JPWO2011048687A1 - ボタン取付方法、ボタン取付システム、及びボタン取付用上金型 - Google Patents

ボタン取付方法、ボタン取付システム、及びボタン取付用上金型 Download PDF

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Abstract

ボタン取付部材(20)の軸部(22)が生地(1)を貫通する時に生地(1)を成す糸(2、3)を連行することがなく、また、中実な軸部(22)を有するボタン取付部材(20)を利用することができるボタン取付方法、ボタン取付システム、及びボタン取付用上金型(10、50)が提供される。ボタン(40、60)を生地(1)に取り付けるに当たり、中実で先端(23)が平坦な軸部(22)を有するボタン取付部材(20)と、先端(12’、52’)が尖る棒状のピン部材(12、52)及びピン部材(12、52)を囲むパンチ(13、53)を含む上金型(10、50)とを使用する。水平に配した生地(1)の上方にボタン(40、60)を、下方にボタン取付部材(20)を配置し、生地(1)の上方面(1a)にボタン(40、60)が接すると共に下方面(1b)にボタン取付部材(20)の軸部(22)の先端(23)が接する時点まで上金型(10、50)を降下させる。次いで、ボタン取付部材(20)の軸部(22)の先端(23)が生地(1)の下方面(1b)に接したまま、ピン部材(12、52)の先端(12’、52’)を、軸部(22)の先端(23)に突き当たるまで降下させることにより、生地(1)にパイロット孔(4)を形成する。次いで、ボタン取付部材(20)の軸部(22)をパイロット孔(4)に沿って生地(1)に貫通させ次いでボタン(40、60)の取付用開口(44、64)に通した後、軸部(22)をピン部材(12、52)及びパンチ(13、53)により加締める。

Description

本発明は、雌スナップ、雄スナップ等のボタンを生地に取り付けるためのボタン取付方法、ボタン取付システム、及びボタン取付用上金型に関する。
雌スナップ、雄スナップ等のボタンを生地に取り付ける場合、一般に、水平に配した生地の上方にボタンを、下方にボタン取付部材を配置し、ボタン取付部材の軸部を、生地に貫通させ次いでボタンの取付用開口に通した後、上金型で加締めるようにしている。しかしながら、ボタン取付部材の軸部が生地を貫通する際、生地を成す糸が軸部の先端によって上方へと連行され、これらの糸が軸部の加締め変形に巻き込まれて、加締め不良が生じる場合がある。
上述したような生地切れの悪さに対処する技術として、特公昭52−2335号公報には、先の尖ったピン部材を下方から生地に貫通させた後、ボタン取付部材の軸部を生地に貫通させるものが開示されている。しかしながら、この技術では、ボタン取付部材の軸部が中空管状でなければならず、軸部が中実な一般的なボタン取付部材に適用できなかったり、特に生地が厚い場合、軸部における加締めに要する部分が不足するおそれがある。更に、ボタン取付部材の軸部が先細りしていないため、堅い生地、例えば、繊維製の生地の表裏面の少なくとも一方面に樹脂層(防水コーティング)を一体に設けた生地等にボタンを取り付ける場合、ピン部材を生地に貫通させた後であってもボタン取付部材の軸部が生地を円滑に貫通せず、変形するおそれがある。
特公昭52−2335号公報
本発明は、上述した点に着目してなされたもので、その目的は、ボタン取付部材の軸部が生地を貫通する時に生地を成す糸を連行することがなく、中実な軸部を有するボタン取付部材を利用することができ、厚い生地や堅い生地に好適なボタン取付方法、ボタン取付システム、及びボタン取付用上金型を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、先細りする中実な軸部を有しかつ軸部の先端が平坦なボタン取付部材と、先端が尖る棒状のピン部材及びピン部材を囲む円筒状のパンチを含む上金型とを使用して、取付用開口を有するボタンを生地に取り付ける方法であって、水平に配した生地の上方にボタンを、下方にボタン取付部材を配置し、生地の上方面にボタンが接すると共に下方面にボタン取付部材の軸部の先端が接する時点まで上金型を降下(降下は相対的なものであり、ボタン取付部材側を上昇させる場合もある)させる工程Aと、ボタン取付部材の軸部の先端が生地の下方面に接したまま、ピン部材の先端が、ボタンの取付用開口を通った後、軸部の先端に突き当たるまでピン部材のみを降下させることにより、生地にパイロット孔を形成する工程Bと、ボタン取付部材の軸部を前記パイロット孔に沿って生地に貫通させ、次いでボタンの取付用開口に通す工程Cと、生地を貫通しかつボタンの取付用開口を通った軸部を前記ピン部材及びパンチにより加締める工程Dとを含むボタン取付方法が提供される。
本発明において、取付対象のボタンの具体例としては、スナップボタンを構成する雌スナップや雄スナップを挙げることができる。
本発明に係るボタン取付方法では、生地の上方面にボタンが接すると共に下方面にボタン取付部材の軸部の先端が接した状態から、前記ピン部材の先端が、ボタンの取付用開口を通った後、軸部の先端に突き当たるまで降下することにより、生地にパイロット孔を形成する。この際、ピン部材の先端は尖っており、また、生地がボタン取付部材の軸部の平坦な先端によって下方から支持されるため、ピン部材の先端は生地を成す縦横の糸と糸との間に入って糸−糸間隔を押し広げるようにして進み、糸を引き連れることなく生地を突き抜くことができる。このようなピン部材の生地抜き性は、ピン部材をボタン取付部材の軸部よりも高硬度にすることにより、一層高めることができる。また、このようなパイロット孔に沿ってボタン取付部材の先細りする軸部を生地に通すため、軸部が生地の糸を連行するようなことはほぼなく、生地が堅い場合でも軸部を生地に円滑に通すことができる。
本発明のボタン取付方法の一実施形態において、前記工程Cにおけるボタン取付部材の軸部を前記パイロット孔に沿って生地に貫通させる動作を、パイロット孔から初めて抜き取るピン部材の先端に軸部の先端を接触させたまま行う。この場合、ボタン取付部材の軸部自体がパイロット孔の通過時にパイロット孔を押し広げる必要がほとんどないため、軸部が生地の糸を連行する可能性を一層低くすることができ、軸部の生地の貫通性も一層高まる。
本発明のボタン取付方法の一実施形態において、前記工程Dは、ピン部材で軸部を変形させ、次いで、パンチで軸部を更に変形させる。この場合、ピン部材でボタン取付部材の軸部を半径方向外側に広がるように変形させ、次いで、この変形部分を含む軸部をパンチで押し潰すようにする。
別の本発明によれば、ボタンを生地に取り付けるためのシステムであって、円板状の基部と基部の中央から突出する先細りする中実な軸部とを有し、かつ軸部の先端が平坦なボタン取付部材と、ボタン取付部材の軸部を加締めるための、先端が尖る棒状のピン部材、及びピン部材を囲む円筒状のパンチと、生地への取付時にボタンを支持するためのボタン支持部とを含む上金型とを備え、生地の上方面にボタンが接すると共に下方面にボタン取付部材の軸部の先端が接した状態から、前記ピン部材の先端が、ボタンの取付用開口を通った後、軸部の先端に突き当たるまで降下することにより、生地にパイロット孔を形成することができるボタン取付システムが提供される。かかるボタン取付システムは、上記ボタン取付方法の実施に使用することができる。
本発明において、ピン部材及びパンチの材質としては鋼等を挙げることができる。また、軸部を含むボタン取付部材の材質としては、樹脂、具体的には、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グラスファイバー強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、環状ポリオレフィン(COP)等を挙げることができるが、真鍮、アルミニウム合金等の金属であってもよい。
本発明のボタン取付システムの一実施形態において、前記ピン部材は前記ボタン取付部材の軸部より硬度が高い。例えば、生地を下方から支持する樹脂製のボタン取付部材の軸部に対し、生地の上方から鋼製のピン部材を降下させることにより、ピン部材がパイロット孔の形成時に生地を確実に突き抜けることができる。
