JPWO2012039439A1 - 無線測定収集方法及び無線端末 - Google Patents

無線測定収集方法及び無線端末 Download PDF

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Abstract

コネクテッド状態の無線端末は、無線基地局によって設定された測定構成に従って無線環境の測定を行い、所定時間に対応するタイマを起動する。当該無線端末は、タイマの満了前に測定の結果を報告可能になった場合には、測定の結果を無線基地局に報告し、タイマの満了前に測定の結果を報告可能にならない場合には、測定の結果をタイムスタンプと共に記録する。

Description

本発明は、無線環境の測定及び収集を行う無線測定収集方法及び無線端末に関する。
移動通信システムでは、無線基地局の周辺にビルが建設されたり、当該無線基地局の周辺基地局の設置状況が変化したりすると、当該無線基地局に係る無線環境が変化する。このため、従来では、オペレータにより、測定機材を搭載した測定用車両を使用して、無線環境を測定及び収集するドライブテストが行われている。
このような無線環境の測定及び収集は、例えば無線基地局のカバレッジの最適化に貢献できるが、工数が多く、且つ費用が高いという課題がある。そこで、移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、ユーザが所持する無線端末を使用して、無線環境の測定及び収集を自動化する技術であるMDT(Minimization of Drive Test)の仕様策定が進められている(非特許文献1、及び非特許文献2参照)。
MDTには、即座報告型(Immediate)と記録型(Logged)とがある。即座報告型のMDT(以下、適宜Immediate MDTと称する)は、コネクテッド状態の無線端末が、測定を行い、測定の結果(以下、適宜「測定結果」と称する)を位置情報と共にネットワークに報告するものである。ここでコネクテッド状態は、無線端末が通信実行中の状態である。記録型のMDT(以下、適宜Logged MDTと称する)は、無線端末が、設定された条件を満たすときに測定を行い、測定結果を位置情報及び時間情報と共にMDTデータとして記録し、後でネットワークに報告するために保持するものである。
ところで、Immediate MDTにおいて、無線端末は、測定結果を必ずしもネットワークに報告できるとは限らない。例えば、サービング無線基地局に輻輳が生じていたり、無線環境が劣化していたりすると、無線端末は、測定結果をネットワークに報告できない。測定結果をネットワークに報告できないケースにおいて、無線端末が直ちに測定結果を削除してしまうと、無線端末のリソースの無駄遣いになるだけでなく、最適化に必要な測定結果を十分に収集できなくなる可能性がある。
また、3GPPリリース10(以下、Rel-10) UMTS/LTEに準拠する無線基地局はMDTをサポートし得るが、例えば、GSMやCDMA2000等の他のRAT(Radio Access Technology)、Rel-10以前のUMTS/LTEに準拠する無線基地局はMDTをサポートしない。即座報告型の測定処理を行っている無線端末が、MDTをサポートしない無線基地局へのハンドオーバを行う場合には、即座報告型の測定処理が中止される。このようなケースでは、ハンドオーバ中やハンドオーバ後における測定結果及び位置情報を収集できないため、最適化に必要な測定結果及び位置情報を十分に収集できない問題がある。
そこで、本発明は、即座報告型のMDTにおいて測定結果を報告できないケースに適切に対処できる無線測定収集方法及び無線端末を提供する。
また、本発明は、最適化に必要な測定結果及び位置情報を十分に収集できるようにする無線測定収集方法及び無線端末を提供する。
本発明に係る無線測定収集方法の特徴は、コネクテッド状態の無線端末が、無線基地局によって設定された測定構成に従って即座報告型の測定処理を行うステップと、前記無線端末が、所定時間に対応するタイマを起動するステップと、前記無線端末が、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能になった場合に、前記測定の結果を前記無線基地局に報告するステップと、前記無線端末が、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能にならない場合に、前記タイマが満了した際に前記測定の結果をタイムスタンプと共に記録するステップとを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、無線端末は、タイマが満了するまでは測定結果の報告を試みることができる。また、タイマが満了するまでに測定結果を報告できない場合には当該測定結果を記録するため、当該測定結果を後でネットワークに報告することができる。従って、上記特徴によれば、即座報告型のMDTにおいて測定結果を報告できないケースに適切に対処できる。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記起動するステップでは、前記測定を行った際に前記タイマを起動することを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記タイムスタンプは、前記測定を行った際の時刻を示すことを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記報告するステップでは、前記測定の結果を、前記測定に対応する位置情報と共に報告することを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記記録するステップでは、前記測定の結果を、前記タイムスタンプと前記測定に対応する位置情報と共に記録することを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記無線端末が、前記タイマが満了した以降に、前記即座報告型の測定処理から記録型の測定処理に切り替えるステップをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記無線端末が、前記記録するステップで記録された前記測定の結果及び前記タイムスタンプを報告可能になった場合に、前記記録するステップで記録された前記測定の結果と、時間情報と、前記タイムスタンプとを報告するステップをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記時間情報は、測定時刻と報告時刻との間の相対時間を示す情報と、報告時刻に対応する、前記無線端末内部で管理された絶対時間を示す情報とを含むことを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記測定の結果及び前記時間情報を受信した無線基地局が、前記時間情報に基づいて、前記測定時刻を算出するステップをさらに備え、前記測定時刻を算出するステップでは、前記無線端末内部で管理された絶対時間を示す情報に換えて、ネットワーク側で管理された絶対時間を示す情報を用いて、当該ネットワーク側で管理された絶対時間を示す情報と前記相対時間を示す情報とから前記測定時刻を算出することを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の特徴は、コネクテッド状態の無線端末が、無線基地局によって設定された測定構成に従って即座報告型の測定処理を行うステップと、前記無線端末が、所定時間に対応するタイマを起動するステップと、前記無線端末が、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能になった場合に、前記測定の結果を前記無線基地局に報告するステップと、前記無線端末が、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能にならない場合に、前記タイマが満了した際に前記測定の結果を削除するステップとを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、無線端末は、タイマが満了するまでは測定結果の報告を試みることができる。また、タイマが満了するまでに測定結果を報告できない場合には当該測定結果を削除するため、無線端末の負荷を軽減できる。従って、上記特徴によれば、即座報告型のMDTにおいて測定結果を報告できないケースに適切に対処できる。
本発明に係る無線端末の特徴は、記憶部と、無線基地局との無線通信を行うように構成された無線通信部と、前記記憶部及び前記無線通信部を制御するように構成された制御部とを備え、前記制御部は、コネクテッド状態において、前記無線基地局によって設定された測定構成に従って即座報告型の測定処理を行い、所定時間に対応するタイマを起動し、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能になった場合に、前記測定の結果を前記無線基地局に報告し、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能にならない場合に、前記タイマが満了した際に前記測定の結果をタイムスタンプと共に記録するように構成されることを要旨とする。
本発明に係る無線端末の特徴は、記憶部と、無線基地局との無線通信を行うように構成された無線通信部と、前記記憶部及び前記無線通信部を制御するように構成された制御部とを備え、前記制御部は、コネクテッド状態において、前記無線基地局によって設定された測定構成に従って即座報告型の測定処理を行い、所定時間に対応するタイマを起動し、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能になった場合に、前記測定の結果を前記無線基地局に報告し、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能にならない場合に、前記タイマが満了した際に前記測定の結果を削除するように構成されることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の特徴は、コネクテッド状態の無線端末が、MDTをサポートする第1の無線基地局と即座報告型の測定処理を行うステップと、前記無線端末が、MDTをサポートしていない第2の無線基地局へのハンドオーバのトリガに応じて、前記即座報告型の測定処理から記録型の測定処理に切り替えるステップと、前記無線端末が、前記記録型の測定処理に切り替えた後、前記記録型の測定処理を行うステップとを備えることを要旨とする。なお、第1の無線基地局とは、MDTをサポートするRATに属する、MDTをサポートする無線基地局である。第2の無線基地局とは、MDTをサポートしていないRATに属する無線基地局、及びMDTをサポートするRATに属するMDTをサポートしていない無線基地局である。
