JPWO2011122052A1 - 汚染防止剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
このとき、高粘度オイルと、低粘度オイルとの配合割合を上記範囲とすることにより、上述した効果が顕著に発揮される。なお、高粘度オイル及び低粘度オイルからなる混合オイルのシリンダの温度に近い100℃における動粘度は25mm2/s以下であることが好ましい。
したがって、上記汚染防止剤組成物によれば、ドライパート部位への紙粉の付着を確実且つ十分に抑制できる。
上記汚染防止剤組成物は、これらを有することにより、抄紙工程のドライパートにおけるドライパート部位の紙粉汚染を防止することができる。
これらの中でも、高粘度オイルは、タック性の観点から、ポリブテン、マレイン化ポリブテン及びポリエチレンワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。なお、タック性とは、オイル自体のべと付きの度合いを意味する。
かかる変性シリコーンとしては、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
これらの中でも、高粘度オイルは、汎用性の観点からアミノ変性シリコーンであることがより好ましい。
これらの中でも、低粘度オイルは、汎用性の観点から、流動パラフィン、タービン油、マシン油及び植物油からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、高粘度オイルとの相溶性の観点から、流動パラフィン、タービン油又はマシン油であることがより好ましく、紙粉付着防止の観点から、流動パラフィンであることが特に好ましい。
かかる変性シリコーンとしては、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
これらの中でも、低粘度オイルは、汎用性の観点からアミノ変性シリコーンであることがより好ましい。
低粘度オイルの配合割合が1.2質量部未満であると、皮膜が十分に形成されず、紙粉の付着を十分に抑制できない。また、低粘度オイルの配合割合が70質量部を超えると、タック性が高くなる(悪くなる)欠点がある。
混合オイルの100℃における動粘度が25mm2/sを超えると、紙粉汚染の防止効果が不十分となる。
乳化剤は、高粘度オイル及び低粘度オイルを乳化させるものであれば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等、適宜用いられる。これらは単独で用いても、複数を混合して用いてもよい。
これらの中でも、脂肪酸は、乳化安定性及び汎用性の観点から、ベヘニン酸、ステアリン酸、モンタン酸又はポリカルボン酸であることが好ましく、色抜け抑制の観点から、ベヘニン酸、ステアリン酸、モンタン酸及びポリカルボン酸からなる群より選ばれる少なくとも2種以上が用いられることがより好ましい。
これらの中でも、アミン化合物としては、乳化安定性の観点から、モルホリン、ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンであることが好ましい。
かかるノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルチオエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル、グリセリンモノ脂肪酸エステル等が挙げられる。
これらの中でも、ノニオン界面活性剤は、変性シリコーンの乳化安定性の観点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテルであることが好ましい。
そして、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が、1.2〜70質量部となるように配合して混合オイルとする。
そして、脂肪酸を溶解した混合オイルを、アミン化合物を溶解した水に加えて乳化させる(直接乳化法)。これにより、オイル層と水層との境界において、脂肪酸とアミン化合物との中和反応が生じると共に、オイル層と水層とが乳化する。
本実施形態に係る汚染防止剤組成物の製造方法においては、上述したように、直接乳化法を改良した方法で乳化させることにより、長期間放置した場合であっても、沈殿等が生じず、保存安定性が優れる汚染防止剤組成物が得られる。
図1は、本発明に係る汚染防止剤を用いるドライパートのドライパート部位を示す概略図である。
図1に示すように、汚染防止剤組成物は、ドライパートDで用いられる。
その後、紙体Wは、ブレーカースタックロールBに挟持され、次いで、紙体Wは、カレンダーロールCにより高密度化される。
このとき、汚染防止剤組成物の付与方法は特に限定されず、例えば、散布ノズル等を用いて液状のシャワー方式や霧状の噴霧方式等が用いられる。すなわち、ドライパートに吹き付けることにより、紙粉汚染が防止される。
散布量が0.1μg/m2未満であると、散布量が上記範囲内にある場合と比較して、汚染防止剤組成物が十分にドライパート部位の表面に付着せず、紙粉が多くなる傾向にある。また、散布量が100μg/m2を超えると、散布量が上記範囲内にある場合と比較して、余剰分が紙体に吸収されてしまう虞がある。
なお、汚染防止剤組成物が、ドライパート部位の表面に散布されると、高粘度オイルと低粘度オイルとによる皮膜が形成される。
ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s、40℃における動粘度9000mm2/s)0.25質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度2mm2/s、40℃における動粘度13.5mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルと、モンタン酸(炭素28)0.3質量%及びポリカルボン酸1.1質量%からなる脂肪酸と、モルホリン1質量%からなるアミン化合物と、水と、を準備して全量を100質量%となるようにした。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、2.3mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s)0.25質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度4mm2/s、40℃における動粘度23.4mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、4.5mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s)0.25質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度10mm2/s、40℃における動粘度70mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、11mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s)0.25質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度14mm2/s、40℃における動粘度105mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、15mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s)3.81質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)6.19質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が1.6質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、45mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s)0.25質量%及びタービン油(低粘度オイル、100℃における動粘度14mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、15mm2/sであった。