JP2007214873A - フォトスタジオにおける撮影画像提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プロのカメラマンによって撮影された画像データをいつでも簡単に携帯電話機で閲覧できるようなサービスを提供することを課題とする。
【解決手段】フォトスタジオにおいてカメラマンがデジタルカメラ1を用いて被写体の撮影を行う。撮影画像データは、デジタルカメラ1のメモリカード2に格納される。店員は、フォトカード作成端末3にメモリカード2とフォトカード4とをセットする。端末3のモニタには、メモリカード2に格納されている撮影画像が表示される。利用者(客)が、フォトカード4に格納したい撮影画像を選択すると、その撮影画像がフォトカード4に格納される。フォトカード4は、利用者の所持する携帯電話機に対応したOTPメモリカードである。撮影画像データは、携帯電話機で表示可能となるようリサイズ処理が行われる。また、携帯電話機ですぐにアクセス可能となるよう、予約されたフォルダ内に格納される。
【選択図】図1
【解決手段】フォトスタジオにおいてカメラマンがデジタルカメラ1を用いて被写体の撮影を行う。撮影画像データは、デジタルカメラ1のメモリカード2に格納される。店員は、フォトカード作成端末3にメモリカード2とフォトカード4とをセットする。端末3のモニタには、メモリカード2に格納されている撮影画像が表示される。利用者(客)が、フォトカード4に格納したい撮影画像を選択すると、その撮影画像がフォトカード4に格納される。フォトカード4は、利用者の所持する携帯電話機に対応したOTPメモリカードである。撮影画像データは、携帯電話機で表示可能となるようリサイズ処理が行われる。また、携帯電話機ですぐにアクセス可能となるよう、予約されたフォルダ内に格納される。
【選択図】図1
Description
本発明は、フォトスタジオにおいて利用者に撮影写真を提供する方法に関する。
七五三、入学祝い、卒業祝いなどにおいて、プロのカメラマンによる記念撮影を行うサービスがある。利用者は、フォトスタジオにおいて着物や袴、ドレスなどイベントに合わせた衣装を身に着けて記念撮影を行うのである。
撮影が終了すると、続いてスタジオ内のモニタを参照しながら利用者が写真のチェックを行う。利用者は、たくさんの撮影写真の中からお気に入りの写真を選択するのである。そして、フォトスタジオは、利用者が選択した写真をレイアウトした写真アルバムを作成し、後日利用者に写真アルバムを提供するのである。
また、フォトスタジオにおいて、撮影した画像のデータをCD−Rに格納し、利用者にCD−Rを提供するというサービスも存在する。
利用者は、写真アルバムを購入することで、思い出をアルバム冊子という形態で残すことができる。3年後、5年後にアルバムを眺めて楽しむことができる。その楽しみ方は、どちらかというと、大事に保存しておくという種の楽しみ方である。
これに対して、最近では携帯電話機で写真を閲覧することが可能である。お気に入りの写真を携帯電話機に保存しておけば、いつでもどこでも写真を閲覧することが可能である。写真アルバムは、大切な写真を大事に保存しておき、忘れた頃に懐かしく眺めるという要求に応えるのに対して、携帯電話機は、いつでも好きなときにお気に入りの写真を眺めたいという要求に応えるものである。
しかし、上述したようにフォトスタジオによる撮影写真の提供方法は、まず、第一にアルバム冊子であり、このような要求にマッチしたものではない。また、CD−Rによる撮影データを提供するサービスについても、パソコンなどを利用して携帯電話機のメモリに撮影データを転送しなければならないので、面倒な作業が必要である。携帯電話機を非常に有効に活用する利用者の中には、パソコンを利用しない利用者も多い。このような利用者にとってCD−Rによるデータの提供は、やはり保存用媒体としての価値しかない。あるいは、バックアップデータとしての価値しか存在しない。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、プロのカメラマンによって撮影された画像データをいつでも簡単に携帯電話機で閲覧できるようなサービスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、フォトスタジオで撮影した写真を利用者に提供する方法であって、カメラマンによるデジタルカメラを用いた被写体の撮影が行われ、撮影画像データが前記デジタルカメラに装着あるいは内蔵された記憶装置に格納される工程と、前記記憶装置に格納された撮影画像データが、利用者が所持している携帯電話機に装着可能であって記録されたデータの消去が不可能なメモリカードにコピーされる工程と、前記メモリカードをデジタルフォトアルバムとして利用者に提供する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、さらに、前記メモリカードに格納する撮影画像データを、前記携帯電話機がモニタに表示可能となるように解像度変換する工程、を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、撮影画像データは、前記携帯電話機で予約された静止画像