JPWO2011148573A1 - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る撮像装置(50)は、入射光に応じて画像データ(21)を生成する撮像素子(1)と、画像データ(22)を固定長符号に圧縮することにより圧縮データ(23)を生成する圧縮部(3)と、圧縮データ(23)の一部である指定データ(40)のみを伸張することにより部分伸張データ(32A)を生成する伸張部(4)と、部分伸張データ(32A)を画質補正することにより部分補正画像データ(33A)を生成するカメラ信号処理部(5)と、部分補正画像データ(33A)を表示するビデオエンコーダ(8)とを備える。

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、画像データを固定長符号化する撮像装置に関するものである。
近年、デジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラなどの撮像装置に用いられる撮像素子の高画素化に伴い、撮像装置に搭載される集積回路が処理する画像データ量が増大している。多くの画像データを扱うには、集積回路内のデータ転送のバス幅を確保するために、動作周波数の高速化、及びメモリの大容量化等を行うことが考えられる。しかし、これらは撮像装置のコストアップに直接繋がってしまう。
また、一般的にデジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラなどの撮像装置では、集積回路内での全ての画像処理を終えたデータを、SDカード等の外部記録装置に記録する際に圧縮処理を行う。これにより、非圧縮に比べてより大きな画像サイズ、又は多くの枚数の画像データを同じ容量の外部記録装置に格納できる。この圧縮処理には、JPEG(Joint Photographic Experts Group)又はMPEG(Moving Picture Experts Group)といった符号化方式が用いられている。
特許文献1には、画像データの圧縮処理を撮像素子から入力される画素信号(RAWデータ)に対しても展開することが開示されている。これにより、当該技術は、撮像素子の多画素化が進み信号処理の負荷が増大する場合でも、メモリへの書き込み及び読み出しの際に必要なバス帯域を削減し、高速操作を可能にする。また、当該技術では、バス帯域の保証と圧縮処理量の削減とのため固定長符号化方式を採用している。その実装方法については、任意の画像領域の画素データから最大値と最小値とを算出し、領域内の局所的なダイナミックレンジを求め、領域内の全ての画素から最小値を減算した値を、ダイナミックレンジに応じた量子化幅で量子化する。これにより、固定長符号化を行っている。
しかし、特許文献1に記載の撮像装置では、同一領域内における画素と最小値との差分値を量子化しており、領域内のダイナミックレンジが大きいほど量子化幅も大きくなる。これは、領域内のダイナミックレンジが広い場合は、画像として大きく変化している可能性が高く、細かいレベル変化を視覚的に感知しにくいという視覚特性を利用している。しかし、領域内の最小値及び最大値を求めるには、領域内の全画素が揃わなければ圧縮処理を開始できないという問題がある。そのため、バス帯域の削減は可能となるが、領域内の画素が揃うまでの処理遅延が発生することになる。よって、実装面においても、領域内の画素を格納しておくメモリが必要となるため、回路規模が増大するという問題がある。
また、特許文献2では撮像素子から入力される画素信号(RAWデータ)に対して、固定長符号化手段で、画像データを小領域の単位ブロックに細分し、単位ブロック内の前記画像データの平均値レベルを求めて固定長符号化し、露出制御手段で、前記平均値レベルに基づいて前記単位ブロック内の前記画像データ全体の輝度レベルを算出し、画像データが所定の輝度レベルとなるように撮像装置の露出量を制御する。
特開2007−228515号公報 特開2000−013806号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置では、圧縮された固定長符号化データをSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のメモリへ供給し、次にメモリから固定長符号化データを読み出し、伸張処理を行い、以降の画像処理を実施している。これは、近年のデータ量増大に伴い、各処理に対する後段処理が遅い場合に破綻する可能性があるためであり、このように間にメモリを介すことで処理速度を限定しない構成を実現するためである。
しかしながら、この構成では、メモリに対する書き込み及び読み出しに加えて、圧縮データの伸張処理が加わることで、実際に撮像してから表示するまでに時間がかかる。これにより、当該構成は、表示応答性に欠けるという課題がある。
また、特許文献2に記載の撮像装置では、画像データを圧縮した固定長符号化データに加えて画像の単位ブロックあたりの平均値を別途算出し、その平均値から露出量を制御する。しかし、特許文献2に記載の撮像装置は、画像データについては特許文献1と同様にメモリから固定長符号化データを読み出し、伸張処理を行って表示するため、特許文献1に記載の撮像装置と同様に、表示応答性に欠けるという課題がある。
そこで本発明は、表示応答性を向上できる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る撮像装置は、入射光に応じて第1画像データを生成する撮像素子と、前記第1画像データを固定長符号化することにより第1圧縮データを生成する圧縮部と、前記第1圧縮データを記憶する記憶部と、前記第1圧縮データの一部である第1指定データのみを伸張することにより第1部分伸張データを生成する伸張部と、前記第1部分伸張データを画質補正することにより第1部分補正画像データを生成する信号処理部と、前記第1部分補正画像データを表示する表示部とを備える。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、圧縮データの一部のみを伸張し、伸張したデータを表示する。これにより、本発明の一形態に係る撮像装置は、表示応答性を向上できる。
また、前記伸張部は、前記第1部分伸張データを生成した後、前記記憶部に記憶されている前記第1圧縮データの全てを伸張することにより第1全体伸張データを生成し、前記信号処理部は、前記第1全体伸張データを画質補正することにより第1全体補正画像データを生成してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、表示の高速化と、大容量のデータ処理とを両立できる。
また、前記圧縮部は、前記第1画像データに含まれる複数の画素データの一部である画素データ群ごとに、当該画素データ群に含まれる複数の画素データを固定長に圧縮することにより単位圧縮データを生成し、前記第1指定データは、前記単位圧縮データの各々に含まれる一部のデータであってもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、撮影された画像データに対して、解像度を下げた画像を高速に表示できる。
また、前記圧縮部は、予測値と符号化対象画素の画素データとの差を示すビット変化情報を算出し、算出した前記ビット変化情報を量子化することにより固定長の量子化値を算出し、前記単位圧縮データは、前記予測値として用いられる画素データである基準画素値と、前記画素データ群に含まれる画素データに対応する前記量子化値と、前記量子化の条件を示す量子化情報とを含み、前記第1指定データは、前記基準画素値を含んでもよい。