このような特徴によれば、無線端末は、MDTをサポートしていない無線基地局へのハンドオーバのトリガに応じて、即座報告型の測定処理から記録型の測定処理に切り替える。これにより、MDTをサポートしていない無線基地局へのハンドオーバ時にも測定処理を継続できるため、ハンドオーバ中やハンドオーバ後における測定処理も収集可能になり、最適化に必要な測定結果を十分に収集できるようになる。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記即座報告型の測定処理を行うステップは、前記第1の無線基地局によって設定された測定構成に従って無線環境の測定を行うステップと、測定結果及び位置情報を前記第1の無線基地局に報告するステップとを備え、前記記録型の測定処理を行うステップは、前記第1の無線基地局によって設定された測定構成、又は予め前記無線端末に設定された測定構成に従って、無線環境の測定を行うステップと、測定結果及び位置情報を記録するステップとを備えることを要旨とする。なお、第1の無線基地局によって設定された測定構成とは、即座報告型の測定処理に対応する測定構成であってもよく、第1の無線基地局がネットワークの絶対時間とともに改めて設定した測定構成であってもよい。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記無線端末が、前記記録型の測定処理を開始した後、前記第2の無線基地局から、MDTをサポートする第3の無線基地局へのハンドオーバを行うステップと、前記記録するステップで記録された前記測定結果及び位置情報と、時間情報とを前記第3の無線基地局に報告するステップとをさらに備え、前記第3の無線基地局は、前記第1の無線基地局、又は前記第1の無線基地局とは異なる無線基地局であることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記第3の無線基地局に報告される前記時間情報は、測定時刻と報告時刻との間の相対時間を示す情報と、報告時刻に対応する、前記無線端末内部で管理している絶対時間を示す情報とを含むことを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記無線端末が、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしているか否かを判定するステップをさらに備え、前記切り替えるステップでは、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしないと判定された場合に、前記即座報告型の測定処理から前記記録型の測定処理に切り替えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記ハンドオーバのトリガは、前記無線端末が前記第1の無線基地局からハンドオーバを指示されたことであることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記無線端末が、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしているか否かを示す情報を前記第1の無線基地局から受信するステップをさらに備え、前記判定するステップでは、前記受信するステップで受信した情報に基づいて、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしているか否かを判定することを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記無線端末が、前記第2の無線基地局が報知する情報を受信するステップをさらに備え、前記第2の無線基地局が報知する情報は、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしているか否かを示す情報を含み、前記判定するステップでは、前記受信するステップで受信した情報に基づいて、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしているか否かを判定することを要旨とする。
本発明に係る無線端末の特徴は、コネクテッド状態において、MDTをサポートする第1の無線基地局と即座報告型の測定処理を行うように構成された第1の測定処理部と、コネクテッド状態において、記録型の測定処理を行うように構成された第2の測定処理部と、MDTをサポートしていない第2の無線基地局へのハンドオーバのトリガに応じて、前記即座報告型の測定処理から前記記録型の測定処理に切り替えるように構成された測定制御部とを備えることを要旨とする。
図1は、本発明の第1実施形態〜第3実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成を示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態〜第3実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1実施形態〜第3実施形態に係る無線端末の構成を示すブロック図である。 図4は、Immediate MDTからLogged MDT in connectedへの切り替える場合における無線端末UEの動作を説明するためのタイムチャートである。 図5は、本発明の第1実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。 図8は、本発明の第4実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成を示す図である。 図9は、無線端末が、MDTをサポートする無線基地局とImmediate MDTを実行中に、MDTをサポートしない無線基地局へのハンドオーバを行うケースについて説明するための図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の第4実施形態に係る無線端末の構成を示すブロック図である。 図12は、本発明の第4実施形態に係る、Immediate MDTからLogged MDT in connectedへの切り替え時及び切り替え後の無線端末の動作を説明するためのタイムチャートである。 図13は、本発明の第4実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。 図14は、本発明の第4実施形態の変更例に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図面を参照して、本発明の第1実施形態〜第4実施形態、及びその他の実施形態を説明する。以下の各実施形態における図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
以下においては、3GPPで仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)に基づいて構成される移動通信システムを主として説明する。ただし、LTEに限らず、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)に基づいて構成される移動通信システム等についても本発明を適用できることに留意されたい。
(1)第1実施形態
以下、第1実施形態について、(1.1)移動通信システムの概要、(1.2)無線基地局の構成、(1.3)無線端末の構成、(1.4)無線測定収集方法、(1.5)第1実施形態の効果の順に説明する。
(1.1)移動通信システムの概要
図1は、第1実施形態に係る移動通信システム1の全体概略構成を示す図である。
図1に示すように、移動通信システム1は、無線端末UE(User Equipment)、複数の無線基地局eNB(evolved Node-B)、保守監視装置OAM(Operation and Maintenance)、及び複数の移動管理装置MME(Mobility Management Entity)/ゲートウェイ装置S−GW(Serving Gateway)を有する。
複数の無線基地局eNBは、E−UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)を構成する。各無線基地局eNBは、無線端末UEにサービスを提供すべき通信エリアであるセルを形成する。無線端末UEは、ユーザが所持する無線通信装置であり、ユーザ装置とも称される。
隣接する各無線基地局eNBは、基地局間通信を提供する論理的な通信路であるX2インターフェースを介して互いに通信可能である。複数の無線基地局eNBのそれぞれは、S1インターフェースを介して、EPC(Evolved Packet Core)、具体的には、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving Gateway)と通信可能である。また、各無線基地局eNBは、オペレータによって運営される保守監視装置OAMと通信可能である。
(1.2)無線基地局の構成
図2は、無線基地局eNBの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、無線基地局eNBは、アンテナ1101、無線通信部1110、ネットワーク通信部1120、記憶部1130、及び制御部1140を有する。
アンテナ1101は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部1110は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ1101を介して無線信号を送受信する。また、無線通信部1110は、送信信号の変調と受信信号の復調とを行う。ネットワーク通信部1120は、他のネットワーク装置(保守監視装置OAMや他の無線基地局eNB等)との通信を行う。記憶部1130は、例えばメモリを用いて構成され、無線基地局eNBの制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部1140は、例えばCPUを用いて構成され、無線基地局eNBが備える各種の機能を制御する。
制御部1140は、測定設定部1141及び収集処理部1142を有する。
測定設定部1141は、コネクテッド状態の無線端末UEに測定構成を設定する。具体的には、測定設定部1141は、測定構成を含むMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを生成する。測定構成は、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータと、報告トリガの種別を示すパラメータとを含む。測定すべき無線環境の種別は、例えば、参照信号受信電力(RSRP)及び参照信号受信品質(RSRQ)、又は、パワーヘッドルーム(PH)である。報告トリガの種別は、例えば、定期的、サービングセルのRSRP及び/又はRSRQが閾値よりも低下したこと、又は、無線リンク障害である。そして、測定設定部1141は、当該MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部1110を制御する。
収集処理部1142は、測定結果を収集する処理を行う。
Immediate MDTにおいて、収集処理部1142は、無線端末UEから受信したMEASUREMENT REPORTメッセージに含まれる、位置情報が付された測定結果を取得し、当該測定結果及び位置情報にタイムスタンプを付加する。そして、収集処理部1142は、測定結果、位置情報、タイムスタンプの組を保守監視装置OAMに送信するようネットワーク通信部1120を制御する。なお、収集処理部1142は、これらの情報を保守監視装置OAMに送信するケースに限らず、当該情報の内容を解釈し、自局のパラメータの最適化に使用してもよい。また、Immediate MDTにおいて、収集処理部1142は、上りリンクの信号強度又は信号対干渉雑音比(SINR)を測定してもよい。
Logged MDTにおいて、収集処理部1142は、MDTデータを保持していることを示すログ保持情報を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線端末UEから受信した場合であって、当該MDTデータを収集すると決定した場合に、UEInformationRequestメッセージを生成し、生成したUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部1110を制御する。
収集処理部1142は、UEInformationRequestメッセージに応じて無線端末UEから送信(報告)されたUEInformationResponseメッセージを無線通信部1110が受信すると、受信したUEInformationResponseメッセージに含まれるMDTデータを取得する。そして、収集処理部1142は、当該MDTデータを保守監視装置OAMに送信するようネットワーク通信部1120を制御する。なお、収集処理部1142は、MDTデータを保守監視装置OAMに送信するケースに限らず、当該MDTデータの内容を解釈し、自局のパラメータの最適化に使用してもよい。