なお、タービン油の代わりにマシン油を用いた場合も同じ挙動を示した。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度80mm2/s)0.25質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度2mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、2.2mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度80mm2/s)0.25質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度4mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、4.3mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度80mm2/s)0.25質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度10mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、10.5mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度80mm2/s)0.25質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度14mm2/s)9.75質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が39質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、14.6mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、マレイン化ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度650mm2/s、37.8℃における動粘度59000mm2/s)0.23質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度14mm2/s)9.77質量%からなる混合オイルを用い、実施例1の脂肪酸の代わりに、ベヘニン酸(炭素22)1.0質量%及びステアリン酸(炭素18)0.5質量%からなる脂肪酸を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が41質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、14mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、マレイン化ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度650mm2/s)3.42質量%、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s)1.09質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度2mm2/s)5.49質量%からなる混合オイルを用い、実施例1の脂肪酸の代わりに、ベヘニン酸(炭素22)1.0質量%及びステアリン酸(炭素18)0.5質量%からなる脂肪酸を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が1.2質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、25mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、マレイン化ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度650mm2/s)2.05質量%、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s)0.65質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度4mm2/s)7.3質量%からなる混合オイルを用い、実施例1の脂肪酸の代わりに、ベヘニン酸(炭素22)1.0質量%及びステアリン酸(炭素18)0.5質量%からなる脂肪酸を用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が2.7質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、15mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、マレイン化ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度650mm2/s)2.83質量%、ポリブテン(高粘度オイル、100℃における動粘度300mm2/s)0.91質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度4mm2/s)6.26質量%からなる混合オイルを用い、実施例1の脂肪酸の代わりに、ベヘニン酸(炭素22)1.0質量%及びステアリン酸(炭素18)0.5質量%からなる脂肪酸を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が1.7質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、25mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリエチレンワックス(高粘度オイル、100℃における動粘度360mm2/s)0.15質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)9.85質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が66質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、15mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリエチレンワックス(高粘度オイル、100℃における動粘度360mm2/s)2.3質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)7.7質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が3.4質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、45mm2/sであった。
