JPWO2010134222A1 - ファスナー用スライダ - Google Patents

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Abstract

【課題】ファスナーの装着されている密封された包装用袋体を破って開封した後に、後からファスナーに取り付け可能で、他の袋体のファスナーにも簡単に取り付けや取り外しがしやすいファスナー用スライダを提供する。【解決手段】ファスナーFの雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部2Aを設けた一方のスライダ部材2と、雄係合部材と雌係合部材とを係合する狭窄部3Cを設けた他方のスライダ部材3とより成り、外側から一方のスライダ部材2の突起部2Aで係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませ、他方のスライダ部材3の狭窄部3Cで分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させ、一方のスライダ部材2には他方の係合部材3方向に伸びる突起2Iを設けた二本の突出部2Eを設けると共に他方のスライダ部材3には、該突出部2Eが穴3Fから突出するように嵌め入れる穴3Fを設ける。穴3Fには前記突出部2Eの突起2Iが係止する突起3Lを設ける。【選択図】 図16

Description

本発明は、既存のファスナー付包装用袋体、特にファスナーより外側の上端部が密封状態とされたファスナー付包装用袋体でも使用可能で、該ファスナー近傍を破ってからファスナー部分に取り付けることが可能であり、分割型スライダとして形成し、これらを嵌合させて一つのスライダとして組み立て、ファスナーを開閉自在とすることのできるファスナー用スライダに関する。
従来より、合成樹脂フィルム製の包装用袋体には、ファスナー(チャックともいう)付の包装用袋体が使用されることが多い。かかる包装用袋体のファスナーは、塵埃や水分の侵入を防止したり包装用袋体に入れた物品が遺失したりするのを防止するための手段として設けられている。従来のファスナー付の包装用袋体の殆どはこのファスナーを手で開閉するか、或いはファスナーを開閉するためのスライダが取り付けられている。即ち、スライダを用いる場合、図30に示すように、包装用袋体Wの口部EにはファスナーFが設けられ、開閉用のスライダ10が取り付けられる。このファスナーFに取り付けたスライダ10は、矢印R方向にスライドさせるとファスナーFが開口され、矢印S方向にスライドさせるとファスナーFは閉鎖される。
通常、前記ファスナーFは、図28(A)に示すように、一方の内側面W1 に凸条部F3を設けた雄係合部材F1と、他方の内側面W2 に前記凸条部F3を係脱自在に嵌め入れる凹状の係合溝F4を設けた雌係合部材F2と、がそれぞれ袋体の口部Eの内側に接着して設けられる。そして当初は包装用袋体WのファスナーFが閉じているときは、雄係合部材F1の凸条部F3と、雌係合部材F2の係合溝F4とは嵌合状態であるが、包装用袋体Wの口部Eを開けるときには図28(B)に示すように、スライダ10の突起部10Aを、ファスナーFの凸条部F3と係合溝F4との間に割り込むように挿入し、該スライダ10をスライド(移動)させると、口部Eは開口状態となる。次に、包装用袋体Wの口部Eを閉じるときには図28(C)に示すように、スライダ10の狭窄部10Cを、雄係合部材F1と雌係合部材F2の間の外側に位置させて該スライダ10をスライド(移動)させる。すると、狭窄部10cが包装用袋体Wの口部Eを両側から圧迫して口部Eは閉鎖状態となる。
図29(A)は、前記従来のスライダ10の斜視図であり、図29(B)は、その半割にした状態の斜視である。これらの図では、内容が判りやすいように実際の使用状態とは上下逆向き(突起部10Aと狭窄部10Cが上方に向いている)としてある。これらの図に示すように、従来のスライダ10は、中央部分を広くした中心線方向片側寄りの内側空間10Eに立設させた突起部10Aと、底部10Bの両側に立設させた両側壁10D、10Dと、他方の片側寄りに空間の狭い狭窄部10Cを形成した壁部10F、10Fと、で構成されている。該スライダ10は、包装用袋体Wの口部Eに設けたファスナーFに、後から係止させることも可能である。このような構成により、上記するように、スライダ10を取り付ける場合、スライダ10の突起部10Aを上から割り込ませると共に狭窄部10Cで包装用袋体Wの口部Eの外側の両側かから挟み込ませるように取り付ける。こうして前記スライダ10を矢印R方向(図30)へスライドさせるとスライダ10はファスナーFの口部Eを開口し、矢印S方向へスライドさせるとファスナーFの口部Eを閉鎖することができる。
図30に示すようなスライダが最も便利であるが、製作用の金型は少し複雑化せざるを得ない。そこで本出願人は、図26及び図27に示すような嵌合式のファスナー用スライダを提案した。即ち、ファスナー用のスライダが、袋体の口部に設けられ一方の内側面に凸条部F3を設けた雄係合部材と他方の内側面に前記凸条部F3を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材F2とより成るファスナーFのこれら雄係合部材F1と雌係合部材F2とを分離する突起部32Aを形成した一方のスライダ部材32と、これら雄係合部材F1と雌係合部材F2とを嵌合する狭窄部33Cを形成した他方のスライダ部材33と、より成るスライダ31であって、分割して形成された前記一方のスライダ部材32と他方のスライダ部材33とが一体となる嵌合構造としたことを特徴としたファスナー用スライダである(特許文献1)。
そして、前記突起部32Aを設けた一方のスライダ部材22の両側には側壁32Cを形成し、他方のスライダ部材33の狭窄部33Cの両側に柱部23Aを形成すると共に該柱部33Aの両外側に凹部33Eを形成し、前記側壁32Cを前記凹部33Eに嵌合させる嵌合構造とすることを特徴としている(特許文献1)。
特願2008−148231
図30に示すスライダ10は、包装用袋体Wの口部に設けたファスナーFを密閉することができる。しかし、包装用袋体には、図25に示すように、ファスナーFを設け且つその外側の端部を密閉したものもある。このようなファスナーFを設けた包装用袋体Wは、開封した後、外部から塵埃や水分が入ったり、包装用袋体W内部に収容した物がこぼれたりしないよう密封して置くためである。しかし、かかる密封用ファスナーを設けた包装用袋体Wは、スライダ10を使用することはできず、ファスナーFの近傍を手で破ったり、鋏で切ったりして開封した後、密封するためにはファスナーF部分を手で押して密封したり、破った口から手(指)を入れて開封するしかなかった。また、図26に示すような分割型のスライダ31は、一旦組み立ててファスナーFに取り付けた後は分解しにくく取り外して再使用するのが煩雑であった。また、一方のスライダ部材22は包装用袋体WのファスナFの端部に来ると、そのまま外側へ出てしまい、外れやすいという問題がある。また、一方のスライダ部材32と、他方のスライダ部材33を外した場合、分割型であるため一方を紛失しやすいという問題がある。
本発明は、上記課題に対処するためになされたものであり、ファスナーの装着されている密封された包装用袋体Wを破って開封した後に、後からファスナーに取り付け可能で、構造が比較的簡単でファスナーの端部からも取り付け可能であり、且つ一旦袋体のファスナーに取り付けても取り外し易いファスナー用スライダを提供することを目的としている。さらに、ファスナーから外して他の袋体のファスナーにも簡単に取り付けや取り外しがしやすく、また、包装用袋体Wの端部に来てもそこでスライダ部材が停止し、包装用袋体WのファスナーFから外れず、且つ一方のスライダ部材と他方のスライダ部材を外しても完全に分離されずいずれのスライダ部材も紛失されないファスナー用スライダを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部(2A)を形成した一方のスライダ部材(2、22)と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部(3C、23C)を形成した他方のスライダ部材(3、23)とより成り、これら一方のスライダ部材(2、22)と他方のスライダ部材(3、23)とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
前記一方のスライダ部材(2、22)には、前記包装用袋体のファスナー(F)の外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部(2A、22A)と、他方の係合部材(3、23)方向に伸びる二本の突出部(2E、22E)とを形成するとともに、
前記他方のスライダ部材(3、23)には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部(3C、23C)と、前記二本の突出部(2E、22E)を嵌め入れる穴(3F、23F)を設け、前記一方のスライダ部材(2、22)と他方のスライダ部材(3、23)とを一体嵌合させたとき、前記一方のスライダ部材(2、22)に設けた二本の突出部(2E、22E)が前記他方のスライダ部材(3、23)の穴(3F23F)から突出する嵌合構造としたことを特徴としている。
さらに、請求項2に記載の発明は、包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部(2A、22A)を形成した一方のスライダ部材(2、22)と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部(3C、23C)を形成した他方のスライダ部材(3、23)とより成り、これら一方のスライダ部材(2、22)と他方のスライダ部材(3、23)とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
