JPWO2011161864A1 - 接触入力位置補正装置、入力装置、接触入力位置補正方法、プログラム、及び集積回路 - Google Patents

接触入力位置補正装置、入力装置、接触入力位置補正方法、プログラム、及び集積回路 Download PDF

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Abstract

接触入力位置補正装置(112)は、ユーザの部位の接触位置の接触点座標値を検出する接触位置検出部(104)と、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定部(105)と、ユーザの部位が接触領域上をスライドしている第1の時刻において、第1及び第2の部位の両方で接触領域に接触している状態から、第2の部位のみで接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出部(106)と、接触部位変更検出部(106)で前記第1の状態遷移が検出されて以降、第2の部位の接触点座標値を、第1の時刻より前の第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、出力する接触点座標補正部(107)とを備える。

Description

本発明は、1つの操作中に発生する本意でない接触領域上での接触箇所の変更を補正することで、操作性の向上を図る技術に関するものである。
近年のTV又はBDレコーダ等のCE機器は、ネットワークに対応したアプリケーションを搭載するなど、これまでのTV視聴のような使用方法とは異なる使用方法を提供している。例えば、ネットワークを通じて取得した大量の写真を閲覧するためのビューワアプリケーションなどである。
これらのアプリケーションの操作に対して、既存のリモコンの十字キー、テンキー、又は決定キー等による操作では、十分な操作が行えない。そのため、より多彩な操作を提供できる入力デバイスとして、タッチパッド又はタッチパネルが用いられている。これらの入力デバイスは、指を接触させたまま上下左右に接触点を移動させるスライド操作など、既存のリモコンでは実現できなかった操作を提供する。
しかしながら、タッチパネル又はタッチパッドなどの入力デバイスは、既存のリモコンと比較すると、多彩な操作を提供できる反面、ユーザの本意でない誤操作が多く発生するため、これらの誤操作を防止しなければならない。誤操作の例としては、指の構造上、複数箇所が同時にデバイスに接触することにより、意図したスライド操作ができないことが挙げられる。
従来、操作中に別の接触箇所を検知した場合に、ユーザの意図した操作か誤操作かを判別する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、はじめに接触を検知した点を第1接触点、2番目以降に接触を検知した点を追加接触点としている。そして、追加接触点がユーザの意図した操作による接触か、あるいは、誤操作による接触かを、第1接触点の座標位置及び座標移動履歴等により判定している。
特開2002−55781号公報
しかしながら、上記従来の構成では、1つの操作中に接触点が変更した場合に接触部位の変更が検知不可能である。このため、接触部位の変更に伴う位置補正がされないことにより、滑らかな操作ができないという課題を有していた。以下、図7〜図9を用いて本課題が生じる一例を説明する。
図7は、ユーザの入力操作と表示出力との対応関係を示す図である。
指301は、操作を行うユーザの指である。タッチパッド302は、押圧によりユーザの入力操作を検知する入力装置である。ユーザ入力操作方向303は、ユーザがタッチパッド302に対して行う入力操作の方向である。ディスプレイ304は、ユーザの入力操作の結果を出力するディスプレイである。カーソル305は、ディスプレイ304に表示されたカーソルである。カーソル移動方向306は、ユーザの入力操作に付随してカーソル305がディスプレイ304上で移動する方向である。
ユーザは、タッチパッド302に指301を接触させながらユーザ入力操作方向303で示される方向へ指301を移動させる。これにより、ディスプレイ304上に表示されたカーソル305は、カーソル移動方向306で示される方向へ移動する。
図8A〜図8Cは、ユーザの入力操作中にタッチパッド302と接触する指301の部位を示す図である。
図8Aは、タッチパッド302の上部領域を移動中の指301の接触状態を示す図である。図8Aでは、指の腹(第1の部位401)のみがタッチパッド302と接触している。図8Bは、タッチパッド302の中央領域を移動中の指301の接触状態を示す図である。図8Bでは、指の腹(第1の部位401)と、爪先(第2の部位402)との両方が同時にタッチパッド302と接触している。図8Cは、タッチパッド302の下部領域を移動中の指301の接触状態を示す図である。図8Cでは、爪先(第2の部位402)のみがタッチパッド302と接触している。
このように、タッチパッド302の上部領域から下部領域に向かってスライド操作をする場合、図8A、図8B、図8Cの順で、タッチパッド302に接触する指301の部位が変更されるのが一般的である。
図9は、ユーザの入力操作に対するタッチパッド上の座標位置を示す図である。
図9は、横軸に時間、縦軸にタッチパッド302上のY座標を表しており、図7で示すユーザ入力操作方向303に操作した際に検出されるY座標値を示したグラフである。タッチパッド302上のY座標は、タッチパッド302の上端を0として下端に向けて座標値が増加する。
図9のグラフは、5角の星印を用いて図8A及び図8Bの第1の部位(指の腹)401により入力された接触点を表し、4角の星印を用いて図8B及び図8Cの第2の部位(爪先)402により入力された接触点を表す。
図9の時間0からt1までの区間は、タッチパッド302に接触する指301の部位が図8Aで示す状態である。すなわち、図8Aの第1の部位(指の腹)401とタッチパッド302との接触点における座標のみが検出される。図9の時間t1からt2までの区間は、タッチパッド302に接触する指301の部位が図4(B)で示す状態である。すなわち、図8Bの第1の部位(指の腹)401と第2の部位(爪先)402とが同時にタッチパッド302と接触するため、2つの接触点における座標が検出される。図9の時間t2からt3までの区間は、タッチパッド302に接触する指301の部位が図8Cで示す状態である。すなわち、図8Cの第2の部位(爪先)402とタッチパッド302との接触点における座標のみが検出される。
