JPWO2012008535A1 - シャワーヘッド及びシャワーヘッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

従来よりも重量が軽い金属製のシャワーヘッドを低コストで提供することを目的とする。金属板を塑性変形させて、少なくとも基端部側の端部を開放させた筒状に形成されて、金属板の表面に装飾めっきを施していない外筒31と、基端部側の開放端から外筒31内に挿入されて、シャワーホース1から供給された湯水を外筒31内に供給する通水路部材32と、を備えたシャワーヘッド3であって、外筒31の基端部側に、外筒31を手に持つための把持部311を設けると共に、外筒31の先端部側に、通水路部材32から供給された湯水を散水するための複数の散水孔33bが形成された散水部33を設けている。

Description

本発明は、浴室やシャワールームにて、手に持って使用することが可能なシャワーヘッド及びその製造方法に関する。
シャワーヘッドの構成要素を金属で形成するシャワー装置が提案されている(特許文献1)。構成要素を金属としたシャワーヘッドは、鋳造により製造されたマウスピースや支持体といった構成要素を組み立て作製され、必要に応じて、表面にニッケルクロームめっきなどの装飾めっきが施される。このように、金属の鋳造によって製造されたシャワーヘッドは、構成要素が鋳物であるので肉厚になってしまう。そのため、原材料が多く必要であり、材料費も多大となってしまう。また、シャワーヘッドが重いため、輸送時のCO2排出量が大であり環境負荷が大きかった。
特表平9−502650号公報
そこで、本発明は、従来よりも重量が軽い金属製のシャワーヘッドを低コストで提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、金属板を塑性変形させて、少なくとも基端部側の端部を開放させた筒状に形成されて、前記金属板の表面に装飾めっきを施していない外筒と、前記基端部側の開放端から前記外筒内に挿入されて、ホースから供給された湯水を前記外筒内に供給する通水路部材と、を備え、前記外筒の基端部側に、前記外筒を手に持つための把持部を設けると共に、前記外筒の先端部側に、前記通水路部材から供給された湯水を散水するための複数の散水孔が形成された散水部を設けたことを特徴とするシャワーヘッドである。
これによれば、外筒が金属板の塑性変形により形成されているので、装飾めっきを施さずに金属製のシャワーヘッドを作製することができるので、従来よりも肉厚を薄くして重量を軽くしたシャワーヘッドを提供することが可能となる。また、めっきはがれの恐れもなくすことができる。
また、請求項2の発明は、前記外筒の先端部が前記金属板又は他の金属部材の溶接またはロー付けによって封止されると共に、前記外筒の先端部側の側面に前記散水孔を形成して前記外筒と散水部とを一体化したことを特徴とする請求項1記載のシャワーヘッドである。
これによれば、シャワーヘッドのほぼ全体が、装飾めっきを施していない金属を露出させた面で構成され、金属部材による一体感のある外観を呈するので、従来にない、美観に優れたシャワーヘッドを提供することができる。
また、請求項3の発明は、前記散水部が設けられた先端部は、前記把持部よりも扁平且つ幅広の薄体状に形成されることを特徴とする請求項2記載のシャワーヘッドである。
これによれば、シャワーヘッドの先端部を把持部よりも扁平且つ幅広の薄体状に形成したので、従来のシャワーヘッドにはない斬新なデザインのシャワーヘッドを提供することができる。
また、請求項4の発明は、前記散水部が設けられた先端部は、前記導水路部材から供給された湯水が、前記外筒の内面を直接流れて、前記散水孔に供給されるように構成されたことを特徴とする請求項3記載のシャワーヘッドである。
これによれば、通水路部材から供給された湯水を散水孔に導入するための管路を別に備える必要がない。そのため、シャワーヘッドの先端部を10mm前後の薄さに形成することが可能となり、さらに、斬新なデザインのシャワーヘッドを提供することができる。
また、シャワーヘッドの把持部にのみ通水路部材が内蔵されているので、シャワーヘッドの重心を把持部側に位置させることも可能である。この場合には、シャワーヘッドを手に持ったときの安定性を高めることができる。
また、請求項5の発明は、前記散水部は、前記通水路から供給された湯水を、前記複数の散水孔から所定の角度に向けて散水させるための散水方向規定手段を備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のシャワーヘッドである。
これによれば、散水方向規定手段により、複数の散水孔から散水される方向を所定の角度に向けているので、散水孔が薄肉の金属板に貫通孔をあけたものであっても、シャワーとして適切な散水を得ることができ、快適なシャワー浴が可能となる。
また、請求項6の発明は、前記散水方向規定手段は、散水ノズル孔が形成された複数の散水ニップルを備えた、弾性体製の散水プレートから構成され、前記各散水ニップルは、前記外筒に形成された前記各散水孔から突出されている請求項5記載のシャワーヘッドである。
これによれば、散水プレートの各散水ニップルは弾性体で形成されているので、散水ノズル孔にスケールが付着し、散水ノズル孔に詰まり等が生じた場合には、各散水ニップルを摘んで弾性変形させることにより、スケールを剥離させることができる。このような散水プレートを散水方向規定手段として備えているため、外筒の散水部を薄型に、コンパクトに形成することができる。
また、請求項7の発明は、さらに、前記散水プレートを前記外筒の内壁面に押し付けるばね部材を有し、前記散水プレートが前記外筒の内壁面に押し付けられることにより、前記各散水ニップルは前記各散水孔から突出される請求項6記載のシャワーヘッドである。
これによれば、散水プレートがばね部材により外筒の内壁面に押し付けられているので、散水ニップルを外筒から確実に突出させることができる。また、散水プレートが外筒に押し付けられ、散水ニップルが散水面法線方向に整列する。これにより、散水される方向が所定の角度に向くので、シャワーとして適切な散水を得ることができ、快適なシャワー浴が可能となる。
また、請求項8の発明は、前記散水プレートは前記通水路部材に取り付けられ、前記通水路部材が前記ばね部材により前記通水路部材の外側から付勢されることにより、前記散水プレートが前記外筒の内壁面に押し付けられる請求項7記載のシャワーヘッドである。
これによれば、ばね部材は、外側から通水路部材を付勢するので、ばね部材が湯水により腐食されるのを防止することができる。また、ばね部材は通水路部材内に働く水圧変動による通水路部材の振動を抑制する効果も奏する。
また、請求項9の発明は、前記外筒は、その先端の先端開口部から前記散水プレートを挿入し、配置した後、前記先端開口部を金属製の部材で閉鎖することにより構成されている請求項6記載のシャワーヘッドである。
これによれば、シャワーヘッドの外観が金属で統一されるので、デザイン性に優れたシャワーヘッドを構成することができる。
また、請求項10の発明は、前記先端開口部は、前記金属製の部材をレーザー溶接することにより閉鎖される請求項9記載のシャワーヘッドである。
これによれば、外筒の先端開口部は、金属製の部材をレーザー溶接することにより閉鎖されるので、金属製の部材との継ぎ目が目立つことがなく、シャワーヘッドの美観を向上させることができる。また、継ぎ目部分に汚れが付着するのを防止することができる。