前記一方のスライダ部材(2、22)には、前記包装用袋体のファスナー(F)の外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部(2A、22A)と、他方の係合部材(3、23)方向に伸び且つ先端に突起(2I、22I)を設けたる二本の突出部(2E、22E)とを形成するとともに、
前記他方のスライダ部材(3、23)には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部(3C、23C)と、前記二本の突出部(2E、22E)を嵌め入れる穴(3F、23F)であって出口端部に前記二本の突出部(2E、22E)の先端の突起2Iを嵌める凹部3Hを形成した穴(3F、23F)を設け、前記一方のスライダ部材(2、22)と他方のスライダ部材(3、23)とを一体嵌合させたとき、前記一方のスライダ部材(2、22)に設けた二本の突出部(2E、22E)が前記他方のスライダ部材(3、23)の穴(3F、23F)から突出する嵌合構造としたことを特徴としている。
さらに、請求項3に記載の発明は、包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部(2A、22A)を形成した一方のスライダ部材(22)と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部(23C)を形成した他方のスライダ部材(23)とより成り、これら一方のスライダ部材(22)と他方のスライダ部材(23)とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
前記一方のスライダ部材(22)には、前記包装用袋体のファスナー(F)の更に外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部(22A)と、他方の係合部材(23)方向に伸び且つ先端に突起2Iを設けた二本の突出部(22E)とを設けるとともに、
前記他方のスライダ部材(23)には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部(23C)と、前記二本の突出部(22E)を嵌め入れる穴(23F)であって、出口端部に前記二本の突出部(22E)の先端の突起(22I)を嵌める凹部3Hを形成すると共に該穴(23F)の一方のスライダ部材側には、前記一方のスライダ部材(22)に設けた二本の突出部(22E)先端の突起(22I)と係止する突起(23L)を形成したことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、前記他方のスライダ部材(3、23)の挟持部(3C、23C)の両側の内壁(3D、23D)には、包装用袋体に設けたファスナー部の膨らみを嵌め入れる凹部(3E、23E)を形成したことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、包装用袋体のファスナー(F)の開口部より外側端部に密封部を形成し、該密封部を破断してファスナー用スライダを嵌め込むようにしたことを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、前記突起部(2A、23A)が、スライド方向に該突起部(2A、22A)より低い突起部(2J、22J)を形成してあることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、前記一方のスライダ部材(2、22)の突起部(2A、22A)部の先端近傍には、くびれ(2Q、22Q)を設けることを特徴としている。
上記手段とした本発明のファスナー用スライダによれば、密封されたファスナー付包装用袋体をファスナー近傍で手で破ったり、鋏で切った後でも該ファスナーに取り付けることができる。この場合、突起部のある一方のスライダ部材と狭窄部のある他方のスライダ部材とを別々に製作し、容易に嵌合して一体とし、通常のスライダと同様のスライダとすることができる。
このスライダは、閉鎖状態のファスナーの間に突起部のある一方のスライダ部材を容易に割り込ませてファスナーを開くことができる。また、一旦包装用袋体の口部にファスナーを開閉できるように取り付けたこの発明のファスナー用スライダは、二本の突出部を寄せるように押すだけで一方のスライダ部材と他方のスライダ部材に分解して取り外すことができる。
本発明ファスナー用スライダは、一方のスライダ部材と、他方のスライダ部材とは分離しない「半嵌合状態」とすることができる。この結果、いずれかのスライダ部材を紛失する虞が少なくなる。すなわち、図1や図5に示すように、一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材とが嵌合状態のとき通常のスライダとなる。しかし、二本の突出部2Eをつまんで該二本の突出部2Eを他方のスライダ3の穴3Fから抜き出すと、図20(B)に示すように途中で該二本の突出部2Eの突起2Iが前記穴(3F)の内壁の一方の前記一方のスライダ部材(2)寄りに形成した突起3Lに係止するため、ここで「半嵌合状態」となる。このため両方のスライダ部材がつながったまま分離されるため落下しない。また、この「半嵌合状態」でファスナーFに一方のスライダ部材2を嵌め入れやすくなる。
また、上記手段とした本発明のファスナー用スライダによれば、密封されたファスナー付包装用袋体をファスナー近傍で手で破ったり、鋏で切った後でも該ファスナーに取り付けることができる。この場合、突起部のある一方のスライダ部材と狭窄部のある他方のスライダ部材とを別々に製作し、容易に嵌合して一体とし、通常のスライダと同様のスライダとすることができる。
特に、本発明のファスナー用スライダは、密封状態のファスナー付包装用袋体のファスナーの近傍を破ったり、鋏で切った袋体のファスナーに取り付けることが可能であり、しかも取り付け、取り外しが簡単にできるので、殆どのファスナーを取り付けた密封型の包装用袋体に使用することができる。特に、手段7によれば、くびれにファスナーの凸条部が嵌まり、該凸条部に嵌め入れる嵌合溝とを安定的に分離することができる。そして、手段4によれば、狭窄部の凹溝に袋体のファスナーの膨らみによる凸部を嵌合させてスライダを安定的に取り付けることができる。
更に、本発明のファスナー用スライダは、別個の二つの部分からなり、一体嵌合させるためファスナー用スライダを成形する金型の構造も簡単であり、安価に製作することができる。また、ファスナーの端部の一方の横から一方のスライダ部材を嵌め込み、別途上から他方のスライダ部材をファスナーの上から入れてファスナー部分を狭窄部で挟持させ、嵌合することができる。
本発明のファスナー用スライダ1の組立状態の全体斜視図である。 本発明のファスナー用スライダを構成する一方のスライダ部材と、他方のスライダ部材と、を一体嵌合させて組み立てる前の状態の分解斜視図である。 図1に示す一体嵌合させ上下逆にした状態の組立斜視図である。 一方のスライダ部材と、他方のスライダ部材とが組み立てられる前の上下逆にした状態の分解斜視図である。 図5(A)は、本発明のファスナー用スライダ1の組立状態の平面図であり、図5(B)は、正面図であり、図5(C)は、底面図である。 図6(A)は、本発明のファスナー用スライダ1の一方のスライダ部材2のP矢視側面図であり、図6(B)は、他方のスライダ部材3のQ矢視側面図である。 図7(A)は、図5(A)のA−A矢視断面図であり、図7B)は、図5(B)のB−B矢視断面図である。 図8(A)は、図5(B)のC−C矢視矢視断面図であり、図8(B)は、図5(B)のD−D矢視断面図である。 本発明の他方のスライダ部材の狭窄部にファスナーを取り付けて閉じる状態を示す一部拡大図である。 本発明の一方のスライダ部材の突起部を閉じたファスナーに割り込ませる状態の一部拡大図である。 上に長くしたスライダを包装用袋体のファスナーに取り付けた状態の正面図である。 図12(A)は、一方のスライダ部材の内壁面と内壁面との間の空間を上方向に長くした図5(B)と同様のD−D断面図であり、図12(B)は、他方のスライダ部材の狭窄部の上部の空間を長くした断面図である。 図1に示す本発明のファスナー用スライダを密封用袋体のファスナーに取り付ける途中の斜視図である。 図1に示す本発明のファスナー用スライダを密封用袋体のファスナーに取り付けた状態の斜視図である。 図15(A)は、包装用袋体Wの口部Eに嵌め入れたスライダがファスナーの端部まで来た状態を示す図であり、図15(B)は、図15(A)のG−G矢視断面図である。 本発明より第2の実施例のファスナー用スライダの斜視図である 図16(A)は、本願発明のファスナー用スライダ1の第2の実施例の組立状態の全体斜視図であり、図16(B)は、一方のスライダ部材2を他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図16(C)は、分離した状態の斜視図である。 本発明の第2の実施例の他の方向から見た斜視図である。図17(A)は組立状態の全体斜視図であり、図17(B)は一方のスライダ部材2を他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図17(C)は、分離した状態の斜視図である。 本発明の第2の実施例のファスナー用スライダであって、上下を逆にして見た全体斜視図である。図16(A)は組立状態の全体斜視図であり、図18(B)は一方のスライダ部材18他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図18(C)は、分離した状態の斜視図である。 図19(A)は、本発明の第2の実施例の正面図であり、図19(B)は平面図であり、図19(C)は低面図であり、図19(D)は左側面図であり、図19(E)は右側面図である。 図20(A)は図19(A)のA−A矢視断面図であり、図20(B)は図19(A)のC−C矢視断面図である。 