JPWO2011067846A1 - 映像表示システム、管理サーバ、映像表示装置および映像表示方法 - Google Patents

Abstract

本発明の映像表示システムは、複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納される管理サーバと携帯情報端末と映像表示装置を有する。管理サーバは、利用者の認証が成功した携帯情報端末から、所定の画像ファイルの表示要求を受けると、その画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行し、その後、携帯情報端末から画像データの更新要求を受け付けるとワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新する。映像表示装置は、定期的にワンタイムＵＲＬにアクセスし、取得した画像データと現在表示している画像データとに差分があるときにのみ、現在表示している画像データを新たに取得した画像データに更新する。

Description

本発明は、機密性の高い情報を扱う映像表示システムおよび映像表示方法に関する。

従来、商品の説明や企画の提案等のプレゼンテーションは、紙媒体の資料を用いて行われるのが一般的であった。一方、近年の映像技術の発展に伴い、プレゼンテーションは、プロジェクタ等を用いて大画面に画像を表示する形態で実施されるようになってきている。プロジェクタ等を用いてプレゼンテーションが実施される場合、プレゼンテーション用の資料は、ノートパソコンやＵＳＢ（Universal Serial Bus）メモリのように持ち運び可能な端末に電子データとして格納され、プレゼンテーションを実施する場所まで持参される。

しかし、プレゼンテーション用の資料を格納した端末の紛失や盗難が発生した場合、機密性の高い情報が外部に漏洩するおそれがあった。電子データはネットワーク上で取り扱われやすく、漏洩した情報はインターネットを通して世界中に広がっていく危険も大きなため、情報漏洩への対策は重要となる。

情報漏洩に対する対策として、特許文献１には、情報漏洩を低減するための技術が開示されている。

特許文献１に開示されたシステムは、管理サーバ、ファイルサーバ、画像受信装置、および、携帯情報端末から構成されている。ファイルサーバは、プレゼンテーションで用いられるファイルを格納している。

社外でプレゼンテーションを実施する場合、利用者は、まず、画像受信装置を用いて、管理サーバに画像データ転送のためのセッションの確立を要求する。画像受信装置と管理サーバとの間のセッションが確立すると、利用者は、携帯情報端末を用いてファイルサーバにアクセスし、必要とされるファイルをファイルサーバから管理サーバに転送する。ファイルサーバからファイルを受信した管理サーバは、受信したファイルを画像データのファイルに変換し、その画像データのファイルのうちの最初の画像データを画像受信装置に送信する。画像受信装置は、管理サーバから受信した画像データを表示する。

利用者は、携帯情報端末を用いて、ファイルの進行（進む、戻る等）を指定する進行情報を管理サーバに送信する。管理サーバは、受信したファイルの進行情報を記憶し、その進行情報に従って、進行情報で指定された画像データを画像受信装置に送信する。

特開２００７−１２９２９６号公報

しかしながら、特許文献１に開示された技術では、管理サーバは、進行情報で予め定められた順序で画像データを画像受信装置に送信する。このため、画像受信装置は、プレゼンテーションを実施しているときに、進行情報で定められた画像データ以外の画像データを表示することができなかった。利用者は、プレゼンテーションのスケジュールを柔軟に変更することができず、プレゼンテーションの実施中に、顧客から過去に表示された画像が見たいという要望を受けても、その要望に応えることができなかった。また、プレゼンテーションの実施中に顧客から質問を受けた場合、その質問に答えるために適切な画像を表示することができないという問題点もあった。

本発明の目的は、セキュリティ性を保ちながら、管理サーバに格納された画像ファイルを外部から閲覧することができる映像表示システムにおいて、表示する画像の切り換えを任意に制御するための技術を提供することである。

上記目的を達成するために、本発明の映像表示システムは、管理サーバと携帯情報端末と映像表示装置を備える映像表示システムであって、前記管理サーバは、複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納されるデータ格納手段と、前記携帯情報端末からの送信内容により、送信した利用者が、前記画像データの利用が許可されている者であるかを認証する認証手段と、前記認証手段により認証が得られた後に、前記携帯情報端末からの、所定の前記画像ファイルを前記映像表示装置で表示するための画像表示要求を受け付けると、前記所定の画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行して前記携帯情報端末へ返信し、その後に、前記携帯情報端末から画像データを更新する旨の更新要求を受け付けると前記ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新する制御手段と、を有し、前記映像表示装置は、前記携帯情報端末およびネットワークとの通信機能を備え、前記携帯情報端末からワンタイムＵＲＬを含む情報を取得すると該ワンタイムＵＲＬにアクセスして画像データを取得して表示することを定期的に行い、該取得した画像データと現在表示している画像データとを比較し、差分があるときにのみ、現在表示している画像データをあらたに取得した画像データに更新することを特徴とする。

また、上記目的を達成するために、本発明の管理サーバは、携帯情報端末と映像表示装置とともに映像表示システムを構成する管理サーバであって、複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納されるデータ格納手段と、前記携帯情報端末からの送信内容により、送信した利用者が、前記画像データの利用が許可されている者であるかを認証する認証手段と、前記認証手段により認証が得られた後に、前記携帯情報端末からの、所定の前記画像ファイルを前記映像表示装置で表示するための画像表示要求を受け付けると、前記所定の画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行して前記携帯情報端末へ返信し、その後に、前記携帯情報端末から画像データを更新する旨の更新要求を受け付けると前記ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新する制御手段と、を有することを特徴とする。