(1.3)無線端末の構成
図3は、無線端末UEの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、無線端末UEは、アンテナ1201、無線通信部1210、ユーザインターフェイス部1220、GPS受信機1230、バッテリ1240、記憶部1250、及び制御部1260を有する。ただし、無線端末UEは、GPS受信機1230を有していなくてもよい。
アンテナ1201は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部1210は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ1201を介して無線信号を送受信する。また、無線通信部1210は、送信信号の変調と受信信号の復調とを行う。ユーザインターフェイス部1220は、ユーザとのインターフェイスとして機能するディスプレイやボタン等である。バッテリ1240は、無線端末UEの各ブロックに供給される電力を蓄える。記憶部1250は、例えばメモリを用いて構成され、無線端末UEの制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部1260は、例えばCPUを用いて構成され、無線端末UEが備える各種の機能を制御する。
制御部1260は、Immediate MDT処理部1261、Logged MDT処理部1262、タイマ管理部1263、及びMDT制御部1264を有する。
Immediate MDT処理部1261は、コネクテッド状態において無線基地局eNBとImmediate MDTを行う。具体的には、Immediate MDT処理部1261は、コネクテッド状態において、測定構成を含むMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを無線通信部1210が受信すると、受信したMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる測定構成を設定(すなわち、記憶部1250に記憶)する。測定構成は、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータと、報告トリガの種別を示すパラメータとを含む。
また、Immediate MDT処理部1261は、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、無線環境の測定を行うとともに、測定を行った際の位置を示す位置情報を生成する。位置情報は、サービングセルのECGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)を含む。また、無線端末UEが測位機能を有している場合、位置情報は、GNSS(Global Navigation Satellite System)位置情報をさらに含む。一方、無線端末UEが測位機能を有していない場合、位置情報は、隣接セルからの受信状態に関するRF(Radio frequency)フィンガープリントをさらに含む。
タイマ管理部1263は、予め定められた一定時間を計時するためのタイマを管理する。具体的には、タイマ管理部1263は、Immediate MDT処理部1261が測定を行った際にタイマを起動する。また、タイマ管理部1263は、タイマを起動した後、タイマが満了したか否かを監視する。
Immediate MDT処理部1261は、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である場合に、報告トリガの種別を示すパラメータに従って、位置情報が付された測定結果を含むMEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信するよう無線通信部1210を制御する。なお、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である場合とは、無線基地局eNBから上りリンクの無線リソースが割り当てられた場合であって、上りリンクの無線品質が所定レベル以上である場合を意味する。また、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信不能である場合とは、無線基地局eNBから上りリンクの無線リソースが割り当てられない場合、又は、上りリンクの無線品質が所定レベル未満である場合を意味する。Immediate MDT処理部1261は、タイマが満了するまで定期的にMEASUREMENT REPORTメッセージの送信を試みる。
Logged MDT処理部1262は、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信できないままタイマが満了すると、測定を行った際の時刻を示すタイムスタンプを取得する。具体的には、無線端末UEは、現時刻から、タイマと対応する一定時間を引いた時刻(すなわち、測定を行った際の時刻)を測定時の時刻として、当該時刻を示すタイムスタンプを取得する。そして、無線端末UEは、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプの組をMDTデータとして記録する。
Logged MDT処理部1262は、コネクテッド状態においてLogged MDT(以下、適宜Logged MDT in connectedと称する)を行う。Logged MDT処理部1262は、無線基地局eNBによって設定された測定構成、又は予め無線端末UEに設定されている測定構成に従って測定を行い、測定結果及び位置情報を記録する。例えば、Logged MDT処理部1262は、MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、RSRP及びRSRQ、又は、PHの測定を行う。また、Logged MDT処理部1262は、測定を行った際の位置を示す位置情報と、測定を行った際の時刻に関するタイムスタンプとを生成する。そして、無線端末UEは、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプの組をMDTデータとして記録(記憶部1250に記憶)する。
なお、Logged MDT in connected で収集したログ(MDTデータ)のレポート方法手順には、現在3GPPで規定されているImmediate MDTと同様に、無線端末UEがMDTをサポートしている基地局に移った際、通常のRRM measurement reportと同じように送信する手法と、Logged MDT in idleと同様に、RRCconnectionsetupcomplete messageに1bitのログ保持情報を含めて、ネットワークの判断でログを吸い上げる方法の、両方などが考えられる。
MDT制御部1264は、Immediate MDT処理部1261及びLogged MDT処理部1262を制御する。具体的には、MDT制御部1264は、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信できないままタイマが満了したケースにおいて、タイマが満了した際、又は、タイマが満了した後に、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。
図4は、Immediate MDTからLogged MDT in connectedへの切り替える場合における無線端末UEの動作を説明するためのタイムチャートである。
図4に示すように、時刻t0において、Immediate MDT処理部1261は、無線環境の測定を行うとともに、測定を行った際の位置を示す位置情報を生成する。また、タイマ管理部1263は、タイマを起動する。
時刻t1において、無線リンクの障害(RLF)又は上りリンク(UL)の問題が生じる。その際、Immediate MDT処理部1261は、測定結果及び位置情報を無線基地局に報告できない状態を検知する。
時刻t2において、タイマが満了すると、MDT制御部1264は、時刻t0において得られた測定結果及び位置情報をMDTデータ(ログ)として記録するよう制御する。また、MDT制御部1264は、Logged MDT in connectedを開始するようLogged MDT処理部1262を制御する。Logged MDT処理部1262は、無線基地局eNBによって設定された測定構成、又は、予め設定されている測定構成に従ってLogged MDT in connectedを開始する。また、Logged MDT処理部1262は、タイマ満了時における、無線端末UE内部で管理する絶対時間を示す情報(すなわち時刻t2を示す情報)を記録する。
時刻t3において、無線端末UEは、MDTをサポートしている無線基地局(セル)へのハンドオーバを行う。
時刻t4において、Logged MDT処理部1262は、MDTをサポートしている無線基地局に対し、測定結果の報告を行う。ここで、Logged MDT処理部1262は、時刻t0において測定を行った際の測定結果、位置情報、及び時刻情報を報告する。当該時刻情報は、測定を行った際の時刻t0を示すタイムスタンプと、無線端末UE内部で管理する現在の絶対時間(Day, Hour, Min, Sec)を示す情報(すなわち時刻t4に対応する時間情報)と、時刻t4と時刻t0との間の相対時間を示す情報とを含む。Logged MDT in connectedが無線基地局eNBによって設定された測定構成ではなかった場合、無線端末UE内部で管理している絶対時間は、十分信頼できるものではない。そこで、基地局は無線端末UEの報告時刻t4とネットワークの絶対時間との間のギャップを計算し、報告t0を信頼性のある情報に書き換える。このように、報告を受けた無線基地局は、報告時の絶対時間と相対時間とタイマ時間とから、測定時に対応する時間情報(Day, Hour, Min, Sec)を、ネットワークの絶対時間に則した形で算出することができる。
(1.4)無線測定収集方法
図5は、第1実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図5に示すように、ステップS1101において、無線端末UEは、コネクテッド状態であり、無線基地局eNBのセルをサービングサービングセルとしている。
ステップS1102において、無線基地局eNBは、測定構成を含むMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを受信する。ここで、測定構成は、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータと、報告トリガの種別を示すパラメータとを含む。無線環境とは、例えば、参照信号受信電力(RSRP)及び参照信号受信品質(RSRQ)、又は、パワーヘッドルーム(PH)である。また、RSRP及びRSRQを測定する場合、報告トリガの種別は、定期的、サービングセルのRSRP及び/又はRSRQが閾値よりも低下したこと、又は、無線リンク障害である。
ステップS1103において、無線端末UEは、受信したMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる測定構成を設定し、Immediate MDTを開始する。
ステップS1104において、無線端末UEは、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、無線環境の測定を行う。なお、無線基地局eNBは、上りリンクの信号強度又は信号対干渉雑音比(SINR)を測定してもよい。また、無線端末UEは、測定を行った際の位置を示す位置情報を生成する。位置情報は、サービングセルのECGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)を含む。また、無線端末UEが測位機能を有している場合、位置情報は、GNSS(Global Navigation Satellite System)位置情報をさらに含む。一方、無線端末UEが測位機能を有していない場合、位置情報は、隣接セルからの受信状態に関するRF(Radio frequency)フィンガープリントをさらに含む。無線端末UEは、測定結果及び位置情報を一時的に記憶する。さらに、無線端末UEは、一定時間を計時するためのタイマを起動する。