図21(A)は、図19(B)のB−B矢視断面図であって、一方のスライド部材を他方のスライド部材23から抜いて、途中で二本の突出部の突起が、他方のスライダ部材の穴の突起に係止した状態を示す図、図21(B)は、図21(A)のA−A矢視断面図で同様の状態を示す図である。 本発明のファスナー用スライダを包装用袋体Wのファスナーに取り付ける状態の全体斜視図である。 本発明の第2の実施例のファスナー用スライダの斜視図であって、他方のスライダ部材にストラップの取付具を設けた状態の斜視図である。 本発明の第2の実施例のファスナー用スライダにファッションバングのような包装用袋体のファスナーにストラップを取り付けた状態の斜視図である。 従来から使用されている密封部付き包装用袋体の全体斜視図である。 従来のファスナー付包装用袋体に使用する従来の分割型のファスナー用スライダの斜視図である。 従来のファスナー付包装用袋体に使用する従来の分割型のファスナー用スライダであって分解した状態の斜視図である。 通常の包装用袋体に設けるファスナーの構造を示す図であり、図28(B)は、閉じてあるファスナーにスライダの凸起部をファスナーを割り込ませてファスナーを開ける状態を示す図であり、図28(C)は、開いてあるファスナーをスライダの狭窄部で閉じる状態を示す図である。 図29(A)は、従来の一体型のファスナー用スライダの全体斜視図であり、 図29(B)は、その半割した状態の斜視図である。 従来の包装用袋体の口部に設けたファスナーに従来のスライダを取り付けた状態の斜視図である。
以下、図面を参照して本願発明の具体的な実施の形態を詳述する。
図1は、本発明のファスナー用スライダ1の組立状態の全体斜視図であり、図2は本発明のファスナー用スライダ1を構成する一方のスライダ部材2と、他方のスライダ部材3と、を一体嵌合させて組み立てる前の状態の分解斜視図である。また、図3は、図1に示す一体嵌合させ上下逆にした状態の組立斜視図であり、図4は、図3の一方のスライダ部材2と、他方のスライダ部材3と、を一体嵌合させて組み立てる前の上下逆にした状態の分解斜視図である。更に、図5(A)は、本発明のファスナー用スライダ1の組立状態の平面図であり、図5(B)は、正面図であり、図5(C)は、底面図である。また、図6(A)は、本発明のファスナー用スライダ1の図2に示す一方のスライダ部材2のP矢視側面図であり、図6(B)は、図2に示す他方のスライダ部材3のQ矢視側面図である。図7(A)は、図5(A)のA−A矢視断面図であり、図7B)は、図5(B)のB−B矢視断面図である。図8(A)は、図5(B)のC−C矢視矢視断面図であり、図8(B)は、図5(B)のD−D矢視断面図である。
本発明のファスナー用スライダ1は、図1乃至図4に示すように、ファスナーの係合状態の雄係合部材F1と雌係合部材F2(いずれも図19参照)とを分離する突起部2Aおよびこれより低い突起部2Jを有すると共に、二本の突出部2E、2Eとを形成した一方のスライダ部材2と、前記雄係合部材F1と雌係合部材F2とを係合する狭窄部3Cを形成した他方のスライダ部材3とより構成される。そして前記一方のスライダ部材2に形成される突起部2Aは、底部2B(図2および図8(B)参照)に立設させ、二本の突出部2E、2Eは、前記他方のスライダ部材3方向に且つ、該他方のスライダ部材3との嵌合面2Cに立設される。また、前記他方のスライダ部材3には、前記二本の突出部2E、2Eを嵌め入れる穴3Fが貫通するように設けてある。そして、前記一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とを一体嵌合したとき、前記一方の係合部材2に設けた二本の突出部2E、2Eは、前記他方の係合部材3の穴3Fから少し突出するような嵌合構造としてある。
前記他方のスライダ部材3には、上記するように、ファスナーFを外側から挟持させるための狭窄部3Cが形成してある。そして、図9に示すように、該狭窄部3Cの両側壁部3D、3Dには、ファスナーFが無理なく嵌まるように、溝部3E、3Eが設けてある。この両側の溝部3E、3Eにより、包装用袋体WのファスナーFは、雄係合部材F1と雌係合部材F2とにより形成される凸状の膨らみによる凸部が嵌合し、ファスナー用スライダ1をフエスナーFに安定的に取り付けることができる。
前記一方のスライダ部材2の突起部2Aの先端部は少し丸みができるような先端部2Pを形成するとファスナーFの嵌合部に入り込みやすい。そして該突起部2Aの先端部2Pの近傍にはくびれ2Qを設ける。この先端部2P近傍のくびれ2Qには、図10に示すように、突起部2Aをファスナの雄係合部材F1と雌係合部材F2に割り込ませたとき、分離されたファスナーの凸条部F3と係合溝F4とが嵌まり、該凸条部F3に嵌め入れる嵌合溝F4とを安定的に分離することができる。前記スライダ部材2の突起部2Aには連続して少し低く且つスライド方向に突起部2Jが形成される。
また、前記他方のスライダ部材3に設ける穴3Fは、前記一方のスライダ部材2と該他方のスライダ部材3とを一体としたとき前記二本の突出部2E、2Eが丁度嵌まる位置に設けてある。この場合、これら二本の突出部2E、2Eが前記他方の係合部材の穴3Fから少し突出するようにしてあるが、これは、図1に示す状態のとき、これら二本の突出部2E、2Eを両側から指で押すことができるようにするためである。こうして二本の突出部2E、2Eは、指で押すと、弾性変形してこれら二本の突出部2E、2Eの間隔が狭まり、穴3Fから外しやすくなる。このように二本の突出部2E、2Eの間の間隔が狭まり、穴3Fから外しやすくなると、包装用袋体WのファスナーFからも外れやすくなり、スライダ1を外し交換しやすくなり、便利である。
次に、図3および図4に示すように、前記一方のスライダ部材2の二本の突出部2E、2Eの反対側(下側)の内壁面2H、2Hの上部には段部2G、2Gを形成し、他方のスライダ部材3の前記二本の突出部2E、2Eを嵌め入れる穴3Fを設けた他方のスライダ部材3側(下側)には前記段部2G、2Gに嵌合する突出部3G、3Gを形成した嵌合構造とする。このように段部2Gと突出部3Gとの嵌合により一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とはしっかりとした嵌合構造となる。
或いは、前記二本の突出部2E、2Eを設けた前記一方のスライダ部材2側には、前記突出部3Gと同様の突出部を形成し、前記二本の突出部2E、2Eを嵌め入れる穴3Fを設けた前記他方のスライダ部材3の側には前記段部2Gと同様の段部を形成して嵌合構造としても良い。すなわち、一方のスライダ部材の段部2Gと他方のスライダ部材3の突出部3Gとを逆の嵌合構造としても良い。
図5(C)に示すように、前記突出部2E、2Eを設けた一方のスライダ部材2の内壁面2H、2Hはテーパ状として横から包装用袋体Wの口部Eに嵌め入れ易くしてある。また、図7(B)に示すように、他方のスライダ部材3の穴3Fの内側側面の出口には段部3H、3Hが形成され、一方のスライダ部材2の突出部2E、2Eにはこれらの段部3H、3Hに係止するよう凸部2I、2Iが形成されている。この嵌合により一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とを一体嵌合させたときこれらが外れにくくなり、安定的な嵌合状態とすることができる。
なお、密封構造のファスナー付包装用袋体には、図11に示すように、破った位置からファスナーまでの距離が長いものもある。このような場合には、スライダ部材2および3の上部を長くしたものを用意する。すなわち、図12(A)に示すように、一方のスライダ部材2の内壁面2Hと内壁面2Hとの間の空間2kを上方向に長くし、一方のスライダ部材2の突起部2Aおよび2Jを長く形成し、図12(B)に示すように、他方のスライダ部材3の狭窄部3Cの上部は、空間3Iを上方向に長く形成すれば良い。このようなスライダ1を取り付けた状態の包装用袋体Wが図11に示す袋体である。
図13は、ファスナーのある密封された包装用袋Wの端部を破り、破った該包装用袋体WのファスナーFに、本発明のファスナー用スライダ1を取り付ける途中の斜視図であり、一方のスライド部材2と他方のスライド部材3とを分離して取り付けた状態の斜視図であり、図14は、本発明のファスナー用スライダ1を包装用袋体Wに取り付け組み立てた状態の斜視図である
先ず包装用袋体Wの閉鎖状態の口部Eから一方スライダ部材2の突起2Aおよび2Jを、破った包装用袋WのファスナーFの雄嵌合部材F1の凸条部3Fと雌嵌合部材F2の嵌合溝F4とを分離するように上から入れる。次に、他方のスライダ部材3の狭窄部3Cで包装用袋体Wの口部EのファスナーFに反対側の横から嵌め入れ、一方のスライダ部材2の二本の突出部2E、2Eを他方のスライダ部材3の穴3Fに嵌め入れる。また、同時に一方のスライダ部材2に設けた段部2G、2Gに他方のスライダ部材3に設けた突出部3G、3Gを嵌め込む。そしてファスナーFを図9示すように、溝部3Eに嵌め入れる。こうすると図14に示すように、一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とがしっかり嵌合した状態で一体となる。そして、スライダ1を左右に移動させると袋体Wの口部Eに設けたファスナーFを開閉することができる。
図15(A)は、包装用袋体Wの口部Eに嵌め入れたスライダ1がファスナーFの端部まで来た状態を示す図であり、図15(B)は、図15(A)のG−G矢視断面図である。ファスナー用スライダ1がファスナーFの端部へ来たとき、他方のスライダ部材は包装用袋体の端部から外れるが、一方のスライダ部材2の突起部2Aより低い幅広の突起2Jが設けてあるので該突起2Jが包装用袋体Wの口部Eの端に当たりそこで停止する。また、ファスナー用スライダ1が包装用袋体Wの他方の端部へ来ても、突起部2Aが包装用袋体Wの端部へ当接するのでやはり該ファスナー用スライダ1は外れない。従ってこのファスナー用スライダ1が包装用袋体Wの口部Eから外れにくくなり安定させることができる。なお、一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とが組み立てられているときには、図15(B)に示すように、突出部2Eの突起2Iが、他方のスライダ部材3の穴3Fの端部の凹部3Hに係止され安定した組立状態となる。
