JPWO2011021681A1 - 整髪用化粧料 - Google Patents
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Abstract
水性系で低粘度でありながら整髪力および再整髪力に優れ、しかも、べたつきがなく、滑らかで、仕上がりの軽さに優れる整髪用化粧料を提供する事を目的とする。本発明は、(a)粘着性樹脂を0.1〜10質量%と、(b)糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体から選ばれる1種又は2種以上を3〜30質量%とを含有する化粧料であって、前記(a)粘着性樹脂が、当該樹脂を実分50質量%で含有する組成物で0.1mmの厚みの皮膜を形成させ、25℃・湿度50%にて1日乾燥した後の、傾斜式ボールタック試験(傾斜角30度、25℃、湿度50%)におけるボールナンバーが1〜30である粘着性を有することを特徴とする整髪用化粧料に関する。本発明によれば、整髪力および再整髪力に優れ、しかも、べたつきがなく、滑らかで、仕上がりの軽さに優れた、霧状に噴霧して用いるのに適した整髪用化粧料が得られる。
Description
本発明は整髪用化粧料に関する。さらに詳しくは、低粘度でありながら整髪力および再整髪力に優れ、しかも、べたつきがなく、滑らかで、仕上がりの軽さに優れる整髪用化粧料に関する。
従来、整髪用化粧料においては、スタイリングのために毛髪固定用高分子、皮膜形成性高分子等の毛髪セット樹脂を配合している。しかし毛髪セット樹脂は、ごわつき、皮膜の非均一性、高湿度下におけるスタイリング保持力低下をもたらす等の不具合がある。そこでこの不具合を解消するために、種々の対応策が採られてきた。
例えば特開2007−217314号公報(特許文献1)には、毛髪固定用高分子化合物、多価アルコール、一価のアルコール、および噴射剤をそれぞれ特定量配合した霧状粉末化粧料が、再整髪性に優れ、べたつき感がなく、自然な艶感を有するということが記載されている。
特開平11−100312号公報(特許文献2)には、特定の低粘度ポリエーテル化合物と、高分子樹脂化合物をそれぞれ特定量配合した毛髪化粧料が、整髪力および整髪キープ力を有し、べたつき、ごわつきがなく、ドライ後でも手ぐし等で再整髪可能であるということが記載されている。
特開平3−261713号公報(特許文献3)には、特定のポリオキシアルキレン系化合物および/またはポリオキシアルキレンアルキルグリコシドと、毛髪固定用高分子化合物と、高分子量のポリエチレングリコール(分子量6,000〜30,000)を配合した毛髪化粧料が、整髪性、平滑性(滑らかさ)を有するということが記載されている。
特開2002−167317号公報(特許文献4)には、両性高分子、糖アルコール、糖アルコール誘導体(例えば糖アルコールのポリオキシアルキレン付加物など)を配合した毛髪化粧料組成物が、整髪力、セット保持力を有し、べたつき感やごわつき感がないということが記載されている。
特表2004−505902号公報(特許文献5)には、特定の水溶性ポリアルキレングリコールと皮膜形成ポリマーを特定の比率で配合し、さらに液体キャリアを配合したヘアケ組成物が、再スタイリング性、感触に優れるということが記載されている。
しかし上記公報には、特に水系で低粘度の整髪用化粧料において整髪力と再整髪力をともに十分に満足し得る程度に得るということ、およびそれに加えてさらに、べたつき感がなく、滑らかで、仕上がりの軽さに優れるという効果を奏する整髪用化粧料を得るという目的や課題についての記載・示唆がない。粘度の低い水系の整髪用化粧料においては、セット力とアレンジ力の両立は特に難しい。そのため、十分なセット力およびアレンジ力を併せ持ち、しかも良好な使用感を有する水系低粘度の整髪用化粧料の開発が求められていた。
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたもので、水性系で低粘度でありながら整髪力および再整髪力に優れ、しかも、べたつきがなく、滑らかで、仕上がりの軽さに優れる整髪用化粧料を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意検討した結果、所定の粘着性を有する粘着性樹脂と、糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体から選ばれる1種又は2種以上を所定量配合することにより前記課題が解決されることを見出し、本発明を完成した。即ち、本発明は、
(a)傾斜式ボールタック試験(傾斜角30度、25℃、湿度50%)におけるボールナンバーが1〜30である粘着性を有する粘着性樹脂を0.1〜10質量%と、
(b)糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体から選ばれる1種又は2種以上を3〜30質量%とを含有することを特徴とする整髪用化粧料を提供する。
(a)傾斜式ボールタック試験(傾斜角30度、25℃、湿度50%)におけるボールナンバーが1〜30である粘着性を有する粘着性樹脂を0.1〜10質量%と、
(b)糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体から選ばれる1種又は2種以上を3〜30質量%とを含有することを特徴とする整髪用化粧料を提供する。
