JPWO2010146649A1 - 制動装置 - Google Patents

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Abstract

摩擦面101を有するパッド100aと、摩擦面101に対して摺動する摩擦面201を有するディスク200aとを備えた制動装置において、摩擦面101は、摩擦面201の垂直方向yに対して弾性的に支持された硬質粒子102を含み、摩擦面201は、摩擦面101に対する摩擦面201の摺動方向に沿って配置された複数の凸部202を含み、摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、摩擦面201の垂直方向yに変位しつつ凸部202それぞれに連続的に当接する。このため、アブレーシブ摩擦を主とする制動装置と比較して耐磨耗性を向上させることができる。硬質粒子102は、1つの凸部202に当接した後に次の凸部202に当接するときに、凸部202の頂点よりも低い位置に当接する。このため、硬質粒子102が凸部202それぞれに追従して連続的に当接し、より高い摩擦力を得ることができる。

Description

本発明は制動装置に関し、特に、摩擦面を有する一対の摩擦材を備えた制動装置に関するものである。
従来の自動車用ブレーキのパッド及びロータ(ディスク)からなる制動装置は、相対的に硬いものと柔らかいものとの組合せである。そのため、従来の制動装置は、ブレーキの効きが悪いか、どちらかが摩耗し易いという問題がある。例えば、柔らかい樹脂系成分からなるノンスチールパッドと、より硬い鋳鉄ロータとを組み合わせて、凝着摩擦により摩擦力を発生させる制動装置では、ブレーキの効きが悪いという問題がある。また、硬いスチール繊維からなるロースチールパッドと、より柔らかい鋳鉄ロータとを組み合わせて、アブレーシブ摩擦により摩擦力を発生させる制動装置では、ロータの摩耗が多いという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1には、耐磨耗性を向上させるために、複合炭素繊維であるC/Cコンポジットの母材の表面に、少なくとも炭化珪素と金属珪素とからなり、耐磨耗性に優れる複合材部を所定の割合で配置させて形成することにより製造されたブレーキ用パッド、ブレーキ用ディスク及び同パッドからなるブレーキが開示されている。
特開2002−257168号公報
上記のようにパッドとディスクとの両方に硬質材を配置した制動装置では、パッドとディスクとの両方共に摩耗が非常に少ない利点がある。しかしながら、上記のようにパッドとディスクとの両方に硬質材を配置した制動装置では、パッドとディスクとの摩擦力(摩擦係数)は必ずしも高くされていない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、耐磨耗性を犠牲にすることなく、より高い摩擦力を得ることができる制動装置を提供することにある。
本発明は、第1の摩擦面を有する第1の摩擦材と、第1の摩擦面に対して移動する第2の摩擦面を有する第2の摩擦材とを備え、第1の摩擦面は、第2の摩擦面の垂直方向に対して弾性的に支持された第1の凸部を含み、第2の摩擦面は、第1の摩擦面に対する第2の摩擦面の移動方向に沿って配置された複数の第2の凸部を含み、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、第2の摩擦面の垂直方向に変位しつつ第2の凸部それぞれに連続的に当接し、1つの第2の凸部に当接した後に次の第2の凸部に当接するときに、第2の凸部の頂点よりも低い位置に当接する制動装置である。
この構成によれば、第1の摩擦面を有する第1の摩擦材と、第1の摩擦面に対して移動する第2の摩擦面を有する第2の摩擦材とを備えた制動装置において、第1の摩擦面は、第2の摩擦面の垂直方向に対して弾性的に支持された第1の凸部を含み、第2の摩擦面は、第1の摩擦面に対する第2の摩擦面の移動方向に沿って配置された複数の第2の凸部を含み、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、第2の摩擦面の垂直方向に変位しつつ第2の凸部それぞれに連続的に当接するため、アブレーシブ摩擦を主とする制動装置と比較して耐磨耗性を向上させることができる。また、第1の凸部は、1つの第2の凸部に当接した後に次の第2の凸部に当接するときに、第2の凸部の頂点よりも低い位置に当接するため、第1の凸部が第2の凸部それぞれに追従して連続的に当接することになり、より高い摩擦力を得ることができる。
この場合、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、1つの第2の凸部に当接した後に次の第2の凸部に当接するまでに、1つの第2の凸部と次の第2の凸部との間の第2の摩擦面に当接することが好適である。