一方、包装用袋体Wの口部Eに嵌め入れたファスナー用スライダ1を取り外すときには、図1に示す、他方のスライダ部材3の穴3Fから少し出た一方のスライダ部材の二本の突出部2E、2Eを押すと、これらは弾性変形して少し穴3Fより小さくなるので分離され、外しやすくなる。こうして、他の包装用袋体に取り付ける場合は、一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とを分解して包装用袋体Wから外ずし(一方のスライダ部材2は上へ、他方のスライダ部材3は横へ)、他の包装用袋体Wの口部Eに嵌めることができる。
次に、図面を参照して本願発明の第2の具体的な実施の形態を詳述する。
図16(A)は、本願発明のファスナー用スライダ1の第2の実施例の組立状態の全体斜視図であり、図16(B)は、一方のスライダ部材2を他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図16(C)は、分離した状態の斜視図である。図17は、本発明の第2の実施例の全体斜視図であって、図16とは別の角度から見た全体斜視図であり、図17(A)は組立状態の全体斜視図であり、図17(B)は一方のスライダ部材2を他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図17(C)は、分離した状態の斜視図である。図18は本発明の第2の実施例のファスナー用スライダを上下逆にした状態の斜視図であり、図18(A)は組立状態の全体斜視図であり、図18(B)は一方のスライダ部材22を他方のスライダ部材23から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図18(C)は、分離した状態の斜視図である。
本発明の第2の実施例でも、一方のスライダ部材22の突起部22Aは、内側の底部22Bから立設させて形成される。すなわち、本発明のファスナー用スライダ21は、ファスナーの係合状態の雄係合部材F1と雌係合部材F2とを分離する突起部22Aおよびこれより低い突起部22Jを有すると共に、二本の突出部22E、22Eとを形成した一方のスライダ部材22と、前記雄係合部材F1と雌係合部材F2とを係合する狭窄部23Cを形成した他方のスライダ部材23とより構成される。そして前記一方のスライダ部材22に形成される突起部22Aは、底部22Bに立設させ、二本の突出部22E、22Eは、前記他方のスライダ部材23方向に且つ、該他方のスライダ部材23との嵌合面22Cに立設される。また、前記他方のスライダ部材23には、前記二本の突出部22E、22Eを嵌め入れる穴23Fが貫通するように設けてある。この場合、前記一方のスライダ部材22と他方のスライダ部材23とを一体嵌合したとき、前記一方の係合部材22に設けた二本の突出部22E、22Eは、前記他方の係合部材3の穴23Fから少し突出するような嵌合構造としてある。
前記他方のスライダ部材23に形成した狭窄部23Cの両側壁部23D、23Dには、ファスナーFが無理なく嵌まるように、溝部23E、23Eが設けてある。この両側の溝部23E、3Eにより、包装用袋体WのファスナーFは、雄係合部材F1と雌係合部材F2とにより形成される凸状の膨らみが嵌合され、スライダ21をフエスナーFに安定的に取り付けることができる(図9と同様)。
前記一方のスライダ部材22の突起部22Aの先端部は少し丸みができるような先端部22Pを形成するとファスナーFの嵌合部に入り込みやすい。そして該突起部22Aの先端部22Pの近傍にはくびれ22Qを設ける。この先端部22P近傍のくびれ22Qには、突起部22Aをファスナの雄係合部材F1と雌係合部材F2に割り込ませたとき、分離されたファスナーの凸条部F3と係合溝F4とが嵌まり、該凸条部F3に嵌め入れる嵌合溝F4とを安定的に分離することができる(図10と同様)。前記一方のスライダ部材22の突起部22Aには連続して少し低く且つスライド方向に突起部2Jが形成される。
また、前記他方のスライダ部材23に設ける穴23Fは、前記一方のスライダ部材22と該他方のスライダ部材23とを一体としたとき前記二本の突出部22E、22Eが丁度嵌まる位置に設けてある。この場合、これら二本の突出部22E、22Eが前記他方の係合部材23の穴23Fから少し突出するようにしてあるが、これは、図23(A)に示す嵌合状態のとき、これら二本の突出部22E、22Eを両側から指で押すことができるようにするためである。こうして二本の突出部22E、22Eは、指で押すと、弾性変形してこれら二本の突出部22E、22Eの間隔が狭まり、穴23Fから外しやすくなる(前記段落[0026]と同様)。
次に、図19(A)は、本発明の第2の実施例の正面図であり、図19(B)は平面図であり、図19(C)は低面図であり、図19(D)は左側面図であり、図19(E)は右側面図である。また、図20(A)は図19(A)のA−A矢視断面図であり、図20(B)は図19(A)のC−C矢視断面図である。また、図21(A)は、図19(B)のB−B矢視断面図であって、一方のスライド部材22を他方のスライド部材23から抜いて、途中で二本の突出部22E、22Eの突起22I、22Iが、他方のスライダ部材23の穴23Fの突起23Lに係止した状態を示す図である。図21(B)は、図21(A)のA−A矢視断面図で同様の状態を示す図である。
これらの図に示すように、本発明の第2の実施例によれば、一方のスライド部材22を他方のスライド部材23の穴23Fから抜こうとしても、一度二本の突出部22E、22Eが他方のスライド部材23の穴23Fの突起23L、23Lに係止するため、そこで停止し一度で抜くことはできない。なお、この状態から一方向のスライダ部材22から他方のスライダ部材23を抜くには、内側の突出部22E、22Eを押して弾性変形させれば良い。
図22は、本発明のファスナー用スライダ21を包装用袋体WのファスナーFに取り付ける状態の全体斜視図である。次に、包装用袋体Wにファスナー用スライダ21を取り付ける場合には、一方のスライダ部材22を他方のスライダ部材23から抜いて、ファスナー用スライダ21を半分係合した状態とし、包装用袋体WのファスナーFの端部で、該ファスナーFの上から一方のスライダ部材22を入れ、端部横から他方のスライダ部材23を入れる。そして一方のスライダ部材22は、突出部22E、22Eを他方のスライダ部材23の穴23Fに完全に押し込んで嵌め入れる。
図23は、本発明の第2の実施例のファスナー用スライダ21の斜視図であって、他方のスライダ部材23にストラップを取付具24を設けた状態の斜視図である。本発明のファスナー用スライダ(1、21)は、包装用袋体が痛んで使用不可となった場合は、このファスナー用スライダ(1、21)は簡単に取り外すことが可能であるから、取り外して他の包装用袋体に使用することができる。また、本発明のファスナー用スライダ(1、21)には、ストラップを取り付けると、紛失しにくくなるので便利である。
図24は、本発明の第2の実施例のファスナー用スライダ21をファッションバングのような包装用袋体のファスナーFに取り付けた状態の斜視図である。本発明のスライダ(1、21)をファッションバッグのファスナーFに取り付けると体裁が良く(カッコ良く)且つ抵抗無くそのまま持ち歩くことができる。特に、ストラップを取り付けることができるのでマスコッコの動物や物を形取ったものを使用すればファッションバッグの売れ行きも良くなる。
1 スライダ
2 一方のスライダ部材
2A 一方のスライダ部材の突起部
2B 一方のスライダ部材の底部
2C 一方のスライダ部材の嵌合方向の壁
2E 一方のスライダ部材の突出部
2I 一方のスライダ部材の突出部の突起
2J 一方のスライダ部材の突起部に続くスライド方向の突起部
+−P 膨出部
2Q 突起部のくびれ
3 他方のスライダ部材
3C 他方のスライダ部材の狭窄部
3E 凹溝
3F 他方のスライダ部材の穴
3L 他方のスライダ部材の穴の中の突起
本発明は、既存のファスナー付包装用袋体、特にファスナーより外側の上端部が密封状態とされたファスナー付包装用袋体でも使用可能で、該ファスナー近傍を破ってからファスナー部分に取り付けることが可能であり、分割型スライダとして形成し、これらを嵌合させて一つのスライダとして組み立て、ファスナーを開閉自在とすることのできるファスナー用スライダに関する。
従来より、合成樹脂フィルム製の包装用袋体には、ファスナー(チャックともいう)付の包装用袋体が使用されることが多い。かかる包装用袋体のファスナーは、塵埃や水分の侵入を防止したり包装用袋体に入れた物品が遺失したりするのを防止するための手段として設けられている。従来のファスナー付の包装用袋体の殆どはこのファスナーを手で開閉するか、或いはファスナーを開閉するためのスライダが取り付けられている。即ち、スライダを用いる場合、図30に示すように、包装用袋体Wの口部EにはファスナーFが設けられ、開閉用のスライダ10が取り付けられる。このファスナーFに取り付けられたスライダ10は、矢印方向にスライドさせるとファスナーFが開口され、矢印S方向にスライドさせるとファスナーFは閉鎖される。
通常、前記ファスナーFは、図28(A)に示すように、一方の内側面W1 に凸条部F3を設けた雄係合部材F1と、他方の内側面W2 に前記凸条部F3を係脱自在に嵌め入れる凹状の係合溝F4を設けた雌係合部材F2と、がそれぞれ袋体の口部Eの内側に接着して設けられる。そして当初は包装用袋体WのファスナーFが閉じているときは、雄係合部材F1の凸条部F3と、雌係合部材F2の係合溝F4とは嵌合状態であるが、包装用袋体Wの口部Eを開けるときには図28(B)に示すように、スライダ10の突起部10Aを、ファスナーFの凸条部F3と係合溝F4との間に割り込むように挿入し、該スライダ10をスライド(移動)させると、口部Eは開口状態となる。次に、包装用袋体Wの口部Eを閉じるときには図28(C)に示すように、スライダ10の狭窄部10Cを、雄係合部材F1と雌係合部材F2の間の外側に位置させて該スライダ10をスライド(移動)させる。すると、狭窄部10cが包装用袋体Wの口部Eを両側から圧迫して口部Eは閉鎖状態となる。
