JPWO2011033698A1 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011033698A1
JPWO2011033698A1 JP2011531762A JP2011531762A JPWO2011033698A1 JP WO2011033698 A1 JPWO2011033698 A1 JP WO2011033698A1 JP 2011531762 A JP2011531762 A JP 2011531762A JP 2011531762 A JP2011531762 A JP 2011531762A JP WO2011033698 A1 JPWO2011033698 A1 JP WO2011033698A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter circuit
inverter
voltage
phase
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011531762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5450635B2 (ja
Inventor
東 聖
聖 東
大井 健史
健史 大井
岩田 明彦
明彦 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011531762A priority Critical patent/JP5450635B2/ja
Publication of JPWO2011033698A1 publication Critical patent/JPWO2011033698A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5450635B2 publication Critical patent/JP5450635B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/483Converters with outputs that each can have more than two voltages levels
    • H02M7/49Combination of the output voltage waveforms of a plurality of converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0095Hybrid converter topologies, e.g. NPC mixed with flying capacitor, thyristor converter mixed with MMC or charge pump mixed with buck
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

高電圧の直流電源(5)を有して、600V超の高耐圧VxのSiC−MOSFET(3)を用い低周波で動作する主インバータ(1)と、低電圧のコンデンサ(8)を有して、低耐圧VyのSi−MOSFET(6)を用い高周波PWMで動作する副インバータ(2)とを、交流側を直列接続して電力変換装置を構成し、主インバータ(1)および副インバータ(2)の各発生電圧の和で所定の電圧波形の交流電力を出力する。即ち、SiC−MOSFET(3)を高い素子耐圧が要求される主インバータ(1)のみに用い、要求される素子耐圧が比較的低い副インバータ(2)にSi−MOSFET(6)を用いることで、安価な回路構成で導通損失を低減させる。

Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、大電力制御に使用可能で電力損失が低減されたインバータに関するものである。
従来のインバータ回路として、大電力制御に使用可能な低電力損失のスイッチング回路には以下に示すものがある。
Siトランジスタと非Siトランジスタとを直列に接続してなる直列回路を備えて成り、Siトランジスタの変換要領が0.1kVA〜200kVAであって、非SiトランジスタがSiCまたはGaN系パワー半導体から成る。このように2つのトランジスタを直列接続することで直列回路全体の耐電圧が向上し、また非Si系のトランジスタの高速動作により直列回路全体でスイッチング損失を低下できる(例えば、特許文献1参照)。
再公表WO00/72433号公報
従来のインバータ回路では、Siトランジスタと非Siトランジスタとを直列に接続することで、高耐圧化を実現し、かつスイッチング損失を低減している。しかしながら、直列回路を用いることで、電力変換装置全体で導通損失が増大し、変換効率の向上を図るのが困難であった。また、交流各相の出力電圧が、正側母線電圧または負側母線電圧の2レベルの電圧に限定されるため、出力電圧に含まれる高調波成分が大きくなり、大容量の出力フィルタを要するという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、大電力制御に使用可能で信頼性よく電力損失を低減でき、出力電圧の高調波成分を抑制できる高効率な電力変換装置を得ることを目的とする。
この発明による電力変換装置は、第1の直流電圧部と非Siによる複数の半導体素子とを備えた第1のインバータ回路と、上記第1の直流電圧部より小さな電圧を有する第2の直流電圧部と複数の半導体素子とを備えた第2のインバータ回路とを備える。そして、上記第1のインバータ回路の交流側出力端と上記第2のインバータ回路の交流側出力端とを直列に接続し、上記第1、第2のインバータ回路の出力の合成により所定の電圧波形による交流電力を負荷に供給するものである。
この発明による電力変換装置は、非Siによる複数の半導体素子を用いた第1のインバータ回路を高電圧で動作させ、第2のインバータ回路を低電圧で動作させ、第1、第2のインバータ回路の出力を合成する。このため、電力変換装置全体の導通損失が大きく低減されて信頼性よく電力損失の低減が図れると共に、出力電圧の高調波成分を抑制して大電力を出力できる。これにより、大容量の出力フィルタが不要になり、大電力制御に使用可能な小型で高効率な電力変換装置が得られる。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による第2の直流電圧部の別例を示す図である。 この発明の実施の形態1による第1の単相インバータの出力電圧を示す波形図である。 この発明の実施の形態1による第2の単相インバータの出力電圧を示す波形図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置全体の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1によるSiC−MOSFETとSi−MOSFETとの特性を示す図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3による電力変換装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4による電力変換装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態5によるパワーモジュールの構成を示す図である。 この発明の実施の形態5の別例による3相ハイブリッドモジュールの構成を示す図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による電力変換装置の構成を示す図である。
図1に示すように、電力変換装置は、第1の単相インバータ1から成る主インバータ(第1のインバータ回路)と、第2の単相インバータ2から成る副インバータ(第2のインバータ回路)とを備えて、単相負荷9に交流電力を供給する。
第1の単相インバータ1には、非Siで、Siよりもバンドギャップが広いワイドバンドギャップ半導体材料、例えばSiCやGaNなどから成るデバイスが用いられる。この場合、第1の単相インバータ1は、SiC−SBD(SiC−ショットキバリアダイオード)4をそれぞれ逆並列に接続した複数個の非Siパワー半導体スイッチング素子としてのSiC−MOSFET3と、第1の直流電圧部としての直流電源5とを備えて、該直流電源5からの直流電力を交流電力に変換して出力する。この第1の単相インバータ1は、単相負荷9へのエネルギの供給源として動作する。
第2の単相インバータ2には、例えばSiによるデバイスが用いられる。この場合、第2の単相インバータ2は、Si−ダイオード7をそれぞれ逆並列に接続した複数個のSiパワー半導体スイッチング素子としてのSi−MOSFET6と、第2の直流電圧部としてのコンデンサ8とを備えて、該コンデンサ8からの直流電力を交流電力に変換して出力する。この場合、直流入力部分にはコンデンサ8のみを備えるため、コンデンサ8の充放電がバランスするよう、即ち、第2の単相インバータ2の平均的な電力負担がゼロになるように、第2の単相インバータ2は制御される。
なお、第2の直流電圧部には、図2に示すように直流電源10を用いても良く、その場合は、第2の単相インバータ2も、単相負荷9へのエネルギの供給源として動作する。
第1の単相インバータ1の直流電源5の電圧Vdc−mainは、例えば600V超の高電圧であり、第2の単相インバータ2のコンデンサ8の電圧Vdc−subより大きく設定される。
第1、第2の単相インバータ1、2は、それぞれ出力として正、負およびゼロの電圧を発生することができる。電力変換装置は、第1の単相インバータ1の交流側出力端と第2の単相インバータ2の交流側出力端とを直列に接続して構成され、各単相インバータ1、2の発生電圧を組み合わせることによって、その総和として所定の電圧波形による交流電力を単相負荷9に供給する。
即ち、直流電源5の電圧Vdc−mainと、コンデンサ8の電圧Vdc−subとは、
Vdc−main>Vdc−sub
Vdc−main+Vdc−sub≧負荷最大電圧
となるように設定される。
第1、第2の単相インバータ1、2および電力変換装置全体の動作について以下に説明する。
図3は、第1の単相インバータ1の出力電圧を示す波形図である。図3(a)、図3(b)は、第1の単相インバータ1の2種の出力電圧を示すもので、図3(a)は半周期に1パルスで出力する場合、図3(b)は半周期に3パルスで出力する場合を示す。図4は、第2の単相インバータ2の出力電圧を示す波形図である。
図に示すように、SiC−MOSFET3を用いた第1の単相インバータ1は、半周期に1パルスから数パルス程度の電圧波形で出力する、即ち第1の単相インバータ1は低周波でのスイッチングにより動作する。また、Si−MOSFET6を用いた第2の単相インバータ2は、高周波PWMによるスイッチングにて動作する。
図5は、電力変換装置全体の動作を示すものである。
図5に示すように、電力変換装置全体の目標出力負荷電圧11から、第1の単相インバータ1の出力電圧12(主インバータ出力電圧)を差し引いた差電圧の値を、演算器13にて演算し、該差電圧値を第2の単相インバータ2の目標出力電圧(副インバータ目標電圧)として、PWM回路14にてPWM変換することにより第2の単相インバータ2を駆動するPWM信号(副インバータ駆動信号)を生成する。
このとき、第2の単相インバータ2のコンデンサ8の充放電をバランスさせるため、第2の単相インバータ2の1周期での電力負担が0となるように、第1の単相インバータ1は出力制御される。
なお、電力変換装置全体の目標出力負荷電圧11から差し引くのは、第1の単相インバータ1の出力電圧12の替わりに第1の単相インバータ1の目標出力電圧でも良い。
以上のように構成される電力変換装置における電力損失について、第1の単相インバータ1に用いられるSiC−MOSFET、および第2の単相インバータ2に用いられるSi−MOSFETの特性の説明と共に以下に詳述する。
図6は、SiC−MOSFETとSi−MOSFETとのデバイスの特性を示す図であり、特に素子耐圧と導通損失の関係を示す。
一般に、Siよりバンドギャップが広い非SiであるSiC材料は絶縁耐圧が高いという優れた特性を備えているため、SiC−MOSFETのオン抵抗はSi−MOSFETのそれに比べて1/数100の低い値となる。このため、素子耐圧を大きくすると、Si−MOSFETでは、オン抵抗による導通損失が急激に増大するが、SiC−MOSFETでは導通損失が比較的低く抑えられる。
一般にMOSFETはスイッチング損失が小さく高周波スイッチングを行うインバータ用途に適しているが、素子耐圧を大きくすると導通損失が急激に増大するSi−MOSFETを600V超の比較的高い電圧で動作するインバータ回路に適用することは好ましくなく、600V以下の回路で高周波スイッチングする用途に適している。
逆に、SiC−MOSFETは、素子耐圧が600V超と大きくなっても、導通損失が比較的低く抑えられるため、600V超の高い電圧で動作するインバータ回路での用途に適している。
図6において、第1の単相インバータ1に用いられるSiC−MOSFET3を、素子耐圧VxのSiC−MOSFET素子Xとし、第2の単相インバータ2に用いられるSi−MOSFET6を、素子耐圧VyのSi−MOSFET素子Yとする。なお、SiC−MOSFET素子Xの素子耐圧Vxは、600Vを超えるものとする。