なお、従来の入力装置においても、時間t1に同時に入力された接触点501、502、時間t2に同時に入力された接触点503、504のように、複数の接触点が同時に入力された場合、第2の部位402に対応する接触点502、504の入力は無視される。複数の接触点が入力された場合、時間的に先に接触を開始した第1部位の401に対応する接触点と、第1の部位401よりも後に接触を開始した第2の部位402に対応する追加接触点とを識別して、第1の部位401に対応する接触点の座標値のみをカーソル移動に用いる技術が、特許文献1に開示されている。
しかしながら、接触点505が入力された際は、接触点が1つであるため、入力が無視されることはない。つまり、図7で示すユーザ入力操作方向303へのスライド操作中に、指301の接触部位が図8Bから図8Cへ変化した際、指301の接触部位の変更に伴いタッチパッド302との接触点がタッチパッド302の上方向へ移動する。このため、同じ方向へ一定の距離で滑らかに移動できないという課題があった。この課題は、図9の例では、接触点503から接触点505へ変化する部分に該当する。
以上で説明した課題により、ディスプレイ304上のカーソル305は、カーソル移動方向306へカーソル305を移動しようとするユーザの意図に反して、カーソル移動方向306とは逆方向へ移動した後、再びカーソル移動方向306へ移動する。このため、ユーザの本意である同方向へ一定間隔でカーソル移動する操作を行えないため、快適に操作ができなかった。本課題は、爪が伸びた状態の指を用いてカーソル移動操作を行う際に、特に顕著に発生する。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、1つの操作中にユーザの本意ではない接触部位の変更が生じた場合、ユーザが接触部位の変更を意識することなく、より快適な入力操作ができることを目的とする。
本発明の一形態に係る接触入力位置補正装置は、接触領域におけるユーザの接触位置を示す接触入力位置を補正する。具体的には、前記接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する前記接触領域上の座標である接触点座標値を検出する接触位置検出部と、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定部と、ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定部で判定されている間の第1の時刻において、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザが第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態から、前記第2の部位のみで前記接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出部と、前記第1の時刻の直前まで前記第1の部位の接触点座標値が前記接触入力位置として出力されていた場合において、前記接触部位変更検出部で前記第1の状態遷移が検出されて以降、前記第2の部位の接触点座標値を、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、前記補正された接触点座標値を前記接触入力位置として出力する接触点座標補正部とを備える。
上記構成によれば、第1の状態遷移の前後において、出力される接触入力位置が滑らかに変化する。その結果、接触部位の変化に伴うユーザの不快感を軽減することができる。
また、前記接触点座標補正部は、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値の差を補正値として保持し、前記第1の時刻以降の前記第2の部位の接触点座標値に前記補正値を加算することによって、前記第2の部位の接触点座標値を補正してもよい。
また、前記接触部位変更検出部は、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1の部位の接触点座標値に基づいて、前記第1の時刻において前記第1の部位が前記接触領域に接触すると推定される範囲を示す推定領域を決定し、前記第1の時刻において前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値が前記推定領域外に位置し、且つ当該接触点座標値を中心とし、前記補正値を半径とする円の少なくとも一部が前記推定領域と重なる場合に、前記第1の状態遷移を検出してもよい。
さらに、前記接触部位変更検出部は、ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定部で判定されている間であって、且つ前記第1の時刻より前の第2の時刻において、前記接触位置検出部で2つの前記接触点座標値が検出されたことによって、ユーザが第1の部位のみで前記接触領域に接触している状態から、前記第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態に遷移する第2の状態遷移を検出し、前記第2の時刻に前記接触位置検出部で検出された2つの前記接触位置座標値のうち、前記第2の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1の部位の接触点座標値に基づいて決定された前記推定領域内に位置する前記接触点座標値を、前記第1の部位の接触点座標値と判定してもよい。
また、前記接触点座標補正部は、当該接触点座標値を中心とし、前記補正値を半径とする円の少なくとも一部が前記推定領域と重ならない場合に、前記接触入力位置を出力しなくてもよい。このような状況は、例えば、ユーザがスライド操作を中止して、他の操作を開始したような場合に生じるので、接触入力位置を出力せずに様子を見るのが望ましい。
また、前記接触点座標補正部は、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値が、所定の回数連続して直前に決定された前記推定領域外に位置する場合に、前記補正値に0を設定してもよい。これにより、スライド操作が終了したにも拘らず、補正処理が継続して実行されるのを有効に防止することができる。