また、上記目的を達成するために、本発明の映像表示装置は、複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納される管理サーバと携帯情報端末とともに映像表示システムを構成する映像表示装置であって、前記携帯情報端末およびネットワークとの通信機能を備え、前記携帯情報端末から、所定の前記画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを含む情報を取得すると該ワンタイムＵＲＬにアクセスして画像データを取得することを定期的に行う通信処理手段と、前記取得した画像データを表示する表示手段と、前記取得した画像データと現在表示している画像データとを比較し、差分があるときにのみ、現在表示している画像データをあらたに取得した画像データに更新する画像処理手段とを有することを特徴とする。

また、上記目的を達成するために、本発明の映像表示方法は、複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納される管理サーバと、携帯情報端末と、該携帯情報端末およびネットワークとの通信機能を備える映像表示装置を有する映像表示システムの映像表示方法であって、前記管理サーバが、前記携帯情報端末からの送信内容により、送信した利用者が、前記画像データの利用が許可されている者であるかを認証し、前記認証が得られた後に、前記携帯情報端末からの、所定の前記画像ファイルを前記映像表示装置で表示するための画像表示要求を受け付けると、前記所定の画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行して前記携帯情報端末へ返信し、前記映像表示装置が、前記携帯情報端末からワンタイムＵＲＬを含む情報を取得すると該ワンタイムＵＲＬにアクセスして画像データを取得して表示することを定期的に行い、前記管理サーバが、前記携帯情報端末から画像データを更新する旨の更新要求を受け付けると前記ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新し、前記映像表示装置が、前記取得した画像データと現在表示している画像データとを比較し、差分があるときにのみ、現在表示している画像データをあらたに取得した画像データに更新する。

本発明によれば、セキュリティ性を保ちながら、管理サーバに格納された画像ファイルを外部から閲覧することができる映像表示システムにおいて、表示する画像の切り換えを任意に制御することができる。

本実施形態の映像表示システムの構成を示すシステム構成図である。 本実施形態の管理サーバの構成を示す構成図である。 本実施形態の映像表示装置の構成を示す構成図である。 図１に示した映像表示システムで画像を表示するときの管理サーバ１と携帯情報端末２と映像表示装置４の処理手順を示すシーケンス図である。 ログイン画面の例を示す図である。 携帯情報端末２が表示するファイル一覧情報の例を示す図である。 携帯情報端末２が表示する詳細内容情報の例を示す図である。 電子メール作成画面の例を示す図である。 送信先が入力された電子メール作成画面の例を示す図である。 携帯情報端末２が表示するデータ一覧情報の例を示す図である。 映像表示システムで画像を表示するときの管理サーバ１の処理手順を示すフローチャートである。 図３に示した映像表示装置４が画像データを表示するときの処理手順を示すフローチャートである。 一般的なウェブブラウザのブラウザ画面を用いた画像データの表示例を示す図である。

次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。

図１は本実施形態の映像表示システムの構成を示すシステム構成図である。

図１に示すように、本実施形態の映像表示システムは、管理サーバ１、携帯情報端末２、基地局３、映像表示装置４、情報処理装置５及びメールサーバ６を有し、それらがネットワーク１０を介して接続される。

管理サーバ１は、ネットワーク１０に接続可能なファイル管理サーバである。

図２は本実施形態の管理サーバの構成を示す構成図である。

図２に示すように、本実施形態の管理サーバ１は、認証部１１、制御部１２、送受信部１３及びデータ格納部１４を有する。

データ格納部１４には、予め、プレゼンテーション等で用いられる、複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納されている。データ格納部１４に格納される画像ファイルは、情報処理装置５の利用者が情報処理装置５を介して事前に登録したものが含まれる。

認証部１１は、携帯情報端末２の利用者が、画像データの利用が許可されている者であるかを認証する機能を有する。

認証部１１は、携帯情報端末２から、その携帯情報端末２の利用者が、画像データの利用が許可されている者であるかを認証するための認証要求を受信すると、例えば、パスワード確認による認証を実施する。認証が成功すると、認証部１１は、携帯情報端末２の認証が成功した旨を示す認証成功通知を制御部１２に送信する。認証成功通知には、認証された利用者を示すユニークな利用者識別ＩＤ（Identification）と、携帯情報端末２のアドレス情報が含まれる。

制御部１２は、データ格納部１４に格納された画像ファイルのうちの所定の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を管理する機能を有する。ワンタイムＵＲＬは、画像データにアクセスするためのアドレス情報であり、認証が成功した利用者の携帯情報端末から画像ファイルを構成する画像データの表示要求が行われたときに、画像ファイル毎に割り当てられる。

制御部１２は、認証部１１から認証成功通知を受信すると、認証された利用者が閲覧することが許可されている画像ファイルの一覧を示すファイル一覧情報を、携帯情報端末２に送信する。

データ格納部１４には、利用者識別ＩＤ毎に、利用者が閲覧することが許可されている画像ファイルを示す情報が管理されている。また、データ格納部１４では、画像ファイルはフォルダ毎に管理されており、ファイル一覧情報には、所定のフォルダに存在する、認証された利用者が閲覧することが許可されている画像ファイルのファイル名の一覧と、そのフォルダのフォルダ名が含まれる。

また、制御部１２は、携帯情報端末２から、所定の画像ファイルを映像表示装置４で表示するための画像表示要求を受け付けると、その画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行する。画像表示要求には、映像表示装置４で表示する画像ファイルを示すユニークなファイル識別ＩＤが含まれる。制御部１２は、利用者の認証が得られた後、携帯情報端末２の自サーバへの接続が継続している間にのみ、発行したワンタイムＵＲＬを有効とする。