ステップS1106において、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である場合(ステップS1105;YES)に、報告トリガの種別を示すパラメータに従って、位置情報が付された測定結果を含むMEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信する。このようにして測定結果の報告が完了すると、無線端末UEは、測定結果及び位置情報を削除可能である。
なお、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である場合とは、無線基地局eNBから上りリンクの無線リソースが割り当てられた場合であって、上りリンクの無線品質が所定レベル以上である場合を意味する。無線基地局eNBは、MEASUREMENT REPORTメッセージを受信する。また、無線基地局eNBは、MEASUREMENT REPORTメッセージに含まれる、位置情報が付された測定結果を記憶し、位置情報が付された測定結果を保守監視装置OAMに送信する。
ステップS1107において、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信不能である場合(ステップS1105;NO)に、タイマが満了したか否かを確認する。無線端末UEは、タイマが満了していない場合(ステップS1107;NO)に、処理をステップS1105に戻す。一方、無線端末UEは、タイマが満了した場合(ステップS1107;YES)に、処理をステップS1108に進める。
ステップS1108において、無線端末UEは、測定を行った際の時刻を示すタイムスタンプを取得する。具体的には、無線端末UEは、現時刻から、タイマと対応する一定時間を引いた時刻(すなわち、測定を行った際の時刻)を測定時の時刻として、当該時刻を示すタイムスタンプを取得する。そして、無線端末UEは、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプの組をMDTデータとして記録する。また、無線端末UEは、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。具体的には、Logged MDT in connectedにおいて、無線端末UEは、ステップS1102で受信したMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、RSRP及びRSRQ、又は、PHの測定を行う。また、無線端末UEは、Logged MDT in connectedにおいて、測定を行った際の位置を示す位置情報と、測定を行った際の時刻を示すタイムスタンプとを生成し、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプの組をMDTデータとして記録する。なお、測定すべき無線環境は、予め無線端末UEに設定されていた測定構成に従ってもよい。また、即座型報告の測定処理に対応する測定構成の場合以外は、event trigger base measurementやperiodic base measurement など全てのtrigger typeをサポートする事が可能である。
(1.5)第1実施形態の効果
以上説明したように、第1実施形態によれば、コネクテッド状態の無線端末UEは、無線基地局eNBによって設定された測定構成に従って無線環境の測定を行うとともにタイマを起動する。無線端末UEは、タイマの満了前に測定結果を報告可能になった場合には、測定結果を位置情報と共に無線基地局eNBに報告し、タイマの満了前に測定結果を報告可能にならない場合には、タイマが満了した際に測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録する。
これにより、無線端末UEは、タイマが満了するまでは測定結果及び位置情報の報告を試みることができる。また、タイマが満了するまでに測定結果を報告できない場合には当該測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録するため、当該測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に後でネットワークに報告することができる。
また、上りリンク(UL)の混雑や、下りリンク(DL)は問題なく動作しているがULに問題があり長時間Immediate MDTが出来ない場合でも、複数の測定結果をUEに保存できるため、ネットワークは測定結果をもれなく取得することが可能である。
(2)第2実施形態
上述した第1実施形態では、無線端末UEは、タイマの満了前に測定結果を報告可能にならない場合には、タイマが満了した際に測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録し、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替えていた。
第2実施形態では、無線端末UEは、タイマの満了前に測定結果を報告可能にならない場合には、タイマが満了した際に測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録した後、報告が可能になった場合に当該測定結果を位置情報及び当該タイムスタンプと共に報告する。
図6は、第2実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。ここでは、第1実施形態との相違点を主として説明する。
図6に示すように、ステップS1101において、無線端末UEは、コネクテッド状態であり、無線基地局eNBのセルをサービングサービングセルとしている。
ステップS1102において、無線基地局eNBは、測定構成を含むMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを受信する。
ステップS1103において、無線端末UEは、受信したMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる測定構成を設定し、Immediate MDTを開始する。
ステップS1104において、無線端末UEは、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、無線環境の測定を行う。また、無線端末UEは、測定を行った際の位置を示す位置情報を生成する。無線端末UEは、測定結果及び位置情報を一時的に記憶する。さらに、無線端末UEは、一定時間を計時するためのタイマを起動する。
ステップS1106において、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である場合(ステップS1105;YES)に、報告トリガの種別を示すパラメータに従って、位置情報が付された測定結果を含むMEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信する。このようにして測定結果の報告が完了すると、無線端末UEは、測定結果及び位置情報を削除可能である。
ステップS1107において、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信不能である場合(ステップS1105;NO)に、タイマが満了したか否かを確認する。無線端末UEは、タイマが満了していない場合(ステップS1107;NO)に、処理をステップS1105に戻す。一方、無線端末UEは、タイマが満了した場合(ステップS1107;YES)に、処理をステップS1108に進める。
ステップS1108において、無線端末UEは、測定を行った際の時刻を示すタイムスタンプを取得する。そして、無線端末UEは、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプの組をMDTデータとして記録する。
ステップS1201において、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能であるか否かを確認する。なお、無線基地局eNBから上りリンクの無線リソースが割り当てられた場合であって、上りリンクの無線品質が所定レベル以上である場合には、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である。
ステップS1202において、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である場合(ステップS1201;YES)に、ステップS1108で記録した測定結果、位置情報、及びタイムスタンプを含むMEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信する。このようにして報告が完了すると、無線端末UEは、ステップS1108で記録したMDTデータ(測定結果、位置情報、及びタイムスタンプ)を削除可能である。
以上説明したように、第2実施形態によれば、タイマの満了後に、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である場合に、記録した測定結果、位置情報、及びタイムスタンプを含むMEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信する。これにより、第1実施形態と比較して、無線端末UEが測定結果、位置情報、及びタイムスタンプを保持する負荷を軽減できる。
(3)第3実施形態
上述した第1実施形態では、無線端末UEは、タイマの満了前に測定結果を報告可能にならない場合には、タイマが満了した際に測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録し、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替えていた。また、上述した第2実施形態では、無線端末UEは、タイマの満了前に測定結果を報告可能にならない場合には、タイマが満了した際に測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録し、報告が可能になった場合に当該測定結果を位置情報及び当該タイムスタンプと共に報告していた。
第3実施形態では、無線端末UEは、タイマの満了前に測定結果を報告可能にならない場合には、タイマが満了した際に測定結果及び位置情報を削除する。
図7は、第3実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。ここでは、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主として説明する。
図7に示すように、ステップS1101において、無線端末UEは、コネクテッド状態であり、無線基地局eNBのセルをサービングサービングセルとしている。
ステップS1102において、無線基地局eNBは、測定構成を含むMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを受信する。
ステップS1103において、無線端末UEは、受信したMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる測定構成を設定し、Immediate MDTを開始する。
ステップS1104において、無線端末UEは、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、無線環境の測定を行う。また、無線端末UEは、測定を行った際の位置を示す位置情報を生成する。無線端末UEは、測定結果及び位置情報を一時的に記憶する。さらに、無線端末UEは、一定時間を計時するためのタイマを起動する。
