選択供給源から電力の供給対象である充放電制御部50の電源部52に電力を供給する。優先回路66は、第1ダイオード素子78と、第2ダイオード素子88と、切替回路90とを含んで構成される。
切替回路90は、充放電制御部50からの指示に応じて、系統電源100あるいは二次電池部30から電源部52への電力供給経路を切り替えるスイッチである。切替回路90は、第1端子90aと、第2端子90bと、第3端子90cとを有する。第1端子90aは、DC/DC変換回路70の出力側端子70bに接続され、第2端子90bは、AC/DC変換回路80の出力側端子80bに接続され、第3端子90cは、電源部52に接続される。切替回路90は、充放電制御部50からの指示に応じて、第3端子90cの接続先を第1端子90aと第2端子90bのいずれか一方に切り替える。
第1ダイオード素子78は、アノード端子がDC/DC変換回路70の出力側端子70bと切替回路90の第1端子90aとの間に接続され、カソード端子がAC/DC変換回路80の出力側端子80bと切替回路90の第2端子90bとの間に接続されるダイオード(整流素子)である。第1ダイオード素子78は、電圧降下発生部として機能する。
第2ダイオード素子88は、アノード端子がAC/DC変換回路80の出力側端子80bと切替回路90の第2端子90bとの間に接続され、カソード端子がDC/DC変換回路70の出力側端子70bと切替回路90の第1端子90aとの間に接続されるダイオード(整流素子)である。第2ダイオード素子88は、電圧降下発生部として機能する。そして、図2に示されるように、2つの電力供給源である二次電池部30と系統電源100とを一対の整流素子(第1ダイオード素子78と第2ダイオード素子88)によって相互接続する。
電力供給システム11の作用について説明する。電力供給システム11では、通常時は、二次電池部30および系統電源100のうち、系統電源100から優先的に充放電制御部50の電源部52へ電力が供給される。具体的には、充放電制御部50の優先選択処理部506の制御により、優先回路66において、切替回路90の第3端子90cの接続先を第2端子90bとする。
このとき、二次電池部30および系統電源100からDC/DC変換回路70およびAC/DC変換回路80を介して出力された出力電圧が、例えば12Vである場合には、切替回路90の第3端子90cの接続先が第2端子90bとなっているため、第3端子90cの電圧はAC/DC変換回路80と同じく12Vである。一方、第1ダイオード素子78のカソード側の電圧は、ダイオード素子自体の電圧降下(例えば0.7V)により11.3Vである。この電圧は第3端子90cの電圧12Vよりも低いため、第1ダイオード素子78を介してDC/DC変換回路70より電源部52に電力が供給されることはない。
第3端子90cが第2端子90bと接続されている場合、すなわち系統電源100から電源部52に電力が供給されている場合に、系統電源100からの電力供給が断たれると、出力側端子80bにおける電圧は0Vに向かって降下しようとする。一方、上記の通り、第1ダイオード素子78のカソード側の電圧は11.3Vであり、出力側端子80bにおける電圧がこれより小さくなった時点で、第1ダイオード素子78を介して、DC/DC変換回路70から電源部52に向かって電力が供給されるようになる。
以上のように、系統電源100から電源部52への電力供給が優先されている場合に停電等で電力供給が遮断されたとしても、自動的に二次電池部30からDC/DC変換回路70を介して電源部52に電力供給が行われる。
以上のように、系統電源100から電源部52への電力供給が優先されている場合に停電等で電力供給が遮断されたとしても、自動的に二次電池部30からDC/DC変換回路70を介して電源部52に電力供給が行われる。
以下に、電力供給システム11の作用効果について説明する。電力供給システム11では、通常の状態では、系統電源100からAC/DC変換回路80を介して電源部52に電力が供給されている。しかし、停電等の非常時には、系統電源100からの電力供給が停止するため、二次電池部30からDC/DC変換回路70を介して電源部52に電力が供給される。