この実施の形態では、SiC−MOSFET素子X(SiC−MOSFET3)を用い、電圧Vdc−main(=kVx)の直流電源5を備えた第1の単相インバータ1を低周波で動作させる。このSiC−MOSFET素子Xは低周波で動作するためスイッチング損失は非常に小さな値となる。このためSiC−MOSFET素子Xの全体損失(スイッチング損失+導通損失)は、ほぼ導通損失Lxとなる。
また、Si−MOSFET素子Y(Si−MOSFET6)を用い、電圧Vdc−sub(=mVy)のコンデンサ8を備えた第2の単相インバータ2を高周波で動作させる。このSi−MOSFET素子Yのスイッチング損失は導通損失と比較して十分に小さいため、Si−MOSFET素子Yの全体損失も、ほぼ導通損失Lyと考えることができる。
これにより、SiC−MOSFET3とSi−MOSFET6との損失和はLx+Lyとなる。
なお、ここでk、mは、素子耐圧に対するインバータ直流電圧の比率であり、一般には0.5〜0.8の値が選ばれる。また、各素子X、Yは第1、第2の単相インバータ1、2を構成しているので、SiC−MOSFET素子XにはkVx以下の電圧が印加され、Si−MOSFET素子YにはmVy以下の電圧が印加される。
仮に、第1の単相インバータ1に素子耐圧VxのSi−MOSFETを用いた場合と比較すると、この実施の形態では、導通損失は差分C1で大きく低減できる。また第2の単相インバータ1に素子耐圧VyのSiC−MOSFETを用いた場合と比較すると、この実施の形態の方が、導通損失は差分C2で増大しているが、この差分C2は上記C1に対して各段と小さい。
SiC素子はSi素子に比べて高価であり、この実施の形態では、高価なSiC−MOSFET3を高い素子耐圧が要求される第1の単相インバータ1のみに用い、要求される素子耐圧が比較的低い第2の単相インバータ2にSi−MOSFET6を用いることで、コスト上昇を抑えて効果的に損失低減を図ることができ、電力変換装置の変換効率が向上する。
また各単相インバータ1、2は3レベルの電圧を出力するため、2レベルの電圧出力するインバータに比べてインバータを構成する各半導体素子の耐圧を低減でき、その分導通損失も低減できる。さらに、第1の単相インバータ1の出力と第2の単相インバータ2の出力とを組み合わせて所望の出力電圧を得るため、600V超の高電圧の回路構成でも低損失で高周波のスイッチング動作を実現でき、出力電圧の高調波を抑制し、精度の高い電圧波形による出力電圧が得られる。
このため、大容量の出力フィルタが不要になり、大電力制御に使用可能な小型で高効率な電力変換装置が得られる。
なお、上記実施の形態1において、第1、第2の単相インバータ1、2では、ダイオード4、7が逆並列接続されたMOSFET3、6が2個直列接続された直列接続体を備えている。第1、第2の単相インバータ1、2では、2つのMOSFET3、6が直列接続された直列接続体をスイッチングにて動作させるが、一方のMOSFETをオフすると他方のMOSFETの逆並列ダイオードがオン状態となる。この時、即ち上記一方のMOSFETのオフ動作完了から、オン動作開始直前までの期間に、上記他方のMOSFETをオン状態にする。MOSFETはオン状態になると、双方向に通電可能であるので、上記他方のMOSFETと逆並列ダイオードとの双方に電流が流れる。このため、オン電圧が低下し、さらに導通損失を低減できる。
また、MOSFET3、6は内部に寄生ダイオードが形成されており、その接続方向は図1のダイオード4、7と同じである(図1ではMOSFETの寄生ダイオードは図示していない)。したがって、第1、第2の単相インバータ1、2のダイオード4、7の代わりに寄生ダイオードを用いることで、ダイオード4、7を省略することも可能である。このようにすることで、ダイオード4、7分のコスト低減、実装面積の縮小が可能となる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図に基づいて説明する。
図7は、この発明の実施の形態2による電力変換装置の構成を示す図である。
図7に示すように、電力変換装置は、3相インバータ21から成る主インバータ(第1のインバータ回路)の各相交流出力線にそれぞれ単相インバータ22a、22b、22cの交流側出力端を直列接続して、3相負荷29に交流電力を供給する。
3相インバータ21には、非Si、例えばSiCやGaNなどのワイドバンドギャップ半導体材料からなるデバイスが用いられる。この場合、3相インバータ21は、SiC−ダイオード24を逆並列に接続した複数個のSiCパワー半導体スイッチング素子としてのSiC−MOSFET23と、第1の直流電圧部としての直流電源25とを備えて、該直流電源25からの直流電力を交流電力に変換して出力する。この3相インバータ21は、3相負荷29へのエネルギの供給源として動作する。
3つの単相インバータ22a、22b、22cから成る副インバータ22(第2のインバータ回路)には、Siによるデバイスが用いられる。この場合、各単相インバータ22a、22b、22cは、Si−ダイオード27を逆並列に接続した複数個のSiパワー半導体スイッチング素子としてのSi−MOSFET26と、第2の直流電圧部としてのコンデンサ28とを備えて、該コンデンサ28からの直流電力を交流電力に変換して出力する。この場合、各単相インバータ22a〜22cの直流入力部分にはコンデンサ28のみを備えるため、コンデンサ28の充放電がバランスするよう、即ち、各単相インバータ22a〜22cの平均的な電力負担がそれぞれゼロになるように、各単相インバータ22a〜22cは制御される。
なお、第2の直流電圧部には、図2に示すように直流電源10を用いても良く、その場合は、各単相インバータ22a〜22cも、3相負荷29へのエネルギの供給源として動作する。
3相インバータ21の直流電源25の電圧Vdc−mainは、例えば600V超の高電圧であり、各単相インバータ22a〜22cのコンデンサ8の電圧Vdc−subより大きく設定される。
3相インバータ21の各相交流出力線にそれぞれ単相インバータ22a、22b、22cが接続されるため、交流各相にて3相インバータ21と単相インバータ22a〜22cとの発生電圧が組み合わされ、所定の電圧波形による3相交流電力が3相負荷29に供給される。この場合、3相インバータ21の電圧に2つの単相インバータ22a〜22cの電圧を加えた電圧値が、必要な最大線間電圧以上となっていることで、必要な電圧を発生することが可能である。
即ち、直流電源25の電圧Vdc−mainと、コンデンサ28の電圧Vdc−subとは、
Vdc−main>Vdc−sub
Vdc−main+Vdc−sub×2≧負荷最大電圧(最大線間電圧)