また、前記基準画素値は、前記画素データ群に含まれる一の画素データであり、前記単位圧縮データは、前記基準画素値と、前記画素データ群に含まれる、前記一の画素データ以外の画素データに対応する前記量子化値と、前記量子化情報とを含んでもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、撮影された画像データに対して画素を間引いた画像を表示できる。
また、前記圧縮部は、前記画素データ群に含まれる複数の画素データの平均値を算出し、前記基準画素値は、前記平均値であってもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、画素データ群内の全ての画素からの情報を用いることで折り返しノイズを抑えた画像を表示できる。
また、前記画素データ群は、連続して配置された複数の画素の画素データを含み、前記第1指定データは、前記基準画素値と、等間隔に配置される画素に対応する前記量子化値とを含んでもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、ノイズを抑えた画像を表示できる。
また、前記複数の画素データの各々は、複数の色の画素データのうちいずれかであり、前記単位圧縮データは、色ごとの前記基準画素値を含み、前記第1指定データは、前記色ごとの基準画素値を含み、前記圧縮部は、符号化対象画素と同色の基準画素値を前記予測値として用いて、前記ビット変化情報を算出し、算出した前記ビット変化情報を量子化することにより固定長の量子化値を算出してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、カラー画像に対して表示応答性を向上できる。
また、前期撮像素子は、さらに、入射光に応じて第2画像データを生成し、前記圧縮部は、さらに、前記第2画像データを固定長符号化することにより第2圧縮データを生成し、前記記憶部は、さらに、前記第2圧縮データを記憶し、前記伸張部は、さらに、前記第2の圧縮データの一部である第2指定データのみを伸張することにより第2部分伸張データを生成し、前記信号処理部は、さらに、前記第2部分伸張データを画質補正することにより第2部分補正画像データを生成し、前記表示部は、さらに、前記第2部分補正画像データを表示し、前記伸張部は、前記第1部分伸張データ及び前記第2部分伸張データを共に生成した後、前記第1全体伸張データを生成し、前記記憶部に記憶されている前記第2圧縮データの全てを伸張することにより第2全体伸張データを生成し、前記信号処理部は、さらに、前記第2全体伸張データを画質補正することにより第2全体補正画像データを生成してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、連続撮影時において表示応答性を向上できる。
また、前記撮像装置は、さらに、前記第1部分伸張データを用いて前記第1画像データの輝度レベルを算出し、前記第1画像データが所定の輝度レベルとなるように前記撮像素子の露出量を制御する露出制御部を備えてもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、高速な露出制御を実現できる。
また、前記撮像装置は、さらに、前記第1部分伸張データに含まれる画素データの周波数特性を算出し、当該周波数特性を用いてフォーカス制御を行うフォーカス制御部を備えてもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、高速なフォーカス制御を実現できる。
また、前記第1画像データは、遮光された画素の画素データである遮光画素データを含み、前記圧縮部は、前記画素データ群に含まれる複数の画素データが複数の前記遮光画素データである場合、予め定められた画素数ごとに前記複数の遮光画像データの平均値を算出し、複数の算出した平均値を固定長符号化することにより前記第1圧縮データを生成してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、画質の劣化を抑制しつつ、圧縮データのデータ量を削減できる。
また、前記第1画像データは、遮光された画素の画素データである遮光画素データを含み、前記圧縮部は、前記画素データ群に含まれる複数の画素データが複数の前記遮光画素データである場合、予め定められた画素数ごとに前記複数の遮光画像データの最大値又は最小値を算出し、複数の算出した最小値又は最大値を固定長符号化することにより前記第1圧縮データを生成してもよい。
この構成によれば、本発明の一形態に係る撮像装置は、画質の劣化を抑制しつつ、圧縮データのデータ量を削減できる。
また、前記撮像装置は、さらに、前記撮像素子により生成された前記第1画像データをデジタル信号に変換するAD変換部を備え、前記圧縮部は、前記AD変換部によりデジタル信号に変換された前記第1画像データを固定長符号に圧縮することにより前記第1圧縮データを生成してもよい。
なお、本発明は、このような撮像装置として実現できるだけでなく、撮像装置に含まれる特徴的な手段をステップとする画像処理方法として実現したり、そのような特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
さらに、本発明は、このような撮像装置の機能の一部又は全てを実現する半導体集積回路(LSI)として実現したり、このような撮像装置を備える撮像システムとして実現したりできる。
以上より、本発明は、表示応答性を向上できる撮像装置を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置のブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る圧縮処理例と各演算結果を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る圧縮処理のフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態1に係るビット変化情報の有効ビット桁数、量子化幅及び量子化情報を示す図である。 図5Aは、本発明の実施の形態1に係る未圧縮のデータの一例を示す図である。 図5Bは、本発明の実施の形態1に係る圧縮パッキングデータの一例を示す図である。 図6Aは、本発明の実施の形態1に係る未圧縮のデータの一例を示す図である。 図6Bは、本発明の実施の形態1に係る圧縮パッキングデータの一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係るカメラ信号処理部のブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置による処理のタイミングを示す図である。 図9Aは、本発明の実施の形態1に係る未圧縮のデータの一例を示す図である。 図9Bは、本発明の実施の形態1に係る圧縮パッキングデータの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態1に係る圧縮パッキングデータの一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置による処理のタイミングの別の例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置の変形例のブロック図である。 図13は、本発明の実施の形態2に係るカメラ信号処理部のブロック図である。 図14は、本発明の実施の形態2に係る露出制御処理のフローチャートである。 図15は、本発明の実施の形態2に係るカメラ信号処理部の変形例のブロック図である。 図16は、本発明の実施の形態2に係る積算領域の一例を示す図である。 図17は、本発明の実施の形態3に係るカメラ信号処理部のブロック図である。 図18は、本発明の実施の形態3に係るフォーカス制御処理のフローチャートである。 図19は、本発明の実施の形態4に係る圧縮処理のフローチャートである。 図20は、本発明の実施の形態4に係る遮光領域の一例を示す図である。 図21は、本発明の実施の形態4に係る圧縮パッキングデータの一例を示す図である。 図22は、本発明の実施の形態5に係る撮像システムのブロックである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施の形態や各変形例の説明において、一度説明した構成要素と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る撮像装置は、圧縮データの一部のみを伸張し、伸張したデータを表示する。これにより、本発明の一形態に係る撮像装置は、表示応答性を向上できる。