さらに、電力供給システム11は、電力供給システム10との構成において優先回路66が相違するだけでその他の構成は同じである。したがって、電力供給システム11によっても、充放電制御部50がノーマル状態からスリープ状態へと移行してしまい、充電用スイッチ回路24がオフされた場合であっても、復帰回路60により切替回路40の第3端子40cを第1端子40aに接続することにより、太陽電池モジュール20の出力電圧の値により自動的に二次電池部30に電力を蓄電することができる。これにより、二次電池部30が十分充電された場合に、充放電制御部50をスリープ状態からノーマル状態へと復帰させることができる。
なお、上記電力供給システム10、11では、二次電池部30および系統電源100のうち、系統電源100から優先的に充放電制御部50の電源部52へ電力が供給されるものとして説明したが、優先する電源を入れ替えてもよい。具体的には、通常時は、二次電池部30および系統電源100のうち、二次電池部30から優先的に充放電制御部50の電源部52へ電力が供給されるものとし、二次電池部30の出力電圧が小さくなったときに、系統電源100に切替えるものとしてもよい。ここで、系統電源100に切り替えているときに停電になった場合には、切替回路40の第3端子40cを第1端子40bに接続することにより、太陽電池モジュール20の出力電圧により自動的に二次電池部30に電力を蓄電するものとしてもよい。
また、上記電力供給システム10、11では、二次電池部30および系統電源100のうち、系統電源100から優先的に充放電制御部50の電源部52へ電力が供給されるものとして説明したが、当初から系統電源100を動作電源としない構成としてもよい。具体的には、通常時は、二次電池部30および系統電源100のうち、二次電池部30のみから充放電制御部50の電源部52へ電力が供給されるものとし、二次電池部30の出力電圧が小さくなったら、切替回路40の第3端子40cを第1端子40bに接続することにより、太陽電池モジュール20の出力電圧により自動的に二次電池部30に電力を蓄電するものとしてもよい。
(第3実施形態)
次に、電力供給システム10および11の変形例である電力供給システム12について説明する。図3は、電力供給システム12を示す図である。電力供給システム12と電力供給システム10および11との主な相違点は、復帰回路60と切替回路40の代わりに切替回路部110を用いたことであるため、その相違点を中心に説明する。
次に、電力供給システム10および11の変形例である電力供給システム12について説明する。図3は、電力供給システム12を示す図である。電力供給システム12と電力供給システム10および11との主な相違点は、復帰回路60と切替回路40の代わりに切替回路部110を用いたことであるため、その相違点を中心に説明する。
切替回路部110は、ダイオード素子111とスイッチ回路112とを備える。切替回路部110の一方側端子は、太陽電池モジュール20と充電用スイッチ回路24の制御端子24cに接続され、他方側端子は、接地されている。ダイオード素子111とスイッチ回路112は、それぞれダイオード素子25とスイッチ回路24と同様の要素で構成することが可能であるため詳細な説明は省略する。
スイッチ回路112は、第1端子112aと第2端子112bと制御端子112cとを有する回路(第3スイッチ部)である。第1端子112aは、ダイオード素子111のアノード端子と太陽電池モジュール20と制御端子24cとに接続される。第2端子112bは、ダイオード素子111のカソード端子に接続されて接地されている。制御端子112cは、充放電制御部50と接続され、充放電制御部50の制御によってスイッチ回路112がオン/オフされる。なお、太陽電池モジュール20と充電用スイッチ回路24の制御端子24cとの間には、充電用スイッチ回路24の制御に適切な電圧にするための回路が備わっている(不図示)。例えば、太陽電池モジュール20の出力電圧を適切な電圧まで降圧させる降圧回路等が備わっている。