さらに、該接触入力位置補正装置は、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値を、当該接触点座標値が検出された時刻毎に保持する接触点情報保持部を備え、前記ユーザ操作判定部は、前記接触点情報保持部に保持されている過去の複数の接触点座標値に基づいて、ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしているか否かを判定してもよい。
本発明の一形態に係る入力装置は、接触領域を備える接触入力部と、上記に記載の接触入力位置補正装置とを備える。
一例として、該入力装置は、前記接触領域で受け付けられたユーザの操作に基づいて生成される前記接触入力位置を、外部装置に対して出力することによって当該外部装置を制御してもよい。例えば、前記外部装置は、表示画面を備え、該入力装置から取得した前記接触入力位置に対応する前記表示画面上の位置にポインタを表示する表示装置、スピーカを備え、該入力装置から取得した前記接触入力位置に応じたボリュームで前記スピーカから音声を出力する音声出力装置、又はモータを備え、該入力装置から取得した前記接触入力位置に応じて前記モータを駆動する駆動装置のいずれかであってもよい。
本発明の一形態に係る接触入力位置補正方法は、接触領域におけるユーザの接触位置を示す接触入力位置を補正する。具体的には、前記接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する前記接触領域上の座標である接触点座標値を検出する接触位置検出ステップと、前記接触位置検出ステップで検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定ステップと、ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定ステップで判定されている間の第1の時刻において、前記接触位置検出ステップで検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザが第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態から、前記第2の部位のみで前記接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出ステップと、前記第1の時刻の直前まで前記第1の部位の接触点座標値が前記接触入力位置として出力されていた場合において、前記接触部位変更検出ステップで前記第1の状態遷移が検出されて以降、前記第2の部位の接触点座標値を、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、前記補正された接触点座標値を前記接触入力位置として出力する接触点座標補正ステップとを含む。
本発明の一形態に係るプログラムは、コンピュータに、接触領域におけるユーザの接触位置を示す接触入力位置を補正させる。具体的には、前記接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する前記接触領域上の座標である接触点座標値を検出する接触位置検出ステップと、前記接触位置検出ステップで検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定ステップと、ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定ステップで判定されている間の第1の時刻において、前記接触位置検出ステップで検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザが第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態から、前記第2の部位のみで前記接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出ステップと、前記第1の時刻の直前まで前記第1の部位の接触点座標値が前記接触入力位置として出力されていた場合において、前記接触部位変更検出ステップで前記第1の状態遷移が検出されて以降、前記第2の部位の接触点座標値を、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、前記補正された接触点座標値を前記接触入力位置として出力する接触点座標補正ステップとを、コンピュータに実行させる。
本発明の一形態に係る集積回路は、接触領域におけるユーザの接触位置を示す接触入力位置を補正する。具体的には、前記接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する前記接触領域上の座標である接触点座標値を検出する接触位置検出部と、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定部と、ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定部で判定されている間の第1の時刻において、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザが第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態から、前記第2の部位のみで前記接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出部と、前記第1の時刻の直前まで前記第1の部位の接触点座標値が前記接触入力位置として出力されていた場合において、前記接触部位変更検出部で前記第1の状態遷移が検出されて以降、前記第2の部位の接触点座標値を、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、前記補正された接触点座標値を前記接触入力位置として出力する接触点座標補正部とを備える。
本発明によれば、ユーザに接触部位の変更を意識させないように座標補正を行うため、快適な入力操作を行うことができる。
