JPWO2011024252A1 - 包装箱 - Google Patents

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下山 公章
公章 下山
長谷川 達夫
達夫 長谷川
昭男 高木
昭男 高木
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    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/18Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding a single blank to U-shape to form the base of the container and opposite sides of the body portion, the remaining sides being formed primarily by extensions of one or more of these opposite sides, e.g. flaps hinged thereto

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Abstract

本発明の包装箱は、底板と、底板に連接される前側板および後側板と、後側板の左右端部に連接される幅板と、幅板の下端部に連接される第1フラップと、前側板の左右端部に連接される第2フラップと、からなる。第1フラップは、後側板が底板に対して垂直のとき、底板と重なる。第2フラップは、前側板が底板に対して垂直のとき、底板と重なる第1フラップに上方から接触して底板と挟みこむ。

Description

本発明はダンボール等を用いて構成される包装箱に関する。
従来、厚みが薄く横置きに適さない薄型テレビのような被梱包材を梱包するにあたっては、被梱包材の形状に合わせて厚みの薄い縦置きの包装箱が用いられている。
上述した縦置きの包装箱として、例えば、ダンボールと緩衝材を係合して一体化した包装箱(梱包装置)が提案されている(特許文献1参照)。この包装箱は、包装箱の上方向に形成された開口部から被梱包材を出し入れする。また、底箱と上箱に分けて構成されている包装箱(梱包箱)も提案されている(特許文献2参照)。この包装箱では、被梱包材を底箱に載せた状態で上箱を連結して、被梱包材を包装した状態とする。
特開2006−273357号公報 特開2003−072845号公報
近年、上述した薄型テレビの大画面化が急速に進んだことにより、被梱包材が大型化、大重量化している。上記特許文献1の包装箱では、上方向の開口部から被梱包材を出し入れする必要があるため、被梱包材を高く持ち上げる必要があり、その作業が非常に困難なものとなっていた。
一方、上記特許文献2に記載の包装箱では、被梱包材は底箱に配置するため、上箱を外した状態であれば、非梱包材を高く持ち上げることなく底箱に出し入れすることができる。しかしながら、上箱と底箱という複数の部品で構成されていることから、梱包時に複数の部品を連結する必要があるため、作業性が悪いという問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な梱包作業性を有する包装箱を提供することである。
上述した問題を解決するためになされた本発明の第1局面の包装箱は、略矩形の底板と、上記底板の前辺に折り目を介して連接される前側板と、上記底板の後辺に折り目を介して連接される後側板と、上記後側板の左右端部に折り目を介して連接される一対の幅板と、からなる包装箱であり、以下の特徴を有する。
この包装箱は、上記一対の幅板のうち少なくとも何れか一方の下端部に折り目を介して連接される第1フラップと、上記前側板の左右端部のうち、上記第1フラップが連接された幅板に対応する側の端部に折り目を介して連接される第2フラップと、を備えており、上記第1フラップは、上記後側板が上記底板に対して略垂直となる状態、かつ、上記幅板が内側に折曲げられた状態においては、上記底板と重なる重畳位置となり、上記第2フラップは、上記前側板が上記底板に対して略垂直となる状態、かつ第2フラップが内側に折曲げられた状態においては、上記重畳位置にある上記第1フラップに上方から接触して上記第1フラップを上記底板と挟みこむことを特徴とする。
このように構成された包装箱は、前側板を底板に対して略垂直とした(以降、前側板を立てた、ともいう)場合に包装箱を閉じて被梱包材を包装する状態となり、前側板を前方に倒した場合に包装箱を開けて被梱包材の包装箱内への出し入れが可能な状態となるため、被梱包材を高く持ち上げることなく梱包および開梱が可能となる。
また、後側板を底板に対して略垂直とした(以降、後側板を立てた、ともいう)状態で前側板を立てると、前側板に連接される第2フラップが、底板と重なる位置(重畳位置)にある第1フラップを底板との間に挟み込むこととなる。第1フラップは幅板を介して後側板と連接しているため、第1フラップが上述したように挟み込まれると、後側板が後方へ傾くことが抑制される。従って、前側板を立てれば後側板が立った状態に保持されるため、組み立て時に後側板が倒れないように手や治具などで保持することなく、後側板が倒れて作業が中断したり、被梱包材が転倒してしまう危険を低減することができる。