本発明のボタン取付システムは、前記ボタン取付部材を支持する下金型を更に備えることができる。このシステムでは、上金型及び/又は下金型を昇降することができる。
更に別の本発明によれば、先細りする中実な軸部を有しかつ軸部の先端が平坦なボタン取付部材を用いて、取付用開口を有するボタンを生地に取り付けるための上金型であって、ボタン取付部材の軸部を加締めるための、先端が尖る棒状のピン部材、及びピン部材を囲む円筒状のパンチと、生地への取付時にボタンを支持するためのボタン支持部とを含み、生地の上方面にボタンが接すると共に下方面にボタン取付部材の軸部の先端が接した状態から、前記ピン部材の先端が、ボタンの取付用開口を通った後、軸部の先端に突き当たるまで降下することにより、生地にパイロット孔を形成することができるボタン取付用上金型が提供される。かかるボタン取付用上金型は、上記ボタン取付方法の実施に使用することができる。
本発明のボタン取付用上金型の一実施形態において、前記ピン部材は前記ボタン取付部材の軸部より硬度が高い。
本発明では、生地の上方面にボタンが接すると共に下方面にボタン取付部材の中実な軸部の平坦な先端が接した状態から、ピン部材の先端が、ボタンの取付用開口を通った後、軸部の先端に突き当たるまで降下することにより、ピン部材の先端が生地を成す糸を連行することなく生地にパイロット孔を形成することができ、また、このパイロット孔に沿ってボタン取付部材の先細りする軸部を生地に通すことができる。そのため、軸部が生地を貫通する時に生地を成す糸を連行することがなく、また、中実な軸部を有するボタン取付部材を利用するため、生地が厚くても軸部における加締めに要する部分が不足するようなことがない。更に、堅い生地であっても軸部を生地に円滑に通すことができる。
図1は、雌スナップ(ボタン)の生地への取付前における、上金型、雌スナップ、生地、ボタン取付部材、及び下金型の上下方向における配置を示す断面説明図である。 図2は、ボタン取付部材の斜視図である。 図3は、ボタンが生地の上方面に接しかつ生地の下方面にボタン取付部材の軸部の先端が接した状態を示す断面説明図である。 図4は、図3の状態からピン部材が降下してボタン取付部材の軸部の先端に突き当たった状態を示す断面説明図である。 図5は、図4の状態における生地を突き抜けたボタン取付部材の軸部の先端を拡大して示す説明図である。 図6は、ボタン取付部材の軸部が生地を貫通し次いでボタンの取付用開口を通った状態を示す断面説明図である。 図7は、ピン部材がボタン取付部材の軸部を加締めた状態を示す拡大断面説明図である。 図8は、パンチがボタン取付部材の軸部を加締めた状態を示す拡大断面説明図である。 図9は、ボタンとして雄スナップを用いる場合の例を示す図1と同様の配置を示す断面説明図である。 図10は、図9の例でボタン取付部材の軸部を加締めた状態を示す拡大断面説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るボタン取付システムを構成するボタン取付用上金型(以下、単に「上金型」という)10、ボタン取付部材20及び下金型30と、生地1、及びボタンの一例である雌スナップ40との上下方向(軸方向)における配置を示す断面説明図であり、上から上金型10、雌スナップ40、生地1、ボタン取付部材20、下金型30の順となる。上金型10は、図示は省略するがその上方部分がプレス機の上金型駆動部に連結され、下方部分のみが図1等において表される。上金型10(の下方部分)は、厚肉円筒状のハウジング体11と、ハウジング体11の内部空間に軸線に沿って収容された鋼製で棒状のピン部材12と、ハウジング体11の内部空間においてピン部材12を囲むように収容された鋼製で円筒状のパンチ13とを備える。ピン部材12及びパンチ13は、上記プレス機の上金型駆動部により、ハウジング体11に対して別々に昇降される。ピン部材12は円錐状に先細りする先端部を有し、先端部の先端12’は尖っている。パンチ13の下端は環状の平坦面である。ハウジング体11は、その底面11’から下方に円筒状に突出するボタン支持部14を有する。
