JPWO2011108337A1 - 刃物 - Google Patents

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Abstract

刀身本体(2)に替刃(3)を着脱可能に装着してなる刃物(1)。刀身本体(2)は、本体ブロック(4)とスライドブロック(5)とからなる。本体ブロック(4)は、替刃(3)の裏面を支承する本体支承部(41)と、表面側から替刃(3)に係合する本体係合部(42)とを有する。スライドブロック(5)は、替刃(3)の裏面を支承する後方支承部(51)と、替刃(3)を後方へ引き込めるよう替刃(3)に係合するスライド係合部(52)と、厚み方向(X)の裏側に突出した裏側突起部(53)とを有する。装着状態(S)において、替刃(3)は厚み方向に反るように弾性変形しており、スライドブロック(5)は替刃(3)の弾性力によって厚み方向(X)の本体ブロック(4)側に押圧され、裏側突起部(53)が本体ブロック(4)に設けた被係止部(43)に係止される。

Description

本発明は、刀身本体に替刃を着脱可能に装着してなる刃物に関する。
医療用メス、病理用のナイフ、あるいは顔剃りや毛髪のカット用の剃刀などに使用される刃物として、刀身本体に替刃を着脱可能に装着してなる刃物がある。
かかる刃物においては、刀身本体に設けた溝部に替刃を挿入することにより、替刃が刀身本体に装着される。そして、所定の使用回数や使用期間ごとに替刃を交換することができる。
このような替刃式の刃物としては、替刃の交換を容易に行うことができるよう様々な工夫がなされている。例えば、特許文献1に記載の刃物は、刀身本体に対してスライド可能な係止部材を備え、刀身本体の先端部と係止部材とによって、替刃に設けた開口部を長手方向に引っ張るように係止することで、替刃を刀身本体に着脱できるよう構成してある。
また、特許文献2に記載の刃物のように、替刃と保護カバーとからなる替刃カートリッジを、刀身本体に着脱可能としたものもある。
特開2007−61429号公報 米国特許第7207999号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載の刃物においては、替刃が外れないように、上記係止部材を長手方向の後端側に保持しておくために、コイルばねを用いている。すなわち、コイルばねの付勢力によって、係止部材を長手方向の後端側へ引っ張り、替刃を刀身本体に保持している。そのため、コイルばねを刀身本体に内蔵する必要があり、構成が複雑になると共に、部品点数の増加につながるという問題がある。
また、上記特許文献2に記載の刃物は、上記のごとく、替刃と保護カバーとからなる替刃カートリッジを、交換可能に構成したものである。すなわち、替刃のみならず、替刃と保護カバーとからなる替刃カートリッジを使い捨てとすることとなる。そうすると、替刃式でありながら、長期使用した場合にかかるコスト(ランニングコスト)が高くなり、経済的とは言えない。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、替刃のみの交換を可能としつつ、部品点数が少なく、かつ簡単な構成の刃物を提供しようとするものである。
本発明は、刀身本体に替刃を着脱可能に装着してなる刃物であって、
上記替刃は、厚み方向に可撓性を有し、
上記刀身本体は、本体ブロックと該本体ブロックに対して上記刃物の長手方向に進退可能に保持されたスライドブロックとからなり、
上記本体ブロックは、上記替刃の裏面を支承する本体支承部と、表面側から上記替刃に係合する本体係合部とを有し、
上記スライドブロックは、上記本体支承部よりも後方において上記替刃の上記裏面を支承する後方支承部と、上記替刃を後方へ引き込めるよう該替刃に係合するスライド係合部と、上記厚み方向の裏側に突出した裏側突起部とを有し、
上記替刃を上記刀身本体に装着した装着状態において、上記替刃は、上記厚み方向に反るように弾性変形しており、上記スライドブロックは、上記替刃の弾性力によって上記厚み方向の裏側に押圧され、上記裏側突起部が、上記本体ブロックに設けた被係止部に係止されるよう構成してあることを特徴とする刃物にある。
本発明にかかる刃物において、刀身本体に替刃を装着するに当たっては、上記スライドブロックを前進させて上記替刃を着脱可能な刃替状態として、替刃を上記本体係合部及び上記スライド係合部に仮係合する。そして、スライドブロックを後退させることによって、上記本体係合部と上記スライド係合部とが替刃を長手方向の両側へ引っ張るようにする。これにより、上記替刃を上記刀身本体に装着した上記装着状態とすることができる。
また、上記と反対に、上記装着状態から、上記スライドブロックを強制的に前進させて、上記刃替状態とすることによって、容易に替刃のみの交換が可能となる。
そして、上記装着状態において、上記替刃は、上記厚み方向に反るように弾性変形している。そして、上記スライドブロックは、上記替刃の弾性力(復元力)によって上記厚み方向の上記本体ブロック側に押圧され、上記裏側突起部が、上記本体ブロックに設けた被係止部に係止されるよう構成してある。これによって、上記スライドブロックが前進することを規制し、上記装着状態が維持される。
すなわち、本発明の刃物においては、上記替刃の弾性力によって、上記スライドブロックを上記本体ブロックに係止することができる。それゆえ、装着状態において、スライドブロックが前進することを規制するために、あえて新たな部材を設ける必要がない。つまり、スライドブロックの前進を規制するためだけの部材を要しない。
そのため、部品点数を低減することができると共に、その構成を簡単にすることができる。
以上のごとく、本発明によれば、替刃のみの交換を可能としつつ、部品点数が少なく、かつ簡単な構成の刃物を提供することができる。
実施例1における、替刃と刀身本体との正面図。 実施例1における、刃物の正面図。 図2のA−A線矢視断面図。 実施例1における、刃物の斜視図。 実施例1における、刃物の下面図。 実施例1における、刃物の裏面図。 実施例1における、替刃の正面図。 実施例1における、裏側突起部と裏面係止部との係合状態の断面拡大説明図。 図2のB−B線矢視断面図。 実施例1における、刃物の先端部分の正面図。 図10のC−C線矢視断面図。 実施例1における、本体ブロックの斜視図。 実施例1における、本体ブロックの正面図。 実施例1における、スライドブロックの斜視図。 実施例1における、スライドブロックの他の斜視図。 実施例1における、スライドブロックの正面図。 実施例1における、スライドブロックの下面図。 図17のD−D線矢視断面図。 実施例1における、刃替状態にある刃物の正面図。 図19のE−E線矢視断面図。 実施例1における、刃替状態にある刃物の先端部分の正面図。 図21のF−F線矢視断面図。 実施例2における、ストッパー兼用カバーを前方位置に配した刃物の斜視図。 実施例2における、ストッパー兼用カバーを前方位置に配した刃物の正面図。 実施例2における、ストッパー兼用カバーを後方位置に配した刃物の斜視図。 実施例2における、ストッパー兼用カバーを後方位置に配した刃物の正面図。 実施例2における、ストッパー兼用カバーを中間位置に配した刃物の斜視図。 実施例2における、ストッパー兼用カバーを中間位置に配した刃物の正面図。 実施例2における、ストッパー兼用カバーを外した刃物の正面図。 実施例2における、ストッパー兼用カバーの斜視図。 図30のG−G線矢視断面図。 実施例2における、ロック部材を外したストッパー兼用カバーの斜視図。 実施例2における、ロック部材の斜視図。 実施例3における、装着状態にある刃物の正面図。 実施例3における、刃替状態にある刃物の正面図。 実施例4における、刃物の斜視図。 実施例4における、刃物の正面図。 実施例4における、スライドブロックの斜視図。 実施例4における、スライドブロックの下面図。 実施例5における、ストッパー兼用カバーを後方位置に配した刃物の斜視図。 実施例5における、ストッパー兼用カバーを後方位置に配した刃物の正面図。 実施例5における、ストッパー兼用カバーを後方位置に配した刃物の裏面図。 実施例5における、ストッパー兼用カバーを中間位置に配した刃物の斜視図。 実施例5における、ストッパー兼用カバーを中間位置に配した刃物の正面図。 実施例5における、ストッパー兼用カバーを前方位置に配した刃物の斜視図。 実施例5における、ストッパー兼用カバーを前方位置に配した刃物の正面図。 実施例5における、ストッパー兼用カバーを外した刃物の裏面図。 実施例6における、刃物の斜視図。 実施例6における、刃物の正面図。 実施例6における、刃物の下面図。 実施例6における、刃物の裏面図。 実施例6における、板バネストッパーの機能の説明図。 実施例6における、スライドブロックの斜視図。 実施例6における、スライドブロックの正面図。 実施例6における、スライドブロックの下面図。 実施例6における、板バネストッパーの斜視図。 実施例6における、板バネストッパーの他の斜視図。 実施例6における、板バネストッパーの下面図。 実施例6における、板バネストッパーの裏面図。 実施例6における、本体ブロックの正面図。 実施例6における、本体ブロックの裏面図。 実施例6における、厚み方向係合部付近の本体ブロックの裏面図。 実施例6における、厚み方向係合部への裏側係合片の係合状態の説明図。 実施例6における、本体ブロックに固定された板バネストッパーの下面図であって、(A)装着状態にあるときの図、(B)ストッパー解除時の状態の図。 実施例7における、バネ一体カバーを後方位置に配した刃物の斜視図。 実施例7における、バネ一体カバーを後方位置に配した刃物の他の斜視図。 実施例7における、バネ一体カバーを後方位置に配した刃物の正面図。 実施例7における、バネ一体カバーを後方位置に配した刃物の裏面図。 実施例7における、バネ一体カバーを中間位置に配した刃物の正面図。 実施例7における、バネ一体カバーを中間位置に配した刃物の裏面図。 実施例7における、バネ一体カバーを前方位置に配した刃物の正視図。 実施例7における、バネ一体カバーを前方位置に配した刃物の裏面図。 実施例7における、バネ一体カバーの斜視図。 実施例7における、バネ一体カバーの他の斜視図。 実施例7における、バネ一体カバーの正面図。 実施例7における、バネ一体カバーの下面図。 実施例7における、バネ一体カバーの裏面図。 実施例7における、ストッパー解除片の機能の説明図。