ステップS1106において、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信可能である場合(ステップS1105;YES)に、報告トリガの種別を示すパラメータに従って、位置情報が付された測定結果を含むMEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信する。このようにして測定結果の報告が完了すると、無線端末UEは、測定結果及び位置情報を削除可能である。
ステップS1107において、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージを無線基地局eNBに送信不能である場合(ステップS1105;NO)に、タイマが満了したか否かを確認する。無線端末UEは、タイマが満了していない場合(ステップS1107;NO)に、処理をステップS1105に戻す。一方、無線端末UEは、タイマが満了した場合(ステップS1107;YES)に、処理をステップS1301に進める。
ステップS1301において、無線端末UEは、ステップS1104で得られた測定結果及び位置情報を削除する。
以上説明したように、第3実施形態によれば、タイマが満了した際に、測定結果及び位置情報を削除する。これにより、第1実施形態及び第2実施形態と比較して、無線端末UEが測定結果、位置情報、及びタイムスタンプを保持する負荷を軽減できる。
(4)第4実施形態
図面を参照して、本発明の第4実施形態について、(4.1)移動通信システムの概要、(4.2)無線基地局の構成、(4.3)無線端末の構成、(4.4)無線測定収集方法、(4.5)第4実施形態の効果、(4.6)第4実施形態の変更例の順に説明する。以下の第4実施形態における図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
以下においては、3GPPで仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)に基づいて構成される移動通信システムを主として説明する。ただし、LTEに限らず、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)に基づいて構成される移動通信システム等についても本発明を適用できることに留意されたい。
(4.1)移動通信システムの概要
図8は、第4実施形態に係る移動通信システム1の全体概略構成を示す図である。
図8に示すように、移動通信システム1は、無線端末UE(User Equipment)、複数の無線基地局eNB(evolved Node-B)、保守監視装置OAM(Operation and Maintenance)、複数の移動管理装置MME(Mobility Management Entity)/ゲートウェイ装置S−GW(Serving Gateway)、複数のホーム無線基地局HeNB(Home evolved Node-B)、ホーム無線基地局ゲートウェイHeNB GW(Home evolved Node-B Gateway)を有する。
無線基地局eNB、ホーム無線基地局HeNB、及びホーム無線基地局ゲートウェイHeNB GWは、E−UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)を構成する。各無線基地局eNB及び各ホーム無線基地局HeNBは、無線端末UEにサービスを提供すべき通信エリアであるセルを管理する。
無線端末UEは、ユーザが所持する無線通信装置であり、ユーザ装置とも称される。第4実施形態では、無線端末UEは、Rel-10に準拠して構成される。
隣接する各無線基地局eNBは、基地局間通信を提供する論理的な通信路であるX2インターフェースを介して互いに通信可能である。複数の無線基地局eNBのそれぞれは、S1インターフェースを介して、EPC(Evolved Packet Core)、具体的には、MME/S−GWと通信可能である。また、各無線基地局eNBは、オペレータによって運営される保守監視装置OAMと通信可能である。
各ホーム無線基地局HeNBは、S1インターフェース及びホーム無線基地局ゲートウェイHeNB GWを介して、EPC、具体的には、MME/S−GWと通信可能である。
なお、無線端末UEは、E−UTRAN(あるいはUTRAN)とは異なる無線アクセス技術(RAT)に準拠する無線基地局と通信可能に構成されてもよい。
複数の無線基地局eNBのうち、Rel-10に準拠する無線基地局eNBの中には、MDTをサポートするものがある。一方、ホーム無線基地局HeNBや、E−UTRAN(あるいはUTRAN)とは異なるRATに準拠する無線基地局は、MDTをサポートしない。
ここで、図9を用いて、無線端末UEが、MDTをサポートする無線基地局eNBとImmediate MDTを実行中に、MDTをサポートしない無線基地局へのハンドオーバを行うケースについて説明する。
図9に示すように、無線端末UEは、ハンドオーバ前においては、Immediate MDTを行う。すなわち、無線環境を測定し、測定結果及び位置情報を無線基地局eNBに報告する。
無線端末UEが、MDTをサポートしない無線基地局へのハンドオーバを行うと、そのようなImmediate MDTが中止される。この場合、MDTをサポートする無線基地局eNBのセルエッジ周辺における測定レポートが十分に収集できなくなり、MDTをサポートする無線基地局eNBのカバレッジ等を最適化できない可能性がある。
また、MDTをサポートしない無線基地局のセルでの測定が十分に行われないため、MDTをサポートしない無線基地局のカバレッジ等を最適化できない可能性がある。
そこで、第4実施形態では、無線端末UEは、MDTをサポートする無線基地局eNBからMDTをサポートしない無線基地局へのハンドオーバに応じて、Immediate MDTからLogged MDTに切り替える。
(4.2)無線基地局の構成
図10は、無線基地局eNBの構成を示すブロック図である。ここでは、Rel-10に準拠する無線基地局eNBであって、MDTをサポートする無線基地局eNBを説明する。
図10に示すように、無線基地局eNBは、アンテナ2101、無線通信部2110、ネットワーク通信部2120、記憶部2130、及び制御部2140を有する。
アンテナ2101は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部2110は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ2101を介して無線信号を送受信する。また、無線通信部2110は、送信信号の変調と受信信号の復調とを行う。ネットワーク通信部2120は、他のネットワーク装置(保守監視装置OAMや他の無線基地局eNB等)との通信を行う。記憶部2130は、例えばメモリを用いて構成され、無線基地局eNBの制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部2140は、例えばCPUを用いて構成され、無線基地局eNBが備える各種の機能を制御する。
制御部2140は、測定設定部2141、収集処理部2142、及びハンドオーバ制御部2143を有する。
測定設定部2141は、無線端末UEに測定構成を設定する。具体的には、測定設定部2141は、測定構成を含むMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを生成する。測定構成は、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータと、報告トリガの種別を示すパラメータとを含む。測定すべき無線環境の種別は、例えば、参照信号受信電力(RSRP)及び参照信号受信品質(RSRQ)、又は、パワーヘッドルーム(PH)である。報告トリガの種別は、例えば、定期的、サービングセルのRSRP及び/又はRSRQが閾値よりも低下したこと、又は、無線リンク障害である。そして、測定設定部2141は、当該MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部2110を制御する。
収集処理部2142は、測定結果を収集する処理を行う。
Immediate MDTにおいて、収集処理部2142は、無線端末UEから受信したMEASUREMENT REPORTメッセージに含まれる測定結果及び位置情報を取得し、当該測定結果及び位置情報にタイムスタンプを付加する。そして、収集処理部2142は、測定結果、位置情報、タイムスタンプの組を保守監視装置OAMに送信するようネットワーク通信部2120を制御する。なお、収集処理部2142は、これの情報を保守監視装置OAMに送信するケースに限らず、当該情報の内容を解釈し、自局のパラメータの最適化に使用してもよい。また、Immediate MDTにおいて、収集処理部2142は、上りリンクの信号強度又は信号対干渉雑音比(SINR)を測定してもよい。
Logged MDTにおいて、収集処理部2142は、ログデータを保持していることを示すログ保持情報を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線端末UEから受信した場合であって、当該ログデータを収集すると決定した場合に、UEInformationRequestメッセージを生成し、生成したUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部2110を制御する。
収集処理部2142は、UEInformationRequestメッセージに応じて無線端末UEから送信(報告)されたUEInformationResponseメッセージを無線通信部2110が受信すると、受信したUEInformationResponseメッセージに含まれるログデータを取得する。そして、収集処理部2142は、当該ログデータを保守監視装置OAMに送信するようネットワーク通信部2120を制御する。なお、収集処理部2142は、ログデータを保守監視装置OAMに送信するケースに限らず、当該ログデータの内容を解釈し、自局のパラメータの最適化に使用してもよい。
ハンドオーバ制御部2143は、ハンドオーバに関する各種の制御を行う。ハンドオーバ制御部2143は、ターゲット基地局へのハンドオーバを決定した場合に、HANDOVER REQUESTメッセージをターゲット基地局に送信するようネットワーク通信部2120を制御する。ハンドオーバ制御部2143は、ネットワーク通信部2120がHANDOVER REQUESTメッセージに対するHANDOVER REQUEST ACKメッセージを受信した場合に、モビリティ制御情報を含むRRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部2110を制御する。
さらに、ハンドオーバ制御部2143は、無線端末UEとImmediate MDTを実行中に、RRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信する場合に、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを示す情報をRRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージに含めて送信する。MDTをサポートしているか否かを示す情報とは、MDTをサポートしていれば“1”、MDTをサポートしていれば“0”といった1ビットの情報(フラグ)であってもよい。また、MDTをサポートしていればオプションビットをセットする仕様であってもよい。
(4.3)無線端末の構成
図11は、無線端末UEの構成を示すブロック図である。
図11に示すように、無線端末UEは、アンテナ22201、無線通信部2102210、ユーザインターフェイス部2220、GPS受信機2230、バッテリ2240、記憶部2250、及び制御部2260を有する。ただし、無線端末UEは、GPS受信機2230を有していなくてもよい。