データ格納フォルダに格納されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、さらに、前記記憶装置に格納された複数の撮影画像データからスライドショー動画データを生成する工程と、前記スライドショー動画データを前記メモリカードに格納する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、前記携帯電話機が対応している動画圧縮方式に従って前記スライドショー動画データが生成されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4または請求項5に記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、前記スライドショー動画データは、前記デジタルカメラによる撮影中に録音された音声あるいはBGM音声が付加された音声付スライドショー動画データであることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、スライドショー動画データは、前記携帯電話機で予約された動画データ格納フォルダに格納されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、さらに、前記メモリカードのカード表面に貼付可能なラベルに撮影画像をプリントする工程、を備え、前記メモリカードとともに撮影画像がプリントされたラベルを利用者に提供することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、前記メモリカードとともに、前記メモリカードを収納可能な携帯電話機用ストラップを利用者に提供することを特徴とする。
本発明は、カメラマンによって撮影された画像データが、携帯電話機に装着可能であって記録されたデータの消去が不可能なメモリカードに格納されて利用者に提供される。このため、利用者は、フォトスタジオで受け取った撮影画像を直ぐに携帯電話機で閲覧することが可能である。たとえば、CD−Rなどで提供された場合であれば、閲覧にパソコンが必要であったり、携帯電話機のメモリに転送するなどの面倒な操作が必要であったりするが、本発明のサービスを利用すれば、利用者はサービスを受けた後すぐに携帯電話機で手軽に撮影画像を閲覧することが可能である。また、メモリカードはデータ消去が不可能なメモリである。したがって、利用者は、大事な写真画像を誤って消去することはない。消去されることのないデジタルのフォトアルバムとして利用することができるのである。
また、本発明においては、メモリカードに格納する撮影画像データを携帯電話機がモニタに表示可能となるように解像度変換する。したがって、高解像度の画像を表示できない携帯電話機においても、フォトスタジオで撮影された画像を閲覧可能である。
また、撮影画像データは、携帯電話機で予約された静止画像データ格納フォルダに格納される。したがって、利用者は、パソコンなどを利用してファイルの格納フォルダを移動させるなど面倒な作業をする必要はない。即座に携帯電話機を用いて撮影画像を閲覧可能である。
また、本発明においては、記憶装置に格納された複数の撮影画像データからスライドショー動画データを生成し、メモリカードに格納する。したがって、フォトスタジオでカメラマンにより撮影された画像をスライドショーとして携帯電話機で閲覧可能である。
さらに、携帯電話機が対応している動画圧縮方式に従ってスライドショー動画データが生成されるので、フォトスタジオで提供されたスライドショー動画を自分の携帯電話機に対応するよう変換処理する必要などない。即座に受け取ったメモリカードからスライドショーを再生可能である。
また、スライドショー動画データは、デジタルカメラ撮影時の音声あるいはBGM音声が付加された音声付データである。これにより、より思い出深いスライドショー動画を楽しむことが可能である。
また、スライドショー動画データは、携帯電話機で予約された動画像データ格納フォルダに格納される。したがって、利用者は、パソコンなどを利用してファイルの格納フォルダを移動させるなど面倒な作業をする必要はない。即座に携帯電話機を用いてスライドショーを閲覧可能である。
また、メモリカードのカード表面に貼付可能なラベルに撮影画像データをプリントし、メモリカードとともにラベルを利用者に提供する。したがって、利用者は、ラベルを参照することで、メモリカードに格納された撮影画像の内容を特定することができる。また、メモリカードはデータ消去不可能なメモリであるので、ラベルで示された撮影画像がいつまでも格納されたフォトデジタルアルバムとして所持することができる。
また、メモリカードとともに、メモリカードを収納可能な携帯電話機用ストラップを利用者に提供する。利用者は、携帯電話機にデジタルフォトアルバムをぶらさげて所持することが可能である。そして、携帯電話機用ストラップからデジタルフォトアルバムを取り出して、いつでも携帯電話機に装着して記念写真を閲覧することが可能である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、フォトスタジオによる撮影写真提供サービスの全体の流れを示す図である。利用者は、七五三、入学祝い、卒業祝いなどの写真を撮影するためにフォトスタジオを訪れる。フォトスタジオは、プロのカメラマンが常駐しており、利用者の記念撮影を行う。また、フォトスタジオは、貸衣装サービスも行っている。利用者は、フォトスタジオにおいて好みの衣装を着用し、撮影を行うことができる。たとえば、七五三であれば、紋付袴や着物を着て子供や家族の撮影を行う。