図29(A)は、前記従来のスライダ10の斜視図であり、図29(B)は、その半割にした状態の斜視図である。これらの図では、内容が判りやすいように実際の使用状態とは上下逆向き(突起部10Aと狭窄部10Cが上方に向いている)としてある。これらの図に示すように、従来のスライダ10は、中央部分を広くした中心線方向片側寄りの内側空間10Eに立設させた突起部10Aと、底部10Bの両側に立設させた両側壁10D、10Dと、他方の片側寄りに空間の狭い狭窄部10Cを形成した壁部10F、10Fと、で構成されている。該スライダ10は、包装用袋体Wの口部Eに設けたファスナーFに、後から係止させることも可能である。このような構成により、上記するように、スライダ10を取り付ける場合、スライダ10の突起部10Aを上から割り込ませると共に狭窄部10Cで包装用袋体Wの口部Eの外側の両側かから挟み込ませるように取り付ける。こうして前記スライダ10を矢印R方向(図30)へスライドさせるとスライダ10はファスナーFの口部Eを開口し、矢印S方向へスライドさせるとファスナーFの口部Eを閉鎖することが出来る。
図30に示すようなスライダが最も便利であるが、製作用の金型は少し複雑化せざるを得ない。そこで本出願人は、図26及び図27に示すような嵌合式のファスナー用スライダを提案した。即ち、ファスナー用のスライダが、袋体の口部に設けられ一方の内側面に凸条部F3を設けた雄係合部材と他方の内側面に前記凸条部F3を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材F2とより成るファスナーFのこれら雄係合部材F1と雌係合部材F2とを分離する突起部32Aを形成した一方のスライダ部材32と、これら雄係合部材F1と雌係合部材F2とを嵌合する狭窄部33Cを形成した他方のスライダ部材33と、より成るスライダ31であって、分割して形成された前記一方のスライダ部材32と他方のスライダ部材33とが一体となる嵌合構造としたことを特徴としたファスナー用スライダである(特許文献1)。
そして、前記突起部32Aを設けた一方のスライダ部材32の両側には側壁32Cを形成し、他方のスライダ部材33の狭窄部33Cの両側に柱部32Aを形成すると共に該柱部32Aの両外側に凹部33Eを形成し、前記側壁32Cを前記凹部33Eに嵌合させる嵌合構造とすることを特徴としている(特許文献1)。
特願2008−148231
図30に示すスライダ10は、包装用袋体Wの口部に設けたファスナーFを密閉することができる。しかし、包装用袋体には、図25に示すように、ファスナーFを設け且つその外側の端部を密閉したものもある。このようなファスナーFを設けた包装用袋体Wは、開封した後、外部から塵埃や水分が入ったり、包装用袋体W内部に収容した物がこぼれたりしないよう密封して置くためである。しかし、かかる密封用ファスナーを設けた包装用袋体Wは、スライダ10を使用することはできず、ファスナーFの近傍を手で破ったり、鋏で切ったりして開封した後、密封するためにはファスナーF部分を手で押して密封したり、破った口から手(指)を入れて開封するしかなかった。また、図26に示すような分割型のスライダ31は、一旦組み立ててファスナーFに取り付けた後は分解しにくく取り外して再使用するのが煩雑であった。また、一方のスライダ部材32は包装用袋体WのファスナーFの端部に来ると、そのまま外側へ出てしまい、外れやすいという問題がある。また、一方のスライダ部材32と、他方のスライダ部材33を外した場合、分割型であるため一方を紛失しやすいという問題がある。
本発明は、上記課題に対処するためになされたものであり、ファスナーの装着されている密封された包装用袋体Wを破って開封した後に、後からファスナーに取り付け可能で、構造が比較的簡単でファスナーの端部からも取り付け可能であり、且つ一旦袋体のファスナーに取り付けても取り外し易いファスナー用スライダを提供することを目的としている。さらに、ファスナーから外して他の袋体のファスナーにも簡単に取り付けや取り外しがしやすく、また、包装用袋体Wの端部に来てもそこでスライダ部材が停止し、包装用袋体WのファスナーFから外れず、且つ一方のスライダ部材と他方のスライダ部材を外しても完全に分離されずいずれのスライダ部材も紛失されないファスナー用スライダを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部(2A)を形成した一方のスライダ部材(2、22)と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部(3C、23C)を形成した他方のスライダ部材(3)とより成り、これら一方のスライダ部材(2、22)と他方のスライダ部材(3、23)とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
前記一方のスライダ部材(2、22)には、前記包装用袋体のファスナー(F)の外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部(2A、22A)と、他方のスライダ部材(3、23)方向に伸びる二本の突出部(2E、22E)とを形成するとともに、
前記他方のスライダ部材(3、23)には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部(3C、23C)と、前記二本の突出部(2E、22E)を嵌め入れる穴(3F、23F)を設け、前記一方のスライダ部材(2、22)と他方のスライダ部材(3、23)とを一体嵌合させたとき、前記一方のスライダ部材(2、22)に設けた二本の突出部(2E、22E)が前記他方のスライダ部材(3、23)の穴(3F、23F)から突出する嵌合構造としたことを特徴としている。
さらに、請求項2に記載の発明は、包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部(2A、22A)を形成した一方のスライダ部材(2、22)と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部(3C、23C)を形成した他方のスライダ部(3)とより成り、これら一方のスライダ部材(2、22)と他方のスライダ部材(3、23)とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
前記一方のスライダ部材(2、22)には、前記包装用袋体のファスナー(F)の外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部(2A、22A)と、他方のスライダ部材(3、23)方向に伸び且つ先端に突起(2I、22I)を設けたる二本の突出部(2E、22E)とを形成するとともに、
前記他方のスライダ部材(3、23)には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部(3C、23C)と、前記二本の突出部(2E、22E)を嵌め入れる穴(3F、23F)であって出口端部に前記二本の突出部(2E、22E)の先端の突起2Iを嵌める凹部3Hを形成した穴(3F、23F)を設け、前記一方のスライダ部材(2、22)と他方のスライダ部材(3、23)とを一体嵌合させたとき、前記一方のスライダ部材(2、22)に設けた二本の突出部(2E、22E)が前記他方のスライダ部材(3、23)の穴(3F、23F)から突出する嵌合構造としたことを特徴としている。
さらに、請求項3に記載の発明は、包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部(2A、22A)を形成した一方のスライダ部材(22)と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部(23C)を形成した他方のスライダ部材(23)とより成り、これら一方のスライダ部材(22)と他方のスライダ部材(23)とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
前記一方のスライダ部材(22)には、前記包装用袋体のファスナー(F)の更に外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部(22A)と、他方のスライダ部材(23)方向に伸び且つ先端に突起2Iを設けた二本の突出部(22E)とを設けるとともに、
前記他方のスライダ部材(23)には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部(23C)と、前記二本の突出部(22E)を嵌め入れる穴(23F)であって、出口端部に前記二本の突出部(22E)の先端の突起(22I)を嵌める凹部3Hを形成すると共に該穴(23F)の一方のスライダ部材側には、前記一方のスライダ部材(22)に設けた二本の突出部(22E)先端の突起(22I)と係止する突起(23L)を形成したことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、前記他方のスライダ部材(3、23)の狭窄部(3C、23C)の両側の内壁(3D、23D)には、包装用袋体に設けたファスナー部の膨らみを嵌め入れる凹部(3E、23E)を形成したことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、包装用袋体のファスナー(F)の開口部より外側端部に密封部を形成し、該密封部を破断してファスナー用スライダを嵌め込むようにしたことを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、前記突起部(2A、23A)が、スライド方向に該突起部(2A、22A)より低い突起部(2J、22J)を形成してあることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、前記一方のスライダ部材(2、22)の突起部(2A、22A)部の先端近傍には、くびれ(2Q、22Q)を設けることを特徴としている。