また、請求項11の発明は、前記散水孔を形成した樹脂製の散水部材を備え、前記外筒の先端部側に形成された開口部に前記散水部材を装着して前記散水部としたことを特徴とする請求項1記載のシャワーヘッドである。
これによれば、規定の散水方向を得るための散水部を樹脂成形品としたので、シャワーとして適切な散水を得ることができ、快適なシャワー浴が可能となる。また、散水部材に、シャワーの付加機能を設けることも可能となる。
また、請求項12の発明は、前記金属板と前記通水路部材との間に断熱手段を設け、前記断熱手段が設けられた範囲内に前記把持部を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のシャワーヘッドである。
これによれば、把持部では、通水路と金属板との間に断熱手段が設けられているので、外筒が薄い金属板で形成されていても、シャワーヘッドを手に持ったときに熱を感じにくくすることができる。
また、請求項13の発明は、前記通水路部材を前記金属板よりも熱伝導率の小さな樹脂で形成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のシャワーヘッドである。
これによれば、通水路部材内を流れる湯水の熱の伝達を通水路部材が抑制するので外筒が薄い金属板で形成されていても、シャワーヘッドを手に持ったときに熱を感じにくくすることができる。
また、請求項14の発明は、前記通水路部材は樹脂で成形された樹脂成型部品であり、前記外筒の内壁面には、前記外筒の内部に配置された前記通水路部材が前記外筒の端部から突出しないように、前記通水路部材を前記外筒に固定するための固定手段が設けられている請求項1〜13のいずれか1項に記載のシャワーヘッドである。
これによれば、湯水を供給する通水路部材等の樹脂成形部材は、外筒の端部から突出しないように外筒に挿入された状態で、固定手段によって動かぬように固定されるので、シャワーヘッドの側面には端部に樹脂のラインが表れることがなく、従来よりも意匠性の高いシャワーヘッドを提供することができる。
さらに、上記課題を解決するために、請求項15の発明は、シャワーヘッドを製造する方法であって、金属製の管を塑性変形させることにより、前記金属製の管を所定の形状に形成する外郭形状形成工程と、所定の形状に形成された前記金属製の管に複数の散水孔を形成する散水孔形成工程と、前記散水孔が形成された前記金属製の管の内部に、前記金属製の管の開口部を通して通水路部材を配置する配置工程と、金属製の部材を前記開口部にレーザー溶接することにより、前記開口部を閉鎖する溶接工程と、を有することを特徴とするシャワーヘッドの製造方法である。
これによれば、金属製の管の開口部に金属製の部材をレーザー溶接することによりシャワーヘッドの外観が構成されるので、外観が金属で統一され、継ぎ目の目立たない美観に優れたシャワーヘッドを製造することができる。また、所定の形状に形成された金属製の管の内部に通水路部材を配置した後、通水路部材を挿入した金属製の管の開口部が閉鎖されるので、製造されるシャワーヘッドのデザインの自由度を高めることができる。
また、請求項16の発明は、前記外郭形状形成工程が、前記金属製の管を、バルジ加工用の金型内に配置する工程と、前記金型内に配置された前記金属製の管の内部に充填物を充填する工程と、前記充填物に圧力を加えることにより前記金属製の管を拡張させ、前記金属製の管を前記金型の形状に塑性変形させるバルジ加工を行う工程と、を有する請求項15記載のシャワーヘッドの製造方法である。
これによれば、金属製の管がバルジ加工により形成されるので、曲面の多いシャワーヘッド全体を、金属で容易に形成することができる。
本発明によれば、従来よりも肉厚を薄くして重量を軽くした金属製のシャワーヘッドを低コストで提供することが可能である。また、従来にない、斬新なデザインのシャワーヘッドを提供することが可能である。
本発明の第一の実施形態にかかるシャワーヘッドを示す斜視図である。 図1に示すシャワーヘッドのX−X断面図である。 本発明の第一の実施形態にかかるシャワーヘッドの変形例におけるX−X断面図である。 本発明の第二の実施形態にかかるシャワーヘッドを示す斜視図である。 図4に示すシャワーヘッドのY−Y断面図である。 図4に示すシャワーヘッドの散水部を示す部分拡大断面図である。 第二の実施形態にかかるシャワーヘッドの変形例における散水部の構造を説明する部分拡大断面図である。 第二の実施形態にかかるシャワーヘッドの他の変形例における散水部の構造を説明する部分拡大断面図である。 本発明の第三の実施形態にかかるシャワーヘッドの断面模式図である。 シャワーヘッドの先端部を示す斜視図であり、(a)は従来のプラめっきによるシャワーヘッドの先端部を示した図、(b)は図9に示すシャワーヘッドの先端部を示した図である。 第三の実施形態にかかるシャワーヘッドの変形例を示す断面模式図である。 第四の実施形態にかかるシャワーヘッドの断面模式図である。 第五の実施形態にかかるシャワーヘッドの全断面図である。 シャワーヘッドの外筒の斜視図である。 シャワーヘッドの接続管の斜視図である。 シャワーヘッドに内蔵された通水管の斜視図である。 シャワーヘッドに内蔵された散水室形成部材の斜視図である。 シャワーヘッドに内蔵された押さえ蓋の斜視図である。 シャワーヘッドに内蔵された散水プレートの斜視図である。 シャワーヘッドに内蔵されたばね部材の斜視図である。 第五の実施形態にかかるシャワーヘッドの製造手順を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明のシャワーヘッドの実施形態を説明する。なお、異なる実施形態において同じ構成要素がある場合は、同じ符号を付してその説明を省いている。
図1は本発明の第一の実施形態にかかるシャワーヘッドを示す斜視図である。
シャワー装置は、湯水混合水栓(図示せず)のシャワー側吐出口に連結されたシャワーホース1にソケット2を介してシャワーヘッド3が連結された構成であり、シャワーヘッド3を手で持って使用することができるものである。
シャワー装置は、シャワーヘッド3の外郭を構成する外筒31と、外筒31の基端部に装着されて、シャワーホース1から供給される湯水を外筒31内に導入する通水路部材32と、外筒31の先端部に装着されて、湯水をシャワー状に散水する複数の散水孔33bを有する散水部としての散水部材33とで構成されている。
外筒31は、例えばSUS304等の金属から形成された部材である。本実施形態では、金属の板材をロールフォーミング加工して得られた管材(電縫管)を、さらにバルジ成形などで塑性変形させて、先端部を拡管して外筒31を形成している。この外筒31は、基端部側を手で持ちやすい径として把持部311とし、先端部側を把持部311よりも扁平で且つ幅広の薄体状(10〜15mm程度)にしている。なお、管材は、ロールフォーミング加工によらず、押し出し加工や引き抜き加工により得られる継目無管を用いることも可能である。
これにより、外筒31は、0.5mm〜1mm程度の薄肉に形成することができ、従来のシャワーヘッドよりも軽量化されたものとなる。そのため、材料費や製造費、輸送費を削減することができ、従来よりも低コストで金属製のシャワーヘッドを提供することができる。また、シャワーヘッドの軽量化により、輸送時のCO2排出量を削減することができる。
また、この外筒31は、SUS304等の光沢のある金属で形成することによって、真鍮のように表面にクロムめっき等の装飾めっきを施さなくても、良質な、金属製のシャワーヘッドを作製することができる。そのため、ニッケルクロムめっきを施してメタル調の外観にした従来のシャワーヘッドのようにめっきが剥がれる恐れが無い。