また、底板,前側板,後側板,幅板が連接されているため、梱包時に複数の部品を連結する必要がない。
従って、上述した包装箱であれば、梱包の作業性を良好なものとすることができる。
なお、第2フラップが重畳位置にある第1フラップを底板と挟みこむためには、前側板を立てた状態で第2フラップの下端部が底板と接触する位置またはその近傍に位置するように第2フラップを形成すればよい。
なお、底板における前辺,後辺は、底板の周縁における相対する2辺である。また、底板の中心を基準として前辺側が前方、後辺側が後方として前後の方向を定めている。
上述した第1フラップは、第2フラップにより底板と挟み込む領域を有していれば、その形状は特に限定されない。また、第1フラップは幅板の下端部にのみ連接される構成であってもよいが、それ以外の部分にも固定されていてもよい。例えば、第1フラップの一部を後側板に固定すれば、第1フラップの可動範囲を制限できるため、前側板を立てたときに第2フラップが上方から接触できない位置に第1フラップが移動してしまい、梱包作業性が低下する危険を低減できる。また、上記以外に、本発明の第2局面の包装箱のように第1フラップの一部を固定してもよい。
本発明の第2局面の包装箱は、第1局面の包装箱において、第1フラップが、第1領域と第2領域とに第1フラップ折り目を介して分けられてなる。そして、第1領域は、幅板の下端部に連接されており、第2領域は、底板に固定されている。また、第1フラップ折り目は、底板の後辺と、後側板と幅板との連接部分と、の交点を通過する直線上にあって、(A)第1フラップ折り目と後辺とのなす角度、と、(B)第1フラップ折り目と、第1領域と幅板との連接部分と、のなす角度、とが略等しくなる位置に設けられることを特徴とする。
このように構成された包装箱であれば、後側板,幅板,第1フラップの底板に対する動作が連動することとなる。従って、後側板,幅板,第1フラップは、そのいずれか1つを動かすことで他の2つを動作させることができる。
具体的には、後側板が立った状態において、第1領域が底板に重なる位置となるうえ、幅板が底板に対して略垂直に立ち上がった位置となるため、組み立て作業が容易になる。また、後側板が後方に倒れた状態においては、第1領域と第2領域とは折り畳まれて、幅板とともに底板に重なる位置となるため、その状態で収納することで収納スペースを小さくすることができる。
なお、上述した(A),(B)の角度は略45度となるように設定することで、後側板を立てた際に幅板を後側板に対して略垂直な位置とすることができる。
本発明の第3局面の包装箱は、第1局面または第2局面の包装箱において、底板における少なくとも左右何れか一方の端部に連接される第1舌片を備えており、幅板には、後側板が底板に対して略垂直となる状態において第1舌片を挿入可能な位置に挿入孔が形成されていることを特徴とする。
このように構成された包装箱では、第1舌片を幅板の挿入孔に挿入した状態において、後側板を後方に倒そうとすると、第1舌片が挿入孔の周縁部に接触するため、後側板の後方への移動が抑制される。従って、第1舌片を幅板の挿入孔に挿入するだけで、底板に対する幅板の位置を保持でき、前側板が立った状態でない場合であっても、後側板が後方に倒れてしまうことを抑制できるようになる。
なお、上述した挿入孔は、常時開いている孔として形成されていてもよいし、挿入孔の周縁部に折り目を介して連接された蓋部が備えられていて、不使用時は蓋部で挿入孔が閉じており、使用時には蓋部を押し込むことで蓋部が移動し、挿入孔が開く構成であってもよい。
本発明の第4局面の包装箱は、第1局面〜第3局面のいずれかの包装箱において、さらに以下の特徴を有する。
まず、幅板は、第1貫通孔が形成されており、当該第1貫通孔の上端部または下端部に連接されてなる第2舌片を備える。また、第2フラップは、前側板および後側板が底板に対して略垂直となる状態において、第2舌片を挿入可能な位置に第2貫通孔が形成されている。
そして、第2舌片における前端部は、第2舌片を第2貫通孔に挿入した際に第2貫通孔より前方に位置しており、第2舌片における後端部は、第2舌片を第2貫通孔に挿入した際に第2貫通孔の周縁との間に間隔を有するように構成されていることを特徴とする。
このように構成された包装箱において、第2舌片の前端部は、第2貫通孔に挿入された状態では、第2貫通孔の前方の周縁部よりも前方に位置している。そのため、第2舌片が挿入された状態で第2フラップと幅板とが離れようとすると、第2舌片の前端部が第2貫通孔の周縁部と接触して距離が離れることを抑制するため、第2フラップと幅板とが隣接した状態を保持することができる。
また、第2舌片の後端部は、第2貫通孔に挿入された状態であっても、第2貫通孔の周縁部との間に間隔が存在するため、後端部は周縁部に接触せず、挿入された状態を保持していない。
ここで、前側板を前方に倒そうとすると、第2フラップが幅板から前方に移動しようとする(つまり、第2貫通孔が第2舌片から前方に移動しようとする)ため、第2舌片の後端部が第2貫通孔の後方の周縁部と接触する。しかしながら第2舌片の後端部では挿入された状態が保持されていないため、容易に第2舌片が抜けて挿入状態が解除され、前側板を前方に倒すことができるようになる。