ボタン取付部材20はアセタール樹脂製であり、図2の斜視図にも示すように、略円板状の基部21と、基部21の中央から突出する中実な軸部22とを有する。軸部22は先細りし、その先端23は小円形状の平坦面となっている。下金型30は上金型10と常に同心位置にあり、本実施形態では上金型10が昇降移動するのに対し、下金型30は静止している。下金型30は、その上部に、ボタン取付部材20の基部21を合致的に受け入れる凹状の取付部材支持部31を有する。ボタン取付部材20は取付部材支持部31に載置された状態で上金型10(のピン部材12)と同心となる。
雌スナップ40は、周知のものであり、雄スナップ60の係合凸部62(図9参照)を着脱自在に受け入れる係合凹部41を規定する筒状の側部42及び円板状の底部43を含む、底部43の中央に取付用開口(以下、単に「開口」という)44が設けられる。上金型10のボタン支持部14の外径は、雌スナップ40の係合凹部41の直径よりわずかに小さく設定され、ボタン支持部14のハウジング体11の底面11’からの突出高さは、係合凹部41の深さと同じかわずかに大きく設定される。また、ボタン支持部14の内径は、内周下端部を除きハウジング体11の内径と同じであり、内周下端部には、後述するボタン取付部材20の軸部22の加締め変形部を受け入れるように内径が拡大する拡径部15が形成される。なお、拡径部15は必ずしも設けなくともよい。
次に、本発明のボタン取付方法の一実施形態として、上記ボタン取付システムを使用して雌スナップ40を生地1に取り付ける過程を説明する。まず、下金型30の取付部材支持部31にボタン取付部材20を載置し、生地1の上方に配置した雌スナップ40に対し上金型10を降下させ、図3に示すように、生地1の上方面1aに雌ボタン40の底部43が、生地1の下方面1bにボタン取付部材20の軸部22の先端23がそれぞれ接した状態で上金型10の降下を止める。この際、上金型10のボタン支持部14は、雌スナップ40の係合凹部41に入り込んで、その先端14’が雌スナップ40の底部43の上面43’と接し、生地1が雌スナップ40の底部43とボタン取付部材20の軸部22の先端23との間で比較的弱い力で挟まれるようにする。
図3の状態から、図4に示すように、上金型10のピン部材12のみを、先端12’がボタン取付部材20の軸部22の先端23に突き当たるまで降下させる。この際、ピン部材12は、先端12’が尖っており、かつ鋼製で、樹脂製のボタン取付部材20の軸部22よりも硬度が高く、また、生地1がボタン取付部材20の軸部22の平坦な先端23によって下方から支持されるため、ピン部材12の先端12’は生地1を突き抜けて軸部22の先端23に当接することができる。これにより、生地1にパイロット孔4が形成される。また、ピン部材12の尖った先端12’は生地1の突き抜け時に、図5に拡大して示すように、生地1を成す縦横の糸2、3間に入り込んで糸2、3を押しのけながら進むため、糸2、3を連行するようなことはない。
次に、図4の状態から、ボタン取付部材20の軸部22の先端23と接するピン部材12をその位置で静止させ、ピン部材12を除く上金型10を再度降下させる。これにより、雌スナップ40が生地1を下方に押し下げ、これに伴い、図6に示すようにボタン取付部材20の軸部22が生地1を上方に貫通し、雌スナップ40の開口44を通って上金型10のボタン支持部14内に入り込む。このボタン取付部材20の軸部22による生地1の貫通において、i)上述したパイロット孔4に沿って先細りする軸部22が生地1を通ること、及び、ii)パイロット孔4を形成したピン部材12がパイロット孔4から初めて抜け出るのに伴ってボタン取付部材20の先細り軸部22がパイロット孔4に入り、ピン部材12の相対的上昇に伴って軸部22がパイロット孔4に沿って相対的に上昇して、軸部22自体がパイロット孔4を押し広げることがほとんどないことにより、軸部22が生地1の縦横の糸2、3を上方へと連行するようなことはない。更に、生地1が堅い場合であっても、軸部22を生地1に円滑に通すことができる。図6の状態ではまた、生地1は、ボタン取付部材20の基部21と雌スナップ40の底部43との間で図3の状態よりも強い力で挟み付けられている。
