JPWO2012035641A1 - エレベータ用調速機 - Google Patents

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Abstract

簡単な構成で、振動・騒音の発生や部品の磨耗による信頼性の低下を防止しつつ、回転方向依存性の付加された過速検出機構を実現できるエレベータ用調速機を提供する。このため、昇降体の上昇速度に応じて一方向への回転速度を変化させるとともに、昇降体の下降速度に応じて他方向への回転速度を変化させる綱車と、綱車の回転速度の増減に伴って、綱車の径方向外側への移動量を増減させるフライウエイトと、フライウエイトが所定量だけ径方向外側に移動したときに、綱車の過速検出を行う検出器と、綱車が所定の方向に回転する場合に、フライウエイトが所定量以上に径方向外側へ移動することを防止するストッパと、綱車の回転位置を検出する回転位置検出手段と、ストッパが接近した場合に、ストッパを検出する物体検出手段と、物体検出手段によるストッパの検出時における綱車の回転位置に基づいて、綱車に対するストッパの位置を判定する判定手段と、を備えた。

Description

この発明は、エレベータ用調速機に関するものである。
従来から広く使用されているエレベータ用調速機として、ディスク型調速機とフライボール型調速機がある。従来の調速機の過速検出機構は、回転方向依存性がない。このため、いずれの回転方向においても、同じ速度で過速検出が行われる。
しかしながら、例えば、カゴの上昇速度が下降速度よりも速いエレベータのカゴ側調速機においては、カゴの下降速度に合わせて設定した過速検出機構が、カゴの上昇時にも動作してしまう。このため、カゴの上昇速度、下降速度のそれぞれに合わせた過速検出を行うことができない。
これに対し、一つの調速機に検出動作速度が異なる独立した二つの過速検出機構を備えたものが提案されている。この調速機においては、検出動作速度が遅い方の過速検出機構へは、ラチェットを介して綱車の回転が伝達される。一方、検出動作速度が速い方の過速検出機構へは、ラチェットがフリーとなり、綱車の回転が伝達されない。これにより、カゴの上昇速度が下降速度よりも速いエレベータのカゴ側調速機において、上昇速度、下降速度のそれぞれに合わせた過速検出を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2000−327241号公報
しかし、特許文献1記載のものは、ラチェットがフリーになる方向に回転している間は、ラチェットから振動・騒音が発生する上、ラチェット部品の磨耗により、調速機の信頼性が低下する。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、簡単な構成で、振動・騒音の発生や部品の磨耗による信頼性の低下を防止しつつ、回転方向依存性の付加された過速検出機構を実現できるエレベータ用調速機を提供することである。
この発明に係るエレベータ用調速機は、エレベータの昇降体と連動するロープが巻き掛けられ、前記昇降体の上昇速度に応じて一方向への回転速度を変化させるとともに、前記昇降体の下降速度に応じて他方向への回転速度を変化させる綱車と、前記綱車の側面に設けられ、前記綱車の回転速度の増減に伴って、前記綱車の径方向外側への移動量を増減させるフライウエイトと、前記フライウエイトが所定量だけ前記径方向外側に移動したときに、前記綱車の過速検出を行う検出器と、前記綱車に設けられ、前記綱車が両回転方向のうち所定の方向に回転する場合に、前記フライウエイトの前記径方向外側に配置されるように前記綱車に対して回転移動し、前記フライウエイトが前記所定量以上に前記径方向外側へ移動することを防止するストッパと、前記綱車の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記綱車に近接して設けられ、前記ストッパが接近した場合に、前記ストッパを検出する物体検出手段と、前記物体検出手段による前記ストッパの検出時における前記綱車の回転位置に基づいて、前記綱車に対する前記ストッパの位置を判定する判定手段と、を備えたものである。