通水路部材32は、樹脂で成形されており、その一端にシャワーホース1が接続されて湯水の供給を受ける入水口32aが形成され、他端には供給された湯水を出水する出水口32bが形成されている。また、通水路部材32は、出水口32bが形成された他端から外筒31の内部に挿入させた上で、外筒31に固定されている。
散水部材(散水部)33は、樹脂の射出成型品であり、外筒31の先端部の薄体状になった部分に形成された開口部31aに埋め込まれるように装着される。また、散水部材33は、通水路部材32の出水口32bに接続されると共に散水部材33の内部に湯水を導入する導入口33aが形成され、また外筒31の外部に露出された面に、導入された湯水を散水するための複数の散水孔33bが形成されている。この散水部材33は、外筒31の開口部31aに係合させて装着させた上で、外筒31又は通水路部材32に固定される。
また、外筒31の端面は、散水部材33で覆われることなく、外部に露出している。すなわち、薄肉の金属の端面が露出しており、従来の装飾めっきを施したシャワーヘッドのように、めっき剥がれ防止のために、メタル調のシャワーヘッドの端面を樹脂部材で覆い隠すような端部処理を行っていない。よって、側面の全体を金属とした、スッキリしたデザインのシャワーヘッド3を得ることができる。
図2にシャワー装置のX−X断面図を示す。
シャワーヘッドの内部には、前述したとおり、基端部側の開放端から外筒31内に挿入された通水路部材32が設けられている。この通水路部材32は、外筒31との間に所定寸法の隙間を設けて外筒31に内蔵されている。前述したように、外筒31は、0.5mm〜1mm程度の薄肉金属なので、熱を伝えやすい性質を有しているが、通水路部材32との間に隙間を設けることにより、その隙間が断熱性を持つ空気層341となるので、通水路部材32を流れる湯水の熱は外筒31に伝わりにくい。また、シャワーヘッド3を手に持つことで、外筒31が体温で加熱されるが、その熱も通水路部材32に伝わりにくい。これにより、シャワーヘッド3を手に持っても湯水の温度を感じにくくなると共に、人の体温で湯水の温度が変化しにくくなる。
図3は、本実施形態の変形例を示すX−X断面図である。
この変形例では、図2に示した断熱手段としての空気層341に代えて、外筒31と通水路部材32の間の隙間に、熱伝導率の低い断熱材342を挿入している。断熱材342としては、発泡ポリウレタンなどの熱伝導率が低く、自己接着性の高い材料が好適である。
また、他の変形例として、図示はしないが、樹脂製の通水路部材32の厚みを増加することでも通水路部材32自体に断熱性を付与することができる。
いずれの変形例の場合でも、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明のシャワーヘッドの第二の実施形態について説明する。
図4は第二の実施形態にかかるシャワーヘッドを示す斜視図である。
シャワー装置は、湯水混合水栓(図示せず)のシャワー側吐出口に連結されたシャワーホース1にソケット2を介してシャワーヘッド4が連結された構成であり、シャワーヘッド4を手で持って使用することができるものである。
シャワー装置は、シャワーヘッド4の外郭を成すと共に先端部側の側面に複数の散水孔41aを有する散水部41bが形成された外筒41と、シャワーホース1から供給される湯水を外筒41内に導入する通水路部材42とで構成されている。
外筒41は、第一の実施形態と同様に、例えばSUS304等の金属からなる部材である。金属の板材をロールフォーミング加工して得られた管材(電縫管)の先端部を、管材あるいは別の金属部材の溶接やロー付けにより封止して閉塞管材とし、さらにバルジ成形などで塑性変形させて、先端部を拡管して外筒を形成している。あるいは、金属の板材をロールフォーミング加工して得られた管材(電縫管)をバルジ成形などで塑性変形させて、先端部を拡管・変形させて、外筒を形成している。この外筒41は、基端部側を手で持ちやすい径として把持部411とし、先端部側を把持部411よりも扁平で且つ幅広の薄体状の散水部41bとしている。なお、管材は、ロールフォーミング加工によらず、押し出し加工や引き抜き加工により得られる継目無管を用いることも可能である。
これにより、外筒41は、0.5mm〜1mm程度の薄肉に形成することができ、従来のシャワーヘッドよりも軽量化される。そのため、材料費や製造費、輸送費を削減することができ、従来よりも低コストで金属製のシャワーヘッドを提供することができる。また、シャワーヘッドの軽量化により、輸送時のCO2排出量を削減することができる。
また、シャワーホース1に接続される部分を除いたシャワーヘッド4の全体が、SUS304等の光沢のある金属で形成された継ぎ目の無い外筒41で覆われることによって、真鍮のように表面にクロムめっき等の装飾めっきを施さなくても、良質な、金属製のシャワーヘッドを作製することができる。そのため、ニッケルクロムめっきを施してメタル調の外観にした従来のシャワーヘッドのようにめっきが剥がれる恐れが無い。また、基端部を除けば、シャワーヘッド4の表面には、上記の第一の実施形態に見られる外筒31の開口部31aに散水部材33が装着されることによって生ずる樹脂製部材と本体の金属部材との継ぎ目が表れないので、継ぎ目に汚れがこびりつくこともなく、清潔感にあふれるシャワーヘッドとなる。
通水路部材42は、第一の実施形態と同様に、樹脂で成形されており、その一端にシャワーホース1が接続されて湯水の供給を受ける入水口42aが形成され、その他端には供給された湯水を出水する出水口42bが形成されている。また、通水路部材42は、その他端部から外筒41の内部に挿入させた上で、外筒41に固定されている。
図5にシャワー装置のY−Y断面図を示す。
シャワーヘッドの内部には、前述したとおり、基端部側の開放端から外筒41内に挿入された通水路部材42が設けられている。そして、通水路部材42の先端はパッキン43を介して外筒41に圧入されている。このため、通水路部材42の出水口42bから出水された湯水は、外筒41と通水路部材42の間の隙間に入り込まない。
なお、外筒41と通水路部材42の間には、第一の実施形態と同様の断熱手段(空気層341)が形成されているから、シャワーヘッド4を手に持っても湯水の温度を感じにくくなると共に、人の体温で湯水の温度が変化しにくくなる。
また、本実施形態のシャワーヘッドでは、通水路部材42の出水口42bから出水された湯水は、外筒41の内周面を伝って散水孔41aに導入される。すなわち、外筒41が、湯水の通水路として機能している。
これにより、シャワーヘッド4の外筒41は、基端部側のみに樹脂成形品である通水路部材42が設けられるので、シャワーヘッド4の重心が、把持部411に位置するので、シャワーヘッド4を手持ちしたときの安定感が従来のシャワーヘッドよりも高まる。
次に、シャワーヘッドの散水部の具体例を、図を参照して説明する。
図6は散水部の構造を説明する部分拡大断面図である。
図6に示すように、通水路部材42から出水した湯水が、散水孔41aから散水される。本実施形態では、0.5mm〜1mm程度の薄肉の金属板で形成される外筒41の一部、すわなち散水部41bの部分だけ肉厚を厚くしておく。これにより、散水方向を安定させることが可能となる。
しかし、0.5mm〜1mm程度の薄肉の金属板に散水孔を開設する場合、外筒41の先端部の形状や、湯水の流量によっては、複数の散水孔41aから吐水された水をシャワー状(扇状)に散水するのは困難となる場合がある。
これに対し、図7、図8に示すように、散水方向を規定する部材を設けることができる。
図7は第二の実施形態にかかるシャワーヘッドの変形例における散水部の構造を説明する部分拡大断面図である。