上記手段とした本発明のファスナー用スライダによれば、密封されたファスナー付包装用袋体をファスナー近傍で手で破ったり、鋏で切った後でも該ファスナーに取り付けることができる。この場合、突起部のある一方のスライダ部材と狭窄部のある他方のスライダ部材とを別々に製作し、容易に嵌合して一体とし、通常のスライダと同様のスライダとすることができる。
このスライダは、閉鎖状態のファスナーの間に突起部のある一方のスライダ部材を容易に割り込ませてファスナーを開くことができる。また、一旦包装用袋体の口部にファスナーを開閉できるように取り付けたこの発明のファスナー用スライダは、二本の突出部を寄せるように押すだけで一方のスライダ部材と他方のスライダ部材に分解して取り外すことができる。
本発明ファスナー用スライダは、一方のスライダ部材と、他方のスライダ部材とは分離しない「半嵌合状態」とすることができる。この結果、いずれかのスライダ部材を紛失する虞が少なくなる。すなわち、図1や図5に示すように、一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材とが嵌合状態のとき通常のスライダとなる。しかし、二本の突出部2Eをつまんで該二本の突出部2I、2Iを他方のスライダ3の穴3Fから抜き出すと、図20(B)に示すように途中で該二本の突出部22Eの突起22Iが前記穴(23F)の内壁の一方の前記一方のスライダ部材(22)寄りに形成した突起3Lに係止するため、ここで「半嵌合状態」となる。このため両方のスライダ部材がつながったまま分離されるため落下しない。また、この「半嵌合状態」でファスナーFに一方のスライダ部材2を嵌め入れやすくなる。
また、上記手段とした本発明のファスナー用スライダによれば、密封されたファスナー付包装用袋体をファスナー近傍を手で破ったり、鋏で切った後でも該ファスナーに取り付けることができる。この場合、突起部のある一方のスライダ部材と狭窄部のある他方のスライダ部材とを別々に製作し、容易に嵌合して一体とし、通常のスライダと同様のスライダとすることができる。
特に、本発明のファスナー用スライダは、密封状態のファスナー付包装用袋体のファスナーの近傍を破ったり、鋏で切った袋体のファスナーに取り付けることが可能であり、しかも取り付け、取り外しが簡単にできるので、殆どのファスナーを取り付けた密封型の包装用袋体に使用することができる。特に、手段7によれば、くびれにファスナーの凸条部が嵌まり、該凸条部に嵌め入れる嵌合溝を安定的に分離することができる。そして、手段4によれば、狭窄部の凹溝に袋体のファスナーの膨らみによる凸部を嵌合させてスライダを安定的に取り付けることができる。
更に、本発明のファスナー用スライダは、別個の二つの部分からなり、一体嵌合させるためファスナー用スライダを成形する金型の構造も簡単であり、安価に製作することができる。また、ファスナーの端部の一方の横から一方のスライダ部材を嵌め込み、別途上から他方のスライダ部材をファスナーの上から入れてファスナー部分を狭窄部で挟持させ、嵌合することができる。
本発明のファスナー用スライダ1の組立状態の全体斜視図である。 本発明のファスナー用スライダを構成する一方のスライダ部材と、他方のスライダ部材と、を一体嵌合させて組み立てる前の状態の分解斜視図である。 図1に示す一体嵌合させ上下逆にした状態の組立斜視図である。 一方のスライダ部材と、他方のスライダ部材とが組み立てられる前の上下逆にした状態の分解斜視図である。 図5(A)は、本発明のファスナー用スライダ1の組立状態の平面図であり、図5(B)は、正面図であり、図5(C)は、底面図である。 図6(A)は、本発明のファスナー用スライダ1の一方のスライダ部材2のP矢視側面図であり、図6(B)は、他方のスライダ部材3のQ矢視側面図である。 図7(A)は、図5(A)のA−A矢視断面図であり、図7B)は、図5(B)のB−B矢視断面図である。 図8(A)は、図5(B)のC−C矢視矢視断面図であり、図8(B)は、図5(B)のD−D矢視断面図である。 本発明の他方のスライダ部材の狭窄部にファスナーを取り付けて閉じる状態を示す一部拡大図である。 本発明の一方のスライダ部材の突起部を閉じたファスナーに割り込ませる状態の一部拡大図である。 上に長くしたスライダを包装用袋体のファスナーに取り付けた状態の正面図である。 図12(A)は、一方のスライダ部材の内壁面と内壁面との間の空間を上方向に長くした図5(B)と同様のD−D断面図であり、図12(B)は、他方のスライダ部材の狭窄部の上部の空間を長くした断面図である。 図1に示す本発明のファスナー用スライダを密封用袋体のファスナーに取り付ける途中の斜視図である。 図1に示す本発明のファスナー用スライダを密封用袋体のファスナーに取り付けた状態の斜視図である。 図15(A)は、包装用袋体Wの口部Eに嵌め入れたスライダがファスナーの端部まで来た状態を示す図であり、図15(B)は、図15(A)のG−G矢視断面図である。 本発明より第2の実施例のファスナー用スライダの斜視図である 図16(A)は、本願発明のファスナー用スライダ1の第2の実施例の組立状態の全体斜視図であり、図16(B)は、一方のスライダ部材2を他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図16(C)は、分離した状態の斜視図である。 本発明の第2の実施例の他の方向から見た斜視図である。図17(A)は組立状態の全体斜視図であり、図17(B)は一方のスライダ部材2を他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図17(C)は、分離した状態の斜視図である。 本発明の第2の実施例のファスナー用スライダであって、上下を逆にして見た全体斜視図である。図18(A)は組立状態の全体斜視図であり、図18(B)は一方のスライダ部材22他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図18(C)は、分離した状態の斜視図である。 図19(A)は、本発明の第2の実施例の正面図であり、図19(B)は平面図であり、図19(C)は低面図であり、図19(D)は左側面図であり、図19(E)は右側面図である。 図20(A)は図19(A)のA−A矢視断面図であり、図20(B)は図19(A)のC−C矢視断面図である。 図21(A)は、図19(B)のB−B矢視断面図であって、一方のスライ部材を他方のスライ部材から抜いて、途中で二本の突出部の突起が、他方のスライダ部材の穴の突起に係止した状態を示す図、図21(B)は、図21(A)のA−A矢視断面図で同様の状態を示す図である。 本発明のファスナー用スライダを包装用袋体Wのファスナーに取り付ける状態の全体斜視図である。 本発明の第2の実施例のファスナー用スライダの斜視図であって、他方のスライダ部材にストラップの取付具を設けた状態の斜視図である。 本発明の第2の実施例のファスナー用スライダをファッションバッグのような包装用袋体のファスナーに取り付けて、該ファスナ用スライダの取付具にストラップを取り付けた状態の斜視図である。 従来から使用されている密封部付き包装用袋体の全体斜視図である。 従来のファスナー付包装用袋体に使用する従来の分割型のファスナー用スライダの斜視図である。 従来のファスナー付包装用袋体に使用する従来の分割型のファスナー用スライダであって分解した状態の斜視図である。 通常の包装用袋体に設けるファスナーの構造を示す図であり、図28(B)は、閉じてあるファスナーにスライダの凸起部をファスナーを割り込ませてファスナーを開ける状態を示す図であり、図28(C)は、開いてあるファスナーをスライダの狭窄部で閉じる状態を示す図である。 図29(A)は、従来の一体型のファスナー用スライダの全体斜視図であり、 図29(B)は、その半割した状態の斜視図である。 従来の包装用袋体の口部に設けたファスナーに従来のスライダを取り付けた状態の斜視図である。
以下、図面を参照して本願発明の具体的な実施の形態を詳述する。
図1は、本発明のファスナー用スライダ1の組立状態の全体斜視図であり、図2は本発明のファスナー用スライダ1を構成する一方のスライダ部材2と、他方のスライダ部材3と、を一体嵌合させて組み立てる前の状態の分解斜視図である。また、図3は、図1に示す一体嵌合させ上下逆にした状態の組立斜視図であり、図4は、図3の一方のスライダ部材2と、他方のスライダ部材3と、を一体嵌合させて組み立てる前の上下逆にした状態の分解斜視図である。更に、図5(A)は、本発明のファスナー用スライダ1の組立状態の平面図であり、図5(B)は、正面図であり、図5(C)は、底面図である。また、図6(A)は、本発明のファスナー用スライダ1の図2に示す一方のスライダ部材2のP矢視側面図であり、図6(B)は、図2に示す他方のスライダ部材3のQ矢視側面図である。図7(A)は、図5(A)のA−A矢視断面図であり、図7B)は、図5(B)のB−B矢視断面図である。図8(A)は、図5(B)のC−C矢視矢視断面図であり、図8(B)は、図5(B)のD−D矢視断面図である。