本発明に係る刃物は、例えば、医療用メス、病理用のナイフ、あるいは顔剃りや毛髪のカット用の剃刀などとすることができる。
また、上記装着状態にあるとき、上記後方支承部は、上記本体支承部よりも、上記後方係合部の突出方向に突出していることが好ましい。
この場合には、上記本体係合部に係合されると共に上記本体支承部と上記後方支承部とによって一方の主面から支承された上記替刃が、上記本体支承部及び上記後方支承部に向って凸となるように反りやすい。これにより、確実に、上記替刃の弾性力によって上記スライドブロックを本体ブロックに向って付勢して、上記裏面突起部を上記被係止部に係止することができる。
また、上記本体ブロックに対して上記長手方向にスライド可能に取り付けられると共に上記長手方向の双方に開口した筒状のストッパー兼用カバーを有し、該ストッパー兼用カバーは、上記替刃を覆う前方位置と、上記替刃を大きく露出させる後方位置と、上記前方位置と上記後方位置との中間の中間位置との3箇所においてロックできるよう構成されており、上記ストッパー兼用カバーは、上記後方位置にロックされたとき、上記スライドブロックの上記本体ブロックに対する進退を規制するよう構成してあることが好ましい。
この場合には、上記装着状態において、上記ストッパー兼用カバーを上記前方位置にロックすることによって、上記ストッパー兼用カバーが上記替刃を覆うため、使用者の安全を確保すると共に、上記替刃の破損を防ぐことができる。
また、上記刃物の使用時においては、上記ストッパー兼用カバーを上記後方位置に配置することによって、上記スライドブロックの進退を規制することができる。これにより、刃物の使用を円滑に行うことができる。
また、上記ストッパー兼用カバーを中間位置にロックして、上記スライドブロックを前進させることによって、容易に上記替刃の交換を行うことができる。
また、上記ストッパー兼用カバーは、上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向の一端に、上記本体ブロックと反対側に向って付勢された高さ方向板バネと、該高さ方向板バネにおける自由端に上記厚み方向の内側に向って形成された爪部とを有し、上記本体ブロックは、上記長手方向に形成されたスライド溝部と、長手方向の3箇所において該スライド溝部から上記高さ方向の外側へ向かって形成された前方係合溝、中間係合溝、及び後方係合溝とを有し、上記スライド溝部には、上記爪部がスライド可能に配置されると共に、上記前方係合溝、上記中間係合溝、又は上記後方係合溝に上記爪部を係合させることによって、それぞれ上記前方位置、上記中間位置、または上記後方位置において、上記ストッパー兼用カバーがロックされるよう構成してあることが好ましい。
この場合には、上記ストッパー兼用カバーを、上記前方位置と上記中間位置と上記後方位置との間で、容易に移動させると共にロックすることができる。
また、上記スライドブロックには、後端側から先端側へ行くほど上記厚み方向外側に向って立ち上がると共に上記厚み方向に付勢された厚み方向板バネが固定されており、上記装着状態において、上記厚み方向板バネの先端部が上記本体ブロックに設けた被当接部に当接することによって、上記スライドブロックが上記本体ブロックに対して前進することを防ぐよう構成してあることが好ましい。
この場合には、上記装着状態における上記スライドブロックの移動をより確実に防ぐことができる。また、上記厚み方向板バネを寝かせるように押し込めば、上記被当接部との当接を容易に解いて、上記スライドブロックを前進させることができる。
また、上記スライドブロックには、上記厚み方向に弾性変形可能な板バネストッパーが固定されており、該板バネストッパーは、上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向に突出するストッパー突出片を有し、上記装着状態において、上記ストッパー突出片が上記本体ブロックに設けたストッパー係合部に係合することによって、上記スライドブロックが上記本体ブロックに対して前進することを防ぐよう構成してあってもよい。
この場合にも、上記装着状態における上記スライドブロックの移動をより確実に防ぐことができる。また、上記板バネストッパーを上記厚み方向に弾性変形させることにより、上記ストッパー係合部に対する上記ストッパー突出片の係合状態を容易に解除することができる。これにより、上記本体ブロックに対する上記スライドブロックの前進を許容することができる。
また、上記板バネストッパーは、上記高さ方向に変形可能に構成された裏側係合片を備え、該裏側係合片は、上記本体ブロックに設けた厚み方向係合部に裏面側から係合できるよう構成されていることが好ましい。
この場合には、上記刀身本体から上記替刃を取り外した状態において、上記スライドブロックが上記本体ブロックから脱落することを防ぐことができる。例えば、替刃を外して刀身本体を保管したり洗浄したりする際に、スライドブロックが本体ブロックから外れることを防ぐことができる。これにより、刀身本体の取り扱いが容易となる。
また、上記本体ブロックに対して上記長手方向にスライド可能に取り付けられると共に上記長手方向の双方に開口した筒状のカバー本体と、上記長手方向に延びるとともに上記厚み方向に弾性変形可能な板バネ部と、該板バネ部の可動端に設けられたロック爪とを、一枚の金属板によって一体的に形成してなるバネ一体カバーを有し、上記本体ブロックは、上記長手方向の3箇所において上記厚み方向に窪んだ前方係合凹部、後方係合凹部、及び中間係合凹部を有し、上記前方係合凹部、上記後方係合凹部、又は上記中間係合凹部に上記ロック爪が係合することにより、それぞれ上記替刃を覆う前方位置、上記替刃を大きく露出させる後方位置、又は上記前方位置と上記後方位置との中間の中間位置において、上記バネ一体カバーをロックできるよう構成されていることが好ましい。
この場合には、上記装着状態において、上記バネ一体カバーを上記前方位置にロックすることによって、上記バネ一体カバーが上記替刃を覆うため、使用者の安全を確保すると共に、上記替刃の破損を防ぐことができる。また、上記バネ一体カバーが上記板バネ部と上記ロック爪とを備え、上記本体ブロックが上記前方係合凹部、後方係合凹部、及び中間係合凹部を備える。これにより、上記前方位置と上記中間位置と上記後方位置とのいずれかにおいて、容易かつ確実に刀身本体にバネ一体カバーを固定することができる。また、上記バネ一体カバーは、上記カバー本体と上記板バネ部と上記ロック爪とを、一枚の金属板によって一体的に形成してなる。それゆえ、部品点数を少なくすることができ、上記刃物のコスト低減を図ることができる。
また、上記バネ一体カバーは、上記本体ブロックに対して上記中間位置においてロックされた状態において、上記板バネストッパーを上記厚み方向に弾性変形させて上記ストッパー突出片が上記ストッパー係合部から外れるよう押圧するストッパー解除片を備えていることが好ましい。
この場合には、上記バネ一体カバーを上記中間位置にロックした際に、上記替刃を容易に交換することができる。
また、上記替刃は、上記厚み方向に貫通した開口部を有し、上記本体係合部は、上記本体支承部から上記厚み方向の表側へ突出し、上記装着状態において上記開口部に挿嵌されると共に該開口部の先端に当接し、上記スライド係合部は、上記後方支承部から上記厚み方向の表側に突出し、上記装着状態において上記開口部に挿嵌されると共に該開口部の後端に当接するよう構成してあることが好ましい。
この場合には、上記本体係合部と上記スライド係合部とによって、上記替刃を容易かつ確実に係合することができ、上記装着状態を容易に形成することができる。
また、この場合には、例えば以下のようにして上記刀身本体に替刃を装着することができる。まず、上記スライドブロックを前進させて上記刃替状態として、替刃の開口部に上記本体係合部及び上記スライド係合部を挿入する。そして、スライドブロックを後退させることによって、上記本体係合部を替刃の開口部の先端に当接させると共に、上記スライド係合部を開口部の後端に当接させる。これにより、上記替刃を上記刀身本体に装着した上記装着状態を容易に形成することができる。
また、上記スライドブロック及び上記本体ブロックのいずれか一方は、上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向の相手側に向って付勢された高さ方向弾性部材を有し、上記刃物の使用時において、上記高さ方向弾性部材の付勢力によって上記スライドブロックが上記本体ブロックに対して下方へ押圧され、上記スライド係合部が上記開口部の後端部を下方へ押圧することにより、上記替刃が、上記開口部において、上記スライド係合部の下面と、上記本体係合部の後端部の上面と、該本体係合部の前端部の下面との3点によって支持されるよう構成してあり、上記下方とは、上記高さ方向のうち上記替刃の刃が形成された側であり、上記上方とは、その反対側であることが好ましい。