ワンタイムＵＲＬを発行すると、制御部１２は、発行したワンタイムＵＲＬを含むＵＲＬ情報を携帯情報端末２に送信する。

また、制御部１２は、発行したワンタイムＵＲＬに映像表示装置４からアクセスされると、そのワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを映像表示装置４に送信する。

これにより、映像表示装置４は、所定の画像ファイルのうちの最初の画像データを取得できる。映像表示装置４が最初の画像データ以外の画像データを取得するためには、例えば、画像データ毎に異なるワンタイムＵＲＬを割り当てる方法があげられる。しかし、この方法では、利用者は、表示する画像データを切り換える毎に、各画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを取得しなおさなければならず、操作が煩雑になる。

利用者の操作が煩雑にならないように、映像表示装置４は、同一のワンタイムＵＲＬへのアクセスで最初の画像データ以外の画像データも取得できるようにするのが望ましい。そこで、本実施形態の管理サーバ１は、ワンタイムＵＲＬにアクセスされたときに送信する画像データを、携帯情報端末２からの要求に応じて変更する。これにより、映像表示装置４は、同一のワンタイムＵＲＬへアクセスすることで、最初の画像データ以外の画像データも取得できる。

具体的には、制御部１２は、発行したワンタイムＵＲＬを含むＵＲＬ情報を携帯情報端末２に送信した後、画像表示要求で指定された画像ファイルが備える画像データの一覧を示すデータ一覧情報をその携帯情報端末２に送信する。

そして、制御部１２は、携帯情報端末２から、画像データを更新する旨の更新要求を受信すると、ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新する。更新要求には、映像表示装置４で表示する画像データを示すユニークなデータ識別ＩＤが含まれる。

尚、ワンタイムＵＲＬ自体が漏洩してしまった場合、ワンタイムＵＲＬを知った第三者に画像データが漏洩するおそれがある。そのため、管理サーバ１は、利用者の認証が成功した携帯情報端末２から更新要求を受信したときのみ、ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新し、映像表示装置４から更新要求を受信しても、ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新しない。また、制御部１２は、発行したワンタイムＵＲＬについて、複数の装置からのアクセスを制限し、一台の装置からのアクセスを許可した後は、他の装置からのアクセスを禁止する。

これにより、映像表示装置４が画像ファイルのうちの最初の画像データを表示している場合、他の装置にその画像データが送信されることはない。利用者は、映像表示装置４が画像データを正常に表示していることを確認してから、携帯情報端末２を用いて、管理サーバ１が送信する画像データの更新を要求することにより、最初の画像データ以外の画像データの漏洩を抑止できる。

送受信部１３は、ネットワーク１０を介して外部の機器との通信を行う機能を有する。外部の機器との間の通信は、全て、送受信部１３を介して行われる。

以下に、本実施形態の携帯情報端末２の動作の概略について説明する。

携帯情報端末２は、携帯電話、ＰＨＳ（Personal Handyphone System）あるいはＰＤＡ（Personal Digital Assistants）等のような通信端末である。

携帯情報端末２は、利用者が、前記画像データの利用が許可されている者であることの認証を要求するために、管理サーバ１に認証要求を送信する。

携帯情報端末２は、管理サーバ１からファイル一覧情報を受信すると、受信したファイル一覧情報を表示し、映像表示装置４に表示する画像ファイルの指定を利用者から受け付ける。映像表示装置４に表示する画像ファイルが利用者から指定されると、携帯情報端末２は、指定された画像ファイルのファイル識別ＩＤを含む画像表示要求を管理サーバ１に送信する。

また、携帯情報端末２は、管理サーバ１からＵＲＬ情報を受信すると、受信したＵＲＬ情報を電子メールで映像表示装置４に送信する。携帯情報端末２からの電子メールは、メールサーバ６を介して、映像表示装置４に送信される。

また、携帯情報端末２は、管理サーバ１からデータ一覧情報を受信すると、受信したデータ一覧情報を表示し、映像表示装置４に表示する画像データの指定を利用者から受け付ける。映像表示装置４に表示する画像データが利用者から指定されると、携帯情報端末２は、指定された画像データのデータ識別ＩＤを含む更新要求を管理サーバ１に送信する。

基地局３は、携帯情報端末２と直接通信する基地局であり、携帯情報端末２とネットワーク１０との間の通信を仲介する。

映像表示装置４は、ネットワーク１０との通信機能を備えた装置であり、プレゼンテーション等で画像データを表示するために用いられる。映像表示装置４は、プレゼンテーションを実施する場所に設置されて用いられる。映像表示装置４の例としては、ネットワーク接続機能を有するプロジェクタや、ノートパソコン等があげられる。例えば、映像表示装置４としてノートパソコンが用いられる場合、そのノートパソコンの映像出力端子を、図示しない汎用的なプロジェクタに接続し、そのプロジェクタで画像を表示するようにしてもよい。

図３は本実施形態の映像表示装置の構成を示す構成図である。

図３に示すように、本実施形態の映像表示装置４は、通信処理部２１、画像処理部２２、表示部２３、受信画像格納部２４及び表示画像格納部２５を有する。

通信処理部２１は、携帯情報端末２からＵＲＬ情報を受信すると、受信したＵＲＬ情報に含まれるワンタイムＵＲＬにアクセスする。そして、管理サーバ１から画像データを受信すると、通信処理部２１は、受信した画像データを受信画像格納部２４に格納する。