この発明によれば、簡単な構成で、振動・騒音の発生や部品の磨耗による信頼性の低下を防止しつつ、回転方向依存性の付加された過速検出機構を実現することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機の正面図である。 図1のA−A線における断面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機の要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機の要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機の要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に利用される誤動作検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ用調速機に利用される誤動作検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ用調速機に利用されるエンコーダの信号出力の例を説明するための図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機の要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータ用調速機の正面図である。 図10のB−B線における断面図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータ用調速機の図11相当図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
一般に、エレベータの昇降路は、建築物の各階を跨った鉛直方向に延びる空間からなる。昇降路上部には、機械室が設けられる。機械室には、巻上機が設けられる。巻上機には、巻上ロープが巻回される。巻上ロープの一端には、エレベータのカゴが吊持される。一方、巻上ロープの他端には、オモリが吊持される。そして、巻上機の回転は、制御装置に制御される。巻上機の回転に追従して、カゴ及びオモリが設定された速度で昇降する。
また、カゴ下部には、非常止め装置が設けられる。非常止め装置には、アームを介して無端状の調速機ロープが接続される。調速機ロープ下端の湾曲部は、張り車に巻き掛けられる。一方、調速機ロープ上端の湾曲部は、機械室等に設けられた調速機の綱車に巻き掛けられる。以下、図1乃至図6を用いて、本実施の形態の調速機をより詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機の正面図である。図2は図1のA−A線における断面図である。
図1及び図2において、1は調速機である。調速機1は、綱車2を備える。綱車2は、主軸3に軸支される。綱車2には、調速機ロープ4が巻き掛けられる。
調速機ロープ4は、無端状にカゴに取り付けられる。調速機ロープ4は、カゴと連動する。調速機ロープ4は、カゴの昇降に応じて、綱車2を回転させる。即ち、綱車2は、カゴの上昇速度に応じて一方向への回転速度を変化させるともに、カゴの下降速度に応じて他方向への回転速度を変化させる。
綱車2の側面には、一対のディスク型のフライウエイト5がピン6を介して回動可能に設けられる。両フライウエイト5は、綱車2の回転速度の増減に伴って、綱車2の側面に沿って、綱車2の径方向外側への移動量を増減させる。両フライウエイト5は、リンク7により連結される。これにより、両フライウエイト5の回転角度が同一となる。
フライウエイト5の一方の一端には、リンク8を介して、平衡ばね9が設けられる。平衡ばね9は、フライウエイト5の一方を綱車2中心側へ常時付勢する。リンク8には、ばね力調整用ナット10が設けられる。ばね力調整用ナット10は、平衡ばね9の付勢力を調整する。フライウエイト5の他方の一端には、綱車2の径方向外側に向けて、ドグ11が設けられる。
綱車2の一側部側に近接して、作動カム12が設けられる。作動カム12は、過速スイッチ13に設けられる。作動カム12が上下に移動すると、過速スイッチ13が動作する。綱車2の一側部下方には、ロープキャッチ14がカゴを取り付けた側の調速機ロープ4に近接して設けられる。
ロープキャッチ14は、フック15の下端に引っ掛かって吊持される。フック15は、ピン16を介して中央で軸支される。ロープキャッチ14の対向側には、固定シュー17が設けられる。これにより、調速機ロープ4は、綱車2の一側部下方で、ロープキャッチ14と固定シュー17に囲まれる。
本実施の形態においては、ストッパ18が設けられる。ストッパ18の本体は、主軸3に回転可能に設けられる。ストッパ18の本体には、一対の係止用切り欠き部19が設けられる。両係止用切り欠き部19の綱車2中心側端部は、連結切り欠き部20によって連結される。連結切り欠き部20は、主軸3を中心とした円弧状に形成される。連結切り欠き部20に沿って移動自在に、レバー21の一端22が挿通される。レバー21の他端23は、綱車2に軸支される。
レバー21よりも主軸3側には、ピン24がストッパ18側に突出して綱車2に設けられる。レバー21にも、ピン25が綱車2側に突出して設けられる。ピン24、25の間に、引きばね26が設けられる。引きばね26は、レバー21を、綱車2中心側に常時付勢する。
次に、図3〜図5を用いて、調速機1の動作を説明する。