この変形例では、散水部41bは、通水路部材51を外筒41の先端部にまで配置し、外筒41の散水孔ピッチに合わせて矩形形状の開口部52aを形成して、通水路部材51から水が流れ出す方向を規定する方向規制部52としている。この方向規制部52は、通水路部材51の基端部(シャワーホース側端部)から流れてきた水が、進行方向に向かおうとする力を低減するので、図6に示した散水部よりも、散水孔41aの中心軸方向に向けて散水させることが可能である。
図8は、第二の実施形態にかかるシャワーヘッドの他の変形例における散水部の構造を説明する部分拡大断面図である。
この他の変形例では、散水部41bは、外筒41の散水部41bの内部に散水板61を内蔵させている。この散水板61は、外筒41に形成された複数の散水孔ピッチに合わせて、外筒41の肉厚よりも大きな長さに形成された通水孔61aを、散水方向に向けて形成したものであり、外筒41の散水孔41aが形成された側の内面に水密状に取り付けられている。通水路部材42の出水口42bから出水された湯水は、外筒41の内部を通過して散水板61の通水孔61aを通過して散水孔41aから散水される。
これらの変形例のように、方向規制部52や散水板61をシャワーヘッドからの散水方向を規定する散水方向規定手段として設けることにより、外筒41の肉厚に関係なく、湯水を扇状に散水することでき、快適なシャワー浴が可能になる。
次に、本発明のシャワーヘッドの第三の実施形態について説明する。
図9は第三の実施形態にかかるシャワーヘッドの断面模式図、図10はシャワーヘッドの先端部を示す斜視図であり(a)は従来のプラめっきによるシャワーヘッドの先端部を示した図、(b)は図9に示すシャワーヘッドの先端部を示した図である。
本実施形態のシャワーヘッドは、シャワーヘッド7の外郭を構成する外筒71と、外筒71の基端部に装着されて、シャワーホース1から供給される湯水を外筒71内に導入する樹脂製の通水路部材72と、外筒71の先端部に装着されて、湯水をシャワー状に散水する複数の散水孔73bを有する散水部としての散水部材73とで構成されている。
外筒71は、例えばSUS304等の金属から形成された部材である。本実施形態では、金属の板材をロールフォーミング加工して得られた管材(電縫管)を、さらにバルジ成形などで塑性変形させて、先端部を拡管して外筒71を形成している。なお、管材は、ロールフォーミング加工によらず、押し出し加工や引き抜き加工により得られる継目無管を用いることも可能である。
これにより、外筒71は、0.5mm〜1mm程度の薄肉に形成することができ、従来のシャワーヘッドよりも軽量化されたものとなる。そのため、材料費や製造費、輸送費を削減することができ、従来よりも低コストで金属製のシャワーヘッドを提供することができる。また、シャワーヘッドの軽量化により、輸送時のCO2排出量を削減することができる。
また、この外筒71は、SUS304等の光沢のある金属で形成することによって、真鍮のように表面にクロムめっき等の装飾めっきを施さなくても、良質な、金属製のシャワーヘッドを作製することができる。そのため、ニッケルクロムめっきを施してメタル調の外観にした従来のシャワーヘッドのようにめっきが剥がれる恐れが無い。
この外筒71は、基端部側を手で持ちやすい径として把持部711とされている。また、外筒71の内周面には、基端部側の開口部71bから所定の距離離れた位置に外筒71と同じ材料で形成されて、通水路部材72を外筒71に固定するための固定用ベース75が溶接されている。
通水路部材72は、樹脂で成形されており、その一端にシャワーホース1が接続されて湯水の供給を受ける入水口72aが形成され、他端には供給された湯水を散水部材73のチャンバーに出水する出水口72bが形成されている。また、入水口72a側には、外筒71の内周面に向けて延びるフランジ72cが形成されている。このフランジ72cは、外筒71の開口部71bの内周と略同寸法に形成された形状であり、その厚みは、外筒71の基端部側の開口部71bから固定用ベース75までの寸法(前述した所定の距離)と同じ寸法とされている。
なお、通水路部材72の入水口72aには、ソケット2を介してシャワーホース1が接続される。
散水部材(散水部)73は、湯水を通水させる中空空間(チャンバー)を内部に有する樹脂の射出成型品であり、外筒71の先端部に装着される。また、散水部材73は、外筒71の外部に露出した面に、導入された湯水を散水するための複数の散水孔73bが形成されている。また、散水部材73の先端部の形状は、外筒71の開口部71aの内周と略同寸法に形成されている。
これらの通水路部材72と散水部材73は、外筒71の両端部に形成された開口部71a,71bから外筒71の内部に挿入される。
シャワーヘッドを組み立てる際には、まず、通水路部材72を外筒71に挿入し、通水路部材72が固定用ベース75に突き当たった時点で、通水路部材72のフランジ72cと固定用ベース75とをビス等の連結具76で連結して、通水路部材72を外筒71に固定する。そして、外筒71の先端部側の開口部71aから散水部材73を通水路部材72に突き当たるまで挿入して、散水部材73と通水路部材72とをビス等の連結具74で連結して、散水部材73を通水路部材72に固定する。これにより、外筒71に通水路部材72と散水部材73が固定される。
通水路部材72と散水部材73は、いずれも、外筒71の開口部71a,71bの内周と略同寸法に形成されている。また、外筒71の基端部側の開口部71bと固定用ベース75との距離は、通水路部材72のフランジ72cの厚みと同寸法である。よって、通水路部材72と散水部材73は、開口部71a,71bを塞ぎつつ、外筒71の内部に完全に挿入することができる。通水路部材72と散水部材73を、外筒71に完全に挿入することにより、外筒71を側面から見ても、通水路部材72と散水部材73は露出しない。
従来の装飾めっきを施したシャワーヘッドでは、図10(a)に示すように、めっき部分の端部に衝撃を与えないように、メタル調のシャワーヘッドPの端面を樹脂部材Qで覆い隠し、これによりめっき剥がれを防止していた。しかし、本実施形態では、図10(b)に示すように、外筒71の端面を樹脂部材(通水路部材72、散水部材73)で覆わずに、外部に露出させている。そのため、シャワーヘッドの側面には、散水孔が形成された部位を除いて、通水路部材72と散水部材73が露出しないことから、シャワーヘッドの端部に樹脂のラインが表れない。よって、従来よりもシャワーヘッドの意匠性を向上させることができる。
図11は、第三の実施形態にかかるシャワーヘッドの変形例を示す断面模式図である。
この変形例のシャワーヘッドは、シャワーヘッド8の外郭を構成する外筒81と、外筒81の基端部に装着されて、シャワーホース1から供給される湯水を外筒81内に導入する樹脂製の通水路部材82と、外筒81の先端部に装着されて、湯水をシャワー状に散水する複数の散水孔83bを有する散水部としての散水部材83とで構成されている。
外筒81は、例えばSUS304等の金属を、バルジ成形等を利用して塑性変形させた部材である。
外筒81の基端部側の開口部81aと先端部側の開口部81bは、外筒81の肉厚が端部ほど次第に薄くなるようにバルジ成形時に加工されており、外筒81の内径が端部ほど大きくなるようにテーパ状になっている。
通水路部材82は、樹脂製であり、その一端にシャワーホース1が接続されて湯水の供給を受ける入水口82aが形成され、他端には供給された湯水を散水部材83のチャンバーに出水する出水口82bが形成されている。また、通水路部材82の出水口82b側には、前述した外筒81のテーパ状の内周面に合致する形状の傾斜面が形成されている。