次に、図6の状態からピン部材12を降下させることにより、図7に示すように、ピン部材12が先端12’からボタン取付部材20の軸部22内部に先端23から食い込んで、軸部22の先端部を半径方向外側へと押しのける。次いで、パンチ13を降下させることにより、図8に示すように、パンチ13がピン部材12によって半径方向外側に押しのけられた部分を含み軸部22を雌スナップ40の底部43の上面43’に対して扁平状に押し潰す。この押し潰された軸部22’は上金型10のボタン支持部14の拡径部15へと入り込む。このようにして、軸部22が加締められて雌スナップ40が生地1に固定される。
図9は、本発明の別の実施形態に係るボタン取付システムを示す図1と同様の断面説明図であり、この実施形態は、ボタンの別の例として雄スナップ60を取付対象とするものであり、上金型50の一部を雄スナップ60の形態に応じて変更する以外の構成は図1と実質的に同じであるため、生地1、ボタン取付部材20及び下金型30については図1と同じ参照番号を用いて説明を省略する。雄スナップ60は、周知のものであり、略円板状の基部61と、基部61から突出する、雌スナップ40の係合凹部41に着脱自在に係合させる円筒状の係合凸部62とを有し、係合凸部62より半径方向内側の基部61の中央に取付用開口64が設けられる。上金型50は、ハウジング体51、ピン部材52及びパンチ53を含み、ハウジング体51はその底面から下方に突出するボタン支持部54を有する。上金型50における上金型10との主な相違点は、ボタン支持部54の内径が雄スナップ60の係合凸部62の外径よりわずかに大きく設定される点と、パンチ53の下端部に、ボタン取付部材20の軸部22の加締め変形部を受け入れるために内径を拡大させた拡径部53’が形成される点である。なお、拡径部53’は必ずしも設けなくともよい。本実施形態による雄スナップ60の生地1への取付動作は上述したものと同様であるが、上記二つの相違点より、図10に示すように、ボタン取付部材20の軸部22を加締める際、雄スナップ60の係合凸部62がボタン支持部54の内側に受け入れられると共に、軸部22がパンチ53の拡径部53’によって押し潰されてそのまま拡径部53’に受け入れられる。
以上のように、本発明の実施形態に係るボタン取付方法では、パイロット孔4に沿ってボタン取付部材20の先細りする軸部22を生地1に通すことができるため、軸部22が生地1を貫通する時に生地を成す糸を連行することがなく、また、中実な軸部22を有するボタン取付部材20を利用するため、生地1が厚くても軸部22における加締めに要する部分が不足するようなことがなく、更に、生地1が、繊維製の生地の表裏面の少なくとも一方面に樹脂層を一体に設けた堅い生地であっても、軸部22を生地1に円滑に通すことができる。
1 生地
4 パイロット孔
10、50 上金型
11、51 ハウジング体
12、52 ピン部材
12’、52’ ピン部材の先端
13、53 パンチ
14、54 ボタン支持部
15、53’ 拡径部
20 ボタン取付部材
22 軸部
22’ 変形後の軸部
23 軸部の先端
30 下金型
40 雌スナップ
41 係合凹部
44 取付用開口
60 雄スナップ
62 係合凸部
64 取付用開口

Claims (8)

  1. 先細りする中実な軸部(22)を有しかつ軸部(22)の先端(23)が平坦なボタン取付部材(20)と、先端(12’、52’)が尖る棒状のピン部材(12、52)及びピン部材(12、52)を囲む円筒状のパンチ(13、53)を含む上金型(10、50)とを使用して、取付用開口(44、64)を有するボタン(40、60)を生地(1)に取り付ける方法であって、
    水平に配した生地(1)の上方にボタン(40、60)を、下方にボタン取付部材(20)を配置し、生地(1)の上方面(1a)にボタン(40、60)が接すると共に下方面(1b)にボタン取付部材(20)の軸部(22)の先端(23)が接する時点まで上金型(10、50)を降下させる工程Aと、