図1は本発明の実施の形態1に係る撮像装置50の構成を示すブロック図である。
なお、本実施の形態における撮像装置による撮像処理機能の全て又は一部は、LSI(Large Scale Integration)などのハードウェア、又はCPU(Central Processing Unit)等により実行されるプログラムによって実現され、これは以下の実施の形態でも同様である。
図1に示す撮像装置50は、撮像部100と、画像信号処理部101と、記憶部102と、記録保存部103を備える。
また、撮像部100は、撮像素子1と、AFE(Analog Front End)回路2と、圧縮部3とを備える。画像信号処理部101は、伸張部4と、カメラ信号処理部5と、解像度変換部6と、画像符号化部7と、ビデオエンコーダ8と、メモリコントローラ9とを備える。また、伸張部4、カメラ信号処理部5、解像度変換部6、画像符号化部7、ビデオエンコーダ8、メモリコントローラ9は、内部バス10により相互に接続されている。
撮像素子1は、入射光に応じて画像データ21を生成する。この撮像素子1は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)、又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサなどの固体撮像素子である。この撮像素子1は、図示しないレンズブロックを通じて被写体から入射された光を電気信号に変換することによりアナログ信号である画像データ21を生成する。
AFE2は、撮像素子1が出力した画像データ21に対してノイズ除去、信号増幅、及びA/D変換などの信号処理を行なうことにより画像データ22を生成する。
圧縮部3は、AFE2から出力された画像データ22に対して固定長符号化を行うことにより圧縮データ23を生成する。
以下、圧縮部3の処理を詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における圧縮部3の処理を説明するための図である。また、図3は、本発明の実施の形態1における圧縮部3の処理のフローチャートである。
画像データ22は、1画素に対応する固定ビット幅(Nビット)の画素データ22Aを複数含む。圧縮部3は、この固定ビット幅の画素データ22Aを順次、受信する。ここでは、画素データ22Aのデータ量は12ビット(N=12)であるとする。すなわち、画素データ22Aのダイナミックレンジは12ビットである。また、量子化値29のビット幅Mは8ビットであるとする。また、圧縮部3は、複数の画素データ22A(画素データ群)を圧縮したデータを、Sビットの固定長にパッキングした圧縮データ23(以下、圧縮パッキングデータ23A(単位圧縮データ))を画像信号処理部101に出力する。ここでは設定する固定ビットSは、64ビットとする。なお、固定ビット幅N、量子化値のビット幅M及び固定ビットSは、予め決められているものであればよく、ここに示す例に限るものではない。
また、本実施の形態において行うコード変換は、グレイコード変換であるとする。画素データをグレイコード化する理由は、近似なものを表現する際のビット変化を抑え、圧縮率を高めることができるからである。
なお、一般に10進数の値をグレイコードへ変換する方法として、10進数をバイナリコードで表したビット列に対して、下位ビットから順に上位ビット側に隣り合うビットとの排他的論理和をとっていく方法がとられている。
なお、グレイコードではなくても、近似なものを表現する際のビット変化が、バイナリコードで表したビット列よりも小さくなるようなコード変換であれば、本発明に適用可能であることはいうまでもない。
図2には、一例として、1つの圧縮パッキングデータ23Aに圧縮される7個の画素データ22Aを示す。また、画素P1、P2、・・・、P7の順で、各画素に対応する画素データ22Aが入力されるとする。また、画素P1〜P7内に示される数値は、対応する画素データ22Aが示す信号レベルである。なお、画素P1に対応する画素データ22Aは、初期画素値22Bであるとする。ここで初期画素値22Bとは、Sビットの1つの圧縮パッキングデータ23Aにパッキングされる画素データ22Aのうち最初に入力される画素データ22Aである。
本実施の形態では、符号化対象画素の予測値は、一例として、符号化対象画素の左隣の画素の画素データ22Aを用いて算出されるものとする。すなわち、符号化対象画素の画素データ22Aは、一つ前に入力された画素と同一の画素データ22A(レベル)になる可能性が高いと予測していることになる。
図3に示す圧縮処理では、まず、ステップS101で圧縮部3は、入力された画素データ22Aが初期画素値22Bであるか否かを判定する。
入力された画素データ22Aが初期画素値22Bである場合(S101でYES)、圧縮部3は、受信した初期画素値22Bを内部のバッファに記憶させるとともに、当該初期画素値22Bをパッキングバッファに送信する。そして、処理は後述するステップS110に移行する。
一方、入力された画素データ22Aが初期画素値22Bでない場合(S101でNO)、ステップS102に移行する。
ここで、圧縮部3は、初期画素値22Bである、画素P1に対応する画素データ22Aを受信したとする。この場合、圧縮部3は、当該初期画素値22Bを内部のバッファに記憶させるとともに、当該初期画素値22Bをパッキングバッファに送信する。なお、内部バッファに画素データ22Aが既に記憶されている場合、圧縮部3は、受信した画素データ22Aを内部のバッファに上書き記憶させる。
次に、画素P2が符号化対象画素であるとする。この場合、圧縮部3は、画素P2に対応する画素データ22A(符号化対象画素データ)を受信する。また、符号化対象の画素データ22Aは“220”であるとする。この場合、受信した画素データ22Aは初期画素値22Bではないので(S101でNO)、圧縮部3は、画素P2の画素データ22Aをコード変換対象とする。
また、ステップS101でNOと判定された場合、圧縮部3は、内部のバッファに記憶されている1画素前の画素データ22Aを予測値とする(S102)。ここでは、予測値は、画素P1の画素データ22Aの値“300”である。
次に、圧縮部3は、ステップS103で、符号化対象画素データと予測値とにグレイコード変換処理を施すことによりコード24を生成する。ここでは、受信した符号化対象画素データは、“220”、予測値は“300”であるため、コード変換により、それぞれN(“12”)ビット長のグレイコード24である符号化画素コード“000010110010”と予測値コード“000110111010”とが算出される。
次に、ステップS104では、圧縮部3は、符号化画素コードと、予測値コードとの差(変化)を示すビット変化情報25を算出する。具体的には、圧縮部3は、符号化画素コードと予測値コードとの排他的論理和を演算することにより、ビット変化情報25を算出する。ここでは、受信した符号化画素コードが“000010110010”であり、予測値コードが“000110111010”である。よって、圧縮部3は、符号化画素コード(“000010110010”)と、予測値コード(“000110111010”)との排他的論理和を演算することにより、ビット変化情報25“000100001000”を算出する。