この場合には、上記装着状態において、上記替刃と上記刀身本体との間の高さ方向のガタツキを効果的に防止することができる。特に、上記替刃が、上記開口部において、上記スライド係合部の下面と、上記本体係合部の後端部の上面と、該本体係合部の前端部の下面との3点によって支持されることにより、上記替刃の先端がこれ以上、上方を向かない姿勢で保持されることとなる。この状態で、刃物を使用したときに刃先にかかる上方への反力に対向することができ、替刃のずれをより効果的に防ぐことができる。
また、上記本体ブロック及び上記スライドブロックのうち、上記高さ方向弾性部材を形成していない方は、上記スライドブロックを上記本体ブロックに対して前進させた刃替状態において、上記高さ方向弾性部材に上記高さ方向から圧接可能な前方圧接部を有し、上記高さ方向弾性部材が上記前方圧接部に対して圧接することにより、上記本体ブロックに対する上記スライドブロックの進退を規制するよう構成されていることが好ましい。
この場合には、上記刃替状態を容易に保持することができるため、上記替刃の交換を容易に行うことができる。
また、上記開口部は、先端側に形成されると共に上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向の上下幅が比較的小さい先端側開口部と、該先端側開口部の後端側に連続形成されると共に該先端側開口部よりも上記上下幅が大きい後端側開口部とからなり、上記本体係合部は、上記高さ方向の上下幅が上記後端側開口部よりも小さく、上記先端側開口部よりも大きい頭部を有し、該頭部と上記本体支承部との間において、上記高さ方向の両側から切り込まれた切込溝部を設けてなり、該切込溝部に上記先端側開口部の外縁において上記替刃が係合するよう構成してあることが好ましい。
この場合には、上記刀身本体に上記替刃を容易に装着することができると共に、安定した装着状態を実現することができる。
また、この場合には、例えば以下のようにして上記刀身本体に替刃を装着することができる。まず、刀身本体を上記刃替状態として、替刃の後端側開口部に、上記本体係合部及び上記スライド係合部を挿入する。そして、スライドブロックを後退させることによって、上記本体係合部を替刃の先端側開口部に係合すると共に、上記スライド係合部を後端側開口部の後端に当接させる。これにより、上記装着状態を容易かつ確実に形成することができる。
また、上記本体支承部は、上記後端側開口部よりも上記高さ方向の上下幅が広いことが好ましい。
この場合には、上記替刃を容易かつ安定して上記刀身本体に装着することができる。
また、上記スライドブロックは、上記替刃の後端に対して、上記長手方向に対向する後方対向面を有し、上記スライドブロックを上記本体ブロックに対して前進させたとき、上記後方対向面が上記替刃の後端に当接して上記替刃を前方へ押し出すよう構成してあることが好ましい。
この場合には、上記スライドブロックを前進させることによって、上記替刃を前進させて上記本体係合部との係合を容易に解くことができる。これにより、一層、替刃の交換を容易にすることができる。
また、上記スライドブロックは、上記裏側突起部よりも前方において、上記後方支承部及び上記スライド係合部を備えた中央片と、該中央片に対して上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向の双方に配される一対の分岐片とに分岐しており、該一対の分岐片の前端に上記後方対向面が形成されていることが好ましい。
この場合には、上記後方対向面を上記替刃の後端に安定して当接させやすくなる。すなわち、上記一対の分岐片は、上記中央片と異なる部分に形成されるため、分岐片の前端は端面として加工することが可能である。そのため、この分岐片の前端に上記後方対向面を形成することにより、該後方対向面を上記替刃の厚み方向に平行な面とすることができる。その結果、上記後方対向面を替刃の後端に対して安定して当接させることができ、上記スライドブロックを上記本体ブロックに対して前進させたとき、上記替刃を前方へ安定して押し出すことができる。
また、上記替刃の後端及び上記後方対向面は、上記厚み方向から見たとき、上記長手方向に対して斜めに形成されていることが好ましい。
この場合には、上記替刃の装着向きを間違えることを防止することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる刃物につき、図1〜図22を用いて説明する。
本例の刃物1は、図1〜図6に示すごとく、刀身本体2に替刃3を着脱可能に装着してなる医療用メスである。
替刃3は、厚み方向Xに可撓性を有すると共に、図7に示すごとく、上記厚み方向Xに貫通した開口部31を有する。開口部31は、先端側に形成されると共に刃物1の長手方向Y及び厚み方向Xに直交する高さ方向Zの上下幅w1が比較的小さい先端側開口部32と、該先端側開口部32の後端側に連続形成されると共に該先端側開口部32よりも上下幅w2が大きい後端側開口部33とからなる。
図1に示すごとく、刀身本体2は、本体ブロック4と本体ブロック4に対して長手方向Yに進退可能に保持されたスライドブロック5とからなる。
図12、図13に示すごとく、本体ブロック4は、替刃3の一方の主面(裏面)を支承する本体支承部41と、該本体支承部41から厚み方向Xへ突出し、替刃3における先端側開口部32に挿嵌されると共に開口部31の先端に当接する本体係合部42とを有する。
また、図14〜図18に示すごとく、スライドブロック5は、替刃3の一方の主面(裏面)を支承する後方支承部51と、該後方支承部51から厚み方向Xに突出し、後端側開口部33に挿嵌されると共に開口部31の後端に当接するスライド係合部52と、スライド係合部52の突出方向と反対側に突出した裏側突起部53とを有する。
図9に示すごとく、本体係合部42は、高さ方向Zの上下幅が後端側開口部33よりも小さく、先端側開口部32よりも大きい頭部421を有し、頭部421と本体支承部41との間において、高さ方向Zの両側から切り込まれた切込溝部422を設けてなる。切込溝部422に先端側開口部32の外縁において替刃3が係合する。
図11に示すごとく、替刃3を刀身本体2に装着した装着状態Sにおいて、替刃3は、厚み方向Xに反るように弾性変形している。これにより、スライドブロック5は、替刃3の弾性力によって厚み方向Xの本体ブロック4側に押圧され、裏側突起部53が、本体ブロック4に設けた被係止部43に係止される。
図11に示すごとく、装着状態Sにあるとき、後方支承部51は、本体支承部41よりも、後方係合部52の突出方向に突出している。
図10、図11に示すごとく、スライドブロック5は、替刃3の後端34に対して、長手方向Yに対向する後方対向面54を有する。そして、図21、図22に示すごとく、スライドブロック5を本体ブロック4に対して前進させたとき、後方対向面54が替刃3の後端34に当接して替刃3を前方へ押し出す。
替刃3の後端34及び後方対向面54は、厚み方向Xから見たとき、長手方向Yに対して斜めに形成されている。
また、本体支承部41は、後端側開口部33よりも高さ方向Zの上下幅が広い。
図7に示すごとく、替刃3は、高さ方向Zの一方の辺に刃35を形成してなる。本明細書では、高さ方向Zにおける刃35が形成された辺側の方向を「下方」とし、その反対側を「上方」として説明する。また、厚み方向Xにおいて、刀身本体2に対して替刃3を載置する側を「表側」その反対側を「裏側」という。
替刃3の後端34は、斜め上方を向くように傾斜している。
また、先端側開口部32における先端側には、高さ方向Zの上下幅をより小さくした小幅部分321が形成されている。この小幅部分321に本体ブロック4の本体係合部42の先端部が嵌入することにより、安定した係合状態を得ることができる。
図12、図13に示すごとく、刀身本体2における本体ブロック4は、長手方向Yの先端部分に、本体支承部41及び本体係合部42を設け、後端部分に把持部44を有する。本体ブロック4は、内側にスライドブロック5をスライド可能に収容する収容部45を設けてなる(図2、図4参照)。収容部45は、その大部分が、厚み方向Xに貫通している。そして、収容部45の裏側には、被係止部43が形成されていると共に、該被係止部43よりも後方において、高さ方向Zの一方側から突出した裏面支承部451が形成されている。また、上記収容部45における表側には、互いに対向配置された2対の表面支承部452が形成されている。
上記被係止部43は、図8に示すごとく、断面略長方形状を有するが、表側の角部431、432には、曲面状の面取り部が形成されている。
図14〜図18に示すごとく、スライドブロック5は、長手方向Yの先端部分に、後方支承部51とスライド係合部52とを設け、後端部分に、表側へ立ちあがると共に後方へ延びる操作部55を有する。操作部55の表面には、使用者(オペレータ)の指との間の滑り止めのための凹凸部が形成されている。図2、図3、図19、図20に示すごとく、操作部55は、本体ブロック4における把持部44の先端部分に設けた凹状載置面441においてスライド可能に載置される。
