JP4005417B2 - 手術用メス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に医療機関が手術の際に使用する手術用メスに関する。
【0002】
【従来の技術】
手術用メスであって使用しないときに刃体を覆うことができるものは従来から存在している。その構成は、ホルダーの長さ方向にガイド溝を設け、刃体を結合したスライダ−を刃体と共にそのガイド溝内に摺動可能に装着し、スライダ−を前後に摺動させることによって刃体をホルダーの先端から出没するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の手術用メスは上述した通りの構成であり、刃体はスライダ−に結合されていて、そのスライダ−は摺動可能にホルダーのガイド溝内に嵌挿されている。したがって、刃体はホルダーに完全に固着されていないので、使用中に刃体がホルダーに対してガタつくことは否めない。そこで、本発明は、刃体がホルダーに完全に固着されてガタつくことがなく、しかも使用しないときは刃体を覆うことができる手術用メスを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、細長く形成されたホルダーと、該ホルダーの先端部に固着された刃体と、ホルダーに取付けられ長手方向に摺動して刃体の露出と覆いを行なうカバーとを含み、カバーは中空であって両端が開放され、ホルダーの先端部から所定の位置までは前記カバーを摺動するためのカバー摺動部に形成され、カバーを前記カバー摺動部の表面に被せるようにはめることによってカバーを摺動可能とした手術用メスであって、前記カバー摺動部は断面がほぼ矩形に形成されその底面に複数の係止凹部が前後に距離を置いて設けられ、カバーの内部の断面もほぼ矩形に形成され、カバーの両側面の後端から前方に延びるスリットを設けることにより、該スリットよりも下方部分を揺動可能な揺動部とし、該揺動部の底に係止突起が一体に設けられ、揺動部を下方に揺動させたときに係止凹部と係止突起 との係止状態が解除されてカバーを摺動させることができ、係止突起が前方の係止凹部に係止したときにカバーは刃体をその先端まで覆い、係止突起が後方の係止凹部に係止したときにカバーは後退して刃体が露出する構成である。
【0005】
請求項2は、スリットが、カバーの両側面の後端のほぼ中ほどの高さから切り込まれ、直線状に所定の長さで前方に延び、そこから下方に向い、カバーの内部の底に近接した位置から再び直線状に所定の長さで前方に延びている要素が請求項1に付加された構成である。
【0006】
請求項3は、カバー摺動部に設けられた係止凹部の断面は逆台形の形状であり、カバーの揺動部の底に設けられた係止突起の断面は矩形の形状である要素が請求項1又は請求項2に付加された構成である。
【0007】
【発明の効果】
請求項1は、細長く形成されたホルダーと、該ホルダーの先端部に固着された刃体と、ホルダーに取付けられ長手方向に摺動して刃体の露出と覆いを行なうカバーとを含み、カバーは中空であって両端が開放され、ホルダーの先端部から所定の位置までは前記カバーを摺動するためのカバー摺動部に形成され、カバーを前記カバー摺動部の表面に被せるようにはめることによってカバーを摺動可能とした手術用メスであって、前記カバー摺動部は断面がほぼ矩形に形成されその底面に複数の係止凹部が前後に距離を置いて設けられ、カバーの内部の断面もほぼ矩形に形成され、カバーの両側面の後端から前方に延びるスリットを設けることにより、該スリットよりも下方部分を揺動可能な揺動部とし、該揺動部の底に係止突起が一体に設けられ、揺動部を下方に揺動させたときに係止凹部と係止突起との係止状態が解除されてカバーを摺動させることができ、係止突起が前方の係止凹部に係止したときにカバーは刃体をその先端まで覆い、係止突起が後方の係止凹部に係止したときにカバーは後退して刃体が露出する。したがって、使用時にカバーを握ったときに、その握った指の力でカバーの内部の底に設けられた係止突起が下方へ移動することはありえないので、使用中に係止状態が解除することが全く無く、カバーを確実に固定することができる。また、係止凹部と係止突起の係脱はカバー自体を要素とする揺動部の揺動によって行なわれるので、カバーの表面に操作用の突起等が出ることがなく、カバーの握り心地がよく且つカバーを誤って移動させる虞もない。
【0008】
請求項2は、スリットが、カバーの両側面の後端のほぼ中ほどの高さから切り込まれ、直線状に所定の長さで前方に延び、そこから下方に向い、カバーの内部の底に近接した位置から再び直線状に所定の長さで前方に延びている。したがって、図1乃至図3から明らかなように、揺動部を操作するために十分に広い操作面が揺動部の両側面に形成されるのでカバーの摺動を円滑に行なうことができる。
【0009】
請求項3は、カバー摺動部に設けられた係止凹部の断面は逆台形の形状であり、カバーの揺動部の底に設けられた係止突起の断面は矩形の形状である。係止凹部の断面を逆台形にすれば係止凹部から滑り出すことがなくカバーを確実に係止することができる。仮に、係止凹部の断面形状が矩形であるときは、カバーの係止中に長手方向の強い力が加わったときに、係止突起が揺動部のたわみと共に係止凹部から滑り出す虞がある。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に従って説明する。ホルダー1はプラスチックで細長く形成され先端に刃体2が固着されている。固着の方法は、ホルダーに細長突起3を設け、刃体2に設けた孔部4にその細長突起3を嵌合することにより行なわれる。ホルダー1の長さはほぼ13cmであるが、この数値に限定されないことは勿論である。