本発明の整髪用化粧料は、粘着性樹脂と糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体から選ばれる1種又は2種以上という特定の成分を所定量配合し、低粘度に調製されているため、特に霧状に噴霧して使用するのに適していると同時に、優れた整髪力及び再整髪力を発揮することができる。
本発明の整髪用化粧料は、所定の粘着性を有する粘着性樹脂(成分a)を必須成分として含有する。
本明細書においては、粘着性樹脂の粘着性を、JIS Z 0237に準じたボールタック試験により特定する。
ボールタック試験とは、図1に示すような測定装置を用いて測定する粘着性の試験方法である。具体的には、被測定試料(粘着性物質)を図1の測定装置の傾斜面に配置し傾斜面の頂部から10cmの部分までを非粘着性のシートで被覆して助走路とし、所定の材質及び大きさのボールを傾斜面の頂部から転がしたとき、粘着面上のいずれかの位置において停止したボールのうち、最大の大きさのボールのナンバーで粘着性を特定する。
本明細書においては、粘着性樹脂の粘着性を、JIS Z 0237に準じたボールタック試験により特定する。
ボールタック試験とは、図1に示すような測定装置を用いて測定する粘着性の試験方法である。具体的には、被測定試料(粘着性物質)を図1の測定装置の傾斜面に配置し傾斜面の頂部から10cmの部分までを非粘着性のシートで被覆して助走路とし、所定の材質及び大きさのボールを傾斜面の頂部から転がしたとき、粘着面上のいずれかの位置において停止したボールのうち、最大の大きさのボールのナンバーで粘着性を特定する。
本発明で用いられる粘着性樹脂は、特に、樹脂実分50質量%の組成物を準備し、当該組成物で図1の傾斜面に厚さ0.1mmの被膜を作成し、25℃、湿度50%で1日乾燥させたものを試料面としてボールタック試験を実施した。測定条件としては、図1に示した測定装置における傾斜面の傾斜角を30度とし、25℃、湿度50%において測定し、ボールナンバーが1〜30、より好ましくは3〜25である粘着性を有するものを、本発明における粘着性樹脂とした。
本発明において使用される粘着性樹脂の具体例としては、アクリル系樹脂としては、例えば、アクロナールYJ2720D、アクロナールV215ap、アクロナールN285、アクロナールV210、アクロナールV212(以上、BASF社製)、NCOR38―088A、Duro−Tak87−200A、Duro−Tak387−2054/87−2054(以上、National Starch&Chemical社製)、MG−0560、MG−0580(以上、Dow Corning社製)、アクリル酸アルキルエステルであるダイトゾール5000AD(大東化成工業社製)、メタクリル酸アルキルエステル/アクリル酸アルキルエステルコポリマーに属するヨドゾールAH955、PRIMAL PS83−D(Rohm&HAAS社製)等を挙げることができる。
また、本発明で使用される粘着性樹脂として、下記のモノマーA及び/又はモノマーB及びモノマーC及びモノマーDを重合させて得られる粘着性セット樹脂を選択してもよい。
モノマーA:下記式:
(式中、R1はH又はCH3であり、nは0〜30の整数であって(CH2)nは分岐鎖を含み、R2はH、OH、OCH3、OCH2CH3又はフェニルである)で表されるモノマーの少なくとも1種。
モノマーA:下記式:
モノマーB:下記式:
(式中、R3はH又はCH3であり、R4及びR5は同一でも異なっていてもよく、H又は(CH2)lR’であって、lは1〜3の整数であり、R’はH、OH又は-NR”R’”であって、R”及びR’”は同一でも異なっていてもよく、H又はC1〜C3のアルキル基である)で表されるモノマーの少なくとも1種。
モノマーC:下記式:
(式中、R6はH又はCH3であり、pは1〜100の整数であり、mは0〜30の整数であり、R7はH、OH、OCH3、OCH2CH3、又はフェニルであり、Xはオキシエチレン基(EO)、オキシプロピレン基(PO)、オキシブチレン基(BO)、又はグリセリルである)で表されるモノマーの少なくとも1種。
モノマーD:下記式:
(式中、R8はH又はCH3であり、qは1〜100の整数であり、Yはオキシエチレン基(EO)、オキシプロピレン基(PO)、オキシブチレン基(BO)、炭素数5以上の直鎖または分岐のオキシアルキレン基、又はグリセリルである(但し、Yが炭素数5以上のオキシアルキレン基であるときは、qは1である)で表されるモノマーの少なくとも1種。
本発明で使用される粘着性セット樹脂としては、下記式(I)で表される構造を有するものが特に好ましい。
上記式(I)において、R1〜R9、n、m、p、qは、上記式A〜Dと同じ意味である。なお、本明細書における用語は通常の意味で使用され、例えば、オキシエチレン基(EO)、オキシプロピレン基(PO)、オキシブチレン基(BO)は、各々、炭素数2、3及び4の直鎖又は分岐のオキシアルキレン基を意味する。また、上記式(I)におけるaは40<a<400、bは80≦b<300、cは30<c<300、dは0<d<10の範囲の数である。
上記の条件を満たす粘着性セット樹脂(式(I)のポリマー)における各モノマーの質量%は、およそ次のようになる。7.5<A<62.5、20≦B<45、7.5<C<60、0<D<5。