前述した通り、携帯情報端末２は、映像表示装置４に表示する画像データの指定を利用者から受け付け、指定された画像データのデータ識別ＩＤを含む更新要求を管理サーバ１に送信する。更新要求を受信した管理サーバ１は、ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新する。このとき、映像表示装置４は、更新された画像データを受信するために、再度、ワンタイムＵＲＬへアクセスする必要がある。ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データが更新されたときに、利用者が、映像表示装置４を用いてワンタイムＵＲＬへアクセスしなければならないのでは、利便性が悪い。そのため、通信処理部２１は、ＵＲＬ情報を受信した後、そのＵＲＬ情報に含まれるワンタイムＵＲＬへ定期的にアクセスし、管理サーバ１から画像データを受信する。

通信処理部２１が画像データを受信し、その画像データを受信画像格納部２４に格納すると、画像処理部２２は、受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとを読み出し、比較する。比較した結果、差分がある場合、画像処理部２２は、表示画像格納部２５に格納された画像データを受信画像格納部２４に格納された画像データに更新する。

尚、画像処理部２２は、比較処理の高速化を図るため、それぞれの画像データについてハッシュ関数を用いてハッシュ値を算出し、そのハッシュ値を比較することにより差分があるか否かを判別するようにしてもよい。

表示部２３は、表示画像格納部２５に格納された画像データを表示する。

受信画像格納部２４には、管理サーバ１から受信した画像データが格納される。

表示画像格納部２５には、表示部２３が表示する画像データが格納される。

次に図１に示した映像表示システムで画像を表示するときの管理サーバ１と携帯情報端末２と映像表示装置４の処理手順について説明する。

図４は図１に示した映像表示システムで画像を表示するときの管理サーバ１と携帯情報端末２と映像表示装置４の処理手順を示すシーケンス図である。

図４に示すように、利用者から管理サーバ１へのアクセスが要求されると、携帯情報端末２は、まず、ログインを要求する旨を示すログイン要求を管理サーバ１に送信する（ステップＳ１）。携帯情報端末２からログイン要求を受信すると、管理サーバ１の認証部１１は、携帯情報端末２にログイン画面を送信する（ステップＳ２）。

管理サーバ１の認証部１１からログイン画面を受信すると、携帯情報端末２は、受信したログイン画面を表示する（ステップＳ３）。携帯情報端末２が表示するログイン画面の例を図５に示す。図５に示すように、利用者は、ログイン画面からユーザ名とパスワードを入力することができる。

利用者によってユーザ名とパスワードが入力されると、携帯情報端末２は、入力されたユーザ名とパスワードを含む認証要求を管理サーバ１に送信する（ステップＳ４）。

携帯情報端末２から認証要求を受信すると、管理サーバ１の認証部１１は、その認証要求を送信した利用者が、画像データの利用が許可されている者であるかを、ユーザ名とパスワードに基づいて認証する（ステップＳ５）。認証が成功すると、認証部１１は、認証成功通知を制御部１２に送信する。認証成功通知を受信すると、制御部１２は、ファイル一覧情報を携帯情報端末２に送信する（ステップＳ６）。

管理サーバ１からファイル一覧情報を受信すると、携帯情報端末２は、受信したファイル一覧情報を表示する（ステップＳ７）。携帯情報端末２が表示するファイル一覧情報の例を図６に示す。図６に示す例では、フォルダＡに存在する、認証された利用者が閲覧することが許可されている画像ファイルの一覧が表示される。利用者は、必要に応じてフォルダを変更したり、画像ファイルの詳細な内容を確認したりすることができる。

利用者によって画像ファイルの一覧を表示するフォルダが指定されると、携帯情報端末２は、指定されたフォルダのフォルダ名を含むフォルダ変更要求を管理サーバ１に送信する。管理サーバ１の制御部１２は、携帯情報端末２からフォルダ変更要求を受信すると、そのフォルダ変更要求で指定されたフォルダのファイル一覧情報を携帯情報端末２に送信する。

一方、利用者によって、所定の画像ファイルの詳細な内容の表示が要求されると、携帯情報端末２は、その画像ファイルのファイル識別ＩＤを含む詳細内容要求を管理サーバ１に送信する。管理サーバ１の制御部１２は、携帯情報端末２から詳細内容要求を受信すると、その詳細内容要求で指定された画像データの詳細内容情報を携帯情報端末２に送信する。管理サーバ１から詳細内容情報を受信すると、携帯情報端末２は、受信した詳細内容情報を表示する。携帯情報端末２が表示する詳細内容情報の例を図７に示す。

利用者によって映像表示装置４に表示する画像ファイルが指定されると、携帯情報端末２は、指定された画像ファイルのファイル識別ＩＤを含む画像表示要求を管理サーバ１に要求する（ステップＳ８）。

携帯情報端末２から画像表示要求を受信すると、管理サーバ１の制御部１２は、画像表示要求で指定された画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行する（ステップＳ９）。管理サーバ１の制御部１２は、ワンタイムＵＲＬを発行すると、発行したワンタイムＵＲＬを含むＵＲＬ情報を携帯情報端末２に送信する（ステップＳ１０）。

管理サーバ１の制御部１２は、ＵＲＬ情報を携帯情報端末２に送信すると、さらに、画像表示要求で指定された画像ファイルについてのデータ一覧情報を携帯情報端末２に送信する（ステップＳ１１）。

