JPWO2011132733A1 - 記憶装置 - Google Patents

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Abstract

記憶装置は、別装置とデータをやりとりするための接続端子と、前記接続端子を介して前記別装置より受け取った静止画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、所定の情報を静止画に合成する際に用いる合成データファイルを記憶する第2の記憶手段と、データ処理を行う制御手段と、を備える。このデータ処理は、前記第1の記憶手段に前記静止画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている前記合成データファイルに基づく前記所定の情報が、前記静止画ファイルによって表示される静止画の一部分に対して合成された静止画を表示できる合成静止画ファイルを生成し、前記第1の記憶手段に記憶させる処理である。

Description

関連出願の相互参照
本国際出願は、2010年4月22日に日本国特許庁に出願された日本国特許出願第2010−098970号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2010−098970号の全内容を参照により本国際出願に援用する。
本発明は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラによる撮影により生成されたファイルを記憶するための記憶装置に関する。
特許文献1には、撮影した写真の一部に広告を挿入して表示部に表示することにより宣伝を行うデジタルカメラが記載されている。このようなデジタルカメラを無償あるいは低価格にて頒布することにより、多くの者に対し広告宣伝を行うことができる。
また、特許文献2には、無線機能を有するメモリカードに関係する情報(具体的には、情報処理装置に対するメモリカードの着脱状態、メモリカードが装着された情報処理装置の電源状態、又はメモリカードが有する電源の電力残量)を、無線を介して外部機器へ出力する技術が記載されている。
特表2008−526166号公報 特開2002−366919号公報
(1)第1の課題
特許文献1に記載のデジタルカメラは、撮影した写真に対し広告を重ねて表示部に表示するのみであり、例えば、撮影した写真の画像ファイルをPCに読み込んでPCの画面に表示させた場合、表示された写真は広告が挿入されものではない。また、撮影した写真の画像ファイルを、プリンタを用いて印刷媒体に印刷した場合、印刷された写真は広告が挿入されたものではない。すなわち、特許文献1に記載のデジタルカメラには、写真の撮影後にその写真を閲覧する者全てに対し広告を見せることができないという問題があった。
本願の第1の目的は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等にて生成されたファイルを広告媒体として、より多くの者に広告宣伝を行うことができる記憶装置を提供することである。
(2)第2の課題
特許文献2に記載のメモリカードは、メモリカードに関係する上述した情報を、無線を介して外部機器へ出力するため、メモリカードに適切な無線設定が必要である。なお、メモリカードにおける無線設定は、メモリカードをPCに接続し、当該メモリカードに専用の設定アプリケーションを用いてPC上で行うことが一般的である。しかし、このような設定アプリケーションは、メモリカード毎に専用品であることが一般的であり、設定アプリケーションの種類に応じて設定画面や設定手順が異なる。そして、身近に設定アプリケーションがインストールされたPCがなければ無線設定の状況(ID、パスワード、暗号種別等)を確認することもできない。このため、メモリカードに関係する上述した情報を外部機器へ出力することができない事象が発生した場合、原因が無線設定の問題だと疑われたとしても容易に無線設定の状況を確認することができない。
したがって、本願の第2の目的は、無線機能を有するメモリカード等の記憶装置に関し、無線設定の状況をユーザが容易に確認することができる記憶装置を提供することである。
(3)第3の課題
着脱可能な小型の記憶装置をデジタルカメラ等の記憶媒体として用いることが広く知られている。このような記憶装置をデジタルカメラ等の記憶媒体として用いた場合、静止画ファイルや動画ファイルは撮影順に記憶装置に記憶される。このため、撮影場所や撮影被写体等に応じてファイルを分類分けするには、撮影後にPC等を用いて分類分けする必要があった。なお、一部のデジタルカメラには、ファイルを記憶させるフォルダを撮影前に指定できるものもあるが、フォルダの使い分けを意識して撮影を行わなければならず、使い勝手が悪かった。
したがって、本願の第3の目的は、ファイル(特に静止画ファイル)の分類分けについて使い勝手の良い記憶装置を提供することである。
(4)第4の課題
無線通信を介したファイルアップロード機能を有するメモリカード等の記憶装置が知られている。このような記憶装置では、デジタルカメラに挿入されてデジタルカメラから静止画ファイルや動画ファイルが記憶装置に書き込まれると、その書き込まれたファイルは、無線通信を介してサーバやPCに送信される。また、記憶装置の記憶領域は有限であるため、一定の使用量を超えると送信済みのファイルを消去するという機能を有する記憶装置も知られている。ところが、このようにファイルが消去されてしまうと、その消去後は記憶装置をPC等に接続しても、どのようなファイルが存在していたのかが記憶装置を確認してもわからない。したがって、サーバやPC等へ送信された後に消去されたファイルの存在をユーザが忘れてしまい、ファイルが有効活用されないおそれがあった。
したがって、本願の第4の目的は、記憶装置の未使用領域をできるだけ確保しながら、ユーザがファイルの存在を忘れてしまいファイルが有効活用されないことをできるだけ抑制することができる記憶装置を提供することである。
上記第1の課題を解決するためになされた本発明の第1の局面における記憶装置は、別装置とデータをやりとりするための接続端子と、前記接続端子を介して前記別装置より受け取った静止画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、所定の情報を静止画に合成する際に用いる合成データファイルを記憶する第2の記憶手段と、データ処理を行う制御手段と、を備える。このデータ処理は、前記第1の記憶手段に静止画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている前記合成データファイルに基づく前記所定の情報が、前記静止画ファイルによって表示される静止画の一部分に対して合成された静止画を表示できる合成静止画ファイルを生成し、前記第1の記憶手段に記憶させる処理である。なお、所定の情報は、広告に関する情報であればどのような情報でもよく、例えば、商品,サービス,会社,ブランド等が想起される文言や画像(具体的には、商品名,サービス名,社名、ブランド名,商品画像,サービスマーク,コーポレートマーク,ブランドマーク等)、又は、問い合わせ先情報(URL,検索キーワード,電話番号等)であるとよい。以下、所定の情報は同様である。また、第1の記憶手段と第2の記憶手段は同一のハードウェアによって実現されていてもよいし、別々のハードウェアによって実現されていてもよい(以下、同様)。
このような記憶装置によれば、例えばデジタルカメラにより撮影された写真画像に対して所定の情報が合成され、合成静止画ファイルとして第1の記憶手段に記憶される。このため、本記憶装置に記憶されたファイルが読み出されて利用されれば、撮影に用いられたデジタルカメラのみならず、PC,デジタルフォトフレーム,印刷用紙等の様々な表示媒体において、写真画像と共に広告が映し出されることになる。すなわち、本記憶装置を用いれば、より多くの者に対して広告宣伝を行うことができる。
また、デジタルカメラ等のユーザは、撮影した写真に広告が挿入されることを回避したいと考える可能性もある。このような場合を想定して、次のように構成されていてもよい。
すなわち、前記制御手段は、前記第1の記憶手段に前記静止画ファイルが記憶されても、直前に前記第1の記憶手段に別の前記静止画ファイルが記憶されてからの時間が所定時間内であった場合、前記データ処理を行わないように構成されていてもよい(本発明の第2の局面における記憶装置)。
なお、所定時間というのは、例えば、別装置としてのデジタルカメラにおける連写機能の撮影間隔程度(例えば、1秒程度)や、デジタルカメラにおいて同一の被写体を再び撮影する場合の撮影間隔程度(例えば、1分程度)といった時間が適当である。しかし、所定時間は、使用が想定される別装置の種類や、使用を想定するユーザや、合成する所定の情報の種類等によって適宜決定すればよい。
このような記憶装置によれば、例えば、所定時間内に複数の静止画ファイルが連続して記憶装置に書き込まれると、最初に書き込まれた静止画ファイルについては所定の情報が合成された合成静止画ファイルが生成されて記憶されるが、2番目以降に書き込まれた静止画ファイルについては、合成静止画ファイルが生成されることはない。すなわち、ユーザが静止画ファイルの書き込みタイミングを制御することによって意図的に合成を回避することが可能であり、記憶装置の使い勝手が良い。
ところで、静止画ファイルが人物の顔の写った写真である場合、その顔に所定の情報が重なるように合成されると、当該写真に誰が写っていたかわからなくなるおそれがある。このため、前記制御手段は、前記データ処理において、前記第1の記憶手段に記憶された前記静止画ファイルが人物の顔を含む画像を表示できるファイルであった場合、その人物の顔を避けた位置に前記所定の情報を合成するようになっているとよい(本発明の第3の局面における記憶装置)。
このような記憶装置によれば、人物の顔に所定の情報が重なった静止画の合成静止画ファイルが生成されることを避けられる。
また、前記第2の記憶手段には異なる複数の前記合成データファイルが記憶されている場合、前記制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶された前記静止画ファイルによって表示される静止画が撮影された位置に基づいて前記第2の記憶手段から前記合成データファイルを選択し、その選択した前記合成データファイルを用いて前記データ処理を行うとよい(本発明の第4の局面における記憶装置)。
このような記憶装置によれば、静止画ファイルの撮影場所に応じた情報が合成された静止画の合成静止画ファイルが生成されるため、合成される所定の情報が場所に関連付けられた広告である場合に特に広告効果を高めることができる。
ところで、上記第1の課題を解決する記憶装置としては、次のような記憶装置であってもよい。すなわち、別装置とデータをやりとりするための接続端子と、前記接続端子を介して前記別装置より受け取った動画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、所定の情報を動画に合成する際に用いる合成データファイルを記憶する第2の記憶手段と、データ処理を行う制御手段と、を備え、このデータ処理として、前記第1の記憶手段に前記動画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている前記合成データファイルに基づく前記所定の情報が、前記動画ファイルによって表示される動画を構成する画面の一部分に対して合成された動画を表示できる合成動画ファイルを生成し、前記第1の記憶手段に記憶させる処理を制御手段が行うようになっているとよい(本発明の第5の局面における記憶装置)。
このような記憶装置によれば、例えばデジタルビデオカメラ等により撮影された動画に対して所定の情報が合成され、合成動画ファイルとして第1の記憶手段に記憶される。このため、本記憶装置を用いれば、撮影に用いられたデジタルビデオカメラのみならず、動画を再生可能なPCや、動画を再生可能なデジタルフォトフレーム等の様々な表示媒体において、動画と共に広告が映されることになる。すなわち、本記憶装置を用いれば、より多くの者に対して広告宣伝を行うことができる。
合成データファイルは、記憶装置の製造の際、出荷の際、又は販売の際等に第2の記憶手段へ記憶されるようになっていてもよいが、記憶装置は、前記合成データファイルを別装置より取得するための合成データファイル取得手段と、前記合成データファイル取得手段を介して別装置より取得した前記合成データファイルを、前記第2の記憶手段に記憶されている前記合成データファイルに替えて記憶させる合成データファイル記憶制御手段と、をさらに備えていてもよい(本発明の第6の局面における記憶装置)。
このような記憶装置であれば、ユーザの手に記憶装置が渡った後も、合成データファイルを更新することができるため、古い広告が合成されるといったことをできるだけ抑制でき、広告効果を高めることができる。
ところで、上記第1の課題を解決する記憶装置としては、次のような記憶装置であってもよい。すなわち、別装置とデータをやりとりするための接続端子と、前記接続端子を介して前記別装置より受け取った動画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、所定の動画を別の動画に結合する際に用いる結合動画ファイルを記憶する第2の記憶手段と、データ処理を行う制御手段と、を備え、このデータ処理として、前記第1の記憶手段に前記動画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている前記結合動画ファイルに基づく前記所定の動画が、前記動画ファイルによって表示される動画に対して結合された動画を表示できる結合動画ファイルを生成し、前記第1の記憶手段に記憶させる処理を制御手段が行うようになっているとよい(本発明の第7の局面における記憶装置)。