上記の条件を満たす粘着性セット樹脂(式(I)のポリマー)における各モノマーの質量%は、およそ次のようになる。7.5<A<62.5、20≦B<45、7.5<C<60、0<D<5。
本発明で使用される粘着性セット樹脂は、上記モノマーA及び/又はB及びC及びDを適切な比率で混合し、必要に応じて適当な溶媒中において、標準的な方法を用いて重合反応させることにより調製することができる。例えば、エタノール中で、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等の重合開始剤を用い、約80℃において8時間熱重合させることによって得得ることができ、得られたポリマーを適宜精製して使用することができる。
シリコーン系の粘着性樹脂としては、付加反応型シリコーンであるSD4584、SD4560、SD4570、SD4580、SD4585、SD4587L(以上、東レダウシリコーン社製)、TSR1512、TSR1516(以上、MOMENTIVE社製)等を挙げることができる。
本発明においては、前記の粘着性の条件を満たす樹脂であれば、上記に列挙した具体例に限られるものではなく、それらの1種又は2種以上を混合して使用することができる。
本発明の化粧料における粘着性樹脂の配合量は、0.1〜10質量%、より好ましくは 0.5〜7.5質量%である。0.1質量%未満では所望の効果が得られず、10質量%を越えるとべたつきを生じる。
本発明の整髪用化粧料は、前記粘着性樹脂に加えて糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体から選ばれる1種又は2種以上(成分b)を必須成分として含有している。
本発明で用いられる糖アルコールは、糖類のカルボニル基を還元して得られる多価アルコールである。具体的には、マルチトール(「マルビット」;物産フードサイエンス(株)製)、ソルビトール(「ソルビトールC」;物産フードサイエンス(株)製)、リビトール、マンニトール、アラビトール、ガラクチトール、キシリトール、エリトリトール、イノシトール等を例示することができる。また本発明では、糖アルコールの誘導体を用いることもできる。例えばPOE・POP付加(オレイン酸ポリオキシエチレンソルビット「レオドール430V」:花王ケミカル、ポリオキシプロピレンソルビット 「ユニオールHS−1600D」)、アルキル基付加、カチオン化、アニオン化、シリル化類などを例示することができる。中でもべたつき、ごわつきのなさ等の点からソルビトール、マルチトールが好ましい。
本発明で用いられる糖アルコールは、糖類のカルボニル基を還元して得られる多価アルコールである。具体的には、マルチトール(「マルビット」;物産フードサイエンス(株)製)、ソルビトール(「ソルビトールC」;物産フードサイエンス(株)製)、リビトール、マンニトール、アラビトール、ガラクチトール、キシリトール、エリトリトール、イノシトール等を例示することができる。また本発明では、糖アルコールの誘導体を用いることもできる。例えばPOE・POP付加(オレイン酸ポリオキシエチレンソルビット「レオドール430V」:花王ケミカル、ポリオキシプロピレンソルビット 「ユニオールHS−1600D」)、アルキル基付加、カチオン化、アニオン化、シリル化類などを例示することができる。中でもべたつき、ごわつきのなさ等の点からソルビトール、マルチトールが好ましい。
本発明で用いられるポリアルキレングリコール類・および誘導体としては、エチレンオキシド(EO)構成単位が重合したEO重合体、プロピレンオキシド(PO)構成単位が重合したPO重合体、ブチレンオキシド(BO)構成単位が重合したBO重合体、あるいは上記の構成単位が共重合した各共重合体等が好適例として挙げられる。特にはEO重合体、EO構成単位とPO構成単位を含むEO・PO共重合体、EO構成単位とBO構成単位を含むEO・BO共重合体等が好ましい。共重合の形式は特に限定されるものでなく、ブロック共重合、グラフト共重合、ランダム共重合等、任意である。
本発明で用いられるポリアルキレングリコール類は市販のものを利用することができ、例えば、EO付加重合体:PEG200、PEG300、PEG400、PEG600、PEG1000、PEG1540、PEG2000、PEG4000、PEG6000、PEG11000、PEG20000(日油株式会社または東邦化学社)PO付加重合体:ユニオールD−700、ユニオールD−1000、ユニオールD−1200、ユニオールD−2000(以上日油株式会社)などを挙げることができる。
本発明で用いられるポリアルキレングリコール類は限定されないが、それらの中でもポリエチレングリコールが最適である。
本発明で用いられるポリアルキレングリコール類は限定されないが、それらの中でもポリエチレングリコールが最適である。
本発明で用いられるポリアルキレングリコール誘導体は、下記の整髪油分などを包含する。整髪油分とは、一価〜四価のアルコール、または一価〜三価のカルボン酸のEO/PO付加体を意味する。市販のものを利用することができ、例えば、ユニルーブ50 MB 168、ユニルーブMB370、トリオールG−40、サボンドールSGP−7、サボンドールGP−9(以上日油株式会社)などを挙げることができる。