以下に、電力供給システム12の作用効果について説明する。通常時は、スイッチ回路112は、充放電制御部50の制御によってオン制御されている。このとき、充電用スイッチ回路24の制御端子24cの電位は0Vであるから充電用スイッチ回路24はオフ状態となる。そして、停電時には充放電制御部50からの出力電位は0Vとなるため、スイッチ回路112はオフ状態となる。このとき、充電用スイッチ回路24の制御端子24cは、太陽電池モジュール20の出力電圧が与えられるため、充電用スイッチ回路24はオン状態となる。これにより、太陽電池モジュール20の出力電圧の値により自動的に二次電池部30に電力を蓄電することができるため、電力供給システム10,11と同様に二次電池部30が十分充電された場合に、充放電制御部50をスリープ状態からノーマル状態へと復帰させることができる。
(第4実施形態)
次に、電力供給システム12の変形例である電力供給システム13について説明する。図4は、電力供給システム13を示す図である。電力供給システム13と電力供給システム12の主な相違点は、切替回路部120であるため、その相違点を中心に説明する。
次に、電力供給システム12の変形例である電力供給システム13について説明する。図4は、電力供給システム13を示す図である。電力供給システム13と電力供給システム12の主な相違点は、切替回路部120であるため、その相違点を中心に説明する。
切替回路部120は、ダイオード素子111とスイッチ回路112とダイオード素子122を備える。ダイオード素子111とスイッチ回路112は、切替回路部110と同じものであるため詳細な説明は省略する。
ダイオード素子122のアノード端子は、太陽電池モジュール20、ダイオード素子111のアノード端子及びスイッチ回路112の第1端子112aと接続される整流素子である。また、ダイオード素子122のカソード端子は、充電用スイッチ回路24の制御端子24cと充放電制御部50に接続される。なお、太陽電池モジュール20と充電用スイッチ回路24の制御端子24cとの間には、充電用スイッチ回路24の制御に適切な電圧にするための回路が備わっている(不図示)。例えば、太陽電池モジュール20の出力電圧を適切な電圧に降圧させる降圧回路等が備わっている。
以下に、電力供給システム13の作用効果について説明する。通常時は、スイッチ回路112は、充放電制御部50の制御によってオン制御されている。このとき、ダイオード素子122のアノード端子の電位は0Vであるから、ダイオード素子122はオフ状態となる。したがって、充電用スイッチ回路24の制御端子24cの制御は充放電制御部50によってなされることとなる。しかし、停電時には充放電制御部50からの出力電位は0Vとなるため、スイッチ回路112はオフ状態となるが、ダイオード素子122のアノード端子には太陽電池モジュール20の出力電圧が与えられる。したがって、太陽電池モジュール20の出力電圧が印加されることによって、ダイオード素子122がオン状態となる。これにより、充電用スイッチ回路24もオンするため、太陽電池モジュール20の出力電圧の値により自動的に二次電池部30に電力を蓄電することができるため、電力供給システム10〜12と同様に二次電池部30が十分充電された場合に、充放電制御部50をスリープ状態からノーマル状態へと復帰させることができる。
10,11,12,13 電力供給システム、20 太陽電池モジュール、24 充電用スイッチ回路、25,26 ダイオード素子、28 ブレーカ部、30 二次電池部、38 放電用スイッチ回路、40 切替回路、40a 第1端子、40b 第2端子、40c 第3端子、50 充放電制御部、52 電源部、60 復帰回路、65,66 優先回路、70 DC/DC変換回路、72 第1スイッチ回路、74,78 第1ダイオード素子、79 接続点、80 AC/DC変換回路、82 第2スイッチ回路、84,88 第2ダイオード素子、90 切替回路、90a 第1端子、90b 第2端子、90c 第3端子、99 負荷、100 系統電源、110 切替回路部、111 ダイオード素子、112 スイッチ回路、112a 第1端子、112b 第2端子、112c 制御端子、120 切替回路部、122 ダイオード素子、502 充放電処理部、504 電池保護処理部、506 優先選択処理部。