このような記憶装置によれば、例えばデジタルビデオカメラ等により撮影された動画に対して所定の動画が結合され、結合動画ファイルとして第1の記憶手段に記憶される。このため、本記憶装置を用いれば、撮影に用いられたデジタルビデオカメラのみならず、動画を再生可能なPCや、動画を再生可能なデジタルフォトフレーム等の様々な表示媒体において、動画と共に広告が映し出されることになる。すなわち、本記憶装置を用いれば、より多くの者に対して広告宣伝を行うことができる。
結合動画ファイルは、記憶装置の製造の際、出荷の際、又は販売の際等に第2の記憶手段へ記憶されるようになっていてもよいが、記憶装置は、前記結合動画ファイルを別装置より取得するための結合動画ファイル取得手段と、前記結合動画ファイル取得手段を介して別装置より取得した前記結合動画ファイルを、前記第2の記憶手段に記憶されている前記結合動画ファイルに替えて記憶させる結合動画ファイル記憶制御手段と、さらに備えていてもよい(本発明の第8の局面における記憶装置)。
このような記憶装置であれば、ユーザの手に記憶装置が渡った後も、結合動画ファイルを更新することができるため、古い広告の動画が結合されるといったことをできるだけ抑制でき、広告効果を高めることができる。
特に、前記制御手段は、前記データ処理において、当該データ処理により生成されたファイルのファイル名を、当該データ処理に係るファイルであって当該データ処理の開始前に前記第1の記憶手段に記憶されていたファイルのファイル名とするとともに、当該データ処理に係るファイルであって当該データ処理の開始前に前記第1の記憶手段に記憶されていたファイルのファイル名を、別のファイル名に変更するようになっているとよい(本発明の第9の局面における記憶装置)。
このような記憶装置であれば、データ処理が施される前のファイルが別に保存されるため、何らかの理由でデータ処理の施される前のファイルが必要になった際にユーザがそのファイルを取得できるため、記憶装置の使い勝手を向上させることができる。
ところで、上記第1の課題を解決する記憶装置としては、次のような記憶装置であってもよい。すなわち、別装置とデータをやりとりするための接続端子と、前記接続端子を介して前記別装置より受け取った静止画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、所定の情報が含まれる静止画を表示できる追加静止画ファイルを記憶する第2の記憶手段と、データ処理を行う制御手段と、を備え、このデータ処理として、前記第1の記憶手段に予め定められた数の前記静止画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている前記追加静止画ファイルを前記第1の記憶手段に記憶させる処理を制御手段が行うようになっているとよい(本発明の第10の局面における記憶装置)。
このような記憶装置によれば、例えばデジタルカメラ等により撮影された写真画像が静止画ファイルとして予め定められた数、記憶されると、所定の情報が含まれる静止画を表示できる追加静止画ファイルが追加的に第1の記憶手段に記憶される。このため、本記憶装置を用いれば、撮影に用いられたデジタルカメラのみならず、PC,デジタルフォトフレーム,印刷用紙等の様々な表示媒体において、追加静止画ファイルが映し出されることになる。すなわち、本記憶装置を用いれば、より多くの者に対して広告宣伝を行うことができる。
なお、前記接続端子を介して前記別装置より順に受け取った複数の前記静止画ファイルには、重複のない番号がそれぞれのファイル名に含まれており、かつ、その番号が昇順である場合、前記制御手段は、前記予め定められた数の前記静止画ファイルのうち最後に受け取って前記記憶手段に記憶された前記静止画ファイルのファイル名における前記番号部分を1だけ繰り上げた番号に変更したファイル名によって、前記追加静止画ファイルを前記第1の記憶手段に記憶させるようになっているとよい(本発明の第11の局面における記憶装置)。
このような記憶装置であれば、第1の記憶手段に記憶されたファイルを、ファイル名の昇順に並べると、別装置より受け取った静止画ファイルどうしの間に追加静止画ファイルが並ぶため、ユーザがファイルをファイル名の順に閲覧等した際の広告宣伝効果が高まる。
追加静止画ファイルは、記憶装置の製造の際、出荷の際、又は販売の際等に第2の記憶手段へ記憶されるようになっていてもよいが、記憶装置は、前記追加静止画ファイルを別装置より取得することができる追加静止画ファイル取得手段と、前記追加静止画ファイル取得手段を介して別装置より取得した前記追加静止画ファイルを前記第2の記憶手段に記憶されている前記追加静止画ファイルに替えて記憶させる追加静止画ファイル記憶制御手段と、をさらに備えているとよい(本発明の第12の局面における記憶装置)。
このような記憶装置であれば、ユーザの手に記憶装置が渡った後も、追加静止画ファイルを更新することができるため、古い広告の追加静止画ファイルが追加されるといったことをできるだけ抑制でき、広告効果を高めることができる。
また、データ処理が行われることを望まない、記憶装置のユーザも存在すると考えられる。そこで、前記制御手段は、予め定められた解除条件が成立すると、以後、前記データ処理を行わないようになっているとよい(本発明の第13の局面における記憶装置)。
このような制御手段を有する記憶装置であれば、データ処理が行われることを望まないユーザにも対応できるし、ユーザに対して解除条件を満たすように行動させる動機付けになる。
より具体的には解除条件は、前記データ処理が行われた回数が、予め定められた回数に達するという条件であるとよい(本発明の第14の局面における記憶装置)。
また、別の解除条件は、別装置より送られて記憶された静止画ファイルに、予め定められた判定用画像が含まれているという条件であるとよい。すなわち、前記制御手段は、前記第1の記憶手段に静止画を表示できる静止画ファイルが書き込まれると、その静止画ファイルが、予め定められた判定用画像を含む画像を表示するものであるか否かを判定する判定処理を行い、その判定処理において肯定判定がなされた場合に前記解除条件を満たしたとするとよい(本発明の第15の局面における記憶装置)。
これらのような解除条件が設定されていれば、解除条件の成立後は、記憶装置を、データ処理が行われない記憶装置として利用することができるため、より多くのユーザに対し、解除前の記憶装置の利用を促すことができる。このため、データ処理が実行される機会を増やすことができ、広告宣伝効果をより高めることができる。
なお、前記合成データファイル、前記結合動画ファイル、及び、前記追加静止画ファイルは、前記判定用画像を閲覧可能なウェブサイトにアクセスするためのURLを少なくとも一部に有しているとよい(本発明の第16,第17,第18の局面における記憶装置)。
このようになっていれば、記憶装置の利用者をウェブサイトに誘導でき、そのウェブサイトで広告宣伝を行うことができる。したがって、広告宣伝の効果をより高めることができる。
また、特に、別装置は、撮像素子を備えた装置であり、その撮像素子から得られた画像情報が前記第一の記憶手段にファイルとして記憶され、前記記憶装置は、前記別装置と接続端子を介して接続され、前記別装置と同一の筐体内に配置されているとよい(本発明の第19の局面における記憶装置)。このような記憶装置であれば、上述した各効果をさらに高めることができる。
また、前記接続端子は、無線通信を介して前記別装置とデータをやりとりする無線インタフェースであってもよい(本発明の第20の局面における記憶装置)。このような記憶装置であっても、上述した効果と同様の効果を奏する。
上記した第2の課題を解決するためになされた本発明の第21の局面における記憶装置は、別装置とデータをやりとりするための接続端子と、前記接続端子を介して前記別装置より受け取ったファイルを記憶することができ、かつ、記憶された前記ファイルを読み出して前記別装置へ前記接続端子を介して出力することができる第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記ファイルを、無線通信を介して外部へ送信することができる無線通信手段と、前記無線通信手段が無線通信を行う際に必要な無線設定情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶されている前記無線設定情報を、静止画ファイルとして前記第1の記憶手段に記憶させる情報出力手段と、を備える記憶装置である。
このような記憶装置によれば、無線通信手段の設定が現在の無線環境に合致していない等の理由によって無線通信ができない場合でも、その無線設定情報を、第1の記憶手段に記憶された静止画ファイルを開くことによって確認することができる。すなわち、ユーザが無線設定情報を従来と比べて容易に確認することができる。
上記した第3の課題を解決するためになされた本発明の第22の局面における記憶装置は、別装置とデータをやりとりするための接続端子と、前記接続端子を介して前記別装置より受け取った静止画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された静止画ファイルについて、当該静止画ファイルの所定の特徴に基づいて分類分けする分類処理を行う制御手段と、を備える記憶装置である。
このような記憶装置によれば、静止画ファイルの所定の特徴に基づいて記憶装置内で分類分けがなされるため、ユーザから見てその分類分けが問題なければユーザは分類分けを一切する必要がなく、一方、ユーザから見て分類分けが一部正しくなければその正しくないファイルのみPC等において手動で分類分けを実行すれば良い。このため、従来と比べて使い勝手が格段に向上する。
ここで、静止画ファイルの所定の特徴とは、具体的には、静止画に含まれる特定物体の有無、静止画ファイルの撮影日時、又は、静止画ファイルの撮影場所の少なくともいずれか一つであるとよい。すなわち、制御手段は、これらの少なくともいずれか一つに基づき分類処理を行うとよい(本発明の第23の局面における記憶装置)。ここでいう、特定物体としては、例えば、人物が考えられる。
このような記憶装置によれば、ユーザが各静止画ファイルの上記要素(静止画における特定物体の有無、撮影日時、又は、撮影場所)を確認しなくても記憶装置内で分類分けされるため、ユーザが上記要素に基づいて分類されることが適当と判断している場合に、従来と比べて使い勝手が格段に向上する。
また、分類分けの実行内容としてはどのようなものであってもよいが、例えば、静止画ファイルを、分類毎のフォルダに移動させることにより分類分けを行うとよい(本発明の第24の局面における記憶装置)。
このように分類分けすれば、特定の分類に属する静止画ファイルを一括してフォルダ単位で読み出す等が可能になり、使い勝手がよい。なお、分類分けの実現結果としては、所定の分類に属する静止画ファイルのファイル名の先頭に共通の文字列を挿入することにより分類分けを行う方法も考えられる。この場合も、ファイル名一覧をソートさせることにより、特定の分類に属する静止画ファイルを一括して選択することが容易にでき、使い勝手がよい。
加えて、制御手段は、前記分類処理に基づいて分類分けされた前記静止画ファイルのリストであって、前記静止画ファイルを特定可能な特定情報が分類毎に並べられたリストを生成し、その生成したリストを前記第1の記憶手段に記憶させるリスト処理をさらに行うようになっているとよい(本発明の第25の局面における記憶装置)。
このような制御手段を有する記憶装置であれば、ユーザはリストを用いることにより各分類に属する静止画ファイルを容易に認識することができる。
また、上記した第4の課題を解決するためになされた本発明の第26の局面における記憶装置は、第1の別装置とデータをやりとりするための接続端子と、前記接続端子を介して前記第1の別装置より受け取ったファイルを記憶することができ、かつ、記憶されたファイルを読み出して前記第1の別装置へ前記接続端子を介して出力することができる第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されたファイルを、無線通信により前記第1の別装置とは異なる第2の別装置へ送信することができる無線通信手段と、前記第1の記憶手段に記憶されたファイルを、前記無線通信手段を介して前記第2の別装置へ送信させる第1処理、前記ファイルが前記第一の記憶手段において占める記憶領域よりも少ない記憶領域で済む情報であって、前記ファイルを特定可能な情報であるファイル特定情報を前記第1の記憶手段に記憶させる第2処理、及び、前記第1処理及び前記第2処理の完了した前記ファイルを前記第1の記憶手段より消去する第3処理を実行する制御手段と、を備える記憶装置である。
このような記憶装置によれば、第1の記憶手段に記憶された、第1の別装置より受け取ったファイルが消去された後も、その消去されたファイルのファイル特定情報が第1の記憶手段に残っているため、ユーザが後から記憶装置をPC等の機器と接続した際、その機器上でファイル特定情報を手がかりとしてどのようなファイルが存在したかを認識することができる。したがって、ユーザがファイルの存在を忘れてしまいファイルが有効活用されないことをできるだけ抑制することができる。
