JPWO2011162360A1 - 眼洗浄器具および眼洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
Description
加えて、これらの洗浄装置では眼の表面洗浄(角膜部分の洗浄)はある程度達成できるが、瞼に覆われる結膜部分の洗浄は極めて不十分となる。この理由は眼球表面のみに洗浄液を供給すると、結膜部分といった、狭く、洗浄液が浸入しにくい部位には洗浄液が十分に流入しないためである。従って、固体の異物や、消石灰といった洗浄液に不溶性の若しくは極めて溶解度が低く溶けにくい物質については、洗浄液による物理的力(力学的)により除去する必要があり、そのためには、一定以上の流入速度(力学的な力)により、これらの異物を除去する手段が必要であるが、従来の装置ではこれを十分に達成することは困難である。
また、確実に開瞼した状態を保ち、かつ確実に洗浄液を洗浄対象となる眼球部に供給しうる眼洗浄器具および眼洗浄装置を提供することを目的とする。
更に、角膜部位は勿論のこと結膜部位といった狭く、従来の洗浄方法では洗浄液が侵入し難く、その結果異物洗浄・除去が困難な部位に侵入した異物や薬品等でも効率的に洗浄除去することを可能とする眼洗浄器具および洗浄装置を提供することも目的とする。
この場合、前記開眼機能は、上眼瞼および下眼瞼を開瞼状態とする一対の支持体により達成され、前記洗眼機能は、開瞼状態となった眼に洗浄液を吐出する洗浄体により達成される。
そして、中空構造とした支持体に、吐出口を備えた洗浄体を設け、支持体が洗浄体も兼ねることで、支持体と洗浄体とを一体型とすることもできる。
第1の構成によれば、一対の支持体より上下瞼を開瞼状態とし、その状態で支持体に付設された洗浄体の洗浄部にある吐出口により洗浄液を吐出させて洗浄することにより、患者が洗浄中に動いても、眼に設置された眼洗浄器具がずれたり、外れたりすることがないので、確実に洗浄液を眼に送液することができる。同時に、洗浄液は、連続的に供給されることから、洗浄に使用された洗浄物質を含む洗浄液は洗浄部分である眼に滞留することはなく、その結果、衛生的な眼洗浄が可能となる。この場合、支持体を中空構造とし。支持体に吐出口を備えた洗浄部を設けることで、支持体が洗浄体も兼ねる、一体型とすることもできる。
この場合、支持体に洗浄体が接合され一体化し、支持体の支持部に洗浄体の洗浄部が敷設された眼洗浄器具の場合に、より有効に結膜および/または角膜を洗浄するには、支持体の支持部は恒常的な開瞼を十分に達成でき、かつ洗浄を可能な限り妨げない目的でその太さを可能な限り細くすることが好ましい。
開瞼状態とする一対の支持体を、開瞼調整部に連結して開瞼度合いが調整可能なものとしたり、一端が開いた略楕円形状の洗浄管で形成することで開瞼度合いが固定的となるものとしたりすることができる。
つまり、支持体(洗浄体も兼ねる)に設けられた洗浄部の吐出口が、結膜部分に放出されるように設計することで、主に結膜を洗浄することができるが、この場合には結膜に浸入した洗浄液が眼から排出される際に同時に角膜も洗浄することが可能であり、角膜と結膜が同時に洗浄できる。また、洗浄部の吐出口が、角膜部分に放出されるように設計することで、主に角膜を洗浄することができる。
第5の構成によれば、更に、結膜洗浄部が、眼の左右方向に延びる洗浄管により形成されていることにより、眼球の球面や瞼の内側面に対して当たる面積が広いので、傷を付けにくい。
本発明の洗浄器具は、上記した第1乃至第5の構成の1乃至複数の構成が組み合わされた洗浄器具であっても差し支えない。
同様に背圧を動力とした場合にもその背圧の調整によっても流量を調節することができる。更には、背圧と流量調節手段としてのニードルバルブやマスフローコントロールバルブにより送液量を調節する際には、背圧を一定に保つことが、安定な流量調節のためには好ましい。
流量調節に関しては、これらの流量調節手段を複数組み合わせることもできる。
しかしながら、例えばプランジャーポンプを用いて、送液動力と、流量調節を兼ねさせた場合には、洗浄液貯留部を背圧や、位置エネルギー差により、洗浄部吐出口に対して、洗浄液の貯留部が高い圧力となった場合には、プランジャーポンプの構造上、ポンプの流量調節機能は働かず、その圧力差(位置エネルギー差や背圧差)による流量調節機能しか果たされないことに注意すべきである。
流量調節手段には、実際の送液流量を確認するためにフローメーター(流量計)を流量調節手段と眼洗浄器との間に設置することも推奨される。これにより、実際の流量を直接確認することができる。
例えば、単一の送液による眼洗浄装置では、一対の洗浄体から構成される洗浄器具への送液は、流量調節手段(流量計を設置した場合は流量計)を通して、流れる洗浄液を、それぞれの洗浄器具へ供給するために、フレキシブルなチューブを2つに分岐させることで供給可能となる。
また、同様に一対の支持体を兼ねる結膜洗浄部と一対の支持体に沿って設置された洗浄体の角膜洗浄部に洗浄液を供給する際は、各々の角膜洗浄部の受け入れ口の数だけ分岐させてフレキシブルなチューブ等で接続して洗浄液を供給する。
このような場合には、たとえば角膜洗浄部と結膜洗浄部とを独立した送液部により洗浄液を独立して送液することが推奨される。この理由は、角膜洗浄部と結膜洗浄部の個々の吐出口の形態や、結膜部と角膜部の抵抗の違い等により、単一の送液部により洗浄液を供給した場合に抵抗の大きい洗浄部の吐出口からの洗浄液の吐出量が極端に低下し、洗浄液による洗浄効果が不均衡になり、結膜部の洗浄効果が低下する恐れがあるためである。
このような場合、各々、独立した送液部により、それぞれ上下一対の角膜洗浄部に第1の送液部から一定の流量に設定された洗浄液を供給し、上下一対の結膜洗浄部に第2の送液部から一定の流量に設定された洗浄液を供給することで、上記のような問題点は解決され、それぞれの洗浄部に所望量の洗浄液を送液し、効率よく眼の洗浄が実施される。
また、比較的、管抵抗以外に大きな抵抗を受けない角膜洗浄部には第1の送液部により、比較的、管抵抗以外にも抵抗を受けやすい一対の支持体の洗浄部に対しては、一方の支持体の洗浄部には第2の送液部により、他方の支持体の洗浄部には第3の送液部により洗浄液を供給する眼洗浄装置も、本発明でいう洗浄装置の一つである。
また、本発明の眼洗浄において洗浄に供する洗浄液量(供給速度)は、眼の薬物混入等の状態により1時間当たり250mL〜5Lの洗浄液量が推奨され、好ましくは500mL〜2.5Lの洗浄液量が推奨される。無論、前記の洗浄液量に豪邸することなく薬物や異物の混入量や混入程度により、適宜流量(供給速度を)調節して供給することが推奨される。
本発明の実施の形態1に係る眼洗浄装置を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態に係る眼洗浄装置は、本発明においての例示であり、この図面に示されたもののみに限定されるものではない。
図1に示すように、眼洗浄装置10は、瞼を開かせて洗浄するための眼洗浄器具20と、眼洗浄器具20に送液するための送液部30とを備えている。
また、眼洗浄器具20は、例えば、眼球を十分開瞼眼させ、その状態に保持することが可能であり、かつ、結膜内に保持される部分を有する形状が好ましい。例えば、眼洗浄器具20は、種々の開瞼眼器が有する形状であることが好ましい。
開瞼調整部21は、コ字状に形成された本体部211の基端部211aの中央にねじ212がねじ込まれ、V字状の調整具213の基端部213aにねじ212の先端が固定されていると共に調整具213の先端部213bが本体部211に角度変更自在に取り付けられている。
支持部221a,221bには、結膜を洗浄するための洗浄部として機能する結膜洗浄部222が設けられている。
第1の送液部30aと第2の送液部30bとは、同じ構成である。第1の送液部30aと第2の送液部30bとは、洗浄液を貯留する貯留部、および洗浄液を該洗浄器具に送液する送液手段として機能する加圧バッグ31と、洗浄液を送液する送液管32と,送液量を調節する流量調節手段として機能するマスターフローコントローラなどの流量調整装置(図示せず)により制御されるバルブ33とを備えている。