フォトスタジオでは、カメラマンがデジタルカメラ1を使用して撮影を行う。デジタルカメラ1のメモリカードスロットには、メモリカード2が装着されており、カメラマンが撮影した写真は、デジタルの撮影画像データとしてメモリカード2に記録される。撮影画像データは、たとえば、JPEG、GIFなどのフォーマットでメモリカード2に記録される。
メモリカード2としては、MTP(Multi Time Programmable)メモリが利用される。MTPメモリは、データの記録および消去を複数回繰り返して実行することが可能なメモリである。MTPメモリとしては、たとえば一般にデジタルカメラやデータストレージ用に用いられているフラッシュメモリが存在する。フラッシュメモリは、データの記録および消去を自由に繰り返し行うことが可能であるので、カメラマンは、コストをあまり気にすることなく、色々な衣装を着用した被写体の色々なポーズを、どんどん撮影することが可能である。
カメラマンによる写真撮影が終了すると、フォトカード作成端末3を利用してフォトカードの作成作業が行われる。フォトカード作成作業は、フォトスタジオの店員が利用者(写真撮影に訪れた客)の確認をとりながらの作業となる。図2は、フォトカード作成端末3の機能ブロック図である。フォトカード作成端末3は、制御部31、メモリカードスロット32、メモリカードスロット33、画像印刷部34、ラベル印刷部35、操作部36、モニタ37を備えている。
制御部31は、フォトカード作成端末3の全体制御を行うとともに、各種のアプリケーション機能を実行する処理部である。制御部31は、画像コピー処理部311、リサイズ処理部312、スライドショーデータ作成部313を備えている。
画像コピー処理部311は、カメラマンによって撮影された画像を次々にモニタ37に表示させる機能、モニタ37に表示された撮影画像の中から利用者が気に入った撮影画像を選択させる機能、利用者によって選択された撮影画像のデータを、メモリカードスロット32にセットされたメモリカード2からメモリカードスロット33にセットされたフォトカード4に転送する機能を備えている。画像コピー処理部311は、たとえば、モニタ37に撮影画像を2分割表示、4分割表示などをする機能を備えており、利用者は、複数の撮影画像を比較しながら気に入った写真を選択することができる。
ここで、撮影画像が格納されるフォトカード4は、データを消去することが不可能なメモリカードである。この実施の形態では、デジタルカメラ1に装着されているメモリカード2と区別するために、フォトスタジオが利用者に提供するメモリカードをフォトカード4と呼ぶことにしているが、フォトカード4はメモリカードである。ただし、フォトカード4は、ユーザによってデータの書き込みは可能であるが、データの消去ができないメモリカードである。このようなメモリとして、データが1回のみ書き込み可能ないわゆるOTP(One Time Programmable)メモリが存在する。OTPメモリにも様々な種類のメモリが存在するが、データの複数回書き込みを保障するための機能が除かれることによって安価なメモリとして供給されるものも存在する。なお、フォトカード4として、データの追記が可能なものを使用してもよい。つまり、一度書き込んだデータを消去することはできないが、空き領域が存在する場合には、データを追記することが可能なタイプのものであってもよい。
画像コピー処理部311は、リサイズ処理部312を備えている。リサイズ処理部312は、撮影画像データの解像度を変換する処理部である。上述したように、メモリカード2は、デジタルカメラ1に装着されるメモリカードである。これに対して、メモリカードスロット33に装着されるフォトカード4は、携帯電話機5に装着されるメモリカードである。つまり、フォトカード4に格納される撮影画像データは、携帯電話機5のモニタに表示されることが前提となっている。最近の携帯電話機は性能が向上し、高い解像度の画像データであっても表示可能である。しかし、機種によっては、高解像度の画像データを表示できないものが存在する。したがって、リサイズ処理部312は、フォトカード4に格納する画像データの解像度を変換し、利用者が所持している携帯電話機により表示可能なサイズまで画像データを縮小するのである。
スライドショーデータ作成部313は、メモリカード2に格納されている複数の画像データからスライドショー用の動画データを作成する処理部である。たとえば、ある衣装を着て様々なポーズで撮影した複数の画像からスライドショー動画を作成したり、様々な衣装を着て撮影した複数の画像からスライドショー動画を作成したりする。また、デジタルカメラ1が、画像撮影時の音声録音機能を備えている場合には、スライドショーデータ作成部313は、音声付スライドショー動画を作成する。あるいは、予め用意されたBGMデータを利用して音声付スライドショー動画を作成する。