なお、ユーザがファイルの存在を忘れてしまうことをより抑制するため、特に、第1の記憶手段に記憶されたファイルが静止画ファイルである場合、制御手段は、前記第2処理において、前記静止画ファイルによって表示される静止画のサムネイル画像を生成し、前記ファイル特定情報として前記第1の記憶手段に記憶させるようになっているとよい(本発明の第27の局面における記憶装置)。
このような記憶装置であれば、ユーザが後から記憶装置をPC等の機器と接続した際、消去済みの静止画ファイルのサムネイル画像をその機器上で確認できるため、ユーザが直感的に静止画ファイルの中身を確認することができる。このため、ユーザが静止画ファイルの存在を忘れてしまうことによってファイルが有効活用されないことをより抑制することができる。
また、前記制御手段は、前記第2処理において、コンピュータがインターネットを介して前記ファイルを取得可能なURLを、前記ファイル特定情報として前記第1の記憶手段に記憶させると特によい(本発明の第28の局面における記憶装置)。
このような記憶装置であれば、ユーザが後から記憶装置をPC等の機器と接続した際、上記URLを利用することによって手軽にファイルを取得することができ、ファイルがより有効活用される。
また、上述した制御手段としての機能をプログラムによって実現してもよい(本発明の第29の局面におけるプログラム)。このようなプログラムを、記憶装置が内蔵するコンピュータに実行させれば、その記憶装置は、上述した記憶装置と同様の作用及び効果を奏する。また、プログラムはネットワーク等を用いて流通させることも可能である上、記憶装置におけるプログラムの入れ替えは、部品の入れ替えに比較して容易である。したがって、記憶装置の機能向上を容易に行うこともできる。
記憶装置の構成を示すブロック図である。 第1のファイル書き込み処理を説明するためのフローチャートである。 第1の解除条件判定処理を説明するためのフローチャートである。 第2の解除条件判定処理を説明するためのフローチャートである。 所定の判定用画像を閲覧できるウェブサイトにアクセスするためのURLを含む追加静止画ファイルの例である。 第1の静止画対応処理を説明するためのフローチャートである。 静止画への広告情報の合成を説明するための静止画例である。 第2の静止画対応処理を説明するためのフローチャートである。 第1の動画対応処理を説明するためのフローチャートである。 第2の動画対応処理を説明するためのフローチャートである。 動画への広告情報の結合を説明するためのフレーム例である。 無線通信情報出力処理を説明するためのフローチャートである。 無線情報画像の一例である。 第2のファイル書き込み処理を説明するためのフローチャートである。 記憶ファイルリストの一例である。 ファイルアップロード処理を説明するためのフローチャートである。 アップロードファイルリストの内容を説明するための一例である。 デジタルカメラの構成を示すブロック図である。
10,30…記憶装置、11…メインフラッシュメモリ、12…メモリコントローラ、13…バッテリ、14,22…CPU、15,35…サブフラッシュメモリ、16,23…RAM、17…無線LANコントローラ、18…アンテナ、19…接続端子、20…別装置、21…デジタルカメラ、24…操作部、25…撮像素子、26…シャッター、27…レンズアクチュエータ。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
第1実施形態を説明する。
[構成の説明]
図1を用いて、第1実施形態の記憶装置10の構成を説明する。記憶装置10は、メインフラッシュメモリ11と、メモリコントローラ12と、バッテリ13と、CPU14と、サブフラッシュメモリ15と、RAM16と、無線LANコントローラ17と、アンテナ18と、接続端子19とを備える。なお、記憶装置10の筐体はカード形状(例えば、SDカードと同様の形状)を有しており、記憶装置10は別装置20の図示しないスロットに挿入され、そのスロットに設けられた図示しない接続端子に接続可能に構成されている。ただし、記憶装置10の筐体の形状は、カード形状に限らない。例えば、一般的なUSBメモリデバイスのようなスティック形状でもよい。
メインフラッシュメモリ11は、読み書き可能な不揮発性メモリの一種であるフラッシュメモリであり、静止画ファイルや動画ファイル等を複数記憶することができる。なお、読み書き可能な不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリに限らない。
メモリコントローラ12は、メインフラッシュメモリ11に対するアクセスを制御するコントローラであり、受け付けた命令にしたがい、メインフラッシュメモリ11に対するデータの書き込み、読み出し、及び、削除を行うことができる。
バッテリ13は、リチウムイオン二次電池等の充放電可能な電池であり、図示はされていないが、記憶装置10の各部に接続されている。なお、記憶装置10が別装置20のスロットに挿入されて別装置20と接続されると、接続端子19を介して別装置20からの電力供給が開始されてバッテリ13が所定の電力量になるまで充電される。そして、記憶装置10が別装置20のスロットから取り出されて、別装置20からの電力供給が途絶えたると、バッテリ13は、記憶装置10の各部に対して電力供給を開始する。この電力供給は一定時間(例えば、15分間)継続し、それにより、記憶装置10の各部を機能させることができる。すなわち、電力供給が絶たれても一定時間、後述する各種処理を実行させることができる。
CPU14は、演算処理機能を有するモジュールであり、サブフラッシュメモリ15に記憶されているプログラムをRAM16に展開させて各種の処理を実行する。なお、CPU14は、サブフラッシュメモリ15及びRAM16に対するメモリコントローラとしての機能も有している。
サブフラッシュメモリ15は、読み書き可能な不揮発性メモリの一種であるフラッシュメモリであり、CPU14が実行するプログラムの他、後述する合成データファイル等を記憶することができる。なお、読み書き可能な不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリに限らない。
RAM16は、読み書き可能な揮発性メモリの一種であるDRAM等から構成され、CPU14が各種の処理を実行する際の一時記憶領域として用いられるためのものである。
無線LANコントローラ17は、IEEE802.11n等の無線LAN機能を実現するためのコントローラであり、アンテナ18を介して外部装置(例えば、PC、インターネット上のサーバ等)と通信を行うことができる。なお、無線LANコントローラ17の代わりに、Bluetooth規格のコントローラ、携帯電話パケット通信網へのアクセスを実現するコントローラ、WiMAX規格のコントローラ等、LAN、WAN問わずどのようなコントローラでもよい。
アンテナ18は、無線LAN用のアンテナであり、無線LANコントローラ17に接続されている。なお、無線LANコントローラ17を別の通信機能のコントローラに置換した場合は、アンテナもそれに合わせて変更するとよい。
接続端子19は、接触型の端子であり、別装置20から電力供給を受けるための端子、及び別装置20とデータをやりとりするための端子等からなる。なお、本実施例の記憶装置10は、接触型の端子(例えば、SDカードの端子やUSBメモリデバイスの端子等)を持つものであるが、非接触型の通信インタフェースであってもよい。例えば、Felica(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等であってもよい。
別装置20は、上述した接続端子19に対応した接続端子を有する装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話等の各種の情報処理装置が考えられる。
[動作の説明]
記憶装置10が実行する各種処理について説明する。なお、記憶装置10に記憶されているファイルを別装置20からの指示に基づいて読み出して別装置20へ送るという読み出し処理や、記憶装置10に記憶されているファイルを別装置20からの指示に基づいて消去するといった消去処理等、既に知られた処理については、説明を省略する。
(1)第1のファイル書き込み処理
第1のファイル書き込み処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。この第1のファイル書き込み処理は、別装置20のスロットに設けられた接続端子に記憶装置10の接続端子19が接続された状態において、別装置20よりファイルが送られる旨の信号を別装置20より記憶装置10が受け取った際に実行が開始される。なお、第1のファイル書き込み処理は、別装置20より送られてきた一つのファイルに対応して実行が開始される。つまり、別装置20より複数のファイルが送られてきた場合は、その回数だけ第1のファイル書き込み処理の実行が開始される。
記憶装置10のCPU14は、別装置20よりファイルが送られる旨の信号を受けると、別装置20より送られてくるファイルをメインフラッシュメモリ11へ書き込むようにメモリコントローラ12に対して指令する(S105)。この指令を受けたメモリコントローラ12は、接続端子19を介して別装置20より送られてくるファイルのデータを順次メインフラッシュメモリ11の空き領域に書き込み、当該ファイルの終了を示すデータが別装置20より送られてくると、ファイルの書き込みが完了した旨をCPU14へ返す。
続いてCPU14は、解除条件判定処理を実行する(S110)。この解除条件判定処理については後述するが、静止画対応処理(S125,図6,図8)及び動画対応処理(S135,図9,図10)を実行するかどうか(解除するかどうか)を判定するための処理である。
続いてCPU14は、広告の付加を解除するかどうかを判定する(S115)。この判定は、S110の解除条件判定処理の結果(戻り値)に基づいて判定する。解除条件判定処理の結果が、広告の付加を解除する(解除条件を満たす)という結果であった場合は(S115:Yes)、本処理(第1のファイル書き込み処理)を終了する。一方、解除条件判定処理の結果が、広告の付加を解除しない(解除条件を満たさない)という結果であった場合は(S115:No)、S120へ処理を移行させる。
S120に移行すると、CPU14は、S105でメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルであるかどうかを判定する。判定方法としては、ファイルの拡張子によって判定する方法や、ファイルのヘッダ部分等の一部をRAM16に読み込ませて判定する方法が考えられるが、これら方法に限ったものではない。
CPU14は、S120の判定結果が肯定であれば(S120:Yes)、S125へ処理を移行して静止画対応処理を実行する。一方、CPU14は、S120の判定結果が否定であれば(S120:No)、S130へ処理を移行し、そのS130において、S105でメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが動画ファイルであるかどうかを判定する。判定方法としては、ファイルの拡張子によって判定する方法や、ファイルのヘッダ部分等の一部をRAM16に読み込ませて判定する方法が考えられるが、これら方法に限ったものではない。
CPU14は、S130の判定結果が肯定であれば(S130:Yes)、S135へ処理を移行して動画対応処理を実行する。一方、CPU14は、S130の判定結果が否定であれば(S130:No)、本処理(第1のファイル書き込み処理)を終了する。
CPU14は、S125の静止画対応処理又はS135の動画対応処理が終了した後も、本処理(第1のファイル書き込み処理)を終了する。
(2)第1の解除条件判定処理
次に第1の解除条件判定処理について図3のフローチャートを用いて説明する。この第1の解除条件判定処理は、上述した第1のファイル書き込み処理のS110において呼び出されて実行が開始される処理である。なお、別の実施形態の記憶装置10として、第1の解除条件判定処理の代わりに、後述する第2の解除条件判定処理が実行されるようになっていてもよい。
CPU14は、第1の解除条件判定処理の実行を開始すると、まず、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルであるかどうかを判定する(S155)。判定方法としては、ファイルの拡張子によって判定する方法や、ファイルのヘッダ部分等の一部をRAM16に読み込ませて判定する方法が考えられるが、これら方法に限ったものではない。
CPU14は、S155の判定結果が肯定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルであれば(S155:Yes)、S160へ処理を移行する。一方、CPU14は、S155の判定結果が否定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルでなければ(S155:No)、S170へ処理を移行する。
S155の判定結果が肯定であった場合に進むS160では、変数iの値が1000以上であるか否かを判定する。この変数iというのは、サブフラッシュメモリ15に記憶されている変数(カウンタ)であり、後述する静止画対応処理の実行を開始した回数を示すものである。なお、この変数iには、記憶装置10の製造時(又は出荷時)に“0”の値が書き込まれており、記憶装置10への電力供給が途切れてもその値が保持される。
CPU14は、S160の判定結果が肯定、すなわち、変数iの値が1000以上であれば(S160:Yes)、S190へ処理を移行し、一方、S160の判定結果が否定、すなわち、変数iの値が1000以上でないならば(S160:No)、S165へ処理を移行する。