となるように設定される。
また、上記実施の形態1と同様に、主インバータ(3相インバータ21)には、600V超の高耐圧VxのSiC−MOSFET素子XをSiC−MOSFET23に用い、低周波でのスイッチングにより動作させる。また、副インバータ22の各単相インバータ22a〜22cには、比較的低耐圧VyのSi−MOSFET素子YをSi−MOSFET26に用い、高周波PWMによるスイッチングにて動作させる。
これにより、上記実施の形態1と同様に、電力変換装置はコスト上昇を抑えて信頼性よく損失低減が図れ、変換効率が向上する。
また、各単相インバータ22a〜22cは3レベルの電圧を出力するため、2レベルの電圧出力するインバータに比べてインバータを構成する各半導体素子の耐圧を低減でき、その分導通損失も低減できる。さらに、3相インバータ21と単相インバータ22a〜22cとの出力を組み合わせて所望の出力電圧を得るため、600V超の高電圧の回路構成でも低損失で高周波のスイッチング動作を実現でき、出力電圧の高調波を抑制し、精度の高い電圧波形による出力電圧が得られる。
このため、大容量の出力フィルタが不要になり、大電力制御に使用可能な小型で高効率な電力変換装置が得られる。
なお、上記実施の形態2では、主インバータを3相インバータ21としたが、3相以外の複数相でも良く、また、各相に複数の単相インバータ22a〜22cを直列接続して副インバータ22を構成しても良い。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3を図に基づいて説明する。
図8は、この発明の実施の形態3による電力変換装置の構成を示す図である。
図8に示すように、電力変換装置は、第1の3相インバータ31から成る主インバータ(第1のインバータ回路)と、第2の3相インバータ32から成る副インバータ(第2のインバータ回路)とを備えて、3相負荷39に交流電力を供給する。3相負荷39は各相が独立した巻線負荷などから成り各相が切り離されている。また第1の3相インバータ31の各相交流出力線が3相負荷39の各相を介して第2の3相インバータ32の各相の交流出力端に直列接続される。即ち、第1、第2の3相インバータ31、32は3相負荷39に両側から電力供給する。
第1の3相インバータ31には、非Si、例えばSiCやGaNなどのワイドバンドギャップ半導体材料からなるデバイスが用いられる。この場合、第1の3相インバータ31は、SiC−ダイオード34を逆並列に接続した複数個のSiCパワー半導体スイッチング素子としてのSiC−MOSFET33と、第1の直流電圧部としての直流電源35とを備えて、該直流電源35からの直流電力を交流電力に変換して出力する。この第1の3相インバータ31は、3相負荷39へのエネルギの供給源として動作する。
第2の3相インバータ32には、例えばSiからなるデバイスが用いられる。この場合、第2の3相インバータ32は、Si−ダイオード37を逆並列に接続した複数個のSiパワー半導体スイッチング素子としてのSi−MOSFET36と、第2の直流電圧部としてのコンデンサ38とを備えて、該コンデンサ38からの直流電力を交流電力に変換して出力する。この場合、第2の3相インバータ32の直流入力部分にはコンデンサ38のみを備えるため、コンデンサ38の充放電がバランスするよう、即ち、第2の3相インバータ32の平均的な電力負担がゼロになるように制御される。
なお、第2の直流電圧部には、図2に示すように直流電源10を用いても良く、その場合は、第2の3相インバータ32も、3相負荷39へのエネルギの供給源として動作する。
第1の3相インバータ31の直流電源35の電圧Vdc−mainは、例えば600V超の高電圧であり、第2の3相インバータ32のコンデンサ38の電圧Vdc−subより大きく設定される。
電力変換装置は、各相にて第1の3相インバータ31と第2の3相インバータ32との発生電圧を組み合わせることによって、所定の電圧波形による3相交流電力を3相負荷39に供給する。この場合、第1の3相インバータ31の電圧に第2の3相インバータ32の電圧を加えた電圧値が、必要な最大線間電圧以上となっていることで、必要な電圧を発生することが可能である。
即ち、第1の直流電源35の電圧Vdc−mainと、コンデンサ38の電圧Vdc−subとは、
Vdc−main>Vdc−sub
Vdc−main+Vdc−sub≧負荷最大電圧(最大線間電圧)
となるように設定される。
また、上記実施の形態1と同様に、主インバータ(第1の3相インバータ31)は、600V超の高耐圧VxのSiC−MOSFET素子XをSiC−MOSFET33に用い、低周波でのスイッチングにより動作させる。また、副インバータ(第2の3相インバータ32)には、比較的低耐圧VyのSi−MOSFET素子YをSi−MOSFET36に用い、高周波PWMによるスイッチングにて動作させる。
これにより、上記実施の形態1と同様に、電力変換装置はコスト上昇を抑えて信頼性よく損失低減が図れ、変換効率が向上する。
また、第1、第2の3相インバータ31、32を組み合わせて所望の出力電圧を得るため、600V超の高電圧の回路構成でも低損失で高周波のスイッチング動作を実現でき、出力電圧の高調波を抑制し、精度の高い電圧波形による出力電圧が得られる。
このため、大容量の出力フィルタが不要になり、大電力制御に使用可能な小型で高効率な電力変換装置が得られる。
また、この実施の形態3では、3相の電力変換装置について示したが、各相を独立して考え、第1、第2の3相インバータ31、32を単相インバータに、3相負荷39を単相負荷に置き換えても良い。即ち、主インバータとなる単相インバータの交流出力端と副インバータとなる単相インバータの交流出力端とを単相負荷を介して接続して、単相負荷の両側から電力供給する。この場合も、主インバータには、600V超の高耐圧VxのSiC−MOSFET素子Xを用いて低周波スイッチングにより動作させ、副インバータには、比較的低耐圧VyのSi−MOSFETを用いて高周波PWMによるスイッチングにて動作させることにより、同様の効果が得られる。
なお、上記実施の形態2、3においても、上記実施の形態1と同様に、2つのMOSFETが直列接続された直列接続体をスイッチングにて動作させるが、一方のMOSFETのオフ動作完了から、オン動作開始直前までの期間に、他方のMOSFETをオン状態にする。これにより、上記他方のMOSFETと逆並列ダイオードとの双方に電流が流れ、オン電圧が低下し、さらに導通損失を低減できる。
また、上記実施の形態2、3においても、MOSFETは内部に寄生ダイオードが形成されており、逆並列接続されたダイオードの代わりに寄生ダイオードを用いることで、ダイオードを省略することも可能である。このようにすることで、ダイオード分のコスト低減、実装面積の縮小が可能となる。