画像コピー処理部311は、また、撮影画像データやスライドショー動画データをCD−R7に格納する機能を備えている。画像印刷部34は、撮影画像のデジタルプリントを出力する処理部である。このように、本実施の形態のフォトカード作成端末3は、フォトカード4に対する撮影画像データの格納機能の他に、CD−R7への格納機能およびデジタルプリント機能を備えている。
ラベル印刷部35は、フォトカード4のカード表面に貼付するラベル8に撮影画像をプリントする処理部である。図3に示すように、本実施の形態で使用するフォトカード4には、カード表面に、ラベル8を貼付するための溝41が形成されている。溝41は、ラベル8の面積よりもやや大きめのサイズの溝であり、その溝の深さは、ラベル8の厚みと同程度か、それよりも少し深めの溝となっている。これにより、ラベル8を貼付したフォトカード4が携帯電話機やその他のデバイスに挿入された場合にも、ラベル8がスロット内の部材に引っかかるといったことがない。
ラベル印刷部35によって撮影画像がラベル8にプリントされると、撮影画像がプリントされたラベル8が搬送されて、取り出し口38より外部に出力される。このラベル8にプリントする撮影画像は、操作部36を操作することで指定可能である。画像コピー処理部311によって撮影画像がモニタ37に表示され、利用者(客)によってフォトカード4にコピーするお気に入りの写真が選択されることを説明したが、その際合わせてラベル印刷用の写真も選択できるようにしておけばよい。
以上の如く構成されたフォトカード作成端末3を利用したフォトカード4の作成処理の流れについて、図4のフローチャートを参照しながら説明する。図4の処理が開始される前に、カメラマンによって被写体の撮影が行われ、メモリカード2には多くの撮影画像データが格納されている。
まず、フォトスタジオの店員は、撮影画像データが格納されているメモリカード2をメモリカードスロット32にセットする。また、OTPメモリであるフォトカード4をメモリカードスロット33にセットする(ステップS1)。なお、携帯電話機によって挿入可能なフォトカード4の種類が異なる。メモリカードには、SDカードやメモリスティックなどの規格が存在するからである。したがって、店員は、利用者が所持している携帯電話機5に対応した規格のフォトカード4を選択してメモリカードスロット33にセットするのである。メモリカードスロット33は、様々な規格のメモリカードにアクセスできるインタフェースを備えている。
次に、制御部31は、モニタ37にサービスメニューを表示する(ステップS2)。このフォトカード作成端末3は、フォトカードの作成機能に加えて、撮影画像データのCD−Rへの記録機能およびデジタルプリント機能を備えている。したがって、店員は、利用者がどのサービスを受けるかを確認し、操作部36を操作して提供サービスを指定する。フォトカード4の作成指示以外の指示が行われた場合(ステップS3でNO)、その他の処理が行われる(ステップS4)。たとえば、撮影画像データのCD−Rへの記録。撮影画像のデジタルプリント処理などが行われる。なお、CD−Rへの記録処理およびデジタルプリントは、従来行われている処理と同様の処理が実行されるので、詳細な説明は省略する。モニタ37に表示された撮影画像の中から利用者によって選択された撮影画像がCD−Rに記録され、あるいはデジタルプリントされるのである。
フォトカード4の作成処理が指示されると(ステップS3でYES)、次に、制御部31は、携帯電話機設定メニューを表示させる(ステップS5)。このメニューは、利用者が所持している携帯電話機を特定するための情報を入力するメニューである。たとえば、携帯電話機のメーカー名、機種名などを入力するメニューが表示される。店員は、このメニューに必要な情報を入力する。これにより、制御部31は、利用者の所持する携帯電話機の機種情報を取得する(ステップS6)。
次に、画像コピー処理部311は、静止画像のコピー処理を実行するためにメモリカード2に格納されている撮影画像データを読み込み、撮影画像をモニタ37に表示する。そして、フォトカード4への記録を希望する撮影画像を利用者に選択させる(ステップS7)。撮影画像の表示順序などは特に限定されないが、たとえば時系列順で表示すればよい。また、表示形態も特に限定されないが、2分割あるいは4分割表示によって、同時に複数枚の撮影画像を表示させることで、利用者は、前後の撮影画像を比較しながらフォトカード4に記録する撮影画像を選択することができる。
利用者によって撮影画像が選択されると、リサイズ処理が必要な場合には、リサイズ処理部312によって選択された撮影画像データの解像度変換処理が行われる(ステップS8)。ステップS6により、制御部31は、利用者が所持している携帯電話機の情報を取得し、その情報から携帯電話機の機種を特定している。たとえば、利用者の所持している携帯電話機が高解像度の画像データに対応していない場合には、リサイズ処理部312が、データサイズが小さくなるよう解像度を変換するのである。たとえば、図5に示すように、1メガあるいは数メガバイトのサイズの画像データを、QVGAサイズのデータに変更したりする。このため、制御部31は、携帯電話機の各機種について、対応可能(表示可能)な画像データサイズを記録したデータベースを管理している。