なお、通水路部材82の入水口82aには、ソケット2を介してシャワーホース1が接続される。
散水部材(散水部)83は、湯水を通水させる中空空間(チャンバー)を内部に有する樹脂の射出成型品であり、外筒81の先端部に装着される。また、散水部材83は、外筒81の外部に露出した面に、導入された湯水を散水するための複数の散水孔83bが形成されている。また、散水部材83の先端部には、前述した外筒81のテーパ状の内周面に合致する形状の傾斜面が形成されている。
これらの通水路部材82と散水部材83は、外筒81の両端部に形成された開口部81a,81bから外筒81の内部に挿入される。
シャワーヘッドを組み立てる際には、まず、通水路部材82と散水部材83を外筒81の開口部81a,81bから挿入した状態で、散水部材83と通水路部材82とをビス等の連結具84で連結する。通水路部材82と散水部材83は、外筒81のテーパ状の内周面に合致する傾斜面を備えているので、通水路部材82と散水部材83とが連結されたことにより、通水路部材82と散水部材83は、外筒81に対して動かぬように固定されることになる。
もちろん、この変形例においても、通水路部材82と散水部材83は、第三の実施形態と同様に、外筒81の内部に完全に挿入することができる。
図12は、第四の実施形態にかかるシャワーヘッドの断面模式図である。
本実施形態のシャワーヘッドは、シャワーヘッド9の外郭を成すと共に先端部側の側面に複数の散水孔91aを有する散水部91bが形成された外筒91と、シャワーホース1から供給される湯水を外筒91内に導入する通水路部材92とで構成されている。
外筒91は、例えばSUS304等の金属からなる部材である。金属の板材をロールフォーミング加工して得られた管材(電縫管)の先端部を、管材あるいは別の金属部材の溶接やロー付けにより封止して閉塞管材とし、さらにバルジ成形などで塑性変形させて、先端部を拡管して外筒を形成している。あるいは、金属の板材をロールフォーミング加工して得られた管材(電縫管)をバルジ成形などで塑性変形させて、先端部を拡管・変形させて、外筒を形成している。この外筒91は、基端部側を手で持ちやすい径として把持部911とし、先端部側を把持部911よりも扁平で且つ幅広の薄体状の散水部91bとしている。なお、管材は、ロールフォーミング加工によらず、押し出し加工や引き抜き加工により得られる継目無管を用いることも可能である。
これにより、外筒91は、0.5mm〜1mm程度の薄肉に形成することができ、従来のシャワーヘッドよりも軽量化される。そのため、材料費や製造費、輸送費を削減することができ、従来よりも低コストで金属製のシャワーヘッドを提供することができる。また、シャワーヘッドの軽量化により、輸送時のCO2排出量を削減することができる。
また、シャワーホース1に接続される部分を除いたシャワーヘッド9の全体が、SUS304等の光沢のある金属で形成された継ぎ目の無い外筒91で覆われることによって、真鍮のように表面にクロムめっき等の装飾めっきを施さなくても、良質な、金属製のシャワーヘッドを作製することができる。そのため、ニッケルクロムめっきを施してメタル調の外観にした従来のシャワーヘッドのようにめっきが剥がれる恐れが無い。また、基端部を除けば、シャワーヘッド9の表面には、部材と部材の継ぎ目が表れないので、継ぎ目に汚れがこびりつくこともなく、清潔感にあふれるシャワーヘッドとなる。
この外筒91は、基端部側を手で持ちやすい径として把持部911とされている。また、外筒91の内周面には、開口部91cから所定の距離離れた位置に外筒91と同じ材料で形成されて、通水路部材92を外筒91に固定するための固定用ベース94が溶接されている。
通水路部材92は、樹脂で成形されており、その一端にソケット2を介してシャワーホース1が接続されて湯水の供給を受ける入水口92aが形成され、その他端には供給された湯水を出水する出水口92bが形成されている。また、通水路部材92は、出水口92bが形成された端部から外筒91の内部に挿入させた上で、外筒91に固定されている。
この通水路部材92の先端はパッキン93を介して外筒91に圧入されている。このため、通水路部材92の出水口92bから出水された湯水は、外筒91と通水路部材92の間の隙間に入り込まない。
また、本実施形態のシャワーヘッドでは、通水路部材92の出水口92bから出水された湯水は、外筒91の内周面を伝って散水孔91aに導入される。すなわち、外筒91が、湯水の通水路として機能している。
これにより、シャワーヘッド9の外筒91は、基端部側のみに樹脂成形品である通水路部材92が設けられるので、シャワーヘッド9の重心が、把持部911に位置するので、シャワーヘッド9を手持ちしたときの安定感が従来のシャワーヘッドよりも高まる。
この通水路部材92は、外筒91に形成された開口部91cから外筒91の内部に挿入される。
シャワーヘッドを組み立てる際には、まず、通水路部材92を外筒91に挿入し、通水路部材92が固定用ベース94に突き当たった時点で、通水路部材92のフランジ92cと固定用ベース94とをビス等の連結具95で連結して、通水路部材92を外筒91に固定する。
通水路部材92は、外筒91の開口部91cの内周と略同寸法に形成されている。また、外筒91の開口部91bと固定用ベース94との距離は、通水路部材92のフランジ92cの厚みと同寸法である。よって、通水路部材92は、開口部91cを塞ぎつつ、外筒91の内部に完全に挿入することができる。通水路部材92を、外筒91に完全に挿入することにより、外筒91を側面から見ても、通水路部材92は露出しない。そのため、金属と樹脂との合わせ面、すなわち、樹脂のラインがシャワーヘッドの側面に表れない。よって、従来よりもシャワーヘッドの意匠性を向上させることができる。
次に、図13乃至図21を参照して、本発明の第五の実施形態によるシャワーヘッドを説明する。
図13は本実施形態によるシャワーヘッドの全断面図である。
図13に示すように、本実施形態のシャワーヘッド100は、ソケット2を介してシャワーホース1に接続して使用されるハンドシャワー用のシャワーヘッドである。このシャワーヘッド100の筐体を構成する外筒102は、金属板であるSUS304を塑性変形させることにより構成されると共に、その表面には装飾めっきは施されていない。また、シャワーヘッド100の先端部側には湯水を散水するための散水部104が設けられ、基端部側には、使用者が手指で把持するための把持部106が形成されている。
また、図13に示すように、シャワーヘッド100は、外筒102と、この外筒102に取り付けられた接続管108と、外筒102の内部に配置された通水管110、散水室形成部材112、押さえ蓋114、散水プレート116、及びばね部材118と、を有する。ここで、通水管110、散水室形成部材112及び押さえ蓋114は、シャワーホース1から供給された湯水を外筒102内に供給する通水路部材として機能する。
次に、図14乃至図20を参照して、本実施形態によるシャワーヘッド100の各部の構造を説明する。
図14は外筒102の斜視図であり、図15は接続管108の斜視図であり、図16は通水管110の斜視図であり、図17は散水室形成部材112の斜視図であり、図18は押さえ蓋114の斜視図であり、図19は散水プレート116の斜視図であり、図20はばね部材118の斜視図である。