本発明の化粧料における糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体(成分b)の配合量は3〜30質量%、より好ましくは5〜25質量%である。配合量が3質量%より少ないと所望の効果が得られない場合があり、30質量%を越えて配合するとべたつきやゴワツキを生ずる場合がある。
本発明の整髪用化粧料は、低粘度とすることにより、毛髪への適用時に速やかに溶媒が揮発し、粘着性が出る。具体的には、25℃でB型粘度計で測定したときの粘度を100mPa・s以下とするのが好ましい。霧状に噴霧することにより本発明の効果を発揮しやすくなる。粘度が100mPa・sより大きいと、霧状に噴霧するのに適さなくなる場合があり、例えば噴霧装置のノズルに詰まる等の問題を生ずる場合がある。
また、本発明の整髪用化粧料は、化粧料中の溶媒が揮発した後の粘着性の範囲も重要な要素である。所定範囲の粘着性とすることにより、毛髪に適用したときのべたつきを抑制できると同時に、再整髪力を向上させることができる。
具体的には、本発明の化粧料を用いて0.1mmの厚みの皮膜を形成させ、25℃・湿度50%にて1日乾燥した後の、前記したボールタック試験(図1に示した測定装置)における傾斜面の傾斜角を10度とし、25℃において測定した場合のボールナンバーが1〜30、より好ましくは3〜25である粘着性を有するようにすることが好ましい。
ボールナンバー1が停止しないほど低い粘着性では再整髪力が不足し、ボールナンバー30より大きなボールが停止するほど大きな粘着性では毛髪にべたつきが生じてしまう場合がある。
具体的には、本発明の化粧料を用いて0.1mmの厚みの皮膜を形成させ、25℃・湿度50%にて1日乾燥した後の、前記したボールタック試験(図1に示した測定装置)における傾斜面の傾斜角を10度とし、25℃において測定した場合のボールナンバーが1〜30、より好ましくは3〜25である粘着性を有するようにすることが好ましい。
ボールナンバー1が停止しないほど低い粘着性では再整髪力が不足し、ボールナンバー30より大きなボールが停止するほど大きな粘着性では毛髪にべたつきが生じてしまう場合がある。
更に、本発明の整髪用化粧料は、0.01〜5質量%、より好ましくは0.1〜3質量%油分を含有するのが好ましい。油分を含有することにより、毛髪に更なる滑らかさを付与することができる。
本発明で用いられる油分は、特に限られず、従来から化粧料、特に毛髪化粧料に配合されている油分から選択できる。例えば、重質イソパラフィン(=水添ポリイソブテン)、低質イソパラフィン(例えばアイソパーA、同C、同E、同G、同H、同K、同L、同M(以上、いずれもエクソン社製)、シェルゾール71(シェル社製)、ソルトロール100、同130、同220(以上、いずれもフィリップ社製)等)、スクワラン、流動パラフィン等の炭化水素油;セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリチル等のエステル類;オリーブ油、アボカド油、ホホバ油、ヒマワリ油、サフラワー油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、液状ラノリン、酢酸ラノリン、ヒマシ油等の油脂;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、低沸点シリコーン油、(ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルテトラシクロシロキサン〔例えば、「エキセコールD−4」(信越シリコーン社製)、「SH244」、「SH344」(いずれも東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等〕、デカメチルシクロペンタシロキサン〔例えば、「エキセコールD−5」(信越シリコーン社製)、「SH245」、「DC345」(いずれも東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等〕、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン〔例えば、「DC246」(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製等〕、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン等)などのシリコーン系油分;フッ素変性ジメチルポリシロキサン、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン、パーフロロポリエーテル、パーフロロカーボン等のフッ素系油分等が挙げられる。