また、第2舌片の前端部は、第2フラップが幅板から前方に移動すると、周縁部から離れて周縁部と接触しなくなるため、前端部も前側板の前方への移動を抑制しない。
従って、前側板を前方に倒すことにより容易に挿入状態を解除できるため、前側板を開く際に第2舌片を抜く作業を行う必要がなく都合がよい。
本発明の第5局面の包装箱は、第1局面〜第4局面のいずれかの包装箱において、第2フラップが、幅板と同じ高さに形成されていることを特徴とする。
このように構成された包装箱であれば、第2フラップが幅板と同じ高さに形成されていることから、第2フラップが幅板と協同して包装箱に加えられる上下方向の荷重を受けることとなり、包装箱の上下方向に対する強度を高めることができる。
本発明の第6局面の包装箱は、第5局面の包装箱において、第2フラップ上端部に連接される第3舌片と、幅板の上端部に形成される第3フラップと、を備えており、第3フラップが、前側板および後側板が底板に対して略垂直となる状態において、第3舌片を挿入可能な位置に形成される挿入孔を有することを特徴とする。
このように構成された包装箱では、第3舌片を第3フラップの挿入孔に挿入した状態において、前側板を前方に倒そうとすると、第2フラップが幅板から前方に移動しようとする(つまり、第3舌片が挿入孔から前方に移動しようとする)が、第3舌片が挿入孔の周縁部に接触するため、第2フラップの前方への移動が抑制される。
従って、第3舌片を第3フラップの挿入孔に挿入するだけで、幅板と第2フラップとを重ねた状態に保持することができ、前側板が後側板から離れて前方に倒れてしまうことを抑制できる。また、第3舌片を挿入孔から外すだけで、幅板と第2フラップとの重ねた状態の保持を解除でき、前側板を前方に倒すことが可能となる。
従って、上記構成の包装箱であれば、梱包作業中や開梱作業中に前側板の保持や保持の解除を簡便に行うことができるようになる。
なお、上述した挿入孔は、常時開いている孔として形成されていてもよいし、挿入孔の周縁部に折り目を介して連接された蓋部が備えられていて、不使用時は蓋部で挿入孔が閉じており、使用時には蓋部を押し込むことで蓋部が移動し、挿入孔が開く構成であってもよい。
本実施例の包装箱を示す斜視図 包装箱を一部開いた状態を示す斜視図 包装箱の展開図 前側板を後方に移動させた状態を示す斜視図 前側板を後方に移動させて立てた状態を示す斜視図 幅板の下端部を示す拡大斜視図 幅板の中央部を示す拡大斜視図 幅板の上端部を示す拡大斜視図 上舌片を上フラップの貫通孔に挿入した状態を示す斜視図 後側板を後方に移動させた状態を示す斜視図 後側板を後方に移動させて倒した状態を示す斜視図 収納状態を示す斜視図 変形例の包装箱を示す展開図
1…包装箱、2…テープ、10…底板、11L,11R…底舌片、20…前側板、21L,21R…中板、22L,22R…上舌片、23L,23R…折曲げ片、24L,24R…スリット、30…後側板、40L,40R…幅板、41L,41R…底フラップ、42L,42R…第1領域、43L,43R…第2領域、44L,44R…底蓋、45L,45R…挿入片、46L,46R…貫通孔、47L,47R…上フラップ、50A,50B…上蓋、51…空隙、52…貫通孔、61〜63…折り目、65L,65R〜75L,75R…折り目
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[実施例]
(1)包装箱の概要
本実施例における組み立て式の包装箱1は、ダンボールなどのシート材からなるものであって、図1に示すように、左右方向および上下方向と比較して前後方向の幅が小さい直方体の形状をしており、例えば薄型テレビなどの厚みが薄く横置きに適さない被梱包材を包装する際に用いられるものである。この包装箱1を開いた状態を図2に示す。このように、包装箱1は、底板10に連接された前側板20を前方に倒すことで、前方から被梱包材を出し入れできるようになる。なお、図1においては、テープ2を用いて後述する上蓋50A,50Bを固定している。
(2)組み立て前の包装箱の構成
組み立て前の包装箱1の構成を、図3に示す包装箱1の展開図を用いて説明する。なお、図3の説明で用いる前後左右の方向は図3の展開図において対応する方向であるため、包装箱1を組み立てた状態(図1の状態を指す。以降、組み立てた状態とは図1の状態にあることを指す。)における方向とは異なる場合がある。
包装箱1における左右の中央には、前方から順に、いずれも略矩形の上蓋50A,前側板20,底板10,後側板30,上蓋50Bが、谷折りされる折り目(前方から順に61、62(本発明における底板の前辺の折り目)、63(本発明における底板の後辺の折り目)、64)を介して連接されている。この折り目61,62,63,64は、互いに平行となるように形成されている。そして、上蓋50Aと上蓋50B、および前側板20と後側板30は、それぞれ前後方向,左右方向の長さが等しくなるように形成されている。
また、後述する折り目67L,67R,68L,68R,71L,71R,73L,73R,74L,74R,75L,75Rは上記折り目と平行となるように形成されており、折り目65L,65R,66L,66R,70L,70Rは上記折り目61,62,63,64と垂直となるように形成されている。