次に、ステップS105では、圧縮部3は、量子化幅決定処理を行う。量子化幅決定処理では、圧縮部3は、ビット変化情報25の有効ビット桁数26、つまり、ビット変化情報25を表現するために必要なビット長を求める。具体的には、有効ビット桁数26は、上位ビット側からみて最初に“1”となるビットを含む当該ビットから下位のビットの桁数である。ここでは、ビット変化情報25は、“000100001000”である。この場合、有効ビット桁数26は9ビットである。そして、圧縮部3は、有効ビット桁数26から量子化値のビット幅Mを減算することにより量子化幅27を設定する。ここでは、量子化値のビット幅Mが“8”であるとすると、量子化幅27は、“9−8=1”に設定される。
また、圧縮部3は、量子化幅27をグループ単位で決定することにより圧縮効率を上げる。ここでグループは、予め決められた所定の画素数Pix_Gの画素データ22Aで構成される。また、同一のグループに属する画素データ22Aには同一のグループNo30が付与される。
ステップS106では、圧縮部3は、例えばグループ内の画素数Pix_G=3の画素について、量子化幅27が全て決定されたか否かの判定を行う。
グループ内の量子化幅27が全て決定されていない場合(S106でNO)、圧縮部3はステップS102に移行し、次に受信した画素データ22Aに対してステップS102からステップS105までの処理を実行する。
一方、グループ内の量子化幅27が全て決定された場合(S106でYES)、圧縮部3はステップS107に移行する。
ステップS107では、圧縮部3は、グループ内の画素数Pix_Gの画素に対応する量子化幅27の中から最も大きい最大量子化幅28を算出する。図2においてグループNo30が“1”の量子化幅27は“1”、“1”、“0”であるため、最大量子化幅28は“1”となる。ここで算出された最大量子化幅28は、グループ内の全画素に対して共通に用いられる。
また、圧縮部3は、量子化の条件を示す量子化情報31を生成する。具体的には、圧縮部3は、最大量子化幅28を符号化することによりQビット長の量子化情報31を生成する。ここでは、量子化情報31のビット長Qが“2”であるとする。図4は、ビット変化情報25の有効ビット桁数26と、量子化幅27(最大量子化幅28)と、Qビットの量子化情報31との対応関係を示す図である。例えば、最大量子化幅28が“1”であるとする。この場合、図4より量子化情報31は“01”となる。なお、最大量子化幅28はゼロ又は正数であるため、有効ビット桁数26がM(“8”)よりも小さい値をとる場合は、量子化幅27は“0”とする。
次に、ステップS108では、圧縮部3は、ビット変化情報25に量子化処理を行うことにより量子化値29を生成する。量子化処理では、圧縮部3は、ビット変化情報25を最大量子化幅28の数だけ下位にビットシフトすることにより当該ビット変化情報25を量子化する。ここでは、最大量子化幅28が“1”であり、かつ、ビット変化情報25が“000100001000”である。この場合、“000100001000”を、最大量子化幅28(”1“)の数だけ下位にビットシフトすることにより、“00010000100”を算出する。ここで、量子化値のビット幅Mは8ビットであるため、圧縮部3は、最下位ビットから8ビット目までの量子化されたビット変化情報“10000100”を量子化値29としてパッキングバッファへ送信する。
次に、ステップS109では、圧縮部3は、グループ内の画素数Pix_Gの画素について、量子化処理が全て終了したか否かの判定を行う。
量子化処理が全て終了していない場合(S109でNO)、圧縮部3はステップS108に移行し、同一グループ内における次の符号化対象画素データに対してステップS108の処理を実行する。
一方、量子化処理が全て終了した場合(ステップS109でYES)、圧縮部3はステップS110に移行する。
ステップS110では、圧縮部3は、生成したデータを予め決められたSビットにパッキングする処理を行う。パッキング処理では、圧縮部3は、初期画素値22B(P1)をSビット長のパッキングバッファに格納し、その後は順次、Qビット長の量子化情報31、符号化対象画素P2〜P4の量子化値29を、パッキングバッファに格納していく。ここで、固定ビットSが“64”、量子化情報31のビット長Qが“2”であるとする。符号化対象画素の量子化値29は8ビットであるため、画素数Pix_Gの画素データ22Aを処理した時点で、64ビット長のパッキングバッファの先頭から38ビット分の圧縮データ(画素P1の画素データ22A(12ビット)+量子化情報31(2ビット)+画素P2〜P4の量子化値29(8×3=24ビット))が格納されたことになる。符号化対象画素のパッキング処理が終了すると圧縮部3はステップS111に移行する。
ステップS111では、圧縮部3は、Sビットにパッキングする画素数Pixの画素について圧縮処理が終了したか否かを判定する。ここで、画素数Pixは、以下の式(1)にて予め算出されているものとする。
Pix = (S−(2×Q))/M ・・・(1)
ここで、固定ビットSが“64”、量子化情報31のビット長Qが“2”、量子化値29のビット幅Mは8ビットであるため、画素数Pixは式(1)により7画素となる。
画素数Pixの画素について圧縮処理が終了していない場合(S111でNO)、圧縮部3はステップS101に移行し、次に画素データ22Aに対してステップS101以降の処理を実行する。この場合、圧縮部3は、画素P5から画素P7に対して、ステップS101以降の処理を行い、順次、生成したデータをバッファメモリに格納していく。
一方、画素数Pixの画素について圧縮処理が終了した場合(S111でYES)、圧縮部3は、バッファメモリ内に保持される圧縮データ23をSビット単位の圧縮パッキングデータ23Aとして出力し(S112)、次にステップS113に移行する。
ステップS113では、圧縮部3は、出力した圧縮パッキングデータ23Aで、1画像(1画面)についての圧縮処理が全て終了したかを判別する。1画像についての圧縮処理が全て終了した場合(S113でYES)、圧縮部3は圧縮処理を終了し、1画像についての圧縮処理が全て終了していない場合(S113でNO)、圧縮部3はステップS101へ移行して、ステップS101以降の処理を実行する。
以上の処理及び演算を実行した結果、算出される符号化対象画素P2〜P6のコード24、ビット変化情報25、有効ビット桁数26、量子化幅27、そしてパッキングされる8ビットの量子化値29を図2に示している。
また、図5Aは、上記圧縮処理を行わない場合のパッキングされた64ビットのデータ例を示す図である。また、図5Bは、上記圧縮処理を行った場合のパッキングされた64ビットの圧縮パッキングデータ23Aの例を示す図である。
図5Aに示すように圧縮処理を行わない場合、64ビットのデータは5画素分のデータで構成される。一方、図5Bに示すように圧縮処理を行うことにより64ビットの圧縮パッキングデータ23Aに7画素分のデータを含ませることができる。
また、固定長符号化は、生成された複数の固定長の符号化データを、例えばメモリ等に記憶させた場合、画像内の特定の箇所の画素に対応した符号化データを、容易に特定することができる。その結果、符号化データに対するランダムアクセス性を維持することができるメリットがある。