ステップＳ１０で管理サーバ１からＵＲＬ情報を受信すると、携帯情報端末２は、受信したＵＲＬ情報を映像表示装置４に通知するための電子メールを作成する（ステップＳ１２）。携帯情報端末２が表示する電子メール作成画面の例を図８に示す。図８に示すように、電子メールの本文欄には、管理サーバ１から受信したＵＲＬ情報に含まれるワンタイムＵＲＬが携帯情報端末２によって記載される。そして、図９に示すように、利用者によって送信先欄に映像表示装置４のメールアドレスが入力され、この電子メールは、映像表示装置４に送信される（ステップＳ１３）。

携帯情報端末２からワンタイムＵＲＬが記載された電子メールを受信すると、映像表示装置４の通信処理部２１は、そのワンタイムＵＲＬにアクセスする（ステップＳ１４）。映像表示装置４からワンタイムＵＲＬにアクセスされると、管理サーバ１の制御部１２は、そのワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを映像表示装置４に送信する（ステップＳ１５）。尚、このとき送信される画像データは、画像ファイルのうちの最初の画像データである。

管理サーバ１から画像データを受信すると、映像表示装置４の通信処理部２１は、受信した画像データを受信画像格納部２４に格納する。受信した画像データが受信画像格納部２４に格納されると、画像処理部２２は、受信画像格納部２４に格納された画像データを表示画像格納部２５に複写する。そして、映像表示装置４の表示部２３は、表示画像格納部２５に格納された画像データを表示する（ステップＳ１６）。

その後、一定時間が経過すると、映像表示装置４の通信処理部２１は、再度、ワンタイムＵＲＬへアクセスし（ステップＳ１７）、管理サーバ１から画像データを受信する（ステップＳ１８）。

管理サーバ１から画像データを受信すると、映像表示装置４の通信処理部２１は、受信した画像データを受信画像格納部２４に格納する。受信した画像データが受信画像格納部２４に格納されると、画像処理部２２は、受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとを読み出し、比較する（ステップＳ１９）。

このとき、受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとは同一であるため、画像処理部２２は、表示画像格納部２５に格納された画像データを更新しない。

その後、映像表示装置４の通信処理部２１と画像処理部２２は、ステップＳ１７〜ステップＳ１９の処理を定期的に行う。

一方、携帯情報端末２は、ワンタイムＵＲＬが記載された電子メールを映像表示装置４に送信すると、ステップＳ１１で管理サーバ１から受信したデータ一覧情報を表示する（ステップＳ２０）。携帯情報端末２が表示するデータ一覧情報の例を図１０に示す。図１０に示す例では、ファイル３が備える画像データの一覧が表示される。

利用者によって映像表示装置４に表示する画像データが指定されると、携帯情報端末２は、指定された画像データのデータ識別ＩＤを含む更新要求を管理サーバ１に送信する（ステップＳ２１）。

携帯情報端末２から更新要求を受信すると、管理サーバ１の制御部１２は、ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新要求で指定された画像データに更新する（ステップＳ２２）。

その後、映像表示装置４が、ワンタイムＵＲＬにアクセスすると（ステップＳ２３）、管理サーバ１の制御部１２は、ステップＳ２２で更新された画像データを送信する（ステップＳ２４）。

管理サーバ１から画像データを受信すると、映像表示装置４の通信処理部２１は、受信した画像データを受信画像格納部２４に格納する。受信した画像データが受信画像格納部２４に格納されると、画像処理部２２は、受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとを読み出し、比較する（ステップＳ２５）。

このとき、受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとの間には差分があるため、画像処理部２２は、表示画像格納部２５に格納された画像データを受信画像格納部２４に格納された画像データに更新する（ステップＳ２６）。そして、映像表示装置４の表示部２３は、表示画像格納部２５に格納された画像データを表示する（ステップＳ２７）。

その後、携帯情報端末２と管理サーバ１との間の接続が切断されると（ステップＳ２８）、管理サーバ１の制御部１２は、発行したワンタイムＵＲＬを無効にする（ステップＳ２９）。携帯情報端末２と管理サーバ１との間の接続が切断された後に、映像表示装置４がワンタイムＵＲＬにアクセスしても、管理サーバ１の制御部１２は、そのワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを送信しない。

次に映像表示システムで画像を表示するときの管理サーバ１の処理手順について説明する。

図１１は映像表示システムで画像を表示するときの管理サーバ１の処理手順を示すフローチャートである。

認証部１１は、まず、携帯情報端末２からログイン要求を受信するまで待機する（ステップＳ３１）。携帯情報端末２からログイン要求を受信すると、認証部１１は、携帯情報端末２にログイン画面を送信する（ステップＳ３２）。

次に、認証部１１は、携帯情報端末２から認証要求を受信するまで待機する（ステップＳ３３）。携帯情報端末２から認証要求を受信すると、認証部１１は、その携帯情報端末２の利用者が、画像データの利用が許可されている者であるかを認証する（ステップＳ３４）。

認証が成功すると、認証部１１は、認証成功通知を制御部１２に送信する。認証成功通知を受信すると、制御部１２は、ファイル一覧情報を携帯情報端末２に送信する（ステップＳ３６）。

一方、認証が失敗すると、認証部１１は、ステップＳ３１へ移行し、再度、携帯情報端末２からログイン要求を受信するまで待機する。

ファイル一覧情報を携帯情報端末２に送信すると、制御部１２は、その携帯情報端末２から画像表示要求を受信するまで待機する（ステップＳ３７）。

携帯情報端末２から画像表示要求を受信すると、制御部１２は、画像表示要求で指定された画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行する（ステップＳ３８）。制御部１２は、ワンタイムＵＲＬを発行すると、発行したワンタイムＵＲＬを含むＵＲＬ情報を携帯情報端末２に送信する（ステップＳ３９）。