なお、以降説明する構成は左右対称に形成されている。そのため、以下では左側の構成のみを説明して右側の構成の説明は割愛する。
底板10の左端部には、折り目65Lを介して底舌片11L(本発明における第1舌片)が連接されている。この底舌片11Lは、折り目65Lを上底とする台形形状に形成されており、下底が上底より大きくなるように(底板10から離れるにつれて拡がるように)形成されている。なお、下底の幅は、後述する底蓋44Lの幅よりも広くなるように形成されている。
前側板20の左端部には、折り目66Lを介して中板21L(本発明における第2フラップ)が連接されている。この中板21Lは概観が矩形であって、前後方向の長さが前側板20の前後方向の長さと略同じであり、左右方向の長さが底板10の前後方向の長さと略同じに形成されている。
中板21Lの前端部(組み立てた状態においては上端部)には折り目67Lを介して上舌片22L(本発明における第3舌片)が連接されている。この上舌片22Lは、その一部の左右方向の幅が後述する上フラップ47Lの貫通孔46Lの幅よりも大きくなるように形成されている。
中板21Lの中央付近には、中板21Lを切抜いて形成された折曲げ片23Lが折り目68Lを介して後方向(組み立てた状態においては下方向)に延びるように連接されている。なお、この折曲げ片23Lを、折り目68Lを介して折曲げると、中板21Lを貫通する貫通穴が形成される。
また、中板21Lの後端部(組み立てた状態においては下端部)は、前側板20の後端部(折り目62)の延長線上に端面が位置するように形成されている。また、その下端部の一部の領域にスリット24Lが形成されている。
後側板30の左端部には、折り目70Lを介して幅板40Lが連接されている。この幅板40Lは概観が矩形であって、前後方向の長さが後側板30と略同じであり、左右方向の長さが底板10の前後方向の長さと略同じに形成されている。
幅板40Lの前端部(組み立てた状態においては下端部)には折り目71Lを介して底フラップ41L(本発明における第1フラップ)が連接されている。底フラップ41Lは、第1領域42Lと第2領域43Lとに折り目72L(本発明における第1フラップ折り目)を介して分けられてなるものである。第1領域42Lは、幅板40Lの前端部に連接されている。
折り目72Lは、折り目63(底板10の後辺)と、後側板30と幅板40Lとの連接部分である折り目70Lと、の交点を通過し、折り目71Lとなす角度が略45度となる直線上に形成される。
また、幅板40Lの前端部付近には、幅板40Lを切抜いて形成された底蓋44Lが折り目73Lを介して前方向(組み立てた状態においては下方向)に延びるように連接されている。なお、底蓋44Lの前方には空隙が形成されている。
幅板40Lの中央付近には、幅板40Lを切抜いて形成された挿入片45L(本発明における第2舌片)が折り目74Lを介して前方向(組み立てた状態においては下方向)に延びるように連接されている。この挿入片45Lは、左端部(組み立てた状態においては前端部)が左方向に大きく延び出している。また、右端部(組み立てた状態においては後端部)は折り目74Lとなす角度が鋭角となるようにカットされている。
なお、この挿入片45Lを、折り目74Lを介して折曲げると、幅板40Lを貫通する貫通孔が形成される。
また、幅板40Lの後端部(組み立て状態においては上端部)には、貫通孔46Lを有する上フラップ47L(本発明における第3フラップ)が折り目75Lを介して連接されている。
(3)組み立て方法
次に、この包装箱1の組み立て方法および各構成要素の作用を説明する。
(3.1)後側板30および底フラップ41の組み立て
図3に示す展開図のように包装箱1を展開した状態において、折り目63,70L,70R,71L,71Rを90°谷折りすることで、図2に示すように、後側板30を底板10に対して略垂直とする(以降、後側板30を立てる、ともいう)。また、幅板40L,40Rが内側(図中矢印方向)に折曲げられて底板10および後側板30に対して略垂直となる。底フラップ41L,41Rは底板10の上側となるように配置し、第2領域43L,43Rを底板10に接着して固定する。その際、折り目72L,72Rは、折り目63とのなす角度が略45度となるように配置する。なお、上記のように配置された状態においても、折り目72Lは、折り目63と折り目70Lとの交点を通過する直線上に位置する。折り目72Rについても同様である。
(3.2)前側板20の組み立て
続いて、図4に示すように、中板21L,21Rを折り目66L,66Rを軸として90°以上谷折りすることで内側(図中矢印A方向)に折曲げ、その後、折り目62を軸として前側板20を後方(図中矢印B方向)に移動させる。
さらに前側板20を後方に移動させ、図5Aに示すように前側板20が底板10に対して略垂直となる位置まで移動する(以降、前側板20を立てる、ともいう)。この状態における中板21Rと底フラップ41Rの接触状態を示す拡大図を図5Bに示す。この図5Bにおいては、中板21Rのみ破線で示し、他の構成は実線で示している。中板21Rの下端部は、底フラップ41Rの第1領域42Rに上方向から接触し、第1領域42Rを底板10と挟み込むようになる。中板21L,底フラップ41L,第1領域42Lについても同様である。