また、RAWデータを圧縮する本実施の形態では、色成分が同色である近接画素から予測値を生成してもよい。具体的には、符号化対象画素の画素配列がベイヤー配列のRAWデータであるとする。この場合、RAWデータを、R(赤)成分と、G(緑)成分と、B(青)成分とに分けることができる。よって、圧縮部3は、予測値として符号化対象画素の隣接画素ではなく、同色の左隣の画素を利用してもよい。これにより、色成分が異なる隣接画素が使用するよりも、画素データとして相関が高いため、量子化精度を上げることができる。
図6Aは、ベイヤー配列のRAWデータにおける予測値として用いる画素の関係を示す図である。例えば、図6Aに示すように画素R2は、直前(左隣)の同色の画素R1の画素データ22Aを予測値として用いる。
また、図6Aは、ベイヤー配列のRAWデータに対して、上記圧縮処理を行わない場合のデータ例を示す図である。また、図6Bは、ベイヤー配列のRAWデータに対して、上記圧縮処理を行った場合の圧縮パッキングデータ23Aのデータ例を示す図である。また、図6A及び図6Bは、14画素に対するデータ量を示している。
図6Aに示すように圧縮処理を行わない場合、14画素に対して168ビットのデータが必要になる。一方、図6Bに示すように圧縮処理を行うことにより14画素分のデータを124ビットに圧縮できる。
次に、画像信号処理部101について説明する。
圧縮部3からの圧縮データ23は内部バス10、メモリコントローラ9を介して記憶部102に記憶されるのと同時に、伸張部4に送られ、伸張部4において圧縮データ23の伸張処理が実施される。
伸張部4は、圧縮データ23を伸張することにより伸張データ32を生成する。
カメラ信号処理部5は、入力された伸張データ32(RAWデータ)に所定の画像処理(画質補正処理等)を施すことにより補正画像データ33を生成し、生成した補正画像データ33を、内部バス10を介して記憶部102に出力する。
図7は、カメラ信号処理部5の構成を示すブロック図である。
一般的には、図7に示すように、カメラ信号処理部5は、ホワイトバランス処理回路721(図中ではWBと略記)と、輝度信号生成回路722と、色分離回路723と、アパーチャ補正処理回路724(図中ではAPと略記)と、マトリクス処理回路725とを備えている。
ホワイトバランス処理回路721は、白い被写体がどのような光源下でも白く撮影されるように、撮像素子1のカラーフィルタによる色成分を正しい割合で補正することにより補正信号731を生成する。
輝度信号生成回路722は、RAWデータ(補正信号731)から輝度信号732(Y信号)を生成する。
色分離回路723は、RAWデータ(補正信号731)から色差信号733(Cr/Cb信号)を生成する。
アパーチャ補正処理回路724は、輝度信号生成回路722が生成した輝度信号732に高周波数成分を足し合わせて解像度を高く見せる処理を行う。
マトリクス処理回路725は、撮像素子1の分光特性や画像処理で崩れた色相バランスの調整を、色分離回路723が生成した色差信号733に対して行う。
解像度変換部6は、画像の拡大及び縮小処理を行う。
画像符号化部7は、記憶部102に記憶されるデータをJPEG等の所定の規格で圧縮変換することにより画像データを生成し、生成した画像データを記録保存部103に出力する。
一般的に画像信号処理部101は処理対象の画素データをSDRAM等のメモリ(記憶部102)に一時記憶させ、一時記憶されたデータに対して所定の画像処理、YC信号生成、及びズーム処理等を行い、処理後のデータを再度SDRAMに一時記憶することが多い。そのため、それぞれの処理部は内部バス10を通じて接続されている。
同時にビデオエンコーダ8は、解像度変換部6からの拡大又は縮小された画像をLCD又はモニタなどに表示する表示部である。
次に、撮像装置50における各処理の流れを説明する。図8は、本実施の形態における各処理のタイミングを示す図である。
まず、撮像部100は、基準タイミング60の立ち上がりタイミングで画面Aの画像データ22の取り込み処理を行い、その後、取り込んだ画像データ22に対して圧縮処理を実施することにより圧縮データ23を生成する。さらに、撮像部100は、生成した圧縮データ23を記憶部102へ記憶する(S91)。
同時に、撮像部100は、伸張部4へ圧縮データ23を送る。伸張部4は圧縮データ23の一部である指定データ40のみを伸張することにより部分伸張データ32Aを生成する。次に、カメラ信号処理部5は、生成された部分伸張データ32Aにカメラ信号処理(画質補正処理)を施すことにより部分補正画像データ33Aを生成し、生成した部分補正画像データ33Aを記憶部102へ送る(S92)。例えば、指定データ40は、圧縮パッキングデータ23Aの各々に含まれる一部のデータである。より具体的には、例えば、指定データ40は、初期画素値22Bである。
次に、解像度変換部6は、記憶部102に記憶される部分補正画像データ33Aを読み出し、当該部分補正画像データ33Aにズーム処理を行うことにより部分変換画像データ34Aを生成し、生成した部分変換画像データ34Aを記憶部102へ記憶する(S93)。次に、ビデオエンコーダ8は、記憶部102に記憶された部分変換画像データ34Aを表示する(S94)。
また、伸張部4は、ステップS92の部分伸張処理が終わった後、画面Aの圧縮データ23を記憶部102から読み出し(S95)、読み出した圧縮データ23の全てに伸張処理を行うことにより全体伸張データ32Bを生成する。次に、カメラ信号処理部5は、生成された全体伸張データ32Bにカメラ信号処理を施すことにより全体補正画像データ33Bを生成し、生成した全体補正画像データ33Bを記憶部102へ送る(S96)。
同じく解像度変換部6は、部分伸張データ32Aのズーム処理が終わった後(S93)、記憶部102から全体補正画像データ33Bを読み出す。そして解像度変換部6は、読み出した全体補正画像データ33Bに解像度変換処理を行うことにより全体変換画像データ34Bを生成し、生成した全体変換画像データ34Bを記憶部102に記憶する(S97)。
次に、画像符号化部7は、記憶部102に記憶されている全体変換画像データ34Bを符号化することにより符号化画像データを生成し、生成した符号化画像データを記録保存部103に記録する(S98)。
ここで、近年、取り扱う画像サイズが増大している。例えば、15MPixel程度の解像度(水平:4480、垂直:3360)の情報量の場合、一時伸張する画素が初期画素値22Bのみであっても、図2に示す例では1/7の情報量となる。つまり、4480/7=640、3360/7=480とNTSC(全米テレビジョン放送方式標準化委員会)などの標準モニタの解像度VGA(640×480)を十分得ることができる。
この結果、本発明に係る撮像装置50は、全体の信号処理をするよりも早く画像を表示することが可能である。
なお、一部伸張するのは圧縮パッキングデータ23Aに含まれるデータのうち任意の数の予め定められた複数の指定画素に関する指定データ40でもよい。例えば、1つの圧縮パッキングデータ23Aに圧縮される複数の画素データ22Aが、連続して配置された複数の画素の画素データ22Aである場合、指定画素は、等間隔(例えば1つおき)に配置される画素であってもよい。
これは初期画素値22Bのみでは単純に間引いた画素データを出力しているため折り返しノイズが発生する可能性があるためである。そのため圧縮部3は、図9A及び図9Bに示すような順に画素データ22Aを圧縮してもよい。つまり、圧縮部3は、指定画素のみを先に連続して圧縮する。
この場合、伸張部4は、1つの圧縮パッキングデータ23Aに含まれる各色の前半4画素(R1、R3、R5、R7、G1、G3、G5、G7)に対応する指定データ40のみ伸張すればよい。これにより、一部伸張する画素数が増えるものの、伸張する情報量を全体伸張の4/7程度の情報に抑えることができる。また、これにより、よりノイズを抑えた画像を得ることができる。