アンテナ22201は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部2102210は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ22201を介して無線信号を送受信する。また、無線通信部2102210は、送信信号の変調と受信信号の復調とを行う。ユーザインターフェイス部2220は、ユーザとのインターフェイスとして機能するディスプレイやボタン等である。バッテリ2240は、無線端末UEの各ブロックに供給される電力を蓄える。記憶部2250は、例えばメモリを用いて構成され、無線端末UEの制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部2260は、例えばCPUを用いて構成され、無線端末UEが備える各種の機能を制御する。
制御部2260は、Immediate MDT処理部2261、Logged MDT処理部2262、及びMDT制御部2263を有する。Immediate MDT処理部2261は第1の測定処理部に相当し、Logged MDT処理部2262は第2の測定処理部に相当し、MDT制御部2263は測定制御部に相当する。
Immediate MDT処理部2261は、コネクテッド状態において無線基地局eNBとImmediate MDTを行う。具体的には、Immediate MDT処理部2261は、コネクテッド状態において、測定構成を含むMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを無線通信部2102210が受信すると、受信したMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる測定構成を設定(すなわち、記憶部2250に記憶)する。測定構成は、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータと、報告トリガの種別を示すパラメータとを含む。
また、Immediate MDT処理部2261は、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、無線環境の測定を行うとともに、測定を行った際の位置に関する位置情報を生成する。位置情報は、サービングセルのECGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)を含む。また、無線端末UEが測位機能を有している場合、位置情報は、GNSS(Global Navigation Satellite System)位置情報をさらに含む。一方、無線端末UEが測位機能を有していない場合、位置情報は、隣接セルからの受信状態に関するRF(Radio frequency)フィンガープリントをさらに含む。
そして、Immediate MDT処理部2261は、報告トリガの種別を示すパラメータに従って、位置情報が付された測定結果を含むMEASUREMENT REPORTメッセージをソース基地局eNBに送信するよう無線通信部2102210を制御する。
Logged MDT処理部2262は、コネクテッド状態においてLogged MDT(以下、適宜Logged MDT in connectedと称する)を行う。Logged MDT処理部2262は、無線基地局eNBによって設定された測定構成に従って測定を行い、測定結果及び位置情報を記録する。具体的には、Logged MDT処理部2262は、MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、RSRP及びRSRQ、又は、PHの測定を行う。また、Logged MDT処理部2262は、測定を行った際の位置に関する位置情報と、測定を行った際の時刻に関するタイムスタンプとを生成する。そして、無線端末UEは、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプの組をログデータとして記録(記憶部2250に記憶)する。
MDT制御部2263は、Immediate MDT処理部2261及びLogged MDT処理部2262を制御する。MDT制御部2263は、無線基地局eNBからターゲット基地局へのハンドオーバのトリガに応じて、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。具体的には、MDT制御部2263は、無線基地局eNBからのRRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを無線通信部2102210が受信したこと、すなわち、無線基地局eNBからハンドオーバを指示されたことをハンドオーバのトリガとして、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。
MDT制御部2263は、RRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージに含まれる、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを示す情報に基づき、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する。例えば、MDT制御部2263は、ターゲット基地局から報知されるシステム情報や、ソース基地局から通知されるターゲット基地局情報などから、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する。ターゲット基地局がMDTをサポートしていると判定した場合、MDT制御部2263は、Immediate MDTを継続する。一方、ターゲット基地局がMDTをサポートしていないと判定した場合、無線端末UEは、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。
図12は、Immediate MDTからLogged MDT in connectedへの切り替え時及び切り替え後の無線端末UEの動作を説明するためのタイムチャートである。
図12に示すように、時刻t1において、無線端末UEは、MDTをサポートしていない無線基地局(セル)へのハンドオーバを行う。ここで、MDT制御部2263は、Logged MDT in connectedを開始するまでの一定時間を計時するためのタイマを起動する。なお、当該タイマは、MDTをサポートしていない無線基地局(セル)へのハンドオーバを行った直後に、ハンドオーバ元の無線基地局(セル)等へ再度ハンドオーバを行う可能性を考慮したものである。
時刻t2において、Logged MDT in connectedを開始するまでの一定時間を計時するためのタイマが満了すると、MDT制御部2263は、Logged MDT in connectedを開始するようLogged MDT処理部2262に指示する。Logged MDT処理部2262は、無線基地局eNBによって設定された測定構成、又は、予め設定されている測定構成に従ってLogged MDT in connectedを開始する。
時刻t3において、Logged MDT処理部2262は、測定トリガに対応するイベントの発生を検知すると、無線環境の測定を行う。また、Logged MDT処理部2262は、イベント発生時(すなわち測定時)の位置に関する位置情報を取得し、無線環境の測定結果と、位置情報とを記録する。さらに、Logged MDT処理部2262は、無線端末UE内部で管理する絶対時間を示す情報(すなわち時刻t3を示す情報)を記録する。
時刻t4において、無線端末UEは、MDTをサポートしていない無線基地局(セル)から、MDTをサポートしている無線基地局(セル)へのハンドオーバを行う。
時刻t5において、Logged MDT処理部2262は、MDTをサポートしている無線基地局に対し、測定結果の報告を行う。Logged MDT in connected で収集したログのレポート方法手順には、現在3GPPで規定されているImmediate MDTと同様に、無線端末UEがMDTをサポートしている基地局に移った際、通常のRRM measurement reportと同じように送信する手法と、Logged MDT in idleと同様に、RRCconnectionsetupcomplete messageに1bitのログ保持情報を含めて、ネットワークの判断でログを吸い上げる方法の、両方などが考えられる。ここで、Logged MDT処理部2262は、時刻t3において測定を行った際の測定結果、位置情報、及び時刻情報を報告する。時刻情報は、無線端末UE内部で管理する現在の絶対時間(Day, Hour, Min, Sec)を示す情報(すなわち時刻t5に対応する時間情報)と、時刻t5と時刻t3との間の相対時間を示す情報とを含む。ここで、Logged MDT in connectedが無線基地局eNBによって設定された測定構成ではなかった場合、無線端末UE内部で管理している絶対時間は、十分信頼できるものではない。そこで、基地局は無線端末UEの報告時刻t5とネットワークの絶対時間よりギャップを計算し、報告t3を信頼性のある情報に書き換える。このように、報告を受けた無線基地局は、報告時の絶対時間と相対時間とから、測定時に対応する時間情報(Day, Hour, Min, Sec)を、ネットワークの絶対時間に則した形で算出することができる。
(4.4)無線測定収集方法
図13は、第4実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。ここでは、MDTをサポートする無線基地局eNBから他の無線基地局へのハンドオーバを行うケースについて説明する。また、当該MDTをサポートする無線基地局eNBをソース基地局eNBと称し、当該他の無線基地局をターゲット基地局と称する。
図13に示すように、ステップS2101において、無線端末UEは、コネクテッド状態であり、ソース基地局eNBのセルをサービングサービングセルとしている。
ステップS2102において、ソース基地局eNBは、MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージを受信する。
ステップS2103において、無線端末UEは、受信したMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる測定構成を記憶し、Immediate MDTを開始する。測定構成は、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータと、報告トリガの種別を示すパラメータとを含む。
ステップS2104において、無線端末UEは、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、無線環境の測定を行う。無線環境とは、例えば、参照信号受信電力(RSRP)及び参照信号受信品質(RSRQ)、又は、パワーヘッドルーム(PH)である。なお、ソース基地局eNBは、上りリンクの信号強度又は信号対干渉雑音比(SINR)を測定してもよい。また、無線端末UEは、測定を行った際の位置に関する位置情報を生成する。位置情報は、サービングセルのECGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)を含む。また、無線端末UEが測位機能を有している場合、位置情報は、GNSS(Global Navigation Satellite System)位置情報をさらに含む。一方、無線端末UEが測位機能を有していない場合、位置情報は、隣接セルからの受信状態に関するRF(Radio frequency)フィンガープリントをさらに含む。