また、スライドブロック5は、後方支承部51の後端において、上記後方対向面54を設けてなり、該後方対向面54よりも後方において、裏面側へ突出した裏側突起部53を設けてなる。図8に示すごとく、裏側突起部53は、高さ方向Zに直交する断面の外形が、2つの傾斜部531、533とその間に形成される頂部532とによって構成される。
また、スライドブロック5は、裏側突起部53の後方であって操作部55の前方における高さ方向Zの上下位置に、それぞれ表面当接部561、562を有する。表面当接部561、562は、それぞれ、本体ブロック4に設けた表面支承部452と、圧接されない状態で対向する。また、表面当接部561、562の前方にそれぞれ隣接する位置には、くびれ部563が形成されている。このくびれ部563を表面支承部452の位置に合わせた状態で、スライドブロック5を本体ブロック4に対して表面側から着脱することができる。
図14〜図18に示すごとく、スライドブロック5には、後端側から先端側へ行くほど厚み方向Xの裏側に向って立ち上がると共に厚み方向Xに付勢された厚み方向板バネ57が固定されている。そして、図3に示すごとく、装着状態Sにおいて、厚み方向板バネ57の先端部が本体ブロック4に設けた被当接部(上記裏面支承部451)に当接することにより、スライドブロック5が本体ブロック4に対して前進することを防ぐ。
厚み方向板バネ57は、後端部において、該厚み方向板バネ57をスライドブロック5に対して長手方向Yにずれないように固定する固定部571と、高さ方向Zの両端部においてスライドブロック5の表面側に係止する一対の係止爪572と、高さ方向Zの中央部において周囲よりも表側へ撓んだ中央バネ部573とを有する。この中央バネ部573がスライドブロック5の裏面に当接するとともに、係止爪572がスライドブロック5の表面に係止されることによって、厚み方向板バネ57の本体部は、裏面側へ付勢された状態となっている。
装着状態Sを解除する際には、厚み方向板バネ57を、中央バネ部573の付勢力に抗してスライドブロック5の裏面に沿わせることによって、厚み方向板バネ57を裏面支承部451との当接状態を解くことができる。
次に、本例の刃物1における替刃3の装着方法及び取外し方法につき、説明する。
まず、図19、図20に示すごとく、スライドブロック5を前進させて、刀身本体2を刃替状態Tとする。この状態において、本体ブロック4の本体係合部42とスライドブロック5のスライド係合部52とが接合する。この連結された本体係合部42とスライド係合部52とを、替刃3の後端側開口部33に通すようにして、図21、図22に示すごとく、替刃3を刀身本体2の先端部に配置する。
このとき、替刃3の一方の面(裏面)を、本体ブロック4の本体支承部41とスライドブロック5の後方支承部51とに接触させる。
また、替刃3の後端34は、スライドブロック5の後方対向面54に対向配置されると共に、両者の間には若干の隙間が形成される。
次いで、スライドブロック5を本体ブロック4に対して後退させる。これにより、スライド係合部52が、後端側開口部33の後端において替刃3を後方へ引っ張る。そして、替刃3が後方へ向かって移動するにつれて、本体係合部42が替刃3の先端側開口部32に向って相対的に移動する。これにより、替刃3は、図9に示すごとく、先端側開口部32の上下部分において、本体係合部42に設けた切込溝部422に係合される。そして、スライドブロック5を本体ブロック4に対してさらに後方へ引き込むことにより、図10、図11に示すごとく、本体係合部42の先端が替刃3の先端側開口部32の小幅部分321に嵌入すると共にその先端に当接する。
一方、スライドブロック5の裏側突起部53は、本体ブロック4に対するスライドブロック5の後方への引き込み時において、図8に示すごとく、被係止部43に表側から乗り上げると共に、後方の角部432に係止される。すなわち、上記スライドブロック5の引き込み時には、裏側突起部53の傾斜部533が被係止部43の前方の角部431に当接する。次いで、裏側突起部53の頂部532が被係止部43の表面433に乗り上げる。次いで、裏側突起部53の前方側の傾斜部531が被係止部43の後方の角部432に当接する。この状態で、図3、図11に示すごとく、スライドブロック5が、本体ブロック4に対して厚み方向Xの表側へ押し出された状態で、長手方向Yに係止される。
これにより、刀身本体2に替刃3が装着された装着状態Sが実現する。
この装着状態Sにおいては、図11に示すごとく、替刃3が裏側に凸の状態となるように湾曲した状態で弾性変形している。すなわち、上述のごとく、装着状態Sにおいては、本体ブロック4に対してスライドブロック5が表側へ押し出されており、本体ブロック4における本体支承部41よりもスライドブロック5における後方支承部51が表側へ突出している。また、替刃3の前方部分は、本体係合部42における切込溝部422に係合され、表側から頭部421によって押さえ付けられている。これにより、替刃3は、後端34が表側へ向かうように反った状態に弾性変形して、刀身本体2に装着される。
その結果、替刃3の弾性力(復元力)によって、スライドブロック5が裏側へ向かって付勢され、裏側突起部53が被係止部43に係止される。これにより、装着状態Sがロックされる。
また、このとき、上述した厚み方向板バネ57が裏面支承部451に係止され、装着状態Sのロックが容易に外れないようにしている。
また、替刃3を刀身本体2から外すに当たっては、上記装着状態Sから、スライドブロック5を本体ブロック4に対して前進させる。このとき、厚み方向板バネ57を表側へ押し込んでスライドブロック5に沿わせることにより、厚み方向板バネ57による裏面支承部451との係合(図3参照)を外す。
そして、スライドブロック5を前進させるに伴い、スライドブロック5に設けた後方対向面54が替刃3の後端34を前方へ押すことにより、図21、図22に示すごとく、替刃3が前方へ移動する。これによって、本体ブロック4における本体係合部42が替刃3の開口部31内において、相対的に後方へ移動し、先端側開口部32から後端側開口部33へ移る。そして、スライドブロック5を、スライド係合部52が本体係合部42に当接するまで前進させると、本体係合部42とスライド係合部52との双方が、後端側開口部33に配置される。この状態において、替刃3が表側へ外れることとなる。
なお、替刃3、本体ブロック4、及びスライドブロック5は、いずれもステンレス鋼等の金属製である。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記刃物1においては、上述のごとく、本体ブロック4に対して、スライドブロック5を進退させて、上記刃替状態Tと上記装着状態Sとを形成することによって、容易に替刃3のみの交換が可能となる。
そして、上記装着状態Sにおいて、替刃3は、厚み方向Xに反るように弾性変形している。そして、スライドブロック5は、替刃3の弾性力によって厚み方向Xの本体ブロック4側(裏側)に押圧され、裏側突起部53が、本体ブロック4に設けた被係止部43に係止されるよう構成してある。これによって、スライドブロック5が前進することを規制し、上記装着状態Sが維持される。
すなわち、本例の刃物1においては、替刃3の弾性力(復元力)によって、スライドブロック5を本体ブロック4に係止することができる。それゆえ、装着状態Sにおいて、スライドブロック5が前進することを規制するために、あえて新たな部材を設ける必要がない。つまり、スライドブロック4の前進を規制するためだけの部材を要しない。そのため、部品点数を低減することができると共に、その構成を簡単にすることができる。
なお、本例においては、スライドブロック5の前進を規制する部材として、上記厚み方向板バネ57を設けているが、これは補助的に設けられたものであり、若干の遊びが形成され、替刃3を刀身本体2に安定して保持できるものではない。すなわち、裏側突起部53と被係止部43との係合状態と、替刃3の弾性力とによって、替刃3を後方へ引き込む付勢力が働くことによって、初めて替刃3の安定した固定状態を実現することができる。
また、上記装着状態Sにあるとき、図11に示すごとく、後方支承部51は本体支承部41よりも表側に突出している。そのため、本体係合部42に係合されると共に本体支承部41と後方支承部51とによって一方の主面(裏面)から支承された替刃3が、本体支承部41及び後方支承部51に向って凸となるように反りやすい。これにより、確実に、替刃3の弾性力によってスライドブロック5を本体ブロック4に向って付勢して、裏面突起部53を被係止部43に係止することができる。
また、スライドブロック5は後方対向面54を有する。これにより、スライドブロック5を前進させることによって、替刃3を前進させて本体係合部42との係合を容易に解くことができる。これにより、一層、替刃3の交換を容易にすることができる。
また、替刃3の後端34及び後方対向面54は、厚み方向Xから見たとき、長手方向Yに対して斜めに形成されている。それゆえ、替刃3の装着向きを間違えることを防止することができる。
また、本体支承部41は、後端側開口部33よりも高さ方向Zの上下幅が広い。そのため、替刃3を容易かつ安定して刀身本体2に装着することができる。
以上のごとく、本例によれば、替刃のみの交換を可能としつつ、部品点数が少なく、かつ簡単な構成の刃物を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図23〜図33に示すごとく、本体ブロック4に対して長手方向Yにスライド可能に取り付けられたストッパー兼用カバー6を備えた刃物1の例である。