また、図10に示すように、圧縮部3は、圧縮パッキングデータ23Aに含まれる画素データ22Aの平均値22Cを算出し、基準となる基準画素値として、初期画素値22Bの代わりに平均値22Cを用いてもよい。この場合、伸張部4は、この基準画素値である平均値22Cを一部伸張すればよい。このように、基準画素値である平均値22Cを用いることで、平均値22C分だけ圧縮効率は劣化するが、圧縮パッキングデータ23A内の全ての画素からの情報を用いることで折り返しノイズを抑えた画像を得ることができる。
また、本実施の形態における各処理のタイミングの異なる例を図11に示す。
図11に示すように、まず、撮像部100は、基準タイミング60の立ち上がりタイミングで画面Aの画像データ22の取り込み処理を行い、その後、取り込んだ画像データ22に対して圧縮処理を実施することにより圧縮データ23を生成する。さらに、撮像部100は、生成した圧縮データ23を記憶部102へ記憶する(S91A)。以降ステップS94Aまでは図8に示すステップS91〜S94と同じ処理である。次に、画面Bに対して同様の処理(S91B〜S94B)が行われ、その後、画面Cに対して同様の処理(S91C〜S94C)が行われる。すなわち連写記録が行われた場合、ステップS91〜S94の処理が繰り返し行われる。
上記ステップS91A〜S94Cが完了するまで全体の圧縮データ23は記憶部102に蓄積される。そして連写記録が終わったところで、全体伸張(S95)〜全体符号化(S98)までの処理が、記録された画像分繰り返し行われる。つまり、画面Aに対する全体伸張(S95A)〜全体符号化(S98A)、画面Bに対する全体伸張(S95B)〜全体符号化(S98B)、画面Cに対する全体伸張(S95C)〜全体符号化(S98C)が順次行われる。
この結果、本発明の実施の形態1に係る撮像装置50は、全体の信号処理をするよりも早く画像を表示することができる。また、SDRAM等の記憶部102へは圧縮された状態でデータが保存されているため記憶部102へ記録するデータ量をより少なくできる。また、記憶部102により多くの情報を蓄積しておくことが可能である。
また、実施の形態1の異なる形態を図12に示す。
図12に示す撮像装置50Aは、図1に示す撮像装置50に対して、撮像部100A及び画像信号処理部101Aの構成が異なる。具体的には、圧縮部3が、撮像部100Aではなく画像信号処理部101Aに含まれる。
また、AFE回路2からの画像データ22の一部が直接カメラ信号処理部5へ入力される。この結果、表示データを生成する際、伸張部4を介さず直接処理できるため、さらに早く表示させることが可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1で説明した、伸張部4及びカメラ信号処理部5の変形例を説明する。
図13は実施の形態2に係るカメラ信号処理部5Aの構成を示すブロック図である。図13に示すカメラ信号処理部5Aは、図7に示すカメラ信号処理部5の構成に加え、新たに露出制御部741を備える。
この露出制御部741は、部分伸張データ32Aを用いて画像データ22の輝度レベルを算出し、画像データ22が所定の輝度レベルとなるように撮像素子1の露出量(露光量)を制御する。
図14は、実施の形態2に係る撮像装置50による露出制御処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS201では、伸張部4は圧縮部3から圧縮パッキングデータ23Aを受け取る。
次に、ステップS202では、伸張部4は圧縮パッキングデータ23Aに含まれる各データが初期画素値22B(指定データ40)かどうか判断する。初期画素値22Bであれば(S202でYes)、伸張部4はステップS203に移行する。初期画素値22Bでなければ(S202でNo)、次の初期画素値22Bを取得するため次の圧縮パッキングデータ取得ステップ(S201)に戻る。
ステップS203では伸張部4は初期画素値22Bのみを伸張する。
次にステップS204において伸張部4は、伸張した初期画素値22Bをカメラ信号処理部5Aへ転送する。次に、露出制御部741は取得した初期画素値22Bを積算する(S205)。
これらステップS201〜S204までの処理が、露出制御部741が1画面分の初期画素値22Bを積算するまで繰り返される(S206)。
1画面分の初期画素値22Bの積算が終了すると(S206でYES)、露出制御部741は、当該積算値が上限輝度レベルより高いか否かを判断する(S207)。また、露出制御部741は、当該積算値が下限輝度レベルより低いか否かを判断する(S208)。つまり、露出制御部741は、積算値が所定の輝度レベルの範囲内であるか否かを判定する。
積算値が所定の輝度レベルの範囲外である場合(S207でYES、又は、S208でYES)、露出制御部741が、撮像素子1を制御することで露出を制御する(S209)。
一方、積算値が所定の輝度レベルの範囲内である場合(S207でNO、かつS208でNo)、撮像装置50は露出制御処理を終了する。
以上により、本発明の実施の形態2に係る撮像装置50は、表示画像を生成するのと同時に、露出量を制御することができる。
また、図15に示すカメラ信号処理部5Bのように、撮像装置50は、露出制御に使用する積算領域750を選択する領域選択部742を備えてもかまわない。この場合、例えば、領域選択部742は、図16に示す画面中央の積算領域750を選択する。また、露出制御部741は、領域選択部742により選択された積算領域750に含まれる初期画素値22Bの輝度値のみを積算し、積算した積算値に応じて、上述した露出制御を行なう。これにより、撮像装置50は、画像中の任意の位置の積算領域750のみの明るさに応じて露出量を調整できる。
また、図10に示すように、基準画素値が圧縮パッキングデータ23Aに含まれる画素データ22Aの平均値22Cであってもかまわない。この場合、撮像装置50は、パッキングデータの全体の平均値22Cを元に露出量を制御することが可能である。
また、図9Bに示すように、指定データ40が複数の指定画素を含んでもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態1で説明した、伸張部4及びカメラ信号処理部5の変形例を説明する。
なお、実施の形態3では、圧縮パッキングデータ23Aは、図9Bに示すように複数の指定画素値を含むとする。
図17は実施の形態3に係るカメラ信号処理部5Cの構成を示すブロック図である。図17に示すカメラ信号処理部5Cは、図7に示すカメラ信号処理部5の構成に加え、新たにフォーカス制御部743を備える。
このフォーカス制御部743は、部分伸張データ32Aに含まれる画素データ22Aの周波数特性を算出し、当該周波数特性を用いてフォーカス制御を行う。
図18は、実施の形態3に係る撮像装置50によるフォーカス制御処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS301では、伸張部4は圧縮部3からの圧縮パッキングデータ23Aを受け取る。次に、ステップS302では、伸張部4は、圧縮パッキングデータ23Aに含まれる各データが指定画素値かどうか判断する。
指定画素値の場合(S302でYes)、伸張部4はステップS303にて指定画素値に伸張処理を実施する。一方、指定画素値でない場合(S302でNo)、次の指定画素値を取得するため次の圧縮パッキングデータ取得ステップ(S301)に戻る。
次にステップS304において、伸張部4は、圧縮パッキングデータ23A内において任意の数の指定画素値を取得したかどうか判断する。任意の数の指定画素値を取得した場合(S304でYes)、伸張部4はS305に移行する。また、任意の数の指定画素値を取得していない場合(S304でNo)、伸張部4はステップS302に戻って次の位置の指定画素値の伸張を行う。