CPU14は、変数iの値が1000以上でないと判定した場合に進むS165では、変数iの値を1だけ増加させてサブフラッシュメモリ15に記憶させる。そして、CPU14は、S185へ処理を移行させる。
CPU14は、S155の判定結果が否定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルでないと判定した場合に進むS170では、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが動画ファイルであるかどうかを判定する(S170)。判定方法としては、ファイルの拡張子によって判定する方法や、ファイルのヘッダ部分等の一部をRAM16に読み込ませて判定する方法が考えられるが、これら方法に限ったものではない。
CPU14は、S170の判定結果が肯定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが動画ファイルであれば(S170:Yes)、S175へ処理を移行する。一方、CPU14は、S170の判定結果が否定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが動画ファイルでなければ(S170:No)、S190へ処理を移行する。
S170の判定結果が肯定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが動画ファイルであった場合に進むS175では、CPU14は、変数jの値が1000以上であるか否かを判定する。この変数jというのは、サブフラッシュメモリ15に記憶されている変数(カウンタ)であり、後述する動画対応処理の実行を開始した回数を示すものである。なお、この変数jには、記憶装置10の製造時(又は出荷時)に“0”の値が書き込まれており、記憶装置10への電力供給が途切れてもその値が保持される。
CPU14は、S175の判定結果が肯定、すなわち、変数jの値が1000以上であれば(S175:Yes)、S190へ処理を移行し、一方、S175の判定結果が否定、すなわち、変数jの値が1000以上でなければ(S175:No)、S180へ処理を移行する。
変数jの値が1000以上でないと判定した場合に進むS180では、CPU14は、変数jの値を1だけ増加させてサブフラッシュメモリ15に記憶させる。そして、CPU14は、S185へ処理を移行させる。
CPU14は、S185では、解除条件を満たさない旨を戻り値にセットし、本処理(第1のファイル書き込み処理)を終了し、呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS110に続く処理を実行する。
CPU14は、S190では、解除条件を満たす旨を戻り値にセットし、本処理(第1のファイル書き込み処理)を終了し、呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS110に続く処理を実行する。
(3)第2の解除条件判定処理
次に第2の解除条件判定処理について図4のフローチャートを用いて説明する。この第2の解除条件判定処理は、上述した第1の解除条件判定処理が実行される記憶装置10とは別実施形態の記憶装置10において、第1の解除条件判定処理の代わりに実行される処理である。なお、第2の解除条件判定処理は、上述した第1の解除条件判定処理と同様、上述した第1のファイル書き込み処理のS110において呼び出されて実行が開始される処理である。また、第2の解除条件判定処理が実行される記憶装置10のサブフラッシュメモリ15には、下記S215の説明に出てくる所定の判定用画像を閲覧可能なウェブサイトにアクセスするためのURLを一部に有した追加静止画ファイル、合成データファイル、及び、結合データファイルが記憶されている(追加静止画ファイルの一例として図5参照)。そして、後述する静止画対応処理(S125,図6,図8)及び動画対応処理(S135,図9,図10)が実行された結果、このURLがユーザの目に触れ得る状態になる。
CPU14は、第2の解除条件判定処理の実行を開始すると、まず、継続的解除フラグはオンであるか否かを判定する(S205)。この継続的解除フラグというのは、サブフラッシュメモリ15に記憶されているフラグ情報であり、広告を付加すること(静止画対応処理(S125,図6,図8)及び動画対応処理(S135,図9,図10)を実行すること)を継続的に不実施とするかどうかを表すフラグである。なお、この継続的解除フラグには、記憶装置10の製造時(又は出荷時)に“オフ”の値(実施することを意味する値)が書き込まれており、記憶装置10への電力供給が途切れてもその値が保持される。
CPU14は、S205の判定結果が肯定、すなわち継続的解除フラグがオンであれば(S205:Yes)、S230へ処理を移行し、一方、S205の判定結果が否定、すなわち、継続的解除フラグがオンでなければ(S205:No)、S210へ処理を移行する。
継続的解除フラグがオンでない場合、すなわち、オフである場合に進むS210では、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルであるかどうかを判定する(S210)。判定方法としては、ファイルの拡張子によって判定する方法や、ファイルのヘッダ部分等の一部をRAM16に読み込ませて判定する方法が考えられるが、これら方法に限ったものではない。
CPU14は、S210の判定結果が肯定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルであれば(S210:Yes)、S215へ処理を移行する。一方、CPU14は、S210の判定結果が否定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルでなければ(S210:No)、S230へ処理を移行する。
メインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルであると判定した場合に進むS215では、その静止画ファイルによって表示される静止画の一部に所定の判定用画像が含まれるか否かを判定する。ここでいう所定の判定用画像というのは、例えば、商品,サービス,会社,ブランド等が想起される文言(具体的には、商品名,サービス名,社名、ブランド名等)、これらの画像(具体的には、商品画像,サービスマーク,コーポレートマーク,ブランドマーク等)、又は、何らかの情報がコード化されたバーコードや二次元コード等が考えられる。
CPU14は、S215の判定結果が肯定、すなわち、静止画ファイルの一部に所定の画像が含まれるのであれば(S215:Yes)、S225へ処理を移行する。一方、CPU14は、S215の判定結果が否定、すなわち、静止画ファイルの一部に所定の画像が含まれないのであれば(S215:No)、S220へ処理を移行する。
静止画ファイルファイルの一部に所定の画像が含まれると判定した場合に進むS225では、CPU14は、継続的解除フラグをオンに変更してサブフラッシュメモリ15に記憶させる。そして、CPU14は、S230へ処理を移行させる。
CPU14は、S230では、解除条件を満たす旨を戻り値にセットし、本処理(第1のファイル書き込み処理)を終了し、呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS110に続く処理を実行する。
CPU14は、S220では、解除条件を満たさない旨を戻り値にセットし、本処理(第1のファイル書き込み処理)を終了し、呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS110に続く処理を実行する。
(4)第1の静止画対応処理
次に第1の静止画対応処理について図6のフローチャートを用いて説明する。この第1の静止画対応処理は、上述した第1のファイル書き込み処理のS125において呼び出されて実行が開始される処理である。なお、別の実施形態の記憶装置10として、第1の静止画対応処理の代わりに、後述する第2の静止画対応処理が実行されるようになっていてもよい。
CPU14は、第1の静止画対応処理の実行を開始すると、まず、上述した第1のファイル書き込み処理のS105において行われたメインフラッシュメモリ11へファイルの書き込みは、その直前に行われた別ファイルの書き込みから10秒以内かどうかを判定する(S305)。換言すれば、別装置20から記憶装置10に対して過去10秒以内に別のファイルの書き込みがあったか否かを判定するということである。したがって、例えば、数秒以下の間隔で連続して複数の静止画ファイルが別装置20から記憶装置10に対して書き込まれていれば、本ステップは肯定判定されることになる。なお、ここでは10秒という時間を用いたが、継続して写真撮影等が行われていると判断できる程度の時間であれば、どのような時間であってもよく、様々な事情に基づいて適宜決定すればよい。
CPU14は、S305の判定結果が肯定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込まれたファイルは、その直前に書き込まれたファイルから10秒以内の書き込みであれば(S305:Yes)、本処理(第1の静止画対応処理)を終了し、呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS125に続く処理を実行する。
CPU14は、S305の判定結果が否定、すなわち、メインフラッシュメモリ11へ書き込まれたファイルは、その直前に書き込まれたファイルから10秒以内の書き込みでなければ、S310へ処理を移行する。
S310へ処理を移行させたCPU14は、メインフラッシュメモリ11へ書き込まれたファイルを別の名前でメインフラッシュメモリ11の隠しフォルダへコピーする(書き込みを行う)。ここでいう別の名前としてはどのような名前であってもよいが、例えば、ファイル名の先頭にオリジナルファイルであることを示す“org”といった文字列を追加するとよい。
続いてCPU14は、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11に対して書き込まれた静止画ファイルをRAM16に読み込ませる(S315)。なお、このステップは、上述したS310のコピーと同時に行ってもよい。
続いてCPU14は、RAM16に読み込ませた静止画ファイルを解析する(S320)。ここでいう解析としては、例えば、次のようなことを行う。(a)静止画ファイルに基づく静止画に人物の顔が含まれているかどうかを判定する。(b)静止画に人物の顔が含まれているならばどの位置に含まれているかを特定する。(c)静止画に人物の顔が含まれているならば、予めサブフラッシュメモリ15に記憶されている人物特徴データ又は無線LANコントローラ17を介して接続できる外部データベースに記憶されている人物特徴データを参照して、静止画に含まれる人物が誰であるかを特定する。(d)静止画ファイルに基づく静止画に含まれる物体が何であるか(例えば、山,橋,海,自動車,電車,飛行機,船舶,家具,動物等)を特定する。(e)静止画ファイルに基づく静止画の撮影場所を静止画ファイルに含まれるジオタグに基づいて特定する。
続いてCPU14は、サブフラッシュメモリ15に予め記憶されている複数の合成データファイルの中からS320の解析結果に基づいて選択し、RAM16に読み込ませる(S325)。ここでいう合成データファイルというのは、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだ静止画ファイルに基づく静止画に対して広告情報を合成するための画像ファイル又はテキストファイルである。広告情報としては、例えば、商品,サービス,会社,ブランド等が想起される文言(具体的には、商品名,サービス名,社名、ブランド名等)、これらの画像(具体的には、商品画像,サービスマーク,コーポレートマーク,ブランドマーク等)、問い合わせ先情報(URL,検索キーワード,電話番号等)、及び、利用者にとって特別な情報(例えば、割引情報、プレゼント情報、割引/無料クーポン情報)が考えられる。また、合成データファイルの選択は、例えば、静止画ファイルに基づく静止画に家具が含まれているのであれば、家具に関連する広告が表示される合成データファイルを、サブフラッシュメモリ15に記憶されている複数の合成データファイルの中から選択する。また、静止画の撮影場所が東京であれば、東京に関連する広告が表示される合成データファイルを、サブフラッシュメモリ15に記憶されている複数の合成データファイルの中から選択する。
続いてCPU14は、RAM16に読み込まれた合成データファイルに基づく広告情報を、S315でRAM16に読み込まれた静止画ファイルに基づく静止画に合成して合成静止画を生成する(S330)。この際、S320における解析結果に基づき、静止画における広告情報を合成する位置を選択して合成するとよい。例えば、静止画に人物の顔が写っているのであれば、その顔(又は人物全体)を避けた位置にURLを合成する。ここで具体例を図7A−7Cを用いて説明する。
図7Aは、2人の人物が写った静止画であり、広告情報を合成する前の静止画である。図7Bは、合成後の静止画であるが、2人の人物に重ならない位置、すなわち、静止画の左下の部分に広告情報であるURLが合成されている。図7Cは、合成後の静止画の別例であるが、2人の人物に重ならない位置、すなわち、静止画の右下の部分に広告情報であるURLが合成されている。