図1は、本発明の実施の形態1における入力装置及び接触入力位置補正装置の構成図である。 図2は、本発明の実施の形態1における接触入力位置補正装置の処理フローチャートである。 図3は、図2のS205の処理を説明するための図である。 図4は、図2のS211の処理を説明するための図である。 図5は、図2のS208の処理を説明するための図である。 図6は、図2のS212で補正されて出力される接触入力位置を示す図である。 図7は、ユーザの入力操作と表示出力との対応関係を示す図である。 図8Aは、タッチパッドの上部領域を移動中の指の接触状態を示す図である。 図8Bは、タッチパッドの中央領域を移動中の指の接触状態を示す図である。 図8Cは、タッチパッドの下部領域を移動中の指の接触状態を示す図である。 図9は、ユーザの入力操作に対するタッチパッド上の座標位置を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1では、押圧によりユーザの入力操作を検知するタッチパッド302を用いて、タッチパッド302をユーザの指301で上から下に向かって撫でる操作を行い、ディスプレイ304に表示されたカーソル305をディスプレイ304の上から下へ移動させる場合を例に挙げて説明する。なお、本発明の実施の形態1で用いるタッチパッド302は、複数の接触点を同時に検知できる構造である。
以下では、本発明の実施の形態1における構成、及び、本構成により上記の課題が解決することを示す。
図1は、本発明の実施の形態1における入力装置101及び接触入力位置補正装置112の構成図である。
入力装置101は、図1に示されるように、接触入力部102と、接触点検知部103と、接触点情報保持部110と、接触入力位置補正装置112とを備える。この入力装置101は、入力操作部111からの操作を接触入力部102で受け付け、操作内容を解析して得られる接触入力位置を、外部装置に出力する。
入力操作部111は、ユーザの体の一部であり、典型的には指先である。
接触入力部102は、入力操作部111にて行われる入力操作を受付けるパッド部分である。接触入力部102の典型例は、図7に示されるように、所定の面積を示す接触領域を備えるタッチパッド302である。つまり、入力装置101は、タッチパッド302に接触した指301の動き等によって、ユーザの入力操作を受け付ける。
接触点検知部103は、接触入力部102にて受付けた入力の検知を行う。具体的には、タッチパッド302が感圧方式である場合には、ユーザの指301がタッチパッド302に接触したときの圧力値を所定の時間間隔毎に検知し、接触入力位置補正装置112に出力する。また、タッチパッド302が静電容量方式である場合には、ユーザの指301がタッチパッド302に接触または近接したときの静電容量値を所定の時間間隔毎に検知し、接触入力位置補正装置112に出力する。
接触入力位置補正装置112は、接触位置検出部104と、ユーザ操作判定部105と、接触部位変更検出部106と、接触点座標補正部107とを備える。この接触入力位置補正装置112は、接触点検知部103からの出力信号に基づいて接触入力位置を算出し、所定の条件を満たした場合に、当該接触入力位置を補正して出力する。
接触位置検出部104は、接触点検知部103にて検知された情報から接触点がタッチパッド302のどこに位置するかを検出する。より具体的には、接触位置検出部104は、タッチパッド302の接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する接触領域上の座標である接触点座標値(以下、単に「座標値」と表記することがある)を検出する。
なお、接触位置検出部104は、接触点検知部103の検知ミス等によって、稀に接触点検知部103から接触点の情報を取得できないことがある。この場合、接触位置検出部104は、例えば、直前に検出した接触点座標値を出力してもよいし、過去に検出した複数の接触点座標値から現在の接触点座標値を推定してもよい。
本実施の形態1では、図7のタッチパッド302の左上角を原点座標(X,Y)=(0、0)として、原点から右方向に向かってX座標が増加し、下方向へ向かってY座標が増加するような座標系を設定している。また、図8Bに示すように、接触点が同時に2つ存在する場合は、2つの接触点それぞれの座標値(X,Y)を取得する。
ユーザ操作判定部105は、接触位置検出部104で検出した座標値を、接触点情報として接触点情報保持部110に保存する。この接触点情報は、次回の入力操作の判定に利用される。また、ユーザ操作判定部105、現在ユーザが実行している入力操作を判定する。本実施の形態1では、ユーザ操作判定部105は、特に、ユーザの指301が接触領域上をスライドしている(以下、このような操作を「スライド操作」と表記する)か否かを判定する。
なお、ユーザ操作判定部105は、接触点情報保持部110に保持されている過去の複数の接触点情報を用いてユーザの操作を判定してもよいし、さらに、接触位置検出部104で検出された最新の接触点情報を用いてユーザの操作を判定してもよい。
接触部位変更検出部106は、ユーザ操作判定部105でユーザがスライド操作をしていると判定された場合において、接触点情報に基づいて、入力操作部111の接触部位が変更したことを検出する。
具体的には、接触部位変更検出部106は、ユーザが第1及び第2の部位401、402の両方で接触領域に接触している図8Bの状態から、第2の部位402のみで接触領域に接触している図8Cの状態に遷移する第1の状態遷移と、ユーザが第1の部位401のみで接触領域に接触している図8Aの状態から、第1及び第2の部位401、402の両方で接触領域に接触している図8Bの状態に遷移する第2の状態遷移とを検出する。
接触点座標補正部107は、接触部位変更検出部106にて接触部位の変更、より具体的には第1の状態遷移が検出された場合に、接触入力位置の変更前後の差異を補正して出力する。
具体的には、接触点座標補正部107は、図8A及び図8Bの状態においては、第1の部位401に対応する接触点座標値をそのまま接触入力位置として出力している。また、接触点座標補正部107は、予め第1及び第2の部位401、402の接触点座標値の差を補正値として保持している。そして、接触点座標補正部107は、図8Cの状態になった時点(第1の時刻)以降は、第2の部位402の接触点座標値に補正値を加算して得られる接触入力位置を出力する。