(3.3)底舌片11の挿入
続いて、底舌片11L,11Rを、幅板40L,40Rに挿入する。詳細を、図6A,6Bに示す幅板40Lの下端部周辺の拡大図を用いて説明する。なお、幅板40R側における作業も同様であるため、幅板40R側における説明は割愛する。
前側板20および後側板30を底板10に対して立てると、図6Aに示すように、底舌片11Lは底蓋44Lに接近した位置となる。底蓋44Lは、押圧すると折り目73Lを介して内側に折れ曲がり、そのときに底舌片11Lが挿入可能な挿入孔が形成される。そのため、折り目65Lを軸として底舌片11Lを底蓋44L側(図中、矢印方向)に押圧して移動させると、底舌片11Lは底蓋44Lを内側に折曲げつつ幅板40Lの内側に挿入されることとなる。
挿入された底舌片11Lは、その台形形状の下底が底蓋44Lの幅(つまり底蓋44Lを押し込んだときに形成される挿入孔の幅)よりも広く形成されているため、押圧を解除しても、底舌片11Lが挿入孔から抜けることが抑制される。
なお、押圧を解除すると、底蓋44Lは、図6Bに示すように元の位置に戻る。その際、底舌片11Lは底蓋44Lの下方に形成された空隙51(図6A参照)まで底蓋44Lに押下げられるため、底舌片11Lが挿入されていても底蓋44Lが元の位置に戻ることができる。
また、中板21Lにはスリット24Lが形成されているので、底舌片11Lや底蓋44Lが内側に挿入されても中板21Lには接触しないため、中板21Lが内側に押されることはない。
(3.4)挿入片45の挿入
続いて、幅板40L,40Rの挿入片45L,45Rを、中板21L,中板21Rに挿入する。詳細を、図7A,7Cに示す幅板40L中央部周辺の拡大図、および、図7Bに示す中板21Lの拡大図を用いて説明する。なお、幅板40R側における作業も同様であるため、幅板40R側における説明は割愛する。
前側板20および後側板30を底板10に対して立てると、図7Aに示すように、挿入片45Lは折曲げ片23Lに隣接する。
折曲げ片23Lは、図7Bに示すように、矢印方向押圧すると折り目68Lを介して内側に折れ曲がる。それにより、貫通孔52(本発明における第2貫通孔)が形成される。なお、図示しないが、折り目68Rを介して折曲げ片23Rを折曲げた場合も同様に貫通孔52が形成される。
そこで、図7Aの状態において、折り目74Lを軸として挿入片45Lを矢印方向に押圧して移動させると、図7Cに示すように、挿入片45Lは折曲げ片23Lを内側に折曲げて貫通孔52を形成しつつ貫通孔52から幅板40Lの内側に挿入されることとなる。
なお、挿入片45Lを幅板40Lの内側に挿入すると、幅板40Lにも貫通孔(本発明における第1貫通孔)が形成される。この貫通孔と上記貫通孔52は重なるため、包装箱1の外部から内部へ繋がる孔が形成される。
この挿入片45Lが挿入された状態において、挿入片45Lの前端部は、上記折曲げ片23Lを折曲げて形成された貫通孔52の前方の周縁部よりも前方に位置している。また、挿入片45Lの後端部は、貫通孔52から幅板40Lの内側に挿入された状態では貫通孔52の周縁部との間に間隔が存在するため、挿入片45Lの後端部は周縁部に接触していない。
(3.5)上舌片22の挿入
続いて、中板21L,中板21Rの上端部に形成された上舌片22L,22Rを、幅板40L,40Rの上端部に形成された上フラップ47L,47Rの貫通孔46L,46Rに挿入する。詳細を、図8A,8Bに示す幅板40Lの上端部周辺の拡大図を用いて説明する。なお、幅板40R側における作業も同様であるため、幅板40R側における説明は割愛する。
前側板20および後側板30を底板10に対して立てると、図8Aに示すように、幅板40Lと中板21Lとが重なり、上舌片22Lは貫通孔46Lに隣接する。
この状態で上舌片22Lを貫通孔46L側(図中矢印方向)に押圧し、貫通孔46Lに押し込むと、図8Bに示すように、上舌片22Lは貫通孔46Lに挿入される。上舌片22Lは上下方向の一部が貫通孔46Lの前後方向の幅よりも広く形成されているため、上舌片22Lを挿入した状態では広く形成された部分が貫通孔46Lの周縁部に引っ掛かり、挿入した状態が維持される。
(3.6)上蓋組み立て
上述したように上舌片22L,22Rを貫通孔46L,46Rに挿入した状態を図9に示す。この状態から上フラップ47L,47Rを内側に折曲げ、その後上蓋50A,50Bを折曲げてテープで補強することで、包装箱1の組み立てが完了し、図1に示す状態となる。
(4)作用および効果
上述した構成の包装箱1は、以下の理由により、梱包の作業性を良好なものとすることができる。
まず、上記包装箱1は、図1に示すように前側板20を立てた場合に被梱包材を包装する状態となり、図2に示すように前側板20を前方に倒した場合に被梱包材の包装箱1内への出し入れが可能な状態となるため、被梱包材を高く持ち上げることなく梱包および開梱が可能となり、作業性が良好なものとなる。
また、後側板30を立てた状態で前側板20を立てると、前側板20に連接される中板21L,21Rが、底板10と重なる位置(重畳位置)にある底フラップ41L,41Rを底板10との間に挟み込むことで、後側板30が後方へ傾くことが抑制される。従って、前側板20を立てれば後側板30が立った状態に保持されるため、組み立て時に後側板30が倒れないように手や治具などで保持することなく、後側板30が倒れて作業が中断したり、被梱包材が転倒してしまう危険を低減することができる。