この構成によれば、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、1つの第2の凸部に当接した後に次の第2の凸部に当接するまでに、1つの第2の凸部と次の第2の凸部との間の第2の摩擦面に当接するため、第1の凸部と、1つの第2の凸部と次の第2の凸部との間の第2の摩擦面との間でも摩擦力が生じることになり、さらに高い摩擦力を得ることができる。
また、第1の凸部は、第2の摩擦面の平行方向に対して弾性的に支持されており、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、前記第2の摩擦面の平行方向に変位しつつ第2の凸部の側面それぞれに連続的に当接し、1つの第2の凸部の側面に当接した後に次の第2の凸部の側面に当接するときに、第1の摩擦面に対する第2の摩擦面の移動方向と垂直な方向における第2の凸部の側端よりも中心に近い位置に当接することが好適である。
この構成によれば、第1の凸部は、第2の摩擦面の平行方向に対して弾性的に支持されており、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、前記第2の摩擦面の平行方向に変位しつつ第2の凸部の側面それぞれに連続的に当接し、1つの第2の凸部の側面に当接した後に次の第2の凸部の側面に当接するときに、第1の摩擦面に対する第2の摩擦面の移動方向と垂直な方向における第2の凸部の側端よりも中心に近い位置に当接するため、第2の摩擦面の平行方向においても、第1の凸部が第2の凸部それぞれに追従して連続的に当接することになり、さらに高い摩擦力を得ることができる。
この場合、第2の摩擦面は、第1の摩擦面に対する第2の摩擦面の移動方向に沿ってジグザグに列をなして配置された複数の第2の凸部を含み、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、ジグザグに列をなして配置された第2の凸部の側面それぞれに連続的に当接することが好適である。
この構成によれば、第2の摩擦面は、第1の摩擦面に対する第2の摩擦面の移動方向に沿ってジグザグに列をなして配置された複数の第2の凸部を含み、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、ジグザグに列をなして配置された第2の凸部の側面それぞれに連続的に当接するため、第2の摩擦面の平行方向において、さらに効率良く第1の凸部は第2の凸部の側面それぞれに連続的に当接することになり、さらに高い摩擦力を得ることができる。
本発明の制動装置によれば、耐磨耗性を犠牲にすることなく、より高い摩擦力を得ることができる。
第1実施形態に係るパッドとディスクとを示す斜視図である。 第1実施形態に係るパッドの摩擦面を示す平面図である。 第1実施形態に係るパッドとディスクとの接触状態を示す側面図である。 第1実施形態に係るパッドとディスクとの接触状態を示す側面図である。 パッドの減衰定数に対する追従性と熱交換効率との関係を示す表である。 ディスクの摩擦面に対する硬質粒子の質点の変位を示すグラフである。 ディスクの摩擦面に対する硬質粒子の質点の変位を示すグラフである。 パッドの減衰定数及びばね定数を表すモデルを示す図である。 硬質粒子の摩擦面を摺動する際の損失エネルギーを示す図である。 パッドの減衰定数及びばね定数を表すモデルによる硬質粒子の追従性を示す図である。 減衰定数とばね定数とが適当な場合のディスクの摩擦面に対する硬質粒子の質点の変位を示すグラフである。 ばね定数を大きくして完全追従に近づけた場合のディスクの摩擦面に対する硬質粒子の質点の変位を示すグラフである。 減衰定数が大き過ぎてディスクの摩擦面の凹凸に追従しない場合のディスクの摩擦面に対する硬質粒子の質点の変位を示すグラフである。 硬質粒子の比重が大き過ぎてディスクの摩擦面の凹凸に追従しない場合のディスクの摩擦面に対する硬質粒子の質点の変位を示すグラフである。 第2実施形態に係るパッドとディスクとを示す斜視図である。 第2実施形態に係るパッドとディスクとの接触状態と、パッドの減衰点数及びばね定数を表すモデルとを示す平面図である。 第2実施形態に係るパッドとディスクとの接触状態と、パッドの減衰定数及びばね定数を表すモデルとを示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る制動装置を説明する。
本発明の第1実施形態では、本発明に係る制動装置を、自動車のディスクブレーキに適用する。図1に示すように、ディスクブレーキは、パッド100aが回転するディスク200aに押圧されることにより摩擦力を生じる。