本発明に係る優先回路は、複数の電力供給源から一つを選択供給源とし、他を非選択供給源として選択し、供給対象に対して選択供給源から優先的に電力を供給させるための優先回路であって、非選択供給源は、電圧降下を生じさせる電圧降下発生部を介して供給対象に接続され、選択供給源は、電圧降下発生部よりも電圧降下の小さい経路を介して供給対象に電力を供給し、優先回路は、非選択供給源の出力側に接続される第1端子と、選択供給源の出力側に接続される第2端子と、アノード端子が非選択供給源の出力側と第1端子との間に接続され、カソード端子が選択供給源の出力側と第2端子との間に接続される第1ダイオード素子と、アノード端子が選択供給源の出力側と第2端子との間に接続され、カソード端子が非選択供給源の出力側と第1端子との間に接続される第2ダイオード素子と、供給対象の接続先を第1端子または記第2端子のいずれか一方に切り替える切替部と、を有することを特徴とする。
Claims (8)
- 複数の電力供給源から一つを選択供給源とし、他を非選択供給源として選択し、
供給対象に対して前記選択供給源から優先的に電力を供給させるための優先回路であって、
前記非選択供給源は、電圧降下を生じさせる電圧降下発生部を介して前記供給対象に接続され、前記選択供給源は、前記電圧降下発生部よりも電圧降下の小さい経路を介して前記供給対象に電力を供給することを特徴とする優先回路。 - 請求項1に記載の優先回路において、
前記複数の電力供給源を、それぞれ前記電圧降下発生部を介して前記供給対象に常時接続しており、
前記電圧降下の小さい経路の接続又は遮断を切り替えることで、前記供給対象に対して前記選択供給源から優先的に電力を供給させることを特徴とする優先回路。 - 請求項2に記載の優先回路において、
前記電圧降下発生部は、順方向接続の整流素子であることを特徴とする優先回路。 - 請求項1に記載の優先回路において、
前記電圧降下発生部は、順方向で低抵抗となり逆方向で高抵抗となる整流素子であり、
複数の電力供給源を、一対の整流素子によって相互接続し、
前記優先回路は、前記複数の電力供給源から一つの選択供給源を選択し、
前記選択供給源が前記供給対象に接続されるように電力供給経路を切り替える切替回路を有することを特徴とする優先回路。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の優先回路において、
前記優先回路は、
アノード端子が前記非選択供給源の出力側に接続され、カソード端子が前記供給対象に接続される第1ダイオード素子と、
前記第1ダイオード素子に並列に接続される第1スイッチ回路と、
アノード端子が前記選択供給源の出力側に接続され、カソード端子が前記供給対象に接続される第2ダイオード素子と、
前記第2ダイオード素子に並列に接続される第2スイッチ回路と、
を有することを特徴とする優先回路。 - 請求項1または請求項4に記載の優先回路において、
前記優先回路は、
前記非選択供給源の出力側に接続される第1端子と、
前記選択供給源の出力側に接続される第2端子と、
アノード端子が前記非選択供給源の出力側と前記第1端子との間に接続され、カソード端子が前記選択供給源の出力側と前記第2端子との間に接続される第1ダイオード素子と、
アノード端子が前記選択供給源の出力側と前記第2端子との間に接続され、カソード端子が前記非選択供給源の出力側と前記第1端子との間に接続される第2ダイオード素子と、
前記供給対象の接続先を前記第1端子または記第2端子のいずれか一方に切り替える切替部と、
を有することを特徴とする優先回路。 - 接続された負荷へ電力を供給する電力供給システムであって、
請求項5または請求項6に記載の優先回路と、
二次電池と、
前記二次電池への充電および前記二次電池から前記負荷への放電を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記二次電池および系統電源のいずれかから電力供給を受ける電源部を有し、
前記非選択供給源は、前記二次電池または前記系統電源であり、
前記選択供給源は、前記二次電池および前記系統電源のうち、前記非選択供給源として選択されなかったものであり、
前記供給対象は、前記電源部であることを特徴とする電力供給システム。 - 請求項7に記載の電力供給システムであって、
前記制御部の前記電源部は、優先的に前記系統電源から電力供給を受け、前記系統電源からの電力が供給されない場合に、前記二次電池から電力供給を受けることを特徴とする電力供給システム。
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