図1に示す第1の送液部30aの送液管32は、一方の加圧バッグ31と一対の結膜洗浄部222(図2から図3参照)とを接続している。第2の送液部30bの送液管32は、他方の加圧バッグ31と一対の角膜洗浄部231(図2から図4参照)とを接続している。この眼洗浄装置10では、2台の加圧バッグ31を備えていることで、洗浄液供給系を独立した2系統としている。
図5(B)の例では、送液部30は、結膜洗浄部222および角膜洗浄部231の両方に洗浄液を送液しているが、結膜洗浄部222または角膜洗浄部231のいずれか一方でもよい。この場合、送液管は、2つに分岐するものでなく、ストレート管を使用する。
まず、加圧バッグ31の送液圧力を、操作パネルを操作して調整する。次に、眼洗浄器具20のねじ212を回転して開瞼調整部21の本体部211の開度を調整する。本体部211を開く場合には、ねじ212が進出するように回転させる。ねじ212の回転に伴ってねじ212の先端に固定された調整具213の基端部213aの位置が本体部211の先端方向へ移動することで、本体部211が開く。
結膜洗浄部222は、一対の受け部2212に跨り、眼の左右方向に延びるように配置されていることにより、眼球や結膜に対して面で接触するので、瞼の内側に挿入しても眼球や結膜に傷を付けにくい。
更に、一方の加圧バッグ31の輸液バッグと他方の加圧バッグ31の輸液バッグとに貯留される洗浄液として、異なるものとすることができる。例えば、一方には生理食塩水を貯留させ、他方に純水を貯留させることも可能である。
本発明の実施の形態2に係る眼洗浄器具について、図7に基づいて説明する。図7に示す眼洗浄器具60は、一端が開いた略楕円形状の洗浄管により形成され、瞼内側に挿入されて使用されるものである。眼洗浄器具60には、上眼瞼の内側に挿入される上側円弧部60aと、下眼瞼の内側に挿入される下側円弧部60bとが設けられている。上側円弧部60aと下側円弧部60bとがそれぞれ瞼内側に挿入されることで、上側円弧部60aと下側円弧部60bとが一対となって開瞼状態とする支持体として機能すると共に、支持体が眼球を洗浄する洗浄体を兼ねている。
ここで、吐出口について詳細に説明する。上側円弧部60aと下側円弧部60bとの外側面には、軸線に沿って2つの外側吐出口60cが設けられている。この外側吐出口60cは、眼洗浄器具60が瞼内に挿入されたときに、瞼の奥側方向へ吐出することで、眼洗浄器具60の外側面が結膜洗浄部として機能する。
まず、上側円弧部60aまたは下側円弧部60bのいずれか一方を瞼内へ挿入し、奥側へ移動させた後、他方を瞼内へ挿入する。こうするところで患者に負担を掛けずに眼洗浄器具60を装着することができる。眼洗浄器具60が装着された状態では、上側円弧部60aと下側円弧部60bとが瞼の内側に挿入されたことにより、瞼は開瞼状態となる。
支持体として機能する上側円弧部60aおよび下側円弧部60bに設けられた外側吐出口60cが、結膜部分に放出するように設計されていることで、主に結膜を洗浄することができるが、この場合には結膜に浸入した洗浄液が眼から排出される際に同時に角膜も洗浄することが可能であり、角膜と結膜が同時に洗浄できる。外側吐出口60cは、瞼奥側方向に向けて設けられているが、軸線に対する吐出角度は瞼奥側方向から上向きとしたり下向きとしたりすることも可能である。
次に、本発明の実施の形態2に係る眼洗浄器具の変形例について、図8に基づいて説明する。なお、図8においては図7を同じ構成のものは、同符号を付して説明を省略する。
図8に示す眼洗浄器具60xには、洗浄液を吐出する吐出口が外側吐出口60cだけでなく、上側円弧部60aと下側円弧部60bとの内側面に、軸線に沿って2つの内側吐出口60dが設けられている。
この内側吐出口60dは、眼洗浄器具60xが瞼内に挿入されたときに、瞼の奥側から眼球前部方向へ吐出することで、眼洗浄器具60xの内側面が角膜洗浄部として機能する。
内側吐出口60dからの洗浄液は、瞼の奥側から眼球前部方向に向かって吐出されるので、開瞼状態でなくても、角膜を直接、かつ連続して洗浄することができる。
このように眼洗浄器具60xは、簡単な構造ではあるが、洗浄し難い結膜と、開瞼状態でないと洗浄し難い角膜とを、同時に、かつ連続的に洗浄することができる。