制御部１２は、ＵＲＬ情報を携帯情報端末２に送信すると、画像表示要求で指定された画像ファイルについてのデータ一覧情報を携帯情報端末２に送信する（ステップＳ４０）。

次に、制御部１２は、自身が発行したワンタイムＵＲＬへ映像表示装置４からアクセスがあるか否かを判別する（ステップＳ４１）。映像表示装置４からワンタイムＵＲＬへのアクセスがあると、制御部１２は、そのワンタイムＵＲＬにリンクする画像データをデータ格納部１４から読み出し、映像表示装置４に送信する（ステップＳ４２）。

一方、映像表示装置４からワンタイムＵＲＬへのアクセスがない場合、制御部１２は、何もせず、ステップＳ４３へ移行する。

次に、制御部１２は、携帯情報端末２から更新要求を受信したか否かを判別する（ステップＳ４３）。携帯情報端末２から更新要求を受信した場合、制御部１２は、ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新要求で指定された画像データに更新する（ステップＳ４４）。

一方、携帯情報端末２から更新要求を受信していない場合、制御部１２は、何もせず、ステップＳ４５へ移行する。

次に、制御部１２は、携帯情報端末２が自サーバに接続されているか否かを判別する（ステップＳ４５）。携帯情報端末２が自サーバに接続されている場合、制御部１２は、ステップＳ４１へ移行し、再度、ワンタイムＵＲＬへ映像表示装置４からアクセスがあるか否かを判別する。

一方、携帯情報端末２が自サーバに接続されていない場合、制御部１２は、発行したワンタイムＵＲＬを無効にし（ステップＳ４６）、ステップＳ３１へ移行し、再度、携帯情報端末２からログイン要求を受信するまで待機する。

次に図３に示した映像表示装置４が画像データを表示するときの処理手順について説明する。

図１２は図３に示した映像表示装置４が画像データを表示するときの処理手順を示すフローチャートである。

通信処理部２１は、まず、携帯情報端末２からＵＲＬ情報を受信するまで待機する（ステップＳ５１）。携帯情報端末２からＵＲＬ情報を受信すると、通信処理部２１は、そのＵＲＬ情報に含まれるワンタイムＵＲＬへアクセスし、管理サーバ１から画像データを受信する（ステップＳ５２）。

管理サーバ１から画像データを受信すると、通信処理部２１は、受信した画像データを受信画像格納部２４に格納する（ステップＳ５３）。受信した画像データが受信画像格納部２４に格納されると、画像処理部２２は、受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとを読み出し、比較する（ステップＳ５４）。

画像処理部２２は、受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとの全ての画素について差分があるか否かを判別してもよいし、各画像データについてハッシュ関数を用いてハッシュ値を算出し、そのハッシュ値を比較することにより差分があるか否かを判別してもよい。

受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとの間に差分がある場合、画像処理部２２は、表示画像格納部２５に格納された画像データを受信画像格納部２４に格納された画像データに更新する（ステップＳ５５）。

一方、受信画像格納部２４に格納された画像データと表示画像格納部２５に格納された画像データとの間に差分がない場合、画像処理部２２は、表示画像格納部２５に格納された画像データを更新せずに、ステップＳ５６へ移行する。

ステップＳ５６で、通信処理部２１は、一定時間経過するまで待機する（ステップＳ５６）。一定時間経過すると、通信処理部２１は、ステップＳ５２へ移行し、再度、ワンタイムＵＲＬへアクセスし、管理サーバ１から画像データを受信する。

尚、映像表示装置４は、どのような手段を用いてワンタイムＵＲＬにアクセスし、受信した画像データを表示してもよい。例えば、映像表示装置４は、一般的なウェブブラウザを用いてワンタイムＵＲＬにアクセスし、受信した画像データをそのウェブブラウザのブラウザ画面に表示するようにしてもよい。映像表示装置４が一般的なウェブブラウザのブラウザ画面を用いて画像データを表示するときの表示例を図１３に示す。利用者は、図１３に示すブラウザ画面の手動更新ボタンを押すことにより、表示している画像データを最新の画像データに更新することができる。

一般的なウェブブラウザのブラウザ画面を用いて画像データを表示する場合、映像表示装置４は、ＵＲＬへのアクセスを自動的に繰り返す機能を持つ汎用的なアプリケーションを用いて、一定間隔でワンタイムＵＲＬへアクセスする。この場合、管理サーバに予めこのアプリケーションを格納しておき、図１３に示すように、利用者が、ワンタイムＵＲＬへアクセスしたときに表示される画面からこのアプリケーションをダウンロードできるようにしてもよい。

尚、本実施形態では、ワンタイムＵＲＬが、利用者の認証が成功した携帯情報端末２との間の通信が継続している間にのみ有効である例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、管理サーバ１は、ワンタイムＵＲＬの発行後、一定期間経過したときにそのワンタイムＵＲＬを無効にするようにしてもよい。あるいは、管理サーバ１は、ワンタイムＵＲＬに一定時間アクセスがない場合にそのワンタイムＵＲＬを無効にするようにしてもよい。

また、さらにセキュリティを強化するために、管理サーバ１は、映像表示装置４からワンタイムＵＲＬに対してアクセスされたときに、パスワード確認による映像表示装置４の利用者の認証を実施するようにしてもよい。