ストッパー兼用カバー6は、図30、図31に示すごとく、長手方向Yの双方に開口した筒状を有する。なお、ストッパー兼用カバー6は、ステンレス鋼等の金属製である。
そして、ストッパー兼用カバー6は、替刃3を覆う前方位置CF(図23、図24)と、替刃3を大きく露出させる後方位置CR(図25、図26)と、前方位置CFと後方位置CRとの中間の中間位置CC(図27、図28)との3箇所においてロックできるよう構成されている。
ストッパー兼用カバー6は、後方位置CRにロックされたとき、スライドブロック5の本体ブロック4に対する進退を規制する。
ストッパー兼用カバー6は、図30、図31に示すごとく、高さ方向Zの上端に、本体ブロック4と反対側に向って付勢された高さ方向板バネ611と、高さ方向板バネ611における自由端に厚み方向Xの内側に向って形成された爪部612とを有する背面ロック部61を設けてなる。本例においては、図32に示すごとく、ストッパー兼用カバー6の本体の上面に、前方から後方へ向かうに従って上昇するように高さ方向板バネ611が形成されている。この高さ方向板バネ611を上方及び厚み方向Xから覆うように、図33に示すロック部材610をストッパー兼用カバー6の本体に取り付けてある(図30、図31)。ロック部材610は、背面板613と、該背面板613の前端部において、厚み方向Xの両側から下方へ延びる一対の脚部614と、該脚部614から内側に突出した円柱状の係合凸部615とを有する。また、背面板613の後部において、その厚み方向Xの一端から下方へ延びると共に厚み方向Xの内側に屈曲するように、上記爪部612が形成されている。
そして、図31、図32に示すごとく、ストッパー兼用カバー6の本体には、上記ロック部材610における係合凸部615を係合するための円形孔616が一対形成されている。該一対の円形孔616に係合凸部615を回動可能に嵌入することによって、上記ロック部材610をストッパー兼用カバー6の本体に回動可能に係合している。これによって、図30、図31に示すごとく、背面ロック部61が構成される。
図29に示すごとく、本体ブロック4は、その表面に長手方向Yに形成されたスライド溝部460と、長手方向Yの3箇所において該スライド溝部460から高さ方向Zの外側(上方)へ向かって形成された前方係合溝461、中間係合溝462、及び後方係合溝463とを有する。スライド溝部460には、ストッパー兼用カバー6の爪部612がスライド可能に配置される。そして、前方係合溝461、中間係合溝462、又は後方係合溝463に爪部612を係合させることによって、それぞれ前方位置CF、中間位置CC、または後方位置CRにおいて、ストッパー兼用カバー6がロックされる。
図30に示すごとく、ストッパー兼用カバー6における厚み方向Xの両側の面には、ストッパー兼用カバー6の内側に貫通する複数の窓部62が形成されている。図23、図24に示すごとく、ストッパー兼用カバー6を前方位置CFに配置して、替刃3を覆う状態としたときにも、上記窓部62の存在によって、窓部62から替刃3を視認することができる。また、刃物1を消毒する場合にも、窓部62を消毒液が通過することができるため、替刃3や刀身本体2の先端部分の消毒を効果的に行うことができる。
本例において、刃物1を使用する際には、図25、図26に示すごとく、ストッパー兼用カバー6を後方位置CRにおいてロックする。この状態において、ストッパー兼用カバー6の後端63がスライドブロック5における操作部55の前端551に当接する。このように、スライドブロック5の前進を、ストッパー兼用カバー6によっても規制することができる。
また、刃物1を使用しない場合、例えば、刃物1を手渡ししたり、消毒したり、保管したりする場合においては、図23、図24に示すごとく、ストッパー兼用カバー6を前方位置CFにおいてロックする。この状態において、ストッパー兼用カバー6は、刀身本体2に装着した替刃3の周囲に配置される。
また、替刃3の交換をする際には、図27、図28に示すごとく、ストッパー兼用カバー6を中間位置CCにおいてロックする。これにより、操作部55の前進が許容されるため、操作部55を前進させて、替刃3を取り外し、他の替刃3を装着することができる。
なお、中間位置CCにストッパー兼用カバー6を配置したとき、ストッパー兼用カバー6によって、厚み方向板バネ57(図3、図15参照)がスライドブロック5に沿って寝るように構成してある。これにより、厚み方向板バネ57が裏面支承部451から外れ、装着状態Sのロックの解除が可能となる。
また、前方位置CF、中間位置CC、後方位置CRにおけるストッパー兼用カバー6のロック状態を解除する際には、背面ロック部61を下方へ押し込む。これにより、爪部612を、前方係合溝461、中間係合溝462、又は後方係合溝463から外して、スライド溝部460に配置する。そして、長手方向Yにストッパー兼用カバー6をスライドさせることによって、前方位置CF、中間位置CC、後方位置CRの間で、ストッパー兼用カバー6を移動させる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、ストッパー兼用カバー6を前方位置CFにロックすることによって、ストッパー兼用カバー6が替刃3を覆うため、使用者の安全を確保すると共に、替刃3の破損を防ぐことができる。
また、刃物1の使用時においては、ストッパー兼用カバー6を後方位置CRに配置することによって、スライドブロック5の進退を規制することができる。これにより、刃物1の使用を円滑に行うことができる。
また、ストッパー兼用カバー6を中間位置CCにロックして、スライドブロック5を前進させることによって、容易に替刃3の交換を行うことができる。
また、ストッパー兼用カバー6は、高さ方向板バネ611と、爪部612とを有し、本体ブロック4は、スライド溝部460、前方係合溝641、中間係合溝462、及び後方係合溝463を有する。これにより、ストッパー兼用カバー6を、前方位置CFと中間位置CCと後方位置CRとの間で、容易に移動させると共にロックすることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図34、図35に示すごとく、スライドブロック5に、高さ方向Zの上方に向って付勢された高さ方向弾性部材58を設けた例である。
高さ方向弾性部材58は、スライドブロック5に、上面から下方へ切り込まれると共に斜め後方へ向かって延びる切込部580を設けることによって形成されている。そして、刃物1の使用時、すなわち装着状態Sにおいて、図34に示すごとく、高さ方向弾性部材58は、上方へ向かって付勢された状態で、本体ブロック4に設けた後方係止凸部471に係止される。
そして、高さ方向弾性部材58の付勢力によってスライドブロック5が本体ブロック4に対して下方へ押圧され、スライドブロック5の先端部分に設けたスライド係合部52が後端側開口部33の後端部を下方へ押圧する。これにより、替刃3が、開口部31において、スライド係合部52の下面(P1)と、本体係合部42の後端部の上面(P2)と、本体係合部42の前端部の下面(P3)との3点によって支持される。
また、図35に示すごとく、本体ブロック4は、スライドブロック5を本体ブロック4に対して前進させた刃替状態Tにおいて、高さ方向弾性部材58に高さ方向Zから圧接可能な前方圧接部472を有する。前方圧接部472は、高さ方向弾性部材58が前方圧接部472に対して圧接することにより、本体ブロック4に対するスライドブロック5の進退を規制するよう構成されている。つまり、刃替状態Tにおいては、高さ方向弾性部材58と前方圧接部472との間の摩擦力によって、スライドブロック5が本体ブロック4に対して静止した状態を保つことができる。
なお、本例においては、実施例1において示した厚み方向板バネ57を設けていない。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、図34に示すごとく、上記装着状態Sにおいて、替刃3と刀身本体2との間の高さ方向Zのガタツキを効果的に防止することができる。特に、替刃3が、開口部31において、スライド係合部52の下面(P1)と、本体係合部42の後端部の上面(P2)と、本体係合部42の前端部の下面(P3)との3点によって支持されることにより、替刃3の先端がこれ以上、上方を向かない姿勢で保持されることとなる。この状態で、刃物3を使用したときに刃先にかかる上方への反力に対向することができ、替刃3のずれをより効果的に防ぐことができる。
また、本体ブロック4は前方圧接部472を有し、高さ方向弾性部材58が前方圧接部472に対して圧接することにより、本体ブロック4に対するスライドブロック5の進退を規制するよう構成されている。これにより、刃替状態Tを容易に保持することができるため、替刃3の交換を容易に行うことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、図34、図35に付した符号は、特に断らない限り、実施例1に示したものと対応している。後述する図36以降も同様である。
(実施例4)
本例は、図36〜図39に示すごとく、刀身本体2の形状を、実施例1とは異ならせた刃物1の例である。
本例の刃物1においては、図38、図39に示すごとく、スライドブロック5が、後端部分に設けた操作部55の裏面552を、操作部55よりも前方部分の裏面502と同一面上に配した形状を有する。