図3〜図5はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機の要部を示す正面図である。
まず、ストッパ18がない場合の調速機1の動作を説明する。
綱車2がカゴの昇降と同期して回転すると、綱車2の回転速度に応じた遠心力をフライウエイト5が受ける。カゴが定格速度以内で昇降している間は、フライウエイト5に加わる遠心力よりも、平衡ばね9による力の方が大きい。このため、フライウエイト5と綱車2との相対位置は、初期設定状態から変化しない。
カゴの昇降速度が定格速度を超えると、フライウエイト5に加わる遠心力が平衡ばね9の力に打ち勝つ。このため、フライウエイト5が綱車2の径方向外側に移動を開始する。
カゴの昇降速度が第一の過速検出速度に達すると、フライウエイト5先端のドグ11が作動カム12に当接する。この当接により、過速スイッチ13が動作する。即ち、作動カム12及び過速スイッチ13は、カゴの上昇・下降に関らず、フライウエイト5が所定量だけ外側に移動したときに、綱車2の過速検出を行う検出器として機能する。この過速スイッチ13の動作により、エレベータの巻上機及びブレーキへの動力が遮断される。この遮断により、通常は、カゴが停止する。
カゴが停止しないで、カゴの下降速度が第一の過速検出速度を超えて第二の過速検出速度に達すると、フライウエイト5が、さらに、綱車2の径方向外側に移動する。この移動により、ドグ11がフック15上端に作動カム12側から当接する。この当接により、フック15がピン16を中心に回転する。この回転により、フック15の下端がロープキャッチ14から外れる。
そして、ロープキャッチ14が、重力により落下し、固定シュー17との間で、調速機ロープ4を挟む。これにより、調速機ロープ4が制動される。この調速機ロープ4の制動に連動し、カゴに設けられた非常止め装置が動作する。この非常止め装置の動作により、カゴが停止する。
次に、ストッパ18がある場合の調速機1の動作を説明する。本実施の形態においては、綱車2の回転速度が予め決められた閾値を超えると、レバー21が綱車2の径方向外側へ移動するように、レバー21の質量と引きばね26のばね乗数とが決められる。カゴが上昇方向に加速すると、ストッパ18は、レバー21の一端22に綱車2の回転方向に押される。これにより、ストッパ18は、綱車2と一体となって回転する。
そして、図3に示すように、カゴの上昇速度が閾値を超えると、レバー21の一端22は、遠心力により、綱車2の径方向外側に移動し、係止用切り欠き部19の一方に収まる。これにより、ストッパ18は、綱車2に対し、相対的に回転することができない状態で保持される。即ち、ストッパ18は、綱車2と一体となって回転する。
このとき、カゴの上昇方向が定格速度を超えて、フライウエイト5が綱車2の径方向外側に移動しようとする。しかし、ストッパ18の突出端が、フライウエイト5に対し、綱車2の径方向外側に配置されている。このため、フライウエイト5は、所定量以上に外側へ移動すると、ストッパ18の突出端と干渉する。
従って、フライウエイト5は、綱車2の径方向外側にはほとんど移動することができない。即ち、カゴの上昇速度が第一の過速検出速度に達しても、フライウエイト5先端のドグ11が作動カム12に当接することはない。このため、過速スイッチ13が動作することもない。
一方、カゴの上昇速度が減速し、閾値程度まで低下すると、レバー21の一端22は、綱車2の径方向内側、即ち、連結切り欠き部20に移動する。このため、ストッパ18は、綱車2に対し、連結切り欠き部20の長さ分だけ相対的に回転可能となる。
このとき、綱車2が減速していても、慣性の法則により、ストッパ18は、ほぼ等速で回転を続けようとする。このため、図4に示すように、ストッパ18は、綱車2に対し、相対的に回転する。続いて、カゴが下降方向に加速すると、ストッパ18は、レバー21の一端22に押される。これにより、ストッパ18は、綱車2と一体となって回転する。
そして、カゴの下降速度が閾値を超えると、図5に示すように、レバー21の一端22は、遠心力により、綱車2の径方向外側に移動し、係止用切り欠き部19の他方に収まる。これにより、ストッパ18の突出端は、フライウエイト5の外側から外れる位置に保持される。即ち、フライウエイト5の移動を制限するものはない。このため、カゴの下降速度が第一及び第二過速検出速度に達した際は、それぞれの速度に応じた過速検出動作が行われる。
次に、図6を用いて、ストッパ18の誤動作検出方法を説明する。
図6はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用調速機に利用される誤動作検出装置の構成図である。