本発明で用いられる油分は、特に限られず、従来から化粧料、特に毛髪化粧料に配合されている油分から選択できる。例えば、重質イソパラフィン(=水添ポリイソブテン)、低質イソパラフィン(例えばアイソパーA、同C、同E、同G、同H、同K、同L、同M(以上、いずれもエクソン社製)、シェルゾール71(シェル社製)、ソルトロール100、同130、同220(以上、いずれもフィリップ社製)等)、スクワラン、流動パラフィン等の炭化水素油;セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリチル等のエステル類;オリーブ油、アボカド油、ホホバ油、ヒマワリ油、サフラワー油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、液状ラノリン、酢酸ラノリン、ヒマシ油等の油脂;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、低沸点シリコーン油、(ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルテトラシクロシロキサン〔例えば、「エキセコールD−4」(信越シリコーン社製)、「SH244」、「SH344」(いずれも東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等〕、デカメチルシクロペンタシロキサン〔例えば、「エキセコールD−5」(信越シリコーン社製)、「SH245」、「DC345」(いずれも東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等〕、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン〔例えば、「DC246」(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製等〕、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン等)などのシリコーン系油分;フッ素変性ジメチルポリシロキサン、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン、パーフロロポリエーテル、パーフロロカーボン等のフッ素系油分等が挙げられる。
本発明の整髪用化粧料は、上記した粘着性樹脂及び糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体に加えて、水及びアルコールを含有しているのが好ましい。
本発明の整髪用化粧料におけるアルコールとしては、エタノール等の化粧品で一般に使用されているアルコール類から選択される1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。水及びアルコールの配合量は、特に限定されるものではなく、上記所定の粘着性及び粘度となる範囲内で適宜調節される。
本発明の整髪用化粧料におけるアルコールとしては、エタノール等の化粧品で一般に使用されているアルコール類から選択される1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。水及びアルコールの配合量は、特に限定されるものではなく、上記所定の粘着性及び粘度となる範囲内で適宜調節される。
本発明の整髪用化粧料は、ヘアリキッド、ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアジェル、ヘアワックス等の様々な態様で提供することができるが、粘着性樹脂及び糖アルコール及び/又はポリアルキレングリコール誘導体を所定量含有し、限定された粘着性及び粘度を有し得る化粧料であるため、特に、使用時に霧状に噴霧して用いる形態に適している。霧状にして用いることで、溶媒の揮発が速く、速やかに粘着性・整髪力を発揮することができる。
本発明の整髪用化粧料は、例えば、その形態に応じて、従来から整髪用化粧料に使用されている他の成分を、本発明の効果を損なわない範囲で配合してもよい。
以下に具体例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例等における配合量は特に断らない限り質量%を示す。
(製造例及び比較製造例)
下記表1に示したモノマー組成で重合を行い、本発明で使用しうる粘着性セット樹脂(製造例1〜6)及びモノマーCを含まない比較製造例1及びモノマーDを含まない比較製造例2を調製した。
具体的には、モノマー類100部を混合した混合物をあらかじめ用意し、この混合物の入った滴下漏斗、還流冷却気、温度計、窒素置換用管および、撹拌機が取り付けられた容量1Lの五つ口フラスコに、エタノール100部を仕込み、窒素気流下、昇温し、還流状態(約80℃)になったところで、このエタノール中に重合開始剤(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル)1部を添加し、上記混合物を2時間連続して滴下する。その後、還流状態にて、8時間放置し重合反応を進行させた。次に五つ口フラスコ中の溶液から溶媒を留去および、エタノールを加えることでこの溶液の溶媒含有量を調整し、固形分濃度50%の化粧料基剤の溶液を得た。
下記表1に示したモノマー組成で重合を行い、本発明で使用しうる粘着性セット樹脂(製造例1〜6)及びモノマーCを含まない比較製造例1及びモノマーDを含まない比較製造例2を調製した。
具体的には、モノマー類100部を混合した混合物をあらかじめ用意し、この混合物の入った滴下漏斗、還流冷却気、温度計、窒素置換用管および、撹拌機が取り付けられた容量1Lの五つ口フラスコに、エタノール100部を仕込み、窒素気流下、昇温し、還流状態(約80℃)になったところで、このエタノール中に重合開始剤(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル)1部を添加し、上記混合物を2時間連続して滴下する。その後、還流状態にて、8時間放置し重合反応を進行させた。次に五つ口フラスコ中の溶液から溶媒を留去および、エタノールを加えることでこの溶液の溶媒含有量を調整し、固形分濃度50%の化粧料基剤の溶液を得た。