図1のy方向から見たパッド100aの平面視である図2に示すように、パッド100aの摩擦面101には、パッド100aに対してディスク200aが摺動する方向に沿って、複数の硬質粒子102が複数列に配列されている。硬質粒子102の直径は5〜20μmであり、より好ましくは8〜15μmである。また、一列に配列された硬質粒子102の間隔pは、50〜150μmであり、より好ましくは90〜110μmである。硬質粒子102は、Si、Al、ZrO等のセラミックスからなる。
図1のz方向から見たパッド100a及びディスク200aの側面視である図3に示すように、ディスク200aの摩擦面201にも、パッド100aに対してディスク200aが摺動する方向に沿って、複数の凸部202が複数列に配列されている。硬質粒子102と凸部202とは、互いに同様の大きさ及び間隔を有する。パッド100aに対してディスク200aが摺動するときは、硬質粒子102と凸部202とは、その中央部同士が互いに当接し合うように配置されている。
パッド100aの硬質粒子102及びディスク200aの凸部202は、制動時に摩耗しない硬度を有するか、モース硬度が9以上であることが好ましい。また、パッド100aの硬質粒子102及びディスク200aの凸部202は同種の材質からなるか、モース硬度が同じ材質からなることが好ましい。
硬質粒子102は、有機化合物(ゴム又は樹脂等の樹脂系の有機成分を50%以上含む混合材)等の弾性支持体により、パッド100aに所定のばね定数と減衰定数とを有するように弾性的に支持されている。そのため、図4に示すように、パッド100aに対してディスク200aが摺動するときは、硬質粒子102は、ディスク200aの摩擦面202の垂直方向(図中y方向)に変位しつつ、凸部202それぞれに連続的に当接する。また、このとき、硬質粒子102は、1つの凸部202に当接した後に次の凸部202に当接するときに、凸部202の頂点よりも低い位置に当接する。
以下、本実施形態の制動装置の作用効果について説明する。一般的に、硬度に差が少ない硬質部材同士の乾燥摩擦現象は、凝着摩擦と減衰による熱変換との2種類の影響が大きい。なお、上述のアブレーシブ摩擦は、一方の硬い摩擦材がもう一方のより柔らかい摩擦材を削る原理であり、硬度差が少ない硬質部材同士の乾燥摩擦現象における影響は少ない。
減衰による熱変換の原理は、弾性的に支持された硬質粒子102が凸部202によって変位するため、硬質粒子102を所定の減衰定数を有するように支持すれば、それによりディスク200aの運動エネルギーを熱変換し減速できるというものである。図5に示すように、減衰定数が大きいと、凸部202への追従性は悪くなるが、熱交換効率は良好となる。一方、減衰定数が小さいと、凸部202への追従性は良くなるが、熱交換効率は悪くなる。
そこで、本実施形態では、自動車の使用車速を例えば220km/hの仮定し、220km/hまでは、硬質粒子102が凸部202に追従して変位することと、減衰による熱交換により大きな制動力が得られることを条件とした。本実施形態では、硬質粒子102を支持する適当な減衰定数Cを有する弾性部材が決定されたと仮定し、摩擦面101,201の凹凸形状を最適化した。硬質粒子102の場合は、硬質粒子102の直径や粒子間の距離が条件となる。
図6に示すように、自動車が使用車速の上限の220km/hで走行している場合に、実線で示すディスク200aの隣接する凸部202同士の間で、破線で示す硬質粒子102の軌跡が凸部202の頂部から底部まで変位し、十分に減衰機構を使い切る必要がある。この場合、凸部202同士の間隔は、90μm以上の間隔が必要である。一方、図7に示すように、自動車の車速が40km/hの場合は、同じ減衰定数を有する弾性部材で支持された硬質粒子102の軌跡は、より凸部202に追従したものとなる。
以下、硬質粒子102の軌跡について考察する。図8に示すように、振幅A、波長Bの正弦波状の凸部202に硬質粒子102が追従して変位すると仮定する。質量mを有する硬質粒子102は、ばね定数K及び減衰定数Cを有する弾性部材により、凸部202に押し付け力Wで押し付けられるように支持されていると仮定する。
振幅A、波長Bの正弦波状の凸部202については、下式(1)が成立する。
Figure 2010146649
また、凸部202の表面が水平面となす角度θについて、下式(2)が成立する。
Figure 2010146649
硬質粒子102についての運動方程式は、下式(3)(4)が成立する。
Figure 2010146649
式(3)より、下式(5)が成立する。
Figure 2010146649
式(5)を式(4)に代入すると、下式(6)が成立する。
Figure 2010146649
硬質粒子102が1つの凸部202を超えたときのエネルギー損失を、x’=2πx/Bとすると、下式(7)が成立する。
Figure 2010146649
一方、図9に示すように、摩擦係数μの平らな面を硬質粒子102が距離Bだけ移動したときの損失エネルギー(仕事量)は、下式(8)となる。