本発明のファスナー用スライダ1は、図1乃至図4に示すように、ファスナーの係合状態の雄係合部材F1と雌係合部材F2(いずれも図19参照)とを分離する突起部2Aおよびこれより低い突起部2Jを有すると共に、二本の突出部2E、2Eとを形成した一方のスライダ部材2と、前記雄係合部材F1と雌係合部材F2とを係合する狭窄部3Cを形成した他方のスライダ部材3とより構成される。そして前記一方のスライダ部材2に形成される突起部2Aは、底部2B(図2および図8(B)参照)に立設させ、二本の突出部2E、2Eは、前記他方のスライダ部材3方向に且つ、該他方のスライダ部材3との嵌合面2Cに立設される。また、前記他方のスライダ部材3には、前記二本の突出部2E、2Eを嵌め入れる穴3Fが貫通するように設けてある。そして、前記一方のフタイタ部材2と他方のフタイタ部材3とを一体嵌合したとき、前記一方のスライダ部材2に設けた二本の突出部2E、2Eは、前記他方のスライダ部材3の穴3Fから少し突出するような嵌合構造としてある。
前記他方のスライダ部材3には、上記するように、ファスナーFを外側から挟持させるための狭窄部3Cが形成してある。そして、図9に示すように、該狭窄部3Cの両側壁部3D、3Dには、ファスナーFが無理なく嵌まるように、溝部3E、3Eが設けてある。この両側の溝部3E、3Eにより、包装用袋体WのファスナーFは、雄係合部材F1と雌係合部材F2とにより形成される凸状の膨らみによる凸部が嵌合し、ファスナー用スライダ1をフエスナーFに安定的に取り付けることができる。
前記一方のスライダ部材2の突起部2Aの先端部は少し丸みができるような先端部2Pを形成するとファスナーFの嵌合部に入り込みやすい。そして該突起部2Aの先端部2Pの近傍にはくびれ2Qを設ける。この先端部2P近傍のくびれ2Qには、図10に示すように、突起部2Aをファスナー3の雄係合部材F1と雌係合部材F2に割り込ませたとき、分離されたファスナーの凸条部F3と係合溝F4とが嵌まり、該凸条部F3に嵌め入れる嵌合溝F4とを安定的に分離することができる。前記スライダ部材2の突起部2Aには連続して少し低く且つスライド方向に突起部2Jが形成される。
また、前記他方のスライダ部材3に設ける穴3Fは、前記一方のスライダ部材2と該他方のスライダ部材3とを一体としたとき前記二本の突出部2E、2Eが丁度嵌まる位置に設けてある。この場合、これら二本の突出部2E、2Eが前記他方のスライダ部材の穴3Fから少し突出するようにしてあるが、これは、図1に示す状態のとき、これら二本の突出部2E、2Eを両側から指で押すことができるようにするためである。こうして二本の突出部2E、2Eは、指で押すと、弾性変形してこれら二本の突出部2E、2Eの間隔が狭まり、穴3Fから外しやすくなる。このように二本の突出部2E、2Eの間の間隔が狭まり、穴3Fから外しやすくなると、包装用袋体WのファスナーFからも外れやすくなり、スライダ1を外し交換しやすくなり、便利である。
次に、図3および図4に示すように、前記一方のスライダ部材2の二本の突出部2E、2Eの反対側(下側)の内壁面2H、2Hの上部には段部2G、2Gを形成し、他方のスライダ部材3の前記二本の突出部2E、2Eを嵌め入れる穴3Fを設けた他方のスライダ部材3側(下側)には前記段部2G、2Gに嵌合する突出部3G、3Gを形成した嵌合構造とする。このように段部2Gと突出部3Gとの嵌合により一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とはしっかりとした嵌合構造となる。
或いは、前記二本の突出部2E、2Eを設けた前記一方のスライダ部材2側には、前記突出部3Gと同様の突出部を形成し、前記二本の突出部2E、2Eを嵌め入れる穴3Fを設けた前記他方のスライダ部材3の側には前記段部2Gと同様の段部を形成して嵌合構造としても良い。すなわち、一方のスライダ部材の段部2Gと他方のスライダ部材3の突出部3Gとを逆の嵌合構造としても良い。
図5(C)に示すように、前記突出部2E、2Eを設けた一方のスライダ部材2の内壁面2H、2Hはテーパ状として横から包装用袋体Wの口部Eに嵌め入れ易くしてある。また、図7(B)に示すように、他方のスライダ部材3の穴3Fの内側側面の出口には段部3H、3Hが形成され、一方のスライダ部材2の突出部2E、2Eにはこれらの段部3H、3Hに係止するよう凸部2I、2Iが形成されている。この嵌合により一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とを一体嵌合させたときこれらが外れにくくなり、安定的な嵌合状態とすることができる。
なお、密封構造のファスナー付包装用袋体には、図11に示すように、破った位置からファスナーまでの距離が長いものもある。このような場合には、スライダ部材2および3の上部を長くしたものを用意する。すなわち、図12(A)に示すように、一方のスライダ部材2の内壁面2Hと内壁面2Hとの間の空間2kを上方向に長くし、一方のスライダ部材2の突起部2Aおよび2Jを長く形成し、図12(B)に示すように、他方のスライダ部材3の狭窄部3Cの上部は、空間3Iを上方向に長く形成すれば良い。このようなスライダ1を取り付けた状態の包装用袋体Wが図11に示す袋体である。
図13は、ファスナーのある密封された包装用袋Wの端部を破り、破った該包装用袋体WのファスナーFに、本発明のファスナー用スライダ1を取り付ける途中の斜視図であり、一方のスライ部材2と他方のスライ部材3とを分離して取り付けた状態の斜視図であり、図14は、本発明のファスナー用スライダ1を包装用袋体Wに取り付け組み立てた状態の斜視図である
先ず包装用袋体Wの閉鎖状態の口部Eから一方スライダ部材2の突起2Aおよび2Jを、破った包装用袋WのファスナーFの雄嵌合部材F1の凸条部3Fと雌嵌合部材F2の嵌合溝F4とを分離するように上から入れる。次に、他方のスライダ部材3の狭窄部3Cで包装用袋体Wの口部EのファスナーFに反対側の横から嵌め入れ、一方のスライダ部材2の二本の突出部2E、2Eを他方のスライダ部材3の穴3Fに嵌め入れる。また、同時に一方のスライダ部材2に設けた段部2G、2Gに他方のスライダ部材3に設けた突出部3G、3Gを嵌め込む。そしてファスナーFを図9示すように、溝部3Eに嵌め入れる。こうすると図14に示すように、一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とがしっかり嵌合した状態で一体となる。そして、スライダ1を左右に移動させると袋体Wの口部Eに設けたファスナーFを開閉することができる。
図15(A)は、包装用袋体Wの口部Eに嵌め入れたスライダ1がファスナーFの端部まで来た状態を示す図であり、図15(B)は、図15(A)のG−G矢視断面図である。ファスナー用スライダ1がファスナーFの端部へ来たとき、他方のスライダ部材は包装用袋体の端部から外れるが、一方のスライダ部材2の突起部2Aより低い幅広の突起2Jが設けてあるので該突起2Jが包装用袋体Wの口部Eの端に当たりそこで停止する。また、ファスナー用スライダ1が包装用袋体Wの他方の端部へ来ても、突起部2Aが包装用袋体Wの端部へ当接するのでやはり該ファスナー用スライダ1は外れない。従ってこのファスナー用スライダ1が包装用袋体Wの口部Eから外れにくくなり安定させることができる。なお、一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とが組み立てられているときには、図15(B)に示すように、突出部2Eの突起2Iが、他方のスライダ部材3の穴3Fの端部の段部3Hに係止され安定した組立状態となる。
一方、包装用袋体Wの口部Eに嵌め入れたファスナー用スライダ1を取り外すときには、図1に示す、他方のスライダ部材3の穴3Fから少し出た一方のスライダ部材の二本の突出部2E、2Eを押すと、これらは弾性変形して少し穴3Fより小さくなるので分離され、外しやすくなる。こうして、他の包装用袋体に取り付ける場合は、一方のスライダ部材2と他方のスライダ部材3とを分解して包装用袋体Wから外ずし(一方のスライダ部材2は上へ、他方のスライダ部材3は横へ)、他の包装用袋体Wの口部Eに嵌めることができる。
次に、図面を参照して本願発明の第2の具体的な実施の形態を詳述する。
図16(A)は、本願発明のファスナー用スライダ1の第2の実施例の組立状態の全体斜視図であり、図16(B)は、一方のスライダ部材2を他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図16(C)は、分離した状態の斜視図である。図17は、本発明の第2の実施例の全体斜視図であって、図16とは別の角度から見た全体斜視図であり、図17(A)は組立状態の全体斜視図であり、図17(B)は一方のスライダ部材2を他方のスライダ部材から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図17(C)は、分離した状態の斜視図である。図18は本発明の第2の実施例のファスナー用スライダを上下逆にした状態の斜視図であり、図18(A)は組立状態の全体斜視図であり、図18(B)は一方のスライダ部材22を他方のスライダ部材23から少し引き出した半嵌合状態の斜視図であり、図18(C)は、分離した状態の斜視図である。
本発明の第2の実施例でも、一方のスライダ部材22の突起部22Aは、内側の底部22Bから立設させて形成される。すなわち、本発明のファスナー用スライダ21は、ファスナーの係合状態の雄係合部材F1と雌係合部材F2とを分離する突起部22Aおよびこれより低い突起部22Jを有すると共に、二本の突出部22E、22Eとを形成した一方のスライダ部材22と、前記雄係合部材F1と雌係合部材F2とを係合する狭窄部23Cを形成した他方のスライダ部材23とより構成される。そして前記一方のスライダ部材22に形成される突起部22Aは、底部22Bに立設させ、二本の突出部22E、22Eは、前記他方のスライダ部材23方向に且つ、該他方のスライダ部材23との嵌合面22Cに立設される。また、前記他方のスライダ部材23には、前記二本の突出部22E、22Eを嵌め入れる穴23Fが貫通するように設けてある。この場合、前記一方のスライダ部材22と他方のスライダ部材23とを一体嵌合したとき、前記一方のスライダ部材22に設けた二本の突出部22E、22Eは、前記他方のスライダ部材3の穴23Fから少し突出するような嵌合構造としてある。