また、梱包作業時において、複数の部品を組み合わせて包装箱を形成する必要がないため、梱包作業が簡便になる上、部品同士を連結するための部品(例えばPPジョイントなど)を準備する必要がない。
また、上述したように第2領域43L,43Rを底板10に接着して固定することで、後側板30,幅板40L,40R,底フラップ41L,41Rは、底板10を介してその動作が連動することとなる。従って、後側板30,幅板40L,40R,底フラップ41L,41Rの何れかを動かせば、上記構成要素を同時に動かすことができる。
例えば、図10に示すように、後側板30を、折り目63を軸として後方(図中矢印C方向)に傾けると、幅板40L,40Rは折り目70L,70Rを軸として後側板30に重なる向き(図中矢印E方向)に回転する。また、第1領域42L,42Rが折り目72L,72Rを軸として上方向(図中矢印G方向)に回転する。そして、後側板30が底板10と略平行になる位置まで後傾すると、図11に示すように、幅板40L,40Rおよび第1領域42L,42Rは底板10に沿った位置まで移動して折り畳むことができる(以下、この状態を折畳み状態という)。
また、図10の状態において、後側板30を、折り目63を軸として前方(図中矢印D方向)に移動させると、幅板40L,40Rは折り目70L,70Rを軸として後側板30から離れる向き(図中矢印F方向)に回転する。また、第1領域42L,42Rが折り目72L,72Rを軸として下方向(図中矢印H方向)に回転する。後側板30が底板10と略垂直になる位置まで移動する(後側板30を立てる)と、図2に示す位置関係となる。このとき、幅板40L,40Rは後側板30および底板10に対して略垂直となる。また、第1領域42L,42Rは底板10と重なる位置となる(つまり、底フラップ41L,41Rが重畳位置となる)。
従って、上述した折畳み状態や図10の状態から、後側板30を底板10に対して垂直となるように立てるだけで、幅板40L,40Rを底板10および後側板30に対して垂直となる位置に移動させ、底フラップ41L,41Rを重畳位置とすることができる。また、折畳み状態や図10の状態から、幅板40L,40Rの何れかを後側板30に対して垂直となるように移動させれば、後側板30を底板10に対して垂直に立ち上がらせ、底フラップ41L,41Rを重畳位置とすることができる。
さらに、包装箱1は、上述したように複数の構成要素が連動することを利用して、収納や組み立てに便利な収納状態として準備することができる。収納状態において包装箱1は、図12に示すように、中板21L,21Rが前側板20に沿う位置まで折り畳まれるとともに、幅板40L,40Rが後側板30に沿う位置まで折り畳まれ、さらに前側板20が折り畳まれた状態となっている。
図3の展開図を用いて説明すると、示す組み立て前の状態から、折り目66L,66R,70L,70Rを谷折りして折り畳んだ状態で折り目62を谷折りして折り畳んだ状態である。また、底フラップ41L,41Rは、第1領域42L,42Rと第2領域43L,43Rとが折り目72L,72Rを軸として谷折りで折り畳まれており、第2領域43L,43Rは所定の位置(図2において固定されている位置)に固定されている。
このような収納状態から包装箱1を組み立てる場合、前側板20および後側板30を底板10に対して立てる操作を行なう。後側板30を立てると、幅板40L,40Rが底板10および後側板30に垂直な組み立て位置に移動する。一方、前側板を立てても、中板21L,21Rは前側板20を立てる動作に連動していないため、内側に折り畳まれた状態となっている。
よって、前側板20および後側板30を立てると、幅板40L,40Rは組み立て位置となり、中板21L,21Rは折り目66L,66Rを折る作業を要せずに幅板40L,40Rの間に収まり、図5の状態となる。
このように、上記包装箱1は、収納状態として準備しておくことで、梱包作業時の組み立てを簡便に行うことができる。また、包装箱1は収納状態においてはほぼ平板状となるため、収納スペースを小さくすることができる。
また、挿入片45L,45Rが折曲げ片23L,23Rを折曲げて形成された貫通孔52に挿入された状態において、挿入片45L,45Rの前端部は、貫通孔52の前方の周縁部よりも前方に位置している。そのため、挿入片45L,45Rが挿入された状態で幅板40L,40Rと中板21L,21Rとが離れようとすると、挿入片45L,45Rの前端部が貫通孔52の周縁部と接触して距離が離れることを抑制するため、幅板40L,40Rと中板21L,21Rとが隣接した状態が保持される。
従って、上記包装箱1は、挿入片45L,45Rを折曲げ片23L,23Rごと中板21L,21Rに挿入することで、容易に幅板40L,40Rと中板21L,21Rとの重なった状態を保持することができる。
また、挿入片45L,45Rの後端部は、貫通孔52から幅板40L,40Rの内側に挿入された状態では貫通孔52の周縁部との間に間隔が存在するため、挿入片45L,45Rの後端部は周縁部に接触せず、挿入された状態を保持していない。