これにより、第1の状態遷移の直前までは第1の部位401に対応する接触点座標値がそのまま接触入力位置として出力されており、第1の状態遷移の直後からは第2の部位402に対応する接触点座標値が補正されて接触入力位置として出力される。その結果、滑らかなカーソル移動操作を行うことが可能になる。
接触点情報保持部110は、接触位置検出部104で検出された接触点座標値を含む接触点情報を保持している。この接触点情報は、ユーザ操作判定部105によって接触点情報保持部110から読出され、接触点情報保持部110に書込まれる。なお、接触点情報保持部110の具体的な構成は特に限定されず、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、又はHDD(Hard Disc Drive)等のデータを記憶可能なあらゆる記憶媒体を採用することができる。
出力信号生成部108は、接触点座標補正部107にて補正された接触入力位置を、出力に適した情報に変換して表示出力部109に出力する。具体的には、タッチパッド302の座標系で表現されている接触入力位置を、ディスプレイ304の座標系に変換(マッピング)して出力する。
表示出力部109は、表示画面を備え、入力装置101から取得した接触入力位置に対応する表示画面上の位置にポインタを表示する表示装置である。つまり、表示出力部109は、図7の例のように、カーソル305等を表示するためのディスプレイ304に相当する。
但し、入力装置101に接続される外部装置は、ディスプレイ304に限定されないことは言うまでもない。例えば、外部装置は、スピーカを備え、入力装置101から取得した接触入力位置に応じたボリュームでスピーカから音声を出力する音声出力装置であってもよい。これにより、タッチパッド302上で指301を上下にスライドさせることによって、ボリュームを調整することができる。さらには、外部装置は、モータ(アクチュエータ)を備え、入力装置101から取得した接触入力位置に応じてモータを駆動する駆動装置であってもよい。これにより、例えば、ロボットの腕又は足の関節等に搭載されるモータを駆動させることによって、当該ロボットの腕又は足を動かすことができる。
なお、入力装置101と外部装置とは別体である場合に限定されず、一体であってもよい。例えば、ノートパソコンのタッチパッドが入力装置101に相当し、ディスプレイが表示出力部109に相当するような構成であってもよい。
次に、図2〜図6を参照して、入力装置101の動作、特に接触入力位置補正装置112の動作を説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における接触入力位置補正装置112の処理フローチャートである。図3は、図2のS205の処理を説明するための図である。図4は、図2のS211の処理を説明するための図である。図5は、図2のS208の処理を説明するための図である。図6は、図2のS212で補正されて出力される接触入力位置を示す図である。
図2のフローチャートの処理は、タッチパッド302に入力された接触点が接触点検知部103で検知される毎に実施される。例えば、接触点検知部103は、一定の時間間隔毎に、タッチパッド302上の接触点の情報を、接触位置検出部104に出力してもよい。又は、接触点検知部103は、タッチパッド302上の接触点が変化したことを検知した場合にのみ、当該変更後の接触点の情報を接触位置検出部104に出力してもよい。
接触位置検出部104は、接触点検知部103から取得した接触点の情報に基づいて、対応する接触領域上の座標である接触点座標値を検出し、ユーザ操作判定部105に出力する。
ユーザ操作判定部105は、接触位置検出部104で検出された現在の接触点座標値を取得する(S201)。そして、ユーザ操作判定部105は、取得した接触点座標値を含む接触点情報を、接触点情報保持部110に格納する。
また、ユーザ操作判定部105は、接触点情報保持部110に保持されている接触点情報に基づいて、ユーザがタッチパッド302上で現在実施している操作内容を判定し、その操作内容を保持する。保持する操作内容は、1つの操作名、または、操作内容不定のいずれかである。
ユーザ操作判定部105は、ユーザが現在タッチパッド302上で行っている操作がスライド操作であるか否かの判定を行う(S202)。そして、スライド操作中の場合(S202でYES)はS205の処理を実施し、スライド操作でない場合(S202でNO)はS204の処理を実施する。
スライド操作でない場合(S202でNO)、入力装置101は、ユーザの操作内容を特定して、その操作に関する処理を行う(S204)。S204において、現在の操作内容を特定するために必要な接触点情報を接触点情報保持部110より取得して、現在タッチパッド302上で実施されているユーザ操作内容を特定する。
次に、接触部位変更検出部106は、現在の接触点が存在しうる座標範囲である推定領域を推定する(S205)。推定領域の推定には、ユーザが現在実施する操作内容と、直前に検出された接触点座標値とを基に算出した接触点の移動方向、及び、移動距離等の情報を用いる。図3に現在の接触点が検出される直前に検出された接触点801と、接触点801から推定した現在の接触点が存在しうる推定領域802との一例を示す。
接触部位変更検出部106は、例えば、図3に示されるように、接触点801を含み、且つユーザ入力操作方向303に延びる楕円形の範囲を推定領域802として推定する。推定領域802の大きさ又は形状は、例えば、接触点の移動速度によって変化する。すなわち、接触点の移動速度が速い程、推定領域802はユーザ入力操作方向303に細長い楕円形となる。なお、ユーザ入力操作方向303及び接触点の移動速度等は、過去の複数の接触点座標値に基づいて判断することができる。
接触部位変更検出部106は、S205で推定した推定領域内に、接触位置検出部104で検出された現在の接触点が存在するか否かを判定する(S206)。つまり、図3の破線で示す推定領域802の中に、現在の接触点が存在する場合(S206でYES)は、スライド操作が続行されている状態であるとみなしてS209の処理を実施する。一方、推定領域802の中に現在の接触点が存在しない場合(S206でNO)は、スライド操作が中断されたか否かの判定を行うためS207を実施する。
スライド操作が実行されていると判定された場合(S206でYES)、接触部位変更検出部106は、複数の接触点が存在するか否かを判定する(S209)。この判定は、接触位置検出部104で同時に検出される接触点の個数に基づいて行えばよい。