また、上記実施の形態1〜3では、半導体スイッチング素子としてユニポーラデバイスであるMOSFETを対象に説明しているが、主インバータ1、21、31に、低い導通損失で600Vより遙かに高い耐圧を実現する素子として、バイポーラデバイスであるSiC−IGBT(絶縁型バイポーラトランジスタ)を適用しても良い。ただしIGBTでは一方向のみ通電可能であるため、直列接続された一方の半導体スイッチング素子のオフ動作完了から、オン動作開始直前までの期間に、他方の半導体スイッチング素子をオン状態にして導通損失を低減させるような、上述したMOSFETでの制御はしない。
さらに、バイポーラトランジスタやGCT等のデバイスでも好ましい効果が得られる。
また、上記実施の形態1〜3では、主インバータ1、21、31と副インバータ2、22、32では、主インバータ1、21、31の方が直流電圧が大きく、しかもスイッチング周波数が小さいものとしたが、スイッチング周波数が同じで主インバータ1、21、31の方が直流電圧が大きいものであっても良く、全体の損失低減の効果は得られる。
また、上記実施の形態1〜3では、主インバータ1、21、31に備えられた半導体スイッチング素子とダイオードの双方が非Si、例えばSiCによる素子の場合を説明しているが、半導体スイッチング素子のみを非Siデバイスとしても良い。これによりSiによる素子と比較して導通損失を低減することができる。さらにまた、主インバータ1、21、31内でダイオードのみを非Siによる素子、例えばSiC−SBDとしても良い。この場合も、SiC−SBDのリカバリ時の損失を大幅に低減でき、主インバータ1、21、31内の半導体スイッチング素子とダイオードの双方をSiによる素子で構成した場合よりも大きな損失低減効果がある。
さらに、副インバータ2、22、32内でダイオードのみを非Siによる素子、例えばSiC−SBDとしても良い。この場合も、SiC−SBDのリカバリ時の損失を大幅に低減でき、コスト上昇を抑えながら大きな損失低減効果が得られる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。
この実施の形態4では、図9に示すように、上記実施の形態1で示した第1、第2の単相インバータ1、2の直流電圧部である直流電源5、コンデンサ8と各アームとの間にコンデンサCo、Csを接続する。
第2の単相インバータ2は、高周波で動作するため、スイッチング損失低減のために素子のスイッチング速度を速くする必要がある。このとき、配線のインダクタンスLsが大きいと、Ls・di/dtによるサージ電圧により素子が破壊される恐れがあるため、配線のインダクタンスLsを小さくする必要がある。このため、第2の単相インバータ2のコンデンサ8と各アームとの間に接続するコンデンサCsは、インダクタンスの小さなものを用いる。また、インダクタンスだけでなく、抵抗成分も含めたインピーダンスの小さなものを選定するのが望ましい。
一方、低周波で動作する第1の単相インバータ1は、スイッチング速度を速くする必要がないため、サージ電圧による悪影響を考慮する必要が無い。このため、第1の単相インバータ1の直流電源5と各アームとの間に接続するコンデンサCoは、コンデンサCsのようにインダクタンス、インピーダンスが小さい必要は無く、安価なコンデンサを用いることができる。
なお、コンデンサCsそのもののインダクタンスやインピーダンスを低減しなくても、コンデンサCsから各アームへの経路全体のインダクタンスやインピーダンスを低減することでサージ電圧を抑えることができる。即ち、コンデンサCsから各アームへのインダクタンスやインピーダンスを、コンデンサCoから各アームへのインダクタンスやインピーダンスより小さくする。
このように、第1の単相インバータ1の直流電源5から各アームまでの配線のインダクタンスやインピーダンスよりも、第2の単相インバータ2のコンデンサ8から各アームまでの配線のインダクタンスやインピーダンスを小さくすることで、信頼性が高く安価な回路構成の電力変換装置が実現できる。
なお、この実施の形態は、上記実施の形態2、3による回路構成の電力変換装置にも適用でき、主インバータ21、31の直流電源25、35から各アームまでの配線のインダクタンスやインピーダンスよりも、副インバータ22、32のコンデンサ28、38から各アームまでの配線のインダクタンスやインピーダンスを小さくすることで、同様に信頼性が高く安価な回路構成の電力変換装置が実現できる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5について説明する。
この実施の形態5では、図10に示すように、上記実施の形態1による第1の単相インバータ1の各アームを構成するSiC素子部1aと第2の単相インバータ2の各アームを構成するSi素子部2aとを1つのパワーモジュール40に収納する。
第1の単相インバータ1のSiC素子部1aは、SiC−MOSFET3とSiC−ダイオード4とで構成され、第2の単相インバータ2のSi素子部2aは、Si−MOSFET6とSi−ダイオード7とで構成される。なお、Ps、Nsは第1の単相インバータ1の直流母線であり、Pf、Nfは第2の単相インバータ2の直流母線である。また、パワーモジュール内のSiC素子部1aの2つのアームの各配線インダクタンスをLms1、Lms2で示し、Si素子部2aの2つのアームの各配線インダクタンスをLmf1、Lmf2で示した。
第2の単相インバータ2のSi素子部2aは高周波で動作するため、配線インダクタンスLmf1、Lmf2を小さくしてスイッチング時のサージ電圧を抑制する必要がある。一方、低周波で動作する第1の単相インバータ1のSiC素子部1aは、スイッチング速度を速くする必要がないため、サージ電圧による悪影響を考慮する必要が無い。
この実施の形態では、Lms1>Lmf1、Lms2>Lmf2を満たすように、各素子および配線を配設する。これにより、安価な回路構成でSi素子部2aの配線インダクタンスLmf1、Lmf2を小さくでき、サージ電圧が抑制された信頼性の高い電力変換装置が実現できる。
通常、異なる材料によるデバイスは同一パワーモジュールに収納しないものであるが、この実施の形態では、上述したように、配線インダクタンスが、Lms1>Lmf1、Lms2>Lmf2の関係を満たすようにして、SiC素子部1aとSi素子部2aとを信頼性良く1つのパワーモジュール40に収納する。これにより、電力変換装置の小型化を促進できる。