すなわち、実施例1の刃物1における操作部55は、図17に示すごとく、表側へ立ちあがると共に後方へ延びる形状を有し、その裏面は、操作部55よりも前方部分の裏面よりも表側に存在するが、本例の刃物1における操作部55の裏面552は、表側にずれることなく、前方部分の裏面502と連続した同一面を構成している。
これに伴い、本体ブロック4には、実施例1において示したような、凹状載置面441(図12、図13)は不要であり、操作部55の裏面552は、他の部分の裏面502が載置され、スライドする載置面と同一面を構成する面の上に載置され、スライドする(図示略)。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、実施例1と同様の作用効果を奏する。
(実施例5)
本例は、図40〜図47に示すごとく、実施例4に係る刃物1(図36、図37)における本体ブロック4に対して、ストッパー兼用カバー6を長手方向Yにスライド可能に取り付けた例である。
ストッパー兼用カバー6の機能及び構成は、実施例2の刃物1におけるストッパー兼用カバー6(図23〜図28)と略同様である。
本例においても、図40〜図46に示すごとく、ストッパー兼用カバー6は、背面ロック部61を設けてなるが、実施例2に示したものと若干構成が異なる。すなわち、本例においては、図42に示すごとく、ストッパー兼用カバー6の上面に形成された高さ方向板バネ611の上面に、ロック部材610が固定されている。ロック部材610は、高さ方向板バネ611の上面に沿って配置された背面板613の後部において、厚み方向Xの一端(裏面側)から下方へ延びると共に厚み方向Xの内側に屈曲するように、爪部612が形成されている。
このように、高さ方向板バネ611とこれに固定されたロック部材610とによって、背面ロック部61が構成されている。
また、本例においては、図47に示すごとく、本体ブロック4の裏面に、スライド溝部460と、前方係合溝461、中間係合溝462、及び後方係合溝463とを設けてある。これらの前方係合溝461、中間係合溝462、及び後方係合溝463のいずれかに、裏側から背面ロック部61の爪部612が係合することにより、ストッパー兼用カバー6が、それぞれ前方位置CF(図45、図46)、中間位置CC(図43、図44)、後方位置CR(図40〜図42)のいずれかにロックされる。
その他は、実施例2と同様である。
本例の場合にも、実施例2と同様の作用効果を奏する。
(実施例6)
本例は、図48〜図64に示すごとく、刀身本体2の形状を、実施例1、3と異ならせた刃物1の例である。
本例の刃物1においては、図48、図49、図52に示すごとく、スライドブロック5に、厚み方向Xに弾性変形可能な板バネストッパー59が固定されている。板バネストッパー59は、高さ方向Zに突出するストッパー突出片591を有する。そして、図52に示すごとく、装着状態Sにおいて、ストッパー突出片591が本体ブロック4に設けたストッパー係合部453に係合することによって、スライドブロック5が本体ブロック4に対して前進することを防ぐよう構成してある。
板バネストッパー59は、図53〜図55に示すごとく、スライドブロック5における裏側突起部53と操作部55との間の部分に固定されている。そして、板バネストッパー59は、図56〜図59に示すごとく、スライドブロック5の表面に沿って配される表側プレート592と、裏面に沿って配される裏側プレート594と、下面に沿って配される下側プレート593とを有し、これらは一枚の金属板を曲げ加工して形成してある。下側プレート593と裏側プレート594とは前端部において連結しており、その連結部595よりも後方においては両者の間にスリットが形成されている。
表側プレート592の後端部における上辺からは、スライドブロック5の上面に沿って配される上側係止片596が、厚み方向Xの裏側へ向かって突出している。また、表側プレート592の上辺から厚み方向Xの裏側へ向かって屈曲するとともに、高さ方向Zの上方へ向かって、ストッパー突出片591が突出している。また、このストッパー突出片591と対をなすように、下側プレート593から高さ方向Zの下方へ向かって、他のストッパー突出片591が突出している。
また、図55〜図58に示すごとく、下側プレート593は、その後端部付近の一部をスライドブロック5の裏面よりも裏側へ突出させた裏面突出部597を設けてなる。また、下側プレート593は、裏面突出部597と連結部595との間に、高さ方向Zに変形可能に構成された裏側係合片598を備えている。裏側係合片598は、図63に示すごとく、本体ブロック4に設けた厚み方向係合部454に裏面側から係合できるよう構成されている。つまり、裏側係合片598は、スライドブロック5の厚み方向係合部454よりも裏側へ突出しているとともに、高さ方向Zの下側(図63においては図面上側)へ塑性変形できるよう構成されている。
本体ブロック4は、図60に示すごとく、収容部45の高さ方向Zの両側に、部分的に厚み方向Xの裏側へ凹んだストッパー係合部453を備えている。また、下側のストッパー係合部453と連続する位置において、本体ブロック4を表裏に貫通するとともに長手方向Yに長尺なストッパー用スリット455が形成されている。さらに、図61、図62に示すごとく、本体ブロック4の裏面には、ストッパー用スリット455と連続する位置に、長手方向Yに長尺であるとともに溝状に形成された厚み方向係合部454が形成されている。
図49、図52に示すごとく、板バネストッパー59が固定されたスライドブロック5を、本体ブロック4の収容部45に装着した状態において、板バネストッパー59における一対のストッパー突出片591が本体ブロック4における一対のストッパー係合部453に係合する。これにより、本体ブロック4に対するスライドブロック5の前進を防ぐことができる。
また、この状態において、板バネストッパー59における裏面突出部597及び裏側係合片598がストッパー用スリット455に配置される。この状態においては、板バネストッパー59は弾性変形していない。また、ストッパー用スリット455に配置された裏側係合片598を、高さ方向Zの下方に塑性変形させることにより、本体ブロック4の厚み方向係合部454に係合させることができる。
そして、図64に示すごとく、板バネストッパー59は、裏側から上記裏面突出部597を表側へ向かって押し上げられることにより、連結部595付近において弾性変形する。これにより、裏側プレート594に対して他の部分が表側へ向かって移動する。裏側プレート594はスライドブロック5の裏面に支承されているため、板バネストッパー59における他の部分はスライドブロック5から表側へ浮くように移動する。そのため、一対のストッパー突出片591は表側へ移動し、一対の上記ストッパー係合部453から外れる。これにより、スライドブロック4が本体ブロック5に対して前進することが許容される。
図53〜図55に示すごとく、スライドブロック5は、裏側突起部53よりも前方において、中央片503と、該中央片503に対して高さ方向Zの双方に配される一対の分岐片504とに分岐している。
中央片503は、後方支承部51及びスライド係合部52を備えている。つまり、分岐部分から厚み方向Xの裏面側へ後退した位置において前方へ延びるように後方支承部51が形成され、該後方支承部51の前端部に厚み方向Xの表面側へ突出するようにスライド係合部52が形成されている。
一対の分岐片504は、中央片503に対して高さ方向Zの双方に配され、前方へ延びている。そして、この一対の分岐片504の前端に、替刃3の後端34に対して対向する後方対向面54が形成されている。
一対の分岐片504のうち、高さ方向Zの上側の分岐片504は、下側の分岐片504よりも長い。そして、これらにそれぞれ設けた後方対向面54は、略同一平面上に形成されている。また、後方対向面54は、長手方向Y及び高さ方向Zに対して斜めであって、厚み方向Xに平行に形成されている。つまり、一対の後方対向面54は、替刃3における斜めの後端34に対して略平行となるように形成されている。
また、分岐片504の後方対向面54は、スライドブロック5の端面として形成されている。つまり、スライドブロック5を打ち抜き又は切削加工する際に、その加工端面として、後方対向面54が形成される。
スライドブロック5を本体ブロック4に対して前進させたとき、一対の後方対向面54が替刃3の後端34を押すことにより、替刃3を前方へ押し出すよう構成されている。
また、本例の刃物1におけるスライドブロック5は、板バネストッパー59を固定した部分と操作部55との間において、高さ方向Zの双方へそれぞれ突出した一対の後方翼部564を備えている。また、スライドブロック5は、板バネストッパー59を固定した部分と裏側突起部53との間において、高さ方向Zの上方へ突出した前方翼部565を備えている。
図60に示すごとく、本体ブロック4には、スライドブロック5における上記一対の後方翼部564を表側からスライド可能に係止する一対の後方表面係止部456が形成されている。また、本体ブロック4には、スライドブロック5における上記前方翼部565を表側からスライド可能に係止する前方表面係止部457が形成されている。そして、後方表面係止部456の後方に隣接して高さ方向Zに後退した後方後退凹部458が形成され、前方表面係止部456の後方に隣接して高さ方向Zに後退した前方後退凹部459が形成されている。本体ブロック4にスライドブロック5を着脱する際には、一対の後方後退凹部458にそれぞれ一対の後方翼部564を配置し、前方後退凹部459に前方翼部565を配置する。