図6に示すように、調速機1の主軸3近傍には、エンコーダ27が設けられる。エンコーダ27は、綱車2が所定の回転位置となったときに、綱車2の回転方向に応じたパルス信号を出力する回転位置検出手段として機能する。パルス信号は、誤動作検出装置28に入力される。
誤動作検出装置28は、近接センサ部29とストッパ位置検出部30とを備える。近接センサ部29は、綱車2の直上に配置される。近接センサ部29は、過電流方式、光学式、静電容量式の距離センサ等からなる。近接センサ部29は、下方の所定範囲内を検出領域とする。近接センサ部29は、検出領域内に物体が存在した場合に検出信号を出力する物体検出手段として機能する。
ストッパ位置検出部30には、調速機1が上昇方向に回転しているときのストッパ18の角度位置情報が予め記憶される。ストッパ位置検出部30には、調速機1が下降方向に回転しているときのストッパ18の角度位置情報が予め記憶される。ストッパ位置検出部30は、近接センサ部29によるストッパ18の検出時における綱車2の回転位置に基づいて、ストッパ18が所定の位置にあるか否かを判定する判定手段として機能する。
以上で説明した実施の形態1によれば、両回転方向のうち所定の方向に綱車2が回転しているとき、ストッパ18は、フライウエイト5が所定量以上に綱車2の径方向外側へ移動することを防止する。このため、簡単な構成で、振動・騒音の発生や部品の磨耗による信頼性の低下を防止しつつ、回転方向依存性の付加された過速検出機構を実現することができる。
また、綱車2が所定の方向に回転しているとき、ストッパ18の本体は、レバー21により、フライウエイト5に対し、綱車2の径方向外側に保持される。一方、綱車2が所定の方向と反対方向に回転しているとき、ストッパ18の本体は、レバー21により、フライウエイト5に対し、綱車2の径方向外側に保持される。このため、より安定して、回転方向依存性の付加された過速検出機構を実現することができる。
なお、レバー21の一端22が綱車2の径方向外側に移動するように設定された綱車2の回転速度の閾値は、カゴの上昇・下降速度のいずれか低い方の定格速度の半分程度に設定しておくことが好ましい。この場合、意図しない過速検出を効果的に防ぐことができる。また、カゴが上昇方向に走行している場合にのみ、過速検出を行うためには、カゴ上昇方向に綱車2が回転しているときに、フライウエイト5の移動を防止しないように、ストッパ18を構成すればよい。
さらに、本実施の形態においては、誤動作検出装置28がストッパ18の位置を判定する。このため、ストッパ18の誤動作を検出することができる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ用調速機に利用される誤動作検出装置の構成図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2の綱車2の円盤には、基準板31a、31bが設けられる。基準板31a、31bは、綱車2中心を基準として、180度ずれた位置に配置される。綱車2が上昇方向に回転している場合、正しく動作したストッパ18aは、綱車2中心を基準として、基準板31aと30度ずれた位置(基準板31bと150度ずれた位置)に配置される。また、正しく動作したストッパ18bは、綱車2中心を基準として、基準板31bと30度ずれた位置(基準板31aと150度ずれた位置)に配置される。これに対し、綱車2が下降方向に回転している場合、正しく動作したストッパ18aは、綱車2中心を基準として、基準板31aと60度ずれた位置(基準板31bと120度ずれた位置)に配置される。また、正しく動作したストッパ18bは、綱車2中心を基準として、基準板31bと60度ずれた位置(基準板31aと120度ずれた位置)に配置される。
実施の形態2の誤動作検出装置32は、近接センサ部33、ストッパ位置検出部34、ストッパ位置判定部35を備える。近接センサ部33は、ストッパ18a、18bや基準板31a、31bが接近した場合に、ストッパ18a、18bや基準板31a、31bを検出する。ストッパ位置検出部34は、基準板31a、31bとストッパ18a、18bとの検出タイミングの差に基づいて、綱車2に対するストッパ18a、18bの位置を検出する。ストッパ位置判定部35は、エンコーダ27のパルス出力に基づいて、綱車2の回転方向を判定する。ストッパ位置判定部35は、綱車2の回転方向に対してストッパ18a、18bが正しい位置に存在するか否かを判定する。
次に、図8を用いて、ストッパ位置検出部34でのストッパ18の位置検出方法を説明する。
図8はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ用調速機に利用されるエンコーダ27の信号出力の例を説明するための図である。図8の横軸は時間である。図8の縦軸は近接センサ部33の出力である。