次に、画像コピー処理部311は、選択された撮影画像データを、メモリスロット33にセットされているフォトカード4にコピーするのである(ステップS9)。このとき、撮影画像データは、各携帯電話機のメーカー(あるいは機種)に対応したフォルダに格納される。つまり、静止画像データや動画像データ、音声データの格納フォルダは、携帯電話機のメーカーによって固定的に設定されている。そして、携帯電話機は固定的に設定されたフォルダを参照して各種のデータにアクセスできるようになっている。たとえば、ユーザが携帯電話機のメニューに従い静止画像データを参照しようとすれば、予め予約されている静止画像データの格納フォルダが参照される。そして、一般には、このフォルダを変更することができなくなっている。したがって、任意のフォルダにデータを格納した場合には、データにアクセスできないことになる。ステップS6により、制御部31は、利用者が所持している携帯電話機の機種を特定している。したがって、画像コピー処理部311は、利用者が所持している携帯電話機の機種に対応したフォルダ、つまり予め静止画像データ用に予約されたフォルダに撮影画像データを格納するのである。
たとえば、A社製の携帯電話機では、図6に示すようなフォルダ構造を採用しているとする。つまり、ルートフォルダの下に、A社を示すフォルダが作成され、A社フォルダの下に、静止画像データが格納される「Picture」フォルダ、動画像データが格納される「Video」フォルダ、音声データが格納される「Voice」フォルダが作成されているとする。したがって、利用者の所持している携帯電話機がA社製のものである場合には、選択されたコピー対象の撮影画像データは、A社フォルダの下の「Picture」フォルダの中に格納される。
撮影画像データ(静止画像データ)のコピーを実行すると、さらにコピーする撮影画像データが存在するかどうかを利用者に問い合わせ、さらにコピーする撮影画像データが存在する場合には、ステップS7〜ステップS9を繰り返し実行する。
撮影画像データのコピー処理が全て終了すると(ステップS10でNO)、次に、画像コピー処理部311は、スライドショー動画データを作成する(ステップS11)。具体的には、画像コピー処理部311は、メモリカード2に格納されている撮影画像データの一覧をモニタ37に表示する。そして、一覧された撮影画像の中からスライドショー動画に含める撮影画像を利用者に選択させるのである。これにより、スライドショーデータ作成部313は、複数の静止画像データからスライドショー動画データを作成する。また、スライドショー動画データを作成する際には、利用者の携帯電話機で再生可能な動画圧縮方式を用いることとしている。つまり、ステップS6で利用者の携帯電話機の情報を取得しているので、その情報から特定される携帯電話機に対応した動画圧縮方式を用いるのである。このため、制御部31は、携帯電話機の機種と動画圧縮方式の対応をデータベースとして保持している。たとえば、利用者の所持している携帯電話機が3GPPや3GP2に対応した機種であれば、それらの方式を採用する。
そして、画像コピー処理部311は、作成されたスライドショー動画データをフォトカード4に格納する(ステップS12)。このとき、図6で示した例であれば、スライドショー動画データは、A社フォルダの下の「Video」フォルダ内に格納される。つまり、動画データの格納フォルダとして予約されているフォルダに格納される。
なお、音声を付加する指示が行われた場合には、スライドショーデータ作成部313は、音声付スライドショー動画を作成する。利用者が指定できる音声には、2つの種類がある。1つは、あらかじめ準備されているBGMを音声として利用するものである。たとえば、入学式であれば春にちなんだBGMなどを選択すると、より思い出深いスライドショー動画を作成することが可能である。卒業式であれば、交響曲などをBGMとして選択してもよい。もうひとつの方法は、デジタルカメラ1が静止画像を撮影したときに録音した音声を利用する方法である。この方法を利用する場合には、ステップS11において利用者に画像を選択させるときに、あわせてメモリカード2内に格納されている音声データの一覧を表示し、音声についても選択させるようにすればよい。音声については、視聴機能を持たせておくようにすると便利である。
スライドショー動画データのフォトカード4へのコピーが完了すると、さらに別のスライドショー動画を作成するかどうかを利用者に問い合わせ、さらに作成する必要がある場合には、ステップS11およびステップS12を繰り返し実行する。
全てのスライドショー動画のコピーが完了すると(ステップS13でNO)、次に、ラベル画像選択メニューを表示させる(ステップS14)。具体的には、画像コピー処理部311は、フォトカード4に格納した撮影画像のサムネイル一覧をモニタ37に表示させ、その中からラベルに使用する撮影画像を利用者に選択させるのである。もちろん、メモリカード2に格納された全ての撮影画像の中から選択できるようにしてもよい。利用者によって撮影画像が選択されると、画像コピー処理部311は、ラベル印刷部35に印刷データを出力する。これにより、ラベル印刷部35によってラベル8に対する撮影画像のプリント処理が実行される。撮影画像がプリントされたラベル8は、ラベル取り出し口38より出力されるのである(ステップS15)。