図14に示すように、外筒102は金属製の筒状の部材であり、その基端部102a及び先端の先端開口部102bは開放されている。また、外筒102の基端部側は、概ね円形断面となるように形成されて、シャワーヘッド100の把持部106を構成している。一方、先端部側は、把持部よりも扁平で、幅広の概ね長方形の断面を有する薄体状の散水部104を構成している。概ね円形断面の基端部側と、概ね長方形の断面先端部側の間は、断面形状が滑らかに円形から扁平な長方形に移行するように形成されている。さらに、外筒102先端部側の幅広の側面には、複数の散水孔102cが形成されている。また、後述するように、先端開口部102bは、外筒102の内部に通水路部材を配置した後、金属製の部材102dを溶接することにより閉鎖される。
図15に示すように、接続管108は、概ね円筒状の金属製部材である。接続管108の中間部には、概ね円板状のフランジ部108aが形成され、このフランジ部108aの外周が外筒102の基端部102aに溶接されることにより、外筒102の基端部側の開放部が覆われる(図13)。また、接続管108の基端部には雄ねじ部108bが形成され、この雄ねじ部108bにソケット2(図13)が螺合されることにより、シャワーホース1がシャワーヘッド100に結合される。さらに、接続管108の先端側には、円筒形の通水管接続部108cが形成され、この通水管接続部108cが通水管110の基端部に挿入されることにより、接続管108と通水管110が連通される。また、通水管接続部108cの外周には溝108dが形成され、この溝108dにOリングを配置することにより、接続管108と通水管110の間の水密性が確保されている(図13)。
図16に示すように、通水管110は、樹脂製の細長い筒状の部材である。通水管110の基端側は概ね円形の断面に形成され、先端部側は概ね長方形の断面に形成されている。上述したように、通水管110の基端部110aには接続管108が挿入され、一方、通水管110の先端部110bには散水室形成部材112の通水管接続部112a(図17)が挿入されて、連結される(図13)。
図17に示すように、散水室形成部材112は、概ね薄い箱形の部材であり、押さえ蓋114を取り付けることにより、内部に概ね直方体状の散水室が形成される。散水室形成部材112の基端側には通水管接続部112aが形成され、先端側には散水室部112bが形成されている。また、通水管接続部112aと散水室部112bの間には、これらを連通させる接続部112cが形成されている。
通水管接続部112aは、概ね長方形断面の筒状に構成されており、通水管110の先端部110bに挿入されることにより、通水管110と連通される。また、通水管接続部112aの外周には溝112dが形成されており、この溝112dにパッキンを配置することにより、通水管接続部112aと通水管110の間の水密性が確保されている(図13)。
接続部112cは、通水管接続部112aと散水室部112bを接続する流路であり、通水管接続部112aから散水室部112bに向けてテーパ状に広がるように形成されている。
散水室部112bは概ね直方体状に形成され、その底面には複数の円形孔112eが設けられている。各円形孔112eは、散水室形成部材112が外筒102内に配置されたとき、外筒102に設けられた各散水孔102cと整合するように位置決めされている。また、接続部112c及び散水室部112bの開放された天井面は、押さえ蓋114(図18)により閉鎖されるように構成されている。
図18に示すように、押さえ蓋114は縁を有する板状の部材であり、散水室形成部材112の開放部を閉鎖するように構成されている。押さえ蓋114は、平板状の板状部114aと、この板状部114aの周縁部に形成された縁部114bと、を有する。散水室形成部材112の開放部に縁部114bが嵌り込むことにより、板状部114aが開放部を覆うようになっている。さらに、板状部114aには、散水室の内側に向けて複数のピン114cが設けられている。ピン114cは、板状部114a上に格子状に配列されており、それらの先端が、散水室の内部に配置された散水プレート116の背面に当接するように構成されている(図13)。また、配列された各ピン114cの列及び行は、格子状に配列された各円形孔112e(各散水孔102c)の列及び行の間に位置するように配列されている。これにより、各ピン114cが各散水孔102cを塞ぐことなく、散水プレート116は各ピン114cにより押さえられる。
さらに、縁部114bの外周には、溝114dが形成されており、この溝114dの中にパッキン120(図13)を配置することにより、散水室形成部材112と押さえ蓋114の間の水密性が確保されている。
図19に示すように、散水方向規定手段である散水プレート116は、弾性体であるシリコンゴム製のプレート状の部材である。この散水プレート116上には、格子状に配列された複数の散水ニップル116aが設けられている。各散水ニップル116aは、概ね円筒形であり、散水室形成部材112に設けられた各円形孔112e、及び外筒102に設けられた各散水孔102cと整合するように位置決めされている。このため、散水プレート116が散水室形成部材112の底面に配置されると、各散水ニップル116aは、散水室形成部材112の円形孔112e、及び外筒102の散水孔102cを通って、外筒102の外部に突出する。また、各散水ニップル116aの中心軸線上には、夫々、散水ノズル孔116bが設けられている。散水室内に供給された湯水は、これらの散水ノズル孔116bを通って散水される。湯水が散水される方向は、湯水が各散水ノズル孔116bを通ることにより概ね規定されるので、散水プレート116は散水方向規定手段として機能する。また、散水プレート116が散水室形成部材112の底面に配置され、散水室形成部材112に押さえ蓋114が取り付けられると、押さえ蓋114に設けられた各ピン114cの先端が、散水プレート116の背面側(散水ニップル116aが設けられていない側)を押圧する。これにより、散水プレート116は、散水室形成部材112の底面に押し付けられ、密着される。
図20に示すように、ばね部材118は金属製の薄板から構成され、金属板の一部を屈曲させることにより、板ばねとして作用させている。ばね部材118は、平板部118aと、平板部118aの先端を折り曲げた折曲部118bと、を有する。平板部118aは、押さえ蓋114上に重ねて配置されるように構成され、押さえ蓋114と概ね同じ形状に形成されている。さらに、平板部118aには切り欠きが設けられ、長方形状の板ばね118cが5つ形成されている。各板ばね118cは、一端が平板部118aに接続された片持ち梁であり、途中2箇所で「く」の字形に屈曲されている。
ばね部材118は押さえ蓋114の背面側に重ねて配置され、各板ばね118cの折り曲げられた角が外筒102の背面側の内壁面に当接することにより、散水室を外部から付勢する(図13)。これにより、押さえ蓋114、及びこれに取り付けられた散水室形成部材112及び散水プレート116は、外筒102の前面側の内壁面に押し付けられる。散水プレート116が、ばね部材118により押さえ蓋114を介して外筒102の内壁面に押し付けられることにより、散水プレート116の各散水ニップル116aは、各散水孔102cから確実に突出される。
次に、図21を参照して、本実施形態によるシャワーヘッド100の製造方法を説明する。図21は、シャワーヘッド100の製造手順を示す図である。
まず、図21のステップS1においては、ステンレス製の平板をロールフォーミング加工により塑性変形させ、筒状に加工する。
次に、ステップS2においては、筒状に塑性変形されたステンレス板の突き合わせ面を溶接して接合する。これにより、金属製の管であるステンレス製の素管が形成される。