そして、例えば、図8Bのように、複数の接触点が存在する場合(S209でYES)は、S210を実施する。一方、図8Aのように、複数の接触点が存在しない場合(S209でNO)は、S212を実施する。つまり、第2の状態遷移を検出する(第2の時刻)直前まではS209でNOと判定され、第2の状態遷移を検出した後(第2の時刻以降)はS209でYESと判定される。
次に、接触部位変更検出部106は、直前に検知した接触点の移動先として最も相応しい接触点を、第1の接触点、次に相応しい接触点を第2の接触点と判定する(S210)。移動先の相応しさは、接触点の移動方向、及び、移動距離を用いて判定を行う。
例えば、接触位置検出部104で検出された複数の接触点座標値のうち、S205で推定された推定領域802内に位置する接触点座標値を第1の部位401に対応する第1の接触点と判定し、推定領域802外に位置する接触点座標値を第2の部位402に対応する第2の接触点と判定すればよい。
次に、接触部位変更検出部106は、第1及び第2の接触点の間の相対距離を算出する(S211)。図8Bの第1の部位(指の腹)401と、第2の部位(爪先)402との距離がS211で算出される第1及び第2の接触点の間の相対距離である。S211で算出した第1及び第2の接触点の間の相対距離は、補正値として接触点座標補正部107に保持される。
図4は、接触点座標補正部107が用いる座標位置の補正値を示す図である。指の腹701と爪先702との座標位置の差分703が補正値として用いられる。図4は、タッチパッド302に対する指301の接触部位として爪先のみが接触しており、図8Cと同じ状態を示している。
また、接触位置検出部104で検出された接触点座標が推定領域802内に存在しない場合(S206でNO)、接触部位変更検出部106は、ユーザのスライド操作が中断されて別の操作に変更されたか否かの判定を行う(S207)。検出方法は、ユーザ操作内容から推定した推定領域802内に、現在の接触点がない状態が連続して検出された回数(変更検知回数)を監視することで行う。
変更検知回数は、S206でNOと判定される毎に1加算され、S206でYESと判定されると0へ初期化される。そして、接触部位変更検出部106は、変更検知回数が特定回数に達した場合(S207でYES)、操作内容に変更があったと判定して、ユーザ操作内容を操作内容不定に変更して、接触点座標補正部107が保持する補正値を0に初期化する。一方、変更検知回数が特定回数より少ない場合は、S208の処理を実施する。
S208の処理は図1の接触部位変更検出部106により実施され、S212の処理は図1の接触点座標補正部107にて実施される。
接触部位変更検出部106は、タッチパッド302と接触しているユーザの指301における接触部位が変更したこと、より具体的には第1の状態遷移を検出する(S208)。具体的な検出方法としては、例えば、接触位置検出部104で検出された接触点座標値が推定領域802外に位置し、且つ当該接触点座標値を中心とし、S211で算出された補正値を半径とする円の少なくとも一部が推定領域802と重なる場合に、接触部位変更検出部106は、第1の状態遷移を検出する。図5に接触部位の変更検出の一例を示す。
図5には、接触位置検出部104で検出された現在の接触点901と、接触点901を中心とし、第1及び第2の接触点の間の相対距離を半径とした円902と、S205で推定された推定領域802と、円902と推定領域802とが重なり合う重畳領域903とが図示されている。重畳領域903が存在する場合(S208でYES)は、第1の状態遷移ありと判断してS212を実施する。
一方、重畳領域903が存在しない場合(S208でNO)は、第1の状態遷移なしと判断して終了する。この場合、接触点座標補正部107は、接触入力位置を出力しないか、又は直前に出力した接触入力位置と同一の値を接触入力位置として出力する。
接触点座標補正部107は、接触位置検出部104で検出された接触点座標値を補正して、接触入力位置として出力する(S212)。図6に、接触位置検出部104で検出される接触点座標値と、接触点座標補正部107から出力される接触入力位置との関係を示す。
図6は、図9で示したタッチパッド302からの入力Y座標に加えて、本発明の実施の形態1における接触入力位置補正装置112の接触点座標補正部107により補正された接触入力位置を示したグラフである。図6において、4角の白抜きの星印が、接触点座標補正部107により補正されたY座標値である。
従来、時間0からt2までは第1の部位(指の腹)401により入力される5角の星印で示す座標位置を用いてカーソル移動を行い、時間t2より後は第2の部位(爪先)402により入力される4角の星印で示す座標位置を用いてカーソル移動を行っていた。しかしながら、本実施の形態1においては、図1に示す接触点座標補正部107により、時間t2より後の第2の部位(爪先)402により入力される座標位置(4角の黒塗りの星印)は、4角の白抜きの星印が示す位置へ補正される。
具体的には、まず、時間0からt1までは、接触位置検出部104で第1の部位401に対応する接触点座標値(図6の5角の星印)のみが検出される。そして、S206でYES、S209でYESと判定されて、当該接触点座標値がそのまま接触入力位置として出力される。
次に、時間t1からt2までは、接触位置検出部104で第1及び第2の部位401、402に対応する2つの接触点座標値(図6の5角の星印、4角の黒塗りの星印)が検出される。そして、S206でYES、S209でYESと判定され、S210で第1の接触点と判定された接触点座標値(図6の5角の星印)がそのまま接触入力位置として出力される。また、S211で算出された補正値が接触点座標補正部107に保持される。
次に、時間t2以降は、接触位置検出部104で第2の部位402に対応する接触点座標値(図6の4角の黒塗りの星印)のみが検出される。そして、S206でNO、S207でNO、S208でYESと判定され、当該接触点座標値にS211で算出された補正値が加算され、接触入力位置(図6の4角の白抜きの星印)として出力される。この補正により、ユーザはディスプレイ304上のカーソル305が移動方向とは逆方向へ移動する状態を認識することがなくなるため、タッチパッド302に対する指301の接触部位が変更したことを意識することなく、滑らかなカーソル移動操作を行うことが可能になり、ユーザの操作性向上に繋がる。