(実施例及び比較例)
下記表2の粘着性樹脂について、それらの粘着性をボールタック試験により測定した。なお、表中、ボールタック試験の結果が「−」とされているものは、粘着性が低くナンバー1のボールも停止しなかったことを示す。
下記表2の粘着性樹脂について、それらの粘着性をボールタック試験により測定した。なお、表中、ボールタック試験の結果が「−」とされているものは、粘着性が低くナンバー1のボールも停止しなかったことを示す。
次に、下記表3及び4に掲げた組成の試料を調製し、当該試料を使用したときのアレンジ力、粘着力、固定力、再整髪力、ぱさつきのなさについて評価した。それらの結果も表3及び4に併せて示す。なお、各特性の評価方法及び評価基準は以下の通りである。
1.アレンジ力
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、アレンジのしやすさを専門パネラーによる官能試験にて評価した。
<評価点基準>
5点:かなりアレンジしやすい
4点:ややアレンジしやすい
3点:普通
2点:ややアレンジしにくい
1点:アレンジしにくい
<評価基準>
◎:合計点が40点以上
○:合計点が30点以上40点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、アレンジのしやすさを専門パネラーによる官能試験にて評価した。
<評価点基準>
5点:かなりアレンジしやすい
4点:ややアレンジしやすい
3点:普通
2点:ややアレンジしにくい
1点:アレンジしにくい
<評価基準>
◎:合計点が40点以上
○:合計点が30点以上40点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
2.固定力
黒色バージンヘア(長さ15cm,重さ1g)に、試料を0.4g塗布し、くしを使いなじませ、まっすぐになるよう形を整え、1試料あたり5本のストランドを作製した。これを50℃で1時間乾燥させた後目盛りの付いたボードに吊り下げ、温度30℃,湿度90%RHの恒温恒湿器にてストランドの撓んだ長さを(b)を測定した。試料未塗布時にあらかじめ測定しておいた、撓んだストランドの長さ(a)を用い、次式に従い固定力(キープ力)を求めた。数値が100%に近いほど固定力が高く、耐湿性に優れることを示している。
ヘアスタイルキープ力(%)={(a−b)/a}×100
<評価基準>
◎:値が90%以上
○:値が70〜90%未満
△:値が50〜70%未満
×:値が50%未満
黒色バージンヘア(長さ15cm,重さ1g)に、試料を0.4g塗布し、くしを使いなじませ、まっすぐになるよう形を整え、1試料あたり5本のストランドを作製した。これを50℃で1時間乾燥させた後目盛りの付いたボードに吊り下げ、温度30℃,湿度90%RHの恒温恒湿器にてストランドの撓んだ長さを(b)を測定した。試料未塗布時にあらかじめ測定しておいた、撓んだストランドの長さ(a)を用い、次式に従い固定力(キープ力)を求めた。数値が100%に近いほど固定力が高く、耐湿性に優れることを示している。
ヘアスタイルキープ力(%)={(a−b)/a}×100
<評価基準>
◎:値が90%以上
○:値が70〜90%未満
△:値が50〜70%未満
×:値が50%未満
3.再整髪力
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、塗布直後に整髪を行い、その後1時間後に再度整髪した際のしやすさ(再整髪力)を専門パネラーによる官能試験にて評価した。
<評価点基準>
5点:かなり再整髪力がある
4点:やや再整髪力がある
3点:普通
2点:やや再整髪力がない
1点:再整髪力がない
<評価基準>
◎:合計点が40点以上
○:合計点が30点以上40点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、塗布直後に整髪を行い、その後1時間後に再度整髪した際のしやすさ(再整髪力)を専門パネラーによる官能試験にて評価した。
<評価点基準>
5点:かなり再整髪力がある
4点:やや再整髪力がある
3点:普通
2点:やや再整髪力がない
1点:再整髪力がない
<評価基準>
◎:合計点が40点以上
○:合計点が30点以上40点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
3.粘着力
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、毛髪上の粘着力を専門パネラーによる官能試験にて評価した。
<評価点基準>
5点:かなり粘着を感じる
4点:やや粘着を感じる
3点:普通
2点:やや粘着を感じない
1点:粘着を感じない
<評価基準>
◎:合計点が40点以上
○:合計点が30点以上40点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、毛髪上の粘着力を専門パネラーによる官能試験にて評価した。
<評価点基準>
5点:かなり粘着を感じる
4点:やや粘着を感じる
3点:普通
2点:やや粘着を感じない
1点:粘着を感じない