ステップS2105において、無線端末UEは、報告トリガの種別を示すパラメータに従って、位置情報が付された測定結果を含むMEASUREMENT REPORTメッセージをソース基地局eNBに送信する。例えば、RSRP及びRSRQを測定する場合、報告トリガの種別は、定期的、サービングセルのRSRP及び/又はRSRQが閾値よりも低下したこと、又は、無線リンク障害である。ソース基地局eNBは、MEASUREMENT REPORTメッセージを受信する。また、ソース基地局eNBは、MEASUREMENT REPORTメッセージに含まれる、位置情報が付された測定結果を記憶する。ソース基地局eNBは、位置情報が付された測定結果を保守監視装置OAMに送信する。
ステップS2106において、ソース基地局eNBは、MEASUREMENT REPORTメッセージに含まれる測定結果に応じて、ターゲット基地局へのハンドオーバを決定する。
ステップS2107において、ソース基地局eNBは、HANDOVER REQUESTメッセージをターゲット基地局に送信する。ターゲット基地局は、HANDOVER REQUESTメッセージに応じて、無線端末UEの受け入れ可否を判定する。
ステップS2108において、ターゲット基地局は、無線端末UEの受け入れを許可すると判定した場合に、その旨のHANDOVER REQUEST ACKメッセージをソース基地局eNBに送信する。ソース基地局eNBは、HANDOVER REQUEST ACKメッセージを受信する。
ステップS2109において、ソース基地局eNBは、モビリティ制御情報を含むRRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、RRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを受信し、ソース基地局eNBによってターゲット基地局へのハンドオーバを指示される。第4実施形態では、本ステップにおいてソース基地局eNBは、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを示す情報をRRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージに含めて送信する。MDTをサポートしているか否かを示す情報とは、MDTをサポートしていれば“1”、MDTをサポートしていれば“0”といった1ビットの情報(フラグ)であってもよい。また、MDTをサポートしていればオプションビットをセットする仕様であってもよい。
ステップS2110において、無線端末UEは、RRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージに含まれるターゲット基地局情報等に基づき、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する。
ターゲット基地局がMDTをサポートしていると判定した場合、ステップS111において、無線端末UEは、Immediate MDTを継続する。Immediate MDTを継続する場合、無線端末UEは、ハンドオーバ後においてMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージをターゲット基地局から受信する。
一方、ターゲット基地局がMDTをサポートしていないと判定した場合、ステップS2112において、無線端末UEは、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。具体的には、Logged MDT in connectedにおいて、無線端末UEは、ステップS2102で受信したMEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに含まれる、測定すべき無線環境の種別を示すパラメータに従って、RSRP及びRSRQ、又は、PHの測定を行う。また、無線端末UEは、測定を行った際の位置に関する位置情報と、測定を行った際の時刻に関するタイムスタンプとを生成する。そして、無線端末UEは、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプの組をログデータとして記録する。無線端末UEは、そのようなログデータを定期的に記録してもよい。なお、無線端末UEは、ターゲット基地局からさらに次のターゲット基地局にハンドオーバする際に、当該さらに次のターゲット基地局がMDTをサポートしている場合に、記録しているログデータを当該さらに次のターゲット基地局に報告してもよい。
なお、Logged MDT in connected で収集したログのレポート方法手順には、現在3GPPで規定されているImmediate MDTと同様に、無線端末UEがMDTをサポートしている基地局に移った際、通常のRRM measurement reportと同じように送信する手法と、Logged MDT in idleと同様に、RRCconnectionsetupcomplete messageに1bitのログ保持情報を含めて、ネットワークの判断でログを吸い上げる方法の、両方などが考えられる。
ステップS113において、無線端末UEは、ターゲット基地局との接続処理を行う。具体的には、無線端末UEは、ターゲット基地局との同期の確立や、各種のネゴシエーションを行う。当該接続処理が完了すると、ハンドオーバが完了する。
(4.5)第4実施形態の効果
以上説明したように、第4実施形態によれば、無線端末UEは、MDTをサポートしていないターゲット基地局へのハンドオーバのトリガに応じて、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。これにより、測定処理を継続できるため、ハンドオーバ中やハンドオーバ後における無線環境を測定でき、最適化に必要な測定結果及び位置情報を十分に収集できるようになる。
また、第4実施形態では、無線端末UEは、ターゲット基地局がMDTをサポートしないと判定した場合に、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。これにより、ターゲット基地局がMDTをサポートしないことを確認した上でLogged MDT in connectedに切り替えることができ、ターゲット基地局がMDTをサポートする場合にはImmediate MDTを継続することができる。
さらに、第4実施形態では、無線端末UEがソース基地局eNBからハンドオーバを指示されたことをハンドオーバのトリガとしてImmediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。これにより、無線端末UEがソース基地局eNBからハンドオーバを指示されたことに応じてImmediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替えることができるため、ハンドオーバ中やハンドオーバ後における無線環境をより確実に測定できる。
第4実施形態では、無線端末UEは、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを示す情報をソース基地局eNBから受信し、当該受信した情報に基づいてImmediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。これにより、ターゲット基地局がImmediate MDTをサポートしているか否かをより確実に判定することができる。
(4.6)第4実施形態の変更例
上述した第4実施形態では、無線端末UEは、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを示す情報をソース基地局eNBから受信し、当該受信した情報に基づいてImmediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替えていた。
本変更例では、無線端末UEは、ターゲット基地局が報知する情報を受信し、当該受信した情報に基づいてImmediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替える。
図14は、本変更例に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。ここでは、上述した第4実施形態との相違点を主として説明する。
ステップS2201において、無線端末UEは、ターゲット基地局が報知する情報(すなわち、報知情報)を受信する。なお、ターゲット基地局は、当該報知情報を周期的に報知している。当該報知情報は、マスタ情報ブロック(MIB)及びシステム情報ブロック(SIB)を含む。SIBは、ターゲット基地局が準拠するリリース(バージョン)の情報を含む。
ステップS2110において、無線端末UEは、SIBに含まれる情報に基づき、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する。具体的には、無線端末UEは、ターゲット基地局が準拠するリリース(バージョン)の情報から、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する。この場合、ターゲット基地局がRel-10以降のリリース(バージョン)に準拠していれば、ターゲット基地局がImmediate MDTをサポートしているとみなす。
その他の処理については、上述した第4実施形態と同様である。
本変更例によれば、無線端末UEは、ターゲット基地局が報知するSIBに含まれる情報に基づいてターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する。これにより、ターゲット基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する精度は第1第4実施形態よりも低下するものの、SIBに含まれる既存の情報を利用することができ、既存システムに対する変更を最小限に留めることができる。
(5)その他の実施形態
上記のように、本発明は各実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した第1実施形態〜第3実施形態では、無線端末UEは、測定を行った際にタイマを起動していたが、タイマの起動タイミングは他のタイミングでもよい。例えば、無線端末UEは、測定結果を無線基地局eNBに報告できないことを検知した際にタイマを起動してもよい。あるいは、無線端末UEは、測定を行ったタイミングから、測定結果を無線基地局eNBに報告できない期間が一定時間継続したことを検知した際にタイマを起動してもよい。
上述した第4実施形態では、無線端末UEは、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替えた後、Immediate MDT向けの測定構成に従ってLogged MDT in connectedを行っていた。すなわち、図13において、無線端末UEは、ステップS2112でLogged MDT in connectedに切り替えた後、ステップS2103で設定した測定構成を用いてLogged MDT in connectedを行っていた。しかしながら、無線端末UEは、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替えた後、予め設定された測定構成の規定に応じて自動的にImmediate MDT向けの測定構成を生成してもよい。
あるいは、ソース基地局eNBは、ステップS2109でRRC CONNECTION RECONFIGURATIONメッセージを無線端末UEに送信する際に、Logged MDT in connected向けの測定構成を送信してもよい。当該Logged MDT in connected向けの測定構成は、測定対象(measurements to be logged)、測定トリガ(triggering of logging event)、測定期間(total duration of logging)、タイムスタンプ(network absolute time stamp)、測定エリア(measurements area)、絶対時間(absolute time)を含んでもよい。