説明を図6のフローチャートに戻し、続いてCPU14は、S330で生成した合成静止画を表すことができる合成静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11に書き込む(S335)。この書き込みの際のファイル名は、第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込まれたファイルのファイル名で書き込む。
続いてCPU14は、本処理(第1の静止画対応処理)を終了して、呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS125に続く処理を実行する。
(5)第2の静止画対応処理
次に第2の静止画対応処理について図8のフローチャートを用いて説明する。この第2の静止画対応処理は、上述した第1の静止画対応処理が実行される記憶装置10とは別実施形態の記憶装置10において、第1の静止画対応処理の代わりに実行される処理である。なお、第2の静止画対応処理は、上述した第1の静止画対応処理と同様、上述した第1のファイル書き込み処理のS125において呼び出されて実行が開始される処理である。
CPU14は、第2の静止画対応処理の実行を開始すると、まず、変数kの値が10であるか否かを判定する。この変数kというのは、サブフラッシュメモリ15に記憶されている変数(カウンタ)であり、後述するS365〜S380の各ステップを実行するか、それともS360を実行するかの判定に用いるものである。なお、この変数kには、記憶装置10の製造時(又は出荷時)に“0”の値が書き込まれており、記憶装置10への電力供給が途切れてもその値が保持される。
CPU14は、S355の判定結果が肯定、すなわち、変数kの値が10であれば(S355:Yes)、S360へ処理を移行し、一方、S355の判定結果が否定、すなわち、変数kの値が10でなければ(S355:No)、S365へ処理を移行する。
CPU14は、変数kの値が10であると判定した場合に進むS360では、変数kの値を1だけ増加させてサブフラッシュメモリ15に記憶させる。そして、CPU14は、本処理(第2の静止画対応処理)を終了して、呼び出し元である第1の書き込み処理のS125に続く処理を実行する。
S355の判定結果が否定、すなわち、変数kの値が10でないと判定した場合に進むS365では、CPU14は、本処理(第2の静止画対応処理)の呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルのファイル名を取得する。
続いてCPU14は、追加静止画ファイルをサブフラッシュメモリ15からRAM16へ読み込ませる(S370)。ここでいう追加静止画ファイルというのは、広告情報が含まれる静止画ファイルである。広告情報としては、例えば、商品,サービス,会社,ブランド等が想起される文言(具体的には、商品名,サービス名,社名、ブランド名等)、これらの画像(具体的には、商品画像,サービスマーク,コーポレートマーク,ブランドマーク等)、問い合わせ先情報(URL,検索キーワード,電話番号等)、及び、利用者にとって特別な情報(例えば、割引情報、プレゼント情報、割引/無料クーポン情報)が考えられる。なお、複数の追加静止画ファイルをサブフラッシュメモリ15に記憶させておき、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込んだ静止画ファイルに基づく静止画に含まれる物体に応じて追加静止画ファイルを選択してサブフラッシュメモリ15からRAM16へ読み込ませるようにしてもよい。例えば、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだ静止画ファイルに基づく静止画に家具が含まれているのであれば、家具に関連する広告が表示される追加静止画ファイルを、サブフラッシュメモリ15に記憶されている複数の追加静止画ファイルの中から選択してRAM16に読み込ませるようになっていてもよい。また、静止画の撮影場所が東京であれば、東京に関連する広告が表示される追加静止画ファイルを、サブフラッシュメモリ15に記憶されている複数の追加静止画ファイルの中から選択してRAM16に読み込ませるようになっていてもよい。
続いてCPU14は、S365で取得したファイル名における番号部分を1だけ繰り上げた番号に変更したファイル名によって、追加静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11に書き込む(S375)。例えば、S365で取得したファイル名が“DSC11633.jpg”であった場合、“DSC11634.jpg”というファイル名によって追加静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11に書き込む。なお、このような処理は、別装置20より受け取った静止画ファイルのそれぞれは重複のない番号がファイル名に含まれており、かつ、その番号は昇順であることが前提となる。
続いてCPU14は、変数kの値を0にしてサブフラッシュメモリ15に記憶させる(S380)。そして、CPU14は、本処理(第2の静止画対応処理)を終了して、呼び出し元である第1の書き込み処理のS125に続く処理を実行する。
(6)第1の動画対応処理
次に第1の動画対応処理について図9のフローチャートを用いて説明する。この第1の動画対応処理は、上述した第1のファイル書き込み処理のS135において呼び出されて実行が開始される処理である。なお、別の実施形態の記憶装置10として、第1の動画対応処理の代わりに、第2の動画対応処理が実行されるようになっていてもよい。
CPU14は、第1の動画対応処理の実行を開始すると、まず、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込んだ動画ファイルを別の名前でメインフラッシュメモリ11の隠しフォルダへコピーする(S405)。ここでいう別の名前としてはどのような名前であってもよいが、例えば、ファイル名の先頭にオリジナルファイルであることを示す“org”といった文字列を追加するとよい。
続いてCPU14は、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込んだ動画ファイルに基づく動画の開始10秒に対応する一部データを、RAM16へ読み込ませる(S410)。
続いてCPU14は、サブフラッシュメモリ15に記憶予め記憶されている合成データファイルをRAM16に読み込ませる(S415)。ここでいう合成データファイルというのは、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだ動画ファイルに基づく動画に対して広告情報を合成するための画像ファイル又はテキストファイルである。広告情報としては、例えば、商品,サービス,会社,ブランド等が想起される文言(具体的には、商品名,サービス名,社名、ブランド名等)、これらの画像(具体的には、商品画像,サービスマーク,コーポレートマーク,ブランドマーク等)、問い合わせ先情報(URL,検索キーワード,電話番号等)、及び、利用者にとって特別な情報(例えば、割引情報、プレゼント情報、割引/無料クーポン情報)が考えられる。
続いてCPU14は、RAM16に読み込ませた合成データファイルに基づく広告情報を、S410でRAM16に読み込ませた、開始10秒に対応する一部データに基づく動画に合成して合成動画を生成する(S420)。なお、CPU14は、動画を構成するフレームにおける、例えば、フレーム右下や左下等の位置に広告情報を10秒間継続して合成することが考えられる。この結果、動画ファイルを再生すると、動画の開始10秒間に広告情報が合成されて表示されるようになる。
続いてCPU14は、S420で生成した合成動画を表すことができる合成動画データを、メインフラッシュメモリ11に記憶されている対応する動画ファイルにおける該当箇所のデータと置換する(S425)。
続いてCPU14は、本処理(第1の動画対応処理)を終了して、呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS135に続く処理を実行する。
(7)第2の動画対応処理
次に第2の動画対応処理について図10のフローチャートを用いて説明する。この第2の動画対応処理は、上述した第1の動画対応処理が実行される記憶装置10とは別実施形態の記憶装置10において、第1の動画対応処理の代わりに実行される処理である。なお、第2の動画対応処理は、上述した第1の動画対応処理と同様、上述した第1のファイル書き込み処理のS135において呼び出されて実行が開始される処理である。
CPU14は、第2の動画対応処理の実行を開始すると、まず、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11へ書き込んだ動画ファイルを別の名前でメインフラッシュメモリ11の隠しフォルダへコピーする(S455)。ここでいう別の名前としてはどのような名前であってもよいが、例えば、ファイル名の先頭にオリジナルファイルであることを示す“org”といった文字列を追加するとよい。
続いてCPU14は、サブフラッシュメモリ15に記憶予め記憶されている結合動画ファイルをRAM16に読み込ませる(S460)。ここでいう結合動画ファイルというのは、メインフラッシュメモリ11へ書き込んだ動画ファイルに基づく動画に対して広告情報を有する動画を結合するための動画ファイルである。広告情報としては、例えば、商品,サービス,会社,ブランド等が想起される文言(具体的には、商品名,サービス名,社名、ブランド名等)、これらの画像(具体的には、商品画像,サービスマーク,コーポレートマーク,ブランドマーク等)、これらを宣伝する映像、これらを宣伝する音声、及び、利用者にとって特別な情報(例えば、割引情報、プレゼント情報、割引/無料クーポン情報)を伝える映像等が考えられる。
続いてCPU14は、S460でRAM16に読み込ませた結合動画ファイルを、上述した第1のファイル書き込み処理のS105においてメインフラッシュメモリ11に記憶された動画ファイルの先頭部分に追加する(S425)。なお、追加の際、動画ファイルにおける動画情報を管理するヘッダ部分のデータを修正することは言うまでもない。
このようにして追加された動画ファイルを再生すると、まず結合動画ファイルに基づく動画が10秒間再生され(例えば、図11A参照)、その後、オリジナルの動画が再生される(例えば、図11B参照)。
続いてCPU14は、本処理(第2の動画対応処理)を終了して、呼び出し元である第1のファイル書き込み処理のS135に続く処理を実行する。
(8)無線通信情報出力処理
次に無線通信情報出力処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。この無線通信情報出力処理は、例えば、(a)記憶装置10が別装置20のスロットに挿入されて別装置20から電力供給が開始された際、(b)記憶装置10に設けられたボタン(図1に図示せず)が押下された際、又は、(c)別装置20から所定のコマンドが記憶装置10に送信されそれをCPU14が検知した際等に実行が開始される。
CPU14は、無線通信情報出力処理の実行を開始すると、まず、サブフラッシュメモリ15に記憶されている無線情報をRAM16に読みこませる(S505)。この無線情報というのは、無線LANコントローラ17が無線通信を行う際に用いる情報であり、具体的には例えば、SSID、パスワード、暗号化方法、IPアドレスの取得方法、接続先のサーバ名、サーバへのログイン名、サーバへのログインパスワード等の情報である。
続いてCPU14は、RAM16に読みこませた無線情報を一覧にした無線情報画像を生成する(S510)。無線情報画像としては、例えば、図13に示すような画像が考えられる。すなわち、無線設定に関する項目名と設定内容とがセットになった行が画像中に複数記載されている。なお、無線情報画像の代わりに無線情報を一覧にしたテキストであってもよい。
説明を図12のフローチャートに戻し、続いてCPU14は、生成した無線情報画像をメインフラッシュメモリ11に無線情報静止画ファイルとして記憶させ(S515)、本処理(無線通信情報出力処理)を終了する。
[効果]
上述した記憶装置10は、第1の静止画対応処理を実行する場合、別装置20から静止画ファイルが送られると、記憶装置10内で静止画ファイルに対して所定の広告情報が合成し、合成静止画ファイルとしてメインフラッシュメモリ11に記憶させる(S330,S335)。このため、記憶装置10が別装置20と切り離されて転々と流通したとしても、その内部に合成静止画ファイルが記憶されていることからそれが閲覧等されることによって、広告情報が利用者の目に触れる。すなわち、記憶装置10を用いれば、別装置20内で静止画が表示されるときのみ広告情報が合成される場合に比較してより多くの者に対して広告宣伝を行うことができる。
また、記憶装置10のCPU14は、第1の静止画対応処理を実行する場合、メインフラッシュメモリ11に対して直前にファイルが記憶されてから10秒以内に書き込まれた新たな静止画ファイルに対しては、広告情報の合成を行わない(S305:Yes)。このため、例えば、所定時間内に複数の静止画ファイルが記憶装置10に書き込まれると、最初に書き込まれた静止画ファイルについては所定の情報が合成された合成静止画ファイルが生成されて記憶されるが、2番目以降に書き込まれた静止画ファイルについては、合成静止画ファイルが生成されることはない。すなわち、ユーザが静止画ファイルの書き込みタイミングを制御することによって意図的に合成を回避することが可能であり、記憶装置の使い勝手がよい。