<評価基準>
◎:合計点が40点以上
○:合計点が30点以上40点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
5.ぱさつきのなさ
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、整髪する際の毛髪のぱさつきのなさを専門パネラーによる官能試験にて評価した。
<評価点基準>
5点:かなりぱさつかない
4点:ややぱさつかない
3点:普通
2点:ややぱさつく
1点:ぱさつく
<評価基準>
◎:合計点が40点以上
○:合計点が30点以上40点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
1束の黒色バージンヘア(長さ20cm,質量2g)に試料を0.5g塗布し、常温にて乾燥させた後の毛束について、整髪する際の毛髪のぱさつきのなさを専門パネラーによる官能試験にて評価した。
<評価点基準>
5点:かなりぱさつかない
4点:ややぱさつかない
3点:普通
2点:ややぱさつく
1点:ぱさつく
<評価基準>
◎:合計点が40点以上
○:合計点が30点以上40点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
6.耐湿性
黒色バージンヘア(長さ:20cm、重さ:2g)に、試料(実施例または比較例で得られた毛髪化粧料)を0.5g塗布し、直ちに、カール径が2cmのカーラーを用いてカールを作製し、これを50℃で1時間乾燥させた。このカールした毛髪ストランドの長さを測定して、該長さを初期値(L0)とする。
次に、乾燥させた毛髪束を目盛りの付いたボードに吊り下げ、温度30℃、湿度90%RHの恒温恒湿器に3時間入れた後、毛髪ストランドの長さを測定し、該長さを、加湿後の長さ(L2)とする。
なお、毛髪ストランドの長さとしては、カールされた状態であれば、カールの最大径になり、一方、カールが部分的に又は全体的にほどけていれば、根元側の端部からの最大の長さ(例えば、根元側の端部から毛先側の端部までの長さ)になる。
黒色バージンヘア(長さ:20cm、重さ:2g)に、試料(実施例または比較例で得られた毛髪化粧料)を0.5g塗布し、直ちに、カール径が2cmのカーラーを用いてカールを作製し、これを50℃で1時間乾燥させた。このカールした毛髪ストランドの長さを測定して、該長さを初期値(L0)とする。
次に、乾燥させた毛髪束を目盛りの付いたボードに吊り下げ、温度30℃、湿度90%RHの恒温恒湿器に3時間入れた後、毛髪ストランドの長さを測定し、該長さを、加湿後の長さ(L2)とする。
なお、毛髪ストランドの長さとしては、カールされた状態であれば、カールの最大径になり、一方、カールが部分的に又は全体的にほどけていれば、根元側の端部からの最大の長さ(例えば、根元側の端部から毛先側の端部までの長さ)になる。
次式に従って、カールリテンション値を算出し、下記の評価基準により、耐湿性について評価した。
カールリテンション値(%)={(20−L2)/(20−L0)}×100
なお、カールリテンション値が100%に近いほど、カール保持率が強く、耐湿性(即ち、スタイル保持力)が優れている。
<評価基準>
◎:カールリテンション値が90%点以上である。
○:カールリテンション値が70%以上90%未満である。
△:カールリテンション値が50%以上70%未満である。
×:カールリテンション値が50%未満である。
カールリテンション値(%)={(20−L2)/(20−L0)}×100
なお、カールリテンション値が100%に近いほど、カール保持率が強く、耐湿性(即ち、スタイル保持力)が優れている。
<評価基準>
◎:カールリテンション値が90%点以上である。
○:カールリテンション値が70%以上90%未満である。
△:カールリテンション値が50%以上70%未満である。
×:カールリテンション値が50%未満である。
その他の実施例を以下に示す
(実施例9)
リキッド状スタイリング剤
(1) イオン交換水 残余
(2) PEG−6 7
(3) PEG−32 7
(4) マルチトール 10
(5) PEG/PPG-55/28ジメチルエーテル 1
(6) エタノール 5
(7) 香料 適量
(8) アクロナールYJ2720D 1
(9)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)
コポリマーAMP 2
(10)クエン酸 適量
(11)フェノキシエタノール 適量
(12)PEG−40−ブチル 1
(実施例9)
リキッド状スタイリング剤
(1) イオン交換水 残余
(2) PEG−6 7
(3) PEG−32 7
(4) マルチトール 10
(5) PEG/PPG-55/28ジメチルエーテル 1
(6) エタノール 5
(7) 香料 適量
(8) アクロナールYJ2720D 1
(9)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)
コポリマーAMP 2
(10)クエン酸 適量
(11)フェノキシエタノール 適量
(12)PEG−40−ブチル 1
<製法>
(1)水に(2)〜(5)の水溶性成分を加え撹拌溶解し水パーツとする。次に、(6)エタノールに(7)を加え撹拌し可溶化させた後、(5)・(9)・(11)を加え撹拌しアルコールパーツとする。水パーツとアルコールパーツとを混ぜ、(8)(10)(12)を加えてリキッド状のスタイリング剤を得た。