図8には綱車2が下降方向に回転している場合が示される。ストッパ18aの検出位置から綱車2が60度回転すると、基準板31aが検出される。このときの時間間隔をt0とする。さらに、綱車2が120度回転すると、ストッパ18bが検出される。このときの時間間隔をt1とする。さらに、綱車2が時間t0をかけて60度回転すると、基準板31bが検出される。さらに、綱車2が時間t1をかけて120度回転すると、再びストッパ18aが検出される。これらの時間間隔の比は、綱車2の回転角度の比で表される。すなわち、t0:t1=60:120=1:2となる。この場合、下降方向に回転している綱車2に対してストッパ18a、18bが正しい位置に存在すると判定される。
これに対し、綱車2が上昇方向に回転する場合、基準板31aの検出位置から綱車2が30度回転すると、ストッパ18aが検出される。このときの時間間隔をT0とする。さらに、綱車2が150度回転すると、基準板31bが検出される。このときの時間間隔をT1とする。さらに、綱車2が時間T0をかけて30度回転すると、ストッパ18bが検出される。さらに、綱車2が時間T1をかけて150度回転すると、再び基準板31aが検出される。これらの時間間隔の比は、綱車2の回転角度の比で表される。すなわち、T0:T1=30:150=1:5となる。この場合、上昇方向に回転している綱車2に対してストッパ18a、18bが正しい位置に存在すると判定される。
以上で説明した実施の形態2によれば、ストッパ18a、18bの検出時における綱車2の回転位置と回転方向に基づいて、ストッパ18a、18bが正しい位置に存在するか否かが判定される。このため、ストッパ18a、18bの誤動作を確実に検出することができる。
具体的には、基準板31a、31bとストッパ18a、18bの検出タイミングとの差に基づいて、綱車2に対するストッパ18a、18bの位置が判定される。このため、簡単な構成で、ストッパ18a、18bの誤動作を確実に検出することができる。
ストッパ18a、18bと基準板31a、31bとの位置関係を実施の形態2の関係に限定する必要はない。すなわち、ストッパ18a、18bと基準板31a、31bとの位置関係は、綱車2の回転方向に依存して変化するようになっていればよい。この場合も、ストッパ18a、18bの誤動作を確実に検出することができる。
なお、綱車2の1回転中における近接センサ部33での物体検出回数は、ストッパ18a、18bと基準板31a、31bとの設置数で一意に定まる。これを利用して、綱車2の1回転中における近接センサ部33での物体検出回数がストッパ18a、18bと基準板31a、31bとの総数と異なる場合に、誤動作信号を出力する信号出力手段を設けてもよい。誤動作信号により、近接センサ部33の誤動作や調速機1の異常動作が発生したと判断できる。
また、綱車2の回転速度がフライウエイト5を所定量だけ径方向外側に移動させる速度よりも遅い場合に、ストッパ18a、18bの位置の判定を禁止する禁止手段を設けてもよい。この場合、不要な検出動作を抑制することができる。
また、綱車2の回転速度がフライウエイト5を所定量だけ径方向外側に移動させる速度よりも速く、かつ、ストッパ18a、18bが正しい位置に存在しない場合に、誤動作信号を出力する信号出力手段を設けてもよい。誤動作信号により、ストッパ18a、18bの誤動作や誤動作検出装置32の誤検出が発生したと判断できる。
誤動作信号には、エレベータを駆動する巻上機に設けられたブレーキを動作させるための情報を含んでもよい。誤動作信号に基づいて、エレベータの制御装置がブレーキを動作させれば、エレベータを停止することができる。これにより、エレベータの安全性を向上
することができる。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ用調速機の要部を示す正面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1においては、ストッパ18の係止用切り欠き部19、連結切り欠き部20、レバー21、ピン24、25、引きばね26がそれぞれひとつ設けられていた。一方、実施の形態3においては、ストッパ18の係止用切り欠き部19、連結切り欠き部20、レバー21、ピン24、25、引きばね26が、主軸3に対し対称的に複数設けられる。
以上で説明した実施の形態3によれば、レバー21にかかる負荷が低減する。このため、調速機1の信頼性を向上することができる。
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4におけるエレベータ用調速機の正面図である。図11は図10のB−B線における断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態4の調速機1は、実施の形態1の調速機1と、フライウエイトの構成、ストッパ18の形状等が異なるものである。以下、実施の形態4の調速機1を説明する。