また、記憶装置10のCPU14は、第1の静止画対応処理を実行する場合、別装置20から送られた静止画ファイルを解析し(S320)、静止画内に人物の顔を含んでいた場合は、その顔(又は人物全体)を避けた位置に広告情報を合成して合成静止画を生成する(S330)。このため、人物の顔に広告情報が重なった静止画の合成静止画ファイルが生成されることが避けられ、広告情報の合成に対するユーザの不快感を軽減することができる。
また、記憶装置10のCPU14は、第1の静止画対応処理を実行する場合、別装置20から送られた静止画ファイルの撮影場所を解析し(S320)、その撮影場所に関係する広告情報が表示される合成データファイルを、サブフラッシュメモリ15に記憶されている複数の合成データファイルの中から選択する(S325)。このため、静止画ファイルの撮影場所に応じた情報が合成された静止画の合成静止画ファイルが生成され、広告効果を高めることができる。
また、記憶装置10のCPU14は、第1の動画対応処理を実行する場合、別装置20から動画ファイルが送られると、記憶装置10内で動画ファイルに対して所定の広告情報を合成し、合成動画ファイルとしてメインフラッシュメモリ11に記憶させる(S420,S425)。このため、記憶装置10が別装置20と切り離されて転々と流通したとしても、その内部に合成動画ファイルを記憶していることからそれが閲覧等されることによって、広告情報が利用者の目に触れる。すなわち、記憶装置10を用いれば、別装置20内で動画が表示されるときのみ広告情報が表示される場合に比較してより多くの者に対して広告宣伝を行うことができる。
また、記憶装置10のCPU14は、第2の動画対応処理を実行する場合、別装置20から動画ファイルが送られると、記憶装置10内で動画ファイルに対して、所定の広告情報が含まれる動画が結合され、結合動画ファイルとしてメインフラッシュメモリ11に記憶される(S465)。このため、記憶装置10が別装置20と切り離されて転々と週通したとしても、その内部に結合動画ファイルを記憶していることからそれが閲覧されることによって、広告情報が利用者の目に触れる。すなわち、記憶装置10を用いれば、別装置20内で動画が表示されるときのみ広告情報が表示される場合に比較してより多くの者に対して広告宣伝を行うことができる。
また、記憶装置10のCPU14は、第1の静止画対応処理、又は、第1,2の動画対応処理を実行する場合、オリジナルのファイルを別のファイル名に変更して当初の状態のままメインフラッシュメモリ11に記憶させる(S310,S375,S405,S455)。このため、ユーザがオリジナルファイルを必要になった際にそのファイルを取得できるため、記憶装置10の使い勝手が良い。
また、記憶装置10のCPU14は、第2の静止画対応処理を実行する場合、別装置20から静止画ファイルが送られると、10ファイル毎に追加静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11に記憶させる(S355,S375)。このため、記憶装置10が別装置20と切り離されて転々と流通したとしても、その内部に追加静止画ファイルが記憶されていることからそれが閲覧等されることによって、広告情報が利用者の目に触れる。すなわち、記憶装置10を用いれば、別装置20内で静止画が表示されるときのみ広告情報が合成される場合に比較してより多くの者に対して広告宣伝を行うことができる。
また、記憶装置10のCPU14は、第2の静止画対応処理を実行する場合、追加静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11に記憶させるときに、メインフラッシュメモリ11に記憶された静止画ファイルのファイル名における番号部分を1だけ繰り上げた番号に変更したファイル名を用いる(S365,S375)。このため、PC等において、記憶装置10に記憶されたファイルを、ファイル名の昇順に並べると、追加静止画ファイルがオリジナルの静止画ファイルどうしの間に並ぶ。したがって、ユーザがファイルをファイル名の順に閲覧等した際の広告宣伝効果が高まる。
また、記憶装置10のCPU14は、第1及び第2の解除条件判定処理において解除条件を満たす(広告を付加することを解除する)と判定すると、以後、広告の付加(第1及び第2の静止画対応処理、第1及び第2の動画対応処理)を行わない。このため、広告の付加を望まないユーザにも対応できるし、ユーザに対して解除条件を満たすように行動させる動機付けになる。
また、記憶装置10のCPU14は、第1の解除条件判定処理を実行する場合、静止画対応処理又は動画対応処理の行われた回数が、予め定められた回数に達するという条件を満たすと、広告の付加を行わない。このため、条件を満たした後は、記憶装置10を、静止画ファイル又は動画ファイルに対する広告の付加が行われない記憶媒体として利用することができる。したがって、より多くのユーザに対し、解除前の記憶装置10の利用を促すことができ、広告宣伝効果をより高めることができる。
また、記憶装置10のCPU14は、第2の解除条件判定処理を実行する場合、所定の判定用画像を含む静止画を表示できる静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11に書き込んだという条件を満たすと、以後、静止画ファイルに対する広告付加を行わない。このため、条件を満たした後は、記憶装置10を、静止画ファイルに対する広告の付加が行われない記憶媒体として利用することができる。したがって、より多くのユーザに対し、解除前の記憶装置10の利用を促すことができ、広告宣伝効果をより高めることができる。
また、第2の解除条件判定処理を実行する場合における追加静止画ファイルは、所定の判定用画像を閲覧可能なウェブサイトにアクセスするためのURLを一部に有したものである。ユーザは、広告の付加が行われないようにしたいため追加静止画ファイルに対する意識が高い。このため、例えば、記憶装置10を配布する企業は、追加静止画ファイルに含まれるURL先のウェブサイトにおいて効果的に宣伝を行うことができる。
また、記憶装置10のCPU14は、無線通信情報出力処理を実行することにより、無線情報画像を生成してメインフラッシュメモリ11に無線情報静止画ファイルとして記憶させる(S505〜S515)。このためユーザは、記憶装置10と接続可能なPC等を用い、記憶装置10のメインフラッシュメモリ11に記憶された無線情報静止画ファイルを確認することにより、無線LANコントローラ17を介して外部のサーバと通信を行う際の無線情報を確認することができる。すなわち、専用ソフトウェアを用いることなく汎用的な機器を用いて無線情報を確認することができる。
[他の実施形態]
(1)他の実施形態1
上記第1のファイル書き込み処理において、別装置20より送られてきたファイルをメインフラッシュメモリ11へ書き込むと(S105)、続けて解除条件判定処理を実行したが(S110)、解除条件判定処理以降の動作(S115〜S135)は、別のタイミングで実行してもよい。なぜなら、例えば、別装置20より連続して複数のファイルが記憶装置10へ送られてきた場合などには、メモリコントローラ12がファイルをメインフラッシュメモリ11へ書き込むための処理に専従し、解除条件判定処理以降の動作(S115〜S135)において発生するメインフラッシュメモリ11への書き込み等にハードウェアリソースを割けない場合が考えられるからである。
このため、例えば、CPU14は、別装置20より送られた連続する一群の複数ファイルを全てメインフラッシュメモリ11に書き込んだタイミングで、解除条件判定処理以降の処理(S115〜S135)を実行することが考えられる。
また、別装置20より送られてきたファイルをメインフラッシュメモリ11へ書き込む動作(S105)は、別装置20より送られてきた指令に連動するが、解除条件判定処理以降の動作(S115〜S135)は、それとは別で所定周期(例えば10秒,1分)で実行するようにしてもよい。なお、解除条件判定処理以降の動作(S115〜S135)を開始すると、まず、メインフラッシュメモリ11に記憶されたファイルであって、前回のチェック以降に新たに記憶されたファイルの有無をチェックするとよい。そして、チェック結果に基づき、前回のチェック以降に新たに記憶されたファイルに対して解除条件判定処理以降の動作(S115〜S135)を実行するとよい。
また、記憶装置10にメモリコントローラ12を2つ設け、一方は別装置20より送られてきたファイルをメインフラッシュメモリ11に書き込む処理(S105)に割り振り、もう一方を解除条件判定処理以降の処理(S115〜S135)に割り振ることも考えられる。
また、メモリコントローラ12が複数の作業を時分割して擬似的に同時に処理することができるのであれば、別装置20より送られてきたファイルをメインフラッシュメモリ11に書き込む処理(S105)が終わったファイルから順次、メモリコントローラ12が解除条件判定処理以降の処理(S115〜S135)において発生するメインフラッシュメモリ11への書き込み等の処理を並行して実行するようにしてもよい。
なお、いずれの場合も、静止画対応処理及び解除条件判定処理の解除条件(S160,S175,S215)、メインフラッシュメモリ11にファイルが記憶された時間間隔の条件(S305)、及び、追加静止画ファイルの追加頻度に関する条件(S355)の意図が同様に実現されるように、CPU14がプログラムに基づいて動作することは言うまでもない。
(2)他の実施形態2
上記第1の動画対応処理において、別装置20より送られてきた動画の開始10秒間に対して、合成データファイルに基づく広告情報を合成していた(S420)。しかし、動画の開始10秒間に限らず、終了10秒間や、途中(例えば、シーンが切り替わった箇所)等でもよい。このような記憶装置10であっても、上述した第1実施形態の同様の効果を奏する。
(3)他の実施形態3
上記実施形態では、合成データファイル、結合動画ファイル、及び、追加静止画ファイルは、記憶装置10の製造の際、出荷の際、又は販売の際等にサブフラッシュメモリ15に記憶されるようになっていてもよいが、そうでなくてもよい。記憶装置10の販売後に、これらファイルを、CPU14が無線LANコントローラ17及びアンテナ18を介して外部のサーバから取得し、サブフラッシュメモリ15に更新記憶するようになっていてもよい。このような記憶装置10であれば、ユーザの手に記憶装置10が渡った後も、上記各ファイルを更新することができるため、古い広告が合成等されるといったことをできるだけ抑制でき、広告効果を高めることができる。
(4)他の実施形態4
上述した別装置20は、デジタルカメラであってもよい。そして、記憶装置10は、デジタルカメラの筐体内に着脱可能、又は、着脱不可能に内蔵されたものでもよい。すなわち、上述した別装置20と記憶装置10は、図18に示すように、デジタルカメラ21として構成されていてもてよい。
デジタルカメラ21は、上述した記憶装置10の構成を備えるとともに、さらに、CPU22、RAM23、操作部24、撮像素子25、シャッター26、及び、レンズアクチュエータ27を備えている。
CPU22は、操作部24からの操作指令に基づいてレンズアクチュエータ27を制御して撮影対象物に対するピントを合わせ、シャッター26を動作させて、撮像素子25を感光させる。そして、撮像素子25が出力する画像情報を一旦RAM23に保持してJPEGファイル等を構成し、その構成したファイルを記憶装置10に対して送信する。
このようなデジタルカメラ21であれば、上述した効果の実効性を高めることができる。
(5)他の実施形態5
上記実施形態では、メインフラッシュメモリ11とサブフラッシュメモリ15とがそれぞれ別に設けられていたが、両者を一つのハードウェアで実現してもよい。具体的には、サブフラッシュメモリ15を記憶装置10から無くし、メインフラッシュメモリ11の一部領域をサブフラッシュメモリ15に相当する領域として割り当ててもよい。なお、このような構成とする場合、サブフラッシュメモリ15に相当するメインフラッシュメモリ11の一部領域に対しては、別装置20からのアクセスを特殊なアクセス方法(例えば、専用のアプリケーションを用いた方法等)でない限り、許可しないようにCPU14又はメモリコントローラ12が動作するとよい。
[第1実施形態の説明で用いた用語と特許請求の範囲で用いた用語との対応]
メインフラッシュメモリ11は第1の記憶手段の一例であり、サブフラッシュメモリ15は第2の記憶手段の一例であり、CPU14は制御手段、合成データファイル記憶制御手段、結合動画ファイル記憶制御手段、追加静止画ファイル記憶制御手段、及び、情報出力手段の一例である。
また、無線LANコントローラ17及びアンテナ18は無線通信手段の一例であり、静止画対応処理及び動画対応処理がデータ処理の一例であり、第2の解除条件判定処理のS215が判定処理の一例である。
[第2実施形態]
次に第2実施形態を説明する。
[構成の説明]
第2実施形態の記憶装置30の構成は、上述した第1実施形態の記憶装置10の構成と基本的に同じであるため、同一の部分については、同一の符号を用いることによって説明を省略する(図1参照)。なお、第2実施形態の記憶装置30のサブフラッシュメモリ35に記憶されているプログラムは、第1実施形態の記憶装置10のサブフラッシュメモリ15に記憶されているプログラムとは異なる。したがって、第1実施形態の記憶装置10のCPU14が実行する処理と、第2実施形態の記憶装置30のCPU14が実行する処理は異なる。
[動作の説明]