ここで、前側板20を前方に倒そうとすると、中板21L,21Rが幅板から前方に移動しようとする(つまり、貫通孔52が挿入片45L,45Rから前方に移動しようとする)ため、挿入片45L,45Rの後端部が貫通孔52の後方の周縁部と接触する。しかしながら挿入片45L,45Rの後端部では挿入された状態が保持されていないうえ、さらに、挿入片45L,45Rの後端部は折り目74L,74Rとなす角度が鋭角となるようにカットされているため、容易に挿入片45L,45Rが抜けて挿入状態が解除され、前側板20は前方に倒すことができるようになる。また、このとき挿入片45L,45Rの前端部は周縁部から離れて周縁部と接触しなくなるため、前端部も前側板20の前方への移動を抑制しない。
このように、上述した挿入片45L,45Rが挿入された状態は、前側板20を前方に倒すことで容易に解除できるため、前側板20を前方に倒して開く際に挿入片45L,45R抜く作業を行う必要がなく都合がよい。
さらに、この挿入片45L,45Rを挿入すると、その部分に包装箱1の外部と内部とを貫通する孔が形成されるため、その部分を包装箱1を持ち運ぶときに手などを挿入する持ち手穴として利用することができる。
また、上舌片22L,22Rを貫通孔46L,46R側に押圧して挿入された状態においては、前側板20を前方に倒そうとすると、中板21L,21Rが幅板40L,40Rから前方に移動しようとする(つまり、上舌片22L,22Rが貫通孔46L,46Rから前方に移動しようとする)が、上舌片22L,22Rの前端部が貫通孔46L,46Rの前方の周縁部と接触するため、前後方向に関して幅板40L,40Rと中板21L,21Rとが重なった状態が保持され、前側板20が開いてしまうことを抑制する。
従って、上記包装箱1は、上舌片22L,22Rを貫通孔46L,46Rに挿入すると幅板40L,40Rと中板21L,21Rとを重ねた状態に保持することができ、挿入を解除するとその保持を解除できる。従って、梱包作業中や開梱作業中に前側板20の保持や保持の解除を簡便に行うことができるようになる。また、上舌片22L,22Rはその一部の幅が貫通孔46L,46Rよりも大きく形成されているため、上舌片22L,22Rが梱包作業者の意に反して抜けてしまうことを抑制できる。
なお、上舌片22L,22Rを貫通孔46L,46Rに挿入する前に、幅板40L,40Rと中板21L,21Rとの間に隙間が生じていた場合には、上舌片22L,22Rを貫通孔46L,46R側に押圧した際にその隙間が埋められるため、隙間をなくした状態で幅板40L,40Rと中板21L,21Rとを保持できる。
さらに、上記上舌片22L,22Rと、貫通孔46L,46Rが形成された上フラップ47L,47Rと、は幅板40L,40R,および中板21L,21Rの上端部から連接するように設けられているため、幅板40L,40Rと中板21L,21Rとに貫通孔や切り込みが形成されない。よって、幅板40L,40Rと中板21L,21Rとの強度を下げることなく、上記効果を得ることができる。
また、上記包装箱1は、底舌片11L,11Rを、底蓋44L,44Rを押圧して幅板40L,40Rの挿入孔に挿入するだけで、底板10に対する幅板40L,40Rの位置を保持できるため、前側板20が立った状態でない場合であっても、後側板30が後方に倒れてしまうことを簡単な操作で抑制できるようになる。また、押圧を解除すると底蓋44L,44Rは元の位置に戻るため、挿入孔が閉じられることとなり、外部からの異物の侵入を抑制することができる。
また、上記包装箱1は、中板21L,21Rが幅板40L,40Rと共に上下方向の荷重を受けるため、包装箱1の上下方向に対する強度を高めることができる。
(5)変形例
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、中板21L,21R、底フラップ41L,41Rをはじめとする複数の構成要素が左右対称に取り付けられている構成を例示したが、左右何れか一方においてのみ設けられている構成であってもよい。その際、例えば中板21Lと底フラップ41L,底舌片11Lと底蓋44L,挿入片45Lと折曲げ片23L,上舌片22Lと上フラップ47Lなどのように、2つの要素が揃うことで作用効果を奏する構成要素は同じ側に設けるとよい。
また、上記実施例においては、上蓋50Aおよび上蓋50Bは前側板20と後側板30の上端部(組み立てた状態)に連接される構成を例示したが、その具体的な構成は特に限定されない。たとえば前側板20または後側板30の何れか一方にのみ、上部全体を覆う上蓋が連接されている構成であってもよい。また、上蓋50Aおよび上蓋50Bはテープ2により固定する構成を例示したが、それ以外の方法で固定してもよい。
また、上記実施例においては、包装箱1は左右方向および上下方向と比較して前後方向の幅が小さい直方体の形状である構成を例示したが、それ以外の形状であってもよい
また、上記実施例においては、折曲げ片23L,23R、底蓋44L,44Rを押圧した際に貫通孔(挿入孔)が形成される構成を例示したが、折曲げ片23L,23Rや底蓋44L,44Rを設けず、予め貫通孔(挿入孔)として形成してもよい。