高粘度のアミノ変性シリコーン(高粘度オイル、100℃における動粘度394mm2/s)4.0質量%及び低粘度のアミノ変性シリコーン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)16.0質量%からなる混合オイルと、ポリオキシエチレンデシルエーテル(乳化剤)1.75質量%及びポリオキシエチレンセチルエーテル(乳化剤)1.75質量%からなるノニオン界面活性剤と、水とを準備して全量を100質量%となるようにした。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が4.0質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、23mm2/sであった。
実施例17の混合オイルの代わりに、高粘度のアミノ変性シリコーン(高粘度オイル、100℃における動粘度4810mm2/s)6.7質量%及び低粘度のアミノ変性シリコーン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)13.3質量%からなる混合オイルを用い、実施例17のノニオン界面活性剤の代わりに、ポリオキシエチレンデシルエーテル(乳化剤)1.0質量%及びポリオキシエチレンセチルエーテル(乳化剤)1.0質量%からなるノニオン界面活性剤を用いたこと以外は実施例17と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が2.0質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、182mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(100℃における動粘度85mm2/s、40℃における動粘度2100mm2/s)8質量%及びポリブテン(100℃における動粘度28mm2/s)2質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプルを得た。なお、混合オイルの100℃における動粘度は、43mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度2mm2/s)10質量%を用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプルを得た。
実施例1の混合オイルの代わりに、流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度4mm2/s)10質量%を用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプルを得た。
実施例1の混合オイルの代わりに、流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度10mm2/s)10質量%を用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプルを得た。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(100℃における動粘度28mm2/s)8.3質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度2mm2/s)1.7質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプルを得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が0.2質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、15mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(100℃における動粘度28mm2/s)5.7質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度4mm2/s)4.3質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプルを得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が0.75質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、15mm2/sであった。
実施例1の混合オイルの代わりに、ポリブテン(100℃における動粘度28mm2/s)3.6質量%及び流動パラフィン(低粘度オイル、100℃における動粘度14mm2/s)6.4質量%からなる混合オイルを用いたこと以外は実施例1と同様にしてサンプルを得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が1.8質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、15mm2/sであった。
実施例17の混合オイルの代わりに、低粘度のアミノ変性シリコーン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)20質量%を用い、実施例17のノニオン界面活性剤の代わりに、ポリオキシエチレンデシルエーテル(乳化剤)1.0質量%及びポリオキシエチレンセチルエーテル(乳化剤)1.0質量%からなるノニオン界面活性剤を用いたこと以外は実施例17と同様にしてサンプルを得た。
実施例17の混合オイルの代わりに、高粘度のアミノ変性シリコーン(高粘度オイル、100℃における動粘度394mm2/s)20質量%を用い、実施例17のノニオン界面活性剤の代わりに、ポリオキシエチレンデシルエーテル(乳化剤)3.3質量%及びポリオキシエチレンセチルエーテル(乳化剤)3.3質量%からなるノニオン界面活性剤を用いたこと以外は実施例17と同様にしてサンプルを得た。
1.紙粉付着性試験 5×25cm角のステンレス板に実施例1〜18及び比較例1〜9で得られたサンプルを0.2g散布した。これを80℃で加熱乾燥した後、LBKP(パルプ)を用いて作製した手漉き湿紙(4×4cm角)を載置し、その上から4kgの錘を載せ、1分間放置した。
その後、湿紙を剥離させ、ステンレス板に付着した紙粉量を目視にて観察した。
紙粉付着性試験においては、汚染防止剤を用いなかった場合(ブランク)の紙粉の付着具合を10とし、全く付着していない状態を0として、2人に点数をつけてもらい、それらの平均値を紙粉付着性試験の結果とした。得られた結果を表1に示す。なお、値が小さいほうが紙粉が付着しにくい。
実施例2〜18及び比較例1〜9で得られたサンプルを100℃で加熱し、水分を除いた不揮発成分を作製した。
そして、100℃に加熱した秤量40〜50g/m2の紙、又は、ろ紙に、100℃に加熱した各サンプルの不揮発成分を10μL滴下し、不揮発成分が完全に紙に染み込むまでの時間を測定した。得られた結果を表1に示す。なお、値が大きいほうが浸透しにくい。
ドライヤー(シリンダ)に実施例1,3〜7,9,10,12,15,16及び比較例1,2,4,5,7のサンプルを3ml/min散布し、実機で50分間稼動させた場合のドライヤー下に落下し蓄積した紙粉の重量を測定した。得られた結果を表1に示す。