ステップS3においては、形成された素管の先端にステンレス板を溶接して、素管の先端を封止する。これにより、閉塞管が形成される。なお、本実施形態においては、以上のステップS1〜S3を金属管形成工程という。
次に、ステップS4においては、閉塞管の溶接痕を研磨により除去する。
ステップS5においては、閉塞管を曲げ加工して、曲げ管を形成する。
さらに、ステップS6においては、曲げ管の先端部分をプレス加工により扁平状に変形させる。
次に、ステップS7においては、扁平状に変形された曲げ管をバルジ加工する。即ち、扁平状に変形された曲げ管をバルジ加工用の金型に装填し、金型を締める。さらに、曲げ管の中に液体等の充填物を注入し、充填物に最大200MPa程度の高圧力をかけて曲げ管を拡張させ、塑性変形させる。これにより、バルジ加工された曲げ管は、金型のキャビティと略同一形状のバルジ加工品に形成される。なお、本実施形態においては、以上のステップS5〜S7を外郭形状形成工程という。
ステップS8においては、バルジ加工により塑性変形させた直後に、金型内部の充填物に高圧力をかけた状態で、ピアッシング加工を行う。ピアッシング加工では、バルジ加工品の外部からピアッシングピンを差し込むことにより、散水孔102cを形成する。これにより、散水孔加工品が得られる。なお、本実施形態においては、ステップS8を散水孔形成工程という。
次に、ステップS9においては、散水孔加工品先端の閉塞部を切断し、先端部を開放させる。これにより、プレ加工品が得られる。なお、本実施形態においては、ステップS9をカット工程という。
ステップS10においては、プレ加工品の表面を研磨することにより、表面仕上げを行う。これにより、先端部が開放された状態の外筒102が形成される。
次に、ステップS11においては、先端部が開放された状態の外筒102の内部に、散水室形成部材112等の通水路部材が配置される。即ち、散水室形成部材112の中に散水プレート116を配置した後、パッキン120を介して散水室形成部材112の開放部に押さえ蓋114を取り付け、組立体を形成する。この組立体を外筒102先端の開口部から挿入し、配置する。組立体が外筒102の所定位置まで挿入されると、散水プレート116の各散水ニップル116aが外筒102の各散水孔102cと整合し、各散水ニップル116aは各散水孔102cから突出される。この状態で、押さえ蓋114と外筒102の内壁面との間にばね部材118を挿入する。ばね部材118が挿入されると、板ばね118cの付勢力により、押さえ蓋114が押圧され、散水室形成部材112は、外筒102の、ばね部材118とは反対側の内壁面に押し付けられる。これにより、組立体は外筒102の内部に正確に位置決めされ、固定される。
一方、通水管110の基端部110aに、Oリングを介して接続管108を挿入する。次いで、接続管108を取り付けた通水管110を、外筒102の開放された基端部102aから挿入する。通水管110が所定の位置まで挿入されると、通水管110の先端部110bの中に、散水室形成部材112の通水管接続部112aが挿入される。通水管接続部112aにはパッキンが装着されているため、通水管接続部112aが通水管110の先端部110bに受け入れられると、通水管接続部112aと通水管110は、水密性を確保した状態で連結される。なお、本実施形態においては、ステップS11を配置工程という。
次に、ステップS12においては、外筒102先端の開口部に金属製の部材をレーザー溶接して、開口部を閉鎖する。また、接続管108のフランジ部108aを、外筒102の基端部102aに溶接し、シャワーヘッド100を完成させる。好ましくは、レーザー溶接として、YAGレーザー溶接、ファイバーレーザー溶接を使用する。これにより、良好な溶接面を得ることができ、レーザー溶接部の研磨加工を省略することもできる。なお、本実施形態においては、ステップS12を溶接工程という。
次に、図13を参照して、本実施形態によるシャワーヘッド100の作用を説明する。
まず、本実施形態のシャワーヘッド100は、ソケット2を介してシャワーホース1を接続して使用される。シャワーホース1から供給された湯水は、接続管108を通って通水管110に流入する。通水管110に流入した湯水は、散水室形成部材112の通水管接続部112aを通って、散水室形成部材112と押さえ蓋114の間に構成された空間である散水室に流入する。散水室に流入した湯水は、散水プレート116に設けられた複数の散水ノズル孔116bを通って散水される。散水される湯水の方向は、散水ノズル孔116bにより規定される。また、シリコンゴム製の散水プレート116は、押さえ蓋114に設けられた複数のピン114cにより、散水室形成部材112の底面に押し付けられているので、散水室内の湯水が、散水プレート116と散水室形成部材112の底面の間に入り込み、散水ニップル116aと円形孔112eの間の隙間から洩れるのを防止することができる。また、湯水中の不純物が散水ノズル孔116bの内部でスケールとして付着し、散水ノズル孔116bが詰まった場合には、外筒102から突出している散水ニップル116aを手指で摘んで変形させることにより、スケールを除去する。
本発明の第五実施形態のシャワーヘッド100によれば、散水プレート116の各散水ニップル116aは弾性体であるシリコンゴムで形成されているので、散水ノズル孔116bにスケールが付着し、散水ノズル孔116bに詰まり等が生じた場合には、各散水ニップル116aを摘んで弾性変形させることにより、スケールを剥離させることができる。このような散水プレート116を散水方向規定手段として備えているため、シャワーヘッド100の散水部104を薄型に、コンパクトに形成することができる。
また、本実施形態のシャワーヘッド100によれば、散水プレート116が、散水室形成部材112及び押さえ蓋114と共に、ばね部材118により外筒102の内壁面に押し付けられているので、散水ニップル116aを外筒から確実に突出させることができる。
さらに、本実施形態のシャワーヘッド100によれば、ばね部材118は、散水室の外側から押さえ蓋114等の通水路部材を付勢するので、ばね部材118が湯水と接触している時間は短く、ばね部材118が湯水により腐食されるのを防止することができる。
また、本実施形態のシャワーヘッド100によれば、シャワーヘッド100の外観が金属で統一されるので、デザイン性に優れたシャワーヘッド100を構成することができる。
さらに、本実施形態のシャワーヘッド100によれば、外筒の先端開口部102bは、金属製の部材102dをレーザー溶接することにより閉鎖されるので、金属製の部材102dとの継ぎ目が目立つことがなく、シャワーヘッド100の美観を向上させることができる。また、継ぎ目部分に汚れが付着するのを防止することができる。
また、本発明の実施形態のシャワーヘッドの製造方法によれば、金属製の管である外筒102の先端開口部102bに金属製の部材102dをレーザー溶接することによりシャワーヘッド100の外観が構成されるので、外観が金属で統一され、継ぎ目の目立たない美観に優れたシャワーヘッド100を製造することができる。また、所定の形状に形成された外筒102の内部に散水室形成部材112等の通水路部材を配置した後、通水路部材を挿入した外筒102の先端開口部102bが閉鎖される。このため、通水路部材の形状は、外筒102の形状による制約を受けにくく、製造されるシャワーヘッド100のデザインの自由度を高めることができる。