また、底フラップ41L,41Rは、その第2領域43L,43Rが底板10に固定される構成を例示したが、中板21L,21Rにより底板10と挟みこむことが可能であれば、底板10以外の部分に固定される構成であってもよいし、幅板40L,40R以外のいずれの部分にも固定されない構成であってもよい。
また、折り目72Lは、折り目71L、折り目63とのなす角度が略45度となるように配置される構成を例示したが、それ以外の角度となるように配置してもよい。なお、折り目71Lとなす角度と、折り目63となす角度と、が略等しければ、後側板30が底板10に対して略垂直となれば幅板40Lも略垂直となり、後側板30が後方に倒れて底板10と平行になれば幅板40Lも底板10に沿った位置となる。折り目72Rについても同様である。
また、上記実施例においては、第2領域43L,43Rを底板10に接着して固定する構成を例示したが、固定の方法は接着に限定されず、接着以外の手法で固定してもよい。
また、上記実施例においては、包装箱1が一つのシート材によりなる構成を例示したが、2つ以上のシート材を組み合わせて構成してもよい。例えば、図13に示すように、折り目62を介して2つの部分に分かれており、のりしろ54を前側板20の後端部に取り付けて固定する構成が考えられる。複数のシート材を組み合わせて包装箱1を構成する場合であっても、梱包作業前に予め1つの部材として接続しておくことで、1つのシート材からなる包装箱1と同様に梱包作業性を良好にすることができる。
また、上記実施例においては、底板10を下にして(床面等の支持面に置いて)用いる構成を例示したが、前側板20、または後側板30を下にして用いる構成であってもよい。

Claims (6)

  1. 略矩形の底板と、
    前記底板の前辺に折り目を介して連接される前側板と、
    前記底板の後辺に折り目を介して連接される後側板と、
    前記後側板の左右端部に折り目を介して連接される一対の幅板と、
    からなる包装箱であって、
    前記一対の幅板のうち少なくとも何れか一方の下端部に折り目を介して連接される第1フラップと、
    前記前側板の左右端部のうち、前記第1フラップが連接された幅板に対応する側の端部に折り目を介して連接される第2フラップと、を備え、
    前記第1フラップは、前記後側板が前記底板に対して略垂直となる状態、かつ、前記幅板が内側に折曲げられた状態においては、前記底板と重なる重畳位置となり、
    前記第2フラップは、前記前側板が前記底板に対して略垂直となる状態、かつ当該第2フラップが内側に折曲げられた状態においては、前記重畳位置にある前記第1フラップに上方から接触して前記第1フラップを前記底板と挟みこむ
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 前記第1フラップは、第1領域と第2領域とに第1フラップ折り目を介して分けられてなるものであって、
    前記第1領域は、前記幅板の下端部に連接されており、
    前記第2領域は、前記底板に固定されており、
    前記第1フラップ折り目は、前記底板の後辺と、前記後側板と前記幅板との連接部分と、の交点を通過する直線上にあって、(A)前記第1フラップ折り目と、前記後辺と、のなす角度、と、(B)前記第1フラップ折り目と、前記第1領域と前記幅板との連接部分と、のなす角度、とが略等しくなる位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記底板における少なくとも左右何れか一方の端部に連接される第1舌片を備え、
    前記幅板は、前記後側板が前記底板に対して略垂直となる状態において前記第1舌片を挿入可能な位置に挿入孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記幅板は、第1貫通孔が形成されており、当該第1貫通孔の上端部または下端部に折り目を介して連接されてなる第2舌片を備え、
    前記第2フラップは、前記前側板および前記後側板が前記底板に対して略垂直となる状態において、前記第2舌片を挿入可能な位置に第2貫通孔が形成されており、
    前記第2舌片における前端部は、前記第2舌片を前記第2貫通孔に挿入した際に前記第2貫通孔より前方に位置しており、
    前記第2舌片における後端部は、前記第2舌片を前記第2貫通孔に挿入した際に前記第2貫通孔の周縁との間に間隔を有するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の包装箱。
  5. 前記第2フラップは、前記幅板と同じ高さに形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装箱。
  6. 前記第2フラップ上端部に折り目を介して連接される第3舌片と、
    前記幅板の上端部に折り目を介して連接される第3フラップと、を備え、
    前記第3フラップは、前記前側板および前記後側板が前記底板に対して略垂直となる状態において、前記第3舌片を挿入可能な位置に形成される挿入孔を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の包装箱。
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