この場合、無線端末UEは、Logged MDT in connectedに切り替えた後、測定期間において、MEASUREMENT CONFIGURATIONメッセージに従って無線環境の測定を行うとともに、当該測定結果を含むログデータを保持する。具体的には、無線端末UEは、Logged MDT in connected向けの測定構成の設定時に測定期間のタイマ(duration timer)を起動し、当該タイマが満了するとログデータの記録を終了する。
そして、無線端末UEは、MEASUREMENT REPORTメッセージの受信をサポートする無線基地局に接続した際に、ログデータを保持していることを示すログ保持情報(Availability Indicatorと称される)を当該無線基地局に送信する。具体的には、無線端末UEは、接続の確立が完了したことを示すRRCConnectionSetupCompleteメッセージにログ保持情報を含めて送信する。当該無線基地局は、受信したログ保持情報に基づいて、ログデータの報告を要求する要求メッセージであるUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、UEInformationRequestメッセージを受信すると、保持しているログデータを含むUEInformationResponseメッセージをネットワークに送信する。
上述した第4実施形態では、無線端末UEがソース基地局eNBからハンドオーバを指示されたことをハンドオーバのトリガとしてImmediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替えていた。しかしながら、無線端末UEからソース基地局eNBへMEASUREMENT REPORTメッセージを送信したことをハンドオーバのトリガとして、Immediate MDTからLogged MDT in connectedに切り替えてもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。
なお、米国仮出願第61/385073号(2010年9月21日出願)及び米国仮出願第61/385085号(2010年9月21日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る無線測定収集方法及び無線端末によれば、即座報告型のMDTにおいて測定結果を報告できないケースに適切に対処できると共に、最適化に必要な測定結果及び位置情報を十分に収集できるため、移動体通信などの無線通信において有用である。

Claims (22)

  1. コネクテッド状態の無線端末が、無線基地局によって設定された測定構成に従って即座報告型の測定処理を行うステップと、
    前記無線端末が、所定時間に対応するタイマを起動するステップと、
    前記無線端末が、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能になった場合に、前記測定の結果を前記無線基地局に報告するステップと、
    前記無線端末が、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能にならない場合に、前記タイマが満了した際に前記測定の結果をタイムスタンプと共に記録するステップと
    を備える無線測定収集方法。
  2. 前記起動するステップでは、前記測定を行った際に前記タイマを起動する請求項1に記載の無線測定収集方法。
  3. 前記タイムスタンプは、前記測定を行った際の時刻を示す請求項1に記載の無線測定収集方法。
  4. 前記報告するステップでは、前記測定の結果を、前記測定に対応する位置情報と共に報告する請求項1に記載の無線測定収集方法。
  5. 前記記録するステップでは、前記測定の結果を、前記タイムスタンプと前記測定に対応する位置情報と共に記録する請求項1に記載の無線測定収集方法。
  6. 前記無線端末が、前記タイマが満了した以降に、前記即座報告型の測定処理から記録型の測定処理に切り替えるステップをさらに備える請求項1に記載の無線測定収集方法。
  7. 前記無線端末が、前記記録するステップで記録された前記測定の結果及び前記タイムスタンプを報告可能になった場合に、前記記録するステップで記録された前記測定の結果と、時間情報と、前記タイムスタンプとを報告するステップをさらに備える請求項1に記載の無線測定収集方法。
  8. 前記時間情報は、測定時刻と報告時刻との間の相対時間を示す情報と、報告時刻に対応する、前記無線端末内部で管理された絶対時間を示す情報とを含む請求項7に記載の無線測定収集方法。
  9. 前記測定の結果及び前記時間情報を受信した無線基地局が、前記時間情報に基づいて、前記測定時刻を算出するステップをさらに備え、
    前記測定時刻を算出するステップでは、
    前記無線端末内部で管理された絶対時間を示す情報に換えて、ネットワーク側で管理された絶対時間を示す情報を用いて、当該ネットワーク側で管理された絶対時間を示す情報と前記相対時間を示す情報とから前記測定時刻を算出する請求項8に記載の無線測定収集方法。
  10. コネクテッド状態の無線端末が、無線基地局によって設定された測定構成に従って即座報告型の測定処理を行うステップと、
    前記無線端末が、所定時間に対応するタイマを起動するステップと、
    前記無線端末が、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能になった場合に、前記測定の結果を前記無線基地局に報告するステップと、
    前記無線端末が、前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能にならない場合に、前記タイマが満了した際に前記測定の結果を削除するステップと
    を備える無線測定収集方法。
  11. 記憶部と、
    無線基地局との無線通信を行うように構成された無線通信部と、
    前記記憶部及び前記無線通信部を制御するように構成された制御部とを備え、
    前記制御部は、
    コネクテッド状態において、前記無線基地局によって設定された測定構成に従って即座報告型の測定処理を行い、
    所定時間に対応するタイマを起動し、
    前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能になった場合に、前記測定の結果を前記無線基地局に報告し、
    前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能にならない場合に、前記タイマが満了した際に前記測定の結果をタイムスタンプと共に記録するように構成される無線端末。
  12. 記憶部と、
    無線基地局との無線通信を行うように構成された無線通信部と、
    前記記憶部及び前記無線通信部を制御するように構成された制御部とを備え、
    前記制御部は、
    コネクテッド状態において、前記無線基地局によって設定された測定構成に従って即座報告型の測定処理を行い、
    所定時間に対応するタイマを起動し、
    前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能になった場合に、前記測定の結果を前記無線基地局に報告し、
    前記タイマの満了前に前記測定の結果を報告可能にならない場合に、前記タイマが満了した際に前記測定の結果を削除するように構成される無線端末。
  13. コネクテッド状態の無線端末が、MDTをサポートする第1の無線基地局と即座報告型の測定処理を行うステップと、
    前記無線端末が、MDTをサポートしていない第2の無線基地局へのハンドオーバのトリガに応じて、前記即座報告型の測定処理から記録型の測定処理に切り替えるステップと、
    前記無線端末が、前記記録型の測定処理に切り替えた後、前記記録型の測定処理を行うステップと
    を備える無線測定収集方法。
  14. 前記即座報告型の測定処理を行うステップは、
    前記第1の無線基地局によって設定された測定構成に従って無線環境の測定を行うステップと、
    測定結果及び位置情報を前記第1の無線基地局に報告するステップと
    を備え、
    前記記録型の測定処理を行うステップは、
    前記第1の無線基地局によって設定された測定構成、又は予め前記無線端末に設定された測定構成に従って、無線環境の測定を行うステップと、
    測定結果及び位置情報を記録するステップと
    を備える請求項13に記載の無線測定収集方法。
  15. 前記無線端末が、前記記録型の測定処理を開始した後、前記第2の無線基地局から、MDTをサポートする第3の無線基地局へのハンドオーバを行うステップと、
    前記記録するステップで記録された前記測定結果及び位置情報と、時間情報とを前記第3の無線基地局に報告するステップとをさらに備え、
    前記第3の無線基地局は、前記第1の無線基地局、又は前記第1の無線基地局とは異なる無線基地局である請求項14に記載の無線測定収集方法。
  16. 前記第3の無線基地局に報告される前記時間情報は、測定時刻と報告時刻との間の相対時間を示す情報と、報告時刻に対応する、前記無線端末内部で管理された絶対時間を示す情報とを含む請求項15に記載の無線測定収集方法。
  17. 前記第3の無線基地局が、前記報告するステップで報告された前記時間情報に基づいて、前記測定時刻を算出するステップをさらに備え、
    前記測定時刻を算出するステップでは、
    前記無線端末内部で管理された絶対時間を示す情報に換えて、ネットワーク側で管理された絶対時間を示す情報を用いて、当該ネットワーク側で管理された絶対時間を示す情報と前記相対時間を示す情報から前記測定時刻を算出する請求項16に記載の無線測定収集方法。
  18. 前記無線端末が、前記第2の無線基地局がMDTをサポートするか否かを判定するステップをさらに備え、
    前記切り替えるステップでは、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしないと判定された場合に、前記即座報告型の測定処理から前記記録型の測定処理に切り替える請求項13に記載の無線測定収集方法。
  19. 前記ハンドオーバのトリガは、前記無線端末が前記第1の無線基地局からハンドオーバを指示されたことである請求項13に記載の無線測定収集方法。
  20. 前記無線端末が、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしているか否かを示す情報を前記第1の無線基地局から受信するステップをさらに備え、
    前記判定するステップでは、前記受信するステップで受信した情報に基づいて、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する請求項18に記載の無線測定収集方法。
  21. 前記無線端末が、前記第2の無線基地局が報知する情報を受信するステップをさらに備え、
    前記第2の無線基地局が報知する情報は、前記第2の無線基地局が前記即座報告型の測定処理をサポートしているか否かを示す情報を含み、
    前記判定するステップでは、前記受信するステップで受信した情報に基づいて、前記第2の無線基地局がMDTをサポートしているか否かを判定する請求項18に記載の無線測定収集方法。
  22. コネクテッド状態において、MDTをサポートする第1の無線基地局と即座報告型の測定処理を行うように構成された第1の測定処理部と、
    コネクテッド状態において、記録型の測定処理を行うように構成された第2の測定処理部と、
    MDTをサポートしていない第2の無線基地局へのハンドオーバのトリガに応じて、前記即座報告型の測定処理から前記記録型の測定処理に切り替えるように構成された測定制御部と
    を備える無線端末。
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