この場合、管理サーバ１は、映像表示装置４からワンタイムＵＲＬに対してアクセスされると、画像データの送信が許可されているかを認証するためのパスワード要求を送信する。管理サーバ１からパスワード要求を受信した映像表示装置４は、利用者にパスワードの入力を促し、利用者によってパスワードが入力されると、入力されたパスワードを含むパスワード情報を管理サーバ１に送信する。管理サーバ１は、映像表示装置４から受信したパスワード情報に含まれるパスワードに基づいて、その利用者が画像データの利用が許可されている者であるかを認証する。

また、本実施形態では、携帯情報端末２が映像表示装置４に電子メールでＵＲＬ情報を送信する例を示したが、本発明は、これに限定されるものではない。携帯情報端末２が映像表示装置４にＵＲＬ情報を送信する手段はどのようなものであってもよい。

例えば、携帯情報端末２と映像表示装置４のそれぞれに赤外線通信が可能な通信部を備えておき、携帯情報端末２は、ＵＲＬ情報をリモートコントロールで用いられるリモコンコードに変換し、赤外線通信で映像表示装置４に送信するようにしてもよい。また、映像表示装置４に２次元コードの読取センサを備えておき、携帯情報端末２は、ＵＲＬ情報を２次元コードに変換し、その２次元コードを表示して映像表示装置４に読み取らせるようにしてもよい。

以上説明したように、本実施形態によれば、管理サーバは、携帯情報端末の利用者が画像データの利用が許可されている者であるかを認証する。その後、携帯情報端末から画像表示要求を受信すると、その画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行する。また、管理サーバは、利用者の認証が成功した携帯情報端末から更新要求を受信すると、ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新する。

映像表示装置は、ワンタイムＵＲＬにアクセスして画像データを取得し、表示することを定期的に行い、取得した画像データと現在表示している画像データとを比較し、差分があるときにのみ、現在表示している画像データをあらたに取得した画像データに更新する。

これにより、映像表示システムでは、画像データのセキュリティ性を保ちながら、映像表示装置が表示する画像の切り換えを任意に制御することができる。利用者は、携帯情報端末を用いて、プレゼンテーションのスケジュールを柔軟に変更することができ、プレゼンテーションの実施中でも、顧客から突然要求された画像を表示することができる。また、利用者は、プレゼンテーションの実施中に顧客から質問を受けた場合、その質問に答えるために適切な画像を表示することができる。

また、本実施形態の管理サーバは、ファイル一覧情報を利用者の認証が成功した携帯情報端末に送信し、携帯情報端末は、管理サーバから受信したファイル一覧情報を表示する。これにより、利用者は、映像表示装置に表示する画像ファイルを容易に指定することができ、映像表示システムは、利便性を向上させることができる。

また、本実施形態の管理サーバは、データ一覧情報を利用者の認証が成功した携帯情報端末に送信し、携帯情報端末は、管理サーバから受信したデータ一覧情報を表示する。これにより、利用者は、映像表示装置に表示する画像データを容易に指定することができ、映像表示システムは、利便性を向上させることができる。

また、本実施形態の管理サーバは、利用者の認証が成功した携帯情報端末が自サーバに接続している間にのみ、映像表示装置からのワンタイムＵＲＬへのアクセスに対して画像データを送信する。利用者の認証が成功した携帯情報端末と管理サーバとの間の通信が切断された後は、その携帯情報端末に送信したワンタイムＵＲＬにリンクする画像データは送信されなくなるため、映像表示システムは、セキュリティ性を保つことができる。

また、本実施形態の映像表示装置は、取得した画像データのハッシュ値と、現在表示している画像データのハッシュ値とを算出して比較し、差分があるときにのみ、現在表示している画像データをあらたに取得した画像データに更新する。これにより、映像表示装置は、比較処理を高速に行うことができる。

以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細は本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更が可能である。

１ 管理サーバ
２ 携帯情報端末
３ 基地局
４ 映像表示装置
５ 情報処理装置
６ メールサーバ
１０ ネットワーク
１１ 認証部
１２ 制御部
１３ 送受信部
１４ データ格納部
２１ 通信処理部
２２ 画像処理部
２３ 表示部
２４ 受信画像格納部
２５ 表示画像格納部

Claims (14)