Figure 2010146649
式(7)(8)より、摩擦力について下式(9)が成立する。
Figure 2010146649
すなわち、1つの凸部202の乗り越えだけで考えるだけでは、摩擦力は押し付け力Wに比例しないことが判る。パッド100a全体の摩擦力について、下式(10)が成立する。
Figure 2010146649
よって、全体の見かけの摩擦係数μについて、下式(11)が成立する。
Figure 2010146649
つまり、摩擦力は、凸部202の高さ及び幅と、硬質粒子102を支持する弾性体の減衰定数によって決まることが判る。
以下、硬質粒子102の凸部202への追従性について考える。図10に示すような硬質粒子102の各状態において、ディスク200aがパッド100aに対して摺動する速度Vが一定であるとすると、下式(12)が成立する。
Figure 2010146649
(1)追従
硬質粒子102が凸部202に追従しているときは、下式(13)にしたがって硬質粒子102のy方向の変位が決まるとすると、追従の条件は、下式(14)となる。
Figure 2010146649
Figure 2010146649
したがって、上述した下式(2)(3)が成り立つ。
Figure 2010146649
また、式(3)より、下式(5)が成立する。
Figure 2010146649
(2)非追従
非追従の条件は、下式(15)である。
Figure 2010146649
したがって、下式(16)が成立する。
Figure 2010146649
(3)非追従で(ばね力+W)と減衰力とが釣り合う
非追従で(ばね力+W)と減衰力とが釣り合う条件は、下式(17)である。
Figure 2010146649
したがって、下式(18)が成立する。
Figure 2010146649
(4)着地条件(その後は(1)追従となる)
硬質粒子102が凸部202の底部に着地する条件は、下式(19)である。
Figure 2010146649
本発明者らは、以上のモデルで数値計算を実施した。硬質粒子102の質点質量を4.1×10−12kg、比重を硬質粒子102の直径が10μmと仮定して、7.85g/cmと仮定する。比重7.85g/cmは、鉄の比重に相当する。ディスク200aの摩擦面201の摺動する速度Vは、5.56m/sと仮定する。速度V=5.56m/sは、自動車の車速が40km/hである場合に相当する。荷重Wは、4.7×10−4Nと仮定する。荷重W=4.7×10−4Nは、1MPaで、密度(比)が0.1に相当する。
以上の条件で、ばね定数Kを0.1N/mと仮定する。減衰定数Cを0.0005N/(m/s)と仮定する。なお、ばね定数Kが1mmにつき1000N/mmのばねの10×10μm分であると仮にすると、ばね定数Kは100N/mとなる。減衰定数C=0.0005N/(m/s)は、弾性体がゴムの場合は、減衰定数Cがばね定数Kの0.2〜0.3%程度となるため、ゴムブッシュの特性から引用したものである。この場合、ばね定数Kと減衰定数Cとのバランスが適当である。そのため、図11に示すように、硬質粒子102は凸部202に完全に追従しないが、1つの凸部202から次の凸部202までの間隔を最適にとれば、減衰を十分活用することができる。すなわち、硬質粒子102が、y方向の上下にストロークする。
ばね定数Kをより大きくして100N/mと仮定する。減衰定数Cを0.0005N/(m/s)と仮定する。なお、ばね定数Kが1mmにつき1000N/mmのばねの10×10μm分であると仮にすると、ばね定数Kは100N/mとなる。減衰定数C=0.0005N/(m/s)は、弾性体がゴムの場合は、減衰定数Cがばね定数Kの0.2〜0.3%程度となる。この場合、図12に示すように、硬質粒子102は凸部202により完全に追従するようになる。
ばね定数Kをより大きくして100N/mと仮定する。減衰定数Cもより大きくして0.2N/(m/s)と仮定する。減衰定数C=0.2N/(m/s)は、弾性体がゴムの場合は、減衰定数Cがばね定数Kの0.2〜0.3%程度となるため、ゴムブッシュの特性から引用したものである。この場合、図13に示すように、減衰定数Cが大き過ぎるため、硬質粒子102が凸部202に追従しないようになる。
硬質粒子102の質点質量をより大きい5.2×10−10kg、比重を硬質粒子102の直径が10μmと仮定して、1000g/cmと仮定する。比重7.85g/cmが鉄の比重であるから、極めて大きな値となる。この場合、硬質粒子102の質点質量を4.1×10−12kgのときに完全追従に近づく、ばね定数KをK=100N/m、減衰定数CをC=0.0005N/(m/s)と仮定した場合でも、硬質粒子102の比重が大きすぎるため、図14に示すように、凸部202に追従しないようになる。