ドライヤー(シリンダ)に実施例3〜5,17,18及び比較例1,7〜9のサンプルを2.5ml/min散布し、実機で3日間稼動させた後のドライヤーの粕巻及びドクター刃先に蓄積する汚れ量の変化を目視で評価した。評価は、ドライヤーへの紙紛の付着が少ないものを「○」、ドライヤーへの紙粉の付着がやや少ないものを「△」、ドライヤーへの紙粉の付着が多いものを「×」とした。得られた結果を表1に示す。
一方、比較例2〜8のサンプルは、低粘度オイルを含んでいるため、紙粉付着性は優れているが、高粘度オイルを含まないため、浸透性が早すぎることがわかった。このことから、高粘度オイルを含まない場合、実機のドライヤーに汚染防止剤組成物を付与したとしても、紙に吸収されてしまい十分な紙粉付着抑制効果は発揮できないと考えられる。なお、実機評価1及び2がそれを表している。
これらのことから、本発明の汚染防止剤組成物によれば、シリンダへの紙粉の付着を十分に抑制できることが確認された。
C・・・カレンダーロール
D・・・ドライパート
D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8・・・シリンダ
K1,K2・・・カンバス
KR・・・カンバスロール
W・・・紙体
高粘度のアミノ変性シリコーン(高粘度オイル、100℃における動粘度394mm2/s)4.0質量%及び低粘度のアミノ変性シリコーン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)16.0質量%からなる混合オイルと、ポリオキシエチレンデシルエーテル(乳化剤)1.75質量%及びポリオキシエチレンセチルエーテル(乳化剤)1.75質量%からなるノニオン界面活性剤と、水とを準備して全量を100質量%となるようにした。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が4.0質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、23mm2/sであった。
参考例1の混合オイルの代わりに、高粘度のアミノ変性シリコーン(高粘度オイル、100℃における動粘度4810mm2/s)6.7質量%及び低粘度のアミノ変性シリコーン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)13.3質量%からなる混合オイルを用い、参考例1のノニオン界面活性剤の代わりに、ポリオキシエチレンデシルエーテル(乳化剤)1.0質量%及びポリオキシエチレンセチルエーテル(乳化剤)1.0質量%からなるノニオン界面活性剤を用いたこと以外は参考例1と同様にしてサンプル(汚染防止剤組成物)を得た。なお、高粘度オイル1質量部に対する低粘度オイルの配合割合が2.0質量部であり、混合オイルの100℃における動粘度は、182mm2/sであった。
参考例1の混合オイルの代わりに、低粘度のアミノ変性シリコーン(低粘度オイル、100℃における動粘度13mm2/s)20質量%を用い、参考例1のノニオン界面活性剤の代わりに、ポリオキシエチレンデシルエーテル(乳化剤)1.0質量%及びポリオキシエチレンセチルエーテル(乳化剤)1.0質量%からなるノニオン界面活性剤を用いたこと以外は参考例1と同様にしてサンプルを得た。
参考例1の混合オイルの代わりに、高粘度のアミノ変性シリコーン(高粘度オイル、100℃における動粘度394mm2/s)20質量%を用い、参考例1のノニオン界面活性剤の代わりに、ポリオキシエチレンデシルエーテル(乳化剤)3.3質量%及びポリオキシエチレンセチルエーテル(乳化剤)3.3質量%からなるノニオン界面活性剤を用いたこと以外は参考例1と同様にしてサンプルを得た。
1.紙粉付着性試験 5×25cm角のステンレス板に実施例1〜16、比較例1〜7及 び参考例1〜4で得られたサンプルを0.2g散布した。これを80℃で加熱乾燥した後、LBKP(パルプ)を用いて作製した手漉き湿紙(4×4cm角)を載置し、その上から4kgの錘を載せ、1分間放置した。
その後、湿紙を剥離させ、ステンレス板に付着した紙粉量を目視にて観察した。
紙粉付着性試験においては、汚染防止剤を用いなかった場合(ブランク)の紙粉の付着具合を10とし、全く付着していない状態を0として、2人に点数をつけてもらい、それらの平均値を紙粉付着性試験の結果とした。得られた結果を表1に示す。なお、値が小さいほうが紙粉が付着しにくい。
実施例2〜16、比較例1〜7及び参考例1〜4で得られたサンプルを100℃で加熱し、水分を除いた不揮発成分を作製した。
そして、100℃に加熱した秤量40〜50g/m2の紙、又は、ろ紙に、100℃に加熱した各サンプルの不揮発成分を10μL滴下し、不揮発成分が完全に紙に染み込むまでの時間を測定した。得られた結果を表1に示す。なお、値が大きいほうが浸透しにくい。
ドライヤー(シリンダ)に実施例3〜5、比較例1,7及び参考例1〜4のサンプルを2.5ml/min散布し、実機で3日間稼動させた後のドライヤーの粕巻及びドクター刃先に蓄積する汚れ量の変化を目視で評価した。評価は、ドライヤーへの紙紛の付着が少ないものを「○」、ドライヤーへの紙粉の付着がやや少ないものを「△」、ドライヤーへの紙粉の付着が多いものを「×」とした。得られた結果を表1に示す。
一方、比較例2〜7のサンプルは、低粘度オイルを含んでいるため、紙粉付着性は優れているが、高粘度オイルを含まないため、浸透性が早すぎることがわかった。このことから、高粘度オイルを含まない場合、実機のドライヤーに汚染防止剤組成物を付与したとしても、紙に吸収されてしまい十分な紙粉付着抑制効果は発揮できないと考えられる。なお、実機評価1及び2がそれを表している。
これらのことから、本発明の汚染防止剤組成物によれば、シリンダへの紙粉の付着を十分に抑制できることが確認された。
Claims (10)
- 抄紙工程のドライパートにおける紙粉汚染を防止する汚染防止剤組成物であって、
100℃における動粘度が80mm2/s以上の高粘度オイルと、
100℃における動粘度が19mm2/s以下の低粘度オイルと、
前記高粘度オイル及び前記低粘度オイルを乳化する乳化剤と、
を有し、
前記高粘度オイル1質量部に対する前記低粘度オイルの配合割合が、1.2〜70質量部である汚染防止剤組成物。 - 前記高粘度オイルと前記低粘度オイルとからなる混合オイルの100℃における動粘度が25mm2/s以下である請求項1記載の汚染防止剤組成物。
- 前記高粘度オイルが、ポリブテン、マレイン化ポリブテン及びポリエチレンワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載の汚染防止剤組成物。
- 前記高粘度オイルがポリブテンである請求項1又は2に記載の汚染防止剤組成物。
- 前記低粘度オイルが、流動パラフィン、タービン油、マシン油及び植物油からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4のいずれか一項に記載の汚染防止剤組成物。
- 前記低粘度オイルが流動パラフィンである請求項1〜4のいずれか一項に記載の汚染防止剤組成物。
- 前記乳化剤が、脂肪酸とアミン化合物との中和物である請求項1〜6のいずれか一項に記載の汚染防止剤組成物。
- 前記脂肪酸の炭素数が18以上である請求項7記載の汚染防止剤組成物。
- 前記脂肪酸として、ベヘニン酸、ステアリン酸、モンタン酸及びポリカルボン酸からなる群より選ばれる少なくとも2種以上が用いられる請求項7記載の汚染防止剤組成物。
- 前記アミン化合物がモルホリン、ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンである請求項7〜9のいずれか一項に記載の汚染防止剤組成物。
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