前記他方のスライダ部材23に形成した狭窄部23Cの両側壁部23D、23Dには、ファスナーFが無理なく嵌まるように、溝部23E、23Eが設けてある。この両側の溝部23E、3Eにより、包装用袋体WのファスナーFは、雄係合部材F1と雌係合部材F2とにより形成される凸状の膨らみが嵌合され、スライダ21をフエスナーFに安定的に取り付けることができる(図9と同様)。
前記一方のスライダ部材22の突起部22Aの先端部は少し丸みができるような先端部22Pを形成するとファスナーFの嵌合部に入り込みやすい。そして該突起部22Aの先端部22Pの近傍にはくびれ22Qを設ける。この先端部22P近傍のくびれ22Qには、突起部22Aをファスナーの雄係合部材F1と雌係合部材F2に割り込ませたとき、分離されたファスナーの凸条部F3と係合溝F4とが嵌まり、該凸条部F3に嵌め入れる嵌合溝F4とを安定的に分離することができる(図10と同様)。前記一方のスライダ部材22の突起部22Aには連続して少し低く且つスライド方向に突起部22Jが形成される。
また、前記他方のスライダ部材23に設ける穴23Fは、前記一方のスライダ部材22と該他方のスライダ部材23とを一体としたとき前記二本の突出部22E、22Eが丁度嵌まる位置に設けてある。この場合、これら二本の突出部22E、22Eが前記他方の係合部材23の穴23Fから少し突出するようにしてあるが、これは、図17(A)に示す嵌合状態のとき、これら二本の突出部22E、22Eを両側から指で押すことができるようにするためである。こうして二本の突出部22E、22Eは、指で押すと、弾性変形してこれら二本の突出部22E、22Eの間隔が狭まり、穴23Fから外しやすくなる(前記段落[0026]と同様)。
次に、図19(A)は、本発明の第2の実施例の正面図であり、図19(B)は平面図であり、図19(C)は低面図であり、図19(D)は左側面図であり、図19(E)は右側面図である。また、図20(A)は図19(A)のA−A矢視断面図であり、図20(B)は図19(A)のC−C矢視断面図である。また、図21(A)は、図19(B)のB−B矢視断面図であって、一方のスライ部材22を他方のスライ部材23から抜いて、途中で二本の突出部22E、22Eの突起22I、22Iが、他方のスライダ部材23の穴23Fの突起23Lに係止した状態を示す図である。図21(B)は、図21(A)のA−A矢視断面図で同様の状態を示す図である。
これらの図に示すように、本発明の第2の実施例によれば、一方のスライ部材22を他方のスライ部材23の穴23Fから抜こうとしても、一度二本の突出部22E、22Eが他方のスライ部材23の穴23Fの突起23L、23Lに係止するため、そこで停止し一度で抜くことはできない。なお、この状態から一方向のスライダ部材22から他方のスライダ部材23を抜くには、内側の突出部22E、22Eを押して弾性変形させれば良い。
図22は、本発明のファスナー用スライダ21を包装用袋体WのファスナーFに取り付ける状態の全体斜視図である。次に、包装用袋体Wにファスナー用スライダ21を取り付ける場合には、一方のスライダ部材22を他方のスライダ部材23から抜いて、ファスナー用スライダ21を半分係合した状態とし、包装用袋体WのファスナーFの端部で、該ファスナーFの上から一方のスライダ部材22を入れ、端部横から他方のスライダ部材23を入れる。そして一方のスライダ部材22は、突出部22E、22Eを他方のスライダ部材23の穴23Fに完全に押し込んで嵌め入れる。
図23は、本発明の第2の実施例のファスナー用スライダ21の斜視図であって、他方のスライダ部材23にストラップ取付具4を設けた状態の斜視図である。本発明のファスナー用スライダ(1、21)は、包装用袋体が痛んで使用不可となった場合は、このファスナー用スライダ(1、21)は簡単に取り外すことが可能であるから、取り外して他の包装用袋体に使用することができる。また、本発明のファスナー用スライダ(1、21)には、取付具4にストラップを取り付けると、紛失しにくくなるので便利である。
図24は、本発明の第2の実施例のファスナー用スライダ21をファッションバングのような包装用袋体のファスナーFに取り付けた状態の斜視図である。本発明のスライダ(1、21)をファッションバッグのファスナーFに取り付けると体裁が良く(カッコ良く)且つ抵抗無くそのまま持ち歩くことができる。特に、ストラップを図23に示すような取付具4に取り付けることができるのでマスコッコの動物や物を形取ったものを使用すればファッションバッグの売れ行きも良くなる。
1 スライダ
2 一方のスライダ部材
2A 一方のスライダ部材の突起部
2B 一方のスライダ部材の底部
2C 一方のスライダ部材の嵌合方向の壁
2E 一方のスライダ部材の突出部
2I 一方のスライダ部材の突出部の突起
2J 一方のスライダ部材の突起部に続くスライド方向の突起部
2P 膨出部先端
2Q 突起部のくびれ
3 他方のスライダ部材
3C 他方のスライダ部材の狭窄部
3E 凹溝
3F 他方のスライダ部材の穴
3L 他方のスライダ部材の穴の中の突起
4 取付具

Claims (7)

  1. 包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部(2A)を形成した一方のスライダ部材と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部を形成した他方のスライダ部材とより成り、これら一方のスライダ部材と他方のスライダ部材とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
    前記一方のスライダ部材には、前記包装用袋体のファスナー(F)の外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部と、他方の係合部材方向に伸びる二本の突出部とを形成するとともに、
    前記他方のスライダ部材には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部と、前記二本の突出部を嵌め入れる穴を設け、前記一方のスライダ部材と他方のスライダ部材とを一体嵌合させたとき、前記一方のスライダ部材に設けた二本の突出部が前記他方のスライダ部材の穴(3F)から突出する嵌合構造としたことを特徴とするファスナー用スライダ。
  2. 包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部を形成した一方のスライダ部材と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部を形成した他方のスライダ部材とより成り、これら一方のスライダ部材と他方のスライダ部材とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
    前記一方のスライダ部材(2)には、前記包装用袋体のファスナー(F)の外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部と、他方の係合部材方向に伸び且つ先端に突起を設けたる二本の突出部とを形成するとともに、
    前記他方のスライダ部材には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部と、前記二本の突出部を嵌め入れる穴であって出口端部に前記二本の突出部の先端の突起を嵌める凹部を形成した穴を設け、前記一方のスライダ部材と他方のスライダ部材とを一体嵌合させたとき、前記一方のスライダ部材に設けた二本の突出部が前記他方のスライダ部材の穴から突出する嵌合構造としたことを特徴とするフエスナー用スライダ。
  3. 包装用袋体の一方の端部内側に凸条部を設けた雄係合部材と、対向する他方の端部内側面に前記凸条部を係脱自在に嵌め入れる嵌合溝を設けた雌係合部材と、より成るファスナー(F)を設けて開口部とすると共に前記包装用袋体の係合状態の雄係合部材と雌係合部材とを分離する突起部を形成した一方のスライダ部材と、前記雄係合部材と前記雌係合部材とを係合する狭窄部を形成した他方のスライダ部材とより成り、これら一方のスライダ部材と他方のスライダ部材とを嵌合してなるファスナー用スライダにおいて、
    前記一方のスライダ部材には、前記包装用袋体のファスナー(F)の更に外側から該ファスナー(F)で係合状態の雄係合部材と雌係合部材との間に割り込ませる突起部と、他方の係合部材方向に伸び且つ先端に突起を設けた二本の突出部とを設けるとともに、
    前記他方のスライダ部材には、分離状態の雄係合部材と雌係合部材とを嵌合挟持させる狭窄部と、前記二本の突出部を嵌め入れる穴であって、出口端部に前記二本の突出部の先端の突起2Iを嵌める凹部を形成すると共に該穴の一方のスライダ部材側には、前記一方のスライダ部材に設けた二本の突出部先端の突起と係止する突起を形成したことを特徴とするフエスナー用スライダ。
  4. 前記他方のスライダ部材の挟持部の両側の内壁には、包装用袋体に設けたファスナー部の膨らみを嵌め入れる凹部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のファスナー用スライダ。
  5. 前記包装用袋体のファスナー(F)の開口部より外側端部に密封部を形成し、該密封部を破断してファスナー用スライダを嵌め込むようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のファスナー用スライダ。
  6. 前記一方のスライダ部材の突起部が、スライド方向に該突起部より低い突起部を形成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のファスナー用スライダ。
  7. 前記一方のスライダ部材の突起部の先端近傍には、くびれを設けることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のファスナー用スライダ。
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