1. 管理サーバと携帯情報端末と映像表示装置を備える映像表示システムであって、
   前記管理サーバは、
   複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納されるデータ格納手段と、
   前記携帯情報端末からの送信内容により、送信した利用者が、前記画像データの利用が許可されている者であるかを認証する認証手段と、
   前記認証手段により認証が得られた後に、前記携帯情報端末からの、所定の前記画像ファイルを前記映像表示装置で表示するための画像表示要求を受け付けると、前記所定の画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行して前記携帯情報端末へ返信し、その後に、前記携帯情報端末から画像データを更新する旨の更新要求を受け付けると前記ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新する制御手段と、を有し、
   前記映像表示装置は、前記携帯情報端末およびネットワークとの通信機能を備え、前記携帯情報端末からワンタイムＵＲＬを含む情報を取得すると該ワンタイムＵＲＬにアクセスして画像データを取得して表示することを定期的に行い、該取得した画像データと現在表示している画像データとを比較し、差分があるときにのみ、現在表示している画像データをあらたに取得した画像データに更新することを特徴とする映像表示システム。
2. 請求項１に記載の映像表示システムにおいて、
   前記制御手段は、前記認証手段により認証が得られると、前記利用者が閲覧することが許可されている前記画像ファイルの一覧を示すファイル一覧情報を前記携帯情報端末に送信し、
   前記携帯情報端末は、前記制御手段から前記ファイル一覧情報を受信すると、該ファイル一覧情報を表示することを特徴とする映像表示システム。
3. 請求項１または２に記載の映像表示システムにおいて、
   前記制御手段は、前記ワンタイムＵＲＬを前記携帯情報端末へ返信すると、前記所定の画像ファイルが備える画像データの一覧を示すデータ一覧情報を該携帯情報端末に送信し、
   前記携帯情報端末は、前記制御手段から前記データ一覧情報を受信すると、該データ一覧情報を表示することを特徴とする映像表示システム。
4. 携帯情報端末と映像表示装置とともに映像表示システムを構成する管理サーバであって、
   複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納されるデータ格納手段と、
   前記携帯情報端末からの送信内容により、送信した利用者が、前記画像データの利用が許可されている者であるかを認証する認証手段と、
   前記認証手段により認証が得られた後に、前記携帯情報端末からの、所定の前記画像ファイルを前記映像表示装置で表示するための画像表示要求を受け付けると、前記所定の画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行して前記携帯情報端末へ返信し、その後に、前記携帯情報端末から画像データを更新する旨の更新要求を受け付けると前記ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新する制御手段と、を有することを特徴とする管理サーバ。
5. 請求項４に記載の管理サーバにおいて、
   前記制御手段は、前記認証手段により認証が得られると、前記利用者が閲覧することが許可されている前記画像ファイルの一覧を示すファイル一覧情報を前記携帯情報端末に送信することを特徴とする管理サーバ。
6. 請求項４または５に記載の管理サーバにおいて、
   前記制御手段は、前記ワンタイムＵＲＬを前記携帯情報端末へ返信すると、前記所定の画像ファイルが備える画像データの一覧を示すデータ一覧情報を該携帯情報端末に送信することを特徴とする管理サーバ。
7. 請求項４から６のいずれか１項に記載の管理サーバにおいて、
   前記制御手段は、前記利用者の認証が得られた後、前記携帯情報端末の自サーバへの接続が継続している間にのみ、前記映像表示装置からの前記ワンタイムＵＲＬへのアクセスに対して該ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを送信することを特徴とする管理サーバ。
8. 複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納される管理サーバと携帯情報端末とともに映像表示システムを構成する映像表示装置であって、
   前記携帯情報端末およびネットワークとの通信機能を備え、前記携帯情報端末から、所定の前記画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを含む情報を取得すると該ワンタイムＵＲＬにアクセスして画像データを取得することを定期的に行う通信処理手段と、
   前記取得した画像データを表示する表示手段と、
   前記取得した画像データと現在表示している画像データとを比較し、差分があるときにのみ、現在表示している画像データをあらたに取得した画像データに更新する画像処理手段とを有することを特徴とする映像表示装置。
9. 請求項８に記載の映像表示装置において、
   前記画像処理手段は、前記取得した画像データと前記現在表示している画像データとを比較するとき、該取得した画像データのハッシュ値と該現在表示している画像データのハッシュ値とを算出して比較することを特徴とする映像表示装置。
10. 複数の画像データからなる画像ファイルが複数格納される管理サーバと、携帯情報端末と、該携帯情報端末およびネットワークとの通信機能を備える映像表示装置を有する映像表示システムの映像表示方法であって、
    前記管理サーバが、
    前記携帯情報端末からの送信内容により、送信した利用者が、前記画像データの利用が許可されている者であるかを認証し、
    前記認証が得られた後に、前記携帯情報端末からの、所定の前記画像ファイルを前記映像表示装置で表示するための画像表示要求を受け付けると、前記所定の画像ファイルのうちの最初の画像データにリンクするワンタイムＵＲＬを発行して前記携帯情報端末へ返信し、
    前記映像表示装置が、前記携帯情報端末からワンタイムＵＲＬを含む情報を取得すると該ワンタイムＵＲＬにアクセスして画像データを取得して表示することを定期的に行い、
    前記管理サーバが、前記携帯情報端末から画像データを更新する旨の更新要求を受け付けると前記ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを更新し、
    前記映像表示装置が、前記取得した画像データと現在表示している画像データとを比較し、差分があるときにのみ、現在表示している画像データをあらたに取得した画像データに更新する映像表示方法。
11. 請求項１０に記載の映像表示方法において、
    前記管理サーバが、前記認証が得られると、前記利用者が閲覧することが許可されている前記画像ファイルの一覧を示すファイル一覧情報を前記携帯情報端末に送信し、
    前記携帯情報端末が、前記管理サーバから前記ファイル一覧情報を受信すると、該ファイル一覧情報を表示することを特徴とする映像表示方法。
12. 請求項１０または１１に記載の映像表示方法において、
    前記管理サーバが、前記ワンタイムＵＲＬを前記携帯情報端末へ返信すると、前記所定の画像ファイルが備える画像データの一覧を示すデータ一覧情報を該携帯情報端末に送信し、
    前記携帯情報端末が、前記管理サーバから前記データ一覧情報を受信すると、該データ一覧情報を表示することを特徴とする映像表示方法。
13. 請求項１０から１２のいずれか１項に記載の映像表示方法において、
    前記管理サーバが、前記利用者の認証が得られた後、前記携帯情報端末の自サーバへの接続が継続している間にのみ、前記映像表示装置からの前記ワンタイムＵＲＬへのアクセスに対して該ワンタイムＵＲＬにリンクする画像データを送信することを特徴とする映像表示方法。
14. 請求項１０から１３のいずれか１項に記載の映像表示方法において、
    前記映像表示装置が、前記取得した画像データと前記現在表示している画像データとを比較するとき、該取得した画像データのハッシュ値と該現在表示している画像データのハッシュ値とを算出して比較することを特徴とする映像表示方法。
    
    

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