    ボタン取付部材(20)の軸部(22)の先端(23)が生地(1)の下方面(1b)に接したまま、ピン部材(12、52)の先端(12’、52’)が、ボタン(40、60)の取付用開口(44、64)を通った後、軸部(22)の先端(23)に突き当たるまでピン部材(12、52)のみを降下させることにより、生地(1)にパイロット孔(4)を形成する工程Bと、
    ボタン取付部材(20)の軸部(22)を前記パイロット孔(4)に沿って生地(1)に貫通させ、次いでボタン(40、60)の取付用開口(44、64)に通す工程Cと、
    生地(1)を貫通しかつボタン(40、60)の取付用開口(44、64)を通った軸部(22)を前記ピン部材(12、52)及びパンチ(13、53)により加締める工程Dとを含むボタン取付方法。
  2. 前記工程Cにおけるボタン取付部材(20)の軸部(22)を前記パイロット孔(4)に沿って生地(1)に貫通させる動作を、パイロット孔(4)から初めて抜き取るピン部材(12、52)の先端(12’、52’)に軸部(22)の先端(23)を接触させたまま行う請求項1のボタン取付方法。
  3. 前記工程Dは、ピン部材(12、52)で軸部(22)を変形させ、次いで、パンチ(13、53)で軸部(22)を更に変形させる請求項1又は2のボタン取付方法。
  4. ボタン(40、60)を生地(1)に取り付けるためのシステムであって、
    円板状の基部(21)と基部(21)の中央から突出する先細りする中実な軸部(22)とを有し、かつ軸部(22)の先端(21)が平坦なボタン取付部材(20)と、
    ボタン取付部材(20)の軸部(22)を加締めるための、先端が尖る棒状のピン部材(12、52)、及びピン部材(12、52)を囲む円筒状のパンチ(13、53)と、生地(1)への取付時にボタン(40、60)を支持するためのボタン支持部(14、54)とを含む上金型(10、50)とを備え、
    生地(1)の上方面(1a)にボタン(40、60)が接すると共に下方面(1b)にボタン取付部材(20)の軸部(22)の先端(23)が接した状態から、前記ピン部材(12、52)の先端(12’、52’)が、ボタン(40、60)の取付用開口(44、64)を通った後、軸部(22)の先端(23)に突き当たるまで降下することにより、生地(1)にパイロット孔(4)を形成することができるボタン取付システム。
  5. 前記ピン部材(12、52)は前記ボタン取付部材(20)の軸部(22)より硬度が高い請求項4のボタン取付システム。
  6. 前記ボタン取付部材(20)を支持する下金型(30)を更に備える請求項4又は5のボタン取付システム。
  7. 先細りする中実な軸部(22)を有しかつ軸部(22)の先端(23)が平坦なボタン取付部材(20)を用いて、取付用開口(44、64)を有するボタン(40、60)を生地(1)に取り付けるための上金型(10、50)であって、
    ボタン取付部材(20)の軸部(22)を加締めるための、先端が尖る棒状のピン部材(12、52)、及びピン部材(12、52)を囲む円筒状のパンチ(13、53)と、生地(1)への取付時にボタン(40、60)を支持するためのボタン支持部(14、54)とを含み、
    生地(1)の上方面(1a)にボタン(40、60)が接すると共に下方面(1b)にボタン取付部材(20)の軸部(22)の先端(23)が接した状態から、前記ピン部材(12、52)の先端(12’、52’)が、ボタン(40、60)の取付用開口(44、64)を通った後、軸部(22)の先端(23)に突き当たるまで降下することにより、生地(1)にパイロット孔(4)を形成することができるボタン取付用上金型。
  8. 前記ピン部材(12、52)は前記ボタン取付部材(20)の軸部(22)より硬度が高い請求項7のボタン取付用上金型。
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