なお、この実施の形態は、上記実施の形態2、3による回路構成の電力変換装置にも適用でき、主インバータ21、31のSiC素子部と、副インバータ22、32のSi素子部とを、Si素子部の配線インダクタンスをSiC素子部の配線インダクタンスより小さくして、1つのパワーモジュールに収納する。上記実施の形態2に適用したものを図11に示す。図に示すように、主インバータ21のSiC素子部21aと、副インバータ22の各単相インバータ22a、22b、22cのSi素子部22aa、22ba、22caとを、1つのパワーモジュールである3相ハイブリッドモジュール41に収納している。
このように上記実施の形態2、3による回路構成の電力変換装置に適用した場合も、この実施の形態と同様に、安価な回路構成でサージ電圧が抑制された信頼性の高い電力変換装置が実現できると共に、電力変換装置の小型化も促進できる。
この発明による電力変換装置は、第1の直流電圧部と非Siによる複数の半導体素子とを備えた第1のインバータ回路と、上記第1の直流電圧部より小さな電圧を有する第2の直流電圧部とSiによる複数の半導体素子とを備えた第2のインバータ回路とを備える。そして、上記第1のインバータ回路の交流側出力端と上記第2のインバータ回路の交流側出力端とを直列に接続し、上記第1、第2のインバータ回路の出力の合成により所定の電圧波形による交流電力を負荷に供給するものである。
この発明による電力変換装置は、非Siによる複数の半導体素子を用いた第1のインバータ回路を高電圧で動作させ、Siによる複数の半導体素子を用いた第2のインバータ回路を低電圧で動作させ、第1、第2のインバータ回路の出力を合成する。このため、電力変換装置全体の導通損失が大きく低減されて信頼性よく電力損失の低減が図れると共に、出力電圧の高調波成分を抑制して大電力を出力できる。これにより、大容量の出力フィルタが不要になり、大電力制御に使用可能な小型で高効率な電力変換装置が得られる。

Claims (19)

  1. 第1の直流電圧部と非Siによる複数の半導体素子とを備えた第1のインバータ回路と、
    上記第1の直流電圧部より小さな電圧を有する第2の直流電圧部と複数の半導体素子とを備えた第2のインバータ回路とを備え、
    上記第1のインバータ回路の交流側出力端と上記第2のインバータ回路の交流側出力端とを直列に接続し、上記第1、第2のインバータ回路の出力の合成により所定の電圧波形による交流電力を負荷に供給する電力変換装置。
  2. 上記第2のインバータ回路の上記複数の半導体素子がSiによる素子である請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記第1のインバータ回路を駆動するスイッチング周波数は、上記第2のインバータ回路を駆動するスイッチング周波数より小さい請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 上記第1のインバータ回路を駆動するスイッチング周波数は、上記第2のインバータ回路を駆動するスイッチング周波数より小さい請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 上記第1、第2のインバータ回路の内、上記第2のインバータ回路のみが高周波PWM制御される請求項3または4に記載の電力変換装置。
  6. 上記第1のインバータ回路および上記第2のインバータ回路は、それぞれ単相インバータで構成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 上記第1のインバータ回路はn相インバータで構成され、上記第2のインバータ回路は少なくともn個の単相インバータで構成され、
    上記第1のインバータ回路の各相交流出力線に、上記第2のインバータ回路の上記各単相インバータの交流側出力端を直列に接続し、各相にて上記第1、第2のインバータ回路の出力を合成し、所定の電圧波形によるn相交流電力をn相負荷に供給する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 上記第1のインバータ回路の交流側出力端と上記第2のインバータ回路の交流側出力端とは、上記負荷を挟んで直列に接続され、上記第1のインバータ回路と上記第2のインバータ回路とで上記負荷に両側から電力供給する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  9. 上記第1のインバータ回路は、上記非Siによる複数の半導体素子として複数の非Si半導体スイッチング素子を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 上記第1のインバータ回路内の上記各非Si半導体スイッチング素子の耐圧は600V以上である請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 上記第1のインバータ回路は、2つの非Si半導体スイッチング素子の直列接続体を少なくとも一対有し、該直列接続体の一方の非Si半導体スイッチング素子のオフ動作完了から次のオン動作直前までの間に、他方の非Si半導体スイッチング素子をオンさせる請求項9に記載の電力変換装置。
  12. 上記第1のインバータ回路内の上記各非Si半導体スイッチング素子にSiC−MOSFETを用いた請求項9に記載の電力変換装置。
  13. 上記第1のインバータ回路内の上記各非Si半導体スイッチング素子にバイポーラデバイスを用いた請求項9に記載の電力変換装置。
  14. 上記第2のインバータ回路は、上記複数の半導体素子として複数のSi半導体スイッチング素子を備え、該各Si半導体スイッチング素子および上記第1のインバータ回路内の上記各非Si半導体スイッチング素子に、ユニポーラデバイスを用いた請求項9に記載の電力変換装置。
  15. 上記第1のインバータ回路は、複数の半導体スイッチング素子および複数のダイオードを備え、該複数のダイオードが上記非Siによる複数の半導体素子である請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  16. 上記複数のダイオードは、SiC−ショットキバリアダイオードである請求項15に記載の電力変換装置。
  17. 上記第2のインバータ回路は、上記Siによる複数の半導体素子としての複数の半導体スイッチング素子と、非Siによる複数のダイオードとを備える請求項2に記載の電力変換装置。
  18. 上記第2のインバータ回路における上記第2の直流電圧部から該第2のインバータ回路の各アームまでの配線インダクタンスは、上記第1のインバータ回路における上記第1の直流電圧部から該第1のインバータ回路の各アームまでの配線インダクタンスよりも小さい請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  19. 上記第1のインバータ回路内の上記非Siによる複数の半導体素子と上記第2のインバータ回路内の複数の半導体素子とを、同一のモジュール内に収納した請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