図10及び図11において、36は一対の直線運動用軸受である。直線運動用軸受36は、固定部37を介して、綱車2の側面に取り付けられる。直線運動用軸受36には、フライウエイト38が挿通する。直線運動用軸受36は、すべり摩擦を利用したすべり軸受でもよいし、球やコロの転がり摩擦を利用した転がり軸受のいずれでもよい。
フライウエイト38には、ばね力調整用ナット39が設けられる。ばね力調整用ナット39と固定部37との間には、平衡ばね40が設けられる。平衡ばね40は、フライウエイト38を綱車2中心側に常時付勢する。
次に、ストッパ18がない場合の調速機1の動作を説明する。
綱車2がカゴの昇降と同期して回転すると、綱車2の回転速度に応じた遠心力をフライウエイト38が受ける。カゴが定格速度以内で昇降している間は、フライウエイト38に加わる遠心力よりも、平衡ばね40による力の方が大きい。このため、フライウエイト38と綱車2との相対位置は、初期設定状態から変化しない。
カゴの昇降速度が定格速度を超えると、フライウエイト38に加わる遠心力が平衡ばね40による遠心力の力に打ち勝つ。このため、フライウエイト38が綱車2の径方向外側に移動を開始する。
カゴの昇降速度が第一の過速検出速度に達すると、フライウエイト38先端が作動カム12に当接する。この当接により、過速スイッチ13が動作する。即ち、作動カム12及び過速スイッチ13は、カゴの上昇・下降に関らず、フライウエイト38が所定量だけ外側に移動したときに、綱車2の過速検出を行う検出器として機能する。この過速スイッチ13の動作により、エレベータの巻上機及びブレーキへの動力が遮断される。この遮断により、通常は、カゴが停止する。
また、カゴが停止しないで、カゴの下降速度が第一の過速検出速度を超えて第二の過速検出速度に達すると、フライウエイト38が、さらに、綱車2の径方向外側に移動する。この移動により、フライウエイト38の先端がフック15上端に作動カム12側から当接する。この当接により、フック15がピン16を中心に回転する。フック15の下端がロープキャッチ14から外れる。この回転により、ロープキャッチ14が重力により落下する。
そして、ロープキャッチ14が、重力により落下し、固定シュー17との間で、調速機ロープ4を挟む。これにより、調速機ロープ4が制動される。この調速機ロープ4の制動に連動し、カゴに設けられた非常止め装置が動作する。これにより、カゴが停止する。
なお、ストッパ18がある場合の動作は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上で説明した実施の形態4によれば、ディスク型のフライウエイト5でなくても、実施の形態1と同様の効果を有する回転依存性の付加された過速検出機構を実現することができる。
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5におけるエレベータ用調速機の図11相当図である。なお、実施の形態4と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態4においては、過速検出機構が一つ設けられていた。一方、実施の形態5においては、過速検出機構が二つ設けられている。過速検出機構は、互いに独立して動作する。以下、図9を用いて、実施の形態5の調速機1を説明する。
図12において、41は回転体である。回転体41は、綱車2の一側面に固定される。即ち、回転体41は、綱車2とともに回転する機能を備える。綱車2の他側面には、過速検出機構の一方が設けられる。過速検出機構の一方は、実施の形態3と同様のストッパ18が設けられる。回転体41の一側面には、過速検出機構の他方が設けられる。過速検出機構の他方は、ストッパ18が設けられていない。
過速検出機構の一方は、カゴ下降方向の定格速度に合わせて設定される。過速検出機構の一方は、カゴ上昇時に、カゴ下降方向の定格速度よりも速くなる前に、ストッパ18に動作を制限される。これに対し、過速検出機構の他方は、カゴ上昇方向の定格速度に合わせて設定される。この調速機1は、カゴの上昇速度が下降速度よりも速いエレベータに設けられる。
以上で説明した実施の形態5によれば、カゴの上昇速度が下降速度よりも速いエレベータにおいて、上昇速度、下降速度のそれぞれに合わせた過速検出を行うことができる。
なお、カゴの上昇速度が下降速度よりも遅いエレベータにおいては、ストッパ18により、動作が制限される過速検出機構の検出速度をカゴ上昇方向の定格速度に合わせて設定し、ストッパ18により動作の制限されない調速機1をカゴ下降方向の定格速度に合わせて設定すればよい。