また、本例の刃物1における本体ブロック4の収容部45は、基本構成として略凹状に形成され、裏側に底面部を備える。その底面部の一部が、上記ストッパー用スリット455を含めた複数のスリットによって、表裏に貫通している。
スライドブロック5は、一対の後方翼部564及び前方翼部565において、収容部45の底面部と後方表面係止部456及び前方表面係止部457とによって表裏から保持されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、上記板バネストッパー59によって、装着状態Sにおけるスライドブロック5の移動をより確実に防ぐことができる。また、図64に示すごとく、板バネストッパー59を厚み方向Xに弾性変形させることにより、ストッパー係合部453に対するストッパー突出片591の係合状態を容易に解除することができる。これにより、本体ブロック4に対するスライドブロック5の前進を許容することができる。
また、板バネストッパー59は裏側係合片598を備え、図63に示すごとく、裏側係合片598を任意に折り曲げ変形させることにより本体ブロック4に設けた厚み方向係合部454に裏面側から係合できるよう構成されている。これにより、刀身本体2から替刃3を取り外した状態において、スライドブロック5が本体ブロック4から脱落することを防ぐことができる。例えば、替刃3を外して刀身本体2を保管したり洗浄したりする際に、スライドブロック5が本体ブロック4から外れることを防ぐことができる。これにより、刀身本体2の取り扱いが容易となる。
また、図53〜図55に示すごとく、スライドブロック5は、裏側突起部53よりも前方において、中央片503と該一対の分岐片504とに分岐しており、該一対の分岐片504の前端に後方対向面54が形成されている。これにより、後方対向面54を替刃3の後端34に安定して当接させやすくなる。すなわち、一対の分岐片504は、中央片503と異なる部分に形成されるため、分岐片504の前端は端面として加工することが可能である。そのため、この分岐片504の前端に後方対向面54を形成することにより、後方対向面54を替刃3の厚み方向Xに平行な面とすることができる。その結果、後方対向面54を替刃3の後端34に対して安定して当接させることができ、スライドブロック5を本体ブロック4に対して前進させたとき、替刃3を前方へ安定して押し出すことができる。
つまり、分岐片504を形成しない場合、例えば、実施例1(図3)のように、曲げ加工によって、51の表面側に後方対向面54を立設させることとなる。この場合、後方対向面54を正確に厚み方向Xに平行にすることが困難となり、替刃3の後端34に対する後方対向面54の当接状態を安定させ難くなるおそれがある。これに対して、上記分岐片504を設けてその前端に後方対向面54を形成することにより、上述のごとく、替刃3の後端34に対する後方対向面54の当接状態を安定させやすくなる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例7)
本例は、図65〜図78に示すごとく、実施例6に係る刃物1(図48〜図51)における本体ブロック4に対して、バネ一体カバー60を長手方向Yにスライド可能に取り付けた例である。
バネ一体カバー60は、長手方向Yの双方に開口した筒状のカバー本体65と、長手方向Yに延びるとともに厚み方向Xに弾性変形可能な板バネ部661と、板バネ部661の可動端に設けられたロック爪662とを有する。これらは、一枚の金属板によって一体的に形成されている。
本体ブロック4は、図61に示すごとく、長手方向Yの3箇所において厚み方向Xに窪んだ前方係合凹部464、後方係合凹部466、及び中間係合凹部465を有する。そして、前方係合凹部464、後方係合凹部466、又は中間係合凹部465にロック爪662が係合することができる。これにより、それぞれ、替刃3を覆う前方位置CF(図71、図72)、替刃3を大きく露出させる後方位置CR(図67、図68)、又は前方位置CFと後方位置CRとの中間の中間位置CC(図69、図70)において、バネ一体カバー60をロックできるよう構成されている。
前方係合凹部464、中間係合凹部465、及び後方係合凹部466は、本体ブロック4の裏面における高さ方向Zの上端部に、それぞれ長手方向Yの3箇所に形成されている。
図74、図77に示すごとく、板バネ部661は、バネ一体カバー60におけるカバー本体65の裏側部分において、前方から後方へ向かって長手方向Yに延びるように形成されている。そして、板バネ部661の後端部において、ロック爪662が表側(本体ブロック4側)に向かって突出している。図73〜図75に示すごとく、板バネ部661には、バネ一体カバー60の上端から表側へ立設するとともにカバー本体65の表面よりも表側へ突出した爪押下部663が設けてある。
また、図74、図76、図77に示すごとく、バネ一体カバー60は、カバー本体65の裏側部分において、前方から後方へ向って長手方向Yに延びるように形成されたストッパー解除片67を備えている。ストッパー解除片67は、板バネ部661の下側(図74、図77においては図面上側)において、板バネ部661と略平行に形成されている。ストッパー解除片67は、その後端部671において厚み方向Xの表側(本体ブロック4側)に突出している。また、図73〜図76に示すごとく、ストッパー解除片67には、バネ一体カバー60の下端から表側へ立設するとともにカバー本体65の表面よりも表側へ突出した解除片押下部672が設けてある。
カバー本体65は、解除片押下部672と爪押下部663との間において、表側へ部分的に隆起した隆起部651を形成してなる。
隆起部651は、使用者が解除片押下部672又は爪押下部663を指で押下しようとしたとき、解除片押下部672及び爪押下部663を同時に押下してしまう場合において、ストッパー解除片67とロック爪662とが同時に大きく変位することを抑制する機能を有する。
また、カバー本体65の表側及び裏側には、実施例2と同様に窓部62が形成されている。
カバー本体65と、板バネ部661とロック爪662とストッパー解除片67とは、一枚の金属板によって一体的に形成してなる。
ストッパー解除片67は、図69、図70に示すごとく、バネ一体カバー60が本体ブロック4に対して中間位置CCにおいてロックされた状態において、板バネストッパー59を厚み方向Xに弾性変形させることができるよう構成されている。すなわち、バネ一体カバー60が本体ブロック4に対して中間位置CCにおいてロックされた状態において、図78に示すごとく、ストッパー解除片67が板バネストッパー59の裏面突出部597を裏側から押圧する位置に配置される。これにより、板バネストッパー59における裏側プレート594以外の部分が表側へ浮くように弾性変形する。これに伴い、一対のストッパー突出片591が表側へ移動し、本体ブロック4の一対のストッパー係合部453から外れる。
また、図61に示すごとく、本体ブロック4の裏面には、バネ一体カバー60が前方位置CF(図71、図72)にあるときにストッパー解除片67が係合する解除片係合凹部467が形成されている。この解除片係合凹部467にロック爪662が係合することにより、バネ一体カバー60の前方への移動が規制されるよう構成されている。
本例において、刃物1を使用する際には、図65〜図68に示すごとく、バネ一体カバー60を後方位置CRにおいてロックする。この状態においては、バネ一体カバー60のロック爪662が本体ブロック4の後方係合凹部466(図61参照)に係合している。
また、替刃3の交換をする際には、図69、図70に示すごとく、バネ一体カバー60を中間位置CCにおいてロックする。この状態においては、ロック爪662が本体ブロック4の中間係合凹部465(図61参照)に係合している。そして、図78に示すごとく、バネ一体カバー60のストッパー解除片67が、板バネストッパー59の裏面突出部597を裏側から表側へ向かって押圧し、板バネストッパー59を弾性変形させる。これにより、ストッパー突出片591がストッパー係合部453から外れて、板バネストッパー59のストッパー機能が解除され、スライドブロック5の前進が許容される。そのため、この状態において、操作部55を前進させて、替刃3を取り外し、他の替刃3を装着することができる。
また、刃物1を使用しない場合においては、図71、図72に示すごとく、バネ一体カバー60を前方位置CFにおいてロックする。この状態においては、バネ一体カバー60のロック爪662が本体ブロック4の前方係合凹部464(図61参照)に係合している。このとき、ストッパー解除片67は、本体ブロック4の解除片係合凹部467(図61参照)に係合する。これにより、バネ一体カバー60が本体ブロック4に対してこれ以上前方へ移動することを規制する。
また、前方位置CF、中間位置CC、後方位置CRのそれぞれにおけるバネ一体カバー60のロック状態を解除する際には、爪押下部663を厚み方向Xの裏側(刀身本体2側)へ押し込む。これにより、ロック爪部662を、前方係合凹部464、中間係合凹部465、又は後方係合凹部466から外す。そして、長手方向Yにバネ一体カバー60をスライドさせることによって、前方位置CF、中間位置CC、後方位置CRの間で、バネ一体カバー60を移動させる。
また、前方位置CFからさらにバネ一体カバー60を本体ブロック4に対して前方へ移動させて刀身本体2からバネ一体カバー60を外すにあたっては、解除片押下部672を厚み方向Xの裏側(刀身本体2側)へ押し込む。これにより、本体ブロック4の解除片係合凹部467からストッパー解除片67が外れる。そして、その状態からバネ一体カバー60を前方へスライドさせることにより、刀身本体2(本体ブロック4)からバネ一体カバー60を外す。