JP2011531762A 2009-09-16 2010-05-07 電力変換装置 Active JP5450635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011531762A JP5450635B2 (ja) 2009-09-16 2010-05-07 電力変換装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009214411 2009-09-16
JP2009214411 2009-09-16
JP2011531762A JP5450635B2 (ja) 2009-09-16 2010-05-07 電力変換装置
PCT/JP2010/003126 WO2011033698A1 (ja) 2009-09-16 2010-05-07 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011033698A1 true JPWO2011033698A1 (ja) 2013-02-07
JP5450635B2 JP5450635B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=43758317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011531762A Active JP5450635B2 (ja) 2009-09-16 2010-05-07 電力変換装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8861235B2 (ja)
JP (1) JP5450635B2 (ja)
CN (1) CN102511123B (ja)
DE (1) DE112010003664T5 (ja)
WO (1) WO2011033698A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9007789B2 (en) * 2011-12-12 2015-04-14 Chen Na Electric circuit for high voltage power conversion
DE102012101156A1 (de) * 2012-02-14 2013-08-14 Lti Drives Gmbh Netzeinspeisevorrichtung, Energieeinspeisesystem sowie Verfahren zum Betrieb einer Netzeinspeisevorrichtung
JP6009833B2 (ja) * 2012-06-19 2016-10-19 株式会社東芝 電力変換装置
CN103516239B (zh) * 2012-06-29 2016-04-20 通用电气公司 改进的变流器调制系统和方法
US9248751B2 (en) * 2013-03-15 2016-02-02 Qualcomm Incorporated Mixed semiconductor H-bridge power converters and methods related thereto
WO2014199422A1 (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 株式会社 日立製作所 電力変換装置
CN103475244A (zh) * 2013-09-06 2013-12-25 西安电子科技大学 单相逆变器的主电路
CN103475253A (zh) * 2013-09-06 2013-12-25 西安电子科技大学 单相逆变器
WO2016031037A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 東芝三菱電機産業システム株式会社 インバータ
US9837921B2 (en) 2014-09-08 2017-12-05 Infineon Technologies Austria Ag Multi-cell power conversion method and multi-cell power converter
US9584034B2 (en) 2014-09-08 2017-02-28 Infineon Technologies Austria Ag Power converter circuit and method with asymmetrical half bridge
US9929662B2 (en) 2014-09-08 2018-03-27 Infineon Technologies Austria Ag Alternating average power in a multi-cell power converter
US9762134B2 (en) 2014-09-08 2017-09-12 Infineon Technologies Austria Ag Multi-cell power conversion method and multi-cell power converter
US20160072395A1 (en) * 2014-09-08 2016-03-10 Infineon Technologies Austria Ag Multi-cell power conversion method and multi-cell power converter
CN104533725B (zh) * 2015-01-19 2017-09-15 台达电子工业股份有限公司 风力发电系统
SE541525C2 (en) * 2015-11-18 2019-10-29 Abb Schweiz Ag Active filter topology for cascaded inverters
DE102016207286A1 (de) * 2016-04-28 2017-11-02 Robert Bosch Gmbh Elektrisches System mit mindestens zwei Modulen
DE102016207288A1 (de) * 2016-04-28 2017-11-02 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine mit zwei angeschlossenen Wechselrichtern