実施の形態2およびその第1変形例では、開瞼を一定の規格のループによって、行っているが、その開瞼の程度を調節した機能とすることもできる。
具体的には、図2および図3に示された眼洗浄器具20において、洗浄体23を省いた器具とし、一対の支持体を眼洗浄器具とした眼洗浄器具である。
この場合、図9および図10に示すように、支持体221の洗浄部221a,221bにはそれぞれ結膜洗浄部222および/または角膜洗浄部223が設けられ、結膜および/または角膜を洗浄する器具である。
角膜洗浄部223の吐出口2231は、結膜洗浄部222の吐出口2221の反対側に設けられており、支持体221が瞼内に挿入されたときに、角膜に向かって洗浄液が吐出される。図9および図10では、支持体221に、結膜洗浄部222と角膜洗浄部223との両方が設けられているが、いずれか一方としてもよい。
20 眼洗浄器具
21 開瞼調整部
211 本体部
211a 基端部
212 ねじ
213 調整具
213a 基端部
213b 先端部
22 当接部
221 支持体
221a,221b 支持部
2211 支持部本体
2211a 基端部
2212 受け部
2212a 円弧部
222 結膜洗浄部
2221 吐出口
223 角膜洗浄部
2231 吐出口
23 洗浄体
231 角膜洗浄部
2311 基端部
2312 中央部
2313 吐出口
2314 曲折部
30 送液部
30a 第1の送液部
30b 第2の送液部
31 加圧バッグ
311 加圧ゲージ
312 圧力調整ダイヤル
32,32a〜32c 送液管
33 バルブ
60 眼洗浄器具
60a 上側円弧部
60b 下側円弧部
60c 外側吐出口
60d 内側吐出口
61 送液管
図1に示す第1の送液部30aの送液管32は、一方の加圧バッグ31と一対の結膜洗浄部222(図2から図3参照)とを接続している。第2の送液部30bの送液管32は、他方の加圧バッグ31と一対の角膜洗浄部231(図2から図4参照)とを接続している。この眼洗浄装置10では、2台の加圧バッグ31を備えていることで、洗浄液供給系を独立した2系統としている。
図5(B)の例では、送液部30は、結膜洗浄部222および角膜洗浄部231の両方に洗浄液を送液しているが、結膜洗浄部222または角膜洗浄部231のいずれか一方でもよい。この場合、送液管は、2つに分岐するものでなく、ストレート管を使用する。
支持体として機能する上側円弧部60aおよび下側円弧部60bに設けられた外側吐出口60cが、結膜部分に放出するように設計されていることで、主に結膜を洗浄することができるが、この場合には結膜に浸入した洗浄液が眼から排出される際に同時に角膜も洗浄することが可能であり、角膜と結膜が同時に洗浄できる。外側吐出口60cは、瞼奥側方向に向けて設けられているが、軸線に対する吐出角度は瞼奥側方向から上向きとしたり下向きとしたりすることも可能である。
次に、本発明の実施の形態2に係る眼洗浄器具の変形例について、図8に基づいて説明する。なお、図7においては図6を同じ構成のものは、同符号を付して説明を省略する。
図8に示す眼洗浄器具60xには、洗浄液を吐出する吐出口が外側吐出口60cだけでなく、上側円弧部60aと下側円弧部60bとの内側面に、軸線に沿って2つの内側吐出口60dが設けられている。
この内側吐出口60dは、眼洗浄器具60xが瞼内に挿入されたときに、瞼の奥側から眼球前部方向へ吐出することで、眼洗浄器具60xの内側面が角膜洗浄部として機能する。
内側吐出口60dからの洗浄液は、瞼の奥側から眼球前部方向に向かって吐出されるので、開瞼状態でなくても、角膜を直接、かつ連続して洗浄することができる。
このように眼洗浄器具60xは、簡単な構造ではあるが、洗浄し難い結膜と、開瞼状態でないと洗浄し難い角膜とを、同時に、かつ連続的に洗浄することができる。
実施の形態2および第1変形例では、開瞼を一定の規格のループによって、行っているが、その開瞼の程度を調節した機能とすることもできる。
具体的には、図2および図3に示された眼洗浄器具20において、洗浄体23を省いた器具とし、一対の支持体を眼洗浄器具とした眼洗浄器具である。
この場合、図9および図10に示すように、支持体221の支持部221a,221bにはそれぞれ結膜洗浄部222および/または角膜洗浄部223が設けられ、結膜および/または角膜を洗浄する器具である。