(1)水に(2)〜(5)の水溶性成分を加え撹拌溶解し水パーツとする。次に、(6)エタノールに(7)を加え撹拌し可溶化させた後、(5)・(9)・(11)を加え撹拌しアルコールパーツとする。水パーツとアルコールパーツとを混ぜ、(8)(10)(12)を加えてリキッド状のスタイリング剤を得た。
(実施例10)
リキッド状スタイリング剤
(1) イオン交換水 残余
(2) PEG−6 5
(3) PEG−8 5
(4) PEG−32 5
(5) ソルビトール 1
(6) エタノール 50
(7) 香料 適量
(8) 製造例3の粘着性セット樹脂 3
(9)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)
コポリマー 2
(10)クエン酸 適量
リキッド状スタイリング剤
(1) イオン交換水 残余
(2) PEG−6 5
(3) PEG−8 5
(4) PEG−32 5
(5) ソルビトール 1
(6) エタノール 50
(7) 香料 適量
(8) 製造例3の粘着性セット樹脂 3
(9)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)
コポリマー 2
(10)クエン酸 適量
<製法>
(1)水に(2)〜(5)の水溶性成分を加え撹拌溶解し水パーツとする。次に、(6)に(7)を加え撹拌し可溶化させた後、(8)〜(9)を加え撹拌しアルコールパーツとする。水パーツとアルコールパーツとを混ぜ、(10)を加えてリキッド状のスタイリング剤を得た。
(1)水に(2)〜(5)の水溶性成分を加え撹拌溶解し水パーツとする。次に、(6)に(7)を加え撹拌し可溶化させた後、(8)〜(9)を加え撹拌しアルコールパーツとする。水パーツとアルコールパーツとを混ぜ、(10)を加えてリキッド状のスタイリング剤を得た。
(実施例11)
リキッド状スタイリング剤
(1) イオン交換水 残余
(2) PEG−6 7
(3) PEG−32 7
(4) マルチトール 10
(5) エタノール 10
(6) 香料 適量
(7) PEG−60水添ヒマシ油 0.5
(8) 水添加ポリイソブテン 0.3
(9) アクロナールV215ap 1
(10)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)
コポリマー 2
(11)フェノキシエタノール 適量
(12)クエン酸 適量
リキッド状スタイリング剤
(1) イオン交換水 残余
(2) PEG−6 7
(3) PEG−32 7
(4) マルチトール 10
(5) エタノール 10
(6) 香料 適量
(7) PEG−60水添ヒマシ油 0.5
(8) 水添加ポリイソブテン 0.3
(9) アクロナールV215ap 1
(10)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)
コポリマー 2
(11)フェノキシエタノール 適量
(12)クエン酸 適量
<製法>
(1)水に(2)〜(4)の水溶性成分を加え撹拌溶解し水パーツとする。次に、(5)エタノールに(6)(7)(8)を加え撹拌し可溶化させた後、 (10)・(11)を加え撹拌しアルコールパーツとする。水パーツとアルコールパーツとを混ぜ、(9)(12)を加えてリキッド状のスタイリング剤を得た。
(1)水に(2)〜(4)の水溶性成分を加え撹拌溶解し水パーツとする。次に、(5)エタノールに(6)(7)(8)を加え撹拌し可溶化させた後、 (10)・(11)を加え撹拌しアルコールパーツとする。水パーツとアルコールパーツとを混ぜ、(9)(12)を加えてリキッド状のスタイリング剤を得た。
Claims (5)
- (a)粘着性樹脂を0.1〜10質量%と、(b)糖アルコール、ポリアルキレングリコール、及びそれらの誘導体から選ばれる1種又は2種以上を3〜30質量%とを含有する化粧料であって、
前記(a)粘着性樹脂が、当該樹脂を実分50質量%で含有する組成物で0.1mmの厚みの皮膜を形成させ、25℃・湿度50%にて1日乾燥した後の、傾斜式ボールタック試験(傾斜角30度、25℃、湿度50%)におけるボールナンバーが1〜30である粘着性を有することを特徴とする整髪用化粧料。 - 化粧料の粘度が100mPa・s以下(25℃、B型粘度計)であることを特徴とする、請求項1に記載の整髪用化粧料。
- 化粧料が、当該化粧料を用いて0.1mmの厚みの皮膜を形成させ、25℃・湿度50%にて1日乾燥した後の、傾斜式ボールタック試験(傾斜角10度、25℃)におけるボールナンバーが1〜30である粘着性を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の整髪用化粧料。
- 0.01〜5質量%の油分を更に含有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の整髪用化粧料。
- 使用時に霧状に噴霧して用いることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の整髪用化粧料。
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