以上の処理を実施することにより、入力装置101での1つの操作中における接触箇所の変更を検出して位置補正することにより、ユーザの操作性を向上することができる。
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成要素を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶さている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラムまたはデジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラムまたはデジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
また、プログラムまたはデジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、またはプログラムまたはデジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明は、タッチパッド又はタッチパネル等の入力装置に、有利に利用される。
101 入力装置
102 接触入力部
103 接触点検知部
104 接触位置検出部
105 ユーザ操作判定部
106 接触部位変更検出部
107 接触点座標補正部
108 出力信号生成部
109 表示出力部
110 接触点情報保持部
111 入力操作部
112 接触入力位置補正装置
301 指
302 タッチパッド
303 ユーザ入力操作方向
304 ディスプレイ
305 カーソル
306 カーソル移動方向
401 第1の部位
402 第2の部位
501,502,503,504,505,801,901 接触点
701 指の腹
702 爪先
703 差分
802 推定領域
902 円
903 重畳領域

Claims (12)

  1. 接触領域におけるユーザの接触位置を示す接触入力位置を補正する接触入力位置補正装置であって、
    前記接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する前記接触領域上の座標である接触点座標値を検出する接触位置検出部と、
    前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定部と、
    ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定部で判定されている間の第1の時刻において、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザが第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態から、前記第2の部位のみで前記接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出部と、
    前記第1の時刻の直前まで前記第1の部位の接触点座標値が前記接触入力位置として出力されていた場合において、前記接触部位変更検出部で前記第1の状態遷移が検出されて以降、前記第2の部位の接触点座標値を、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、前記補正された接触点座標値を前記接触入力位置として出力する接触点座標補正部とを備える
    接触入力位置補正装置。
  2. 前記接触点座標補正部は、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値の差を補正値として保持し、前記第1の時刻以降の前記第2の部位の接触点座標値に前記補正値を加算することによって、前記第2の部位の接触点座標値を補正する
    請求項1に記載の接触入力位置補正装置。
  3. 前記接触部位変更検出部は、
    前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1の部位の接触点座標値に基づいて、前記第1の時刻において前記第1の部位が前記接触領域に接触すると推定される範囲を示す推定領域を決定し、
    前記第1の時刻において前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値が前記推定領域外に位置し、且つ当該接触点座標値を中心とし、前記補正値を半径とする円の少なくとも一部が前記推定領域と重なる場合に、前記第1の状態遷移を検出する
    請求項2に記載の接触入力位置補正装置。
  4. 前記接触部位変更検出部は、さらに、
    ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定部で判定されている間であって、且つ前記第1の時刻より前の第2の時刻において、前記接触位置検出部で2つの前記接触点座標値が検出されたことによって、ユーザが第1の部位のみで前記接触領域に接触している状態から、前記第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態に遷移する第2の状態遷移を検出し、
    前記第2の時刻に前記接触位置検出部で検出された2つの前記接触位置座標値のうち、前記第2の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1の部位の接触点座標値に基づいて決定された前記推定領域内に位置する前記接触点座標値を、前記第1の部位の接触点座標値と判定する
    請求項3に記載の接触入力位置補正装置。
  5. 前記接触点座標補正部は、当該接触点座標値を中心とし、前記補正値を半径とする円の少なくとも一部が前記推定領域と重ならない場合に、前記接触入力位置を出力しない
    請求項3又は4に記載の接触入力位置補正装置。
  6. 前記接触点座標補正部は、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値が、所定の回数連続して直前に決定された前記推定領域外に位置する場合に、前記補正値に0を設定する
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の接触入力位置補正装置。