EP3309948A1 (en) * 2016-10-14 2018-04-18 Indian Institute of Science A dc-dc hybrid converter with gallium nitride and silicon transistors
JP6997660B2 (ja) * 2018-03-26 2022-01-17 株式会社Soken 電動機駆動システム
CN109873424B (zh) 2019-04-17 2019-11-22 山东大学 一种混合式级联apf拓扑结构及其控制方法
DE102022205304A1 (de) 2022-05-25 2023-11-30 Vitesco Technologies GmbH Fahrzeugantrieb-Inverter mit hybrider Transistortechnologie und leistungsabhängiger Transistornutzung

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000072433A1 (fr) 1999-05-19 2000-11-30 Kansai Research Institute Circuit de commutation
JP4468840B2 (ja) * 2005-02-25 2010-05-26 三菱電機株式会社 電力変換装置
US7602626B2 (en) 2005-02-25 2009-10-13 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion apparatus
EP1852964B1 (en) * 2005-02-25 2012-01-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Power conversion apparatus
JP4811917B2 (ja) * 2005-12-27 2011-11-09 三菱電機株式会社 電力変換装置
US7485987B2 (en) * 2006-02-23 2009-02-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Power converting device
JP2009159184A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Hitachi Ltd フリーホイールダイオードとを有する回路装置、及び、ダイオードを用いた回路装置とそれを用いた電力変換器
JP5260957B2 (ja) * 2007-12-28 2013-08-14 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP5770412B2 (ja) * 2008-01-31 2015-08-26 ダイキン工業株式会社 電力変換装置
US8866342B2 (en) * 2008-03-19 2014-10-21 Mitsubishi Electric Corporation Power converting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011033698A1 (ja) 2011-03-24
JP5450635B2 (ja) 2014-03-26
US20120099353A1 (en) 2012-04-26
US8861235B2 (en) 2014-10-14
CN102511123A (zh) 2012-06-20
CN102511123B (zh) 2014-09-24
DE112010003664T5 (de) 2012-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5450635B2 (ja) 電力変換装置
JP5002706B2 (ja) 電力変換装置
CA2789937C (en) 3-level pulse width modulation inverter with snubber circuit
JP5457449B2 (ja) 電力変換装置
JP5369922B2 (ja) 3レベル電力変換装置
EP3174190A1 (en) Three level converter
US9007040B2 (en) DC-DC power conversion apparatus
CN102403914B (zh) 模块开关、电换流器和用于驱动电换流器的方法
US20130088901A1 (en) Multilevel inverter
US20120201066A1 (en) Dual switching frequency hybrid power converter
JP5494147B2 (ja) パワー半導体モジュール及びそれを用いた電力変換装置
KR20080109908A (ko) 감소된 스위칭 손실 및 증가된 수명을 갖는 공간절약형 인버터
JP2009165222A (ja) 電力変換装置
WO2017157271A1 (en) Multilevel inverters
WO2016207969A1 (ja) 充電共用インバータ
JP4212546B2 (ja) 電力変換装置
US9800133B2 (en) Active common mode cancellation
JP2011041348A (ja) 電力変換装置
JP6175946B2 (ja) 共振型インバータ装置
JP6639762B1 (ja) 3レベル電力変換装置
Manivanna et al. Analysis and simulation of seven level inverter system
JP2008067427A (ja) 電力変換装置
JP2004023881A (ja) 共振形インバータ
Verma et al. Comparative Study of Different Firing Scheme for three Phase Voltage Source Inverter
Kumar et al. Analysis and Comparison of Harmonic Reduction in Multilevel Inverters

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5450635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250