次に第2実施形態の記憶装置10の動作を説明する。
(1)第2のファイル書き込み処理
第2のファイル書き込み処理について、図14のフローチャートを用いて説明する。この第2のファイル書き込み処理は、別装置20のスロットに設けられた接続端子に記憶装置30の接続端子19が接続された状態において、別装置20よりファイルが送られる旨の信号を別装置20よりCPU14が受け取った際に実行が開始される。
記憶装置30のCPU14は、別装置20よりファイルが送られる旨の信号を受けると、別装置20より送られてくるファイルをメインフラッシュメモリ11へ書き込むようにメモリコントローラ12に対して指令する(S555)。この指令を受けたメモリコントローラ12は、接続端子19を介して別装置20より送られてくるファイルデータを順次メインフラッシュメモリ11の空き領域に書き込み、当該ファイルの終了を示すデータが別装置20より送られてくると、ファイルの書き込みが完了した旨をCPU14へ返す。
続いてCPU14は、S555でメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルであるか否かを判定する(S560)。判定方法としては、ファイルの拡張子によって判定する方法や、ファイルのヘッダ部分等の一部をRAM16に読み込ませて判定する方法が考えられるが、これら方法に限ったものではない。
CPU14は、S560の判定結果が肯定、すなわち、S555でメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルであれば(S560:Yes)、S565へ処理を移行する。一方、CPU14は、S560の判定結果が否定、すなわち、S555でメインフラッシュメモリ11へ書き込んだファイルが静止画ファイルでなければ(S560:No)、本処理(第2のファイル書き込み処理)を終了する。
S560の判定結果が肯定であった場合に進むS565では、CPU14は、S555でメインフラッシュメモリ11へ書き込んだ静止画ファイルをRAM16に読み込ませる。
続いてCPU14は、RAM16に読み込ませた静止画ファイルを解析する(S570)。ここでいう解析とは、例えば、次のようなことを行う。(a)静止画ファイルに基づく静止画に人物の顔が含まれているかどうかを判定し、そして、静止画に人物の顔が含まれている場合、静止画における人物の位置と大きさを特定する。その上で、予めサブフラッシュメモリ35に記憶されている人物特徴データ又は無線LANコントローラ17を介して接続できる外部データベースに記憶されている人物特徴データを参照して、静止画に含まれる人物が誰であるかを特定する。(b)静止画に含まれる物が何であるか(例えば、山,橋,海,自動車,電車,飛行機,船舶,家具,動物等)を特定する。(c)静止画の撮影場所を静止画ファイルに含まれるジオタグに基づいて特定する。(d)静止画の撮影日時を特定する。
続いてCPU14は、解析結果に基づき、S555でメインフラッシュメモリ11に書き込んだ静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11内のいずれかのフォルダに移動させる(S575)。具体的には、例えば、人物を特定したのであれば、人物毎に設けられたフォルダであって、静止画に含まれる中心人物(静止画における顔の位置と顔の大きさ等を判断した結果から得られる中心人物)に対応するフォルダへ静止画ファイルを移動させる。また、物を特定したのであれば、物毎に分けられたフォルダであって、静止画に含まれる物に対応するフォルダへ静止画を移動させる。また、撮影場所を特定したのであれば、撮影場所単位のフォルダであって、静止画の撮影場所に対応するフォルダへ静止画を移動させる。また、撮影日時を特定したのであれば、日時毎(例えば、4月1日13時,14時,15時、・・・)に分けられたフォルダであって、静止画の撮影日時に対応するフォルダへ静止画を移動させる。もちろん、日時毎の代わりに日毎であってもよい。なお、これら例示したフォルダがメインフラッシュメモリ11内に存在しない場合は、新たにフォルダを作成することは言うまでもない。
続いてCPU14は、S575における静止画ファイルの移動結果に基づきメインフラッシュメモリ11に記憶ファイルリストを作成又はメインフラッシュメモリ11に記憶されている記憶ファイルリストを更新する(S580)。ここでいう記憶ファイルリストというのは、メインフラッシュメモリ11内に記憶されている静止画ファイルのファイル名称とそのサムネイル画像を組にした一覧であり、さらにこれらが格納フォルダ毎に分けられたリストである。なお、未だ記憶ファイルリストが作成されておらずメインフラッシュメモリ11に存在しないのであれば新たに記憶ファイルリストをメインフラッシュメモリ11に作成し、既にメインフラッシュメモリ11に記憶ファイルリストが存在されているのであればその記憶ファイルリストを更新する。
ここで図15を用いて記憶ファイルリストの一例を説明する。図15に示す記憶ファイルリストは、ファイル名称(DSC1001.JPG等)とサムネイル画像とが対になってフォルダ(2011/04/01等)単位でまとめられて複数並べられたものである。
説明を図14に戻し、CPU14は、S580を終えると、本処理(第2のファイル書き込み処理)を終了する。
(2)ファイルアップロード処理
次にファイルアップロード処理について、図16のフローチャートを用いて説明する。このファイルアップロード処理は、別装置20のスロットに設けられた接続端子に記憶装置30の接続端子19が接続された状態(別装置20より記憶装置30に対して電力が供給されている状態)において、所定の時間間隔で繰り返し実行が開始される。ここで言う所定の時間間隔というのは、例えば、1分とか10分といった程度の時間が考えられる。
CPU14は、ファイルアップロード処理の実行を開始すると、まず、メインフラッシュメモリ11の中に、サーバへ未送信の静止画ファイルが1つでも記憶されているか否かを判定する(S605)。サーバというのは、無線LANコントローラ17及びアンテナ18を介して通信可能なサーバであり、静止画ファイルを受信して記憶等することができるサーバである。また、未送信であるかどうかの判断は、例えば、各静止画ファイルのアーカイブ属性で判断したり、メインフラッシュメモリ11内に別途設けられた管理ファイルに基づいて判断したりする。
CPU14は、S605の判定結果が肯定、すなわち、メインフラッシュメモリ11の中に、サーバへ未送信の静止画ファイルが1つでも記憶されているのであれば(S605:Yes)、S610へ処理を移行する。一方、CPU14は、S605の判定結果が否定、すなわち、メインフラッシュメモリ11の中に、サーバへ未送信の静止画ファイルが1つも記憶されていなければ(S605:No)、本処理(ファイルアップロード処理)を終了する。
S605の判定得結果が肯定であった場合に進むS610では、CPU14は、サーバへ未送信の静止画ファイルを一つ選択し、その選択した静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11から読み出して無線LANコントローラ17及びアンテナ18を介してサーバへ送信する。
続いてCPU14は、S610で送信した静止画ファイルに基づいて表示されるサムネイル画像を生成する(S615)。
続いてCPU14は、S615で生成したサムネイル画像と、S610で送信した静止画ファイルをダウンロード可能なURLとをメインフラッシュメモリ11に記憶されているアップロードファイルリストに追記する(S620)。なお、メインフラッシュメモリ11にアップロードファイルリストが存在しない場合は、新たにアップロードファイルリストを作成してその中に書き込む。
ここで図17を用い、アップロードファイルリストの一例を説明する。図17に示すアップロードファイルリストは、ファイル名称(DSC1001.JPG等)と、サムネイル画像と、サーバからダウンロード可能なURLとが組になってフォルダ(2011/04/01等)単位でまとめられて複数並べられたものである。なお、これら一組の情報のサイズ(メインフラッシュメモリ11上で消費する記憶容量)は、対応する静止画ファイルのサイズよりも格段に小さい。
説明を図16のフローチャートに戻し、続いてCPU14は、S610で送信した静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11から削除し(S625)、上述したS605へ処理を戻す。
[効果]
上述した記憶装置30のCPU14は、別装置20から送られた静止画ファイルについて、当該静止画ファイルの所定の特徴に基づいて分類分けを行う(S575)。具体的には、静止画に含まれる特定物体の有無、静止画ファイルの撮影日時、又は、静止画ファイルの撮影場所等に基づいて、対応するフォルダに静止画ファイルを移動する。このため、ユーザから見て分類分け(ファイルの移動結果)が問題なければユーザは分類分け(ファイルの移動)を一切する必要がなく、一方、ユーザから見て分類分け(ファイルの移動)が一部正しくなければその正しくないファイルのみPC等において手動で分類分け(ファイルの移動)を実行すれば良い。このため、従来と比べて使い勝手が格段に向上する。また、特定の分類に属する静止画ファイルを一括してフォルダ単位で読み出すことが可能なため、使い勝手がよい。
また、記憶装置30のCPU14は、静止画ファイルの移動後、その移動結果に基づきメインフラッシュメモリ11に記憶ファイルリストを作成又はメインフラッシュメモリ11に記憶されている記憶ファイルリストを更新する(S580)。このため、ユーザは記憶ファイルリスト(例えば、図15に示すリスト)を用いることにより各フォルダに属する静止画ファイルの内容を容易に認識することができる。
また、記憶装置30のCPU14は、メインフラッシュメモリ11に記憶された静止画ファイルのうち、外部のサーバへ未送信の静止画ファイルに関し、当該静止画ファイルによって表示される静止画のサムネイル画像を生成し、送信した静止画ファイルをサーバから取得できるURLと共にメインフラッシュメモリ11内のアップロードファイルリストに追記する(S615,S620)。そして、この後にCPU14は、静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11から削除する(S625)。
このため、静止画ファイルがメインフラッシュメモリ11から削除された後も、ユーザは、記憶装置30をPC等の機器と接続することによって、その機器上で、サムネイル画像と、静止画ファイルをサーバから取得できるURLとを参照することができる。すなわち、これらサムネイル画像やURLを手がかりとしてどのような静止画ファイルが記憶装置30に記憶されていたかといったことや、取得するためにはどこへアクセスすればよいかといったことを、静止画ファイルがサーバへ送信された削除された後もユーザが認識することができる。したがって、サーバへ送信された静止画ファイルがより有効活用される。
[他の実施形態]
(1)他の実施形態1
上記実施形態では、ファイルアップロード処理において、メインフラッシュメモリ11に記憶されている静止画ファイルをサーバへ送信し(S610)、その後にサムネイル画像を生成し(S625)、アップロードファイルリストにサムネイル画像等を追記するようにしていたが(S620)、順番はこれに限られない。例えば、サムネイル画像を生成してアップロードファイルリストにサムネイル画像等を追記した後に、メインフラッシュメモリ11に記憶されている静止画ファイルをサーバへ送信するようにしてもよい。このようにしても上記実施形態と同様の効果を奏する。
(2)他の実施形態2
上記実施形態では、ファイルアップロード処理において、静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11から削除していたが(S625)、削除タイミングはこれに限らない。例えば、サーバへ送信した、メインフラッシュメモリ11中の静止画ファイルをマークしておき、メインフラッシュメモリ11の空き容量が所定量を下回ったタイミングで、マークしておいた静止画ファイルをメインフラッシュメモリ11から削除するようにしてもよい。このようにしても上記実施形態と同様の効果を奏する。
[第2実施形態の説明で用いた用語と特許請求の範囲で用いた用語との対応]
第2のファイル書き込み処理におけるS565〜S575が分類処理の一例であり、第2のファイル書き込み処理におけるS580がリスト処理の一例である。

Claims (29)

  1. 別装置とデータをやりとりするための接続端子と、
    前記接続端子を介して前記別装置より受け取った静止画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、
    所定の情報を静止画に合成する際に用いる合成データファイルを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に静止画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている前記合成データファイルに基づく所定の情報が、前記静止画ファイルによって表示される静止画の一部分に対して合成された静止画を表示できる合成静止画ファイルを生成し、前記第1の記憶手段に記憶させるデータ処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする記憶装置。
  2. 請求項1に記載の記憶装置において、