以上のように、各値を調整することにより、減衰を十分活用することができる。
本実施形態では、摩擦面101を有するパッド100aと、摩擦面101に対して摺動する摩擦面201を有するディスク200aとを備えた制動装置において、摩擦面101は、摩擦面201の垂直方向yに対して弾性的に支持された硬質粒子102を含み、摩擦面201は、摩擦面101に対する摩擦面201の摺動方向に沿って配置された複数の凸部202を含み、摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、摩擦面201の垂直方向yに変位しつつ凸部202それぞれに連続的に当接するため、アブレーシブ摩擦を主とする制動装置と比較して耐磨耗性を向上させることができる。また、硬質粒子102は、1つの凸部202に当接した後に次の凸部202に当接するときに、凸部202の頂点よりも低い位置に当接するため、硬質粒子102が凸部202それぞれに追従して連続的に当接することになり、より高い摩擦力を得ることができる。
また、本実施形態では、摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、1つの凸部202に当接した後に次の凸部202に当接するまでに、1つの凸部202と次の凸部202との間の摩擦面201に当接するため、硬質粒子102と、1つの凸部202と次の凸部202との間の摩擦面201との間でも摩擦力が生じることになり、さらに高い摩擦力を得ることができる。
(実験例)
面積6000mmのパッド100aと、ディスク200aの回転方向に沿って100μm間隔で図6及び7に示す形状の凸部202を有するディスク200aとからなる制動装置において、制動力が測定された。硬質粒子102の質点質量は4.1×10−12kg、直径が10μm、比重が7.85g/cmである。ディスク200aの摩擦面201の摺動する速度Vは、5.56m/s又は30.56m/sである。速度V=5.56m/sは自動車の車速が40km/hである場合に相当し、速度V=30.56m/sは自動車の車速が220km/hである場合に相当する。荷重Wは、4.7×10−4Nである。荷重W=4.7×10−4Nは、1MPaで、密度(比)が0.1に相当する。ばね定数Kは0.1N/mである。減衰定数Cは0.0002N/(m/s)である。
制動力を測定した結果、自動車の車速が40km/hの状況で、パッド100aの1枚当たりで約1200Nの制動力が得られた。また、自動車の車速が220km/hの状況で、パッド100aの1枚当たりで約1000Nの制動力が得られた。これらの制動力の値は、従来の摩耗の多い制動装置と同等の値であり、十分な制動力が得られた。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、摩擦面101,201に垂直な方向yの運動におけるばね特性及び減衰特性についてのみ説明したが、実際には、摩擦面101,201は3次元空間に構成される。そのため、硬質粒子102は、摩擦面201に平行な方向にも弾性的に支持されていれば、3次元空間で変位する。そこで、本実施形態では、硬質粒子102は、摩擦面201に平行な方向にも弾性的に支持されている。
図15に示すように、本実施形態でもディスクブレーキは、パッド100bが回転するディスク200bに押圧されることにより摩擦力を生じる。
図15のy方向から見たディスクパッド100b及びディスク20bの平面視である図16に示すように、パッド100bの摩擦面101には、パッド100aに対してディスク200aが摺動する方向に沿って、上記第1実施形態と同様の複数の硬質粒子102が複数列に配列されている。本実施形態では、図16中右側のモデルに示すように、硬質粒子102は、摩擦面201に平行な方向にも、ばね定数K及び減衰定数Cを有するように弾性的に支持されている。
摩擦面202は、摩擦面101に対する摩擦面201の摺動方向に沿ってジグザグに列をなして配置された複数の凸部202を含んでいる。摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、ジグザグに列をなして配置された凸部202の側面それぞれに連続的に当接する。摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、摩擦面201の平行方向に変位しつつ凸部202の側面それぞれに連続的に当接し、凸部202の側面に当接した後に次の凸部202の側面に当接するときに、摩擦面101に対する摩擦面201の摺動方向と垂直な方向における凸部202の側端よりも中心に近い位置に当接する。
なお、本実施形態では、摩擦面201の垂直方向yへの押し付け力が、摩擦面201の平行方向zへ弾性力によって硬質粒子102が垂直方向yに押し上げられる力よりも大きい必要がある。