  7. 該接触入力位置補正装置は、さらに、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値を、当該接触点座標値が検出された時刻毎に保持する接触点情報保持部を備え、
    前記ユーザ操作判定部は、前記接触点情報保持部に保持されている過去の複数の接触点座標値に基づいて、ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしているか否かを判定する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の接触入力位置補正装置。
  8. 接触領域を備える接触入力部と、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の接触入力位置補正装置とを備える
    入力装置。
  9. 該入力装置は、前記接触領域で受け付けられたユーザの操作に基づいて生成される前記接触入力位置を、外部装置に対して出力することによって当該外部装置を制御し、
    前記外部装置は、
    表示画面を備え、該入力装置から取得した前記接触入力位置に対応する前記表示画面上の位置にポインタを表示する表示装置、
    スピーカを備え、該入力装置から取得した前記接触入力位置に応じたボリュームで前記スピーカから音声を出力する音声出力装置、又は
    モータを備え、該入力装置から取得した前記接触入力位置に応じて前記モータを駆動する駆動装置のいずれかである
    請求項8に記載の入力装置。
  10. 接触領域におけるユーザの接触位置を示す接触入力位置を補正する接触入力位置補正方法であって、
    前記接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する前記接触領域上の座標である接触点座標値を検出する接触位置検出ステップと、
    前記接触位置検出ステップで検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定ステップと、
    ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定ステップで判定されている間の第1の時刻において、前記接触位置検出ステップで検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザが第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態から、前記第2の部位のみで前記接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出ステップと、
    前記第1の時刻の直前まで前記第1の部位の接触点座標値が前記接触入力位置として出力されていた場合において、前記接触部位変更検出ステップで前記第1の状態遷移が検出されて以降、前記第2の部位の接触点座標値を、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、前記補正された接触点座標値を前記接触入力位置として出力する接触点座標補正ステップとを含む
    接触入力位置補正方法。
  11. コンピュータに、接触領域におけるユーザの接触位置を示す接触入力位置を補正させるプログラムであって、
    前記接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する前記接触領域上の座標である接触点座標値を検出する接触位置検出ステップと、
    前記接触位置検出ステップで検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定ステップと、
    ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定ステップで判定されている間の第1の時刻において、前記接触位置検出ステップで検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザが第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態から、前記第2の部位のみで前記接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出ステップと、
    前記第1の時刻の直前まで前記第1の部位の接触点座標値が前記接触入力位置として出力されていた場合において、前記接触部位変更検出ステップで前記第1の状態遷移が検出されて以降、前記第2の部位の接触点座標値を、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、前記補正された接触点座標値を前記接触入力位置として出力する接触点座標補正ステップとを、コンピュータに実行させる
    プログラム。
  12. 接触領域におけるユーザの接触位置を示す接触入力位置を補正する集積回路であって、
    前記接触領域に接触するユーザの部位毎に、当該部位の接触位置に対応する前記接触領域上の座標である接触点座標値を検出する接触位置検出部と、
    前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザの操作内容を判定するユーザ操作判定部と、
    ユーザの前記部位が前記接触領域上をスライドしていると前記ユーザ操作判定部で判定されている間の第1の時刻において、前記接触位置検出部で検出された前記接触点座標値に基づいて、ユーザが第1及び第2の部位の両方で前記接触領域に接触している状態から、前記第2の部位のみで前記接触領域に接触している状態に遷移する第1の状態遷移を検出する接触部位変更検出部と、
    前記第1の時刻の直前まで前記第1の部位の接触点座標値が前記接触入力位置として出力されていた場合において、前記接触部位変更検出部で前記第1の状態遷移が検出されて以降、前記第2の部位の接触点座標値を、前記第1の時刻より前に前記接触位置検出部で検出された前記第1及び第2の部位の接触点座標値に基づいて補正し、前記補正された接触点座標値を前記接触入力位置として出力する接触点座標補正部とを備える
    集積回路。
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