ステップS305では伸張部4は伸張した画素データをカメラ信号処理部5Cへ転送する。カメラ信号処理部5Cでは取得した画素データを、例えば直交変換などを用いて周波数成分に変換する(S306)。また、1画面分の周波数成分を積算するまでステップS301〜S306の処理を繰り返す(S307)。
1画面分の周波数成分の積算が終了すると(S307でYES)、フォーカス制御部743は、その積算値が所定のレベルより低いか否かを判断する(S308)。所定の周波数成分レベルより低い場合、フォーカス制御部743は、撮像素子1のレンズ位置を制御することでフォーカスを制御する(S309)。
一方、積算値が所定の周波数成分レベルより高い場合(S308がNo)、撮像装置50は、フォーカス制御処理を終了する。
以上により、本発明の実施の形態3に係る撮像装置50は、表示画像を生成するのと同時に、フォーカスを制御することができる。
また、カメラ信号処理部5Cは、図15に示すカメラ信号処理部5Aと同様に、使用する積算領域を選択する領域選択部742を備えてもかまわない。この場合、図16に示す画像中の任意の位置の指定画素値による輝度値を積算し、例えば画面中央のみのフォーカス調整が可能になる。
また、伸張部4が伸張するデータは、初期画素値22B又は平均値22Cであってもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4では、実施の形態1で説明した、圧縮部3及び伸張部4の変形例を説明する。
実施の形態4に係る撮像装置50の処理手順を図19に示す。
まず、ステップS401において、圧縮部3は、符号化対象画素が遮光された領域の画素かどうか判断する。一般的な撮像装置において、画像の黒レベルを決定するため、図20に示すように撮像素子1の上下左右領域に遮光領域751(OB領域)を設けている。撮像装置50は、この遮光領域751に含まれる画素の画素データ22Aである遮光画素データ22Dの平均値を黒レベルとして算出し、実際の撮像された領域の画素データ22Aから黒レベルを引くことで各画素のレベルを調整している。そのため、遮光領域751の必要データは各々の画素レベルではなく平均値があればよい。
符号化対象画素データが遮光画素データ22Dでない場合(S401でNO)、圧縮部3は、図3に示す実施の形態1と同様の処理を実施する(S415)。
符号化対象画素データが遮光画素データ22Dである場合(S401でYES)、次に、ステップS402では、圧縮部3は、N画素の遮光画素データ22Dの平均値を算出する。図21に示す例では、圧縮部3は、4画素の遮光画素データ22Dの平均値を算出している。
また、ステップS403以降の処理において、圧縮部3は複数の算出した平均値を固定長符号化することにより圧縮データ23を生成する。
なお、ステップS403〜ステップS414の処理は、図3に示すステップS102〜ステップS113に対して、符号化対象を画素データ22AからN画素の平均値に置き換えた場合の処理と同様であるためここでの説明は省略する。なお、図21に示す初期平均値22Eは画素P1〜P4の平均値である。また、例えば、伸張部4は、この初期平均値22Eのみを伸張することにより、部分伸張データ32Aを生成する。また、量子化平均値29Aは、例えば、画素P5〜P8の4画素の平均値の量子化値である。
以上により、本発明の実施の形態4に係る撮像装置50は、遮光領域751の画素データ22Aに対しては、平均値を算出したうえで当該平均値を圧縮する。これにより、本発明の実施の形態4に係る撮像装置50は、遮光領域751に対するデータ量を削減することができる。
なお、上記説明では、圧縮部3は遮光領域751に対しては平均値を圧縮するとしたが、圧縮部3は、N画素ごとに、画素データ22Aの最大値及び最小値のうち少なくとも一方を算出し、複数の算出した最小値及び最大値のうちの少なくとも一方を固定長符号化することにより圧縮データ23を生成してもよい。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5では、上述した撮像装置50を含む撮像システム500について説明する。
図22は、本発明の実施の形態5に係る撮像システム500(例えばデジタルスチルカメラ(DSC))の構成を示すブロック図である。
図22に示す撮像システム500は、光学系501と、イメージセンサ502と、アナログ・デジタル変換器(ADC)503と、画像処理回路504と、記録転送回路506と、システム制御回路507と、タイミング制御回路508と、再生回路509とを備える。
ここで、イメージセンサ502は、図1に示す撮像素子1に相当し、ADC503はAFE回路2に相当し、画像処理回路504は画像信号処理部101に相当し、記録転送回路506は記録保存部103に相当する。
この撮像システム500の全体は、システム制御回路507によって制御されている。
この撮像システム500においては、光学系501を通って入射した被写体像はイメージセンサ502上に結像される。イメージセンサ502はタイミング制御回路508によって駆動されることにより、結像された被写体像の光学データを蓄積し、電気信号へと光電変換する。イメージセンサ502から読み出された電気信号は、アナログ・デジタル変換器503によってデジタル信号へと変換された後、画像処理回路504に入力される。この画像処理回路504においては、本発明を用いた伸張処理、カメラ信号処理、Y/C処理、エッジ処理、画像の拡大縮小、画像圧縮伸張処理などの画像処理が行われる。画像処理された信号は、記録転送回路506においてメディアへの記録又はネットワークへの転送が行われる。記録又は転送された信号は、再生回路509により再生される。
なお、本発明の実施の形態の画像処理回路504における画像処理は、必ずしも光学系501を介してイメージセンサ502に結像された被写体像に基づく信号のみに適用されるものではなく、例えば外部装置から電気信号として入力される画像信号を処理する際にも適用可能であることはいうまでもない。
また、上記実施の形態1〜5に係る撮像装置及び撮像システムに含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、本発明の実施の形態1〜5に係る、撮像装置及び撮像システムの機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
さらに、本発明は上記プログラムであってもよいし、上記プログラムが記録された記録媒体であってもよい。また、上記プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
また、上記実施の形態1〜5に係る、撮像装置、撮像システム及びその変形例の機能のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
また、上記で用いた数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。
更に、本発明の主旨を逸脱しない限り、本実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本発明に含まれる。
本発明は撮像装置に適用でき、デジタルスチルカメラ又はネットワークカメラ等のような画像を扱う装置に適用できる。
1 撮像素子
2 AFE回路
3 圧縮部
4 伸張部
5、5A、5B、5C カメラ信号処理部
6 解像度変換部
7 画像符号化部
8 ビデオエンコーダ
9 メモリコントローラ
10 内部バス
21、22 画像データ
22A 画素データ
22B 初期画素値
22C 平均値
22D 遮光画素データ
22E 初期平均値
23 圧縮データ
23A 圧縮パッキングデータ
24 コード
25 ビット変化情報