その他は、実施例6と同様である。
本例の場合には、上記装着状態Sにおいて、バネ一体カバー60を前方位置CFにロックすることによって、使用者の安全を確保すると共に替刃3の破損を防ぐことができる。また、バネ一体カバー60が板バネ部661とロック爪662とを備え、本体ブロック4が前方係合凹部464、後方係合凹部466、及び中間係合凹部465を備える。これにより、前方位置CFと中間位置CCと後方位置CRとのいずれかにおいて、容易かつ確実に刀身本体2にバネ一体カバー60を固定することができる。また、バネ一体カバー60は、カバー本体65と板バネ部661とロック爪662とを、一枚の金属板によって一体的に形成してなる。それゆえ、部品点数を少なくすることができ、刃物1のコスト低減を図ることができる。
また、バネ一体カバー60は、ストッパー解除片67を備えている。これにより、バネ一体カバー60を中間位置CCにロックした際に、板バネストッパー59のストッパー機能が自動的に解除される。そのため、この状態において、本体ブロック4に対してスライドブロック5を前進させることができ、替刃3を容易に交換することができる。
その他、実施例6と同様の作用効果を有する。

Claims (14)

  1. 刀身本体に替刃を着脱可能に装着してなる刃物であって、
    上記替刃は、厚み方向に可撓性を有し、
    上記刀身本体は、本体ブロックと該本体ブロックに対して上記刃物の長手方向に進退可能に保持されたスライドブロックとからなり、
    上記本体ブロックは、上記替刃の裏面を支承する本体支承部と、表面側から上記替刃に係合する本体係合部とを有し、
    上記スライドブロックは、上記本体支承部よりも後方において上記替刃の上記裏面を支承する後方支承部と、上記替刃を後方へ引き込めるよう該替刃に係合するスライド係合部と、上記厚み方向の裏側に突出した裏側突起部とを有し、
    上記替刃を上記刀身本体に装着した装着状態において、上記替刃は、上記厚み方向に反るように弾性変形しており、上記スライドブロックは、上記替刃の弾性力によって上記厚み方向の裏側に押圧され、上記裏側突起部が、上記本体ブロックに設けた被係止部に係止されるよう構成してあることを特徴とする刃物。
  2. 請求項1に記載の刃物において、上記装着状態にあるとき、上記後方支承部は、上記本体支承部よりも、上記厚み方向の表側に突出していることを特徴とする刃物。
  3. 請求項1又は2に記載の刃物において、上記本体ブロックに対して上記長手方向にスライド可能に取り付けられると共に上記長手方向の双方に開口した筒状のストッパー兼用カバーを有し、該ストッパー兼用カバーは、上記替刃を覆う前方位置と、上記替刃を大きく露出させる後方位置と、上記前方位置と上記後方位置との中間の中間位置との3箇所においてロックできるよう構成されており、上記ストッパー兼用カバーは、上記後方位置にロックされたとき、上記スライドブロックの上記本体ブロックに対する進退を規制するよう構成してあることを特徴とする刃物。
  4. 請求項3に記載の刃物において、上記ストッパー兼用カバーは、上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向の一端に、上記本体ブロックと反対側に向って付勢された高さ方向板バネと、該高さ方向板バネにおける自由端に上記厚み方向の内側に向って形成された爪部とを有し、上記本体ブロックは、上記長手方向に形成されたスライド溝部と、長手方向の3箇所において該スライド溝部から上記高さ方向の外側へ向かって形成された前方係合溝、中間係合溝、及び後方係合溝とを有し、上記スライド溝部には、上記爪部がスライド可能に配置されると共に、上記前方係合溝、上記中間係合溝、又は上記後方係合溝に上記爪部を係合させることによって、それぞれ上記前方位置、上記中間位置、または上記後方位置において、上記ストッパー兼用カバーがロックされるよう構成してあることを特徴とする刃物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の刃物において、上記スライドブロックには、後端側から先端側へ行くほど上記厚み方向外側に向って立ち上がると共に上記厚み方向に付勢された厚み方向板バネが固定されており、上記装着状態において、上記厚み方向板バネの先端部が上記本体ブロックに設けた被当接部に当接することによって、上記スライドブロックが上記本体ブロックに対して前進することを防ぐよう構成してあることを特徴とする刃物。
  6. 請求項1又は2に記載の刃物において、上記スライドブロックには、上記厚み方向に弾性変形可能な板バネストッパーが固定されており、該板バネストッパーは、上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向に突出するストッパー突出片を有し、上記装着状態において、上記ストッパー突出片が上記本体ブロックに設けたストッパー係合部に係合することによって、上記スライドブロックが上記本体ブロックに対して前進することを防ぐよう構成してあることを特徴とする刃物。
  7. 請求項6に記載の刃物において、上記板バネストッパーは、上記高さ方向に変形可能に構成された裏側係合片を備え、該裏側係合片は、上記本体ブロックに設けた厚み方向係合部に裏面側から係合できるよう構成されていることを特徴とする刃物。
  8. 請求項6又は7に記載の刃物において、上記本体ブロックに対して上記長手方向にスライド可能に取り付けられると共に上記長手方向の双方に開口した筒状のカバー本体と、上記長手方向に延びるとともに上記厚み方向に弾性変形可能な板バネ部と、該板バネ部の可動端に設けられたロック爪とを、一枚の金属板によって一体的に形成してなるバネ一体カバーを有し、上記本体ブロックは、上記長手方向の3箇所において上記厚み方向に窪んだ前方係合凹部、後方係合凹部、及び中間係合凹部を有し、上記前方係合凹部、上記後方係合凹部、又は上記中間係合凹部に上記ロック爪が係合することにより、それぞれ上記替刃を覆う前方位置、上記替刃を大きく露出させる後方位置、又は上記前方位置と上記後方位置との中間の中間位置において、上記バネ一体カバーをロックできるよう構成されていることを特徴とする刃物。
  9. 請求項8に記載の刃物において、上記バネ一体カバーは、上記本体ブロックに対して上記中間位置においてロックされた状態において、上記板バネストッパーを上記厚み方向に弾性変形させて上記ストッパー突出片が上記ストッパー係合部から外れるよう押圧するストッパー解除片を備えていることを特徴とする刃物。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の刃物において、上記替刃は、上記厚み方向に貫通した開口部を有し、上記本体係合部は、上記本体支承部から上記厚み方向の表側へ突出し、上記装着状態において上記開口部に挿嵌されると共に該開口部の先端に当接し、上記スライド係合部は、上記後方支承部から上記厚み方向の表側に突出し、上記装着状態において上記開口部に挿嵌されると共に該開口部の後端に当接するよう構成してあることを特徴とする刃物。
  11. 請求項10に記載の刃物において、上記スライドブロック及び上記本体ブロックのいずれか一方は、上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向の相手側に向って付勢された高さ方向弾性部材を有し、上記刃物の使用時において、上記高さ方向弾性部材の付勢力によって上記スライドブロックが上記本体ブロックに対して下方へ押圧され、上記スライド係合部が上記開口部の後端部を下方へ押圧することにより、上記替刃が、上記開口部において、上記スライド係合部の下面と、上記本体係合部の後端部の上面と、該本体係合部の前端部の下面との3点によって支持されるよう構成してあり、上記下方とは、上記高さ方向のうち上記替刃の刃が形成された側であり、上記上方とは、その反対側であることを特徴とする刃物。
  12. 請求項10に記載の刃物において、上記本体ブロック及び上記スライドブロックのうち、上記高さ方向弾性部材を形成していない方は、上記スライドブロックを上記本体ブロックに対して前進させた刃替状態において、上記高さ方向弾性部材に上記高さ方向から圧接可能な前方圧接部を有し、上記高さ方向弾性部材が上記前方圧接部に対して圧接することにより、上記本体ブロックに対する上記スライドブロックの進退を規制するよう構成されていることを特徴とする刃物。
  13. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の刃物において、上記スライドブロックは、上記替刃の後端に対して、上記長手方向に対向する後方対向面を有し、上記スライドブロックを上記本体ブロックに対して前進させたとき、上記後方対向面が上記替刃の後端に当接して上記替刃を前方へ押し出すよう構成してあることを特徴とする刃物。
  14. 請求項13に記載の刃物において、上記スライドブロックは、上記裏側突起部よりも前方において、上記後方支承部及び上記スライド係合部を備えた中央片と、該中央片に対して上記長手方向及び上記厚み方向に直交する高さ方向の双方に配される一対の分岐片とに分岐しており、該一対の分岐片の前端に上記後方対向面が形成されていることを特徴とする刃物。
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