    前記制御手段は、前記第1の記憶手段に静止画ファイルが記憶されても、直前に前記第1の記憶手段に別の静止画ファイルが記憶されてからの時間が所定時間内であった場合、前記データ処理を行わないこと、
    を特徴とする記憶装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の記憶装置において、
    前記制御手段は、前記データ処理において、前記第1の記憶手段に記憶された静止画ファイルが人物の顔を含む画像を表示できるファイルであった場合、その人物の顔を避けた位置に前記所定の情報を合成すること、
    を特徴とする記憶装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の記憶装置において、
    前記第2の記憶手段には複数の前記合成データファイルが記憶されており、
    前記制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶された静止画ファイルによって表示される静止画が撮影された位置に基づいて前記第2の記憶手段から前記合成データファイルを選択し、その選択した前記合成データファイルを用いて前記データ処理を行うこと、
    を特徴とする記憶装置。
  5. 別装置とデータをやりとりするための接続端子と、
    前記接続端子を介して前記別装置より受け取った動画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、
    所定の情報を動画に合成する際に用いる合成データファイルを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に動画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている合成データファイルに基づく所定の情報が、前記動画ファイルによって表示される動画を構成する画面の一部分に対して合成された動画を表示できる合成動画ファイルを生成し、前記第1の記憶手段に記憶させるデータ処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする記憶装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の記憶装置において、
    前記合成データファイルを別装置より取得するための合成データファイル取得手段と、
    前記合成データファイル取得手段を介して前記別装置より取得した合成データファイルを、前記第2の記憶手段に記憶されている前記合成データファイルに替えて記憶させる合成データファイル記憶制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とするファイル記憶装置。
  7. 別装置とデータをやりとりするための接続端子と、
    前記接続端子を介して前記別装置より受け取った動画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、
    所定の動画を別の動画に結合する際に用いる結合動画ファイルを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に動画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている前記結合動画ファイルに基づく所定の動画が、前記動画ファイルによって表示される動画に対して結合された動画を表示できる結合動画ファイルを生成し、前記第1の記憶手段に記憶させるデータ処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする記憶装置。
  8. 請求項7に記載の記憶装置において、
    前記結合動画ファイルを別装置より取得するための結合動画ファイル取得手段と、
    前記結合動画ファイル取得手段を介して前記別装置より取得した前記結合動画ファイルを、前記第2の記憶手段に記憶されている前記結合動画ファイルに替えて記憶させる結合動画ファイル記憶制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする記憶装置。
  9. 請求項1〜請求項8のうちのいずれか1項に記載の記憶装置において、
    前記第1の記憶手段に記憶されたファイルには、予めファイル名が付与されており、
    前記制御手段は、前記データ処理において、当該データ処理により生成されたファイルのファイル名を、当該データ処理に係るファイルであって当該データ処理の開始前に前記第1の記憶手段に記憶されていたファイルのファイル名とするとともに、当該データ処理に係るファイルであって当該データ処理の開始前に前記第1の記憶手段に記憶されていたファイルのファイル名を、別のファイル名に変更すること、
    を特徴とする記憶装置。
  10. 別装置とデータをやりとりするための接続端子と、
    前記接続端子を介して前記別装置より受け取った静止画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、
    所定の情報が含まれる静止画を表示できる追加静止画ファイルを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に予め定められた数の静止画ファイルが記憶されると、前記第2の記憶手段に記憶されている前記追加静止画ファイルを前記第1の記憶手段に記憶させるデータ処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする記憶装置。
  11. 請求項10に記載の記憶装置において、
    前記接続端子を介して前記別装置より順に受け取った複数の前記静止画ファイルには、重複のない番号がそれぞれのファイル名に含まれており、かつ、その番号は昇順であり、
    前記制御手段は、前記予め定められた数の前記静止画ファイルのうち最後に受け取って前記記憶手段に記憶された前記静止画ファイルのファイル名における番号部分を1だけ繰り上げた番号に変更したファイル名によって、前記追加静止画ファイルを前記第1の記憶手段に記憶させること、
    を特徴とする記憶装置。
  12. 請求項10又は請求項11に記載の記憶装置において、
    前記追加静止画ファイルを別装置より取得することができる追加静止画ファイル取得手段と、
    前記追加静止画ファイル取得手段を介して前記別装置より取得した前記追加静止画ファイルを前記第2の記憶手段に記憶されている前記追加静止画ファイルに替えて記憶させる追加静止画ファイル記憶制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする記憶装置。
  13. 請求項1〜請求項12のうちのいずれか1項に記載の記憶装置において、
    前記制御手段は、予め定められた解除条件が成立すると、以後、前記データ処理を行わないこと、
    を特徴とする記憶装置。
  14. 請求項13に記載の記憶装置において、
    前記解除条件とは、前記データ処理が行われた回数が、予め定められた回数に達するという条件であること、
    を特徴とする記憶装置。
  15. 請求項13に記載の記憶装置において、
    前記制御手段は、前記第1の記憶手段に静止画を表示できる静止画ファイルが書き込まれると、その静止画ファイルが、予め定められた判定用画像を含む画像を表示するものであるか否かを判定する判定処理を行い、
    前記解除条件とは、前記判定処理において肯定判定がなされるという条件であること、
    を特徴とする記憶装置。
  16. 請求項1又は請求項5を引用する請求項15に記載の記憶装置において、
    前記合成データファイルは、前記判定用画像を閲覧可能なウェブサイトにアクセスするためのURLを少なくとも一部に有していること、
    を特徴とする記憶装置。
  17. 請求項7を引用する請求項15に記載の記憶装置において、
    前記結合動画ファイルは、前記判定用画像を閲覧可能なウェブサイトにアクセスするためのURLを少なくとも一部に有していること、
    を特徴とする記憶装置。
  18. 請求項10を引用する請求項15に記載の記憶装置において、
    前記追加静止画ファイルは、前記判定用画像を閲覧可能なウェブサイトにアクセスするためのURLを少なくとも一部に有していること、
    を特徴とする記憶装置。
  19. 請求項1〜請求項18のいずれかに記載の記憶装置において、
    前記別装置は、撮像素子を備えた装置であり、その撮像素子から得られた画像情報が前記第一の記憶手段にファイルとして記憶され、
    前記記憶装置は、前記別装置と前記接続端子を介して接続され、前記別装置と同一の筐体内に配置されていること、
    を特徴とする記憶装置。
  20. 請求項1〜請求項19のいずれかに記載の記憶装置において、
    前記接続端子は、無線通信を介して前記別装置とデータをやりとりする無線インタフェースであること、
    を特徴とする記憶装置。
  21. 別装置とデータをやりとりするための接続端子と、
    前記接続端子を介して前記別装置より受け取ったファイルを記憶することができ、かつ、記憶された前記ファイルを読み出して前記別装置へ前記接続端子を介して出力することができる第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記ファイルを、無線通信を介して外部へ送信することができる無線通信手段と、
    前記無線通信手段が無線通信を行う際に必要な無線設定情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶されている前記無線設定情報を、静止画ファイルとして前記第1の記憶手段に記憶させる情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする記憶装置。
  22. 別装置とデータをやりとりするための接続端子と、
    前記接続端子を介して前記別装置より受け取った静止画ファイルを記憶することができる第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された静止画ファイルについて、当該静止画ファイルの所定の特徴に基づいて分類分けする分類処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする記憶装置。
  23. 請求項22に記載の記憶装置において、
    前記制御手段は、前記静止画ファイルによって表示される静止画に含まれる特定物体の有無、前記静止画ファイルの撮影日時、及び、前記静止画ファイルの撮影場所の少なくともいずれか一つに基づき前記分類処理を行うこと、
    を特徴とする記憶装置。
  24. 請求項22又は請求項23に記載の記憶装置において、
    前記制御手段は、前記分類処理において、前記静止画ファイルを、分類毎のフォルダに移動させることにより分類分けを行うこと、
    を特徴とする記憶装置。
  25. 請求項22〜請求項24のいずれかに記載の記憶装置において、
    前記制御手段は、前記分類処理に基づいて分類分けされた前記静止画ファイルのリストであって、前記静止画ファイルを特定可能な情報が分類毎に並べられたリストを生成し、その生成したリストを前記第1の記憶手段に記憶させるリスト処理をさらに行うこと、
    を特徴とする記憶装置。
  26. 第1の別装置とデータをやりとりするための接続端子と、
    前記接続端子を介して前記第1の別装置より受け取ったファイルを記憶することができ、かつ、記憶されたファイルを読み出して前記第1の別装置へ前記接続端子を介して出力することができる第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されたファイルを、無線通信により前記第1の別装置とは異なる第2の別装置へ送信することができる無線通信手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されたファイルを、前記無線通信手段を介して前記第2の別装置へ送信させる第1処理、前記ファイルが前記第一の記憶手段において占める記憶領域よりも少ない記憶領域で済む情報であって、前記ファイルを特定可能な情報であるファイル特定情報を前記第1の記憶手段に記憶させる第2処理、及び、前記第1処理及び前記第2処理の完了した前記ファイルを前記第1の記憶手段より消去する第3処理を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする記憶装置。
  27. 請求項26に記載の記憶装置において、
    前記第1の記憶手段に記憶されたファイルが静止画ファイルである場合、
    前記制御手段は、前記第2処理において、前記静止画ファイルによって表示される静止画のサムネイル画像を生成し、前記ファイル特定情報として前記第1の記憶手段に記憶させること、
    を特徴とする記憶装置。
  28. 請求項26又は請求項27に記載の記憶装置において、
    前記制御手段は、前記第2処理において、コンピュータがインターネットを介して前記ファイルを取得可能なURLを、前記ファイル特定情報として前記第1の記憶手段に記憶させること、
    を特徴とする記憶装置。
  29. コンピュータを、請求項1〜請求項28のいずれかに記載の前記制御手段として機能させるためのプログラム。
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