26 有効ビット桁数
27 量子化幅
28 最大量子化幅
29 量子化値
29A 量子化平均値
30 グループNo
31 量子化情報
32 伸張データ
32A 部分伸張データ
32B 全体伸張データ
33 補正画像データ
33A 部分補正画像データ
33B 全体補正画像データ
34A 部分変換画像データ
34B 全体変換画像データ
40 指定データ
50、50A 撮像装置
60 基準タイミング
100、100A 撮像部
101、101A 画像信号処理部
102 記憶部
103 記録保存部
500 撮像システム
501 光学系
502 センサ
503 アナログ・デジタル変換器
504 画像処理回路
506 記録転送回路
507 システム制御回路
508 タイミング制御回路
509 再生回路
721 ホワイトバランス処理回路
722 輝度信号生成回路
723 色分離回路
724 アパーチャ補正処理回路
725 マトリクス処理回路
731 補正信号
732 輝度信号
733 色差信号
741 露出制御部
742 領域選択部
743 フォーカス制御部
750 積算領域
751 遮光領域

Claims (14)

  1. 入射光に応じて第1画像データを生成する撮像素子と、
    前記第1画像データを固定長符号化することにより第1圧縮データを生成する圧縮部と、
    前記第1圧縮データを記憶する記憶部と、
    前記第1圧縮データの一部である第1指定データのみを伸張することにより第1部分伸張データを生成する伸張部と、
    前記第1部分伸張データを画質補正することにより第1部分補正画像データを生成する信号処理部と、
    前記第1部分補正画像データを表示する表示部とを備える
    撮像装置。
  2. 前記伸張部は、前記第1部分伸張データを生成した後、前記記憶部に記憶されている前記第1圧縮データの全てを伸張することにより第1全体伸張データを生成し、
    前記信号処理部は、前記第1全体伸張データを画質補正することにより第1全体補正画像データを生成する
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記圧縮部は、前記第1画像データに含まれる複数の画素データの一部である画素データ群ごとに、当該画素データ群に含まれる複数の画素データを固定長に圧縮することにより単位圧縮データを生成し、
    前記第1指定データは、前記単位圧縮データの各々に含まれる一部のデータである
    請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記圧縮部は、予測値と符号化対象画素の画素データとの差を示すビット変化情報を算出し、算出した前記ビット変化情報を量子化することにより固定長の量子化値を算出し、
    前記単位圧縮データは、前記予測値として用いられる画素データである基準画素値と、前記画素データ群に含まれる画素データに対応する前記量子化値と、前記量子化の条件を示す量子化情報とを含み、
    前記第1指定データは、前記基準画素値を含む
    請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記基準画素値は、前記画素データ群に含まれる一の画素データであり、
    前記単位圧縮データは、前記基準画素値と、前記画素データ群に含まれる、前記一の画素データ以外の画素データに対応する前記量子化値と、前記量子化情報とを含む
    請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記圧縮部は、前記画素データ群に含まれる複数の画素データの平均値を算出し、
    前記基準画素値は、前記平均値である
    請求項4記載の撮像装置。
  7. 前記画素データ群は、連続して配置された複数の画素の画素データを含み、
    前記第1指定データは、前記基準画素値と、等間隔に配置される画素に対応する前記量子化値とを含む
    請求項3記載の撮像装置。
  8. 前記複数の画素データの各々は、複数の色の画素データのうちいずれかであり、
    前記単位圧縮データは、色ごとの前記基準画素値を含み、
    前記第1指定データは、前記色ごとの基準画素値を含み、
    前記圧縮部は、符号化対象画素と同色の基準画素値を前記予測値として用いて、前記ビット変化情報を算出し、算出した前記ビット変化情報を量子化することにより固定長の量子化値を算出する
    請求項4〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前期撮像素子は、さらに、入射光に応じて第2画像データを生成し、
    前記圧縮部は、さらに、前記第2画像データを固定長符号化することにより第2圧縮データを生成し、
    前記記憶部は、さらに、前記第2圧縮データを記憶し、
    前記伸張部は、さらに、前記第2の圧縮データの一部である第2指定データのみを伸張することにより第2部分伸張データを生成し、
    前記信号処理部は、さらに、前記第2部分伸張データを画質補正することにより第2部分補正画像データを生成し、
    前記表示部は、さらに、前記第2部分補正画像データを表示し、
    前記伸張部は、前記第1部分伸張データ及び前記第2部分伸張データを共に生成した後、前記第1全体伸張データを生成し、前記記憶部に記憶されている前記第2圧縮データの全てを伸張することにより第2全体伸張データを生成し、
    前記信号処理部は、さらに、前記第2全体伸張データを画質補正することにより第2全体補正画像データを生成する
    請求項2記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置は、さらに、
    前記第1部分伸張データを用いて前記第1画像データの輝度レベルを算出し、前記第1画像データが所定の輝度レベルとなるように前記撮像素子の露出量を制御する露出制御部を備える
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像装置は、さらに、
    前記第1部分伸張データに含まれる画素データの周波数特性を算出し、当該周波数特性を用いてフォーカス制御を行うフォーカス制御部を備える
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記第1画像データは、遮光された画素の画素データである遮光画素データを含み、
    前記圧縮部は、前記画素データ群に含まれる複数の画素データが複数の前記遮光画素データである場合、予め定められた画素数ごとに前記複数の遮光画像データの平均値を算出し、複数の算出した平均値を固定長符号化することにより前記第1圧縮データを生成する
    請求項3記載の撮像装置。
  13. 前記第1画像データは、遮光された画素の画素データである遮光画素データを含み、
    前記圧縮部は、前記画素データ群に含まれる複数の画素データが複数の前記遮光画素データである場合、予め定められた画素数ごとに前記複数の遮光画像データの最大値又は最小値を算出し、複数の算出した最小値又は最大値を固定長符号化することにより前記第1圧縮データを生成する
    請求項3記載の撮像装置。
  14. 前記撮像装置は、さらに、前記撮像素子により生成された前記第1画像データをデジタル信号に変換するAD変換部を備え、
    前記圧縮部は、前記AD変換部によりデジタル信号に変換された前記第1画像データを固定長符号に圧縮することにより前記第1圧縮データを生成する
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の撮像装置。
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