以上の処理により、フォトカード4には、撮影画像データ(静止画像データ)が記録される。この撮影画像は、プロのカメラマンによって撮影された写真のデータであり、フォトカード4は、利用者の携帯電話機5に装着可能なメモリカードである。したがって、利用者は、このフォトスタジオで受け取ったフォトカード4を携帯電話機5に装着することで、即座に、記念の写真を閲覧することができるのである。フォトカード4に格納されている撮影画像データを直ぐに待ち受け画面や壁紙に設定することもできる。
また、上記のようにフォトカード作成端末3は、携帯電話機のメーカー種別あるいは機種に応じて撮影画像データを格納するフォルダを決定している。したがって、利用者は、パソコンなどを用いてデータの格納場所を操作するといった面倒な作業を行う必要がなく、受け取ったフォトカード4を用いてすぐにプロのカメラマンが撮影した写真を閲覧することが可能である。
さらに、利用者が所有している携帯電話機が高解像度の画像データを閲覧できない場合であっても、上述したように、リサイズ処理部312によって解像度変換が行われているので、利用者は、そのまま撮影写真を閲覧することが可能である。
また、フォトカード4には、スライドショー動画データが記録される。このスライドショー動画も、プロのカメラマンによって撮影された画像データに基づき作成されたものである。したがって、利用者は、このフォトスタジオで受け取ったフォトカード4を携帯電話機5に装着することで、即座に、記念の写真をスライドショーとして閲覧することができるのである。たとえば、電車に乗りながら、子供の七五三の写真をスライドショーで楽しむことができる。
そして、フォトスタジオは、フォトカード4とともにラベル8を利用者に提供する。ラベル8をフォトカード4のカード表面に貼付した上で提供するようにしてもよい。このラベル8には、撮影画像の1つがプリントされている。したがって、利用者は、フォトカード4のラベル8を参照することで、即座にカードの内容を知ることができる。このフォトカード4は、OTPメモリでありデータ消去不可能なメモリである。したがって、利用者は、大事な記念の写真を誤って消してしまうことはない。つまり、フォトカード4に格納されたデジタルの写真データは、このフォトカード4から消されることがないため、ラベル8をアルバムジャケットのようにしてフォトカード4自体に付加価値を付けることができるのである。そして、いつでも携帯電話機5を用いてデジタルフォトアルバムの内容を閲覧することができるのである。
さらに、フォトスタジオは携帯ストラップ6を提供するサービスも行う。図7は、フォトカード4が収納可能な携帯ストラップ6の外観図である。携帯ストラップ6は、携帯電話機5につなぐひもの部分と、フォトカード4を収納するケースの部分とから構成されている。つまり、ラベル8が貼付されたフォトカード4を収納する携帯ストラップ6を利用者に提供するのである。利用者は、受け取った携帯ストラップ6を携帯電話機5に装着することで、図1に示すように、いつでもお気に入りの写真アルバムを携帯電話機5と共に所持することができるのである。フォトカード4は、非常に小さいカードであるので、このような携帯ストラップ6をたくさん携帯電話機にぶらさげておくこともできる。結婚式の記念写真用、赤ちゃんの記念写真用、子供の七五三用などたくさんのフォトカード4を全部携帯電話機5にぶらさげておくこともできるのである。そして、それら携帯ストラップ6に収納されているフォトカード4を取り出して携帯電話機5のメモリスロットに装着することで、すぐに撮影写真を閲覧することができるのである。
上記の実施の形態において、デジタルカメラ1で撮影された画像データは、メモリカード2に格納されると説明した。これ以外に、デジタルカメラ1で撮影された画像データが内蔵メモリに格納される形態であってもよい。この場合には、デジタルカメラ1からフォトカード作成端末3に対してUSBケーブル等を介して画像データを転送すればよい。あるいは、無線通信などを利用して転送してもよい。また、上記の実施の形態においては、デジタルカメラ1で撮影した複数の撮影画像データからスライドショー動画データを作成するようにした。これ以外の方法として、フォトスタジオにおいて動画撮影を行い、動画データそのものをフォトカード4に格納してもよい。
1 デジタルカメラ
2 メモリカード(MTPメモリ)
3 フォトカード作成端末
4 フォトカード(OTPメモリ)
8 ラベル
2 メモリカード(MTPメモリ)
3 フォトカード作成端末
4 フォトカード(OTPメモリ)
8 ラベル
Claims (9)
- フォトスタジオで撮影した写真を利用者に提供する方法であって、
カメラマンによるデジタルカメラを用いた被写体の撮影が行われ、撮影画像データが前記デジタルカメラに装着あるいは内蔵された記憶装置に格納される工程と、
前記記憶装置に格納された撮影画像データが、利用者が所持している携帯電話機に装着可能であって記録されたデータの消去が不可能なメモリカードにコピーされる工程と、