また、本実施形態のシャワーヘッドの製造方法によれば、金属製の管である外筒102がバルジ加工により形成されるので、曲面の多いシャワーヘッド100全体を、金属で容易に形成することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
例えば、外筒を形成する金属板は、SUS304を例示して説明したが、見栄えがよく、水に対する耐久性があれば、他の金属材料を適宜用いることが可能である。
また、通水路部材および散水部材を外筒に固定する構造について、第三実施形態、その変形例、第四実施形態に基づいて説明したが、例えば、通水路部材や散水部材を外筒に挿入した状態で、外筒の端部をカシメることにより通水路部材や散水部材を外筒に対して動かぬように固定する構造を採用することも可能である。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…シャワーホース
2…ソケット
3…シャワーヘッド
31…外筒
31a…開口部
311…把持部
32…通水路部材
32a…入水口
32b…出水口
33…散水部材(散水部)
33a…導入口
33b…散水孔
341…空気層(断熱手段)
342…断熱材(断熱手段)
4…シャワーヘッド
41…外筒
41a…散水孔
41b…散水部
411…把持部
42…通水路部材
42a…入水口
42b…出水口
43…パッキン
51…通水路部材
52…方向規制部(散水方向規定手段)
52a…開口部
61…散水板(散水方向規定手段)
61a…通水孔
7…シャワーヘッド
71…外筒
71a,71b…開口部
711…把持部
72…通水路部材
72a…入水口
72b…出水口
72c…フランジ
73…散水部材
73b…散水孔
74…連結具
75…固定用ベース
76…連結具
8…シャワーヘッド
81…外筒
81a,81b…開口部
82…通水路部材
82a,82b…入水口
83…散水部材
83b…散水孔
84…連結具
9…シャワーヘッド
91…外筒
91a…散水孔
91b…散水部
911…把持部
92…通水路部材
92a…入水口
92b…出水口
93…パッキン
94…固定用ベース
95…連結具
100…シャワーヘッド
102…外筒
102a…基端部
102b…先端開口部
102c…散水孔
102d…金属製の部材
104…散水部
106…把持部
108…接続管
108a…フランジ部
108b…雄ねじ部
108c…通水管接続部
108d…溝
110…通水管
110a…基端部
110b…先端部
112…散水室形成部材
112a…通水管接続部
112b…散水室部
112c…接続部
112d…溝
112e…円形孔
114…押さえ蓋
114a…板状部
114b…縁部
114c…ピン
114d…溝
116…散水プレート(散水方向規定手段)
116a…散水ニップル
116b…散水ノズル孔
118…ばね部材
118a…平板部
118b…折曲部
118c…板ばね
120…パッキン

Claims (16)

  1. 金属板を塑性変形させて、少なくとも基端部側の端部を開放させた筒状に形成されて、前記金属板の表面に装飾めっきを施していない外筒と、
    前記基端部側の開放端から前記外筒内に挿入されて、シャワーホースから供給された湯水を前記外筒内に供給する通水路部材と、を備え、
    前記外筒の基端部側に、前記外筒を手に持つための把持部を設けると共に、
    前記外筒の先端部側に、前記通水路部材から供給された湯水を散水するための複数の散水孔が形成された散水部を設けたことを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 前記散水部は、前記外筒の先端部側の側面に前記散水孔を形成することにより構成されていることを特徴とする請求項1記載のシャワーヘッド。
  3. 前記散水部が設けられた先端部は、前記把持部よりも扁平且つ幅広の薄体状に形成されることを特徴とする請求項2記載のシャワーヘッド。
  4. 前記散水部が設けられた先端部は、前記通水路部材から供給された湯水が、前記外筒の内面を直接流れて、前記散水孔に供給されるように構成されたことを特徴とする請求項3記載のシャワーヘッド。
  5. 前記散水部は、前記通水路部材を通って供給された湯水を、前記複数の散水孔から所定の角度に向けて散水させるための散水方向規定手段を備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のシャワーヘッド。
  6. 前記散水方向規定手段は、散水ノズル孔が形成された複数の散水ニップルを備えた、弾性体製の散水プレートから構成され、前記各散水ニップルは、前記外筒に形成された前記各散水孔から突出されている請求項5記載のシャワーヘッド。
  7. さらに、前記散水プレートを前記外筒の内壁面に押し付けるばね部材を有し、前記散水プレートが前記外筒の内壁面に押し付けられることにより、前記各散水ニップルは前記各散水孔から突出される請求項6記載のシャワーヘッド。
  8. 前記散水プレートは前記通水路部材に取り付けられ、前記通水路部材が前記ばね部材により前記通水路部材の外側から付勢されることにより、前記散水プレートが前記外筒の内壁面に押し付けられる請求項7記載のシャワーヘッド。
  9. 前記外筒は、その先端の先端開口部から前記散水プレートを挿入し、配置した後、前記先端開口部を金属製の部材で閉鎖することにより構成されている請求項6記載のシャワーヘッド。
  10. 前記先端開口部は、前記金属製の部材をレーザー溶接することにより閉鎖される請求項9記載のシャワーヘッド。
  11. 前記散水孔を形成した樹脂製の散水部材を備え、
    前記外筒の先端部側に形成された開口部に前記散水部材を装着して前記散水部としたことを特徴とする請求項1記載のシャワーヘッド。
  12. 前記金属板と前記通水路部材との間に断熱手段を設け、
    前記断熱手段が設けられた範囲内に前記把持部を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のシャワーヘッド。
  13. 前記通水路部材を前記金属板よりも熱伝導率の小さな樹脂で形成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のシャワーヘッド。
  14. 前記通水路部材は樹脂で成形された樹脂成型部品であり、前記外筒の内壁面には、前記外筒の内部に配置された前記通水路部材が前記外筒の端部から突出しないように、前記通水路部材を前記外筒に固定するための固定手段が設けられている請求項1〜13のいずれか1項に記載のシャワーヘッド。
  15. シャワーヘッドを製造する方法であって、
    金属製の管を塑性変形させることにより、前記金属製の管を所定の形状に形成する外郭形状形成工程と、
    所定の形状に形成された前記金属製の管に複数の散水孔を形成する散水孔形成工程と、
    前記散水孔が形成された前記金属製の管の内部に、前記金属製の管の開口部を通して通水路部材を配置する配置工程と、
    金属製の部材を前記開口部にレーザー溶接することにより、前記開口部を閉鎖する溶接工程と、
    を有することを特徴とするシャワーヘッドの製造方法。
  16. 前記外郭形状形成工程が、
    前記金属製の管を、バルジ加工用の金型内に配置する工程と、
    前記金型内に配置された前記金属製の管の内部に充填物を充填する工程と、
    前記充填物に圧力を加えることにより前記金属製の管を拡張させ、前記金属製の管を前記金型の形状に塑性変形させるバルジ加工を行う工程と、
    を有する請求項15記載のシャワーヘッドの製造方法。
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