【0011】
ホルダー1のほぼ中央部に段差5が設けられ、この段差5よりも前方部分は細く形成されており、この部分がカバー6を摺動自在に取付けるためのカバー摺動部7である。カバー摺動部7の底面には前後に距離を置いて2つの係止凹部8,9が設けられている。
【0012】
カバー6はほぼ矩形の筒状に形成されており、前端と後端は開放されている。カバー6の後端のほぼ中ほどの高さから前方に延びるスリット10が切り込まれ、スリット10はカバー6の後端から前方に直線状に所定の位置まで延び、そこから斜め下方に向い、カバーの底11に近接した位置から再び直線状に所定の長さで前方に延びている。
【0013】
スリット10を設けることによりカバー6と一体の揺動部12が形成され、揺動部12の側面に指を当てて揺動部12を引き下げるための操作部13が形成される。また、揺動部12の底14には1つの係止突起15が一体に設けられている。したがって、この係止突起15は揺動部12の揺動と共に上下に可動である。
【0014】
本発明のメスを組立てるときは、カバー6の後端開放口16から刃体2及びカバー摺動部7を挿入する。カバー摺動部7の刃体取り付け部の後方に下向き傾斜面17が形成されているので、カバー摺動部7をカバー6に挿入したときに、底14の幅の半分程度の幅に形成されている係止突起15が下向き傾斜面17に当って下方に押されると共に揺動部12が下方に揺動する。さらにそのまま挿入していけば係止突起15は前方の係止凹部8内に入ってカバー6は固定される。カバー6のこの固定位置で刃体2はカバー6に覆われ、使用する直前まではこの状態が保たれている。
【0015】
本発明のメスを使用するときは、揺動部12の操作部13に指を当てて揺動部12を引き下げる。その結果、係止突起15が移動し係止凹部8から出て係止が解除されるので、カバー6を後方に摺動させ係止突起15を後方の係止凹部9に係止する。この操作によって刃体2を露出させることができる。
【0016】
段差5の高さはカバー6の厚みと同じ数値であるから、カバー6を後方に摺動させたときはカバー6の表面とホルダーの表面との境目に段差が生じないのでメスが握り易いという効果を奏する。使用後は再び係止を解除してカバー6を前方に摺動させ、係止突起15を前方の係止凹部8に係止させればよい。
【0017】
図4に示したように、係止突起15の断面は矩形であるのに対して、係止凹部8,9の断面は逆台形の形状に形成されている。このようにした理由は、係止凹部8,9の断面が矩形であるときは、カバー6の係止中に長手方向の強い力が加わったときに、係止突起15が揺動片12のたわみと共に係止凹部8,9内から滑り出すことがあるからである。係止凹部8,9の断面を逆台形にすれば係止凹部8,9から滑り出すことがなくカバー6を確実に係止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の使用状態を示す斜視図
【図2】 本発明の使用前の状態を示す斜視図
【図3】 本発明の分解斜視図
【図4】 本発明のカバーの断面図
【符号の説明】
1 ホルダー
2 刃体
3 細長突起
4 孔部
5 段差
6 カバー
7 カバー摺動部
8 係止凹部
9 係止凹部
10 スリット
11 カバーの底
12 揺動部
13 操作部
14 揺動片の底
15 係止突起
16 後端開放口
17 下向き傾斜面
18 係止凹部

Claims (3)

  1. 細長く形成されたホルダーと、該ホルダーの先端部に固着された刃体と、ホルダーに取付けられ長手方向に摺動して刃体の露出と覆いを行なうカバーとを含み、カバーは中空であって両端が開放され、ホルダーの先端部から所定の位置までは前記カバーを摺動するためのカバー摺動部に形成され、カバーを前記カバー摺動部の表面に被せるようにはめることによってカバーを摺動可能とした手術用メスであって、前記カバー摺動部は断面がほぼ矩形に形成されその底面に複数の係止凹部が前後に距離を置いて設けられ、カバーの内部の断面もほぼ矩形に形成され、カバーの両側面の後端から前方に延びるスリットを設けることにより、該スリットよりも下方部分を揺動可能な揺動部とし、該揺動部の底に係止突起が一体に設けられ、揺動部を下方に揺動させたときに係止凹部と係止突起との係止状態が解除されてカバーを摺動させることができ、係止突起が前方の係止凹部に係止したときにカバーは刃体をその先端まで覆い、係止突起が後方の係止凹部に係止したときにカバーは後退して刃体が露出することを特徴とする手術用メス。
  2. スリットは、カバーの両側面の後端のほぼ中ほどの高さから切り込まれ、直線状に所定の長さで前方に延び、そこから下方に向い、カバーの内部の底に近接した位置から再び直線状に所定の長さで前方に延びている請求項1記載の手術用メス。
  3. カバー摺動部に設けられた係止凹部の断面は逆台形の形状であり、カバーの揺動部の底に設けられた係止突起の断面は矩形の形状である請求項1又は請求項2記載の手術用メス
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