前記メモリカードをデジタルフォトアルバムとして利用者に提供する工程と、
を備えることを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。 - 請求項1に記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、さらに、
前記メモリカードに格納する撮影画像データを、前記携帯電話機がモニタに表示可能となるように解像度変換する工程、
を備えることを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。 - 請求項1または請求項2に記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、
撮影画像データは、前記携帯電話機で予約された静止画像データ格納フォルダに格納されることを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、さらに、
前記記憶装置に格納された複数の撮影画像データからスライドショー動画データを生成する工程と、
前記スライドショー動画データを前記メモリカードに格納する工程と、
を備えることを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。 - 請求項4に記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、
前記携帯電話機が対応している動画圧縮方式に従って前記スライドショー動画データが生成されることを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。 - 請求項4または請求項5に記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、
前記スライドショー動画データは、前記デジタルカメラによる撮影中に録音された音声あるいはBGM音声が付加された音声付スライドショー動画データであることを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。 - 請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、
スライドショー動画データは、前記携帯電話機で予約された動画データ格納フォルダに格納されることを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、さらに、
前記メモリカードのカード表面に貼付可能なラベルに撮影画像をプリントする工程、
を備え、
前記メモリカードとともに撮影画像がプリントされたラベルを利用者に提供することを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のフォトスタジオにおける撮影画像提供方法において、
前記メモリカードとともに、前記メモリカードを収納可能な携帯電話機用ストラップを利用者に提供することを特徴とするフォトスタジオにおける撮影画像提供方法。
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JP (1) | JP2007214873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010086309A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 携帯型コンテンツ管理装置 |
US8185474B2 (en) | 2008-05-20 | 2012-05-22 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image processing apparatus, image outputting method, and image outputting program embodied on computer readable medium |
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2006
- 2006-02-09 JP JP2006032304A patent/JP2007214873A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8185474B2 (en) | 2008-05-20 | 2012-05-22 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image processing apparatus, image outputting method, and image outputting program embodied on computer readable medium |
JP2010086309A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 携帯型コンテンツ管理装置 |
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