また、上記実施形態1乃至5においては、カゴ側調速機1にストッパ18を設ける構成を説明した。しかし、オモリ側調速機1にストッパ18を設けても、実施の形態1乃至5と同様の効果を得ることができる。
以上のように、この発明に係るエレベータ用調速機によれば、簡単な構成で、振動・騒音の発生や部品の磨耗による信頼性の低下を防止しつつ、回転方向依存性の付加された過速検出機構を実現するエレベータに利用できる。
1 調速機、 2 綱車、 3 主軸、 4 調速機ロープ、 5 フライウエイト、
6 ピン、 7 リンク、 8 リンク、 9 平衡ばね、
10 ばね力調整用ナット、 11 ドグ、 12 作動カム、 13 過速スイッチ、
14 ロープキャッチ、 15 フック、 16 ピン、 17 固定シュー、
18、18a、18b ストッパ、 19 係止用切り欠き部、
20 連結切り欠き部、 21 レバー、 22 一端、 23 他端、 24 ピン、
25 ピン、 26 引きばね、 27 エンコーダ、 28 誤動作検出装置、
29 近接センサ部、 30 ストッパ位置検出部、 31、31a、31b 基準板、
32 誤動作検出装置、 33 近接センサ部、 34 ストッパ位置検出部、
35 ストッパ位置判定部、 36 直線運動用軸受、 37 固定部、
38 フライウエイト、 39 ばね力調整用ナット、 40 平衡ばね、
41 回転体

Claims (7)

  1. エレベータの昇降体と連動するロープが巻き掛けられ、前記昇降体の上昇速度に応じて一方向への回転速度を変化させるとともに、前記昇降体の下降速度に応じて他方向への回転速度を変化させる綱車と、
    前記綱車の側面に設けられ、前記綱車の回転速度の増減に伴って、前記綱車の径方向外側への移動量を増減させるフライウエイトと、
    前記フライウエイトが所定量だけ前記径方向外側に移動したときに、前記綱車の過速検出を行う検出器と、
    前記綱車に設けられ、前記綱車が両回転方向のうち所定の方向に回転する場合に、前記フライウエイトの前記径方向外側に配置されるように前記綱車に対して回転移動し、前記フライウエイトが前記所定量以上に前記径方向外側へ移動することを防止するストッパと、
    前記綱車の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記綱車に近接して設けられ、前記ストッパが接近した場合に、前記ストッパを検出する物体検出手段と、
    前記物体検出手段による前記ストッパの検出時における前記綱車の回転位置に基づいて、前記綱車に対する前記ストッパの位置を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ用調速機。
  2. 前記回転位置検出手段は、前記綱車の回転方向に応じたパルスを出力し、
    前記判定手段は、前記パルスに基づいて前記綱車の回転方向を判定し、前記物体検出手段による前記ストッパの検出時における前記綱車の回転位置と回転方向に基づいて、前記ストッパが正しい位置に存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載のエレベータ用調速機。
  3. 前記綱車に設けられた基準板、
    を備え、
    前記物体検出手段は、前記基準板が接近した場合に、前記基準板を検出し、
    前記判定手段は、前記基準板と前記ストッパとの検出タイミングの差に基づいて前記綱車に対する前記ストッパの位置を判定し、前記ストッパが正しい位置に存在するか否かを判定することを特徴とする請求項2記載のエレベータ用調速機。
  4. 前記綱車の回転位置の変化に基づいて前記綱車の1回転を判定し、前記綱車の1回転中における前記物体検出手段による物体検出回数が前記ストッパと前記基準板との総数と異なる場合に、誤動作信号を出力する信号出力手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のエレベータ用調速機。
  5. 前記綱車の回転位置の変化に基づいて前記綱車の回転速度を判定し、前記綱車の回転速度が前記フライウエイトを前記所定量だけ前記径方向外側に移動させる速度よりも遅い場合は、前記判定手段による前記ストッパの位置の判定を禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータ用調速機。
  6. 前記ストッパが正しい位置に存在しないときは、誤動作信号を出力する信号出力手段を備えたことを特徴とする請求項5記載のエレベータ用調速機。
  7. 前記信号出力手段は、前記誤動作信号として、前記エレベータを駆動する巻上機に設けられたブレーキを動作させるための情報を含んだ信号を出力することを特徴とする請求項4又は請求項6に記載のエレベータ用調速機。
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