図17に示すように、硬質粒子102が、摩擦面201の垂直方向yにばね定数Km及び減衰定数Cmを有し、摩擦面201の平行方向zにばね定数Kh及び減衰定数Chを有するように弾性的に支持されているモデルを仮定する。凸部202の高さはHであり、幅はLである。
ここで、硬質粒子102と凸部202とが互いに当接する面と、摩擦面201とのなす角度θは、θ≒45と仮定する。硬質粒子102がz方向にL/2分ストロークすると仮定する。硬質粒子102がy方向にH/10以上変位しない設計条件は、下式(20)となる。
Figure 2010146649
硬質粒子102がz方向に最もストロークしたときは、下式(21)が成立する。
Figure 2010146649
式(21)を式(20)に代入すると、下式(22)が成立する。
Figure 2010146649
よって、y<H/10の十分条件は、下式(23)となる。したがって下式(23)が所望の設計条件となる。
Figure 2010146649
本実施形態では、硬質粒子102は、摩擦面201の平行方向に対して弾性的に支持されており、摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、摩擦面201の平行方向に変位しつつ凸部202の側面それぞれに連続的に当接し、1つの凸部202の側面に当接した後に次の凸部202の側面に当接するときに、摩擦面101に対する摩擦面201の移動方向と垂直な方向における凸部202の側端よりも中心に近い位置に当接するため、摩擦面201の平行方向においても、硬質粒子102が凸部202それぞれに追従して連続的に当接することになり、さらに高い摩擦力を得ることができる。
また、本実施形態では、摩擦面201は、摩擦面101に対する摩擦面201の摺動方向に沿ってジグザグに列をなして配置された複数の凸部202を含み、摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、ジグザグに列をなして配置された凸部202の側面それぞれに連続的に当接するため、摩擦面201の平行方向において、さらに効率良く硬質粒子102は凸部202の側面それぞれに連続的に当接することになり、さらに高い摩擦力を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、本発明の制動装置をディスクブレーキに適用する例について中心に説明したが、本発明はドラムブレーキについても適用可能である。
本発明は、耐磨耗性を犠牲にすることなく、より高い摩擦力を得ることができる制動装置を提供することができる。
100a〜100b パッド
101 摩擦面
102 硬質粒子
200a〜200b ディスク
201 摩擦面
202 凸部

Claims (4)

  1. 第1の摩擦面を有する第1の摩擦材と、
    前記第1の摩擦面に対して移動する第2の摩擦面を有する第2の摩擦材と、
    を備え、
    前記第1の摩擦面は、前記第2の摩擦面の垂直方向に対して弾性的に支持された第1の凸部を含み、
    前記第2の摩擦面は、前記第1の摩擦面に対する前記第2の摩擦面の移動方向に沿って配置された複数の第2の凸部を含み、
    前記第1の摩擦面に対して前記第2の摩擦面が移動するときに、前記第1の凸部は、前記第2の摩擦面の垂直方向に変位しつつ前記第2の凸部それぞれに連続的に当接し、1つの前記第2の凸部に当接した後に次の前記第2の凸部に当接するときに、前記第2の凸部の頂点よりも低い位置に当接する、制動装置。
  2. 前記第1の摩擦面に対して前記第2の摩擦面が移動するときに、前記第1の凸部は、1つの前記第2の凸部に当接した後に次の前記第2の凸部に当接するまでに、1つの前記第2の凸部と次の前記第2の凸部との間の前記第2の摩擦面に当接する、請求項1記載の制動装置。
  3. 前記第1の凸部は、前記第2の摩擦面の平行方向に対して弾性的に支持されており、
    前記第1の摩擦面に対して前記第2の摩擦面が移動するときに、前記第1の凸部は、前記第2の摩擦面の平行方向に変位しつつ前記第2の凸部の側面それぞれに連続的に当接し、1つの前記第2の凸部の側面に当接した後に次の前記第2の凸部の側面に当接するときに、前記第1の摩擦面に対する前記第2の摩擦面の移動方向と垂直な方向における前記第2の凸部の側端よりも中心に近い位置に当接する、請求項1又は2に記載の制動装置。
  4. 前記第2の摩擦面は、前記第1の摩擦面に対する前記第2の摩擦面の移動方向に沿ってジグザグに列をなして配置された複数の前記第2の凸部を含み、
    前記第1の摩擦面に対して前記第2の摩擦面が移動するときに、前記第1の凸部は、ジグザグに列をなして配置された前記第2の凸部の側面それぞれに連続的に当接する、請求項3に記載の制動装置。
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