角膜洗浄部223の吐出口2231は、結膜洗浄部222の吐出口2221の反対側に設けられており、支持体221が瞼内に挿入されたときに、角膜に向かって洗浄液が吐出される。図9および図10では、支持体221に、結膜洗浄部222と角膜洗浄部223との両方が設けられているが、いずれか一方としてもよい。
20 眼洗浄器具
21 開瞼調整部
211 本体部
211a 基端部
212 ねじ
213 調整具
213a 基端部
213b 先端部
22 当接部
221 支持体
221a,221b 支持部
2211 支持部本体
2211a 基端部
2212 受け部
2212a 円弧部
222 結膜洗浄部
2221 吐出口
223 角膜洗浄部
2231 吐出口
23 洗浄体
231 角膜洗浄部
2311 基端部
2312 中央部
2313 吐出口
2314 曲折部
30 送液部
30a 第1の送液部
30b 第2の送液部
31 加圧バッグ
311 加圧ゲージ
312 圧力調整ダイヤル
32,32a〜32c 送液管
33 バルブ
60,60x 眼洗浄器具
60a 上側円弧部
60b 下側円弧部
60c 外側吐出口
60d 内側吐出口
61 送液管
Claims (11)
- 上眼瞼と下眼瞼を開瞼状態に保持する開瞼機能と、洗浄液を眼部に導入し眼を洗浄する洗眼機能を備え、開瞼状態にて眼を洗浄する眼洗浄器具。
- 前記開瞼機能は、上眼瞼および下眼瞼を開瞼状態とする一対の支持体により達成され、
前記洗眼機能は、開瞼状態となった眼に洗浄液を吐出する一対の洗浄体により達成される請求項1記載の眼洗浄器具。 - 前記支持体が中空構造を有し、前記洗浄体を兼ねる請求項2記載の目洗浄装置。
- 前記洗浄体には、角膜および/または結膜を洗浄するために、洗浄液を吐出する洗浄部が設けられている請求項2または3記載の眼洗浄器具。
- 前記一対の支持体と、該一対の支持体にそれぞれ設置された一対の洗浄体からなり、
該支持体には、結膜を洗浄するための結膜洗浄部が設けられ、
該洗浄体には、角膜を洗浄する角膜洗浄部が設けられた請求項4記載の眼洗浄装置。 - 前記角膜洗浄部の吐出口は、前記支持体の支持部が上眼瞼および下眼瞼の縁部にそれぞれ当接して保持する位置に合わせて配置されている請求項5記載の眼洗浄器具。
- 前記結膜洗浄部は、洗浄液を吐出する吐出口が瞼奥側方向に向けて1以上設けられている請求項5または6記載の眼洗浄器具。
- 請求項1乃至7のいずれかの項に記載の眼洗浄器具と、該洗浄器具に洗浄液を送液する送液部を備えた眼洗浄装置であって、該送液部が、洗浄液を貯留する貯留部、洗浄液を該洗浄器具に送液する送液手段、洗浄液を送液する送液管および送液量を調節する流量調節手段により構成される、眼洗浄装置。
- 請求項5乃至7のいずれかの項に記載の眼洗浄器具と、該洗浄器具に洗浄液を送液する送液部を備えた眼洗浄装置であって、前記送液部がそれぞれ独立して、上下一対の結膜洗浄部および/または角膜洗浄部に洗浄液を送液する際に、上部の結膜洗浄部および/または角膜洗浄部に洗浄液を送液する第1の送液部と、下部の結膜洗浄部および/または角膜洗浄部に洗浄液を送液する第2の送液部を備えた請求項8記載の眼洗浄装置。
- 請求項5乃至7のいずれかの項に記載の眼洗浄器具と、該洗浄器具に洗浄液を送液する送液部を備えた眼洗浄装置であって、前記送液部がそれぞれ独立して、上下一対の角膜洗浄部に洗浄液を送液する第1の送液部と上下一対の結膜洗浄部に洗浄液を送液する第2の送液部とを備えた請求項8記載の眼洗浄装置。
- 請求項5乃至7のいずれかの項に記載の眼洗浄器具と、該洗浄器具に洗浄液を送液する送液部を備えた眼洗浄装置であって、前記送液部がそれぞれ独立して、上部の角膜洗浄部に洗浄液を送液する第1の送液部と、下部の角膜洗浄部に洗浄液を送液する第2の送液部と、上部の結膜洗浄部に洗浄液を送液する第3の送液部と、下部の結膜洗浄部に洗浄液を送液する第4の送液部とを備えた請求項8記載の眼洗浄装置。
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